JP4167587B2 - 耐水素脆化に優れた高強度薄鋼板及びその製造方法 - Google Patents
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Description
しかし、最近では自動車の軽量化や衝突安全性の向上の必要性から、980MPa以上の超高強度薄鋼板にプレス成形、パイプ成形、曲げ加工、端面加工、穴拡げ加工などを施して、バンパーやインパクトビーム等の補強材やシートレール等に使用に供する場合が急速に増えてきている。したがって、耐遅れ破壊性を備えた超高強度薄鋼板の開発が急務である。
例えば条鋼・ボルト用鋼においては、焼き戻しマルテンサイトを中心に開発が行われ、非特許文献1に、Cr,MoやVといった焼き戻し軟化抵抗性を示す添加元素が耐遅れ破壊性向上に有効であることが報告されている。これは合金炭化物を析出させて、これを水素のトラップサイトに活用することで遅れ破壊形態を粒界から粒内破壊へと移行させる技術である。しかし、これらの鋼はC量0.4%以上で合金元素も多く含むことから、薄鋼板で要求される加工性や溶接性が劣悪で、さらに、合金炭化物析出には数時間以上という析出熱処理が必要なため、製造性にも問題がある。
「遅れ破壊解明の新展開」(日本鉄鋼協会、1997年 1月発行)
本発明は水素性欠陥を防止し、耐遅れ破壊性に優れた鋼板とその製造方法について提供することを目的とする。
本発明者等は、種々検討を行った結果、引張り強度を980MPa以上の領域で、水素脆化を改善する手法として、ミクロ組織および成分範囲を限定することで、980MPa以上の強度を保ちつつ耐水素脆化特性の向上を図ることが可能なことを見出した。
(1)質量%で、
C :0.01〜0.30%、 Si:2.0%以下、
Mn:0.01〜3%、 P :0.1%以下、
S :0.05%以下、 Al:0.005〜4%、
N :0.01%以下
を含有し、更に、
Cr:1.1%以上と、
Nb,V,Ti,Moの元素群中から1種又は2種以上を合計で0.001%以上とを含有し、かつ、
CrとNb,V,Ti,Moの1種又は2種以上との合計が3%以下
であり、残部がFeおよび不可避的不純物からなり、ミクロ組織がベイナイトまたはマルテンサイトを面積率で最大の相として、粒内のNb、V,Cr,Ti,Moの酸化物、硫化物、窒化物、複合晶出物、複合析出物のいずれか1種以上を、
平均粒子径d:0.001〜5.0μm
密度ρ:1平方mmあたり100〜1×1013個
分布:平均粒子径からの標準偏差σと平均粒子径dの比が、σ/d≦1.0
を満たす分布形態を有し、引張強度が980MPa以上であることを特徴とする耐水素脆化に優れた高強度薄鋼板。
(2)さらに、鋼中に質量%で、
W :0.005〜5%
を含有することを特徴とする前記(1)に記載の耐水素脆化に優れた高強度薄鋼板。
(3)さらに、鋼中に質量%で、
Cu:0.005〜5%、 Ni:0.005〜5%
の1種または2種を含有することを特徴とする前記(1)または(2)に記載の耐水素脆化に優れた高強度薄鋼板。
(4)さらに、鋼中に質量%で、
B :0.0002〜0.1%
を含有することを特徴とする前記(1)〜(3)の何れか1項に記載の耐水素脆化に優れた高強度薄鋼板。
(5)さらに、鋼中に質量%で、
REM:0.0005〜0.01%、 Y :0.0005〜0.01%、
Ca:0.0005〜0.01%、 Mg:0.0005〜0.01%
の1種または2種以上を含有することを特徴とする前記(1)〜(4)の何れか1項に記載の耐水素脆化に優れた高強度薄鋼板。
(7)前記(6)に記載の製造方法により製造した鋼板を、さらに400〜700℃の温度域で1分〜10時間保持を行うことを特徴とする耐水素脆化に優れた高強度薄鋼板の製造方法。
