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JP4100075B2 - プロジェクタ検査装置およびプロジェクタ検査方法 - Google Patents

プロジェクタ検査装置およびプロジェクタ検査方法 Download PDF

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JP4100075B2 JP2002203738A JP2002203738A JP4100075B2 JP 4100075 B2 JP4100075 B2 JP 4100075B2 JP 2002203738 A JP2002203738 A JP 2002203738A JP 2002203738 A JP2002203738 A JP 2002203738A JP 4100075 B2 JP4100075 B2 JP 4100075B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プロジェクタ検査装置およびプロジェクタ検査方法に関する。
【0002】
【背景技術】
従来、光源から射出された光束を画像情報に応じて変調し、投写レンズを介してスクリーン上に投写するプロジェクタが知られ、会議、学会、展示会等でのマルチメディアプレゼンテーションに広く利用されている。
このようなプロジェクタとしては、光源ランプと、この光源ランプから射出された光束をダイクロイックミラーを用いて三色の色光R、G、Bに分離する色分離光学系と、これらの分離された光束を色光毎に画像情報に応じて変調する3枚の光変調装置と、各光変調装置で変調された光束を合成して光学像を形成するクロスダイクロイックプリズムと、この合成された光学像を拡大して投写する投写レンズとを備える、いわゆる三板式のプロジェクタが知られている。
【0003】
このようなプロジェクタの製造時には、より鮮明な投写画像を得るために各液晶パネル間相互において、各液晶パネルを投写レンズのバックフォーカスの位置に正確に配置するフォーカス調整と、各液晶パネルの画素を一致させるアライメント調整とを高精度に行う必要があった。特に、プロジェクタの小型化・高輝度化に伴い、より一層高精度な調整が求められていた。
そこで、液晶パネルのフォーカス・アライメント調整では、例えば、3枚の液晶パネルおよびクロスダイクロイックプリズムを含む光学装置を調整対象として、まず、各液晶パネルの画像形成領域に光束を入射させ、クロスダイクロイックプリズムにおける光入射端面から入射され光出射端面から射出された光束をCCDカメラで撮像しながら、各液晶パネルの位置や姿勢を調整して、各液晶パネルの相対位置を調整していた。
【0004】
ここで、CCDカメラによる撮像としては、標準的な投写レンズをマスターレンズとして製造装置に予め組み込んでおき、光学装置およびこの投写レンズを経た光束をスクリーン上に投写し、この投写画像を取りこむ方式(マスターレンズ方式)と、光学装置を経た光束を直接取りこむ方式(直視式)とが採用されている。このような方法を採用することにより、投写レンズと組みあわせることなく、独立して光学装置を検査でき、効率的となっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、いずれの方式による光学装置の検査でも、特定の基準光源を用い特定波長の光源光に基づいて調整するため、実際に組み込まれる光源を用いた完成品としてのプロジェクタの場合とは必ずしも調整が一致せず、プロジェクタの良否が厳密には判別されない場合があるという問題があった。
【0006】
本発明の目的は、完成品であるプロジェクタの光学特性を正確に検査して、プロジェクタの良否を正確に判別できるプロジェクタ検査装置およびプロジェクタ検査方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るプロジェクタ検査装置は、光源と、この光源から射出された光束を画像情報に応じて変調して光学像を形成する光学装置と、この光学装置から射出された光学像を拡大投写する投写光学系とを備えるプロジェクタの良否を検査するプロジェクタ検査装置であって、検査対象であるプロジェクタが設置される設置台と、この設置台に設置された検査対象から拡大投写された光学像に基づく投写画像が形成される透過型スクリーン装置と、この透過型スクリーン装置を前記投写光学系に対して進退方向に移動可能なスクリーン装置移動機構と、前記透過型スクリーン装置の裏面側に設置され、該透過型スクリーン装置に投写された投写画像を撮像する撮像素子を含む撮像装置と、この撮像素子で撮像された投写画像を取り込んで画像信号に変換する画像取込装置と、この画像取込装置で取り込まれた画像信号に基づいて画像の演算処理を行う画像処理装置とを備え、この画像処理装置は、前記撮像素子で撮像された投写画像のフォーカスが合致するように、前記スクリーン装置移動機構の駆動制御を行うフォーカス位置調整部と、前記投写画像を構成する複数の色光毎に、前記フォーカス位置調整部によるフォーカス調整後の前記透過型スクリーン装置の基準位置からの移動量をそれぞれ取得する移動量取得部と、これら取得された色光毎の移動量に基づいて、投写画像の軸上色収差を測定する軸上色収差測定部と、この測定された軸上色収差の値に基づいて、検査対象であるプロジェクタの良否を判定する良否判定部とを備えることを特徴とする。
【0008】
ここで、透過型スクリーン装置は、透過型スクリーンだけの構成に加えて、透過型スクリーンに反射装置である反射ミラーを組みあわせた構成等も含む。
また、複数の色光としては、例えば、赤(R)、緑(G)、青(B)の3色光とすることができる。
