JP4065625B2 - 吐出口付き二重容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば染毛剤等を毛髪に吐出するための櫛付き二重容器として用いられる吐出口付き二重容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、この種の吐出口付き二重容器としては、特開平10−165222号公報に開示された剤塗布用具が知られている。
【0003】
この従来構成においては、内容器および外容器がそれぞれ可撓性のある合成樹脂で形成され、それらが共有開口するように一体形成されている。また、その共有開口を閉塞するよう硬質の合成樹脂で形成された蓋体が設けられており、同蓋体には内容器からその内容物を外部に吐出する吐出口が設けられている。
【0004】
そして、前記外容器を押圧すれば外容器の内周面に密接されている内容器が押圧される。その結果、内容器が縮められて、その内容物が吐出口を通して外部に吐出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記従来の吐出口付き二重容器では、内容器と外容器とが一体形成されている。このため、その使用により内容器の内容物が無くなると、内容器に内容物が充填された新しいものを外容器とともに交換しなければならず、外容器または外容器と内容器とを再利用できないという問題があった。
【0006】
この発明は、上記のような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、内容器の内容物を容易に吐出できるとともに、少なくとも外容器を再利用することができる吐出口付き二重容器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明の吐出口付き二重容器は、可撓性のある合成樹脂で形成された開口を有する外容器と、同外容器と共有開口するよう前記外容器の内部に設けられ、可撓性のある材料で形成された内容器と、前記外容器および内容器の共有開口を閉塞でき、外容器に着脱可能に設けられた蓋体と、前記内容器の内容物を蓋体を介して外部に吐出する吐出口とで構成し、外容器と内容器とを分離可能に構成してなり、前記内容器内において2剤式染毛剤を混合して用いる吐出口付き二重容器であって、前記外容器の開口端面に支持されるフランジを前記内容器の開口端に設けるとともに、前記内容器の内面を支持する取付筒を前記蓋体に設けてなることを特徴とするものである。
【0008】
請求項2に記載の発明の吐出口付き二重容器は、請求項1に記載の発明において、前記外容器を前記蓋体に対して螺合関係により着脱可能に構成したものである。
【0009】
請求項3に記載の発明の吐出口付き二重容器は、請求項1または請求項2に記載の発明において、前記外容器と内容器との間に空間部を形成し、前記外容器の肉厚を0.6から1.5mmに形成するとともに、内容器の肉厚を0.1から0.5mmに形成したものである。
請求項4に記載の発明の吐出口付き二重容器は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の発明において、前記取付筒の先端面が、同取付筒の外周側へ向かうにしたがって同取付筒の基端方向へ傾斜してなるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、この発明を毛染め用の櫛付き二重容器に具体化した第1実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0011】
図1に示すように、有底円筒状をなす外容器11は可撓性のある合成樹脂で形成され、その上部が細くされて首部12となっている。この首部12の外周面には雄ねじ13が螺刻されている。外容器11の材質は可撓性に加えて耐薬品性、成形性および強靭性に優れた合成樹脂を用いることが望ましい。
【0012】
外容器11を形成する材料として具体的には、高密度ポリエチレン(HDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、エチレン・酢酸ビニル共重合体けん化物(EVOH)、ポリアクリロニトニル、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)、ポリエステル、ポリ塩化ビニルおよびナイロンが挙げられる。これらの材料はいずれかを単層で、または二種以上を積層して、もしくは二種以上を混合して形成することが望ましい。
【0013】
また、前記外容器11の肉厚の望ましい範囲は0.6〜1.5mmであり、より望ましい範囲は0.9〜1.3mmであり、最適な範囲は1.0〜1.2mmである。外容器11の肉厚が0.6mmより薄く形成されると外容器11の復元力が弱くなり、肉厚が1.5mmより厚く形成されると外容器11を撓ませることが容易にできなくなり使い難い。
