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JP4030710B2 - 画像読取装置 - Google Patents

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JP4030710B2
JP4030710B2 JP2000238257A JP2000238257A JP4030710B2 JP 4030710 B2 JP4030710 B2 JP 4030710B2 JP 2000238257 A JP2000238257 A JP 2000238257A JP 2000238257 A JP2000238257 A JP 2000238257A JP 4030710 B2 JP4030710 B2 JP 4030710B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像読取装置に関し、より詳細には、X線フィルムや蓄積性蛍光体シートを用いたオートラジオグラフィシステム、電子顕微鏡による検出システム、放射線回折画像検出システム、あるいは蛍光検出システムなどに使用可能な画像読取装置であって、光電子増倍機能を有する光電変換手段、電流電圧変換回路、および対数変換回路を備えた画像読取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
放射性標識を付与した物質を生物体に投与した後、その生物体あるいはその生物体の組織の一部を試料とし、この試料をX線フィルムなどの感光材料に一定時間重ね合わせることによって感光材料を感光させあるいは露光し、感光材料の感光された部位に基づいて試料中における放射性標識物質の位置情報を得るようにしたオートラジオグラフィが知られている。
【0003】
このオートラジオグラフィは、例えば、生物体の組織、蛋白質、あるいは核酸などのような生物体由来の高分子物質を含む媒体に放射性標識を付与し、その放射性標識を付与された高分子物質、その誘導体、あるいはその分解物などをゲル電気泳動などの分離操作にかけてゲル状支持体において分離し、そのゲル状支持体を高感度X線フィルムなどの放射線フィルムに一定時間重ね合わせることによって放射線フィルムを感光させ、放射線フィルムの感光された部位から得られる放射性標識物質の位置情報に基づいて、高分子物質の分離、同定、あるいは高分子物質の分子量測定、特性の評価などをおこなう方法として、一般に利用されている。さらに、このオートラジオグラフィは、DNAなどの核酸の塩基配列の決定にも効果的に利用されている。
【0004】
また今日では、例えば、特公平1−60784号、同1−60782号、同4−3952号、特開平10−3134号などに示されているように、従来の放射線フィルムに代えて、放射線が照射されると放射線のエネルギを吸収して蓄積し、その後に、可視光や赤外光などの電磁波を用いて励起すると、照射された放射線エネルギの量に応じた光量の輝尽光を発する特性を有する輝尽性蛍光体を含む輝尽性蛍光体層が形成された蓄積性蛍光体シートを放射性標識物質の位置情報を得るための感光材料として用いるオートラジオグラフィも実用化されている。
【0005】
蓄積性蛍光体シートを用いるオートラジオグラフィは、試料と蓄積性蛍光体シートとを一定時間重ね合わせることにより、試料中の放射性標識物質から放射される放射線エネルギの少なくとも一部を蓄積性蛍光体シートに吸収させた後、蓄積性蛍光体シートをレーザ光などの電磁波で走査して、蓄積性蛍光体シートに蓄積されている放射線エネルギを輝尽発光光として放出させ、放出された輝尽発光光を光電的に検出し、試料中の放射性標識物質の位置情報を得るものである。
【0006】
また、例えば、特開昭59−15843号、同61−51738号、同61−93538号などに示されているように、電子線あるいは放射線が照射されると、電子線あるいは放射線のエネルギを吸収して、蓄積、記録し、その後に、特定の波長域の電磁波を用いて励起すると、照射された電子線あるいは放射線のエネルギの量に応じた光量の輝尽光を発する特性を有する輝尽性蛍光体を、電子線あるいは放射線の検出材料として用い、金属あるいは非金属試料などに電子線を照射し、試料の回折像あるいは透過像などを検出して、元素分析、試料の組成解析、試料の構造解析などをおこなったり、生物体組織に電子線を照射して、生物体組織の画像を検出する電子顕微鏡による検出システムや、放射線を試料に照射し、得られた放射線回折像を検出して、試料の構造解析などをおこなう放射線回折画像検出システムが知られている。
【0007】
また、オートラジオグラフィシステムにおける放射性標識物質に代えて蛍光色素を標識物質として使用した蛍光検出システムが知られている。このシステムによれば、蛍光画像を読み取ることにより、遺伝子配列、遺伝子の発現レベル、実験用マウスにおける投与物質の代謝、吸収、排泄の経路、状態、蛋白質の分離、同定、あるいは、分子量や特性の評価などをおこなうことができ、例えば、電気泳動させるべき複数のDNA断片を含む溶液中に蛍光色素を加えた後に、複数のDNA断片をゲル支持体上で電気泳動させ、あるいは蛍光色素を含有させたゲル支持体上で複数のDNA断片を電気泳動させ、あるいは複数のDNA断片をゲル支持体上で電気泳動させた後にゲル支持体を蛍光色素を含んだ溶液に浸すなどして、電気泳動されたDNA断片を標識した後励起光により蛍光色素を励起することにより発生した蛍光を検出して画像を生成し、ゲル支持体上のDNAを分布を検出したり、あるいは複数のDNA断片をゲル支持体上で電気泳動させた後にDNAを変性(denaturation) し、次いで、サザン・ブロッティング法によりニトロセルロースなどの転写支持体上に変性DNA断片の少なくとも一部を転写し、目的とするDNAと相補的なDNAもしくはRNAを蛍光色素で標識して調製したプローブと変性DNA断片とをハイブリダイズさせ、プローブDNAもしくはプローブRNAと相補的なDNA断片のみを選択的に標識し、励起光によって蛍光色素を励起することにより発生した蛍光を検出して画像を生成し、転写支持体上の目的とするDNAを分布を検出したりすることができる。さらに、標識物質により標識した目的とする遺伝子を含むDNAと相補的なDNAプローブを調製して、転写支持体上のDNAとハイブリダイズさせ、酵素を、標識物質により標識された相補的なDNAと結合させた後、蛍光基質と接触させて蛍光基質を蛍光を発する蛍光物質に変化させ、生成された蛍光物質を励起光で励起することにより発生した蛍光を検出して画像を生成し、転写支持体上の目的とするDNAの分布を検出したりすることもできる。これらの蛍光検出システムは、放射性物質を使用することなく、簡易に、遺伝子配列などを検出することができるという利点がある。
【0008】
また近年では、例えば、“マイクロアレイを用いた遺伝子発現解析;実験医学シリーズ(株式会社羊土社出版),第17巻(1999年),1月号,P61〜P65”や“遺伝子医学;Vol.4,No.1 2000 (株)メディカルドゥ”に記載のように、前記蛍光検出システムの利用形態として、マイクロアレイ、マクロアレイ、あるいはDNAチップなどの試験片を用いた遺伝子発現解析技術が注目されている。
【0009】
この遺伝子発現解析技術においては、メンブレンフィルタ、ガラス、スライドガラス、シリコン基板などの基板の表面に、cDNA,オリゴDNA,その他のDNA,PNAあるいはESTなど、既に解読されている互いに異なる既知の多種類の生体分子を検出体としてスポッタ装置などによりドットとして所定の間隔でマトリックス状に高密度(数100μm以下の間隔;例えば20〜200μm)に予め配置固定した試験片を用いる。この試験片は、基板の種類、サイズ、スポット数、スポットのサイズ、検出体(プローブ)および検体(ターゲット)の種類などに応じて、マクロアレイ、マイクロアレイ、DNAチップなどと称されている。
