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JP3862091B1 - 穀粒判定装置、穀粒判定方法及び穀粒判定システム - Google Patents

穀粒判定装置、穀粒判定方法及び穀粒判定システム Download PDF

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JP3862091B1 JP2005286168A JP2005286168A JP3862091B1 JP 3862091 B1 JP3862091 B1 JP 3862091B1 JP 2005286168 A JP2005286168 A JP 2005286168A JP 2005286168 A JP2005286168 A JP 2005286168A JP 3862091 B1 JP3862091 B1 JP 3862091B1
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Abstract

【課題】本発明は、穀粒の画像分析による性状等を客観的、総合的に判定することができる穀粒判定装置を提供する。
【解決手段】本発明の穀粒判定装置1は、玄米、精米等の穀粒に対して試薬による染色を行う染色手段と、黒色素材からなり、斜め方向に穴を任意数穿設し、各穴に高張液を満たして構成され、染色粒を収容するコンパートメント2Aと、コンパートメント2Aの各穴に収容した染色粒を撮像し画像を取得する撮像ユニット3と、撮像ユニット3による取得画像を基に、前記染色粒の画像分析処理による面積、粒長、粒幅、胴割、色調のヒストグラム等の性状判定を行う分析判定処理手段と、その判定結果に基づき、穀粒画像と穀粒の性状情報とを関連付けて可視的に出力する液晶ディスプレイ5、プリンタ7からなる出力手段とを有するものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、穀粒判定装置、穀粒判定方法及び穀粒判定システムに関し、詳しくは玄米、精米、無洗米、炊飯ごはん粒等のような穀粒間の格差、pH値等を客観的、総合的に判定する穀粒判定装置、穀粒判定方法及び穀粒判定システムに関するものである。
従来、玄米、精米等の穀粒の性状判定を行う場合において、穀粒一粒一粒毎の呈色反応の差異を調べるにあたって、事前に染色粒の水切り処理を行うことが殆どである。これは、穀粒を染色液に漬けたままでは呈色反応が進行してしまうこと、水に漬けたままでは退色すること等の理由からである。また、水等の浸透圧の低い液に浸した米粒は時間とともに膨潤して色や形状が変化してしまう。
しかし、水や反応試薬に漬けられた穀粒を水切りしたとはいえ、染色粒を空気に晒すと短時間のうちに表面に「亀甲状の亀裂」が入り、「見面」が変化してしまう嫌いがあった。
また、浸出液に呈色液を反応させて色調特徴を調べる方法もあったが、これは反応時間を厳密に規定しないと安定した結果は求められなかった。更に、穀粒のpH値を求める場合に、従来のpH染色法では、マスで捕らえていたものが多いが、マスで染色するとpH値の違う穀粒があると、互いに影響し合い、中間の値となってしまうため正確な測定値が得られないという問題があった。
特許文献1には、水を貯留したトレイ内に、白米を浸漬させ、所定時間放置後スキャナにより白米を撮像し、撮像データに基づいて浸漬割粒の有無を判定するように構成した穀状被検査物状態判別装置が提案されている。
しかし、この穀状被検査物状態判別装置においては、穀粒を浸透圧の低い水に漬けたままスキャナにより白米、炊飯ごはんを撮像するものであるため、時間とともに白米が膨潤してしまい、形状変化等が生じて正確な性状判定が得られないという虞れがあった。かかる特許文献1に係る発明の問題点を本願発明は解決するものである。
特開2005−17190号公報
本発明が解決しようとする問題点は、精米、玄米、無洗米、炊飯ごはん粒等の穀粒の画像分析による穀粒間の格差、pH値等を客観的、総合的かつ安定して判定することができる穀粒判定装置が存在しない点である。
