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JP4336175B2 - 被処理物への穿孔方法およびそのための装置 - Google Patents

被処理物への穿孔方法およびそのための装置 Download PDF

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Description

本発明は、高水圧環境下における鋼管内部からの側壁への穿孔などに好適な穿孔方法及びそのための装置に関する。
水溶性天然ガスの生産井や廃坑井における処理として、パーフォレーションを挙げることができる。パーフォレーションは、各種坑井作業のために行うケーシングの側壁への穿孔処理である。なお、セメンチングは、ケーシングの保護、生産層と他の層と隔離、廃坑井の処理などの種々の目的のために一般的に行われているものである。
また、パーフォレーションには、ガン・パーフォレーションと呼ばれる火薬の爆発力を利用する方法があり、これにはパレットパーフォレーション及びジェット・パーフォレーションが代表的である。
一方、石油の生産井における坑内洗浄を行なう技術としては、研磨剤(アブレシブ)入りの洗浄液をノズルからの噴射するアブレシブジェットを用いる方法が知られている。ノズルはリールに巻いたコイルドチュービングの先端に取り付けられており、リールからコイルドチュービングを繰り出しながら坑内にノズルを降下させて、所定の深さ位置で洗浄液を噴射して坑壁に付着しているスケール等を取り除く洗浄が行なわれる。
また、浅い坑井における塩化ビニルなどの樹脂製のケーシングの場合には、水流(ウォータージェット:WJ)のみによる穿孔処理があるが、深い坑井のケーシングでは機械的な強度などの点で鋼管が用いられており、鋼管に対するWJによる穿孔処理は知られていない。
パーフォレーション技術として一般的である火薬を用いる方法では、火薬の取扱に資格が必要であり、穿孔処理自体にも特別な装置が利用されるので、専門の業者に処理を依頼する場合が多い。
また、コイルドチュービングを用いたアブレシブジェットによる方法は、一般に、坑内洗浄に利用されているものであり、この方法に用いる洗浄液の輸送システムをそのまま鋼管壁への穿孔処理に用いた場合、大掛かりな装置が必要であり、更に、処理コストも高くなると考えられる。
これらの方法に対して、水流による穿孔処理は装置の小型化、処理操作の簡便化が容易であり、火薬などの危険物質の使用も回避できるので、パーフォレーション用の方法として好適である。しかしながら、深い坑井における高圧下で鋼管に対して効果的に穿孔処理を行うことができる方法は未だ知られていないのが現状である。
本発明の目的は、簡易な構成で、簡便かつ安全に操作可能な鋼管側壁穿孔用などとして好適な装置を提供することを目的とする。本発明の他の目的は、簡易な構成の装置により、簡便かつ安全に行うことのできる鋼管側壁などの被処理物への穿孔処理方法を提供することを目的とする。
本発明の穿孔用ノズルシステムは、
水中で、研磨材を含む水流を被処理物に当てて穿孔を行うための穿孔用ノズルシステムであって、
研磨材タンクと、穿孔用液体ジェットノズルと、を有し、
前記穿孔用液体ジェットノズルは、前記液流を噴射するためのノズル開口と、該ノズル開口に連通する混合室と、該混合室に液体を供給する液体供給路と、該液体供給路に液体を導入するための液体供給口と、該混合室に研磨材を供給するための研磨材供給路と、該研磨材供給路に研磨材を導入するための研磨材導入路と、を少なくとも有し、前記液体供給路は内部ノズルを介して前記混合室に連通し、該内部ノズルは、前記研磨材供給路から研磨材を前記混合室内へ吸引するための液体の噴射を発生させるとともに、前記ノズル開口から研磨材を含む液体を噴射し得る位置に配置されており、
