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JP3994770B2 - 温度算出方法、温度検出手段に実行させるプログラム、温度検出手段を備えた定着器、及び、該定着器を備える画像形成装置 - Google Patents

温度算出方法、温度検出手段に実行させるプログラム、温度検出手段を備えた定着器、及び、該定着器を備える画像形成装置 Download PDF

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JP3994770B2 JP2002083101A JP2002083101A JP3994770B2 JP 3994770 B2 JP3994770 B2 JP 3994770B2 JP 2002083101 A JP2002083101 A JP 2002083101A JP 2002083101 A JP2002083101 A JP 2002083101A JP 3994770 B2 JP3994770 B2 JP 3994770B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、定着手段から放射される赤外線を赤外線センサで検出し、この検出結果に基づいて定着手段の表面温度を算出する温度算出方法、及び、定着手段から放射される赤外線を赤外線センサで検出し、この検出結果に基づいて定着手段の表面温度を算出する温度算出手段に、その表面温度を算出させるプログラム、及び、定着手段から放射される赤外線を赤外線センサで検出し、この検出結果に基づいて定着手段の表面温度を算出する温度算出手段を備えた定着器、及びその定着器を有する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、レーザープリンタは、印刷用紙の上に転写されたトナー画像を、このトナー画像を形成するトナーを溶融させて印刷用紙に定着させる定着器を備えている。この定着器は、具体的には、トナーを溶融する溶融熱を発するヒーターが内蔵されたヒートローラと、このヒートローラの表面温度を検出する温度センサとを備えている。そしてこの定着器では、温度センサでヒートローラの表面温度を検出し、その検出結果に基づいてヒータをON−OFFすることによって、ヒートローラの表面温度が、トナー画像を印刷用紙に定着させるのに適正な温度に保たれるよう温度制御されている。
【0003】
このような制御を行うため温度センサとしては、非接触式のセンサが用いられることが検討されている。これは、接触式の温度センサが、ヒートローラの表面に付着した細かいトナーを削り取ってしまい、その削り取られたトナーが溢れて、印刷用紙上に転写される恐れがあるからである。
【0004】
非接触式の代表的な温度センサとしては、サーモパイルがある。このサーモパイルは、サーモパイル素子を備え、サーモパイル素子は、赤外線を受光すると、その赤外線の受光量に応じた電圧レベルの電気信号を出力するセンサである。一般に、ヒートローラのような発熱物質からは、その表面温度に応じた量の赤外線が放射される。そのため、このサーモパイルを用いて、ヒートローラから放射される赤外線を受光すれば、ヒートローラの表面温度を検出することができる。
【0005】
そして、サーモパイル素子から出力される電気信号の電圧レベルPと、ヒートローラの表面温度Tとの間には、ステファン・ボルツマンの法則により、下記の数5式の関係があることが知られている。
【0006】
【数5】
Figure 0003994770
【0007】
ただし、サーモパイル素子固有の定数:k、
サーモパイル素子自身の温度:T0、
ヒートローラの赤外線の放射率:ε。
そのため、このサーモパイルを備えた定着器では、上述した温度制御が実行される際、数5式に基づいてヒートローラの表面温度Tを算出する処理が行われている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、水蒸気は、特定波長の赤外線を吸収する性質を有していることが知られている。また、定着器内の湿度は、トナーを溶融する際、印刷用紙が暖められると、印刷用紙に含まれる水分が蒸発するため、レーザプリンタの稼働状況によって大きく変化することも知られている。そして、定着器内の湿度は、外気の湿度によっても変化する。
【0009】
そのため、ヒートローラの表面温度の検出結果は、温度センサとしてサーモパイルなどの赤外線センサを用いた場合、定着器内の湿度が変化すると、ヒートローラの実際の表面温度が同じでも、異なってしまう恐れがあった。
そこでサーモパイルには、定着器内の湿度の影響を受けないようにするため、水蒸気に吸収されやすい波長領域の赤外線をカットするフィルタが取り付けられている。そして、ヒートローラの表面温度は、水蒸気に吸収され難い波長領域の赤外線のみをサーモパイルに受光させ、その電圧レベルに基づいて算出される。
【0010】
しかし、ステファン−ボルツマンの法則は、例えば、黒体放射エネルギーと波長との関係でみると、下記の数6式のように表され、その算出結果は図7のようになる。
