JP3921004B2 - 変位傾斜測定装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体露光装置(ステッパ)のステージ等の傾斜角度や三次元位置を測定する変位傾斜測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体露光装置(ステッパ)等においては、基板を載置して位置決めするステージの変位や傾斜の状態を迅速に測定して微小な位置制御を行っている。このようなステージの変位量及び傾斜量の測定・算出を同時にすることができる装置の一例としては、特開平7−332954号公報に記載された変位傾斜測定装置がある。ここで、図11は従来の変位傾斜測定装置の一例を示す斜視図である。図11に示すように、この特開平7−332954号公報に記載された変位傾斜測定装置100は、所定の角度を有して設けられた2つの光源101,102からそれぞれ光ビームを測定領域に照射し、測定領域でのこれらの光ビームの各反射光を個別に受ける光センサ103,104を所定の位置に設置して、各光センサ103,104に入射する光スポットの受光位置情報に基づいて演算処理部105において測定領域の変位量及び傾斜量を算出するものである。
【0003】
また、物体の変位量及び傾斜量の測定・算出を同時にすることができる装置の他の一例としては、特開平8−240408号公報に記載された変位センサがある。ここで、図12は従来の変位センサの一例を示す斜視図である。図12に示すように、この特開平8−240408号公報に記載された変位センサ200は、変位測定用光源201から光ビームを出射し、この出射された光ビームをダイクロイックミラー202を透過させた後に集光レンズ203で集光してから測定領域に照射する。また、測定領域からの反射光を集光レンズ204で集光し、ダイクロイックミラー205を透過させた後に変位測定用受光素子206に光スポットとして結像させ、その結像位置に基づいて測定領域の移動量を算出する。一方、変位測定用光源201から出射される光ビームとは波長が異なる光ビームを傾斜測定用光源207から出射し、この出射された光ビームをダイクロイックミラー202で反射させた後に集光レンズ203で集光してから測定領域に照射する。また、測定領域からの反射光を集光レンズ204で集光し、ダイクロイックミラー205で反射させた後に傾斜測定用受光素子208に光スポットとして結像させ、その結像位置に基づいて測定領域の傾斜量を算出する。加えて、この変位センサ200は、これらの測定領域の移動量と測定領域の傾斜量とに基づいて測定領域の変位量を算出するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平7−332954号公報に記載された変位傾斜測定装置100によれば、演算処理部105における測定領域の変位量及び傾斜量を光路長に基づいて算出しているために、測定対象物毎に光路長を予め測定等しておく必要があるので、汎用性や実用性に問題がある。
【0005】
また、特開平7−332954号公報に記載された変位傾斜測定装置100や特開平8−240408号公報に記載された変位センサ200によれば、測定領域の変位量を算出することができる変位方向は一方向のみであり、三次元方向について算出することはできないという問題がある。
【0006】
さらに、原理的に測定対象物の測定領域は光ビームの光スポットが基準になるため、並進運動によって測定領域は変化してしまうことになり、測定対象物の三次元的な動きが正確に測定できないという問題もある。
【0007】
本発明の目的は、簡単な構成で測定対象物の所定領域の傾斜角度と三次元位置とを併せて算出することができ、測定対象物の所定領域に対するより高精度な測定をすることができる変位傾斜測定装置を得ることである。
【0008】
本発明の目的は、小型・軽量な変位傾斜測定装置を得ることである。
【0009】
本発明の目的は、反射部材の六軸方向の三次元位置を算出することができる変位傾斜測定装置を得ることである。
【0010】
本発明の目的は、測定対象物の所定領域の三次元位置の変位量に影響されることなく、測定対象物の所定領域の傾斜角度のみを単独で算出することができる変位傾斜測定装置を得ることである。
【0011】
本発明の目的は、光量分布の変動に伴う重心位置の変動誤差によるスポット位置情報の検出制度の劣化を低減することができる変位傾斜測定装置を得ることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、鏡面反射性を有する測定対象物の所定領域に対して少なくとも二以上の光束を出射し、各反射光を複数の受光素子でそれぞれ受光して各反射光の受光位置を検出し、一の前記受光素子で検出した反射光の受光位置に基づいて測定対象物の所定領域の傾斜角度を算出するとともに、少なくとも2以上の他の前記受光素子において検出した反射光の受光位置と算出された前記傾斜角度とに基づいて測定対象物の所定領域の三次元位置を算出する。
【0013】
