JP4976695B2 - 燃料電池システム - Google Patents
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Description
また、このように燃料電池の発電停止後に、長時間にてコンプレッサを作動させるには、その外部電源を大型化しなければならず、その結果として、システムが大型化していた。
そして、このように燃料電池システムの起動時に膜電極接合体を乾燥させるので、燃料電池システムの発電停止時における掃気時間、つまり、コンプレッサの作動時間を短縮することができる。これにより、コンプレッサの作動を短時間で停止できると共に、外部電源を大型化させる必要がなく、システムが大型化することもない。すなわち、起動時における膜電極接合体の乾燥では、発電する燃料電池の電力を利用して、コンプレッサを作動できるため、特別な外部電源を備える必要もない。
なお、後記する実施形態では、低温起動条件が成立する場合として、起動時の燃料電池10の温度T11が所定温度T1よりも低い場合(図5、S101・Yes)を例示する。
ここで、「定常運転」とは、燃料電池の温度が暖機完了温度(例えば70℃)に到達した後の運転であって、燃料電池の過昇温を防止するための冷媒が定常に循環し(定常運転モード)、燃料電池が暖機完了温度で略維持され、燃料電池の出力が安定している状態の運転を意味する。
また、このように反応ガスの圧力を低くして発電させると、燃料電池の自己発熱量が高くなり、燃料電池の温度が上がる。したがって、反応ガスの温度が上がって、その飽和水蒸気量が高くなり、膜電極接合体をより好適に乾燥させることができる。
特に、その加湿量が減少された低湿度の反応ガスの流量を増加させる場合、膜電極接合体の水分を反応ガスに効率的に移動させ、膜電極接合体をより好適に乾燥させることができる。
まず、本実施形態に係る燃料電池システムの起動方法を実施するシステム構成を説明する。図1に示す本実施形態に係る燃料電池システム1は、図示しない燃料電池自動車に搭載されている。燃料電池システム1は、燃料電池10の出力端子(図示しない)に接続された走行モータ51(図示しない)を備えている。走行モータ51は燃料電池10の発電電力によって駆動し、これにより、燃料電池自動車が走行するようになっている。
燃料電池10(燃料電池スタック)は、図2(a)に示すように、単セル11が、その厚み方向に複数積層されることによって構成された固体高分子電解質型燃料電池である。単セル11は、1価の陽イオン交換膜等からなる電解質膜13をアノード14及びカソード15で挟持してなるMEA12と、MEA12を挟んでいる金属製のセパレータ16及びセパレータ17とを備えている。
図1に戻って説明を続ける。
アノード系20は、水素が貯蔵された水素タンク21と、遮断弁22と、減圧弁23(レギュレータ)と、エゼクタ24と、パージ弁25とを主に備えている。
燃料電池10の上流側について説明すると、水素タンク21からアノード流路16aに向かって、配管21aと、遮断弁22と、配管22aと、減圧弁23と、配管23aと、エゼクタ24と、配管24aと、アノード流路16aとが順に接続されており、ECU70によって遮断弁22が開かれると、水素タンク21からアノード流路16aに、減圧弁23によって所定圧力に減圧された後、水素が供給されるようになっている。また、減圧弁23はECU70と接続されており、ECU70は減圧弁23の二次側(下流側)圧力を適宜に調整可能となっている。
カソード系30は、コンプレッサ31(スーパーチャージャ、酸化剤ガス供給手段)と、インタークーラ33(熱交換器)と、加湿器35(加湿手段)と、背圧弁36と、希釈器37と、温度センサ38と、を主に備えている。
コンプレッサ31は、外気を取り込んで圧縮し、酸化剤ガス(掃気時には掃気ガス)として燃料電池10のカソード15に向けて送る機器である。そして、コンプレッサ31は、配管31a、三方弁であるインタークーラ弁32、及び、配管32aを介して、インタークーラ33に接続されている。また、コンプレッサ31は、ECU70と接続されており、適宜に制御されるようになっている。
また、配管32bによってインタークーラ弁32と配管33aとが接続されており、コンプレッサ31からの空気がインタークーラ33を迂回(バイパス)するようになっている。そして、インタークーラ弁32はECU70と接続されており、ECU70がインタークーラ弁32を適宜に開/閉することで、インタークーラ33の経由/迂回を制御するようになっている。
ただし、インタークーラ33の経由/迂回を制御できれば、このような構成に限定されず、例えば、インタークーラ弁32を設けず、インタークーラ33を迂回する配管32bに開閉弁を設け、これを適宜に開/閉する構成でもよい。また、流量調整弁(バタフライ弁等)を適所に設け、インタークーラ33の経由流量と、迂回流量とを制御する構成でもよい。
また、配管34bによって加湿弁34と配管35aとが接続されており、インタークーラ33(コンプレッサ31)からの空気が加湿器35を迂回するようになっている。そして、加湿弁34はECU70と接続されており、ECU70は、加湿弁34を適宜に開閉することで、加湿器35の経由/迂回を制御するようになっている。
ただし、加湿器35の経由/迂回を制御できれば、このような構成に限定されず、例えば、加湿弁34を設けず、加湿器35を迂回する配管34bに開閉弁を設け、これを適宜に開/閉する構成でもよい。また、流量調整弁(バタフライ弁等)を適所に設け、加湿器35の経由流量と、迂回流量とを制御する構成でもよい。
カソード流路17aの下流側は、配管36aを介して、加湿器35に接続されており、多湿のカソードオフガスが加湿器35に送られるようになっている。そして、加湿器35における水分交換により、その水分量が低下したカソードオフガスが、配管36b、背圧弁36、配管37aを介して、希釈器37に送られるようになっている。
冷却系40は、発電により自己発熱する燃料電池10が過昇温しないように、燃料電池10の冷媒流路17bに冷媒(エチレングリコール等)を通流させて、燃料電池10を適宜に冷却し、燃料電池10を定常発電に好適にな温度帯の暖機完了温度T2(図4参照)に保つための系である。このような冷却系40は、冷媒ポンプ41と、サーモスタット弁42と、ラジエータ43(放熱器)と、を主に備えている。
一方、暖機の完了前、つまり、燃料電池システム1の起動時等は、燃料電池10から排出される冷媒の温度が低く、定常運転時に対して、冷媒がサーモスタット弁42から配管42bを経由して配管43aに流れ込み、ラジエータ43を迂回するようになっている。
その他、冷媒ポンプ41もECU70と接続されており、ECU70によって、その回転速度等が制御されるようになっている。
電力消費系50は、走行モータ51(外部負荷)と、VCU52(Voltage Control Unit)と、出力検出器53とを主に備えている。また、走行モータ51と並列に、燃料電池10の余剰電力を蓄えたり、燃料電池10の発電を補助するキャパシタ等の蓄電装置(図示しない)が設けられている。この他、コンプレッサ31のモータも、電力消費系50に含まれ、コンプレッサ31は、運転する燃料電池10の電力等を利用して作動するようになっている。
VCU52は、燃料電池10の出力電流や出力電圧を制御することで、燃料電池10の発電を制御する電流電圧制御器である。言い換えると、VCU52は、電流を適宜に取り出すことによって燃料電池10を発電させる機器であり、例えば、コンタクタ(リレー)、DC−DCコンバータ等を備えている。そして、VCU52はECU70と接続されており、ECU70はVCU52を介して出力電流及び出力電圧を適宜に制御するようになっている。すなわち、例えば、ECU70が出力電流を0にすれば、燃料電池10が発電しない設定となっている。
ECU70(制御手段)は、燃料電池システム1を電子制御する装置である。このようなECU70は、CPU、ROM、RAM、各種インタフェイス、電子回路などを含んで構成されている。このECU70による制御は後で説明する。
次に、燃料電池システム1の動作と共に、本実施形態に係る燃料電池システム1の起動方法について、図5及び図6を主に参照して説明する。
本実施形態に係る燃料電池システム1の起動方法は、燃料電池10の温度を検出し、低温起動条件が成立する場合に、燃料電池10を低温起動し暖機する第1ステップと、暖機完了後に、燃料電池10のIV曲線(発電性能)が所定IV曲線よりも低い場合、MEA12を乾燥させる第2ステップと、を含んでいる。
まず、図5を参照して、燃料電池システム1の起動方法の基本動作を説明する。燃料電池自動車のIG60がONされると、図5に示すフローチャートがスタートする。
ステップS101において、ECU70は低温起動させるか否かの判定を行う。具体的には、ECU70は、温度センサ38を介して現在の燃料電池10の温度T11を検出し、この温度T11とその内部に記憶された所定温度T1(例えば0℃)とを比較する。この所定温度T1は、例えば、燃料電池10の温度T11が所定温度T1よりも低いと、燃料電池10及び燃料電池システム1内が凍結している可能性がある温度である。
ステップS102において、ECU70は、燃料電池10(燃料電池システム1)を低温起動させる。
具体的には、アノード系20については、ECU70は、遮断弁22を開き、アノード流路16aに水素を供給する。ここで、例えば、パージ弁25は最初開いておき、アノード系20の流路に残存する結露水を排出した後に、パージ弁25を閉じ、水素を循環させる構成とする。
ここで、本実施形態におけるコンプレッサ31の回転速度についてまとめると、「低温起動モード>通常起動モード>MEA乾燥モード>定常運転モード」のようになる。
また、低温起動時において、インタークーラ33及び加湿器35を経由させるか否かについては、どのようであってもよいが、インタークーラ33を迂回させれば、圧縮により高温となった空気がそのまま供給されるので暖機が促進され、また、加湿器35を迂回させれば、乾燥した空気によって燃料電池10内の不要な水分の除去が促進される。
ステップS103において、ECU70は、燃料電池10の暖機が完了したか否かを判定する。具体的には、ECU70は、温度センサ38を介して検出される燃料電池10の現在の温度T11と、その内部に記憶された暖機完了温度T2(例えば、70℃)とを比較し、現在の温度T11が暖機完了温度T2以上である場合(S103・Yes)、暖機は完了したと判定して、ステップS104に進む。一方、現在の温度T11が暖機完了温度T2以上でない場合(S103・No)、つまり、現在の温度T11が暖機完了温度T2未満である場合、ステップS103の判定を繰り返す。
ステップS104において、ECU70は、暖機完了後の燃料電池10のMEA12を乾燥させる必要があるか否かを判定する。具体的には、ECU70は、出力検出器53を介して、現在の燃料電池10の出力電流及び出力電圧をサンプリングする。そして、このサンプリングした出力電流及び出力電圧に基づいて、現在発電する燃料電池10のIV曲線を推定する(図3参照)。
さらに説明すると、このように暖機が完了しているものの、燃料電池10のIV曲線が低い場合とは、MEA12(図2(a)参照)を構成するアノード14及びカソード15に多量の水分(水蒸気)が存在し、この水分によって、アノード14等において、反応ガス(水素、空気)が流通しにくくなっていると推定される場合である。
この他に、出力電流及び出力電圧を1点のみサンプリングし、燃料電池10の現在のIV曲線を推定せずに、このサンプリングした出力電流及び出力電圧と、所定IV曲線とを比較し、MEA12を乾燥させるか否かを判定する構成としてもよい。
次に、IG60のON時の燃料電池10の温度T11が所定温度T1以上であり(S101・No)、低温起動する必要がなく、ステップS106に進んだ場合を説明する。
ステップS106において、ECU70は、燃料電池10(燃料電池システム1)を、低温起動ほど暖機を促進しない通常起動モードで、通常に起動する。ここで、通常起動モードでは、低温起動モードに対して、コンプレッサ31の回転速度が低く設定されている点が異なり、その他の制御はステップS102と同様である。そして、このような通常起動モードで起動することにより、燃料電池10のカソード流路17aに通常の流量かつ通常圧力で空気(通常起動用反応ガス)が供給され、VCU52が適宜に制御されると、燃料電池10が通常に発電し始め、その自己発熱によって暖機が進む。
ステップS107において、ECU70は、ステップS103と同様に、暖機完了判定を行う。そして、現在の燃料電池10の温度T11が暖機完了温度T2以上である場合(S107・Yes)、暖機は完了したとして、ステップS108に進む。一方、現在の燃料電池10の温度T11が暖機完了温度T2以上でない場合(S107・No)、つまり、暖機完了温度T2よりも低い場合、ステップS108の判定を繰り返す。
ステップS108において、ECU70は、暖機が完了し、かつ、そのIV曲線が所定IV曲線以上である燃料電池10を、定常運転モードで発電させる。ここで、定常運転では、燃料電池10から高温の冷媒が排出されるため、サーモスタット弁42が開き、冷媒はラジエータ43を経由する。
そして、ECU70は、ENDに進み、起動時の制御を終了する。
次に、ステップS200におけるMEA乾燥モードについて、図6を主に参照して具体的に説明する。
ステップS201(第2Aステップ、冷却率低下ステップ)において、ECU70は、循環する冷媒による燃料電池10の冷却率を低下させる。具体的には、冷媒ポンプ41の回転速度を低くして燃料電池10を流れる冷媒の流量を低くしたり、サーモスタット弁42の開弁温度を高くしてラジエータ43を迂回させて、ラジエータ43における放熱を防ぐ。
そうすると、冷媒による燃料電池10の冷却率が下がり、その結果として、発電による自己発熱によって、燃料電池10の温度T11が高くなる。これにより、MEA12の乾燥が進み、主にアノード14及びカソード15から水分が除去される。その結果として、MEA12において、反応ガス(水素、空気)の流路が確保され、その触媒部14a及び触媒部15aに反応ガスが到達しやすくなり、燃料電池10のIV曲線(発電特性)は回復の方向に向かう。
ステップS202(第2Aステップ、ガス圧力低下ステップ)において、ECU70は、パージ弁25を開き、アノード流路16aの水素の圧力を下げる。パージ弁25の開き方はどのようであってもよく、例えば、一回でもよいし、間欠的であってもよい。その他、アノード流路16a内の圧力を検出する圧力センサを設け、所定圧力以下となるまでパージ弁25を適宜に開く方式等であってもよい。
なお、このように燃料電池10の自己発熱量が高くなる一つの理由としては、圧力低下前後において、VCU52を制御して燃料電池10から同様に電流を取り出し、燃料電池10を同様に発電させると、図7に模式的に示すように、水素の圧力を低下させると、一時的に燃料電池10の出力が下がるが(矢印A1参照)、VCU52が圧力低下前と同様に燃料電池10を発電させるため(矢印A2参照)、燃料電池10の内部抵抗が増加することが考えられる。
ステップS203(第2Bステップ)において、ECU70は、コンプレッサ31からの空気が加湿器35を迂回(バイパス)するように、加湿弁34を制御する。そうすると、カソード流路17aに、定常運転時(図5、S108参照)よりも加湿量が減少した、つまり、乾燥した空気が供給される。これにより、MEA12の乾燥が進み、主にカソード15から水分が除去される。
ステップS204(第2Bステップ、流量増加ステップ)において、ECU70は、コンプレッサ31の回転速度を、定常運転時の回転速度よりも高めて、カソード流路17aに供給される空気の流量を定常運転時よりも増加させる。これにより、乾燥した空気がカソード流路17aに多流量で供給される。その結果として、MEA12の乾燥が進み、主にカソード15から水分が除去される。なお、コンプレッサ31は運転(発電)する燃料電池10の発電電力によって作動している。
また、このように空気の流量を増加させる際に、ECU70が背圧弁36の定常運転時よりも開き、カソード流路17a内の空気の流速を高めて、MEA12の乾燥を促進するようにしてもよい。因みに、空気の流量を増加させても、カソード流路17a内の圧力が、定常運転時よりも低くなるように、背圧弁36の開度を設定することが好ましい。
なお、本実施形態に係る燃料電池システム1は、配管35aと配管22aとが、掃気弁を有する掃気配管(ともに図示しない)によって接続されており、掃気時には、遮断弁22を閉じ、コンプレッサ31を作動させたまま、前記掃気弁を開き、アノード流路16a及びカソード流路17aに掃気ガス(非加湿の空気)が供給され、掃気されるようになっている。
(1)アノード系20における遮断弁22とエゼクタ24との間の減圧弁23をその二次(下流)側圧力が高まるように制御し、燃料電池10のアノード14に高圧の水素が供給されるように設定してもよい。(2)パージ弁25を開く間隔を短くし、アノードに供給される水素の濃度が高くなるように設定してもよい。(3)カソード系30の燃料電池10の下流側に設けられた背圧弁36をその背圧が高まるように制御し、燃料電池10のカソード15に高圧の空気が供給されるように設定してもよい。(4)燃料電池10を構成する単セル11を保護するためのセル電圧保護閾値を高めるよう設定してもよい。また、これらを複合的に制御する設定としてもよい。
10 燃料電池
11 単セル
12 MEA
13 電解質膜
14 アノード
15 カソード
16 セパレータ
16a アノード流路
17 セパレータ
17a カソード流路
17b 冷媒流路
23 減圧弁
25 パージ弁
34 加湿弁
35 加湿器