【0011】
【数6】
Figure 0003994770
【0012】
α:ステファン−ボルツマン定数
η:黒体の放射率
この数6式から分かるように、黒体の放射エネルギーWは、黒体から放射される放射光の各波長毎の放射エネルギーWλ を全波長(0〜無限大)で定積分することによって求められるものであり、黒体の温度Tは、その放射エネルギーから導かれる。サーモパイルの電圧レベルPは、ヒートローラの放射エネルギーWに比例するので、ヒートローラから放射される全波長の赤外線をサーモパイルで受光すれば、受光した赤外線からヒートローラの表面温度を検出することができる。
【0013】
ところで、各波長毎の放射エネルギーWλ は、図7に示すように温度により分布が異なり、その温度による分布のピークはウイーンの変位則と呼ばれる変化を生じる。従って、上述したようにフィルタを用いて一部の波長の赤外線をカットしてしまうと、そのカットした波長の放射エネルギーWと電圧レベルPとが比例せず、算出されるヒートローラの温度Tにも誤差が生じる。
【0014】
そこで、本発明は、定着手段から放射される赤外線を非接触式の赤外線センサで検出し、この検出結果に基づいて定着手段の表面温度を正確に算出する温度算出方法、及び、定着手段から放射される赤外線を非接触式の赤外線センサで検出し、この検出結果に基づいて定着手段の表面温度を算出する温度算出手段に、その表面温度を正確に算出させるプログラム、及び、定着手段から放射される赤外線を非接触式の赤外線センサで検出し、この検出結果に基づいて定着手段の表面温度を正確に算出する温度算出手段を備えた定着器を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
ところで、ヒートローラの実際の表面温度T、赤外線センサの温度T0のときの、赤外線センサの電気信号のレベルPを実際に測定すると、εT 4 −T 0 4 、赤外線センサの出力Pが、赤外線センサ固有の定数k1,k2とを用いて、k1・P+k2で表される直線に沿ってプロットされることが実験から分かった。
【0016】
そこで上記目的を達するためなされた請求項1記載の発明は、被定着媒体を定着媒体に加熱定着する定着手段と、前記定着手段の表面に対し非接触に設置され、該定着手段の表面から放射される赤外線を受光して、該受光した赤外線の受光量に応じたレベルの電気信号を出力する赤外線センサと、該赤外線センサの温度を検出するセンサ温検出センサと、該赤外線センサから出力された電気信号のレベル、及び、前記センサ温検出センサで検出された前記赤外線センサの温度に基づいて、前記定着手段の表面温度を算出する温度検出手段とを備え、赤外線センサに波長2.0μm以下の波長をカットするフィルタが取り付 けられた定着器において、前記温度検出手段が前記表面温度を算出する温度算出方法であって、
【0017】
【数7】
Figure 0003994770
【0018】
前記表面温度T、前記赤外線センサから出力された電気信号のレベルをP、該Pの比例定数であって、前記赤外線センサに固有の定数k1、前記赤外線センサに固有の定数k2、前記センサ温検出センサで検出された前記赤外線センサの温度T0、前記定着手段の赤外線の放射率ε。からなる数式に基づいて、前記表面温度を算出することを特徴とする。
【0019】
従って、本発明の温度算出方法を用いれば、定着手段から放射される赤外線を非接触式の赤外線センサで検出し、この検出結果に基づいて定着手段の表面温度を正確に算出することができる。
次に、請求項2記載の発明は、被定着媒体を定着媒体に加熱定着する定着手段と、前記定着手段の表面に対し非接触に設置され、該定着手段の表面から放射される赤外線を受光して、該受光した赤外線の受光量に応じたレベルの電気信号を出力する赤外線センサと、該赤外線センサの温度を検出するセンサ温検出センサと、該赤外線センサから出力された電気信号のレベル、及び、前記センサ温検出センサで検出された前記赤外線センサの温度に基づいて、前記定着手段の表面温度を算出する温度検出手段とを備え、赤外線センサに波長2.0μm以下の波長をカットするフィルタが取り付けられた定着器において、前記温度検出手段に、
【0020】
【数8】
Figure 0003994770
【0021】
前記表面温度T、前記赤外線センサから出力された電気信号のレベルをP、該Pの比例定数であって、前記赤外線センサに固有の定数k1、前記赤外線センサに固有の定数k2、前記センサ温検出センサで検出された前記赤外線センサの温度T0、前記定着手段の赤外線の放射率ε。からなる数式に基づいて、前記表面温度を算出する処理を実行させることを特徴とする。
【0022】
この請求項2記載のプログラムを用いれば、定着手段から放射される赤外線を非接触式の赤外線センサで検出し、この検出結果に基づいて定着手段の表面温度を算出する温度算出手段に、その表面温度を正確に算出させることができる。