(9)前記(1)〜(5)のいずれか1項に記載の鋼板を製造する方法であって、(1)〜(5)のいずれか1項に記載の成分からなる鋳造スラブを鋳造まま、あるいは、一旦冷却した後に再度加熱し、Ar3 点以上の仕上温度で熱間圧延を施し、その後25〜500℃の温度域に0.1〜1000℃/秒の冷却速度で冷却後巻き取り、引き続いて同温度範囲で1〜100000秒保持後室温まで冷却した熱延鋼板を酸洗後冷延し、引き続いて400〜700℃の温度域で1分〜10時間保持を行うことを特徴とする耐水素脆化に優れた高強度薄鋼板の製造方法。
(10) 前記(1)〜(5)のいずれか1項に記載の鋼板を製造する方法であって、 (1)〜(5)のいずれか1項に記載の成分からなる鋳造スラブを鋳造まま、あるいは、一旦冷却した後に再度加熱し、Ar3 点以上の仕上温度で熱間圧延を施し、その後巻取温度まで0.1〜1000℃/秒の冷却速度で冷却後25〜700℃で巻き取り、引き続いて400〜700℃の温度範囲で1〜100000秒保持後、室温まで冷却した熱延鋼板を酸洗後冷延し、その後焼鈍時の最高温度を600〜950℃で焼鈍した後に0.1〜1000℃/秒の冷却速度で0〜350℃の温度域に冷却し、引き続いて100〜700℃の温度域で1〜10000秒保持を行うことを特徴とする耐水素脆化に優れた高強度薄鋼板の製造方法。
しかし、一般的に薄鋼板においては使用前に成形加工を受けるため、高い残留応力の発生や、加工端面におけるバリ等の存在が必然的に耐遅れ破壊性も劣化するため、これに伴う耐遅れ破壊特性の劣化を補足できない。このように、薄鋼板の使用形態を考慮した遅れ破壊特性に関する研究は少なく、MgやTiの酸化物形態制御のみでは解決できない。
(1)Nb,V,Cr,Ti,Moの酸化物、硫化物、窒化物、複合晶出物、複合析出 物の粒内の分散形態制御、
(2)鋼板のミクロ組織中の残留オーステナイト量、
をそれぞれ制御することで、有効に水素のトラップサイトであるNb,V,Cr,TiおよびMoの酸化物、硫化物、窒化物、複合晶出物および複合析出物を効果的に分散させ、加工後の耐遅れ破壊性の確保する事ができる。このためには、製造条件を制御する事によって、種々の元素の酸化物、硫化物、窒化物、複合晶出物および複合析出物が水素のトラップサイトになり得る形態制御を行った。
これは薄鋼板の加工により導入される転位や残留応力場とトラップサイトとなる粒子との相互作用が、厚鋼板での熱間圧延や溶接後冷却時に導入される転位や残留応力とのそれとは異なることや、薄鋼板と厚鋼板の熱処理方法の違いに起因すると考えられる。
平均粒子径:平均粒子径は、0.001〜5.0μmに限定した。これは平均粒子径が5.0μmを超えると、薄鋼板の機械的性質の劣化となる上製造も困難となり、加えて粗大粒子はトラップサイトとしての作用がなくなり、また破壊の起点となり得るためである。また平均粒子径が0.001μm未満では水素のトラップサイトとしての効果が小さくなるからである。
面積率最大の相をベイナイト又はマルテンサイトとする理由は、980MPa以上の引張強度を得るためには、硬質相であるベイナイト又はマルテンサイトを素地とすることが好ましく、これらの面積率は30%以上100%以下であることが好ましい。ただし、ここで言う面積率100%とは、当然鋼材中には不可避的不純物や介在物が存在し、厳密には100%とならないが、光学顕微鏡での観察ではこれらの不可避的不純物や介在物が認識できないレベルの大きさで存在することから、100%であるとした。
まず、本発明における鋼の化学成分の限定理由について説明する。
