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JP4182667B2 - 2重軸を用いた旋回・直進動作分注装置 - Google Patents

2重軸を用いた旋回・直進動作分注装置 Download PDF

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JP4182667B2 JP2002043619A JP2002043619A JP4182667B2 JP 4182667 B2 JP4182667 B2 JP 4182667B2 JP 2002043619 A JP2002043619 A JP 2002043619A JP 2002043619 A JP2002043619 A JP 2002043619A JP 4182667 B2 JP4182667 B2 JP 4182667B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、作動体を旋回および直進動作させる旋回・直進動作装置に関し、詳しくは、2重軸を用いてコンパクトに構成される旋回・直進動作装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
通常、製品の製造プロセス等においては、材料の配分、部品の加工、部品の実装等に際し、精度の高い位置決めを行う必要がある。この位置決め工程においては、位置決め対象物を単純に直進移動させる許りでなく、直進移動および旋回移動を複合的に行うことが要求される場合があり、例えば、このような位置決めを要求するものとしては、流体材料を複数の容器に分配状に注入する分注機や、半導体チップを基板に搭載するチップマウンタが知られている。
【0003】
しかしながら、旋回動作と直進動作を複合的に行う従来の旋回・直進動作装置は、旋回動作系と直進動作系が独立的に構成されているため、装置が大型になる不都合があり、また、旋回動作系によって旋回動作される旋回体に、直進動作系を搭載したものや、直進動作系によって直進動作される直進体に、旋回動作系を搭載したものでは、各動作系の駆動源(モータ等)が移動されるため、駆動源の配線や配管が複雑になるという不都合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の如き問題点を一掃すべく創案されたものであって、分注ヘッドを旋回および直進動作させるものでありながら、2重軸機構を用いることによって、2重軸モータと旋回体とが直列に配置され、旋回・直進動作する分注装置を、テーブル上にそのまま配設できるようコンパクトに構成することができ、しかも、分注ヘッド支持部11を、注入材料や容器の変更に応じて、旋回ベース部10に対し簡単に交換することができるばかりか、直進動作系と旋回動作系を独立的に構成したものに比べ、遜色の無い複合動作を行うことができると共に、配線も簡略化することができる2重軸を用いた旋回・直進動作分注装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明の2重軸を用いた旋回・直進動作装置は、筒状の外側回転軸に内側回転軸を挿通してなる2重軸と、前記外側回転軸の駆動に伴って旋回する旋回体と、該旋回体と一体的に旋回し、且つ、前記2重軸方向に直進移動自在な薬液チューブの先端部を保持する分注ヘッドと、前記分注ヘッドに螺合し、且つ、前記内側回転軸の駆動に伴って前記分注ヘッドを直進動作させる送りネジと、前記2重軸を独立的に正逆駆動可能な一対のモータより成る2重軸モータとを備え、該2重軸モータの駆動パターンによって、前記分注ヘッドの旋回および直進動作を行うよう構成すると共に、前記旋回体は、下部に前記外側回転軸が一体的に連結される断面凹状の旋回ベース部と、その上部に設けられる分注ヘッド支持部とを備えて前記2重軸モータ上に設けられ、前記分注ヘッド支持部、その下方となる前記旋回ベース部内に延出する送りネジの下端部と前記内側回転軸とを連結・分離が自在な継手を介して連結させることで、前記旋回ベース部に対して着脱自在に構成し、さらに、冂形状のベースフレームに対して、その内部に前記2重軸モータを設け、その上部に前記旋回体を設けて、2重軸モータと旋回体とを直列状に配設させた状態でベースフレームを立設せしめ、前記分注ヘッドを、前記ベースフレーム廻りに配置された容器に分注可能に構成してあることを特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を好適な実施の形態として例示する分注機を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、分注機の斜視図である。