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JP3929331B2 - ロータリーキルンの支持装置 - Google Patents

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JP3929331B2
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三樹雄 村尾
成一 山地
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  • Muffle Furnaces And Rotary Kilns (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ロータリーキルンの支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えばセメントロータリーキルンなどのロータリーキルンは知られている。
【0003】
そのようなロータリーキルン100は、例えば図8に示すように、筒状のキルン胴体101の周囲にタイヤ102が嵌装され、該タイヤ102が左右1対の支持ローラ103にて支持されている。そして、駆動部104にて、キルン胴体101が回転駆動され、タイヤ102が支持ローラ103上で回転する。前記支持ローラ103の左右の軸受け部105が共通のローラ台板106上に支持され、このローラ台板106は、基礎107上に固定支持されている。
【0004】
また、前記キルン胴体101は、傾斜による軸方向荷重により下方への移動を継続して、運転が不能になるので、キルン軸方向の移動を規制し、タイヤ102と支持ローラ103の相対位置を保持するために、固定スラスタローラのほか、移動スラスタローラ108を設ける場合がある。この移動スラスタローラ108は、タイヤの幅よりも支持ローラの幅を大きくし、タイヤ102のキルン軸方向の移動を規制するだけでなく、タイヤ102と支持ローラ103との当たり面が均一になるように、キルン胴体1018(タイヤ102)を、前記支持ローラとタイヤの幅との差の範囲で強制的に往復動させ、タイヤ102と支持ローラ103との接触部位を変化させ、それらの寿命を延ばす機能も有する。
【0005】
ところで、近年、構造の簡略化の観点から、前述したようなロータリーキルンのキルン支点を、3支点のものから、2支点のものに変更する要請がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このようにキルン支点が2つになると、そのキルン支点S1,S2を構成するタイヤ102,102間の距離が長くなるので、キルン胴体101が、図8に一点鎖線で示すように、支点S1,S2間で下方に撓むように湾曲しやすくなる。これにより、キルン胴体101に固定されているタイヤ102は傾くことになるが、ローラ台板106上に支持されている支持ローラ103は傾かないので、タイヤ102と支持ローラ103とが点接触することになる。そのため、その点接触の部分において局部的に異常な接触面圧が作用することになる。この局部的に異常な接触面圧の作用により、損傷に至るおそれがある。また、局部的に異常な接触面圧が作用している状態で、前述したような移動スラスタローラ108によりキルン胴体101をキルン軸方向に移動させると、タイヤ102及び支持ローラ103が損傷しやすい。
【0007】
ところで、前述したようなタイヤ102が傾くことによるタイヤ102と支持ローラ103との局部的に異常な接触面圧の作用を回避して、タイヤ・支持ローラの損傷をなくすことを目的として、例えば特開平7−35131号公報に記載されるように、タイヤ・支持ローラの中心線上の接触線との交点付近を回転中心として支持ローラが台板ごと傾斜できるようにするために、傾斜した基礎上に、横方向に変形しやすい支持ベアリング(ゴムの如き弾性支持ベアリング)を介してローラ台板を支持し、前記支持ベアリングの垂直中心線が、タイヤと支持ローラとの中心線上であってそれらの接触線付近で交差するようにしているものが知られている。
【0008】
そのようなタイヤ・支持ローラの中心線上の接触線との交点付近を回転中心として支持ローラがローラ台板ごと傾斜できる支持ベアリングを設ける場合であっても、キルン胴体が、キルン胴体の傾斜(1°〜3°)による軸方向荷重によりキルン排出側(下方)への移動を継続すると、運転が不能になるので、やはりキルン胴体の軸方向移動を規制する必要がある。
