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JP3946341B2 - 化粧料容器 - Google Patents

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JP3946341B2
JP3946341B2 JP07241298A JP7241298A JP3946341B2 JP 3946341 B2 JP3946341 B2 JP 3946341B2 JP 07241298 A JP07241298 A JP 07241298A JP 7241298 A JP7241298 A JP 7241298A JP 3946341 B2 JP3946341 B2 JP 3946341B2
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幸知 柚原
裕志 井手下
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Yoshida Industries Co Ltd
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45DHAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
    • A45D33/00Containers or accessories specially adapted for handling powdery toiletry or cosmetic substances
    • A45D33/006Vanity boxes or cases, compacts, i.e. containing a powder receptacle and a puff or applicator
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45CPURSES; LUGGAGE; HAND CARRIED BAGS
    • A45C13/00Details; Accessories
    • A45C13/10Arrangement of fasteners
    • A45C13/1076Arrangement of fasteners with a snap action
    • A45C13/1084Arrangement of fasteners with a snap action of the latch-and-catch type

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  • Closures For Containers (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プッシュピースを中皿と一体として形成することにより、部品点数および組み付け工数の削減を可能とし、かつ、プッシュピースを一体成形した場合にも、簡単な構造をもって該プッシュピースの良好な操作性を確保するようにした化粧料容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の化粧料容器としては、例えば実公昭58−36331号公報(Int.Cl.A45D 33/22 )に開示されるものが従来存在する。これは容器本体,中皿および蓋体の後端部が共通の蝶番で枢着され、かつ、容器本体の底部と中皿との間に形成した空間部にパフが収納されるようになっている。そして、その化粧料容器の使用時には、まず蓋体を開けるとともに中皿を開けてパフを取り出し、その後、中皿を閉じて、この中皿に収容した化粧料をパフに付着させて使用するようになっている。
【0003】
上記蓋体および上記中皿は前端側が開閉側端部となるが、該蓋体と中皿との前端部間および中皿と容器本体との前端部間にはそれぞれ係合可能な突片が形成され、これら突片がフック機構として構成される。そして、このフック機構を係合状態にしておくことにより蓋体の閉止状態が保持されて、中身の化粧料が保護されるようになっている。上記フック機構にはプッシュピースが設けられて、このプッシュピースを操作することによりフック機構の係合を解除して蓋体および中皿を開けることができる。
【0004】
