JP4379668B2 - レーザーマーキング用多層シート - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、レーザー光線により、プラスチックシート表面に、損傷なくマーキングされ、マーキング部が平滑であり、かつ生地色と印字部のコントラストが高く、鮮明な文字、記号、写真が得られる、熱可塑性樹脂透明表層を有する、熱可塑性樹脂製レーザーマーキング用多層シートに関する。
【0002】
【従来の技術】
プラスチック成形品表面への印刷は、従来、タンポ印刷、シルク印刷、インクジェット印刷、熱転写印刷などのインキを用いた印刷方法が用いられている。この方法では、有機溶媒を含有するインキを使用するため環境衛生上問題があること、印刷時にインキの滲みが発生すること、印刷部の耐摩耗性が劣ること、屋外使用では使用するインキの耐候性に問題があること、成形品形状が複雑なものでは印刷ができないなどの種々の問題がある。
【0003】
また、従来から、クレジットカード、キャッシュカード、IDカード、タグカード、表示板、認証プレートなどの基板用途にプラスチックシートが用いられており、これらのカードやプレートに、個人名、記号、文字、写真をシルク印刷、昇華性印刷を施しているが、生産工程が複雑で生産性が劣るという問題がある。
【0004】
一方、インキを使用しない印刷方法として、例えば特公昭61−11771号公報、特公昭62−59663号公報、特公昭61−41320号公報、特開昭61−192737号公報、特公平2−47314号公報などに、レーザー光線を照射してプラスチック成形品に印刷するレーザーマーキング法が提案されている。
【0005】
しかし、プラスチック射出成形品へのレーザーマーキングを考慮した方法をそのまま表面透明表皮層を有したプラスチック多層シートに適用すると、種々の問題点が発生する。すなわち、特開平7−276575号公報では、透明熱可塑性樹脂のシート、フイルムの裏にエラストマーでラミネートし、ヒートシールした多層シートが好ましいと記載されている。しかしながら、この多層シートでは、表皮層と内層との密着性が悪いと、レーザー光線のエネルギー吸収体である内層へのレーザーマーキングの条件によっては、マーキング時に発生するガスにより透明表皮層が膨れたり、損傷したりする問題がある。このように、従来のプラスチック多層シートでは、コントラストの良好で、かつ平滑性のあるレーザーマーキングが得られず、さらなる改良が求められている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、IDカード、タグカード、クレジットカード、表示板、認証プレートなどで広く用いられているプラスチック製多層シートに、外観の損傷がなく、コントラストが良好で、表面平滑性の優れたレーザーマーキングができるプラスチック多層シート成形体を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、少なくとも表層および内層からなる多層シートであって、(A)ポリカーボネート(PC)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリシクロヘキサン1,4−ジメチルフタレート(PCT)、ポリメチルメタアクリレート(PMMA)から選ばれた透明の熱可塑性樹脂からなる表層と、(B)(b−1)ポリカーボネート(PC)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)から選ばれた熱可塑性樹脂100重量部に対し、(b−2)カーボンブラックを必須とし、これに金属酸化物、金属硫化物、炭酸塩および金属ケイ酸塩の群から選ばれた少なくとも1種を配合してなるレーザー光線を吸収するエネルギー吸収体0.01〜5.001重量部および(b−3)酸化チタン、亜鉛華、炭酸カルシウム、タルク、硫酸バリウム、リトポン、鉛白、黄鉛、チタンイエロー、ジンクイエロー、ベンガラ、鉛丹、群青、酸化クロム、コバルトブルー、コバルトバイオレット、酸化鉄、鉄黒から選ばれた無機顔料、不溶性アゾ系、溶性アゾレーキ系、染色レーキ系、スレン系、ニトロソ系、フタロシアニン系、ジオキサジン系から選ばれた有機顔料、ならびに、アゾ系、アンスラキノン系、スレン系、インジゴイド系、キノンイミン系、油溶性系、蛍光染料から選ばれた染料、以上から選ばれた着色剤0.5〜7重量部を含有する熱可塑性樹脂組成物からなる内層とを、溶融共押し出しにて形成した、レーザーマーキング用多層シートに関する。
