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JP4216463B2 - 布パネルを縫製する方法および装置 - Google Patents

布パネルを縫製する方法および装置 Download PDF

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    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
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    • D05B11/005Machines for sewing quilts or mattresses for sewing the edges of mattresses
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Description

【0001】
発明の属する技術分野
本発明は可撓性の布パネルを取り扱い且つ縫製する方法に関する。より詳細に言えば、本発明は、マットレス袋のパネルのエッジにフランジ材料を縫合する方法および装置に関する。
【0002】
従来の技術
マットレスは、典型的には、マットレス袋によって覆われた内側構成物を含む。マットレス袋は、一般的には、トップパネルおよびボトムパネルを備える。これらのパネルは、サイドパネルによって相互に結合されている。袋は、通常は、フランジによって内側構成物に取り付けられている。このフランジは、トップパネルおよびボトムパネルのうちの一方の周縁に取り付けられ、且つ、ホグリング(hog ring)またはその類似物を用いて内側構成物に結合されている。内側構成物は、典型的には、公知の形状をしたバネを含んでいる。トップおよびボトムパネルは、サイドパネルに直接縫合されてもよいし、ボーダー(縁飾り)テープまたはその類似物を利用して連結するようにしてもよい。
【0003】
フランジ材料は、通常は、パネルのエッジが切断され且つ縫合されるのと同時に、トップパネルまたはボトムパネルのエッジに取り付けられる。この工程は、マットレスパネルが置いてあるテーブルに隣接した縫製機械を利用する。過去においては、この工程は本来手作業で行われていたが、近年においては、この工程を自動化することに多大な努力が払われてきた。最初のころの試みは、マットレスパネルの周囲に縫製機械を推進させる間中、マットレスパネルを静止状態に保持することだった。さらに近年の試みは、マットレスパネルをエアテーブル上で取り扱っている間中、縫製機械を静止状態に保持することである。このための装置の例が、米国特許第5,529,004号(本願の譲受人に譲渡されている)、国際公開第WO95/25194号(本願の譲受人に譲渡されている)、米国特許第5,560,308号および米国特許第5,367,968号に開示されている。
【0004】
これらのシステムのすべてが遭遇した、そして、上述した特許のいくつかが部分的に解決した問題は、マットレスパネルのエッジを縫い針と正確に整合させること、マットレスパネルをコーナーの周囲に正確に回転させ、所望の曲率半径および所望の縫合を有する、丸められて均一に切断されたコーナーを作ること、および、フランジ材料を正確に整合させることである。
【0005】
工程をできるだけ自動化すること、そして、マットレスパネルを縫うのに必要な人的労力の量を最小にすることは、強く望まれている。自動化は、労働コストを節約し、労働者の怪我を最小にし、高い精度を実現し、高い再現性を得ることを可能にするので、完成品に対して、より均一な外観を与えることができる。
【0006】
精度を向上させ且つ労働者の関与を最小にしようとする努力にもかかわらず、これらに関しては依然として改善の余地がある。特に、前述した既存の装置の幾つかは、特に縫製サイクルの終盤においてパネルの縫合されるエッジが縫製機械を通過する際に該エッジを手で案内してやる必要がある。さらに、前述した既存の装置は、縫合サイクルの終盤においてテーブルまたは縫製領域からパネルを手で取り除く必要が依然として残る。
【0007】
したがって、本発明の一つの目的は、マットレスパネルのエッジの縫合およびフランジの取り付けの工程に関して、より完全な自動化を図ることである。
【0008】
本発明のもう一つの目的は、マットレス袋のトップパネルおよびボトムパネルのエッジの縫合と、フランジの取り付けとにおいて、精度および再現性を向上させることにある。
【0009】
本発明の概要
これらの目的および他の目的は、マットレス袋のトップパネルおよびボトムパネルのような布パネルのエッジを取り扱い且つ縫うための方法および装置に関する本発明によって、達成される。本発明はまた、フランジをマットレスパネルのエッジに取り付けるための方法および装置に関する。従来の縫製機械および布パネルを支持するための従来のエアテーブルが利用される。
【0010】
本発明の一つの特徴によれば、改良されたエッジガイドが、パネルが縫製機械へと供給される際に該パネルのエッジを整合させ且つ案内するだけでなく、パネルがひだ状になったり、折り重ねられたり、エッジに沿って膨らんだりするのを防止する助けになる。それによって、パネルが縫製機械へと供給されて該機械を通過するには厚くなりすぎるのを防いだり、トレーリングエッジ(後行エッジ)の正確な位置決めができるようになる。エッジガイドは、トッププレートおよびボトムプレートを含む。トッププレートは、パネルの上面に係合するまで降下する。それからトッププレートは、所定の距離を戻り、パネルがエッジガイドを通って縫製機械まで円滑に供給されるのを許容する。この作用はまた、パネルの垂直方向の厚さに関する情報をコントローラに与える作用もなす。エッジガイドはまた、センサを含む。該センサは、縫製機械が減速したり、コーナーの回りにパネルが回転するときの引き金(きっかけ)になる。
【0011】
本発明の別の特徴によれば、最後のエッジが縫合されるときに降下してパネルに係合するホイールが設けられる。このホイールは、自由に回転するアイドラーホイールでもよいし、駆動されるホイールでもよい。アイドラーホイールが設けられた場合には、該ホイールは、供給方向に直交する軸線の回りを供給方向に平行な方向に回転するように配置される。一つの実施例においては、縫製機械が最後のエッジに沿ってパネルから離れるように戻るとき、供給方向を横切る方向へとパネルが縫製機械とともに引っ張られるのをアイドラーホイールが防ぐ。別の実施例においては、ホイールは、動力により作動され、供給方向に対してわずかな角度をもって配置され、パネルを該パネルの最後のエッジに沿って縫製機械から離れるように押す。
【0012】
本発明のさらに別の特徴によれば、縫製作業が完了したのち、パネルをテーブルから取り除くための装置が提供される。この装置は、供給方向にほぼ平行な方向に向けられたアームを含んでいる。該アームは、複数のホイールを含んでおり、該ホイールは、供給方向にほぼ平行な軸線の回りを回転する。これらのホイールが、布パネルに係合するような位置へと枢動せしめられると、布パネルは、供給方向をほぼ横切るような方向に沿って、テーブルを離れるように駆動される。
