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JP4996379B2 - ろ過装置 - Google Patents

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JP4996379B2
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Description

本発明は、被処理液をろ過処理する膜分離式のろ過装置に関するものである。
水などの被処理液を膜モジュールに通してろ過し、固液分離処理するにあたって、膜モジュールとして中空糸膜モジュールを用いることが従来から行なわれている。
図9は中空糸膜モジュールを用いたろ過装置の一例を示すものであり、一端が閉塞し他端が開口する中空糸膜を束ねると共に両端をそれぞれ結束し、開口側の端部に通液部21を設けて中空糸膜モジュール20を形成するようにしてある。そして中空糸膜の閉塞側の端部が下に、開口側の端部が上になる姿勢で中空糸膜モジュール20を隔壁22内に配置して被処理液中に浸漬してあり、通液部21を集液配管23に接続してある。このものにあって、集液配管23から通液部21内を吸引すると、被処理液は中空糸膜モジュール20の各中空糸膜に外側から中空内部へと通過してろ過され、このろ過された被処理液は通液部21から集液配管23を通して排出されるようになっている(特許文献1参照)。
このように中空糸膜モジュール20の各中空糸膜に被処理液を通してろ過することによって、被処理液を固液分離処理するにあたって、中空糸膜モジュール20の各中空糸膜の表面にろ過された固形分が付着し、中空糸膜に目詰まりが発生するおそれがある。
このため、上記の特許文献1では、中空糸膜モジュール20の下側に散気管24を配置し、散気管24からエアなどの気体を散気させるようにしてあり、この散気された気体による作用や、散気によって発生する被処理液の上昇流の作用で、中空糸膜モジュール20の各中空糸膜に振動を与え、中空糸膜の表面に固形分が付着することを防ぐと共に、付着した固形分を中空糸膜の表面から剥ぎ取るようにしている。
特開2007−83129号公報
上記のように散気管24から気体を散気させて中空糸膜モジュール20の各中空糸膜を洗浄するにあたって、散気管24の噴出口は気体を上方へ噴出させるために上向きに開口しており、被処理液中を沈降する固形分で噴出口が詰まり易い。このため、散気管24に気体の噴出むらが発生したり、気体が噴出されなくなったりして、中空糸膜モジュール20の一部や全部が洗浄できなくなることがあるという問題があった。
また散気管24から噴出される気体は、散気管24の直上へと上昇するだけであって、中空糸膜モジュール20の広い範囲に散気気体を作用させることができないものであり、中空糸膜モジュール20の全体を均一に洗浄することが難しいという問題もあった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、気体噴出部が詰まって気体の噴出ムラが発生したりすることなく、気体噴出部から広い範囲で膜モジュールの中空糸膜の全体に散気させて均一に洗浄することができるろ過装置を提供することを目的とするものである。
本発明に係るろ過装置は、中空糸膜1を被処理液中に浸漬して、被処理液を中空糸膜1の外側から中空内部へと通過させることによってろ過を行なうようにしたろ過装置において、屈曲された複数本の中空糸膜1と、各中空糸膜1の両端部を固定する固定部2と、固定部2に設けられ、中空糸膜1の両端の開口を介して中空糸膜1内と連通される通液部3とを備えて形成される膜モジュール4と、上下が開口する筒状に形成され、中空糸膜1の屈曲部が下向きになる姿勢で膜モジュール4が内部に配置されるユニットパネル5と、中空糸膜1の下側においてユニットパネル5内に配置され、中空糸膜1の軸線方向と直交する方向で放射状に気体を被処理液中に散気する気体噴出部6とを備えて形成される散気ユニット7と、を具備し、膜モジュール4の下端に上下に開口する筒状のスカート部10を設け、気体噴出部6から散気される気体によって生じる被処理液の流れを整流する整流部8を、中空糸膜1の下端より下側に配置して、ユニットパネル5の内側に一体的にして散気ユニット7に設け、整流部8に膜モジュール4のスカート部10を嵌合して取り付けることによって、膜モジュール4をユニットパネル5内に配置して成ることを特徴とするものである。
