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JP4236893B2 - 菌計数方法および菌計数装置 - Google Patents

菌計数方法および菌計数装置 Download PDF

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JP4236893B2
JP4236893B2 JP2002292606A JP2002292606A JP4236893B2 JP 4236893 B2 JP4236893 B2 JP 4236893B2 JP 2002292606 A JP2002292606 A JP 2002292606A JP 2002292606 A JP2002292606 A JP 2002292606A JP 4236893 B2 JP4236893 B2 JP 4236893B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、フローサイトメトリを用いる菌計数方法およびその方法を実現するための装置に関し、より詳細には、蛍光色素を用いて死菌と生菌を分類計数する菌計数方法およびその方法を実現するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
生体中または食品中に細菌が存在するかどうかを検査するために、生体または食品由来の試料中に含まれる細菌の数を計数することが、臨床検査や食品衛生検査の分野で行われている。従来の計数方法としては、培養法、ATP測定法および蛍光測定法がある。
培養法とは、試料を寒天培地に塗布し、18〜24時間培養の後、形成されたコロニー数を数えることによる細菌計数方法である。または試料を液体培地に塗布し、培養後、懸濁の有無により、細菌の増殖の有無を判断することもできる。
ATP測定法とは、細菌の活動を示すATPを試料から抽出し、ATPと反応する発光試薬を添加し、該発光試薬が発する光の強度を検出することにより、細菌の数を計数する方法である。
蛍光測定法とは、生菌染色用の蛍光色素と死菌染色用の蛍光色素を併用し、試料を染色し、フローサイトメータや蛍光顕微鏡で生菌および死菌をそれぞれ検出および計数する方法である。
【0003】
しかし従来の方法では、以下のような様々な問題点がある。例えば培養法は、基本的に手作業で行う方法であり、操作が煩雑である。さらに培養に長時間がかかるので、細菌の計数までに時間がかかる。また、培養可能な生菌のみしか計数できない。
ATP測定法は、ATP抽出処理などの前処理が煩雑である。さらに細菌を直接計数するわけではなく、発光試薬が発する発光の強度からATP濃度、ついで細菌数へ換算するため、換算誤差が生じる可能性がある。また、ATPを産生している生菌のみしか計数できない。
蛍光測定法は、生菌および死菌それぞれを検出するために検出波長の大きく異なる色素を二種類要する。したがって、生菌および死菌を計数するためには、同一試料について色素に応じて異なる検出装置を用いて測定する必要があり、測定装置の構成が複雑かつ操作が煩雑になる。
以上のように、従来の方法では、生菌のみしか計数できず、かつ操作が煩雑であるか、生菌と死菌のそれぞれを計数できるが複雑な測定装置を必要とする、といった問題点が主に存在していた。
【0004】
ところで、菌を含む試料中に抗生物質を添加し、その殺菌効果を調べるために菌数の変化を経時的に観察する場合には、生菌数だけではなく、死菌数も併せて得ることが望まれる。また、試料中に菌の存在が予め確認されている場合に、菌が生きていれば培養検査を行って菌数を計数する必要があるが、死んでいるときには培養検査は不要であるので、その菌の培養検査が必要か否か判定するためには、試料中の生菌数を得ることが望まれる。
【0005】
一方、特開2001-258590号には、pH約2.0〜4.5において、細菌を含む試料にカチオン性界面活性剤を作用させて、さらに色素を作用させて細菌を染色する方法が開示されているが、生菌数および死菌数それぞれを得ることについては報告されていない。
したがって、生菌数および死菌数を得ることができる、簡便な方法が求められていた。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−258590号公報
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、試料を、pH .5〜4.5においてポリメチン系色素で生菌と死菌との間に蛍光強度の差異を生じさせて染色し、測定用試料を調製する工程、
調製した測定用試料をフローサイトメータに導入して、光を照射して、測定用試料中の各菌が発する蛍光を検出する工程、
定用試料中の各菌から検出した蛍光に基づき、生菌と死菌を分類計数する工程とからなる菌計数方法が提供される。
本発明によれば、試料を、pH .5〜4.5においてポリメチン系色素で生菌と死菌との間に蛍光強度の差異を生じさせて染色し、測定用試料を調製する工程、
調製した測定用試料をフローサイトメータに導入して、光を照射して、測定用試料中の各菌が発する散乱光と蛍光を検出する工程、
定用試料中の各菌から検出した散乱光と蛍光に基づき、生菌と死菌を分類計数する工程とからなる菌計数方法が提供される。
【0008】
本発明によれば、さらに、2分割した試料の一方を、pH2.5〜4.5において第1のポリメチン系色素で生菌と死菌との間に蛍光強度の差異を生じさせて染色し、第1の測定用試料を調製する工程、
前記2分割した試料の他方を、pH .5〜4.5において第2のポリメチン系色素と界面活性剤とで処理して総菌を染色し、第2の測定用試料を調製する工程、
調製した第1および第2の各測定用試料を任意の順序でフローサイトメータに導入して、光を照射して、各測定用試料中の各菌が発する散乱光と蛍光を検出する工程、
第1の測定用試料中の各菌から検出した散乱光と蛍光に基づき、第1の測定用試料に関し死菌を分類計数する工程、
第2の測定用試料中の各菌から検出した散乱光と蛍光に基づき、第2の測定用試料に関し総菌を分類計数する工程、
