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JP4367673B2 - 電気かみそり - Google Patents

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JP4367673B2
JP4367673B2 JP21801999A JP21801999A JP4367673B2 JP 4367673 B2 JP4367673 B2 JP 4367673B2 JP 21801999 A JP21801999 A JP 21801999A JP 21801999 A JP21801999 A JP 21801999A JP 4367673 B2 JP4367673 B2 JP 4367673B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、外刃ホルダーがかみそりヘッドに対して、揺動しながら内刃の外面を開放し、あるいは内刃に密着できるように連結してある電気かみそりに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の電気かみそりは、特開昭63−82694号公報に公知である。そこでは、本体ケースの左右両側に上下に出没するスライド枠を設け、片方のスライド枠で外刃ホルダーをヒンジを介して上下揺動可能に支持し、捻りコイルで開き揺動する向きに付勢している。一対のスライド枠はそれぞればねで上向きに突出付勢されており、本体ケース内へ退入した状態で待機保持されている。この状態でケース両側面のロック解除ボタンを押し込み操作すると、両スライド枠が上方へスライド変位して、外刃ホルダーを内刃と接当干渉しない位置まで押し上げる。さらに一方のスライド枠に設けた開放ボタンを押し込むと、外刃ホルダーはヒンジ中心の回りに上開らき揺動する。この状態で内刃を水洗い洗浄する。
【0003】
上記の電気かみそりにおいては、ヒンジ中心軸が本体ケースの一側にケース前後中心軸と平行に設けてあって、外刃ホルダーは本体ケースの一側方へ向かって開放揺動するが、ヒンジ中心軸をケース左右中心軸と平行に設けて、外刃ホルダーを前後方向へ開放揺動する電気かみそりが実開平4−108070号公報に公知である。但し、この電気かみそりは、外刃ホルダーの揺動先端側の内面にブラシが設けてあって、外刃ホルダーを揺動開閉することによって、内刃に付着した毛屑を清掃できるようにしたものでしかない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記の前者電気かみそりにおいては、外刃ホルダーを左右一対のスライド枠で支持するので、スライド枠やばね、およびヒンジ等の余分な部品が不可欠であり、その分だけ構造が複雑でコストが嵩む。外刃ホルダーを一側方へ開放揺動する形態を採るので、例えば首振り式の電気かみそりのように、外刃ホルダーの両側に首振りヘッドを支持する側枠が設けてあるような場合に、側枠が邪魔になって、外刃ホルダーを側方へ開放揺動できないことがあり、適用対象が限られる不利もある。
【0005】
この点、後者電気かみそりのように、外刃ホルダーを前後方向へ開放揺動すると、首振り式の電気かみそりに適用できる。しかし、外刃ホルダーがヒンジを介して前後揺動可能に支持してあるに過ぎないので、外刃ホルダーの揺動角度を大きくすることができないうえ、水洗いする場合には、外刃ホルダーが邪魔になるので、内刃に対して前面側から水を流し掛けねばならない不便がある。外刃ホルダーの形状や構造も特殊化せざるを得ない。
【0006】