穀粒に対して試薬による染色を行う染色手段と、染色粒を収容する高張液を満たした穀粒収容手段と、前記高張液を満たした穀粒収容手段に収容した染色粒を撮像し画像を取得する撮像ユニットと、この撮像ユニットによる取得画像を基に、前記染色粒の画像分析処理による性状判定を行う分析判定処理手段と、分析判定処理手段の判定結果を可視的に出力する出力手段と、を有することを最も主要な特徴とする。
本発明によれば、以下の効果を奏する。
請求項1乃至3記載の発明によれば、玄米、精米の穀粒に対する染色、高張液を満たした穀粒収容手段への収容、撮像ユニットによる染色粒の画像取得、分析判定処理手段による性状判定を行うことにより、染色粒ごとの画像分析処理による面積、粒長、粒幅、胴割、色調のヒストグラムの性状分析を目視によることなく正確に行い、更に穀粒画像と穀粒の性状情報とを関連付けて可視的に表示し、またプリント出力を行うことができ、穀粒の性状の客観的、総合的判定を安定した状態で実現できる穀粒判定装置を提供することができる。
特に、撮像ユニットにより撮像する際に染色粒を高張液を満たした穀粒収容手段へ入れたまま行うことから、染色粒を乾燥させる必要が無く、呈色試薬で処理した穀粒の形状や色調を数十分から数時間維持でき、穀粒の膨潤による経時変化を防止することもでき、穀粒の性状の的確な判定を実現できる穀粒判定装置を提供することができる。
請求項4乃至6記載の発明によれば、玄米或いは精米の穀粒に対する染色、高張液を満たした穀粒収容手段への収容、染色粒の画像取得、取得した穀粒画像に基づく性状判定の一連の処理を行うことにより、染色粒ごとの画像分析処理による面積、粒長、粒幅、胴割、色調のヒストグラムの性状分析を目視によることなく正確に行い、更に穀粒画像と穀粒の性状情報とを関連付けて可視的に表示、またプリント出力を行うことができ、穀粒の性状の客観的、総合的判定を実現できる穀粒判定方法を提供することができる。
本発明は、穀粒の画像分析による穀粒間の格差等を客観的、総合的に判定することができる穀粒判定装置を提供するという目的を、玄米、精米、無洗米又は炊飯ごはん粒の穀粒に対して試薬による染色を行う染色手段と、黒色素材からなり、下記撮像ユニットの画像走査方向に対して斜め方向に穴を任意数穿設し、各穴に高張液を満たして構成され、染色粒を収容する穀粒収容手段と、前記穀粒収容手段の各穴に収容した染色粒を撮像し画像を取得する撮像ユニットと、該撮像ユニットによる取得画像を基に、前記染色粒の画像分析処理による面積、粒長、粒幅、胴割、色調のヒストグラムの性状判定を行う分析判定処理手段と、分析判定処理手段の判定結果に基づき、前記穀粒画像と穀粒の性状情報とを関連付けて可視的に出力する表示手段、プリンタからなる出力手段と、を有する構成により実現した。
以下に本発明に係る穀粒判定装置、穀粒判定システムの実施例を詳細に説明する。
図1、図2は、本実施例の穀粒判定装置1の外観構成を示すものであり、この穀粒判定装置1は、玄米、精米、無洗米、炊飯ごはん等の穀粒任意数を列設収容可能であり、染色手段及び穀粒収容手段として機能するコンパートメント2A及び高張液又は呈色液を満たすためのシャーレ2Bと、前記コンパートメント2A及びシャーレ2Bを載置して載置したコンパートメント2A内の染色粒を撮像し画像を取得する撮像ユニット(例えば、スキャナタイプの他、デジタルカメラ、ビデオカメラ等)3と、撮像ユニット3による取得画像を基に、前記染色粒ごとの画像分析処理による面積、粒長、粒幅、胴割、色調のヒストグラム等の性状判定を行い、更には詳細は後述するが、pH指示薬法による任意数の染色粒毎のpH値、各染色粒の平均pH値、各染色粒全体のpH値ヒストグラム判定等を行う分析判定処理手段4、分析判定処理手段4による穀粒の性状やpH値等の分析判定結果を可視的に出力する表示手段である液晶ディスプレイ5、必要な文字情報等を入力するキーボード6、分析判定処理手段4による穀粒の性状やpH値等の分析判定結果をプリント出力するプリンタ7とを有している。