前記研磨材タンクは、研磨材タンクと、該研磨材タンクから研磨材を前記穿孔用液体ジェットノズルの研磨材導入路に供給する研磨材供給系と、を有し、
前記研磨材タンクと穿孔用液体ジェットノズルとを一体化または近接して設け、これらがともに水中で動作可能とし、
前記水中での動作時において、前記研磨材タンクは前記穿孔用液体ジェットノズルの混合室よりも上方となる位置に設けられており、かつ前記研磨材供給系は前記穿孔用液体ジェットノズルよりも低い位置で折り返されて前記研磨材導入路に接続される位置に設けられている
ことを特徴とするものである。
この穿孔用液体ジェットノズルは液体中に浸漬された状態で、該液体と接触する被処理物への穿孔処理に好適である。また、前記被処理物としては、坑井のケーシングを構成する水が充填された状態にある鋼管を挙げることができ、上記構成の穿孔用液体ジェットノズルを鋼管内に挿入して、鋼管の内側から管壁に穿孔を行うことができる。
本発明の穿孔装置は、被処理物に液流を当てて穿孔を行うための穿孔装置であって、上記の穿孔用ノズルシステムと、該穿孔用ノズルシステムの有する穿孔用液体ジェットノズルのノズル開口を前記被処理物の所定領域に向けるための固定手段と、該穿孔用液体ジェットノズルに該ノズル開口から噴射する液流のための液体を供給する液体供給手段と、を有することを特徴とするものである。この装置において、被処理物が坑井のケーシングを構成する鋼管である場合は、液体供給手段が、穿孔用液体ジェットノズルが鋼管内に挿入された際に、鋼管内の穿孔用液体ジェットノズルに地上から液体を供給し得る構成を有することができる。
本発明の穿孔方法は、被処理物に対して穿孔するための穿孔方法であって、前記被処理物の所定位置に研磨材を含む液体を、上記の穿孔用ノズルシステムのノズル開口から噴射して穿孔する工程を有することを特徴とするものである。
本発明によれば、簡易な構成の装置を用いて、簡便かつ安全に坑井のケーシングを構成する、例えば、23/8TBG(ID51.8mm)などからなる鋼管の内部からの穿孔を行うことが可能となる。本発明の穿孔方法及びそれに用いる装置並びにシステムは、水に含まれる天然ガスのみならず、石油、ガス、地下水、温泉などの液体を土壌中から汲み上げるための坑井のケーシングを構成する鋼管などの穿孔処理に好適に利用できる。
発明を実施するため最良の形態
以下、被処理物が鋼管である場合について本発明について説明する。
本発明にかかる鋼管への穿孔方法は、鋼管内部に挿入配置したノズル開口から研磨材を液体に混合してジェット噴射させて鋼管の所定位置の内壁に衝突させて、そこに孔を開ける方法である。
この液体としては、通常は水が利用され、研磨材としては、鋼管の管壁に孔を開けるための利用できるものであればよく、例えばガーネット粉末、あるいはそれと同等の硬度を有するものなどが好ましく利用できる。なお、研磨材の平均粒径は、0.15mm〜0.6mm程度であればよい。なお、穿孔処理を行う場所やそこに充満している液体の種類などに応じて噴射する液体は水以外に設定することも可能である。
この穿孔方法に用いる穿孔用の液体ジェットノズルとしては、鋼管内に挿入可能である本体に、液流を噴射するためのノズル開口と、ノズル開口に連通する混合室と、混合室に液体を供給する液体供給路と、液体供給路に液体を導入するための液体供給口と、混合室に研磨材を供給するための研磨材供給路と、研磨材供給路に研磨材を導入するための研磨材導入路と、を少なくとも有する構成のものが好適に利用できる。ノズル開口は、本体の鋼管内に挿入時に鋼管内壁に対向し得る位置に設置される。このノズル開口の鋼管内へでの位置固定は、例えば水圧で複数本のアームが開くことで坑内に液体ジェットノズルを固定し得る固定手段を、液体ジェットノズルに近接、例えば、図3に示すように液体ジェットノズルの上下に接続することにより行うことができる。
