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JP4265799B2 - パルプモールド成形品 - Google Patents

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JP4265799B2
JP4265799B2 JP2005195737A JP2005195737A JP4265799B2 JP 4265799 B2 JP4265799 B2 JP 4265799B2 JP 2005195737 A JP2005195737 A JP 2005195737A JP 2005195737 A JP2005195737 A JP 2005195737A JP 4265799 B2 JP4265799 B2 JP 4265799B2
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Description

本発明は、メロン等の比較的大型の果実類が収容される複数個(3〜9個程度)の凹部が規則的に配設されたトレイ部を有し、例えば、輸送用等の箱体内にセットして使用される、パルプモールド成形品に関する。
トマト、柿、梨、リンゴ、桃等の比較的小さなサイズの果実類を輸送する場合には、輸送時の振動等による損傷を防ぐこと等を目的として、果実類収容用の複数個(5〜32個程度)の凹部を備えた軟質のトレイに果実類を収容し、これを輸送用のダンボール箱内にセットして、輸送を行なっている。ここで、各凹部の内面形状は、収容対象の果実類の下半分の形状に略合致する形状である。つまり、果実類が比較的小サイズであり軽量であるため、果実類の上半分が隣接する果実類の上半分と接触して損傷する恐れは小さく、このため、収容対象の果実類の下半分の形状に略合致する形状の凹部で足り、上半分用の隔壁は不要なのである。また、軟質のトレイとしては、パルプモールド成形品や樹脂成形品等が用いられているが、通気性や水分吸収性に優れるとともに、リサイクル性に優れ、さらに環境負荷も小さなパルプモールド成形品が、より好適に用いられている。
輸送時の振動等による損傷を防止したいという要望は、サイズが小さな果実類ばかりでなく、例えば、メロン等のように大きなサイズの果実類の場合にもある。むしろ、高額なメロン等の方が、その要望の程度は大きい。しかしながら、サイズが大きくなると重量も増加するため、輸送途中の振動等で、果実類の上半分が隣接する果実類の上半分と接触して、損傷する恐れがある。これを防止するためには、凹部から突き出る部分にも隔壁を設ければよいが、パルプモールド成形でそのような隔壁を形成することは困難である。その理由は、パルプモールド成形では、金型で吸引して成形した面(トマト等の収容用の凹部が形成される側の面)が、乾燥工程では下面側とされて搬送ベルト上に載置されるのであるが、上記のような上半分の隔壁用の突出部を設けた場合、該突出部に力が集中して安定的に支持できず、未乾燥で剛性が弱い部分がへたって垂れ下がり、乾燥後にもその形状がそのまま固定されてしまうためである。
このため、従来は、箱内に収容した各果実類の間に柔軟な紙や樹脂等を充填する等して輸送を行なっているが、それらの充填作業には手間がかかるため、コスト上昇要因となっていた。また、人手で充填作業を行なうため、均一に充填することが困難であり、その結果、メロン等を損傷してしまうことも生じた。
本発明は、メロン等のように比較的サイズが大きな果実類を収容して損傷無く輸送等できるハルプモールド成形品を提供することを目的とする。
本発明は、下記[1],[1a],[1b]〜[5]のように構成される。なお、この項で付す符号は理解を容易にするためであり、下記の構成を符号が示す構成に限定する趣旨ではない。
[1]構成1:
果実類を収容するための複数個の凹部20が規則的に配設されたトレイ部10を有するパルプモールド成形品であって、
前記凹部20の各々は、
収容対象の果実類の下半分の外形状に略合致する曲面を成す支持内壁21と、
前記支持内壁21の下端部から連設された平坦な底部23と、
