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JP4097721B2 - アクチュエータ及びそのアクチュエータを用いた内視鏡 - Google Patents

アクチュエータ及びそのアクチュエータを用いた内視鏡 Download PDF

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JP4097721B2
JP4097721B2 JP00242796A JP242796A JP4097721B2 JP 4097721 B2 JP4097721 B2 JP 4097721B2 JP 00242796 A JP00242796 A JP 00242796A JP 242796 A JP242796 A JP 242796A JP 4097721 B2 JP4097721 B2 JP 4097721B2
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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、振動により移動体を移動させるアクチュエータ及びそのアクチュエータを用いた内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】
圧電(電歪)素子の伸縮動作を利用した振動により移動体を移動させる、いわゆる圧電アクチュエータと呼ばれるものが、例えば特公平4−52070号公報において提案されている。これは静止部材に対して摺動させる移動体に圧電素子の一端を接続してなり、圧電素子の伸縮動作に伴う慣性力と衝撃力によって移動体を移動させるようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
(従来技術の欠点)
従来の圧電アクチュエータは移動させたい移動体と一緒に圧電素子も動くので、それだけの大きなスペースを組込み装置内に設ける必要があり、装置の大型化を招く。また、圧電素子も移動体と一緒に大きく動くため、その圧電素子から出たリード線には比較的大きな負荷がかかり、その耐久性の点で問題があった。
【0004】
(発明の目的)
本発明は前記課題に着目してなされたもので、その目的とするところは装置の小型化が可能であり、圧電素子などの振動発生体から出たリード線にも大きな負担がかからないようにしたアクチュエータ及びそのアクチュエータを用いた内視鏡を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、所定方向に伸縮することによって振動を発生する振動発生体と、前記振動発生体における前記振動方向の一方に位置する端部を固定し、前記振動発生体を片持ち支持すると共に前記振動発生体の振動を受けて振動する振動体と、前記振動体を片持ち支持する支持体と、前記振動体と前記支持体とを連結し、前記支持体に伝わる前記振動体の振動を吸収する振動吸収機構と、前記振動体に摩擦で保持された移動体と、前記振動発生体に駆動電圧を印加して前記振動発生体に振動を発生させる振動制御手段と、を具備し、前記振動制御手段により、前記振動発生体から発生する振動を制御して、前記移動体を前記振動体に対してその振動方向へ移動させるようにしたことを特徴とするアクチュエータである。
また、他の発明は、挿入部における先端部に配置され、所定方向に伸縮することによって振動を発生する振動発生体と、前記振動発生体における前記振動方向の一端部を固定し、前記振動発生体を片持ち支持すると共に前記振動発生体の振動を受けて振動する前記先端部における先端部本体と、前記先端部本体を片持ち支持する、前記挿入部に設けられた支持部材と、前記先端部本体と前記支持部材とを連結し、前記支持部材に伝わる前記先端部本体の振動を吸収する振動吸収機構と、前記先端部本体に摩擦で保持された移動体と、前記振動発生体に駆動電圧を印加して前記振動発生体に振動を発生させる振動制御手段と、を具備し、前記振動制御手段により、前記振動発生体から発生する振動を制御して、前記移動体を前記先端部本体に対してその振動方向へ移動させるようにしたことを特徴とする内視鏡である。