この発明の目的は、外刃ホルダーがかみそりヘッドに対して連結されていて、必要時には外刃ホルダーを開放揺動して内刃の外面を大きく開放できるようにした電気かみそりを提供することにある。この発明の他の目的は、必要に応じて外刃ホルダーをかみそりヘッドから取り外すことができ、例えば外刃の交換や外刃の独立洗浄等を簡便に行える電気かみそりを提供することにある。この発明の他の目的は、開放揺動した外刃ホルダーへの流体の衝突衝撃によって、かみそりヘッドに断続的で不規則な衝撃を作用でき、これにより清掃時の洗浄効果を向上できる電気かみそりを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明の電気かみそりは、かみそりヘッド6に設けた外刃ホルダー25が、かみそりヘッド6の前後面のいずれか一方に設けた左右方向の軸線を中心にして、前後方向へ揺動可能に支持してある。外刃ホルダー25とかみそりヘッド6とは、これらのいずれか一方に設けた上下方向の溝41と、溝41に対して相対スライドする軸体42とを介して揺動可能に連結されていて、外刃ホルダー25が、かみそりヘッド6の装着部38に嵌着する使用位置と、装着部38から分離して上方へスライド変位した揺動待機位置と、軸体42を中心にして揺動されて内刃23の外面を開放する開放位置とに変位できる点に特徴を有する。
【0008】
かみそりヘッド6の装着部38と、外刃ホルダー25との間には、外刃ホルダー25を使用位置において係合保持するロック体51を設ける。
【0009】
溝41と軸体42とは相対スライド可能に、かつ相対回動可能に構成する。
【0010】
溝41の周壁の一部に軸体42の出入りを許す連結口43を設ける。
【0011】
かみそりヘッド6に溝41を画成する左右一対のガイド枠40を設け、外刃ホルダー25に左右一対の軸体42を設ける。
【0012】
開放位置における外刃ホルダー25は、使用位置における装着姿勢から反転している。
【0013】
かみそりヘッド6に、上下方向の溝41を設ける。使用位置と揺動待機位置との間の溝41の周壁に軸体42の出入りを許す連結口43を設ける。
【0014】
かみそりヘッド6に、上下方向の溝41を設ける。使用位置より下方の溝41の周壁に軸体42の出入りを許す連結口43を設ける。
【0015】
かみそりヘッド6が本体ケース1の側に設けた左右一対の側枠5で軸28を介して首振り自在に軸支されている電気かみそりにおいては、揺動待機位置における外刃ホルダー25の揺動中心を軸28より下方に配置する。
【0016】
溝41の溝幅を、連結口43の近傍において軸体42の径寸法より小さく設定する。
【0017】
開放揺動した外刃ホルダー25を受け止めて、外刃ホルダー25の自重による抜け外れを防ぐ突起53を、連結口43より上方に設ける。
【0018】
溝41の下端に軸体42の抜け出しを防ぐ保持部44を設ける。
【0019】
【作用および発明の効果】
外刃ホルダー25と、溝41と軸体42とを介してかみそりヘッド6に連結し、外刃ホルダー25を上方へスライドした後、反転状に開放揺動するので、内刃23の外面を大きく開放できる。従って、例えば水洗いする場合には前後面のいずれの側からでも流水を内刃23に流し掛けることができ、これにより内刃23やその周辺に付着した毛屑を隅々まで確実に洗い流すことができる。なお、内刃23等の清掃は、清掃用のブラシを用いて行うのはもちろん、圧縮空気を吹き付け、あるいは真空掃除器を用いて行うことができる。スライド枠を押し上げて外刃ホルダーを開放揺動する構造の従来の電気かみそりに比べて、部品点数を減らせる分だけ電気かみそりの製作コストを削減できる。
【0020】
外刃ホルダー25と装着部38との間に設けたロック体51は、かみそり使用時に外刃ホルダー25が内刃23から浮き離れる向きにスライド変位するのを阻止して、外刃ホルダー25を常に適正な使用位置に保持し続けるために設けてある。
【0021】
