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JP4668757B2 - 触媒の安定化方法 - Google Patents

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Description

本発明は、触媒の安定化方法、特に還元されたNi含有触媒の安定化方法に関する。
空気中で安定な還元されたNi含有触媒を得るための触媒安定化方法として、従来、還元されたNi含有触媒を適当な油脂類で包み込み、空気との接触を遮断することで安定化する方法が報告されている(非特許文献1参照)。
また、還元されたNi含有触媒表面を酸化被膜で被覆することで安定化する方法も報告されている。例えば、COにOを0.1容積%混入させた混合ガスを、還元されたNi含有触媒に10℃で導入する方法が知られている(特許文献1参照)。この方法では、Oの量を0.1容積%から3.0容積%まで徐々に増加させることで急激な発熱によるホットスポット形成が防止されている。またこの方法では、COガス中に還元されたNi含有触媒を存在させた状態の中へ0.1容積%のOをパルス状に導入することで触媒層温度が51.7℃以上とならないようにしている。
また更に、還元されたNi含有触媒表面を酸化被膜で被覆することで安定化する別の方法として、還元されたNi含有触媒を液体の水、或いは、気体の水蒸気で処理した後、空気を導入する安定化方法も知られている(特許文献2参照)。
また更に、還元されたNi含有触媒表面を酸化被膜で被覆することで安定化する別の方法として、還元されたNi含有触媒を不活性気体の混合された空気或いはOガスにより60℃以下で処理する安定化方法も知られている(特許文献3参照)。
また更に、還元されたNi含有触媒表面を酸化被膜で被覆することで安定化する別の方法として、空気に不活性ガスを混合し制御されたO濃度とし、このガスを安定化ガスとして還元されたNi含有触媒に38乃至260℃、103乃至34475kPaで導入する安定化方法も知られている(特許文献4参照)。
また更に、還元されたNi含有触媒表面を酸化被膜で被覆することで安定化する別の方法として、還元されたNi含有触媒を0.1乃至1容積%のO、0.6容積%のCO及びNの混合ガスで安定化する方法も知られている(特許文献5参照)。
Petrotech第27巻、第5号p431−433(2004) 川越、Deitz et al. 米国特許第2,677,668号明細書 米国特許第2,495,497号明細書 米国特許第2,565,347号明細書 米国特許第3,838,066号明細書 特表2002−537974号公報
しかしながら、還元されたNi含有触媒を適当な油脂類で包み込み、空気との接触を遮断することで安定化する方法では、触媒反応により得られる目的物への油脂類の混入の問題や、この混入物の除去の問題等が生じ、このような油脂類の混入を避けるために触媒に被覆された油脂類の脱脂工程が必須となるため、これらの問題が触媒の使いやすさや経済性を低くしてしまうという欠点があった。
また、還元されたNi含有触媒表面を酸化被膜で被覆する安定化方法では、Oとの急激な反応によるホットスポット形成を防止するためにO導入時の発熱を低く抑えなくてはならず、先行技術では、前述のように初めに微量(0.1容積%)のOを混入したCOや不活性ガスを還元されたNi含有触媒に対して定常的、或いは、断続的に導入し、このO濃度における発熱が認められなくなった後、O濃度をさらに僅かに増加させ、例えば1容積%のOを含むガスで先と同様な操作を行い、更に、このO濃度で発熱が見られなくなった後、再びO濃度を増加させ段階的に空気と同じO濃度まで同一操作を繰り返すことで安定化がなされていたり、還元されたNi含有触媒を水や水蒸気で処理した後、空気と接触させ安定化がなされている。この様に従来の技術ではO導入時の発熱を低く抑えるため、安定化に必要な時間が非常に長かったり、複数の工程を経なくてはならないという欠点があった。
