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JP3881795B2 - 回転式ブラシ装置 - Google Patents

回転式ブラシ装置 Download PDF

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JP3881795B2
JP3881795B2 JP32644898A JP32644898A JP3881795B2 JP 3881795 B2 JP3881795 B2 JP 3881795B2 JP 32644898 A JP32644898 A JP 32644898A JP 32644898 A JP32644898 A JP 32644898A JP 3881795 B2 JP3881795 B2 JP 3881795B2
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義正 川北
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車専用道路や高架道路の遮音壁を清掃するための回転式ブラシ装置に関し、特に湾曲部と直立部とが混在して設けられた遮音壁の清掃に用いて好適である。
【0002】
【従来の技術】
例えば、自動車専用道路には、騒音対策のために側壁(遮音壁)が設けられ、道路上からの景観を維持するために遮音壁には透光性のものが多く採用されている。透光性の遮音壁は、自動車の排気ガスや埃等によって汚れが生じると、透光性が劣り見栄えが悪くなるため、定期的に清掃を行う必要がある。
【0003】
遮音壁の清掃状況を図10、図11に基づいて説明する。
【0004】
図10に示すように、路肩1で作業車両2を走行させ、洗浄水3を噴出装置4から遮音壁5に向けて高圧で噴射し、遮音壁5の清掃を行っている。清掃中は作業車両2を低速で連続走行させ、随時タンクローリー車で給水を行いながら連続して清掃作業を実施している。
【0005】
また、図11に示すように、路肩1に作業車両2を設置し、作業員6が作業車両2のゴンドラ7に乗り込み、モップ8等を用いた手作業により高所での遮音壁5の清掃を行っている。一箇所での清掃が終了した後、作業車両2を所定距離走行させて再度設置し、新たな場所で清掃を実施している。これを繰り返すことにより遮音壁5を清掃している。
【0006】
図10で示した清掃では、多量の洗浄水3を使用すると共に、高圧噴射された洗浄水3が回りに飛散し、走行車線の路面9aや走行中の車両9bに洗浄水3がかかってしまい、スリップ事故や渋滞が発生する虞があった。また、清掃中は路肩1(又は走行車線)の使用が制限され、車両が通行できなくなってしまう。また、走行路の外側や下は、一般道路や歩道、緑地帯となっていることが多いので、作業車両2を走行させるスペースがなく、遮音壁5の反対側に洗浄水3を高圧噴射すると、一般車両や歩行者に洗浄水が飛散してしまい、走行路の外側の面の洗浄には適用することができないものであった。
【0007】
図11で示した清掃では、多量の洗浄水が飛散することはないが、作業員6による手作業のため、能率が悪く路肩1の使用が制限される時間が非常に長くなってしまう。また、走行路の反対側は、一般道路となっていることが多く、作業車両2を設置するスペースがないので、走行路の反対側の面の洗浄には適用することができないものであった。
【0008】
そこで、回転する清掃ブラシ等を有する清掃機械や清掃装置を用い、清掃機械や清掃装置を遮音壁に沿って自走させて無人で遮音壁を清掃することが考えられている。清掃機械や清掃装置を用いることにより、多量の洗浄水の飛散や路肩の専用といった問題はおこらず、また、能率よく清掃を行うことが可能となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
近年、道路を走行する車両が遮音壁によって圧迫感を受けないようにすると共に、遮音効果に優れた遮音壁として、外側に湾曲した遮音壁が採用されてきている。遮音壁が外側に湾曲していると、一般道路等と並行した場所や立体交差の分岐合流部位では、外側の路に遮音壁が迫り出す状態になるため、直立の遮音壁が採用されている。従って、現在の遮音壁は、湾曲部と直立部とが混在したものが多い。