この図に示すように、分注機1は、薬液チューブ2の先端部を保持する分注ヘッド(作動体)3を備える。分注ヘッド3は、分注機1の周囲に並べられた薬液容器4の開口に、前記薬液チューブ2の先端を精度良く位置決めし、ここに所定量の薬液を分配状に注入すべく旋回および昇降動作(直進動作)される。尚、図1において、符号5は、分注機1の上部を覆う有底筒状の上カバー、符号6は、分注機1の下部を覆う下カバーである。
【0007】
図2は、分注機の内部構造を示す斜視図である。この図に示すように、分注機1は、正面視または側面視において冂形状のベースフレーム7と、該ベースフレーム7の内部に設けられる2重軸駆動部8と、該2重軸駆動部8上に旋回自在に設けられる旋回体9とを備える。旋回体9は、旋回ベース部10と、その上部に着脱自在に設けられる分注ヘッド支持部(作動体支持部)11とを備えて構成されており、注入材料や容器の変更に応じて、分注ヘッド支持部11の交換が可能である。
【0008】
図3は、分注機の内部構造を示す断面図である。この図に示すように、2重軸駆動部8は、ステッピングモータ、サーボモータ等の位置決めモータで構成される一対のモータ12、13を備え、該一対のモータ12、13は、筒状の外側回転軸14に内側回転軸15を挿通してなる2重軸16を独立的に駆動させる。本実施形態では、軸方向に一対の回転子(図示せず)を並設した2重軸モータによって前記一対のモータ12、13を構成しており、その結果、各回転子に連結される一対の出力軸が前記2重軸16を構成することになる。第1モータ12の出力軸である外側回転軸14は、前記旋回ベース部10(旋回体9)に一体的に連結されており、第1モータ12の駆動に伴って分注ヘッド3が旋回動作される。
【0009】
前記分注ヘッド支持部11は、上下一対の支持円盤17と、該上下一対の支持円盤17同士を一体的に連結する一対の昇降ガイド18とを備える。一対の昇降ガイド18は、分注ヘッド3を摺動自在に貫通することにより、分注ヘッド3を昇降ガイドすると共に、分注ヘッド支持部11に対する分注ヘッド3の旋回を拘束する。さらに、上下の支持円盤17間には、送りネジ19が軸受20を介して回転自在に支架されている。送りネジ19の中間部は、分注ヘッド3側に固設される送りナット21に螺合し、また、送りネジ19の下端部は、連結・分離が自在な継手22を介して前記内側回転軸15に連結されている。従って、第2モータ13の駆動によって内側回転軸15が回転すると、送りネジ19の回転に伴って分注ヘッド3が昇降動作するが、その動作方向は、第1モータ12に対する第2モータ13の相対的な駆動方向によって選択されることになる。尚、図3において、符号23は、旋回ベース部10の旋回位置を検出する旋回センサ、符号24は、内側回転軸15の回転位置を検出するZ軸センサであり、例えば、ホトインタラプタを用いて構成される。
【0010】
次に、分注機1の駆動パターンを図4に沿って説明する。図4は、分注機の駆動パターンを示す表図である。この図に示すように、分注機1は、3つの駆動パターンを備える。第1駆動パターンは、第1モータ12(外側回転軸14)を停止し、第2モータ13(内側回転軸15)を駆動させるものであり、この駆動パターンにおいては、分注ヘッド3が旋回停止状態で昇降動作し、分注ヘッド3のZ軸方向の位置決めが可能になる。第2駆動パターンは、第1モータ12(外側回転軸14)を駆動し、第2モータ13(内側回転軸15)を停止または非同期駆動させるものであり、この駆動パターンにおいては、分注ヘッド3が旋回しながら昇降動作し、分注ヘッド3のZ軸方向およびθ方向の位置決めが可能になる。また、第3駆動パターンは、第1モータ12(外側回転軸14)と第2モータ13(内側回転軸15)を同方向に同期駆動させるものであり、この駆動パターンにおいては、送りネジ19が分注ヘッド3と一体的に回転するため、分注ヘッド3が昇降停止状態で旋回動作し、θ方向の位置決めが可能になる。