次に、請求項3記載の発明は、被定着媒体を定着媒体に加熱定着する定着手段と、前記定着手段の表面に対し非接触に設置され、該定着手段の表面から放射される赤外線を受光して、該受光した赤外線の受光量に応じたレベルの電気信号を出力する赤外線センサと、該赤外線センサの温度を検出するセンサ温検出センサと、該赤外線センサから出力された電気信号のレベル、及び、前記センサ温検出センサで検出された前記赤外線センサの温度に基づいて、前記定着手段の表面温度を算出する温度検出手段とを備え、赤外線センサに波長2.0μm以下の波長をカットするフィルタが取り付けられた定着器において、前記温度検出手段は、
【0023】
【数9】
Figure 0003994770
【0024】
前記表面温度T、前記赤外線センサから出力された電気信号のレベルをP、該Pの比例定数であって、前記赤外線センサに固有の定数k1、前記赤外線センサに固有の定数k2、前記センサ温検出センサで検出された前記赤外線センサの温度T0、前記定着手段の赤外線の放射率ε。からなる数式に基づいて、前記表面温度を算出することを特徴とする。
【0025】
この請求項3記載の定着器を用いれば、定着手段から放射される赤外線を非接触式の赤外線センサで検出し、この検出結果に基づいて定着手段の表面温度を温度検出手段で正確に算出することができる。
次に、請求項記載の発明は、請求項3又は4のいずれかに記載の定着器において、前記赤外線センサから出力された電気信号のレベルPと、前記センサ温検出センサで検出された前記赤外線センサの温度T0とをそれぞれ変化させた時の表面温度Tが、数式
【0026】
【数10】
Figure 0003994770
【0027】
に基づいてあらかじめ算出され、該算出された前記表面温度Tと前記レベルPおよび前記温度T0との関係を表すテーブルが記憶手段に記憶されており、前記温度検出手段が、前記赤外線センサから出力された電気信号のレベルPと、前記センサ温検出センサで検出された前記赤外線センサの温度T0とに基づいて、前記記憶手段に記憶されたテーブルから前記表面温度Tを読み取るように構成されていることを特徴とする。
【0028】
この請求項記載の定着器を用いれば、赤外線センサから出力される電気信号のレベルPと、赤外線センサの温度T0とに基づいて、テーブルから定着手段の表面温度Tを読み取るだけで、温度検出手段に負担をかけることなく、定着手段の表面温度Tを算出することができる。
【0029】
ところで、赤外線センサは、測定対象物の温度変化を検知するものが多く、測定対象物の温度変化がない場合には検知出力がないため、測定対象物の実際の温度を連続的に検知することができないという不具合を有している。そのため、測定対象物の実際の温度を連続的に検知するには、例えば、測定対象物と赤外線センサとの間に、赤外線を間欠的に及び通過させるシャッタなどを設ける必要があり、装置構成が複雑となる。
【0030】
そのため、請求項記載の発明のように、前記赤外線センサは、サーモパイル素子であることが好ましい。このサーモパイル素子は、測定対象物の温度を温度変化がなくても連続的に検知することができる。そのため、このサーモパイル素子が赤外線センサとして採用されていれば、簡易な構成により、定着手段の表面の温度を連続的に検知することができ、より一層精度のよい温度検知を達成することができる。
【0031】
に、上述したように、赤外線センサに、水蒸気に吸収されやすい波長の赤外線をカットするフィルタを取り付けることが好ましい。本発明の定着器は、水蒸気に吸収されやすい赤外線をカットしているので、定着器内の湿度が変化しても、定着手段の表面温度Tを正確に検出することができる。尚、波長1.45μm前後及び1.94μm前後の赤外線は水蒸気に吸収されやすいので、赤外線センサに取り付けるフィルタは、波長2.0μm以下の波長をカットするものでもよく、また、波長5〜8μmの赤外線は、mm単位あるいはcm単位の短い距離では、1.45μmあるいは1.94μmの赤外線ほど吸収されないが、数kmの大気中を赤外線が通過する場合吸収されるので、赤外線センサに取り付けるフィルタは、8μm以下の赤外線をカットするものでもよい。
【0032】
次に、請求項記載の発明のように、このような定着器が備えられた画像形成装置を用いると、定着器で定着ミス等が発生しないので、美しい画像を記録媒体上に形成することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下本発明が適用された実施の形態について説明する。
ここで、図1は、本実施形態のレーザプリンタの要部側断面図、図2は、ヒートローラの断面と、ヒートローラとセンサ温検出センサ及び剥離爪34との位置関係を説明するための平面図、図3は、サーモパイルの分解斜視図、図4は、赤外線の吸収率を説明する説明図で、赤外線の波長を横軸、赤外線の吸収率を縦軸で示すグラフである。
【0034】
レーザプリンタ1は、図1に示すように、本体ケーシング2内に、印刷用紙3(本発明の定着媒体に相当する)を給紙するためのフィーダ部4や、給紙された印刷用紙3に所定の画像を形成するための画像形成部5を備えている。
