[go: up one dir, main page]

JP5030590B2 - バクテリアエフェクターとしてのオキサザボロリディン類 - Google Patents

バクテリアエフェクターとしてのオキサザボロリディン類 Download PDF

Info

Publication number
JP5030590B2
JP5030590B2 JP2006525261A JP2006525261A JP5030590B2 JP 5030590 B2 JP5030590 B2 JP 5030590B2 JP 2006525261 A JP2006525261 A JP 2006525261A JP 2006525261 A JP2006525261 A JP 2006525261A JP 5030590 B2 JP5030590 B2 JP 5030590B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alkyl
oxazaborolidin
aryl
bacteria
hydrogen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006525261A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007504214A (ja
Inventor
ドロン スタインベルク
アデル ジャボアー
モリス スレブニク
アリク ムセイエフ
ヴァレリー デムビツキー
モーシェ ブロンシュテイン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yissum Research Development Co of Hebrew University of Jerusalem
Original Assignee
Yissum Research Development Co of Hebrew University of Jerusalem
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yissum Research Development Co of Hebrew University of Jerusalem filed Critical Yissum Research Development Co of Hebrew University of Jerusalem
Publication of JP2007504214A publication Critical patent/JP2007504214A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5030590B2 publication Critical patent/JP5030590B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F5/00Compounds containing elements of Groups 3 or 13 of the Periodic Table
    • C07F5/02Boron compounds
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/69Boron compounds
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P43/00Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Communicable Diseases (AREA)
  • Oncology (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Description