溝41と軸体42とを、相対スライド可能に、しかも相対回動可能に構成すると、任意のスライド位置において外刃ホルダー25がかみそりヘッド6に対して相対揺動できるので、開放揺動した外刃ホルダー25を自由揺動可能にぶらさげ支持できる。従って、流水を外刃ホルダー25に流し掛け、あるいは圧縮空気を吹き付けると、その接当衝撃作用によって外刃ホルダー25を断続的に、しかも不規則に揺振でき、このときの外刃ホルダー25の振動やかみそりヘッド6との接当衝撃によって、かみそりヘッド6や外刃ホルダー25の洗浄効果を向上できる。
【0022】
溝41の周壁の一部に設けた連結口43を介して、軸体42と溝41を係合連結する形態を採ると、外刃ホルダー25のかみそりヘッド6に対する着脱を容易に行えるので、かみそりヘッド6から分離した外刃ホルダー25のみを別途洗浄し、あるいは外刃26の交換作業を簡便に行える。例えば、外刃ホルダー25と、かみそりヘッド6から分離した内刃23とを、超音波洗浄器で洗浄するのに都合がよい。
【0023】
かみそりヘッド6の側に溝41を形成すると、溝41をかみそりヘッド6の構成部品と一体に成形できるので、部品数の増加を防止できるうえ、溝41を画成するガイド枠40の構造強度を増強できる。開放位置における外刃ホルダー25を、使用位置における装着姿勢を基準にして反転揺動させる電気かみそりにおいては、毛屑室37の前後面を全開放できるので、とくに、毛屑室37の内底や隅部に付着している毛屑や皮脂等をきれいに洗い流し、あるいは吹き飛ばし除去できる。また、図16に示すように反転揺動した外刃ホルダー25をスタンド代わりにして、水洗いした電気かみそりを乾燥させるのに都合がよい。
【0024】
連結口43を溝41の上下方向中途部に設ける連結構造によれば、使用位置にある外刃ホルダー25を上下スライド操作し、開放揺動した後、その状態のままで下方スライド操作しない限りは、溝41と軸体42を分離できない。つまり、使用者の明確な意図がない限りは、外刃ホルダー25をかみそりヘッド6から取り外すことができない。連結口43を使用位置より下方に設ける場合にも、同様に一連の操作手順を経てからでないと、外刃ホルダー25を取り外すことはできない。
【0025】
前後に揺動開閉する外刃ホルダー25は、首振り型の電気かみそりにも支障なく適用できる。このとき、外刃ホルダー25の揺動中心を、かみそりヘッド6の首振り中心となる軸28より下方に配置すると、かみそりヘッド6および外刃ホルダー25の重力モーメントと、外刃ホルダー25に作用する流水の落下モーメントとによって、水洗い時のかみそりヘッド6を図14に示すように常に一定方向へ傾動させて、毛屑室37の内底面を流水の落下方向に対して傾斜させ、そこに流水を直接衝突させることができる。従って、落ちにくい皮脂塊等が毛屑室37の底面等に付着しているような場合にも、確実かつ容易に洗い流すことができる。
【0026】
溝41の溝幅を連結口43の近傍において軸体42の径寸法より小さく設定するのは、開放揺動した外刃ホルダー25が、清掃時等に遊動して連結口43から抜け出るのを防止し、使用者の明確な意図がない限りは、外刃ホルダー25をかみそりヘッド6から取り外せないようにするためである。
【0027】
連結口43より上方に突起53を設けるのも、上記と同様に外刃ホルダー25の自重による抜け外れを防ぐためである。なお、この場合の突起53は、先に説明したロック体51で兼用することができる。
【0028】
溝41の下端に設けた保持部44は、外刃ホルダー25を装着部38に嵌着した使用位置において、外刃ホルダー25に設けた軸体42が前後方向へ遊動しようとするのを阻止して、外刃ホルダー25を適正な装着状態に安定して維持できる。
【0029】
【実施例】
