JP3846311B2 - 多連チップ抵抗器の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は多連チップ抵抗器の製造方法に関するもので、特に微細な多連チップ抵抗器の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の多連チップ抵抗器の製造方法としては、実願平1−90570号(実開平3−30409号)のマイクロフィルムに開示されたものが知られている。
【0003】
上記多連チップ抵抗器の製造方法は、表裏両面にチップ部が横並びで連接する短冊片にブレークするための縦スリット線と、短冊片からチップ部にブレークするための横スリット線を有し、かつ前記縦横スリット線の交差部および/または縦スリット線の中途部に略小判形の孔を設けたセラミック製等の絶縁性を有するシート状の基板を用い、このシート状の基板をまず縦スリット線に沿って短冊状にブレークし、その後、この短冊片の前記縦スリット線に沿う端面および短冊片の側部の上下両面に電極端子を形成し、その後、一対の電極端子に両端部分が重複するようにチップ部の上面に抵抗膜を印刷焼成し、その後、各抵抗膜をレーザートリミングし、さらにその後、抵抗膜を覆うガラスコートを施すようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の多連チップ抵抗器の製造方法においては、セラミック製等の絶縁性を有するシート状の基板として、グリーンシート状態のとき、あらかじめ縦スリット線と横スリット線を形成するとともに、縦横スリット線の交差部および/または縦スリット線の中途部に略小判形の孔を施し、その後、焼成することにより得られるシート状の基板を用いているため、このシート状の基板に形成された縦スリット線や横スリット線および孔は、セラミック製等からなるシート状の基板の微妙な組成ばらつきや、シート状の基板の焼成時の微妙な温度ばらつきにより寸法ばらつきが発生することになり、そのため、微細な多連チップ抵抗器を製造する場合には、セラミック製等からなるシート状の基板における個片状基板の寸法を縦方向と横方向のそれぞれに非常に細かい寸法ランクに分類し、そしてそれぞれの寸法ランクに相当する電極端子、抵抗膜、ガラスコートのスクリーン印刷マスクをそろえる必要があるとともに、個片状基板の寸法ランクに応じてマスクを交換する必要があり、その結果、製造工程が非常に煩雑になるという課題を有していた。
【0005】
本発明は上記従来の課題を解決するもので、従来のような個片状基板の寸法分類が不要となり、製造工程の簡略化が図れる微細な多連チップ抵抗器の製造方法を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は以下の構成を有するものである。
【0007】
本発明の請求項1に記載の発明は、シート状の基板の上面に複数対の上面電極層を形成する工程と、前記複数対の上面電極層と電気的に接続される複数の抵抗体をシート状の基板の上面に形成する工程と、少なくとも前記複数の抵抗体を覆うように複数の第1の保護層を形成する工程と、前記第1の保護層を覆うように樹脂からなる第2の保護層を形成する工程と、前記シート状の基板を複数の短冊状基板に分割する工程と、前記短冊状基板の端面に端面電極を形成する工程と、前記短冊状基板を複数の抵抗体を有する個片状基板に分割する工程とを備え、前記短冊状基板の端面全体に端面電極を形成した後、複数の抵抗体を有する個片状基板における複数の抵抗体同士が導通しないように前記短冊状基板の端面全体に形成されている端面電極における複数の抵抗体間に位置する部分を前記樹脂からなる第2の保護層がある側と反対側からレーザーで除去する際に、短冊状基板を傾斜させるか、あるいはレーザーの照射方向を短冊状基板の裏面に対して傾斜させることにより、短冊状基板とレーザーとの間に角度をつけて前記端面電極における複数の抵抗体間に位置する部分をレーザーで除去するようにしたもので、この製造方法によれば、シート状の基板を複数の短冊状基板に分割する工程と、前記短冊状基板を複数の抵抗体を有する個片状基板に分割する工程とにより個片状基板を得るようにしているため、従来のような個片状基板の寸法分類は不要となり、これにより、従来のような個片状基板の寸法ランクに応じてマスクを交換するという工程をなくすることができるため、製造工程の簡略化を図ることができる。