本発明はオキサザボロリディン類(oxazaborolidines)に関し、特には生物学的効果を、さらには、バクテリアに対する効果を有するオキサザボロリディン類(oxazaborolidines)に関する。
自然界において、大部分のバクテリアは単体としては存在せず、コミュニティのようなバイオフィルムの状態で存在し、そのバイオフィルムは、固定化されたバクテリアの防壁としての微小環境を形成する。
バイオフィルムは、細胞、バクテリア、無細胞オルガネラにより形成され、そのすべてが細胞外マトリックス(多糖)に埋めこまれている。
バイオフィルムは、バクテリアおよび宿主起源の構成要素のマトリックスに埋め込まれた多様性のある微生物コミュニティである。
バイオフィルムの形成及び成熟は、結果として一連のダイナミックな生物学的事象を引き起こす。
バイオフィルムの形成メカニズムは複雑である。
最初の段階としては、無細胞宿主構成物からなる獲得薄膜(調整されたフィルム)の形成であり、初期の入植バクテリアはこの薄膜に付着する。
遅れて参加するバクテリアは、順時薄膜に付着することにより、コロニーを形成する。
ついで、バクテリアはバイオフィルム内で増殖し、その後、周囲の環境に適合した定常状態が形成される。
いく通りかの付着方法により、バイオフィルムが形成される。
最も支配的なタイプの付着は、多糖に関係づけられる。
例えば、歯におけるバイオフィルムは、スクロース依存の付着であり、バクテリアの細胞外酵素による多糖の合成によりもたらされ、かかる酵素としてはグルコシルトランスフェラーゼ(glucosyltransferase:GTF)やフルクトシルトランスフェラーゼ(fructsyltransferase:FTF)であり、スクロース依存付着はバクテリア付着の中心的な方法である。
GTFは、歯の表層のバクテリア付着の主要媒体のうちの一つと考えられるグルカンにスクロースのグルコシルの一部を重合することによって、スクロース基質からグルカン・タイプの多糖の合成において、触媒作用を及ぼす。
FTFは、バイオフィルム中に見られる他の細胞外酵素である。それは、スクロースからフルクタンポリマーを合成する。
FTFは、エス・サリヴァリウス(S.salivarius)やアクチノマイセス spp.(Actinomyces spp.)のような口内バクテリアに由来するものであり、糖代謝、糖蓄積での役割とバクテリアの結合サイトとしての役割をも果たす。
近年、科学界は、固定化バクテリアを、細胞間情報伝達機構(quorum sensing)を有するバイオフィルムとみなしている(E.Peter Greenberg,Nature,2003,424,p.134)。
バクテリアは、いくつかのインデューサーを通して情報伝達をしているのであろう(B.L.Bassler,Cell,2003,109,421-424)。
エス・ミュータンス(S.mutans)やピー・ギンギヴィティス(P.gingivitis)のような口内グラム陽性・グラム陰性バクテリアから、オートインデューサー−2(AI-2)が発見されている(P.E.Kolenbrander et al.,Annu.Rev.Microbol.,2000,54,413-437)。
このインデューサーは、多くの代謝や異化経路を働かせる役割を果たす。
最近の予想外の発見は、AI−2がホウ素成分を含むことが示されたことである(X.Chen et al.,Nature,2002,415,545-549)。細胞間情報伝達機構におけるAI−2の役割として次の機構が提案された。酵素LuxSは、S−リボシルホモシステイン(S-ribosylhomocysteine)を開裂し、4,5-ジヒドロキシ-2,3-ペンタンジオン(DPD)を生産し、DPDの環状構造体(pro-AI-2)が周囲のホウ酸と反応し、AI−2のコア部分として提供される環式ホウ酸ジエステルとなる。
細胞間情報伝達機構の誘発は機能的LuxPとLuxQタンパク質に依存する。Chen等はホウ酸塩の有効性がAI−2の形成における限定要素であると結論づけている(X.Chen et al.,Nature,2002,415,545-549)。AI−2の構造の偶然の発見とボロン酸(boronic acid)の役割はさらなる確立が必要であろう(S.J.Coulthurst et al.,Trends in Biochemical Sciences,2002,27,217-219)。
バクテリアコミュニティ内の情報伝達のために、AI−2は、ホウ素を含み、バクテリア細胞間情報伝達機構の一般的なシグナルとして提案されている(X.Chen et al.,Nature,2002,415,545-549)。細胞間情報伝達機構におけるボロニック分子(boronic molecule)の重要な役割を果たすことの発見は、説明される必要がある驚くべき新たなデータである。
アメリカ合衆国特許第6737415号とWO 03/018029は、リン酸ホウ素や硫酸ホウ素を含むオキサアニオン(oxaanion)化合物に言及しており、それはバイオフィルムの発展や維持に影響を及ぼすために用いられ、なかんずく、細胞間情報伝達機構に影響を及ぼす。
WO 00/32152はオートインデューサー2(AI−2)として知られている化合物を開示しており、AI−2はLuxPと結合して細胞間情報伝達機構を管理する、ヴィブリオ・ハーベイ(Vibrio harveyi)からの周辺細胞質結合タンパクである。LuxPとAI−2との共晶に関する結晶学的研究は、微生物により生産されるAI−2の存在下において組替大腸菌(Escherichia coli)により発現されたLuxPから帰着され、AI−2(水和物、ケト基からのgem−ジオール態)が少なくとも一部のLuxPと他の種類の中間体を介して結合する構造を提供した。
この中間体は、最初は炭酸塩と信じられていたが、その後、ホウ酸塩の一部であると認識されるにいたったが、これは、実験において使用されたホウ珪酸ガラス由来のホウ酸塩から偶発的に生じたホウ酸塩であろう。
最近、AI−2が、フラノシルホウ酸塩ジエステルを含むことが見出された(X.Chen et al.,Nature,2002,415,545-549)。
オキサザボロリディン類(oxazaborolidines)は、B−N結合と、B−N結合に結合した酸素原子を含む5原子環の複素環化合物であり、アミノアルコールとボロン酸との反応により作られる。オキサザボロリディン類(oxazaborolidines)は、合成反応にはよく用いられ、主に、不整合成に、特には、ケトン・イミン・オキシムエーテルの鏡像選択(enantioselective)還元、不整ディールス・アルダー反応、アルコール縮合、ラクトンのアトロポ選択(atroposelective)反応である。
しかしながら、概してホウ素含有化合物や医薬目的でのオキサザボロリディン類(oxazaborolidines)の使用は稀である。
ホウ素含有化合物の使用における成功例は、ホウ素の中性子捕獲療法(boron neutron capture therapy:BNCT)である。ごく最近、プロテオソーム阻害剤として作用するα−アミドホウ酸(商品名:Velcade)が、抗腫瘍剤として推奨されている。B−N結合を含む化合物は、生物活性を有することが示された。カルボキシボランは制癌・低脂肪・抗菌活性が示された。ヂアザボリンはマラリアに活性のあることが示された。
本発明は、いくつかのオキサザボロリディン類(oxazaborolidines)がバクテリアに対して生理的/代謝的及び酵素的効果を有することを見出したことに基づく。本発明におけるオキサザボロリディン類(oxazaborolidines)は、バクテリアの基質への付着を増加するにせよ、減少するにせよ変調することが認められ、抗酵素的バクテリア活性を示し、抗菌剤として作用し、そして、バクテリア間の細胞間情報伝達機構に影響を与え、このことはバクテリア間の情報伝達を減少させ、結果としてバクテリアのバイオフィルムの保全性に損傷を与える。この損傷は、他の抗菌剤の影響を受け易くなるのと同様、バイオフォルムを環境(侵食、免役システムの影響)の有害な影響を受け易くする。
本発明の結果は、バクテリア変調剤として使用される新規な化合物を製造することを容易にする。本発明の化合物は、付着の防止、バクテリア活性酵素の抑制、バクテリアの破壊、バイオフィルムの混乱を導く細胞間情報伝達機構への影響のような様々な経路を、一つ又はいくつかの経路を同時に遂行することによりバクテリアを攻撃することができる。
従来の抗生物質に対するバクテリア抵抗に関係のある事項の発展に関し、抗バクテリア活性や抗バイオフォルム効果を有する新規化合物の発展は常に重要である。
さらに、化合物は、アゴニストであれ、アンタゴニストであれ、細胞間情報伝達機構の信号に類似のもであることが認められ、この提案において、バクテリアに影響する他のユニークな方法、例えば、バクテリア間、そして、恐らく、バクテリア−ホスト間の情報伝達を混乱させ、それ故、主に、非暴力的方法によりバクテリアの皮膜形成に影響を与えることが認められる。このような抗バクテリア活性は、薬学的安全性と同様、環境に対してもより優しく、本発明の化合物で処置した後に期待される選択的圧力(結果的にバクテリアの抵抗を向上させることになるにしても)として、現在では影響を与えるのに困難な抵抗性バクテリアに対し急速に選択する傾向にある従来の抗バクテリア処置に比較して最小のものとなるだろう。
オキサザボロリディン類(oxazaborolidines)がバクテリアに影響を与える機構は非常に特有のものである。例えば、細胞間情報伝達機構へのその作用は非常に明確で、その構造に関係している。
本発明は、それ自身が新規なオキサザボロリディン類(oxazaborolidines)のいくつかの新規な化合物の発見に基づく。
したがって、一態様として、薬学的に受容し得る塩、溶媒和物、水和物を含む化学式1(以下「化1」という)の化合物を成分として含み、バクテリア関連パラメータを減少または増加させる組成物であって、
Figure 0005030590
nは0であり、
1は、水素、C1−C8アルキル、C2−C8アルケニル、アリール、C3−C7シクロアルキルから選択され;
2は、水素、C1−C8アルキル、C2−C8アルケニル、アリール、C3−C7シクロアルキル、−(C=O)R、−S(=O)2Rから選択され、ここでRはC1−C8アルキル、アリール、C3−C7シクロアルキルから選択され;
3とR4は、個々独立に、水素、C1−C8アルキル、C2−C8アルケニル、アリール、C3−C7シクロアルキルから選択され;
5とR6は、個々独立に、水素、C1−C8アルキル、C2−C8アルケニル、アリール、C3−C7シクロアルキルから選択される;
又は、R5とR6のいずれかとR3とR4のいずれかはオキザボロリディン環(oxazaborolidine ring)と縮合し、置換又は非置換の芳香族環、置換又は非置換のシクロアルキル環、置換又は非置換の複素環を形成し;
前記置換芳香族環、置換シクロアルキル環又は置換複素環の置換基が少なくとも1つのヒドロキシル基、ハロ基及びC1−C6アルキルから選択された置換基であり;
1´は、無し(null)、水素、水酸基、C1−C8アルキル、C2−C8アルケニル、アリールから選択され;
2´は、無し(null)、水素、C1−C8アルキル、C2−C8アルケニル、アリールから選択される;
又は、R2´と同様R1´は、−OR10−、−O−(C=O)R10−、−OR10(C=O)−から選択される基であり、オキサザボロリディン環(oxazaborolidine ring)と縮合環を形成し;R10は、置換又は非置換のC1−C3 アルキレン、置換又は非置換のアリレーン、置換又は非置換のヘテロアリーレンから選択され、前記置換C1−C3 アルキレン、置換アリーレン又は置換ヘテロアリーレンの置換基が少なくとも1つのヒドロキシル基、ハロ基及びC1−C6アルキルから選択された置換基であり;
バクテリア関連パラメータは
(a)基質に対するバクテリアの付着性
(b)酵素の酵素活性
(c)バクテリアの生存度
(d)細胞間情報伝達機構への影響
(e)バクテリアによるバイオフィルムの形成
(f)a〜eの2以上の組合せ
から選択され、
少なくとも一つのバクテリア関連パラメータを減少または増加させるための組成物に関するものである。
組成物は、薬品組成物、農業用組成物、工業的使用組成物、または一般殺菌用組成物である。組成物は少なくとも一つの化1の化合物とキャリヤーを含むことが好ましい。キャリヤーは、液体、半固体、または固体である。
語「変調(modulating)」は、特別のバクテリアパラメータの増加にも、減少にも用いられる。特に好ましい変調効果は、各パラメータとの関係でこれ以降議論される。
用語「バクテリア関連パラメータ(bacteria-related parameter)」は、とくに以下に記載する一つと関係する。
1.基質に対するバクテリアの付着性
この文脈において、用語「変調(modulating)」はバクテリアの基質への付着性の減少と同様、増加にも用いられる。化合物は、その構造により、付着性を増加させるグループと減少させるグループに分けられ、これ以降に説明される。
2.バクテリアの酵素の酵素活性の減少−特に次の酵素の活性の減少;グルコシルトランスフェラーゼ(glucosyltransferase:GTF)とフルクトシルタランスフェラーゼ(fructsyltransferase:FTF)
好ましくは、化合物が、固定化されているか、溶液であるかを問わず無細胞酵素の酵素活性を減少させる。
3.バクテリアの生存度−バクテリア数の決定による。
好ましくは、この場合には、変調は生存度を減少させる−すなわち、無傷の膜に影響を与え、バクテリアの細胞障害に影響すること。
4.細胞間情報伝達機構への影響−すなわち、バクテリア間の情報伝達に影響を与え(できればバクテリア−ホスト間)、ここで、変調は、減少させるにせよ増加させるにせよ細胞間情報伝達機構に影響することが好ましい。
5.バクテリアによるバイオフィルムの形成−これは基質への付着性、細胞間情報伝達機構に関係し、バイオフィルム形成に関係するバクテリアに影響するいくつかの活動の組合せである。典型的には、変調は、バイオフィルム形成過程において混乱を生じさせ、結果として弱いフィルムが形成され、すべてのバイオフィルムの形成を妨害し、すでに生じたバイオフィルムに損傷を与える。弱いバイオフィルムは、抗菌剤の攻撃と同様、引続きなされる周囲(毒性物質、pH、侵食、免役システム)の攻撃により傷つきやすくなる。
語「バクテリア」は、グラム陽性及びグラム陰性バクテリアに関係し、両方とも細胞間情報伝達機構に影響を与えることが知られている。化合物の効果のいくつかは、細胞障害効果や抗酵素効果のように細胞間情報伝達機構に関与せず、浮遊性バクテリアに影響するように、この用語は、バイオフィルムを形成するバクテリア同様、浮遊性のバクテリアにも関係する。