フィーダ部4は、本体ケーシング2内の底部に、着脱可能に装着される給紙トレイ6と、給紙トレイ6内に設けられた用紙押圧板7と、給紙トレイ6の一端部の上方に設けられる給紙ローラ8および給紙パッド9と、給紙ローラ8に対し印刷用紙3の搬送方向の下流側(以下、印刷用紙3の搬送方向上流側または下流側を、単に、上流側または下流側という場合がある。)に設けられる搬送ローラ10および11と、搬送ローラ10および11に対し印刷用紙3の搬送方向の下流側に設けられるレジストローラ12とを備えている。
【0035】
用紙押圧板7は、印刷用紙3を積層状にスタック可能とされ、給紙ローラ8に対して遠い方の端部において揺動可能に支持されることによって、近い方の端部を上下方向に移動可能とし、また、その裏側から図示しないばねによって上方向に付勢されている。そのため、用紙押圧板7は、印刷用紙3の積層量が増えるに従って、給紙ローラ8に対して遠い方の端部を支点として、ばねの付勢力に抗して下向きに揺動される。給紙ローラ8および給紙パッド9は、互いに対向状に配設され、給紙パッド9の裏側に配設されるばね13によって、給紙パッド9が給紙ローラ8に向かって押圧されている。用紙押圧板7上の最上位にある印刷用紙3は、用紙押圧板7の裏側から図示しないばねによって給紙ローラ8に向かって押圧され、その給紙ローラ8の回転によって給紙ローラ8と給紙パッド9とで挟まれた後、1枚毎に給紙される。給紙された印刷用紙3は、搬送ローラ10および11によってレジストローラ12に送られる。レジストローラ12は、1対のローラから構成されており、印刷用紙3を所定のレジスト後に、画像形成部5に送るようにしている。
【0036】
なお、このフィーダ部4は、さらに、マルチパーパストレイ14と、マルチパーパストレイ14上に積層される印刷用紙3を給紙するためのマルチパーパス給紙ローラ15およびマルチパーパス給紙パッド15aとを備えており、マルチパーパス給紙ローラ15およびマルチパーパス給紙パッド15aは、互いに対向状に配設され、マルチパーパス給紙パッド15aの裏側に配設される図示しないばねによって、マルチパーパス給紙パッド15aがマルチパーパス給紙ローラ15に向かって押圧されている。マルチパーパストレイ14上に積層される印刷用紙3は、マルチパーパス給紙ローラ15の回転によってマルチパーパス給紙ローラ15とマルチパーパス給紙パッド15aとで挟まれた後、1枚毎に給紙される。
【0037】
画像形成部5は、スキャナユニット16、プロセスカートリッジ17、転写ローラ18および定着器19などを備えている。
スキャナユニット16は、本体ケーシング2内の上部に設けられ、レーザ発光部(図示せず。)、回転駆動されるポリゴンミラー20、レンズ21および22、反射鏡23などを備えており、レーザ発光部から発光される所定の画像データに基づくレーザビームを、鎖線で示すように、ポリゴンミラー20、レンズ21、反射鏡23、レンズ22の順に通過あるいは反射させて、後述するプロセスカートリッジ17の感光ドラム24の表面上に高速走査にて照射させている。
【0038】
プロセスカートリッジ17は、スキャナユニット16の下方に配設され、本体ケーシング2に対して着脱自在に装着されるように構成されている。このプロセスカートリッジ17は、感光ドラム24を備えるとともに、図示しない、スコロトロン型帯電器、現像ローラ、トナー収容部などを備えている。
【0039】
トナー収容部には、現像剤として、正帯電性の非磁性1成分の重合トナーが充填されており、そのトナーが、現像ローラに一定厚さの薄層として担持される。 一方、感光ドラム24は、現像ローラと対向状に回転可能に配設されており、ドラム本体が接地されるとともに、その表面がポリカーボネートなどから構成される正帯電性の感光層により形成されている。
【0040】
そして、感光ドラム24の表面は、感光ドラム24の回転に伴なって、スコロトロン型帯電器により一様に正帯電された後、スキャナユニット16からのレーザービームの高速走査により露光され、所定の画像データに基づく静電潜像が形成され、その後、現像ローラと対向した時に、現像ローラ上に担持されかつ正帯電されているトナーが、その感光ドラム24の表面に形成される静電潜像、すなわち、一様に正帯電されている感光ドラム24の表面のうち、レーザービームによって露光され電位が下がっている部分に供給され、選択的に担持されることによって可視像化され、これによって反転現像が達成される。
【0041】
転写ローラ18は、感光ドラム24の下方において、本体ケーシング2側において回転可能に支持された状態で、感光ドラム24と対向するように配置されている。この転写ローラ18は、金属製のローラ軸に、導電性のゴム材料からなるローラが被覆されており、感光ドラム24に対して所定の転写バイアスが印加されている。そのため、感光ドラム24上に担持されたトナーで形成されたトナー画像(本発明の被定着媒体に相当する)は、印刷用紙3が感光ドラム24と転写ローラ18との間を通る間に印刷用紙3に転写される。トナー画像が転写された印刷用紙3は、搬送ベルト25を介して、次に述べる定着器19に搬送される。
【0042】