図1にこのような構成を有する液体ジェットノズルの一例を示す。図1(a)は鋼管ケーシング内に挿入した状態の液体ジェットノズルの構造を模式的に示す断面図であり、図1(b)は鋼管の上部開口側から見た液体ジェットノズルと鋼管内部との位置関係を示す図である。
この液体ジェットノズルは2つのノズルを複合的に用いたノズルシステムとしての構造を有する。具体的には、ノズル本体1に、鋼管8の内壁へ向けて開口したノズル開口2を有するアブレシブノズル3、アブレシブノズルに連通する混合室5と、混合室に液体をジェット噴射により導入する開口9を有する内部ジェットノズル4と、混合室に研磨材(アブレシブ)を供給するための供給路10とその供給口6、内部ジェットノズル4への液体の供給路7−1へ液体を供給する供給口7と、を設けた構成を有している。上述した固定手段を設けたことで、鋼管8の長手方向、並びにこの長手方向の中心軸に垂直な面でのノズル開口の振れ(ズレ)が防止される。深度の高い場所での処理においては、液体の供給を地上から、研磨材を坑内に挿入したジェットノズルの直上部に取り付けられた研磨材タンク(アブレシブタンク)より行うと良い。また、鋼管8の長手方向におけるノズル本体1の位置については、図3に示すような吊り下げ用の高圧ホースなどのノズル本体挿入手段によって固定される。
なお、本体のノズル開口と対向する背面に、ノズル開口からの液流の噴射時に前記鋼管内壁と接することでノズル開口の鋼管の軸方向に垂直な面での位置を規制する構造を有するものを利用することもできる。この場合、ノズル開口は、本体の鋼管内に挿入時に鋼管内壁に対向し得る位置に設けられ、この開口と反対の本体背面は、ノズル開口からの液流の噴射時に鋼管内壁と接することでノズル開口の鋼管の軸方向に垂直な面での位置を規制する構造、例えば、鋼管の内壁面に対応した曲面を有するものとすることができる。この鋼管内壁と本体背面との接触は、点または面で行わせることができる。
一方、内部ジェットノズル4は、混合室5内に液体をジェット噴射し、その水流をアブレシブノズルから押し出す機能を有し、その際発生する混合室5内の負圧によって、液体ジェットノズルの直上に取り付けられた研磨材タンクより研磨材が混合室5内に取り込まれ、内部ジェットノズル4から混合室5に噴射された液体に研磨材が混合されノズル開口2から鋼管8の内壁の所定位置に液流が当てられる。
アブレシブノズル3、混合室5、混合室5に連通する研磨材供給路10、内部ジェットノズル4の構造及び配置は、ノズル開口2から穿孔に必要な噴流が生じ、かつ混合室5の負圧によって必要とされる研磨材の配合量が得られるように選択される。図1に示す例では、アブレシブノズル3を長手方向に内径の均一なノズルとし、内部ジェットノズル4を内径が混合室方向に減少するテーパ状の先に直管部を有する形状とし、これらのノズルの内径の中心が一致するように配置している。なお、これらのノズルの形状は、本発明の効果が得られる範囲内であれば、特に限定されず、例えば、ストレートノズル、噴射方向に向かって内径が小さくなるテーパ状のノズル、あるいは吐出方向に向かって内径が大きくなるホーン型ノズル、更にはこれらのノズル形状を噴射方向に組合わせて配置したノズルなどが利用できる。
更に、研磨材供給路10は、内部ジェットノズル4からの液体の噴射方向(内径の中心軸方向)に対して交差する方向(より好ましくは直交、概ね直交する方向、更に好ましくは、噴射方向に向いて交差する方向)で混合室5に連結されていることが好ましい。
