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JP4194665B2 - 固体処方物 - Google Patents

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Description

本発明は、水に分散または溶解後に水性スプレー適用に適切な固体または構築したゲル処方物、および特に固体または水溶性または水分散性物質の構築したゲル処方物に関する。さらに、本発明は、溶液をスプレーする過程、あるいは水溶性の分散物または水分散性固体または構築したゲル処方物の分散の過程においてスラッジ形成を低減する方法に関する。
浮遊顆粒(floating granules)は、公知であり、例えば水田の水の処理に使用され、経過時間において物質の遅い分散を提供する。このような顆粒は、タンクで混合して行うのに対立するものとして、水田に直接適用され、そして結果としてスラッジの問題をひきおこさない。
Zasso Kenkyu(1995),40(2),80-6、において、湿潤性粉末の形態をとるナプロアニリド(naproanilide)処方物の研究が開示されており、この処方物は水溶性バッグに入れられ、かつ中空のガラス浮遊キャリア粒子を含有している。処方物を含有する水溶性バッグは、水田の水に直接適用することが意図される。キャリアの濃度が高い場合、処方物は、湿潤性粉末が水中に完全に分散するまで水面に浮遊し、そして処方物から水中に放出されるナプロアニリドの量は多いと結論づけられる。キャリアの濃度が低い場合、処方物の全体は、水に溶解させたフィルムがナプロアニリドの低い放出を生じた後、すぐに沈んだ。生物学的活性の試験において、20%の浮遊キャリアを含有する水溶性フィルムでパックされた湿潤性粉末は、水田における除草剤適用の労力を低減し得る処方物としての能力を有するが、キャリアの含量が14%未満の場合、水中に拡散するナプロアニリドの量は少なく、そして除草剤の効率は非常に低いと結論づけられた。
本発明は、タンクで混合して分散または溶解した後、水性スプレー適用のための任意の固体または構築したゲル処方物に適用可能である。本発明は、いかなる特定の分野にも限定されないが、このような固体または構築されたゲル処方物は、代表的には農業、公衆衛生および動物の衛生において水性スプレーに使用される。従って、この活性成分は、例えば、除草剤、殺虫剤、抗線虫薬、殺菌剤または植物成長制御因子であり得る。あるいは、顆粒は、湿潤剤または他のアジュバントのような補助試薬を保持するために使用され得る。
水性スプレーのための適用に適切な活性成分または補助試薬は、広範な種々の様式で処方され得る。本発明は、固体水溶性または水分散性処方物(例えば、顆粒処方物(時には、水溶性または水分散性グレイン処方物または湿潤性顆粒とも呼ぶ))に関する。しかしながら、本発明は、顆粒処方物に限定されず、その利点はまた、固体処方物の他の形態(例えば、「キャストテープ」(国際出願第96/02947号およびGB2095558号の例に記載されているような)、フレーク、湿潤性粉末またはタブレット)で現れ得る。本発明はまた、構築したゲル処方物(例えば、水溶性バッグ中への組み込みに適切なおよび固体水分散性物質を含有する構築したゲル処方物)に関する。
このような固体または構築したゲル処方物(および特に水溶性バッグに入れた場合の構築したゲル処方物中の)は、液体処方物と比較して多くの利点を有する。このような利点は、例えば輸送コストの低減、作業者の曝露の低減および容器の残留汚染の低減を含む。構築したゲル処方物を含有する固体処方物または水溶性バッグは、使い捨て容器の使用が受容可能である程度まで、残留処方物を低減し得る。
湿潤性、分散性または水溶性の固体あるいは構築したゲル処方物は、通常、水溶性または水分散性であり得る固体不活性フィラーを配合した水性スプレーによる適用に適切な、農芸化学的なまたは他の成分からなる。補助試薬(例えば、界面活性剤、活性エンハンサー、消泡剤および安定剤)は、しばしば使用され、同じ固体または活性成分を有する構築したゲル処方物を包含しても良く、あるいはタンクで混合する工程で添加しても良い。
顆粒のような固体または構築したゲル処方物は、種々の技術(例えば、パン顆粒化、スプレー乾燥、凝集および押し出しを含む)によって形成され得る。固体「キャストテープ」を提供するための技術は、GB2095558および本発明者らの国際出願第96/02947号に例示される。構築したゲル処方物を提供するための技術は、例えばWO96/03870号で示される。