また、短冊状基板の端面全体に端面電極を形成した後、複数の抵抗体を有する個片状基板における複数の抵抗体同士が導通しないように前記短冊状基板の端面全体に形成されている端面電極における複数の抵抗体間に位置する部分をレーザーで除去するようにしているため、個片状基板の端面に位置する複数の端面電極の寸法精度を向上させることができ、これにより、複数の端面電極間の絶縁距離も確実に保つことができるため、この多連チップ抵抗器を実装基板に実装した場合における実装不良も低減させることができる。さらに、前記短冊状基板を傾斜させるか、あるいはレーザーの照射方向を短冊状基板の裏面に対して傾斜させることにより、短冊状基板とレーザーとの間に角度をつけて前記端面電極における複数の抵抗体間に位置する部分を樹脂からなる第2の保護層がある側と反対側からレーザーで除去するようにしているため、樹脂からなる第2の保護層がレーザーで損傷を受けることなく短冊状基板の端面全体に形成した端面電極の不要部分をレーザーで確実に除去することができるものであり、これにより、複数の端面電極間の絶縁距離を確実に保つことができるという作用効果を有するものである。
【0008】
本発明の請求項2に記載の発明は、特に、端面全体に端面電極を形成した短冊状基板を横方向に複数並べるとともに、複数の抵抗体を有する個片状基板における複数の抵抗体同士が導通しないように前記短冊状基板の端面全体に形成されている端面電極における複数の抵抗体間に位置する部分を樹脂からなる第2の保護層がある側と反対側からレーザーで除去する際に、短冊状基板を傾斜させるか、あるいはレーザーの照射方向を短冊状基板の裏面に対して傾斜させることにより、短冊状基板とレーザーとの間に角度をつけて前記端面電極における複数の抵抗体間に位置する部分をレーザーで除去するようにしたもので、この製造方法によれば、樹脂からなる第2の保護層がレーザーで損傷を受けることなく、横方向に複数並べた短冊状基板の端面電極の不要部分をレーザーで一括除去することができるという作用効果を有するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
以下、本発明の一実施の形態における多連チップ抵抗器の製造方法について、図面を参照しながら説明する。
【0010】
図1は本発明の一実施の形態における多連チップ抵抗器の製造方法により得られた多連チップ抵抗器の斜視図、図2は同多連チップ抵抗器の断面図である。
【0011】
図1、図2において、1は焼成済みの96%純度のアルミナからなるシート状の基板を第1の分割部とこの第1の分割部と直交関係にある第2の分割部で分割することにより個片化された基板である。2は基板1の上面に形成された銀を主成分とする複数対の上面電極層である。3は複数対の上面電極層2に一部が重なるように、すなわち電気的に接続されるように基板1の上面に形成された酸化ルテニウム系の複数の抵抗体である。4は抵抗体3を完全に覆うように形成されたガラスを主成分とする第1の保護層である。5は複数対の上面電極層2間の抵抗体3の抵抗値を修正するために設けられたトリミング溝で、このトリミング溝5は第1の保護層4と抵抗体3に設けられている。6は複数対の上面電極層2の一部に重なるように設けられた銀系の導電性樹脂からなる複数対の密着層で、この複数対の密着層6と前記複数対の上面電極層2は、基板1の端面において面一となるように構成している。7はガラスを主成分とする第1の保護層4を覆うとともに密着層6の一部に重なるように形成された樹脂を主成分とする第2の保護層である。8は前記基板1の端縁に設けられ、かつ前記複数対の上面電極層2に電気的に接続される複数対の端面電極で、この端面電極8は基板1の端縁側に位置して、基板1の端面、上面電極層2の端面および密着層6の端面に重なるとともに、密着層6の上面の端部および基板1の裏面の端部を覆うように形成されている。9は前記端面電極8を覆うとともに、露出している密着層6の上面を覆うように形成されたニッケルめっきからなる第1のめっき膜である。10は第1のめっき膜9を覆うように形成されたスズめっきからなる第2のめっき膜である。
【0012】
以上のように構成された本発明の一実施の形態における多連チップ抵抗器について、次にその製造方法を図面を参照しながら説明する。
【0013】
