JP3827104B2 - 突合わせ溶接装置および突合わせ溶接方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、薄板状ワークの端部同士を突き合わせ、ワークの突き合わせ部分にレーザビームを照射して接合するのに利用される突合わせ溶接装置および突合わせ溶接方法に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
従来の突合わせ溶接装置において、端部同士が突き合わされるワークのうちの一方のワークと接触してその位置決めを行う基準ピン(位置決め体)を有しているものの、この基準ピンと一方のワークとが所定の接触状態となっているか否かを判定することができなかったため、基準ピンが撓んでしまった場合や、基準ピンに一方のワークが接触しなかった場合には、ワークの突き合わせ部分から若干ずれた部位を溶接したり、ワークの突き合わせ部分から大きくずれた他方のワーク上を溶接してしまったりするといった事態が起こり兼ねないという問題があった。
【0003】
また、従来の突合わせ溶接装置では、基準ピンと一方のワークとが所定の接触状態となっていたとしても、他方のワークが一方のワークに正しく突き合わされない場合には、すなわち、両者間に隙間が生じてしまった場合や、一方のワーク上に他方のワークが重なってしまった場合には、ワークの突き合わせ部分にミシン目状の穴が明いてしまったり、他方のワーク上を溶接してしまったりする可能性もあるという問題を有しており、これらの問題を解決することが従来の課題であった。
【0004】
【発明の目的】
本発明は、上記した従来の課題に着目してなされたもので、溶接を行うに際して、一方のワークおよび他方のワークの各端部同士を確実に突き合わすことができ、その結果、溶接不良の発生を極力低く抑えて歩留まりを向上させることが可能である突合わせ溶接装置および突合わせ溶接方法を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係わる発明は、端部同士が突き合わされるワークのうちの一方のワークと接触してその位置決めを行う位置決め体と、突き合わせたワークの端部同士を溶接する溶接トーチを備え、前記位置決め体と一方のワークとが所定の接触状態となっているか否かを判定するワーク位置検出手段を設け、前記位置決め体を一方のワークに押圧されて移動可能として、この位置決め体が一方のワークに押圧されて移動した段階でその移動量を測定する移動量測定センサを設けた構成としており、この突合わせ溶接装置の構成を従来の課題を解決するための手段としている。
【0006】
また、本発明の請求項2に係わる突合わせ溶接装置は、ワーク位置検出手段を位置決め体に一体的に設けた接触センサとした構成としている。
【0007】
さらに、本発明の請求項3に係わる突合わせ溶接装置は、ワーク位置検出手段を位置決め体と一方のワークとの接触により通電状態となる接触検出回路とした構成としている。
【0008】
さらにまた、本発明の請求項4に係わる突合わせ溶接装置は、端部同士が突き合わされるワークのうちの他方のワークを一方のワーク側に押圧する押圧機構を備えた構成とし、本発明の請求項5に係わる突合わせ溶接装置において、押圧機構は、他方のワークに一方のワーク側への押圧力を付与するシリンダと、前記シリンダからの押圧力を他方のワークに伝達すると共に他方のワークが一方のワークに所定の状態で突き合わされているか否かを判定する位置検出部を有している構成とし、本発明の請求項6に係わる突合わせ溶接装置において、位置検出部は、シリンダと他方のワークとの間に設けたコイルばねと、前記コイルばねの撓み量を検出可能に配置したリミットスイッチを具備している構成としている。
【0009】
さらにまた、本発明の請求項7に係わる突合わせ溶接装置は、移動量測定センサからの信号に基づいてワークの突き合わせ部分のずれを算出して、溶接トーチの位置をワークの突き合わせ部分に合わせるトーチ位置制御機構を備えている構成とし、本発明の請求項8に係わる突合わせ溶接装置において、溶接トーチからはレーザビームが照射される構成としている。