第2の測定用試料から得られた総菌数と、第1の測定用試料から得られた死菌数に基づき、生菌数を算出する工程とからなる菌計数方法が提供される。
【0009】
さらに本発明によれば、試料をpH2.5〜4.5においてポリメチン系色素と反応させ、生菌と死菌との間に蛍光強度の差異を生じさせた測定用試料を調製するための測定用試料調製部、
測定用試料調製部で調製した測定用試料に光を照射して、測定用試料中の各菌が発する蛍光を検出する検出部、
検出部により各菌から得られた蛍光に基づき、生菌と死菌を分類計数する解析部とからなる菌計数装置が提供される。
さらに本発明によれば、試料をpH2.5〜4.5においてポリメチン系色素と反応させ、生菌と死菌との間に蛍光強度の差異を生じさせた測定用試料を調製するための測定用試料調製部、
測定用試料調製部で調製した測定用試料に光を照射して、測定用試料中の各菌が発する散乱光と蛍光を検出する検出部、
検出部により各菌から得られた散乱光と蛍光に基づき、生菌と死菌を分類計数する解析部とからなる菌計数装置も提供される。
【0010】
さらに本発明によれば、試料を2つに分取し供給する試料供給手段を備え、分取した一方の試料をpH2.5〜4.5において第1のポリメチン系色素と反応させ生菌と死菌との間に蛍光強度の差異を生じさせた第1の測定用試料を調製し、分取した他方の試料をpH2.5〜4.5において第2のポリメチン系色素と界面活性剤と反応させて総菌を染色した第2の測定用試料を調製するための測定用試料調製部、
測定用試料調製部で調製した各測定用試料に、光を照射して、試料中の各菌が発する散乱光と蛍光を検出する検出部、
第1の測定用試料中の各菌から得られた散乱光と蛍光に基づき、第1の測定用試料に関し死菌を分類計数し、第2の測定用試料中の各菌から得られた散乱光と蛍光に基づき、第2の測定用試料に関し総菌を分類計数し、第2の測定用試料から得られた総菌数と、第1の測定用試料から得られた死菌数に基づき、試料中の生菌数を算出する解析部とからなる菌計数装置も提供される。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明でいう試料は、細菌の有無あるいは、細菌が含まれている場合にはその数を計数するためのものであり、例えば、尿試料、血液、髄液などの臨床試料もしくは食品や水、飲料水等またはそれらの培養物のすべてに適用することができる。ここで、細菌とは、E.coli、S.aureus、E.faecalis、S.marcescens、P.aeruginosa等の人体または環境に影響を与えるもの全てが挙げられる。
【0012】
試料を蛍光色素で処理する際にpHを約2.0〜4.5に維持するために、酸あるいはpH約2.0〜4.5の領域の緩衝溶液を使用することができる。酸としては、クエン酸、リン酸、フタル酸、コハク酸及びフマル酸などを用いることができる。使用量は、前記pH範囲を維持できる量であればよく、10〜500mMの範囲の濃度が好ましい。pH約2.0〜4.5の領域の緩衝溶液としては、所望のpHのブリトン−ロビンソン(Britton-Robinson)の緩衝液、クラーク−ルーブズ(Clark-Lubs)の緩衝液、コルトフ(Kolthoff)の緩衝液、マッキルベイン(McIlvaine)の緩衝液、ミカエリス(Michaelis)の緩衝液、セーレンセン(Sorensen)の緩衝液等を用いることができる。なお、上記pHにおいては、中性やアルカリ性に比べ、細菌以外のものに対する非特異的な染色を抑えることができる。
【0013】
第1の蛍光色素は、生菌と死菌との間に蛍光強度の差異を生じさせるものであり、酸性域で死菌を染色できるものが好ましい。なかでもポリメチン系色素が好ましく、例えば、以下の(1)〜(11)の色素が使用できる。
(1)チアゾールオレンジ、
(2)
【化1】
Figure 0004236893
【0014】
(3)
【化2】
Figure 0004236893
【0015】
(4)
【化3】
Figure 0004236893
【0016】
(5)
【化4】
Figure 0004236893
【0017】
(6)
【化5】
Figure 0004236893
【0018】
(7)
【化6】
Figure 0004236893
【0019】
(8)
【化7】
Figure 0004236893
【0020】
(9)
【化8】
Figure 0004236893
【0021】
(10)以下の一般式で表される化合物:
【化9】
Figure 0004236893
(式中、R1は水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基;R2及びR3は水素原子、炭素数1〜3のアルキル基又は炭素数1〜3のアルコキシ基;R4は水素原子、アシル基又は炭素数1〜3のアルキル基;R5は水素原子、置換されていてもよい炭素数1〜3のアルキル基;Zは硫黄原子、酸素原子又は炭素数1〜3のアルキル基で置換された炭素原子;nは1又は2;X-はアニオンである)
【0022】
(11)以下の一般式で表される化合物:
【化10】
Figure 0004236893
(式中、R6は水素原子又は炭素数1〜18のアルキル基;R7びR8は水素原子、炭素数1〜3のアルキル基又は炭素数1〜3のアルコキシ基;R9は水素原子、アシル基、又は炭素数1〜18のアルキル基;Zは硫黄、酸素あるいは炭素数1〜3のアルキル基を有する炭素であり;nは0、1又は2であり;X-はアニオンである)。
【0023】
炭素数1〜3のアルキル基としては、メチル、エチル、プロピル等が挙げられる。炭素数1〜18のアルキル基としては、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、オクチル、ドデシル、テトラデシル等が挙げられる。
炭素数1〜3のアルコキシ基としては、メトキシ、エトキシ、プロポキシ等が挙げられる。
アシル基としては、ホルミル、アセチル、プロピオニル、ブチリル等のような炭素数1〜4のアルカノイルや、アクリロイル、プロピオロイル、オレオイル等のような炭素数3〜18のアルケノイルや、ベンゾイル、トルオイル、キシロイル、ナフトイル等のような炭素数7〜11のアロイル等が挙げられる。