【0014】
また、硬質の合成樹脂でほぼ有蓋円筒状に形成された蓋体14の内周面には雌ねじ15が螺刻されており、この雌ねじ15が外容器11の雄ねじ13に螺合されて蓋体14が外容器11に取付けられている。前記蓋体14の上部内面には取付筒16が垂下されており、その内周面には雌ねじ17が螺刻されている。また、前記取付筒16より内側には環状係止片18が垂下されている。
【0015】
有底円筒状に形成された内容器19には、その上部が細くされ肉厚が厚くされた首部20が形成されている。この首部20の外周面には雄ねじ21が螺刻されており、この雄ねじ21が前記取付筒16の雌ねじ17に螺合されて内容器19が取付筒16に取付けられている。すなわち、内容器19が外容器11の内部に設けられており、両容器19,11の開口が共有されている。その共有開口は蓋体14により閉塞されている。また、前記内容器19は外容器11から離間されて設けられており、内容器19と外容器11との間に空間部22が形成されている。
【0016】
内容器19を形成する材料は前述の外容器11を形成する材料と同様の合成樹脂を用いることが望ましい。但し、内容器19に酸化染毛剤の第1剤および第2剤、または酸性染毛料を充填する際には、前記染毛剤が内容器19の外部に透過しない材質で内容器19を形成する必要がある。なお、前記染毛剤の中には毛髪脱色剤も含まれる。
【0017】
すなわち、内容器19に酸化染毛剤の第1剤を充填する際には、内容器19を可撓性のある合成樹脂層の間にアルミニウム層を介在させた三層以上の積層構造にする。具体的には、アルミニウム層の内側に耐アルカリ性に優れたHDPE、MDPE、LDPEまたはLLDPEの層を形成することが望ましい。使用時には、別容器に充填された酸化染毛剤の第2剤を内容器19に入れて混合した後、毛髪に塗布する。
【0018】
また、内容器19に酸化染毛剤の第2剤を充填する際には、内容器19を耐酸性に優れた合成樹脂、例えばPE(PEはHDPE、MDPE、LDPEまたはLLDPEを示す)、LDPE/HDPE(外側からLDPE、HDPEの順に積層されていることを示す)、PET/PEまたはPE/EVOH/PEで形成することが望ましい。使用時には、別容器に充填された酸化染毛剤の第1剤を内容器19に入れて混合した後、毛髪に塗布する。さらに、内容器19に酸性染毛料を充填する際には、前記内容器19を耐酸性に優れた合成樹脂HDPE、MDPE、LDPE、LLDPEまたはPPで形成することが望ましい。
【0019】
内容器19の肉厚の望ましい範囲は0.1〜0.5mmであるが、より望ましい範囲は0.2〜0.4mmであり、最適な範囲は0.25〜0.35mmである。内容器19の肉厚は0.1mmより薄く形成されると耐薬品性、強靭性および成形性についての信頼性が無くなる。また、内容器19の肉厚が0.5mmより厚く形成されると内容器19を充分に縮めることができなくなり、内容器19の内部に染毛剤が残ってしまう。
【0020】
図2に示すように、前記蓋体14の上面中心部には上方に突出するように流出筒23が設けられている。流出筒23の上端には上方ほど次第に拡径されるテーパ状の嵌合凹所24が形成され、その内底部には筒体25が上方に突設されている。流出筒23の中心部には蓋体14を貫通する流出口26が設けられている。
【0021】
前記蓋体14の肩部には嵌合凹部27が形成され、第1の逆止弁28が嵌合されている。第1の逆止弁28の下部には下方向にのみ開く弁体29が設けられ、外部から外容器11と内容器19との間の空間部22内に空気が導入されるが、空間部22から外部には空気が排出されないようにしている。
【0022】
前記流出筒23の上部に配設される連結筒30は硬質の合成樹脂で形成されている。連結筒30の下部には下方ほど次第に縮径されるテーパ状の嵌合突部31が突設され、その内部には流出路32が形成されている。この嵌合突部31が前記流出筒23の嵌合凹所24に嵌入されて連結筒30が流出筒23に取付けられている。この状態で嵌合突部31の下端が前記流出筒23の筒体25の上端に当接されており、流出路32は流出口26と連通されている。
【0023】
前記連結筒30の上端には、下方ほど次第に縮径されたテーパ状の嵌合孔33が設けられている。嵌合孔33の内周面の上部には環状溝34が形成され、内底部には第2の逆止弁35が嵌入されている。第2の逆止弁35の下部には上方向にのみ開く弁体36が設けられている。このため、内容器19の内部から第2の逆止弁35を通して外部には空気および染毛剤が吐出されるが、外部から内部には戻されない構成となっている。
【0024】
