[go: up one dir, main page]

JP3979305B2 - 内燃機関の点火プラグギャップ検出方法及び装置 - Google Patents

内燃機関の点火プラグギャップ検出方法及び装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3979305B2
JP3979305B2 JP2003046759A JP2003046759A JP3979305B2 JP 3979305 B2 JP3979305 B2 JP 3979305B2 JP 2003046759 A JP2003046759 A JP 2003046759A JP 2003046759 A JP2003046759 A JP 2003046759A JP 3979305 B2 JP3979305 B2 JP 3979305B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
discharge
ignition
internal combustion
combustion engine
spark plug
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2003046759A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004257278A (ja
Inventor
清重 島岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP2003046759A priority Critical patent/JP3979305B2/ja
Publication of JP2004257278A publication Critical patent/JP2004257278A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3979305B2 publication Critical patent/JP3979305B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はセミダイレクト点火方式の点火系を備えた内燃機関の点火プラグギャップ検出方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両用のエンジンなどの内燃機関において、その気筒に組み付けられた点火プラグの放電ギャップを検出する(放電ギャップの良否を判定する)ための従来の方法又は装置としては、例えば次の特許文献1,2,3に開示されたものが挙げられる。
【0003】
【特許文献1】
特許第3228159号公報
【特許文献2】
特公昭56−54573号公報
【特許文献3】
特開2002−13460号公報
【0004】
特許文献1に示されている方法は、その特許請求の範囲の欄などに記載されているように、エンジンに点火プラグを組み付けた状態で、その点火プラグに、一次電圧に基づいてその一次電圧より高圧の二次電圧を発生させる放電電圧印加装置により、放電を行わせるに十分な電圧を印加し、その際の一次電圧を検出してその一次電圧に関連する一次電圧関連量を取得し、その取得した一次電圧関連量に基づいて点火プラグの状態を判定することを特徴とするものである。
【0005】
特許文献2に示されている装置は、その特許請求の範囲の欄などに記載されているように、点火系の二次電圧信号を検出するための、内燃機関の点火系に設けられたイグニッッションコイルの二次コイルとディストリビュータとの間に接続された分圧装置とを含むプローブと、該プローブにより検出される二次電圧信号中の誘導放電部を抽出し、該誘導放電部を電気的に処理して誘導放電部の時間幅信号を得るための処理回路とを含み、該処理回路出力の誘導放電部の時間幅信号を点火プラグの間隙として検出することを特徴するものである。
【0006】
そして、特許文献3に示されている装置は、その特許請求の範囲の欄などに記載されているように、内燃機関に組み付けられた点火系のイグニッションコイル近傍に配置され、前記イグニッションコイルで誘起される二次電圧を検出して二次電圧信号を出力する検出手段と、前記検出手段から出力される二次電圧信号の出力波形を監視する監視手段と、前記イグニッションコイルにて二次側の放電終了時に発生する逆起電力を前記二次電圧信号の出力波形から読み取り、その変化量に基づいて点火プラグの放電ギャップの良否を判定する判定手段とを具備したことを特徴とするものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1,2,3の何れの方法及び装置でも、所謂セミダイレクト点火方式の点火系を備えた内燃機関に対しては、その点火プラグの放電ギャップの良否を判定することが困難であった。
【0008】
つまり、図6に示すように1つのイグニッションコイル1に対して1個の点火プラグ2が電気的に接続された所謂ダイレクト点火方式の点火系を備えた内燃機関に対しては、特許文献1,2,3の何れの方法及び装置でも、点火プラグ2の放電ギャップ2aの検出(良否の判定)をすることができる。
【0009】
ところが、図1に示すようなセミダイレクト点火方式の点火系を備えた内燃機関10では、例えば同じ組の2つの気筒11,14の点火プラグ21,24に対して1つのイグニッションコイル31の二次電圧を同時に印加することにより、これらの点火プラグ21,24を同時に放電させる(詳細後述)。このため、この放電時の第1気筒11と第2気筒14の燃焼室の圧力条件が同じ場合には、例えば第4気筒14の点火プラグ24の放電ギャップ24aが小さくなっていても、第1気筒11の点火プラグ21の放電ギャップ21aが正常であれば、放電は放電ギャップの大きい第1点火プラグ21の方が(即ち放電しにくい方が)支配的となるため、このときのイグニッションコイルの一次電圧信号や二次電圧信号から放電時間などを求めても、第4点火プラグ24の放電ギャップ24aを検出することはできない。即ち、第4点火プラグ24の放電ギャップ24aが小さくなっていることを発見することはできない。
【0010】