撮像装置を構成する撮像素子には、CCD(Charge Coupled Device)等を採用できる。撮像装置としては、CCDと、このCCDの光路前段に配置され、赤(R)、緑(G)、青(B)の3色のフィルタとを備える装置や、赤(R)、緑(G)、青(B)の3色の光束に分解する、いわゆる3CCDを備える装置等を採用できる。画像取込装置には、ビデオキャプチャボードを採用できる。画像処理装置は、コンピュータとして構成することができる。このため、フォーカス位置調整部、移動量取得部、軸上色収差測定部、および良否判定部は、撮像素子からの画像信号が画像取込装置を介して入力されるコンピュータの動作制御を行うOS(Operating System)上に展開される画像処理プログラムとして構成できる。
【0009】
本発明のプロジェクタ検査装置では、例えば、以下のように検査できる。
(1)設置台に検査対象であるプロジェクタを設置し、光源から光束を射出させて全白画像(ノーマリーホワイト)をスクリーン装置に投写する。
(2)プロジェクタから基準投写距離となる位置(基準位置)に透過型スクリーン装置を設定し、3CCDからなる撮像素子により全白画像の撮像を開始する。
(3)3CCDで撮像しながら、例えば、投写画像のうち緑色光成分に基づいて画像処理装置のフォーカス位置調整部によりスクリーン装置移動機構を駆動制御してスクリーン装置を進退移動させ、投写画像のフォーカス調整を行う。この際、フォーカス合致時における位置を取得しておき、前記基準位置からの移動量を移動量取得部で取得する。同様にして、赤色光成分、青色光成分に基づく投写画像について、基準位置からの移動量をそれぞれ取得する。
(4)これらの各色光毎に取得された移動量の差により、軸上色収差測定部で軸上色収差を測定する。
(5)この測定された軸上色収差の値が良品の範囲内にあるか否かにより、良否判定部でプロジェクタの良否を判定する。
(6)得られた軸上色収差の測定結果を検査対象である完成品の製品番号等に対応させた状態で画像処理装置の記憶装置等に記憶させ、検査を終了する。
【0010】
本発明によれば、以上のような手順で検査を行うことにより、検査対象であるプロジェクタに実施に用いられる光源で検査が可能となり、プロジェクタの軸上色収差を簡単で、かつ正確に検査することができ、この検査により検査対象であるプロジェクタの良否を正確に判別できる。このため、高品質な画像投写を可能とするプロジェクタを確実に市場に提供できる。また、全ての検査を自動検査として検査の効率を高めることもできる。
【0011】
ここで、前記撮像装置は、前記透過型スクリーン装置に形成された投写画像を複数の色光に分解する撮像素子を複数個備えていることが好ましい。
この場合には、複数の色光に分解する撮像素子として3CCDを採用することにより、例えば、RGBに対応する色フィルタを用いて各色光毎に撮像する場合に比べて、殆ど同時にRGB毎の画像を撮像できるため、検査の効率性を高めることができる。
また、撮像素子を複数個、例えば、矩形の投写画像の外周端部である四隅に対応して4台配置して、投写画像の複数箇所で検査を行うことにより、検査の精度を高めることができる。
【0012】
以上において、前記撮像装置は、前記透過型スクリーン装置の投写面に沿って前記複数の撮像素子をそれぞれ移動させる撮像素子移動機構を備え、前記画像処理装置は、前記透過型スクリーン装置に形成された投写画像の外周端部を撮像するように前記撮像素子移動機構を駆動制御して、前記複数の撮像素子をそれぞれ移動させる撮像素子調整部と、前記投写画像の外周端部に対応する位置に移動した各撮像素子の位置を複数の色光毎に取得する外周端部位置取得部と、これら色光毎に取得された各撮像素子の位置に基づいて倍率色収差を測定する倍率色収差測定部とを備え、前記良否判定部は、この測定された倍率色収差の値に基づいて、検査対象であるプロジェクタの良否を判定することが好ましい。
【0013】
ここで、例えば、プロジェクタ検査装置において、軸上色収差を検査した後に、次のような手順で倍率色収差を検査できる。
(A)まず、投写画像を黒地に白枠が形成されたような枠状画像として設定しておく。次に、例えば、枠状の投写画像の緑色光成分により、この投写画像の白枠の四隅である外周端部が撮像できるように、撮像素子調整部で撮像素子移動機構を駆動制御して、複数の撮像素子である4台の撮像素子をそれぞれの四隅に移動させる。
(B)外周端部位置取得部により、緑色光成分に基づく各撮像素子の位置を取得する。同様にして、赤色光成分、青色光成分に基づく投写画像について、各撮像素子の位置をそれぞれ取得する。
(C)これらの色光毎に取得された各撮像素子の位置の差を各隅部毎に求めることにより、倍率色収差測定部で倍率色収差を測定する。
(D)この測定された倍率色収差の値が良品の範囲内にあるか否かにより、良否判定部でプロジェクタの良否を判定する。
(E)得られた倍率色収差の測定結果を、先に得られた軸上色収差とともに、検査対象である完成品の製品番号等に対応させた状態で、画像処理装置の記憶装置等に記憶させ、検査を終了する。
【0014】
この場合には、以上のような手順で検査を行うことにより、検査対象であるプロジェクタの軸上色収差に加えて、倍率色収差も簡単で、かつ正確に検査することができ、これらの検査により検査対象であるプロジェクタの良否を正確に判別できる。このため、高品質な画像投写を可能とするプロジェクタを確実に市場に提供できる。
【0015】
以上において、前記透過型スクリーン装置は、前記検査対象から拡大投写された光学像を反射する反射装置と、この反射装置で反射された光学像に基づく投写画像が形成される透過型スクリーンとを備え、前記スクリーン装置移動機構は、前記投写光学系に対する進退方向に前記反射装置を移動可能に構成されていることが好ましい。
この場合には、例えば、プロジェクタの投写光学系と反射装置との間に透過型スクリーンを配置しておき、投写光学系から射出された画像光を投写光学系側に反射して、透過型スクリーンに画像光に基づく投写画像を形成し、投写光学系と透過型スクリーンとの間に配置された撮像装置により投写画像を検査する構成とすることができる。この際、透過型スクリーンには、投写光学系から投写された画像光の光路を阻害しないように、開口部が形成された構成にできる。