この発明によれば、散気ユニット7の気体噴出部6から散気して、膜モジュール4の中空糸膜1を洗浄するにあたって、気体噴出部6は中空糸膜1の軸線方向と直交する方向で放射状に、つまり水平方向で放射状に気体を被処理液中に散気するようにしたので、気体噴出部6の気体を噴出する噴出口15は横向きに開口しているものであって、噴出口15が詰まることを防ぐことができると共に、散気気体は水平方向に噴出された後に上昇するものであって、気体噴出部6の直上だけでなく広い範囲で膜モジュール4の中空糸膜1に散気することができ、散気気体による作用や、散気によって発生する被処理液の上昇流の作用で、中空糸膜1を広い範囲で均一に洗浄することができるものである。また膜モジュール4はユニットパネル5で囲われているものであって、散気によって発生する被処理液の上昇流が外方へ流れることをユニットパネル5で規制することができ、被処理液の上昇流による中空糸膜1の洗浄効果を高く得ることができるものである。
この発明によれば、被処理液の流れを整流部8で整流することによって、被処理液の上昇速度を高めることができ、中空糸膜1の洗浄効果を高めることができるものである。
この発明によれば、膜モジュール4の中空糸膜1を整流部8に対して位置決めした状態で取り付けることができると共に、膜モジュール4がユニットパネル5内で位置ずれすることを防ぐことができるものである。
また更なる発明は、中空糸膜1の下端の屈曲部の内側に通して中空糸膜1の下端部を保持する保持部9を、保持部9の両端をスカート部10の内周に保持させて膜モジュール4に設け、スカート部10の下端部に被処理液が流通する切欠部11を形成して成ることを特徴とするものである。
この発明によれば、中空糸膜1の屈曲した下端部を保持部9とスカート部10で保持して、中空糸膜1が絡み合わないようにすることができると共に、気体噴出部6からの散気で生じる被処理液の流れがスカート部10で遮断されることを切欠部11で防ぐことができるものである。
また更なる発明は、ユニットパネル5の下端部に被処理液が流通する切欠部12を形成して成ることを特徴とするものである。
この発明によれば、気体噴出部6からの散気で生じる被処理液の流れがユニットパネル5で遮断されることを切欠部12で防ぐことができるものである。
本発明によれば、散気ユニット7の気体噴出部6から散気して、膜モジュール4の中空糸膜1を洗浄するにあたって、気体噴出部6の気体を噴出する噴出口15は横向きに開口しているものであって、噴出口15が詰まることを防ぐことができると共に、散気気体は水平方向に噴出された後に上昇するものであって、気体噴出部6の直上だけでなく広い範囲で膜モジュール4の中空糸膜1に散気することができ、散気気体による作用や、散気によって発生する被処理液の上昇流の作用で、中空糸膜1を広い範囲で均一に洗浄することができるものである。また膜モジュール4はユニットパネル5で囲われているものであって、散気によって発生する被処理液の上昇流が外方へ流れることをユニットパネル5で規制することができ、被処理液の上昇流による中空糸膜1の洗浄効果を高く得ることができるものである。
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図2は膜モジュール4の一例を示すものであり、中空糸膜1を備えて形成してある。中空糸膜1はPP、PVDF、PTFEなどの樹脂素材や、セラミックなどの素材から、サブミクロンオーダーの微細孔を有する中空糸状に形成されるものであり、この多数本の中空糸膜1を引き揃えて束ね、これを中央部でU字状に屈曲すると共に両端部を固定部2で固定するようにしてある。固定部2は樹脂成形などで形成されるものであり、内部を密閉された中空にして集水部27が形成してある。各中空糸膜1の両端は固定部2の集水部27内に開口させてある。固定部2の集水部27はろ過液出口28でのみ開口されるものであり、この集水部27とろ過液出口28で通液部3が形成されるようにしてある。