【0010】
このような遮音壁の清掃を清掃ロボットを用いて行う場合、直立部の壁面であれば、円筒状の清掃ブラシを用いて平面の清掃を行えばよいが、湾曲部の壁面は曲面状態になっているため円筒状の清掃ブラシでは清掃が行えない。このため、湾曲部と直立部の両方の壁面の形状に合った清掃ブラシを個別に用意しなければ湾曲部と直立部とが混在した遮音壁の壁面を完全に清掃することができない。また、湾曲部の壁面の両側を清掃する場合、太鼓型の清掃ブラシと鼓型の清掃ブラシとの2種類が必要となり、清掃ブラシが大型化し、清掃ブラシを円弧状に合わせるとブラシの毛足の長さにより清掃効果が異なってしまう。また、清掃ブラシの付け替え等の手間がかかり、非能率的になってしまう。
【0011】
従って、湾曲部と直立部とが混在した遮音壁の清掃は、十分に実施されていないのが現状であった。
【0012】
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、湾曲部と直立部とが混在した遮音壁であっても両面の清掃を容易に実施することができる回転式ブラシ装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明の回転式ブラシ装置の構成は、
可撓性を有し湾曲自在な中心軸(13)と、前記中心軸(13)の外周に同心状で回転自在に支持され可撓性を有するブラシ軸(14) とを有する回転式ブラシ (12) と、
前記中心軸 (13) を所定の曲率に湾曲させる湾曲駆動手段 (15) と、
前記ブラシ軸 (14) を前記中心軸 (13) に対して回転させる回転駆動手段 (16) とからなり、
前記湾曲駆動手段 (15) は、
本体 (21) と、
基端が回動自在に前記本体 (21) の下部に支持され、先端には前記中心軸 (13) の下端を固定する下部アーム (22) と、
前記本体 (21) の上部において、前記本体 (21) に沿い上下移動可能な移動部材 (24) と、
基端が回動自在に前記移動部材 (24) に支持され、先端には前記中心軸 (13) の上端を固定する上部アーム (25) と、
前記移動部材 (24) を上下方向に移動させることができ、前記移動部材 (24) を下方に移動させて前記下部アーム (22) の基端と前記上部アーム (25) の基端の距離を縮めることにより、前記下部アーム (22) の先端と前記上部アーム (25) の先端を互いに開いて前記中心軸 (13) を湾曲させる駆動部 (26,27,31,30,28,29,23) とを有し、
前記回転駆動手段 (16) は、
前記上部アーム (25) に設けられた回転駆動モータ (32) と、
前記回転駆動モータ (32) の回転力を、前記ブラシ軸 (14) の上端及び下端に伝達する回転力伝達機構 (33,39,41,40,34,35,20,38,37,36,42,44,43) とを有することを特徴とする。
そして、前記中心軸は、スパイラル状に巻かれたばね状の軸で構成され、前記ブラシ軸は、前記中心軸と逆向きのスパイラル状に巻かれたばね状の軸にブラシ部材が植設された線径集合体であることを特徴とする。また、前記中心軸と前記ブラシ軸との間に多数の遊転節を設けたことを特徴とする。また、前記中心軸の内部には、薄板を複数積層してなる骨部材が挿入され、前記中心軸は、直線状態から一平面内での湾曲が許容されていることを特徴とする。また、前記中心軸の内部には、多関節の節体が挿入され、前記中心軸は、直線状態から一平面内での湾曲が許容されていることを特徴とする。更に、前記中心軸の内部には給水パイプが挿入され、給水パイプから前記ブラシ軸の外周に向けて洗浄水を供給することを特徴とする。
【0014】
【0015】
【発明の実施の形態】
図1、図2には本発明の一実施形態例に係る回転式ブラシを備えた回転式ブラシ装置の正面視を示してあり、図1は回転式ブラシが直線状にされた状態、図2は回転式ブラシが湾曲状にされた状態である。また、図3には図1中のIII-III 線矢視、図4には中心軸の全体構成を表す斜視、図5には中心軸の内部構造を表す要部斜視、図6にはブラシ軸の構成を示してある。
【0016】