図1ないし図16にこの発明を適用した水洗い式の電気かみそりを示す。この電気かみそりはかみそりヘッドが前後揺動自在に軸支された、首振り型の電気かみそりからなる。図2ないし図7において、電気かみそりは、下向きに開口する異形筒形の本体ケース1と、その内部に下面側から差し込み装填される電装品ユニット2、および底ケース3と、本体ケース1の上面に固定されるヘッドフレーム4と、ヘッドフレーム4の左右一対の側枠5・5で前後揺動自在に、つまり首振り自在に支持されたかみそりヘッド6などを主な構成部材にして構成してある。ヘッドフレーム4と電装品ユニット2とを、本体ケース1の上壁を間にしてビス7で締結し、さらに、底ケース3と電装品ユニット2とをビス8で締結し、これらの締結部をオイルリングやパッキンでシールすることにより、本体ケース1内への水の浸入を阻止し、かみそりヘッド6の水洗いを可能としている、なお、電装品ユニット2は、プラスチック成形されたユニットベース11にモータ9、二次電池10、回路基板などを組み付け、回路基板上にモータ起動用のスイッチ等を配置してなる。図7において符号19は、外刃ホルダー25用のキャップである。
【0030】
本体ケース1の前面にはモータ起動用のスイッチノブ13を設ける。ヘッドフレーム4の後にはきわぞり刃ユニット14を配置し、このユニット14を起伏操作するスライドノブ15を本体ケース1の後面に設けている。モータ動力は、モータ9の出力軸に固定した偏心カム16と、偏心カム16でそれぞれ往復駆動されるきわぞり系の振動子17、および内刃系の振動子18を介して、きわぞり刃ユニット14、および内刃23に伝動される。
【0031】
図8ないし図10においてかみそりヘッド6は、逆門形のフレーム20と、フレーム20にビス止めされる蓋体21とを取付基体にして、フレーム20と蓋体21で囲まれる室内に内刃用の振動子18と、外刃ホルダー25用のロック機構とを組み込み、蓋体21の上面に突出する前後一対の駆動軸22に、それぞれ内刃23を分離可能に圧嵌装着している。前後一対の駆動軸22には、これらと同行移動する駆動ピース24が外嵌固定してある。フレーム20に嵌着される外刃ホルダー25に、先の内刃23に対応する前後一対の外刃26と、先の駆動ピース24で往復駆動されるセンタートリマ27とが設けてある。フレーム20の左右一対の側壁の外面に固定した軸28を、ヘッドフレーム4で軸支することにより、かみそりヘッド6の全体が前後方向へ首振り揺動できる。首振り時の動力伝動を可能とするために、先の振動子18の受動溝は、部分円弧状に湾曲形成してある(図10参照)。
【0032】
かみそりヘッド6を首振り不能にロックするために、図8に示すようにヘッドフレーム4の一側に上下スライドするロックノブ30とロック棒31とを設け、ロック棒31が上方スライドしてフレーム20のロック凹部32と係合する状態において、かみそりヘッド6をロック固定できるようにしている。
【0033】
外刃ホルダー25は、前後壁と左右側壁とを有する上下面が開口するホルダー枠35を有し、その内面の前後中央に、先のセンタートリマ27と、補強枠36を装着し、ホルダー枠35の前後壁と補強枠36とで、前後の外刃26を断面アーチ形に保形保持している。外刃ホルダー25をかみそりヘッド6に嵌着した状態において、その前後壁がフレーム20の前後面に設けた段状の装着部38に外嵌して前後遊動不能に受け止められ、さらにその左右側壁がフレーム20の側壁内面で左右遊動不能に受け止められている。この状態の外刃ホルダー25とフレーム20との間に、内刃23で切断された毛屑を収容する毛屑室37が区画される(図10参照)。
【0034】
外刃ホルダー25は、かみそりヘッド6に対して、前後方向へ開放揺動可能に連結されていて、水洗い時に内刃23の外面を大きく開放できるようになっている。そのために、図11に示すように蓋体21の後面両側に左右一対のガイド枠40を一体に成形し、ガイド枠40で区画した上下に長い溝41で、ホルダー枠35の後壁の下端両側に突設した軸体42を上下スライド自在に案内支持している。図1においてガイド枠40の下端寄りには、軸体42の出し入れを許す連結口43を設け、この連結口43より下側の枠部分を保持部44としている。なお、連結口43の上下隙間は、軸体42の直径寸法より僅かに小さく設定してある。
【0035】