【0010】
その一方において、放射性同位体あるいは蛍光色素などで標識付けられたcDNA,ゲノムDNA,mRNAなどのRNA、dNTPあるいはPNAなどの生体分子が検体として用意される。
【0011】
前記遺伝子発現解析技術において解析を行なう際には、例えば、蛍光色素aで標識された健常者Aの細胞から取り出したDNA(生物体由来物質の一例)および蛍光色素bで標識された遺伝子疾患を有する検体Bの細胞から取り出したDNAをピペットなどでマイクロアレイチップに滴下して各検体のDNAとマイクロアレイチップ上のcDNAとをハイブリダイズさせ、後にこのマイクロアレイチップ上の各cDANに各蛍光色素a,bを各別に励起する励起光を相対的に走査して各cDNAごとの各蛍光を光電的に検出し、マイクロアレイチップ上における蛍光の発光位置に対応付けられた検出結果により各検体のDNAがいずれのcDNAとハイブリダイズされているかを求め、両検体間でハイブリダイズされたcDNAを比較することにより上記疾患により発現したDNAまたは欠損したDNAを特定する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述のX線フィルムや蓄積性蛍光体シートを用いたオートラジオグラフィシステム、電子顕微鏡による検出システム、放射線回折画像検出システム、あるいは蛍光検出システムなど(以下纏めて各種検出システムともいう)においては、画像を担持した蓄積性蛍光体シートやゲル支持体あるいは転写支持体などの生体物に関わる蛍光画像や放射線画像を担持した画像担体を励起光により走査し、画像担体から発せられた蛍光や輝尽発光光などを光電変換手段により光電的に検出して画像を生成する画像読取装置を備えて構成されている。
【0013】
また、蛍光や輝尽発光光などを光電的に検出するに際して用いられる光電変換手段としては、輝尽発光光や蛍光はその強度(光量)がさほど強くない微弱光であることから、一般的にはアバランシェフォトダイオード(APD)やフォトマル(光電子増倍管)などの光電子増倍機能を有するものが用いられている。
【0014】
また、光電変換手段から出力された電流信号を電圧信号に変換する(以下単にI/V変換ともいう)電流電圧変換回路としては、回路構成の簡易さやコストの点から、抵抗を用いてDC結合で検出するのが一般的である。
【0015】
さらに、ダイナミックレンジの拡大化や検出結果を画像化したときの視覚上の見え方を考慮して、I/V変換された電圧信号を対数変換回路で対数圧縮するのが一般的である。
【0016】
さらにまた、読取画素サイズとしては200μm程度以下が求められており、読取速度との関係で、対数圧縮されたアナログの電圧信号をデジタルの電圧信号に変換(以下A/D変換ともいう)する際のサンプリング周波数fsとしては、10〜1000KHz程度の比較的中速のものが用いられていた。
【0017】
つまり、従来の前記各種検出システムにおける検出回路系としては、「抵抗を用いた電流/電圧変換+対数変換+中速サンプリング」という構成が採られていた。
【0018】
一方今日では、より微細な情報を得ることが求められており、前記光電変換手段に入射する蛍光や輝尽発光光などの光強度(光量)は益々低減する方向にある。換言すれば、検出領域がより高感度側にシフトしている。
【0019】
しかしながら、例えばフォトマルに微弱な光が照射されたときには、フォトマルの光電面に入射するフォトンは時間的に疎らになってくるため、該フォトンに励起されて発生した電子が増倍されてコレクタに到達することにより観測される電流はパルス状になってくる。またフォトマルの電流出力を変換抵抗(例えば100kΩ程度)を用いてI/V変換して得られる電圧信号もパルス状になってくる。
【0020】
したがって、微弱光とは言いながら光強度がある程度大きな領域では安定した直流出力が得られても、光強度が低下するにつれて、ほぼ高さの揃ったパルス電流が連続的に繋がった状態(揺らぎを持った直流出力)となり、光強度がさらに低下するとほぼ高さの揃ったパルス電流(微弱電流)が離散的になり光強度によりパルス発生の頻度が変わる、単一パルス領域になる、つまり光強度が低下するほどいわゆるフォトンカウンティングに近い状態となってくる。
【0021】
この場合、従来のような抵抗を用いた電流/電圧変換回路によって電圧信号を得この電圧信号をA/D変換していたのでは、図13に示すように、A/D変換時にサンプリングクロックに同期していないパルス波形の無信号部分をサンプリングする場合が生じ、結果的に前記電圧信号を取りこぼすなど(サンプリングに引っ掛からない)、相当大きなレベルバラ付きを持った形でサンプリングされ、画像S/Nを悪化させることになる。
【0022】
また、これを避けるにはA/D変換前にフィルタを設けるという方法が考えられるが、対数圧縮を行なった後の信号に対しフィルタリングを行なった後にA/D変換すると、対数変換回路の過渡応答特性(非線形の応答特性)部分をサンプリングするために信号のバラ付きが大きくなって信号リニアリティが失われ、かつバックグランドノイズとの分類が難しくなり、結果的に、非常にザラ付いた画像となり、また定量性が損なわれるという問題も生じる。
【0023】
また、10〜1000KHz程度の比較的中速のサンプリング周波数fsに対応したA/D変換時の折返し雑音を避けるために入力側にアナログフィルタを設けると、A/D変換回路に信号がパルス状に入力されたときにはリプルや尾引きなどが生じ画像に対して不具合が多く、実際上は、アンチエリアジング処理しないままA/D変換しなければならないという事情もある。
【0024】
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、前記各種検出システムに使用可能な画像読取装置であって、従来よりもさらに微弱な光を検出する場合においても、適正な画像信号を得ることによって良好な画像を生成することができ、また定量性が損なわれることのない装置を提供することを目的とするものである。
【0025】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像読取装置は、生体物に関わる蛍光画像もしくは放射線画像を担持した画像担体に対して励起光を照射する励起光照射手段と、励起光を照射することにより発せられる微弱光を光電的に検出して微弱光の光量に応じた大きさの電流信号を出力する光電子増倍機能を有する光電変換手段と、該光電変換手段から出力された電流信号を電圧信号に変換する電流電圧変換回路と、該電流電圧変換回路により変換された電圧信号を対数変換する対数変換回路とからなる画像読取装置において、電流電圧変換回路として、光電変換手段と直流結合された積分回路を用いることを特徴とするものである。
【0026】
「生体物に関わる蛍光画像もしくは放射線画像を担持した画像担体」とは、上述のX線フィルムや蓄積性蛍光体シートを用いたオートラジオグラフィシステム、電子顕微鏡による検出システム、放射線回折画像検出システム、あるいは蛍光検出システムなどにおいて読取り対象とされる画像を担持した蓄積性蛍光体シートやゲル支持体あるいは転写支持体などの生体物に関わる蛍光画像や放射線画像を担持した画像担体を意味する。
【0027】