本発明者は上記の課題を解決するため、鋭意研究を重ねた結果、O、HO及びCOの3種類が共存するガス、或いはO、HO,CO及び不活性ガスの4種類が共存するガスを安定化ガスとして、還元されたNi含有触媒に接触させると、非常に短時間、且つ、複数の工程を経ることなく、還元されたNi含有触媒を安定化できることを見いだし、本発明を完成するに至った。
即ち本発明は、還元されたNi含有触媒に、0.01乃至10.00容量%のO 、0.10乃至60.00容量%のH O、19.90乃至95.00容量%のCO および1.00乃至70.00容量%の不活性ガスで予め配合された混合ガスを、10乃至76℃の混合ガス雰囲気温度で接触させることを特徴とする還元されたNi含有触媒の安定化方法を提供する。また、本発明の安定化方法において、不活性ガスはN、He及びArからなる群より選択される何れか1種類以上であると良い
本発明による安定化方法によれば、現在工業的に広く実施されているOにCOや不活性ガス(例えばN2)のみを混合したガスによる安定化方法で調製される還元されたNi含有触媒と同等の物性と水素化活性を備えた触媒を調製することが可能であるばかりでなく、非常に短時間に安定化を終了させることが可能である。それにより、現在工業的に広く利用されている還元されたNi含有触媒と遜色のない性能の触媒を安価に調製することが出来るので、その工業的価値は大きい。
次に、本発明についてさらに詳しく説明する。
本発明の安定化方法において、O、HO及びCOの3種類が共存するガス、或いは、これらの3種混合ガスに更に不活性ガスを添加した4種混合ガスを安定化ガスとして使用すると、非常に短時間に安定化を終了させることが可能であり、かつ、本発明の安定化処理を施した触媒の触媒活性が従来の安定化処理を施した触媒のものとほぼ同じであるため好ましい。なお、本発明の安定化ガスにはO、HO及びCOの共存が必須であり、これら3種類の要素の1種類が欠けても迅速な安定化は進行しない。従って、O及びHOのみを共存させたガスやO及びCOのみを共存させたガスではホットスポットの問題等を解決するために安定化に必要な時間が非常に長くかかり、すなわち、O及びNを共存させたガスで安定化した場合とほぼ同じ時間が必要となってしまい、望ましくない。一方、HO及びCOのみを共存させたガスでは、安定化が不十分なばかりではなく、安定化後の還元されたNi含有触媒の表面積が減少してしまうため触媒活性が低下するという問題があり、望ましくない。
OをO、COガス及び/又は不活性ガスへ混合する方法は、これらガスを水にバブリングしてHOを同伴させる方法、水に超音波を照射し微細な水粒子を発生させこれをO、COガス及び/又は不活性ガスに同伴させる方法、予め水蒸気を発生させておきこれをO、COガス及び/又は不活性ガスと混合する方法など、プロセス上適した方法と考えられる方法で実施すれば良い。
加えて、本発明の更なる実施の態様として、上記の3種混合ガスに更に不活性ガスを混入させた4種混合ガスを用いると、3種混合ガスで安定化を行った場合と同様な効果が得られることも見いだされた。なお、本発明において好ましい不活性ガスとしては、N、He、Arが挙げられる。
また、本発明の安定化方法において、O、HO及びCOからなる混合ガス中のOの配合割合は0.01乃至10.00容量%、望ましくは0.10乃至5.00容量%であると良く、HOの配合割合は0.10乃至60.00容量%、望ましくは1.00乃至50.00容量%であると良く、そして、COの配合割合は30.00乃至99.89容量%、望ましくは45.00乃至98.90容量%であると良い。
また、本発明の安定化方法において、O、HO、CO及び不活性ガスからなる混合ガス中のOの配合割合は0.01乃至10.00容量%、望ましくは0.10乃至5.00容量%であると良く、HOの配合割合は0.10乃至60.00容量%、望ましくは1.00乃至60.00容量%であると良く、COの配合割合は19.90乃至95.00容量%、望ましくは34.00乃至95.00容量%であると良く、そして、不活性ガスの配合割合は1.00乃至70.00容量%、望ましくは1.00乃至60.00容量%であると良い。