従って、本発明は上記事情に鑑み、セミダイレクト点火方式の点火系を備えた内燃機関の点火プラグギャップを確実に検出することができる内燃機関の点火プラグギャップ検出方法及び装置を提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する第1発明の内燃機関の点火プラグギャップ検出方法は、複数の気筒を2つずつ複数の組に分け、同じ組の2つの気筒の点火プラグを同一のイグニッションコイルの二次側に電気的に接続して同時に放電させるセミダイレクト点火方式の点火系を備えた内燃機関の点火プラグギャップ検出方法であって、前記内燃機関を回転させながら前記同じ組の2つの気筒の点火プラグを同時に放電させ、この放電時における前記イグニッションコイルの二次電圧信号の波形を検出してモニターし、且つ、前記放電時に圧縮行程にある気筒を判別して、この圧縮行程にあると判別された気筒に組み付けられている点火プラグの放電ギャップを、前記二次電圧信号の波形に基づいて検出することを特徴とする。
【0012】
また、第2発明の内燃機関の点火プラグギャップ検出方法は、第1発明の内燃機関の点火プラグギャップ検出方法において、前記内燃機関をモータによって回転させることを特徴とする。
【0013】
また、第3発明の内燃機関の点火プラグギャップ検出方法は、第1又は第2発明の内燃機関の点火プラグギャップ検出方法において、前記二次電圧信号を、前記イグニッションコイルの近傍に設けた検出用コイルにより検出してモニターすることを特徴とする。
【0014】
また、第4発明の内燃機関の点火プラグギャップ検出装置は、複数の気筒を2つずつ複数の組に分け、同じ組の2つの気筒の点火プラグを同一のイグニッションコイルの二次側に電気的に接続して同時に放電させるセミダイレクト点火方式の点火系を備えた内燃機関の点火プラグギャップ検出装置であって、内燃機関を回転させる回転手段と、この回転手段によって前記内燃機関を回転させながら前記同じ組の2つの気筒の点火プラグを同時に放電させる放電制御手段と、この放電時における前記イグニッションコイルの二次電圧信号を検出する二次電圧信号検出手段と、この二次電圧信号検出手段で検出される前記二次電圧信号の波形をモニターする波形モニター手段と、前記放電時に圧縮行程にある気筒を判別する気筒判別手段と、この気筒判別手段により圧縮行程にあると判別された気筒に組み付けられている点火プラグの放電ギャップを、前記二次電圧信号の波形に基づいて検出するギャップ検出手段とを備えたことを特徴とする。
【0015】
また、第5発明の内燃機関の点火プラグギャップ検出装置は、第4発明の内燃機関の点火プラグギャップ検出装置において、前記回転手段はモータであことを特徴とする。
【0016】
また、第6発明の内燃機関の点火プラグギャップ検出装置は、第4又は第5発明の内燃機関の点火プラグギャップ検出装置において、前記二次電圧信号検出手段は前記イグニッションコイルの近傍に設けた検出用コイルであり、この検出用コイルで前記イグニッションコイルの二次側の放電による磁界の変化を捉えて前記二次電圧信号を検出することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態例を図面に基づき詳細に説明する。
【0018】
図1は本発明の実施の形態に係る内燃機関の点火プラグギャップ検出装置による検査時の状態を示す構成図、図2は検出用コイルの配置例を示す図、図3は前記内燃機関の各気筒に組み付けた点火プラグの放電タイミングを表すチャート、図4は二次電圧信号の出力波形を表すグラフ、図5は放電ギャップの良否判定を行うためのチャートである。
【0019】
図1に示すように、車両用のエンジンなどの内燃機関10は、第1〜第4の気筒11,12,13,14に第1〜第4の点火プラグ21,22,23,24がそれぞれ組み付けられた状態となっている。図1中の21a,22a,23a,24aは、それぞれの点火プラグ21,22,23,24の放電ギャップである。なお、図1では説明の便宜上、第3気筒23、第2気筒22、第1気筒21、第4気筒24の順に図示しているが、勿論、実際には第1気筒11,第2気筒12,第3気筒13,第4気筒14の順に配列されており、点火順序は、第1気筒11、第3気筒13、第4気筒14、第2気筒12の順になるように設定されている。
【0020】
そして、内燃機関10の点火系は、複数の気筒を2つずつ複数の組に分け、同じ組の2つの気筒の点火プラグを同時に放電させる所謂セミダイレクト点火方式の構成となっている。
【0021】
詳述すると、4つの気筒11〜14は、第1気筒11と第4気筒14の組と、第2気筒12と第3気筒13の組との2組に分けられている。第1気筒11の第1点火プラグ21は、一方の電極側が第1イグニッションコイル31の二次コイル31Aの一端側に電気的に接続され、他方の電極側がアースされている。第4気筒14の第4点火プラグ24は、一方の電極側が第1イグニッションコイル31の二次コイル31Aの他端側に電気的に接続され、他方の電極側がアースされている。このため、第1点火プラグ21と第4点火プラグ24は直列に接続され、二次コイル31Aとともに1つの閉ループを構成している。即ち、同じ組の2つの気筒11,14の点火プラグ21,24は、同一のイグニッションコイル31の二次側に電気的に接続されて、同時に放電させるようになっている。
【0022】
また、第2気筒12の第2点火プラグ22は、一方の電極側が第2イグニッションコイル32の二次コイル32Aの一端側に電気的に接続され、他方の電極側がアースされている。第3気筒13の第3点火プラグ23は、一方の電極側が第2イグニッションコイル32の二次コイル32Aの他端側に電気的に接続され、他方の電極側がアースされている。このため、第2点火プラグ22と第3点火プラグ23は直列に接続され、二次コイル32Aとともに1つの閉ループを構成している。即ち、同じ組の2つの気筒12,13の点火プラグ22,23も、同一のイグニッションコイル32の二次側に電気的に接続されて、同時に放電させるようになっている。
【0023】
第1イグニッションコイル31は、一次コイル31Aと二次コイル31Bとが所定の巻数比に設定され、一次電圧を昇圧して高圧の二次電圧が得られるようになっている。第2イグニッションコイル32も、一次コイル32Aと二次コイル32Bとが所定の巻数比に設定され、一次電圧を昇圧して高圧の二次電圧が得られるようになっている。
【0024】
第1イグニッションコイル31の一次コイル31Bは、一端側がバッテリ33の正極側に電気的に接続され、他端側が第1トランジスタ34のコレクタに電気的に接続されている。バッテリ33の負極側はアースされている。第1トランジスタ34のベースは内燃機関の電子制御ユニット(ECU)36に電気的に接続され、第1トランジスタ34のエミッタはアースされている。なお、第1イグニッションコイル31と第1トランジスタ34はモールドによって一体的に構成されている。
【0025】
第2イグニッションコイル32の一次コイル32Bは、一端側がバッテリ33の正極側に電気的に接続され、他端側が第2トランジスタ35のコレクタに電気的に接続されている。第2トランジスタ35のベースはECU36に電気的に接続され、第2トランジスタ35のエミッタはアースされている。なお、第2イグニッションコイル32と第2トランジスタ35も、モールドによって一体的に構成されている。