【0006】
振動発生体と移動体を分離し、その振動発生体に取り付けた振動体を介して、その振動体に対して移動体を移動させるようにしたことで圧電素子は移動体と一緒に動く必要がないので、その分スペースを有効に使えて小型化が図れ、かつリード線も大きく移動しないので、その部分の耐久性が向上できる。また振動体は振動吸収機構を介して支持体に支持されているので、支持体まで振動したり移動したりすることはない。
【0007】
【実施例】
<第1実施形態>
図1ないし図7を参照して、本発明の第1の実施形態を説明する。
(構成)
図1はこの実施形態に係るアクチュエータを組み込んだ内視鏡1の例であり、内視鏡1は挿入部2と操作部3を備える。挿入部2はその先端側から順に配置した先端部4、湾曲部5及び軟性部6を連結して構成されている。操作部3にはユニバーサルコード7が接続されている。
【0008】
前記先端部4の先端部本体8の等径な周側面には、円筒状のフード9が嵌合して摩擦力で固定されている。フード9の先端側部分は透明樹脂からなる透明部材10としてなり、フード9の後端側部分は前記先端部本体8に対して摩擦力で固定し、かつスライド可能な金属などから成る摺動部材11としてある。透明部材10と摺動部材11は一体的に取り付いて円筒状のフード9を形成している。
【0009】
先端部本体8には前記フード9を移動させるアクチュエータが組み込まれている。つまり先端部本体8にはその軸方向に振動させることのできる圧電(電歪)素子12の一端が取り付けられている。圧電素子12は先端部本体8の内部に形成した穴8a内に配置され、その穴8aの底壁に一端を固着することにより、その先端部本体8に片持ち梁状態で支持されている。この収納用の穴8aは圧電素子12の伸縮作用を妨げない範囲で極力小径に形成されている。そして、圧電素子12は振動発生体を構成し、振動体としての前記先端部本体8を振動させる。
【0010】
前記圧電素子12は電圧を印加することによりその軸方向の長さが変わるものであり、振動発生体を構成している。圧電素子12は電圧を印加すると変形する圧電層を、電極層を間にして多数積層した積層型のものが大きな変位を出せるので単層型のものよりも望ましいが、耐久性を考え合わせればどちらの形式でもよい。圧電層としては例えばチタン酸バリウムやチタン酸ジルコン酸鉛、磁器等のセラミックス要素に電極層を形成して、電極層を通じて電圧を印加する。ここでの圧電素子はいわゆる電歪素子を含むものである。
【0011】
前記圧電素子12の非固定端(自由端)にはリード線を含むケーブル13が接続されている。ケーブル13は挿入部2、操作部3及びユニバーサルコード7の各内部を通って内視鏡1の外部に設置される制御装置(振動制御手段を含む)14に接続されている。
【0012】
前記操作部3には操作スイッチ15が設けられている。操作スイッチ15から導かれるケーブル16はユニバーサルコード7内を通って前記制御装置14に接続されている。制御装置14はそれ単体の装置であってもいいし、内視鏡用光源装置などの他の装置内に組み込まれていてもよい。
【0013】
一方、前記先端部4においてその先端部本体8には前記圧電素子12以外にもライトガイド17や他にも図示していないが観察機能部材などの内蔵物が設けられている点は一般的な内視鏡と同様である。
【0014】
挿入部2の湾曲部5は複数の節輪を回転可能に連結して成るが、先端部本体8に取り付けた第1節輪18とそれに連結した第2節輪19との連結部20(通常はピンとこれを嵌め込む孔から成るが、他の連結機構でもよい。)はその挿入部2の少なくとも軸方向に若干の遊び(ガタ)を有する。そして、この遊びによって内視鏡1の手元側部材、例えば操作部3の支持体に対して、振動の伝達を遮断する振動吸収機構を構成している。また振動吸収機構34はこの連結部20だけでもよいが、この他にも後述する軟性の被覆管21、さらには前記連結部20より手元側に位置する湾曲部5や軟性部6でも構成する。