本実施形態例の回転式ブラシ装置11は、湾曲部10a と直立部10b とが混在した遮音壁10の清掃に用いられ、一つの回転式ブラシ12で湾曲部10a と直立部10b との両方が清掃できるようになっている。
【0017】
図1、図2に示すように、回転式ブラシ装置11の回転式ブラシ12は、可撓性を有し湾曲自在となっている中心軸13と、中心軸13の外周に同心状で回転自在に支持され可撓性を有するブラシ軸14とから構成されている。ブラシ軸14を支持した中心軸13は湾曲駆動手段15により図面の紙面と平行な面内で湾曲駆動され(図2の状態)、ブラシ軸14は回転駆動手段16により中心軸13に対して回転駆動される。回転式ブラシ12の内側(図中右側)は可撓性を有するカバー17で覆われている。
【0018】
中心軸13が湾曲駆動されていない時にはブラシ軸14が直線状態となり(図1の状態)、遮音壁10の直立部10b の内側面及び外側面が清掃される。中心軸13が湾曲駆動された時にはブラシ軸14が所定の曲率半径の湾曲状態となり(図2の状態)、回転式ブラシ12の凸状に湾曲した側で遮音壁10の湾曲部10a の内側面が清掃される。尚、湾曲部10a の外側面を清掃する場合、図2の状態と同じ状態に中心軸13を湾曲駆動させて回転式ブラシ12の凹状に湾曲した側を使用する。この場合、カバー17等は反対側に付け替える等して対処する。
【0019】
図1乃至図3に基づいて回転式ブラシ装置11の湾曲駆動手段15及び回転駆動手段16の構成を詳細に説明する。
【0020】
湾曲駆動手段15を説明する。図1乃至図3に示すように、回転式ブラシ装置11の本体21には下部アーム22の基端が回動自在に支持され、下部アーム22の先端には中心軸13の下端が固定されている。本体21の上方には一対の上下方向に延びるボールねじ23が回転自在に支持され、一対のボールねじ23には一つのウォーム部材24が螺合している。ウォーム部材24には上部アーム25の基端が回動自在に支持され、上部アーム25の先端には中心軸13の上端が固定されている。
【0021】
ボールねじ23の回転によりウォーム部材24が図1の状態からボールねじ23の軸方向に移動すると(図中下方に移動すると)、下部アーム22と上部アーム25の基端の間の距離が縮まり、下部アーム22と上部アーム25の先端が互いに開いて中心軸13が湾曲して図2の状態になる。
【0022】
本体21には湾曲駆動モータ26が設けられ、湾曲駆動モータ26の出力軸には駆動スプロケット27が設けられている。一対のボールねじ23は、スプロケット28同士がチェーン29により連動されて同期回転する。ボールねじ23の一方側には従動スプロケット30が設けられ、従動スプロケット30と駆動スプロケット27とにはチェーン31が巻回されている。
【0023】
つまり、湾曲駆動モータ26の駆動により駆動スプロケット27、チェーン31、従動スプロケット30、スプロケット28及びチェーン29介して一対のボールねじ23が同期回転し、ウォーム部材24がボールねじ23に沿って移動する。従って、湾曲駆動モータ26の駆動により、回転式ブラシ12が所定の曲率半径で湾曲する。
【0024】
次に回転駆動手段16を説明する。図1、図3に示すように、上部アーム25には回転駆動モータ32が設けられ、回転駆動モータ32の出力軸33の先端にはユニバーサルジョイント34を介してスプライン軸35が連結されている。一方、下部アーム22には回転軸36が回転自在に支持され、回転軸36の先端にはユニバーサルジョイント37を介してスプライン軸38が連結されている。スプライン軸35,38には軸方向に延びる凸状のスプラインが外周に複数形成されている。
【0025】
スプライン軸35,38の先端部同士は一つの雌型スプライン軸20の内周に嵌合し、スプライン軸35,38は雌型スプライン軸20に対して軸方向に摺動移動自在で回転不能になっている。従って、スプライン軸35の回転が雌型スプライン軸20を介してスプライン軸38に伝達される。
【0026】
図1乃至図3に示すように、回転駆動モータ32の出力軸33には回転駆動スプロケット39が設けられ、ブラシ軸14の上端にはスプロケット40が設けられている。そして、回転駆動スプロケット39とスプロケット40とにわたりチェーン41が巻回されている。また、図1、図3に示すように、回転軸36には回転駆動スプロケット42が設けられ、ブラシ軸14の下端にはスプロケット43が設けられている。そして、回転駆動スプロケット42とスプロケット43とにわたりチェーン44が巻回されている。
