JP4543010B2 - 酵母エキスの製造方法 - Google Patents
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Description
魚醤油のコク味には、製造工程の分解、熟成工程で魚介類のタンパク質が酵素により分解されてできるペプチドやアミノ酸が関与している(特許文献1)。また、魚醤油の仕込み工程でアルカリ性プロテアーゼを添加しペプチド含有量を増加させ、コク味を増強することも開示されている(特許文献2)。また、魚醤油には、5’−イノシン酸が含まれているものも多く、旨味を持つ5’−イノシン酸と、その旨味を増強するペプチドとを併せ持つことにより、旨味と濃厚感の相乗効果でコク味が非常に強く感じられることから、人気が高い。
ところで、味の持続性を持たせるペプチドに着目して、特に持続性向上に有効な分子量1000〜5000のペプチドを利用したコク味調味料も上市されている(例えば非特許文献2)。
しかしながら、従来の酵母エキスでは、ペプチド含量が低く、食品に十分な複雑味、厚み、コク味などを付与することはできなかった。
酵母エキスにおいて、ペプチド、アミノ酸(MSG)、核酸系呈味性成分を十分に、かつバランス良く含んでいるものは、従来報告されていなかった。
また、MSGと核酸系呈味性成分も、従来から引き続き求められていたが、これら旨味成分とペプチドをバランス良く含有する強い酵母は開発されていなかった。
〔3〕 酵母菌体から菌体構成成分を抽出する工程の後、菌体構成成分にエンド型プロテアーゼを作用させる工程、核酸系呈味性成分を生成させる工程、及びエキソ型プロテアーゼを作用させる工程を経て得られることを特徴とする上記〔1〕又は〔2〕記載の酵母エキス。
〔4〕 酵母菌体から菌体構成成分を抽出する工程を、アルカリ性領域で行うことを特徴とする上記〔3〕記載の酵母エキス。
〔5〕 エンド型プロテアーゼを作用させる工程を、アルカリ性領域で行うことを特徴とする上記〔3〕又は〔4〕記載の酵母エキス。
〔6〕 酵母菌体から菌体構成成分を抽出すると同時に菌体構成成分にエンド型プロテアーゼを作用させる工程の後、核酸系呈味性成分を生成させる工程、及びエキソ型プロテアーゼを作用させる工程を経て得られることを特徴とする上記〔1〕又は〔2〕記載の酵母エキス。
〔7〕 酵母菌体にエンド型プロテアーゼをアルカリ性領域で作用させることにより酵母菌体から菌体構成成分を抽出する上記〔6〕記載の酵母エキス。
〔8〕 核酸系呈味性成分を生成させる工程の前に、水に不溶の酵母菌体抽出残渣を除く工程を行うことを特徴とする上記〔3〕〜〔7〕のいずれか一項に記載の酵母エキス。
〔9〕 上記〔1〕〜〔8〕のいずれか一項に記載の酵母エキスを含有することを特徴とする飲食品。
〔10〕 酵母菌体から菌体構成成分を抽出する工程の後、菌体構成成分にエンド型プロテアーゼを作用させる工程、核酸系呈味性成分を生成させる工程、及びエキソ型プロテアーゼを作用させる工程を経ることを特徴とする上記〔1〕〜〔8〕のいずれか一項に記載の酵母エキスの製造方法。
そして、上記のようにペプチド含量、ペプチド比率、及び核酸系呈味性成分の合計含量が一定範囲に保たれる結果、本発明の酵母エキスは、飲食品に濃厚感と立ち上がりが早く持続性のある旨味との両方を同時に付与することができ、その結果、食品に味の深みを与えることができるものである。
すなわち、本発明は、立ち上がりが早く持続性のある旨味と濃厚感を同時に付与することのできる酵母エキスを得るための、該酵母エキスにおけるペプチド、および核酸系呈味性成分の成分割合の指標を提供するものである。言い換えれば、本発明は、酵母エキスの濃厚感及び旨味付与能と成分との関連性を明らかにするものである。
また、「濃厚感」は、コク味を形成する要素の一つであり、コク味の強さを左右する。コク味とは、一般に食品の本格的な風味、複雑なおいしさを表す用語であり、甘味、塩味、酸味、苦味、辛味などの基本的な味質で、おいしさを表現できない場合に用いられ、具体的には、「持続感のある厚みのある強い旨味」といわれている。コク味は、「味の強さ」、「広がり」、「持続性」、「ハーモニー」などの要素から構成されており、立ち上がりが早く持続性のある旨味と濃厚感が同時に発揮されることにより、飲食品本来の旨味を増強させ、その結果として、味の厚みも与えられるものとなる。味の「深み」とは、深い味わいを意味し、言い換えれば、成分が溶け合い、素材が集まった結果醸し出される、単純でない味わいを意味する。