なお、液体ジェットノズルの構造は、図8及び図9に示す構造のように所望に応じて変更することが可能である。
ノズル本体1の有する各部のサイズや形状は、上記の要件に加えて、鋼管8のサイズや処理位置(環境水圧)に応じて設定され、特に限定されない。
例えば、ノズル開口2の位置を固定手段などで規制した状態でのノズル開口2と鋼管8内壁との距離は、10mm以下に設定されることが好ましい。一方、ノズル開口2を構成するアブレシブノズル3の長さ(図2、9に示すL1)は35mm以下であることが好ましい。更に、ノズル開口2の径(図2、9に示すr1)は12mm以下であることが好ましい。また、内部ジェットノズル4の図2、9に示す部分L2、L3、L4、r2及びr3は、例えば以下のように設定される。
L3:4mm
L2、L4:坑壁の厚さにより調整
r2:1mm
r3の開き(θ):14°
なお、アブレシブノズル径(本体外部への開口部)とジェットノズル径(混合室への開口部)の大きさは、アブレシブノズル径>ジェットノズル径の関係とするとよく、比率はアブレシブノズル径がジェットノズル径の3倍程度が望ましい。
本発明にかかるジェット噴射ノズルは、鋼管ケーシング内の水が充満している部分に挿入した状態で穿孔処理を行うもので、この処理は処理位置の深度に応じた水圧環境下での処理となる。従って、ノズル本体1やその内部に設置する各ノズルなどは、そのような環境圧力に耐えられる材質及び構造で形成される必要がある。そのような材料としては、例えば各種ステンレス材などを挙げることができる。
内部ジェットノズル4からの噴射量は、ノズル開口2からの穿孔に必要とされる噴流が得られるように設定され、例えば250g/秒以上に設定することができる。
また、内部ジェットノズル4からの噴射の圧力も、穿孔処理を行う環境圧力や鋼管の材質、その側壁の厚さなどに応じて設定されるが、例えば、60MPa以上でより高圧であることが好ましい。
研磨材の液体への配合割合(または噴射割合)は、目的とする穿孔処理が可能であれば特に限定されないが、例えば、水に対して30質量%以下の量で用いることができる。内部ジェットノズル4からの液体と、研磨材を含む液体の混合割合(あるいは流入量の比)は、上記の配合割合に応じて設定される。また、ノズル開口2からの噴流の圧力も、穿孔処理を行う環境圧力や鋼管の材質、その側壁の厚さなどに応じて設定される。
なお、研磨材は液体に分散された状態で供給口6から混合室5内へ供給される内部ジェットノズル4から噴射される液体と混合される。この研磨材を分散させる液体としては、通常は内部ジェットノズルから液体と同じものを用いる。
液体ジェットノズルを用いた鋼管穿孔用システム及びそれを用いた装置の一例を模式図として、穿孔用システムの配置位置における拡大図を含めて図3に示す。
この穿孔用システムは、液体ジェットノズル1の直上に研磨材タンク(アブレシブタンク)11を設けてユニット化し、このユニットの上下に固定手段としてのセントラライザー12を接続した構成を有する。この研磨材タンク11は、研磨材を貯留する貯溜室と、この貯溜室と液体ジェットノズルの研磨材供給口とを接続する研磨材供給系とを有する。この穿孔用システムは、処理現場に設置したタンク内の流体(通常は水)を高圧ポンプで送り込む高圧ホース13によって吊り下げられており、高圧ホース13は液体ジェットノズル1の液体供給口に接続されている。なお、研磨材の液体ジェットノズル1への供給は、液体ジェットノズル1からの液体の噴射によって負圧の生じた混合室内に研磨材タンクから研磨材と適量の流体が送り込まれることで行われる。このような研磨材の供給における供給量の制御には、例えば図5に示すような供給制御手段を利用することもできる。あるいは、供給路内に所定の内径差を有する絞りを配置して研磨材の供給量の制御を行ってもよい。