アニオンとしては、フッ素、臭素、ヨウ素、塩素等のようなハロゲンのイオン、ClO4 -、BF4 -等が挙げられる。
【0024】
これらの色素のうち、(1)は市販品を入手可能であり、(2)、(3)は日本感光色素研究所(株)より入手可能であり、(5)〜(9)は、モレキュラープローブス社(Molecular Probes,Inc.)より入手可能である。また、(10)は、特開平9−104683号に、(11)は、特開平10−319010号に記載されている製造方法により製造することができる。
【0025】
なお、(10)の一般式で示される色素のうち、特に、次の色素;
【化11】
Figure 0004236893
が好適である。
第1の蛍光色素の濃度については、色素の種類によって好適な濃度は異なるが、例えば、0.1〜100ppm(最終濃度)の範囲が好ましい。
【0026】
試料と第1の蛍光色素等との処理は、試料と色素と緩衝剤とを混合することで実施できる。混合する際には、必要に応じて、試料、色素および緩衝剤に溶媒を加えて、所望の濃度に希釈または溶解してもよい。また、試料、色素および緩衝剤の1以上は、それぞれ単独に溶媒を加えて希釈、溶解または懸濁された溶液を調製し、該溶液を混合することにより混合してもよい。溶媒としては、水、またはメタノール、エタノールやエチレングリコールなどの水溶性有機溶媒を用いることができる。試料が尿である場合、一部の細菌が産生する亜硝酸の影響により蛍光色素での染色が阻害されることがある。そのような亜硝酸の影響を除去するために、試料と第1の蛍光色素等との処理において亜硝酸還元剤を添加してもよい。亜硝酸還元剤としてはアミド硫酸を用いることができる。
試料と第1の蛍光色素等との処理を行う際の温度および時間は特に限定されないが、温度は約35〜50℃、時間は10〜30秒程度が好ましい。このような処理により、第1の測定用試料が調製される。
【0027】
調製された第1の測定用試料は、フローサイトメ−タに導入され、測定用試料中の蛍光色素で染色された菌の一つ一つに光を照射し、該細胞から発せられる散乱光や蛍光といった光学的情報を検出する。散乱光としては、側方散乱光、前方散乱光などが挙げられる。蛍光としては、側方蛍光、前方蛍光などが挙げられる。
【0028】
得られた光学的情報を用いて、死菌と生菌とを分類計数する。生菌は死菌に比べ細部膜(細胞壁)の作用により菌内部の物質が蛍光染色されにくい。このことを利用し、本発明では死菌は十分に蛍光染色され、一方、生菌は死菌に比べ弱く蛍光染色されるか、又は実質的に蛍光染色されない条件において、第1の蛍光色素による試料の処理を行う。このようにして、生菌と死菌との間で染色度合いに差をつけ、各菌から検出される蛍光の強度に関して差異が生じるようにする。
【0029】
生菌と死菌との間で蛍光強度に差異が生じると、図1に示すように、検出される蛍光強度の低い生菌と、検出される蛍光強度が高い死菌とが明確に分離して検出される。このような場合、蛍光強度のみに基づき、生菌と死菌とを分類計数することができる。蛍光強度に関して、生菌が発する蛍光強度よりも高く、死菌が発する蛍光強度よりも低い値に閾値を設定すれば、この閾値より低い蛍光強度を有する菌を生菌、この閾値よりも高い蛍光強度を有する菌を死菌として分類し、計数することができる。
【0030】
また、前方散乱光強度と蛍光強度とを組み合わせて生菌と死菌とを分類計数してもよい。この方法は、蛍光強度だけでは生菌と死菌とを十分に分類することが困難な場合に有用である。図1に示すように、前方散乱光強度と蛍光強度とを各軸にとったスキャッタグラムを作成すれば、スキャッタグラム上に出現した生菌、死菌の各集団を囲むようにゲーティング(領域の設定)することで、各領域内の細菌を計数して生菌数及び死菌数を得ることができる。
【0031】
また、本発明においては、用いる試料の種類、試料に含まれる細菌の種類等により、上述の方法に加えて、同じ試料の一部を第2の蛍光色素等で処理し、総菌を算出することにより、以下に示すようにより高精度に細菌数を分類および計数することができる。
第2の蛍光色素等で処理される試料は、予め2分割され、一方を第1の蛍光色素での上述のような処理に、他方を第2の蛍光色素等での処理に用いるのが好ましい。
【0032】
第2の蛍光色素は、前述の第1の蛍光色素として挙げられているものから、選択することができる。使用濃度も、第1の蛍光色素と同様のものが好ましい。第1の蛍光色素と第2の蛍光色素の検出波長は、同じ検出装置を用いて検出可能なものが好ましく、特に、第2の蛍光色素と、第1の蛍光色素は同一であることが好ましい。
第2の蛍光色素で処理する際には界面活性剤を必須成分として用いる。界面活性剤としては、例えば、カチオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン界面活性剤等が挙げられる。界面活性剤は細菌の細胞膜(細胞壁)を損傷させ、蛍光色素が細菌内へ効率よく入りこむことができるようにし、従って総ての細菌を染色することができる。なかでもカチオン界面活性剤は、細菌を効率よく染色可能であるので好ましい。さらにカチオン性界面活性剤は、試料中に存在する粘液糸、赤血球、細胞破片等を溶解および収縮することができ、それらにより細菌計数が妨害されることを防止する効果が大きいため、好ましい。
【0033】
カチオン界面活性剤としては特に限定されないが、例えば、以下の式で示される第四級アンモニウム塩が挙げられる。
【化12】
Figure 0004236893
(式中、R10は炭素数6〜18のアルキル基又は(C65)−CH2−;R11、R12及びR13は同一又は異なって、炭素数1〜3のアルキル基またはベンジル基;Y-はハロゲンイオンである)。
【0034】
炭素数1〜3のアルキル基としては、メチル、エチル、プロピル等が挙げられる。炭素数6〜18のアルキル基としては、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、デシル、ドデシル、テトラデシル等が挙げられる。ハロゲンとしては、フッ素、臭素、ヨウ素、塩素が挙げられる。