ここで、(b−2)エネルギー吸収体は、(1)カーボンブラックと、(2)硫化亜鉛、ケイ酸マグネシウムまたは酸化チタンから選ばれる1種または2種以上を組み合わせてなり、その混合比率(1):(2)が、0.0009〜0.0012:0.8〜1.3であることが好ましい。
また、本発明のレーザーマーキング用多層シートの厚みは、0.2〜2mmである。
さらに、本発明のレーザーマーキング用多層シートは、表層/内層からなる2層シート構造の場合、シートの厚み構成比は1:9〜9:1、また、表層/内層/表層からなる3層シート構造の場合、シートの厚み構成比は1:3:1〜1:8:1である。
次に、本発明は、上記レーザーマーキング用多層シートに、レーザー発振波長が532〜1,064nm、レーザー媒質がネオジウム変成イットリウム−四酸化バナジウムであり、レーザービームがシングルモードで、ビーム径が20〜40μmであるレーザーマーカーを照射して印字し、印字発色部と下地部のコントラストを3以上となす、レーザーマーキング方法に関する。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明において、表層を形成する(A)透明の熱可塑性樹脂としては、表面硬度特性からポリカーボネート(PC)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリシクロヘキサン1,4−ジメチルフタレート(PCT)、ポリメチルメタアクリレート(PMMA)が挙げられる。これらの(A)熱可塑性樹脂の中で、好ましくは、PC樹脂、PCT樹脂である。
【0009】
なお、透明の表層の厚さは、0.05〜0.3mmが好ましい。そのなかで、特に0.2〜0.25mmの厚さが好ましい。
【0010】
一方、内層を形成する(B)熱可塑性樹脂組成物は、(b−1)熱可塑性樹脂100重量部に対し、(b−2)レーザー光線を吸収するエネルギー吸収体0.01〜5重量部および(b−3)着色剤0.5〜7重量部を含有する。
上記(b−1)熱可塑性樹脂としては、例えばABS樹脂、ASA樹脂、AES樹脂、HIPS樹脂などのゴム強化スチレン系樹脂、PC樹脂、PBT樹脂、PET樹脂、変性PPO樹脂などが挙げられる。これらの(b−1)熱可塑性樹脂の中で、特にPC樹脂、PBT樹脂が好ましい。
【0011】
また、内層を形成する(B)熱可塑性樹脂組成物に用いられる(b−2)エネルギー吸収体としては、カーボンブラックのほかに、金属酸化物、金属硫化物、炭酸塩および金属ケイ酸塩の群から選ばれた少なくとも1種が挙げられる。
このうち、(b−2)エネルギー吸収体に用いられるカーボンブラックは、平均粒径が12〜25nmで、ジブチルフタレート(DBT)吸油量60〜170ml/100grのカーボンブラックが好ましい。
また、金属酸化物としては、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、アルミナ、酸化鉄、鉄黒、酸化チタン、酸化珪素、三酸化アンチモンなどが挙げられる。
さらに、金属硫化物としては、硫化亜鉛、硫化カドミニウムなどが挙げられる。さらに、炭酸塩としては炭酸カルシウムなどが、また、金属ケイ酸塩としてはケイ酸アルミナ、鉄を含むケイ酸アルミナ(マイカ)、含水ケイ酸アルミナ(カオリン)、ケイ酸マグネシウム(タルク)、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウムなどが挙げられる。
以上の(b−2)エネルギー吸収体は、1種単独で使用することも、また2種以上を併用することもできる。
【0012】