したがって、鏡面反射性を有する測定対象物の所定領域に対して少なくとも二以上の光束がそれぞれ出射される。測定対象物の所定領域で反射された各光束は、複数の受光素子でそれぞれ受光されて各受光位置が検出される。測定対象物の所定領域の傾斜角度が一の受光素子で検出された反射光の受光位置に基づいて算出され、その傾斜角度と少なくとも2以上の他の受光素子において検出された反射光の受光位置とに基づいて測定対象物の所定領域の三次元位置が算出される。これにより、簡単な構成で測定対象物の所定領域の傾斜角度と三次元位置とが併せて算出されるので、測定対象物の所定領域に対するより高精度な測定が可能になる。
【0014】
請求項2記載の発明は、測定対象物の所定領域に配設され、鏡面反射性を有する反射部材と、この反射部材に対して第一光束を出射する第一光源部と、この第一光源部と同一面上に設けられ、前記第一光源部から出射される前記第一光束に対して所定の角度を有する第二光束を前記反射部材に対して出射する第二光源部と、前記反射部材で反射された前記第一光束を受光してその受光位置を検出する第一の受光素子と、この第一の受光素子と同一面上に設けられ、前記反射部材で反射された前記第二光束を受光してその受光位置を検出する第二の受光素子と、前記反射部材上に位置する前記第一光束と前記第二光束との交点に対し、その鉛直方向下方から第三光束を出射する第三光源部と、前記反射部材で反射された前記第三光束の光路上に設けられ、その第三光束から前記測定対象物の所定領域の傾斜に関する傾斜角度情報を検出する傾斜角度検出手段と、この傾斜角度検出手段で検出された傾斜角度情報に基づいて前記測定対象物の所定領域の傾斜角度を算出する角度演算手段と、この角度演算手段で算出された傾斜角度と前記第一の受光素子で検出された受光位置と前記第二の受光素子で検出された受光位置とに基づいて前記測定対象物の所定領域の三次元位置を算出する変位量演算手段と、を備える。
【0015】
したがって、測定対象物の所定領域に配設された反射部材において交差するように、第一光源部と第二光源部と第三光源部とからそれぞれ光束が出射される。各光束は反射部材において反射され、第一光源部から出射された第一光束と第二光源部から出射された第二光束とは第一の受光素子と第二の受光素子とにおいて各々受光され、それらの受光位置が検出される。一方、反射部材上に位置する第一光束と第二光束との交点に対してその鉛直方向下方から出射される第三光束からは、傾斜角度検出手段によって測定対象物の所定領域の傾斜に関する傾斜角度情報が検出され、角度演算手段によってその傾斜角度情報に基づいて測定対象物の所定領域の傾斜角度が算出される。また、変位量演算手段によって各受光素子における受光位置と測定対象物の所定領域の傾斜角度とに基づいて測定対象物の所定領域の三次元位置が算出される。これにより、簡単な構成で測定対象物の所定領域の傾斜角度と三次元位置とが併せて算出されるので、測定対象物の所定領域に対するより高精度な測定が可能になる。
【0016】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の変位傾斜測定装置において、前記第三光源部は、前記第一光源部と前記第二光源部とのいずれか一方の光源を併用する。
【0017】
したがって、第三光源部の光源が、第一光束を出射する第一光源部と第二光束を出射する第二光源部とのいずれか一方の光源と併用されることにより、部品点数が削減されるとともに、装置の小型・軽量化が図られる。
【0018】
請求項4記載の発明は、測定対象物の所定領域に配設され、鏡面反射性を有する反射部材と、この反射部材に対して第一光束を出射する第一光源部と、この第一光源部と同一面上に設けられ、前記第一光源部から出射される前記第一光束に対して所定の角度を有する第二光束を前記反射部材に対して出射する第二光源部と、前記反射部材で反射された前記第一光束の光路上に設けられ、前記第一光束を異なる方向に向けて二つに分離する光分離器と、この光分離器により分離された一方の分離光束の光路上に設けられ、その一方の分離光束を受光してその受光位置を検出する第一の受光素子と、前記反射部材で反射された前記第二光束を受光してその受光位置を検出する第二の受光素子と、前記光分離器により分離された他方の分離光束の光路上に設けられ、その他方の分離光束から前記測定対象物の所定領域の傾斜に関する傾斜角度情報を検出する傾斜角度検出手段と、この傾斜角度検出手段で検出された傾斜角度情報に基づいて前記測定対象物の所定領域の傾斜角度を算出する角度演算手段と、この角度演算手段で算出された傾斜角度と前記第一の受光素子で検出された受光位置と前記第二の受光素子で検出された受光位置とに基づいて前記測定対象物の所定領域の三次元位置を算出する変位量演算手段と、を備える。
【0019】
したがって、測定対象物の所定領域に配設された反射部材において交差するように第一光源部と第二光源部とからそれぞれ光束が出射され、各光束は反射部材において反射される。第一光源部から出射された第一光束は反射部材で反射された後にその光路上に設けられた光分離器によって異なる方向に向けて二つに分離される。そして、一方の分離光束は第一の受光素子において受光され、その受光位置が検出される。また、他方の分離光束からは、傾斜角度検出手段によって測定対象物の所定領域の傾斜に関する傾斜角度情報が検出され、角度演算手段によってその傾斜角度情報に基づいて測定対象物の所定領域の傾斜角度が算出される。一方、第二光源部から出射された第二光束は第二の受光素子において受光され、その受光位置が検出される。さらに、変位量演算手段によって各受光素子における受光位置と測定対象物の所定領域の傾斜角度とに基づいて測定対象物の所定領域の三次元位置が算出される。これにより、簡単な構成で測定対象物の所定領域の傾斜角度と三次元位置とが併せて算出されるので、測定対象物の所定領域に対するより高精度な測定が可能になる。