上記プッシュピースは、容器本体,中皿,蓋体とは別体に形成されて、中皿の前端壁に形成された凹孔に摺動自在に嵌挿されるとともに、該プッシュピースの前端部が容器本体の前端に露出する。そして、上記フック機構の係合状態で該プッシュピースの露出した前端部を押し込むことにより、該プッシュピースの上下に形成された楔状の傾斜面で容器本体と蓋体との間を押し開いて、フック機構の係合を解除するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、かかる従来の化粧料容器にあっては、上述したようにプッシュピースは容器本体,中皿,蓋体とは別体に形成されるため、化粧料容器の構成部品点数が増加し、また困難を伴う該プッシュピースの組み付け作業が別途必要で、化粧料容器の組立行程が複雑であることとも相俟って、化粧料容器のコストアップが余儀なくされてしまうという課題があった。
【0006】
そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑みて、プッシュピースを中皿と一体として形成することにより、部品点数および組み付け工数の削減を可能とし、かつ、プッシュピースを一体成形した場合にも、簡単な構造をもって該プッシュピースの良好な操作性を確保するようにした化粧料容器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために本発明の請求項1に示す化粧料容器は、収納部を有する容器本体と、該容器本体に枢着されてこれを開閉する蓋体と、これら蓋体と容器本体との間に設けられ、該容器本体に回動自在に枢着されて上記収納部に収納される中皿と、上記容器本体に形成された凹部の後壁上端部に形成された第1係合突起および上記蓋体に突設された第2係合突起から構成され、該容器本体と該蓋体を係脱可能に係合するフック手段と、上記第1係合突起が形成された上記後壁の両側に形成された切欠部と、上記容器本体と上記蓋体との間に挟んで位置させて上記中皿に一体的に形成され、該中皿の周壁に設けた一対のコ字状スリットで当該中皿にたわみ変形可能に弾性支持される一対の腕部、それぞれの該腕部の先端部に前方へ向かってL字状に折曲して形成された延設部、並びにこれら延設部の先端部間に跨って結合された操作部を有し、該延設部を上記切欠部に配置して、該操作部が上記凹部内前方に位置して該容器本体から露出されて、これら操作部および延設部が、上記第1係合突起を形成した上記後壁周辺に上記フック手段を取り囲んで配設されたプッシュピースと、該プッシュピースへの操作力を上記蓋体の押し上げ力に変換する蓋体押し上げ手段と、を備えて構成する。
【0008】
また、本発明の請求項2に示す化粧料容器は、上記請求項1に示す蓋体押し上げ手段を、上記蓋体と上記容器本体との間に形成され、これに当接される上記プッシュピースの操作方向に沿ってこれら蓋体と容器本体との間隔を順次狭める傾斜面とする。
【0010】
以上の構成により本発明の化粧料容器の作用を以下述べると、請求項1では化粧料の使用時にはフック手段を係合解除した後、蓋体を枢着部分を中心に回動して開き、中皿を露出させて用いる。また、このとき中皿も容器本体に枢着されるため、該中皿と容器本体の底部との間に空間部を設けておくことにより、この空間部にパフ等の化粧具を収納しておくことができる。そして、化粧が終わった時には蓋体を閉止して上記フック手段を係合することにより、容器本体の閉止状態が保持される。また、上記フック手段を係合解除するには、プッシュピースを操作することにより、蓋体押し上げ手段を介して蓋体が押し上げられてフック手段が解除される。
【0011】
ところで、上記プッシュピースはその一対の腕部により中皿にたわみ変形可能に弾性的に両端支持されるため、プッシュピースに操作力を作用させた際に、該プッシュピースは中皿に接合された両端を支点としてたわみ変形される。このため、フック手段の係合を解除する場合のプッシュピースの操作力を、その弾性の設定で自由度高く調整することができて操作性を向上することができる。また、上記プッシュピースは中皿と一体化されていて中皿の成形とともにこの中皿に設けることができる。このため、化粧料容器を構成するための部品点数を削減できるとともに、該プッシュピースの組み付け工程を省略することができ、これにより化粧料容器の組立作業の自動化が可能となり、その生産性の向上を図ってコストダウンを達成することができる。また、プッシュピースを、中皿の周壁に設けた一対のコ字状スリットで当該中皿にたわみ変形可能に弾性支持される一対の腕部、それぞれの腕部の先端部に前方へ向かってL字状に折曲して形成された延設部、並びにこれら延設部の先端部間に跨って結合された操作部から構成したので、操作部への操作力が一対の腕部に入力され、これら腕部を適切かつ十分にたわみ変形させることができる。このため、操作部を含むプッシュピース、ひいては中皿全体の剛性を高く設定した場合にも、上記腕部のたわみ変形量、したがって該操作部の操作量を十分に稼ぐことができるため、操作感を適切に調整・設定することができる。また、上記操作部が一対の腕部によって支持されるため、該操作部が操作中に傾くことを防止でき、操作部の操作感を向上することができる。