本発明の安定化方法において、安定化温度とは、安定化方法の実施時の触媒層の温度、触媒層の雰囲気温度、安定化ガスの雰囲気温度等の温度のことを意味するが、この温度は0.1℃以上、且つ、100℃未満であると好ましく、更に望ましくは10乃至76℃である。安定化温度が0.1℃未満の場合、水(HO)が凍結する場合もあり、安定化が進行せず、好ましくない。一方、安定化温度が0.1℃以上の温度であれば安定化が進行する。さらに安定化温度を上昇させることで安定化が終了するまでに必要な時間が温度上昇に伴い短縮される。但し、安定化温度が100℃以上の場合、還元されたNi含有触媒とOとの反応が急激に進行してしまうため、安定化後の触媒の金属Ni量や表面積が減少し、その結果、触媒活性が低下してしまい、好ましくない。
また、本発明の安定化方法において、安定化時の圧力は常圧から加圧が望ましい。すなわち、1.013×10乃至8.375×10kPa、望ましくは1.013×10乃至3.041×10kPaが好ましいものの、減圧でも良い。プロセスや経済性を勘案し、適した圧力とすれば良い。
また、本発明の安定化方法において用いられる反応器は、還元されたNi含有触媒と安定化ガスとの接触が十分に行われる反応器であれば如何なる形式の反応器であっても良い。例えば、固定床反応器、撹拌流動床型反応器、流動床型反応器等が適しているが、他の形式の反応器であっても良い。
また、本発明の安定化方法において、還元されたNi含有触媒に混合ガスを接触させる時の混合ガスの流量は触媒1g当り1乃至200ml/分、望ましくは10乃至100ml/分である。
以上のような本発明の安定化方法であれば、混合ガスの導入時間1乃至4時間、特に2乃至3時間という短い時間で安定化を完了させることが可能である。
以下に、本発明の有効性を実施例をもって説明する。但し、これらの実施例は本発明の概要を示すもので、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
[試験試料の調製]
還元されたNi含有触媒(空気中で安定な金属Niを含むNi含有触媒)を調製するための原料として、NiO(60重量%)/SiO(40重量%)の組成を持つ中間原料を用いた。なお、このNiO/SiOの組成を持つ中間原料は、現在、工業的に汎用されているものであり、Niが酸化されている状態にあるものである。この、NiO/SiOの組成を持つ中間原料14gを石英反応管に充填し、室温にて2.5リットル/分の流量のHを導入することで試料をHパージした後、同一流量のH流を流した状態のまま昇温させた。昇温速度は10℃/分であり400℃に到達後45分間同温度にて水素還元した。その後、同一流量のH流を流した状態のまま放冷し、室温となったところでNパージした。なお、Nパージ時のN流量は1リットル/分とした。このようにして還元されたNi含有触媒(金属Niを含むNi/SiO触媒)を調製し、本発明の安定化方法の効果を確かめるための試験試料とした。
[実施例1]
本発明によるO、HO及びCOの3種混合ガスを用いた安定化の実施例を以下に示す。0.9容積%のO、1.9容積%のHO、97.2容積%のCOの組成を持つ3種混合ガスを、上記方法にて調製した、還元されたNi含有触媒14.0gに25℃にて2時間導入し安定化を行った。この時の3種混合ガスの流量は640ml/分とした。これを実施例1とした。
[実施例2]
ガス組成が0.9容積%のO、1.9容積%のHO、93.7容積%のCO、3.5容積%のNである4種混合ガスを安定化ガスとして使う以外は、実施例1と同じ方法にて安定化を行った。これを実施例2とした。
[比較例1]