定着器19は、プロセスカートリッジ17の側方下流側に配設され、ヒートローラ26、ヒートローラ26と印刷用紙3の搬送経路を挟んで対向配置され、そのヒートローラ26を押圧するプレッシャローラ27、および、これらヒートローラ26およびプレッシャローラ27の下流側に設けられる搬送ローラ28を備えている。
【0043】
ヒートローラ26は、アルミニウムなどの金属素管からなる円筒状のローラ本体32と、ハロゲンランプ33とを備えている。
ハロゲンランプ33は、ローラ本体32内に軸方向に沿って設けられており、図示しない電源から電力が供給されることにより発熱して、それによってローラ本体32を加熱するように構成されている。
【0044】
プレッシャローラ27は、金属製のローラ軸に弾性体からなるローラが被覆されており、ヒートローラ26を所定の圧力で押圧し、ヒートローラ26との当接部分に、ハロゲンランプ33から発せられた熱を印刷用紙3に伝達するニップを形成する。
【0045】
そして、この定着器19では、プロセスカートリッジ17において印刷用紙3上に転写されたトナー画像を、印刷用紙3がヒートローラ26とプレッシャローラ27との当接部に形成されたニップを通過する間に、加熱定着させるようにしている。
【0046】
尚、ヒートローラ26及びハロゲンランプ33が、本発明の定着手段に相当する。
また、この定着器19は、定着時にヒートローラ26の表面に付着した印刷用紙3を剥がし取るため剥離爪34を備えている。
【0047】
剥離爪34は、金属からなり、図2に示すように、平面視において略矩形薄板状であって、図1に示すように、断面視において掻き取り部分となる一端端部に向けて徐々に薄くなるような略楔形状に形成されている。この剥離爪34は、印刷用紙3の搬送方向におけるヒートローラ26とプレッシャローラ27との対向部分よりも下流側において、図2に示すように、ヒートローラ26の軸方向両端部に所定の間隔を隔てて2つ配置されている。剥離爪34の掻き取り部分となる一端部がヒートローラ26と対向状に接触する状態で、他端部が定着器19のケーシング(図示せず)に支持されている。
【0048】
そして、ヒートローラ26とプレッシャローラ27との間を通過する時に、ヒートローラ26の表面に付着した印刷用紙3は、ヒートローラ26の回転によって、剥離爪34と接触した時に、ヒートローラ26の表面から剥がし取られる。
なお、この剥離爪34は、図示しないソレノイドによって、印刷用紙3が定着器19に搬送されてくる時のみヒートローラ26の表面と接触し、常には、ヒートローラ26に対して離間するように構成されている。
【0049】
そして、定着器19においてトナー画像が定着された印刷用紙3は、その後、定着器19の下流側に設けられる搬送ローラ28およびその搬送ローラ28の下流側に配置される搬送ローラ29および排紙ローラ30に搬送され、その排紙ローラ30によって排紙トレイ31上に排紙される。
【0050】
また、この定着器19は、図2に示すように、ヒートローラ26の表面から放出された赤外線を受光して、ヒートローラ26の表面温度を検出するサーモパイル35を備えている。
このサーモパイル35は、図3に示すように、ヒートローラ26の表面に対し非接触に配置され、ヒートローラ26の表面から放射される赤外線を受光して、その受光量に応じた電圧レベルの電子信号を出力するサーモパイル素子350(本発明の赤外線センサに相当する)と、このサーモパイル素子350の温度を検出するサーミスタ352(本発明のセンサ温検出センサに相当する)とを備えており、これらは、図3に示すように、赤外線入射口37が開口形成される筒状のキャンケース38内に収納されている。
【0051】
このサーモパイル35は、印刷用紙3の搬送方向におけるヒートローラ26とプレッシャローラ27との対向部分よりも上流側であって、図2に示すように、ヒートローラ26の軸方向において剥離爪34と重ならないように、ヒートローラ26の軸方向(印刷用紙3の搬送方向と直交する方向)の略中央において、ヒートローラ26に対し所定の間隔を隔てて配置されており、その赤外線入射口37がヒートローラ26の表面と対向するように設置される。
【0052】
図3に示すように、赤外線入射口37は、キャンケース38において略矩形状に開口形成されている。センシング技術応用研究会の第92回例会(平成6年8月19日(金)三田出版会大会議室)にて、浜松ホトニクス(株)の河合敏昭氏が発表したように、波長1.45μm前後及び1.94μm前後の赤外線は水蒸気に吸収されやすいので、この赤外線入射口37には、波長が2μm以下の波長の赤外線をカットする光学フィルタ380が設けられている。尚、波長5〜8μmの波長の赤外線は、赤外線が大気中を数km透過してきた場合の透過率と波長との関係を示す図4に示すように、吸収されてしまいます。しかしながら、定着器19では、ヒートローラ26の表面からサーモパイル素子350までの距離が20mm〜30mm程であるので、5〜8μmの波長の赤外線は、1.45μmあるいは1.94μmの波長の赤外線ほど吸収されずに、サーモパイル素子350に到達し、より正確に温度を検知するには、8μm以下の赤外線をカットするものを取り付けることが望ましい。
【0053】