【0015】
前記節輪18,19を含む各節輪の外周側は可撓性を有する軟性の被覆管21が設けられており、被覆管21の一端は先端部本体8に対して、被覆管21の他端は前記軟性管6の先端に対して取り付けられている。
【0016】
次に、前記フード9を移動させるアクチュエータの構造をより具体的に説明する。まず、フード9の形状を図2に示す。図2(a)はフード9を後方から見た図であり、図2(b)はフード9を側方から見た図である。フード9の摺動部材11にはいくつかのスリット22が設けられている。各スリット22はフード9の軸方向に沿った切欠き溝であり、2つのスリット22が組となって配置されている。その各組の2つのスリット22の間で区切られたところの一部分、例えば後端部分には爪部23があり、この爪部23はフード9の内方に向かって少し突出している(図1も参照)。爪部23の内径は先端部本体8の外径より若干小さくしている。このため、爪部23の周辺部分はスリット22によって外側へ弾性的に変形して若干膨らむようになりながら、適度な摩擦力で先端部本体8に対してスライド可能に接触して保持固定される。つまりフード9は先端部本体8を振動体としてその振動体に摩擦で保持される移動体を構成するようになっている。
【0017】
この実施形態では図3に示すように、先端部4の先端部本体8には送気水管路24に通じるノズル25が設けられており、ノズル25はその開口部26を対物レンズ27に向けて形成されている。また、このノズル25は弾性を有する材料から成り、図3の破線で示すようにその開口部26を強制的に広げることができるようになっている。開口部26を強制的に広げることができるので、そのノズル25内の洗浄は容易である。
【0018】
さて、このように構成された内視鏡1は検査前後においてハンガー28によって、図4のように保持されている。ハンガー28は操作部3を摩擦力で係着する孔または溝からなる第1の保持部29の他に先端部4を上向きにして挿入部2を摩擦力で係着する孔または溝からなる第2の保持部30を設けてある。このハンガー28を用いれば挿入部2の先端部4が上方を向いて保持されるので、前記フード9の着脱作業がしやすい。また、先端部4が上を向いていることで、図3に示すような送気水管路24やノズル25内に水分などが残り、その折出物などでノズル25等が詰まってくることがない。
【0019】
なお、保持部29,30の保持手段としては孔または溝に差し込んで摩擦力で係着する他、クリップで挟む方式でもよいし、挿入部2の湾曲部5をバーに掛ける方式でもよい。
【0020】
(作用)
内視鏡1の先端部4に設けたフード9の位置を調節する場合、次のような手順で行う。操作部3のスイッチ15を操作することで、圧電素子12に駆動電圧を印加し、振動させる。
【0021】
圧電素子12を軸方向に振動させるためにその圧電素子12の両端にかける電圧の波形を図5に示す。図5(a)で示す波形は始めに急速に電圧を高め、その後、ゆっくりと電圧を下げるパターンの繰り返しである。つまり圧電素子12を始めに急速に軸方向に伸ばした後、ゆっくり縮めるパターンである。図5(b)で示す波形は始めはゆっくり電圧を高め、その後、急速に電圧を下げるパターンの繰り返しである。つまり圧電素子12を始めにゆっくり軸方向に伸ばした後、急速に縮めるパターンである。
【0022】
さて、これら2つの波形で圧電素子12を伸縮させた時の、アクチュエータとしての構成と作用を図6で模式的に説明する。前記圧電素子12がここでの振動発生体31に相当する。前記先端部本体8は振動体32に相当する。振動発生体31の一端は振動体32に固定されている。前記フード9がここでの移動体33に相当する。移動体33は振動体32に対して摩擦力により係着し、通常はその位置に保持されている。振動吸収機構34は連結部20及び軟性管21、さらには連結部20より手元側に位置する湾曲部5や軟性部6が相当する。振動吸収機構34は振動体32に取り付けられている。支持体35は操作部3に相当する。この支持体35は前記振動吸収機構34を介して振動体32を支持している。