具体的には、例えば蓄積性蛍光体シートを用いたオートラジオグラフィの場合であれば、生物体の組織、蛋白質、あるいは核酸などのような生物体由来の高分子物質を含む媒体に放射性標識を付与し、その放射性標識を付与された高分子物質を試料として一定時間重ね合わせることにより得られた、前記放射性標識によって表された画像を担持する蓄積性蛍光体シートである。また、蛍光色素を標識物質として使用した蛍光検出システムの場合であれば、蛍光色素によって表された画像を担持するハイブリダイズ処理が施された後のゲル支持体、マイクロアレイ、マクロアレイ、あるいはDNAチップなどである。
【0028】
また、生物体あるいはその組織片の内在色素から発せられる蛍光(いわゆる自家蛍光)を検出する形態のシステムの場合には、生物体あるいはその組織片そのものを画像担体としてもよい。
【0029】
本発明の画像読取装置においては、対数変換回路の後段に、該対数変換回路により対数変換された電圧信号を10KHz以上1MHz以下の比較的中速のサンプリング周波数でA/D変換するA/D変換回路が設けられていることが望ましい。
【0030】
本発明の画像読取装置においては、電流電圧変換回路を、積分回路の積分動作を停止可能に構成することが望ましい。
【0031】
また、本発明の画像読取装置の積分回路は、差動アンプ、該差動アンプの一方の入力端子と出力端子との間に接続された積分コンデンサ、および該積分コンデンサと並列接続され該積分コンデンサをリセットさせるためのリセット用FETを有するものであることが望ましい。
【0032】
この形態の積分回路としては、差動アンプの反転入力端子と出力端子との間に積分コンデンサが接続されてなるミラー積分構成のものと、差動アンプの非反転入力端子と出力端子との間に積分コンデンサが接続されてなるブートストラップ積分構成のものの2つが代表的なものであるが、本発明においては、特に前者のミラー積分構成のものの方が後述するオフセット補償回路の構成が簡易になるなどの効果を得ることができるので好ましい。
【0033】
「差動アンプの一方の入力端子と出力端子との間」は、積分回路構成によって異なるが、ミラー積分構成の場合には反転入力端子と出力端子との間であり、ブートストラップ積分構成の場合には非反転入力端子と出力端子との間である。なお、差動アンプの出力端子とあるが、この出力端子直接に限らず、出力抵抗を介して接続してもよい、
また、この形態の積分回路とする場合には、積分回路のセット/リセット時に発生するノイズによってチャージインジェクションが生じこれが積分回路から出力されるDC成分いわゆるオフセット電圧となる。また、このオフセット電圧は、積分コンデンサの容量やリセット用FETの容量(いわゆる素子バラ付き)に応じて変わり得る一定したものではないため積分回路の出力電圧のバラ付きの直接原因となる。
【0034】
したがって、上述のような形態の積分回路とする場合には、差動アンプの他方の入力端子と基準電位との間にドレイン端子およびソース端子が接続されるとともに積分コンデンサの容量のバラ付きおよび/またはリセット用FETの容量のバラ付きを調整するための制御電圧がゲート端子に入力されてなる補償用FETを有するオフセット補償回路を設けることが好ましい。
【0035】
この場合、前記積分コンデンサの容量と同容量の補償用コンデンサを補償用FETと並列接続して設けるのが好ましい。
【0036】
「差動アンプの他方の入力端子と基準電位との間にドレイン端子およびソース端子が接続される」とは、ドレイン端子およびソース端子の内のいずれか一方が前記他方の入力端子と接続され、ドレイン端子およびソース端子の内の他方が基準電位と接続されることを意味する。
【0037】
「差動アンプの他方の入力端子と基準電位との間」は、積分回路構成によって異なるが、ミラー積分構成の場合には非反転入力端子と基準電位としての接地電位の間であり、ブートストラップ積分構成の場合には反転入力端子と基準電位としての動作点設定電位である。
【0038】
なお、上記積分回路に使用されるリセット用FETおよび補償用FETとしては、入力容量や帰還容量が小さいものが好ましく、例えば接合型EETを使用することが好ましい。
【0039】
本発明の画像読取装置においては、光電変換手段を冷却する冷却手段を設けることが望ましい。この冷却手段としては、例えばペルチェ素子を用いたものが好適である。
【0040】
なお、上述のオフセット補償回路は、必ずしも前述のX線フィルムや蓄積性蛍光体シートを用いたオートラジオグラフィシステム、電子顕微鏡による検出システム、放射線回折画像検出システム、あるいは蛍光検出システムなどに使用可能な画像読取装置にのみ適用されるものではなく、差動アンプ、該差動アンプの一方の入力端子と出力端子との間に接続された積分コンデンサ、および該積分コンデンサと並列接続され該積分コンデンサをリセットさせるためのリセット用FETを有する積分回路と、該積分回路から出力された電圧信号を対数変換する対数変換回路とからなる一般的な電圧信号取得回路に適用することもでき、この場合にも、リセット用FETや補償用FETとしては接合型EETを用いるのが好ましいのは勿論である。
【0041】
【発明の効果】
本発明の画像読取装置によれば、対数変換回路の前に設けられる電流電圧変換回路として、光電変換手段と直流結合された積分回路を用いるようにしたので、例えば電流信号として単一パルスが入力されるような極微弱な光量範囲の検出を行なう場合においても、各パルス信号を積分して電圧信号に変換するようになるので従来よりも適正な画像信号を得ることができるようになる。
【0042】
すなわち、パルス波形をそのままA/D変換回路に入力したり対数変換回路に入力すると言うことがなくなるので、例えパルス状の電流であっても、リセットタイミングと一致する場合を除いて、サンプリングクロックに同期していないパルス波形の無信号部分をサンプリングすると言うことを防止することができ、結果として、従来よりも画像S/Nを向上させることができる。
【0043】
また、積分回路を対数変換回路の前段に設けているので、対数変換回路の過渡応答特性部分をサンプリングするということを防止できるから、信号リニアリティが失われたり、定量性が損なわれるという問題は生じない。
【0044】
また、差動アンプ、該差動アンプの一方の入力端子と出力端子との間に接続された積分コンデンサ、および該積分コンデンサと並列接続され該積分コンデンサをリセットさせるためのリセット用FETを有する形態の積分回路、特に差動アンプの反転入力端子と出力端子との間に積分コンデンサが接続されてなるミラー積分構成のものとすれば、A/D変換のサンプリング周波数として10KHz〜1MHz程度に対応可能な比較的的中速の応答速度の積分回路を簡単に構成することができる。
【0045】
また、この形態の積分回路とする場合において、差動アンプの他方の入力端子と基準電位との間にドレイン端子およびソース端子が接続されるとともに積分コンデンサの容量のバラ付きおよび/またはリセット用FETの容量のバラ付きを調整するための制御電圧がゲート端子に入力されてなる補償用FETを有するオフセット補償回路を設けることにより、積分動作におけるチャージインジェクションに起因して発生し得るオフセット電圧を低減することができる。
【0046】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
【0047】
図1は本発明の画像読取装置の一実施形態の全体構成を示す概略図、図2は図1に示した読取装置による読取りの対象となるハイブリダイズ処理後のマイクロアレイチップ10の一例を示す図、図3はハイブリダイズ処理前のマイクロアレイチップの一例を示す図である。
【0048】