【0020】
請求項5記載の発明は、請求項4記載の変位傾斜測定装置において、前記光分離器により分離された一方の分離光束の光路上に低収差レンズを設け、前記第一の受光素子をその低収差レンズの焦点位置から所定の距離だけ離れた位置にレンズ光軸に対して垂直に設ける。
【0021】
したがって、第一の受光素子が、光分離器により分離された一方の分離光束の光路上に設けられた低収差レンズの焦点位置から所定の距離だけ離れた位置に設けられる。これにより、たとえ低収差レンズにおける分離光束の入射位置にずれが生じた場合であっても、第一の受光素子に対するそのずれ量は縮小投影されるので、より小型の受光素子を適用することが可能になる。
【0022】
請求項6記載の発明は、請求項2ないし5のいずれか一記載の変位傾斜測定装置において、前記反射部材に対して垂直に設けられ、鏡面反射性を有する第二反射部材と、この第二反射部材に対して垂直方向から第四光束を出射する第四光源部と、前記第二反射部材で反射された前記第四光束の光路上に設けられ、その第四光束から前記測定対象物の所定領域の傾斜に関する傾斜角度情報を検出する傾斜角度検出手段と、を備える。
【0023】
したがって、第四光源部から出射された第四光束は、反射部材に対して垂直に設けられた第二反射部材に対して垂直方向から入射して反射される。この第二反射部材において反射された第四光束からは、その光路上に設けられた傾斜角度検出手段によって測定対象物の所定領域の傾斜に関する傾斜角度情報が検出される。これにより、この傾斜角度情報に基づいて反射部材の法線方向回りの傾斜角度が算出されるので、反射部材の六軸方向の三次元位置を算出することが可能になる。
【0024】
請求項7記載の発明は、請求項2ないし6のいずれか一記載の変位傾斜測定装置において、傾斜角度検出手段は、低収差レンズと、この低収差レンズの焦点距離に一致する位置にレンズ光軸に対して垂直に設けられた傾斜角度検出用の受光素子と、で構成される。
【0025】
したがって、傾斜角度検出手段が、低収差レンズと、この低収差レンズの焦点距離に一致する位置にレンズ光軸に対して垂直に設けられた傾斜角度検出用の受光素子とで構成されることにより、測定対象物の所定領域の変動分が低収差レンズにより補正されるので、測定対象物の所定領域の三次元位置の変位量に影響されることなく、測定対象物の所定領域の傾斜角度のみが単独で算出される。
【0026】
請求項8記載の発明は、請求項2ないし7のいずれか一記載の変位傾斜測定装置において、各受光素子は光束の入射によって発生するキャリアを空間的に分離して検出するものであって、受光した光束の所定の受光光量レベル以上のスポット像を計算した後にそのスポット像のエッジ部分の幾何学形状のみから算出される重心位置に基づいて受光位置を検出する重心位置検出手段を備える。
【0027】
したがって、光束の入射によって発生するキャリアが空間的に分離され、受光した光束の所定の受光光量レベル以上のスポット像が計算された後にそのスポット像のエッジ部分の幾何学形状のみから算出される重心位置に基づいて受光位置が検出されることにより、光量分布の変動に伴う重心位置の変動誤差によるスポット位置情報の検出精度の劣化が低減される。
【0028】
【発明の実施の形態】
本発明の第一の実施の形態を図1ないし図5に基づいて説明する。
【0029】
ここで、図1は変位傾斜測定装置1の構成を概略的に示す斜視図である。図1に示すように、変位傾斜測定装置1は、半導体露光装置(ステッパ)のステージ等である測定対象物Aの所定領域の傾斜角度や三次元位置を測定するものに適用されており、第一光源部2と第二光源部3とを同一平面上に備えている。なお、第一光源部2と第二光源部3とを備える平面は、便宜上、X−Y平面に平行な平面であるものとする。第一光源部2は、レーザ光を出射する光源であるLD(レーザダイオード)4と、このLD4から出射された直線偏光のレーザ光を略平行光とするコリメータレンズ5と、入射光の一部を透過して一部を反射するハーフプリズム6とにより構成されている。一方、第二光源部3は、レーザ光を出射する光源であるLD7と、このLD7から出射された直線偏光のレーザ光を略平行光とするコリメータレンズ8と、レーザ光を所定の方向に反射するプリズム9とにより構成されている。これらの第一光源部2と第二光源部3とは、LD4から出射されるレーザ光とLD7から出射されるレーザ光とが90゜の角度をなすように設けられている。
【0030】
これら第一光源部2と第二光源部3とが備えられている面と同一の平面上には、ビームスプリッタ10が設けられている。なお、このビームスプリッタ10は、便宜上、Z軸上に位置するものとする。このビームスプリッタ10には第一光源部2のハーフプリズム6を透過した第三光束であるレーザ光L3が入射し、進行方向をZ軸方向に変更される。つまり、本実施の形態の第三光源部は、レーザ光を出射する光源であるLD4を光源として第一光源部2と併用し、ハーフプリズム6とビームスプリッタ10とを主体に構成されている。これにより、第三光源部に専用の光源を設けた場合に比べて、部品点数が削減されるとともに、装置の小型・軽量化が図られる。そして、測定対象物Aは、その測定対象物Aの測定対象領域である所定領域をビームスプリッタ10の鉛直方向(Z軸上)上方に位置させて測定されることになる。