このような構成とすれば、投写光学系と透過型スクリーンと撮像装置とが一直線上に配置される場合に比べて、検査装置の小型化を図ることができる。
また、透過型スクリーンの代わりに、画像光を反射させる反射装置である反射ミラーを移動させるため、移動量を少なくすることができ、検査時間を短縮して効率向上を図ることができる。
【0016】
本発明に係るプロジェクタ検査方法は、光源と、この光源から射出された光束を画像情報に応じて変調して光学像を形成する光学装置と、この光学装置から射出された光学像を拡大投写する投写光学系とを備えるプロジェクタの良否を検査するプロジェクタ検査方法であって、設置台に設置された検査対象であるプロジェクタから光学像を拡大投写して、スクリーン装置に投写画像を形成する投写画像形成手順と、この形成された投写画像を複数の色光毎に撮像素子で撮像しながら、各色光毎の投写画像のフォーカスが合致するように、前記透過型スクリーン装置を前記調整対象の投写光学系に対して進退移動させるスクリーン装置移動手順と、前記スクリーン装置の基準位置からの移動量を各色光毎に取得する移動量取得手順と、これら取得された色光毎の移動量に基づいて、投写画像の軸上色収差を測定する軸上色収差測定手順と、この測定された軸上色収差の値に基づいて、検査対象であるプロジェクタの良否を判定する良否判定手順とを備えることを特徴とする。
【0017】
本発明によれば、前記プロジェクタの検査装置と同様に、検査対象であるプロジェクタの軸上色収差を簡単で、かつ正確に検査することができ、この検査により検査対象であるプロジェクタの良否を正確に判別できる。このため、高品質な画像投写を可能とするプロジェクタを確実に市場に提供できる。
【0018】
以上のプロジェクタ検査方法において、前記投写画像形成手順で前記透過型スクリーン装置上に形成された投写画像の外周端部を撮像するように、撮像素子移動機構により前記複数の撮像素子をそれぞれ移動させる撮像素子調整手順と、この移動した各撮像素子の位置を複数の色光毎に取得する外周端部位置取得手順と、これら色光毎に取得された各撮像素子の位置に基づいて、投写画像の倍率色収差を測定する倍率色収差測定手順とを備え、前記良否判定手順は、この測定された倍率色収差の値に基づいて検査対象であるプロジェクタの良否を判定することが好ましい。
【0019】
この場合にも、前記プロジェクタの検査装置と同様に、例えば、軸上色収差を測定した後に、以上のような手順で倍率色収差を測定することにより、検査対象であるプロジェクタの軸上色収差に加えて、倍率色収差も簡単で、かつ正確に検査することができ、これらの検査により検査対象であるプロジェクタの良否を正確に判別できる。このため、高品質な画像投写を可能とするプロジェクタを確実に市場に提供できる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
〔1.プロジェクタの構成〕
図1は、本発明の実施形態に係るプロジェクタ1を上方から見た斜視図である。図2は、プロジェクタ1を下方から見た斜視図である。
図1,2において、プロジェクタ1は、略直方体状の外装ケース2を備えている。外装ケース2は、プロジェクタ1の本体部分を収納する合成樹脂製の筐体であり、アッパーケース21と、ロアーケース22と、これらのケース21,22の前方側を跨るように取り付けられるフロントケース23とを備える。
【0021】
アッパーケース21は、図1に示すように、プロジェクタ1の天面、側面、および背面をそれぞれ構成する上面部211、側面部212、および背面部213を含んで構成される。上面部211の前方側には、操作パネル25が設けられている。また、図2に示すように、アッパーケース21において、前記操作パネルの後方側には、上面部211の後方側と背面部213とを跨る凹部21Aが形成されている。この凹部21Aから外装ケース2に収納された回路基板5の一部が外部に露出している。外部に露出する回路基板5の一部とは、インターフェース部を構成する各種コネクタ5Aである。これらのコネクタ5Aを介して、プロジェクタ1には、外部機器が接続される。
【0022】
ロアーケース22は、図2に示すように、プロジェクタ1の底面、側面、および背面をそれぞれ構成する底面部221、側面部222、および背面部223を含んで構成される。
底面部221には、開口部221Xが形成されている。この矩形状の開口部221Xには、ランプカバー24が嵌め込み式で着脱可能に設けられている。さらに、底面部221には、外部から冷却空気を吸入するための吸気口221A,221Bが形成されている。
【0023】
底面部221において、後方側の略中央部分には、プロジェクタ1の脚部を構成する後脚22Rが形成されている。また、底面部221における前方側の左右の隅部には、同じくプロジェクタ1の脚部を構成する前脚22Fがそれぞれ設けられている。つまり、プロジェクタ1は、後脚22Rおよび2つ前脚22Fにより3点で支持されている。
2つの前脚22Fは、それぞれ上下方向に進退可能に構成されており、プロジェクタ1の前後方向および左右方向の傾き(姿勢)を調整して、投写画像の位置合わせができるようになっている。
【0024】
フロントケース23は、図1に示すように、プロジェクタ1の前面、天面、および側面をそれぞれ構成する前面部231、天面部232、および側面部233を含んで構成される。
フロントケース23には、前面部231および天面部232を跨ぐ開口部23Aが形成されている。この開口部23Aに対応するように、外装ケース2内部には、投写レンズ46が配置されている。この際、開口部23Aから投写レンズ46の一部が外部に露出しており、この露出部分の一部であるレバー46Aを介して、投写レンズ46のズーム操作、フォーカス操作が手動で行えるようになっている。
【0025】
また、前面部231において、前述した開口部23Aの反対側の位置には、開口部としての排気口23Bが形成されている。この排気口23Bの内側には、プロジェクタ1内の空気を誘導する排気ダクト67が設けられており、排気口23Bには、排気ダクト67の排出口が対向している。この排気口23Bには、プロジェクタ1の外部側となる外部ルーバ23B1が形成されている。