前記支持内壁21から凹部20の外方へ窪む溝形状を成し下方に向けて幅狭となり下端にて前記底部23の外縁部に連設される複数本の溝部25と、
隣の凹部20に隣接する部位の中で隣の凹部20との間に前記支持内壁21の上縁部210から水平に張り出された張出部211が介在されていない隣接部位に於いて前記支持内壁21の上縁部210から更に上方へ連設された上部支持壁27と、
を有し、
前記上部支持壁27は隣接する凹部20の上部支持壁27に連設されることにより当該隣接凹部20との間に山状の部分を構成するとともに該山状の部分周囲が切り離されないで連続するように当該連接上部支持壁の上縁部210,210間である頂部に貫通孔272が形成されている、
ことを特徴とするパルプモールド成形品。
[1a]構成1a:
果実実類を収容するための複数個の凹部を外周が閉じた輪状を成すトレイ部に規則的に配設して成るパルプモールド成形品であって、
前記凹部の各々の開口縁は閉じた輪状を成し、各凹部の各々は、
収容対象の果実類の下半分の外形状に略合致する曲面を成す支持内壁と、
前記支持内壁の下端部から連設された平坦な底部と、
前記支持内壁から凹部の外方へ窪む溝形状を成し下方に向けて幅狭となり下端にて前記底部の外縁部に連設される複数本の溝部と、
隣の凹部に隣接する部位の中で隣の凹部との間に前記支持内壁の上縁部から水平に張り出された張出部が介在されていない隣接部位に於いて前記支持内壁の上縁部から更に上方へ連設された上部支持壁と、
を有し、
前記上部支持壁の上縁部は隣接する凹部の上部支持壁の上縁部に連設されるとともに当該連接された上縁部が端部寄りの部位で連続し且つ中央寄りの部位で切り離されるように貫通孔が形成されている、
ことを特徴とするパルプモールド成形品。
[1b]構成1b:
果実類を収容するための複数個の凹部を外周が閉じた輪状を成すトレイ部に規則的に配設して成るパルプモールド成形品であって、
前記凹部の各々の開口縁は閉じた輪状を成し、各凹部の各々は、
収容対象の果実類の下半分の外形状に略合致する曲面を成す支持内壁と、
前記支持内壁の下端部から連設された平坦な底部と、
前記支持内壁から凹部の外方へ窪む溝形状を成し下方に向けて幅狭となり下端にて前記底部の外縁部に連設される複数本の溝部と、
隣の凹部に隣接する部位の中で隣の凹部との間に前記支持内壁の上縁部から水平に張り出された張出部が介在されていない隣接部位に於いて前記支持内壁の上縁部から更に上方へ連設された上部支持壁と、
を有し、
前記上部支持壁は隣接する凹部の上部支持壁に連設されることにより当該隣接凹部との間に山状の部分を構成するとともに該山状の部分の周囲が切り離されないで連続するように当該連接上部支持壁の上縁部間である頂部に貫通孔が形成されている、
ことを特徴とするパルプモールド成形品。
[2]構成2:
構成1に於いて、
前記凹部20の各々は前記溝部25を周方向で等間隔に4本づつ有し、2本の溝部25pは上面視でトレイ部の長辺方向と平行な方向に、残り2本の溝部25vは直交する方向に、それぞれ設けられている、
ことを特徴とするパルプモールド成形品。
[3]構成3:
構成1に於いて、
前記支持内壁21の下端部215と底部23とは段部24を介して連設されており、
前記段部24の段差は、前記底部23の中央部に収容対象の果実類の底部が接触して支持される高さである、
ことを特徴とするパルプモールド成形品。
[4]構成4:
構成2に於いて、
前記凹部20は3個づつ2列に配設されており、
前記上部支持壁27は列方向にて隣接する凹部間に設けられており、
列方向と直交する行方向にて隣接する凹部間には前記支持内壁21の上縁部210から水平に張り出された張出部211が介在されており、該張出部211の中央部には中央線に沿う折り曲げを可能とする切込線212が下面側に形成されており、
前記トレイ部10の長辺方向と直交する方向の2本の溝部25vの中の前記切込線212から遠い側の溝部25vvの下側寄り部位25vvvの下面は、前記切込線212に沿って折り曲げられた状態で各凹部の当該の下面が同一面を成す、
ことを特徴とするパルプモールド成形品。
[5]構成5:
構成1〜構成3の何れかに於いて、
前記凹部20は、トレイ部10中央の1個20cと、トレイ部の長辺方向に沿う中央線についての線対称位置の2個の凹部20aと20bが隣接し短辺方向に沿う中央線についての線対称位置の2個の凹部20aと20a(及び20bと20b)が離隔されるようにして前記中央の1個を囲む4個と、の合計5個が配設されており、
前記短辺方向に沿う中央線についての線対称位置の2個の凹部20aと20a(及び20bと20b)の間には、各凹部20a〜20cの底部23と同じ深さの底部を有する窪み部29a(及び29b)が形成されている、
ことを特徴とするパルプモールド成形品。
構成1は、果実類を収容するための複数個の凹部20が規則的に配設されたトレイ部10を有するパルプモールド成形品であって、前記凹部20の各々は、収容対象の果実類の下半分の外形状に略合致する曲面を成す支持内壁21と、前記支持内壁21の下端部から連設された平坦な底部23と、前記支持内壁21から凹部20の外方へ窪む溝形状を成し下方に向けて幅狭となり下端にて前記底部23の外縁部に連設される複数本の溝部25と、隣の凹部20に隣接する部位の中で隣の凹部20との間に前記支持内壁21の上縁部210から水平に張り出された張出部211が介在されていない隣接部位に於いて前記支持内壁21の上縁部210から更に上方へ連設された上部支持壁27と、を有し、前記上部支持壁27は隣接する凹部20の上部支持壁27に連設されることにより当該隣接凹部20との間に山状の部分を構成するとともに該山状の部分周囲が切り離されないで連続するように当該連接上部支持壁の上縁部210,210間である頂部に貫通孔272が形成されている、ことを特徴とするパルプモールド成形品であるため、収容対象の果実類の損傷を防止できる。
構成2は、構成1に於いて、前記凹部20の各々は前記溝部25を周方向で等間隔に4本づつ有し、2本の溝部25pは上面視でトレイ部の長辺方向と平行な方向に、残り2本の溝部25vは直交する方向に、それぞれ設けられている、ことを特徴とするパルプモールド成形品であるため、構成1の効果を更に高めた効果を得る。
構成3は、構成1に於いて、前記支持内壁21の下端部215と底部23とは段部24を介して連設されており、前記段部24の段差は、前記底部23の中央部に収容対象の果実類の底部が接触して支持される高さである、ことを特徴とするパルプモールド成形品であるため、構成1の効果を更に高めた効果を得る。
構成4は、構成2に於いて、前記凹部20は3個づつ2列に配設されており、前記上部支持壁27は列方向にて隣接する凹部間に設けられており、列方向と直交する行方向にて隣接する凹部間には前記支持内壁21の上縁部から水平に張り出された張出部211が介在されており、該張出部211の中央部には中央線に沿う折り曲げを可能とする切込線212が下面側に形成されており、前記トレイ部10の長辺方向と直交する方向の2本の溝部25vの中の前記切込線212から遠い側の溝部25vvの下側寄り部位25vvvの下面は、前記切込線212に沿って折り曲げられた状態で各凹部の当該の下面が同一面を成す、ことを特徴とするパルプモールド成形品であるため、凹部が6個の場合に関して構成1の効果を更に高めた効果を得るとともに、さらに、折り曲げた状態と折り曲げない状態とで、異なるサイズの果実類を収容することもできる効果がある。
構成5は、構成1〜構成3の何れかに於いて、前記凹部20は、トレイ部10中央の1個20cと、トレイ部の長辺方向に沿う中央線についての線対称位置の2個の凹部20aと20bが隣接し短辺方向に沿う中央線についての線対称位置の2個の凹部20aと20a(及び20bと20b)が離隔されるようにして前記中央の1個を囲む4個と、の合計5個が配設されており、前記短辺方向に沿う中央線についての線対称位置の2個の凹部20aと20a(及び20bと20b)の間には、各凹部20a〜20cの底部23と同じ深さの底部を有する窪み部29a(及び29b)が形成されている、ことを特徴とするパルプモールド成形品であるため、凹部が5個の場合に関して、構成1の効果を更に高めた効果を得る。
[A]凹部20が6個の例:
図1〜図3は、果実類(例:メロン)を収容するための凹部20が3個づつ2列に合計6個配設されたパルプモールド成形品を示す。図1は上面図である。また、図2〜図3内に示す(a)〜(d)は、それぞれ、図1内のA視〜D視の断面図である。
トレイ部10のサイズ及び形状は、図示のパルプモールド成形品がセットされる輸送用箱(不図示)の横断面内形状に略合致するサイズ及び形状であり、図示の例では隅部がアールとされた長方形状を成す。なお、パルプモールド成形品の製造方法としては公知の方法を採用できるため、説明は省略する。
各凹部20は、それぞれ、支持内壁21と、底部23と、溝部25と、上部支持壁27とを有し、上部支持壁27の上縁の連設部271には貫通孔272が形成されている。
支持内壁21は、収容対象の果実類であるメロンの下半分(蔕が無い側)の外形状に略合致する曲面形状を成しており、その下端は、段部24を経て、平坦な底部23に連設されている。なお、段部24は無くてもよい。即ち、支持内壁21の下端が、段差無く、連続的に底部23の縁部に連設されていてもよい。
段部24を設けた場合は、果実類からの力を比較的小面積で受けることになるため、受ける力が強くなる。このため、果実類の回転を防止する作用が高まり、結果、回転により果実類が損傷することを防止する効果が高まる。段部24を設ける場合、その段差は、支持内壁21の仮想の延長面(段部24から底部23の方向へ延長した仮想面;図2(b)で段部24から底部23の中心方向へ延びる破線参照)が、底部23の中央に至る程度がよい。言い換えれば、底部23の中央部に収容対象の果実類の底部が接触して、該中央部にて支持される程度の高さがよい。その程度の段差に設定すると、果実類を支持内壁21と底部23の中央で受けることになるため、前述の回転防止作用を得られるとともに、支持内壁21にのみ果実類からの力が集中することに起因する果実類の損傷を防止できる効果も得られる。
一方、段部24を設けない場合は、果実類からの力を比較的大面積の支持内壁21で受けることになるため、単位面積当たりに加わる力が小さくなり、力の集中に起因する果実類表面の損傷を防止できる。
溝部25は、凹部20の周方向で等間隔(90°間隔)に4本づつ設けられている。即ち、2本の溝部25pは上面視でトレイ部10の長辺方向と平行(図1で左右方向)に設けられており、残り2本の溝部25vは直交する方向(図1で上下方向)に設けられている。このように4本の溝部25が設けられており、これにより、支持内壁21が周方向で分断されているため、支持内壁21面が収容対象の果実であるメロンを支持する単位面積当たりの力が大きくなって輸送途中の回転や回転に起因する損傷を防止できる。また、図示の例では、溝部25は底部23の方向へ向けて徐々に幅狭とされていることで、支持内壁21が下へ向けて幅狭となる度合いを緩和している。このため、支持内壁21がメロンを支持する力が、支持内壁21の高さ方向(深さ方向)で大きく変動せず、略一様な力でメロンを受けることができる。即ち、損傷防止効果を更に高めている。なお、溝部25を底部23の方向へ向けて徐々に幅狭とせず、同一幅とする簡易的な構成も可能である。
また、トレイ部10の長辺方向と直交する方向の溝部25vの中で、切込線212(図3(c)(d)の境界付近参照;図1のトレイ部10を上下に二分する仮想の中央線の裏面側に位置している)から遠い側(外側寄り=トレイ部10の上辺寄り及び下辺寄り)の溝部25vvの下側寄り部位(底部23の中央寄り部位)25vvvの下面は、トレイ部10が切込線212に沿って折り曲げられた状態で、各凹部20の当該部位25vvvの下面が同一面を成すような傾斜角に形成されている。言い換えれば、図3(c)(d)に於いて、(c)の25vと(d)の25vとを揃えるように折り曲げた時に、(c)の25vvvと、(d)の25vvvとが、水平となる傾斜角とされている。このため、上記のように折り曲げた場合でも、上記した当該の下面(各凹部20の25vvvの下面)を床面上に載置可能となる。したがって、比較的幅狭の輸送用の箱内に収容することも、折り曲げることにより可能となる。