図1および図2に示すように、前記連結筒30の上部に配設される支持軸37は硬質の合成樹脂で棒状に形成されており、その一側方には平面略三角形状の櫛歯38が複数本(本実施形態では16本)突設されている。前記支持軸37の下部には下方ほど次第に縮径されたテーパ状の嵌合突起40が形成され、前記連結筒30の嵌合孔33に嵌合されている。また、支持軸37の内部には誘導路39が設けられ、嵌合突起40の内部には誘導路39と前記連結筒30の流出路32とを連通する連通路41が形成されている。
【0025】
さらに、前記嵌合突起40の外周面には環状突起42が形成され、連結筒30の環状溝34に係合され、嵌合突起40が連結筒30から容易に抜け出さないようになっている。また、前記支持軸37の最上部および最下部に設けられた櫛歯38を除く各櫛歯38の内部には、分岐路43が誘導路39に連通されて設けられている。その分岐路43は各櫛歯38の中央部で横T字状に形成され、櫛歯38の両側面に開口されて吐出口44となっている。
【0026】
前記支持軸37、櫛歯38等により櫛部が構成されている。そして、前記第2の逆止弁35から押し出された染毛剤は誘導路39に押し出され、さらに各分岐路43を通って吐出口44から外部に吐出される。前記流出口26、流出路32、連通路41、誘導路39、分岐路43および吐出口44により吐出部が構成されている。
【0027】
前記櫛付き二重容器の作用について以下に記載する。
さて、外容器11を押圧すると外容器11が内側に撓み、外容器11と内容器19との間の空間部22が押圧される。このとき、第1の逆止弁28により空間部22から外部には空気が排出されないため空間部22が加圧され、その空間部22の圧力により内容器19が押圧されて縮められる。その結果、内容器19の内部に充填された染毛剤が流出口26、流出路32、第2の逆止弁35、連通路41、誘導路39、分岐路43と順次押し出されて吐出口44から吐出される。
【0028】
次に、前記外容器11の押圧を止めれば外容器11が復元しようとして空間部22が減圧される。その結果、第1の逆止弁28が開かれ、外部から空間部22に空気が導入される。このとき同時に、空間部22の負圧により内容器19の周壁がその外方に引っ張られて内容器19の内部が減圧される。このため、第2の逆止弁35が閉じられ、空気および一旦吐出された染毛剤が内容器19の内部に戻されない。
【0029】
その結果、内容器19は縮められた状態が保持され、空間部22は負圧が保持される。このため、第1の逆止弁28は開かれた状態が保持され、外部から空間部22に空気が導入されて外容器11が復元される。すなわち、染毛剤が空気に触れにくく、かつ外容器11の外観形態が損なわれない。前述の一連の動作を繰り返せば内容器19をその都度縮め続けることができる。従って、内容器19を内部空間がほとんど無い状態にまで縮めることができる。
【0030】
前記内容器19の内容物が無くなった際には、一方の手で蓋体14を把持して他方の手で前記外容器11を回し、外容器11の雄ねじ13を蓋体14の雌ねじ15から螺退させる。そして、図3に示すように、内容器19が蓋体14に取付けられた状態で外容器11を蓋体14から取外す。
【0031】
続いて、一方の手で蓋体14を把持して他方の手で内容器19を回し、内容器19の雄ねじ21を蓋体14の取付筒16の雌ねじ17から螺退させて、内容器19を蓋体14から取外す。その後、一方の手で蓋体14を、他方の手で染毛剤が充填された新しい内容器19を把持し、蓋体14の取付筒16に内容器19の首部20先端を押し当てて回し、内容器19の雄ねじ21を取付筒16の雌ねじ17に螺合させる。
【0032】
このようにして、蓋体14に新しい内容器19を取付けることができる。その後、一方の手で蓋体14を、他方の手で外容器11を把持し、蓋体14の内周面に外容器11の首部12先端を押し当てて回し、外容器11の雄ねじ13を蓋体14の雌ねじ15に螺合させる。すなわち、蓋体14に外容器11を取付けることができる。そして、前述のようにして外容器11を押圧すれば染毛剤が吐出口44から吐出される。
【0033】
前記の櫛付き二重容器によって発揮される効果について、以下に記載する。
・ 外容器11と内容器19とが分離可能に構成されている。このため、従来の技術では一体形成された内容器19と外容器11とを一体として付け替えていたのに対し、少なくとも外容器11を再利用することができる。
【0034】
・ 外容器11および内容器19のそれぞれが蓋体14に対して螺合関係により着脱可能に構成されている。このため、外容器11の内部に内容器19を容易に装着することができる。
【0035】
・ 外容器11と内容器19とが離間されて設けられており、両容器11,19間に空間部22が形成されている。そのため、この空間部22の圧力を利用して内容物を容易に吐出することができる。