図3に示すマイクロアレイチップ10″は、スライドガラス11の、マトリックス状に高密度に予め設定された所定の位置に、それぞれ互いに異なるcDNAが塗布されたものであり、予め塗布されているcDNAはいずれも既知で、塗布されている位置とそのcDNAとは対応関係が予め明らかになっている。そして遺伝子疾患を有する被検体のDNAに蛍光色素で標識したものを、この図3に示したマイクロアレイチップ10″にハイブリダイズし、このハイブリダイズされた結合物(被検出物)12だけをスライドガラス11上に残留させたものが、図2に示すマイクロアレイチップ10である。なお説明のために、図3に示したマイクロアレイチップ10″と図2に示したマイクロアレイチップ10とを比較することにより、残留している結合物12の位置を肉眼で識別することができるように記載しているが、実際のマイクロアレイチップにおいては、cDNAが高密度に塗布されているため、これらの位置を肉眼で識別することは困難である。
【0049】
図1に示すマイクロアレイチップを画像担体として使用する画像読取装置1は、具体的には、ステージ移動部2、光学系3、および信号処理部4から構成された蛍光スキャナである。
【0050】
ステージ移動部2は、図2に示したマイクロアレイチップ10が載置される2次元状に可動の光透過性のステージ21と、該ステージ21上に載置されたマイクロアレイチップ10を励起光Lが走査するようにステージ21をY軸方向に移動させる第1のステッピングモータ22およびX軸方向に移動させる第2のステッピングモータ23と、ステッピングモータ22,23を駆動するステッピングモータ制御回路24とを有している。これにより、図1中XY平面内において励起光Lがマイクロアレイチップ10を所定速度で走査することになる。
【0051】
なお、ステッピングモータ制御回路24としては、特開平12−131237号に示されているように、励起光Lがマイクロアレイチップ10上の所定の位置のみを照射するように、前記ステッピングモータ22,23に対して停止すべき各所定の位置を入力する位置指示手段の機能を持つようにしてもよい。この場合、ステッピングモータ制御回路24によりステッピングモータ22,23に対して入力される所定の位置とは、図3に示したマイクロアレイチップ10″におけるcDNAが塗布されていた全ての位置を意味し、この場合、当該位置には必ずしも結合物12が存在するとは限らない。
【0052】
光学系3は、励起光Lを出射する励起光源31と、該励起光源31から出射された励起光Lを平行光束にするコリメータレンズ32と、励起光Lを透過し後述する蛍光Kを反射する偏光ビームスプリッタ33と、偏光ビームスプリッタ33を透過した励起光Lをステージ21上に載置されたマイクロアレイチップ10上に所定サイズとなるように集光する集光レンズ34とを有している。
【0053】
信号処理部4は、マイクロアレイチップ10から発光された蛍光Kを光電検出する光電子増倍機能を有するフォトマル40と、該フォトマル40から出力された電流信号を電圧信号に変換するI/V変換回路としての積分回路50と、該積分回路50の積分動作におけるチャージインジェクションに起因して発生し得るオフセット電圧を低減させる(相殺する)ためのオフセット補償回路60と、積分回路50から出力された電圧信号を対数変換する対数変換回路70と、該対数変換回路70により対数変換されて圧縮されたアナログの電圧信号を10〜1000KHz程度のサンプリング周波数fsでデジタルの電圧信号に変換するA/D変換回路80と、動作モード設定回路90と、積分タイミング設定回路91と、その他の周辺回路を有している。
【0054】
信号処理部4の各構成回路の一例を図4〜図6に示す。図4は積分回路50およびオフセット補償回路60とその周辺回路を示し、図5は対数変換回路70とその周辺回路を示し、図6(A)は動作モード設定回路90を示し、図6(B)は積分タイミング設定回路91を示す。以下図4〜図6を参照して、信号処理部4の各構成回路の詳細について説明する。
【0055】
最初に、図4および図6を参照して、積分回路50およびオフセット補償回路60について説明する。
【0056】
画像読取装置1は蛍光スキャナであるが、高速性はある程度必要なので、最小10μsecの積分時間を考えると、積分コンデンサの容量を小さく設定する必要があり、広いレンジの積分時間に対応するため、積分回路50には高速積分回路50aと低速積分回路50bの2系統を設ける。高速積分回路50aは、差動アンプとしてのオペアンプ51aと、オペアンプの反転入力端子(−)と出力端子(o)との間に接続された積分コンデンサ52aと、積分コンデンサ52aと並列接続され該積分コンデンサ52aをリセットさせるためのリセット用FET53aを有する、いわゆるミラー積分構成となっている。低速積分回路50bも、高速積分回路50aの各構成部品の参照番号に付加した記号aをbに置き換えた同様の構成である。なお、本実施形態では、オペアンプの出力端子直接ではなく、出力抵抗R0を介して接続する構成としている。
【0057】
高速積分回路50aのオペアンプ51aとしては、低入力バイアス電流、高速、高精度、短セトリングタイム性能が必要である。一方、低速積分回路50bのオペアンプ51bとしては、高速用ほど高速性が必要ではない。
【0058】
なお、オフセット電圧が大きい場合にはオフセット調整用トリマを設ける。この際、図4に示すようにオフセット調整用端子を有しているオペアンプを使用する場合にはこの端子を利用した調整回路55a,55bとすればよいが、オフセット調整用端子を有していないオペアンプを使用する場合には反転入力端子あるいは非反転入力端子に調整回路を設けるとよい。
【0059】
積分回路50を理想的に動作させるためには、積分回路50の前段にバッファを設けるのが好ましいが、ダイナミックレンジを5桁とするためには、前段で発生するノイズをできるだけ下げておく必要があるので、直流結合されたフォトマル直接入力とする。
【0060】
また、理論的には、フォトマル40から出力される1パルスを積分した出力が最大出力の10万分の1になるように回路定数を決定すればよい。積分回路50の最大出力を5Vとすると、3×10-1クーロンが積分コンデンサに蓄積したときの電圧が5Vになるように積分コンデンサの容量を設定すればよい。1画素分の画素クロックを100μsecとすると、計算では、前記容量が10000pFとなる。フォトマル出力1パルスの見積りは増幅率を高く設定した場合であって、このままでは5桁の出力を取るとフォトマル40の最大出力(平均0.01mA)を越えてしまう。そこで、増幅率を下げて用いることを考慮して、低速用の積分コンデンサ52bは数1000pF(例えば2200pF)にするとよい。一方、高速用の積分コンデンサ52aは、積分回路として高速動作が要求されるため、低速用の積分コンデンサ52bより1桁小さい容量にする。
【0061】
高速積分回路50aと低速積分回路50bの各入力側には切替回路56(図4参照)を設け、また各出力側には切替回路57(図5参照)を設け、信号処理部4の動作モードを切り替えることができるように構成する。具体的には、切替回路56、57は通常動作時にはいずれか一方の出力(電圧信号)のみが後段の対数変換回路70に入力されるように、高速用、低速用の各入出力を切替え可能な構成とする。また、出力側の切替回路57は、対数変換回路70のオフセット調整用に、積分回路50a,50bを切り離して接地電位に切替え可能な構成とする。
【0062】
本実施形態では、切替回路56、57として、漏れ電流の小さいアナログSWを用いた構成としている。微少電流を検出する観点から、信号ラインはGNDでガードし、リターン電流によるノイズの発生を防止するようにする。なお、図6(A)に示すように、動作モードを設定するための動作モード設定回路90を設け、この動作モード設定回路90により切替回路56、57を制御する構成としている。この構成における信号処理部4の動作モードの設定例を表1に示す。
【表1】
Figure 0004030710
【0063】
