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JP4549765B2 - 破断検出機能付き非接触型のデータキャリア - Google Patents

破断検出機能付き非接触型のデータキャリア Download PDF

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JP4549765B2 JP2004214369A JP2004214369A JP4549765B2 JP 4549765 B2 JP4549765 B2 JP 4549765B2 JP 2004214369 A JP2004214369 A JP 2004214369A JP 2004214369 A JP2004214369 A JP 2004214369A JP 4549765 B2 JP4549765 B2 JP 4549765B2
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Description

本発明は破断検出機能付き非接触型のデータキャリアに関し、具体的には、メモリを有するICチップを内蔵し、アンテナ回路を介して、外部回路と信号の交信を行い、また外部回路からエネルギー供給を受ける非接触型のデータキャリアで、且つ、易破断性の回路を破断検出センサとして用いて破断検出部を形成している破断検出機能付き非接触型のデータキャリアに関する。
情報の機密性の面からICカードが次第に普及されつつ中、近年では、読み書き装置(リーダライタ)と接触せずに情報の授受を行う非接触型のICカードが提案され、中でも、外部の読み書き装置との信号交換を、あるいは信号交換と電力供給とを電磁波により行う方式のものが実用化されつつある。
このような中、データを搭載したICを、アンテナコイルと接続した、シート状ないし札状の非接触型のICタグが、近年、種々提案され、商品や包装箱等に付け、万引き防止、物流システム、商品管理等に利用されるようになってきた。
そして、最近では、大量の情報を扱え、遠隔読み出しが可能となる非接触型のICタグを用いたデータキャリアシステムが種々開発されている。
このような非接触型のICタグは、通常、物品の存在感知や、物品の識別を行うだけのもので、外的要因の変化をとらえるものではない。
また、利便性、汎用性から、粘接着層を配設して、該粘接着層を介して物品に貼付して使用する、所謂、シール形態を採る非接触型のICタグも現れている。
このようなシール形態を採る非接触型のICタグは、種々の物品に貼り付けられ使用されるが、貼り付けた物品そのもののタグ情報を記憶しているものなので、一度貼り付けた非接触型のICタグが他の物品に貼り替えられるようなことがあると誤ったタグ情報が認識されてしまい物品の取扱に悪影響を与えてしまうと言う問題が基本的にある。
特開2001−167240号公報
上記のように、シール形態で物品に貼り付けて使用する非接触型のICタグが用いられるようになってきたが、貼付された非接触型のICタグを物品から剥がされ悪用されるという問題等があり、この対応が求められていた。
本発明は、これに対応するもので、シール形態で物品に貼り付けて使用する非接触型のICタグであって、物品に貼付された後に物品から剥がされ場合には、その痕跡が残る非接触型のICタグを提供しようとするものであり、具体的には、メモリを有するICチップを内蔵し、アンテナ回路を介して、外部回路と信号の交信を行い、また外部回路からエネルギー供給を受ける非接触型のデータキャリアで、且つ、易破断性の回路を破断検出センサとして用いて破断検出部を形成している、破断検出機能付き非接触型のデータキャリアを提供しようとするものである。
本発明の破断検出機能付き非接触型のデータキャリアは、メモリを有するICチップを内蔵し、アンテナ回路を介して、外部回路と信号の交信を行い、また外部回路からエネルギー供給を受ける非接触型のデータキャリアで、且つ、易破断性の回路を破断検出センサとして用いて破断検出部を形成している、破断検出機能付き非接触型のデータキャリアであって、前記易破断性の回路は、基材の一面上に設けられ、粘着材層で覆われており、該粘接着層により物品に貼付して使用するものであり、且つ、前記易破断性の回路は、前記アンテナ回路とともに金属箔をエッチングして、または、金属メッキにてアンテナ回路の外側を周回するように、形成され、前記易破断性の回路自体に、全周に渡り、切り込み、あるいは、ミシン目を配して、全周に渡り破断し易い箇所を備えたものであり、前記破断検出部は、前記易破断性の回路を備え、該易破断性の回路の破断有りの状態を電気的に検出して、破断有りの検出を行うものであることを特徴とするものである。