具体的には、ヘキシルトリメチルアンモニウム塩、オクチルトリメチルアンモニウム塩、デシルトリメチルアンモニウム塩、ドデシルトリメチルアンモニウム塩、テトラデシルトリメチルアンモニウム塩、ヘキサデシルトリメチルアンモニウム塩、オクタデシルトリメチルアンモニウム塩、ベンジルトリメチルアンモニウム塩が好適に用いられる。
【0035】
また、カチオン界面活性剤の別の例として、ピリジニウム塩が挙げられる。
[(C55)N+−(CH2)n−CH3]Y-
(式中、nは7〜17、Y-はハロゲンイオンである)。
具体的には、オクチルピリジニウム塩、デシルピリジニウム塩、ドデシルトリメチルピリジニウム塩、テトラデシルトリメチルピリジニウム塩、ヘキサデシルトリメチルピリジニウム塩等が好適に使用される。
カチオン界面活性剤の濃度は種類によって異なるが、例えば最終濃度10〜50000mg/ml、好ましくは100〜3000mg/mlの範囲で用いることができる。
【0036】
アニオン界面活性剤は、特に限定されないが、例えば、N−アシルアミノ酢酸塩としてラウロイルサルコシン酸塩、ミリストイルサルコシン酸塩、オレイルサルコシン酸塩、オレイン酸塩等が好適に用いられる。
アニオン界面活性剤の濃度は種類によって異なるが、例えば最終濃度0.1mg/ml〜10mg/ml、好ましくは0.5mg/ml〜5mg/mlで用いることができる。
【0037】
両性界面活性剤は、特に限定されないが、好適には以下の酢酸ベタイン系のものが挙げられる。
【化13】
Figure 0004236893
(式中、R14は炭素数8〜20のアルキル基;R15及びR16は同一又は異なって、炭素数1〜3のアルキル基、炭素数2〜3のアルケニル基又はアルキニル基である)。
【0038】
炭素数1〜3のアルキル基は上記と同様のものが挙げられる。炭素数2〜3のアルケニル基としては、ビニル、アリル等が挙げられる。炭素数2〜3のアルキニル基としては、アセチレニル、プロピニル等が挙げられる。炭素数8〜20のアルキル基としては、オクチル、デシル、ドデシル、テトラデシル等が挙げられる。
具体的には、ドデシルジメチルアンモニウム酢酸ベタイン、ヘキサデシルジメチルアンモニウム酢酸ベタイン、デシルジメチルアンモニウム酢酸ベタイン、ラウリルジメチルアンモニウム酢酸ベタイン等が挙げられる。
両性界面活性剤の濃度は種類によって異なるが、例えば最終濃度1mg/ml〜100mg/ml、好ましくは5mg/ml〜20mg/mlで用いることができる。
【0039】
ノニオン界面活性剤は、特に限定されないが、例えば、ポリオキシエチレン(n)アルキルエーテルでは、アルキル基の炭素数10〜20、n:10〜20のものがあげられる。ポリオキシエチレン(n)アルキルフェニルエーテルでは、アルキル基の炭素数8〜10、n:2〜20のもの、例えばPOE(10)オクチルフェニルエーテル等が好適である。
ノニオン性界面活性剤の濃度は種類によって異なるが、例えば最終濃度1mg/ml〜100mg/ml、好ましくは5mg/ml〜20mg/mlで用いることができる。
【0040】
また、上記以外の界面活性剤で細菌の細胞膜を損傷させる性質が認められているものとして、トリトンX−100(ポリエチレン−グリコール−モノ[p−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)フェニル]エーテル)、CHAPS(3−[(3−クロロアミドプロピル)ジメチルアンモニオ]プロパンスルホン酸)、CHAPSO(3−[(3−クロロアミドプロピル)ジメチルアンモニオ]−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸)、BIGCHAP(N,N−ビス(3−D−グルコンアミドプロピル)クロラミド)、デオキシ−BIGCHAP(N,N−ビス(3−D−グルコンアミドプロピル)デオキシクロラミド)、シュクロースモノカプレート(sucrose monocaprate)、シュクロースモノコール酸エステル(sucrose monocholate)、n−オクチル−α−D−グルコピラノシド(n-octyl-α-D-glucopyranoside)、n−ヘプチル−α−D−チオグルコピラノシド(n-heptyl-α-D-thioglucopyranoside)、n−オクチル−α−D−チオグルコピラノシド(n-octyl-α-D-thioglucopyranoside)、n−ドデシル−α−D−マルトピラノシド(n-dodecyl-α-D-maltopyranoside)、n−ノニル−α−D−チオマルトピラノシド(n-nonyl-α-D-thiomaltopyranoside)等が挙げられ、本発明の界面活性剤として用いることができる。
これらの界面活性剤の濃度は種類によって異なるが、例えば最終濃度0.5〜50mg/ml、好ましくは1.0〜10mg/mlで用いることができる。
【0041】
試料と第2の蛍光色素等との処理は、試料と色素と界面活性剤と緩衝剤とを混合することで実施できる。混合する際には、必要に応じて試料と色素と界面活性剤と緩衝剤とに溶媒を加えて、所望の濃度に希釈または溶解してもよい。また、試料、色素、界面活性剤および緩衝剤の1以上は、それぞれ単独に溶媒を加えて希釈、溶解または懸濁された溶液を調製し、該溶液を混合することにより混合されてもよい。溶媒としては、水、またはメタノール、エタノールやエチレングリコールなどの水溶性有機溶媒を用いることができる。試料が尿である場合、一部の細菌が産生する亜硝酸の影響により蛍光色素での染色が阻害されることがある。そのような亜硝酸の影響を除去するために、試料と第2の蛍光色素等との処理において亜硝酸還元剤を添加してもよい。亜硝酸還元剤としてはアミド硫酸を用いることができる。
試料と第2の蛍光色素との処理を行う際の温度および時間は特に限定されないが、温度は約35〜50℃、時間は30秒〜10分程度が好ましい。このような処理により、第2の測定用試料が調製される。
【0042】
調製された第2の測定用試料は、フローサイトメータに導入され、測定用試料中の蛍光色素で染色された菌の一つ一つに光を照射し、上記と同様にして該細胞から発せられる散乱光や蛍光といった光学的情報を検出する。例えば前方散乱光強度と蛍光強度のスキャッタグラム中には、図2に示すように、総ての菌が分布する。その集団をゲーティングし、領域内の細菌を計数することにより、総菌数を得ることができる。