【0011】
叙述の如く構成された本発明の実施の形態において、筒状の外側回転軸14に内側回転軸15を挿通してなる2重軸16と、前記外側回転軸14の駆動に伴って旋回する旋回体9と、該旋回体9と一体的に旋回し、且つ、前記2重軸16方向に昇降自在な分注ヘッド3と、前記分注ヘッド3に螺合し、且つ、前記内側回転軸15の駆動に伴って前記分注ヘッド3を昇降動作させる送りネジ19と、前記2重軸16を独立的に正逆駆動可能な2重軸駆動部8とを備えて構成され、該2重軸駆動部8の駆動パターンによって、前記分注ヘッド3の旋回および昇降動作を行う。つまり、分注ヘッド3を旋回および昇降動作させるものでありながら、2重軸機構を用いることによって分注機1をコンパクトに構成することができ、しかも、直進動作系と旋回動作系を独立的に構成したものに比べ、遜色の無い複合動作を行うことができる許りでなく、配線も簡略化することができる。
【0012】
また、前記駆動パターンの1つは、前記外側回転軸14を停止し、前記内側回転軸15を駆動させる第1駆動パターンであり、該第1駆動パターンでは、前記分注ヘッド3が旋回停止状態で昇降動作するため、Z軸方向の位置決めを精度良く行うことができる。
【0013】
また、前記駆動パターンの1つは、前記外側回転軸14を駆動し、前記内側回転軸15を停止または非同期駆動させる第2駆動パターンであり、該第2駆動パターンでは、前記分注ヘッド3が旋回動作と直進動作を複合的に行うため、Z軸方向およびθ方向のヘッド移動を迅速に行うことができる。
【0014】
また、前記駆動パターンの1つは、前記外側回転軸14と内側回転軸15を同方向に同期駆動させる第3駆動パターンであり、該第3駆動パターンでは、前記分注ヘッド3が昇降停止状態で旋回動作するため、θ方向の位置決めを単独で行うことができる。
【0015】
また、前記2重軸駆動部8は、前記2重軸16を独立的に駆動させる一対のモータ12、13を備えると共に、該モータ12、13が、ステッピングモータ、サーボモータ等の位置決めモータで構成されるため、精度の高い位置決め動作を行うことができる。
【0016】
また、前記一対のモータ12、13は、軸方向に並ぶ一対の回転子を備え、該回転子に連結される一対の出力軸が2重軸16を構成する2重軸モータであるため、一対のモータ12、13の別々に設ける場合に比べ、分注機1をさらにコンパクト化することができる。
【0017】
また、前記旋回体9は、前記外側回転軸14に連結される旋回ベース部10と、前記分注ヘッド3を支持する分注ヘッド支持部11とを備え、該分注ヘッド支持部11が前記旋回ベース部10に対して着脱自在であるため、注入材料や容器の変更に応じて、分注ヘッド支持部11を簡単に交換することができる。
【0018】
【発明の効果】
本発明は、筒状の外側回転軸14に内側回転軸15を挿通してなる2重軸16と、前記外側回転軸14の駆動に伴って旋回する旋回体9と、該旋回体9と一体的に旋回し、且つ、前記2重軸16方向に直進移動自在な薬液チューブの先端部を保持する分注ヘッド3と、前記分注ヘッド3に螺合し、且つ、前記内側回転軸15の駆動に伴って前記分注ヘッド3を直進動作させる送りネジ19と、前記2重軸16を独立的に正逆駆動可能な一対のモータより成る2重軸モータ8とを備え、該2重軸モータ8の駆動パターンによって、前記分注ヘッド3の旋回および直進動作を行うよう構成すると共に、前記旋回体9は、下部に前記外側回転軸14が一体的に連結される断面凹状の旋回ベース部10と、その上部に設けられる分注ヘッド支持部11とを備えて前記2重軸モータ8上に設けられ、前記分注ヘッド支持部11、その下方となる前記旋回ベース部10内に延出する送りネジ19の下端部と前記内側回転軸15とを連結・分離が自在な継手20を介して連結させることで、前記旋回ベース部10に対して着脱自在に構成し、さらに、冂形状のベースフレーム7に対して、その内部に前記2重軸モータ8を設け、その上部に前記旋回体9を設けて、2重軸モータ8と旋回体9とを直列状に配設させた状態でベースフレーム7を立設せしめ、前記分注ヘッド3を、前記ベースフレーム7廻りに配置された容器4に分注可能に構成してある