レーザプリンタ1内の湿度は、トナーを溶融したときに印刷用紙3の水分が蒸発することによって変化し、サーモパイル35が受光する赤外線の受光量もこの湿度の変化に伴って変化する。しかし、この光学フィルタ380は、湿度によって変化する波長領域の赤外線をカットするので、サーモパイル素子350から出力される電気信号の電圧レベルPは、この湿度変化の影響を受けることがない。
【0054】
また、サーモパイル素子350は、略矩形板状をなし、キャンケース38内において、赤外線入射口37と対向するように配置されている。さらにこのサーモパイル35は、サーモパイル素子350の温度を検出するサーミスタ352と、サーモパイル素子350が受光した赤外線の受光量に応じた電圧レベルの電気信号を出力する一対の出力ピン412と、サーミスタ352がサーモパイル素子350の温度を検出してその温度に応じた電気信号を出力する一対の出力ピン414とを備えている。
【0055】
次に、本実施形態のレーザプリンタ1を制御する制御装置について説明する。
ここで、図5は、制御装置のブロック図である。
この制御装置100は、図5に示すように、中央制御回路110と、ヒータ制御回路120と、センサ温検出センサ制御回路130と、その他の回路140とを備え、各回路110〜140はバス190でそれぞれ結ばれている。
【0056】
中央制御回路110は、CPU111、RAM113及びROM115を備え、各種の制御を実行する。RAM113には、サーモパイル素子350から出力される電気信号の電圧レベルに関する情報が一時的に記憶され、ROM115には、ヒートローラの表面温度を算出する算出プログラムや、メイン制御プログラムなどの各種のプログラムが格納されている。
【0057】
ヒータ制御回路120には、ハロゲンランプ33が接続されており、ハロゲンランプ33は、このヒータ制御回路120を介して、ROM115に記憶されたメイン駆動制御プログラムによってオン・オフが制御される。
センサ制御回路130にはサーモパイル35が接続されている。このサーモパイル35に備えられたサーモパイル素子350は赤外線を受光すると、その受光量に応じた電圧レベルの電気信号を出力する。そして、センサ制御回路130はこの電気信号をA/D変換して、バス190を介してRAM113に出力する。するとRAM113には、サーモパイル素子350から出力された電気信号の電圧レベルに関する情報が記憶される。また、サーモパイル35に備えられたサーミスタ352はサーモパイル素子350の温度を検出すると、その温度に応じ抵抗が変化するので、その抵抗の変化に応じた電圧レベルの電気信号が出力される。そして、センサ制御回路130はこの電気信号をA/D変換して、バス190を介してRAM113に出力する。するとRAM113には、サーミスタ352から出力された電気信号の電圧レベルが記憶される。
【0058】
そして中央制御回路110は、RAM113に、サーモパイル素子350及びサーミスタ352から出力される電気信号の電圧レベルに関する情報がRAM113に記憶されると、まず、サーミスタ352から出力された電気信号の電圧レベルから、サーモパイル素子350の温度を算出処理が実行する。この処理は周知の処理であるので、詳細については省略する。
【0059】
次に、中央制御回路110は、算出プログラムにより下記の算出式(1)に基づいて、ヒートローラ26の表面温度Tを算出する処理を実行する。
この算出プログラムは、サーモパイル素子350から出力される電気信号の電圧レベルをP、サーミスタ352から出力される電気信号の電圧レベルP’から求められたサーモパイル素子350の温度をT0を下記数11式に代入して、
【0060】
【数11】
Figure 0003994770
【0061】
ヒートローラ26の表面温度Tを算出し、RAM113に記憶するプログラムである。尚、この数11式において、k1、k2はサーモパイル素子350に固有の定数であり、また、εもヒートローラ26の赤外線の放射率を表す固有の定数であり、これらは予め実験等により求められ予め代入されている。尚、この中央制御回路110でこの算出プログラムを実行する処理が、本発明の温度検出手段に相当する。
【0062】
メイン駆動制御プログラムは、算出プログラムによりヒートローラ26の表面温度TがRAM113に記憶されると、ヒータ制御回路120を介してヒータをON・OFF制御し、ヒートローラ26の表面温度を、印刷用紙3にトナー画像が定着するのに最適な温度に制御する。
【0063】
以上説明したレーザプリンタ1を用いると、ヒートローラ26から放射される赤外線を非接触式のサーモパイル素子350で検出したその検出結果に基づいてヒートローラ26の表面温度を正確に算出することができる。
次に、下記の数12式で用いられる定数のうち、
【0064】
【数12】
Figure 0003994770
【0065】
一例として、ヒートローラ26には、アルミ素管の表面にプライマとPFAとを積層・焼成した赤外線の放射率ε=0.5のものを用い、サーモパイル35には、村田製作所製:商品名IRTE5021TC01を用いた場合のk1、k2、について説明する。