第2の蛍光色素等で処理した試料(第2の測定用試料)から得られた総菌数から、第1の蛍光色素等で処理した試料(第1の測定用試料)から得られた死菌数を減じることにより、生菌数を算出することができる。なお、第1の蛍光色素等で処理した試料からも生菌数は分類計数することができるが、スキャッタグラム中に該試料の生菌が集団を形成する範囲に夾雑物が混在しており、生菌数が正確に得られない可能性のある試料についても、第2の蛍光色素等で処理した試料から得られた総菌数と、第1の蛍光色素等で処理した試料から得られた死菌数を用いて算出すると、正確な生菌数が得られるので、より好ましい。
【0043】
以下に本発明のさらに詳細な実施の形態を示すが、本発明はこれに限定されない。
【0044】
・希釈液I液(界面活性剤なし)の組成
クエン酸 100mmol
硫酸ナトリウム 90mmol
アミド硫酸 100mmol
NaOH 溶液のpHが2.5になる

精製水 1リットル
【0045】
・希釈液II液(界面活性剤あり)の組成
クエン酸 100mmol
硫酸ナトリウム 90mmol
アミド硫酸 100mmol
NaOH 溶液のpHが2.5になる

テトラデシルトリメチルアンモニウムブロマイド 1g
精製水 1リットル
【0046】
・染色液
以下の構造式の蛍光色素 40mg
【化14】
Figure 0004236893
エチレングリコール 1リットル
【0047】
・本発明の菌計数装置
以下、後述する実施例1〜5において本発明の方法を実施するために用いた菌数計数装置について図3を用いて説明する。この菌計数装置は、測定用試料調製部1と、検出部2と、解析部3とから構成される。測定用試料調製部1は、試料をpH約2.0〜4.5において蛍光色素、および任意に界面活性剤で処理し、測定用試料を調製するためのものであり、試料吸引ピペット6、サンプリングバルブ5、反応チャンバ14および15、希釈液庫9および10、染色液庫8、吸引吐出ポンプ4、11、12、13、各部を接続するチューブ及び図示しない流体制御弁などからなる。前述の希釈液I液は第1希釈液庫9に、希釈液II液は第2希釈液庫10にセットされる。また染色液は染色液庫8にセットされる。
【0048】
まず、試験管7内の試料が、吸引吐出ポンプ4の動作により試料吸引ピペット6から吸引される。吸引された試料はサンプリングバルブ5によって定量され、反応チャンバ14および15それぞれに分配供給される。つまり、元となる同一の試料から反応チャンバ14および15それぞれに所定量の試料が分取される。希釈液庫9および10はそれぞれ反応チャンバ14および15に接続されており、希釈液I液は第1の反応チャンバ14に、希釈液II液は第2の反応チャンバ15に、それぞれ吸引吐出ポンプ12および13によりチューブを介して供給される。また染色液庫8は反応チャンバ14および15に接続されており、蛍光色素を含んだ染色液が吸引吐出ポンプ11によりチューブを介して反応チャンバ14および15それぞれに所定量供給される。第1の反応チャンバ14では、試料50μlと希釈液I液340μlと染色液10μlを混合して細菌の染色処理が行われ、測定用試料が調製される。第2の反応チャンバ15では、試料50μlと希釈液II液340μlと染色液10μlを混合して細菌の染色処理が行われ、測定用試料が調製される。なお、希釈液I液を用いて調製した測定用試料の測定だけを行う場合、第2の反応チャンバ15には試料、希釈液II液、染色液が供給されない。各反応チャンバで調製された測定用試料は、後述する検出部2のフローセル16に流される。
【0049】
検出部2は、測定用試料中の各粒子から蛍光や散乱光といった光学的情報を検出するためのものであり、図4に示したフローサイトメータによって構成される。図4に示したフローサイトメータは、測定用試料を流すためのフローセル16、フローセル16を流れる測定用試料に光を照射するための光源19、測定用試料中の粒子から発せられた側方蛍光を受光するフォトマルチプライヤチューブ18、前方散乱光を受光するフォトダイオード17を有する。光源19には波長630nmの赤色半導体レーザ光源が用いられている。フォトマルチプライヤチューブ18は、検出した側方蛍光を光電変換(光を電気信号に変換)し、側方蛍光信号として出力する。フォトダイオード17は、検出した前方散乱光を光電変換し、前方散乱光信号として出力する。これら光検出信号は解析部3に送られる。このような構成の検出部2において、フローセル16に測定用試料液が流されると、測定用試料中に含まれる各粒子が光源19によるレーザ光の照射領域を横切る度に蛍光や散乱光が生じる。フォトマルチプライヤチューブ18によって側方蛍光が、フォトダイオード17により前方散乱光が、それぞれ受光、光電変換され、側方蛍光信号や前方散乱光信号といった光検出信号として解析部3に出力される。
【0050】
解析部3は、検出部2で検出された粒子毎の光検出信号を解析し、二次元スキャッタグラムを作成して菌を計数するためのものであり、信号を増幅したりノイズを除去する回路や、CPU、ROM、RAMなどからなるコンピュータによって構成されている。解析部3は、検出部2で検出された粒子毎の光検出信号を解析し、二次元スキャッタグラムを作成して菌を計数する。光検出信号のパルスのピークレベルから信号強度が得られる。蛍光信号の強度は、各粒子から検出された蛍光の強度を示し、蛍光色素による染色度合いを反映するパラメータとなる。前方散乱光の強度は、各粒子から検出された前方散乱光の強度を示し、粒子の大きさを反映するパラメータとなる。これらのパラメータを組み合わせ、図1や図2に示したような二次元スキャッタグラムを作成する。スキャッタグラム上に出現する粒子は、生菌、死菌、総菌それぞれの出現位置に応じて設定される領域内に出現した粒子のプロットを計数して細菌数を得る。解析部3はLCDからなる表示部を有しており、細菌の計数結果や、解析の際に作成したスキャッタグラムを表示する。
【0051】
上記組成の希釈液I液、希釈液II液、染色液、および上記構成の菌計数装置を用い、以下の実施例1〜5の実験を行った。各実施例の概要は次の通りである。