【0009】
そして、前記特開平7−35131号公報に記載の技術において、移動スラスタローラを設けることが考えられるが、タイヤと支持ローラとの間の摩擦力よりも支持ベアリングの横方向反力が小さいので、移動スラスタローラの移動によって支持ベアリングが上下どちらかに極限まで変形(剪断変形)した後に、タイヤと支持ローラとの接触面が移動し始める。このため、移動スラスタローラの変位量が前記支持ベアリングが変形するだけ大きくなり、タイヤと支持ローラとの当たりを均一にすることも困難である。そして、移動スラスタローラが上昇(下降)から下降(上昇)に転じるとき、支持ローラ及びローラ台板の動きが急激に反転するので、支持ベアリングに大きな衝撃力が作用することになる。つまり、支持ベアリングに、その支持ベアリングを上下に極限に変形させる応力が繰り返し作用することになるので、支持ベアリングの耐久性の点から、前記特開平7−35131号公報に記載の技術において移動スラスタローラを用いることはできないと考えられる。
【0010】
この発明は、タイヤと支持ローラとの間に異常な接触面圧が生ずるのを回避すると共に、移動スラスタローラにより、タイヤと支持ローラとが全面に均一に接触するようにしたロータリーキルンの支持装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、軸線が傾斜して配設される筒状のキルン胴体にタイヤが設けられ、このタイヤの部位で前記キルン胴体が左右1対の支持ローラにて回転可能に支持され、前記両支持ローラの軸受け部がそれぞれ左右のローラ台板上に固定されているロータリーキルンの支持装置であって、前記左右のローラ台板に、互いに相手側のローラ台板に向かって突出する連結部を設けると共に、前記両連結部の先端を略水平方向の回転軸回りに回転可能に連結し、前記タイヤを前記支持ローラ上においてキルン軸方向に往復移動させる移動スラスタローラを、前記ローラ台板とは独立したスラスタ台板に設け、前記各ローラ台板をキルン軸方向に移動しないように拘束すると共に前記ローラ台板を、前記タイヤの傾きに応じて前記支持ローラがキルン軸方向に傾斜するように支承する台板支承手段を設け、前記台板支承手段は、前記タイヤと支持ローラとのキルン軸方向の中央部付近に対応して設けられ、前記ローラ台板又は基礎の一方に設けられ係合凸部がキルン軸方向に直交する方向に延びるように形成される係合部材と、前記基礎又は台板の他方に設けられ前記係合部材の係合凸部にキルン軸方向に回動可能に係合する係合溝部を有する被係合部材とを備える構成とする。
【0012】
このようにすれば、ローラ台板を、台板支承手段によって、タイヤのキルン軸方向の傾きに応じて支持ローラがキルン軸方向に傾斜するように支承しているので、キルン胴体の撓みにより、それに固定されているタイヤが傾くと、その傾きに応じて、ローラ台板上に支持されている支持ローラがキルン軸方向に傾斜する。それにより、タイヤが傾いても、そのタイヤの傾きに応じて支持ローラがキルン軸方向に傾くように傾斜し、タイヤと支持ローラとの密着状態を維持するので、タイヤと支持ローラとの間に局部的に異常な接触面圧が作用するということがなくなる。特に、左右のローラ台板から互いに相手側のローラ台板に向かって突出する連結部の先端を略水平方向の回転軸回りに回転可能に連結しているので、左右のローラ台板の相対運動は許容される。また、前記左右のローラ台板を、先端が略水平方向の回転軸回りに回転可能に連結された連結部分にて連結しているので、左右のローラ台板が相対運動しても、左右の支持ローラ間の距離は維持される。
【0013】
よって、移動スラスタローラによりタイヤ(キルン胴体)をキルン軸方向に往復移動させても、タイヤや支持ローラが損傷するということもない。また、タイヤと支持ローラとの密着状態を維持したまま、移動スラスタローラによって、タイヤと支持ローラとの当たり面を変化させるので、タイヤと支持ローラとは全面に亘って均一に摩耗するようになり、タイヤと支持ローラとの寿命が延びる。
【0014】
また、左右のローラ台板は連結部にて連結して、支持ローラ間の距離が一定に維持されるようにしているので、従来のように、支持ローラを同一のローラ台板(共通台板)で支持する場合は、ローラ台板が大きく重量があるため、機械加工も困難であると共に、設置などの取り扱いが面倒であるデメリットがあるが、請求項1の発明は、各支持ローラを異なるローラ台板で支持するので、そのようなデメリットはない。すなわち、ローラ台板及び移動スラスタ台板を独立した台板にすることで、ローラ台板及び移動スラスタ台板をそれぞれ別々に製作・据付けすることができ、小型・軽量化を図ることが可能となる。よって、製作・据付けが容易かつ安価になる。