しかしながら、本発明の好ましい具体例に従い、バクテリアはバイオフィルムを形成するバクテリアをいう。本発明により影響を受けるバクテリアは、グラム陰性あるいはグラム陽性バクテリアからなるグループであり、以下に示すようなマイコバクテリア(mycobacteria)である。すなわち、ストレプトコッシ(streptococci)、スタフロコッシ(staphlococci)、アクチノマイセス(Actinomyces)、ラクトバチルス(lactobacillus)、ビブリオ・ハーヴェイ(Vibrio harveyi)、ビブリオ・コレラ(Vibrio cholerae)、ビブリオ・パラヘニオリチクス(Vibrio parahaeniolyticus)、ビブリオ・アルギノリチクス(Vibrio alginolyticus)、シュードモナス・ホスホレウ77i(Pseudomonas phosphoreu77i)、エルシニア・エンテコリチカ(Yersinia entercolitica)、エシェリチア・コリ(Eshuerichia coli)、サルモネラ・チフィムリウニ(Salmonella typhimuriuni)、ヘモフィルス・インフルエンザ(Haemophilus influenzae)、ベリコバクター・ピロリ(Belicobacter pylori)、バチルス・スブチフィス(Bacillus subtifis)、ボレリア・ブルグウオフェリ(Borrelia burgfUorferi)、ネイセリア・メニンギチディス(Neisseria meningitidis)、ネイセリア・ゴノロケ(Neisseria gonorrhocae)、エルシニア・ペスチス(Yersinia pestis)、カニピロバクター・ジェジュニ(Canipylobacter jejuni)、デニオコッカス・ラヂオデュランス(Deinococcus radiodurans)、マイコバクテリウム・ツベルクロシス(Mycobacterium tuberculosis)、エントロコセウス・フェカリス(Enterococeus faecalis)、ストレプトコッカス・ネムノイエ(Streptcoccus pneumoniae)、ストレプトコッカス・ピオゲネス(Streptcoccus pyogenes)、スタフィロコッカス・オーレウス(Staphylococcus aureus)である。最も好ましいのは、アスプロフィロモナス・ギンギヴァリス(asprophyromonas gingivalis)、ミュータンス・ストレプトココイ(mutans streptococoii)、アクチノバチルス・アクチノミセテムコミタンス(Actinubacillus actinomycetemcomitans)、シュードモナス・アルゲノザ(pseudomonas argenoza)のような口内バクテリアである。
ここで用いられる用語「C1−C8アルキル」は、炭素原子1〜8の飽和脂肪族炭化水素をいう。C1−C8アルキルは、直鎖又は分岐アルキルである。C1−C6アルキルは、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、t-ブチル、sec-ブチル、アミル、ペンチル、イソペンチル、ヘキシル等をいう。
ここで用いられる数域、例えば、「1−8」というときはいつでも、アルキル基の場合、1炭素原子、2炭素原子、3炭素原子、4炭素原子等8炭素原子までを意味する。
ここで用いられる用語「C2−C8アルケニル」は、すくなくとも一つの炭素・炭素2重結合をもつ炭素原子2〜8の不飽和基に関係し、直鎖、分岐鎖、環状基を含み、適宜置換されることができる。アルケニル基の例は、以下に示すものに限定されるものではないが、エチニル、1−プロペニル、2−プロペニル、2−メチル−1−プロペニル、1−ブテニル、2−ブテニル基のようなものである。
ここで用いられる用語「アリール」は、置換又は非置換の芳香族炭素環状物を意味し、単環式か、6〜12の炭素原子を有する芳香族環と縮合している。アリール基の例は、以下に示すものに限定されるものではないが、フェニル、ナフチル基のようなものである。好ましくは、アリールはフェニルである。アリールは1又はそれ以上置換されていてもよい。例えば、同種又は異種の置換基を1、2、3、4置換であってもよい。
ここで用いられる用語「C3−C7シクロアルキル」は、3〜7の炭素原子を有する飽和環式炭化水素であり、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル等が含まれるが、これらに限定されるものではない。
ここで用いられる用語「オキザボロリディン環(oxazaborolidine ring)と縮合し、置換又は非置換の芳香族環」は、置換又は非置換の芳香族炭素環に関係し、単環か6〜12炭素原子の芳香族環と縮合したものであり、好ましい芳香族環は単環であり、例えば、ベンゼン環である。
ここで用いられる用語「オキザボロリディン環(oxazaborolidine ring)と縮合した複素環」は、少なくとも一つの、窒素、硫黄、酸素のような異原子を含む環に関係し、5〜10(好ましくは5か6)の芳香族複素環であり、5〜10(好ましくは5か6)の非芳香族複素環である。5〜10員環は、単環か二環式である。
複素環の窒素原子は、さらに−(C=O)Rで置換されていてもよく、ここでRはC1−C8アルキル、C2−C8アルケニル、C3−C7シクロアルキル又はアリールである。
ピロール、ピリジン、チオフェン、フランが芳香族複素環の例であるが、これらに限定されるものではない。
ここで用いられる用語「置換又は非置換のヘテロアリール」は、少なくとも一つの、窒素、硫黄、酸素のような異原子を含む5〜10(好ましくは5か6)の芳香族複素環である。ピロール、ピリジン、チオフェン、フランが芳香族複素環の例であるが、これらに限定されるものではない。5〜10員環は、単環か二環式である。
置換芳香環、置換シクロアルキル環、置換複素環、置換C1−C3アルキル、置換アリール、置換ヘテロアリール基は少なくとも一つの同一又は異原子で置換されている。水酸基、ハロ、C1−C6アルキルが置換基の例として挙げられるが、これらに限定されるものではない。
ここで用いられる用語「オキザボロリディン環(oxazaborolidine ring)」は化1の複素環に関係し、−O−B−N結合を含み、nが0、すなわち、複素環は5員環である。
好ましい化1の化合物はnが0である。
nが0のとき、化1化学式2(以下「化2」という)となる。
Figure 0005030590
ここで、R1、R1´、R2、R2´、R3、R4、R5、R6化1で定義されている。
「化1」又は「化2」において、
好ましくは、C1−C8アルキルはC1−C4アルキルであり、最も好ましくは、C1−C8アルキルはメチルである。
好ましくは、R1´は、無し(null)又は水酸基、R2´は、無し(null)又は水素、R1はC1−C8アルキルであり、さらに好ましくは、R1はブチルである。
ましい具体例としては、R1´は無し(null)、R1はブチルであり、さらに好ましくは、R1´は無し(null)、R2´は無し(null)、R1はブチルである。
好ましくは、R1はC1−C8アルキル、R1´とR2´は−OR10−であり、R10は置換又は非置換のC1−C3 アルキレンであり、さらに好ましくは、−OR10−が−O(CH22−である。
好ましくは、R1´は、無し(null)又は水酸基、R2´は、無し(null)又は水素、R1はアリールであり、最も好ましくは、R1はフェニルである。
ましい具体例としては、R1´は無し(null)、R1はアリールである。
さらに好ましくは、アリールはフェニルである。
好ましくは、R1´とR2´は無し(null)、R1はアリールであり、さらに好ましくはフェニルである。
好ましくは、R1´は水酸基、R2´は水素、R1はアリールであり、さらに好ましくはフェニルである。
好ましくは、R1はアリール、R1´とR2´は−OR10−であり、R10は置換又は非置換のC1−C3 アルキレンであり、さらに好ましくは、−OR10−が−O(CH22−である。好ましくは、R1のアリールはフェニルである。
ましい具体例としては、R1´とR2´は−OR10−であり、R10は置換又は非置換のC1−C3 アルキレンである。
ましい具体例としては、R10が−O(CH2m−で、m=1−3である。
さらに、好ましい具体例としては、−OR10−が−O(CH22−である。
そして、好ましい具体例としては、R1´は水酸基、R2´は水素である。
そしてさらに、好ましい具体例としては、R1´とR2´は無し(null)である。
さらに、好ましい具体例としては、R1´は水酸基、R2´は水素であり、その逆もなりたつ。
ましい具体例としては、R1´とR2´は無し(null)である。
好ましくは、R2´は無し(null)、R2はC1−C8アルキルであり、さらに好ましくは、R2のC1−C8アルキルはC1−C4アルキルであり、最も好ましくは、R2のC1−C8アルキルはメチルである。
ましくは、R2´は水素、R1´は水酸基、R2はC1−C8アルキルであり、最も好ましくは、R2のC1−C8アルキルはメチルである。
ましい具体例としては、オキザボロリディン環(oxazaborolidine ring)に縮合した芳香族環はベンゼンである。オキザボロリディン環(oxazaborolidine ring)と縮合した芳香族環の例としては、化学式3(以下「化3」という)の化合物スキーム1で述べられているように、化合物(1)、(2)、(9)、(10)である。
Figure 0005030590
さらに、好ましい具体例としては、オキザボロリディン環(oxazaborolidine ring)と縮合したシクロアルキルの例としては、C3−C7シクロアルキルである。
そして、好ましい具体例としては、オキザボロリディン環(oxazaborolidine ring)と縮合した複素環は、ピロール、ピリジン、チオフェン、フランから選択される芳香族複素環である。
そしてさらに、好ましい具体例としては、ピロールの窒素原子が−(C=O)Rで置換され、RはC1−C8アルキル、C2−C8アルケニル、C3−C7シクロアルキル、アリールから選択される。
5とR6いずれかと、R3とR4いずれかが、オキザボロリディン環(oxazaborolidine ring)と縮合した置換又は非置換芳香族環、置換又は非置換複素環である化1(又は化2)の化合物の例としては、化3の化合物スキーム1で示される(1)−(10)の化合物が挙げられるが、これらに限定されるものではない。同様に、オキザボロリディン環(oxazaborolidine ring)と縮合した置換又は非置換シクロアルキル環も形成される。
これらの化合物(「化3」の化合物スキーム1の化合物(1)−(10))において、R1´とR2´は−OR10−、−O−(C=O)R10−、−OR10(C=O)−から選択される基であり、それ故、オキサザボロリディン環(oxazaborolidine ring)と縮合環を形成し、R10は置換又は非置換のC1−C3 アルキレン、置換又は非置換のアリーレン、置換又は非置換のヘテロアリーレンから選択される。
ここで用いられている用語「オキザボロリディン環(oxazaborolidine ring)と縮合環の形成」は、例えば、R10にもよるが単環又は二環式に関係する。例えば、R10がC1−C3 アルキレンであれば、単環が形成される。R10フェニレンのような芳香族環、ピロール、ピリジン、チオフェン、フランのような複素環であれば、オキザボロリディン環(oxazaborolidine ring)との縮合環は二環式となる。
さらに、好ましい具体例としては、R5とR6のいずれかと、R3とR4のいずれかが、−(CH2)X(CH2p−であり、ここでp=1,2,3、X=O、S、N−R´、N(C=O)R´´であり、R´は水素、C1−C8アルキル、C2−C8アルケニル、アリール、C3−C7シクロアルキルから、R´´はC1−C8アルキル、C2−C8アルケニル、アリール、C3−C7シクロアルキルから選択され、オキサザボロリディン環(oxazaborolidine ring)と縮合して複素環を形成する。
ましい具体例としては、n=0、R1はC1−C8アルキル、アリールから選択され、R2は水素、C1−C8アルキルから選択され、R3とR4は個々独立に水素、C1−C8アルキル、アリールから選択され、R5とR6は個々独立に水素、C1−C8アルキル、アリールから選択され、R1´は、無し(null)又は水酸基から選択され、R2´は、無し(null)又は水素から選択され、或は、R1´とR2´は−OR10−であり、R10はC1−C3 アルキレンであり、それ故、オキサザボロリディン環(oxazaborolidine ring)と縮合して複素環を形成する。
さらに、好ましい具体例としては、n=0、R1はC1−C8アルキル、アリールから選択され、R2は水素、C1−C8アルキルから選択され、R3とR4は個々独立に水素、C1−C8アルキル、アリールから選択され、R5とR6は個々独立に水素、C1−C8アルキル、アリールから選択され、R1´は、無し(null)又は水酸基から選択され、R2´は、無し(null)又は水素から選択される。
好ましくは、R1はC1−C8アルキル、より好ましくは、R1はC1−C4アルキル、最も好ましくは、R1はブチルである。
好ましくは、R1´は無し(null)でR1はブチルである。
好ましくは、アリールはフェニルである。
好ましくは、R1はアリール、より好ましくは、アリールはフェニルである。
好ましくは、R1´は無し(null)でR1はアリールであり、より好ましくは、アリールはフェニルである。
好ましくは、R2はC1−C8アルキル、より好ましくは、R2のC1−C8アルキルはC1−C4アルキル、最も好ましくは、R2のC1−C8アルキルはメチルである。
ましい具体例としては、R1´とR2´は無し(null)である。
さらに、好ましい具体例としては、R1´は水酸基、R2´は水素である。
なおさらに、好ましい具体例としては、R3とR4のC1−C8アルキルはメチルである。
さらに、好ましい具体例としては、R5とR6の一方はアリールであり、他方は水素である。
そして、好ましい具体例としては、アリールはフェニルである。
ましい具体例の一つとしては、R1´とR2´は無し(null)である。
の好ましい具体例としては、R1´は水酸基、R2´は水素である。
ましい具体例としては、「化1」の化合物が以下のものから選択されることである。
3,4-ジメチル-2,5-ジフェニル-1,3,2-オキサザボロリディン;
4,4-ジメチル-2-フェニル-1,3,2-オキサザボロリディン;
2-ブチル-4,4-ジメチル-1,3,2-オキサザボロリディン;
4-メチル-2,5-ジフェニル-1,3,2-オキサザボロリディン;