【0023】
図6(a)〜(c)は、図5(a)での波形を通電した場合の動作の行程を示すものである。図6(a)は振動発生体31が縮んだ待機の状態である。
図6(b)はその振動発生体31が通電開始によって急速に伸びた瞬間の状態である。振動発生体31は左側がさらに左へ移動する(伸びる)とともに、その振動発生体31自体がそこにとどまろうとする慣性力によって、振動発生体31の右側も少し右に移動する。その結果、振動体32も少し右側へ瞬間的に移動する。この振動体32の瞬間的移動は振動吸収機構34が瞬時に吸収するので、支持体35にはほとんど影響を与えない。また振動体32の移動が急速なために、その振動体32に静止摩擦力で保持されていた移動体33は、その移動体33がそこのとどまろうとする慣性力により、振動体32に対してスリップが生じ、振動体32に対する移動体33の相対的な位置が変わる。
【0024】
ついで、図6(c)にあるように、振動発生体31はゆっくり縮み、移動体33は振動体32に摩擦力で保持されたまま、図6(b)から図6(c)の位置にゆっくりと振動体32と一緒に移動する。こうして振動体32は元の収縮した状態に戻っているが、移動体33は振動体32に対して左側へ若干移動したことになる。
【0025】
前記波形サイクルの駆動信号を継続的に印加してその動作を繰り返すと、移動体33は振動体32に対してどんどん左側へ移動する。
同様に図5(b)で示す波形で振動発生体31を駆動すると、前述した動作から類推される如く、その振動発生体31は振動体32に対して右側へ移動する。
【0026】
次に以上の動作を前記内視鏡1の関連で述べれる。操作スイッチ15は例えば図1で示すようにシーソー型スイッチ形式になっており、その前方の山を押せば図5(b)の波形で圧電素子12(振動発生体31)を駆動し、摺動部材11を備えたフード9を徐々に前方に移動させることができる。また操作スイッチ15の後方の山を押せば、図5(a)の波形で圧電素子12を駆動し、摺動部材11を備えたフード9を徐々に後方へ移動させることができる。
【0027】
前記フード9を例えば生体壁に押しつけて、生体壁とある距離を保ちながら観察・処置をする場合、フード9の先端を先端部本体8の先端よりかなり突出させる必要がある。その場合、図7に示すようにモニター画面36において視野内に破線のごとくフード先端37が見え、その周囲の視野が遮られることになる。フード9の先端部分は透明部材10なので、その透明部材10を通しても見えるには見える。しかし、それだと視野周辺部の像が多少ゆがんだり、不鮮明になったりする。
【0028】
そこで、本実施例のようにフード9を移動することができると、必要なときのみフード9を前方へ突出させ、それ以外のときはフード9を引っ込めて退避させておいて、視野を妨げないようにすることができる。
【0029】
また、先端部本体8の中にある圧電素子12で先端部本体8を介して外部のフード9を移動させる構造であるため、フード9の周辺の構造はきわめてシンプルであるから、フード9を外してしまえば先端部本体8の表面の洗浄性、消毒性は通常の内視鏡1と特に変わらない。フード9の着脱も摩擦力のみなので、作業が容易である。フード9はディスポ、セミディスポでもリユースでもよい。また、様々な種類のフード9が共通の内視鏡1に着脱できるようになってもよい。
【0030】
(効果)
フード9を移動させるのに、圧電素子12は先端部本体8内を移動することなく、また、フード9は外装体である先端部本体8を介して移動させるので、先端部本体8内の圧電素子12の周辺は単に圧電素子12が入る孔があいているだけで済み、スペースを有効に使え、先端部本体8の小型化が可能である。圧電素子12は移動しないので、繰り返し駆動させてもリード線に曲げや引張りの負荷がかからない。
【0031】