Cは、鋼板の強度を上昇できる元素である。特にマルテンサイトやオーステナイトなどの硬質相を生成し高強度化には必須の元素であり、980MPa以上の強度を得るためには0.01%以上が必要であるが、逆に多く含有すると、脆性破壊の起点となるセメンタイトを増加させるため水素脆性を生じ易くなる。従って上限を0.3%とした。
先ず、前記(6)に係る発明について説明する。
製造方法は一般に行われている熱延鋼板、冷延鋼板の製造設備で構わない。熱延後冷延・焼鈍して本発明の鋼板を製造する場合には、所定の成分に調整されたスラブを直接もしくは一旦冷却した後再加熱して熱延を行う。このときの再加熱温度は1100℃以上1300℃以下とすることが望ましい。これは再加熱温度が高温になると粗粒化や厚い酸化スケールが形成される。一方、低温加熱では圧延抵抗が高くなってしまうため、上記の温度範囲が望ましい。
冷却停止温度を25℃より低くすることは操業上困難であるため下限を25℃とし、冷却停止温度の上限が700℃より高いとNb,V,Cr,TiおよびMoの酸化物、硫化物、窒化物、および複合析出物が粗大化することによりトラップ能が低下したり、980MPa以上の強度が得られなくなることから、前記の範囲に規定する。
また、冷却速度が0.1℃/秒より遅いと、フェライトやパーライトの生成を促進して強度低下を招く懸念があることから、冷却速度の下限を0.1℃/秒とした。一方、冷却速度が1000℃/秒を超えることは操業上困難なため、これを上限とした。
熱間圧延後の冷却温度域は、トラップサイトとなるNb、V,Cr,TiおよびMoの酸化物、硫化物、窒化物、および複合析出物の析出しやすい500〜700℃が好ましく、またその温度域への冷却速度は、上記トラップサイトとなる析出物の析出を促進させるために、20℃/秒以上の冷却速度が好ましい。
このときの温度範囲および保持時間は、トラップサイトとなるNb,V,Cr,TiおよびMoの酸化物、硫化物、窒化物、および複合析出物が、請求項1で規定した平均粒子径、密度の範囲中で、より小さい平均粒子径、より高い密度を満たすことにより、トラップ能が上昇することから、500〜700℃の温度範囲で、10分〜10時間保持することが好ましい。保持後は厚い酸化スケールの形成を防ぐため、室温まで冷却する。
また、冷却停止温度を25℃より低くすることは操業上困難であるため下限を25℃とし、500℃より高いと結晶粒の粗大化を招き980MPa以上の強度を得られないことから、前記の範囲に規定する。
また必要に応じて、前記の保持後、400〜700℃の温度域で1分から10時間保持して、その後冷却しても良い(前記(7)に係る発明)。この熱処理により、合金炭化物または窒化物(例えばV,Cr,Mo,Ti,Nb含有の炭窒化物)を析出させ、これらが新たな水素のトラップサイトとして働き、より耐遅れ破壊性が高まる。条件が、低温短時間になると十分な析出が起こらず、高温長時間になると析出物が粗大化してトラップサイトとして機能しなくなることから、本範囲とした。
また、冷却速度が0.1℃/秒より遅いと、フェライトやパーライトの生成を促進して強度低下を招く懸念があることから、冷却速度の下限を0.1℃/秒とした。一方、冷却速度が1000℃/秒超の場合には最終的な鋼板中のマルテンサイト相などの硬質相が多量になってしまうことや、操業上困難なため、これを上限とした。
前記の保持後、室温まで冷却した熱延鋼板を酸洗後冷延し、400〜700℃の温度域で1分〜10時間保持するのは、前記(6)に係る発明の冷延−焼鈍後に同じ熱処理をする方法と同じ理由によるものである。
これは熱間圧延時の冷却中および25〜500℃での温度保持中に、ベイナイトまたはマルテンサイトが主相となり、冷間圧延後の焼鈍時に微細にNb,V,Cr,TiおよびMoの酸化物、硫化物、窒化物および複合析出物が析出し、高い水素トラップ能が得られ、さらに遅れ破壊特性改善される。巻取り温度を25〜500℃に規定するのも蒸気と同じ理由によるものである。その他の条件の規定理由は前記(6)〜(8)の発明と同様である。