液体ジェットノズル1の上下に配置されたセントラライザー12としては、例えば塩化ビニル製のケーシングへの穿孔処理において利用されているものなどが好適に利用できる。このようなセントラライザーは、以下の動作により位置固定を行う構成を有するものを挙げることができる。
(1)高圧ポンプから吐出された水の圧力によってノズル内のピストンが押される。
(2)ピストンの溝に、羽に取り付けたカムを収めておき、高圧ポンプからの水の圧力でピストンが押されるとカムが作動し羽またはアームが外方向に広がりセンタリングを行う。
(3)ピストンが押される作動圧を、所定圧、例えば50kscに調製した、バネを内部に組み込んでおき、圧力を抜くとバネ(特殊な物を使用)によってピストンが押し上げられ、羽またはアームが収納されて、固定状態が解除される。
なお、図示したように、液体ジェットノズルの上下にセントラライザーを取り付ける場合、下部のセントラライザーは、地上から高圧ホースを通じて供給される水の圧力をシステムの先端部で受けて(エンド型)羽を広げる構造とされ、液体ジェットノズルの上部に取り付けられるものは、水が流れる中間部で圧力を受けて(貫通型)羽を広げる原理を採用したものとなる。従って、中間部で水圧を受けられるように水の流路となる高圧ホースの内径よりもセントラライザー内の内径(ピストン部分)を小さくするとよい。
図示した例におけるセントラライザーでは、アームが鋼管内壁を押圧することでシステムの位置固定を行っているが、アームを片方に配置して、アームの押圧力でシステムの反対側を鋼管内壁面に押し付けて位置固定を行う構成とすることもできる。
更に、セントラライザーの羽またはアームを広げる際の圧力は、上記のように液体ジェットノズルへ供給される水などの高圧液体を利用してもよいし、別途設けた供給系から供給される水や油などの液体による圧力を利用してもよい。装置の小型化や構成の簡易化には、穿孔に利用される液体の圧力、例えば水圧を利用すると都合が良い。
このようなシステムで、坑井内の所定位置にノズルが停止した段階で、地上の井戸元に設置したタンク14内の流体を高圧ポンプ15で加圧して液体供給ラインの高圧ホース13に送り込む。すると、液体ジェットノズル1の噴射によって負圧の生じた混合室内に研磨材の混合流体が流入し、それらが液体ジェットノズルのノズル開口2から噴射されることで穿孔処理が行われる。
なお、液体ジェットノズルへ供給する研磨材を含む液体は、ろ過処理などを適宜用いて、供給に適した粒径の研磨材が供給に適した分散状態でノズル1に供給されるようにしてもよい。
本発明の穿孔用の液体ジェットノズル及びそれを用いたシステムあるいは装置は、上記の坑井のケーシングを構成する鋼管内壁への穿孔処理に限定されず、液体ジェットノズルの固定手段の構成を適宜変更することで、各種タンクや液体が貯溜されている箇所、湖水や河川、あるいは海中に設置された施設や装置などにおいて、水などの液体中からの被処理物への穿孔処理に好適に利用できる。その際、研磨材を含む噴流の噴射方向は図1に示すように高圧パイプの液体の供給方向に交差する方向に限定されず、目的とする穿孔処理を可能とする方向に変更することができる。更に、非処理物として穿孔加工される部材の材質も、鋼管などの鋼材に限定されず、例えば、塩化ビニルや、ガラス繊維などで強化された強化プラスチック等からなる板や管などの穿孔処理される肉厚部を有する部材への穿孔処理に本発明は好適に利用できる。
以下、実施例に基づいて本発明を更に説明する。
実施例1
図4(a)及び(b)に概要を示す装置を用いて本発明にかかる液体ジェットのノズルの機能について確認した。