図6の場合、仮に振動吸収機構34のところに振動発生体31をもってきても、図5(a),(b)の波形パターンによる振動発生体31の駆動で、そのような振動発生体31を振動体32に対して移動させることはできる。しかし、図1で示す内視鏡1に適用する場合、その圧電素子12(振動発生体31)で先端部本体8と操作部3をつなぐのは軟性部6の可撓性を損なうので、望ましくない。従って、図6で示すような構成が必要となる。
【0032】
<第2実施形態>
図8を用いて本発明の第2の実施形態を説明する。
(構成)
本実施形態は小型顕微鏡40に適用した例である。この小型顕微鏡40は持ち運びも容易なサイズのものである。本体41は観察レンズ系ユニット42を取り付けている。また、本体41には弾性板43が取り付き、その弾性板43の上にはステージ44が取り付いている。ステージ44の側面には圧電素子45が取り付けられている。圧電素子45がステージ44の内部に一端が固定されて設けられていれば、小型顕微鏡40をさらに小型化できるので、なお良い。ステージ44には観察したい試料が付いた試料板46が載置されている(摩擦保持されている)。小型顕微鏡40は床面47の上に置かれている。
【0033】
ここで、本体41は金属か硬質樹脂などの硬質材料からなる。弾性板43はゴム系樹脂などから成る。ステージ44は金属か硬質樹脂などの硬質材料からなる。
【0034】
(作用)
前記構成において本体41及び観察レンズ系ユニット42は前記支持体35に相当する。弾性板43は前記振動吸収機構34に相当する。ステージ44は前記振動体32に相当する。圧電素子45は前記振動発生体31に相当する。試料板46は前記移動体33に相当する。
【0035】
そこで、圧電素子45を矢印の方向に、図5(a)または図5(b)のような様々な波形で駆動させることで、ステージ44に対して試料板46を左または右に移動させられる。ステージ44は振動はするが、本体41に対して移動はしない。
【0036】
圧電素子45及び試料板45の振動は弾性板43によってほとんど吸収されるので、本体41は振動の影響をほとんど受けない。仮に、本体41とステージ44とを圧電素子45によって直接つないでいたら、それでも試料板46をステージ44に対して移動させることはできるが、本体41も直接振動を受けてしまい、本体41が床面47に対して移動してしまったり、精密につくられた観察レンズ系ユニット42内の構造に悪影響を与えることになる。従って、本体41(支持体33)とステージ44(振動体32)との間に弾性板43(振動吸収機構34)が必要となる。
【0037】
なお、圧電素子45を様々な方向に配置すれば、試料板46をステージ44に対して様々な方向に移動制御できる。
(効果)
この構成によれば、ステージ44は移動しないが、移動させたい試料板46だけを移動させることができ、かつ本体41や観察レンズ系ユニット42に振動の影響が伝わらないようにできるので、コンパクトな構造でかつ良好な品質の顕微鏡が提供できる。
【0038】
<第3実施形態>
図9を用いて本発明の第3の実施形態を説明する。
(構成)
この第3の実施形態は前記アクチュエータ構造の発展例である。ここでは図6で説明したアクチュエータ構造に対し、振動発生体31の一端に(振動体32とは反対側に)慣性体48を取り付けたものである。
【0039】
(作用)
このアクチュエータの構造によれば、振動発生体31の一端に慣性体48が付いているので、その慣性力が振動発生体31自体の慣性力に加わり、振動発生体31の伸縮で振動体32を振動させる力が増し、振動体32をさらに大きく振動させられるので、移動体33をより大きく移動させられる。慣性体48は同じサイズなら比重の重い部材が望ましい。
【0040】
(効果)
この構成によれば、部材は一つ増え、構成は少し複雑化、大型化するが、移動体33をより大きく移動できる利点がある。
【0041】
<第4実施形態>
図10を用いて本発明の第4の実施形態を説明する。
(構成)
この実施形態は前述した第1の実施形態の変形例であり、前述した第3の実施形態のアクチュエータをその内視鏡1に適用した例である。
【0042】