上記のように、ホルダー枠35に設けた軸体42を溝41でスライド案内することにより、外刃ホルダー25は、そのホルダー枠35が装着部38に嵌着され、同時に外刃26が内刃23に密接する使用位置(図10の状態)と、外刃ホルダー25の全体が上方スライドして、装着部38および内刃23から分離した揺動待機位置(図1に示す状態)と、外刃ホルダー25が軸体42を中心にしてかみそり後面側へ反転揺動して内刃23および毛屑室37の前後面を完全に開放する開放位置(図14に示す状態)とに変位できる。外刃ホルダー25を、一旦揺動待機位置まで上方スライドさせるのは、その開放揺動時に、ホルダー枠35が内刃23と接当干渉するのを避け、さらにセンタートリマ27と駆動ピース24を分離するためである。
【0036】
装着部38に嵌着した外刃ホルダー25をロック保持するために、図12に示すロック機構を設けている。ロック機構は、ヘッドフレーム4の一方の側枠5に装着したロック解除用のボタン46と、フレーム20内に組み込まれたロックピース47および左右一対の圧縮コイル形のばね48とホルダー枠35の前後壁の内面に設けた係合凹部49などで構成する。図6においてロックピース47は、前後中央に設けた横長棒状の芯軸50と、装着部38の前後壁から外面に突出する左右一対ずつのロック体51と、芯軸50とロック体51とを繋ぐ4個のヒンジ部52とを一体に形成したプラスチック成形品からなり、前後で対を為すロック体51・51の間にばね48を介装して、各ロック体51・51を前方および後方へ向かって進出付勢する。芯軸50の一端は、フレーム20の一側壁でスライド自在に案内支持されて、その軸端がボタン46に臨んでいる。従って、ボタン46を押し込み操作すると、芯軸50が図12において中右方へ移動して、各ロック体51をばね48の付勢力に抗しながらフレーム内方へ退入操作し、係合凹部49との係合状態を解除する。
【0037】
上記のように構成した電気かみそりは、図14および図15に示すようにして水洗い洗浄する。洗浄前に、ボタン46を押し込んでロック体51と係合凹部49の係合状態を解除する。このロック解除操作によって、外刃ホルダー25の全体が内刃23を押し上げ付勢するばねで、数mm上方変位される。この状態のまま、外刃ホルダー25を溝41に沿って揺動待機位置まで上方スライドすると、軸体42が溝41の上端で受け止められるので、引き続き外刃ホルダー25をかみそり後方へ反転状に揺動操作することにより、内刃23の前後面を開放できる。
【0038】
開放された内刃23や毛屑室37に流水を流し掛けることにより、これらに付着した毛屑や皮脂をきれいに洗い流すことができる。このとき、外刃ホルダー25の軸体42は、かみそりヘッド6の軸28の位置より下方に位置しているので、かみそりヘッド6は、自重と外刃ホルダー25との重力モーメントによって毛屑室37の内底面がやや上向きになるように傾斜する。従って、とくにかみそりヘッド6を傾ける必要もなく、流水を先の内底面やその隅部に直接衝突させることができる。また、流水を反転した外刃ホルダー25の内面に流し掛けることにより、外刃ホルダー25を断続的にしかも不規則に振動させ、あるいはホルダー枠35をフレーム20に衝突させることができ、これらの振動や衝突時の衝撃力によって、かみそりヘッド6の全体をがた付かせて、内刃23や毛屑室37に付着した皮脂塊や毛屑を振るい落とすことができる。
【0039】
かみそり後面側から水を流し掛ける場合には、図15に示すように、外刃ホルダー25を指先で押え保持したうえで、必要個所に流水を流し掛ける。必要があれば、外刃ホルダー25の軸体42を連結口43から抜き出してかみそりヘッド6から分離し、外刃ホルダー25のみを別途洗浄してもよい。洗浄し終わった電気かみそりは、図16に示すように反転揺動した外刃ホルダー25をスタンドにして放置することにより、かみそりヘッド6や外刃ホルダー25等に付着した水滴を効果的に乾燥できる。
【0040】