【0026】
ECU36では、第1トランジスタ34のベース電流を制御して第1トランジスタ34のオン・オフ制御を行うことでバッテリ33から第1イグニッションコイル31の一次コイル31Bへの通電を制御することにより、第1イグニッションコイル31の二次コイル31Aに誘起される二次電圧を点火プラグ21,24に印加して点火プラグ21,24を放電させるタイミングを制御し、また、第2トランジスタ35のベース電流を制御して第2トランジスタ35のオン・オフ制御を行うことでバッテリ33から第2イグニッションコイル32の一次コイル32Bへの通電を制御することにより、第2イグニッションコイル32の二次コイル32Aに誘起される二次電圧を点火プラグ22,23に印加して点火プラグ22,23を放電させるタイミングも制御する。
【0027】
そして、点火系の検査時には、第1イグニッションコイル31の近傍に二次電圧信号検出手段としての第1検出用コイル51が配置され、第2イグニッションコイル32の近傍に二次電圧信号検出手段としての第2検出用コイル52が配置される。このとき第1検出用コイル51は、第1イグニッションコイル31の二次側の放電(点火プラグ21,24の放電)により誘起される磁界の変化を捉えて、第1イグニッションコイル31の二次電圧を検出することができるように配置され、第2検出用コイル52は第2イグニッションコイル32の二次側の放電(点火プラグ22,23の放電)により誘起される磁界の変化を捉えて、第2イグニッションコイル32の二次電圧を検出することができるように配置される。
【0028】
例えば、図2に示すように、フェライトコア31Cを中心として配置された一次コイル31B及び二次コイル31Aを有してなる第1イグニッションコイル31に対しては、第1イグニッションコイル31の直上に第1検出用コイル51を配置し、同様にフェライトコア32Cを中心として配置された一次コイル32B及び二次コイル32Aを有してなる第2イグニッションコイル32に対しては、第2イグニッションコイル32の直上に第2検出用コイル52を配置する。
【0029】
また、第1検出用コイル51及び第2検出用コイル52は、波形モニター手段、気筒判別手段、ギャップ検出手段などとして機能する検査ユニット53に電気的に接続される。
【0030】
第1検出用コイル51は第1イグニッションコイル31の二次側(二次コイル31A側)の放電による磁界の変化を電圧の変化に変換し、この電圧を第1イグニッションコイル31の二次電圧の信号として検査ユニット53へ出力し、第2検出用コイル52は第2イグニッションコイル32の二次側(二次コイル32A側)の放電による磁界の変化を電圧の変化に変換し、この電圧を第2イグニッションコイル32の二次電圧の信号として検査ユニット53へ出力する。
【0031】
検査ユニット53は、検出用コイル51,52からの二次電圧信号を、例えば内蔵のオシロスコープにより電圧波形として表示したり、或いは、数値的に表示する機能を有する。なお、オシロスコープ以外の表示装置を検査ユニット53に使用してもよい。また、検査ユニット53は、これらの表示機能とともに二次電圧信号の出力波形をモニター(監視)する機能も有している(波形モニター手段)。
【0032】
そして更に検査ユニット53は、詳細は後述するが、内燃機関10の図示しないクランクシャフトの回転角を検出するクランク角センサ55の回転角検出信号を入力し、この回転角検出信号に基づいて点火プラグ21,24の放電時や、点火プラグ22,23の放電時に圧縮行程にある気筒11,12,13又は14を判別する機能を有し(気筒判別手段)、この判別機能により圧縮行程にあると判別された気筒11,12,13又は14に組み付けられている点火プラグ21,22,23又は24の放電ギャップ21a,22a,23a又は24aを、前記二次電圧信号の出力波形に基づいて検出(良否判定)する機能も有している(ギャップ検出手段)。
【0033】
また、点火系の検査時には、内燃機関10のクランクシャフトに回転手段としての電動モータ54が接続される。モータ54はECU36によって回転制御され、前記クランクシャフトを回転駆動する。
【0034】
そして、点火系の検査時にECU36では、モータ54によって内燃機関10(クランクシャフト)を回転させながら、クランク角センサ55の回転角検出信号に基づいて(クランクシャフトの回転角に応じて)、前述のようにトランジスタ34,35のベース電流を制御してトランジスタ34,35のオン・オフ制御を行うことでバッテリ33からイグニッションコイル31,32の一次コイル31B,32Bへの通電を制御することにより、イグニッションコイル31,32の二次コイル31A,32Aに誘起される二次電圧を点火プラグ21,22,23,24に印加して点火プラグ21,24を同時に放電させるタイミングや、点火プラグ22,23を同時に放電させるタイミングを制御する。
【0035】
即ち、ECU36は点火系の検査時にも放電制御手段として機能し、モータ54によって内燃機関10(クランクシャフト)を回転させながら、つまり、燃料カットの状態で行う所謂モータリング運転を行いながら、同じ組の2つの気筒11,14又は12,13の点火プラグ21,24又は22,23を同時に放電させる。
【0036】
具体的には、図3に示すように、気筒11,14に対しては、まず、第1気筒11の燃焼室内が圧縮行程により高圧となったときに第1気筒11の第1点火プラグ21を放電させ、同時に排気行程で燃焼室内が低圧となった第4気筒14の第4点火プラグ24も放電させる。次には、第4気筒14の燃焼室内が圧縮行程により高圧となったときに第4気筒14の第4点火プラグ24を放電させ、同時に排気行程で燃焼室内が低圧となった第1気筒11の第1点火プラグ21も放電させる。
【0037】
気筒12,13に対しては、まず、第3気筒13の燃焼室内が圧縮行程により高圧となったときに第3気筒13の第3点火プラグ23を放電させ、同時に排気行程で燃焼室内が低圧となった第2気筒12の第2点火プラグ22も放電させる。次には、第2気筒12の燃焼室内が圧縮行程により高圧となったときに第2気筒12の第2点火プラグ22を放電させ、同時に排気行程で燃焼室内が低圧となった第3気筒13の第3点火プラグ23も放電させる。
【0038】
そして、第1検出用コイル51では、このときの点火プラグ21,24の放電、即ち、第1イグニッションコイル31の二次側(二次コイル31A側)の放電により誘起される磁界の変化を電圧の変化に変換し、この電圧を第1イグニッションコイル31の二次電圧の信号として検査ユニット53へ出力し、また、第2検出用コイル52では、このときの点火プラグ22,23の放電、即ち、第2イグニッションコイル32の二次側(二次コイル32A側)の放電により誘起される磁界の変化を電圧の変化に変換し、この電圧を第2イグニッションコイル32の二次電圧の信号として検査ユニット53へ出力する。