ここで、全アミノ酸含量とは、酵母エキス重量に対する全アミノ酸重量含有率をいい、全アミノ酸重量を酵母エキス重量で除して100を乗じた値である。
本発明の酵母エキスにおいては、ペプチド含量を20重量%以上、かつ、ペプチド比率を60%以上80%未満の範囲とする必要がある。ペプチド含量を20重量%以上、かつ、ペプチド比率を60%以上80%未満の範囲とすることにより、ペプチドと遊離アミノ酸とをバランスよく含むものとなり、その結果、ペプチドに由来する濃厚感付与能だけでなく遊離アミノ酸に由来する旨味付与能を備えるものとなる。ペプチド比率が80%以上であると、ペプチドの含有量が増え遊離アミノ酸の含有量が減少する結果、ペプチドに起因する濃厚感が強くなりすぎて、旨味付与能を打ち消してしまうので好ましくない。
本発明においては、ペプチド比率よりもペプチド含量の方が、効果に及ぼす影響が大きい。ペプチド含量については、上述の通り20重量%以上とすることが必要であり、特に30重量%以上とすることが好ましく、高ければ高いほど好ましい。なお、ペプチド含量は、原料である酵母に元来含まれるタンパク質の量に依存している。
一方、ペプチド比率は、遊離アミノ酸とペプチド比率の指標であり、酵母エキスの味質に影響するが、上述の通り60重量%以上80%以上であると、良好なバランスを保つことができる。
各アミノ酸の含量は、アミノ酸測定用HPLCにより測定される。
本明細書において、核酸系呈味性成分の合計含量とは、酵母エキス中の5’−グアニル酸及び5’−イノシン酸の合計含量、すなわち、5’−グアニル酸の含量及び5’−イノシン酸の含量の合計を意味する。すなわち、5’−グアニル酸及び5’−イノシン酸を両方含有する場合は、それぞれの含量の合計を意味し、5’−グアニル酸のみを含有する場合は5’−グアニル酸の含量を意味し、5’−イノシン酸の含量を意味する。
核酸系呈味性成分の含量は、核酸測定用HPLCにより測定される。
本発明の酵母エキスは、種々の酵素を用いた酵素分解法により製造することができる。特に、酵母菌体から菌体構成成分を抽出する工程に引き続き、菌体構成成分にエンド型プロテアーゼを作用させる工程、核酸系呈味性成分を生成させる工程、及びエキソ型プロテアーゼを作用させる工程を経て得ることができる。このように、エンド型プロテアーゼを使用することで、ペプチド含量を高めることができる。また、5’−ホスホジエステラーゼをと5’−アデニル酸デアミナーゼを作用させることにより、酵母菌体内のリボ核酸を加水分解し、呈味性5’−ヌクレオチド類を生成させることができる。さらに、エキソ型プロテアーゼを作用させることにより、先に生成させたペプチドのうちの一定量を遊離アミノ酸に分解することができる。
本発明において、上記各工程の順序は、(i)の工程を最初に行うことを条件として、適宜入れ替えることが可能であり、その一方で、製造工程の煩雑さを回避する観点から、前記記載の順序で進めることもできる。また、複数の工程、特に(i)及び(ii)の工程については同時に進行させることができる。さらに、後述のように(ii)の工程を一定条件で行うことを条件として、(i)の工程を省略することもできる。
酵素添加量、酵素反応温度、酵素反応時間等は特に限定されるものではなく、各々の酵素の最適条件下で行えばよい。また、pHについても特に限定されるものではないが、アルカリ性領域、好ましくは、pH9〜10で行えば、それ以外の領域で作用させた場合より、ペプチド含量及びペプチド比率が高くなり好適である。
上記工程(i)と工程(ii)とを同時に行う場合には、酵母又はその菌体を含む培養物等に、細胞壁溶解酵素及びエンド型プロテアーゼを、アルカリ性領域、特にpH9−10にて作用させることが好ましい。上記アルカリ性領域で作用させることにより、溶出されるリボ核酸含量、ペプチド含量、及びペプチド比率が高くなるので好適である。また、アルカリ性領域では酵母菌体内の核酸分解酵素が作用しないため、菌体内酵素を加熱失活させる必要がなく、後述の工程(v)を省略することができる。
さらに、上記アルカリ性領域でエンド型プロテアーゼを作用させると、細胞壁溶解酵素を事前又は同時に作用させなくとも酵母菌体から菌体構成成分を抽出することができる。よって、工程(ii)をアルカリ性領域で行う場合には、工程(i)を省略することができる。