【0031】
また、この測定対象物Aの所定領域には、反射部材である円盤形状のマーカ11が配設される。ここで、マーカ11について図2を参照して説明する。マーカ11は、その中心部11aを鏡面反射性を有するように形成され、中心部11a以外の部分には無反射性部材11bがコーティングされている。このマーカ11を配設した部分が測定対象物Aの測定対象領域となる。なお、無反射性部材11bの代わりとして、マーカ11の中心部11a以外の部分の表面を粗くして、散乱面形状にしても良い。
【0032】
ここで、ビームスプリッタ10によって進行方向をZ軸方向に変更されたレーザ光L3とハーフプリズム6によって反射されてX−Z平面上を進行する第一光束であるレーザ光L1とプリズム9によって反射されてY−Z平面上を進行する第二光束であるレーザ光L2とが交差する交点を標準点SPとする。
【0033】
さらに、変位傾斜測定装置1には、マーカ11の中心部11aがX−Y平面に対して平行な状態で標準点SPに配設された場合において、そのマーカ11の中心部11aによって反射されたレーザ光L1を中心位置に入射させるように第一の受光素子であるPSD(Position Sensitive light Detector:半導体位置検出素子)12がX−Y平面上のX軸上にその中心位置を位置させて配設されるとともに、マーカ11の中心部11aによって反射されたレーザ光L2を中心位置に入射させるように第二の受光素子であるPSD13がX−Y平面上のY軸上にその中心位置を位置させて配設されている。これらのPSD12,13は、入射した各レーザ光L1,L2の光スポットの位置であるスポット位置情報a,b(図4参照)をそれぞれ検出するものである。
【0034】
また、ビームスプリッタ10の下方であって、X軸とY軸とZ軸との交点である原点Oには、傾斜角度検出用の受光素子であるPSD14が配設されている。このPSD14は、マーカ11の中心部11aがX−Y平面に対して平行な状態で標準点SPに配設された場合において、そのマーカ11の中心部11aによって反射されたレーザ光L3の反射光L3´をZ軸上に位置する中心位置に入射させるように配設されている。このPSD14は、入射した反射光L3´の光スポットの位置であるスポット位置情報c(図4参照)を検出するものである。
【0035】
さらに、ビームスプリッタ10とPSD14との間であって反射光L3´の光軸上には、低収差な性質を有する低収差レンズである集光レンズ15が設けられている。ここで、PSD14と集光レンズ15との関係について図3を参照して説明する。図3に示すように、PSD14と集光レンズ15との間の距離は、集光レンズ15の焦点距離fとされている。
【0036】
ここで、X−Y平面に対して平行な状態で標準点SPに配設されたマーカ11の中心部11aでレーザ光L3が反射された場合におけるその反射光L3´は、図3に実線で示すように、PSD14上の中心位置に位置する原点Oに入射・収束するようになっている。これに対し、測定対象物Aが傾斜している状態で配設されたマーカ11の中心部11aでレーザ光L3が反射された場合におけるその反射光L3´は、図3に破線で示すように、PSD14上の原点O以外の位置Dに入射・収束するようになる。なお、低収差な性質を有する集光レンズ15を設けることで、仮にマーカ11の中心部11aの三次元位置が変位した場合(例えば、平行移動した場合)であっても、PSD14に入射する反射光L3´の光スポット位置の変動分を集光レンズ15により補正することができるので、測定対象物Aの所定領域の三次元位置の変位量に影響されることなく、測定対象物Aの所定領域の傾斜角度のみをPSD14に入射した光スポット位置に基づいて算出することが可能になる。つまり、PSD14と集光レンズ15とによって、傾斜角度検出手段が形成されている。
【0037】
また、変位傾斜測定装置1には、信号処理回路16が内蔵されている。次に、変位傾斜測定装置1に内蔵される信号処理回路16の一例について図4を参照して説明する。図4に示すように、信号処理回路16には、PSD14において検出された反射光L3´の光スポットの位置であるスポット位置情報cに基づいて測定対象物Aの傾斜角度を算出する角度演算器17と、この角度演算器17において算出された測定対象物Aの傾斜角度とPSD12,13において検出された光スポットの位置であるスポット位置情報a,bとに基づいてその測定対象物Aの三次元位置の変位量を算出する空間位置演算器18とが設けられている。
【0038】
ここで、角度演算器17における測定対象物Aの傾斜角度の算出について説明する。なお、この場合においては、図5に示すように、PSD14において検出された光スポットの位置であるスポット位置情報cをスポット位置D(Xa,Ya)とする。このスポット位置D(Xa,Ya)とX−Y平面上のX軸とのなす角度φは、以下に示す式▲1▼から算出される。
【0039】
tanφ=Ya/Xa ・・▲1▼