【0066】
ここで、図6は、横軸をサーモパイル素子350の電圧レベルを100倍にオペアンプで増幅したものP、縦軸をεT 4 −T 0 4 表したグラフである。
このk1、k2を求めるには、まず、ヒートローラ26の実際の表面温度を測定するため、ヒートローラ26の表面にサーミスタを設置する。そして、ハロゲンランプ33を点灯して温度を順次上げてゆき、そのときのヒートローラ26の表面温度Tと、サーモパイル素子の電圧レベルPと、サーモパイル35内に設置されたサーミスタ352で検出した検出温度T0とを測定して、サーモパイル素子350の出力レベルPに対応するεT 4 −T 0 4 図6に示すグラフのようにプロットする。すると、図6に示すように、k1・P+k2に沿ってプロットされることが分かる。
【0067】
従って、
【0068】
【数13】
Figure 0003994770
【0069】
となり、上述した数12式は、この数13式から導かれる。
尚、この図6におけるk1は1745698760.7277で、k2は-4522599153.9170である。
以上説明した本発明の実施の形態は、上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採り得ることはいうまでもない。
【0070】
例えば、本実施形態では、サーモパイル素子350によってヒートローラ26の表面の温度を検出しているが、本発明では、ヒートローラ26の表面温度との相関性の高いプレッシャローラ27の表面温度を検出するようにしてもよい。
本実施形態では、定着手段としてヒートローラ26およびプレッシャローラ27が使用されているが、本発明では、ベルト状の定着手段を用いてもよく、たとえば、ベルト状の加熱部材およびローラ状の押圧部材、ローラ状の加熱部材およびベルト状の押圧部材、あるいは、ベルト状の加熱部材およびベルト状の押圧部材などのいずれの態様に適用してもよい。
【0071】
本実施形態では、定着器を、レーザプリンタ1の定着器19として説明しているが、本発明では、これに限定されることはなく、たとえば、フィルムからなる定着媒体及び被定着媒体を熱定着させるラミネータなどであってもよい。
本実施形態では、サーモパイル素子350から出力される電気信号の電圧レベルPと、サーミスタ352の検出温度T0とから下記の数14式
【0072】
【数14】
Figure 0003994770
【0073】
を用いて算出処理を行っているが、本発明では、サーモパイル素子350の電圧レベルP及びサーミスタ352の検出温度T0と、ヒートローラ26の表面温度Tとの関係をテーブルにしておき、サーモパイル素子350の電圧レベルPと、サーミスタ352の検出温度T0とからヒートローラ26の検出温度Tをテーブルから読み出すようにしてもよい。
このようにすると、サーモパイル素子350の電圧レベルPと、サーミスタ352で検出されたサーモパイル350の温度T0とに基づいて、テーブルから表面温度Tを単に読み取る処理だけですむので、ヒートローラ26の表面温度Tを算出する中央制御装置110にかかる負担を軽減することができる。テーブルはROM115に記憶しておいてもよいし、その記憶場所は特に限定されない。
【0074】
本実施形態では、定着器19としてヒートローラ26にハロゲンランプ33を内蔵したものが使用されているが、ヒートローラの軸方向の側面に電磁石を設置し、その電磁石から発せられる磁界によってヒートローラを熱するIH方式の定着器を用いてもよい。
【0075】
本実施形態では、赤外線センサとしてサーモパイルを用いたが、サーモパイル以外の赤外線センサを用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態のレーザプリンタの要部側断面図である。
【図2】 ヒートローラの断面と、ヒートローラとセンサ温検出センサ及び剥離爪34との位置関係を説明するための平面図である。
【図3】 サーモパイルの分解斜視図である。
【図4】 大気中を数km透過した赤外線の吸収率を説明する説明図で、赤外線の波長を横軸、赤外線の吸収率を縦軸で示すグラフである。
【図5】 制御装置のブロック図である。
【図6】 横軸をサーモパイル素子の電圧レベルP、縦軸をεT 4 −T 0 4 表したグラフである。
【図7】 黒体放射エネルギ−と波長との関係を表すグラフである。
【符号の説明】
1…レーザプリンタ、2…本体ケーシング、3…印刷用紙、4…フィーダ部、5…画像形 成部、6…給紙トレイ、7…用紙押圧板、8…給紙ローラ、9…給紙パッド、10,11…搬送ローラ、12…レジストローラ、14…マルチパーパストレイ、15…マルチパーパス給紙ローラ、15a…マルチパーパス給紙パッド、16…スキャナユニット、17…プロセスカートリッジ、18…転写ローラ、19…定着器、20…ポリゴンミラー、21,22…レンズ、23…反射鏡、24…感光ドラム、26…ヒートローラ、27…プレッシャローラ、28,29…搬送ローラ、30…排紙ローラ、31…排紙トレイ、32…ローラ本体、33…ハロゲンランプ、34…剥離爪、35…センサ、350…サーモパイル素子、352…サーミスタ、37赤外線入射口、38…キャンケース、380…光学フィルタ、100…制御装置、110…中央制御装置、120…ヒータ制御回路、130…センサ制御回路、140…その他