また、溝部25が上記のように設けられている結果として、それら4本の溝部の下端に外縁部で連設される底部23は、上面視で略T字形状を成す。ここで、T字の天辺は、図1で左右方向(長辺方向)に延びる溝部25pである。また、T字の下垂辺は、図1で上下方向(短辺方向)に伸びる溝部25vの中で前述の仮想の中央線(切込線212)に近い側の溝部(25vvでない溝部)である。このように、各凹部20の平坦な底部23がT字形状を成すため、前述のように折り曲げられていない状態では、底部23により、トレイ部10は、床面に安定的に支持される。つまり、比較的幅狭の輸送用箱から取り出した後にも、トレイ部10は、床面上に安定的に支持されることとなる。
凹部20が3個づつ2列に配設された図1のパルプモールド成形品では、列方向に並ぶ3個の凹部20の間に、それぞれ、前記支持内壁21の上方へ上部支持壁27が連設されている。換言すれば、隣の凹部20に隣接する部位の中で隣の凹部20との間に支持内壁21の上縁部210から水平に張り出された張出部211が介在されていない隣接部位には、支持内壁21から上方へ上部支持壁27が連設されている。なお、仮想の中央線(切込線212)を挟んで隣接する2個づつの凹部20間には、支持内壁21の上縁部210から水平に張り出された張出部211が設けられており、この張出部211により当該二つの凹部20間の間隔が比較的広く保たれているため、当該隣接する凹部20内のメロンの上半分側を隔てる上部支持壁27は不要である。このため、当該部位には上部支持壁27は設けられていない。
また、上記のように、列方向に並ぶ3個の凹部20の間に於いて、支持内壁21の上縁部210から上方へ連設された上部支持壁27は、その上縁部270に於いて、隣接相手の上部支持壁27の上縁部270に連設されているとともに、該連設部271の端部寄りの部位を残して、当該二つの凹部の上部支持壁27の上縁部270と270を切り離すように、貫通孔272が形成されている。この貫通孔272は、上部支持壁27に対してメロンから加わる力を、適度に逃がすように作用する。このため、輸送時等にメロン側から大きな力が作用した場合でも、メロンの損傷を防止することができる。
図1のパルプモールド成形品は、さらに、上部支持壁27の両端(図1で上下端)の根元部付近に、当該隣接している凹部20と20の開口部(支持内壁21)の上縁部210を結ぶように溝26が形成されており、これにより、その内側部分261の強度を高めている。また、隣接する凹部20が無い部分、即ち、トレイ部10の縁に位置する凹部20の当該の部位には、溝260が形成されており、同様にその周囲の強度を高めている。
なお、図中に符号28で示す斜線部位は、裏面側に形成されたストッパであり、本パルプモールド成形品を他段に積み重ねた場合に、機械装置等での剥離を容易とするように各パルプモールド成形品間に間隙を確保するための部位である。
[B]凹部20が5個の例:
図4〜図7は、果実類(例:メロン)を収容するための凹部20として、トレイ部100中央の1個の凹部20cと、該中央の1個の凹部20cを囲む4個の凹部20a〜20bと、の合計5個が配設されたパルプモールド成形品を示す。ここで、図4は上面図である。また、図5〜図7内に示す(a)〜(f)は、それぞれ、図4内のA視〜F視の断面図である。
以下、凹部が6個の場合の前述の例と異なる構成を説明し、同じ構成については同じ符号を付して示し、説明は省略する。
凹部20が5個の構成(図4〜図7)が、凹部20が6個の構成(図1〜図3)と異なる点は、(1)隣接する凹部間には全て上部支持壁27が形成されていること、(2)上部支持壁27が上面視で相互に略120°の角度を成すように配設されており中央部に大きな貫通孔2720が形成されていること、(3)切込線212に相当する線が無く、したがって、中央で折り曲げられないこと、(4)トレイ部100の長辺方向で比較的離隔して並ぶ凹部20aと20a(及び20bと20b)の間に各凹部20a〜20cの底部23と同じ深さの底部を有する窪み部29a(及び29b)が形成されていること、である。