フォトマル40に入射する蛍光の光強度が微弱であり積分回路50に入力される電流信号も微弱なため、積分回路50の出力は積分リセットSWのスイッチングノイズに支配される。通常のアナログSWは、オン抵抗が小さくリセット時間を短くできるが、チャージインジェクションによる出力オフセットが大きくローノイズ化が難しいので、積分リセットSWとしてはFETを用いることとする。
【0064】
FETを選定するに当たり、SPICEを用い代表的なFETモデルのパラメータを変化させ、何がチャージインジェクションに作用するのかをシミュレーションしてみたところ、入力容量、帰還容量が小さいものが良いことが判った。つまり、EFT選定の条件として、接合容量ができるだけ小さい方がチャージインジェクションを小さく抑えられる。
【0065】
このため、積分電荷をリセットさせるためのリセット用FET53a,53bとしては、ローノイズ低チャージインジェクションのものの一例としての高Gmで低接合容量のNch接合型EETを用いる。なお、ゲートへの制御電圧は、そのまま積分容量の変動に結びつくため、低ノイズを維持するためにその配線は極力短く設定する。
【0066】
一方、好ましいFETを選択しても、例えば積分コンデンサ220pFでオフセット電圧が微弱光検出としては許容できないレベル(例えば10〜20mV程度)になりチャージインジェクションによる出力オフセットを0にできないし、またオフセット電圧の極性(定常レベルに対するオフセットの方向)が一定しないという問題が残り、特に後段の対数変換回路70に負電圧が入力されると該対数変換回路70が安定動作をしなくなるという問題が生じるので、本実施形態ではオフセット電圧を相殺するオフセット補償回路60を、高速積分回路50aおよび低速積分回路50bそれぞれに設ける。
【0067】
高速用のオフセット補償回路60aは、オペアンプ51aの非反転入力端子(+)と基準電位としての接地(グランド)との間にドレイン端子Dおよびソース端子Sが接続されるとともに積分コンデンサ52aの容量のバラ付きおよび/またはリセット用FET53aの容量のバラ付きを調整するための制御電圧VCaがゲート端子Gに入力されてなる補償用FET64aおよび該補償用FET64aと並列接続された補償用コンデンサ65aを有する。低速用のオフセット補償回路60bも、高速用の各構成部品の参照番号に付加した記号aをbに置き換えた同様の構成である。
【0068】
補償用FET64a,64bおよび補償用コンデンサ65a,65bとしては、チャージインジェクションによるオフセット電圧を相殺するため、それぞれ対応するリセット用FET53a,53bと同タイプのものおよび積分コンデンサ52a,52bと同容量のものを用いる。
【0069】
補償用FET64a,64bを動作させることにより発生する補正分のオフセット電圧は、補償用FET64a,64bのゲート端子Gに印加する制御電圧VCa、VCbにより変化させることができるため、この制御電圧VCa、VCbを調整することで、リセット用FET53a,53bで発生するのと同じオフセット電圧を補償回路側で発生させることにより、オフセット電圧を相殺して各積分回路50a,50bのオフセット電圧を0Vに調整することができる。
【0070】
なお、FETのバラ付きおよびコンデンサ容量のバラ付きは、FETを駆動するゲート電圧をそれぞれ調整することにより抑えることができる。
【0071】
なお、実験の経験から、オペアンプ51a,51b自身が持つオフセット電圧変動に比べて、リセット用FET53a,53bのチャージインジェクションの温度変化が大きいことが判っている。この温度変化に起因する誤差を調整するため、リセット用FET53a,53bのゲート電圧を各オペアンプ51a,51bごとに調整できる構成とするのが望ましい。
【0072】
本実施形態では、上記調整を、積分回路の反転入力端子への電流注入によるもの(I_COMP)と、制御電圧VCa、VCbを設定するための補償用FET64a,64bのゲート電圧調整(I_OFS)による2種で行なうように構成している。
【0073】
ここで、前述のように、積分回路としては、高速用と低速用の2系統を設けているが、調整入力としては1組しか用意していないので、調整無しの状態で2系統の積分回路それぞれを調整できる構成にする。そして、部品バラ付きの調整を半固定抵抗(トリマ)で行ない、温度や経時による変動だけを外部からのコントロールでアナログSW66a,66bを作動させて調整することとする。
【0074】
各積分回路50a,50bは、S/Nを劣化させないように、フォトマル出力電流を直接積分するDC直結構成となっている。また積分回路50a,50bは積分タイミング設定回路91によって積分タイミングが設定されるように構成されている。具体的には、リセット用FET53a,53bのゲート端子Gに積分タイミングを制御するためのタイミング信号が入力される。
【0075】
積分タイミング設定回路91は、図6(B)に示すように、低ノイズでジッタの少ないタイミング信号がリセット用FET53a,53bに入力されるように高速フォトカプラPCを介する構成としている。積分タイミング設定回路91は、画素サイズ、読取線速度、あるいは画素周波数などの収録モードに応じたタイミングで入力される信号P_INT,N_INTにより駆動され、出力信号GATE1,GATE2をアナログSW66a,66bに入力する。アナログSW66a,66bからリセット用FET53a,53bをオンオフさせるタイミング信号が出力される。
【0076】
ここで、フォトマル出力最大電流は0.01mAであるため、高速積分回路50aの出力は0.045V/μsec、低速積分回路50bの出力は0.0045V/μsecとなる。各積分回路50a,50bの最大出力電圧を5Vとすると、それぞれ110μsec、1.1msecが積分可能な最大時間となる。積分時間が短い高速読取りの場合は、フォトマル最大電流によりダイナミックレンジが制限される。リセット時間は、高速積分器で2μsec、低速積分器で5μsec必要で、リセット時間にジッタがあると積分回路の調整ができないので注意を要する。またこのリセット時間は、約4桁のダイナミックレンジを取るための時間を考慮する。各積分回路(高速用/低速用)50a,50bへの積分タイミングの設定例を表2に示す。なお、表2中において、No.4,6および5,7は使用するオペアンプの違いによりタイミング設定を切り替える。
【表2】
Figure 0004030710
【0077】
次に、図5を参照して、対数変換回路70について説明する。
【0078】
対数変換回路70は、図5に示すように、トランジスタ71のベース・エミッタ間電圧(Vbe)対エミッタ電流(Ie)の指数特性をオペアンプ72のフィードバックループ内に入れた、従来回路と基本的には同一の回路構成である。
【0079】
対数変換用のトランジスタ71としては、電流直線性が良く、広帯域で、Cobが小さいものが好ましく、NPNシリコン型のものを用いるとよい。
【0080】
オペアンプ72としては、高速セトリング、広帯域、低入力バイアス電流、高精度、ユニティゲインで安定動作するものが好ましい。
【0081】
温度特性は、トランジスタ71と同一特性のトランジスタ73と、次段の出力アンプ74の増幅率を3300ppmの温度特性を持った抵抗回路75で補償することとする。対数変換回路70の入出力特性を表3に示す。
【表3】
Figure 0004030710
【0082】
オペアンプ72の出力信号は、出力アンプ74を介してA/D変換回路80に出力される。出力アンプ73としては高ゲインで高速性のオペアンプを使用するのが好ましい。
【0083】