【0012】
また、請求項2では、蓋体押し上げ手段を、上記蓋体と上記容器本体との間に形成され、これに当接される上記プッシュピースの操作方向に沿ってこれら蓋体と容器本体との間隔を順次狭める傾斜面としたので、該プッシュピースを操作することにより、傾斜面に当接する当該プッシュピースが容器本体と蓋体との間に進入して容器本体に対して蓋体を押し上げてフック手段を係合解除することができる。そしてこの蓋体押し上げ手段は単なる傾斜面であるため、その構造が簡単であるとともに、たわみ変形可能に弾性支持したプッシュピースの操作方向を適切に案内しながら、その操作力を的確に蓋体の押し上げ力に変換することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照して詳細に説明する。図1から図7は本発明の化粧料容器の一実施形態を示し、図1は化粧料容器の縦断面図、図2は蓋体および中皿を開けた状態の縦断面図、図3は要部を拡大して示す分解斜視図、図4はプッシュピースの通常状態を示す要部拡大平面図、図5はプッシュピースの操作状態を示す要部拡大平面図、図6はフック手段の係合状態を示す要部拡大断面図、図7はフック手段の係合解除状態を示す要部拡大断面図である。
【0015】
本実施形態は基本的には、収納部12cを有する容器本体12と、容器本体12に枢着されてこれを開閉する蓋体16と、これら蓋体16と容器本体12との間に設けられ、容器本体12に回動自在に枢着されて収納部12cに収納される中皿14と、容器本体12と蓋体16との間に設けられ、これら両者を係脱可能に係合するフック手段26と、容器本体12と蓋体16との間に位置させて中皿14に一体的に形成され、中皿14に接合された両端30a,30bでたわみ変形可能に弾性支持されて、中央30cが容器本体12から露出されたプッシュピース30と、プッシュピース30への操作力を蓋体16の押し上げ力に変換する蓋体押し上げ手段32とを備えて構成され、特に蓋体押し上げ手段32は、蓋体16と容器本体12との間に形成され、これに当接されるプッシュピース30の操作方向に沿ってこれら蓋体16と容器本体12との間隔を順次狭める傾斜面34であり、またプッシュピース30は、中皿14に接合される基端部およびその反対側の自由端部を有する一対の腕部30a,30bと、これら腕部30a,30bの自由端部間に設けられ容器本体12から露出される操作部30cとからなっている。
【0016】
即ち、本実施形態の化粧料容器10は、容器本体12,中皿14および蓋体16を主な構成部材とし、容器本体12は図1,図2に示すように、底面12aと周壁12bとで囲まれた内方を収納部12cとする皿状に形成される。
【0017】
中皿14は、同図に示すように底面14aと周壁14bとによって皿状に形成された内方に化粧料Pが充填された化粧料皿15を収容し、上記容器本体12の収納部12c内に収納される。該中皿14の上端周縁部には、前端部(同図中左側)と両側部(紙面直角方向)にフランジ部14cが形成され、このフランジ部14cが容器本体12の周壁12b上端に当接される。このとき、中皿14はフランジ部14c下面から底面14a下側までの高さhを、上記収納部12cの深さdより小さくして、中皿14下側と容器本体12の底面12aとの間に空間部18を設け、この空間部18を化粧具入れとしてパフ20が収納されるようになっている。また、容器本体12の後方および両側の周壁12b内側には、中皿14の下側に対応する位置に段部12dが形成され、該中皿14が収納部12cに収納された際に、中皿14の下側周縁部が段部12dに係止されるようになっている。
【0018】
蓋体16は容器本体12の外側形状に沿って形成され、該容器本体12の上面全体を覆うようになっている。該蓋体16の裏面16aには、化粧鏡22が面一となるように嵌め込まれて取り付けられ、これら裏面16aおよび化粧鏡22の表面が上記中皿14のフランジ部14cの上面に密接可能となっている。
【0019】
そして、上記容器本体12の後端部には中皿14および蓋体16の後端部が共通の蝶番24を介して枢着される。該蝶番24は、容器本体12の後方の周壁12bの中央部に形成した凹設部24aに、蓋体16および中皿14の後端部からそれぞれ突設した突設部24b,24cを嵌装し、凹設部24aの両側部と突設部24b,24cとの間に共通のピン24dを貫通することにより構成される。従って、上記蓋体16および上記中皿14は、図2に示すように上記蝶番24を中心として相互に回動可能となっている。