【0026】
このような外装ケース2の側面側には、図1に示すように、アッパーケース21の側面部212とロアーケース22の側面部222に跨って吸気口2Aが形成されている。この吸気口2Aの内側には、図示しないシロッコファンが設けられている。
【0027】
図3は、光学ユニット4を模式的に示した平面図である。
光学ユニット4は、図3に示すように、インテグレータ照明光学系41と、色分離光学系42と、リレー光学系43と、光学装置44と、投写光学系としての投写レンズ46とを備える。
【0028】
インテグレータ照明光学系41は、光学装置44を構成する3枚の液晶パネル441(赤、緑、青の色光毎にそれぞれ液晶パネル441R,441G,441Bとする)の画像形成領域を略均一に照明するための光学系であり、光源装置411と、第1レンズアレイ412と、第2レンズアレイ413と、偏光変換素子414と、重畳レンズ415とを備える。
【0029】
光源装置411は、放射光源としての光源ランプ416と、リフレクタ417とを備え、光源ランプ416から射出された放射状の光線をリフレクタ417で反射して平行光線とし、この平行光線を外部へと射出する。
光源ランプ416としては、ハロゲンランプを採用している。なお、ハロゲンランプ以外に、メタルハライドランプや高圧水銀ランプ等も採用できる。
リフレクタ417としては、放物面鏡を採用している。なお、放物面鏡の代わりに、平行化凹レンズおよび楕円面鏡を組みあわせたものを採用してもよい。
【0030】
第1レンズアレイ412は、光軸方向から見てほぼ矩形状の輪郭を有する小レンズがマトリクス状に配列された構成を有している。各小レンズは、光源ランプ416から射出される光束を、複数の部分光束に分割している。各小レンズの輪郭形状は、液晶パネル441の画像形成領域の形状とほぼ相似形をなすように設定されている。たとえば、液晶パネル441の画像形成領域のアスペクト比(横と縦の寸法の比率)が4:3であるならば、各小レンズのアスペクト比も4:3に設定する。
【0031】
第2レンズアレイ413は、第1レンズアレイ412と略同様な構成を有しており、小レンズがマトリクス状に配列された構成を有している。この第2レンズアレイ413は、重畳レンズ415とともに、第1レンズアレイ412の各小レンズの像を液晶パネル441上に結像させる機能を有する。
【0032】
偏光変換素子414は、第2レンズアレイ413と重畳レンズ415との間に配置されるとともに、第2レンズアレイ413と一体でユニット化されている。このような偏光変換素子414は、第2レンズアレイ413からの光を1種類の偏光光に変換するものであり、これにより、光学装置44での光の利用効率が高められている。
【0033】
具体的に、偏光変換素子414によって1種類の偏光光に変換された各部分光は、重畳レンズ415によって最終的に光学装置44の液晶パネル441上にほぼ重畳される。偏光光を変調するタイプの液晶パネル441を用いたプロジェクタ1では、1種類の偏光光しか利用できないため、他種類のランダムな偏光光を発する光源ランプ416からの光のほぼ半分が利用されない。このため、偏光変換素子414を用いることにより、光源ランプ416から射出された光束を全て1種類の偏光光に変換し、光学装置44での光の利用効率を高めている。
なお、このような偏光変換素子414は、たとえば特開平8−304739号公報に紹介されている。
【0034】
色分離光学系42は、2枚のダイクロイックミラー421,422と、反射ミラー423とを備え、ダイクロイックミラー421、422によりインテグレータ照明光学系41から射出された複数の部分光束を赤(R)、緑(G)、青(B)の3色の色光に分離する機能を有している。
【0035】
リレー光学系43は、入射側レンズ431と、リレーレンズ433と、反射ミラー432、434とを備え、色分離光学系42で分離された色光である赤色光を液晶パネル441Rまで導く機能を有している。
【0036】
この際、色分離光学系42のダイクロイックミラー421では、インテグレータ照明光学系41から射出された光束の赤色光成分と緑色光成分とが透過するとともに、青色光成分が反射する。ダイクロイックミラー421によって反射した青色光は、反射ミラー423で反射し、フィールドレンズ418を通って、青色用の液晶パネル441Bに到達する。このフィールドレンズ418は、第2レンズアレイ413から射出された各部分光束をその中心軸(主光線)に対して平行な光束に変換する。他の液晶パネル441G、441Bの光入射側に設けられたフィールドレンズ418も同様である。
【0037】
また、ダイクロイックミラー421を透過した赤色光と緑色光のうちで、緑色光は、ダイクロイックミラー422によって反射し、フィールドレンズ418を通って、緑色用の液晶パネル441Gに到達する。一方、赤色光は、ダイクロイックミラー422を透過してリレー光学系43を通り、さらにフィールドレンズ418を通って、赤色光用の液晶パネル441Rに到達する。
なお、赤色光にリレー光学系43が用いられているのは、赤色光の光路の長さが他の色光の光路長さよりも長いため、光の拡散等による光の利用効率の低下を防止するためである。すなわち、入射側レンズ431に入射した部分光束をそのまま、フィールドレンズ418に伝えるためである。
【0038】
光学装置44は、入射された光束を画像情報に応じて変調してカラー画像を形成するものであり、色分離光学系42で分離された各色光が入射される3つの入射側偏光板442と、各入射側偏光板442の後段に配置される光変調装置としての液晶パネル441R,441G,441Bと、各液晶パネル441R,441G,441Bの後段に配置される射出側偏光板443と、色合成光学系としてのクロスダイクロイックプリズム444とを備える。
【0039】