【0013】
本発明のさらに別の特徴によれば、サーボモータによって可変速度で駆動されるエッジ平坦化手段が設けられる。エッジ平坦化手段の速度は、パネルがコーナーの回りを回転せしめられるときに増大し、それによって、コーナーではトップ層がより速く供給されるようにし、ひだがよるのを防ぐ。さらに、平坦化手段の所望の回転速度は、理想的な供給および平坦化が行われるよう、作業員によって設定される。
【0014】
本発明のさらに別の特徴によれば、本発明の装置がマットレス袋のトップパネルまたはボトムパネルのエッジにフランジを取り付けるために使用されるとき、フランジ案内システムが台車(ドーリ、dolly)上に設けられる。この台車は、縫製機械を支持し、縫製テーブルに対して近接および離反する方向へと、縫製機械とともに移動可能である。フランジ材料のリール(ロール)は、台車上に回転可能に装架されてている。フランジ材料は、ロールからフランジガイドを通過するようにして上方に延び、ガイドの上部のスロットから出る。その際、フランジ材料は、該フランジ材料の外側エッジが縫製機械上の縫い針とエッジカッターとの間に配置されるように整合される。さらに、縫製機械を運ぶ移動可能な台車上にフランジ材料およびガイドが装架されるので、パネルの最後のエッジが縫合されて縫製機械がテーブルから離れるように後退せしめられるとき、フランジ材料もまた、パネルから後退せしめられる。空圧作動されるアーム上に切断用ホイールが装架されており、該切断用ホイールは、フランジ材料を切断し、また、縫製工程が完了した後に縫合用の糸を切断する。
【0015】
本発明の別の特徴によれば、縫製機械の縫製区域を通してパネルを引っ張るのに利用される細長いそり部材(sled)が設けられる。このそり部材は、パネルの供給方向に対してほぼ横方向に延びているが、引っ張られるパネルの幅を実質的に横切って延びるのに十分な長さを有している。そり部材は、パネルの前方エッジを二つの異なる点で把持するための少なくとも二つのクランプを含んでいる。スリップクラッチが、パネルが引き裂かれるようなことのないように、また、縫製機械の供給機構が許容するよりも速い速度でパネルが縫製区域を通過するように該パネルが引っ張られることのないようにして、そり部材がパネルの張力を維持するようにする。
【0016】
上述した装置によれば、マットレス袋のトップパネルまたはボトムパネルにフランジ材料を縫合し、また、パネルのエッジを縫合し且つ切断するための改良された方法が開示される。この改良された方法においては、作業員の関与は最小限になる。作業員は手作業でパネルをテーブルの上に置くが、そのとき、パネルの前方エッジが、ホームポジションにあるそり部材のクランプに隣接するように、また、パネルの側方エッジがエッジガイドと整合するようにする。それから、ボタンあるいはそれに類するものを押すことによって、自動化工程が開始される。そり部材のクランプは双方とも閉じられ、縫製ヘッドが第1のコーナーから所定の距離となる位置へとそり部材がパネルを引っ張る。エッジガイドは、パネルの厚さを測定し、それから、テーブルおよびパネルから離れるように戻される。一方、縫製機械の縫製ヘッドは縫製位置へとパネルに向かって前進せしめられる。作業員は、手作業でパネルを縫製機械へと装填する。その後、コントロールパネル上の別のボタンあるいはその類似物を作動させることによって自動縫製が開始される。エッジガイドはそれからパネルに向かって前進せしめられ、所望の向きとされる。エッジガイドのトッププレートは、ボトムプレートから、プログラムされた空間へと降下する。縫製機械は、それから所定の距離だけ(例えば約15.2センチメートル)縫合し、このパネルに関する縫合速度を決定する。その後、パネルは、コーナーに達するまで、縫合され且つ切断されてゆく。フランジ材料は、縫製機械へと供給され、パネルエッジに縫合される。パネルは、そのコーナーにて枢動せしめられ、且つ、この枢動の間に縫合および切断をされて、丸められたコーナーが作られる。
【0017】
4つのエッジが同様にして縫合および切断された後、パネルは、4番目のコーナーを丸められてから最初のエッジへと戻る。それからホイールが降下してパネルの上面と係合する。一つの実施例においては、ホイールは、フリーホイールであり、供給方向に直交する軸線の回りを供給方向にほぼ平行な方向に回転する。開始位置へと最初のエッジに沿って近づくにつれ、縫製機械は、パネルから離れるように後退し、エッジから切り取られる材料分だけテーパをつけ、それによって、新たに切断されたエッジを、最初に切断され且つ縫合されたエッジと融合させる。別の実施例においては、ホイールは、供給方向に対して角度をもっており、補正機械から離れるようにある角度をもって回転する。この実施例においては、縫製機械は静止状態を維持し、ホイールは、パネルが開始地点にて縫製機械から完全に取り除かれるまで縫製機械から離すように押す動作を開始する。別の実施例においては、フランジ材料は縫製機械と整合したままであり、縫製機械はフランジ材料を縫合する。その後、フランジ材料は切断され、パネルはそり部材によって荷下ろし地点まで運ばれる。それから、荷下ろし装置がパネルをテーブルから取り去るように押しやる。
【0018】
上述した方法および装置は、マットレス袋のトップパネルまたはボトムパネルにフランジ材料を取り付ける工程を実質的に完全に自動化する。さらに、パネルの周辺全体にわたって、エッジを正確かつ再現可能に切断および縫製することができる。丸められたコーナーを作ることもできる。
【0019】
本発明は、添付図面を参照して詳細に説明される以下の記述により、さらに深く理解されることになろう。
【0020】
発明の詳しい説明
本発明は、マットレス袋のトップパネルまたはボトムパネルのような、可撓性材料から形成されるパネルを取り扱い且つ縫製するための方法および装置に関する。この方法および装置は、マットレスパネルのエッジにフランジを取り付けるのに使用することもできる。本発明は、パネルの取り扱いおよび縫製を高いレベルで自動化することを可能とし、人間が介入する必要性を最小にする。このシステムは、国際公開WO95/25194号および米国特許出願第08/656.345号(共に本願の譲受人に譲渡されている)に説明された改良点を含み、これらの説明の内容は、本願の開示内容に含まれるものとする。
【0021】
本発明の方法および装置の一つの実施例を、特に図1Aないし図1Cを参照して以下に説明する。装置10は、縫製機械20、,枢動アーム30、そり部材40、エッジガイド50、エッジ平坦化手段60、カッター70(図7)、ホイール80、台車120およびフランジ案内システム150を含んでいる。布パネル100(図8)またはこれに類するものが、例えば従来のエアテーブルのようなワークテーブル110上に支持され、且つ、該テーブル110で取り扱われる。該テーブル110は、複数の小さな孔111を含んでおり、該孔111を通して圧縮空気が強制される。