各中空糸膜1の屈曲部の内側には直線の棒で形成される保持部9が通してあり、保持部9の両端は上下に開口する筒状のスカート部10の対向する内面に固定してある。スカート部10は筒状であればよく、円筒や角筒などその形状は任意である。このスカート部10の上面に立設した複数本の支柱29の上端に、上記の固定部2が固定してあり、中空糸膜1をU字状に垂れ下げた固定部2をスカート部10で支持すると共に、中空糸膜1の屈曲した端部を保持部9で保持するようにしてある。このように中空糸膜1の上端を固定する固定部2と、中空糸膜1の屈曲した下端部を保持する保持部9は、スカート部10及び支柱29で連結されているので、中空糸膜1の長さを一定に保つことができるものであり、また多数の中空糸膜1の並びの方向を規制することができるものである。
上記のように形成される膜モジュール4は、図1のように、中空糸膜1の軸線方向が上下方向となり、且つ中空糸膜1の屈曲部が下向きになる姿勢で散気ユニット7に組み込んで使用されるものである。散気ユニット7はユニットパネル5、整流部8、気体噴出部6を備えて形成されるものである。ユニットパネル5は、複数本のフレーム柱31間にパネル30を張って上下に開口する筒状に形成されるものであり(図7参照)、フレーム柱31の下端に設けた脚部32で、被処理水が満たされている処理槽内に設置されるようになっている。
整流部8はユニットパネル5の下部内に設けてある。整流部8はユニットパネル5に一体的に固定されているものである。固定の手段は特に限定されないが、例えば、整流部8の側端部に側方へ連結片34を突出して設け、連結片34の先端をユニットパネル5のフレーム支柱31に結合することによって、連結片34を介してユニットパネル5内に整流部8を一体的に固定するようにしてある。膜モジュール4は、その下端のスカート部10を、整流部8の上部外周に上から嵌め込んで嵌合させることによって、ユニットパネル5内に取り付けるようにしてある。
また気体噴出部6は、外周の複数個所に外側方へ向けて放射状に開口する噴出口15を設けて形成されるものであり、整流部8の下側においてユニットパネル5の下端部内に設けられるものである。気体噴出部6には送気管33が接続してあり、エアなどの気体が送気管33を通して気体噴出部6に供給されるようにしてある。気体噴出部6は中空糸膜1の軸線方向での直下位置において、スカート部10の下面の開口の中央部の下側の位置に配置されるものである。気体噴出部6をユニットパネル5内の所定位置に取り付ける方法は、整流部8に気体噴出部6を結合したり、ユニットパネル5に気体噴出部6を結合したりするなど任意の方法で行なうことができるが、送気管33で気体噴出部6を支持することによってユニットパネル5内の所定位置に気体噴出部6を取り付けるようにしてもよい。
上記のように膜モジュール4と散気ユニット7からなる本発明のろ過装置は、水などの被処理液が供給される処理槽内に、膜モジュール4と散気ユニット7を被処理液中に浸漬させた状態で設置されるものであり、膜モジュール4の通液部3にはろ過液排出配管35が接続してある。そして、ろ過液排出配管35を通して通液部3内を吸引すると、被処理液は膜モジュール4の各中空糸膜1に外側から中空内部へと通過してろ過される。また膜モジュール4の外部より水圧などの外圧をかけることによっても、被処理液は各中空糸膜1に外側から中空内部へと通過してろ過することができる。このように中空糸膜1に外側から中空内部へと通過する際に固液分離されてろ過された被処理液は、中空糸膜1の両端の開口から通液部3の集液部27に流入し、ろ過液出口28からろ過液排出配管35を通して排出されるようになっている。
このとき、中空糸膜1の屈曲した下端部は自由端となっており、中空糸膜1がこの屈曲端部で絡み合うと、中空糸膜1の通液効率が低下し、また絡み合った中空糸膜1の隙間に固形物が溜まって中空糸膜1の表面に付着し易い。このため、本発明では上記のように中空糸膜1の屈曲部の内側に保持部9を通して拘束するようにしてあり、中空糸膜1が屈曲端部で絡み合うことを未然に防ぐようにしてある。
一方、このように膜モジュール4で被処理液をろ過しながら、送気管33からエアなどの気体を気体噴出部6に供給して、噴出口15から被処理液中に気体を噴出して散気を行なうようにしてある。このように気体噴出部6から散気すると、散気した気体は被処理液中を浮力で上昇し、スカート部10の内側を通過して膜モジュール4の中空糸膜1に作用する。また散気気体が被処理液中を上昇することによって、被処理液に上昇流が生じ、この被処理液の上昇流がスカート部10の内側を通過して中空糸膜1に作用する。そしてこの散気気体の作用や、被処理液の流れの作用で、中空糸膜1が振動し、中空糸膜1の表面に固形物が堆積して付着することを防止したり、中空糸膜1の表面に付着した固形物を剥離させたりして、中空糸膜1に目詰まりが生じることを防ぐ洗浄を行なうことができるものである。