本発明で用いられる(b−2)エネルギー吸収体の組み合わせとしては、▲1▼カーボンブラックのほかに、▲2▼硫化亜鉛、ケイ酸マグネシウムまたは酸化チタンから選ばれる1種または2種以上の組み合わせが好ましい。その混合比率は、▲1▼:▲2▼が、0.0009〜0.0012:0.8〜1.3である。さらに好ましくは、0.001:1.0である。
【0013】
本発明に用いられる(b−2)エネルギー吸収体の添加量は、上記(b−1)熱可塑性樹脂100重量部に対し、0.01〜5.001重量部、好ましくは0.05〜5重量部、さらに好ましくは1〜4重量部である。0.01重量部未満では充分なコントラストが得られず、一方5.001重量部を超えるとエネルギー吸収機能が過剰となり同様にコントラストが低下する。
【0014】
また、(B)成分を構成する(b−3)着色剤としては、無機顔料、有機顔料、染料が用いられる。無機顔料としては、酸化チタン、亜鉛華、炭酸カルシウム、タルク、硫酸バリウム、リトポン、鉛白、黄鉛、チタンイエロー、ジンクイエロー、ベンガラ、鉛丹、群青、酸化クロム、コバルトブルー、コバルトバイオレット、酸化鉄、鉄黒などが挙げられる。
また、有機顔料としては、不溶性アゾ系、溶性アゾレーキ系、染色レーキ系、スレン系、ニトロソ系、フタロシアニン系、ジオキサジン系などが挙げられる。さらに、染料としては、アゾ系、アンスラキノン系、スレン系、インジゴイド系、キノンイミン系、油溶性系、蛍光染料などが挙げられる。
【0015】
本発明のプラスチック多層シート内層を形成する(B)熱可塑性樹脂組成物中の(b−3)着色剤の含有量は、(b−1)熱可塑性樹脂100重量部に対し、0.5〜7重量部、好ましくは1〜7重量部、さらに好ましくは4〜6重量部である。0.5重量部未満では、プラスチックシートとして隠蔽性が劣り、IDカード、ダグカードとして適用できない。一方、含有量が7重量部を超えると、プラスチック多層シートとしての物性低下が起こる問題がある。
【0016】
(B)熱可塑性樹脂組成物としては、(b−1)熱可塑性樹脂として、PC樹脂および/またはPBT樹脂を用い、これらの樹脂100重量部に対し、(b−2)エネルギー吸収体および(b−3)着色剤の合計量として10重量部以上配合した系が好ましい。
【0017】
本発明において、内層を形成する(B)熱可塑性樹脂組成物を調製するには、例えば、(b−1)〜(b−3)成分を例えばヘンシェルミキサーなどで混合し、一般の押出機などで溶融混合してペレット化するなどの手段により得られるが、これに限定されるものではない。
【0018】
なお、内層の厚さは0.15〜0.55mmが好ましい。そのなかで、特に0.2〜0.3mmの厚さが好ましい。
【0019】
本発明の多層シートの全体の厚みは、0.2〜2mm、好ましくは0.2〜8mmである。0.2mm未満ではレーザーマーキング時の表層破損、印字の透過問題が起こり、一方、2mmを超えると、マーキング性は問題ないが、例えばカードサイズに切断する時に綺麗に切断できない問題がある。
【0020】
また、本発明のレーザーマーキング用多層シートは、表層/内層からなる2層シート構造の場合、シートの厚み構成比は1:9〜9:1、また、表層/内層/表層からなる3層シート構造の場合、シートの厚み構成比は1:3:1〜1:8:この厚みの構成比であると場合によっては更なるコントラストを出す際、2回レーザーマーキングを実施することがある。このようなケースで表層の破損が起こらずレーザーマーキング条件巾の広いシート厚み構成であり好ましいものである。
【0021】
なお、本発明のレーザーマーキング用多層シートを構成する表層や内層には、必要に応じて、その特性を損なわない範囲で、他の添加剤、例えば離型剤、安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、強化剤などを添加することができる。
【0022】
本発明の多層シートは、例えば、マルチダイスが装備された溶融押し出し機を用い、(A)成分/(B)成分、あるいは、(A)成分/(B)成分/(A)成分を、共押し出しし、表層/内層、あるいは、表層/内層/表層が溶融共押し出しにより熱圧着された多層シートとして得られる。この際の溶融押し出しの温度は、通常、250〜290℃、好ましくは260〜280℃程度である。