【0022】
装置10の構成要素のすべての作動は、コントローラ90によって制御される。該コントローラ90は、プログラム可能なマイクロプロセッサまたはこれに類するものであり、従来の機能を有するものである。コントローラ90は、構成要素のそれぞれに適当な信号を送り、所望のタイミングでこれらの構成要素の所望の機能を果たさせるとともに、これらの構成要素が所望の作用を行うために必要とされる場合に空気圧の供給を調整する。コントローラ90の典型的な例は、Control Technology Corpにより販売されているマイクロプロセッサである。コントローラ90は、中央パネルまたは従来のタッチスクリーン91を含んでいる。
【0023】
縫製機械20は、通常のものであり、例えば、マサチューセッツ州ビバリーのPorter Sewing Machines Inc.により販売されているPorter 1000またはPorter 518のような機械でもよい。縫製機械20は、図1Aに矢印24で示す供給方向に沿ってワークピースを通常の一本の又は複数本の縫い針22に向けて供給するための通常の送り歯(feed dog)および/または歩脚(walking feet)21を含んでいる。もし、2本の縫い針22が与えられたとしたら、1本の針が縁縫いを行い、その間、別の1本の針が環縫い(チェーンステッチ)を行う。布の外方エッジに最も近接して配置された針が、縁縫いを行う。機械20はまた、パネル100(図8)のエッジが縫われるときに該エッジからストリップ状の材料部分を切り取るための通常のエッジカッター25を含んでいる。望ましい縫製機械20は、Wilcox and Gibbs タイプのカッター25を含んでいる。該カッター25は、材料が縫われ且つ供給方向24に沿って移動せしめられているときに、該供給方向24に沿って該材料を切断する。カッター25は、縫製機械20の針22と同期しながら上下に動く。このようにして、カッター25は、パネルのエッジを切断して、丸められたコーナーと滑らかなエッジとを作り出す。
【0024】
縫製機械20は、レール122上に乗った可動台車120によって運ばれる。このレール122は、供給方向24にほぼ直交する方向に向けられている。レール122は、ローラ123上に載っている。台車120は、通常のねじ駆動手段124のような駆動手段によって供給方向24にほぼ直交する方向に沿ってテーブル110に対して近接離反するように移動せしめられる。ねじ駆動手段124は、サーボモータ126によって操作され、コントローラ90によって制御される。台車124は、例えば、歯付きねじシャフトを含んでいてもよい。このシャフトは、これと対になる静止した歯付きブロック(図示せず)を貫通して延び、且つ、回転する。このブロックは台車120に取り付けられる。典型的には、台車120は、約15.2センチメートルの行程範囲を有している。しかしながら、行程範囲は、所望の任意の大きさにすることができる。サーボモータ126は、台車120を所望の位置に係止する。台車120の位置は、通常の位置センサまたはシャフトエンコーダ(図示せず)によって監視することができる。
【0025】
枢動アーム30は、縫合作業の間に布パネル100をコーナーの回りに回転させる。枢動アーム30は、コントローラ90からの命令に応答して、ステッパモータ32によって昇降せしめられる。枢動アーム30は、ほぼ水平なビーム34と、ほぼ垂直な柱36と、連結脚38とを含んでいる。連結脚38は、柱36の頂部からビーム34まで延びている。ビーム34の下側面には、突起35が配置されている。この突起35は、望ましくは尖った先端を有するものとし、また、ある程度の弾力性を有している。突起35の材料としてはゴムが望ましいが、パネル100を引き裂いたりしない材料であれば、他の材料を使用することもできる。突起35は、布パネル100を回転させる間に該布パネル100の上側面に係合するよう設計されている。枢動点37が柱36の下端に配置されている。枢動点37は、モータ32によって降下せしめられたときにテーブル110上のパネル100の上に着座し、枢動アーム30が回転するときの中心となる。枢動点37は、突起35と同じ材料で作られる。パネル100が回転せしめられるとき、突起35および枢動点37は、わずかな距離だけテーブル110の上方へ間隔をおかれており、パネル100を傷つけないようにしている。典型的には、突起35および枢動点37は、テーブル110の上方へと、パネルの厚さの1.5倍の距離だけ間隔をおかれる。この距離は、後述するように、エッジガイド50によてあらかじめ計算される。
【0026】
そり部材40はアーム42を含む。該アーム42は、供給方向24をほぼ横切る方向に沿って延びている。アーム42の上には、少なくとも2つのクランプ43,44が装架されている。クランプ43は、縫製機械20から下流側に間隔をおかれている。すなわち、縫製機械20に対して供給方向24に沿って後ろ側にある。クランプ43はまた、供給方向24を横切る方向に沿って縫い針22とほぼ整合している。しかしながら、クランプ43は、供給方向24を横切る方向に沿ってクランプ44に向かうようにして、縫い針22からオフセットされた(ずれた)位置にある。クランプ44は、供給方向24を横切る方向に沿ってクランプ43から間隔をおかれている。クランプ43,44は、互いに対して十分に間隔をおかれているので、前方エッジ102に沿ってパネル100を安定して引っ張ることができる。しかし、クランプ44がパネル100の他方の側方エッジ107を越えて位置づけられるほど、両クランプは互いに離れていない。
【0027】
クランプ43,44は、望ましくは同一構造のものであり、望ましくは空圧で作動されるものとするが、これらのことに限定されるものではない。クランプ43,44は、それぞれ、下方プレート45と、上方にて枢着されたクランプアーム46とを含んでいる。それぞれのアーム46は、関連づけられた空圧シリンダ47によって作動される。プレート45は、テーブル110に沿って移動すなわちスライド(滑動)するが、パネル100とテーブル110との間にそれぞれ滑り込めるほど十分に薄い。作動において、コントローラ90からの信号によりシリンダ47が作動され、クランプアーム46を下方に駆動せしめ、クランプアーム46と下方プレート45との間にパネル100のエッジをクランプせしめる。
【0028】