液晶パネル441R,441G,441Bは、例えば、ポリシリコンTFTをスイッチング素子として用いたものである。
光学装置44において、色分離光学系42で分離された各色光は、これら3枚の液晶パネル441R,441G,441B、入射側偏光板442、および射出側偏光板443によって、画像情報に応じて変調された光学像を形成する。
【0040】
入射側偏光板442は、色分離光学系42で分離された各色光のうち、一定方向の偏光光のみ透過させ、その他の光束を吸収するものであり、サファイヤガラス等の基板に偏光膜が貼付されたものである。
射出側偏光板443も、入射側偏光板442と略同様に構成され、液晶パネル441(441R,441G,441B)から射出された光束のうち、所定方向の偏光光のみ透過させ、その他の光束を吸収するものである。
これらの入射側偏光板442および射出側偏光板443は、互いの偏光軸の方向が直交するように設定されている。
【0041】
クロスダイクロイックプリズム444は、射出側偏光板443から射出され、各色光毎に変調された光学像を合成してカラー画像を形成するものである。
クロスダイクロイックプリズム444には、赤色光を反射する誘電体多層膜と青色光を反射する誘電体多層膜とが、4つの直角プリズムの界面に沿って略X字状に設けられ、これらの誘電体多層膜により3つの色光が合成される。
【0042】
投写レンズ46は、光学装置44のクロスダイクロイックプリズム444で合成されたカラー画像を拡大して投写するものである。
【0043】
以上説明した各光学系41〜44は、図示しない合成樹脂製のライトガイド内に収容される。このライトガイドは、各光学部品412〜415,418,421〜423,431〜434,442を上方からスライド式に嵌め込む溝部が形成された下ライトガイドと、この下ライトガイドの上部の開口側を閉塞する蓋状の上ライトガイドとを備えて構成される。また、このライトガイドの一端側には、光源装置411が収容され、他端側には、ヘッド部を介して投写レンズ46がねじ止め固定される。
【0044】
〔2.プロジェクタ検査装置の構成〕
図4は、本発明に係るプロジェクタ検査装置10を示す側面図である。図5は、このプロジェクタ検査装置10を示す平面図である。
プロジェクタ検査装置10は、図4,5に示すように、製造されたプロジェクタ1が収納配置される検査部本体50と、投写部本体60とを備える。
【0045】
検査部本体50は、UV遮光カバー50Aと、このUV遮光カバー内に設けられ、プロジェクタ1を設置するための設置台50Bとを備える。
UV遮光カバー50Aは、設置台50Bを囲む側板51と、底板52と、側板51に開閉自在に設けられたドア53と、下部に設けられた載置台54とを備える。側板51には、プロジェクタ1から照射された画像光を投写部本体60に透過するための透過窓51Aが設けられている。
【0046】
ドア53は、検査対象となるプロジェクタ1を給材・除材する時等に設けられるものであり、紫外線を透過しないアクリル板から形成される。
載置台54の下部側には、装置据え付け時に、検査部本体50の移動を容易にするキャスタ54Aが設けられている。
【0047】
設置台50Bの上面には、図示を省略するが、プロジェクタ1の左右の両前脚22F(図2)をねじ止め固定するねじ部が設けられている。このねじ部において設置台50Bの上面にプロジェクタ1をねじ止め固定することにより、プロジェクタ1が一定の位置に固定される。
【0048】
投写部本体60は、透過型スクリーン装置としてのスクリーンユニット70と、撮像装置としての画像検出装置80と、これらのスクリーンユニット70および画像検出装置80を収納する暗室60Aとを備える。暗室60Aは、スクリーンユニット70および画像検出装置80を囲む側板61、底板62および天板63と、載置台64とを備える。側板61には、プロジェクタ1から照射される画像光を透過するための透過窓61Aが設けられ、載置台64の下部には、キャスタ64Aが設けられている。
【0049】
スクリーンユニット70は、プロジェクタ1から射出された画像光を投写するものであり、暗室60Aの検査部本体50側に配置された透過型スクリーン71と、暗室60Aの検査部本体50側とは反対側に配置された反射ユニット72とを備える。
【0050】
図6は、透過型スクリーン71を背面側から見た図である。
透過型スクリーン71は、図6に示すように、周囲に設けられる矩形状の枠体711と、この枠体711の内側に設けられるスクリーン本体712とを備える。スクリーン本体712は、例えば、不透明樹脂層上に光学ビーズを均一に分散配置して構成でき、光学ビーズが配置された側から光束を入射すると、光学ビーズがレンズとなって、該光束をスクリーン本体712の裏面側に射出するようになっている。また、スクリーン本体712には、プロジェクタ1の投写レンズ46から射出された画像光を透過する透過窓71Aが設けられている。
【0051】
反射ユニット72は、図4に示すように、プロジェクタ1の投写レンズ46から射出された画像光を透過型スクリーン71に向けて反射させるものであり、投写レンズ46に正対配置される反射装置本体721と、この反射装置本体721を投写レンズ46に対して進退方向に移動可能とする反射装置移動機構722とを備える。
【0052】
反射装置本体721は、射出される画像光の位置に応じて同一面内に配置されたミラー721Aと、このミラー721Aが取り付けられる取付板721Bと、この取付板721Bの下部を支持する支持板721Cとを備える。ミラー721Aの反射面721A1は、投写レンズ46から照射される画像光の光軸と直交となるように構成されている。
【0053】
反射装置移動機構722は、暗室60Aの底板62に透過型スクリーン71の平面と直交する方向に延びる複数のレール722Aと、これらのレール722A上を回転移動可能とされ支持板721Cに設けられた車輪722Cと、この車輪722Cを回転駆動する図示しない駆動機構とを備える。
【0054】