【0010】
一方、本発明の請求項9に係わる突合わせ溶接方法は、請求項8に記載の突合わせ溶接装置によりワークの端部同士を溶接するに際し、ワークの突き合わせ部位に生じた隙間部分に対して、溶接速度を落としつつ、加振状態であるいはビームスポット径を拡大した状態で溶接を行う構成としており、この突合わせ溶接方法の構成を従来の課題を解決するための手段としている。
【0011】
【発明の作用】
本発明の請求項1に係わる突合わせ溶接装置において、上記した構成としているので、位置決め体が撓んだ場合や、位置決め体に一方のワークが接触しなかった場合であったとしても、ワークの突き合わせ部分から若干ずれた部位を溶接したり、ワークの突き合わせ部分から大きくずれた他方のワーク上を溶接してしまったりするといったことが未然に阻止されることとなり、加えて、位置決め体が一方のワークに押圧されて移動するようなことがあったとしても、移動量測定センサによって、位置決め体の移動量が判るので、すなわち、一方のワークが所定位置からどれだけずれているのかが判るので、一方のワークのずれ修正が容易になされることとなって、ワークの突き合わせ部分の溶接がなされることとなる。
【0012】
本発明の請求項2および3に係わる突合わせ溶接装置では、位置決め体と一方のワークとが所定の接触状態となっているか否かが簡単に判定されることとなる。
【0013】
本発明の請求項4に係わる突合わせ溶接装置では、他方のワークを一方のワーク側に押圧することにより、他方のワークの一方のワークに対する隙間のない突合わせがなされることとなり、本発明の請求項5に係わる突合わせ溶接装置では、他方のワークと一方のワークとの間に隙間が生じてしまった場合や、一方のワーク上に他方のワークが重なってしまった場合であったとしても、ワークの突き合わせ部分にミシン目状の穴が明いてしまったり、他方のワーク上を溶接してしまったりするといったことが未然に阻止されることとなり、本発明の請求項6に係わる突合わせ溶接装置では、他方のワークが一方のワークに所定の状態で突き合わされているか否かが簡単に判定されることとなる。
【0014】
本発明の請求項7に係わる突合わせ溶接装置では、ワークの突き合わせ部分が所定の位置からずれていたとしても、溶接トーチがワークの突き合わせ部分上に移動するので、ワークの突き合わせ部分に対する溶接が確実になされることとなり、本発明の請求項8に係わる突合わせ溶接装置において、上記した構成としているので、溶接ビードの幅を広くするといったことが造作なくなされることとなる。
【0015】
一方、本発明の請求項9に係わる突合わせ溶接方法では、ワークの肉厚が減ったり、ワークの突き合わせ部分にミシン目状の穴が明いてしまったりすることが阻止されることとなる。
【0016】
【発明の効果】
本発明の請求項1に係わる突合わせ溶接装置では、上記した構成としたため、一方のワークが所定位置からどれだけずれているのかが判るので、一方のワークのずれ修正を簡単かつ迅速に行うことが可能であり、加えて、溶接不良の発生を著しく低く抑えることができ、したがって、歩留まりの向上が実現可能であるという非常に優れた効果がもたらされる。
【0017】
また、本発明の請求項2および3に係わる突合わせ溶接装置では、請求項1に係わる突合わせ溶接装置と同じ効果が得られるのに加えて、位置決め体と一方のワークとが所定の接触状態となっているか否かを極めて簡単に判定することが可能であるという非常に優れた効果がもたらされる。
【0018】
さらに、本発明の請求項4に係わる突合わせ溶接装置では、他方のワークを一方のワークに対して隙間なく突合わせることができ、本発明の請求項5に係わる突合わせ溶接装置では、請求項1に係わる突合わせ溶接装置と同様の効果が得られ、本発明の請求項6に係わる突合わせ溶接装置では、他方のワークが一方のワークに所定の状態で突き合わされているか否かを簡単に判定することが可能であるという非常に優れた効果がもたらされる。
【0019】