【0016】
それに加えて、移動スラスタローラによるタイヤの移動によって支持ローラが回動する際に、係合凸部と係合溝部との係合部分を回転中心として、ローラ台板が基礎に対して振り子状に揺動され、タイヤと支持ローラとの接触状態を無理なく維持することが可能となる。
【0017】
請求項に記載のように、前記台板支承手段が、さらに、垂直方向の支点荷重を受ける弾性荷重受け手段を有する構成とすることもできる。このような弾性荷重受け手段を用いることができるのは、前記移動スラスタローラによる規制によって、弾性荷重受け手段に異常な水平方向応力や変形が生じないからである。
【0018】
このようにすれば、支持ベアリングで受ける垂直方向の支点荷重の一部を、前記弾性荷重受け手段で負担することができ、前記支持ベアリングと弾性荷重受け手段とで垂直方向の支点荷重を受けることができる。
【0019】
請求項に記載のように、前記台板支承手段が、垂直方向の支点荷重を受け前記ローラ台板を、前記タイヤの傾きに応じて前記支持ローラがキルン軸方向に傾斜するように支承する弾性荷重受け手段と、前記ローラ台板の水平方向の移動を規制するストッパとを有する構成とすることも可能である。
【0020】
このようにすれば、ストッパによってローラ台板の水平方向の移動が規制されるので、弾性荷重受け手段に異常な水平方向応力や変形が生じることがなく、弾性荷重受け手段によって垂直方向の支点荷重を受けることができる。よって、前述した支持ベアリングを省略することも可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に沿って説明する。
【0022】
図1は本発明に係るロータリキルンの支持装置の正面図、図2は同側面図、図3は同平面図である。なお、本発明に係るロータリーキルン1は、図4に示すように、筒状のキルン胴体2の周囲(外側)に環状のタイヤ3が嵌装され、該タイヤ3が、回転可能に支承された左右一対の支持ローラ4L,4Rにて支持される箇所が2箇所である2支点タイプのものである。そして、前記2つの支点S1,S2の間において、キルン駆動手段5によってキルン胴体2が回転駆動され、タイヤ3が左右一対の支持ローラ4L,4R上を転動する点は、従来の構造(図8参照)と同じである。
【0023】
図1〜図3に示すように、キルン胴体2に設けられたタイヤ3を回転可能に支持する支持ローラ4L,4Rの軸部は、その軸線方向であって支持ローラ4L,4Rの両側に位置する1対の軸受け部6L,6Rによって回転可能に支承されている。これらの軸受け部6L,6Rは、それぞれ並列に配置された異なるローラ台板7L,7R上に固定支持されている。この独立したローラ台板7L,7Rに、互いに相手側のローラ台板7L,7Rに向かって突出する一対の連結部8L,8Rを設けると共に、前記両連結部8L,8Rの先端を略水平方向の回転軸回りに回転可能に連結している。このように、キルン軸方向に直交する方向に延びる1対の連結部8L,8Rにて、キルン軸方向において離れた2箇所において相互に連結され、左右の支持ローラ4L,4Rの間隔が一定の間隔に保持され、支持ローラ4L,4Rが離れないようにされている。
【0024】
また、前記タイヤ3の、外側になるほど幅が小さくなる傾斜側面3aに回転可能に当接する移動スラスタローラ11aを有するスラスタ装置11が、前記タイヤ3のキルン排出端側(キルン胴体2の傾斜により高さが低くなっている側)であって左右一対の支持ローラ4L,4Rの間に配設されている。移動スラスタローラ11aは、鉛直方向の回転軸を有し、前記傾斜側面3aに対応し上側になるほど径が小さくなる断面台形状に形成されている。この移動スラスタローラ11aは、タイヤ3と支持ローラ4L,4Rとの当たり面が均一になるように、駆動手段(図示せず)にてキルン軸線方向に往復移動するように構成され、タイヤ3と支持ローラ4L,4Rとの寿命を延ばすようになっている。
【0025】
前記スラスタ装置11は、前記ローラ台板7L,7Rとは別のスラスタ台板9上に固定支持されている。スラスタ装置11は、スラスタローラ11aをキルン軸方向において往復移動させるためのガイド棒11bを有し、このガイド棒11bの支持部11cが前記スラスタ台板9上に設けられている。