比較例として現在工業的に広く実施されているOをNで希釈した安定化ガスを、O及びNの比率を経時的に変化させつつ、上記試験試料の調製方法にて調製した触媒14.0gに25℃にて導入し安定化を行った。すなわち、第一に0.1容積%O及び99.9容積%のNという組成を持つ混合ガスで0.5時間処理し、その後、混合ガスのO濃度を0.5容積%に増加させ0.5時間処理し、その後、混合ガスのO濃度を1.0容積%に増加させ16時間処理し、その後、混合ガスのO濃度を2.5容積%に増加させ0.5時間処理し、その後、混合ガスのO濃度を5容積%に増加させ0.5時間処理し、その後、混合ガスのO濃度を10容積%に増加させ0.5時間処理し、その後、混合ガスのO濃度を15容積%に増加させ0.5時間処理し、その後、混合ガスのO濃度を20容積%に増加させ0.5時間処理して、安定化を行った。この時の混合ガスの流量は何れも640ml/分とした。これを比較例1とした。
[比較例2]
混合ガスのO濃度を1.0容積%とした時の処理時間を2時間に変更する以外は比較例1と同じ方法にて安定化を行い、比較例2とした。
[比較例3]
0.9容積%のO及び99.1容積%のNの混合ガスを安定化ガスとして使う以外は、実施例1と同じ方法にて安定化を行い、比較例3とした。
[比較例4]
0.9容積%のO、1.9容積%のHO及び97.2容積%のNの混合ガスを安定化ガスとして使う以外は、実施例1と同じ方法にて安定化を行い、比較例4とした。
[比較例5]
0.9容積%のO及び99.1容積%のCOの混合ガスを安定化ガスとして使う以外は、実施例1と同じ方法にて安定化を行い、比較例5とした。
[比較例6]
1.9容積%のHO及び98.1容積%のCOの混合ガスを安定化ガスとして使う以外は、実施例1と同じ方法にて安定化を行い、比較例6とした。
[比較例7]
1.9容積%のHO及び98.1容積%のNの混合ガスを安定化ガスとして使う以外は、実施例1と同じ方法にて安定化を行い、比較例7とした。
[比較例8]
97.2容積%のCO及び2.8容積%のNの混合ガスを安定化ガスとして使う以外は、実施例1と同じ方法にて安定化を行い、比較例8とした。
上記実施例1及び2、比較例1乃至8の方法にて還元されたNi含有触媒に安定化処理を施した後、空気中に取り出した時の触媒温度の上昇度を表1に示した。
Figure 0004668757
比較例1に示したO及びNの混合ガスによる安定化方法は、工業的に広く実施されている方法であり、還元されたNi含有触媒を安定化ガスで安定化した後に空気中に取り出した時の触媒温度の上昇度は3乃至5℃であるため、安全に取り扱うことが可能であった。しかしながら、この比較例1に示した安定化方法に要した時間は19.5時間と非常に長いものであった。
比較例2及び3に示した安定化方法は、工業的に広く実施されているO及びNの混合ガスによるものであるが、安定化時間を本発明の方法で得られた2時間まで短縮したものであり、還元されたNi含有触媒を安定化ガスで安定化した後に空気中に取り出した時の触媒温度の上昇度は200℃以上であるため、安全に取り扱うことが不可能であり、還元されたNi含有触媒の安定化が十分に進行していないことが明らかとなった。
一方、実施例1及び2に示した本発明の安定化方法は、安定化時間が2時間と非常に短いものの、還元されたNi含有触媒を安定化ガスで安定化した後に空気中に取り出した時の触媒温度の上昇度は3乃至5℃であるため、安全に取り扱うことが可能であった。なお、この触媒温度の上昇度は比較例1と同等であった。このように本発明の安定化方法では、安定化時間が比較例1の19.5時間と比較して2時間と非常に短く、本発明の安定化方法であれば安定化時間を大幅に短縮できることが明らかとなった。また、本発明の安定化方法は、従来の安定化方法(比較例1)と比較してその作業工程も非常に単純であるという長所も有する。
本発明の安定化方法で用いられる安定化ガスにはO、HO及びCOの共存が必須であることを実証すべく、比較例4乃至8に示した安定化方法では、O、HO及びCOの3種類が共存しない組み合わせの混合ガスを用いた。いずれの比較例も、還元されたNi含有触媒を安定化ガスで安定化した後に空気中に取り出した時の触媒温度の上昇度は200℃以上であるため、安全に取り扱うことが不可能であり、還元されたNi含有触媒の安定化が十分に進行していないことが明らかとなった。すなわち、これらの結果より、迅速に安定化を進行させるにはO、HO及びCOの3種類の共存が必須であるとことが明らかとなった。