また、マーカ11の中心部11aは鏡面反射性を有するように形成されていることから正反射の関係が成立しており、PSD14と集光レンズ15との間の距離は集光レンズ15の焦点距離fとされていることにより、マーカ11の中心部11aの法線ベクトルであるベクトルnとZ軸とのなす角度θは、以下に示す式▲2▼から算出される。
【0040】
f・tan2(π−θ)=√((Xa)2+(Ya)2) ・・▲2▼
これらの▲1▼式及び▲2▼式により、角度φ及び角度θが算出され、ベクトルnが算出されることになる。つまり、このようにして算出されたベクトルnは、測定対象物Aの法線ベクトルであることにより、このベクトルnのZ軸に対する角度(π−θ)が測定対象物Aの傾斜角度になる。ここに、角度演算手段が実現されている。
【0041】
次に、空間位置演算器18における測定対象物Aの三次元位置の変位量の算出について説明する。マーカ11の中心部11aは鏡面反射性を有するように形成されていることから正反射の関係が成立し、レーザ光L1,L2の方向ベクトルであるベクトルai(i=1,2)に対してマーカ11の中心部11aにおける反射ビームの方向ベクトルであるベクトルri(i=1,2)と、角度φ及び角度θに基づいて算出された法線ベクトルであるベクトルnとの間には、以下に示す関係が成り立つ。
【0042】
ベクトルri+(−ベクトルai)=k・ベクトルn
(|ri|=1よりk=−2(ベクトルn・ベクトルai)) ・・▲3▼加えて、PSD12,13におけるスポット位置情報a,bをスポット位置Pi(i=1,2)とした場合、マーカ11の中心部11aで反射されたレーザ光L1,L2の光軸が示す直線の式は、それぞれ以下に示すように表される。
【0043】
ベクトル(OPi)+ti・ベクトルri (tiは任意の実数) ・・▲4▼
よって、このように▲4▼式に基づくi=1,2の直線の交差する点が、測定対象物Aに配設されたマーカ11の中心部11aの三次元位置として算出される。ここに、変位量演算手段が実現されている。
【0044】
なお、実際には、i=1,2の直線の交差する点が一点に決まらない場合があるが、その場合には、二つの直線が最も接近する各直線上の二点の内の一方を測定点とするか、その二点間の中間位置を観測点としても大きな誤差は生じない。
【0045】
これにより、簡単な構成で測定対象物Aの所定領域の傾斜角度と三次元位置とが併せて算出されるので、測定対象物Aの所定領域に対するより高精度な測定が可能になる。
【0046】
次いで、本発明の第二の実施の形態を図6に基づいて説明する。なお、第一の実施の形態で示した部分と同一部分は同一符号を用いて示し、説明も省略する。
【0047】
ここで、図6は変位傾斜測定装置20の構成を部分的に示す側面図である。図6に示すように、変位傾斜測定装置20は、第一光源部2のLD4から出射された直線偏光のレーザ光をコリメータレンズ5によって略平行光としたレーザ光L1をプリズム(図示せず)を介してマーカ11の中心部11aにおいて反射させる。
【0048】
一方、マーカ11の中心部11aによって反射されたレーザ光L1の反射光路上には光分離器であるビームスプリッタ21が設けられており、そのビームスプリッタ21には、マーカ11の中心部11aがX−Y平面に対して平行な状態で標準点SPに配設された場合においてそのマーカ11の中心部11aによって反射されたレーザ光L1の反射光L1´を中心位置に入射させるPSD12が配設されている。加えて、ビームスプリッタ21の下方には、PSD14と集光レンズ15とが設けられている。
【0049】
そして、マーカ11の中心部11aによって反射された反射光L1´は、ビームスプリッタ21によって二つに分離され、一方の分離光束はPSD12に入射し、他方の分離光束は集光レンズ15を介してPSD14に入射することになる。
【0050】
なお、ここでは特に図示しないが、第一の実施の形態と同様に、第二光源部3のLD7から出射された直線偏光のレーザ光L2は、コリメータレンズ8によって略平行光とされた後にプリズム9を介してマーカ11の中心部11aにおいて反射され、PSD13に入射することになる。
【0051】
このような構成により、PSD14において検出された光スポットの位置であるスポット位置情報cに基づいて測定対象物Aの傾斜角度が算出され、この測定対象物Aの傾斜角度とPSD12,13におけるスポット位置情報a,bとに基づいて測定対象物Aの三次元位置の変位量が算出される。
【0052】
これにより、簡単な構成で測定対象物Aの所定領域の傾斜角度と三次元位置とが併せて算出されるので、測定対象物Aの所定領域に対するより高精度な測定が可能になる。また、本発明の第一の実施の形態の変位傾斜測定装置1に比べ、第三光源部が不用になるので、より簡単な構成になっており、装置の小型・軽量化が図られる。
【0053】
次いで、本発明の第三の実施の形態を図7及び図8に基づいて説明する。なお、第一の実施の形態又は第二の実施の形態で示した部分と同一部分は同一符号を用いて示し、説明も省略する。本実施の形態の変位傾斜測定装置30は、本発明の第二の実施の形態の変位傾斜測定装置20と比較して、集光レンズ31を備えた点で異なるものである。
【0054】