【0020】
一方、上記容器本体12と上記蓋体16の前端部間にフック手段26が設けられ、このフック手段26の係合状態で蓋体16の閉止状態が保持されるようになっている。該フック手段26は、容器本体12の前方となる周壁12bの中央部前面に凹部28を形成し、この凹部28の後壁28a上端部に形成した第1係合突起26aと、蓋体16の先端部裏面に突設した第2係合突起26bとによって構成され、これら第1係合突起26aと第2係合突起26bとが係脱されるようになっている。また、上記凹部28には図3に示すように後壁28aの両側に切欠部28b,28cが形成されている。
【0021】
上記中皿14の前端部にプッシュピース30が設けられ、このプッシュピース30の操作により上記フック手段26の係合状態を解除できるようになっている。該プッシュピース30は、図3に示したように中皿14の前方の周壁14bから片持ち状に一体成形される一対の腕部30a,30b、およびこれら一対の腕部30a,30bの先端部間に跨って一体成形される操作部30cからなり、該操作部30cを容器本体12の外側に露出させるようになっている。また、上記腕部30a,30bの形成部分については、中皿14の周壁14bが薄肉化される。
【0022】
上記腕部30a,30bは、周壁14bに設けた一対のコ字状スリット31によって形成される。そして、それぞれの腕部30a,30bの先端部には前方に向かってL字状に折曲される延設部30dが形成され、この延設部30dの先端に上記操作部30cが結合される。そして、腕部30a,30bから操作部30cに至る延設部30dが、上記凹部28の切欠部28b,28cに配置されることにより、該操作部30cは凹部28内に位置して外側に露出される。このとき、上記操作部30cは腕部30a,30bのたわみ変形を伴って凹部28内を前後方向に移動可能となっている。また、操作部30cは腕部30a,30bに比較して厚肉に形成されて剛性が高くなり、該操作部30cを押し込んだ際の移動は、主に上記腕部30a,30bのたわみ変形により生じる。
【0023】
そして、上記操作部30cを押し込むことにより上記フック手段26を係合解除するようになっているが、この係合解除は該操作部30cの押し込み力を蓋体16の押し上げ力に変換する蓋体押し上げ手段32によって行われる。該蓋体押し上げ手段32は、第2係合突起26bの下側に形成される傾斜面34で構成される。即ち、該傾斜面34は、化粧料容器10の後方、つまり容器本体12の内方に向かって下方に滑らかに傾斜され、この傾斜面34に上記プッシュピース30の操作部30cの上端が当接されるようになっている。また、該操作部30cの下端は上記凹部28の底面にも当接されている。
【0024】
以上の構成により本実施形態の化粧料容器10は、図1に示したように容器本体12に中皿14を収納して蓋体16を閉止した状態では、第1係合突起26aと第2係合突起26bが係合されてフック手段26が係合状態となり、蓋体16の閉止状態が保持される。このとき、プッシュピース30は図4,図6に示すように操作部30cが容器本体12の凹部28の前方に位置している。
【0025】
そして、化粧料Pの使用時には、上記プッシュピース30の操作部30cを押し込んでフック手段26を係合解除した後、容器本体12に蝶着された蓋体16を、蝶番24を中心として開けることにより、中皿14の化粧料皿15に収容した化粧料Pを露出させてこれを使用することができる。このとき、上記中皿14と容器本体12の底面12aとの間の空間部18にパフ20を収納してあるので、上記蓋体16と同様に蝶番24を中心として該中皿14を開けて該パフ20を取り出し、これを用いて化粧することができる。そして、化粧が終わった時には蓋体16を閉止して上記フック手段26を係合することにより、容器本体12の閉止状態が保持されて化粧料Pを保護することができる。
【0026】
上記フック手段26の係合解除は、上記プッシュピース30の押し込みにより作動される蓋体押し上げ手段32によって行われるが、該蓋体押し上げ手段32は第2係合突起26bの下側に形成した傾斜面34で構成し、該傾斜面34に上記操作部30cの上端を当接してある。従って、該操作部30cを押し込んだ際に図7に示すようにこれの上端が傾斜面34を押し上げて、第1,第2係合突起26a,26bの係合を解除するようになっている。このとき、傾斜面34の押し上げ時の反力は、操作部30cが当接する凹部28の底面で受けるようになっている。