【0023】
本発明のレーザーマーキング用多層シートを用いて、レーザーマーキングするには、例えば、本発明の多層シートに、レーザー発振波長が532〜1,064nm、レーザー媒質がネオジウム変成イットリウム−四酸化バナジウムであり、レーザービームがシングルモードで、ビーム径が20〜40μmであるレーザーマーカーを照射して印字し、印字発色部と下地部のコントラストを3以上となす方法が挙げられる。
【0024】
レーザーマーカーは、一般的に多く使用されている波長1,064nmのNd:YAGレーザーを用いたマルチモード、ビーム径が80〜100μmであるため、写真のような微細ドットの構成で印字されるケースでは不向きである。
本発明では、シングルモードでビーム径が20〜40μmのNd:YVO4レーザー(レーザー発振波長が532〜1,064nm)を用いているため、印字発色部と下地部のコントラストを3以上となすことができ、コントラストが良好な印字品質を得ることができる。
【0025】
本発明のレーザーマーキング用多層シートは、レーザーマーク性に優れ、その表面にレーザーで線描などを、容易かつ美麗に描くことができる。
従って、本発明のレーザーマーキング用多層シートは、電気部品、電子部品、自動車部品、各種記録媒体のケース、各種表示板などの印字に効果的に使用することができる。
【0026】
【実施例】
以下、実施例により本発明を詳細に説明する。なお、実施例中の各種項目の評価は以下の方法によった。
【0027】
レーザーマーキングは、Nd:YVO4レーザー〔(株)レーザーテクノロジー社製のLT−100SAおよびロフィンシナール社製のRSM103D〕のレーザーマーカーを使用した。
【0028】
マーキング性の評価は、400mm/secのレーザー照射速度にてマーキングを行い、コントラストの良否、表面層破損の有無から判定した。
○:コントラスト3以上、表面層破損なし
△:コントラスト2以上〜3未満、表面層破損なし
×:コントラスト2未満、表面破損なし
【0029】
多層シート透過性は、マクベス社分光光度計EYE7000を用い全光線透過率を測定した。
○:全光線透過率5%未満
△:全光線透過率5〜10%
×:全光線透過率10%を超える。
【0030】
レーザーマーキング印字部の表面層の損傷は、(株)キーエンス製の拡大顕微鏡VH5900を用いて観察した。
○:破損なし
△:一部破損
×:破損
【0031】
印字のコントラスト評価は、ミノルタ(株)社製の輝度計LS100 を用いて測定した。数値の大きいほどコントラストが高く、視認性が高い。本発明では、コントラストが3以上が合格である。
【0032】
実施例1〜3、比較例1〜7
実施例・比較例では、以下の原料を使用し、3層マルチダイ方式にて、溶融温度280℃で、各種の多層シートを作成した。結果を表1に示す。
【0033】
透明樹脂表層;
PC樹脂 出光石油化学工業(株) タフロンA2600
PET樹脂 イーストマンケミカル社 PETG6763
MMA樹脂 (株)クラレ パラペット SH−N
ABS樹脂 テクノポリマー(株) ABS 810
PP樹脂 日本ポリケム(株)ノバテック EG8
【0034】
内層;
PC樹脂−1:出光石油化学工業(株)製 A2600 100重量部に対し、カーボンブラック0.001重量部+着色剤酸化チタン4重量部
PC樹脂−2:出光石油化学工業(株)製 A2600 100重量部に対し、カーボンブラック0.001重量部+硫化亜鉛5重量部+着色剤酸化チタン6重量部
PC樹脂−3:出光石油化学工業(株)製 A2600 100重量部に対し、カーボンブラック0.001重量部+着色剤酸化チタン11重量部
PC樹脂−4:出光石油化学工業(株)製 A2600 100重量部に対し、着色剤酸化チタン11重量部
PBT樹脂−1:帝人(株)製 テイジンPBT C7000 100重量部に対し、カーボンブラック0.001重量部+着色剤酸化チタン11重量部
PBT樹脂−2:帝人(株)製 テイジンPBT C7000 100重量部に対し、カーボンブラック0.001重量部+マイカ5重量部+着色剤酸化チタン6重量部