(1)図4の構成では、図示のように、隣接する凹部間20a−20b間,20a−20c間,20b−20c間には、全て、上部支持壁27が形成されている。これは、図4の構成の場合には、図1の仮想の中央線(切込線212)に相当する部位が無く、したがって、張出部211に相当する部位も無いためである。
(2)5個の凹部20a〜20cが図示のように配設されている結果、隣接する3個の凹部間を隔てる上部支持壁27は、略120°の角度を成す。また、それらが集中する部位にはメロンからの力の集中が発生し易くなるため、比較的大きな貫通孔2720が形成されており、これにより、力を更に逃がし易くしている。
(3)中央の凹部20cを設けた結果、切込線212を設けることはできない。
(4)本発明のように、上面から突出する上部支持壁27を備えたトレイをパルプモールドで成形する場合は、下面側を金型に吸引して成形を行なう。そのようにすると、金型を装着する装置の構成の変更度合いが小さいためである。しかしながら、下面側を金型に吸引して成形すると、乾燥工程では、下面側が乾燥用の搬送ベルト上に載置されることになる。ところが、載置初期、即ち、未乾燥状態では、剛性が不足している。このため、搬送ベルト上に載置される面積が小さいと、ヘタリが発生して、そのヘタリを有する形状のまま乾燥されて形状がヘタリを有する形状に固定されてしまう。このような不具合を防止するために、本例では、窪み部29a(及び29b)を設けて下面側の面積を増大させており、これにより、乾燥工程で下面側を安定的に支持できるようにしている。また、この効果を更に高めるために、本例では、窪み部29a(及び29b)の上縁部から隣接する凹部20a(20b)に繋がる溝部を290を設けて、強度を更に高めている。
凹部が6個の場合の実施の形態のパルプモールド成形品の上面図。 (a)は図1内A視断面図、(b)は図1内B視断面図。 (c)は図1内C視断面図、(d)は図1内D視断面図。 凹部が5個の場合の実施の形態のパルプモールド成形品の上面図。 (a)は図4内A視断面図、(b)は図4内B視断面図、(c)は図4内C視断面図。 (d)は図4内D視断面図、(e)は図4内E視断面図。 (f)は図4内F視断面図。
符号の説明
10 トレイ部
20 凹部
20a 凹部が5個の場合のトレイ長辺方向に並ぶ2個の凹部
20b 凹部が5個の場合のトレイ長辺方向に並ぶ2個の凹部(20aと20bはトレイ短辺方向に並ぶ)
20c 凹部が5個の場合の中央の凹部
21 支持内壁
210 支持内壁の上縁部
211 張出部
212 張出部裏面の切込線
215 支持内壁の下端部
23 底部
24 段部
25 溝部
25p 上面視でトレイ部の長辺方向と平行な方向に設けられている溝部
25v 上面視でトレイ部の長辺方向と直交する方向に設けられている溝部
26 溝
260 溝
261 溝26の内側部
27 上部支持壁
270 上部支持壁の上縁部
271 上部支持壁の連設部
272 上部支持壁の連設部のスリット状の貫通孔
2720 凹部が5個の場合の上部支持壁の連設部の中央の比較的大きな貫通孔
28 ストッパ
29(29a,29b) 窪み部
290 溝

Claims (7)

  1. 果実類を収容するための複数個の凹部が規則的に配設されたトレイ部を有するパルプモールド成形品であって、
    前記凹部の各々は、
    収容対象の果実類の下半分の外形状に略合致する曲面を成す支持内壁と、
    前記支持内壁の下端部から連設された平坦な底部と、
    前記支持内壁から凹部の外方へ窪む溝形状を成し下方に向けて幅狭となり下端にて前記底部の外縁部に連設される複数本の溝部と、
    隣の凹部に隣接する部位の中で隣の凹部との間に前記支持内壁の上縁部から水平に張り出された張出部が介在されていない隣接部位に於いて前記支持内壁の上縁部から更に上方へ連設された上部支持壁と、
    を有し、
    前記上部支持壁は隣接する凹部の上部支持壁に連設されることにより当該隣接凹部との間に山状の部分を構成するとともに該山状の部分周囲が切り離されないで連続するように当該連接上部支持壁の上縁部間である頂部に貫通孔が形成されている、