【0026】
前記各ローラ台板7L,7Rは、基礎12上に、台板支承手段を構成する支持ベアリング13L,13Rと複数の免震装置14L,14R(弾性荷重受け手段)とによって支承されている。この支持ベアリング13L,13Rによって、ローラ台板7L,7Rをキルン軸方向に移動しないように拘束すると共に、前記タイヤ3の傾きに応じて前記支持ローラ4L,4Rをキルン軸方向に傾斜させるようにしている。
【0027】
前記支持ベアリング13L,13Rは、前記タイヤ3と支持ローラ4L,4Rとのキルン軸方向の中央部付近に対応してキルン軸方向に直交する方向に延びるように設けられ、支持ローラ4L,4Rの直径より長く、また、左右の支持ベアリング13L.13Rは、左右方向に延びる同一直線上に位置するように配設されている。そして、支持ベアリング13L,13Rを回転中心として、ローラ台板7L,7Rが基礎12に対して振り子状に揺動され、タイヤ3と支持ローラ4L,4Rとの密着状態を無理なく維持するようにされている。そして、図5に詳細を示すように、支持ベアリング13L,13Rは、前記ローラ台板7L,7Rに設けられ係合凸部15aを有する係合部材15と、前記基礎12に設けられ前記係合部材15の係合凸部15aにキルン軸方向に直交する軸線回りに回動可能に係合する係合溝部16aを有する被係合部材16とを備える。係合部材15及び被係合部材16はそれぞれ取付部材17,18を介してローラ台板7L,7R及び基礎12に取り付けられている。前記係合凸部15aは、下向きに凸状で、断面略半円形状とされ、係合溝部16aは上向きに開放され、断面略半円形状とされている。
【0028】
そして、この支持ベアリング13L,13Rの係合凸部15aと係合溝部16aとの係合関係によって、ローラ台板7L,7Rをキルン軸方向に移動しないように拘束すると共に、垂直方向の支点荷重の大半を受けるようになっている。また、この係合凸部15aと係合溝部16aとの係合関係で、前記ローラ台板7L,7Rがキルン軸方向に傾斜可能なように支承されていることになる。なお、本例においては、前記支持ローラ4L,4Rとローラ台板7L,7Rとが支持ベアリング13L,13Rを中心に0.2°傾く場合に対応できるように、免震装置14L,14Rは垂直方向に約±4mm伸縮し、タイヤ3と支持ローラ4L,4Rとの間で約7mmスライド可能にしている。
【0029】
前記免震装置14L,14Rは、ゴムと金属板(鋼板)とを交互に配設した積層構造体で構成される周知の構造物で、バネ常数が小さく設定されている。前記免震装置14L,14Rも、垂直方向の荷重を受けるもので、支持ローラ4L,4Rの軸受け部6L,6Rが配設される4つの部位に、それぞれ、2つずつ設けられている。
【0030】
前記ローラ台板7L,7Rに対しては、前記ローラ台板7L,7Rがキルン軸方向に移動するのを規制するストッパ19A,19Bが配設されている。このストッパ19A,19Bは、平面視において支持ローラ4L,4Rの中心線とほぼ一致する位置に設けられている。
【0031】
上記の構成によれば、ローラ台板7を、支持ベアリング13L,13Rと複数の免震装置14A,14Bとによって、支持ローラ4L,4Rがキルン軸方向に傾斜可能なように支承しているので、キルン胴体2が傾き、それに固定されているタイヤ3が傾くと、その傾きに応じてローラ台板7L,7R上に支持されている支持ローラ4L,4Rがキルン軸方向に傾斜する。この場合、係合凸部15aと係合溝部16aとの係合関係で、支持ベアリング13L,13Rを回転中心としてローラ台板7L,7Rを振り子状に揺動させることができる。よって、移動スラスタローラ11aの移動によりタイヤ3の位置がキルン軸方向において変化して傾いても、そのタイヤ3の傾きに応じてローラ台板7L,7Rが傾き、支持ローラ4L,4Rもそれに従って傾く。これにより、タイヤ3と支持ローラ4L,4Rとの密着状態は維持され、それらが損傷するということがなくなる。すなわち、この場合は、前記特開平7−35131号公報に記載の技術とは異なり、ローラ台板7L,7Rの下側の支持ベアリング13L,13Rの部位が、回転中心となっている。
【0032】
このようにして、キルン胴体2(タイヤ3)が傾いても、タイヤ3と支持ローラ4L,4Rとが密着するようにタイヤ3の傾きに合わせて支持ローラ4L,4Rが常に傾くので、タイヤ3と支持ローラ4L,4Rとの間に局部的に異常な接触面圧が作用するということがなくなる。