5’−グアニル酸及び5’−イノシン酸は、いずれも呈味性の核酸分解物であり旨味を有するが、前者は椎茸の旨味であり、後者はかつお節等の魚介類の旨味であり、旨味の質が異なる。よって、工程(iii)において5’−ホスホジエステラーゼを作用させるのみにとどめるか、或いは5’−ホスホジエステラーゼを作用させた後5’−アデニル酸デアミナーゼを作用させるかについては、酵母エキスの用途に応じて適宜選択すれば良い。
エキソ型プロテアーゼとしては、エンド型が混合しているものでも構わない。エキソ型又はエキソ型/エンド型混合タイプのプロテアーゼとしては、例えば、市販のプロテアーゼA「アマノ」G、ペプチダーゼR(以上、天野エンザイム(株)製)、プロチンFA(大和化成(株)製)等が挙げられる。酵素添加量、酵素反応温度、pHは特に限定するものではなく、各々の酵素の最適条件下で行えばよい。
酵母菌体などの除去を行う時期については、特に制限はないが、核酸系呈味性成分を生成させる工程の前、すなわち、工程(iii)の前に行うと、それ以外の時期に行う場合に比べて核酸系呈味性成分の含量の高い酵母エキスが得られることから、好適である。
本発明における酵母エキスは、各種飲食品全般に用いることができる。各種飲食品としては、調理済み食品、水産加工品、畜肉加工品、漬け物、佃煮、健康食品、乳製品、スナック食品、菓子、冷菓子、スープ、調理用シーズニング、タレ、麺つゆ、ドレッシング、ソース、ケチャップ等の調味料、カレー、キムチなどの辛みを有する食品、豆乳、その他の飲料等が挙げられる。
これらの飲食品に本発明の酵母エキスを添加することにより、旨味と濃厚感をバランス良く付与して味に深みを出すことができる。
本発明の酵母エキスは、添加する飲食品に求められる性質に応じて、他の呈味成分や各種調味料などと併用することも可能である。
本発明の酵母エキスが、立ち上がりが早く持続性のある旨味と濃厚感を同時に付与することのできるのは、旨味成分である5’−イノシン酸と5’−グアニル酸、ならびに遊離アミノ酸と、濃厚感付与作用を持つペプチドをバランスよく含有していることに起因していると考えられる。さらに、ペプチドと、5’−イノシン酸と5’−グアニル酸と遊離アミノ酸の相乗効果で、複雑で深い濃厚感と、立ち上がりが早く持続性がある旨味をバランス良く付与することができるので、その結果、食品本来の旨味を増強させると共に、全体として食品にコク味を付与又は増強することができるものと考えられる。
本実施例中の%は、ペプチド比率を除き重量%を意味する。
酵母エキスを、6N塩酸を用いて121℃12時間の条件で加水分解処理することにより、酵母エキス中のタンパク質を全てアミノ酸に分解し、全アミノ酸重量を求めた。また、遊離アミノ酸重量は、上記処理を行わない酵母エキスを用いて求めた。
酵母エキスあるいはその加水分解物中の遊離アミノ酸及び全アミノ酸重量は、高速液体クロマトグラフィーシステム(東ソー(株)製)を用い、以下の条件で定量した。
カラム:TSK−GEL Amino Pak(東ソー社製)
検出:蛍光検出
溶離液:クエン酸バッファーによるグラジエント溶出(pH3→pH9)
酵母エキス中のイノシン酸・グアニル酸含量は、高速液体クロマトグラフィーシステム(島津製作所製)を用い、以下の条件で定量した。
カラム:Shodex Asahipak GS−320,7E(昭和電工社製)
検出:UV260nm
溶離液:10mMリン酸ナトリウム
キャンディダ・ユーティリス(IFO 0619)を、糖蜜1m3に対し、リン酸一アンモニウム3.3kg、塩化アンモニウム6.8kg、塩化カリウム1.7kg、硫酸マグネシウム1.7kg、硫酸亜鉛17g、微量金属類(ホウ酸0.15g、硫酸マンガン0.075g、硫酸銅0.10g、塩化第二鉄0.62g、モリブデン酸ナトリウム0.063g)を加えた培地(以下、糖蜜培地という)を用いて約1日間(20時間から24時間)培養し、集菌洗浄後、それを水に懸濁し、酵母スラリー(菌体濃度15%)1000mlを調製した。
上澄み液を、pH5.0、70℃に調整後、5’−ホスホジエステラーゼ(商品名:ヌクレアーゼ「アマノ」G(天野エンザイム(株)製))を0.5g添加し、9時間反応させた。その後、上澄み液を50℃に調製後、5’−アデニル酸デアミナーゼ(商品名:デアミザイム(天野エンザイム(株)製))を0.3g添加し、9時間反応させた。
反応後、65℃30分の加熱失活を行った。その後、粉末乾燥し、70gの酵母エキス1を得た。
使用する酵母を乾燥ビール酵母とした以外は、実施例1と同様にして酵母エキス2を31g得た。
この酵母エキス中の遊離アミノ酸及び全アミノ酸含量は、各々12.9重量%、33.9%であり、ペプチド含量は21.0重量%、ペプチド比率は61.9%であった。また、5’−グアニル酸と5’−イノシン酸含量は、各々3.1重量%、3.3重量%であった。