使用において、固体または構築したゲル処方物を、水に添加して、溶液または分散物を形成し、次いでこれはスプレーとして適用される(例えば、植物へのスプレー適用のように)。例えば、農芸化学用途において、固体または構築したゲル処方物は、代表的には、ナップザック噴霧器用の約20リットルから市販のスプレータンクのための約100〜2000リットルの水を含むタンク中で、スプレーする直前に水と混合する。この構築したゲル処方物は、簡便には、水に添加する前に水溶性バッグに入れられ得る。固体処方物は、より一般的には、直接水に添加されるが、所望ならば、水溶性バッグに入れても良い。一般的に、このようなスプレータンクは、いくつかの撹拌の手段(例えば、機械的撹拌または水のポンプ循環)で提供され、特に、例えば、処方物が古くなってしまうのであれば、タンク内の撹拌の程度は比較的非効率的になり得、または固体もしくは構築したゲル処方物自身は本質的に分散が困難であり得る。特に、タンク内には、撹拌のレベルが特に弱くなる特定のゾーン(「デッドゾーン」)があり得る。従って、実施において、不溶性あるいは部分的または遅い溶解性物質の有効な分散物は、達成され得、そして不溶性固体スラッジは、スプレー適用のタイムスケールの間、タンク内のデッドゾーンで形成され得る。いったん、スラッジが形成し始めると、効果的撹拌を適用してさえ、密集し、そして再分散するには硬くなりすぎ得る。スラッジが再分散されるとしても、なお粒子の比較的大きい凝集物が形成し得、スプレーノズルまたはフィルターをブロックする傾向があり得る。さらに、スラッジの形成は、スプレーノズルを出て水相から活性物質の除去を示す。従って、スラッジが最終的に分散し、そして残渣が残らないとしても、スラッジが分解されそしてノズルを通過する場合、スプレー中の活性物質の濃度は、後期段階より初期段階のほうがより小さい。従って、スラッジ形成は、スプレー中の活性物質の不均一な分布をもたらし、そして活性物質の生物学的利用価値に乏しい。スプレーを完了した後スプレータンク中に残ったスラッジは、汚染および処分の問題を引き起こし得る。一般に、スプレータンク中のスラッジの形成は、よく認識される問題であり、固体または構築したゲル処方物の使用に関連し得る。当然のことながら、この問題の1つの解決方法は、混合タンク内でさらに効率のよい撹拌を提供することであるが、コストに関して魅力がなく、そして固体または構築したゲル処方物が、従来のスプレータンク中でスラッジ形成を低減することが好ましくあるべきである。
現在、本発明者らは、スラッジ形成の問題が、固体または構築したゲル処方物の密度がそれより小さい密度を有する固体粒子の中に取り込むことによって低減すれば、緩和し得ることを見出している。固体粒子がノズルをブロックしない場合、スプレーノズルの直径より小さい直径を有している。さらに、使用において、一般的に、適切なフィルターによって妨害物から保護されるスプレーノズルに使用する場合、好ましくは、この粒子は、それが通過するスプレーノズルフィルターの直径より小さい直径を有する。
従って、本発明によれば、水溶性または水分散性の固体あるいは構築したゲル処方物による溶液または分散物をスプレーする過程においてスラッジ形成を低減する方法を提供しており、この方法は、上記の固体または構築したゲル処方物に、1g/cm3未満の密度および低密度固体粒子状物質が通過するスプレーノズルフィルターの直径未満の直径を有する低密度固体粒子状物質を配合する工程を包含する。
本発明のさらなる局面によれば、1g/cm3未満の密度および低密度固体粒子状物質が通過するスプレーノズルフィルターの直径未満の直径を有する低密度固体粒子状物質を含む方法に使用するために適切な固体または構築したゲル処方物を提供している。
固体または構築したゲル処方物は、スラッジ形成の問題が、水溶性固体または構築したゲル処方物について、明らかに重大ではないので、通常水分散性であるが、水溶性固体または構築したゲル処方物でさえ、固体の溶解がスプレー時間と比較して遅い場合、スラッジ形成を起こし得る。従って、本発明の代表的な固体処方物は、例えば、水分散性の顆粒、粉末、フレーク、タブレットまたはキャストテープであり、そして水分散性または水溶性である農芸化学的物質または農芸化学的補助試薬および水分散性キャリアからなる。代表的な構築されたゲルは、ゲル構築中に保持された水分散性材料を含む。
スラッジ形成の問題は、殆ど共通して水分散性フィラーの使用に関係する。多くのこのようなフィラーは、当該分野で公知であり、そして市販されている広範なフィラーから選択可能である。代表的なフィラーの例は、タルク、シリカ、カオリン、葉ろう石、粉末化した石灰石、酸性粘土、珪藻土、石膏、軽石、シェル粉末、マイカおよびケイ酸塩を含む。タルクのような密集した水分散性フィラーは、顆粒がスプレータンクの底に迅速に推進されて面倒なスラッジを形成することによって、特定の問題を引き起こし得る。