[試験1] 触媒の表面積及びNi還元度測定
次に、上記実施例1及び2に示した本発明の安定化方法で安定化された触媒の表面積及び触媒中の金属Ni量の割合(以後、Ni還元度と略記)を表2に示した。尚、触媒の表面積はN吸着によるBET法で、一方、Ni還元度はNi+2HCl→Ni2++2Cl +Hの反応で発生するH量から求められる金属Ni量[A]と、触媒を全量溶解してICPから求められる全Ni量[B]を式1に代入して求めた。
Ni還元度(%)=[A]/[B]×100 (式1)
Figure 0004668757
上記実施例1及び2に示した本発明の安定化方法で安定化された触媒の表面積は約205乃至211m/gであり、比較例1に示した工業的に広く実施されている安定化方法で安定化された触媒の表面積の値209.3m/gとほぼ同等であった。一方、上記実施例1及び2に示した本発明の安定化方法で安定化された触媒のNi還元度は約45%であり、比較例1に示した工業的に広く実施されている安定化方法で安定化された触媒のNi還元度の値44.2%とほぼ同等であった。すなわち、本発明の安定化方法で安定化された触媒は、工業的に広く実施されている安定化方法で安定化された触媒とほぼ同等の物性を備えていた。一般的に高表面積や高いNi還元度を備えた触媒が高活性を示すことが知られているため、これらの結果は、本発明の安定化方法で安定化された触媒が、工業的に広く実施されている安定化方法で安定化された触媒のように高活性を示すことが予測される。
[試験2] 水素化活性測定
上記実施例1及び2に示した本発明の安定化方法で安定化された触媒及び比較例1に示した安定化方法で安定化された触媒の実際の活性、すなわち、水素化活性を測定した。
150gの還元されたNi含有触媒(実施例1及び2に示した本発明による安定化方法で安定化された触媒及び比較例1に示した安定化方法で安定化された触媒)と、500gのシクロペンタジエンポリマーとを撹拌器付きのバッチ型反応器に導入し、更に8MPaのHを導入し、190℃にて2時間水素化反応を行った。反応後の試料を取り出し、シクロヘキサンに溶解しUV−visibleスペクトルを測定した。UV−visibleスペクトルではシクロペンタジエンポリマーの炭素=炭素間の2重結合に起因する吸収が180−300nmに現れることから、この吸収スペクトルの面積を測定することで炭素=炭素間の2重結合量を定量した。水素化活性は、このように定量した原料シクロペンタジエンポリマー中の2重結合の量[A]と水素化反応後のポリマーに含まれる炭素間の2重結合の量[B]を下記の式2に代入して求めた。この水素化活性の結果を表3に示した。
水素化活性(%)=(1−[B]/[A])×100 (式2)
Figure 0004668757
上記実施例1及び2に示した本発明による安定化方法で安定化された触媒の水素化活性は99.8%であり、この値は、比較例1に示した現在工業的に広く実施されている安定化方法で安定化された触媒の活性と同等であった。この結果より、本発明による安定化方法で安定化された触媒は、安定化時間が非常に短く且つその操作工程も単純であるにもかかわらず、工業的に広く実施されている安定化方法で安定化された触媒と同等の物性と水素化活性を有することが実証された。

Claims (2)

  1. 還元されたNi含有触媒に、0.01乃至10.00容量%のO 、0.10乃至60.00容量%のH O、19.90乃至95.00容量%のCO および1.00乃至70.00容量%の不活性ガスで予め配合された混合ガスを、10乃至76℃の混合ガス雰囲気温度で接触させることを特徴とする還元されたNi含有触媒の安定化方法。
  2. 不活性ガスがN、He及びArからなる群より選択される何れか1種類以上であることを特徴とする請求項1記載の安定化方法。
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