ここで、図7は変位傾斜測定装置30の構成を部分的に示す側面図である。図7に示すように、ビームスプリッタ21とPSD12との間であって、ビームスプリッタ21によって二つに分離された一方のレーザ光L1の反射光L1´の光軸上には、低収差な性質を有する低収差レンズである集光レンズ31が設けられている。ここで、PSD12と集光レンズ31との関係について図8を参照して説明する。図8に示すように、PSD12と集光レンズ31との間の距離は、集光レンズ31の焦点距離fよりも所定の距離Δfだけ長く設定されている。つまり、PSD12と集光レンズ31との間の距離を“f+Δf”とした場合において、マーカ11の中心部11aによって反射された反射光L1´とレンズ光軸とのなす角をβ、反射光L1´のレンズ中心からのずれ量をsとすると、PSD12における反射光L1´の光スポット位置のずれ量Δdは、以下に示す式▲5▼から算出される。
【0055】
Δd=(f+Δf)tanβ−(Δf/f)・s ・・▲5▼
したがって、“Δf<f”の場合においては、反射光L1´のレンズ中心からのずれ量sは縮小投影されることになるので、PSD12に小型で高分解能なものを適用することができる。
【0056】
また、たとえ集光レンズ31における反射光L1´の入射位置にずれが生じた場合であっても、PSD12に対するそのずれ量は縮小投影されるので、高分解能な受光位置の検出が可能になる。
【0057】
次いで、本発明の第四の実施の形態を図9に基づいて説明する。なお、第一の実施の形態で示した部分と同一部分は同一符号を用いて示し、説明も省略する。本実施の形態の変位傾斜測定装置40は、本発明の第一の実施の形態の変位傾斜測定装置1と比較して、法線方向傾斜角度検出部41を備えた点で異なるものである。
【0058】
ここで、図9は変位傾斜測定装置40の構成を概略的に示す斜視図である。図9に示すように、変位傾斜測定装置40は、法線方向傾斜角度検出部41を備えている。
【0059】
ここで、法線方向傾斜角度検出部41について詳細に説明する。法線方向傾斜角度検出部41は、測定対象物Aの所定の位置にマーカ11に対して垂直に設けられた第二反射部材である平面反射鏡42と、傾斜角度検出部43とにより構成されている。傾斜角度検出部43は、第四光源部を構成するLD44とコリメータレンズ45とビームスプリッタ46とを備えている。このような構成により、LD44から出射された直線偏光のレーザ光は、コリメータレンズ45において略平行光とされてからビームスプリッタ46によって平面反射鏡42へと第四光束であるレーザ光L4として照射された後、平面反射鏡42において反射されて再びビームスプリッタ46に入射する。
【0060】
加えて、傾斜角度検出部43は傾斜角度検出手段を構成する低収差な性質を有する低収差レンズである集光レンズ47と傾斜角度検出用の受光素子であるPSD48とを備えており、ビームスプリッタ46に再び入射したレーザ光L4の反射光L4´は、ビームスプリッタ46を透過して集光レンズ47を介してPSD48に入射することになる。
【0061】
このような構成により、PSD48において検出された反射光L4´の光スポットの位置に基づいて測定対象物Aの所定の位置にマーカ11に対して垂直に設けられた平面反射鏡42の傾斜角度が算出される。そして、平面反射鏡42とマーカ11との幾何学的関係により、この平面反射鏡42の傾斜角度に基づいてマーカ11の法線方向回りの傾斜角度が算出されることになる。すなわち、測定対象物Aの三次元方向の傾斜量が検出されることになる。
【0062】
これにより、この傾斜角度情報に基づいてマーカ11の法線方向回りの傾斜角度が算出されるので、マーカ11の六軸方向の三次元位置を算出することが可能になる。
【0063】
なお、各実施の形態においては、受光素子としてPSD(Position Sensitive light Detector:半導体位置検出素子)を用いたが、これに限るものではなく、例えばレーザ光の入射によって発生するキャリアを空間的に分離して検出するCCD(Charge Coupled Device:電荷結合素子)を用いても良い。ここで、図10はCCD50による光スポットのスポット位置情報の検出を示す模式図である。図10に示すように、CCD50における光スポットのスポット位置情報の検出は、CCD50において受光したレーザ光の所定の受光光量レベル以上のスポット像51を計算した後、そのスポット像51のエッジ部分の幾何学形状のみから算出される重心位置に基づいて受光位置を検出することによって行われる。ここに、重心位置検出手段が実現されている。これにより、光量分布の変動に伴う重心位置の変動誤差によるスポット位置情報の検出精度の劣化が低減されることになる。
【0064】
また、第一光源部2と第二光源部3との光源としてLD4,7をそれぞれ適用し、第四光源部の光源としてLD44を適用したが、LED(発光ダイオード)を適用しても良い。
【0065】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、鏡面反射性を有する測定対象物の所定領域に対して少なくとも二以上の光束をそれぞれ出射し、測定対象物の所定領域で反射した各光束を複数の受光素子でそれぞれ受光して各受光位置を検出し、測定対象物の所定領域の傾斜角度を一の受光素子で検出された反射光の受光位置に基づいて算出し、その傾斜角度と少なくとも一以上の他の受光素子において検出した反射光の受光位置とに基づいて測定対象物の所定領域の三次元位置を算出することにより、簡単な構成で測定対象物の所定領域の傾斜角度と三次元位置とを併せて算出することができ、測定対象物の所定領域に対するより高精度な測定をすることができる。