【0039】
検査ユニット53では、この検出用コイル51,52から出力された二次電圧信号を入力して表示する。図3には検査ユニット53において表示される前記二次電圧信号の波形を例示している。例えば第1イグニッションコイル31において一次、二次コイル31A,31Bに電流が流れると、それぞれ一次、二次電流に応じた磁界が発生する。このとき、一次電流を一定にしていれば、二次電流もまた一定となるため、その放電時間Tは点火プラグ21,22,23又は24の放電ギャップ21a,22a,23a又は24aの大きさ(広さ)に比例した絶縁破壊電圧の大きさに依存することになる。
【0040】
また、二次電流の放電終了の瞬間に発生する逆起電力の大きさは、このときの磁界の変化量に依存しており、それ故、放電ギャップ21a,22a,23a又は24aの大きさに比例する。従って、このときの逆起電力の変化量は二次電圧信号の振幅Hとして観測することができ、その振幅Hの大きさは放電ギャップ21a,22a,23a又は24aの大きさに比例する。
【0041】
図5には放電ギャップの良否判定に利用できる好ましいチャートの一例を示している。図5のチャートは検査ユニット53において二次電圧信号の出力波形から得られる放電時間T及び放電終了時の振幅Hと、点火プラグ21,22,23又は24における放電ギャップ21a,22a,23a又は24aとの関係から、その良否判定基準を規定したものである。具体的には、点火プラグ21,22,23又は24における放電ギャップ21a,22a,23a又は24aが小さいほど放電時間Tは長く且つ逆起電力の変化に伴う出力波形の振幅Hは縮小される傾向にあり、逆に、放電ギャップ21a,22a,23a又は24aが大きいほど放電時間Tが短く、振幅Hは増大させる傾向にある。このことから、例えば点火プラグ21,22,23又は24の放電ギャップ21a,22a,23a又は24aが正規の大きさであるときの正規放電時間Toと正規振幅Hoとを予め計測しておけば、これらの正規放電時間To及び正規振幅Hoに基づいて図5のチャートに正規ポイントPoを規定することができる。
【0042】
例えば、点火系の検査時に得られた放電時間Tが正規放電時間Toよりも短く、また、振幅Hが正規振幅Hoよりも大きい場合、その検査対象となる点火プラグ21,22,23又は24の放電ギャップ21a,22a,23a又は24aが正規の値より大きいものと考えられる。一方、点火系の検査時に得られた放電時間Tが正規放電時間Toよりも長く、振幅Hが正規振幅Hoよりも小さい場合、その検査対象となる点火プラグ21,22,23又は24の放電ギャップ21a,22a,23a又は24aが正規の値より小さいものと考えられる。
【0043】
検査ユニット53には、例えば比較回路を内蔵しておくことができ、この比較回路では点火系の検査時に得られた放電時間T及び振幅Hの値をそれぞれ正規放電時間To及び正規振幅Hoと大小比較をする。その結果、正規の値に対して特に大小がなければ、検査ユニット53では点火プラグ21,22,23又は24の放電ギャップ21a,22a,23a又は24aが適正(良品)であると判定することができる。これに対し、正規の値に比較して極端に大小があると認められる場合、検査ユニット53では点火プラグ21,22,23又は24の放電ギャップ21a,22a,23a又は24aが不良であると判定することができる。
【0044】
より好ましくは、図5のチャートにおいて正規放電時間To及び正規振幅Hoの値にそれぞれ一定の許容範囲to,hoを与えることができ、点火系の検査時に得られた放電時間T及び振幅Hの値が、それぞれ許容範囲to,ho(図中のハッチングを施した部分)に含まれていれば、検査ユニット53において点火プラグ21,22,23又は24の放電ギャップ21a,22a,23a又は24aを適正と判定することもできる。
【0045】
そして、本実施の形態では磁界検出用の検出用コイル51,52を用いることにより、イグニッションコイル31,32の二次側の放電で誘起される磁界の変化を捉えてイグニッションコイル31,32の二次電圧信号を検出するため、イグニッションコイル31,32に対して電気的に非接触で前記二次電圧信号を検出することができ、内燃機関10にイグニッションコイル31,32などの点火系の構成部品を全て組み込んだ状態で、実際の点火系による放電に基づいて点火プラグ21,22,23,24の放電ギャップ21a,22a,23a,24aの検出(良否判定)が可能となる。従って、その判定結果を内燃機関10の製造過程における製品検査にもそのまま適用することができる。これに対し、前述の特許文献1のように放電電圧印加装置を用いて点火プラグを検査する場合、実際に使用するイグニッションコイルを含めた検査を行うことができないため、別途にイグニッションコイルの検査行程を必要とする。また、前述の特許文献2では分圧装置を含む特殊なプローブをイグニッションコイルの二次コイルに接続して二次電圧信号を検出しなければならない。
【0046】
なお、上記のように磁界検出用の検出用コイルを用いてイグニッションコイルの二次電圧信号を検出し、この二次電圧信号の出力波形から放電時間Tや振幅Hを求めて点火プラグの放電ギャップの良否を判定することは、本発明者が先に提案した前述の特許文献3の装置と同様である。
【0047】
そして、本実施の形態では、これに内燃機関10の回転を同期させることにより、同じ組の一方の点火プラグは高圧下で放電させ、他方の点火プラグは低圧下で放電させることによって、セミダイレクト点火方式であっても確実に点火プラグの放電ギャップを検出することができるようにしている。つまり、本実施の形態では、閉ループを構成して同時に放電される同じ組の2つの点火プラグ(点火プラグ21,24又は点火プラグ22,23)のうち、何れか一方の点火プラグの放電ギャップが小さくなっている場合にも、当該点火プラグの不良を発見することができるようにしている。
【0048】
詳述すると、本実施の形態の検査対象である内燃機関10の点火系は、セミダイレクト点火方式であり、2つの点火プラグが電気的に直列に接続されて閉ループを構成しているため、放電は放電ギャップの大きい点火プラグのほうが支配的となることから、単に同じ圧力条件で2つの点火プラグを同時に放電させるだけでは、放電ギャップの小さい不良品の点火プラグを検出するのは困難である。
【0049】