【0033】
従って、移動スラスタローラ11aによりタイヤ3(キルン胴体2)をキルン軸方向に移動させても、タイヤ3や支持ローラ4L,4Rが損傷するということもない。また、移動スラスタローラ11aを設けることができれば、移動スラスタローラ11aによって、タイヤ3と支持ローラ4L,4Rとの当たり面を移動させることができるので、全面に亘って均一に摩耗するようになり、タイヤ3と支持ローラ4L,4Rとの寿命が延びる。
【0034】
また、前記支持ベアリング13L,13Rと複数の免震装置14L,14R(弾性荷重受け手段)とによって台板支承手段を構成しているので、支持ベアリング13L,13Rが万一破損しても、免震装置14L,14Rによって垂直方向の支点荷重を支持することができる。また、その場合、ストッパ19A,19Bで、ローラ台板7L,7Rをキルン軸方向に移動しないように拘束することができるので、免震装置14L,14Rに異常な水平方向応力や変形が生じない。
【0035】
前述した特開平7−35131号公報に記載の技術においては、タイヤが0.2°傾いたとすると、タイヤと支持ローラとの接触線中心を回転中心として、ローラ台板が0.2°回転し、ベアリング要素は横方向に約10mm変形することになる。一方、本例においては、支持ローラ4L,4R及びローラ台板7L,7Rは、支持ベアリング13L,13Rを回転中心に0.2°傾いても、免震装置14L,14Rが垂直方向に約±4mm伸縮するようにすると共に、タイヤ3・支持ローラ4L,4R間及び/又は軸受け部6L,6Rとローラ台板7L,7Rとの間で約7mmスライド可能にしておけば足りるようになる。
【0036】
本発明は、以上説明した実施の形態に制限されることなく、次のように変更することも可能である。
(1)前記実施の形態においては、前記ローラ台板7L,7Rに係合部材15(係合凸部15a)を、前記基礎12に被係合部材16(係合溝部16a)を設けるようにしているが、逆に、図6に示すように、前記ローラ台板7L,7Rに被係合部材16’(係合溝部)を、前記基礎12に係合部材15’(係合凸部)を設けるようにしてもよい。なお、図6においては、ストッパは、キルン軸方向の、ローラ台板7L,7Rの前後のストッパ19A,19Bだけでなく、左右両側においても、ストッパ19C,19Dをローラ台板7L,7Rに対して設けている。
(2)前記実施の形態においては、垂直方向の支点荷重を受けることができる支持ベアリング13L,13Rと免震装置14A〜14Cとを用いて、台板支承手段を構成しているが、それに代えて、図7に示すように、支持ベアリングを省略して免震装置(免震装置14Lのみ図示)だけとすることも可能である。この場合にはローラ台板7L,7Rの移動を規制するために、図6に示す場合と同様に、キルン軸方向の排出端側及び投入端側並びに左右両側にストッパ19A〜19Dを設けることが必要である。また、ローラ台板7L,7Rのキルン軸方向の移動を規制するために、ガイド手段21が設けられている。
(3)前記実施の形態においては、支持ローラ4L,4Rとローラ台板7とが支持ベアリング13L,13Rを中心に0.2°傾く場合に対応できるように、免震装置14A〜14Cは垂直方向に約±4mm伸縮し、タイヤ3と支持ローラ4L,4Rとの間で約7mmスライド可能にしているが、このタイヤと支持ローラとの間に代えて、支持ローラの軸受け部とローラ台板との間で約7mmスライド可能にしてもよいし、あるいはタイヤと支持ローラとの間および支持ローラの軸受け部とローラ台板との間の両方で約7mmスライド可能にしてもよい。
【0037】
【発明の効果】
この発明は、以上に説明したように実施され、以下に述べるような効果を奏する。
【0038】
請求項1の発明は、ローラ台板を、台板支承手段によって、支持ローラがキルン軸方向に傾斜可能なように支承しているので、タイヤと支持ローラとが常に密着するようにタイヤの傾きに合わせて支持ローラが傾き、異常面圧が作用することがない。また、移動スラスタローラによりタイヤをキルン軸方向に移動させても、タイヤや支持ローラが損傷するということがないので、移動スラスタローラを用いることができる。よって、移動スラスタローラによって、タイヤと支持ローラとの当たり面を移動させ、全面に亘って均一に摩耗するようにでき、タイヤと支持ローラとの延命化を図れる。
【0039】