【0027】
ここで、本実施形態では上記プッシュピース30を、中皿14に一体成形により片持ち状に突設される一対の腕部30a,30bと、これら一対の腕部30a,30bの先端部間に跨って一体成形される操作部30cとによって構成し、該操作部30cを容器本体12の凹部28に位置させて外側に露出させたので、フック手段26を係合解除するにあたって操作部30cに押し込み力を作用させた際に、図5に示すように一対の腕部30a,30bは比較的小さな力でたわみ変形されることになる。このため、それぞれの腕部30a,30bの先端部間に設けられた操作部30cに加えるべき操作力を小さくして、フック手段26を係合解除するための操作性を向上することができる。
【0028】
また、上記プッシュピース30は、中皿14に一体成形される一対の腕部30a,30bと、これら腕部30a,30bの先端部間に設けられる操作部30cとによってπ状に形成されたものであるため、その構造を簡単なものとすることができる。
【0029】
ところで、上記プッシュピース30は中皿14に一体成形されて、これらプッシュピース30と中皿14とを一体とすることができるため、化粧料容器10を構成するための部品点数を削減することができる。また、プッシュピース30の組み付け工程を省略することができる。したがって、生産性の向上を図って製品のコストダウンを達成することができる。
【0030】
また、上記プッシュピース30は操作部30cの移動が、片持ち状の一対の腕部30a,30bのたわみ変形によるので、操作部30cの剛性を高くした場合にも該操作部30cの押し込み量を十分に稼ぐことができる。このため、該操作部30cはその剛性を高くすることにより、これの変形を伴うことなく押し込み操作することができるとともに、該操作部30cが一対の腕部30a,30bによって支持されて傾くことが防止されることにより、操作部30cの操作感を向上することができる。
【0031】
更に、本実施形態では操作部30cの押し込みによりフック手段26を係合解除するための蓋体押し上げ手段32を、第2係合突起26bの下側に形成した単なる傾斜面34として構成したので、該蓋体押し上げ手段32の構造を著しく簡単にすることができる。
【0032】
図8から図10は本発明の他の実施形態を示し、上記実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べる。尚、図8は要部を拡大して示す分解斜視図、図9はプッシュピースの通常状態を示す要部拡大平面図、図10はプッシュピースの押し込み状態を示す要部拡大平面図である。
【0033】
即ち、この実施形態ではプッシュピース30の腕部30a,30bを、互いに向かい合う向きの一対のコ字状スリット31aによって形成されるようになっている。つまり、前述の実施形態の腕部30a,30bは、互いに反対方向に向かう向きの一対のコ字状スリット31によって形成され、これら腕部30a,30bはそれぞれの接合部分(中皿14との連結部分)から互いに向かい合う方向に延設されるのに対して、本実施形態では腕部30a,30bはその接合部分から互いに反対方向に向かって延設されるようになっている。
【0034】
従って、前述の実施形態では操作部30cを挟む延設部30d,30d間の外方にスリット31が配置されるため、プッシュピース30の形成長さが長くなる一方で、中皿14の周壁14bの長さには制約があり、結局プッシュピース30を大きく設定することができない。これに対し本実施形態では、操作部30cを挟む延設部30d,30d間にスリット31aが配置されるため、これら延設部30d,30dの間隔を大きく設定することができる。つまり、延設部30d,30d間に設けられる操作部30cの長さを設定するための自由度が広がり、最適な操作性を得るための操作部30c長さを決定することができる。
【0035】
勿論、この実施形態にあっても上記腕部30a,30bのたわみ変形により操作部30cの押し込み量を十分に確保でき、また、上記プッシュピース30は中皿14と一体化されて部品点数および組み付け工数の削減を達成できる。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の請求項1に示す化粧料容器にあっては、プッシュピースがその一対の腕部により中皿にたわみ変形可能に弾性的に両端支持されるため、プッシュピースに操作力を作用させた際に、該プッシュピースを、中皿に接合された両端を支点としてたわみ変形させることができ、フック手段の係合を解除する場合のプッシュピースの操作力を、その弾性の設定で自由度高く調整することができて操作性を向上することができる。