図4(a)に示す実験装置は、貯水タンク、高圧水ポンプ、圧力調整バルブ、流量切り替えバルブ、耐圧設計の穿孔試験用圧力容器、耐圧設計の沈殿槽、環境圧力調整バルブおよび穿孔試験用圧力容器内のノズルシステムを有する。なお、穿孔試験用圧力容器内から排出された研磨材を含む水は、耐圧設計のサイクロン式沈殿槽に回収してから環境圧力調整バルブを通過させて装置外へ排出した。このサイクロン式沈殿槽の設置により、環境圧力調整バルブの損傷を防止した。
実験は、環境圧力調整バルブを調節することで、穿孔試験用圧力容器及び耐圧設計の沈殿槽内の耐圧設計は10MPaとなるように設定した。
図4(b)に示すノズルシステムは、基本的には、図1(a)に示したものと同じであり、ノズル開口と反対側の背面側から水を導入する構造に変更したものである。ノズルシステムと試料との配置は図4(b)に示すとおりである。
鋼管試料は、外径4・1/2インチの石油用鋼管(J55)であり、実験には瓦型に切断して使用した。肉厚はおおよそ6.5mmである。ノズルシステムの内部ウォータージェットノズルから混合室に噴射されたウォータージェットは混合室内で研磨材タンクから吸引された研磨材と混合し、SUS440C焼入製アブレシブノズルを通過して試料に衝突させた。
実験パラメータとしては、ウォータージェットの吐出圧力(p)を68.7MPa、ウォータージェットノズル径(ストレートノズル)を1mm、アブレシブノズルのスタンドオフディスタンス(L:アブレシブノズルの開口と試料との距離)を5mm、と一定とした。環境圧力(Pamb)は0〜2MPa(穿孔試験用圧力容器内に充填された水の水圧を環境圧力バルブで調整)、研磨材供給量(MAU)は0.6〜14kg、噴射時間(t)は1〜4mmとし、アブレシブノズルには、ノズル径(d)が3mm、5mm、7mm及び12mm、ノズル長さ(lF)が15mm、25mm及び35mmのものをそれぞれ用いた。また、ウォータージェットノズルの開口部からアブレシブノズルの開口部までの長さ(図4(b)のLw−a)は40、50及び60のそれぞれを採用した。
研磨材としては、#80のガーネット粉末を利用し、この場合の水とガーネット粉末との混合割合は、アブレッシブホースの絞り径(φ1mm〜25mm)により調整した。なお、アブレッシブ流量が混合室内の負圧の変化に応じて変動する点、更には大深度で穿孔を行う場合に大気圧の0.1MPaを超えた環境圧力の場合に劇的にアブレシブ流量が増える現象も確認されている。そこで、混合室内の負圧を一定とし、アブレッシブ流量も一定にするための図5に示す構造の供給制御手段も有用である。
その結果、少なくとも以下の条件において穿孔が確認された。
Figure 0004336175
また、環境圧力と切削深さとの関係及びアブレシブノズル長さと切削深さの関係を求め、その結果を図6及び7にそれぞれ示す。なお、図6及び7における縦軸は、単位研磨材供給量当たりの切削深さを示し、設計の基本となる環境圧力に応じたアブレシブノズルの径と長さの選択の基準の一例が提示さている。
表1、図6及び図7に示す結果から明らかな通り、上記の実験条件においては、水深200mに相当する高圧下でも、鋼管に穿孔可能であることが確認された。
ノズルシステムの一例を示す図であり、(a)は鋼管ケーシング内に挿入した状態の液体ジェットノズルの構造を模式的に示す断面図であり、(b)は鋼管の上部開口側から見た液体ジェットノズルと鋼管内部との位置関係を示す図である。 2つのノズルの連結配置状態の一例を示す部分断面図である。 鋼管穿孔用システムの一例を示す図である。 実験装置の概要を示す図であり、(a)は装置に用いた各機器の概要を示す図であり、(b)は実験に用いたノズルシステムの概要を示す模式的断面図である。 研磨材供給制御手段の概要を示す図である。 実験で得られた結果から求めた環境圧力と切削深さとの関係を示す図である。 実験で得られた結果から求めたアブレシブノズル長さと切削深さの関係を示す図である。 本発明にかかる液体ジェットノズルの他の構造例を示す図である。 図8に示す液体ジェットノズルにおける2つのノズルの連結配置状態を示す部分断面図である。