【0027】
つまり、回転駆動モータ32の駆動により、出力軸33の回転が回転駆動スプロケット39、チェーン41及びスプロケット40に伝わる。同時に、出力軸33の回転がユニバーサルジョイント34、スプライン軸35、雌型スプライン軸20、スプライン軸38、ユニバーサルジョイント37、回転軸36、回転駆動スプロケット42及びチェーン44を介してスプロケット43に伝わる。スプロケット40,43に回転駆動モータ32の駆動力が伝わることで、ブラシ軸14が両端で回転駆動され、中心軸13に対して回転する。
【0028】
図4、図5に基づいて中心軸13の詳細構造を説明する。図4に示すように、中心軸13はスパイラル状に巻かれて可撓性を有するばね軸51で構成され、ばね軸51は例えば右巻きばねとなっている。ばね軸51の内部には、薄板52を複数枚積層した骨部材53が挿入され、骨部材53によりばね軸51は、薄板52の積層方向にのみ湾曲自在となり、薄板52の積層方向に直交する方向には湾曲が阻止されている。つまり、中心軸13は、直線状態から一平面内での湾曲が許容された状態になっている。
【0029】
尚、骨部材としては、図8に示すように、多関節を有する構成とすることもできる。即ち、円筒状の節体60の接合凹部61と接合凸部62とをピン63で互いに回動自在に連結し、節体60の片側のみを湾曲量に見合ったテーパとする構成としてもよい。このようにすることにより、図8(a) に示したように直線状態から、図8(b) に示したように一平面内での湾曲状態が許容された状態にすることができる。
【0030】
ばね軸51で構成された中心軸13の内部には、骨部材53との間に給水パイプ54が挿入され、給水パイプ54の外周には多数の穴55が形成されている。給水パイプ54に洗浄水が供給されると、多数の穴55からばね軸51の外周方向に洗浄水が噴出する。
【0031】
図6に基づいてブラシ軸14の詳細構造を説明する。図6(a) に示すように、ブラシ軸14はスパイラル状に巻かれてばね状となったチャンネル部材56で構成され、チャンネル部材56はばね軸51と逆巻き(例えば左巻き)に巻かれている。図6(b) に示すように、チャンネル部材56にはナイロン製のブラシ部材57が全長にわたり植設され、線型集合体のブラシを構成している。
【0032】
ブラシ軸14の内径Dは中心軸13の外径dより若干大きく形成され(D=d+α)、ばね軸51で構成された中心軸13の外周にばね状のチャンネル部材56で構成されたブラシ軸14が回転自在に挿入される。中心軸13の給水パイプ54に洗浄水が供給されると、ばね軸51及びチャンネル部材56の隙間から洗浄水がブラシ軸14の外周に向けて供給され、ブラシ軸14の回転による遠心力で洗浄水はブラシ部材57の先端部に供給される。
【0033】
ばね軸51で構成された中心軸13と、ばね状のチャンネル部材56で構成されたブラシ軸14とは、互いに逆巻きのスパイラル状に巻かれている。このため、中心軸13に対してブラシ軸14が回転した場合、スパイラル状の山同士が互いに摺接することになり、食い込みが生じることなく少ない摺動抵抗となる。また、中心軸13の給水パイプ54から外周方向に向けて洗浄水を供給するようになっているので、ばね軸51とチャンネル部材56との間に洗浄水が潤滑されて冷却され、この点でも少ない摺動抵抗となる。
【0034】
この時、中心軸13とブラシ軸14のスパイラル状の山同士の摺動抵抗をさらに低減するために、図7、図9に示したように、円筒形状の複数の遊転節64を介在させることも可能である。遊転節64の内径は中心軸13の外径より若干大きく、且つ、ブラシ軸14の内径より若干小さくなっている。そして、遊転節64は、中心軸13が湾曲した状態でも遊転できる径になっていると共に、長さも中心軸13と略同様の長さの円筒状となり、中心軸13の湾曲状態に柔軟に追従でき、且つ、遊転できる寸法となっている。
【0035】
従って、少ない抵抗力で中心軸13に対してブラシ軸14を回転させることが可能となる。
【0036】
尚、中心軸13及びブラシ軸14の構成を、スパイラル状に巻かれたばね部材で構成したが、可撓性を有する部材であればゴムや樹脂製の軸を用いることも可能であり、上述した実施形態例に限定されるものではない。