画像検出装置80は、透過型スクリーン71に形成された投写画像における所定部分の検出を行う装置であり、透過型スクリーン71の裏面側の四隅部分に設けられる4台の3CCDカメラ81と、各3CCDカメラ81を透過型スクリーン71の面に沿って移動させる移動機構82とを備える。
【0055】
撮像装置としての3CCDカメラ81は、投写画像を複数の色光である3色光(赤、緑、青)に分解し、これらの分解された色光毎に専用の撮像素子であるCCDで撮像するものであり、スクリーン本体712の背面側から投写画像を検出している。また、3CCDカメラ81は、遠隔制御により自由にズーム・フォーカスを調整できるようになっている。
【0056】
移動機構82は、図6に示すように、枠体711の水平方向に沿って延びる水平部821と、垂直方向に延びる垂直部822と、3CCDカメラ81が取り付けられるカメラ取付部823とを備える。これにより、各3CCDカメラ81は、水平部821に対して垂直部822が水平方向に摺動し、この垂直部822に対してカメラ取付部823が垂直方向に摺動して、透過型スクリーン71に沿って自在に移動可能となっている。
【0057】
図7は、プロジェクタ検査装置10の制御構造を模式的に示す図である。
図7に示すように、検査部本体50内のプロジェクタ1および投写部本体60は、画像処理装置であるコンピュータ90と電気的に接続されている。
コンピュータ90は、CPUおよび記憶装置を備え、投写部本体60の移動機構の動作制御を行うとともに、図示しないビデオキャプチャボード等の画像取込装置を介して、4台の3CCDカメラ81と接続されている。
【0058】
3CCDカメラ81で撮像された投写画像は、前記画像取込装置を介してコンピュータ90に入力され、コンピュータに適合する画像信号に変換された後、CPUを含むコンピュータ90の動作制御を行うOS上に展開される画像処理プログラムにより画像処理がなされる。
【0059】
図8は、コンピュータ90の機能を示すブロック図である。
図8に示すように、コンピュータ90は、処理部91と、フォーカス位置調整部92と、移動量取得部93と、軸上色収差測定部94と、撮像素子調整部95と、外周端部位置取得部96と、倍率色収差測定部97と、良否判定部98とを備える。
【0060】
処理部91は、3CCDカメラ81で撮像された投写画像Xを、画像取込装置としてのビデオキャプチャボード100で画像信号に変換して取り込み、この取り込んだ画像信号に基づいて画像の演算処理を行う部分である。
【0061】
フォーカス位置調整部92は、処理部91で演算処理がなされた画像に基づいて、この画像のフォーカスが合致するように反射装置移動機構722を駆動制御して、反射装置本体721の位置を変化させる部分である。なお、フォーカス位置調整部92は、3色光毎に実施される。
【0062】
移動量取得部93は、フォーカス位置調整部92によってフォーカス調整された際における反射装置本体721の基準位置からの移動量を色光毎に取得する部分である。
軸上色収差測定部94は、移動量取得部93で取得された色光毎の移動量に基づいて、投写画像Xの軸上色収差を測定する部分である。
【0063】
撮像素子調整部95は、処理部91で演算処理がなされた略矩形状のアライメントパターン画像に基づいて、このアライメントパターン画像の外周端部である四隅部分Yに対応する位置に、4台の3CCDカメラ81が移動するように移動機構82を駆動制御する部分である。
外周端部位置取得部96は、アライメントパターン画像の四隅部分Yの位置に移動した各3CCDカメラ81の位置を3色光毎に取得する部分である。
【0064】
倍率色収差測定部97は、外周端部位置取得部96で3色光毎に取得された各3CCDカメラ81の位置に基づいて、倍率色収差を測定する部分である。
良否判定部98は、測定された軸上色収差や倍率色収差の値に基づいて、検査対象であるプロジェクタ1の良否を判定する部分である。
【0065】
〔3.プロジェクタ検査方法〕
このようなプロジェクタ検査装置10において、調整対象となるプロジェクタ1の検査方法は、図9に示すフローチャートに基づいて行われる。
(1)まず、完成品であるプロジェクタ1を治具である設置台50Bにセットする(処理S1)。
(2)プロジェクタ1の電源を入れて光源ランプ416を点灯させ(処理S2)、液晶パネル441R,441G,441Bに所定の信号を出力して、投写画像を全白状態(ノーマリーホワイト)に設定する(処理S3:投写画像形成手順)。すると、光源ランプ416から射出された光束は、液晶パネル441R、441G、441Bに入射し、クロスダイクロイックプリズム444で合成され、投写レンズ46から射出される。この射出された合成画像光は、反射装置本体721で反射されから、透過型スクリーン71に投写されて投写画像Xが形成される。
【0066】
(3)反射装置移動機構722の反射ミラー軸を駆動して、反射装置本体721を基準投写距離に設定する(処理S4)。具体的には、基準投写距離は、プロジェクタ1から透過型スクリーン71までが、製品により異なるが、概ね1.8mとなる位置である。
【0067】
(4)フォーカスリングであるレバー46Aが基準投写距離に応じた位置となるように回動する(処理S5)。
(5)前記反射ミラー軸を動作して、反射装置本体721を透過型スクリーン71に対して前後する方向に進退させる(処理S6:スクリーン装置移動手順)。
(6)投写画像Xの四隅部分に位置する4台の3CCDカメラ81で投写画像Xを撮像して処理部91で演算処理しながら、フォーカス位置調整部92で3色光毎に略同時のタイミングで投写画像Xのフォーカス調整を行う(処理S7:スクリーン装置移動手順)。この際、移動量取得部93で基準投写距離に基づいて最適フォーカス位置を各色光毎に取得する(処理S8:移動量取得手順)。また、軸上色収差測定部94でこれらの取得された最適フォーカス位置により、緑色光における最適フォーカス位置を基準とした赤色光および青色光の最適フォーカス位置であるフォーカス位置差、つまり軸上色収差を算出する(処理S9:軸上色収差測定手順)。