2-ブチル-3,4-ジメチル-5-フェニル-1,3,2-オキサザボロリディン;
2-ブチル-4-メチル-5-フェニル-1,3,2-オキサザボロリディン;
B-ヒドロキシ-3,4-ジメチル-2,5-ジフェニル-1,3,2-オキサザボロリディン;
B-ヒドロキシ-4,4-ジメチル-2-フェニル-1,3,2-オキサザボロリディン;
B-ヒドロキシ-2-ブチル-4,4-ジメチル-1,3,2-オキサザボロリディン;
B-ヒドロキシ-4-メチル-2,5-ジフェニル-1,3,2-オキサザボロリディン;
B-ヒドロキシ-2-ブチル-3,4-ジメチル-5-フェニル-1,3,2-オキサザボロリディン;
B-ヒドロキシ-2-ブチル-4-メチル-5-フェニル-1,3,2-オキサザボロリディン.
好ましい化合物が表1、表2に記載されている。
Figure 0005030590
Figure 0005030590
合物の追加例が「化3」の化合物スキーム1に示されている。
化3の化合物(1−10)において、R1とR2化1で定義されている。
1は、水素、C1−C8アルキル、C2−C8アルケニル、アリール、C3−C7シクロアルキルから選択され;
2は、水素、C1−C8アルキル、C2−C8アルケニル、アリール、C3−C7シクロアル
キル、−(C=O)R、−S(=O)2Rから選択され、ここでRはC1−C8アルキル、アリール、C3−C7シクロアルキルから選択される。
化3の化合物において、XはO、S、NH、又はN(C=O)Rであり、RはC1−C8アルキル、C2−C8アルケニル、アリール、C3−C7シクロアルキルから選択される。
化合物(1−10)の芳香族環と複素環は、さらに少なくとも一つの同一の又は異なる置換基で置換される。
置換基の例としては、水酸基、ハロ、C1−C6アルキル基である。
さらに、好ましい具体例としては、n=0、R1はC1−C8アルキル、アリールから選択され、R2は水素、C1−C8アルキルから選択され、R3とR4は個々独立に水素、C1−C8アルキル、アリールから選択され、R5とR6は個々独立に水素、C1−C8アルキル、アリールから選択され、R1´とR2´は−OR10−であり、R10はC1−C3 アルキレンであり、それ故、オキサザボロリディン環(oxazaborolidine ring)と縮合して複素環を形成する。
−OR10−基のR10はC1−C3 アルキレンであり、その構造は−O(CH2m−で、m=1−3である。
最も好ましくは、R10エチレンであり、前記mは2である。
好ましくは、R1はアリールであり、より好ましくはR1のアリールはフェニルである。
好ましくは、C1−C8アルキルはC1−C4アルキルである。
好ましくは、R1はC1−C8アルキルであり、より好ましくはR1はC1−C4アルキルであり、最も好ましくはR1のC1−C8アルキルはブチルである。
さらに、ましい具体例としては、R2は水素である。
好ましくは、R2はC1−C8アルキルであり、より好ましくはC1−C4アルキルであり、最も好ましくはR2のC1−C8アルキルはメチルである。
さらに、好ましい具体例としては、R3、R4、R5、R6は水素である。
最も好ましくは、化合物は下記から選択される。
[(2-)-N,O,O'[2,2'-イミノビス[エタノラート]]]-2-n-ブチルホウ素;
[(2-)-N,O,O'[2,2'-イミノビス[エタノラート]]]-2-フェニルホウ素.
好ましくは、少なくとも一つのバクテリア関連パラメータは下記から選択される。
(a)基質に対するバクテリアの付着性
(b)酵素の酵素活性
(c)バクテリアの生存度
(d)細胞間情報伝達機構への影響
(e)バクテリアによるバイオフィルムの形成
(f)a〜eの2以上の組合せ
好ましくは、変調はバクテリア関連パラメータの減少である。
好ましくは、バクテリア関連パラメータはバクテリアの基質への付着性であり、その場合に、変調は増加するとされる。
好ましくは、バクテリア関連パラメータはバクテリアの生存度であり、変調は減少し、化合物は、3,4-ジメチル-2,5-ジフェニル-1,3,2-オキサザボロリディン(BNO1)、 2-ブチル-3,4-ジメチル-5-フェニル-1,3,2-オキサザボロリディン(BNO5)から選択される。
好ましくは、バクテリア関連パラメータはバクテリアの基質への付着性であり、変調は減少し、化合物としては、2-ブチル-4,4-ジメチル-1,3,2-オキサザボロリディン(BNO3)、 2-ブチル-3,4-ジメチル-5-フェニル-1,3,2-オキサザボロリディン(BNO5)、2-ブチル-4-メチル-5-フェニル-1,3,2-オキサザボロリディン(BNO6)、[(2-)-N,O,O'[2,2'-イミノビス[エタノラート]]]-2-n-ブチルホウ素(BNO7)から選択される。
好ましくは、バクテリア関連パラメータはバクテリアの基質への付着性であり、変調は増加し、化合物としては、3,4-ジメチル-2,5-ジフェニル-1,3,2-オキサザボロリディン(BNO1)、4,4-ジメチル-2-フェニル-1,3,2-オキサザボロリディン(BNO2)、4-メチル-2,5-ジフェニル-1,3,2-オキサザボロリディン(BNO4)、[(2-)-N,O,O'[2,2'-イミノビス[エタノラート]]]-2-フェニルホウ素(BNO8)から選択される。
好ましくは、バクテリア関連パラメータは細胞間情報伝達機構への影響であり、変調は減少し、化合物は3,4-ジメチル-2,5-ジフェニル-1,3,2-オキサザボロリディン(BNO1)である。
好ましくは、バクテリア関連パラメータは細胞間情報伝達機構への影響であり、変調は減少するとされ、化合物は4,4-ジメチル-2-フェニル-1,3,2-オキサザボロリディン(BNO2)である。
他の観点からは、薬学的に受容し得る塩、溶媒和物、水和物を含む「化1」の化合物に関係し、ここで、
n=0;
1はC1−C8アルキル、アリールから選択され;
2は水素、C1−C8アルキルから選択され;
3とR4は個々独立に水素、C1−C8アルキル、アリールから選択され;
5とR6は個々独立に水素、C1−C8アルキル、アリールから選択され;
1´とR2´は−OR10−であり、R10はC1−C3アルキルであり、それ故、オキサザボロリディン環(oxazaborolidine ring)と縮合して複素環を形成する。
−OR10−基のR10はC1−C3 アルキレンであり、その構造は−O(CH2m−で、m=1−3である。
最も好ましくは、R10エチレンであり、前記mは2である。
好ましくは、R1はアリールであり、より好ましくは、R1のアリールはフェニルである。
好ましくは、C1−C8アルキルはC1−C4アルキルである。
好ましくは、R1はC1−C8アルキル、より好ましくは、R1はC1−C4アルキル、最も好ましくは、R1はブチルである。
さらに、好ましい具体例としては、R2は水素である。
好ましくは、R2はC1−C8アルキルであり、より好ましくはC1−C4アルキルであり、最も好ましくはR2のC1−C8アルキルはメチルである。
さらに、好ましい具体例としては、R3、R4、R5、R6は水素である。
最も好ましくは、化合物は下記から選択される。
[(2-)-N,O,O'[2,2'-イミノビス[エタノラート]]]-2-n-ブチルホウ素;
[(2-)-N,O,O'[2,2'-イミノビス[エタノラート]]]-2-フェニルホウ素.
好ましい観点から、本発明は本発明において定義される化1の化合物を成分として含むバクテリアの成長を減少させる組成物に関係する。
用語「バクテリアの成長の減少」は、以下に記す一つに関係する。
少なくとも一つの種における生体バクテリアの固体数の減少;
生体バクテリアの成長度の減少(固体数は増加するかもしれないが);
総ての生体バクテリアの除去;
ある特定種のバクテリアの蓄積と形成の防止。
本発明は、他の抗菌剤の細胞障害に与える影響に対するバクテリアの感受性を増加させる本発明で定義される化1の化合物を成分として含む組成物に関係する。
用語「他の抗菌剤の細胞障害に与える影響に対する感受性の増加」は、化合物の存在下において、他の抗菌剤(抗生物質)が同じレベルの細胞障害に与える影響を得る場合に、基準と比較して、少量で行われるという事実とも関係する。
合物は、医薬品以外の分野でも用いられる。例えば、化合物は環境に優しい抗菌剤として、水族館での使用、バクテリアを用いる工業上の応用、バイオリアクターを用いる工業上の応用、このようなケースでは、流体を導くパイプ内部におけるバクテリアによるフィルム形成を妨害することが期待される。他の医薬品以外の応用としては、農産物上のバクテリアフィルムの形成を妨害するための農薬としての使用がある。化合物は、装置上のバクテリア成長を減少させるために用いられるであろうし、治療法上の応用、インプラント、人口器官、チューブ、カテーテル、経鼻カテーテル(zondas)、栄養管、注入管、透析装置等に用いられる。
付け加えて、本発明は、バイオテクノロジー工業にも用いられる。バクテリア生理機能の固定化、バクテリアの情報伝達、バクテリアの生存度が主に関係するところである。
ほとんどの場合、化合物は、生存度及び/又は基質への付着及び/又はバクテリア酵素活性及び/又は細胞間情報伝達機構及び/又はバイオフィルムの維持、保全、形成或はそれらの組み合わせに影響を与える抗菌剤として供される。
しかしながら、オキサザボロリディン類(oxazaborolidines)は、バクテリアのその基質への付着を改良するという驚くべきことが見出された。
付着の改良とバイオフィルムの保全はバイオ製造工程をたすける、すなわち、基質、流体、気体が腐食なしにバイオリアクターを通過することにより、腐食の減少による安定的な細胞数を保持することになる。時々、バイオフィルムの保全やバイオフィルムの形成を強化させることが望まれる
最も興味のある化合物の活性は、薬品組成物としてである。
本発明の他の観点においては、本発明は、薬学的に許容されるキャリヤーと活性成分としての本発明で定義される化1の化合物を成分として含む薬品に関係する。
品組成物は、好ましくは、バクテリア感染の処置、防護、改善のためにあるべきである。
好ましくは、薬品組成物は、他の抗菌剤の細胞障害に与える影響に対するバクテリアの感受性を増加させるためのものである。
好ましくは、薬品組成物は、さらに少なくとも一つの他の抗菌剤(化合物)からなっていることである。
本発明は、バクテリアの成長を減少させる薬品の調合のために化1の化合物の使用に関係する。
使用は、抗菌薬品の調合のためになされるのが好ましい。
本発明は、さらに、バクテリアと化1の化合物の有効量と接触させることを要素とする少なくとも一つのバクテリア関連パラメータを減少または増加させるための方法に関係する。
本発明は、さらに、バクテリアと化1の化合物の有効量と接触させることを要素とするバクテリアの成長を妨げ、減少させ、除去するための方法に関係する。
本発明は、さらに、バクテリアと化1の化合物の有効量と接触させることを、他の殺菌剤と接触させる前、接触中、接触後に行うことを要素とする、他の抗菌剤に対するバクテリアの感受性をより敏感にするための方法に関係する。
好ましくは、バクテリアは、上述されたバイオフィルムを形成するバクテリアである。
バクテリア成長の処置と感受性を増加させるための方法は、生きているホスト(哺乳類、家禽、魚、昆虫(ミツバチ))のバクテリア感染に関して用いられ、その場合、「接触」はホストの外部(皮膚、歯、毛皮、羽毛、耳、目、粘膜組織)に化合物が適用され、或は、これ以降に示される方法の一つによりホストに系統的投与がなされる。
変調の観点に関係する用語「有効量」は、基準と比較して統計的に重要な、バクテリアパラメータを減少にせよ増加にせよ変化させる量に関係する。
バクテリアの成長に関し、処置、減少、予防する方法に関係する用語「有効量」は、基準と比較して統計的に重要な、感染源と接触したホストにバクテリア感染を防ぎ、ホスト中の生体バクテリアの数を減少させ、或は除去することができる量に関係する。
抗菌剤に対する感受性の増加に関係する用語「有効量」は、基準と比較して統計的に重要な、他の抗菌剤の量を減少させることができる量に関係し、それゆえ、他の化合物は、他の抗菌剤(抗生物質)を単独で投与したときと同じ効果を得るために、少量の投与が可能である。
バクテリア感染に影響する機構は、すでに用語「バクテリア関連パラメータ」として説明されている。
合物で処置されるバクテリアは、用語「バクテリア」として記載されている。
(化合物の製造)
合物は「有機化学ハンドブック」の「有機ホウ素化合物I」に記載された方法に従い製造される(R. Koster. Organoboron Compounds I, in Houben-Weyl: Handbook of Organic Chemistry, 4th Ed.;G. Thieme Verlag: 1982, Vol 13/3a, p. 157)。
引用の総て、或は、当業者であれば修正されうる方法が用いられる。
例えば、BNO1〜BNO6化合物のような、オキサザボロリディン類(oxazaborolidines)は、(−)−エフェドリン、(−)−ノルプソイドエフェドリン、或は、ジオールアミンとボロン酸を用いるアミノアルコールの反応により合成される。それは、化学式4(以下「化4」という)の反応スキーム1に記載されているように共沸により水が除去される。
Figure 0005030590
なお、R1とR2は、本発明において説明されている。
好ましくは、反応混合物は2−3時間還流され、溶媒としてはテトラヒドロフランかトルエン、好ましくはトルエンのような有機溶媒が用いられ、水は除去される。
化合物は、好ましくはトルエンである有機溶媒を蒸発させることにより、分離される。望ましい成分を得るために、残分は真空蒸留される。
BNO7〜BNO8化合物のような、化合物は、次の工程で製造される。
好ましくはジオールアミン(最も好ましくはジエタノールアミン)のようなアミノアルコールと、好ましくはC1−C8アルキルボロン酸(より好ましくはブチルボロン酸)、或は、アリールボロン酸(より好ましくはフェニルボロン酸)のような適当なボロン酸とを反応させ、「化4」の反応スキーム1に記載されているように共沸により水が除去される。
ステップ(a)において、アミノアルコールは、適当なボロン酸と有機溶媒中、好ましくはエーテルとジクロロメタンの混合溶媒中で反応させる。なお、他の溶媒や溶媒の混合物はボロン酸とアミノアルコールの溶解性により用いられる。
ステップ(b)において、反応結果の溶液(好ましくは不均一溶液)は、好ましくは不活性条件下において、より好ましくはアルゴンガス下で、好ましくは1−2時間、より好ましくは2時間撹拌される。
得られた化合物を分離するために、さらに次の工程が採られる。