1g/cm3未満の密度を有する低密度固体粒子状物質は、好ましくは0.8g/cm3未満(例えば0.3g/cm3未満)、および好ましくは0.2g/cm3未満(例えば約0.1g/cm3未満)を有する。低密度固体粒子状物質に関して本明細書中で使用される密度の単位について他に述べていなければg/cm3である。このような低密度は、中空の粒子、および好ましくは中空の粒子より小さい密度を有する固体粒子状物質(例えば、中空のガラスまたはプラスチック粒子)の使用によって都合良く達成される。特に適切な物質は、一般に、中空のガラス粒子より低密度を有する伸縮性ポリマーミクロスフェアを含む。適切な伸縮性ポリマースフェアは、Pierce & Stevensの製品でUBC(Chem)Limitedから商標「Dualite」で市販されている。適切なポリマー物質は、ポリ塩化ビニリデンアクリロニトリルコポリマー、アクリロニトリルコポリマーポリスチレンポリマーまたはポリ塩化ビニリデンポリマーである。低密度固体粒子状物質には、無機フィラー(例えば、表面に包埋した炭酸カルシウム)が供給され得る。これは本発明の目的に必須ではないと考えられるが、表面コートした生成物を使用した場合、有害な結果は観察されない。
好ましくは、低密度固体粒子状物質はBS標準100メッシュふるい(BS No 410/1986-150μ)を完全に通過し、そして例えば、100ミクロン未満(例えば50ミクロン未満)の体積平均直径(D(4,3))を有する。好ましくは、この物質は、20から50ミクロンの間(例えば20から30ミクロン)の平均直径を有する。所望であれば、より細かい粒子を使用し得るが、満足に処方することはより困難であり得る。50から100ミクロンの間またはそれ以上の直径を有する粒子は、本発明の方法においてスラッジの低減を達成するに効果的であることが見出されたが、比較的細かいフィルターが必要とされるこれらの適用においてフィルターの妨害が起こり得る。このような適用について、低密度固体粒子物質が特に好ましく、これは、約60ミクロンより大きくない、そしてより好ましくは約50ミクロンより大きくないサイズを有する、5体積パーセントのような体積サイズ分散を有する。
使用される低密度固体粒子状物質の割合は、固体または構築したゲル処方物の全体の密度および特に固体または構築したゲル処方物中の水分散性フィラーの性質にある程度依存する。一般に、低密度固体粒子状物質は、約0.01から約10重量%および好ましくは約0.1から約6重量%の全固体または構築したゲル処方物(例えば、約0.1から2重量%の全固体または構築したゲル処方物)を含み得る。固体または構築したゲル処方物浮遊物を作製するために必要であるより他には、より多い割合の低密度固体粒子状物質を含むことに、特定の利点は明らかに存在しない。さらに、本発明者らは、それが必要でないことを見出し、実際には、固体または構築したゲル処方物が実際に浮遊するに十分な低密度固体粒子状物質を含むこと明らかに望ましくない可能性があり得る。従って、スプレータンク中で溶解する前に浮遊する固体または構築したゲル処方物が使用し得るが、水に添加する際に、固体または構築したゲル処方物がゆっくり沈めるように、低密度粒子状物質を十分に使用することが好ましい(すなわち、水に浮遊する水溶性または水分散性固体あるいは構築したゲル処方物を作製するために必要な量より、少ない低密度固体粒子状物質を添加する)。固体または構築したゲル処方物を、水溶性バッグ中に使用する場合、当然のことながら、このバッグまたは含有物は、水に添加した場合、最初に浮遊し得るが、ただし、この含有物が最終的にバッグから放出される場合、それらはゆっくりと沈む。
一般的に、非常に低密度の顆粒はまた、それらが弱いパッキング特性を示す傾向があるので、実際的な理由について好ましくない。固体処方物のパッキングは、その「タップ密度(tap density)」の用語で測定され得、固体の重量によって分けられて決められた固体を緩やかにタッピング(tapping)した後、容器(例えば、測定シリンダー)中の固体処方物によって占められる容積である。0.25から0.6g/mlの間のタップ密度は、好ましい。約0.35g/mlのタップ密度を有する顆粒は、一般的に、水にちょうど浮遊し、そしてタップ密度は、本発明の顆粒について約0.35から0.5g/mlがより好ましい。キャストテープのような他の処方物は、顆粒よりさらに良好なパッキングを示し、従って、キャストテープのタップ密度は、より高くなり得る。