【0037】
上記構成の回転式ブラシ12を備えた回転式ブラシ装置11による遮音壁10の清掃作用を説明する。回転式ブラシ装置11は、例えば自走式の清掃機械や清掃機械等に設けられて湾曲部10a と直立部10b が混在する遮音壁10の壁面を連続して清掃していく。
【0038】
遮音壁10の直立部10b の清掃を行う場合、図1に示すように、回転式ブラシ12の中心軸13を湾曲させずにブラシ軸14を直線状態にする。回転駆動モータ32を駆動させることで、中心軸13に対してブラシ軸14が回転する。中心軸13の給水パイプ54に洗浄水が供給されると、ばね軸51及びチャンネル部材56の隙間から洗浄水がブラシ軸14の外周に向けて供給され、ブラシ軸14の回転による遠心力で洗浄水はブラシ部材57の先端部に供給される。この状態で回転式ブラシ12を遮音壁10の直立部10b に当接させることで、洗浄水が供給されたブラシ部材57で壁面が清掃される。
【0039】
遮音壁10の湾曲部10a の清掃を行う場合、図1の状態から湾曲駆動モータ26を駆動し、上部アーム25の基端を下方に移動させる。これにより、図2に示すように、回転式ブラシ12の中心軸13が所定の曲率半径で湾曲し、ブラシ軸14が湾曲部10a の壁面に沿った曲率半径となる。回転駆動モータ32を駆動させることで、湾曲した回転式ブラシ12の中心軸13に対してブラシ軸14が回転する。中心軸13の給水パイプ54に洗浄水が供給されると、ばね軸51及びチャンネル部材56の隙間から洗浄水がブラシ軸14の外周に向けて供給され、ブラシ軸14の回転による遠心力で洗浄水はブラシ部材57の先端部に供給される。この状態で回転式ブラシ12を遮音壁10の湾曲部10a に当接させることで、洗浄水が供給されたブラシ部材57で湾曲した壁面が清掃される。
【0040】
再び遮音壁10の直立部10b の清掃を行う場合、図2の状態から湾曲駆動モータ26を逆方向に駆動し、上部アーム25の基端を下方に移動させる。これにより、図1に示すように、回転式ブラシ12が直線状態になり、遮音壁10の直立部10b に当接させて清掃を行う。
【0041】
上述した回転式ブラシ装置11は、回転式ブラシ12が湾曲自在となり、回転式ブラシ12を湾曲させる湾曲駆動モータ26と、回転式ブラシ12のブラシ軸13を回転させる回転駆動モータ32とを備えたので、壁面の形状に合わせて回転式ブラシ12を湾曲させることで、湾曲部10a と直立部10b が混在する遮音壁10の清掃が一つの回転式ブラシ12で行える。このため、直立部10b と湾曲部10a に応じたブラシを個別に用意する必要がなく、直立した壁面から湾曲した壁面まで効率良く適用することが可能となる。
【0042】
また、上述した回転式ブラシ12は、可撓性を有するばね軸51で構成される中心軸13と、中心軸13の外周に同心状態で回転自在に支持さればね状のチャンネル部材56で構成されるブラシ軸14とでなっているので、壁面の形状に合わせて回転式ブラシ12を湾曲させることができ、一つの回転式ブラシ12で、遮音壁10の直立部10b と湾曲部10a の壁面の形状にブラシ軸14を沿わせることが可能になる。
【0043】
また、上記構成の回転式ブラシ12は、中心軸13がばね軸51で構成され、ブラシ軸14がばね状のチャンネル部材56で構成され、更に、ばね軸51とチャンネル部材56とは互いに逆巻きのスパイラル状になっているので、中心軸13に対してブラシ軸14が回転した際に食い込みが生じることがなく、少ない摺動抵抗での回転が可能となる。また、ばね軸51の内部に給水パイプ54を挿入し、ブラシ軸14の外周方向に洗浄水を供給するようにしたので、少ない洗浄水であっても壁面の清掃が可能となり洗浄水が外部に飛散することがなくなる。また、ばね軸51とチャンネル部材56との間に洗浄水が供給されて冷却され、更にブラシ軸14の回転がスムーズになる。
【0044】
また、ばね軸51の内部に、薄板52を積層してなる骨部材53を挿入して直線状態から一平面内でのみの湾曲を許容するようにしたので、中心軸13を確実に所望の状態に湾曲させてその状態を維持させることが可能となり、回転式ブラシ12を正確に湾曲部10a の形状に沿わせることができる。
【0045】