例えば、電気的に直列接続された同じ組の点火プラグ21,24のうち、第1点火プラグ21は放電ギャップ21aが正規の大きさ(例えば1.1mm程度)である一方、第4点火プラグ24は内燃機関10に組み付けられる際の電極部の接触などにより、放電ギャップ24aがつぶれて異常に小さく(例えば0.2mm程度)なっていた場合、放電は放電ギャップの大きい第1点火プラグ21の方が支配的となることから、単に同じ圧力条件で点火プラグ21,24を同時に放電させるだけでは、第4点火プラグ24の不良を検出するのは困難である。
【0050】
そこで、本実施の形態では上記のようにモータ54によって内燃機関(クランクシャフト)10を回転させながら、同じ組の2つの気筒11,14点火プラグ21,24を同時に放電させる。その結果、第1点火プラグ21が圧縮行程による高圧下で放電するときには、同時に第4点火プラグ24は排気行程による低圧下で放電し、また、第4点火プラグ24が圧縮行程による高圧下で放電するときには、同時に第1点火プラグ21は排気行程による低圧下で放電することになるため、点火プラグ21,24の良否判定が容易となる。
【0051】
このことを更に表1〜表3も参照して説明する。なお、表1〜表3において、「単独放電時間」とは、第1イグニッションコイル31の二次コイル31Aに第1点火プラグ21のみ、或いは、第4点火プラグ24のみが接続されていたと仮定した場合の放電時間(第1検出用コイル51による二次電圧信号の出力波形から得られる放電時間)である。「合成放電時間」とは、図1のように第1イグニッションコイル31の二次コイル31Aに第1点火プラグ21と第4点火プラグ24が直列に接続されて閉ループを構成しているときの放電時間(第1検出用コイル51による二次電圧信号の出力波形から得られる放電時間)である。また、「短」とは単独放電時間や合成放電時間が比較的短いことを意味し、「長」とは単独放電時間や合成放電時間が比較的長いことを意味し、「中」とは単独放電時間や合成放電時間が「短」と「長」の間の長さであることを意味している。
【0052】
放電に際し、圧力が高くなると、絶縁破壊電圧が高くなり、放電時間は短くなることが知られている(バッシェンの法則)。従って、例えば第1イグニッションコイル31の二次コイル31Aに点火プラグ21のみが接続されていると仮定した場合、モータ54によって内燃機関10を回転させながら、点火プラグ21を放電させると、点火プラグ21の単独放電時間は表1のようになる。
【0053】
【表1】
Figure 0003979305
【0054】
即ち、点火プラグ21の放電ギャップ21aの大きさが正規であれば、圧縮行程では気筒11の燃焼室内が高圧となるため、単独放電時間が「短」となり、排気行程では気筒11の燃焼室内が低圧となるため、単独放電時間が「中」となる。一方、点火プラグ21の放電ギャップ21aが小さければ、圧縮行程では気筒11の燃焼室内が高圧となるため、単独放電時間が「中」となり、排気行程では気筒11の燃焼室内が低圧となるため、単独放電時間が「長」となる。また、圧縮行程、排気行程の何れにおいても、放電ギャップ21aが正規の場合に比べて小さい場合の方が、単独放電時間が短くなっている。
【0055】
ところが、例えば第1気筒11の第1点火プラグ21の放電ギャップ21aが正規の大きさで、第4気筒14の第4点火プラグ24の放電ギャップ24aが小さい場合、これらの点火プラグ21,24を同じ圧力条件(例えば気筒11,14の燃焼室内が同じ大気圧の状態)で同時に放電させると、表2に示すように単独放電時間は第1点火プラグ21が「中」、第4点火プラグ24が「長」であるが、合成放電時間は「中」となってしまう。
【0056】
【表2】
Figure 0003979305
【0057】
即ち、正規の(大きい)放電ギャップ21aを有する第1点火プラグ21の方が、小さい放電ギャップ24aを有する第4点火プラグ24に比べて単独放電時間が短いことから、合成放電時間においては第1点火プラグ21の方が支配的となり、合成放電時間には第4点火プラグ24の放電ギャップ24aが小さくなっていることの影響が現れない。つまり、両方の点火プラグ21,24とも放電ギャップ21a,24aが正規の大きさである場合に比べて、合成放電時間に差が生ぜず、この場合には第1検出用コイル51による二次電圧信号の出力波形から放電時間Tや振幅Hを求めても、第4点火プラグ24の放電ギャップ24aが小さくなっていることを検出することはできない。
【0058】
そこで、本実施の形態では上記のようにモータ54で内燃機関10を回転させながら、点火プラグ21,24を同時に放電させるようした(図3参照)。この場合には、例えば第1気筒11の第1点火プラグ21の放電ギャップ21aが正規の大きさで、第4気筒14の第4点火プラグ24の放電ギャップ24aが小さくなっているときには、表3に示すような放電時間となる。
【0059】
【表3】
Figure 0003979305
【0060】
即ち、第1点火プラグ21を圧縮行程(高圧下)で放電させるときには、同時に第4点火プラグ24は排気行程(低圧下)で放電させることになり、このときには正規の大きさの放電ギャップ21aを有する第1点火プラグ21の単独放電時間は「短」、小さい放電ギャップ24aを有する第4点火プラグ24の単独放電時間は「長」であるため、放電ギャップの大きい第1点火プラグ21の方が支配的となり、合成放電時間は「短」となる。つまり、この放電時における第1イグニッションコイル31の二次電圧信号の波形は、第1点火プラグ21の放電ギャップ21aの大きさを反映したものとなる。
【0061】
続いて、第4点火プラグ24を圧縮行程(高圧下)で放電させると、同時に第1点火プラグ21は排気行程(低圧下)で放電させることになる。そして、このときには正規の大きさの放電ギャップ21aを有する第1点火プラグ21の単独放電時間は「中」、小さい放電ギャップ24aを有する第4点火プラグ24の単独放電時間も「中」であるため、合成放電時間も「中」となる。即ち、第4点火プラグ24を圧縮行程で放電させたときには、排気行程で放電させたときと放電時間に差が生じ、この放電時における第1イグニッションコイル31の二次電圧信号の波形は、第4点火プラグ24の放電ギャップ24aの大きさを反映したものとなる。
【0062】
同様に、第4点火プラグ24の放電ギャップ24aは正規の大きさで、第1点火プラグ21の放電ギャップ21aが小さくなっている場合には、第1点火プラグ21を排気行程(低圧下)で放電させたときの合成放電時間(短)と、圧縮行程(高圧下)で放電させたときの合成放電時間(中)とに差が生じ、前者の合成放電時間(第1イグニッションコイル31の二次電圧信号の波形)は第4点火プラグ24の放電ギャップ24a大きさを反映したものであるが、後者の合成放電時間(第1イグニッションコイル31の二次電圧信号の波形)は第1点火プラグ21の放電ギャップ21aの大きさを反映したものとなる。