キャストテープ処方物中のエアスペースは本質的にないので、テープは、通常、ちょうどその「タップ密度」で浮遊する(すなわち、「タップ密度」は真の密度と同じである)。本発明の代表的なキャストテープは、0.5から1.7g/mlの範囲の密度および好ましくは1から1.6g/mlの範囲の密度を有し得る。低密度固体粒子状物質の少なくとも1つの機能性部分で固体または構築したゲル処方物(例えば、顆粒またはテープ)の全体の密度を低減した結果であると考えられ、添加においてすぐにスプレータンクの底に急速に沈降することを防ぐ。しかしながら、スラッジの低減における低密度固体粒子状物質の機能は十分に理解されておらず、密度の単純な低減よりさらに複雑になると考えられる。従って、例えば、低密度固体粒子状物質の個々の粒子は、分散した固体または構築したゲル処方物の表面から離脱するおよび水表面に迅速に浮かぶと考えられ、それによって固体または構築したゲル処方物の表面の分解を容易にし、そしてスプレータンク中のさらなる乱流を発生させる。
固体または構築したゲル処方物(例えば、顆粒またはキャストテープ)は、1つ以上の活性成分または補助試薬を含み得、そして1つ以上の添加成分(例えば、相乗剤、加湿剤、染料、色素、腐食防止剤、湿潤剤または分散剤)を含み得る。一般的に、顆粒中に湿潤剤または分散剤を含むことは、所望されるが、必須ではない。
湿潤剤または分散剤は、カチオン性、アニオン性または非イオン性試薬を含む。適切なカチオン性試薬は、第4級アンモニウム化合物である(例えば、臭化セチルトリメチルアンモニウム)。適切なアニオン性試薬は、石鹸、硫酸脂肪族モノエステルの塩(例えば、ラウリル硫酸ナトリウム)、およびスルホン化芳香族化合物の塩(例えば、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、リグノスルホン酸、ブチルナフタレンスルホン酸のナトリウム、カルシウムまたはアンモニウム塩、ならびにジイソプロピル−およびトリイソプロピルナフタレンスルホン酸のナトリウム塩の混合物)である。
適切な非イオン性試薬は、エチレンオキシドと脂肪族アルコール(例えば、オレイルアルコールもしくはセチルアルコール)、またはアルキルフェノール(例えば、オクチルフェノールもしくはノニルフェノールおよびオクチルクレゾール)との縮合生成物である。他の非イオン性試薬は、長鎖脂肪酸および無水ヘキシトール、アルキルグルコシド、ポリサッカリドおよびレシチンから誘導される部分エステル、ならびに部分エステルの前記エチレンオキシドとの縮合生成物である。
低密度固体粒子状物質は、他の固体成分と共に、およびこのような処方物を調製するための当業者に公知の従来の方法を用いて、固体または構築されたゲル処方物に配合され得る。
本発明は、以下の実施例により示され、全ての部およびパーセントは、他に指示がなければ、重量部および重量パーセントである。
実施例1
市販の殺虫剤ピリミカーブ(pirimicarb)の50重量%を含有する顆粒は、43ミクロンより大きい直径を有し、約0.13の密度、25ミクロンの平均粒子サイズおよび5体積%のようなサイズ分布を有する、伸縮性ポリ塩化ビニリデンアクリロニトリルコポリマー球からなる、商標「Dualite」M6033AEで市販されている低密度固体粒子状物質を5重量%添加することを除いて、従来の押し出し技術によって調製された。市販の顆粒(950g)の「Pirimor」50WG(「Pirimor」は、Zeneca Limitedの商標であり、そして活性成分(ingedient)としてピリミカーブを含有する)を粉砕して粉末にし、そして低密度固体粒子状物質(50g)を添加した。水(140g)を添加し、そしてこの混合物をHobartミキサー中でブレンドして滑らかなペーストを形成し、これを1mmの大きさのふるいに通し押し出すことによって顆粒状にした。生じた顆粒を、50℃で20分間乾燥させた。
本発明の顆粒は、低密度固体粒子状物質が省かれたこと以外は、「Pirimor」50WGの粉砕および続く再顆粒化と正確に同じ方法によって調製された顆粒と比較される。
この顆粒を、再循環ポンプにより従来の撹拌をしながら、市販のHorstine Farmery1000リットルタンクの農業用スプレータンク中の水800リットルに添加し、活性成分(ピリミカーブ)の理論濃度(生成物が完全に分散したと仮定して0.44g/lに相当する)を得た。低密度固体粒子状物質を含まない本発明の顆粒と顆粒の両方は、水に添加すると沈下した。生じた分散物を、150μミクロンフィルターによって保護された直径約450ミクロン(より詳細には、110℃、1分当たり0.8リットルおよび3バールの圧力でBCPC Fanとして定義した)の楕円形のノズルを通してスプレーした。スプレーの均一性は、タンクから100リットルのアリコートをスプレーすることによる除去に対応する間隔で、スプレー溶液中のピリミカーブの濃度を測定することによって決定した。この結果は、表1に示され、それによると、顕著により均一なスプレー勾配は、低密度固体粒子状物質を含有しない顆粒と比較して、本発明の顆粒を使用することで得られることがわかる。