あるいは、本発明の破断検出機能付き非接触型のデータキャリアは、メモリを有するICチップを内蔵し、アンテナ回路を介して、外部回路と信号の交信を行い、また外部回路からエネルギー供給を受ける非接触型のデータキャリアで、且つ、易破断性の回路を破断検出センサとして用いて破断検出部を形成している、破断検出機能付き非接触型のデータキャリアであって、前記易破断性の回路は、基材の一面上に設けられ、粘着材層で覆われており、該粘接着層により物品に貼付して使用するものであり、且つ、前記易破断性の回路は、回路全体を銀粒子やカーボン粒子を樹脂に混入した易破断性の材質で形成され、該易破断性の回路の基材側に、該易破断性の回路に沿い、全周にわたり、断続的に設けられた剥離層上に配設されて、全周に渡り破断し易い箇所を備えたものであり、前記破断検出部は、前記易破断性の回路を備え、該易破断性の回路の破断有りの状態を電気的に検出して、破断有りの検出を行うものであることを特徴とするものである。
尚、ここでは、ICチップには、そのチップ固有のIDである固有ID(シリアルIDとも言う)が書き込まれていることを前提としている。
また、ここで、「易破断性の回路」とは、物品に貼付した後、物品から剥した場合に、非接触型のデータキャリアとして機能するための回路、素子は破壊されないで、正常に維持し、この回路だけが破壊されるような回路を言う。
勿論、ここでの易剥離性のセパレート層を剥がす際には、破壊されないものである。
そして、上記のいずれかの破断検出機能付き非接触型のデータキャリアであって、外部回路からのエネルギー供給により生成される電圧を、その電圧源とし、前記易破断性の回路の破断の有無状態を電圧にて把握し、破断有り状態の場合の電圧をもとに破断有りの検出を行うものであることを特徴とするものであり、前記破断検出部は、前記非接触データキャリアのICチップ内部に設けられた、破断情報を蓄積するための不揮発メモリ部と、前記不揮発メモリ部への書き込み、読み出し動作を制御するメモリ制御回路部とを、その構成部としており、外部回路からのエネルギー供給により生成される電圧を、その電圧源とし、前記易破断性の回路の破断の有無状態を電圧にて把握し、破断有り状態の場合の電圧をメモリ制御回路部への書き込み指示の信号として、前記書き込み指示の信号有りの場合に、メモリ制御回路部の制御のもと、不揮発メモリ部に、破断有りの破断情報を書き込むものであることを特徴とするものである。
また、上記いずれかの破断検出機能付き非接触型のデータキャリアであって、粘着材層上に易剥離性のセパレート層を配し、使用時には、前記易剥離性のセパレート層を剥がし、前記粘着材層で物品に貼付するものであることを特徴とするものである。
また、上記いずれかの破断検出機能付き非接触型のデータキャリアであって、ICタグであることを特徴とするものである。
また、上記いずれかの破断検出機能付き非接触型のデータキャリアであって、ICタグであることを特徴とするものである。
(作用)
本発明の破断検出機能付き非接触型のデータキャリアは、このような構成にすることにより、シール形態で物品に貼り付けて使用する非接触型のICタグであって、物品に貼付された後に物品から剥がされ場合には、その痕跡が残る非接触型のICタグの提供を可能としている。