さらにまた、本発明の請求項7に係わる突合わせ溶接装置では、ワークの突き合わせ部分が所定の位置からずれていたとしても、ワークの突き合わせ部分に対する溶接を確実に行うことができ、本発明の請求項8に係わる突合わせ溶接装置では、上記した構成としているので、溶接ビードの幅を広くするといった加工変更を造作なく行うことができるという非常に優れた効果がもたらされる。
【0020】
一方、本発明の請求項9に係わる突合わせ溶接方法では、ワークの肉厚が減ったり、ワークの突き合わせ部分にミシン目状の穴が明いてしまったりすることを阻止できるので、歩留まりの向上が実現可能であるという非常に優れた効果がもたらされる。
【0021】
【実施例】
以下、本発明を図面に基づいて説明する。
【0022】
図1および2は本発明に係わる突合わせ溶接装置の一実施例を示している。
【0023】
図1に部分的に示すように、この突合わせ溶接装置1は、端部Pa,Pb同士が突き合わされるパネル(ワーク)のうちの一方のパネルPAを載置する一方側センターブロック2Aと、他方のパネルPBを載置する他方側センターブロック2Bと、一方のパネルPAの端部Paと接触してその位置決めを行う基準ピン(位置決め体)3と、パネルPA,PBの各端部Pa,Pb同士を突き合わせた部位にレーザビームを照射して溶接する溶接トーチ4を備えており、基準ピン3は、略45゜傾けた状態でかつパネルPA,PBの各端部Pa,Pb同士の突き合わせ部位に向けて往復移動可能に配設した筒体5に支持されている。
【0024】
この基準ピン3は、筒体5に直動軸受5aを介して摺動自在に嵌合される胴部3aと、この胴部3aよりも径の大きい首部3bと、この首部3bよりもさらに径の大きい略円錐形状をなしてその外周面の鉛直方向に沿う部分に一方のパネルPAの端部Paが接触するようにした頭部3cを有しており、基準ピン3の首部3bに、両端部が基準ピン3の頭部3cおよび筒体5の上端部の双方に当接するコイルばね6を嵌装することにより、一方のパネルPAの位置決めを行う所定の部位に頭部3cを位置させると共に、首部3bが筒体5の先端部に当接するまでの基準ピン3の移動を許容するようにしている。
【0025】
そして、この突合わせ溶接装置1において、筒体5における下端部のカバー5b内に突出する基準ピン3の小径端部3dに、接触センサ(ワーク位置検出手段)7および移動量測定センサ8を設けることにより、基準ピン3の頭部3cと一方のパネルPAとが所定の接触状態となっているか否かを判定し、さらに、一方のパネルPAに基準ピン3が強く押されて図1右下方向にずれた場合の移動量を測定するようにしている。
【0026】
また、この突合わせ溶接装置1は、図2に示すように、他方のパネルPBを一方のパネルPA側に押圧する押圧機構10を備えている。
【0027】
この押圧機構10は、エアポンプ11と、ソレノイドバルブ12を介してエアポンプ11と連通するエアシリンダ13と、このエアシリンダ13におけるシリンダロッド13aの先端に設けた押圧ブロック14と、一端に設けたスイッチ押圧体15aを押圧ブロック14に軸方向に摺動可能に係合させた押圧ロッド15と、この押圧ロッド15の他端に設けられて他方のパネルPBを吸着可能としたマグネット16と、押圧ロッド15に嵌装されて両端部が押圧ブロック14および押圧ロッド15の中間部分に設けたナット15bの双方に当接するコイルばね17と、押圧ブロック14の移動軌跡上に配置した第1リミットスイッチLS1と、押圧ブロック14上に配設されてこの押圧ブロック14に対して移動する押圧ロッド15のスイッチ押圧体15aと当接可能とした第2リミットスイッチLS2,第3リミットスイッチLS3を具備している。そして、この押圧機構10は、押圧ロッド15と直交する方向に全体で水平移動可能なフローティング構造となっており、マグネット16は、押圧ロッド15の他端に設けたブロック15cに、軸受15dを介して略鉛直軸回りに回動可能に支持されている。
【0028】