図3は本発明の一実施の形態における多連チップ抵抗器を製造する場合に用いられるシート状の基板の全周囲の端部に不要領域部を形成した状態を示す上面斜視図、図4(a)(b)、図6(a)(b)、図8(a)(b)、図10(a)(b)および図17は本発明の一実施の形態における多連チップ抵抗器の製造工程を示す上面図、図5(a)(b)、図7(a)(b)、図9(a)(b)、図11(a)(b)、図14、図18、図19および図20は本発明の一実施の形態における多連チップ抵抗器の製造工程を示す断面図、図12は本発明の一実施の形態における多連チップ抵抗器を製造する場合に用いられるシート状の基板を複数の短冊状基板に分離する時の状態を示すシート状の基板の上面斜視図、図13は本発明の一実施の形態における多連チップ抵抗器の端面電極を形成した状態を示す上面斜視図、図15は同多連チップ抵抗器の端面電極の不要部分を除去する状態を示す短冊状基板の側面図、図16は同多連チップ抵抗器の端面電極の不要部分を除去した後の状態を示す上面斜視図である。
【0014】
まず、図3、図4(a)、図5(a)に示すように、焼成済みの96%純度のアルミナからなる厚み0.2mmの絶縁性を有するシート状の基板11を準備する。この場合、シート状の基板11は、図3に示すように、全周囲の端部に最終的には製品とならない不要領域部11aを有しているものである。そしてこの不要領域部11aは略ロ字状に構成されているものである。
【0015】
次に、図3、図4(b)、図5(b)に示すように、シート状の基板11の上面にスクリーン印刷工法により銀を主成分とする複数対の上面電極層12を形成し、ピーク温度850℃の焼成プロファイルで焼成することにより、上面電極層12を安定な膜とする。
【0016】
次に、図3、図6(a)、図7(a)に示すように、複数対の上面電極層12を跨ぐように、スクリーン印刷工法により酸化ルテニウム系の複数の抵抗体13を形成し、ピーク温度850℃の焼成プロファイルで焼成することにより、抵抗体13を安定な膜とする。
【0017】
次に、図6(b)、図7(b)に示すように、複数の抵抗体13を覆うように、スクリーン印刷工法により複数のガラスを主成分とする第1の保護層14を形成し、ピーク温度600℃の焼成プロファイルで焼成することにより、ガラスを主成分とする第1の保護層14を安定な膜とする。
【0018】
次に、図8(a)、図9(a)に示すように、複数対の上面電極層12間の抵抗体13の抵抗値を一定の値に修正するために、レーザートリミング工法によりトリミングを行い、複数のトリミング溝15を形成する。
【0019】
次に、図8(b)、図9(b)に示すように、複数対の上面電極層12の一部に重なるように、スクリーン印刷工法により銀系の導電性樹脂からなる複数対の密着層16を形成し、ピーク温度200℃の硬化プロファイルで硬化することにより、密着層16を安定な膜とする。
【0020】
次に、図10(a)、図11(a)に示すように、図面上の縦方向に並ぶ複数のガラスを主成分とする第1の保護層14を覆うとともに、密着層16の一部に重なるように、スクリーン印刷工法により樹脂を主成分とする複数の第2の保護層17を形成し、ピーク温度200℃の硬化プロファイルで硬化することにより、第2の保護層17を安定な膜とする。
【0021】
次に、図3、図10(b)、図11(b)に示すように、複数対の上面電極層12および密着層16を分離して複数の短冊状基板11bに分割するための第1の分割部18をシート状の基板11にダイシング工法により形成する。
【0022】
次に、図12に示すように、ダイシング工法により第1の分割部18を形成したシート状の基板11を不要領域部取りパレット(図示せず)に載せ、図12における複数の第1の分割部18の両端部のそれぞれを結ぶ線18aに沿って切断することにより、不要領域部11aの一部が取り除かれるとともに、複数の短冊状基板11bに分離されるものである。
【0023】
次に、図13、図14に示すように、短冊状基板11bを複数上下方向に並べ、この状態で、複数の短冊状基板11bの一方の端面全体と、他方の端面全体に、少なくとも上面電極層12と電気的に接続されるようにNi,Cを導電成分とするエポキシ系樹脂ペースト材料をローラー転写により印刷し、かつ乾燥を行い、さらにピーク温度165℃の硬化プロファイルで硬化することにより、端面電極19をそれぞれ形成する。
【0024】