具体的には、易破断性の回路は、基材の一面上に設けられ、粘着材層で覆われており、該粘接着層により物品に貼付して使用するものであり、且つ、前記易破断性の回路は、前記アンテナ回路とともに金属箔をエッチングして、または、金属メッキにてアンテナ回路の外側を周回するように、形成され、前記易破断性の回路自体に、全周に渡り、切り込み、あるいは、ミシン目を配して、全周に渡り破断し易い箇所を備えたものであり、前記破断検出部は、前記易破断性の回路を備え、該易破断性の回路の破断有りの状態を電気的に検出して、破断有りの検出を行うものであることにより、あるいは、易破断性の回路は、基材の一面上に設けられ、粘着材層で覆われており、該粘接着層により物品に貼付して使用するものであり、且つ、前記易破断性の回路は、回路全体を銀粒子やカーボン粒子を樹脂に混入した易破断性の材質で形成され、該易破断性の回路の基材側に、該易破断性の回路に沿い、全周にわたり、断続的に設けられた剥離層上に配設され、全周に渡り破断し易い箇所を備えたものであり、前記破断検出部は、前記易破断性の回路を備え、該易破断性の回路の破断有りの状態を電気的に検出して、破断有りの検出を行うものであることにより、これを達成している。
破断検出部として、非接触データキャリアのICチップ内部に設けられた、破断情報を蓄積するための不揮発メモリ部と、前記不揮発メモリ部への書き込み、読み出し動作を制御するメモリ制御回路部とを、その構成部とし、外部回路からのエネルギー供給により生成される電圧を、その電圧源とし、前記易破断性の回路の破断の有無状態を電圧にて把握し、破断有り状態の場合の電圧をメモリ制御回路部への書き込み指示の信号として、前記書き込み指示の信号有りの場合に、メモリ制御回路部の制御のもと、不揮発メモリ部に、破断有りの破断情報を書き込むものを、具体的な形態例として挙げることができる。
そして、易破断性の回路をアンテナ回路回の外側を周回するように設けることにより、剥がす際に、その破断が起き易くし、確実に破断の痕跡が残るものとしている。
粘接着層上に易剥離性のセパレート層を配し、使用時には、前記易剥離性のセパレート層を剥がし、前記粘接着層で物品に貼付する形態のものが挙げられる。
易破断性の回路としては、回路の配線部に予め破断し易い箇所を設けておくものや、回路全体を易破断性の材質で形成しているものが挙げられる。
回路の配線部に予め破断し易い箇所を設けておく易破断性の回路としては、具体的には、Al、Cu等の金属配線部に部分的に切り込みを設けた箇所、あるいは、配線部にミシン目を設けた箇所を有する回路が挙げられる。
回路全体を易破断性で形成する材質としては、易破断性の材質が銀粒子やカーボン粒子をエポキシ等の樹脂に混入した導電性樹脂層を用いるものが挙げられるが、この場合、更に、回路全体を断続して設けられた剥離層上に配設することにより、より容易に破断し易いものとでき、破断回路としては効果的なものとなる。
特に、破断検出機能付き非接触型のデータキャリアがICタグである場合には、有効である。
尚、ICチップには、そのチップ固有のIDである固有ID(シリアルIDとも言う)が書き込まれているが、予め物品に貼付したICチップの固有IDを把握しておくことにより、物品に貼付されている接触型のデータキャリアに破断がみられない場合でも、外部回路により非接触にてICチップの固有IDを確認して、該非接触型のデータキャリアの貼り代えの有無を確認することができる。
先にも述べたが、ここでは、ICチップには、そのチップ固有のIDである固有ID(シリアルIDとも言う)が書き込まれていることを前提としている。
本発明は、上記のように、シール形態で物品に貼り付けて使用するICチップを有する非接触型のデータキャリアであって、物品に貼付された後に物品から剥がされ場合には、その痕跡が残る非接触型のデータキャリアの提供を可能とした
特に、物品から剥がされた否かを非接触で判別でき、その用途の自由度を大きくしている。
セキュリティ用途に使用する封印シールとしての利用を可能とした。
本願発明の破断検出機能付き非接触型のデータキャリアのICチップの固有IDを予めひかえておくことにより、外部回路により非接触にてICチップの固有IDを確認して、該非接触型のデータキャリアの貼り代えの有無を確認することができるため、このような固有ID確認方法を併用することにより、本発明の破断検出機能付き非接触型のデータキャリアを物品に貼付して使用する場合、簡単に、且つ確実に、正当な本発明の破断検出機能付き非接触型のデータキャリアが物品から悪意で剥がされたか否かも判断できるようになった。
本発明の形態例を挙げ、図に基づいて説明する