ロック体51は、揺動待機位置において開放揺動した外刃ホルダー25が、自重で溝41に沿ってスライドし、連結口43から抜け落ちてしまうのを防ぐための突起53を兼ねている(図11参照)。この突起53(ロック体51)との接当干渉を避けて、外刃ホルダー25を支障なく抜き出し操作するために、係合凹部49の下方に逃げ溝54を形成している(図1参照)。すなわち、外刃ホルダー25の開放角度(図1点線の外刃ホルダー25の開放角度のままスライドした場合)によっては、突起53により、接当干渉しスライド規制されるが、突起53の接当位置で、意図的に角度を起こせば干渉を避けることができ、スムーズに下方にスライドが可能となり、外刃ホルダー25を脱することができる。もちろん突起53はロック体51を兼用し、退入可能に設けられているので、外刃ホルダー25を強引に強く押し下げれば、どの角度でも下方スライドはできる。外刃ホルダー25を装着部38に嵌着した状態においては、図10に示すように軸体42がガイド枠40の下端の保持部44で受け止め保持される。従って、落下衝撃等によってホルダー枠35に外力が作用するような場合にも、その前後壁が装着部38から離れる向きに遊動するのを防いで、外刃ホルダー25を適正な装着状態に維持し続けることができる。
【0041】
次に外刃ホルダー25とかみそりヘッド6の連結構造を変更した別の実施例を示す。図17においては、溝41の全長を使用位置における軸体42の位置より下方へ延長し、使用位置より下方の溝41の周壁に連結口43を設けた。さらに、開放揺動した外刃ホルダー25が自重で連結口43から抜け出てしまうのを防ぐために、ガイド枠40を連結口43の近傍において溝内方へ屈曲させて、その部分における溝41の溝幅を軸体42の径寸法より小さく設定した。外刃ホルダー25を完全に脱する場合は、ガイド枠40の弾性圧に抗して軸体42を下方に押し下げ、連結口43から抜き出す。
【0042】
図18においては、ホルダー枠35の側に一対のスライド腕56を突設し、両腕56の対向面のそれぞれに溝41を凹み形成した。これに対応して、フレーム20の側に左右一対のブラケット57を突設し、各ブラケット57の外側面に溝41をスライド案内する軸体42を突設した。このように、溝41と軸体42とは、かみそりヘッド6と外刃ホルダー25のいずれの側に設けることができる。この場合は、一対のスライド腕56を左右外方向へ弾性変形させて、溝41を軸体42に係合できる。つまり連結口43は省略することができる。
【0043】
溝41と軸体42とはかみそりヘッド6の側にまとめて設けることができる。例えば、図19に示すように、軸体42を溝41で上下スライドは可能に、しかし抜け外れは不能にスライド案内しておき、溝外に突出する軸体42に外刃ホルダー25を連結する。
【0044】
図20に示すように、連結口43はガイド枠40の上部前面側に形成することができる。この場合には、連結口43が後面側にないので、開放した状態の洗浄時、外刃ホルダー25の自重による外れを可及的に防止できる。
【0045】
上記の実施例以外に、この発明は首振り型ではない通常形態の電気かみそりや、内刃が横軸回りに回転支持してあるロータリー式の電気かみそりに適用できる。また、センタートリマを備えていない電気かみそりや、内刃23が一個だけ設けてある電気かみそりにも、等しく適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】かみそりヘッドの縦断側面図である。
【図2】電気かみそりの斜視図である。
【図3】本体ケースの分解斜視図である。
【図4】電装品ユニットの斜視図である。
【図5】内刃およびきわぞり刃の駆動構造を示す斜視図である。
【図6】かみそりヘッドの分解斜視図である。
【図7】電気かみそりの分解断面図である。
【図8】図10におけるA−A線断面図である。
【図9】図10におけるB−A線断面図である。
【図10】図8におけるC−C線断面図である。