エチルエーテル・ヘキサン混合物やジクロロメタン(好ましくはジクロロメタン)のような有機溶媒で得られた固体を粉砕し、濾過し、ヘキサンやジクロロメタン(好ましくはジクロロメタン)のような有機溶媒で洗浄し、濾液は固体を得るために、減圧下で濃縮される。
好ましくは、得られた固体を再結晶させるために、次の工程が採られる。
得られた固体を、有機溶媒、好ましくは熱有機溶媒(最も好ましくは熱ジクロロメタン)に溶解し、ヘキサン、石油エーテルやエーテル(エーテルは固体の再結晶を誘発するので好ましい)のような他の有機溶媒を添加し、混合物を約25℃まで、必要であればさらに0℃まで冷却する。
好ましくは、再結晶は、さらに固体を集める工程としての濾過、好ましくはエーテルである有機溶媒での洗浄、減圧下での乾燥工程が採られる。
和物は、適当なオキサザボロリディン類(oxazaborolidines)を水に溶解し、約2時間撹拌することによって得られる。
(発明の一般的記載)
合物の一つの応用は、固体表面に付着し成長するバクテリアコミュニティであるバイオフィルムの発展や維持に影響を与えることである。典型的には、バイオフィルム内のバクテリアは単独で生活しているバクテリアに比べて、抗生物質に対し強い抵抗を示す。したがって、抗生物質をバイオフィルムのより内部にまで浸透させなければならないとの問題がある。このようなバイオフィルムは一般的に、処置の反射として、持続的、慢性的感染症をもたらす。アメリカの病気管理センター(Center for Disease Control)は、バクテリア感染の60%はこのようなバイオフィルムを伴っていると推定している。
工業的には、バイオフィルムは、水路を汚染し、詰まらせ、表面を汚し、腐食や崩壊をもたらす。一方、時々、バイオフィルム形成の改良が望まれる。例えば、バイオ生産において、バイオリアクターを循環する基質を元のままの状態に維持することが求められる。
細胞間情報伝達機構はバイオフィルムの形成に影響を与える。それゆえ、細胞間情報伝達機構を促進又は妨害する方法は、バイオフィルムの成長を含むバイオフィルムの形成を管理する方法を与える。例えば、化1の化合物は、バイオフィルムの形成を刺激するか、或は、妨げるかによってバイオフィルムに影響を与えるのに使用される。バイオフィルム形成を促進又は妨害する方法は、バイオフィルム形成に影響を与える量の化合物にバクテリアを接触させることによりなされる。適用される特定の量は、当業者に知られている一般的な方法で、通常の実験により決定される。
本発明の組成物の最終的な形態は、例えば、エマルジョン、水溶液、オイル、半固体状調合物(クリーム、軟膏、ペースト、またはゲル)、ローション、ミルク、懸濁液、粉体、カプセル、錠剤、エアゾール、スプレイ、ラッカー、或は、注射の形態であろう。
ここで特定の化合物への言及は、化合物それ自身とその塩についての言及として理解され、その逆も成立する。酸性基や塩基性基を有する化合物は、薬学的に受容されるカチオンやアニオンと薬学的に受容できる塩を形成するであろう。薬学的に受容できるカチオンの例としては、アンモニウム、テトラメチルアンモニウム、アルカリ金属(例えば、ナトリウム、リチウム、カリ)、アルカリ土類金属(例えば、カルシウム、バリウム、マグネシウム)、アルミニウム、亜鉛、ビスマスカチオンが挙げられ、アルギニン、リジンのような必須アミノ酸のプロトン形態、エタノールアミン、エチレンジアミン、トリエタノールアミン、メチルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、ジエチルアミン、ピペリジン、モルフォリン、トリス−(2−ヒドロキシメチル)アミン、ピペラジンのような有機アミンが挙げられる。
薬学的に受容できるアニオンの例としては、塩酸、ホウ酸、沃素酸、硫酸、リン酸のような無機酸に由来するアニオン、p−トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、蓚酸、p−ブロモ−フェニルスルホン酸、炭酸、コハク酸、クエン酸、安息香酸、酢酸のような有機酸に由来するアニオン、関連する無機及び有機酸に由来するアニオンが挙げられる。
薬学的に受容できる塩としては、硫酸塩、ピロ硫酸塩、重硫酸塩、亜硫酸塩、重亜硫酸塩、リン酸塩、アンモニウム塩、リン酸一水素塩、リン酸二水素塩、メタリン酸塩、ピロリン酸塩、塩化物、臭化物、沃化物、酢酸塩、プロピオン酸塩、蓚酸塩、デカン酸塩、カプリル酸塩、アクリル酸塩、蟻酸塩、イソブチル酸塩、カプリン酸塩、ヘプタノエート、プロピオール酸塩、蓚酸塩、マロン酸塩、コハク酸塩、スベリン酸塩、馬尿酸塩、ブチン−1,4−ジオエート、ヘキサン−1,6−ジオスペート、クロロベンゾエート、メチルベンゾエート、ジニトロベンゾエート、ヒドロキシベンゾエート、メトキシベンゾエート、フタレートスルフォネート、キシレンスルフォネート、フェニルアセテート、フェニルプロピオネート、フェニルブチレート、クエン酸塩、乳酸塩、α−ヒドロキシブチレート、グルコール酸塩、マレイン酸塩、酒石酸塩、メタンスルフォン酸塩、プロパンスルフォン酸塩、ナフタレン−1−スルフォン酸塩、ナフタレン−2−スルフォン酸塩、マンデレートが挙げられる。上記記載の塩は水和物或は無水物を形成することが知られている。
の好ましい投与方法としては、歯科用組成物(液状、ペースト、塗布剤)であり、歯に適用され、虫歯の一因とされるプロフィロモナス・ギンギヴァリス(prophyromonas gingivalis)、ミュータンス・ストレプトココイ(mutans streptococoii)、アクチノバチルス・アクチノミセテムコミタンス(Actinubacillus actinomycetemcomitans)のバクテリアの形成を除去することである。
経口組成物は不活性希釈剤及び/又は食用のキャリヤーを含む。化合物はゼラチンカプセルに収納され、錠剤に成形される。化合物は賦形剤と混合され、錠剤、トローチ、カプセルの形態で使用される。薬学的に共存できる結合剤及び/又は添加剤は組成物の一部として含まれる。錠剤、丸薬、カプセル、トローチや類似物は、多くの以下に記載する成分や天然物類似化合物を含むことができ、微結晶セルロース、トラガントガム、或はゼラチンのような結合剤、スターチやラクトースのような賦形剤、アルギン酸、プリモゲル(Primogel:商品名)、コーンスターチのような崩壊剤、ステアリン酸マグネシウムやステロテス(Sterotes:商品名)のような滑沢剤、コロイダルシリカのような流動促進剤(glidant)、スクロースやサッカリンのような甘味剤、及び/又はペパーミント、サリチル酸メチル、オレンジ香のような芳香剤である。
投薬形態がカプセルの場合、上記記載物質に加えて、油脂のような液体キャリヤーを含むことができる。さらに、投薬形態にあっては、物理的に修飾された種々の他の物質を含むことができ、例えば、コーティングされた蔗糖、シェラック、或は腸溶剤である。化合物は、エリキシル剤、懸濁液、シロップ、ウェハー、チューインガムや類似物の形で投薬することができる。シロップは、化合物に加えて、甘味剤としてのスクロース、防腐剤、着色剤、芳香剤を含むこともある。
化合物は、望ましい作用を害しない他の活性物質と混合されることもでき、或は、望ましい作用を増補する物質と混合されることもできる。バイオフィルムの深層部への浸透が疑わしいことは知られており、無欠のフィルムを乱す。
合物は、抗生物質をバイオフィルムの深層部まで浸透させ、抗生物質処置を効果的に増加させることができる。
この目的のための好ましい抗生物質としては、トブラマイシンのようなアミノ糖類、バンコマイシンのような糖ペプチド類、アモキシシリンのようなβラククタム類、シプロフロキシシン(ciprofloxicin)のようなキノロン類、アジスロマイシン(azithromycin)のようなマクロライド類、テトラサイクリン類、サルファ剤、トリメトプリム−スルファメトキサザール、クロラムフェニコールである。
非経口、真皮内、皮下又は局所に適用するための溶液又は懸濁液は、次のような成分を含むことができる。例えば、注射用蒸留水、食塩水、不揮発性油、ポリエチレングリコール、グリセリン、プロピレングリコールや他の合成溶媒のような無菌希釈剤、ベンジルアルコール、メチルパラベンのような抗菌剤、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)のようなキレート剤、酢酸塩、クエン酸塩、リン酸塩のような緩衝剤、塩化ナトリウム、ブドウ糖のような緊張調整剤である。非経口剤は、ガラスやプラスチック製のアンプル、使い捨てシリンジ、複数回投薬用薬壜に収容することができる。静脈注射でなされる場合の好ましいキャリヤーは生理的食塩水又はリン酸緩衝食塩水(PBS)である。
具体例の一つとして、化合物はキャリヤーとともに用いられ、キャリヤーは、体からの急速な脱離に対し、体内埋め込みやマイクロカプセル・デリヴァリー・システムを含む離脱を管理するように防止する。生分解性で生体適合性のあるポリマーが用いられる。例えば、エチレン酢酸ビニル、ポリ無水物、ポリグリコール酸、コラーゲン、ポリオルトエステル、ポリ乳酸である。このような調合剤の調合方法は当業者において周知である。
薬品組成物は、バクテリア感染を処置するのに治療的に効果のある量が対象(好ましくは人間)に与えられるのが好ましい。治療的に効果のある量は、当業者であれば臨床試験で決定することができる。目的とするバクテリアが望ましい程度にまで調整できるよう、投与量は個々のケースにより調整される
薬品組成物は、一度に投与されることも、投与時間の変化により、少量に分割して分割投与がなされることもある。特定の対象のため、特定の用量投与が時間にあわせて、個々の必要と投与に関する専門家の判断に従い、或は、化合物の投与の管理化において、なされることを理解すべきである。また、これ以降の濃度範囲は典型的なものであり、範囲又は実行を制限するものではないことを理解すべきである。
本発明は、さらに、少なくとも一つの、化1の化合物の有効量にバクテリアを曝すことを要素とするバクテリア関連パラメータのための方法に関連する。
好ましくは、バクテリアの生存度、バクテリアバイオフィルムの形成、バクテリア酵素活性、基質へのバクテリアの付着の少なくとも一つを妨げるための方法である。
最も好ましくは、発明の方法は抗菌目的のためのものである。
本発明は、さらに、薬品組成物の調合のための化1の化合物の使用に関連する。
好ましくは、薬品組成物が、すでに定義されたバクテリア感染処置に関するものである。
(実施例1)化合物のバクテリア生存度に与える影響
1.1 実験
多数の小間を有する無菌のミクロ培養皿が、オキサザボロリディン類(oxazaborolidines)の8種の誘導体の最小阻止濃度(MIC)を決定するために用いられた。各小間は、脳心臓滲出物120マイクロリットル、1OD540nmに調整したS.mutansATCC27351の一夜懸濁液15マイクロリットルとテスト化合物15マイクロリットルを含む。テスト化合物は、0−50ミリモル間で5段階の濃度で試験された。各テストは2回行われた。これらの培養は、5%炭酸ガス濃度の雰囲気下、37℃で24時間行われた。バクテリアの成長は、一夜培養後の濁度で決定され、コンピュータ化されたELISA測定機(Thermomax microplate reader,Molecular Devices,USA)により、650nmで測定された。オキサザボロリディン類(oxazaborolidines)を添加せずバクテリアを含む基準培地と、オキサザボロリディン類(oxazaborolidines)を含みバクテリアを含まない肉汁培地での培養が行われた。MICは、バクテリアが成長しないテスト物質の最小濃度で決定された。
1.2 結果
歯のカリエス病因論において、支配的なバクテリアの一つであるS.mutansに対するBNO1からBNO8の抗菌効果を決定するためにMICが用いられた。BNO1とBNO5が最も活性であり、このことは窒素上の置換が望ましいことを示しているように見える。一方、窒素が電荷を有しているBNO7とBNO8は、最も弱い活性を示した。
Figure 0005030590
(実施例2)化合物のバクテリアFTFの酵素活性に与える影響
2.1 実験
フルクトシルタランスフェラーゼ(fructsyltransferase:FTF)がローゼン等により述べられている方法で精製された(Rozen et al. FEMS Microbiol Lett., 2001, 195, 205-210; Rozen et al. APMIS, 2001, 109, 155-160)。
要約すれば、精製された200マイクロリットルのFTF、1200ミリモルのスクロース(0.3マイクロキュリー・ミリリットル[3H]−フルクトースでラベル化されたスクロースを補足)100マイクロリットル、異なった濃度のテスト化合物100マイクロリットルの混合物を37℃で3時間培養し、氷冷エタノールを最終濃度が70%となるように添加して酵素反応を終了させた。エタノール不溶のフルクタンが、4℃で一夜放置により沈澱、分離された。沈澱フルクタンは、3回エタノールで洗浄され、25mmガラス繊維フィルターで濾過された。エタノール不溶フルクタンが含まれるフィルターは吸引により乾燥され、シンチレーション壜に入れられた。放射性ラベル化されたフルクタンの総量がシンチレーション計数装置により測定された。
2.2 結果
結果を図1に示す。
図1中、BNOO1はBNO7に、BNOO2はBNO8に関係する。
(実施例3)化合物の基質へのバクテリア付着に与える影響
3.1 実験
表面積0.63 cm2/mgのヒドロキシアパタイト(HA)ビーズ(Ceramic hydroxyapatite typeI, 80um, Bio-Rad Laboratories, Hercules, CA, USA)40mgは、放射ラベル化バクテリア250μL、試験用ボロニック(boronic)化合物400μLが添加されたKCl緩衝液で3回洗浄され、平衡に達した後、700ミリモルのスクロース50μL(KCl緩衝液中)が添加された。混合物は37℃、60分ゆっくり回転させながら培養された。培養期間の終了において、非結合成分、特に、非吸着ラベル化バクテリアを除去するため緩衝されたKClで3回ビーズを洗浄し、シンチレーション流体(Ecoscint A, National Diagnostics, Manville, NJ)10mLを含む壜中、2mLのエタノールですすいだ。HA上の放射ラベル化バクテリアがシンチレーションカウンター(BETAmatic scintillation counter (Koutron(, Basel, Switzerland))で計測された。化合物を含まないグループと比較してのバクテリアの付着%が、結果として示される。
3.2 結果
結果を図2に示す。
結果に見られるように、化合物のいくつかは活性を減少させ、いくつかはその活性を増加させる。