オペアンプ72の出力は、受信側である出力アンプ74が差動増幅器構成であることを考慮して、信号ケーブルのインピーダンスに合わせた出力インピーダンスとする。出力側から見ると200Ωの負荷となるため、上記出力振幅ではオペアンプ72のみで十分なドライブ能力があることから、従来回路に設けられる出力バッファは削除している。
【0084】
対数変換回路70をなすオペアンプ72の反転入力端子(−)には、信号電圧を0としたとき出力電圧を0桁に調整する(オフセット調整する)ための調整電圧が入力されている。この調整電圧としては、オペアンプ72のオフセット電圧の最大範囲を調整可能とする。例えば、オペアンプ72のオフセット電圧が0.5mV、調整用に直列に接続される抵抗を1MΩとしたときには、±0.1Vの電圧範囲が必要となる。
【0085】
次にフォトマル40の周辺回路について説明する。
【0086】
フォトマル40の周辺には、図1に示すように、該フォトマル40を駆動するための抵抗分割型(ブリーダ回路型)の高圧回路41と、異常電流からフォトマル40を保護するための過電流保護回路42が設けられる。
【0087】
フォトマル40として最高出力電流が従来の1/10のものを用いるため、高圧回路41としては、従来のものよりもブリーダ電流を小さく設定する。例えば、DC1000Vmax時ブリーダ電流0.8mAmaxとなるように、高増幅率型のリニアブリーダ抵抗配置を用いる。
【0088】
高圧回路41からフォトマル40に約900Vの高電圧HVが印加されるが、図示しない高圧電源のスイッチングノイズをカットする(HVノイズ対策)ためにLC回路を介して高電圧HVを印加することとする。また、フォトマル40のダイノードの最終段の電圧をモニタするため、高圧回路41の分割抵抗の最終段の回路電圧をモニタ可能な構成とする。
【0089】
過電流保護回路42としては、積分回路50a,50bの出力のどちらか一方が5Vを越えたらフォトマル40が過電流状態であると見なして、図示しないフリップフロップで保持された過電流検出出力によって高電圧HVを0Vにするとともに、過電流の原因を取り去った後リセット信号(HV−RESET)によりクリアできる構成とする。
【0090】
なお、過電流保護回路42は積分回路50a,50bの出力を検出するため、積分動作のリセット間隔により過電流保護にならない場合や誤動作する場合が生じ得る。これを避けるには、リセット間隔を考慮して、例えば100μsec間隔で検出したときにフォトマル最大出力となっている場合に過電流保護が働くようにするとよい。
【0091】
フォトマル40は、比較的高感度であるが、フォトマル40の光電面やダイノードからの熱雑音などによる暗電流が大きい。そこで、暗電流を低減させるために、フォトマル40を載置したペルチェ素子46および該ペルチェ素子を駆動する駆動回路47からなる冷却手段45を設け、フォトマル40を冷却するように構成している。なお、ペルチェ素子を用いた冷却手段に限らず、例えばヒートシンクを用いるなど、周知の種々の冷却方法を用いることもできる。これにより極めて微弱な光を検出する場合に暗電流の影響を受ける虞れが低減する。
【0092】
次に本実施形態の画像読取装置1の作用について説明する。
【0093】
まずステージ21上の決められた位置に、図2に示したマイクロアレイチップ10が載置される。このとき、マイクロアレイチップ10上の、cDNAが塗布されていた各所定の位置は、ステージ21上のX軸方向の位置およびY軸方向の位置に対応付けられる。この対応付けはステッピングモータ制御回路24から各ステッピングモータ22,23に入力される。
【0094】
一方、励起光源31からは励起光Lが出射され、この励起光Lはコリメータレンズ32に入射して平行光束とされる。平行光束とされた励起光Lはビームスプリッタ33を透過し、集光レンズ34により、ステージ21上に載置されたマイクロアレイチップ10上に集光される。
【0095】
各ステッピングモータ22,23はステッピングモータ制御回路24から入力された走査指令に基づいて、励起光Lがマイクロアレイチップ10上の所定の走査位置を照射するように、ステージ21をXY平面内で駆動しその位置で停止する。励起光Lで照射された走査位置に結合物12が存在したときは、結合物12は励起光Lにより照射され、これにより結合物12の蛍光色素が励起され、蛍光Kを発光する。一方励起光Lで照射された走査位置に結合物12が存在しないときは、マイクロアレイチップ10からは蛍光Kが発光することはない。
【0096】
結合物12が存在し蛍光Kが発光されたときは、その蛍光Kは集光レンズ34、偏光ビームスプリッタ33を順次通過してフォトマル40に入射し、その光量に応じた電流信号に変換されて、後段の積分回路50に入力されて電圧信号に変換され、さらに対数変換回路70により対数圧縮された後A/D変換回路80により信号振幅幅に適したスケールファクタでデジタル信号に変換される。
【0097】
最初の走査位置への励起光Lの照射から一定時間経過すると、ステッピングモータ制御回路24から次の走査位置がステッピングモータ22,23に入力され、例えばステッピングモータ23のみが駆動されて、ステージ21をX軸方向に所定距離だけ移動させ、次の走査位置で励起光Lが照射するように移動させたのち停止する。そして、励起光Lがこの次の走査位置を照射し、前述同様に、結合物12が存在したときは蛍光Kが発せられてフォトマル40に検出され、存在しないときは検出されない。
【0098】
以上の処理を、マイクロアレイチップ10の全面に亘って繰り返す。信号処理部4にはステッピングモータ制御回路24から走査位置を示す信号が入力されており、励起光Lの走査位置と蛍光Kの検出の有無およびその光量が対応づけられ、A/D変換回路80から出力されたデジタル信号に基づいて画像出力することにより、前記対応関係に基づいて遺伝子疾患の被検体のDNAの機能分析がなされる。
【0099】
ここで、フォトマル40から出力される電流信号を100kΩの変換抵抗を用いてI/V変換して得た電圧信号の一例を図7および図8に示す。この図に示す電圧信号波形はフォトマル40から出力された電流信号波形をほぼ忠実に反映している。
【0100】
図7(A)に示す波形は、非常に微弱な光入力を与えたときのフォトマル出力をI/V変換したもので、出力信号は離散的なパルス(シングルフォトンイベント)となっている。また、図7(B)は、光量をわずかに増やしたときの波形で、だいたい高さの揃ったパルスが出力され、光量によりその頻度が増加しているのが判る。光量をさらに増加すると、パルスがつながり、揺らぎを持った直流出力となって行く。図8(A)は図7(B)の約10倍の光量を入力したときの出力波形で、図8(B)は、時間軸を拡げ、商用周波数で同期したものである。
【0101】
なおここでは、100kΩの変換抵抗を用いてI/V変換しているので、フォトマル40からの出力電流は、ピークでlμA程度である。フォトマル40は高速な素子なので、実際はもっとパルス幅は短い(数10nsec)が、I/V変換の入力容量やオペアンプの帯域により、この程度の観測波形となっている。
【0102】
この波形からフォトマル出力電荷量を予測すると、5E−13(A*S=C)となり、3.1E6個の電子がパルス状に出力されていることが判る。この値は、本実施形態で用いたフォトマル40のカタログスペックゲイン4E6とほぼ合致している。
【0103】
上述のように、結合物12から蛍光Kが発光されたときに、この蛍光Kはフォトマル40に入射し、その光量に応じた電流信号に変換されるが、蛍光Kが微弱であることから電流信号は、図7および図8のように、パルス状の電流信号あるいは揺らぎを持った直流状の電流信号になる。
【0104】