ABS樹脂−1:テクノポリマー(株)製 ABS110 100重量部に対し、カーボンブラック0.0011重量部+硫化亜鉛5重量部+着色剤酸化チタン6重量部
【0035】
【表1】
【0036】
実施例1〜3は、本発明の多層シートであり、本発明の効果が得られている。これに対し、比較例1は、シートの透過性が劣る。比較例2は、エネルギー吸収効果が悪く、充分なコントラストが得られない。比較例3は、エネルギー吸収材が無いため、わずかに視認性がある程度である。比較例4は、比較例2と同様エネルギー吸収効果が悪く、充分なコントラストが得られない。比較例5は、表層がPET樹脂のため、マーキング時に表層が再結晶を起こし充分なコントラストが出ない。比較例6,7は、表層にPP樹脂およびABS樹脂を用いたが耐熱性が不足するためマーキング時の熱エネルギーにより表層破損の問題が発生する。
比較例8は、表層および内層にABS樹脂を用いたが、マーキング性、コントラスト、表層破損の問題があり当該用途には不適である。
【0037】
【発明の効果】
本発明によれば、プラスチック製多層シートに、外観の損傷がなく、コントラストが良好で、表面平滑性の優れたレーザーマーキングができるレーザーマーキング用多層シート(プラスチック多層シート成形体)を提供することができる。
Claims (6)
- 少なくとも表層および内層からなる多層シートであって、(A)ポリカーボネート(PC)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリシクロヘキサン1,4−ジメチルフタレート(PCT)、ポリメチルメタアクリレート(PMMA)から選ばれた透明の熱可塑性樹脂からなる表層と、(B)(b−1)ポリカーボネート(PC)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)から選ばれた熱可塑性樹脂100重量部に対し、(b−2)カーボンブラックを必須とし、これに金属酸化物、金属硫化物、炭酸塩および金属ケイ酸塩の群から選ばれた少なくとも1種を配合してなるレーザー光線を吸収するエネルギー吸収体0.01〜5.001重量部および(b−3)酸化チタン、亜鉛華、炭酸カルシウム、タルク、硫酸バリウム、リトポン、鉛白、黄鉛、チタンイエロー、ジンクイエロー、ベンガラ、鉛丹、群青、酸化クロム、コバルトブルー、コバルトバイオレット、酸化鉄、鉄黒から選ばれた無機顔料、不溶性アゾ系、溶性アゾレーキ系、染色レーキ系、スレン系、ニトロソ系、フタロシアニン系、ジオキサジン系から選ばれた有機顔料、ならびに、アゾ系、アンスラキノン系、スレン系、インジゴイド系、キノンイミン系、油溶性系、蛍光染料から選ばれた染料、以上から選ばれた着色剤0.5〜7重量部を含有する熱可塑性樹脂組成物からなる内層とを、溶融共押し出しにて形成した、レーザーマーキング用多層シート。
- (b−2)エネルギー吸収体が、(1)カーボンブラックと、(2)硫化亜鉛、ケイ酸マグネシウムまたは酸化チタンから選ばれる1種または2種以上を組み合わせてなり、その混合比率(1):(2)が、0.0009〜0.0012:0.8〜1.3である、請求項1記載のレーザーマーキング用多層シート。
- 厚みが0.2〜2mmである請求項1または2記載のレーザーマーキング用多層シート。
- 表層/内層からなり、シートの厚み構成比が1:9〜9:1である請求項1〜3いずれかに記載のレーザーマーキング用多層シート。
- 表層/内層/表層からなり、シートの厚み構成比が1:3:1〜1:8:1である請求項1〜3いずれかに記載のレーザーマーキング用多層シート。
- 請求項1〜5いずれか1項記載のレーザーマーキング用多層シートに、レーザー発振波長が532〜1,064nm、レーザー媒質がネオジウム変成イットリウム−四酸化バナジウムであり、レーザービームがシングルモードで、ビーム径が20〜40μmであるレーザーマーカーで照射して印字し、印字発色部と下地部のコントラストを3以上となす、レーザーマーキング方法。
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