【0066】
請求項2記載の発明によれば、測定対象物の所定領域に配設された反射部材において交差するように第一光源部と第二光源部と第三光源部とからそれぞれ光束を出射し、各光束を反射部材において反射し、第一光源部から出射された第一光束と第二光源部から出射された第二光束とを第一の受光素子と第二の受光素子とにおいて各々受光してそれらの受光位置を検出する一方、反射部材上に位置する第一光束と第二光束との交点に対してその鉛直方向下方から出射する第三光束から測定対象物の所定領域の傾斜に関する傾斜角度情報を検出し、その傾斜角度情報に基づいて測定対象物の所定領域の傾斜角度を算出し、また、各受光素子における受光位置と測定対象物の所定領域の傾斜角度とに基づいて測定対象物の所定領域の三次元位置を算出することにより、簡単な構成で測定対象物の所定領域の傾斜角度と三次元位置とを併せて算出することができるとともに、測定対象物の所定領域に対するより高精度な測定をすることができる。
【0067】
請求項3記載の発明によれば、請求項2記載の変位傾斜測定装置において、第一光束を出射する第一光源部と第二光束を出射する第二光源部とのいずれか一方の光源と第三光源部の光源とを併用することにより、部品点数を削減するとともに、装置の小型・軽量化を図ることができる。
【0068】
請求項4記載の発明によれば、測定対象物の所定領域に配設された反射部材において交差するように第一光源部と第二光源部とからそれぞれ光束を出射し、各光束を反射部材において反射し、第一光源部から出射された第一光束を反射部材で反射した後にその光路上に設けた光分離器によって異なる方向に向けて二つに分離し、一方の分離光束を第一の受光素子において受光してその受光位置を検出し、また、他方の分離光束から測定対象物の所定領域の傾斜に関する傾斜角度情報を検出し、その傾斜角度情報に基づいて測定対象物の所定領域の傾斜角度を算出する一方、第二光源部から出射した第二光束を第二の受光素子において受光してその受光位置を検出し、さらに、各受光素子における受光位置と測定対象物の所定領域の傾斜角度とに基づいて測定対象物の所定領域の三次元位置を算出することにより、簡単な構成で測定対象物の所定領域の傾斜角度と三次元位置とを併せて算出することができるとともに、測定対象物の所定領域に対するより高精度な測定をすることができる。
【0069】
請求項5記載の発明によれば、請求項4記載の変位傾斜測定装置において、第一の受光素子を光分離器により分離された一方の分離光束の光路上に設けた低収差レンズの焦点位置から所定の距離だけ離れた位置に設けることにより、たとえ低収差レンズにおける分離光束の入射位置にずれが生じた場合であっても、第一の受光素子に対するそのずれ量は縮小投影されるので、より小型の受光素子を適用することができる。
【0070】
請求項6記載の発明によれば、請求項2ないし5のいずれか一記載の変位傾斜測定装置において、第四光源部から出射された第四光束を反射部材に対して垂直に設けた第二反射部材に対して垂直方向から入射させて反射し、この第二反射部材において反射された第四光束から測定対象物の所定領域の傾斜に関する傾斜角度情報を検出することにより、この傾斜角度情報に基づいて反射部材の法線方向回りの傾斜角度を算出することができるので、反射部材の六軸方向の三次元位置を算出することができる。
【0071】
請求項7記載の発明によれば、請求項2ないし6のいずれか一記載の変位傾斜測定装置において、傾斜角度検出手段を低収差レンズとこの低収差レンズの焦点距離に一致する位置にレンズ光軸に対して垂直に設けられた傾斜角度検出用の受光素子とで構成することにより、測定対象物の所定領域の変動分を低収差レンズにより補正することができるので、測定対象物の所定領域の三次元位置の変位量に影響されることなく、測定対象物の所定領域の傾斜角度のみを単独で算出することができる。
【0072】
請求項8記載の発明によれば、請求項2ないし7のいずれか一記載の変位傾斜測定装置において、光束の入射によって発生するキャリアを空間的に分離し、受光した光束の所定の受光光量レベル以上のスポット像を計算した後にそのスポット像のエッジ部分の幾何学形状のみから算出される重心位置に基づいて受光位置を検出することにより、光量分布の変動に伴う重心位置の変動誤差によるスポット位置情報の検出精度の劣化を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態の変位傾斜測定装置の構成を概略的に示す斜視図である。
【図2】マーカを示す断面図である。
【図3】PSDと集光レンズとの関係を模式的に示す説明図である。
【図4】変位傾斜測定装置に内蔵される信号処理回路の一例を示すブロック図である。
【図5】角度演算器における測定対象物の傾斜角度の算出について示す説明図である。
【図6】本発明の第二の実施の形態の変位傾斜測定装置の構成を部分的に示す側面図である。
【図7】本発明の第三の実施の形態の変位傾斜測定装置の構成を部分的に示す側面図である。
【図8】PSDと集光レンズとの関係を模式的に示す説明図である。
【図9】本発明の第四の実施の形態の変位傾斜測定装置の構成を概略的に示す斜視図である。
【図10】CCDにおける光スポットのスポット位置情報の検出を示す模式図である。