これは冷間圧延後の焼鈍時に最高加熱温度から0〜350℃の温度域に冷却する事で、ベイナイトまたはマルテンサイトが主相となり、その後の100〜700℃での保持により微細にNb,V,Cr,TiおよびMoの酸化物、硫化物、窒化物および複合析出物が析出し、高い水素トラップ能が得られ遅れ破壊特性改善されるからである。焼鈍時の最高加熱温度からの冷却速度および冷却停止温度は、50〜200℃/秒及び25〜100℃程度が好ましく、またその後の加熱速度は5〜20℃/程度が好ましい。この時の加熱温度及び保持時間は必要とする強度及び耐遅れ破壊特性によって異なるが、上記範囲内である事が好ましい。
その他の条件については前記(6)に係る発明と同様である。
表1に示す成分の鋼を溶製し、常法に従い連続鋳造でスラブとした。符号D〜Gが本発明に従った成分の鋼で符号U,Vは成分が逸脱するものである。これらの鋼を加熱炉中で1160〜1250℃の温度で加熱し、表3に示す9通りの条件で熱間圧延、連続焼鈍および箱焼鈍を行った。
ここで条件1〜6,8,9は本発明に従った製造条件であり、一方条件7は巻取り温度が低い条件で400〜700℃での保持を行っていない事から、本発明より逸脱する製造条件である。次いで再結晶焼鈍を行い、表2−1〜表2−4に鋼板の材質特性を示す。
以下に条件1〜9の製造条件を詳細に述べる。
さらに、スポット溶接部の遅れ破壊特性評価のために、上記のサイズの試験片を10Rにて曲げ加工後、端部同士をスポット溶接した試験片を、0.5mol/l の硫酸中に漬け、電流によって電解して水素を侵入させ、2時間後の割れの発生も併せて評価した。
これらに対して比較鋼であるU,V鋼またはD〜G鋼において熱処理条件を7としたものは、成分と熱処理条件のいずれかが本発明範囲から逸脱している。
したがって、種々の添加元素を添加した上でトラップサイトとなる酸化物、硫化物、窒化物および複合析出物を有効に作用するように、400〜700℃において保持することが耐遅れ破壊特性に有効であることは明らかである。
Claims (10)
- 質量%で、
C :0.01〜0.30%、
Si:2.0%以下、
Mn:0.01〜3%、
P :0.1%以下、
S :0.05%以下、
Al:0.005〜4%、
N :0.01%以下
を含有し、更に、
Cr:1.1%以上と、
Nb,V,Ti,Moの元素群中から1種又は2種以上を合計で0.001%以上とを含有し、かつ、
CrとNb,V,Ti,Moの1種又は2種以上との合計が3%以下
であり、残部がFeおよび不可避的不純物からなり、ミクロ組織がベイナイトまたはマルテンサイトを面積率で最大の相として、粒内のNb、V,Cr,Ti,Moの酸化物、硫化物、窒化物、複合晶出物、複合析出物のいずれか1種以上を、
平均粒子径d:0.001〜5.0μm
密度ρ:1平方mmあたり100〜1×1013個
分布:平均粒子径からの標準偏差σと平均粒子径dの比が、σ/d≦1.0
を満たす分布形態を有し、引張強度が980MPa以上であることを特徴とする耐水素脆化に優れた高強度薄鋼板。 - さらに、鋼中に質量%で、
W :0.005〜5%
を含有することを特徴とする請求項1に記載の耐水素脆化に優れた高強度薄鋼板。 - さらに、鋼中に質量%で、
Cu:0.005〜5%、
Ni:0.005〜5%
の1種または2種を含有することを特徴とする請求項1または2に記載の耐水素脆化に優れた高強度薄鋼板。 - さらに、鋼中に質量%で、
B :0.0002〜0.1%