前記液晶ディスプレイ5とキーボード6とは、例えば制御部20、分析判定処理手段4等を内蔵したノート型のコンピュータ本体8の構成要素として組み込まれている。
前記コンパートメント2Aは、黒色の素材を用いて略直方体状に形成され、撮像ユニット3の画像走査方向に対して斜め方向に所要数(例えば72個)の穀粒用の穴2cを穿設して構成され、各穴2c内に貯留する高張液又は呈色液の液面での反射光による照り返しを防ぐために、その液面の照り返しの像を十分に取り除き得る構造としている。
本実施例における前記染色手段及び穀粒収容手段として機能するコンパートメント2Aは、安価で、誰でも簡単に一定量に分注することができ、穀粒の一粒一粒を混ざることなく染色できる構成とした装置である。この点、この種の従来における装置は、穀粒を一粒ずつ染色するのに、密閉された穴にマイクロピペット若しくは何連かのオートディスペンサーで染色液を分注していたが、この従来装置は、高価で、しかも誰もが気軽に、簡易に使えるものではないという問題があった。
前記コンパートメント2Aの両側辺には、このコンパートメント2A自体をシャーレ2Bの両側辺に引掛けつつシャーレ2B内に没入させる引掛突片2d、2dを設けている。
ここに、本願において高張液とは、試料浸透圧と溶液浸透圧が同じ若しくは溶液浸透圧の方が高いものを意味するものと定義する。
また、高張液は、無色でpH値が中性のグリセリン水溶液、エチレングリコール水溶液等のように呈色にはほとんど影響せず、取り扱いの容易なものを使用する。なお、高張液を使用する利点は、染色粒を乾燥させる必要が無いこと、染色粒を必ずしも一定に配列する必要が無いこと、呈色試薬で処理した穀粒の形状や色調を数十分から数時間維持できること、穀粒の膨潤による経時変化を防止できること等である。
次に、本実施例において採用する呈色反応の例としては、以下の4例を挙げることができる。
(1)pH指示薬法(pH指示薬によってpH値の違いを色付けする方法。自然酸化が進行すると酸度が増すことを利用。中性に近いものが新鮮)
(2)グアヤコール法(過酸化水素分解酵素の活性を色付けする方法。活性が強いものほど鮮度がいいと判断ができる。)
(3)ヨードデンプン法(モチ米とウルチ米を、主成分デンプンの呈色反応の色差を利用して識別する方法)
(4)NEW MG法(玄米から精米に加工するとき、糠層の剥離程度を染め分けによって判断する方法)
図3は、本実施例の穀粒判定装置1及び穀粒の成分分析を行う成分分析器50を組み合わせた穀粒判定システムの制御系を示すものであり、前記穀粒判定装置1のコンピュータ本体8は、既述したような穀粒の性状判定、既述したようなpH値判定のための制御プログラムを格納したプログラムメモリ14と、前記制御プログラムを基に動作し、全体の動作制御、穀粒画像の分析判定処理のための制御を行う制御部20とを有している。
前記制御部20により、前記撮像ユニット3、液晶ディスプレイ5、キーボード6、プリンタ7、分析判定処理手段4の制御を行うようになっている。
更に、穀粒判定装置1のコンピュータ本体8は、前記撮像ユニット3により取得する画像や、分析判定処理の結果情報を記憶する例えば数十Gバイトの記憶容量を有するハードディスク又はDVD−RAM等の記憶手段12と、外部装置との間で情報通信を行う通信インターフェース13とを備えている。
そして、必要に応じて成分分析器50に備えた通信インターフェース51と例えば通信ケーブル52を用いて接続することで、穀粒判定システムを構成するようになっている。この他、通信ケーブル52の替わりに、インターネット網等の通信ネットワークを介して成分分析器50と接続する構成とすることも勿論可能である。
前記成分分析器50は、例えば、玄米、精米、無洗米、炊飯ごはん等のような各種穀粒の水分、タンパク質、アミロース、脂肪酸(玄米のみ)、品質評価値等を分析し、分析結果を得る構成としている。
次に、図4を参照して、前記撮像ユニット3の原理的構成を説明する。
前記撮像ユニット3は、反射光+半透過光方式により穀粒(染色粒)の画像を撮像するように構成している。