【0063】
また、詳細な説明は省略するが、他の同じ組の点火プラグ22,23についても、モータ54で内燃機関10を回転させながら、点火プラグ22,23を同時に放電させれば、第2点火プラグ22の放電ギャップ22aが正規の大きさで第3点火プラグ23の放電ギャップ23aが小さくなっている場合や、第3点火プラグ23の放電ギャップ23aが正規の大きさで第2点火プラグ22の放電ギャップ22aが小さくなっている場合にも、上記点火プラグ21,24の場合と同様になる。即ち、放電ギャップの小さい第3点火プラグ23、或いは、放電ギャップの小さい第2点火プラグ22が、排気行程(低圧下)で放電するときと圧縮行程(高圧下)で放電するときとで合成放電時間に差が生じ、前者の合成放電時間(第2イグニッションコイル32の二次電圧信号の波形)は、大きい方の第2点火プラグ22の放電ギャップ22aの大きさ、或いは、大きい方の第3点火プラグ23の放電ギャップ23a大きさを反映したものであるが、後者の合成放電時間(第2イグニッションコイル32の二次電圧信号の波形)は、小さい方の第3点火プラグ23の放電ギャップ23aの大きさ、或いは、小さい方の第2点火プラグ22の放電ギャップ22aの大きさを反映したものとなる。
【0064】
そこで、検査ユニット53では、前述のようにクランク角センサ55の回転角検出信号を入力し、この回転角検出信号に基づいて点火プラグ21,24の放電時や、点火プラグ22,23の放電時に圧縮行程にある気筒11,12,13又は14を判別し、この判別機能により圧縮行程にあると判別された気筒11,12,13又は14に組み付けられている点火プラグ21,22,23又は24の放電ギャップ21a,22a,23a又は24aを、このときに検出用コイル51又は51で検出される第1イグニッションコイル31又は第2イグニッションコイル32の二次電圧信号の出力波形に基づいて検出する。即ち、前記出力波形から放電時間Tや振幅H(何れか一方だけでもよい)を求めて、点火プラグ21,22,23,24の放電ギャップ21a,22a,23a,24aの良否判定を行う。
【0065】
従って、本実施の形態によれば、セミダイレクト点火方式の点火系を有する内燃機関10に対しても、各気筒11,12,13,14の点火プラグ21,22,23,24の放電ギャップ21a,22a,23a,24aを確実に検出することができる。しかも、点火プラグだけでなく、イグニッションコイルなどを含めた点火系全体の保証(検査)が可能である。実際にセミダイレクト点火方式の点火系を有する内燃機関に対して、本発明の装置で検査を行った結果、同じ組の2つの点火プラグのうち、例えば一方の点火プラグの放電ギャップが正規の大きさ(1.1mm)で、他方の点火プラグプラグの放電ギャップが0.3mm以下であれば、この不良品の点火プラグをほぼ100%検出可能であることを確認している。勿論、0.3mm以上であっても検出は可能である。
【0066】
なお、上記では4気筒のセミダイレクト点火方式の内燃機関を検査する場合について説明したが、これに限定するものではなく、本発明は他の気筒数(例えば6気筒)のセミダイレクト点火方式の内燃機関を検査する場合にも適用することができる。
【0067】
また、上記ではモータ54によって内燃機関10(クランクシャフト)を回転させているが(モータリング運転)、必ずしもこれに限定するものではなく、実際に各気筒に燃料を供給して点火する所謂ファイアリング運転によって内燃機関10を回転させてもよい。但し、モータリング運転の方が、ファイアリング運転に比べて、気筒11,12,13,14の燃焼室内の気流の状態などが安定して、放電状態も安定するため、より確実に点火プラグ21,22,23,24の放電ギャップ21a,22a,23a,24aを検出することができる。
【0068】
また、上記では同じ組の2つの点火プラグの放電ギャップの一方が正規で他方が小さい場合について説明したが、必ずしもこれに限定するものではなく、本発明では、例えば前記2つの点火プラグの放電ギャップの一方が正規で他方が大きい場合にも放電ギャップの検出が可能である。
【0069】
【発明の効果】
以上、発明の実施の形態とともに具体的に説明したように、第1発明の内燃機関の点火プラグギャップ検出方法によれば、複数の気筒を2つずつ複数の組に分け、同じ組の2つの気筒の点火プラグを同一のイグニッションコイルの二次側に電気的に接続して同時に放電させるセミダイレクト点火方式の点火系を備えた内燃機関の点火プラグギャップ検出方法であって、前記内燃機関を回転させながら前記同じ組の2つの気筒の点火プラグを同時に放電させ、この放電時における前記イグニッションコイルの二次電圧信号の波形を検出してモニターし、且つ、前記放電時に圧縮行程にある気筒を判別して、この圧縮行程にあると判別された気筒に組み付けられている点火プラグの放電ギャップを、前記二次電圧信号の波形に基づいて検出することを特徴とするため、セミダイレクト点火方式の点火系を有する内燃機関に対しても、各気筒の点火プラグの放電ギャップを確実に検出することができる。例えば同じ組の2つの点火プラグの放電ギャップの一方が正規の大きさで他方が小さい場合でも、この小さい点火プラグの放電ギャップを確実に検出することができる。
【0070】
また、第2発明の内燃機関の点火プラグギャップ検出方法によれば、第1発明の内燃機関の点火プラグギャップ検出方法において、前記内燃機関をモータによって回転させることを特徴とするため、ファイアリング運転に比べて、気筒の燃焼室内の気流の状態などが安定して、放電状態も安定するため、より確実に点火プラグの放電ギャップを検出することができる。
【0071】
また、第3発明の内燃機関の点火プラグギャップ検出方法によれば、第1又は第2発明の内燃機関の点火プラグギャップ検出方法において、前記二次電圧信号を、前記イグニッションコイルの近傍に設けた検出用コイルにより検出してモニターすることを特徴とするため、イグニッションコイルに対して電気的に非接触で前記二次電圧信号を検出することができ、内燃機関にイグニッションコイルなどの点火系の構成部品を全て組み込んだ状態で、実際の点火系による放電に基づいて点火プラグの放電ギャップの検出が可能となる。このため、点火プラグだけでなく、イグニッションコイルなどを含めた点火系全体の保証(検査)が可能である。
【0072】