また、上記プッシュピースは中皿と一体化されていて中皿の成形とともにこの中皿に設けることができるので、化粧料容器を構成するための部品点数を削減できるとともに、該プッシュピースの組み付け工程を省略することができ、これにより化粧料容器の組立作業の自動化が可能となり、その生産性の向上を図ってコストダウンを達成することができる。また、プッシュピースを、中皿の周壁に設けた一対のコ字状スリットで当該中皿にたわみ変形可能に弾性支持される一対の腕部、それぞれの腕部の先端部に前方へ向かってL字状に折曲して形成された延設部、並びにこれら延設部の先端部間に跨って結合された操作部から構成したので、操作部への操作力が一対の腕部に入力され、これら腕部を適切かつ十分にたわみ変形させることができるので、操作部を含むプッシュピース、ひいては中皿全体の剛性を高く設定した場合にも、上記腕部のたわみ変形量、したがって該操作部の操作量を十分に稼ぐことができ、操作感を適切に調整・設定することができる。また、上記操作部が一対の腕部によって支持されるため、該操作部が操作中に傾くことを防止でき、操作部の操作感を向上することができる。
【0037】
また、本発明の請求項2に示す化粧料容器にあっては、プッシュピースを操作することにより、傾斜面に当接する当該プッシュピースが容器本体と蓋体との間に進入して容器本体に対して蓋体を押し上げてフック手段を係合解除することができ、そしてこの蓋体押し上げ手段が単なる傾斜面であるため、その構造が簡単であるとともに、たわみ変形可能に弾性支持したプッシュピースの操作方向を適切に案内しながら、その操作力を的確に蓋体の押し上げ力に変換することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す化粧料容器からの縦断面図である。
【図2】本発明の一実施形態を示す蓋体および中皿を開けた状態の縦断面図である。
【図3】本発明の一実施形態の要部を拡大して示す分解斜視図である。
【図4】本発明の一実施形態のプッシュピースの通常状態を示す要部拡大平面図である。
【図5】本発明の一実施形態のプッシュピースの押し込み状態を示す要部拡大平面図である。
【図6】本発明の一実施形態のフック手段の係合状態を示す要部拡大断面図である。
【図7】本発明の一実施形態のフック手段の係合解除状態を示す要部拡大断面図である。
【図8】本発明の他の実施形態の要部を拡大して示す分解斜視図である。
【図9】本発明の他の実施形態のプッシュピースの通常状態を示す要部拡大平面図である。
【図10】本発明の他の実施形態のプッシュピースの押し込み状態を示す要部拡大平面図である。
【符号の説明】
10 化粧料容器
12 容器本体
12c 収納部
14 中皿
16 蓋体
24 蝶番
26 フック手段
26a 第1係合突起
26b 第2係合突起
28 凹部
30 プッシュピース
30a,30b 腕部
30c 操作部
32 蓋体押し上げ手段
34 傾斜面
P 化粧料

Claims (2)

  1. 収納部を有する容器本体と、
    該容器本体に枢着されてこれを開閉する蓋体と、
    これら蓋体と容器本体との間に設けられ、該容器本体に回動自在に枢着されて上記収納部に収納される中皿と、
    上記容器本体に形成された凹部の後壁上端部に形成された第1係合突起および上記蓋体に突設された第2係合突起から構成され、該容器本体と該蓋体を係脱可能に係合するフック手段と、
    上記第1係合突起が形成された上記後壁の両側に形成された切欠部と、
    上記容器本体と上記蓋体との間に挟んで位置させて上記中皿に一体的に形成され、該中皿の周壁に設けた一対のコ字状スリットで当該中皿にたわみ変形可能に弾性支持される一対の腕部、それぞれの該腕部の先端部に前方へ向かってL字状に折曲して形成された延設部、並びにこれら延設部の先端部間に跨って結合された操作部を有し、該延設部を上記切欠部に配置して、該操作部が上記凹部内前方に位置して該容器本体から露出されて、これら操作部および延設部が、上記第1係合突起を形成した上記後壁周辺に上記フック手段を取り囲んで配設されたプッシュピースと、
    該プッシュピースへの操作力を上記蓋体の押し上げ力に変換する蓋体押し上げ手段と、
    を備えたことを特徴とする化粧料容器。
  2. 上記蓋体押し上げ手段は、上記蓋体と上記容器本体との間に形成され、これに当接される上記プッシュピースの操作方向に沿ってこれら蓋体と容器本体との間隔を順次狭める傾斜面であることを特徴とする請求項1に記載の化粧料容器。
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