アーム42およびそれに関連づけられるクランプ43,44は、図6に示すように、駆動システム121によってテーブル110に沿って駆動せしめられる。駆動システム121は、通常使われる任意のベルト駆動手段でよく、チェーンまたは可撓性ゴムまたはプラスチックでできたベルト123にして、取り付け具125によってアーム42に取り付けられたベルト123を含んでいる。取り付け具125は、テーブル110の表面に位置づけられたスロット127を貫通して上方に延びている。ベルト123は、サーボモータ129によって駆動される。このサーボモータ129は、コントローラ90からの信号に応答する。スリップクラッチ131は、モータ129とベルト123との間の駆動トレインに配置されている。スリップクラッチ130は、例えば、空圧クラッチでもよい。この空圧クラッチは、モータ128がベルト123に対して滑ることを許容し、布パネル100の前方エッジ102に加わる力の上限を定めている。スリップクラッチ131は、そり部材40がエッジ102に沿って布パネル100へと張力を与えるのを許容するが、このとき、パネル100が引き裂かれたり、縫製機械20の供給機構がこわれてしまうことはない。その結果、そり部材40は、縫製機械20が許す限度においてのみ、速く移動することができる。典型的には、クラッチ131は、ベルト133によってモータ129に連結される。しかしながら、他の公知の連結手段を利用しても良い。望ましくは、クラッチ130はプーリ137によってベルト123に結合されるが、ギヤチェーンや他の公知の結合手段を利用することもできる。
【0029】
公知のシャフトエンコーダ135が、公知の方法により、そり部材40の位置を追跡探知する。シャフトエンコーダ135は、例えばベルト(図示せず)によってクラッチ131のシャフトに連結されるスレーブシャフトエンコーダである。シャフトエンコーダをクラッチ131に連結するベルトは、ベルト123がそり部材40の位置を正確に追跡探知するときにのみ、その限りにおいて移動する。
【0030】
空圧供給ライン(図示せず)は、双方のシリンダ47を圧縮空気源へと連結し、ベルト122に沿って延びる。望ましくは、公知の機構が、空圧供給ラインを束ねるため、および、可撓性のケーシングを提供するために設けられる。このケーシングは、そり部材40の移動に応じて空圧供給ラインを繰り出すことを許容したり、空圧供給ラインがそり部材の中でもつれるのを防止するためのものである。空圧供給ラインが通過するところの典型的な機構は、関節結合された半剛性チェーンである。かかるチェーンは、NYLATRAKという商標でロードアイランドのigus Companyから販売されている。
【0031】
エッジ平坦化手段60を図1Aおよび図3を参照して説明する。平坦化手段60は、パネル100のエッジが縫製機械20によって縫製される前に、該エッジを平坦化すなわち平らにするよう設計されている。さらに、エッジ平坦化手段60は、突出している詰め物があったら、それをパネルのエッジに向けて外方へと押しやる。エッジ平坦化手段60は、供給方向24に沿って縫い針22の前方に配置されている。望ましいエッジ平坦化手段は、中央シャフト67と、該シャフト67の外表面上に設けられた螺旋状の峰部62とを含む。平坦化手段60のシャフト67は、枢動可能に装架されており、振動を吸収できるようにバネ装架手段64を利用している。パネル100を載せる際には、空圧シリンダ66が平坦化手段60をテーブル110から上方に離すように持ち上げる。あるいはまた、シリンダ66を空気バネとして作用させることにより、バネ装架手段にとってかえるようにしてもよい。平坦化手段60は、バネ装架手段64および/またはシリンダ66によってパネル100の上側表面に押しつけられるように保持される。平坦化手段60のシャフト67は、該シャフト67が縫製機械と同期して回転できるように、可撓性駆動手段(図示せず)によって、縫製機械20の主駆動シャフトに取り付けられるようにしてもよいが、望ましくは、平坦化手段60は、コントローラ90によって制御される別個の専用サーボモータ68により回転せしめられる。平坦化手段60は、望ましくは材料の供給方向24と反対方向へと、自身の中心軸回りを回転する。換言すれば、パネル100の上側表面に係合する平坦化手段60の下側表面は、供給方向24と反対の方向へと移動する。サーボモータ68は、エッジ平坦化手段がある速度で回転されることを許容する。この速度は、作用条件が異なることによって変化する。この特徴は、パネルをそのコーナー回りに回転させるときに特に有益である。エッジ平坦化手段の速度を、望ましくは、パネル100が回転されているとき、該パネルの縫製面のやや増加する移動速度に適合するように増加せしめ、コーナーにて半径方向に延びるシワや波状部分が形成されるのを防止することができるからである。
【0032】
カッター70について図7を参照して説明する。カッター70は、アーム72の先端に回転可能に装架されたホイール71を含む。該アーム72は、空圧シリンダ74によって伸縮される。ホイール71は、その周縁に尖ったエッジ76を有している。該エッジ76によって布材料が切断されるようによなっている。エッジ76は、テーブル110に設けられた凹んだスロット77内に入り込み、該スロット77内の切断面78上に乗る。シリンダ74が、供給方向24を横切る方向へとアーム72およびホイール71を推進させる。シリンダ74はコントローラ90によって制御される。ホイール71は、典型的には、布パネル100のエッジにフランジ材料を取り付けるための縫製作業が完了した後に、フランジ材料および縫い糸を布パネル100の後行エッジ104に沿って自動的に切断するのに使用される。図7は、ホイール71がシリンダ74に隣接した巣ごもり位置、すなわち引っ込んだ位置にある状態を示している。縫製作業が完了し、コントローラ90から命令を受けると、アーム72は、切断作業が完了したのち、ホイール71を図7で見て左方に推進させ、該ホイール71を図7の巣ごもり位置へと戻す。
【0033】
ホイール80について図2を参照して説明する。ホイール80は、伸長可能なアーム82の端部に回転可能に装架されている。アーム82は、反対側の端部にて支持構造体84に枢着されている。アーム82は、空圧シリンダ(図示せず)の作動により伸長できるようにしてもよい。支持構造体84回りにアーム82を枢動させることに関しても、空圧シリンダ(図示せず)を利用してもよい。アーム82の枢動および該アーム82の伸長の双方とも、コントローラ90により制御される。望ましくは、ホイール80は、アイドラー・ホイールであり、自身の中心軸線回りを自由に回転する。典型的には、ホイール80は、パネルの補正作業が終了するときに作動され、アーム82が外方に伸長されてホイール80をパネル100の上側表面に接触させると同時に下方に枢動せしめられる。ホイール80は、パネル100が供給方向24に沿って該ホイール80の下側を通過することができるように設計されている。したがって、ホイール80は、供給方向24をほぼ横切る方向の軸線の回りを自由に回転するように整列されている。ホイール80は、縫製作業の最終段階にて縫製機械20がパネル100のエッジ106から後退する、すなわち、テーブル110から離れるように引かれるときに、供給方向24を横切る方向にパネル100が移動するのを防止している。
【0034】