    ことを特徴とするパルプモールド成形品。
  2. 果実類を収容するための複数個の凹部を外周が閉じた輪状を成すトレイ部に規則的に配設して成るパルプモールド成形品であって、
    前記凹部の各々の開口縁は閉じた輪状を成し、各凹部の各々は、
    収容対象の果実類の下半分の外形状に略合致する曲面を成す支持内壁と、
    前記支持内壁の下端部から連設された平坦な底部と、
    前記支持内壁から凹部の外方へ窪む溝形状を成し下方に向けて幅狭となり下端にて前記底部の外縁部に連設される複数本の溝部と、
    隣の凹部に隣接する部位の中で隣の凹部との間に前記支持内壁の上縁部から水平に張り出された張出部が介在されていない隣接部位に於いて前記支持内壁の上縁部から更に上方へ連設された上部支持壁と、
    を有し、
    前記上部支持壁の上縁部は隣接する凹部の上部支持壁の上縁部に連設されるとともに当該連接された上縁部が端部寄りの部位で連続し且つ中央寄りの部位で切り離されるように貫通孔が形成されている、
    ことを特徴とするパルプモールド成形品。
  3. 果実類を収容するための複数個の凹部を外周が閉じた輪状を成すトレイ部に規則的に配設して成るパルプモールド成形品であって、
    前記凹部の各々の開口縁は閉じた輪状を成し、各凹部の各々は、
    収容対象の果実類の下半分の外形状に略合致する曲面を成す支持内壁と、
    前記支持内壁の下端部から連設された平坦な底部と、
    前記支持内壁から凹部の外方へ窪む溝形状を成し下方に向けて幅狭となり下端にて前記底部の外縁部に連設される複数本の溝部と、
    隣の凹部に隣接する部位の中で隣の凹部との間に前記支持内壁の上縁部から水平に張り出された張出部が介在されていない隣接部位に於いて前記支持内壁の上縁部から更に上方へ連設された上部支持壁と、
    を有し、
    前記上部支持壁は隣接する凹部の上部支持壁に連設されることにより当該隣接凹部との間に山状の部分を構成するとともに該山状の部分周囲が切り離されないで連続するように当該連接上部支持壁の上縁部間である頂部に貫通孔が形成されている、
    ことを特徴とするパルプモールド成形品。
  4. 請求項1〜請求項3の何れかに於いて、
    前記凹部の各々は前記溝部を周方向で等間隔に4本づつ有し、2本は上面視でトレイ部の長辺方向と平行な方向に、残り2本は直交する方向に、それぞれ設けられている、
    ことを特徴とするパルプモールド成形品。
  5. 請求項1〜請求項3の何れかに於いて、
    前記支持内壁の下端部と底部とは段部を介して連設されており、
    前記段部の段差は、前記底部の中央部に収容対象の果実類の底部が接触して支持される高さである、
    ことを特徴とするパルプモールド成形品。
  6. 請求項に於いて、
    前記凹部は3個づつ2列に配設されており、
    前記上部支持壁は列方向にて隣接する凹部間に設けられており、
    列方向と直交する行方向にて隣接する凹部間には前記支持内壁の上縁部から水平に張り出された張出部が介在されており、該張出部の中央部には中央線に沿う折り曲げを可能とする切込線が下面側に形成されており、
    前記トレイ部の長辺方向と直交する方向の2本の溝部の中の前記切込線から遠い側の溝部の下側寄り部位の下面は、前記切込線に沿って折り曲げられた状態で各凹部の当該の下面が同一面を成す、
    ことを特徴とするパルプモールド成形品。
  7. 請求項1〜請求項の何れかに於いて、
    前記凹部は、トレイ部中央の1個と、トレイ部の長辺方向に沿う中央線についての線対称位置の2個が隣接し、短辺方向に沿う中央線についての線対称位置の2個が離隔されるように、前記中央の1個を囲む4個と、の合計5個が配設されており、
    前記短辺方向に沿う中央線についての線対称位置の2個の凹部の間には、各凹部の底部と同じ深さの底部を有する窪み部が形成されている、
    ことを特徴とするパルプモールド成形品。
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