この電流信号は、積分回路50に入力されて電圧信号に変換される。図9はフォトマル40からの電流出力が積分されて電圧信号に変換される様子を示す。なお、図9におけるカーソルの実線はリセットレベルを示し、点線はリセットレベルから1桁大きいレベルを示している。波形はオシロの波形ストレージを用いて数回分を表示している。積分コンデンサがリセットされるまでの間にフォトマルから出力される電流パルスを積分して電圧信号に変換するので、図示するように、積分出力としては入力パルス数に応じた出力電圧が得られる。
【0105】
なお、積分回路50の出力電圧の一例として、直流入力電流を測定した場合の出力波形図を図10に示す。測定に際しては、電流入力には100MΩの抵抗を−10Vの基準電圧Vrefに接続した状態で測定した。この場合の電流レベルは100nAであるが、図9の1桁以上の出力が観測できる。
【0106】
このように、フォトマル40の電流信号を電圧信号に変換するI/V変換回路として、本実施形態ではミラー積分構成の積分回路50a,50bを用いているので、フォトマル40の出力電流が例えパルス状になっても、積分回路50a,50bからは少なからず入力光量に応じた電圧信号が得られ、その後段のA/D変換回路80は、リセットタイミングと一致する場合を除いて、サンプリングポイントに関わらずこの電圧信号をサンプリングすることができるから、前記電圧信号を取りこぼすなど相当大きなレベルバラ付きを持った形でサンプリングされることを防止でき、もって画像S/Nを従来よりも向上させることができる。
【0107】
また、オフセット補償回路60を設け、補償用FET64a,64bのゲート端子Gに印加する電圧を制御することで、リセット用FET53a,53bで発生するのと同じオフセット電圧を該補償回路60側で発生させることによりオフセット電圧を相殺しているので、積分回路50a,50bのオフセット電圧を略0Vにする、つまり装置が異なっても積分回路の出力電圧のバラ付きを抑えることができる。
【0108】
以上本発明の画像読取装置の好ましい実施形態について説明したが、本発明は必ずしも上述した実施形態に限定されるものではない。
【0109】
例えば、上記実施形態では、A/D変換回路80のサンプリング周波数fsが10〜1000KHz程度と高速性が極端でないため、積分出力のリニアリティを確保しやすいミラー積分構成を採用したものであるが、積分回路の構成は、ミラー積分構成に限らず、例えばブロッキング回路構成など、その他の公知の構成としてもよい。ミラー積分構成以外とした場合においても、オフセット補償回路60などを設けるのが好ましいのは言うまでもない。
【0110】
なお、積分回路を利用した電流電圧変換とした場合にはリセットが必要となるため高速サンプリングが必要とされる場合には不利である。このような場合には、上記実施形態における積分回路50を、図11に示すように、抵抗R1とFET1の並列回路を積分コンデンサ52と直列接続し、この直列接続された回路と並列に抵抗R2とFET2の直列回路を接続した構成とし、積分回路50の積分動作を停止可能に構成すれば、積分作用を利用した電流電圧変換と従来のような抵抗を利用した電流電圧変換とを切り替えられ便利である。この構成において、高速サンプリングが必要で十分な光量がある場合には、積分作用を利用した電流電圧変換に代えて従来のような抵抗を用いた電流電圧変換として作用させることによりS/Nが向上させることができる。
【0111】
また、上記実施形態では、マイクロアレイチップ上にcDNAを塗布したものを読み取る蛍光スキャナとしていたが、例えばオリゴDNA、PNAあるいはESTなど、cDNA以外のものを塗布したものであってもよい。
【0112】
また、前記実施形態では、本発明の画像読取装置をマイクロアレイチップを利用した蛍光スキャナとして構成していたが、これに限らず、遺伝子発現解析、塩基配列の決定、変異解析、多型解析など、遺伝子の解析に供されるマイクロアレイチップ以外のものを用いた蛍光検出システムに使用される画像読取装置に適用することもできる。
【0113】
また、例えば蓄積性蛍光体シートを用いて試料中の放射性標識物質の位置情報を電気信号に変換して得た画像データをCRTなどの画面上に画像として表示するオートラジオグラフィ、サザン・ブロッティング法によるハイブリタイゼーション法を利用した遺伝子の位置情報を解析するオートラジオグラフィ、ポリアクリルアミドゲル電気泳動法によって蛋白質の分離、同定、分子量や特性の評価などを行なうオートラジオグラフィ、あるいは電子顕微鏡による検出システム、放射線回折画像検出システムなどに使用される画像読取装置に適用してもよい。
【0114】
図12にオートラジオグラフィに使用される画像読取装置に適用する場合の構成例を示す。
【0115】
図12は、本発明の画像読取装置を適用したオートラジオグラフィ装置100の一例を示す概略斜視図である。読み取られる画像担体としてマイクロアレイチップ10を蓄積性蛍光体シート101に置き換え、ステージ移動部2および光学系3を蓄積性蛍光体シート101を励起光で走査する形態としている点が上記実施形態と異なるが、信号処理部4は上記実施形態と同様の構成とする。このようなオートラジオグラフィ装置100としては、上述した特公平1−60784号や特開平10−3134号などに示されているものを用いることができ、これらに示されている装置の信号処理部を本発明のものに置き換えるだけでよい。
【0116】
図12において、蓄積性蛍光体シート101には、図示しない試料に含まれる放射性標識物質の位置情報が放射線エネルギの形で蓄積されている。例えば、ポリアクリルアミドゲル電気泳動法により、蛋白質の分離、同定、あるいは、分子量、特性の評価などをおこなう場合には、次のようにして、試料に含まれる放射性標識物質の位置情報を、蓄積性蛍光体シート101に蓄積させる。すなわち、2枚のガラス板間にポリアクリルアミドゲルを流してサンドウィッチ状態に保持し、この2枚のガラス板を直立させた状態で電界をかけるとともに上方から放射性標識物質を含んだ試料を流して電気泳動させる。電気泳動の完了後にガラス板をはがし、一方のガラス板上に付着した試料を濾紙などの支持体に転写して乾燥させる。次いで、転写支持体を蓄積性蛍光体シート1と重ね合わせて露光し、試料中に含まれる放射性標識物質の位置情報を放射線エネルギーの形で蓄積性蛍光体シート101に蓄積させる。
【0117】
次に、試料中の放射性標識物質の位置情報が蓄積記録された蓄積性蛍光体シート101をレーザ光Lで走査して励起し輝尽発光光を発生させる。レーザ光源103により発生されたレーザ光Lはフィルタ104を通過し、該レーザ光Lによる励起によって蓄積性蛍光体シート101から発生する輝尽光の波長領域に対応する波長領域の部分がカットされる。
【0118】
次いで、レーザ光Lは、ビーム・エクスパンダ105により、そのビーム径が正確に調整され、ガルバノミラーなどの光偏向器106に入射する。光偏向器106によって偏向されたレーザ光Lは、fθレンズ107を介して平面反射鏡108により反射され、蓄積性蛍光体シート101上に一次元的に入射する。fθレンズ107は、蓄積性蛍光体シート101をレーザ光Lで走査するときに、常に均一のビーム速度で走査がなされるように設けられたものである。
【0119】
このレーザ光Lによる走査と同期して、蓄積性蛍光体シート101は、図12において矢印Aの方向に相対移動され、その全面がレーザ光Lによって走査されるようになっている。蓄積性蛍光体シート101は、レーザ光Lが照射されると蓄積記録していた放射線エネルギに比例する光量の輝尽光を発光する。発光した輝尽発光光Kは、光ガイド109に入射する。
【0120】
光ガイド109は、その受光端部が直線状をなし、蓄積性蛍光体シート101上の走査線に対向するように近接して配置され、またその射出端部は円環状をなし、フォトマルなどの光電子増倍機能を有する光電変換型の光検出器140の受光面に接続されている。