あるいはまた、ホイール80は、サーボモータ(図示せず)に連結されて確実ないし積極的に駆動されるようにしてもよい。ホイール80が確実ないし積極的に駆動されるならば、該ホイール80は、供給方向24を横切る線に対して鋭角をなす回転軸線を有するように配置される。この形態において、ホイール80が回転せしめられると、該ホイール80は、パネル100をほぼ供給方向24に押すが、該供給方向に対して鋭角をなす方向に沿って縫製機械20から遠ざかってゆく。この特徴により、縫製作業の最後において、パネル100は縫製機械から離れるように押されるが、このとき一方で、縫製機械はテーブル110に対して静止状態を維持する。したがって、この特徴により、パネルは、縫製作業の開始点を超えてパネルエッジが切断され続けることなく、完成される。
【0035】
エッジガイド50について図3、図4および図5を参照して説明する。エッジガイド50は、3つの機能を果たす。第1の機能は、パネル100の内側エッジ106が縫製機械20によってエッジガイド50に整合して縫製されるよう、該エッジガイド50が案内するということである。第2の機能は、パネル100の後行エッジ104の位置を感知することである。第3の機能は、パネルの厚さを測定し、縫製前にパネルがテーブル110の表面から離れて持ち上がったり、重なってしまったりするのを防ぐことである。パネルが持ち上がったり重なったりすると、縫製工程が阻害され、望ましくない縫合がなされたり、パネル100の後行エッジ104を正確に位置決めできなくなる。
【0036】
エッジガイド50は、ほぼ水平の下側面を有する上側プレート52と、下側プレート53とを備えている。該下側プレート53は、上側プレート52の下側面にほぼ平行な水平の上側面と、ほぼ垂直な背部整合プレート面51とを有している。背部整合プレート面51は、プレート52の下側面と下側プレート53の上側面とに垂直である。供給方向24に沿って見て縫製機械20から離れて面している、プレート52のエッジは、プレート53からほぼ上方に離れるように曲がっており、それによって、プレート52とプレート53との間をパネル100が進みやすくなっている。
【0037】
エッジガイド50はまた、センサ56,57を含んでいる。センサ56,57は、後行エッジ104の位置づけを決定する。望ましい実施例においては、センサ56,57は、それぞれ、通常の拡散赤外線センサであり、専用のエミッタ部分から赤外放射線を発し、反射赤外放射線をレシーバ部分にて受けるようになされている。もし、パネル100が存在していれば、センサ56,57は該パネル100に覆われ、エミッタから発せられた赤外放射線がパネルによって反射されてレシーバに戻る。もし、パネルがエミッタを覆っていなかったら、赤外放射線はプレート52の開口59を通って抜け、レシーバには戻らない。エッジ104の位置をより正確に読みとることができるよう、より細いビーム幅を与えるためには、低い強度のビームが望ましい。低い強度のビームは、パネルの厚さに比較的影響を受けにくいからである。後行エッジ104がセンサ57を通過すると、センサ57には赤外放射線が全く当たらず、したがってコントローラ90は信号を与えられず、縫製機械20の速度は減じられる。後行エッジ104がセンサ56を通過すると、縫製機械は停止し、コントローラはパネル100をコーナー回りに回転させる工程を開始する。この工程については後に詳述する。センサ56,57は、通常のフォトセルであってもよい。該フォトセルは、他の波長の光を受けることができ、また、光の存在あるいは光の不存在または光の遮断を検知するよう設計される。
【0038】
下側プレート53は、望ましくは、垂直方向に関して静止しているが、上側プレート52はサーボモータ54によって垂直方向に、すなわち、プレート53に対して近接離反するようプレート53にほぼ直角な方向に移動可能である。しかしながら、上側プレート52を静止させて、下側プレート53を上側プレート52に直角な方向に移動可能とするか、または、プレート52,53の双方を、これらの水平面にほぼ直交する方向に沿って互いに対して移動可能としてもよい。モータ54は、シャフト61を回転させる。モータ54は、プレート52の下側面とプレート53の上側面との間の隙間の大きさを測定することのできるシャフトエンコーダ192または他のセンサを含む。シャフト61の一端は、モータ54のロータに取り付けられ、他端は、上側プレート52のための非回転支持体63に回転可能に装架されている。望ましくは、回転できない支持ロッド65が、シャフト61の片側に配置され、支持体63に安定性を与え、上側プレート52が垂直方向へと滑らかに移動できるようにする。エッジガイド50は水平レール174上に装架されており、該水平レール174は、通常のネジ駆動手段を有するモータ176がエッジガイド50をテーブル110に対して近接離反するように移動させることを許容する。
【0039】
ほぼ水平な支持体63から下方へと、2つのほぼ垂直な支持柱163が延びている。各支持柱163から離れるように外方へと支持アーム165が延びており、該支持アーム165は、上側プレート52上に重ねられている。各支持アーム165は、コネクタ167によってプレート52に連結されている。コネクタ167は、ネジ、リベット、ボルト、またはそれに類するものでよい。各支持アーム165の下側面とプレート52の上側面との間に、バネ169またはそれに類する他の種類の偏倚システムが配置されている。典型的には、バネ169はコネクタ167の回りに配置される。バネ169は、望ましくは、コイル圧縮バネ、発泡体またはそれに類するものとする。2つの支持柱163間に延びる横方向支持体171上には、プレート173が配置されている。該プレート173上には、近接センサ175が配置されている。プレート52の上側表面上のセンサ175のすぐ下には、パッド177が配置されている。センサ175は、該センサ175がパッド177から所定の距離(典型的には1.5mmまで)の範囲に入ったときに、コントローラ90に信号を送る。
【0040】
作用において、パネル100がエッジガイド50を通過すると、パネル100の内側エッジ106が背部整合プレート面51に整合する。最初に、上側プレート52の底部がパネル100の上側面に当たるまで、コントローラ90が上側プレート52をパネル100の上側面に向けて下方に移動せしめる。さらにプレート52を進めると、近接センサ175がパッド177の存在を検知するまで、バネ169が圧縮される。パッド177が検知されると、コントローラ90が上側プレート52を下側プレート53から所定距離だけ離すように戻し(例えば約0.3ないし0.6センチメートル)、それによって、プレート52,53がパネル100の上で引きずられるという好ましくない事態を避ける。この工程の間、コントローラ90はパネル100の厚さを測定する。この測定、および、下側プレート53から離れる上側プレート52の移動は、シャフトエンコーダ192によって監視され且つ制御される。プレート52,53は、パネル100が垂直方向に膨らんだり、重なり合ったりするのを防いでいる。これらの状況は縫製工程に悪い影響を与え、また、パネルの後行エッジ104の位置の測定を不正確なものにしてしまう。パネルの垂直方向の膨れは、パネルの長さを短く見せてしまい、それによって、後行エッジ104が通過したときにセンサ56または57に赤外線が反射して戻されるときに不正確な情報を与えてしまう。エッジ106に沿って適当に平坦化されれば、後行エッジ104の位置は正しく測定され、パネルは縫製準備のための滑らかな状態となる。