【0068】
(7)次に、良否判定部98において、前記赤色または青色のフォーカス位置差が所定の基準値の範囲内にあるか否かを判定し(処理S10:良否判定手順)、範囲内にないと判定した場合には、プロジェクタ1を不良と判定する。一方、範囲内にあると判定した場合には、処理S11に進む。
【0069】
(8)次に、良否判定部98において、取得した各色光毎の最適フォーカス位置が、基準投写距離に基づく所定範囲内(基準投写距離1.8m±0.1mの範囲内)にあるか否かを判定し(処理S11:良否判定手順)、範囲内にないと判定した場合には、プロジェクタ1を不良と判定する。一方、範囲内にあると判定した場合には、処理S12に進む。
【0070】
(9)次に、コンピュータ90は、各液晶パネル441R,441G,441Bにアライメント調整用の画像パターンを含む画像信号を出力して、図10に示すように、投写画像を黒地PBに白枠PW状のアライメントパターン画像Pとしてから(処理S12)、撮像素子調整部95により、4台の3CCDカメラ81をそれぞれ移動させて(処理S13:撮像素子調整手順)、外周端部位置取得部96により、アライメントパターン画像Pの白枠PWの四隅部分Yを検索し(処理S14)、四隅部分Yの位置を計測して取得する(処理S15:外周端部位置取得手順)。これらの動作は、3色光について4台の3CCDカメラ81のそれぞれで実施される。
【0071】
(10)次に、倍率色収差測定部97により、緑色光における四隅位置を基準とした赤色光および青色光の四隅位置の差を算出する(処理S16)。
(11)良否判定部98において、前記赤色または青色の四隅位置の差(画素ズレ量)が所定の基準値の範囲内にあるか否かを判定し(処理S17:良否判定手順)、範囲内にないと判定した場合には、プロジェクタ1を不良と判定する。一方、範囲内にあると判定した場合には、前記算出した四隅位置の差に基づいて倍率色収差を計測し取得する(処理S18:倍率色収差測定手順)。最後にこれらの軸上色収差および倍率色収差のデータを、この検査対象とされたプロジェクタ1の製品番号に対応させた状態で、コンピュータ90のハードディスク等に記憶させておく。以上で、プロジェクタ1の検査を終了する。
【0072】
〔4.実施形態の効果〕
本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)プロジェクタ検査装置10を用いて前述の手順で検査を行うことにより、検査対象であるプロジェクタ1の軸上色収差や倍率色収差を簡単で、かつ正確に検査することができる。このため、検査対象であるプロジェクタ1の良否を正確に判別できる。従って、高品質な画像投写を可能とするプロジェクタ1を確実に市場に提供できる。
【0073】
(2)撮像素子として3CCD81を採用することにより、色フィルタを用いて各色光毎に撮像する場合に比べて、一回で略同時にRGBの画像を撮像できるため、検査の効率性を高めることができる。
【0074】
(3)3CCDカメラ81を4台配置することにより、投写画像の複数箇所で検査を行うことができて、検査の精度を高めることができる。
【0075】
(4)プロジェクタ1の投写レンズ46から射出された光束を反射装置本体721で反射し、この反射光を透過型スクリーンに投写する構成としたので、検査装置10の小型化を図ることができる。また、画像光を反射させる反射装置本体721を移動させるため、透過型スクリーンを移動させる場合に比べて移動量を少なくすることができ、検査時間の短縮、および装置の小型化を実現して効率向上を図ることができる。
【0076】
(5)コンピュータ90等を用いて全ての検査を自動的に行うようにしたので、検査の効率を高めることができる。
【0077】
〔5.実施形態の変形〕
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、撮像装置として3枚のCCDを備える3CCDカメラを採用したが、これに限らず、1枚のCCDを備えるCCDカメラおよび色フィルタにより構成されたものを採用してもよい。また、3CCDカメラの台数も前記4台には限定されず、2台や、6台、9台等の他の数としてもよい。
【0078】
また、プロジェクタ検査装置10を、画像光を反射装置本体721で反射させてから透過型スクリーン71に投写し、反射装置本体721を進退させる構成としたが、これに限らず、例えば、反射装置本体721を採用せずに、画像光を直接透過型スクリーン71に投写し、この透過型スクリーン71を進退させる構成を採用してもよい。
【0079】
前記各実施形態において、光変調装置として液晶パネルを採用したが、これに限らず、例えば、マイクロミラーを用いたデバイス等の液晶以外の反射型の光変調装置等を採用してもよい。
その他、本発明の実施時の具体的な構造および形状等は、本発明の目的を達成できる範囲で、他の構造等としてもよい。
【0080】
【発明の効果】
本発明によれば、プロジェクタの光学特性を正確に検査して、プロジェクタの良否を正確に判別できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るプロジェクタを上方から見た斜視図である。
【図2】前記プロジェクタを下方から見た斜視図である。
【図3】前記プロジェクタを構成する光学ユニットを模式的に示した平面図である。
【図4】本発明に係るプロジェクタ検査装置を示す側面図である。
【図5】前記プロジェクタ検査装置を示す平面図である。
【図6】前記プロジェクタ検査装置を構成する透過型スクリーンを背面側から見た図である。
【図7】前記プロジェクタ検査装置の制御構造を模式的に示す図である。
【図8】前記プロジェクタ検査装置を構成するコンピュータの機能を示すブロック図である。
【図9】前記プロジェクタ検査装置を用いて前記プロジェクタの検査の手順を示すフローチャートである。
【図10】前記透過型スクリーンに投写された投写画像を示す図である。
【符号の説明】
1 プロジェクタ
10 プロジェクタ検査装置