【0121】
このような構成により、レーザ光Lの照射に応じて、蓄積性蛍光体シート101から発光した輝尽発光光Kは、光ガイド109に入射し、その内部で全反射を繰り返しながら射出端部を経て光検出器140によって受光される。
【0122】
光検出器140の受光面には、蓄積性蛍光体シート101から発光される輝尽発光光Kの波長領域の光のみを透過し、レーザ光Lの波長領域の光をカットする励起光カットフィルタが貼着されており、光検出器140は蓄積性蛍光体シート101から発光された輝尽発光光Kのみを光電的に検出する。
【0123】
光検出器140によって光電的に検出された輝尽発光光Kの光量に応じた大きさの電流信号は、上記実施形態同様に、積分回路50によって電圧信号に変換され、さらに対数変換回路70により対数圧縮された後A/D変換回路80により信号振幅幅に適したスケールファクタでデジタル信号に変換される。
【0124】
ここで、輝尽発光光Kが微弱で光検出器140によって検出される電流信号がパルス状になっても、積分回路50を用いることで、上記実施形態と同様に、積分回路50からは入力光量に応じた電圧信号を得ることができ、もって画像S/Nを従来よりも向上させることができる。
【0125】
なお、マイクロアレイチップを画像担体として用いた実施形態(以下第1例という)ではマイクロアレイチップを動かして読取りを行なうのに対して蓄積性蛍光体シートを画像担体として用いた実施形態(以下第2例という)ではレーザ光を光偏向器で動かして読取りを行なうため、レーザ光の走査速度に大きな大きな違いがある。
【0126】
通常、第1例の構成においては走査速度が200〜800mm/secでサンプル速度が10〜100μsec/pixである一方、第2例の構成においては走査速度が10〜30m/secでサンプル速度が1〜10μsec/pixであり、本願発明は走査速度の遅い第1例の構成の方が有効性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマイクロアレイチップの読取装置の一実施形態を示す図
【図2】図1に示した読取装置において読取りの対象となるハイブリダイズ処理後のマイクロアレイチップを示す図
【図3】図2に示したマイクロアレイチップのハイブリダイズ処理前の状態を示す図
【図4】 S2
積分回路およびオフセット補償回路とその周辺回路を示す図
【図5】 S3
対数変換回路とその周辺回路を示す図
【図6】 S4
動作モード設定回路を示す図(A)および積分タイミング設定回路を示す図(B)
【図7】 M1
フォトマル電流出力を変換抵抗を用いてI/V変換した電圧波形図(その1)
【図8】 M2
フォトマル電流出力を変換抵抗を用いてI/V変換した電圧波形図(その2)
【図9】 M5
フォトマルからの電流出力が積分されて電圧信号に変換される様子を示す図
【図10】 M6
直流入力電流を積分回路に入力したときの電圧波形図
【図11】 R1
積分回路の積分動作を停止可能に構成する一例を示した図
【図12】 N1
本発明の画像読取装置を適用したオートラジオグラフィ装置の一例を示す概略斜視図
【図13】 P1
従来の問題を説明する図
【符号の説明】
1 画像読取装置
2 ステージ移動部
3 光学系
4 信号処理部
10 マイクロアレイチップ
11 スライドガラス
12 結合物(被検出物)
21 ステージ
22,23 ステッピングモータ
24 ステッピングモータ制御回路
31 励起光源
32 コリメータレンズ
33 ビームスプリッタ
34 集光レンズ
40 フォトマル
50 積分回路
60 オフセット補償回路
70 対数変換回路
80 A/D変換回路
L 励起光、レーザ光
K 蛍光、輝尽発光光

Claims (8)

  1. 生体物に関わる蛍光画像もしくは放射線画像を担持した画像担体に対して励起光を照射する励起光照射手段と、前記励起光を照射することにより発せられる微弱光を光電的に検出して前記微弱光の光量に応じた大きさの電流信号を出力する光電子増倍機能を有する光電変換手段と、該光電変換手段から出力された電流信号を電圧信号に変換する電流電圧変換回路と、該電流電圧変換回路により変換された電圧信号を対数変換する対数変換回路とからなる画像読取装置において、
    前記電流電圧変換回路、前記光電変換手段と直流結合された積分回路を有するとともに、積分作用を利用した電流電圧変換と抵抗を利用した電流電圧変換とを切替可能に構成されていることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記対数変換回路の後段に、該対数変換回路により対数変換された電圧信号を10KHz以上1MHz以下のサンプリング周波数でA/D変換するA/D変換回路が設けられていることを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 生体物に関わる蛍光画像もしくは放射線画像を担持した画像担体に対して励起光を照射する励起光照射手段と、前記励起光を照射することにより発せられる微弱光を光電的に検出して前記微弱光の光量に応じた大きさの電流信号を出力する光電子増倍機能を有する光電変換手段と、該光電変換手段から出力された電流信号を電圧信号に変換する電流電圧変換回路と、該電流電圧変換回路により変換された電圧信号を対数変換する対数変換回路とからなる画像読取装置において、
    前記電流電圧変換回路が、前記光電変換手段と直流結合された積分回路を有し、
    前記積分回路が、差動アンプ、該差動アンプの一方の入力端子と出力端子との間に接続された積分コンデンサ、および該積分コンデンサと並列接続され該積分コンデンサをリセットさせるためのリセット用FETを有し、
    前記差動アンプの他方の入力端子と基準電位との間にドレイン端子およびソース端子が接続されるとともに前記積分コンデンサの容量のバラ付きおよび/または前記リセット用FETの容量のバラ付きを調整するための制御電圧がゲート端子に入力されてなる補償用FETを有するオフセット補償回路を設けたことを特徴とする画像読取装置。
  4. 前記リセット用FETおよび前記補償用FETが、接合型EETであることを特徴とする請求項記載の画像読取装置。
  5. 前記積分回路が、前記差動アンプの反転入力端子と出力端子との間に前記積分コンデンサが接続されてなるミラー積分構成のものであることを特徴とする請求項3または4記載の画像読取装置。
  6. 前記光電変換手段を冷却する冷却手段を設けたことを特徴とする請求項1からいずれか1項記載の読取装置。
  7. 差動アンプ、該差動アンプの一方の入力端子と出力端子との間に接続された積分コンデンサ、および該積分コンデンサと並列接続され該積分コンデンサをリセットさせるためのリセット用FETを有する積分回路と、該積分回路から出力された電圧信号を対数変換する対数変換回路とからなる電圧信号取得回路において、
    前記差動アンプの他方の入力端子と基準電位との間にドレイン端子およびソース端子が接続されるとともに、前記積分コンデンサの容量のバラ付きおよび/または前記リセット用FETの容量のバラ付きを調整するための制御電圧がゲート端子に入力されてなる補償用FETを有する、積分動作におけるチャージインジェクションに起因して発生し得るオフセット電圧を低減させるためのオフセット補償回路を設けたことを特徴とする電圧信号取得回路。
  8. 前記リセット用FETおよび前記補償用FETが、接合型EETであることを特徴とする請求項7記載の電圧信号取得回路。
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