スプレーが完了した後、タンク中の残渣を収集した。視覚による検査は、低密度固体粒子状物質を含有するサンプルがタンクの底部にわずかな残渣を残すことを示したが、これはコントロール実験よりも顕著に低かった。
Figure 0004194665
実施例2
50重量%の除草剤fluazifop-p-butylおよび5重量%の「Dualite」M6033AEを含有する顆粒を市販の顆粒から実施例1の同様の様式で調製した。コントロール処方物を、「Dualite」M6033AEを含有しない以外は、他の処方物成分に関しては同じであるように調製した。サンプルを、見かけ上の濃度1.875g/lで1000リットルのHorstine Farmery農業用スプレータンクでスプレーし、800リットルの水に3キロの顆粒を添加することにより形成した。スプレー溶液のサンプルは、「Dualite」M6033AEの封入が、コントロールサンプルに比較して濃度勾配を改善することを示した。スプレー完了後のタンクの底部の検査は、コントロールサンプルは50重量%の開始顆粒を含有すると見積もられた残渣を残したが、「Dualite」M6033AEを含有するサンプルからは存在する観察可能な残渣は存在しなかったことを完全に示した。
実施例3
50重量%の市販の殺虫剤ピリミカーブを含有する顆粒を、実施例1で使用したような商標「Dualite」M6033AEで市販される低密度固体粒子状物質を2重量%添加したこと以外は、従来の押し出し技術によって調製した。
市販される顆粒(735g)の「Aphox」50WG(「Aphox」はZeneca Limitedの商標である)を粉末に粉砕し、そして低密度固体粒子状物質(15g-最終顆粒中に「Dualite」2%w/wを提供するために)を混合した。水(180g)を添加し、そしてこの混合物をHobartミキサー中でブレンドして、滑らかなペーストを形成し、1mmの大きさのふるいに通し押し出すことによって顆粒状にした。生じた顆粒は50℃で20分間乾燥させた。試験するために必要な顆粒の量を提供するために、このバッチ手順を数回繰り返した。上記の手順を、「Aphox」顆粒(720g)および低密度固体粒子状物質(30g)を用いて繰り返し、4%w/wの「Dualite」を含有する「Aphox」50WGを生成した。最後に、コントロールサンプルを、低密度固体粒子状物質を省いた以外は「Aphox」50WGを粉砕することおよび続く再顆粒化による正確に同様の様式で生成した。全ての顆粒は、水へ添加すると沈下した。
スラッジ形成を、実験室でのスラッジ試験を用いて評価し、これは商業的な大規模なスプレー適用をシュミレートすることが見出されている。顆粒が10分間の撹拌なしに分散可能になったあとガラスビーカーの底部に残ったスラッジの量を測定するように設計された試験は、以下のように実施された:
スラッジ試験
乾燥した600mlガラスビーカーの重量を測定し(Xg)、そして約300gの水を加えた。通常、水は、シンクタップ(sink tap)からであり、そして水の温度を記録することが必要である。約50g(Zg)の顆粒生成物を正確に測定し、そして水に加えた。顆粒は撹拌なしに10分間で水に浸漬されたままであった。ビーカーの内容物を、ひっくり返した容器から残渣を30秒排液した後、溶出物容器の中に注いだ。次いで、ビーカーを、湿った残渣を乾燥させるために50℃のオーブンに移した。30分後(または残渣が乾燥するとき)ガラスビーカーと残渣の質量(W)を測定した。
次いで、最初のスラッジ(%)を以下のように示した:
Figure 0004194665
上記のWG処方物についてのスラッジ試験の結果を、表2に与える:
Figure 0004194665
上記のWG処方物についてのスプレー試験を、以下のように行った:
スプレー試験