図1(a)は本発明の破断検出機能付き非接触型のデータキャリアの実施の形態の第1の例の概略構成を示した平面図で、図1(b)は図1(a)のA1−A2断面の一部を示した図で、図1(c)は図1(b)の部分が物品に貼付された常態を示した図で、図2は図1に示す第1の例の破断検出機能付き非接触型のデータキャリアの破断検出部を説明するための概略回路構成図、図3は本発明の破断検出機能付き非接触型のデータキャリアの実施の形態の第2の例の概略構成を示した平面図で、図4は本発明の破断検出機能付き非接触型のデータキャリアの実施の形態の第3の例の概略構成を示した平面図で、図5(a)は本発明の破断検出機能付き非接触型のデータキャリアの実施の形態の第4の例の概略構成を示した平面図で、図5(b)は図5(a)のC1−C2断面の一部を示した図で、図5(c)は図5(b)の部分が物品に貼付された常態を示した図である。
図1〜図5中、100は(破断検出機能付きの)非接触型のICタグ、110は基材、111は基材の外形、120はコイル(アンテナコイル、あるいは、アンテナ回路とも言う)、125はかしめ接続部、130はICチップ、131はアナログ回路、132はICタグ制御回路、133は不揮発性メモリ、134はメモリ制御回路、136は抵抗、140、141は易破断性回路、142は剥離層、145は切り込み、146はミシン目、150は接着材層、160は表面材、170は粘着材層、180はセパレート層、190は物品、200は破断検出部である。
はじめに、本発明の破断検出機能付き非接触型のデータキャリアの実施の形態の第1の例を図1に基づいて説明する。
第1の例の破断検出機能付き非接触型のデータキャリアは、メモリを有するICチップ130を内蔵し、コイル(アンテナ回路)120を介して、図示していないリーダライタ(外部回路)と信号の交信を行い、またリーダライタからエネルギー供給を受ける非接触型のICタグで、且つ、導電性の金属からなる配線層全体にわたり切り込み145を複数個設けた易破断性の回路140を破断検出センサとして用いて破断検出部(図2の200)を形成している、破断検出機能付き非接触型のICタグ100である。
易破断性の回路140は、その配線部に部分的に切り込みを付けた箇所を、破断し易い箇所として、予めを設くもので、基材110の一面上に設けられ、粘着材層170で覆われており、該粘着材層170により全体を物品に貼付して使用するシール形態をとるものである。
貼付前の状態は、図1(b)に示すように、粘着材層170上に易剥離性のセパレート層180を配し、使用時には、図1(c)に示すように、該易剥離性のセパレート層180を剥がし、粘着材層170で物品190に貼付するものである。
尚、本例においては、易破断性の回路の配線幅や切り込みの形状により、破断のし易さを制御することができる。
図2に示すように、第1の例の破断検出機能付き非接触型のICタグ100の破断検出部200は、易破断性の回路140と、非接触型のICタグ100のICチップ130内部に設けられた、破断情報を蓄積するための不揮発メモリ部133と、該不揮発メモリ部への書き込み、読み出し動作を制御するメモリ制御回路部134とを、その構成部とし、リーダライタからのエネルギー供給により生成される電圧を、その電圧源として機能するもので、易破断性の回路140の破断の有無状態を電圧にて把握し、破断有り状態の場合の電圧をメモリ制御回路部134への書き込み指示の信号として、前記書き込み指示の信号有りの場合に、メモリ制御回路部134の制御のもと、不揮発メモリ部133に、破断有りの破断情報を書き込むものである。
尚、図2に示す回路構成においては、書き込み指示の信号が電圧Vddで有効に動作する場合で、易破断性の回路140が破断されていない場合には、その回路の抵抗値は非常に小さく、書き込み指示の信号の入力端子への印加電圧はVss、書き込みは行われず、また、破断性の回路140が破断された場合には、その回路の抵抗値は非常に大きくなり、書き込み指示の信号の書き込み端子への入力電圧はVddとなり、書き込みが行われる。
本例の破断検出機能付き非接触型のICタグ100においては、図1(c)に示すように、物品190に貼付された後、剥がされた場合、易破断性の回路140のみが破断し、非接触型のデータキャリアとして機能するための回路、素子は破壊されないで、正常に維持されるため、破断有りの破断情報を、リーダライタにより非接触にて読み出すことができ、物品に対応して貼付された正当なICタグであるかを判断できる。