遠心分離による酵母菌体の分離を、エンド/エキソ型プロテアーゼを添加して反応させた後に行う以外は、実施例1と同様にして酵母エキス3を70.5g得た。
この酵母エキス中の遊離アミノ酸及び全アミノ酸含量は、各々11.8重量%、39.0重量%であり、ペプチド含量は26.2重量%、ペプチド比率は67.2%であった。また、5’−グアニル酸と5’−イノシン酸含量は、各々1.8重量%、1.8重量%であった。
エンド型主体のプロテアーゼをプロチンP(天野エンザイム(株)製)に代えたこと、及び、該プロテアーゼを反応させる前に酵母スラリーのpHを6.5に調整したこと(すなわち、酵素反応をpH6.5の条件下で行ったこと)以外は、実施例1と同様にして酵母エキス4を69g得た。
この酵母エキス中の遊離アミノ酸及び全アミノ酸含量は、各々13.8重量%、40.0重量%であり、ペプチド含量は26.2重量%、ペプチド比率は65.0%であった。また、5’−グアニル酸と5’−イノシン酸含量は、各々1.9重量%、1.7重量%であった。
実施例1で用いた酵母を、実施例1と同様の条件で培養した後集菌洗浄し、それを水に懸濁して、酵母スラリー(菌体濃度15%)1000mlを調製した。
反応液を、pH5.0、70℃に調整後、5’−ホスホジエステラーゼ(商品名:ヌクレアーゼ「アマノ」G(天野エンザイム(株)製))を0.5g添加し、9時間反応させた。その後、反応液を50℃に調整後、5’−アデニル酸デアミナーゼ(商品名:デアミザイム(天野エンザイム(株)製))を0.3g添加し、9時間反応させた。
その後、反応液を、遠心分離により上澄み液と固形分(菌体残査)とに分離し、上澄み液を粉末乾燥し、酵母エキス5を得た。
表1に、各酵母エキスの成分組成を示す。
実施例1〜4及び比較例1で調製した酵母エキス1〜5と、旨味の非常に強い市販の酵母エキス(「アロマイルド」(興人製)、遊離アミノ酸含量:6.5重量%、全アミノ酸含量:14.4%、ペプチド含量:7.9%、ペプチド比率:54.8%、5’−グアニル酸含量:7.9%、5’−イノシン酸含量:8.3%とについて、うどんつゆへの旨味、コク味・濃厚感の付与作用を、以下のように官能試験を行い評価した。
旨味(先味、後味及び全体)、コク味・濃厚感について酵母エキスを入れないブランクに対する5段階評価(極めて強い:+2、強い:+1、弱い:0、極めて弱い:−1、変わらない:−2)を行い、パネラー全員の評価の数値の合計を算出した。さらに、その合計点を4段階評価(極めて強い:15点以上、強い:10〜14点、若干強い:5〜9点、弱い:4点以下)とした。
さらに、食品に添加した際の味質の特徴についても評価を行った。
各酵母エキスの性能の比較を行った。官能試験の結果を表2に示す。
この結果から、本発明品は、うどんつゆに対し、立ち上がりが早く持続性のある旨味と濃厚感を同時に付与することにより、飲食品本来の旨味を増強させると共に、全体として食品にコク味を付与又は増強できることが明らかとなった。
市販無添加コンソメスープに各酵母エキスを0.1%添加(対液)し、60℃に保持し、官能試験1と同様に10名のパネラーにより官能試験を行った。
官能試験の結果を表3に示す。
この結果から、本発明品は、コンソメスープに対し、立ち上がりが早く持続性のある旨味と濃厚感を同時に付与することにより、飲食品本来の旨味を増強させると共に、全体として食品にコク味を付与又は増強できることが明らかとなった。
なお、本発明の酵母エキスは、ビール酵母由来の酵母エキス、パン酵母由来の酵母エキスと比較しても、非常に強い濃厚感付与効果を有する。
Claims (6)
- 酵母菌体から菌体構成成分を抽出する工程をpH9〜10で行うことを特徴とする請求項1に記載の製造方法。
- 酵母菌体から菌体構成成分を抽出すると同時に菌体構成成分にエンド型プロテアーゼを作用させる工程をpH9〜10で行うことを特徴とする請求項3に記載の製造方法。
- 酵母が、キャンディダ属又はサッカロマイセス属に属する酵母である請求項1〜4のいずれか一項に記載の酵母エキスの製造方法。
- 核酸系呈味成分を生成させる工程の前に、水に不溶の酵母菌体抽出残渣を除く工程を行うことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の酵母エキスの製造方法。
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