また、ばね軸51の内部に、節体60同士をピン63で互いに回動自在に連結した骨部材を挿入して直線状態から一平面内でのみの湾曲を許容するようにしたので、中心軸13を確実に所望の状態に湾曲させてその状態を維持させることが可能となり、回転式ブラシ12を正確に湾曲部10a の形状に沿わせることができる。
【0046】
また、中心軸13とブラシ軸14の間に円筒形状の複数の遊転節64を介在させることで、スパイラル状の山同士の摺動抵抗をさらに低減することが可能となる。
【0047】
【発明の効果】
本発明の回転式ブラシ装置は、
可撓性を有し湾曲自在な中心軸(13)と、前記中心軸(13)の外周に同心状で回転自在に支持され可撓性を有するブラシ軸(14) とを有する回転式ブラシ (12) と、
前記中心軸 (13) を所定の曲率に湾曲させる湾曲駆動手段 (15) と、
前記ブラシ軸 (14) を前記中心軸 (13) に対して回転させる回転駆動手段 (16) とからなり、
前記湾曲駆動手段 (15) は、
本体 (21) と、
基端が回動自在に前記本体 (21) の下部に支持され、先端には前記中心軸 (13) の下端を固定する下部アーム (22) と、
前記本体 (21) の上部において、前記本体 (21) に沿い上下移動可能な移動部材 (24) と、
基端が回動自在に前記移動部材 (24) に支持され、先端には前記中心軸 (13) の上端を固定する上部アーム (25) と、
前記移動部材 (24) を上下方向に移動させることができ、前記移動部材 (24) を下方に移動させて前記下部アーム (22) の基端と前記上部アーム (25) の基端の距離を縮めることにより、前記下部アーム (22) の先端と前記上部アーム (25) の先端を互いに開いて前記中心軸 (13) を湾曲させる駆動部 (26,27,31,30,28,29,23) とを有し、
前記回転駆動手段 (16) は、
前記上部アーム (25) に設けられた回転駆動モータ (32) と、
前記回転駆動モータ (32) の回転力を、前記ブラシ軸 (14) の上端及び下端に伝達する回転力伝達機構 (33,39,41,40,34,35,20,38,37,36,42,44,43) とを有している。
このため、壁面の形状に合わせてブラシ軸を湾曲させることができ、一つの回転式ブラシで、壁面の形状にブラシ軸を沿わせることが可能になる。この結果、湾曲部と直立部と が混在した遮音壁であっても両面の清掃を容易に実施することができる。
【0048】
そして、前記中心軸は、スパイラル状に巻かれたばね状の軸で構成され、前記ブラシ軸は、前記中心軸と逆向きのスパイラル状に巻かれたばね状の軸にブラシ部材が植設された線径集合体であるので、中心軸に対してブラシ軸が回転した際に食い込みが生じることがなく、少ない摺動抵抗での回転が可能となる。この結果、ブラシ軸の回転を容易に行うことが可能になる。
【0049】
また、前記中心軸と前記ブラシ軸との間に多数の遊転節を設けたので、中心軸とブラシ軸との摺動抵抗をさらに低減することが可能になる。
【0050】
また、前記中心軸の内部には、薄板を複数積層してなる骨部材が挿入され、前記中心軸は、直線状態から一平面内での湾曲が許容されているので、中心軸を確実に所望の状態に湾曲させてその状態を維持させることが可能となる。この結果、回転式ブラシを正確に壁面の湾曲形状に沿わせることができる。
【0051】
また、前記中心軸の内部には、多関節の節体が挿入され、前記中心軸は、直線状態から一平面内での湾曲が許容されているので、中心軸を確実に所望の状態に湾曲させてその状態を維持させることが可能となる。この結果、回転式ブラシを正確に壁面の湾曲形状に沿わせることができる。
【0052】
更に、前記中心軸の内部には給水パイプが挿入され、給水パイプから前記ブラシ軸の外周に向けて洗浄水を供給するようにしたので、少ない洗浄水であっても壁面の清掃が可能となり洗浄水が外部に飛散することがなくなる。また、中心軸とブラシ軸との間に洗浄水が供給されて冷却され、ブラシ軸の回転が更にスムーズになる。
【0053】
【図面の簡単な説明】
【図1】 回転式ブラシが直線状にされた状態における本発明の一実施形態例に係る回転式ブラシを備えた回転式ブラシ装置の正面図。