Claims (7)

  1. 被定着媒体を定着媒体に加熱定着する定着手段と、
    前記定着手段の表面に対し非接触に設置され、該定着手段の表面から放射される赤外線を受光して、該受光した赤外線の受光量に応じたレベルの電気信号を出力する赤外線センサと、
    該赤外線センサの温度を検出するセンサ温検出センサと、
    該赤外線センサから出力された電気信号のレベル、及び、前記センサ温検出センサで検出された前記赤外線センサの温度に基づいて、前記定着手段の表面温度を算出する温度検出手段と
    を備え、赤外線センサに波長2.0μm以下の波長をカットするフィルタが取り付けられた定着器において、前記温度検出手段が前記表面温度を算出する温度算出方法であって、
    Figure 0003994770
    前記表面温度T、前記赤外線センサから出力された電気信号のレベルをP、該Pの比例定数であって、前記赤外線センサに固有の定数k1、前記赤外線センサに固有の定数k2、前記センサ温検出センサで検出された前記赤外線センサの温度T0、前記定着手段の赤外線の放射率ε。からなる数式に基づいて、前記表面温度を算出することを特徴とする温度算出方法。
  2. 被定着媒体を定着媒体に加熱定着する定着手段と、
    前記定着手段の表面に対し非接触に設置され、該定着手段の表面から放射される赤外線を受光して、該受光した赤外線の受光量に応じたレベルの電気信号を出力する赤外線センサと、
    該赤外線センサの温度を検出するセンサ温検出センサと、
    該赤外線センサから出力された電気信号のレベル、及び、前記センサ温検出センサで検出された前記赤外線センサの温度に基づいて、前記定着手段の表面温度を算出する温度検出手段と
    を備え、赤外線センサに波長2.0μm以下の波長をカットするフィルタが取り付けられた定着器において、
    前記温度検出手段に、
    Figure 0003994770
    前記表面温度T、前記赤外線センサから出力された電気信号のレベルをP、該Pの比例定数であって、前記赤外線センサに固有の定数k1、前記赤外線センサに固有の定数k2、前記センサ温検出センサで検出された前記赤外線センサの温度T0、前記定着手段の赤外線の放射率ε。からなる数式に基づいて、前記表面温度を算出する処理を実行させることを特徴とするプログラム。
  3. 被定着媒体を定着媒体に加熱定着する定着手段と、
    前記定着手段の表面に対し非接触に設置され、該定着手段の表面から放射される赤外線を受光して、該受光した赤外線の受光量に応じたレベルの電気信号を出力する赤外線センサと、
    該赤外線センサの温度を検出するセンサ温検出センサと、
    該赤外線センサから出力された電気信号のレベル、及び、前記センサ温検出センサで検出された前記赤外線センサの温度に基づいて、前記定着手段の表面温度を算出する温度検出手段と
    を備え、赤外線センサに波長2.0μm以下の波長をカットするフィルタが取り付けられた定着器において、
    前記温度検出手段は、
    Figure 0003994770
    前記表面温度T、前記赤外線センサから出力された電気信号のレベルをP、該Pの比例定数であって、前記赤外線センサに固有の定数k1、前記赤外線センサに固有の定数k2、前記センサ温検出センサで検出された前記赤外線センサの温度T0、前記定着手段の赤外線の放射率ε。からなる数式に基づいて、前記表面温度を算出することを特徴とする定着器。
  4. 請求項記載の定着器において、
    前記赤外線センサは、波長8μm以下の波長をカットするフィルタが取り付けられていることを特徴とする定着器。
  5. 請求項3又は4のいずれかに記載の定着器において、
    前記赤外線センサから出力された電気信号のレベルPと、前記センサ温検出センサで検出された前記赤外線センサの温度T0とをそれぞれ変化させた時の表面温度Tが、数式
    Figure 0003994770
    に基づいてあらかじめ算出され、該算出された前記表面温度Tと前記レベルPおよび前記温度T0との関係を表すテーブルが記憶手段に記憶されており、
    前記温度検出手段が、前記赤外線センサから出力された電気信号のレベルPと、前記センサ温検出センサで検出された前記赤外線センサの温度T0とに基づいて、前記記憶手段に記憶されたテーブルから前記表面温度Tを読み取るように構成されていることを特徴とする定着器。
  6. 請求項3〜いずれか記載の定着器において、
    前記赤外線センサは、サーモパイル素子であることを特徴とする定着器。
  7. 請求項3〜いずれか記載の定着器を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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