また、先に述べた通り、ICチップ130には、そのチップ固有のIDである固有ID(シリアルIDとも言う)が書き込まれているため、予め物品190に貼付する非接触型ICタグ100のICチップ130の固有IDをひかえておくことにより、仮に、全く別のものが物品190に貼付されて、易破断性の回路の破断が確認できない場合においても、非接触で物品190に貼付されているICタグのICチップの固有IDを確認することを併用することにより、物品に貼付されているICタグは正当なICタグであるかを、確実に確認できる。
本例においては、易破断性の回路140は、アンテナコイル120の外側を周回するように設けられているこにより、物品に貼付された後、剥がされた場合には、破断を確実なものとしている。
尚、本例においては、アンテナコイル120はかしめ接続部125によりかしめ接続されているが、これに限定されない。
基材に貫通孔を設け、該貫通孔に導電性材料を配設して表裏導通部を形成する、あるいは充填して接続する方法や、アンテナコイル120を跨ぐジャンピング配線を設けて接続する方法でもよい。
また、本例の場合、ICチップ130は、絶縁材を介して、アンテナコイル120の両端にそれぞれ接続するの端子部にフリップ接続をしているが、これに限定はされない。
基材110の材質としては、PET(ポリエチレンテレフタレート)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ABS、スチレン、ポリイミド、ガラスエポキシ、PETG、ポリカーボネート、紙、PVC、またはアクリル等が挙げられるが、強度、耐熱、耐薬品性のあるPET(ポリエチレンテレフタレート)ないしポリイミドが好ましい。 基材110の厚さは、通常、25μm〜200μmである。
また、アンテナコイル120としては、Cu、Al等の金属箔をエッチングまたは金属メッキ形成したものが用いられる。
電気特性からCuパターン、Alパターンの厚さは、それぞれ、10〜50μm、15〜50μmが好ましい。
易破断性回路140としては、本例ではアンテナコイル120と同じ材料を用いており、アンテナコイル120形成と一緒に形成されるが、切り込み145から破断し易いものであればこれに限定はされない。
また、ICチップ130は、通常、大きさ1.0mm×0.9mm角、厚さ約150μm程度のものが用いられる。
接着材層150としては、例えば一般的なアクリル樹脂、天然及び合成ゴム、スチレン/ブタジエン共重合体、ポリ酢酸ビニル、酢酸ビニル/エチレン共重合体、デンプン、シリコーン系化合物、ニカワ、カゼイン、ポリビニルアルコール、ポリウレタン等の樹脂を単独であるいは溶液、水溶液、エマルジョンの形で用いるものや、その接着剤ベースポリマーとして天然ゴム、変性天然ゴム、スチレン−ブタジエンゴム、アクリルニトリル−ブタジエンゴムなどの合成ゴム、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、アクリル酸エステル樹脂、塩化ビニル系樹脂、塩化ビニリデン系樹脂などを溶液あるいはエマルジョンの形で用いるものが挙げられる。
表面材160としては、紙、合成紙、プラスチックフィルム(PET(ポリエチレンテレフタレート)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、PVC等)が挙げられる。
粘着材層170を形成する粘着剤としては、例えば、アクリル、ゴム、ポリエステル、シリコーン系などの各種粘着剤などが使用可能である。
該粘着剤層の厚さは、ICチップ1を含む内部部品を十分に保護できる程度の厚さが必要であり、通例1〜1000μmの範囲が好ましく、より好ましくは200〜500μmの範囲である。
セパレータ180の材料としても特に制限はないが、剥離剤としてシリコーン樹脂やフッ素樹脂などを厚さ10〜300μm程度の紙の表面にコーティングした剥離紙などが、安価であり好適に使用できる。
次に、本発明の破断検出機能付き非接触型のデータキャリアの実施の形態の第2の例を図3に基づいて説明する。
第2の例の破断検出機能付き非接触型のデータキャリアは、第1の例において、その切り込み145を設け配線を部分的に易破断性とした易破断性の回路140に代え、切り込みを設けていないがミシン目を設けて、配線を部分的に易破断性としたものである。