【図2】 回転式ブラシが湾曲状にされた状態における本発明の一実施形態例に係る回転式ブラシを備えた回転式ブラシ装置の正面図。
【図3】 図1中のIII-III 線矢視図。
【図4】 中心軸の全体構成を表す斜視図。
【図5】 中心軸の内部構造を表す要部斜視図。
【図6】 ブラシ軸の構成図。
【図7】 他の例に係る中心軸の内部構造を表す要部斜視図。
【図8】 中心軸の動作説明図。
【図9】 図7に示した中心軸にブラシ軸を装着した状態の断面図。
【図10】 遮音壁の清掃状況説明図。
【図11】 遮音壁の清掃状況説明図。
【符号の説明】
10 遮音壁
10a 湾曲部
10b 直立部
11 回転式ブラシ装置
12 回転式ブラシ
13 中心軸
14 ブラシ軸
15 湾曲駆動手段
16 回転駆動手段
21 本体
22 下部アーム
23 ボールねじ
24 ウォーム部材
25 上部アーム
26 湾曲駆動モータ
32 回転駆動モータ
33 出力軸
36 回転軸
51 ばね軸
52 薄板
53 骨部材
54 給水パイプ
56 チャンネル部材
57 ブラシ部材
60 節体
61 接合凹部
62 接合凸部
63 ピン
64 遊転節

Claims (6)

  1. 可撓性を有し湾曲自在な中心軸(13)と、前記中心軸(13)の外周に同心状で回転自在に支持され可撓性を有するブラシ軸(14) とを有する回転式ブラシ (12) と、
    前記中心軸 (13) を所定の曲率に湾曲させる湾曲駆動手段 (15) と、
    前記ブラシ軸 (14) を前記中心軸 (13) に対して回転させる回転駆動手段 (16) とからなり、
    前記湾曲駆動手段 (15) は、
    本体 (21) と、
    基端が回動自在に前記本体 (21) の下部に支持され、先端には前記中心軸 (13) の下端を固定する下部アーム (22) と、
    前記本体 (21) の上部において、前記本体 (21) に沿い上下移動可能な移動部材 (24) と、
    基端が回動自在に前記移動部材 (24) に支持され、先端には前記中心軸 (13) の上端を固定する上部アーム (25) と、
    前記移動部材 (24) を上下方向に移動させることができ、前記移動部材 (24) を下方に移動させて前記下部アーム (22) の基端と前記上部アーム (25) の基端の距離を縮めることにより、前記下部アーム (22) の先端と前記上部アーム (25) の先端を互いに開いて前記中心軸 (13) を湾曲させる駆動部 (26,27,31,30,28,29,23) とを有し、
    前記回転駆動手段 (16) は、
    前記上部アーム (25) に設けられた回転駆動モータ (32) と、
    前記回転駆動モータ (32) の回転力を、前記ブラシ軸 (14) の上端及び下端に伝達する回転力伝達機構 (33,39,41,40,34,35,20,38,37,36,42,44,43) とを有することを特徴とする回転式ブラシ装置。
  2. 請求項1において、前記中心軸(13)は、スパイラル状に巻かれたばね状の軸で構成され、前記ブラシ軸(14)は、前記中心軸(13)と逆向きのスパイラル状に巻かれたばね状の軸にブラシ部材が植設された線径集合体であることを特徴とする回転式ブラシ装置
  3. 請求項2において、前記中心軸(13)と前記ブラシ軸(14)との間に多数の遊転節を設けたことを特徴とする回転式ブラシ装置
  4. 請求項2もしくは請求項3において、前記中心軸(13)の内部には、薄板を複数積層してなる骨部材が挿入され、前記中心軸(13)は、直線状態から一平面内での湾曲が許容されていることを特徴とする回転式ブラシ装置
  5. 請求項2もしくは請求項3において、前記中心軸(13)の内部には、多関節の節体が挿入され、前記中心軸(13)は、直線状態から一平面内での湾曲が許容されていることを特徴とする回転式ブラシ装置
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか一項において、前記中心軸(13)の内部には給水パイプが挿入され、給水パイプから前記ブラシ軸(14)の外周に向けて洗浄水を供給することを特徴とする回転式ブラシ装置
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