つまり、これは圧電素子12の後端を先端部本体8に固定し、圧電素子12の先端には慣性体48を取り付けている。それらを収納する孔51は先端部本体8の先端から開けられており、その先端開口部には蓋52が水密的に付けられている。
【0043】
前記フード9は筒状の摺動部材11の先端に透明で軟質のチューブ53を同軸的に取り付けて筒状に構成されている。また、先端部本体8の外周面には前後それぞれに凸部54が設けられ、この凸部54はフード9の前後に移動する範囲を規制するストッパとして機能し、生体内でフード9が抜けないようにしている。ただし、フード9を着脱するときは、力をかければ摺動部材11が凸部54を乗り越えられる。
【0044】
(作用)
第3の実施形態で説明した内容を応用すると、フード9を第1の実施形態よりも大きく動かせる。チューブ53は軟質なので、突出時において生体壁にある強さ以上の強さで当たると、潰れるので、ユーザーがどの程度の強さで生体壁に当てているかが認識でき、安全性が高くなる。先端部本体8の孔51は先端から開いているので、圧電素子12の組み付けがやりやすく、また、修理をするときも、蓋52を外して先端から作業できるので、先端部本体8を湾曲部5から取り外すなどの大変な作業をしなくてよい。
【0045】
(効果)
この実施形態によれば、駆動力を高め、フード9を大きく動かせるとともに、患者に対するダメージを緩和することができる。
【0046】
<第5実施形態>
図11を用いて本発明の第5の実施形態を説明する。
(構成)
この実施形態は前述した第1実施形態の変形例である。これは先端部本体8を本体前部8bと本体後部8cに分割し、それらを軟質部材55で接合している。軟質部材55は例えばゴム系樹脂や軟質接着剤等である。本体前部8bと本体後部8cは軟質部材55が伸縮できる範囲において互いに軸方向にスライド可能である。圧電素子12はその本体前部8bに一端を取着することにより片持ち梁式に取り付けられている。
【0047】
前記フード9は筒状で透明な硬質樹脂部材56が、第1実施形態での透明部材10と摺動部材11を兼ねている。硬質樹脂部材55には、シール部材57が取り付き、その一部で硬質樹脂部材56と本体前部8bとを気密的にシールしている。
【0048】
(作用)
先端部本体8の本体前部8bは図6での振動体32に相当し、先端部本体8の本体後部8c及びそれより手元側の部材は支持体35に相当するようになる。また軟質部材55は振動吸収機構34に相当する。先端部本体8の全体及び第1節輪18が振動体32に相当していた形式のものよりも、本体前部8bはかなり質量が小さくなるので、圧電素子12の慣性力が強く働くようになり、大きく振動させられるので、硬質樹脂部材56を大きく動かせる。
【0049】
前記シール部材57が硬質樹脂部材56と先端部本体8とを気密的にシールすることで、硬質樹脂部材56を突出させて生体壁を吸引管路(図示してない)によって吸引する場合(処置時等)において、硬質樹脂部材56と先端部本体8との間から流体等がリークすることがない。
【0050】
(効果)
実施形態によれば、前述した第1の実施形態よりも、フード9を大きく強力に移動させられる。つまり駆動力を高めることができる。
【0051】
<第6実施形態>
図12を用いて本発明の第6の実施形態を説明する。
(構成)
この実施形態における内視鏡の先端部4はその先端部本体8に非移動式のフード61が固定されている(着脱自在ではある)。このフード61と先端部8の間には移動リング62が、第1の実施形態におけるフード9の場合と同様に先端部本体8に嵌合している。つまり、摩擦力で保持されている。移動リング62の先端側の外周でフード61の先端よりも前方には複数の弾性リング63が嵌められている。各弾性リング63は自然状態における内径よりもかなり強制的に広げた状態で移動リング62の外周面に嵌められてある。先端部本体8内には第1実施形態と同様に圧電素子12が取り付けてある。その他は前述した第1の実施形態のものと同様に構成されている。
【0052】
(作用)