このため、分注ヘッド3を旋回および直進動作させるものでありながら、2重軸機構を用いることによって、2重軸モータ8と旋回体9とが直列に配置され、旋回・直進動作する分注装置を、テーブル上にそのまま配設できるようコンパクトに構成することができ、しかも、分注ヘッド支持部11を、注入材料や容器の変更に応じて、旋回ベース部10に対し簡単に交換することができるばかりか、直進動作系と旋回動作系を独立的に構成したものに比べ、遜色の無い複合動作を行うことができると共に、配線も簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】分注機の斜視図である。
【図2】分注機の内部構造を示す斜視図である。
【図3】分注機の内部構造を示す断面図である。
【図4】分注機の駆動パターンを示す表図である。
【符号の説明】
1 分注機
2 薬液チューブ
3 分注ヘッド
4 薬液容器
5 上カバー
6 下カバー
7 ベースフレーム
8 2重軸駆動部
9 旋回体
10 旋回ベース部
11 分注ヘッド支持部
12 第1モータ
13 第2モータ
14 外側回転軸
15 内側回転軸
16 2重軸
17 支持円盤
18 昇降ガイド
19 送りネジ
20 軸受
21 送りナット
22 継手
23 旋回センサ
24 Z軸センサ

Claims (6)

  1. 筒状の外側回転軸に内側回転軸を挿通してなる2重軸と、前記外側回転軸の駆動に伴って旋回する旋回体と、該旋回体と一体的に旋回し、且つ、前記2重軸方向に直進移動自在な薬液チューブの先端部を保持する分注ヘッドと、前記分注ヘッドに螺合し、且つ、前記内側回転軸の駆動に伴って前記分注ヘッドを直進動作させる送りネジと、前記2重軸を独立的に正逆駆動可能な一対のモータより成る2重軸モータとを備え、該2重軸モータの駆動パターンによって、前記分注ヘッドの旋回および直進動作を行うよう構成すると共に、
    前記旋回体は、下部に前記外側回転軸が一体的に連結される断面凹状の旋回ベース部と、その上部に設けられる分注ヘッド支持部とを備えて前記2重軸モータ上に設けられ、
    前記分注ヘッド支持部、その下方となる前記旋回ベース部内に延出する送りネジの下端部と前記内側回転軸とを連結・分離が自在な継手を介して連結させることで、前記旋回ベース部に対して着脱自在に構成し
    さらに、冂形状のベースフレームに対して、その内部に前記2重軸モータを設け、その上部に前記旋回体を設けて、2重軸モータと旋回体とを直列状に配設させた状態でベースフレームを立設せしめ、前記分注ヘッドを、前記ベースフレーム廻りに配置された容器に分注可能に構成してあることを特徴とする2重軸を用いた旋回・直進動作分注装置。
  2. 請求項1において、前記駆動パターンの1つは、前記外側回転軸を停止し、前記内側回転軸を駆動させる第1駆動パターンであり、該第1駆動パターンでは、前記分注ヘッドが旋回停止状態で直進動作することを特徴とする2重軸を用いた旋回・直進動作分注装置。
  3. 請求項1または2において、前記駆動パターンの1つは、前記外側回転軸を駆動し、前記内側回転軸を停止または非同期駆動させる第2駆動パターンであり、該第2駆動パターンでは、前記分注ヘッドが旋回動作と直進動作を複合的に行うことを特徴とする2重軸を用いた旋回・直進動作分注装置。
  4. 請求項1乃至3の何れかにおいて、前記駆動パターンの1つは、前記外側回転軸と内側回転軸を同方向に同期駆動させる第3駆動パターンであり、該第3駆動パターンでは、前記分注ヘッドが直進停止状態で旋回動作することを特徴とする2重軸を用いた旋回・直進動作分注装置。
  5. 請求項1乃至4の何れかにおいて、前記2重軸モータは、前記2重軸を独立的に駆動させる一対のモータを備えると共に、該モータが、ステッピングモータ、サーボモータ等の位置決めモータで構成されることを特徴とする2重軸を用いた旋回・直進動作分注装置。
  6. 請求項1乃至5の何れかにおいて、前記一対のモータは、軸方向に並ぶ一対の回転子を備え、該回転子に連結される一対の出力軸が2重軸を構成する2重軸モータであり、前記ベースフレーム内に設けられると共に、該ベースフレームを下カバーで覆い、前記旋回体を、前記分注ヘッドの先端部側を外方に突出し昇降可能な縦長開口部が形成された上カバーで覆うと共に、該上カバーは、前記旋回体に一体回動すべく設けられていることを特徴とする2重軸を用いた旋回・直進動作分注装置。
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