テスト顆粒(1kg)を、再循環ポンプによって供給される従来の撹拌を市販のHorstine Farmery1000リットル農業用スプレータンク中の400リットルの水に添加した。顆粒はタンクの底部に沈下し、そして撹拌した水中に分散した。得られた分散物を、直径約450マイクロメートルの4つの楕円形ノズルを通してスプレーした。4つのうち2つのノズルは、150マイクロメートルのフィルターで保護され、そして他の2つのノズルは300マイクロメートルのフィルターで保護されていた。スプレーの均一性を、タンクからの100リットルアリコートのスプレーによる除去に対応する間隔で250mlスプレーサンプルを取ることによって決定した。スプレーサンプルを、濁度について視覚的に検査し、そして前調製した校正スプレーサンプルと3回比較することにより評価された。ここで10/10は、期待したスプレー濃度(0.63g/250ml)について得られた評価であり、5/10は、期待したスプレー濃度の半分のスプレー濃度(0.31g/250ml)について得られた評価であり、そして20/10は、期待したスプレー濃度の2倍のスプレー濃度(1.25g/250ml)について得られた評価であった。
スプレー試験の結果を、表3に示し、これから、顕著により均一なスプレー勾配は、低密度固体粒子状物質を含有しない顆粒と比較して、本発明の顆粒の使用によって得られることがわかり得る。
Figure 0004194665
スプレー完了後、スプレーノズルを、阻害物および残渣についてチェックし、そしてスプレータンクの底部をスラッジ残渣について評価した。この結果を表4および5にそれぞれ示す。
Figure 0004194665
Figure 0004194665
生体有効性試験
温室試験は、ポリマー製低密度マイクロパーティクルが「Aphox」WG処方物の生体有効性に有害に影響しないことを確認した。R2 Myzus persicaeの混合齢集団で行った標準温室のアブラムシ接触/残留試験は、「Dualite」M6033AEと再押し出しした「Aphox」WG処方物が、市販の「Aphox」50WG処方物と統計学的に異ならない殺アブラムシ(aphicidal)活性を示すことを示した。
実施例4
実施例1で使用したような、λ-サイハロトリン(cyhalothrin)約5重量%および商標「Dualite」M6033AEで市販されている低密度固体粒子状物質0.16重量%を含有する水分散テープの形態の固体処方物を、以下の手順に従って調製した:
分子量10,000(5.80g)および分子量44,000(2.80)のポリビニルピロリドンポリマーの混合物を、水(19.90g)に添加し、そして全てのポリマーが溶解するまで撹拌した。Witcoからのアニオン性ナフタレンスルホネート湿潤剤「Morwet」EFW(0.20g)、および約7マイクロメートルの平均粒子サイズを有する水和マグネシウムシリケートMicrotalcフィラー(17.10g)を添加し、そして全ての粉末が完全に分散するまで撹拌した。最後に、ソルビトール(2.50g)、シリコーン消泡剤(0.15g)、λ-サイハロトリン(1.50g)および「Dualite」M6033AE(0.05g)を、混合し、そしてさらに15分間撹拌し、完全な分散を確実にした。
粘性フィルム形成スラリーを、0.75mmのブレード高に設定した「ドクターブレード」を用いて、ポリマーフィルム基板上にキャストした。このキャストテープを2時間50℃に保ったオーブンで乾燥し、次いで厚さ0.31mmの粘着性テープとして基板からストリッピングした。次いで、10gのテープを20×20mmの寸法の20個の正方形にカットした。このテープの密度は、1.426gm-3(水の密度より大きい)であった。次いで、このテープサンプルを、Coopler Pegler CP3 knapsack sprayerでスプレー試験した。このテープを、9.5℃で4リットルの水で満たしたスプレータンクに添加し、そして1分間浸漬した。次いで、このタンクを20リットルまでの水でいっぱいに満たし、そしてスプレーする前に左右に10分間振った。スプレーサンプルを、タンクの水レベルが20、16、12、8、4および1リットルである場合で試験した。スプレー中にノズルをブロックしないので、試験したスプレーサンプルは、本質的に、色が均一であり、そしてテープ残留物は、スプレーが完結した際にタンクの底部に存在しなかった。
比較において、「Dualite」粉末が省かれた以外は、正確に同じ様式で調製した、コントロールの水分散可能テープサンプルのスプレー試験は、タンクの底部に5〜10%のスラッジ残留物を示した。
実施例5
62.5%w/wのfluazifop-P-butylを含有するゲル処方物を、国際出願WO96/03871の実施例1に記載の手順に従って調製した。ゲルの成分を以下に示す:
成分 量(%w/w)
Fluazifop-P-butyl 62.5(活性成分の量のパーセント)
オレイン酸メチル 100まで
シリカ粉末(表面積200m2/g) 2.0
BRIJ 96 1.0
エチレングリコール 1.0
SYNPERONICA4 2.0
SOPROPHOR 4D 384 2.0
AEROSOL OT-B 2.5