この場合、コイルばね17と、第1,第2,第3リミットスイッチLS1,LS2,LS3は、他方のパネルPBが一方のパネルPAに所定の状態で突き合わされているか否かを判定する位置検出部を構成するものとなっており、エアシリンダ13の押圧力F,ストロークLx、コイルばね17のばね長さL,ばね定数kおよび最大撓み代(スイッチ押圧体15aの移動ストローク)△max、エアシリンダ13による他方のパネルPBの押圧ストロークLp、マグネット16の吸着力f、押圧ロッド15のスイッチ押圧体15aが第2リミットスイッチLS2に当接するまでの移動ストローク(第2リミットスイッチLS2のオンストローク)Lsは、互いに表1に示す関係をなすように設定してある。
【0029】
【表1】
【0030】
つまり、上記位置検出部では、表2に示すように、第1,第2,第3リミットスイッチLS1,LS2,LS3の各オンオフ作動により、他方のパネルPBの一方のパネルPAに対する突き合わせ状態を判定するようになっている。
【0031】
【表2】
【0032】
さらに、この突合わせ溶接装置1は、図1に示すように、移動量測定センサ8からの信号に基づいてパネルPA,PBの突き合わせ部分のずれを算出して、溶接トーチ4の位置をパネルPA,PBの突き合わせ部分に合わせる制御部9Aおよびトーチ駆動部9Bからなるトーチ位置制御機構9を備えている。
【0033】
この突合わせ溶接装置1によりパネルPA,PBの端部Pa,Pb同士を溶接するに際しては、まず、一方のパネルPAを一方側センターブロック2Aに載せた後、基準ピン3に向けて滑らせて、基準ピン3の略円錐形状をなす頭部3cの外周面の鉛直方向に沿う部分に、一方のパネルPAの端部Paを接触させると、一方のパネルPAの位置決めがなされることとなる。
【0034】
このとき、基準ピン3には、接触センサ7および移動量測定センサ8が設けてあることから、基準ピン3の頭部3cと一方のパネルPAとが所定の接触状態となっているか否かの判定がなされ、すなわち、基準ピン3の頭部3cと一方のパネルPAとが接触しているか否かの判定がなされ、さらに、一方のパネルPAに基準ピン3が強く押されて図1右下方向にずれた場合には、その移動量の測定がなされることとなる。
【0035】
次いで、他方のパネルPBを他方側センターブロック2Bに載せて押圧機構10のマグネット16に他方のパネルPBを吸着させた後、ソレノイドバルブ12を介してエアポンプ11からエアをエアシリンダ13に送給して、このエアシリンダ13にロッド押し出し動作を行わせ、押圧ブロック14でコイルばね17を撓ませつつ押圧ロッド15を押して他方のパネルPBを吸着したマグネット16を一方のパネルPA側に押圧して、他方のパネルPBを一方のパネルPAに突き合わせる。
【0036】
この際、押圧機構10の位置検出部において、表2に示すように、押圧ロッド15のスイッチ押圧体15aとの当接・非当接による第1,第2,第3リミットスイッチLS1,LS2,LS3の各オンオフ作動により、他方のパネルPBの一方のパネルPAに対する突き合わせ状態が判定され、他方のパネルPBが一方のパネルPAに正しく突き合わされている場合には、トーチ位置制御機構9の制御部9Aにおいて移動量測定センサ8からの信号に基づくパネルPA,PBの突き合わせ部分のずれが算出され、溶接トーチ4がトーチ駆動部9BによってパネルPA,PBの突き合わせ部分の上方に移動して、この突き合わせ部分の溶接がなされ、また、他方のパネルPBが一方のパネルPAに正しく突き合わされていない場合には、押圧機構10により適宜修正を行って両パネルPA,PBを正しく突き合わせれば、上記と同じくパネルPA,PBの突き合わせ部分の溶接がなされることとなる。
【0037】
したがって、この突合わせ溶接装置1では、一方のパネルPAおよび他方のパネルPBの各端部Pa,Pb同士が確実に突き合うことになるので、溶接不良の発生が極めて低く抑えられることとなり、その結果、歩留まりが向上することとなる。
【0038】
また、この突合わせ溶接装置1では、溶接トーチ4からレーザビームを照射して溶接するので、溶接ビードの幅を広くするといったことが造作なくなされることとなる。
【0039】
さらに、この突合わせ溶接装置1において、パネルPA,PBの突き合わせ部位に隙間が生じるようなことがあった場合、パネルPA,PBの突き合わせ部位に対して、溶接速度を落としつつ、加振状態であるいはビームスポット径を拡大した状態で溶接を行うようにすれば、パネルPA,PBの肉厚が減ったり、パネルPA,PBの突き合わせ部分にミシン目状の穴が明いてしまったりすることが阻止されることとなる。