【0036】
・ 外容器11の肉厚が0.6から1.5mmで形成されるとともに、内容器19の肉厚が0.1から0.5mmで形成されている。従って、外容器11が適度な可撓性および復元力を有し、内容器19が適度な強靭性を有し、かつ充分に縮められる性能を発揮することができる。このため、内容器19の内容物を容易に吐出することができる。
【0037】
(第2実施形態)
以下、第2実施形態を前記第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
図4(a),(b)に示すように、取付筒16と蓋体14とが別部材で構成されている。蓋体14の上面の中心部より周縁側には流出筒23が形成されている。また、嵌合凹部27は前記蓋体14の上面中心部に設けられており、第1の逆止弁28が嵌合されている。前記流出筒23内の流出口26下部は拡径されて拡径孔45となっている。
【0038】
この拡径孔45の上端部には上方ほど次第に縮径されるテーパ状の環状係止凹部46が形成されている。前記流出筒23の下部に配設される取付筒16は硬質の合成樹脂で形成され、その外周面の上端には前記流出筒23の環状係止凹部46と対応するように上方ほど縮径されるテーパ状の環状係止凸部47が形成されている。
【0039】
この環状係止凸部47が流出筒23の環状係止凹部46に係合され、流出筒23から取付筒16が容易に抜け出さないようになっている。さらに、取付筒16の内部がクランク状の吐出路48とされ、流出筒23の流出口26と連通されている。前記取付筒16の中間部の一側は段差状に形成され、その下部は外径および内径が拡径されている。
【0040】
さて、流出筒23の拡径孔45に取付筒16の上部を下方から挿入すると、流出筒23の環状係止凹部46に環状係止凸部47が係合されて流出筒23内に取付筒16が取付けられる。このとき、取付筒16内に形成された吐出路48が流出筒23の流出口26に連通される。
【0041】
従って、本実施形態の櫛付き二重容器では、取付筒16と蓋体14とが別部材で構成されており、取付筒16および蓋体14を簡単な構造にでき、容易に型成形することができる。また、流出筒23の拡径孔45の上端には環状係止凹部46が、取付筒16の上端には環状係止凸部47が形成されており、流出筒23の下部に取付筒16の上部を挿入すれば流出筒23内に取付筒16を取付けることができる。このため、取付筒16を蓋体14に簡単に組み付けることができる。
【0042】
なお、この発明は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 実施形態の吐出口付き二重容器において、櫛部を省略して吐出口をノズル形状に形成してもよい。このように形成すれば、例えばマヨネーズ、ケチャップおよびドレッシング等の液体または練体(流動体)の調味料の容器として利用することができる。また、前記吐出口を閉塞するキャップを設けてもよい。このように形成すれば、不使用時には吐出口を閉塞でき、内容物を清潔に保つことができる。さらに、内容物は液体または練体であれば何でもよく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更して具体化できる。
【0043】
・ 図5に示すように、内容器19を上端にフランジ49を設けた有底円筒状に形成してもよい。この場合、前記取付筒16はその外周面と蓋体14の内周面との隙間が前記フランジ49の幅になるように、蓋体14の上部内面の外周方向に寄せて形成される。また、蓋体14の環状係止片18および取付筒16の雌ねじ17は形成されず、第1の逆止弁28は外容器11の底面に設けられる。
【0044】
そして、内容器19の内容物が無くなった際には、先ず外容器11の雄ねじ13を蓋体14の雌ねじ15から螺退させて、外容器11および内容器19を蓋体14から取外す。その後、一方の手で内容器19のフランジ49を把持し、他方の手で外容器11を把持して外容器11内から内容器19を引き抜く。このようにして内容器19を外容器11から取外す。
【0045】
その後、一方の手で染毛剤が充填された新しい内容器19を把持してその下部を外容器11上方から挿入し、前記内容器19のフランジ49下面を外容器11の首部12の上端面に支持させて、内容器19を外容器11内に取付ける。次いで、一方の手で蓋体14を、他方の手で外容器11を把持し、蓋体14の内周面に内容器19のフランジ49および外容器11の首部12の先端を押し当てて回し、外容器11の雄ねじ13を蓋体14の雌ねじ15に螺合させる。
【0046】