すなわち、前記撮像ユニット3は、穀粒に光を照射する例えば白色冷陰極管蛍光ランプを用いた光源21と、R,G,B構成のカラーCCDセンサ22と、前記光源21から高張液を満たしたコンパートメント2A内の穀粒に照射されて反射する反射光をカラーCCDセンサ22に向けて屈折するミラー23と、前記撮像ユニット3の蓋体3aの下面(コンパートメント2Aに対向する面)に設けた反射板24と、前記コンパートメント2Aの下面に対して撮像ユニット3の内部を密封隔離する透明なガラス板25とを具備している。
なお、既述したように、本発明における撮像ユニット3としては、図示するようなスキャナタイプの他、デジタルカメラ、ビデオカメラ等の別の撮像手段を用いることもできる。
前記光源21、ミラー23、カラーCCDセンサ22は、図示しないが撮像ユニット3内に配置した駆動源により図3において矢印方向に駆動され、これにより、前記コンパートメント2A内に収容した染色粒に対する画像読み取り走査を行い、カラーCCDセンサ22の出力信号を前記コンピュータ本体8に送信するようになっている。
次に、上述した構成の穀粒判定装置1を使用した玄米、精米、無洗米又は炊飯ごはん粒等から選ばれる穀粒の判定方法について、(1)高張液を使用して穀粒の性状判定を行う場合、(2)呈色液を使用したまま穀粒の性状判定を行う場合、及び(3)穀粒のpH値を判定する場合に分けて各々説明する。
(1)(高張液を使用して穀粒の性状判定を行う場合)
図5に示すように、まず、例えば精米を所要粒数用意し、この精米に対する呈色液を使用した染色を行う(ステップS1)。この場合の染色方法としては、精米を試験官に入れ呈色液を加えて所定時間放置する方法、前記コンパートメント2Aの各穴2cに精米72粒を入れ、呈色液を満たしたシャーレ2B内にコンパートメント2Aを収容して所定時間放置する方法、等を挙げることができる。
次に、染色処理を終えた穀粒、すなわち、染色粒72粒を前記コンパートメント2Aの各穴2cに入れ、高張液を満たしたシャーレ2B内にコンパートメント2Aを収容する(ステップS2)。
次に、高張液を満たしたシャーレ2B及び染色粒を収容したコンパートメント2Aを前記撮像ユニット3のガラス板25上にセットし(ステップS3)、蓋体3aを閉じて前記光源21、ミラー23、カラーCCDセンサ22を図4に示すように矢印方向に駆動し、染色粒に対する画像読み取り走査を行い、カラーCCDセンサ22の出力信号、すなわち、染色粒の画像データを前記コンピュータ本体8に送信する(ステップS4)。
次に、前記コンピュータ本体8において、前記分析判定処理手段4による染色粒の画像データに基づく染色粒の面積、粒長、粒幅、胴割、色調のヒストグラム等の性状判定等の画像分析処理を行う(ステップS5)。更に、この判定結果に基づき、前記染色粒の画像とその性状情報とを関連付けて前記液晶ディスプレイ5により可視的に表示し、又はプリンタ7によりプリント出力する(ステップS6)。
以上の穀粒分析方法は、精米の他、玄米、無洗米、炊飯ごはん粒等に関しても同様に実行でき、特に炊飯ごはん粒の場合、その色と形の撮像結果から各ごはん粒毎に完全粒か砕粒かを判定し数値化することで、炊飯ごはん粒の良否を判定することも容易となる。
このような高張液を使用して精米等の穀粒の性状判定を行う方法によれば、高張液を満たしたシャーレ2B内に染色粒を収容したコンパートメント2Aを入れたまま染色粒を撮像しその画像データを得るようにしている。
従って、染色粒を乾燥させる必要が無いこと、呈色試薬で処理した穀粒の形状や色調を数十分から数時間維持できること、穀粒の膨潤による経時変化を防止できること等の優れた作用、効果を発揮させることができ、これにより、分析結果の正確性を期することができる。
(2)(呈色液を使用したまま穀粒の性状判定を行う場合)
図6に示すように、まず、前記コンパートメント2Aの各穴2cに例えば精米72粒を入れ(ステップS11)、呈色液を満たしたシャーレ2B内にコンパートメント2Aを収容して所定時間放置する(ステップS12)。