ここで、噴出口15は上記のように気体噴出部6の外周に外側方へ向けて放射状に開口して形成されているものであり、気体は噴出口15から中空糸膜1の軸線方向と直交する方向で、すなわち図3(b)に示すように略水平な横方向で放射状に噴出されるものである。このように気体噴出部6から気体が放射状に噴出されると、図3(a)に矢印で示すように、気体は横方向に広がった後に浮力で上方へ上昇することになり、広い範囲で散気気体が上昇することになる。また散気気体の上昇で生じる被処理液の上昇流も広い範囲で発生することになる。従って、広い範囲で膜モジュール4の中空糸膜1に散気気体や被処理液の上昇流を作用させることができるものであり、気体噴出部6の直上だけでなく広い範囲で中空糸膜1を洗浄することができ、中空糸膜1の洗浄をむらなく均一に行なうことができるものである。
このとき、気体噴出部6の噴出口15から噴出される気体の噴出圧力が高いと、気体の横方向への広がりは大きく、噴出圧力が小さいと気体の横方向への広がりは小さくなる。従って気体の噴出圧力を調整することによって気体の広がりを調整して、中空糸膜1の洗浄範囲を調整することが可能になるものである。また気体の噴出圧力を変化させ、例えば噴射圧力を「高」「低」「高」「低」と繰り返して変化させると、気体の噴射の広がりの範囲も「広」「狭」「広」「狭」と変化し、気体噴出部6が小さなものであっても、中空糸膜1に散気気体や被処理液の流れを効果的に作用させることができ、中空糸膜1の洗浄を効果的に行なうことができるものである。
上記のように気体噴出部6から気体を散気することによって、散気気体の作用と、散気気体が被処理液を上昇することによって生じる被処理液の上昇流の作用で、膜モジュール4の中空糸膜1を洗浄することができる。そしてこの被処理液の流れが上方に中空糸膜1へと向かうことによって、中空糸膜1の洗浄に寄与することができるが、発生する流れは一般的に乱流であり、水平方向などへの流れも発生し、上昇流の速度が鈍くなって、中空糸膜1の洗浄の効率を高く得ることができないことがある。
このため本発明では、中空糸膜1と気体噴出部6との間に整流部8を設け、被処理液の流れを整流部8で整流するようにしてある。整流部8は図4に示すように、鉛直方向に立てて配置される平板状の整流板37によって形成されるものであり、図の実施の形態では中心支柱38に複数枚の整流板37の各側端を固定することによって、放射状に配置された複数枚の整流板37で整流部8を形成するようにしてある。そして、気体噴出部6からの散気で生じる被処理液の流れは、整流部8の各整流板37に沿って整流され、鉛直上方へのみの上昇流となるように整流されるものであり、被処理液の上昇流の速度を高めることができるものである。このようにスカート部10内での被処理液の上昇流の速度を高めて中空糸膜1に作用させることができるものであり、中空糸膜1の洗浄効果を高く得ることができるものである。
ここで、既述のように、膜モジュール4はスカート部10を整流部8に上から嵌め込んで嵌合させることによって、ユニットパネル5内に取り付けるようにしてあるが、図4のように、整流部8を放射状に配置した複数枚の整流板37で形成する場合、整流板37の枚数に応じた多角形の筒状にスカート部10を形成し、スカート部10の多角形筒の角部内に各整流板37の先端部を嵌め込むようにして、整流部8にスカート部10を嵌合させることができるものである。また整流部8の下端部にはユニットパネル5に結合固定するための連結片34が一箇所あるいは複数個所において突設してあり、スカート部10の下端がこの連結片34の上に係合載置されることによって、整流部8にスカート部10を嵌合した状態で保持できるようにしてある。このように膜モジュール4は、スカート部10を整流部8に嵌合させることによってユニットパネル5内に取り付けられているものであり、膜モジュール4の中空糸膜1を整流部8に対して位置決めした状態で取り付けることができると共に、膜モジュール4を鉛直に立設させた状態に保ち、またユニットパネル5内で位置ずれすることを防ぐことができるものである。