その結果、内容器19はそのフランジ49が外容器11の首部12の上端面と蓋体14の肩部内面との間で挟持され、固定される。このようにして外容器11および内容器19が蓋体14に取付けられる。そして、外容器11を押圧すれば染毛剤が吐出口44から吐出される。従って、蓋体14の環状係止片18、取付筒16の雌ねじ17および内容器19の雄ねじ21を省略できる。このため、蓋体14および内容器19を簡単な構造にでき、容易に型成形することができる。
【0047】
・ 実施形態において、内容器19を蓋体14から分離し、その内容器19内に染毛剤を補充するように構成してもよい。このように構成した場合、外容器11に加えて内容器19をも再利用できる。
【0048】
・ 実施形態の吐出口付き二重容器では、内容器19に内容物として染毛剤を充填したが、内容器19に例えば、液体整髪料、整髪ジェル、トリートメント剤およびパーマ剤等の液体およびゲル状体の整髪料または頭髪用化粧品を充填してもよい。このように構成すれば、手を汚すことなく整髪料または頭髪用化粧品を毛髪に塗布できる。
【0049】
・ 実施形態の吐出口付き二重容器では、環状係止片18を蓋体14の上部内面に垂下して設けているが、環状係止片18を省略して、蓋体14の上部内面にパッキンを設けてもよい。このように構成した場合、蓋体14の取付筒16の雌ねじ17に内容器19の雄ねじ21を螺合すれば、蓋体14の上部内面と前記首部20の上端との間で前記パッキンが挟持され内容器19と外容器11との間の密閉を保つことができる。
【0050】
さらに、前記実施形態より把握できる技術的思想について以下に記載する。
(1) 前記蓋体内に取付筒を延出し、その取付筒に対して内容器を着脱可能に構成した吐出口付き二重容器。このように構成した場合、蓋体を簡単な構造にすることができ、容易に成形することができる。
【0051】
(2) 前記蓋体を合成樹脂により一体成形可能に構成した吐出口付き二重容器。このように構成した場合、蓋体を簡単な構造にして、容易に製造することができる。
【0052】
【発明の効果】
以上詳述したように、この発明によれば、次のような効果を奏する。
請求項1及び請求項4に記載の発明の吐出口付き二重容器によれば、内容器の内容物を容易に吐出できるとともに、少なくとも外容器を再利用することができる。
【0053】
請求項2に記載の発明の吐出口付き二重容器によれば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、外容器の内部に内容器を容易に装着することができる。
請求項3に記載の発明の吐出口付き二重容器によれば、請求項1または請求項2に記載の発明の効果に加えて、内容器と外容器との間に形成された空間部の圧力を利用して内容物を容易に吐出することができる。
【0054】
また、外容器の外観形態を保持することができ、かつ内容器に充填された内容物を無駄なく吐出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態の櫛付き二重容器を示す要部破断正面図。
【図2】 同じく、要部を破断した部分拡大正面図。
【図3】 同じく、外容器を取外した状態を示す要部破断正面図。
【図4】 (a)は第2実施形態の櫛付き二重容器を示す要部破断正面図、(b)は同じく、要部を破断した部分拡大正面図。
【図5】 別例の櫛付き二重容器を示す要部破断正面図。
【符号の説明】
11…外容器、14…蓋体、19…内容器、22…空間部、44…吐出口。
Claims (4)
- 可撓性のある合成樹脂で形成された開口を有する外容器と、同外容器と共有開口するよう前記外容器の内部に設けられ、可撓性のある材料で形成された内容器と、前記外容器および内容器の共有開口を閉塞でき、外容器に着脱可能に設けられた蓋体と、前記内容器の内容物を蓋体を介して外部に吐出する吐出口とで構成し、外容器と内容器とを分離可能に構成してなり、前記内容器内において2剤式染毛剤を混合して用いる吐出口付き二重容器であって、
前記外容器の開口端面に支持されるフランジを前記内容器の開口端に設けるとともに、前記内容器の内面を支持する取付筒を前記蓋体に設けてなることを特徴とする吐出口付き二重容器。 - 前記外容器を前記蓋体に対して螺合関係により着脱可能に構成した請求項1に記載の吐出口付き二重容器。
- 前記外容器と内容器との間に空間部を形成し、前記外容器の肉厚を0.6から1.5mmに形成するとともに、内容器の肉厚を0.1から0.5mmに形成した請求項1または請求項2に記載の吐出口付き二重容器。
- 前記取付筒の先端面が、同取付筒の外周側へ向かうにしたがって同取付筒の基端方向へ傾斜してなる請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の吐出口付き二重容器。
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