次に、呈色液を満たしたシャーレ2B及び染色粒を収容したコンパートメント2Aを前記撮像ユニット3のガラス板25上にセットし(ステップS13)、蓋体3aを閉じて前記光源21、ミラー23、カラーCCDセンサ22を図4に示すように矢印方向に駆動し、染色粒に対する画像読み取り走査を行い(ステップS14)、カラーCCDセンサ22の出力信号、すなわち、染色粒の画像データを前記コンピュータ本体8に送信する(ステップS15)。
次に、前記コンピュータ本体8において、前記分析判定処理手段4による穀粒の画像データに基づく染色粒の面積、粒長、粒幅、胴割、色調のヒストグラム等の性状判定等の画像分析処理を行う(ステップS16)。更に、この判定結果に基づき、前記染色粒画像とその性状情報とを関連付けて前記液晶ディスプレイ5により可視的に表示し、又はプリンタ7によりプリント出力する(ステップS17)。
以上の穀粒判定方法は、精米の他、玄米、無洗米、炊飯ごはん粒等に関しても同様に実行できる。
また、以上の穀粒判定方法において、呈色液をそのまま利用し撮像する場合の利点としては、呈色液の存在が試料表面の呈色程度の撮像に影響が少なく無視できる状態で、且つ、試料表面の呈色反応が比較的早く安定し、測定指定時間前後での時間格差による差異が少ない場合には、操作の簡便性のために液切りをしないで測定することができること、穀粒をコンパートメント2Aに収納して呈色反応をさせるので各粒毎の色混ざりが少ないこと等を挙げることができる。
(3)(穀粒のpH値を判定する場合)
この場合には、図7に示すように、前記コンパートメント2A及びシャーレ2Bと、コンパートメント2Aの穴2cに対応して穀粒整列収容及び落下用の72個の穴31を本体部に設け、把手32を有する穀粒整列器30と、pH指示薬入りの試薬瓶33とを用意する。前記72個の穴31内に収容した穀粒は、例えば図示しないが穴付きスライド板のワンタッチ操作で一気に下方に落下させることができるように構成している。
そして、まず、図8に示すように、例えば精米の穀粒72粒を穀粒整列器30の各穴31内に並べる(ステップS21)。次に、シャーレ2BにpH指示薬を入れ、コンパートメント2Aをセットする(ステップS22)。更に、穀粒整列器30を載せ、この穀粒整列器30からコンパートメント2Aの各穴31に一粒ずつ一気に落としこむ(ステップS23)。これにより、判定処理したい穀粒72粒に対してタイムラグなく同時に染色処理を実行することができる。
pH指示薬内に精米の穀粒が落下してから、所定時間後、例えば10分後にpH指示薬につけたままの染色粒を上述した場合と同様にして前記撮像ユニット3により撮像し(ステップS24)、染色された72粒の精米粒の画像データを取得し、前記コンピュータ本体8に送信する(ステップS25)。
次に、前記コンピュータ本体8において、前記分析判定処理手段4により染色粒72粒分の平均pH値、一粒毎のpH値、72粒全体のpH値ヒストグラム等が判定され(ステップS26)、これらの判定結果は前記液晶ディスプレイ5により可視的に表示され、又はプリンタ7によりプリント出力される(ステップS27)。
このような穀粒のpH値を判定する方法によれば、所要数の穀粒一粒毎に染色処理を行い、pH値に関して一粒毎の判定結果と、72粒全体の平均値等の判定結果とを同時に得ることができる利点がある。
また、既述した場合と同様、染色粒を乾燥させる必要が無いこと、呈色試薬で処理した穀粒の形状や色調を数十分維持できること、穀粒の膨潤による経時変化を防止できること等の理由から、pH値に関する分析結果の正確性を期することができる。
上述した実施例において、穀粒の染色法としては、pH指示薬法の他、グアヤコール法、ヨードデンプン法、とう精度の測定のためのNEW MG法等を採用することができる。これによって、うるち、もち、酒米などの玄米、精米に加えて、無洗米、新形質米についても上記の方法による定量評価ができる。