実施例1:希釈液I液(界面活性剤なし)と染色液により、試料中に含まれる生菌と死菌との間に蛍光強度の差異を生じさせた測定用試料Iを調製し、測定して生菌数および死菌数を得た。
実施例2:実施例1と同一試料を希釈液II液(界面活性剤あり)と染色液により処理して総菌を蛍光染色した測定用試料IIを調製し、測定して総菌数を得る。総菌数から実施例1で得られた死菌数を減算し、生菌数を算出した。
実施例3:実施例2と同様に総菌数から死菌数を減算することにより生菌数を算出する方法を用い、生菌と死菌を所定の割合で混合した試料系列を測定し、検出精度を従来技術と比較した。
実施例4:抗生物質を添加した培地に細菌を所定量添加し、培地中の生菌数を経時的に測定することで細菌に対する抗生物質の効力を試験した。生菌数は、実施例2と同様に総菌数から死菌数を減算することにより算出する方法を用いた。
実施例5:尿試料を、実施例2と同様に総菌数から死菌数を減算することにより生菌数を算出する方法を用いて測定した。
【0052】
実施例1
試料の調製
純培養したE.coli及びS.aureusそれぞれについて、以下の表の通り生菌および死菌を一定の割合で混合した系列1〜6を試料として調製した。試料はハートインフュージョン液体培地に菌を懸濁させたものであり、各系列において総菌数(100%)は約105個/mlとなるようにした(死菌は、生菌をアルコール処理し、遠心分離した後に上清を除き液体培地を加えて調製した)。
【0053】
【表1】
Figure 0004236893
【0054】
E.coliの系列4の試料を、図3に示す装置で測定した。測定用試料調製部1では、反応チャンバ14において、以下の割合で試料、染色液および希釈液I液が40℃で10秒間処理され、測定用試料Iが調製される。
試料 50μl
希釈液I液 340μl
染色液 10μl
測定用試料I 計400μl
【0055】
検出部2によって測定用試料Iから前方散乱光信号及び側方蛍光信号を検出し、解析部3によって前方散乱光強度及び側方蛍光強度をパラメータとする二次元スキャッタグラムを作成した。スキャッタグラム上で、生菌および死菌それぞれのプロットを含むようにゲーティング(領域の設定)を行い、ゲーティングエリア内のプロットを計数することにより、各試料中の菌数とした。測定用試料Iから得られたスキャッタグラムを図5に示す。縦軸は前方散乱光強度を、横軸は側方蛍光強度を表す。図5中、VIA1で示す領域が生菌の出現する領域としてゲーティングされた領域であり、LD1で示す領域が死菌の出現する領域としてゲーティングされた領域である。死菌は染色液により十分に蛍光染色されているが、生菌は実質的に蛍光染色されていないので、各ゲーティングエリアに、生菌および死菌がそれぞれ集団となって出現している。
【0056】
図5に示すスキャッタグラムに基づき、生菌および死菌を分類計数した結果、生菌数は5.9×105個/mlで、死菌数は7.1×105個/mlであった。
【0057】
他の方法による測定
(1)寒天培養によりE.coliの系列4の試料を培養し、生菌数の計数を行った。得られた生菌数は5.4×105個/mlであった。
(2)モレキュラープローブス社の染色キットBacLightL-7012を用いて総菌用および死菌用蛍光色素で染色したE.coliの系列4の試料を、市販のフローサイトメータ(ベクトン・ディッキンソン社製FACSCalibur)にてそれぞれ測定した。BacLight L-7012は総菌染色用の緑色蛍光色素と、死菌染色用の赤色蛍光色素とからなるキットである。得られた生菌数(総菌数から死菌数を減じたもの)および死菌数はそれぞれ5.6×105個/mlおよび6.8×105個/mlであった。
【0058】
同一試料を用いて本発明の方法により得られた生菌数および死菌数は、他の方法により得られた生菌数および死菌数とよく一致した。したがって、本発明の方法により、簡便に生菌数および死菌数を得ることができた。
【0059】
実施例2
実施例1で調製した試料のうち、E.coliの系列4の試料を、図3に示す装置で測定した。測定用試料調製部1では、第2の反応チャンバ15において、以下の割合で試料、染色液および希釈液II液が40℃で30秒間処理され、測定用試料IIが調製される。
試料 50μl
希釈液II液 340μl
染色液 10μl
測定用試料II 計400μl
【0060】
実施例1と同様にして、測定用試料IIから得られた前方散乱光強度と側方蛍光強度に基づき、図6に示すようなスキャッタグラムを得た。図6のスキャッタグラムでは、総菌のゲーティングエリアを、図5のスキャッタグラムにおける死菌のゲーティングエリアと同じ位置、すなわちLD1の領域に設定してある。このスキャッタグラムを用いて、総ての菌を計数した。総菌数は1.3×106個/mlであった。該総菌数から、図5から得られた死菌数を引くと、生菌数5.9×105個/mlが得られた。該生菌数は、図5のみから得られた生菌数および他の方法で得られた生菌数とよく一致していた。
【0061】
実施例3
実施例1で調製したE.coli、S.aureusおよびE.faecalisの系列1〜6の試料につき、実施例1と同様にして染色液と希釈液I液で処理した測定用試料Iと、実施例2と同様にして染色液と希釈液II液で処理した測定用試料IIを調製した。それぞれの測定用試料について、実施例1および2と同様にして測定し、スキャッタグラムを作成した。得られたスキャッタグラムのうち、系列2のみ図7〜9に示す。図(a)は試料Iについて本発明の方法により得られたものであり、図中、VIA1で示す領域が生菌の出現する領域としてゲーティングされた領域であり、LD1で示す領域が死菌の出現する領域としてゲーティングされた領域である。図(b)は試料IIについて本発明の方法について得られたものであり、LD1で示す領域が総菌の出現する領域としてゲーティングされた領域である。図(c)は同一試料について染色キットBacLightL-7012(モレキュラープローブス社)を用いて染色処理を施し、市販のフローサイトメータ(ベクトン・ディッキンソン社製FACSCalibur)にて測定して得られたものである。縦軸は死菌から検出される赤色蛍光の強度を、横軸は総菌から検出される緑色蛍光の強度を表す。なお、E.coliについては図7に、S.aureusについては図8に、E.faecalisについては図9に示す。