【0041】
フランジ案内システム150について図1Aおよび図1Bを参照して説明する。システム150は、回転可能なリール152を含んでいる。該リール152は、フランジ材料をロール状に担持している。リール152は、台車120の車軸156上に装架されており、台車120とともにテーブル110に対して近接離反するように移動する。リール152が車軸156の回りを回転するか、または、車軸156がその端部にて台車120に軸架される。車軸156は、供給方向24にほぼ直角な方向に向けられている。システム150は、供給通路158を備えている。供給通路158は、隣接するリール152から、テーブル110に平行な面163に設けたスロット160まで延び、テーブル110に形成された凹所内に挿入されている。面163は、台車120上に設けられている。スロット160は、エッジガイド50と縫製機械20との間に配置されている。通路158およびスロット160は、マットレスパネルとともに使用される典型的なフランジ材料を収容し且つ案内するのに十分な幅を有している。テーブル110から離れて面している通路158およびスロット160の外側エッジは、スロット160の外側エッジに整合して該スロット160から出るフランジ材料154のエッジが、正確な所定位置で縫製機械20を通過するよう、配向されている。望ましくは、フランジ材料154の外側エッジが縫製機械20の縫い針22とエッジカッター25との間を通過するとき、フランジ材料がパネル100に縫いつけられるが、この縫製工程においてはフランジ材料がカッター25によって切断されないようにする。結果として、切断工程が完了した後は、フランジ材料154の外側エッジが、完成したパネル100の切断されたエッジにほぼ整合する。台車120がテーブル110から離れるようにして戻されると、後述するように、フランジ材料154は台車120とともに移動し、縫製工程の完了時点においては、すべてのラインが縫い針22およびカッター25と正しく整合する状態を維持する。縫製機械20は、引き戻されるとき、フランジ材料154を縫い、カッター70がフランジ材料154および縫い糸の双方を切断する。
【0042】
荷下ろし装置(アンローダ)130について図8を参照しながら説明する。装置130は、テーブル110上の下流位置、すなわち、供給方向24に沿って縫製機械20を越えた位置に装架され、また望ましくは(これに限定されるわけではないが)、供給方向24に直角な方向に沿って縫製機械20から間隔をおかれている。理想的には、パネル100が縫製を完了され、後行エッジ104が縫製機械20にほぼ整合するところの位置へとそり部材40によって引っ張られた後に、内側エッジ106と反対側の外側エッジ107が装置130の下方に位置づけられるよう、装置130は配置される。
【0043】
装置130は、支持アーム132を含む。該支持アーム132は、望ましくは、供給方向24にほぼ平行な方向に延びている。アーム132は、複数のホイール134を担持している。該ホイール134は、車軸136の回りを回転する。該車軸136は、典型的には、供給方向24にほぼ平行に延びている。ホイール134は、ベルト138によって駆動される。該ベルト138は、モータ140によって駆動される。アーム132は、パネル100がアーム132とテーブル10との間を通過できるよう、テーブル110から上方へと十分な間隔をあけられている。アーム132は、装架手段142によって、この位置に支持されている。アーム132は、典型的には、装架手段142に回転可能に装架される際、供給方向24と同じ、自身の長手方向に沿って延びる軸線の回りを枢動可能なようにされる。それによって、ホイール134をテーブル110から離すように持ち上げたり、ホイール134をテーブル110へ向けて下方に回転させてパネル100の上側面に係合させたりする。この回転は、空圧シリンダ144によって制御される。空圧シリンダ144は、コントローラ90によって制御される。
【0044】
作用において、適当なタイミングでシリンダ144がアーム132を枢動せしめる場合において、パネル100が完全に縫製されたとき、ホイール134が下方に付勢されてパネル100の上側面と係合せしめられる。この時点で、ホイール134が回転せしめられ、供給方向24に直角な方向にテーブル110から離すようにパネル100を押し、図14に示すように、縫製機械20から取り除くようにする。
【0045】
フォトセルセンサ190(図12)またはこれに類するものが、縫製機械20から上流へと所定距離にあるテーブル110上の位置、すなわち、供給方向24に沿って縫製機械20の前方にある位置に設けられる。典型的な所定距離の値は、約35.6センチメートルである。センサ190は、パネル100の後行エッジ104が通過するときを検知し、後述するような理由で、コントローラ90に警告を与える。センサ190は、典型的には、供給方向24を横切る方向に沿ってセンサ56,57と整合するが、供給方向24に沿ってセンサ56,57の上流側に間隔をおかれている。
【0046】
本発明による装置10および方法の作用について、図8ないし図12を参照して説明する。
【0047】
テーブル110上に手作業でパネル100を載せることによって工程が始まる。この時点で、エッジガイド50はテーブル110へ向けて前進せしめられ、通常の縫製位置となり、プレート52,53は、分離される。また、この時点で、そり部材40は、プログラムされたホーム位置、すなわち、供給方向24に沿って縫製機械20に最も近い位置であって該縫製機械20の下流側の通常の位置(図8)にある。クランプ43,44は開いた位置にある。フランジ材料154は、既に存在して縫製機械20と正しく整合した状態にあるか、または、作業者がリール152から材料の先行エッジを引き出して通路158を通しておく。作業者は、パネル100のエッジ106をエッジ51と整合するように位置づけ、エッジ102はクランプ43,44と整合せしめられる。作業者は、それから、ボタンまたはタッチスクリーン上のある場所を押して作動させる。この最初のボタンまたはタッチスクリーンの位置は、「パネルアドバンス」ボタンと呼ばれる。コントローラ90はそれに応答し、クランプ43,44の双方を閉じてパネル100の先行エッジ102を把持させる。コントローラ90は、それから、エッジ104が縫い針22から所定距離だけ離れ、エッジ104がセンサ190を越えて通過したことを該センサ90が検知するまで、そり部材40によってパネル100を引っ張らせる。望ましい所定距離は、約35.6センチメートルであるが、他の値の距離としてもよい。それから、エッジガイド50の上側プレート52が、パネル100の上側面に接触するまで降下せしめられる。プレート52をさらに移動させると、バネ169が圧縮され、センサ175がパッド177を検知するに至る。その後、上側プレート52が、所定距離(例えば約0.3ないし0.6センチメートル)だけ下側プレート53から離れるように上方に持ち上げられ、固定位置とされる。この工程により、エッジガイド50がパネルの厚さを測定することができ、その測定値がコントローラ90に記憶される。その後、エッジガイド50は、モータ176により、テーブル110から所定距離だけ離れるよう外方に戻される。コントローラ90は、台車120および縫製機械20をテーブル110に向けて前進させ、縫製位置とさせる。縫製位置では、縫い針22が所望の縫合位置に配置される。それからクランプ44が開かれ、エッジ102を解放する。