符号の説明
1 ノズル本体
2 ノズル開口
3 アブレシブノズル
4 内部ジェットノズル
5 混合室
6 供給口
7 供給口
7−1 供給路
8 鋼管
9 開口
10 供給路
11 研磨材タンク
12 セントラライザー
13 高圧ホース
14 水槽
15 高圧ポンプ

Claims (8)

  1. 水中で、研磨材を含む水流を被処理物に当てて穿孔を行うための穿孔用ノズルシステムであって、
    研磨材タンクと、穿孔用液体ジェットノズルと、を有し、
    前記穿孔用液体ジェットノズルは、前記液流を噴射するためのノズル開口と、該ノズル開口に連通する混合室と、該混合室に液体を供給する液体供給路と、該液体供給路に液体を導入するための液体供給口と、該混合室に研磨材を供給するための研磨材供給路と、該研磨材供給路に研磨材を導入するための研磨材導入路と、を少なくとも有し、前記液体供給路は内部ノズルを介して前記混合室に連通し、該内部ノズルは、前記研磨材供給路から研磨材を前記混合室内へ吸引するための液体の噴射を発生させるとともに、前記ノズル開口から研磨材を含む液体を噴射し得る位置に配置されており、
    前記研磨材タンクは、研磨材タンクと、該研磨材タンクから研磨材を前記穿孔用液体ジェットノズルの研磨材導入路に供給する研磨材供給系と、を有し、
    前記研磨材タンクと穿孔用液体ジェットノズルとを一体化または近接して設け、これらがともに水中で動作可能とし、
    前記水中での動作時において、前記研磨材タンクは前記穿孔用液体ジェットノズルの混合室よりも上方となる位置に設けられており、かつ前記研磨材供給系は前記穿孔用液体ジェットノズルよりも低い位置で折り返されて前記研磨材導入路に接続される位置に設けられている
    ことを特徴とする穿孔用ノズルシステム。
  2. 前記研磨材供給路に絞りが設けられている請求項1に記載の穿孔用ノズルシステム。
  3. 前記被処理物が鋼管であり、該鋼管内に挿入されて、該鋼管の内側から管壁に穿孔を行う請求項1または2に記載の穿孔用ノズルシステム。
  4. 前記穿孔用液体ジェットノズルのノズル開口を被処理物の所定領域に向けて固定するための固定手段を有する請求項1〜3のいずれかに記載の穿孔用ノズルシステム。
  5. 前記液体が水である請求項1〜のいずれかに記載の穿孔用ノズルシステム。
  6. 被処理物に液流を当てて穿孔を行うための穿孔装置であって、
    請求項1〜のいずれかに記載の穿孔用ノズルシステムと、該穿孔用ノズルシステムの有する穿孔用液体ジェットノズルのノズル開口を前記被処理物の所定領域に向けるための固定手段と、該穿孔用液体ジェットノズルに該ノズル開口から噴射する液流のための液体を供給する液体供給手段と、を有することを特徴とする穿孔装置。
  7. 前記被処理物が坑井のケーシングを構成する鋼管であり、液体供給手段が、前記穿孔用ノズルシステムが該鋼管内に挿入された際に、該鋼管内の穿孔用液体ジェットノズルに地上から液体を供給し得る構成を有する請求項に記載の穿孔装置。
  8. 被処理物に対して穿孔するための穿孔方法であって、
    前記被処理物の所定位置に研磨材を含む液体を、請求項1〜のいずれかに記載の穿孔用ノズルシステムのノズル開口から噴射して穿孔する工程を有する
    ことを特徴とする穿孔方法。
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