また、第4発明の内燃機関の点火プラグギャップ検出装置によれば、複数の気筒を2つずつ複数の組に分け、同じ組の2つの気筒の点火プラグを同一のイグニッションコイルの二次側に電気的に接続して同時に放電させるセミダイレクト点火方式の点火系を備えた内燃機関の点火プラグギャップ検出装置であって、内燃機関を回転させる回転手段と、この回転手段によって前記内燃機関を回転させながら前記同じ組の2つの気筒の点火プラグを同時に放電させる放電制御手段と、この放電時における前記イグニッションコイルの二次電圧信号を検出する二次電圧信号検出手段と、この二次電圧信号検出手段で検出される前記二次電圧信号の波形をモニターする波形モニター手段と、前記放電時に圧縮行程にある気筒を判別する気筒判別手段と、この気筒判別手段により圧縮行程にあると判別された気筒に組み付けられている点火プラグの放電ギャップを、前記二次電圧信号の波形に基づいて検出するギャップ検出手段とを備えたことを特徴とするため、セミダイレクト点火方式の点火系を有する内燃機関に対しても、各気筒の点火プラグの放電ギャップを確実に検出することができる。例えば同じ組の2つの点火プラグの放電ギャップの一方が正規の大きさで他方が小さい場合でも、この小さい点火プラグの放電ギャップを確実に検出することができる。
【0073】
また、第5発明の内燃機関の点火プラグギャップ検出装置によれば、第4発明の内燃機関の点火プラグギャップ検出装置において、前記回転手段はモータであことを特徴とするため、ファイアリング運転に比べて、気筒の燃焼室内の気流の状態などが安定して、放電状態も安定するため、より確実に点火プラグの放電ギャップを検出することができる。
【0074】
また、第6発明の内燃機関の点火プラグギャップ検出装置によれば、第4又は第5発明の内燃機関の点火プラグギャップ検出装置において、前記二次電圧信号検出手段は前記イグニッションコイルの近傍に設けた検出用コイルであり、この検出用コイルで前記イグニッションコイルの二次側の放電による磁界の変化を捉えて前記二次電圧信号を検出することを特徴とするため、イグニッションコイルに対して電気的に非接触で前記二次電圧信号を検出することができ、内燃機関にイグニッションコイルなどの点火系の構成部品を全て組み込んだ状態で、実際の点火系による放電に基づいて点火プラグの放電ギャップの検出が可能となる。このため、点火プラグだけでなく、イグニッションコイルなどを含めた点火系全体の保証(検査)が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る内燃機関の点火プラグギャップ検出装置による検査時の状態を示す構成図である。
【図2】検出用コイルの配置例を示す図である。
【図3】前記内燃機関の各気筒に組み付けた点火プラグの放電タイミングを表すチャートである。
【図4】二次電圧信号の出力波形を表すグラフである。
【図5】放電ギャップの良否判定を行うためのチャートである。
【図6】ダイレクト点火方式の点火系の構成図である。
【符号の説明】
10 内燃機関
11,12,13,14 第1〜第4気筒
21,22,23,24 第1〜第4点火プラグ
21a,22a,23a,24a 放電ギャップ
31,32 第1,第2イグニッションコイル
31A,32A 二次コイル
31B,32B 一次コイル
31C,32C フェライトコア
33 バッテリ
34,35 第1,第2トランジスタ
36 ECU
51,52 第1,第2検出用コイル
53 検査ユニット
54 モータ
55 クランク角センサ

Claims (6)

  1. 複数の気筒を2つずつ複数の組に分け、同じ組の2つの気筒の点火プラグを同一のイグニッションコイルの二次側に電気的に接続して同時に放電させるセミダイレクト点火方式の点火系を備えた内燃機関の点火プラグギャップ検出方法であって、前記内燃機関を回転させながら前記同じ組の2つの気筒の点火プラグを同時に放電させ、この放電時における前記イグニッションコイルの二次電圧信号の波形を検出してモニターし、且つ、前記放電時に圧縮行程にある気筒を判別して、この圧縮行程にあると判別された気筒に組み付けられている点火プラグの放電ギャップを、前記二次電圧信号の波形に基づいて検出することを特徴とする内燃機関の点火プラグギャップ検出方法。
  2. 請求項1に記載の内燃機関の点火プラグギャップ検出方法において、前記内燃機関をモータによって回転させることを特徴とする内燃機関の点火プラグギャップ検出方法。
  3. 請求項1又は2に記載の内燃機関の点火プラグギャップ検出方法において、前記二次電圧信号を、前記イグニッションコイルの近傍に設けた検出用コイルにより検出してモニターすることを特徴とする内燃機関の点火プラグギャップ検出方法。
  4. 複数の気筒を2つずつ複数の組に分け、同じ組の2つの気筒の点火プラグを同一のイグニッションコイルの二次側に電気的に接続して同時に放電させるセミダイレクト点火方式の点火系を備えた内燃機関の点火プラグギャップ検出装置であって、内燃機関を回転させる回転手段と、この回転手段によって前記内燃機関を回転させながら前記同じ組の2つの気筒の点火プラグを同時に放電させる放電制御手段と、この放電時における前記イグニッションコイルの二次電圧信号を検出する二次電圧信号検出手段と、この二次電圧信号検出手段で検出される前記二次電圧信号の波形をモニターする波形モニター手段と、前記放電時に圧縮行程にある気筒を判別する気筒判別手段と、この気筒判別手段により圧縮行程にあると判別された気筒に組み付けられている点火プラグの放電ギャップを、前記二次電圧信号の波形に基づいて検出するギャップ検出手段とを備えたことを特徴とする内燃機関の点火プラグギャップ検出装置。
  5. 請求項4に記載の内燃機関の点火プラグギャップ検出装置において、前記回転手段はモータであことを特徴とする内燃機関の点火プラグギャップ検出装置。
  6. 請求項4又は5に記載の内燃機関の点火プラグギャップ検出装置において、前記二次電圧信号検出手段は前記イグニッションコイルの近傍に設けた検出用コイルであり、この検出用コイルで前記イグニッションコイルの二次側の放電による磁界の変化を捉えて前記二次電圧信号を検出することを特徴とする内燃機関の点火プラグギャップ検出装置。
JP2003046759A 2003-02-25 2003-02-25 内燃機関の点火プラグギャップ検出方法及び装置 Expired - Lifetime JP3979305B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003046759A JP3979305B2 (ja) 2003-02-25 2003-02-25 内燃機関の点火プラグギャップ検出方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003046759A JP3979305B2 (ja) 2003-02-25 2003-02-25 内燃機関の点火プラグギャップ検出方法及び装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004257278A JP2004257278A (ja) 2004-09-16