各スキャッタグラムを実施例2に記載のように解析することにより、各試料中の生菌数および死菌数(生菌数は総菌数から死菌数を減じて算出した)を得た。得られた生菌数および死菌数の試料中に占める割合を示したグラフを図10に示す。図10(a)はE.coliについて、図10(b)はS.aureusについて、図10(c)はE.faecalisについて示す。なお、同一試料について寒天培養により得られた生菌数の試料中に占める割合も同一グラフ中に示した。
図10(a)〜(c)グラフより、寒天培地を用いて計数した各系列の生菌の割合に、本発明の方法で測定した生菌の割合はよく一致することが示された。一方、BacLightを用いて測定した生菌の割合は、S.aureusにおいて寒天培地による計数結果と異なる数が得られることも示された。
【0062】
実施例4
本発明の方法を用いた、細菌に対する抗生物質の効力(細菌の増殖能)試験
(1)一定量の抗生物質(ABPC)を添加したカチオン添加ミューラーヒントン液体培地(ABPC8μg/ml)に、細菌(E.coli)を一定量(約105個/ml)添加した。
(2)細菌増殖の対照として、(1)と同量の細菌を添加した液体培地(抗生物質無添加)を用意した。
(3)(1)及び(2)の培地を35℃で培養した。
(4)細菌添加直後(0時間)、及び培養を開始してから、2時間後、4時間後、24時間後に、(1)及び(2)の培地から試料を採取し、前記図3の装置にて、それぞれの試料を以下の通り処理し、測定した。
【0063】
・(1)の培地からの試料の処理
(1)の培地からの試料 50μl
希釈液I液 340μl
染色液 10μl
測定用試料I 計400μl
(40℃で10秒間反応させた。)
【0064】
(1)の培地からの試料 50μl
希釈液II液 340μl
染色液 10μl
測定用試料II 計400μl
(40℃で30秒間反応させた。)
【0065】
・(2)の培地からの試料の処理
(2)の培地からの試料 50μl
希釈液II液 340μl
染色液 10μl
測定用試料III 計400μl
(40℃で30秒間反応させた。)
【0066】
測定用試料I、IIおよびIIIから実施例1および2と同様にして前方散乱光強度と側方蛍光強度を検出し、細菌数を計数した。なお、測定用試料Iから得たスキャッタグラムからは死菌数を、測定用試料IIおよび測定用試料IIIから得られたスキャッタグラムからは総菌数を得、試料IとIIからは該総菌数から死菌数を減じて生菌数を得た。
また、本発明の方法と比較するため、(1)の培地から得られた試料を寒天培養法で測定して生菌数を得た。さらに、(1)の培地から得られた試料を、
染色キットBacLightL-7012(モレキュラープローブス社)で処理し、市販のフローサイトメータ(ベクトン・ディッキンソン社製FACSCalibur)にて測定して、生菌数を得た。
得られた結果を図11のグラフに示す。
図11によると、抗生物質を添加していない測定用試料IIIは総菌数が増加している。一方、寒天培養法により得られる生菌数は、抗生物質添加後2時間以降、生菌数が著しく減少している。ここで本発明の方法による測定用試料IIから得られた抗生物質添加後の総菌数はほぼ一定であり、生菌数の減少が反映されていない。一方、本発明の方法による測定用試料IおよびIIから得られた抗生物質添加後の生菌数は、寒天培養法により得られる生菌数とよく一致しており、本発明の方法により抗生物質の効力を調べることができることが示された。
【0067】
実施例5
尿試料の測定
前記図3の菌計数装置を用いて尿試料を測定した。実施例1および2と同様に希釈液I液またはII液および染色液を用い、界面活性剤を含まない希釈液で処理された測定用試料I、および界面活性剤を含む希釈液で処理された測定用試料IIを調製して測定を行った。測定用試料Iのスキャッタグラムを図12に示し、図12中、VIA1で示す領域が生菌の出現する領域としてゲーティングされた領域であり、LD1で示す領域が死菌の出現する領域としてゲーティングされた領域である。測定用試料IIのスキャッタグラムを図13に示し、図13中、LD1で示す領域が総菌の出現する領域としてゲーティングされた領域である。いずれも縦軸は前方散乱光強度を、横軸は側方蛍光強度を表わす。本実施例5は実際の尿試料を測定した結果であるため、デブリス(白血球等の細胞の残骸)や粘液糸といった夾雑物が試料には含まれている。そのため図12のスキャッタグラムにおいては生菌の出現する領域(VIA1)に夾雑物が出現し、実施例1の解析方法を用いて図12から正確な生菌数を算出するのは難しい。そこでさらに図13のスキャッタグラムも用い、実施例2の解析方法により菌数を求めた。その結果、図12のスキャッタグラムからは死菌数3.8×105/mlを得た。また図13のスキャッタグラムからは総菌数6.8×105/mlを得た。従って図13から得た総菌数から、図12から得た死菌数を引くことにより、生菌数は3.0×105/mlと得られた。
【0068】
対照として、同一尿試料を染色キットBacLight L-7012(モレキュラープローブス社)で処理したものを市販のフローサイトメータ(ベクトン・ディッキンソン社製FACSCalibur)で測定した。得られたスキャッタグラムを図14に示す。縦軸は死菌から検出される赤色蛍光の強度を、横軸は総菌から検出される緑色蛍光の強度を表わす。このスキャッタグラムでは、染色された細菌が明確な集団を形成せず、生菌及び死菌を分類計数することはできなかった。これは尿試料中に含まれる細菌以外の夾雑物が染色されてしまっているためと考えられる。
【0069】
さらに対照として同一の尿試料を寒天培養法で測定したところ、生菌数2.7×105/mlを得た。このことから、尿試料のように検出対象物が精製されていない試料であっても、本発明の方法および装置では寒天培養法に近い生菌数を得られることが示された。
【0070】
【発明の効果】