合成オキサザボロリディン類(oxazaborolidines)と抗付着性間の投与量応答と構造活性との関係(SAR)は、濃度6−120ミリモルの間で観察される。一般的に、B−ブチル基を含む化合物(BNO3、BNO5、BNO6、BNO7)は、試験濃度において、最大21−73%の抗付着性効果を示すが、ブチル基をフェニルキ基に置き換えたもの(BNO1、BNO2、BNO4、BNO8)は、18−62%の付着増加をもたらす反対の効果を示す。例えば、60ミリモルにおけるBNO3は、ヒドロキシアパタイト表面へのバクテリの付着能力を63%減少させる。B−ブチル(BNO3)をB−フェニル(BNO2)に置きかえると、同じ濃度で、バクテリア付着を37%促進させる。
(図2中、BNOO1はBNO7に、BNOO2はBNO8に関係する。)
(実施例4)化合物の細胞間情報伝達機構に与える影響
この実験は、自然のAI−2の誘導活性を模倣又は禁止する化合物の能力を決定するために設計された。
4.1 実験
BNO1、BNO2とAI−2信号変換システムとの相互作用が、AI−2同種のセンサーのみを有するよう構成された、AI−2伝達菌株のビブリオ・ハーヴェイBB170(Vibrio harveyi BB170)で試験された(Bassler, B.L. et al., Mol. Microbiol. 1993, 9, 773-786)。有望な一夜培養体は1:5000に希釈され、希釈された培養バクテリアの成長に沿い、バイオルミネセンスが追跡された。試験濃度におけるBNO1がバクテリアの成長開始時に添加された。比誘発を計算するために、成長開始3時間後のバイオルミネセンスレベルが用いられた。
結果を図3に示す。
有望な一夜培養体は1:5000に希釈され、集中を誘導し、バクテリア成長開始時に添加されたAI−2の存在下、希釈された培養バクテリアの成長に沿い、バイオルミネセンスが追跡された。試験濃度におけるBNO2がバクテリアの成長の開始時に添加された。
残余のバイオルミネセンスは、AI−2誘発され、非抑制のバイオルミネセンスの最大限の一部として表わされる。計算のために、成長開始2.5時間後のバイオルミネセンスレベルが用いられる。
結果を図4に示す。
ルミネセンスはLumac/3M Biocounter M2010(Netherlands)でモニターされた。培養密度は、培養液1mL当たりの選択された固体LM(L−marine)媒体上のコロニー形成単位(CFU)により測定された。相対ルミネセンス(図ではバイオルミネセンス)はルミネセンスと培養密度の商として計算され、相対光単位で表わされる(RLU, count / 106 CFU)。
比誘発は、BNO1により誘発されたものと、誘発されない相対ルミネセンスとの関係として計算される。抑制の測定は、BNO2の存在の有無によるAI−2により誘発される相対ルミネセンス関係として定義される。
4.2 結果
AI−2同様、BNO1は、投与量に依存するビブリオ・ハーヴェイBB170(Vibrio harveyi BB170)バイオルミネセンスを誘発することが示された(図3)。
一方、外因性のAI−2と同時に添加されたBNO2は、高濃度におけるまで、バイオルミネセンスを誘発する能力を強力に抑制した(図4)。
BNO1は、ビブリオ・ハーヴェイBB170(Vibrio harveyi BB170 (sensor 1- sensor2+))のバイオルミネセンスを誘発した。機構は、反応しないセンサー2-を有するムタンとしてのセンサー2+を経由する。
BNO2は、ビブリオ・ハーヴェイBB170(Vibrio harveyi BB170 (sensor 1- sensor2+))のバイオルミネセンスを誘発するAI−2の障害となる。
(実施例5)
(BNO1−BNO6のオキサザボロリディン類(oxazaborolidines)の合成)
BNO1−BNO6の合成のアウトラインは反応スキーム1に記載されている。
適当な第2級アミノアルコールの一当量とブチル又はフェニルボロン酸の一当量がトルエン中で一昼夜還流され、ディーン・シュターク装置を用いて水が除去された。その後、トルエンを蒸発させ、残部は必要な化合物を産出するまで、真空蒸留が行われた。
産物はBNO1:85%、BNO2:82%、BNO3:79%、BNO4:68%、BNO5:72%、BNO6:68%であった。
トルエンを除去後、BNO1−3、BNO5については蒸留により分離し、高収率がえられた。BNO4は純度の向上のため、再結晶が行われた。BNO6の試験的再結晶は、いくつかの反応開始物質を与えた。
BNO1とBNO4−6においては、(−)−ノルプソイドエフェドリン誘導体が用いられた。
(BNO7−BNO8化合物の合成)
マグネティックスターラーに設置された、250mLの丸底フラスコに、適当なボロン酸一当量とジエタノールアミン一当量が投入された。エーテルとジクロロメタン(1:2)がさらに追加され、3オングストロームの分子篩にかけられた。その結果の不均一溶液はアルゴンガス下2時間撹拌された。固体はジクロロメタンとともに粉砕され、中間のガラス溶融ロートで濾過され、ジクロロメタンで洗浄された。濾液は、固体化合物を得るために減圧蒸留により濃縮された。ジエタノールアミン複合体(固体化合物)は、次の様にして再結晶された。白色固体は熱ジクロロメタンに溶解され、固体化合物の再結晶を誘導するためにエーテルが加えられた。混合物は0℃に冷却され、固体がブフナーロートにより集められ、エーテルで洗浄された。製造物は、白色結晶固体としての本タイトル化合物(収率;BNO7:60%、BNO8:45%、再結晶:16%)を得るために、減圧下(0.2mm)乾燥された。
(化合物の同定)
BNO1−BNO8のNMRは以下の通りである。
(BNO1)
1H NMR (300 MHz, CDCl3)#: 0.73 (d, JH,H=6.0HZ, 3 H), 2.95 (s, 3 H), 3.81-3.84 (m, 1 H), 5.65 (d, JH,H=9.0HZ 1 H), 7.26-7.83 (m, 10H). 13C NMR (75.9 MHz, CDCl3)#: 16.04, 31.40, 62.17, 81.92, 128-140. M.S: m/z 251.
(BNO2)
1H NMR (300 MHz, CDCl3)#: 1.115 (s, 6 H), 3.37 (br s, 1 H), 3.60 (s, 1 H), 7.26-7.97 (m, 5H). 13C NMR (75.9 MHz, CDCl3)#: 26.24, 54.58, 72.76, 127.53, 128.79, 130.17, 132.20, 133.77. M.S: m/z 175.
(BNO3)
1H NMR (300 MHz,D2O)#: 0.44 (t, 2H), 0.71 (t, JH,H=9.0HZ, 3H), 0.94 (s, 6H), 1.04-1.13 (m, 4H), 3.21(s, 2H). 13C NMR (75.9 MHz, D2O)#: 13.41, 24.15, 25.28, 26.51, 51.36, 70.07. M.S: m/z 155.
(BNO4)
1H NMR (300 MHz, CDCl3)#: 1.38 (d, JH,H=6.0HZ, 3 H), 3.71-3.75 (m, 1 H), 3.88 (br s, 1 H), 5.02 (d, JH,H=6.0HZ, 1 H), 7.29-7.78 (m, 10 H). M.S: m/z 237.
(BNO5)
1H NMR (300 MHz, CDCl3)#: 0.60 (d, 3 H), 0.82-0.90 (t, overlap, 5 H), 1.34-1.50 (m, 4 H), 2.66 (s, 3 H), 3.60-3.75 (m, 1 H), 5.45 (d, 1 H), 7.23-7.40 (m, 5 H). M.S: m/z 231.
(BNO6)
13C NMR (75.9 MHz, CDCl3)#: 16.19, 21.60, 25.85, 26.61, 28.30, 57.05, 82.11,
127.06,128.27, 128.67. M.S: m/z 217.
(BNO7)
1H NMR (300 MHz, CDCl3)#: 0.43-0.46 (m, 2 H), 0.88 (t, 3 H), 1.250-1.33 (m, 4 H), 2.75 (br s, 2 H), 3.27 (br s, 2 H), 3.83-3. 96 (m, 4H), 5.83 (br s, 1 H). 13C NMR (75.9 MHz, CDCl3)#: 14.45, 18.43, 26.80, 28.49, 51.84, 62.91.
(BNO8)
1H NMR (300 MHz, DMSO)#: 2.79- 2.84 (m, 2 H), 3.03-3.09 (m, 2 H), 3.73-3.87 (overlap, 4 H), 6.8 (br s, 1 H), 7.12-7.18 (overlap, 3 H), 7.42 (d, JH,H=9.0HZ, 2 H).
(実施例6)BNO1−BNO5水和物
以下に記載の水和物が準備された。
B-ヒドロキシ-3,4-ジメチル-2,5-ジフェニル-1,3,2-オキサザボロリディン(BNO1水和物)
B-ヒドロキシ-4,4-ジメチル-2-フェニル-1,3,2-オキサザボロリディン(BNO2水和物)
B-ヒドロキシ-4-メチル-2,5-ジフェニル-1,3,2-オキサザボロリディン(BNO3水和物)
B-ヒドロキシ-2-ブチル-3,4-ジメチル-5-フェニル-1,3,2-オキサザボロリディン(BNO4水和物)
B-ヒドロキシ-2-ブチル-4-メチル-5-フェニル-1,3,2-オキサザボロリディン(BNO5水和物)
この水和物は、適当なオキサザボロリディンを水に溶解し、2時間撹拌することにより得られた。
(pHのオキサザボロリディン誘導体へ与える影響)
B−n−ブチル基を有するオキサザボロリディン誘導体は、中性から酸性において、より安定な化合物であるが、pHが10.6までは90%までの中間体が形成され、それはオキサザボロリディン類と水との平衡反応の結果である(化学式5の反応スキーム2)。
Figure 0005030590
より塩基性の条件下では、オキサザボロリディンの複合体(ate-complex)への完全は転換が生じ、これは11BNMRがピークの〜5.2ppmのケミカルシフトを示すことにより、確証が与えられる。
pH10.8において、フリーn−ブチルボロン酸は19.974ppmのケミカルシフトである一方、B−ブチル基を有する誘導体は2つのピークを与え、一つは中間体に由来する24.868ppm(90%)であり、他方は、複合体に由来する6.8ppm(10%)のピークである。さらに強い塩基性条件下では、5.2ppmのピークが存在し、それは、複合体が、一部エートコンプレックスに転換していることを示している。
この化合物(BNO3)のクロロホルム溶媒中や中性液中での一つのピークは、オキサザボロリディン類に属する33.667ppmを示す。
一方、B−フェニル基を有する誘導体(BNO2)は、同じ溶媒中で2つのピークを示し、一つは31.268ppm、他方は7.404ppmであり、このことは、各々、製品と複合体であることを示す。
他方、B−フェニル基を有する誘導体は、一度、エート・コンプレックスに転換され、水に完全に溶解し、11BNMRで5.461ppmのピークを示す。
我々は、エート・コンプレックスへの転換が、ブチル誘導体に比べて、フェニル誘導体のほうが早いからであると推定している。
(化合物の同定)
BNO1(水和物)−BNO5(水和物)のNMRは以下の通りである。
(BNO1水和物)
11B NMR (96.2 MHz) (: 7.18.
(BNO2水和物)
1H NMR (300 MHz, D2O) (: 1.08 (s, 6 H), 3.34 (br s, 1 H), 4.65 (s, 1 H, overlapped with D2O), 7.15-7.46 (m, 5H)
13C NMR (75.9 MHz, D2O) (: 14.20, 22.29, 54.39, 66.11, 67.39, 127.63, 132.04
11B NMR (96.2 MHz) (: 6.032
(BNO3水和物)
1H NMR (300 MHz,D2O) (: 0.44 (t, 2H), 0.71 (t, JH,H=9.0HZ, 3H), 0.94 (s, 6H), 1.04-1.13 (m, 4H), 3.21(s, 2H). 13C NMR (75.9 MHz, D2O) (: 13.41, 24.15, 25.28, 26.51, 51.36, 70.07. 11B NMR (96.2 MHz) (: 5.2
(BNO4水和物)
1H NMR (300 MHz, D2O) (: 0.86 (d, JH,H=6.6HZ, 3 H), 3.06-3.27 (m, 1 H), 3.05 (br s, 1 H), 4.36(d, JH,H=8.0HZ, 1 H), 7.16-7.51 (m, 10 H).
11B NMR (96.2 MHz) (: 4.47
(BNO5水和物)
11B NMR (96.2 MHz) (:, 5.98
本発明は、その好ましい具体例に関し示し、記載されており、多くの変形例、修飾例等が記載されていることから本発明の精神や範囲を逸脱することなく当業者であれば理解されるであろう。
したがって、従属クレームの精神と幅広い範囲に含まれるこれらすべての変形例、修飾例等を包含することを目的とするものである。
個々の刊行物、特許、特許出願が、特に又個々に引用として示されているように、本願明細書に述べられている総ての刊行物、特許、特許出願は、本明細書に採り入れられている。
本発明を理解するため、実施がどのようになされるかを知るため、実施例に限定されるものではないが、図に関連し、いくつかの好ましい具体例が述べられる。
本発明のいくつかの化合物の種々の濃度におけるフルクトシルタランスフェラーゼ(fructsyltransferase:FTF)活性のパーセンテージを示す。データは化合物を含まない場合との対比における活性度のパーセンテージを表している。 本発明の種々の化合物の存在下におけるバクテリアの基質への付着の用量依存性を示す。 本発明のBNO1化合物の濃度変化によるビブリオ・ハーヴェイBB170(Vibrio harveyi BB170)のバイオルミネセンス誘発を示す。 本発明のBNO2化合物の濃度変化によるビブリオ・ハーヴェイBB170(Vibrio harveyi BB170)のバイオルミネセンスを示す。バイオルミネセンスはAI−2の存在により誘発される。AI−2のみのバクテリアのバイオルミネセンスに対するBNO2存在下のパーセンテージのデータが示されている。