【0040】
図3は本発明に係わる突合わせ溶接装置の他の実施例を示しており、図3に部分的に示す突合わせ溶接装置21が、先の実施例における突合わせ溶接装置1と相違するところは、ワーク位置検出手段を接触検出回路20とした点にあり、他の構成は先の実施例における突合わせ溶接装置1と同じである。
【0041】
この接触検出回路20は、図3(a)に示すように、一方側センターブロック2Aの近傍に位置して一方のパネルPAを吸着する第1マグネット22と、第1マグネット22にマイナス側を接続した第1電源P1と、この第1電源P1のプラス側に接続する第1リレー23と、この第1リレー23と接続する位置決め体としての第1基準ピン24と、一方側センターブロック2Aの近傍に位置して一方のパネルPAを吸着する第2マグネット25と、第2マグネット25にアースEを介してマイナス側を接続した第2電源P2と、この第2電源P2のプラス側に接続する第2リレー26と、この第2リレー26と接続する位置決め体としての第2基準ピン27を備えていると共に、図3(b)に示すように、第1リレー23および第2リレー26の双方の作動に続いて作動する接触検出リレー28を備えている。
【0042】
この接触検出回路20では、第1,第2マグネット22,25の他方側センターブロック2Bに向けての移動によって、一方のパネルPAの端部Paが第1,第2基準ピン24,27に当接すると、電気的に回路がつながって第1リレー23および第2リレー26の双方が作動し、これらの第1リレー23および第2リレー26の双方の作動に続く接触検出リレー28の作動により、一方のパネルPAの位置決めがなされたことを検出するようになっている。
【0043】
つまり、この突合わせ溶接装置21においても、第1,2基準ピン24,27と一方のパネルPAとが所定の接触状態となっているか否かが簡単に判定されることとなり、その結果、パネルPA,PBの突き合わせ部分から若干ずれた部位を溶接したり、パネルPA,PBの突き合わせ部分から大きくずれた他方のパネルPB上を溶接してしまったりするといった溶接不良の発生が極めて低く抑えられることとなる。
【0044】
図4は本発明に係わる突合わせ溶接装置のさらに他の実施例を示しており、図4に部分的に示す突合わせ溶接装置31が、先の実施例における突合わせ溶接装置1と相違するところは、押圧機構40における押圧ロッド15の他端に、他方のパネルPBを押圧するローラ46を設け、他方のパネルPBを押圧しつつ、図4(b)に示すように、このローラ46の押圧ロッド15と直交する方向への水平移動を許容すると共に、図4(c)に示すように、他方のパネルPBのローラ46回りの回動を許容するようにした点にあり、他の構成は先の実施例における突合わせ溶接装置1と同じである。
【0045】
この場合、エアシリンダ13の押圧力F,ストロークLx、コイルばね17のばね長さL,ばね定数kおよび最大撓み代(スイッチ押圧体15aの移動ストローク)△max、エアシリンダ13による他方のパネルPBの押圧代Lp´、他方のパネルPBの座屈想定荷重f´、押圧ロッド15のスイッチ押圧体15aが第2リミットスイッチLS2に当接するまでの移動ストローク(第2リミットスイッチLS2のオンストローク)Lsは、互いに表3に示す関係をなすように設定してある。
【0046】
【表3】
【0047】
つまり、上記押圧機構40の位置検出部では、表4に示すように、第1,第2,第3リミットスイッチLS1,LS2,LS3の各オンオフ作動により、他方のパネルPBの一方のパネルPAに対する突き合わせ状態を判定するようになっている。
【0048】
【表4】
【0049】