【0048】
一方のクランプ43(縫製機械20に最も近いクランプ)を使用するだけで、パネル100は、エッジガイド50に向かう方向へと付勢され、それによって、エッジ106がプレート51との整合位置へと付勢されようとする。この工程により、縫製工程におけるエッジ106の正しい整合が確実なものとされる。
【0049】
パネル100が正しく配向されたなら、工程が進められる。パネル100が正しく配向されなかったら、コントローラ90は作業員を促し、システムを荷積み位置まで戻し、工程を繰り返す。パネルが正しく配向されているとすると、エッジ106は作業者によって手作業で縫製機械20の縫い針22の下方に配置される。作業者は、タッチスクリーンまたはコントロールパネル上の「スタート(開始)」ボタンを押す。この位置決めがスタート地点となる。その後、エッジガイド50がモータ176によってテーブル110へ向けられて縫製位置へと戻る。
縫製位置においては、プレート51がエッジ106と整合する。上側プレート52が固定位置へと降下せしめられる。固定位置は、前述したように、コントローラ90によって予め決定されている。縫製機械20の縫い針および供給要素が、適所に移動する。そり部材40が、縫製機械20を通してパネル100を引っ張り、縫製および切断作業が始まり、スリップクラッチ131が作動せしめられる。れから縫製ヘッド22が、シャフトエンコーダ135によって測定された所定距離(例えば約15.2センチメートル)だけ自動的に縫合する。縫い目の数はコントローラ90によって記憶され、該コントローラ90は、このパネルの縫合速度を決定する。この縫合速度は、パネルが各コーナーの回りで回転するときの約2.5センチメートル当たりの縫い目の数が同じになるように該回転の速度を決定するために必要である。エッジ104がセンサ57を通過すると、縫合速度は減じられ、低速縫合速度となる。センサ57から縫い針22までのこの距離は、典型的には約15.2センチメートルである。いったんエッジ104がセンサ56を通過すると、図9に示すように、縫製作業は停止される。センサ56は、縫い針22から、回転作業が開始される地点、すなわち、エッジ104とエッジ106との間に形成されるコーナーの半径の接線地点までにほぼ等しい距離だけ、間隔をおかれている。この距離は、例えば針22から約10.2センチメートルである。それから縫い針22は停止される。枢動アーム30が降下し、パネル100の上側面に突起35を係合させる。コントローラ90が枢動アーム30をある量だけ降下させる。この降下により、突起35がパネル100を損傷させることなく該パネルに係合する。コントローラ90はパネル100の厚さを知っているので、該コントローラ90は、予めプログラムされたある量(例えばパネルの厚さの50パーセント)だけ、突起35をテーブル110から離す。クランプ43がエッジ102を解放し、プレート52が上方に持ち上がる。それからアーム30がモータ31によって90度回転せしめられ、図10に示すように、エッジ104とエッジ106との間のコーナーの回りにパネル100を回転させる。
【0050】
コントローラ90は約2.5センチメートル当たりの所望の縫い目の数を知っており、パネル100の回転速度は、回転中の約2.5センチメートル当たりの縫い目の数が同じになるように計算される。コーナーの長さは、コーナーの半径に円周率を掛け合わせた値に等しく、したがって、縫合すべき距離は分かっている。コントローラ90は、この距離と、約2.5センチメートル当たりの縫い目の所望の数と、縫製機械の速度とを知っているので、コントローラ90は、約2.5センチメートル当たりの縫い目の所望の数を作り出すのに必要な回転速度を計算することができる。コントローラ90はまた、そり部材40の停止位置を記憶し、それによってコントローラ90は、エッジ104とエッジ102との間のパネル100の寸法についての情報を得ることができる。パネル100が回転している間、縫製作業は減速状態で進められ、カッター25はパネル100のエッジのトリミングを続けて丸められたコーナーを作る。エッジガイド50は最高の高さに開かれ、パネル100の回転の邪魔をしないようにする。また、回転している間、エッジ平坦化手段60の速度は、コントローラ90によって調節され、コーナーに所望のエッジ平坦化効果を与え、シワができたり、半径方向に延びる峰部が形成されるのを防止する。典型的には、平坦化手段60の速度は、布パネルのまっすぐなエッジを縫合するときの速度よりも増大されたものである。
【0051】
この工程が完了したのち、そり部材はホーム位置へと戻る。このホーム位置では、クランプ43,44は新たな前方エッジ102に隣接している。エッジガイド50は、図11に示すごとく、前述したように、このパネルの固定位置まで戻される。この地点では、クランプ43だけがエッジ102を把持している。アーム30はパネル100から離れるように持ち上げられる。再びスリップクラッチが作動され、縫製が再び開始され、そり部材40が縫製機械20を通してパネル100の新たなエッジ106を引っ張る。次のコーナーが、第1コーナーと同様に縫合され、最後のコーナーに至るまで、工程が繰り返される。コントローラ90はエッジ106,107の長さを知っているので、エッジのひとつにラベルを縫いつけることが所望であれば、コントローラ90は、エッジの中間で縫製を停止し、フランジ材料を取り付けるようにラベルを縫製機械20によって縫製すべく、該ラベルを挿入するようにプラグラムされることができる。
【0052】