Claims (20)

  1. 薬学的に受容し得る塩、溶媒和物、水和物を含む化学式1(以下「化1」という)の化合物を成分として含み、バクテリア関連パラメータを減少または増加させる組成物であって、
    Figure 0005030590
    nは0であり;
    1は、水素、C1−C8アルキル、C2−C8アルケニル、アリール、C3−C7シクロアルキルから選択され;
    2は、水素、C1−C8アルキル、C2−C8アルケニル、アリール、C3−C7シクロアルキル、−(C=O)R、−S(=O)2 Rから選択され、ここでRはC1−C8アルキル、アリール、C3−C7シクロアルキルから選択され;
    3とR4は、個々独立に、水素、C1−C8アルキル、C2−C8アルケニル、アリール、C3−C7シクロアルキルから選択され;
    5とR6は、個々独立に、水素、C1−C8アルキル、C2−C8アルケニル、アリール、C3−C7シクロアルキルから選択される;
    又は、R5とR6のいずれかとR3とR4のいずれかはオキザボロリディン環(oxazaborolidine ring)と縮合し、置換又は非置換の芳香族環、置換又は非置換のシクロアルキル環、置換又は非置換の複素環を形成し;
    前記置換芳香族環、置換シクロアルキル環又は置換複素環の置換基が少なくとも1つのヒドロキシル基、ハロ基及びC1−C6アルキルから選択された置換基であり;
    1´は、無し(null)、水素、水酸基、C1−C8アルキル、C2−C8アルケニル、アリールから選択され;
    2´は、無し(null)、水素、C1−C8アルキル、C2−C8アルケニル、アリールから選択される;
    又は、R2´とR1´は、−OR10−、−O−(C=O)R10−、−OR10(C=O)−から選択される基であり、オキサザボロリディン環(oxazaborolidine ring)と縮合環を形成し、R10は、置換又は非置換のC1−C3 アルキレン、置換又は非置換のアリーレン、置換又は非置換のヘテロアリーレンから選択され、前記置換C1−C3 アルキレン、置換アリーレン又は置換ヘテロアリーレンの置換基が少なくとも1つのヒドロキシル基、ハロ基及びC1−C6アルキルから選択された置換基であり;
    バクテリア関連パラメータは
    (a)基質に対するバクテリアの付着性
    (b)酵素の酵素活性
    (c)バクテリアの生存度
    (d)細胞間情報伝達機構への影響
    (e)バクテリアによるバイオフィルムの形成
    (f)a〜eの2以上の組合せ
    から選択され、
    少なくとも一つのバクテリア関連パラメータを減少または増加させるための組成物。
  2. 5とR6のいずれかとR3とR4のいずれかは−(CH2)X(CH2)p−であり、ここでp=1,2,3、X=O、S、N−R´、N(C=O)R″であり、R´は水素、C1−C8アルキル、C2−C8アルケニル、アリール、C3−C7シクロアルキルから、R″はC1−C8アルキル、C2−C8アルケニル、アリール、C3−C7シクロアルキルから選択され、オキサザボロリディン環(oxazaborolidine ring)と縮合して複素環を形成する請求項1に記載の組成物。
  3. 1はC1−C8アルキル、アリールから選択され;
    2は水素、C1−C8アルキルから選択され;
    3とR4は、個々独立に、水素、C1−C8アルキル、アリールから選択され;
    5とR6は、個々独立に、水素、C1−C8アルキル、アリールから選択され;
    1´は無し(null)、水酸基から選択され;
    2´は無し(null)、水素から選択される;
    又は、R2´とR1´は−OR10−であり、ここでR10はC1−C3 アルキレンであり、
    オキサザボロリディン環(oxazaborolidine ring)と縮合し複素環を形成する;
    請求項1に記載の組成物。
  4. 1はC1−C8アルキル、アリールから選択され;
    2は水素、C1−C8アルキルから選択され;
    3とR4は、個々独立に、水素、C1−C8アルキル、アリールから選択され;
    5とR6は、個々独立に、水素、C1−C8アルキル、アリールから選択され;
    1´は無し(null)、水酸基から選択され;
    2´は無し(null)、水素から選択される、
    請求項1又は請求項3に記載の組成物。
  5. 「化1」の化合物が下記から選択される請求項4に記載の組成物。
    3,4-ジメチル-2,5-ジフェニル-1,3,2-オキサザボロリディン;
    4,4-ジメチル-2-フェニル-1,3,2-オキサザボロリディン;
    2-ブチル-4,4-ジメチル-1,3,2-オキサザボロリディン;
    4-メチル-2,5-ジフェニル-1,3,2-オキサザボロリディン;
    2-ブチル-3,4-ジメチル-5-フェニル-1,3,2-オキサザボロリディン;
    2-ブチル-4-メチル-5-フェニル-1,3,2-オキサザボロリディン;
    B-ヒドロキシ-3,4-ジメチル-2,5-ジフェニル-1,3,2-オキサザボロリディン;
    B-ヒドロキシ-4,4-ジメチル-2-フェニル-1,3,2-オキサザボロリディン;
    B-ヒドロキシ-2-ブチル-4,4-ジメチル-1,3,2-オキサザボロリディン;
    B-ヒドロキシ-4-メチル-2,5-ジフェニル-1,3,2-オキサザボロリディン;
    B-ヒドロキシ-2-ブチル-3,4-ジメチル-5-フェニル-1,3,2-オキサザボロリディン;
    B-ヒドロキシ-2-ブチル-4-メチル-5-フェニル-1,3,2-オキサザボロリディン.
  6. 1はC1−C8アルキル、アリールから選択され;
    2は水素、C1−C8アルキルから選択され;
    3とR4は、個々独立に、水素、C1−C8アルキル、アリールから選択され;
    5とR6は、個々独立に、水素、C1−C8アルキル、アリールから選択され;
    2´とR1´は−OR10−で、ここでR10はC1−C3 アルキレンであり、
    オキサザボロリディン環(oxazaborolidine ring)と縮合し複素環を形成する
    請求項1又は請求項3に記載の組成物。
  7. 「化1」の化合物が下記より選択される請求項6に記載の組成物。
    [(2-)-N,O,O'[2,2'-イミノビス[エタノラート]]]-2-n-ブチルホウ素;
    [(2-)-N,O,O'[2,2'-イミノビス[エタノラート]]]-2-フェニルホウ素.
  8. バクテリア関連パラメータが減少する請求項1に記載の組成物。
  9. バクテリア関連パラメータが基質へのバクテリアの付着であり、該パラメータが増加する請求項1に記載の組成物。
  10. バクテリア関連パラメータがバクテリアの生存度であり、該パラメータは減少し、「化1」の化合物が3,4-ジメチル-2,5-ジフェニル-1,3,2-オキサザボロリディン、2-ブチル-3,4-ジメチル-5-フェニル-1,3,2-オキサザボロリディンから選択された請求項1に記載の組成物。
  11. バクテリア関連パラメータが基質へのバクテリアの付着であり、該パラメータは減少し、「化1」の化合物が2-ブチル-4,4-ジメチル-1,3,2-オキサザボロリディン2-ブチル-3,4-ジメチル-5-フェニル-1,3,2-オキサザボロリディン、2-ブチル-4-メチル-5-フェニル-1,3,2-オキサザボロリディン、[(2-)-N,O,O'[2,2'-イミノビス[エタノラート]]]-2-n-ブチルホウ素から選択された請求項1に記載の組成物。
  12. バクテリア関連パラメータが基質へのバクテリアの付着であり、該パラメータは増加し、「化1」の化合物が3,4-ジメチル-2,5-ジフェニル-1,3,2-オキサザボロリディン、4,4-ジメチル-2-フェニル-1,3,2-オキサザボロリディン、4-メチル-2,5-ジフェニル-1,3,2-オキサザボロリディン、[(2-)-N,O,O'[2,2'-イミノビス[エタノラート]]]-2-フェニルホウ素から選択された請求項1に記載の組成物。
  13. バクテリア関連パラメータが細胞間情報伝達機構への影響であり、該パラメータは増加し、「化1」の化合物が3,4-ジメチル-2,5-ジフェニル-1,3,2-オキサザボロリディンである請求項1に記載の組成物。
  14. バクテリア関連パラメータが細胞間情報伝達機構への影響であり、該パラメータは減少し、「化1」の化合物が4,4-ジメチル-2-フェニル-1,3,2-オキサザボロリディンである請求項1に記載の組成物。
  15. 請求項1ないし14のいずれかで規定される「化1」の化合物を構成要素とするバクテリアの成長を抑制する組成物。
  16. 請求項1ないし14のいずれかで規定される「化1」の化合物を構成要素とする他の抗菌剤の細胞障害作用に対するバクテリアの感受性を増加させる組成物。
  17. 薬学的に受容されるキャリヤーと活性成分としての請求項1ないし14のいずれかで規定される「化1」の化合物からなるバクテリア関連パラメータを減少または増加させる調合組成物。
  18. 組成物が他の抗菌剤の細胞障害作用に対するバクテリアの感受性を増加させる請求項17に記載のバクテリア関連パラメータを減少または増加させる調合組成物。
  19. 少なくとも一つのさらなる他の抗菌剤を含む請求項17に記載のバクテリア関連パラメータを減少または増加させる調合組成物。
  20. バクテリアの成長を抑制する薬剤調合のための請求項1ないし14のいずれかで規定される「化1」の化合物の使用法。
JP2006525261A 2003-09-02 2004-09-02 バクテリアエフェクターとしてのオキサザボロリディン類 Expired - Fee Related JP5030590B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US49900503P 2003-09-02 2003-09-02
US60/499,005 2003-09-02
PCT/IL2004/000791 WO2005021559A2 (en) 2003-09-02 2004-09-02 Oxazaborolidines as bacteria effectors