フェニルスルホネートCALX 1.0
(BRIJ、SYNPERONIC、SOPROPHORおよびAEROSOLは、商標または商品名である)
列挙した成分は、経時的に添加し(列挙した順)、そして高剪断混合して、均一なゲルを生成した。次いで、低密度固体粒子状物質「Dualite」M6033AE(0.8g)を、fluazifop-P-butyl62.5ゲル処方物(39.2g)に添加し、そしてスパチュラを用いて撹拌し2重量%の低密度固体粒子状物質を含む均一なゲルを生成する。次いで、この処方物を一晩放置し、ゲル構造を再形成した。
水に添加した場合、本発明のゲル処方物は、ゆっくり沈下した。実施例3で記載したスラッジ試験手順に従って試験した場合、本発明のゲル処方物は、21℃で水に浸漬した場合0.7%のスラッジを生成したが、低密度固体粒子状物質を含有しない比較ゲルは、7.6%のスラッジを生成した。
実施例6
7マイクロメートルの平均粒子サイズの結晶炭酸カルシウムの粉末を含有する「Fordacal」30(1.8g)を含有するタブレット処方物、およびノニルフェノールエトキシレート界面活性剤「Igepal」CO-990(0.1g)、および70マイクロメートルの平均粒子サイズを有するポリマー製マイクロスフィア「Dualite」M6017AE(0.1g)を、3つの粉末成分を混合することおよび1分間10トンの圧力下で「Specac」タブレットコンパクターに圧縮することにより生成した。得られたタブレット(5重量%のポリマー製マイクロスフィアを含有する)は、直径25mmおよび厚さ2.1mmを有した。「Fordacal」30(1.9g)および「Igepal」CO-990(0.1g)を含有し、そして「Dualite」成分を含有しない、コントロールタブレットもまた、同じ様式で生成した。
この2つのタブレットを、22℃の温度で水(300ml)を含む400mlビーカーに別々に浸漬し、そして両方とも沈下した。「Dualite」を含有するタブレットを浸漬して2分後、コントロールタブレットに比較して速い崩壊および分散を示した。
実施例7
水溶性バッグに含まれた湿潤性粉末(WP)処方物(1.5重量%の低密度微小粒子状物質を含有する)を以下のように調製した。予備粉砕したN-ホスホノメチルグリシン酸粉末(500g、活性成分含有)、「Dualite」M6033AE(15g)および予備粉砕したノニルフェノールエトキシレート界面活性剤「Igepal」CO990(1kgまで)を混合して、均一なブレンド物を形成した。この粉末ブレンド物(113g)を水溶性バッグ(Chris Craft Grade M7031、3×3インチの寸法の38マイクロメートル厚の小袋)に秤量して入れ、そしてインパルスヒートシーラー(impulse heat sealer)を用いて断熱してヒートシールした。2つの同じバッグを調製し、そして密封された、ポリテン/ポリアミドでラミネートされた外側パック中に貯蔵した。
さらなる2つのバッグを、低密度「Dualite」粉末を省いたことを除いて上記と正確に同じ様式で調製した。
この処方物のスプレー試験を以下のように行った:
市販のHorstine Farmery1000リットル農業用スプレータンクを、20℃で、100リットルまでの水で満たした。この水を再循環ポンプによって撹拌し、その間に小袋をタンクの上部の開口部から添加し、水の作用の下で破裂させた。いったん小袋が破裂すると、湿潤性粉末が放出され沈下する。さらに2分間の混合後、この水を400リットルまで満たし、そしてスプレーの前にさらに1分間混合した。
本発明の処方物を含むバッグは、タンクまたはふるいの残留物を有さない生成物の良好な分散物をもたらした。コントロールサンプル(「Dualite」を添加していない)の場合において、生成物の50%のいくらかは、タンク中に残留物として残った。
実施例8
2%w/wのより大きい直径の低密度固体粒子(0.13g/cm3の密度および70ミクロンの平均粒子サイズを有する伸縮性ポリ塩化ビニリデンアクリロニトリルコポリマー球からなる「Dualite」M6017AE)を含有する「Aphox」顆粒処方物を、実施例3に記載の手順に従って調製した。実施例3に記載の手順で行ったスプレー試験は、スプレー中ノズルのブロックを示さず、生成したスプレーサンプルは基本的に色が均一であり、そしてスプレーサイクルの終了においてタンクの底部でわずかに少しの量の残留物(2%未満)を示した。
実施例9
水分散性テープの形態の固体処方物を、以下のように調製した:
分子量10,000(17.2g)のポリビニルピロリドンポリマーを、水(39.9g)に添加し、そして全てのポリマーが溶解するまで撹拌した。Witcoからのアニオン性ナフタレンスルホネート湿潤剤「Morwet」EFW(0.4g)、および約7マイクロメートルの平均粒子サイズを有する水素化マグネシウムシリケートのMicrotalcフィラー(34.2g)を添加し、そして全ての粉末が完全に分散するまで撹拌した。ソルビトール(5.0g)およびシリコーン消泡剤(0.3g)、およびFiltec Ltd.からのアルミノシリケートガラス「Tecfil」T85LD(3.0g)(中空の、直径85マイクロメートル未満の粒子が少なくとも99%である密度0.5g/cm3の自由に流れる球から構成される)を、最後に混合し、そしてさらに15分間撹拌し、完全な分散を確実にした。
粘性のフィルム形成スラリーを、0.75mmのブレード高に設定した「ドクターブレード」を用いて、ポリマーフィルム基板上にキャストした。このキャストテープを50℃に保ったオーブン中で2時間乾燥し、次いで5重量%のガラスマイクロスフィアを含有する粘着性テープとして基板からストリッピングした。コントロールの水分散テープサンプルを、低蜜度「Tecfil」T85LD粉末を添加しないことを除いて正確に同様に調製した。この2つのテープサンプルを、22℃の温度で、水(300ml)を入れた400mlビーカーに別々に浸漬した。両方のサンプルとも沈下するが、「Tecfil」マイクロスフィアを含有するテープは、浸漬すると低密度マイクロスフィアの放出をすぐに示し、これは、コントロールのテープと比較してより速い分解および分散を生じた。

Claims (12)

  1. 水溶性または水分散性固体あるいは構築したゲル処方物による溶液または分散物をスプレーする過程においてスラッジ形成を低減する方法であって、該固体または構築したゲル処方物に、低密度固体粒子状物質を配合する工程を包含し、該低密度固体粒子状物質は、1g/cm3未満の密度およびそれが通過するスプレーノズルフィルターの直径未満の直径を有する、方法。
  2. 前記水溶性または水分散性の固体処方物が水分散性顆粒またはキャストテープである、請求項1に記載の方法。
  3. 前記低密度固体粒子状物質が0.8g/cm3未満の密度を有する中空ガラスまたはプラスチックの粒子である、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記低密度固体粒子状物質が0.2g/cm3未満の密度を有する、請求項3に記載の方法。
  5. 水に浮遊する前記水溶性または水分散性固体あるいは構築したゲル処方物を作製するために必要な量より少ない低密度固体粒子状物質が添加される、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記低密度固体粒子状物質が前記固体または構築したゲル処方物の全量の0.01〜10重量%を含有する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記低密度固体粒子状物質が前記固体または構築したゲル処方物の全量の0.1〜6重量%を含有する、請求項6に記載の方法。
  8. 前記低密度固体粒子状物質が100ミクロン未満の体積平均直径(volume mean diameter)を有する、請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 前記低密度固体粒子状物質が20〜50ミクロンの体積平均直径を有する、請求項8に記載の方法。
  10. 前記水溶性または水分散性固体あるいは構築したゲル処方物が、農業、公衆衛生または動物衛生に使用するための水分散性または水溶性活性薬剤を含むか、あるいはそのような分野に使用するための補助薬剤を含む、請求項1〜9のいずれか1項に記載の方法。
  11. 前記水溶性または水分散性固体あるいは構築したゲル処方物が水分散性または水溶性フィラーを含む、請求項1〜10のいずれか1項に記載の方法。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項に記載の方法に使用するために適切な水溶性または水分散性固体あるいは構築したゲル処方物であって、1g/cm3未満の密度および100ミクロン未満の体積平均直径を有する低密度固体粒子状物質を含み、ここで該低密度固体粒子状物質が該固体または構築したゲル処方物の全量の0.01〜10重量%を含有し、水に浮遊する該水溶性または水分散性固体あるいは構築したゲル処方物を作製するために必要な量より少ない低密度固体粒子状物質が添加される、水溶性または水分散性固体または構築したゲル処方物。
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