尚、本例においては、易破断性の回路の配線幅やミシン目の幅や形状により、破断し易さを制御することができる。
また、本例の場合も、第1の例と同様の金属層を易破断性の回路配線とするものである。
本例の破断検出機能付き非接触型のICタグの、破断の有無確認動作や、易破断性の回路の回路動作は基本的に第1の例の場合と同じで、ここでは説明を省く。
次に、本発明の破断検出機能付き非接触型のデータキャリアの実施の形態の第3の例を図4に基づいて説明する。
第3の例の破断検出機能付き非接触型のデータキャリアは、第1の例において、その切り込み145を設け配線を部分的に易破断性とした易破断性の回路140に代え、配線部を全体を材質的で形成して易破断性とした易破断性の回路141を設けたものである。
易破断性の回路141の材質としては、銀粒子やカーボン粒子をエポキシ等の樹脂に混入した導電性樹脂層が挙げられるが、これに限定はされない。
易破断性の回路以外の各部は第1の例と同様である。
本例の場合も、第1の例と同様、破断の有無確認動作や、易破断性の回路の回路動作は基本的に第1の例の場合と同じで、ここでは説明を省く。
次に、本発明の破断検出機能付き非接触型のデータキャリアの実施の形態の第4の例を図5に基づいて説明する。
第4の例の破断検出機能付き非接触型のデータキャリアは、第3の例において、更に、易破断性の回路141全体の基材110側に、断続して剥離層142を配設しているもので(図5(a)参照)、物品に貼付された後に物品から剥がされ場合には、第3の例よりも、破断が確実に行われる。
剥離層142としては、Si系のものが挙げられる。
本例の場合も、第1の例と同様、破断の有無確認動作や、易破断性の回路の回路動作は基本的に第1の例の場合と同じで、ここでは説明を省く。
本例の場合、貼付前の状態は、図5(b)に示すように、粘着材層170上に易剥離性のセパレート層180を配し、使用時には、該易剥離性のセパレート層180を剥がし、粘着材層170で物品190に貼付するものであり、悪意により剥がされた場合には、図5(c)に示すように、易破断性回路141は、剥離層142の箇所において破談される。
上記第1の例〜第4の例においては、いずれも、破断検出部200は、易破断性の回路140(141)と非接触データキャリアのICチップ内部130に設けられた、破断情報を蓄積するための不揮発メモリ部133と、前記不揮発メモリ部133への書き込み、読み出し動作を制御するメモリ制御回路部134とを、その構成部としており、リーダライタ(図示していない)からのエネルギー供給により生成される電圧を、その電圧源とし、前記易破断性の回路140の破断の有無状態を電圧にて把握し、破断有り状態の場合の電圧をメモリ制御回路部134への書き込み指示の信号として、前記書き込み指示の信号有りの場合に、メモリ制御回路部134の制御のもと、不揮発メモリ部133に、破断有りの破断情報を書き込むものであるが、このような構成に限定はされない。
例えば、破断有り状態の場合の電圧を他の回路にて把握して前記不揮発性のメモリに書き込みを行っても良い。
また、場合によっては、メモリへの書き込みを行うことなく、破断有り状態の場合の電圧から破断有りの信号を得ても良い。
図1(a)は本発明の破断検出機能付き非接触型のデータキャリアの実施の形態の第1の例の概略構成を示した平面図で、図1(b)は図1(a)のA1−A2断面の一部を示した図で、図1(c)は図1(b)の部分が物品に貼付された常態を示した図である。 図1に示す第1の例の破断検出機能付き非接触型のデータキャリアの破断検出部を説明するための概略回路構成図である。 本発明の破断検出機能付き非接触型のデータキャリアの実施の形態の第2の例の概略構成を示した平面図である。 本発明の破断検出機能付き非接触型のデータキャリアの実施の形態の第3の例の概略構成を示した平面図である。 図5(a)は本発明の破断検出機能付き非接触型のデータキャリアの実施の形態の第4の例の概略構成を示した平面図で、図5(b)は図5(a)のC1−C2断面の一部を示した図である。
符号の説明
100 (破断検出機能付きの)非接触型のICタグ
110 基材
111 基材の外形
120 コイル(アンテナコイル、あるいは、アンテナ回路とも言う)
125 かしめ接続部