【図11】外刃ホルダーを分解した電気かみそりの背面図である。
【図12】図8におけるD−D線断面図である。
【図13】図8におけるE−E線断面図である。
【図14】水洗い状態を示す側面図である。
【図15】別の水洗い状態を示す側面図である。
【図16】乾燥状態を示す側面図である。
【図17】溝の別の実施例を示す側面図である。
【図18】外刃ホルダの連結構造の別の実施例を示す背面図である。
【図19】外刃ホルダの連結構造のさらに別の実施例を示す一部破断背面図である。
【図20】溝のさらに別の実施例を示す側面図である。
【符号の説明】
6 かみそりヘッド
23 内刃
25 外刃ホルダー
38 装着部
41 溝
42 軸体

Claims (12)

  1. かみそりヘッド(6)に設けた外刃ホルダー(25)が、かみそりヘッド(6)の前後面のいずれか一方に設けた左右方向の軸線を中心にして、前後方向へ揺動可能に支持してある電気かみそりであって、
    外刃ホルダー(25)とかみそりヘッド(6)とは、これらのいずれか一方に設けた上下方向の溝(41)と、溝(41)に対して相対スライドする軸体(42)とを介して揺動可能に連結されており、
    外刃ホルダー(25)が、かみそりヘッド(6)の装着部(38)に嵌着する使用位置と、装着部(38)から分離して上方へスライド変位した揺動待機位置と、軸体(42)を中心にして揺動されて内刃(23)の外面を開放する開放位置とに変位できる電気かみそり。
  2. かみそりヘッド(6)の装着部(38)と、外刃ホルダー(25)との間に、外刃ホルダー(25)を使用位置において係合保持するロック体(51)が設けてある請求項1記載の電気かみそり。
  3. 溝(41)と軸体(42)とが相対スライド可能に、かつ相対回動可能に構成してある請求項1または2記載の電気かみそり。
  4. 溝(41)の周壁の一部に軸体(42)の出入りを許す連結口(43)が設けてある請求項1、2または3記載の電気かみそり。
  5. かみそりヘッド(6)に溝(41)を画成する左右一対のガイド枠(40)が設けられ、外刃ホルダー(25)に左右一対の軸体(42)が設けてある請求項1、2、3または4記載の電気かみそり。
  6. 開放位置における外刃ホルダー(25)が、使用位置における装着姿勢から反転している請求項1、2、3、4または5記載の電気かみそり。
  7. かみそりヘッド(6)には、上下方向の溝(41)が設けられており、
    使用位置と揺動待機位置との間の溝(41)の周壁に軸体(42)の出入りを許す連結口(43)が設けてある請求項1、2、3、4、5または6記載の電気かみそり。
  8. かみそりヘッド(6)には、上下方向の溝(41)が設けられており、
    使用位置より下方の溝(41)の周壁に軸体(42)の出入りを許す連結口(43)が設けてある請求項1、2、3、4、5または6記載の電気かみそり。
  9. かみそりヘッド(6)が本体ケース(1)の側に設けた左右一対の側枠(5)で軸(28)を介して首振り自在に軸支されており、
    揺動待機位置における外刃ホルダー(25)の揺動中心が軸(28)より下方に配置してある請求項1、2、3、4、5、6または7記載の電気かみそり。
  10. 溝(41)の溝幅が、連結口(43)の近傍において軸体(42)の径寸法より小さく設定してある請求項4または7記載の電気かみそり。
  11. 開放揺動した外刃ホルダー(25)を受け止めて、外刃ホルダー(25)の自重による抜け外れを防ぐ突起(53)が、連結口(43)より上方に設けてある請求項4、7または10記載の電気かみそり。
  12. 溝(41)の下端に軸体(42)の抜け出しを防ぐ保持部(44)が設けてある請求項5、6、7、9、10または11記載の電気かみそり。
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