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007504214A JP2007504214A (ja) 2007-03-01
JP5030590B2 true JP5030590B2 (ja) 2012-09-19

Family

ID=34272757

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006525261A Expired - Fee Related JP5030590B2 (ja) 2003-09-02 2004-09-02 バクテリアエフェクターとしてのオキサザボロリディン類

Country Status (7)

Country Link
US (1) US20070155698A1 (ja)
EP (1) EP1664064B1 (ja)
JP (1) JP5030590B2 (ja)
AT (1) ATE417052T1 (ja)
DE (1) DE602004018339D1 (ja)
ES (1) ES2319197T3 (ja)
WO (1) WO2005021559A2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2008152367A (ru) * 2006-06-12 2010-07-20 Анакор Фармасьютикалз, Инк. (Us) Соединения для лечения периодонтального заболевания
EP2136800A4 (en) 2007-03-19 2011-10-05 Wisconsin Alumni Res Found MODULATION OF BACTERIAL QUORUM DETECTION WITH SYNTHETIC LIGANDS
EP2155705A4 (en) * 2007-06-08 2012-02-15 Univ Georgia State Res Found COMPOSITIONS FOR REGULATING OR MODULATING QUORUM DETECTION IN BACTERIA, METHODS OF USING THE SAME, AND METHODS OF REGULATING AND MODULATING QUORUM DETECTION IN BACTERIUM
US8624063B2 (en) 2009-06-30 2014-01-07 Wisconsin Alumni Research Foundation Non-lactone carbocyclic and heterocyclic antagonists and agonists of bacterial quorum sensing
EP2459149A2 (en) * 2009-07-28 2012-06-06 QSlant Limited Antibacterial combinations comprising a garlic extrtact or s-allyl cysteine
WO2012137164A1 (en) 2011-04-07 2012-10-11 Biolinerx Ltd. Antimicrobial compositions, antibiofilm compositions and uses thereof
WO2012137166A1 (en) 2011-04-07 2012-10-11 Yissum Research Development Company Of The Hebrew University Of Jerusalem Ltd. An oxoborolidine compound and uses thereof
FR3029936B1 (fr) * 2014-12-15 2020-01-24 Biomerieux Procede et dispositif de caracterisation du pouvoir inhibiteur d'une molecule sur un microorganisme
US10526278B2 (en) 2017-10-19 2020-01-07 Wisconsin Alumni Research Foundation Inhibitors of quorum sensing receptor LasR
GB202111203D0 (en) 2021-08-03 2021-09-15 Pathway Intermediates Ltd Novel applications for oxazaborolidines and new methods of manufacture thereof.
GB202111761D0 (en) 2021-08-17 2021-09-29 Collins Mike Methods for preparing oxazoborolidines

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3137723A (en) * 1961-09-25 1964-06-16 Olin Mathieson Boron containing heterocyclic compounds and process for producing them
JP3498332B2 (ja) * 1993-10-07 2004-02-16 住友化学工業株式会社 不斉還元剤、および該不斉還元剤を用いる光学活性体の製造方法
US6458764B1 (en) * 1995-05-26 2002-10-01 Theratechnologies Inc. GRF analogs with increased biological potency
US5538829A (en) * 1995-09-05 1996-07-23 Xerox Corporation Toner compositions with zinc and boron charge enhancing additives
JP2003532698A (ja) * 2000-05-10 2003-11-05 プリンストン ユニバーシティ 細菌の増殖および病理発生を調節するための化合物ならびに方法
CA2455504A1 (en) * 2001-08-24 2003-03-06 Quorex Pharmaceuticals, Inc. Anti-bacterial agents based upon oxoanion binding
JP2003192596A (ja) * 2001-12-27 2003-07-09 Shionogi & Co Ltd 有機ホウ素化合物を含有する新規な抗コクシジウム剤

Also Published As

Publication number Publication date
EP1664064A2 (en) 2006-06-07
DE602004018339D1 (de) 2009-01-22
WO2005021559A2 (en) 2005-03-10
WO2005021559A3 (en) 2005-04-07
ATE417052T1 (de) 2008-12-15
ES2319197T3 (es) 2009-05-05
JP2007504214A (ja) 2007-03-01
EP1664064B1 (en) 2008-12-10
US20070155698A1 (en) 2007-07-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2017201670B2 (en) A composition comprising an antibiotic and a dispersant or an anti-adhesive agent
JP6640716B2 (ja) 細菌感染症を治療するための化合物及び方法
JP5030590B2 (ja) バクテリアエフェクターとしてのオキサザボロリディン類
RU2625305C2 (ru) Твердые формы ингибитора гиразы (r)-1-этил-3-[6-фтор-5[2-(1-гидрокси-1-метил-этил) пиримидин-5-ил]-7-(тетрагидрофуран-2-ил)-1н-бензимидазол-2-ил] мочевины
US20120296094A1 (en) Amide compound or salt thereof, and biofilm inhibitor, biofilm remover and disinfectant containing the same
US20100256369A1 (en) Quorum sensing inhibitor
EP2077260A1 (en) Amide compound or salt thereof, and biofilm formation inhibitor, biofilm remover and bactericide each using the amide compound or salt thereof
JP3205217B2 (ja) ヘリコバクター・ピロリ感染又は胃若しくは十二指腸潰瘍治療剤
Dembitsky et al. Steinberg et al.(43) Pub. Date: Jul. 5, 2007
TW200418508A (en) Peptide deformylase activated prodrugs
AU2008209747A1 (en) Novel beta-lactam antibiotics, method for the production thereof, and use thereof
EP3448865A1 (en) Lipophosphonoxins of second generation, and their use
CN104887668A (zh) Daphmalenine A衍生物在制备抗菌药物中的应用
CN104840470A (zh) 闭花木酮的o-(1h-四氮唑基)乙基衍生物在制备抗菌药物中的应用
JP3796612B2 (ja) 抗菌剤
CN113512046B (zh) C-7位卤代酰基头孢化合物、制备方法和应用
US20250122187A1 (en) Anti-biofilm compounds
CN104262313B (zh) 含苯基哌嗪的染料木素衍生物制法及其抗菌活性
CN105232513A (zh) 一种组合物及其在抗菌药物中的应用
CN105287573A (zh) 组合物及其在抗菌药物中的应用
CN105395557A (zh) 一种组合物及其在抗菌药物中的应用
CN105250287A (zh) 一种组合物及其在抗菌药物中的应用
CN105078989A (zh) 组合物77083001030592及其在抗菌药物中的应用
CN105213375A (zh) 组合物及其在抗菌药物中的应用
CN105193816A (zh) 组合物及其在抗菌药物中的应用

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070731

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100727

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20101018

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20101025

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110203

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110502

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110512

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110801

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120529

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120626

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150706

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees