JP4688351B2 - 両性ウレタン樹脂の製造方法、その製造方法で得られる両性ウレタン樹脂及び樹脂組成物 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、両性ウレタン樹脂の製造方法、その製造方法によって得られる両性ウレタン樹脂、並びにその両性ウレタン樹脂を含む樹脂組成物に関する。特には、化粧品用途に用いられる樹脂組成物、それに使用される両性ウレタン樹脂の製造方法、並びにその製造方法によって得られる両性ウレタン樹脂に関する。
【0002】
【従来の技術】
ポリウレタン樹脂は、柔軟性、強靭性及び耐磨耗性に優れた樹脂であり、従来から、建築用塗料、木材用塗料、及び自動車用塗料のベース等として幅広く使用されている。更に、ポリウレタン樹脂は、化粧品の原料としても検討されており、特に、整髪剤の原料として有用であることが提案されている。
特開平6―321741号公報は、アニオン性ウレタン樹脂を用いると、毛髪のセット性、毛髪の風合い及び毛髪の耐フレーキング性に優れる整髪剤を得ることができることを開示している。しかし、アニオン性ウレタン樹脂は大きな表面摩擦抵抗を有するので、アニオン性ウレタン樹脂を使用した整髪剤を用いると、毛髪の手触り感、毛髪の艶及び毛髪の洗髪性等に劣るという問題が有る。
【0003】
このような問題を解決することを目的として、特開平11−228363号公報は、一分子中にカルボキシル基と第三級アミノ基の両者を有する両性ウレタン樹脂含む化粧品用樹脂組成物を開示している。
この両性ウレタン樹脂を含む化粧品用樹脂組成物を使用した整髪剤は、アニオン性ウレタン樹脂を含む整髪剤と比較して、毛髪の風合い、毛髪の洗髪性に優れているが、より厳しい基準で評価した場合、毛髪の艶、毛髪の手触り感及び整髪剤を毛髪へ塗布する際の整髪剤の広がり等に不充分であり、さらなる性能の向上が望まれている。これらの問題は、いずれも、両性ウレタン樹脂の表面の摩擦係数が大きいことから生じているものと考えられる。
【0004】
特開2000−192476号公報は、化粧品用樹脂組成物に含まれる両性ウレタン樹脂の性質を改良することで問題を解決するために、シロキサン鎖の両末端又は片末端に、活性水素を含む官能基を有するポリシロキサン化合物を用いて、ポリシロキサン鎖を両性ウレタン樹脂の骨格に導入する方法を開示している。一方、特開2001−48735号公報は、両性ウレタン樹脂の水性液に、後ほどポリシロキサン化合物を加える方法を提案している。
【0005】
シロキサン鎖の両末端又は片末端に活性水素を含む官能基を有するポリシロキサン化合物を用いて、ポリシロキサン鎖を骨格に導入した両性ウレタン樹脂(以下、「タイプ1の両性ウレタン樹脂」ともいう。)を含む化粧品用樹脂組成物を使用した整髪剤を用いると、毛髪のセット性は優れる。しかし、タイプ1の両性ウレタン樹脂を含む化粧品用樹脂組成物を使用した整髪剤を用いると、整髪剤の広がりは不十分である。
【0006】
一方、両性ウレタン樹脂の水性液に、後ほどポリシロキサン化合物を加えることで、改良した両性ウレタン樹脂(以下、「タイプ2の両性ウレタン樹脂」ともいう。)を含む化粧品用樹脂組成物を使用した整髪剤を用いると、整髪剤の広がりは良好となる。しかし、タイプ2の両性ウレタン樹脂には、後ほど加えたポリシロキサン化合物が両性ウレタン樹脂から分離することがあり得、タイプ2の両性ウレタン樹脂を使用した化粧品の経時安定性が不充分であるという問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、かかる問題を解決するためになされたもので、その課題は、従来の両性ウレタン樹脂と比較して、両性ウレタン樹脂を使用した塗料、コーティング剤及び化粧品の性能(例えば、整髪剤の場合、毛髪のセット性、毛髪の風合い、毛髪の洗髪性、毛髪の手触り感及び整髪剤の塗布時の広がり等の性能)、並びに両性ウレタン樹脂の経時安定性から選択される少なくとも一種が向上された両性ウレタン樹脂の製造方法、その製造方法を用いて得られる両性ウレタン樹脂、並びにその両性ウレタン樹脂を含む樹脂組成物を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するために、本発明者は、鋭意検討を重ねた結果、ポリシロキサン化合物を特定の化合物に限定するとともに、両性ウレタン樹脂を製造する際にこの特定のポリシロキサン化合物を加える時期を限定することで、得られる両性ウレタン樹脂の性能に差異があることを見い出し、本発明を完成させるに至ったものである。
【0009】
本発明の一つの要旨によれば、両性ウレタン樹脂の新たな製造方法が提供され、それは、
(A)ポリオール化合物(以下、「化合物(A)」ともいう。)、
(B)ポリイソシアネート化合物(以下、「化合物(B)」ともいう。)、
(C)ポリシロキサン化合物(シロキサン鎖の両末端もしくは片末端に、水酸基、第一級アミノ基及び第二級アミノ基から選択される少なくとも1種を有するものを除く)(以下、「化合物(C)」ともいう。)、
(D)水酸基、第一級アミノ基及び第二級アミノ基から選択される少なくとも1種と、カルボキシル基とを有する化合物(以下、「化合物(D)」ともいう。)、並びに
(E)水酸基、第一級アミノ基及び第二級アミノ基から選択される少なくとも1種と、第三級アミノ基とを有する化合物(以下、「化合物(E)」ともいう。)
を使用する両性ウレタン樹脂の製造方法であって、
化合物(A)、(B)及び(D)を、イソシアネート基過剰の条件にて反応させてイソシアネート基含有プレポリマーを製造する第一工程、並びに
該イソシアネート基含有プレポリマーを、化合物(E)と反応させる第二工程、を含んで成る製造方法であって、
第一工程及び第二工程の少なくとも一方において、化合物(C)を存在させることを特徴とする両性ウレタン樹脂の製造方法である。
【0010】
また、本発明の別の要旨によれば、両性ウレタン樹脂の別の製造方法が提供され、それは、
化合物(A)〜(E)を使用する両性ウレタン樹脂の製造方法であって、
化合物(A)、(B)及び(E)を、イソシアネート基過剰の条件にて反応させてイソシアネート基含有プレポリマーを製造する第一工程、並びに
イソシアネート基含有プレポリマーを、化合物(D)と反応させる第二工程を含んで成る製造方法であって、
第一工程及び第二工程の少なくとも一方において、化合物(C)を存在させることを特徴とする両性ウレタン樹脂の製造方法である。
従って、本発明に係る製造方法においては、化合物(D)と化合物(E)の反応させる順序を、入れ替えることができる。
【0011】
本発明に係る製造方法においては、化合物(C)を、第一工程及び第二工程の少なくとも一方において、存在させることを一つの特徴としている。ここで、化合物(C)は、第一工程及び第二工程のいずれの時期に存在させてもよく、化合物(C)を反応の初期から必ずしも存在させる必要はない。更に、化合物(C)は、第二工程の反応生成物を水と混合するまでに、存在させればよい。従って、本明細書において「第一工程」とは、第一工程の反応開始から第二工程の反応開始までをいい、「第二工程」とは、第二工程の反応開始から引き続き行われる工程(より具体的には後述する第二工程の反応生成物を水と混合する)までをいう。
【0012】
本発明の製造方法では、化合物(C)を第一工程及び第二工程のいずれかにおいて「存在」させることを特徴とする。この「存在」とは、化合物(C)が反応系内に存在することを意味し、積極的に化合物(C)を反応させることを意図するものではないが、その一部分が結果的に不可避的に反応してもよい。即ち、本発明の製造方法は、両性ウレタン樹脂の骨格によって化合物(C)を「拘束させる」こと又は両性ウレタン樹脂の骨格に化合物(C)を「絡ませる」ことを意図するものであり、両性ウレタン樹脂の骨格に、積極的に化合物(C)を化学的に結合させることを意図するものではない。しかし、両性ウレタン樹脂の骨格の一部分を、結果的に化合物(C)が形成してもよく、目的とする両性ウレタン樹脂を得られる限り、本発明の製造方法に含まれる。従って、本発明に係る「両性ウレタン樹脂」とは、両性ウレタン樹脂の骨格に、化合物(C)が「拘束された」もの及び/又は「絡まった」ものを意味するが、結果として両性ウレタン樹脂の骨格の一部分が、化合物(C)に由来するものであってもよい。このような本発明の意図するところは、後ほど詳細に説明する。
【0015】
本発明に係る製造方法は、第二工程の後に、第二工程の反応生成物を水と混合して鎖長延長反応を行う製造方法を提供する。
更に、本発明に係る製造方法は、第二工程の後に、第二工程の反応生成物を塩基性の水と混合して鎖長延長反応を行う、又は第二工程の反応性生成物に塩基性化合物を添加した後水と混合して鎖長延長反応を行う製造方法を提供する。
【0016】
本発明は、本発明に係る製造方法によって得られる両性ウレタン樹脂を提供し、その両性ウレタン樹脂の水性液、更にそのような両性ウレタン樹脂を含む樹脂組成物を提供する。
この樹脂組成物は、建築用塗料、木材用塗料及び自動車用塗料等の塗料、コーティング剤及び化粧品用等として使用できるが、特に、化粧品用樹脂組成物として有用である。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明において、「(A)ポリオール化合物」とは、一般にウレタン樹脂の製造に使用されるものであり、特に限定されるものではない。そのような化合物(A)として、例えば、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール、ポリカーボネートポリオール、ポリブタジエンポリオール、ポリイソプレンポリオール、ポリオレフィンポリオール、ポリアクリル酸エステル系ポリオール等を例示できる。
化合物(A)として、ポリエステルポリオール及びポリエーテルポリオールが特に好ましい。
【0018】
「ポリエステルポリオール」として、例えば、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、セバシン酸、アゼライン酸、マレイン酸、フマル酸、フタル酸及びテレフタル酸等のジカルボン酸の少なくとも1種と、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、1,8−オクタンジオール、1,10−デカンジオール、ジエチレングリコール、スピログリコール及びトリメチロールプロパン等の多価アルコールの少なくとも1種とを縮重合させて得られるポリエステルポリオール、並びにラクトン類の開環重合により得られるポリエステルポリオール等を例示できる。
【0019】
「ポリエーテルポリオール」として、水及び上述のポリエステルポリオールの合成に使用する多価アルコールの他、ビスフェノールA等のフェノール類及びその水素化物、並びに第一級アミン類もしくは第二級アミン類にエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、オキセタン及びテトラヒドロフラン等の環状エーテルを開環付加重合させて得られるポリエーテルポリオールを使用できる。更に、ポリオキシプロピレンポリオール、ポリオキシテトラメチレンポリオール、並びにビスフェノールAにプロピレンオキサイドもしくはエチレンオキサイドの少なくとも一方を開環付加重合させたポリエーテルポリオール(共重合体の場合は、ブロック共重合体及びランダム共重合体のいずれでもよい。)等を例示できる。
【0020】
その他、化合物(A)として、1,4−シクロヘキサンジメタノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、イソプロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、ブチレングリコール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、1,8−オクタンジオール、1,10−デカンジオール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、スピログリコール、トリメチロールプロパン、グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリン等の低分子ポリオール化合物を例示できる。
化合物(A)として、1,4−シクロヘキサンジメタノールが好ましい。
化合物(A)は、単独で又は組み合わせて使用できる。
【0021】
本明細書において、化合物(A)の中で後述する化合物(D)と重複する場合、その化合物は、化合物(D)に含まれ、化合物(A)には含まれない。
また、本明細書において、化合物(A)の中で後述する化合物(E)と重複する場合、その化合物は、化合物(E)に含まれ、化合物(A)には含まれない。
【0022】
「(B)ポリイソシアネート化合物」とは、一般にウレタン樹脂の製造に使用されるものであれば特に限定されるものではない。そのような化合物(B)として、例えば、脂肪族ジイソシアネート化合物、脂環式ジイソシアネート化合物及び芳香族ジイソシアネート化合物等の有機ジイソシアネート化合物を例示できる。
【0023】
「脂肪族ジイソシアネート化合物」として、例えば、エチレンジイソシアネート、2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート及び1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート等を例示できる。
「脂環式ジイソシアネート化合物」として、例えば、水素添加4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、1,4−シクロヘキサンジイソシアネート、メチルシクロヘキシレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート及びノルボルナンジイソシアネート等を例示できる。
「芳香族ジイソシアネート化合物」として、例えば、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、トルエンジイソシアネート、ナフタレンジイソシアネート等を例示できる。
耐候性に優れ、低価格であることから、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート及びノルボルナンジイソシアネートが好ましい。
化合物(B)は、単独でもしくは組み合わせて使用できる。
【0024】
「(C)ポリシロキサン化合物(シロキサン鎖の両末端もしくは片末端に、水酸基、第一級アミノ基及び第二級アミノ基から選択される少なくとも1種を有するものを除く)」とは、いわゆるポリシロキサン化合物であって、そのシロキサン鎖の末端の両方もしくは片方に、水酸基(−OH)、第一級アミノ基(−NH2)及び第二級アミノ基(−NH−)から選択される少なくとも1種を有する化合物でないものであって、目的とする両性ウレタン樹脂を得ることができる化合物であれば、特に、制限されるものではない。
【0025】
従って、シロキサン鎖の末端を除く部分(もしくはシロキサン鎖の中央部)に、水酸基、第一級アミノ基及び第二級アミノ基から選択される少なくとも一種を有するポリシロキサン化合物、並びに水酸基、第一級アミノ基及び第二級アミノ基から選択される少なくとも一種を全く有さないポリシロキサン化合物は、化合物(C)に含まれる。
【0026】
化合物(C)として、例えば、ポリジメチルシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン、環状シリコーン、フェニル変性シリコーン、アルキル変性シリコーン及びアルコキシ変性シリコーンから選択される少なくとも1種を例示できる。
【0027】
「ポリジメチルシロキサン」として、例えば、下記一般式(21)で示される化合物を例示できる。
【化4】
[但し、式(21)において、nは1以上の整数である。]
式(21)において、nは1〜100の整数が好ましく、1〜50の整数がより好ましく、3〜30の整数が特に好ましい。
【0028】
ポリジメチルシロキサンとして、例えば、東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製のSH200シリーズ(商品名)及び信越化学工業(株)製のKF96シリーズ(商品名)等を例示できる。
【0029】
「ポリエーテル変性シリコーン」として、例えば、下記一般式(22)で示される化合物を例示できる。
[但し、式(22)において、
mは0以上の整数であり、nは1以上の整数であり、
R21は、下記式(22−2)で示される基である。]
―(CH2)a―(OC2H4)b―(OC3H6)c―OR22 (22−2)
[但し、式(22−2)において、
R22 は、炭素数1〜10の炭化水素基であり、
aは1〜10の整数であり、bは1〜300の整数であり、cは0〜300の整数である。]
【0030】
式(22)において、mは1〜300の整数が好ましく、1〜100の整数がより好ましく、1〜50の整数が特に好ましい。nは1〜300の整数が好ましく、1〜100の整数がより好ましく、1〜50の整数が特に好ましい。
更に、式(22−2)において、aは1〜5の整数が好ましく、2〜4の整数が特に好ましい。bは2〜50の整数が好ましく、2〜40の整数がより好ましく、2〜30の整数が特に好ましい。cは0〜50の整数が好ましく、0〜40の整数がより好ましく、0〜30の整数が特に好ましい。
【0031】
化合物(C)として、式(22)において、mが1〜300の整数であり、nが1〜300の整数であり、R21は式(22−2)で示される基であって、aが1〜5の整数であり、bが2〜50の整数であり、cが0〜50の整数である化合物が好ましい。
化合物(C)として、式(22)において、mが1〜100の整数であり、nが1〜100の整数であり、R21は式(22−2)で示される基であって、aが2〜4の整数であり、bが2〜40の整数であり、cが0〜40の整数である化合物がより好ましい。
化合物(C)として、式(22)において、mが1〜50の整数であり、nが1〜50の整数であり、R21は式(22−2)で示される基であって、aが2〜4の整数であり、bが2〜30の整数であり、cが0〜30の整数である化合物が特に好ましい。
【0032】
式(22)で示される化合物として、例えば、東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製のSH3746、SH3771C、SH3772C、SH3773C、SH3775C、SH3748、SH3749、SH3771M、SH3772M、SH3773M及びSH3775M(商品名)、並びに信越化学工業(株)製のKF351A、KF353A、KF945A、KF352A、KF615A、KF6011、KF6012、KF6013、KF6015、KF6016及びKF6017(商品名)等を例示できる。
【0033】
「フェニル変性シリコーン」として、例えば、下記一般式(23)で示される化合物を例示できる。
【化7】
[但し、式(23)において、
R25及びR26は、炭素数1〜12の炭化水素基(例えば、直鎖状または分岐状の炭素数1〜12の飽和炭化水素基)、−OSi(CH3)3またはフェニル基を示し、互いに同一であっても異なってもよい。但し、R25及びR26の少なくとも1つは、フェニル基である。
mは0以上の整数であり、nは1以上の整数である。]
【0034】
式(23)において、mは0〜300の整数が好ましく、0〜100の整数がより好ましく、0〜50の整数が特に好ましい。nは1〜500の整数が好ましく、1〜100の整数がより好ましく、1〜50の整数が特に好ましい。
フェニル変性シリコーンとして、式(23)において、R25=CH3もしくは−OSi(CH3)3、R26=C6H5、m=0、n=1〜100であるメチルフェニルポリシロキサンが特に好ましい。
【0035】
フェニル変性シリコーンとして、例えば、東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製のSH556、SF557、SF558及びSH559(商品名)、並びに信越化学工業(株)製のKF50−100cs、KF50−1000cs、KF53、KF54及びKF56(商品名)等を例示できる。
【0036】
「アルキル変性シリコーン」として、例えば、一般式(24)で示される化合物を例示できる。
【化8】
[但し、式(24)において、
R27〜R29は、いずれも炭素数1〜50の炭化水素基を示し、互いに同一でも異なっていても良い。但し、R27〜R29のうち少なくとも一つは炭素数5〜30の炭化水素基である。
mは1以上の整数であり、nは1以上の整数である。]
【0037】
式(24)において、R27〜R29として、炭素数1〜50の炭化水素基であって、直鎖状または分岐状の飽和炭化水素基を例示できる。炭化水素基の炭素数は、5〜30であるのが好ましく、5〜20であるのがより好ましく、10〜20であるのが特に好ましい。
また、mは1〜300の整数であるのが好ましく、1〜100の整数であるのがより好ましく、1〜50の整数であるのが特に好ましい。nは1〜300の整数であるのが好ましく、1〜100の整数であるのがより好ましく、1〜50の整数であるのが特に好ましい。
【0038】
アルキル変性シリコーンとして、例えば、東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製のSF8416(商品名)、並びに信越化学工業(株)製のKF−412、KF−413及びKF−414(商品名)等を例示できる。
【0039】
「アルコキシ変性シリコーン」として、例えば、下記一般式(25)で示される化合物を例示できる。
【化9】
[但し、式(25)において、
R30〜R32は、炭素数1〜12の炭化水素基または炭素数1〜50のアルコキシ基を示し、互いに同一であっても異なっていても良い。但し、R30〜R32のうち少なくとも一つは炭素数1〜50のアルコキシ基である。
mは0以上の整数であり、nは1以上の整数である。]
【0040】
式(25)において、R30〜R32は、炭素数1〜12の炭化水素基または炭素数1〜50のアルコキシ基であるが、炭素数1〜12の炭化水素基として、直鎖状または分岐状の飽和炭化水素基を例示でき、炭素数1〜50のアルコキシ基として、直鎖状または分岐状のアルコキシ基を例示できる。炭素数1〜50のアルコキシ基の炭素数は、1〜30であるのが好ましく、1〜25であるのがより好ましく、1〜20であるのが特に好ましい。
mは1〜500であるのが好ましく、1〜100であるのがより好ましく、1〜50であるのが特に好ましい。nは1〜100であるのが好ましく、1〜80であるのがより好ましく、1〜50であるのが特に好ましい。
【0041】
アルコキシ変性シリコーンとして、例えば、信越化学工業(株)製のKF−851及びX−22−801B(商品名)等を例示できる。
【0042】
「環状シリコーン」として、例えば、一般式(26)で示される化合物を例示できる。
【化10】
[但し、式(26)において、
R33は、炭素数2〜12の炭化水素基を示すが、各繰り返し単位において、互いに同一であっても異なっていても良い。
mは1以上の整数であり、nは0以上の整数であり、m+n=3〜10である。]
【0043】
式(26)において、R33は、炭素数2〜12の炭化水素基であって、直鎖状または分岐状の飽和炭化水素基を例示できる。R33は、炭素数が2〜10であるのが好ましく、2〜8であるのがより好ましく、2〜5であるのが特に好ましい。
mは3〜8であるのが好ましく、4〜8であるのがより好ましく、4〜6であるのが特に好ましい。nは0〜7であるのが好ましく、0〜5であるのがより好ましく、0〜3であるのが特に好ましい。m+nは3〜8であるのが好ましく、4〜8であるのがより好ましく、4〜6であるのが特に好ましい。
【0044】
環状シリコーンとして、例えば、東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製のSH244、SH344、SH245、DC345及びDC246(商品名)、並びに信越化学工業(株)製のKF994、KF995及びKF9937(商品名)等を例示できる。
【0045】
尚、上述の一般式(22)〜(26)で示される化合物の繰り返し単位部分は、ランダム重合、ブロック重合等のいかなる重合形態であってもよい。
化合物(C)の25℃での粘度(動粘度)は、いずれも1〜5000mm2/sであるのが好ましく、1〜2000mm2/sであるのがより好ましく、1〜1000mm2/sであるのが特に好ましい。
化合物(C)として、ポリジメチルシロキサン及びポリエーテル変性シリコーンが好ましい。
化合物(C)は、単独で又は組み合わせて使用することができる。
【0046】
「(D)水酸基、第一級アミノ基及び第二級アミノ基から選択される少なくとも1種と、カルボキシル基とを有する化合物」とは、分子内に水酸基、第一級アミノ基及び第二級アミノ基から選択される少なくとも1種と、カルボキシル基を少なくとも1つ有する化合物であって、目的とする両性ウレタン樹脂を得ることができる化合物であれば特に限定されることはない。
化合物(D)として、例えば、ジメチロールプロパン酸、ジメチロールブタン酸及びカルボキシル基含有ポリカプロラクトンジオールを例示できる。
化合物(D)は単独で又は組み合わせて使用できる。
【0047】
「(E)水酸基、第一級アミノ基及び第二級アミノ基から選択される少なくとも1種と、第三級アミノ基とを有する化合物」とは、分子内に水酸基、第一級アミノ基及び第二級アミノ基から選択される少なくとも1種と、第三級アミノ基を少なくとも1つ有する化合物であって、目的とする両性ウレタン樹脂を得ることができる化合物であれば特に限定されることはない。
化合物(E)として、例えば、N−メチルジエタノールアミン、N−エチルジエタノールアミン、N−ブチルジエタノールアミン、N−ラウリルジエタノールアミン及びN−メチルジプロパノールアミン等のN−アルキルジアルカノールアミン化合物、N,N−ジメチルエタノールアミン、N,N−ジエチルエタノールアミン及びN,N−ジブチルエタノールアミン等のN,N−ジアルキルアルカノールアミン化合物、並びにトリエタノールアミン等を例示できる。
化合物(E)は単独で又は組み合わせて使用できる。
【0048】
化合物(C)と化合物(A)、(B)、(D)及び(E)との重量比、即ち、(C)/((A)+(B)+(D)+(E))は、0.1/100〜30/100であるのが好ましく、0.5/100〜25/100であるのがより好ましく、1/100〜20/100であるのが特に好ましい。
【0049】
また、化合物(B)と化合物(A)、(D)及び(E)とのモル比、即ち、(B)/((A)+(D)+(E))は、2.0/0.8〜2.0/1.8であるのが好ましく、2.0/1.0〜2.0/1.8であるのがより好ましく、2.0/1.2〜2.0/1.8であるのが特に好ましい。
【0050】
本発明に係る両性ウレタン樹脂の製造方法は、
上述の化合物(A)、(B)及び(D)を、イソシアネート基過剰の条件にて反応させてイソシアネート基含有プレポリマーを製造する第一工程、並びに
該イソシアネート基含有プレポリマーを、化合物(E)と反応させる第二工程、を含んで成り、
第一工程及び第二工程の少なくとも一方において、化合物(C)を存在させる製造方法である。
また、本発明に係る両性ウレタン樹脂の他の製造方法は、上述の化合物(E)と化合物(D)の反応させる順序を入れ替えた製造方法である。
【0051】
これらの第一工程及び第二工程の反応は、ポリウレタンを製造する際に通常使用される反応条件を用い、適宜重合触媒を用いて実施できる。
「重合触媒」として、通常ウレタン樹脂を製造するために使用される重合触媒を使用することができる。重合触媒は、目的とする両性ウレタン樹脂を得ることができるものであれば、特に制限されるものではない。「重合触媒」として、例えば、第三級アミン触媒及び有機金属触媒等を用いることができる。「第三級アミン」として、例えば、[2,2,2]ジアザビシクロオクタン(DABCO)、テトラメチレンジアミン、N−メチルモルフォリン及びジアザビシクロウンデンゼン(DBU)等を例示できる。「有機金属触媒」として、例えば、ジブチルチン(錫)ジラウレート等を例示できる。
【0052】
本発明に係るいずれの製造方法においても、第一工程及び第二工程の反応に必要に応じて有機溶剤を用いることができる。例えば、化合物(A)〜(E)及び生成するウレタン樹脂の双方を溶解する有機溶剤を使用することが特に好ましい。そのような有機溶剤として、例えば、N‐メチルピロリドン、ジメチルホルムアミド及びジメチルアセトアミド等のアミド類、アセトン及びメチルエチルケトン等のケトン類、酢酸エチル等のエステル類、その他、セロソルブアセテートやセロソルブエーテル等を例示できる。
【0053】
更に、本発明に係る製造方法は、第二工程の後で、第二工程の反応生成物を水と混合して鎖長延長反応を行うのが好ましい。
本発明に係る製造方法は、第二工程の後で、第二工程の反応生成物を塩基性の水と混合して鎖長延長反応を行う、又は第二工程の反応性生成物に塩基性化合物を添加した後水と混合して鎖長延長反応を行うのが好ましく、第二工程の反応生成物を塩基性の水と混合して鎖長延長反応を行うのがより好ましい。
【0054】
ここで、塩基性の水とは、いわゆる水に塩基性の物質が溶解し、塩基性を呈している水をいい、例えば、トリエチルアミン、トリエタノールアミン、アンモニア、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム及び2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール等が溶解している水を例示できる。
【0055】
本発明に係る製造方法は、鎖長延長反応が行われるのが好ましい。鎖長延長反応には、鎖延長剤を用いることができ、鎖延長反応によって最終的に得られる両性ウレタン樹脂の諸特性を調整することができる。
「鎖延長剤」とは、鎖延長反応で用いられる化合物であって、例えば、低分子ポリオール、アミン類及び水等を例示できる。「低分子ポリオール」として、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、ジエチレングリコール、1,6−ヘキサンジオール、スピログリコール、ビス(β‐ヒドロキシエトキシ)ベンゼン、及びキシリレングリコール等のグリコール類、トリメチロールプロパン及びグリセリン等のトリオール類を例示できる。また、「アミン類」として、例えば、メチレン(ビス−o−クロルアニリン)等を例示できる。
【0056】
本発明に係る両性ウレタン樹脂の製造方法において、第二工程の後に、第二工程の反応生成物を塩基性の水と混合して、水中で鎖長延長反応を行うのが好ましい。
更に、本発明に係る両性ウレタン樹脂の製造方法は、有機溶剤中で第一工程及び第二工程の反応を行った後、第二工程後の反応混合物を塩基性の水と混合して、引き続き水中で鎖長延長反応を行うのが好ましい。
【0057】
このような、第二工程後の反応混合物を塩基性の水と混合して、引き続き水中で鎖長延長反応を行う態様では、高分子量化された両性ウレタン樹脂を容易に得ることができ好ましい。この態様の製造方法では、第二工程後の反応混合物が、末端にイソシアネート基を含有するプレポリマーであるように製造条件を設定するのが好ましい。
【0070】
本発明は、上述した製造方法によって得られる両性ウレタン樹脂を提供する。
本発明に係る製造方法によって得られる両性ウレタン樹脂は、一分子中に、カルボキシル基と第三級アミノ基とを有している。カルボキシル基と第三級アミノ基との比率(両官能基の数の比率)、カルボキシル基/第三級アミノ基は、1/50〜50/1が好ましく、1/1〜50/1がより好ましく、1/1〜25/1が特に好ましい。両性ウレタン樹脂中のカルボキシル基と第三級アミノ基との比率が1/50〜50/1にある場合、両性ウレタン樹脂を含む樹脂組成物を使用した整髪剤を用いると、毛髪はより優れた風合いを持つことと成り得、両性ウレタン樹脂を含む樹脂組成物を使用した塗料及びコーティング剤は、基材への密着性により優れるものと成り得る。
尚、本発明に係る製造方法において、化合物(D)と化合物(E)との比率(モル比)、化合物(D)/化合物(E)は、1/50〜50/1が好ましく、1/1〜50/1がより好ましく、1/1〜25/1が特に好ましい。
【0071】
本発明に係る両性ウレタン樹脂は、水性液の形態として用いるのが好ましく、本発明に係る両性ウレタン樹脂は、水と混合して水性液を形成するのが好ましい。ここで本明細書において「水性液」とは、両性ウレタン樹脂が水に完全に溶解した水溶液状態に加え、両性ウレタン樹脂が水中に分散及び/もしくは懸濁している、水分散液状態及び/もしくは水懸濁液状態を意味する。本発明は、上述の本発明に係る両性ウレタン樹脂の水性液を提供する。
しかし、溶媒を実質的に除去して得られる、両性ウレタン樹脂の樹脂分を使用してもよい。
尚、本明細書において「水」とは、いわゆる水をいい、蒸留水、イオン交換水、純水等も含む。更に、「水」は、目的とする両性ウレタン樹脂の製造及び性質に悪影響を与えない範囲で、水に溶解又は分散可能な有機溶剤、モノマー等を含んでもよい。
【0072】
本発明は、上述した両性ウレタン樹脂を含んで成る樹脂組成物を提供する。ここで「樹脂組成物」とは、ウレタン樹脂に通常添加される種々の添加剤を含有する組成物をいう。そのような「添加剤」として、例えば、顔料、色素、着色剤、香料、界面活性剤、保湿剤、保存剤、殺菌剤、防腐剤、酸化防止剤、増粘剤及びpH調整剤等を例示できる。尚、「樹脂組成物」も水性液の形態で使用するのが好ましい。「樹脂組成物」に、更に、別の添加剤を加える等の追加の処理をしてもよく、目的に応じて、適宜、変更を加えることができることはいうまでもない。
【0073】
本発明に係る「両性ウレタン樹脂」及び「両性ウレタン樹脂を含んで成る樹脂組成物」は、ウレタン樹脂が通常使用される分野に用いることができ、例えば、化粧品、塗料及びコーティング剤等に使用することができる。特に化粧品用に使用するのが好ましい。「化粧品」として、例えば、整髪剤、皮膜形成剤及び粘度調整剤等を例示できる。「整髪剤」として、例えば、泡状整髪剤、ジェル状整髪剤、エアゾールスプレー整髪剤及びポンプスプレー整髪剤を例示できる。「被膜形成剤」及び「粘度調整剤」として、コンディショニング・シェイビング・クリーム剤、スキンケアローション剤、乳液状ファンデーション、クリーム状ファンデーション、アイライナー、マスカラ、マニキュア及びパック等を例示できる。
【0074】
本発明に係る両性ウレタン樹脂は、従来の両性ウレタン樹脂と比較して、それを用いた塗料、コーティング剤及び化粧品等の性能並びに両性ウレタン樹脂の経時安定性等から選択される少なくとも一種の向上に優れた効果を発揮し、特に化粧品用に優れる。これは、以下の理由によると考えられる。
【0075】
本発明に係る両性ウレタン樹脂は、(C)ポリシロキサン化合物のポリシロキサン鎖を、必ずしもその骨格内に共有結合を介して含有するものではなく、両性ウレタン樹脂は、その骨格が(C)ポリシロキサン化合物のポリシロキサン鎖と物理的に絡まりあうことによって、ポリシロキサン鎖を含有するものと考えられる。この絡まりあいは、両性ポリウレタンの重合反応の進行によって、より複雑化し、得られた両性ウレタン樹脂からポリシロキサン化合物が分離することを困難にしていると考えられる。
【0076】
このような、両性ウレタン樹脂の骨格とポリシロキサン化合物の絡み合い状態を、本明細書においては、両性ウレタン樹脂の骨格がポリシロキサン化合物を「拘束」している状態という。ここで「拘束」とは、両性ウレタン樹脂の形態が、水溶液の形態か、水分散体の形態かで異なる。両性ウレタン樹脂の骨格は、通常直鎖構造であるが、分岐構造、架橋構造を有してよく、両性ウレタン樹脂が「水溶液」の形態の場合、両性ウレタン樹脂の骨格の間にポリシロキサン鎖が入り込んでいるものと考えられる。
【0077】
一方、両性ウレタン樹脂が「水分散体」の形態の場合、両性ウレタン樹脂は、水中で分散した粒子の形態と成っていると考えられ、その粒子に対するポリシロキサン鎖の「拘束」の形態には、いくつかの形態が考えられる。先ず、第一の形態は、ポリシロキサン鎖の全体若しくは一部が粒子の内部に包まれている形態である。第二の形態は、ポリシロキサン鎖の末端が粒子の内部に包まれている形態である。第三の形態は、ポリシロキサン鎖が粒子の表面に付着している形態である。第一〜第三の形態は、いずれも「拘束」に該当し、第一〜第三の形態が混合して存在するものも「拘束」に該当すると考えられる。
【0078】
このように本発明に係る両性ウレタン樹脂の骨格は、(C)ポリシロキサン化合物を拘束しているものと考えられる。このためポリシロキサン鎖は、比較的運動しやすい性質を持ちつつ、ポリシロキサン化合物は両性ウレタン樹脂から、分離し難いと考えられる。従って、従来の両性ウレタン樹脂と比較して、本発明に係る両性ウレタン樹脂を使用した塗料、コーティング剤及び化粧品等の性能(例えば、整髪剤の場合、毛髪のセット性、毛髪の風合い、毛髪の洗髪性、毛髪の手触り感及び整髪剤の塗布時の広がり等の性能)、並びに両性ウレタン樹脂の経時安定性から選択される少なくとも一種を向上することができ、特に化粧品用途に優れると考えられる。
尚、上述のような理由により、本発明の両性ウレタン樹脂は優れた性質を有すると考えられるが、これらの理由により、本発明の両性ウレタン樹脂が何ら制限を受けるものではない。
【0079】
【実施例】
以下、本発明を実施例及び比較例により具体的かつ詳細に説明するが、これらの実施例は本発明の一態様にすぎず、本発明はこれらの例によって何ら限定されるものではない。
【0080】
(1)実施例及び比較例の両性ウレタン樹脂水性液の製造
実施例1の両性ウレタン樹脂水性液の製造
攪拌装置、温度計、窒素導入管及び還流冷却器を備えた4つ口フラスコに、イソホロンジイソシアネート(IPDI)70g、ポリプロピレングリコール(PPG、重量平均分子量1000)63g、1,4−シクロヘキサンジメタノール(CHDM)7g、ポリジメチルシロキサン(25℃における粘度が10mm2/s、東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製のSH200C−10cs(商品名))8g及びジメチロールブタン酸(DMBA)20gを入れ、溶剤として酢酸エチル50gを加え、オイルバスを用いて80℃に加熱して3時間反応させた。その後、N−メチルジエタノールアミン(NMDEtA)2g並びに酢酸エチル60gを追加して、さらに80℃にて3時間反応させ、イソシアネート基の残存したプレポリマーを得た。このイソシアネート基の残存したプレポリマーを50℃まで冷却した後、水酸化カリウム10gを含む水700gに高速攪拌して分散させ、更に50℃にて3時間鎖延長反応を行って高分子量化させた。得られた水性液から上記酢酸エチルを回収し、実質的に溶剤を含まない実施例1の両性ウレタン樹脂水性液を得た。
【0081】
実施例2の両性ウレタン樹脂水性液の製造
実施例1に記載した製造方法において、ポリジメチルシロキサン8gの代わりに、ポリエーテル変性シリコーン(25℃における粘度が1600mm2/s、東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製のSH3775C(商品名))8gを用いた以外は、同様の方法を用いて実施例2の両性ウレタン樹脂水性液を得た。
【0082】
実施例3の両性ウレタン樹脂水性液の製造
実施例1に記載した製造方法において、ポリジメチルシロキサン8gの代わりに、環状シリコーン(25℃における粘度が4mm2/s、東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製のSH245(商品名))8gを用いた以外は、同様の方法を用いて実施例3の両性ウレタン樹脂水性液を得た。
【0083】
実施例4の両性ウレタン樹脂水性液の製造
実施例1に記載した製造方法において、ポリジメチルシロキサン8gの代わりに、フェニル変性シリコーン(25℃における粘度が22mm2/s、東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製のSH556(商品名))8gを用いた以外は、同様の方法を用いて実施例4の両性ウレタン樹脂水性液を得た。
【0084】
実施例5の両性ウレタン樹脂水性液の製造
実施例1に記載した製造方法において、ポリジメチルシロキサン8gの代わりに、アルキル変性シリコーン(25℃における粘度が500mm2/s、信越化学工業(株)製のKF−412(商品名))8gを用いた以外は、同様の方法を用いて実施例5の両性ウレタン樹脂水性液を得た。
【0085】
実施例6の両性ウレタン樹脂水性液の製造
実施例1に記載した製造方法において、ポリジメチルシロキサン8gの代わりに、アルコキシ変性シリコーン(25℃における粘度が80mm2/s、信越化学工業(株)製のKF−851(商品名))8gを用いた以外は、同様の方法を用いて実施例6の両性ウレタン樹脂水性液を得た。
【0086】
実施例7の両性ウレタン樹脂水性液の製造
実施例1に記載した製造方法において、ポリジメチルシロキサン8gの代わりに、ポリジメチルシロキサン(25℃における粘度が10mm2/s、東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製のSH200C−10cs(商品名))20gを用いた以外は、同様の方法を用いて実施例7の両性ウレタン樹脂水性液を得た。
【0087】
実施例8の両性ウレタン樹脂水性液の製造
実施例1に記載した製造方法において、ポリジメチルシロキサン8gの代わりに、ポリエーテル変性シリコーン(25℃における粘度が1600mm2/s、東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製のSH3775C(商品名))20gを用いた以外は、同様の方法を用いて実施例8の両性ウレタン樹脂水性液を得た。
【0088】
実施例9の両性ウレタン樹脂水性液の製造
攪拌装置、温度計、窒素導入管及び還流冷却器を備えた4つ口フラスコに、イソホロンジイソシアネート(IPDI)70g、ポリプロピレングリコール(PPG、重量平均分子量1000)55g、ポリエチレングリコール(PEG、分子量1000)8g、1,4−シクロヘキサンジメタノール(CHDM)7g、ポリジメチルシロキサン(25℃における粘度が10mm2/s、東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製のSH200C−10cs(商品名)))8g及びジメチロールブタン酸(DMBA)20gを入れ、溶剤として酢酸エチル50gを加え、オイルバスを用いて80℃に加熱して3時間反応させた。その後、N−メチルジエタノールアミン(NMDEtA)2g並びに酢酸エチル60gを追加して、さらに80℃にて3時間反応させ、イソシアネート基の残存したプレポリマーを得た。このイソシアネート基の残存したプレポリマーを50℃まで冷却した後、水酸化カリウム10gを含む水700gに高速攪拌して分散させ、更に50℃にて3時間鎖延長反応を行って高分子量化させた。得られた水性液から上記酢酸エチルを回収し、実質的に溶剤を含まない実施例9の両性ウレタン樹脂水性液を得た。
【0089】
実施例10の両性ウレタン樹脂水性液の製造
実施例9に記載した製造方法において、ポリジメチルシロキサン8gの代わりに、ポリエーテル変性シリコーン(25℃における粘度が1600mm2/s、東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製のSH3775C(商品名))8gを用いた以外は、同様の方法を用いて実施例10の両性ウレタン樹脂水性液を得た。
【0090】
実施例11の両性ウレタン樹脂水性液の製造
実施例9に記載した製造方法において、ポリジメチルシロキサン8gの代わりに、ポリジメチルシロキサン(25℃における粘度が10mm2/s、東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製のSH200C−10cs(商品名))20gを用いた以外は、同様の方法を用いて実施例11の両性ウレタン樹脂水性液を得た。
【0091】
実施例12の両性ウレタン樹脂水性液の製造
実施例9に記載した製造方法において、ポリジメチルシロキサンオイル8gの代わりに、ポリエーテル変性シリコン(25℃における粘度が1600mm2/s、東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製のSH3775C(商品名))20gを用いた以外は、同様の方法を用いて実施例12の両性ウレタン樹脂水性液を得た。
【0092】
比較例1の両性ウレタン樹脂水性液の製造
実施例1に記載した製造方法において、ポリジメチルシロキサンを全く用いなかった以外は、同様の方法を用いて比較例1の両性ウレタン樹脂の水性液を得た。
【0093】
比較例2の両性ウレタン樹脂水性液の製造
攪拌装置、温度計、窒素導入管及び還流冷却器を備えた4つ口フラスコに、イソホロンジイソシアネート(IPDI)70g、ポリプロピレングリコール(PPG、重量平均分子量1000)63g、1,4−シクロヘキサンジメタノール(CHDM)7g及びジメチロールブタン酸(DMBA)20gを入れ、溶剤として酢酸エチル50gを加え、オイルバスを用いて80℃に加熱して3時間反応させた。その後、N−メチルジエタノールアミン(NMDEtA)2g並びに酢酸エチル60gを追加して、さらに80℃にて3時間反応させ、イソシアネート基の残存したプレポリマーを得た。このイソシアネート基の残存したプレポリマーを50℃まで冷却した後、水酸化カリウム10gを含む水700gに高速攪拌して分散させ、更に50℃にて3時間鎖延長反応を行って高分子量化させた。得られた水性液から上記酢酸エチルを回収し、実質的に溶剤を含まない両性ウレタン樹脂の水性液を得た後、ポリジメチルシロキサン(25℃における粘度が10mm2/s、東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製のSH200C−10cs(商品名))を8g加えて、比較例2の両性ウレタン樹脂水性液を得た。
【0094】
比較例3の両性ウレタン樹脂水性液の製造
比較例2に記載した製造方法において、ポリジメチルシロキサン8gの代わりに、ポリエーテル変性シリコーン(25℃における粘度が1600mm2/s、東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製のSH3775C(商品名))8gを用いた以外は、同様の方法を用いて比較例3の両性ウレタン樹脂水性液を得た。
【0095】
比較例4の両性ウレタン樹脂水性液の製造
比較例2に記載した製造方法において、ポリジメチルシロキサン8gの代わりに、環状シリコーン(25℃における粘度が4mm2/s、東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製のSH245(商品名))8gを用いた以外は、同様の方法を用いて比較例4の両性ウレタン樹脂水性液を得た。
【0096】
比較例5の両性ウレタン樹脂水性液の製造
比較例2に記載した製造方法において、ポリジメチルシロキサン8gの代わりに、フェニル変性シリコーン(25℃における粘度が22mm2/s、東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製のSH556(商品名))8gを用いた以外は、同様の方法を用いて比較例5の両性ウレタン樹脂水性液を得た。
【0097】
比較例6の両性ウレタン樹脂水性液の製造
比較例2に記載した製造方法において、ポリジメチルシロキサン8gの代わりに、アルキル変性シリコーン(25℃における粘度が500mm2/s、信越化学工業(株)製のKF−412(商品名))8gを用いた以外は、同様の方法を用いて比較例6の両性ウレタン樹脂水性液を得た。
【0098】
比較例7の両性ウレタン樹脂水性液の製造
比較例2に記載した製造方法において、ポリジメチルシロキサン8gの代わりに、アルコキシ変性シリコーン(25℃における粘度が80mm2/s、信越化学工業(株)製のKF−851(商品名))8gを用いた以外は、同様の方法を用いて比較例7の両性ウレタン樹脂水性液を得た。
【0099】
比較例8の両性ウレタン樹脂水性液の製造
実施例1に記載した製造方法において、ポリジメチルシロキサン8gの代わりに、ポリジメチルシロキサンジオール(両末端OH基導入タイプ、25℃における粘度が62mm2/s、信越化学工業(株)製のKF−6002(商品名))8gを用い、ポリプロピレングリコール(PPG、重量平均分子量1000)63gの代りに、ポリプロピレングリコール(PPG、重量平均分子量1000)55gを用いた以外は、同様の方法を用いて比較例8の両性ウレタン樹脂水性液を得た。
【0100】
比較例9の両性ウレタン樹脂水性液の製造
実施例1に記載した製造方法において、ポリジメチルシロキサン8gの代わりに、ポリジメチルシロキサンジオール(片末端OH基導入タイプ、(25℃における粘度が88mm2/s、信越化学工業(株)製のX−22−176B(商品名))8gを用い、ポリプロピレングリコール(PPG、重量平均分子量1000)63gの代りに、ポリプロピレングリコール(PPG、重量平均分子量1000)55gを用いた以外は、同様の方法を用いて比較例9の両性ウレタン樹脂水性液を得た。
【0101】
(2)実施例及び比較例の両性ウレタン樹脂水性液の評価
泡状整髪剤に用いる評価
上述のようにして得られた実施例及び比較例の各々の両性ウレタン樹脂水性液を評価するために、各々の両性ウレタン樹脂水性液を用いて、実施例及び比較例の各々の泡状整髪剤を作製した。
即ち、表1に示す各々の成分を、同表に示す割合で混合し、均一になるまで攪拌して実施例及び比較例の各々のX成分を得た。次に、表1に示すY成分をX成分に同表に示す割合で加えて、実施例及び比較例の各々の泡状整髪剤を作製した。これらを、各々実施例1〜12の泡状整髪剤、各々比較例1〜9の泡状整髪剤という。
【0102】
【表1】
a)乾燥重量である。各水性液を105℃、3時間加熱した後、得られた残渣の重量である。
【0103】
このようにして得た実施例及び比較例の各々の泡状整髪剤を使用して、毛髪のセット性(以下「セット性」ともいう)、毛髪の風合い(以下「風合い」ともいう)、毛髪の洗髪性(以下「洗髪性」ともいう)、毛髪の手触り感(以下「手触り感」ともいう)及び整髪剤の広がり(以下「広がり」ともいう)を評価した。また、各実施例及び比較例の両性ウレタン樹脂水性液の経時安定性を評価した。結果は、まとめて表2及び3に示した。
【0104】
セット性
一束の黒色バージンヘア(長さ25cm、重量5.0g)に、各々の泡状整髪剤を0.8gずつ塗布し、室温にて乾燥して、セット性評価用毛髪束を作製した。この毛髪束について、10人のパネラーによる官能試験を行い、セット性を評価した。セット性の評価基準は、以下のように設定した:
◎は、毛髪束のセット性が非常に良好であったと感じた人が9人以上;
○は、毛髪束のセット性が非常に良好であったと感じた人が6〜8人;
△は、毛髪束のセット性が非常に良好であったと感じた人が2〜5人;
×は、毛髪束のセット性が非常に良好であったと感じた人が1人以下。
【0105】
風合い
一束の黒色バージンヘア(長さ25cm、重量5.0g)に、各々の泡状整髪剤を0.8gずつ塗布し、室温にて乾燥して、風合い評価用毛髪束を作製した。この毛髪束について、10人のパネラーによる官能試験を行い、風合いを評価した。風合いの評価基準は、以下のように設定した:
◎は、毛髪束の感触が非常にしなやかな感触であったと感じた人が9人以上;
○は、毛髪束の感触が非常にしなやかな感触であったと感じた人が6〜8人;
△は、毛髪束の感触が非常にしなやかな感触であったと感じた人が2〜5人;
×は、毛髪束の感触が非常にしなやかな感触であったと感じた人が1人以下。
【0106】
洗髪性
黒色バージンヘア(長さ15cm、重量3.0g)に、各々の泡状整髪剤を0.8gずつ塗布し、室温にて乾燥させて整髪した毛髪束を作製した。次に、毛髪束を40℃の温水で30秒間軽くほぐした後、10%シャンプー溶液を0.4g塗布し、30秒間洗浄した。その後、再び40℃の温水ですすいでシャンプー液を洗い流し、50℃にて十分に乾燥させた洗髪性評価用毛髪束を得た。この毛髪束について、10人のパネラーによる洗髪性に関する官能試験を行い、洗髪性を評価した。洗髪性の評価基準は、以下のように設定した:
◎は、洗髪性が非常に良好であったと感じた人が9人以上;
○は、洗髪性が非常に良好であったと感じた人が6〜8人;
△は、洗髪性が非常に良好であったと感じた人が2〜5人;
×は、洗髪性が非常に良好であったと感じた人が1人以下。
【0107】
手触り感
一束の黒色バージンヘア(長さ25cm、重量5.0g)に、各々の泡状整髪剤を0.8gずつ塗布し、室温にて乾燥して、手触り感評価用毛髪束を作製した。この毛髪束について、10人のパネラーによる官能試験を行い、手触り感を評価した。手触り感の評価基準は、以下のように設定した:
◎は、毛髪束の手触り感が非常に良好であったと感じた人が9人以上;
○は、毛髪束の手触り感が非常に良好であったと感じた人が6〜8人;
△は、毛髪束の手触り感が非常に良好であったと感じた人が2〜5人;
×は、毛髪束の手触り感が非常に良好であったと感じた人が1人以下。
【0108】
整髪剤の広がり
一束の黒色バージンヘア(長さ25cm、重量5.0g)に、各々の泡状整髪剤を0.8gずつ塗布する際の伸びについて、10人のパネラーによる官能試験を行い、整髪用化粧料としての整髪剤の広がりを評価した。広がりの評価基準は、以下のように設定した:
◎は、塗布時の伸びが非常に良好であったと感じた人が9人以上;
○は、塗布時の伸びが非常に良好であったと感じた人が6〜8人;
△は、塗布時の伸びが非常に良好であったと感じた人が2〜5人;
×は、塗布時の伸びが非常に良好であったと感じた人が1人以下。
【0109】
経時安定性
各々の両性ウレタン樹脂水性液を100mlの透明ガラス瓶に入れ、50℃にて2週間放置した後の外観を、目視にて観察して、両性ウレタン樹脂水性液の経時安定性を評価した。経時安定性の基準は、以下のように設定した:
◎は、シリコンポリマーの分離が全く無かったもの;
○は、シリコンポリマーの分離がほとんど無かったもの;
×は、シリコンポリマーの分離が認められたもの。
【0110】
【表2】
【0111】
【表3】
【0112】
表2に示されるように、各々の実施例の両性ウレタン樹脂は、いずれもセット性等の全ての性能を満足するものであった。これに対し、表3に示されるように、比較例の両性ウレタン樹脂には、全ての性能を満足するものは無かった。比較例1の両性ウレタン樹脂は、ポリシロキサン化合物が含まれていない両性ポリウレタン樹脂なので、手触り感、整髪剤の広がりに劣っていた。
【0113】
比較例2〜7の両性ウレタン樹脂は、第二工程の反応生成物を水と混合した後にポリシロキサン化合物を加えているから、タイプ2の両性ウレタン樹脂であり、ポリシロキサン化合物が両性ウレタン樹脂の骨格に拘束されていないと考えられ、経時安定性が不良であった。更に、比較例2〜7の両性ウレタン樹脂は、両性ウレタン樹脂の骨格に拘束されていないと考えられるポリシロキサン化合物があるので、両性ウレタン樹脂の分子鎖間の絡み合いが阻害され、造膜性が低下し、セット性にも劣っていた。比較例8及び9は、ポリシロキサン鎖が両性ウレタン樹脂の骨格に導入されたタイプ1の両性ウレタン樹脂であり、整髪剤の広がりに劣っていた。
【0114】
ジェル状整髪剤に用いる評価
上述のようにして得られた実施例及び比較例の各々の両性ウレタン樹脂水性液を評価するために、各々の両性ウレタン樹脂水性液を用いて、実施例及び比較例の各々のジェル状整髪剤を作製した。
即ち、表4に示す各々の成分を、同表に示す割合で混合し、粘性ゲルが形成されるまで攪拌して実施例及び比較例の各々のX成分を得た。次に、表4に示すY成分をX成分に同表に示す割合で加えて、均質になるまで混合して実施例及び比較例の各々のジェル状整髪剤を作製した。これらを、各々実施例1〜12のジェル状整髪剤、各々比較例1〜9のジェル状整髪剤という。
実施例1〜12のジェル状整髪剤、比較例1〜9のジェル状整髪剤について、上述した評価方法を用いて評価した。その結果、上述した実施例1〜12の泡状整髪剤、比較例1〜9の泡状整髪剤と同様の結果を得た。
【0115】
【表4】
a)乾燥重量である。各水性液を105℃、3時間加熱した後、得られた残渣の重量である。
b)ナショナル・スターチ・アンド・ケミカル社製のストラクチャ−(Structure 2001)(商品名)である。
【0116】
エアゾールスプレー整髪剤に用いる評価
上述のようにして得られた実施例及び比較例の各々の両性ウレタン樹脂水性液を評価するために、各々の両性ウレタン樹脂水性液を用いて、実施例及び比較例の各々のエアゾールスプレー整髪剤を作製した。
即ち、表5に示す各々の成分を、同表に示す割合で混合し、均質になるまで攪拌して実施例及び比較例の各々のX成分を得た。次に、表5に示すY成分をX成分に同表に示す割合で加えて、実施例及び比較例の各々のエアゾールスプレー整髪剤を作製した。これらを、各々実施例1〜12のエアゾールスプレー整髪剤、各々比較例1〜9のエアゾールスプレー整髪剤という。
実施例1〜12のエアゾールスプレー整髪剤、比較例1〜9のエアゾールスプレー整髪剤について、上述した評価方法を用いて評価した。その結果、上述した実施例1〜12の泡状整髪剤、比較例1〜9の泡状整髪剤と同様の結果を得た
【0117】
【表5】
a)乾燥重量である。各水性液を105℃、3時間加熱した後、得られた残渣の重量である。
【0118】
ポンプスプレー整髪剤に用いる評価
上述のようにして得られた実施例及び比較例の各々の両性ウレタン樹脂水性液を評価するために、各々の両性ウレタン樹脂水性液を用いて、表6に示す各々の成分を、同表に示す割合で混合して、均質になるまで攪拌して実施例及び比較例の各々のポンプスプレー整髪剤を作製した。
これらを、各々実施例1〜12のポンプスプレー整髪剤、各々比較例1〜9のポンプスプレー整髪剤という。
実施例1〜12のポンプスプレー整髪剤、比較例1〜9のポンプスプレー整髪剤について、上述した評価方法を用いて評価した。その結果、上述した実施例1〜12の泡状整髪剤、比較例1〜9の泡状整髪剤と同様の結果を得た。
【0119】
【表6】
a)乾燥重量である。各水性液を105℃、3時間加熱した後、得られた残渣の重量である。
【0120】
【発明の効果】
本発明は、両性ウレタン樹脂の新たな製造方法を提供し、その製造方法を使用して新たな両性ウレタン樹脂を提供することができる。この両性ウレタン樹脂は、塗料、コーティング剤及び化粧品等、特に、化粧品(例えば、整髪剤)に、好適に使用することができ、本発明に係る製造方法を用いて、そのような両性ウレタン樹脂を容易に製造することができる。従来の両性ウレタン樹脂と比較して、本発明に係る両性ウレタン樹脂を使用することで、塗料、コーティング剤及び化粧品の性能(例えば、整髪剤の場合、毛髪のセット性、毛髪の風合い、毛髪の洗髪性、毛髪の手触り感及び整髪剤の塗布時の広がり等の性能)、並びに両性ウレタン樹脂の経時安定性から選択される少なくとも一種が改善される。
Claims (9)
- (A)ポリオール化合物、
(B)ポリイソシアネート化合物、
(C)ポリジメチルシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン、環状シリコーン、フェニル変性シリコーン、アルキル変性シリコーン及びアルコキシ変性シリコーンから選択される少なくとも1種であるポリシロキサン化合物、
(D)水酸基、第一級アミノ基及び第二級アミノ基から選択される少なくとも1種と、カルボキシル基とを有する化合物、並びに
(E)水酸基、第一級アミノ基及び第二級アミノ基から選択される少なくとも1種と、第三級アミノ基とを有する化合物
を使用する両性ウレタン樹脂組成物の製造方法であって、
上記ポリジメチルシロキサンは、下記一般式(21)で示され、
[但し、式(21)において、nは1以上の整数である。]
上記ポリエーテル変性シリコーンは、下記一般式(22)で示され、
[但し、式(22)において、
mは0以上の整数であり、nは1以上の整数であり、
R21は、下記式(22−2)で示される基である。]
―(CH2)a―(OC2H4)b―(OC3H6)c―OR22 (22−2)
[但し、式(22−2)において、
R22は、炭素数1〜10の炭化水素基であり、
aは1〜10の整数であり、bは1〜300の整数であり、cは0〜300の整数である。]
上記フェニル変性シリコーンは、下記一般式(23)で示され、
[但し、式(23)において、
R25及びR26は、炭素数1〜12の炭化水素基または−OSi(CH 3 ) 3 を示し、互いに同一であっても異なってもよい。但し、R25及びR26の少なくとも1つは、フェニル基である。
mは0以上の整数であり、nは1以上の整数である。]
上記アルキル変性シリコーンは、一般式(24)で示され、
[但し、式(24)において、
R27〜R29は、いずれも炭素数1〜50の炭化水素基を示し、互いに同一でも異なっていても良い。但し、R27〜R29のうち少なくとも一つは炭素数5〜30の炭化水素基である。
mは1以上の整数であり、nは1以上の整数である。]
上記アルコキシ変性シリコーンは、下記一般式(25)で示され、
[但し、式(25)において、
R30〜R32は、炭素数1〜12の炭化水素基または炭素数1〜50のアルコキシ基を示し、互いに同一であっても異なっていても良い。但し、R30〜R32のうち少なくとも一つは炭素数1〜50のアルコキシ基である。
mは0以上の整数であり、nは1以上の整数である。]
上記環状シリコーンは、一般式(26)で示され、
[但し、式(26)において、
R33は、炭素数2〜12の炭化水素基を示すが、各繰り返し単位において、互いに同一であっても異なっていても良い。
mは1以上の整数であり、nは0以上の整数であり、m+n=3〜10である。]
化合物(A)、(B)及び(D)を、イソシアネート基過剰の条件にて反応させてイソシアネート基含有プレポリマーを製造する第一工程、並びに
該イソシアネート基含有プレポリマーを、化合物(E)と反応させる第二工程、を含んで成る製造方法であって、
第一工程及び第二工程の少なくとも一方において、化合物(C)を存在させることを特徴とする両性ウレタン樹脂組成物の製造方法。 - (A)ポリオール化合物、
(B)ポリイソシアネート化合物、
(C)ポリジメチルシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン、環状シリコーン、フェニル変性シリコーン、アルキル変性シリコーン及びアルコキシ変性シリコーンから選択される少なくとも1種であるポリシロキサン化合物であって、
(D)水酸基、第一級アミノ基及び第二級アミノ基から選択される少なくとも1種と、カルボキシル基とを有する化合物、並びに
(E)水酸基、第一級アミノ基及び第二級アミノ基から選択される少なくとも1種と、第三級アミノ基とを有する化合物
を使用する両性ウレタン樹脂組成物の製造方法であって、
上記ポリジメチルシロキサンは、下記一般式(21)で示され、
[但し、式(21)において、nは1以上の整数である。]
上記ポリエーテル変性シリコーンは、下記一般式(22)で示され、
[但し、式(22)において、
mは0以上の整数であり、nは1以上の整数であり、
R21は、下記式(22−2)で示される基である。]
―(CH2)a―(OC2H4)b―(OC3H6)c―OR22 (22−2)
[但し、式(22−2)において、
R22は、炭素数1〜10の炭化水素基であり、
aは1〜10の整数であり、bは1〜300の整数であり、cは0〜300の整数である。]
上記フェニル変性シリコーンは、下記一般式(23)で示され、
[但し、式(23)において、
R25及びR26は、炭素数1〜12の炭化水素基または−OSi(CH 3 ) 3 を示し、互いに同一であっても異なってもよい。但し、R25及びR26の少なくとも1つは、フェニル基である。
mは0以上の整数であり、nは1以上の整数である。]
上記アルキル変性シリコーンは、一般式(24)で示され、
[但し、式(24)において、
R27〜R29は、いずれも炭素数1〜50の炭化水素基を示し、互いに同一でも異なっていても良い。但し、R27〜R29のうち少なくとも一つは炭素数5〜30の炭化水素基である。
mは1以上の整数であり、nは1以上の整数である。]
上記アルコキシ変性シリコーンは、下記一般式(25)で示され、
[但し、式(25)において、
R30〜R32は、炭素数1〜12の炭化水素基または炭素数1〜50のアルコキシ基を示し、互いに同一であっても異なっていても良い。但し、R30〜R32のうち少なくとも一つは炭素数1〜50のアルコキシ基である。
mは0以上の整数であり、nは1以上の整数である。]
上記環状シリコーンは、一般式(26)で示され、
[但し、式(26)において、
R33は、炭素数2〜12の炭化水素基を示すが、各繰り返し単位において、互いに同一であっても異なっていても良い。
mは1以上の整数であり、nは0以上の整数であり、m+n=3〜10である。]
化合物(A)、(B)及び(E)を、イソシアネート基過剰の条件にて反応させてイソシアネート基含有プレポリマーを製造する第一工程、並びに
該イソシアネート基含有プレポリマーを、化合物(D)と反応させる第二工程を含んで成る製造方法であって、
第一工程及び第二工程の少なくとも一方において、化合物(C)を存在させることを特徴とする両性ウレタン樹脂組成物の製造方法。 - 化合物(C)と、化合物(A)、(B)、(D)及び(E)の重量比、(C)/((A)+(B)+(D)+(E))は、0.1/100〜30/100であることを特徴とする請求項1又は2に記載の製造方法。
- 第二工程の後、更に、第二工程の反応生成物を水と混合して鎖長延長反応を行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の製造方法。
- 第二工程の後、第二工程の反応生成物を塩基性の水と混合して鎖長延長反応を行う、又は第二工程の反応性生成物に塩基性化合物を添加した後水と混合して鎖長延長反応を行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の製造方法。
- 請求項1〜5のいずれかに記載の製造方法によって得られることを特徴とする両性ウレタン樹脂組成物。
- 一分子中に、カルボキシル基と第三級アミノ基とを有することを特徴とする請求項6に記載の両性ウレタン樹脂組成物。
- 水と混合して水性液を形成することを特徴とする請求項6又は7に記載の両性ウレタン樹脂組成物。
- 請求項6〜8のいずれかに記載の両性ウレタン樹脂組成物を含むことを特徴とする化粧品用ウレタン樹脂組成物。
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