この内視鏡1を使用して例えば食道静脈瘤の処置の一つとして、図12(a)のように移動リング62を静脈瘤65の周辺に当て、吸引管路66より吸引してその静脈瘤65を盛り上げておく。次に圧電素子12を駆動させて移動リング62を後方に少し移動する。すると、図12(b)のように、最前方の弾性リング63が移動リング62から外れて静脈瘤65の根元において縮み(自然状態に近く戻る)、そして静脈瘤65の根元を絞ったような形で装着される。こうすることで、この後、静脈瘤65は血流の流れが無くなるので、壊死する。
【0053】
弾性リング63は複数個あるので、連続して複数の処置ができる。従来は移動リング62を動かすのに、内視鏡の外付けのワイヤを駆動させていたが、それでは挿入部2が太くなったり、挿入部2の操作(把棒、押し引き、捻りなど)がしずらい。
【0054】
(効果)
内視鏡の挿入部2を太くせず、操作も良好にできる状態で、例えば食道静脈瘤の治療(食道静脈瘤結さつ術)ができる。
【0055】
<第7実施形態>
図13を用いて本発明の第7の実施形態を説明する。
(構成)
この実施形態は先端部本体8に設けた観察用の対物レンズ71の手元側(先端部本体8の内部)にその光軸方向に沿って軸方向に移動可能なレンズ部材72がレンズ枠73を介してレンズ筒74に摩擦力で保持されている。この実施形態ではフードはないが、その他の構造は第1実施形態と同様である。
【0056】
(作用)
ここで、レンズ部材72及びレンズ枠73は第1実施形態のフード9及び移動体33に相当する。ここで圧電素子12を駆動することで、レンズ部材72を前後に移動制御できる。レンズ部材72がズーム用レンズであれば、電動ズーム調節ができる。またレンズ部材72がフォーカス用レンズであれば、電動フォーカス調節ができる。
なお、内視鏡以外の例えばカメラなどでも、同様に光学系部材の駆動に応用できる。
【0057】
(効果)
この実施形態によれば、コンパクトな構造でズームやフォーカス調節できる。
[追記]
これまで述べてきた振動発生体は全て圧電素子であったが、磁歪素子でもよく、その他、振動を発生できるものであれば何でもよい。
[付記]
(1)振動発生体と、
前記振動発生体の振動を制御する振動制御手段と、
前記振動発生体に一端部を固定した振動体と、
前記振動体の他端部に固定した振動吸収機構と、
前記振動体に摩擦で保持した移動体と、
前記振動吸収機構を介して前記振動体を支持する支持体とを具備し、
前記振動制御手段により、前記振動発生体から発生する振動を制御して、前記移動体を前記振動体に対して振動方向へ移動させるようにしたことを特徴とするアクチュエータ。
【0058】
(2)前記(1)において、振動発生体の他端に慣性体を固定した。
(3)前記(1)において、振動発生体は圧電素子である。
(4)前記(1)において、振動発生体は振動体の内部で振動体に固定した。
【0059】
(5)前記(1)において、振動体は内視鏡先端の硬質部材で、支持体は内視鏡操作部で、それらの間の挿入部に振動吸収機構を設けた。
(6)前記(5)において、移動体は先端フードである。
(7)前記(6)において、先端硬質部材にはフードの移動量を規制するストッパを設けた。
(8)前記(6)において、フードは前方へ突出時には視野内に入り、後方へ後退時には視野外になるようにした。
(9)前記(5)において、移動体はレンズ系部材である。
【0060】
(10)前記(1)において、内視鏡先端の硬質部材を複数に分割し、その一つを振動体として移動体を摩擦保持し、他の硬質部材を支持体の一部とし、それら硬質部材を振動吸収機構を介して接合した。
(11)前記(1)において、振動体に異なる振動方向の複数の振動発生体を固定した。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、装置の小型化が可能であり、圧電素子から出たリード線にも負荷がかからなくできる。また振動体の振動は振動吸収機構に吸収され、支持体まで大きく振動したり移動したりすることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係るアクチュエータを組み込んだ内視鏡の概略的な構成の説明図。