特に、ローラ台板及び移動スラスタ台板を独立台板にしたので、ローラ台板及び移動スラスタ台板をそれぞれ別々に製作・据付けすることができ、小型・軽量化を図ることが可能となる。よって、製作・据付けが容易かつ安価になる。
【0040】
また、移動スラスタローラによるタイヤの移動によって支持ローラが回動する際に、係合凸部と係合溝部との係合部分を回転中心として、ローラ台板が基礎に対して振り子状に揺動するので、タイヤと支持ローラとの接触状態を無理なく維持することが可能となる。
【0041】
請求項2に記載のように、前記台板支承手段が、さらに、垂直方向の支点荷重を受ける弾性荷重受け手段を有する構成とすれば、係合部材と被係合部材とで受ける垂直方向の支点荷重の一部を、前記弾性荷重受け手段で負担することができる。
【0042】
請求項に記載のように、前記台板支承手段を、垂直方向の支点荷重を受け前記ローラ台板を、前記タイヤの傾きに応じて前記支持ローラがキルン軸方向に傾斜するように支承する弾性荷重受け手段と、前記ローラ台板の水平方向の移動を規制するストッパとを有する構成とすれば、ストッパによってローラ台板の水平方向の移動が規制されるので、弾性荷重受け手段に異常な水平方向応力や変形が生じることがなく、弾性荷重受け手段によって垂直方向の支点荷重を受けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係るロータリキルンの支持装置の正面図である。
【図2】図2は同側面図である。
【図3】図3は同平面図である。
【図4】本発明に係るロータリーキルンの全体構成を示す図である。
【図5】本発明に係る支持ベアリングの説明図である。
【図6】他の実施の形態を示すロータリキルンの支持装置の正面図である。
【図7】さらに他の実施の形態を示すロータリキルンの支持装置の正面図である。
【図8】従来のロータリーキルンの全体構成を示す図である。
【符号の説明】
1 ロータリーキルン
2 キルン胴体
3 タイヤ
4L,4R 支持ローラ
4a 軸部
5 キルン駆動手段
6L,6R 軸受け部
7L,7R ローラ台板
8L,8R 連結部
9 スラスタ台板
11 スラスタ装置
11a 移動スラスタローラ
12 基礎
13L,13R 支持ベアリング
14L,14R 免震装置(弾性荷重受け手段)
15,15’ 係合部材
15a 係合凸部
16,16’ 被係合部材
16a 係合溝部
19A〜19D ストッパ

Claims (3)

  1. 軸線が傾斜して配設される筒状のキルン胴体の周囲にタイヤが嵌装され、このタイヤの部位で前記キルン胴体が左右1対の支持ローラにて回転可能に支持され、前記両支持ローラの軸受け部がそれぞれ左右のローラ台板上に固定されているロータリーキルンの支持装置であって、
    前記左右のローラ台板に、互いに相手側のローラ台板に向かって突出する連結部を設けると共に、前記両連結部の先端を略水平方向の回転軸回りに回転可能に連結し、
    前記タイヤを前記支持ローラ上においてキルン軸方向に往復移動させる移動スラスタローラを、前記ローラ台板とは独立したスラスタ台板に設け、
    前記各ローラ台板をキルン軸方向に移動しないように拘束すると共に前記ローラ台板を、前記タイヤの傾きに応じて前記支持ローラがキルン軸方向に傾斜するように支承する台板支承手段を設け、
    前記台板支承手段は、前記タイヤと支持ローラとのキルン軸方向の中央部付近に対応して設けられ、前記ローラ台板又は基礎の一方に設けられ係合凸部がキルン軸方向に直交する方向に延びるように形成される係合部材と、前記基礎又は台板の他方に設けられ前記係合部材の係合凸部にキルン軸方向に回動可能に係合する係合溝部を有する被係合部材とを備えることを特徴とするロータリーキルンの支持装置。
  2. 前記台板支承手段は、さらに、垂直方向の支点荷重を受ける弾性荷重受け手段を有する請求項記載のロータリーキルンの支持装置。
  3. 前記台板支承手段は、垂直方向の支点荷重を受け前記ローラ台板を、前記タイヤの傾きに応じて前記支持ローラがキルン軸方向に傾斜するように支承する弾性荷重受け手段と、前記ローラ台板の水平方向の移動を規制するストッパとを有する請求項記載のロータリーキルンの支持装置。
JP2002061862A 2002-03-07 2002-03-07 ロータリーキルンの支持装置 Expired - Fee Related JP3929331B2 (ja)

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