また、本実施例の穀粒判定装置1においては、総測定粒数に対する相対評価を行うものであり、呈色程度の評価は標準試料に対する相対値で示すようにしている。更にまた、穀粒間の色調格差の分布を厳正に評価し、1粒毎に部位の染色度合いの違いを見逃さない仕様となっている。
本実施例の穀粒判定装置1は、更にキャリブレーション機能を備え、日常的な精度確認を行い、異質試料取扱時に組成率が既知の試料と判別レベルを合わせる機能をも有している。
本実施例の穀粒判定装置1の更なる作用、効果としては、大量の穀粒画像のpH分布もpH指示薬を使用することで測定可能であり、分析画像を前記記憶手段12に記憶、保存し、必要に応じて可視的に出力可能である。
また、試薬劣化の影響の緩和が可能であり、操作や判定に携わるオペレータの個人差を軽減し、測定穀粒全体の平均的特徴、粒間格差の特徴を評価できるという波及的効果をも発揮するものである。更に本実施例の穀粒判定装置1においては、玄米及び精米等の外観品質も詳細に観ることができる。
なお、本実施例の穀粒判定装置1において、区分可能な穀粒としては、玄米については標準6区分の他、基本3区分として整粒、胴割粒、その他の3種、詳細21区分として標準6区分を更に詳細にした21種を挙げることができ、精米については標準6区分の他、基本4区分として正常粒、砕粒、着色粒、その他の4種、詳細17区分として標準6区分を更に詳細にした17種を挙げることができる。
この他、本実施例の穀粒判定装置1においては亀裂粒、胚芽残存率及び胚芽残存等も区分可能であり、また、本実施例の穀粒判定装置1は粒形計測は粒長、粒幅、投影面積等の仕様を備えている。
次に、本実施例の穀粒システムについて説明する。
上述した穀粒判定装置1と前記成分分析器50とを、図3に示すように、通信ケーブル52により接続して組み合わせることで、上述した穀粒判定装置1の各機能を発揮できることに加えて、成分分析器50により分析する玄米、精米の水分、タンパク質、アミロース、脂肪酸(玄米のみ)、品質評価値等の測定値を前記液晶ディスプレイ5に表示することができ、穀粒に関する総合的な品質評価システムとして機能させることが可能となる。更に、通信ネットワークを利用して社内、研究機関等に接続し、分析データやカラープリンタの共有、インターネット利用等広範な応用が可能となる。
更に、前記撮像ユニット3と、プリンタ7と、コンピュータ本体8とを、図9に示すように、把手11a付きで開閉可能な直方体状に形成したバック型の収容ケース11内に全て収容する構成とし、更に図示しないが前記コンパートメント2A、呈色液、高張液、pH指示薬等を入れて容器を組み合わせることで、携帯可能で持ち運びに便利であり、しかもこれ一台のみで穀粒の性状、pH値等の測定分析処理を実行できるオールインワン型の穀粒判定装置1Aを提供できる。
本発明は、上述したような玄米、精米等の穀粒の性状、pH値等の測定、判定処理に適用する他、麦、豆その他の各種の穀類粒の測定、判定処理に幅広く適用可能である。
本発明の実施例に係る穀粒判定装置の外観構成を示す斜視図である。 本実施例に係る穀粒判定装置におけるコンパートメント、シャーレを示す斜視図である。 本実施例に係る穀粒判定装置及び穀粒判定システムの概略ブロック図である。 本実施例に係る穀粒判定装置の撮像ユニットの概略構成図である。 本実施例に係る高張液を利用した穀粒判定方法を示すフローチャートである。 本実施例に係る呈色液を利用した穀粒判定方法を示すフローチャートである。 本実施例に係る呈色液を利用したpH値判定のための用具類を示す概略斜視図である。 本実施例に係る呈色液を利用したpH値判定のための穀粒判定方法を示すフローチャートである。 本実施例に係る穀粒判定装置の他例の外観構成を示す斜視図である。
符号の説明
1 穀粒判定装置
1A 穀粒判定装置
2A コンパートメント
2B シャーレ
2c 穴
2d 引掛突片
3 撮像ユニット
3a 蓋体
4 分析判定処理手段
5 液晶ディスプレイ
6 キーボード
7 プリンタ
8 コンピュータ本体
9 試験管
11 収容ケース
11a 把手
12 記憶手段
13 通信インターフェース
14 プログラムメモリ
20 制御部