また上記のように、膜モジュール4のスカート部10の下面開口の下側に配置された気体噴出部6から散気し、スカート部10内で被処理液に上昇流を生じさせて中空糸膜1の洗浄を行なうにあたって、気体噴出部6はこのようにスカート部10の下面開口の下側に配置されているために、スカート部10の下面開口の中央部が気体噴出部6で塞がれて、下面開口からスカート部10内に流入する被処理液の流れの一部が阻害される。すなわち、図5(a)に矢印で示すように、スカート部10内に下面開口から流入する被処理液の流れの一部が気体噴出部6で遮られて、気体噴出部6からの散気でスカート部10内において生じる被処理液の上昇流の流量や速度が十分に得られなくなるおそれがある。尚、説明の都合上、図5において整流部8の記載は省略している。
そこで本発明では、図5(b)に示すように、スカート部10の下端部に切欠部11を設け、スカート部10内への被処理液の流入が、スカート部10の下面開口だけでなく、切欠部11を通したスカート部10の側面からも生じるようにしてある。すなわち図5(b)に矢印で示すように、スカート部10の下面開口からの被処理液の流れに、切欠部11を通したスカート部10の側面からの被処理液の流れが加わり、気体噴出部6からの散気でスカート部10内において生じる被処理液の上昇流の流量や速度を高めることができるものであり、中空糸膜1の洗浄効果を高く得ることができるものである。上記の切欠部11はスカート部10に一箇所設ける他、等間隔などで複数個所に設けるようにしてもよく、また切欠部11の形状は、図の実施の形態のように逆V字形に形成する他、半円形、方形など任意に形成することができる。
また、上記のように気体噴出部6からの散気によって被処理液に上昇流を生じさせ、この被処理液の流れで中空糸膜1の洗浄を行なうにあたって、被処理液の流れは、スカート部10内から上昇して中空糸膜1を洗浄しながら膜モジュール4の上方へ抜ける(図6(a)にイ矢印で示す)。しかしスカート部10の上面の開口から上昇した一部の流れは、図6(a)のロ矢印のようなスカート部10内に下面の開口から吸引される流れに引き寄せられて、図6(a)にハ矢印で示すように、中空糸膜1を洗浄しないまま膜モジュール4の外側方へ流れてスカート部10へとショートパスすることがある。
そこで本発明では、図6(b)に示すように、膜モジュール4を上下が開口する筒状のユニットパネル5内に配置するようにしてあり、膜モジュール4の外周をユニットパネル5で囲むようにしてある。このように膜モジュール4の外周をユニットパネル5で囲むことによって、被処理液はユニットパネル5で規制されて上方へと流れるものであり、中空糸膜1を洗浄しないまま膜モジュール4の外側方へ流れることを防いで、被処理液の上昇流で中空糸膜1を効率良く洗浄することができるものである。
ユニットパネル5のパネル30は樹脂板、金属板など任意の材質で形成することができるものであり、フレーム支柱31で補強されるようにしてある。そしてフレーム支柱31の下端に設けた脚部32で水槽などの処理槽の底面に容易に設置することができるようにしてある。フレーム支柱31は、ユニットパネル5の形状が単独で保持できるような構造であればよく、溶接やボルト止めなど任意の方法で組み立てることができ、本数、形状、構造は任意であり、また桟などを設けてもよい。
また図6(b)に矢印で示すように、膜モジュール4の中空糸膜1を洗浄しながら上昇した被処理液の流れは、ユニットパネル5の上面の開口から上方へ抜け、次にユニットパネル5の外側に沿って下降した後に、気体噴出部6からの散気で被処理液に生じる上昇流に引かれて、ユニットパネル5内に下面の開口から流入する、というように被処理液に循環流が生じる。そして図7の実施の形態では、ユニットパネル5のパネル30の下端に切欠部12が形成してあり、ユニットパネル5内への被処理液の流入が、ユニットパネル5の下面開口だけでなく、切欠部12を通したユニットパネル5の側面からも生じるようにしてある。従って、ユニットパネル5の下面開口からの被処理液の流れに、切欠部12を通したユニットパネル5の側面からの被処理液の流れが加わり、気体噴出部6からの散気でユニットパネル5内において生じる被処理液の上昇流の流量や速度を高めることができるものであり、中空糸膜1の洗浄効果を高く得ることができるものである。切欠部12はユニットパネル5に一箇所設ける他、複数個所に設けるようにしてもよく、また切欠部12の形状は逆V字形に形成する他、半円形、方形など任意に形成することができる。