したがって、上記突合わせ溶接装置31においても、他方のパネルPBを一方のパネルPA側に押圧することにより、他方のパネルPBの一方のパネルPAに対する隙間のない突合わせがなされるうえ、他方のパネルPBと一方のパネルPAとの間に隙間が生じてしまった場合や、一方のパネルPA上に他方のパネルPBが重なってしまった場合であったとしても、他方のパネルPBが一方のパネルPAに対して所定の状態で突き合わされているか否かが簡単に判定されることから、パネルPA,PBの突き合わせ部分にミシン目状の穴が明いてしまったり、他方のパネルPB上を溶接してしまったりするといったことが未然に阻止されることとなる。
【0050】
本発明に係わる突合わせ溶接装置の詳細な構成は、上記した実施例に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による突合わせ溶接装置の基準ピン(位置決め体)により一方のパネル(ワーク)の位置決めを行っている状況の概略説明図である。
【図2】図1における突合わせ溶接装置の押圧機構を示す側面説明図(a)およびマグネット保持部分の拡大断面説明図(b)である。
【図3】本発明の他の実施例による突合わせ溶接装置の基準ピン(位置決め体)により一方のパネル(ワーク)の位置決めを行っている状況の概略説明図(a)および接触検出回路説明図(b)である。
【図4】本発明のさらに他の実施例による突合わせ溶接装置の押圧機構を示す側面説明図(a)およびローラと他方のパネル(ワーク)との相対的な挙動を示す部分平面説明図(b),(c)である。
【符号の説明】
1,21,31 突合わせ溶接装置
3 基準ピン(位置決め体)
4 溶接トーチ
7 接触センサ(ワーク位置検出手段)
8 移動量測定センサ
9 トーチ位置制御機構
9A 制御部
9B トーチ駆動部
10,40 押圧機構
13 エアシリンダ(位置検出部;押圧機構)
17 コイルばね(位置検出部;押圧機構)
20 接触検出回路(ワーク位置検出手段)
LS1,LS2,LS3 リミットスイッチ(位置検出部;押圧機構)
PA 一方のパネル(一方のワーク)
PB 他方のパネル(他方のワーク)
Pa 一方のパネルの端部
Pb 他方のパネルの端部
Claims (9)
- 端部同士が突き合わされるワークのうちの一方のワークと接触してその位置決めを行う位置決め体と、突き合わせたワークの端部同士を溶接する溶接トーチを備え、前記位置決め体と一方のワークとが所定の接触状態となっているか否かを判定するワーク位置検出手段を設け、前記位置決め体を一方のワークに押圧されて移動可能として、この位置決め体が一方のワークに押圧されて移動した段階でその移動量を測定する移動量測定センサを設けたことを特徴とする突合わせ溶接装置。
- ワーク位置検出手段を位置決め体に一体的に設けた接触センサとした請求項1に記載の突合わせ溶接装置。
- ワーク位置検出手段を位置決め体と一方のワークとの接触により通電状態となる接触検出回路とした請求項1に記載の突合わせ溶接装置。
- 端部同士が突き合わされるワークのうちの他方のワークを一方のワーク側に押圧する押圧機構を備えた請求項1ないし3のいずれかに記載の突合わせ溶接装置。
- 押圧機構は、他方のワークに一方のワーク側への押圧力を付与するシリンダと、前記シリンダからの押圧力を他方のワークに伝達すると共に他方のワークが一方のワークに所定の状態で突き合わされているか否かを判定する位置検出部を有している請求項4に記載の突合わせ溶接装置。
- 位置検出部は、シリンダと他方のワークとの間に設けたコイルばねと、前記コイルばねの撓み量を検出可能に配置したリミットスイッチを具備している請求項5に記載の突合わせ溶接装置。
- 移動量測定センサからの信号に基づいてワークの突き合わせ部分のずれを算出して、溶接トーチの位置をワークの突き合わせ部分に合わせるトーチ位置制御機構を備えている請求項1ないし6のいずれかに記載の突合わせ溶接装置。
- 溶接トーチからはレーザビームが照射される請求項1ないし7のいずれかに記載の突合わせ溶接装置。
- 請求項8に記載の突合わせ溶接装置によりワークの端部同士を溶接するに際し、ワークの突き合わせ部位に生じた隙間部分に対して、溶接速度を落としつつ、加振状態であるいはビームスポット径を拡大した状態で溶接を行うことを特徴とする突合わせ溶接方法。
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