44 光学装置
46 投写レンズ(投写光学系)
50 検査部本体
50B 設置台
60 投写部本体
70 スクリーンユニット(透過型スクリーン装置)
71 透過型スクリーン
72 反射ユニット(反射装置)
80 画像検出装置(撮像装置)
81 3CCDカメラ(撮像素子)
82 移動機構(撮像素子移動機構)
90 コンピュータ(画像処理装置)
92 フォーカス位置調整部
93 移動量取得部
94 軸上色収差測定部
95 撮像素子調整部
96 外周端部位置取得部
97 倍率色収差測定部
98 良否判定部
100 ビデオキャプチャボード(画像取込装置)
416 光源ランプ(光源)
441(441R,441G,441B)液晶パネル
722 反射装置移動機構(スクリーン装置移動機構)
X 投写画像
Y 四隅部分(外周端部)

Claims (6)

  1. 光源と、この光源から射出された光束を画像情報に応じて変調して光学像を形成する光学装置と、この光学装置から射出された光学像を拡大投写する投写光学系とを備えるプロジェクタの良否を検査するプロジェクタ検査装置であって、
    検査対象であるプロジェクタが設置される設置台と、
    この設置台に設置された検査対象から拡大投写された光学像に基づく投写画像が形成される透過型スクリーン装置と、
    この透過型スクリーン装置を前記投写光学系に対して進退方向に移動可能なスクリーン装置移動機構と、
    前記透過型スクリーン装置の裏面側に設置され、該透過型スクリーン装置に投写された投写画像を撮像する撮像素子を含む撮像装置と、
    この撮像素子で撮像された投写画像を取り込んで画像信号に変換する画像取込装置と、
    この画像取込装置で取り込まれた画像信号に基づいて画像の演算処理を行う画像処理装置とを備え、
    この画像処理装置は、前記撮像素子で撮像された投写画像のフォーカスが合致するように、前記スクリーン装置移動機構の駆動制御を行うフォーカス位置調整部と、
    前記投写画像を構成する複数の色光毎に、前記フォーカス位置調整部によるフォーカス調整後の前記透過型スクリーン装置の基準位置からの移動量をそれぞれ取得する移動量取得部と、
    これら取得された色光毎の移動量に基づいて、投写画像の軸上色収差を測定する軸上色収差測定部と、
    この測定された軸上色収差の値に基づいて、検査対象であるプロジェクタの良否を判定する良否判定部とを備えることを特徴とするプロジェクタ検査装置。
  2. 請求項1に記載のプロジェクタ検査装置において、
    前記撮像装置は、前記透過型スクリーン装置に形成された投写画像を複数の色光に分解する撮像素子を複数個備えていることを特徴とするプロジェクタ検査装置。
  3. 請求項2に記載のプロジェクタ検査装置において、
    前記撮像装置は、前記透過型スクリーン装置の投写面に沿って前記複数の撮像素子をそれぞれ移動させる撮像素子移動機構を備え、
    前記画像処理装置は、前記透過型スクリーン装置に形成された投写画像の外周端部を撮像するように前記撮像素子移動機構を駆動制御して、前記複数の撮像素子をそれぞれ移動させる撮像素子調整部と、
    前記投写画像の外周端部に対応する位置に移動した各撮像素子の位置を複数の色光毎に取得する外周端部位置取得部と、
    これら色光毎に取得された各撮像素子の位置に基づいて倍率色収差を測定する倍率色収差測定部とを備え、
    前記良否判定部は、この測定された倍率色収差の値に基づいて、検査対象であるプロジェクタの良否を判定することを特徴とするプロジェクタ検査装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載のプロジェクタ検査装置において、
    前記透過型スクリーン装置は、前記検査対象から拡大投写された光学像を反射する反射装置と、この反射装置で反射された光学像に基づく投写画像が形成される透過型スクリーンとを備え、
    前記スクリーン装置移動機構は、前記投写光学系に対する進退方向に前記反射装置を移動可能に構成されていることを特徴とするプロジェクタ検査装置。
  5. 光源と、この光源から射出された光束を画像情報に応じて変調して光学像を形成する光学装置と、この光学装置から射出された光学像を拡大投写する投写光学系とを備えるプロジェクタの良否を検査するプロジェクタ検査方法であって、
    設置台に設置された検査対象であるプロジェクタから光学像を拡大投写して、スクリーン装置に投写画像を形成する投写画像形成手順と、
    この形成された投写画像を複数の色光毎に撮像素子で撮像しながら、各色光毎の投写画像のフォーカスが合致するように、前記透過型スクリーン装置を前記調整対象の投写光学系に対して進退移動させるスクリーン装置移動手順と、
    前記スクリーン装置の基準位置からの移動量を各色光毎に取得する移動量取得手順と、
    これら取得された色光毎の移動量に基づいて、投写画像の軸上色収差を測定する軸上色収差測定手順と、
    この測定された軸上色収差の値に基づいて、検査対象であるプロジェクタの良否を判定する良否判定手順とを備えることを特徴とするプロジェクタ検査方法。
  6. 請求項5に記載のプロジェクタ検査方法において、
    前記投写画像形成手順で前記透過型スクリーン装置上に形成された投写画像の外周端部を撮像するように、撮像素子移動機構により前記複数の撮像素子をそれぞれ移動させる撮像素子調整手順と、
    この移動した各撮像素子の位置を複数の色光毎に取得する外周端部位置取得手順とを備え、
    これら色光毎に取得された各撮像素子の位置に基づいて、投写画像の倍率色収差を測定する倍率色収差測定手順とを備え、
    前記良否判定手順は、この倍率色収差測定手順での測定された倍率色収差の値に基づいて検査対象であるプロジェクタの良否を判定することを特徴とするプロジェクタ検査方法。
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