第4のコーナーに近づくと、すなわち、最初のエッジ106のすぐ前にあるコーナーに近づくと、この最後のコーナも他のコーナーと同様に縫合される。いったん最初のエッジ106がエッジガイド50と整合すると、ホイール80が、アーム82によって伸長され、且つ、支持体84の回りに枢動せしめられることにより、パネル100の上側面上に降下せしめられる。ホイールの降下地点は、シャフトセンサ135によって監視されるされる。縫製機械20は、スタート地点に近づく最初のエッジ106に沿って、縫製および切断作業を開始する。この工程が行われると、台車120が、縫製機械20とフランジ案内システム150とを、図12に示すようにテーブル110から離すように戻し始める。このとき、スタート地点に達するときまでに、縫い針22はエッジ106を完全に縫合し終わり、パネル100にはもはやいかなる縫製作業も行われない。同時に、カッター25もまた引っ込められる。したがって、カッター25がスタート地点に到達した時点で、パネル100のエッジから材料が切断されることはもはやない。このようにして、適正な寸法のまっすぐなエッジを与えるスタート地点へと円滑に戻ることができる。縫製機械20は、フランジ材料を縫合し続ける。パネル100の寸法は分かっているので、縫製機械20を最後のエッジ104が通過すると、そり部材40は停止せしめられる。それからカッター70が作動せしめられ、フランジ材料と縫い糸とをパネル100の背後のエッジ104に沿って切断する。それからパネルは、そり部材40によって、図12に点線で示すように、テーブル110の遠い方の端の位置まで運ばれる。この地点で、ホイール134が枢動されてパネル100と接触し、供給方向24をほぼ横切る方向、すなわち図12に示すように縫製機械20から遠い方のテーブル110のエッジをほぼ横切る方向でテーブル110から離すように、パネル100を推進させる。その後、そり部材40はホーム位置へ戻り、次のパネルに対して工程が繰り返される。
【0053】
上述した説明を参照して、当業者は複数の変形例および改良例を思い浮かべることができるであろう。それらもまた、本発明の範囲に入るものである。上述した説明は例示を目的としたものに過ぎず、本発明の範囲は、請求の範囲およびその均等物によって決められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 Aは本発明の装置の上方透視図、Bは図1Aの装置の一部を切り欠いて示す上方透視図、Cは図1Aの縫製機械の縫製要素の概略的な側面図。
【図2】 図1Aの装置の断片側方透視図。
【図3】 図1Aの装置のエッジガイドを示す断片側方透視図。
【図4】 図3のエッジガイドの一つの作用位置を示す断片側方透視図。
【図5】 図3のエッジガイドの別の作用位置を示す断片側方透視図。
【図6】 図1Aの装置のそり部材および該そりの駆動システムを示す断片側方透視図。
【図7】 図1Aの装置のフランジカッターを示す断片側方透視図。
【図8】 最初の作用位置を示す、図1Aの装置の概略的な平面図。
【図9】 別の作用位置を示す、図1Aの装置の概略的な平面図。
【図10】 布パネルの回転を示す、図1Aの装置の概略的平面図。
【図11】 さらに別の作用位置を示す、図1Aの装置の概略的な平面図。
【図12】 図1Aの装置から布パネルが取り除かれるところの最終作用位置を示す、該装置の概略的な平面図。

Claims (11)

  1. 縫製機械へと布を案内するための装置にして、縫製機械へと布を供給する方向に関して縫製機械の前方に配置されている装置において、
    の上方に配置された下側面を有する上側プレートと、
    該上側プレートの前記下側面に対してほぼ平行に且つ間隔をおかれて対面するよう布の下方に配置された上側面を有する下側プレートと、
    前記下側プレートの前記上側面と前記上側プレートの前記下側面との間の間隔を調節するために前記下側プレートと前記上側プレートとの少なくとも一方を他方に対して選択的に移動させるためのモータと、
    を備える装置。
  2. 請求項1に記載の装置において、
    前記上側プレートを支持するための支持構造体と、
    該支持構造体と前記上側プレートとの間に配置されたバネと、
    をさらに備え、
    前記下側プレートの前記上側面と前記上側プレートの前記下側面との間の間隔を前記モータが減ずるときに、布の上側面に前記上側プレートが係合した後、前記バネが圧縮されるようになされている、装置。
  3. 請求項2に記載の装置において、
    所定の値より大きくなった前記バネの圧縮量を感知するセンサをさらに備えている、装置。
  4. 請求項1に記載の装置において、
    前記下側プレートの前記上側面と前記上側プレートの前記下側面との間の間隔を測定するためのセンサをさらに備えている、装置。
  5. 請求項1に記載の装置において、
    前記上側プレートが、前記下側プレートから上方に離れるように曲がっている供給方向に沿って前記縫製機械から離れるように向いているエッジを含んでいる、装置。
  6. 請求項1に記載の装置において、
    前記下側プレート上に配置された少なくとも一つの布エッジ位置センサをさらに備えている、装置。
  7. 請求項6に記載の装置において、
    前記下側プレート上に配置された、互いに間隔をおかれている二つの布エッジ位置センサをさらに備えている、装置。
  8. 請求項7に記載の装置において、
    前記布エッジ位置センサと垂直方向に沿って整合するよう前記上側プレートに配置された開口にして、前記位置センサと前記上側プレートの前記下側面との間に布が配置されていないときに前記エッジ位置センサからの光を通過させるための開口をさらに備えている、装置。
  9. 請求項1に記載の装置において、
    前記供給方向に沿って前記縫製機械の後方に配置されているそり部材と、
    前記供給方向から見て布の前方エッジとなるエッジを把持するための、前記そり部材上に配置された少なくとも一つのクランプと、
    前記縫製機械を通して布を引っ張るために布に引っ張り力を与えるべく、供給方向に沿って前記縫製機械から前記そり部材を離れるように移動させるための駆動システムと、
    をさらに備えている、装置。
  10. 請求項9に記載の装置において、
    布の前記前方エッジへと与えられる引っ張り力の大きさを制御するための、前記駆動システムと前記そり部材との間に配置されたスリップクラッチをさらに備えている、装置。
  11. 布パネルのエッジを縫製するための方法であって、
    布パネルを縫製機械へと供給方向に沿って供給する段階と、
    供給方向に沿って見て前記縫製機械の前方に配置されている上側プレートと下側プレートとの間に前記布パネルのエッジを通す段階と、を備え、
    前記上側プレートと前記下側プレートとは互いにほぼ平行に間隔をおかれた状態で向き合っており、
    さらに、前記上側プレートおよび前記下側プレートのうちの選択された一方のプレートを他方のプレートに向けて前進せしめることにより、該上側プレートおよび下側プレートが前記布パネルの厚さを感知するようにさせる段階と、
    前記布パネル上に大きな抗力が生じることなく、該布パネルのエッジが前記上側プレートおよび前記下側プレート間を通過できるよう、前記上側プレートおよび前記下側プレートのうちの選択された一方のプレートを他方のプレートから離れるように十分な所定距離だけ移動させる段階と、
    を備えている、方法。
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