を含有することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の耐水素脆化に優れた高強度薄鋼板。 - さらに、鋼中に質量%で、
REM:0.0005〜0.01%、
Y :0.0005〜0.01%、
Ca:0.0005〜0.01%、
Mg:0.0005〜0.01%
の1種または2種以上を含有することを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の耐水素脆化に優れた高強度薄鋼板。 - 請求項1〜5のいずれか1項に記載の鋼板を製造する方法であって、請求項1〜5のいずれか1項に記載の成分からなる鋳造スラブを鋳造まま、あるいは、一旦冷却した後に再度加熱し、Ar3 点以上の仕上温度で熱間圧延を施し、その後巻取温度まで0.1〜1000℃/秒の冷却速度で冷却後25〜700℃で巻き取り、引き続いて400〜700℃の温度範囲で1〜100000秒保持後、室温まで冷却した熱延鋼板を酸洗後冷延し、その後焼鈍時の最高温度を600〜950℃で焼鈍した後に0.1〜1000℃/秒の冷却速度で25〜500℃の温度域に冷却し、引き続いて同温度域で1〜10000秒保持を行うことを特徴とする耐水素脆化に優れた高強度薄鋼板の製造方法。
- 請求項6に記載の製造方法により製造した鋼板を、さらに400〜700℃の温度域で1分〜10時間保持を行うことを特徴とする耐水素脆化に優れた高強度薄鋼板の製造方法。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載の鋼板を製造する方法であって、請求項1〜5のいずれか1項に記載の成分からなる鋳造スラブを鋳造まま、あるいは、一旦冷却した後に再度加熱し、Ar3 点以上の仕上温度で熱間圧延を施し、その後25〜700℃の温度域に0.1〜1000℃/秒の冷却速度で冷却後巻き取り、引き続いて400〜700℃の温度範囲で1〜100000秒保持後室温まで冷却した熱延鋼板を酸洗後冷延し、引き続いて400〜700℃の温度域で1分〜10時間保持を行うことを特徴とする耐水素脆化に優れた高強度薄鋼板の製造方法。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載の鋼板を製造する方法であって、請求項1〜5のいずれか1項に記載の成分からなる鋳造スラブを鋳造まま、あるいは、一旦冷却した後に再度加熱し、Ar3 点以上の仕上温度で熱間圧延を施し、その後25〜500℃の温度域に0.1〜1000℃/秒の冷却速度で冷却後巻き取り、引き続いて25〜500℃で1〜100000秒保持後室温まで冷却した熱延鋼板を酸洗後冷延し、引き続いて400〜700℃の温度域で1分〜10時間保持を行うことを特徴とする耐水素脆化に優れた高強度薄鋼板の製造方法。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載の鋼板を製造する方法であって、請求項1〜5のいずれか1項に記載の成分からなる鋳造スラブを鋳造まま、あるいは、一旦冷却した後に再度加熱し、Ar3 点以上の仕上温度で熱間圧延を施し、その後巻取温度まで0.1〜1000℃/秒の冷却速度で冷却後25〜700℃で巻き取り、引き続いて400〜700℃の温度範囲で1〜100000秒保持後、室温まで冷却した熱延鋼板を酸洗後冷延し、その後焼鈍時の最高温度を600〜950℃で焼鈍した後に0.1〜1000℃/秒の冷却速度で0〜350℃の温度域に冷却し、引き続いて100〜700℃の温度域で1〜10000秒保持を行うことを特徴とする耐水素脆化に優れた高強度薄鋼板の製造方法。
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