JP3979305B2 true JP3979305B2 (ja) 2007-09-19

Family

ID=33113182

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003046759A Expired - Lifetime JP3979305B2 (ja) 2003-02-25 2003-02-25 内燃機関の点火プラグギャップ検出方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3979305B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4924580B2 (ja) * 2008-09-09 2012-04-25 三菱自動車工業株式会社 内燃機関制御装置
JP6302822B2 (ja) * 2014-11-13 2018-03-28 日立オートモティブシステムズ株式会社 内燃機関の制御装置
WO2018179244A1 (ja) 2017-03-30 2018-10-04 マーレエレクトリックドライブズジャパン株式会社 エンジンの点火方法及びエンジン用点火装置
JP6594517B1 (ja) * 2018-11-21 2019-10-23 三菱電機株式会社 内燃機関の制御装置及び制御方法
CN119619742B (zh) * 2024-11-11 2025-10-28 中国航发哈尔滨东安发动机有限公司 用于航空磁电机变压器加速等效试验的放电装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004257278A (ja) 2004-09-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6336355B1 (en) Combustion condition detecting apparatus for an internal combustion engine
RU2265744C2 (ru) Способ и устройство обнаружения неисправностей соответственно диагностики датчика детонационного сгорания
US6868369B2 (en) Tachometer
US5207200A (en) Misfiring sensing apparatus for an internal combustion engine
JP5924425B2 (ja) 内燃機関の点火制御装置
US6789409B2 (en) Knock detection apparatus for internal combustion engine
US7124019B2 (en) Powertrain control module spark duration diagnostic system
US9618422B2 (en) Spark plug fouling detection
AU717646B2 (en) Method and apparatus for inspecting spark plug while spark plug is installed in engine
US5606118A (en) System and method for detecting misfire in an internal combustion engine
JP3979305B2 (ja) 内燃機関の点火プラグギャップ検出方法及び装置
US6359439B1 (en) Compression sense ignition system with fault mode detection and having improved capacitive sensing
US6550456B1 (en) Combustion state detection apparatus for internal combustion engine
US20170314524A1 (en) Sparkplug health determination in engine ignition system
JP2946488B2 (ja) シリンダ毎に2つの点火プラグを持つ内燃機関における失火の検出方法
KR102664334B1 (ko) 점화코일의 자기진단 방법 및 이를 수행하는 전자제어유닛, 이를 위한 자기진단 신호 생성 장치
JP4123324B2 (ja) 内燃機関の点火栓の間隙良否判定装置
JP2003184635A (ja) イオン電流を用いたエンジンの失火検出装置及び該装置に用いられるプログラムを記録した記録媒体
US6357428B1 (en) Process and apparatus for determining the breakdown voltage during the ignition of an internal-combustion engine
JP2006077762A (ja) 内燃機関用イオン電流検出装置
US6943554B2 (en) Ionic current detection apparatus for internal combustion engine
JP7714283B2 (ja) 火花点火式内燃機関用の判定装置
JP3954680B2 (ja) ノッキング判定方法
JP2003286933A (ja) 内燃機関用点火装置
RU2215182C2 (ru) Способ компьютерного анализа вторичного напряжения системы зажигания двигателя внутреннего сгорания

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050513

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070530

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070605

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070618

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100706

Year of fee payment: 3