【図11】従来の変位傾斜測定装置の一例を示す斜視図である。
【図12】従来の変位センサの一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,20,30,40 変位傾斜測定装置
2 第一光源部
3 第二光源部
4,7 光源
6,10 第三光源部
11 反射部材
12 第一の受光素子
13 第二の受光素子
14,48 傾斜角度検出用の受光素子
15,47 低収差レンズ
17 角度演算手段
18 変位量演算手段
21 光分離器
31 低収差レンズ
42 第二反射部材
44,45,46 第四光源部
50 受光素子
A 測定対象物
L1 第一光束
L2 第二光束
L3 第三光束
L4 第四光束
SP 交点
Claims (8)
- 鏡面反射性を有する測定対象物の所定領域に対して少なくとも二以上の光束を出射し、各反射光を複数の受光素子でそれぞれ受光して各反射光の受光位置を検出し、一の前記受光素子で検出した反射光の受光位置に基づいて測定対象物の所定領域の傾斜角度を算出するとともに、少なくとも2以上の他の前記受光素子において検出した反射光の受光位置と算出された前記傾斜角度とに基づいて測定対象物の所定領域の三次元位置を算出する変位傾斜測定装置。
- 測定対象物の所定領域に配設され、鏡面反射性を有する反射部材と、
この反射部材に対して第一光束を出射する第一光源部と、
この第一光源部と同一面上に設けられ、前記第一光源部から出射される前記第一光束に対して所定の角度を有する第二光束を前記反射部材に対して出射する第二光源部と、
前記反射部材で反射された前記第一光束を受光してその受光位置を検出する第一の受光素子と、
この第一の受光素子と同一面上に設けられ、前記反射部材で反射された前記第二光束を受光してその受光位置を検出する第二の受光素子と、
前記反射部材上に位置する前記第一光束と前記第二光束との交点に対し、その鉛直方向下方から第三光束を出射する第三光源部と、
前記反射部材で反射された前記第三光束の光路上に設けられ、その第三光束から前記測定対象物の所定領域の傾斜に関する傾斜角度情報を検出する傾斜角度検出手段と、
この傾斜角度検出手段で検出された傾斜角度情報に基づいて前記測定対象物の所定領域の傾斜角度を算出する角度演算手段と、
この角度演算手段で算出された傾斜角度と前記第一の受光素子で検出された受光位置と前記第二の受光素子で検出された受光位置とに基づいて前記測定対象物の所定領域の三次元位置を算出する変位量演算手段と、
を備える変位傾斜測定装置。 - 前記第三光源部は、前記第一光源部と前記第二光源部とのいずれか一方の光源を併用する請求項2記載の変位傾斜測定装置。
- 測定対象物の所定領域に配設され、鏡面反射性を有する反射部材と、
この反射部材に対して第一光束を出射する第一光源部と、
この第一光源部と同一面上に設けられ、前記第一光源部から出射される前記第一光束に対して所定の角度を有する第二光束を前記反射部材に対して出射する第二光源部と、
前記反射部材で反射された前記第一光束の光路上に設けられ、前記第一光束を異なる方向に向けて二つに分離する光分離器と、
この光分離器により分離された一方の分離光束の光路上に設けられ、その一方の分離光束を受光してその受光位置を検出する第一の受光素子と、
前記反射部材で反射された前記第二光束を受光してその受光位置を検出する第二の受光素子と、
前記光分離器により分離された他方の分離光束の光路上に設けられ、その他方の分離光束から前記測定対象物の所定領域の傾斜に関する傾斜角度情報を検出する傾斜角度検出手段と、
この傾斜角度検出手段で検出された傾斜角度情報に基づいて前記測定対象物の所定領域の傾斜角度を算出する角度演算手段と、
この角度演算手段で算出された傾斜角度と前記第一の受光素子で検出された受光位置と前記第二の受光素子で検出された受光位置とに基づいて前記測定対象物の所定領域の三次元位置を算出する変位量演算手段と、
を備える変位傾斜測定装置。 - 前記光分離器により分離された一方の分離光束の光路上に低収差レンズを設け、前記第一の受光素子をその低収差レンズの焦点位置から所定の距離だけ離れた位置にレンズ光軸に対して垂直に設ける請求項4記載の変位傾斜測定装置。
- 前記反射部材に対して垂直に設けられ、鏡面反射性を有する第二反射部材と、
この第二反射部材に対して垂直方向から第四光束を出射する第四光源部と、
前記第二反射部材で反射された前記第四光束の光路上に設けられ、その第四光束から前記測定対象物の所定領域の傾斜に関する傾斜角度情報を検出する傾斜角度検出手段と、
を備える請求項2ないし5のいずれか一記載の変位傾斜測定装置。 - 傾斜角度検出手段は、低収差レンズと、この低収差レンズの焦点距離に一致する位置にレンズ光軸に対して垂直に設けられた傾斜角度検出用の受光素子と、で構成される請求項2ないし6のいずれか一記載の変位傾斜測定装置。
- 各受光素子は光束の入射によって発生するキャリアを空間的に分離して検出するものであって、受光した光束の所定の受光光量レベル以上のスポット像を計算した後にそのスポット像のエッジ部分の幾何学形状のみから算出される重心位置に基づいて受光位置を検出する重心位置検出手段を備える請求項2ないし7のいずれか一記載の変位傾斜測定装置。
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