図8(a)(b)は本発明の他の実施の形態を示すものであり、ユニットパネル5内にノズル40を設け、高圧流体配管41から供給される高圧エアや高圧液などの高圧流体を噴出するようにしたものである。このようにユニットパネル5内においてノズル40から高圧流体を噴出させることによって、気体噴出部6からの散気のみでは被処理液に生じさせることができない流れを生成させ、被処理液の流れによる中空糸膜1の洗浄効果を高めることができるようにしたものである。
図8(a)の実施の形態では、ユニットパネル5内の下端部において、パネル30と膜モジュール4との間の位置に、ノズル40を上方へ向けて配置するようにしてある。このものでは、ノズル40から上方へ高圧流体を噴出すると、ユニットパネル5内で膜モジュール4の周囲で被処理液の上昇流が生じ、気体噴出部6からの散気で被処理液に生じる上昇流が加速されることになり、この加速された被処理液の流れで中空糸膜1を効果的に洗浄することができるものである。ノズル40は単独であっても、複数であってもよく、また配置の位置は特に限定されない。さらにノズル40からの高圧流体の噴出は連続的であっても、断続的であってもよい。
図8(b)の実施の形態では、膜モジュール4の中空糸膜1に対向させてノズル40を配置するようにしてあり、高圧流体を中空糸膜1に吹き当てるようにしてある。このものではノズル40から高圧流体を中空糸膜1に吹き当てることによって、気体噴出部6からの散気で被処理液に生じる上昇流では達成できない強力な剥離力で、中空糸膜1の表面に付着する固形物を剥離することができるものであり、中空糸膜1の洗浄効果を高く得ることができるものである。この場合も、ノズル40は単独であっても、複数であってもよく、また配置の位置は特に限定されない。さらにノズル40からの高圧流体の噴出はろ過の運転時であっても、停止時であってもよい。
本発明の実施の形態を示す正面断面図である。 同上の膜モジュールの正面断面図である。 同上の一部を示すものであり、(a)は正面断面図、(b)は平面断面図である。 同上の一部を示すものであり、(a)は正面断面図、(b)は平面断面図である。 同上の一部を示すものであり、(a)(b)はそれぞれ正面断面図である。 同上の実施の形態を示すものであり、(a)(b)はそれぞれ正面断面図である。 同上の他の実施の形態を示す斜視図である。 同上のさらに他の実施の形態を示すものであり、(a)(b)はそれぞれ正面断面図である。 従来例を示す一部破断した斜視図である。
符号の説明
1 中空糸膜
2 固定部
3 通液部
4 膜モジュール
5 ユニットパネル
6 気体噴出部
7 散気ユニット
8 整流部
9 保持部
10 スカート部
11 切欠部
12 切欠部
15 噴出口

Claims (3)

  1. 中空糸膜を被処理液中に浸漬して、被処理液を中空糸膜の外側から中空内部へと通過させることによってろ過を行なうようにしたろ過装置において、屈曲された複数本の中空糸膜と、各中空糸膜の両端部を固定する固定部と、固定部に設けられ、中空糸膜の両端の開口を介して中空糸膜内と連通される通液部とを備えて形成される膜モジュールと、上下が開口する筒状に形成され、中空糸膜の屈曲部が下向きになる姿勢で膜モジュールが内部に配置されるユニットパネルと、中空糸膜の下側においてユニットパネル内に配置され、中空糸膜の軸線方向と直交する方向で放射状に気体を被処理液中に散気する気体噴出部とを備えて形成される散気ユニットと、を具備し
    膜モジュールの下端に上下に開口する筒状のスカート部を設け、
    気体噴出部から散気される気体によって生じる被処理液の流れを整流する整流部を、中空糸膜の下端より下側に配置して、ユニットパネルの内側に一体的にして散気ユニットに設け、
    整流部に膜モジュールのスカート部を嵌合して取り付けることによって、膜モジュールをユニットパネル内に配置して成ることを特徴とするろ過装置。
  2. 中空糸膜の下端の屈曲部の内側に通して中空糸膜の下端部を保持する保持部、保持部の両端をスカート部の内周に保持させて膜モジュールに設け、スカート部の下端部に被処理液が流通する切欠部を形成して成ることを特徴とする請求項1記載のろ過装置。
  3. ユニットパネルの下端部に被処理液が流通する切欠部を形成して成ることを特徴とする請求項1又は2に記載のろ過装置。
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