21 光源
22 カラーCCDセンサ
23 ミラー
24 反射板
25 ガラス板
30 穀粒整列器
31 穴
32 把手
33 試薬瓶
50 成分分析器
51 通信インターフェース
52 通信ケーブル

Claims (6)

  1. 穀粒に対して試薬による染色を行う染色手段と、
    染色粒を収容する高張液を満たした穀粒収容手段と、
    前記高張液を満たした穀粒収容手段に収容した染色粒を撮像し画像を取得する撮像ユニットと、
    この撮像ユニットによる取得画像を基に、前記染色粒の画像分析処理による性状判定を行う分析判定処理手段と、
    分析判定処理手段の判定結果を可視的に出力する出力手段と、
    を有することを特徴とする穀粒判定装置。
  2. 玄米、精米、無洗米又は炊飯ごはん粒の穀粒に対して試薬による染色を行う染色手段と、
    染色粒を収容する高張液を満たした穀粒収容手段と、
    前記穀粒収容手段に収容した染色粒を撮像し画像を取得する撮像ユニットと、
    この撮像ユニットによる取得画像を基に、前記染色粒の画像分析処理による面積、粒長、粒幅、胴割、色調のヒストグラムの性状判定を行う分析判定処理手段と、
    分析判定処理手段の判定結果に基づき、前記穀粒画像と穀粒の性状情報とを関連付けて可視的に出力する出力手段と、
    を有することを特徴とする穀粒判定装置。
  3. 玄米、精米、無洗米又は炊飯ごはん粒の穀粒に対して試薬による染色を行う染色手段と、
    黒色素材からなり、下記撮像ユニットの画像走査方向に対して斜め方向に穴を任意数穿設し、各穴に高張液を満たして構成され、染色粒を収容する穀粒収容手段と、
    前記穀粒収容手段の各穴に収容した染色粒を撮像し画像を取得する撮像ユニットと、
    この撮像ユニットによる取得画像を基に、前記染色粒の画像分析処理による面積、粒長、粒幅、胴割、色調のヒストグラムの性状判定を行う分析判定処理手段と、
    分析判定処理手段の判定結果に基づき、前記穀粒画像と穀粒の性状情報とを関連付けて可視的に出力する表示手段、プリンタからなる出力手段と、
    を有することを特徴とする穀粒判定装置。
  4. 穀粒に対して試薬による染色を行う過程と、
    高張液を満たした穀粒収容手段に染色粒を収容する過程と、
    前記高張液を満たした穀粒収容手段に収容した染色粒を撮像し画像を取得する過程と、
    取得画像を基に、前記染色粒の画像分析処理による性状判定を行う過程と、
    判定結果を可視的に出力する過程と、
    を含むことを特徴とする穀粒判定方法。
  5. 玄米、精米、無洗米又は炊飯ごはん粒の穀粒に対して試薬による染色を行う過程と、
    高張液を満たした穀粒収容手段に染色粒を収容する過程と、
    前記穀粒収容手段に収容した染色粒を撮像し画像を取得する過程と、
    前記取得画像を基に、前記染色粒の画像分析処理による面積、粒長、粒幅、胴割、色調のヒストグラムの性状判定を行う過程と、
    判定結果に基づき、穀粒画像と穀粒の性状情報とを関連付けて可視的に出力する過程と、
    を含むことを特徴とする穀粒判定方法。
  6. 玄米、精米、無洗米又は炊飯ごはん粒の穀粒に対して試薬による染色を行う過程と、
    黒色素材からなり、下記穀粒収容手段の各穴に収容した染色粒を撮像し画像を取得する過程における撮像の画像走査方向に対して斜め方向に穴を任意数穿設し、各穴に高張液を満たして構成した穀粒収容手段に染色粒を収容する過程と、
    前記穀粒収容手段の各穴に収容した染色粒を撮像し画像を取得する過程と、
    前記取得画像を基に、前記染色粒の画像分析処理による面積、粒長、粒幅、胴割、色調のヒストグラムの性状判定を行う過程と、
    判定結果に基づき、穀粒画像と穀粒の性状情報とを関連付けて可視的に表示し又はプリント出力する過程と、
    を含むことを特徴とする穀粒判定方法。
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