本発明によれば、一つの波長で測定することにより、試料中の生菌および死菌を計数できる。さらに、界面活性剤を用いる方法により総菌数を測定することができるので、先に得られた死菌数と、該総菌数から生菌数をより精密に得ることができる。従って、抗生物質の殺菌効果や食品の殺菌処理効果を迅速に確認することが可能である。さらに、従来技術よりも迅速に菌の検出が可能であるので、臨床試料などにおいて、培養検査の必要性の有無を迅速に判定することができる。また、簡便な前処理を必要とするのみであるので、測定試料調製の全自動化が可能であり、手技、手法による測定結果への影響を回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法によって分類計数される各菌の出現位置を示す概念図である。
【図2】本発明の方法によって分類計数される各菌の出現位置を示す概念図である。
【図3】本発明の菌計数装置の概念図である。
【図4】本発明の菌計数装置に用いる検出部の構成を示す模式図である。
【図5】実施例1の測定用試料Iで得られたスキャッタグラムを示す。
【図6】実施例2の測定用試料IIで得られたスキャッタグラムを示す。
【図7】実施例3のE.coliの系列で得られたスキャッタグラムを示す。
【図8】実施例3のS.aureusの系列で得られたスキャッタグラムを示す。
【図9】実施例3のE.faecalisの系列で得られたスキャッタグラムを示す。
【図10】実施例3で得られた各方法により計数された生菌数および死菌数の試料中に占める割合のグラフを示す。
【図11】実施例4で得られた各方法により計数された菌数のグラフを示す。
【図12】実施例5の測定用試料Iから得られたスキャッタグラムを示す。
【図13】実施例5の測定用試料IIから得られたスキャッタグラムを示す。
【図14】実施例5のBaclightで染色した試料から得られたスキャッタグラムを示す。
【符号の説明】
1 測定用試料調製部
2 検出部
3 解析部
4、11、12、13 吸引吐出ポンプ
5 サンプリングバルブ
6 試料吸引ピペット
7 試験管
8 染色液庫
9 第1希釈液庫
10 第2希釈液庫
14 第1の反応チャンバ
15 第2の反応チャンバ
16 フローセル
17 フォトダイオード
18 フォトマルチプライヤチューブ
19 光源

Claims (8)

  1. 試料を、pH .5〜4.5においてポリメチン系色素で生菌と死菌との間に蛍光強度の差異を生じさせて染色し、測定用試料を調製する工程、
    調製した測定用試料をフローサイトメータに導入して、光を照射して、測定用試料中の各菌が発する蛍光を検出する工程、
    定用試料中の各菌から検出した蛍光に基づき、生菌と死菌を分類計数する工程とからなる菌計数方法。
  2. 試料を、pH .5〜4.5においてポリメチン系色素で生菌と死菌との間に蛍光強度の差異を生じさせて染色し、測定用試料を調製する工程、
    調製した測定用試料をフローサイトメータに導入して、光を照射して、測定用試料中の各菌が発する散乱光と蛍光を検出する工程、
    定用試料中の各菌から検出した散乱光と蛍光に基づき、生菌と死菌を分類計数する工程とからなる菌計数方法。
  3. 2分割した試料の一方を、pH2.5〜4.5において第1のポリメチン系色素で生菌と死菌との間に蛍光強度の差異を生じさせて染色し、第1の測定用試料を調製する工程、
    前記2分割した試料の他方を、pH .5〜4.5において第2のポリメチン系色素と界面活性剤とで処理して総菌を染色し、第2の測定用試料を調製する工程、
    調製した第1および第2の各測定用試料を任意の順序でフローサイトメータに導入して、光を照射して、各測定用試料中の各菌が発する散乱光と蛍光を検出する工程、
    第1の測定用試料中の各菌から検出した散乱光と蛍光に基づき、第1の測定用試料に関し死菌を分類計数する工程、
    第2の測定用試料中の各菌から検出した散乱光と蛍光に基づき、第2の測定用試料に関し総菌を分類計数する工程、
    第2の測定用試料から得られた総菌数と、第1の測定用試料から得られた死菌数に基づき、生菌数を算出する工程とからなる菌計数方法。
  4. 第2の蛍光色素が、第1の蛍光色素と同一である請求項3に記載の菌計数方法。
  5. 界面活性剤が、カチオン性界面活性剤である請求項3に記載の菌計数方法。
  6. 試料をpH2.5〜4.5においてポリメチン系色素と反応させ、生菌と死菌との間に蛍光強度の差異を生じさせた測定用試料を調製するための測定用試料調製部、
    測定用試料調製部で調製した測定用試料に光を照射して、測定用試料中の各菌が発する蛍光を検出する検出部、
    検出部により各菌から得られた蛍光に基づき、生菌と死菌を分類計数する解析部とからなる菌計数装置。
  7. 試料をpH2.5〜4.5においてポリメチン系色素と反応させ、生菌と死菌との間に蛍光強度の差異を生じさせた測定用試料を調製するための測定用試料調製部、
    測定用試料調製部で調製した測定用試料に光を照射して、測定用試料中の各菌が発する散乱光と蛍光を検出する検出部、
    検出部により各菌から得られた散乱光と蛍光に基づき、生菌と死菌を分類計数する解析部とからなる菌計数装置。
  8. 試料を2つに分取し供給する試料供給手段を備え、分取した一方の試料をpH2.5〜4.5において第1のポリメチン系色素と反応させ生菌と死菌との間に蛍光強度の差異を生じさせた第1の測定用試料を調製し、分取した他方の試料をpH2.5〜4.5において第2のポリメチン系色素と界面活性剤と反応させて総菌を染色した第2の測定用試料を調製するための測定用試料調製部、
    測定用試料調製部で調製した各測定用試料に、光を照射して、試料中の各菌が発する散乱光と蛍光を検出する検出部、
    第1の測定用試料中の各菌から得られた散乱光と蛍光に基づき、第1の測定用試料に関し死菌を分類計数し、第2の測定用試料中の各菌から得られた散乱光と蛍光に基づき、第2の測定用試料に関し総菌を分類計数し、第2の測定用試料から得られた総菌数と、第1の測定用試料から得られた死菌数に基づき、試料中の生菌数を算出する解析部とからなる菌計数装置。
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