35d 中空糸膜
36 背圧弁
38 温度センサ(燃料電池温度検出手段、システム温度検出手段)
41 冷媒ポンプ
42 サーモスタット弁
43 ラジエータ(放熱器)
51 走行モータ
52 VCU
53 出力検出器
70 ECU
Claims (1)
- 燃料ガス流路、酸化剤ガス流路及び冷媒流路を有し、前記燃料ガス流路に燃料ガスが、前記酸化剤ガス流路に酸化剤ガスが、それぞれ供給されることで発電する燃料電池と、
前記燃料ガス流路に供給される燃料ガスが通流する燃料ガス供給流路と、
前記燃料ガス流路から排出された燃料ガスを含む燃料オフガスを前記燃料ガス供給流路に戻し、燃料ガスを循環させる燃料ガス循環流路と、
上流側が前記燃料ガス循環流路に接続し、開くことで燃料オフガスを外部に排出するパージ弁と、
酸化剤ガスを吐出するコンプレッサと、
前記コンプレッサから前記酸化剤ガス流路に供給される酸化剤ガスが通流する酸化剤ガス供給流路と、
前記酸化剤ガス供給流路に設けられ、酸化剤ガスを冷却するインタークーラと、
前記インタークーラをパイパスして酸化剤ガスを通流させるインタークーラバイパス流路と、
酸化剤ガスが前記インタークーラバイパス流路を通流するか否か切り替えるインタークーラ弁と、
前記インタークーラよりも下流の前記酸化剤ガス供給流路に設けられ、酸化剤ガスを加湿する加湿器と、
前記加湿器をバイパスして酸化剤ガスを通流させる加湿器バイパス流路と、
酸化剤ガスが前記加湿器バイパス流路を通流するか否か切り替える加湿弁と、
前記酸化剤ガス流路から排出された酸化剤オフガスが通流する酸化剤オフガス流路と、
前記酸化剤オフガス流路に設けられた背圧弁と、
前記冷媒流路を経由するように冷媒を循環させる冷媒循環流路と、
前記冷媒循環流路に設けられた冷媒ポンプと、
前記冷媒循環流路に設けられた放熱器と、
前記放熱器をバイパスして冷媒を通流させる放熱器バイパス流路と、
冷媒が前記放熱器バイパス流路を通流するか否か切り替える冷媒切替弁と、
前記燃料電池の出力を制御する出力制御手段と、
前記パージ弁、前記コンプレッサ、前記加湿弁、前記背圧弁、前記冷媒ポンプ、前記冷媒切替弁及び前記出力制御手段を制御する制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、
システム起動時に低温起動条件が成立する場合に前記燃料電池の暖機を促進する低温起動モードを実行し、システム起動時に低温起動条件が成立しない場合に通常に起動する通常起動モードを実行し、
前記通常起動モードの実行中に前記燃料電池の暖機が完了した場合、定常運転モードに移行させ、
前記低温起動モードの実行中に前記燃料電池の暖機が完了した場合において、前記燃料電池のIV曲線が所定IV曲線以上であるとき前記定常運転モードに移行させ、前記燃料電池のIV曲線が所定IV曲線未満であるとき前記低温起動モードで生成した過剰な水分を除去するために前記燃料電池の膜電極接合体を乾燥させるMEA乾燥モードを実行し、
前記MEA乾燥モードの実行中に前記燃料電池のIV曲線が所定IV曲線以上となったとき前記定常運転モードに移行させ、
前記低温起動モードは、酸化剤ガスが前記インタークーラをバイパスし、酸化剤ガスが前記加湿器をバイパスし、前記通常起動モードに対して酸化剤ガスが高圧かつ大流量で供給され、冷媒が前記放熱器をバイパスし、前記通常起動モードに対して前記燃料電池が高い出力で発電し自己発熱量が大きいモードであり、
前記定常運転モードは、酸化剤ガスが前記インタークーラを経由し、酸化剤ガスが前記加湿器を経由し、冷媒が前記放熱器を経由するモードであり、
前記MEA乾燥モードは、前記定常運転モードに対して前記燃料電池の温度を上げると共に前記燃料電池の冷却率を下げるモードであって、前記定常運転モードに対して前記パージ弁による排出よって前記燃料ガス流路における燃料ガスの圧力が低く、酸化剤ガスが前記インタークーラをバイパスし、酸化剤ガスが前記加湿器をバイパスし、前記定常運転モードに対して前記コンプレッサの回転速度が高く、前記定常運転モードに対して前記背圧弁の開度が大きいことよって前記酸化剤ガス流路における酸化剤ガスの圧力が低く、冷媒が前記放熱器をバイパスし、前記定常運転モードに対して前記冷媒ポンプの回転速度が低く前記冷媒流路を通流する冷媒の流量が少ないモードである
ことを特徴とする燃料電池システム。
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