130 ICチップ
131 アナログ回路
132 ICタグ制御回路
133 不揮発性メモリ
134 メモリ制御回路
136 抵抗
140、141 易破断性回路
142 剥離層
145 切り込み
146 ミシン目
150 接着材層
160 表面材
170 粘着材層
180 セパレート層
190 物品
200 破断検出部

Claims (6)

  1. メモリを有するICチップを内蔵し、アンテナ回路を介して、外部回路と信号の交信を行い、また外部回路からエネルギー供給を受ける非接触型のデータキャリアで、且つ、易破断性の回路を破断検出センサとして用いて破断検出部を形成している、破断検出機能付き非接触型のデータキャリアであって、前記易破断性の回路は、基材の一面上に設けられ、粘着材層で覆われており、該粘接着層により物品に貼付して使用するものであり、且つ、前記易破断性の回路は、前記アンテナ回路とともに金属箔をエッチングして、または、金属メッキにてアンテナ回路の外側を周回するように、形成され、前記易破断性の回路自体に、全周に渡り、切り込み、あるいは、ミシン目を配して、全周に渡り破断し易い箇所を備えたものであり、前記破断検出部は、前記易破断性の回路を備え、該易破断性の回路の破断有りの状態を電気的に検出して、破断有りの検出を行うものであることを特徴とする破断検出機能付き非接触型のデータキャリア。
  2. メモリを有するICチップを内蔵し、アンテナ回路を介して、外部回路と信号の交信を行い、また外部回路からエネルギー供給を受ける非接触型のデータキャリアで、且つ、易破断性の回路を破断検出センサとして用いて破断検出部を形成している、破断検出機能付き非接触型のデータキャリアであって、前記易破断性の回路は、基材の一面上に設けられ、粘着材層で覆われており、該粘接着層により物品に貼付して使用するものであり、且つ、前記易破断性の回路は、回路全体を銀粒子やカーボン粒子を樹脂に混入した易破断性の材質で形成され、該易破断性の回路の基材側に、該易破断性の回路に沿い、全周にわたり、断続的に設けられた剥離層上に配設されて、全周に渡り破断し易い箇所を備えたものであり、前記破断検出部は、前記易破断性の回路を備え、該易破断性の回路の破断有りの状態を電気的に検出して、破断有りの検出を行うものであることを特徴とする破断検出機能付き非接触型のデータキャリア。
  3. 請求項1ないし2のいずれか1項に記載の破断検出機能付き非接触型のデータキャリアであって、外部回路からのエネルギー供給により生成される電圧を、その電圧源とし、前記易破断性の回路の破断の有無状態を電圧にて把握し、破断有り状態の場合の電圧をもとに破断有りの検出を行うものであることを特徴とする破断検出機能付き非接触型のデータキャリア。
  4. 請求項3に記載の破断検出機能付き非接触型のデータキャリアであって、前記破断検出部は、前記非接触データキャリアのICチップ内部に設けられた、破断情報を蓄積するための不揮発メモリ部と、前記不揮発メモリ部への書き込み、読み出し動作を制御するメモリ制御回路部とを、その構成部としており、外部回路からのエネルギー供給により生成される電圧を、その電圧源とし、前記易破断性の回路の破断の有無状態を電圧にて把握し、破断有り状態の場合の電圧をメモリ制御回路部への書き込み指示の信号として、前記書き込み指示の信号有りの場合に、メモリ制御回路部の制御のもと、不揮発メモリ部に、破断有りの破断情報を書き込むものであることを特徴とする破断検出機能付き非接触型のデータキャリア。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の破断検出機能付き非接触型のデータキャリアであって、粘着材層上に易剥離性のセパレート層を配し、使用時には、前記易剥離性のセパレート層を剥がし、前記粘着材層で物品に貼付するものであることを特徴とする破断検出機能付き非接触型のデータキャリア。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の破断検出機能付き非接触型のデータキャリアであって、ICタグであることを特徴とする破断検出機能付き非接触型のデータキャリア。
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