【図2】(a)は前記内視鏡のフードを背面図、(b)は前記フードを側面図。
【図3】前記内視鏡の先端部の細線端部分の断面図。
【図4】前記内視鏡を保持したハンガーの説明図。
【図5】(a)(b)はいずれも前記アクチュエータに印加する駆動信号の波形図。
【図6】(a)(b)(c)は前記アクチュエータの圧電素子に駆動信号を通電したときの動きの過程を模式的に示す説明図。
【図7】前記内視鏡の視野を表示するモニター画面の状態を示す説明図。
【図8】第2の実施形態に係る小型顕微鏡を概略的に示す説明図。
【図9】第3の実施形態のアクチュエータ構造の説明図。
【図10】第4の実施形態のアクチュエータを適用した内視鏡の先端部の要部断面図。
【図11】第5の実施形態のアクチュエータを適用した内視鏡の先端部の断面図。
【図12】第6の実施形態のアクチュエータを適用した内視鏡の使用例の説明図。
【図13】第7の実施形態のアクチュエータを適用した内視鏡の先端部の断面図。
【符号の説明】
1…内視鏡、3…操作部、4…先端部、5…湾曲部、6…軟性部、8…先端部本体、9…フード、12…圧電素子、20…連結部、31…振動発生体、32…振動体、34…振動吸収機構、35…支持体。

Claims (8)

  1. 所定方向に伸縮することによって振動を発生する振動発生体と、
    前記振動発生体における前記振動方向の一方に位置する端部を固定し、前記振動発生体を片持ち支持すると共に前記振動発生体の振動を受けて振動する振動体と、
    前記振動体を片持ち支持する支持体と、
    前記振動体と前記支持体とを連結し、前記支持体に伝わる前記振動体の振動を吸収する振動吸収機構と、
    前記振動体に摩擦で保持された移動体と、
    前記振動発生体に駆動電圧を印加して前記振動発生体に振動を発生させる振動制御手段と、
    を具備し、
    前記振動制御手段により、前記振動発生体から発生する振動を制御して、前記移動体を前記振動体に対してその振動方向へ移動させるようにしたことを特徴とするアクチュエータ。
  2. 挿入部における先端部に配置され、所定方向に伸縮することによって振動を発生する振動発生体と、
    前記振動発生体における前記振動方向の一端部を固定し、前記振動発生体を片持ち支持すると共に前記振動発生体の振動を受けて振動する前記先端部における先端部本体と、
    前記先端部本体を片持ち支持する、前記挿入部に設けられた支持部材と、
    前記先端部本体と前記支持部材とを連結し、前記支持部材に伝わる前記先端部本体の振動を吸収する振動吸収機構と、
    前記先端部本体に摩擦で保持された移動体と、
    前記振動発生体に駆動電圧を印加して前記振動発生体に振動を発生させる振動制御手段と、
    を具備し、
    前記振動制御手段により、前記振動発生体から発生する振動を制御して、前記移動体を前記先端部本体に対してその振動方向へ移動させるようにしたことを特徴とする内視鏡。
  3. 前記振動吸収機構は、前記振動体と前記支持体とを連結する、ピンと、このピンを嵌め込む孔との間の遊びにより構成したものであることを特徴とする請求項1に記載のアクチュエータ。
  4. 前記振動吸収機構は、前記先端部本体と前記支持部材とを連結する、ピンと、このピンを嵌め込む孔との間の遊びにより構成したものであることを特徴とする請求項2に記載の内視鏡。
  5. 前記振動吸収機構は、軟性の被覆管によって構成したものであることを特徴とする請求項1に記載のアクチュエータ
  6. 前記振動吸収機構は、湾曲部によって構成したものであることを特徴とする請求項1に記載のアクチュエータ
  7. 前記振動吸収機構は、軟性の被覆管によって構成したものであることを特徴とする請求項2に記載の内視鏡。
  8. 前記振動吸収機構は、湾曲部によって構成したものであることを特徴とする請求項2に記載の内視鏡。
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