次に、図15に示すように、第2の保護層17を樹脂で形成し、かつ両端面全体に端面電極19を形成した短冊状基板11bを横方向に複数並べるとともに、この複数の短冊状基板11bを樹脂製の第2の保護層17が下向きとなるように傾斜させることにより、短冊状基板11bとレーザーとの間に角度をつけ、この状態で、複数の抵抗体(図示せず)を有する個片状基板(図示せず)における複数の抵抗体(図示せず)同士が導通しないように前記複数の短冊状基板11bの一方の端面全体に形成した端面電極19における複数の抵抗体(図示せず)間に位置する部分を前記樹脂製の第2の保護層17がある側と反対側からレーザーで除去する。その後、他方の端面全体に形成した端面電極19における複数の抵抗体(図示せず)間に位置する部分を上記と同様にしてレーザーで除去する。
【0025】
このようなレーザー除去を行うことにより、図16に示すように、複数の短冊状基板11bの両端面全体に形成した端面電極19における複数の抵抗体(図示せず)間に位置する部分に隙間20が形成されるため、複数の短冊状基板11bの両端面全体に形成された端面電極19は、前記隙間20が形成されることにより、複数対に分離される。この複数対への分離によって、複数の抵抗体(図示せず)を有する個片状基板(図示せず)における複数の抵抗体(図示せず)同士は導通しなくなるものである。
【0026】
次に、図16に示す第2の分割部21により、短冊状基板11bを図17、図18に示すような4つの抵抗体13を有する個片状基板11cに分割する。この場合、この複数の第2の分割部21はレーザースクライブにより形成しているもので、まず、レーザーにより分割溝を形成し、その後、一般的な分割設備により分割溝の部分を分割して個片状基板11cに分割するようにしている。すなわち、この分割方法は、第2の分割部21を形成する毎に個片化されるのではなく、2段階で個片化されるという作用を有するものである。なお、この複数の第2の分割部21はダイシング工法により形成してもよいもので、この場合は、第2の分割部21を形成する毎に個片化されるものである。
【0027】
最後に、図19に示すように、電気めっき工法を用いて、個片状基板11cにおける端面電極19と露出している密着層16の上面を覆うように、厚みが約2〜6μmで、かつはんだの拡散防止または耐熱性に優れるニッケルめっきからなる第1のめっき膜22を形成する。その後、図20に示すように、さらに電気めっき工法を用いて、ニッケルめっきからなる第1のめっき膜22を覆うように、厚みが約3〜8μmで、かつはんだ付け性の良いスズめっきからなる第2のめっき膜23を形成する。
【0028】
以上の製造工程により、本発明の一実施の形態における多連チップ抵抗器は製造されるものである。
【0029】
なお、上記製造工程においては、第2のめっき膜23をスズめっきで構成しているが、これに限定されるものではなく、スズ合金系の材料からなるめっきでもよく、これらの材料で構成した場合は、リフローはんだ付け時に安定したはんだ付けができるものである。
【0030】
また上記製造工程においては、抵抗体13等を覆う保護層を、抵抗体13を覆うガラスを主成分とする第1の保護層14と、この第1の保護層14を覆うとともに、トリミング溝15を覆う樹脂を主成分とする第2の保護層17の2層で構成しているため、前記第1の保護層14でレーザートリミング時のクラックの発生を防止して電流雑音を小さくできるとともに、前記樹脂を主成分とする第2の保護層17で抵抗体13全体が覆われるため、耐湿性に優れた抵抗特性を確保できるものである。
【0031】
そしてまた上記製造工程により製造した多連チップ抵抗器は、ダイシング工法により形成された第1の分割部18およびレーザースクライブにより形成された第2の分割部21の間隔が正確(±0.005mm以内)であるとともに、端面電極19、第1のめっき膜22、第2のめっき膜23の厚みも正確であるため、製品である4連の多連チップ抵抗器の全長および全幅は、正確に長さ0.6mm×幅1.2mmとなるものである。また、上面電極層12および抵抗体13のパターン精度も個片状基板の寸法ランク分類が不要であるとともに、同一の個片状基板の寸法ランク内での寸法ばらつきを考慮する必要がないため、抵抗体13の有効面積も従来品に比べて大きくとることができるものである。すなわち、従来品における抵抗体は長さ約0.20mm×幅0.19mmであったのに対し、本発明の一実施の形態における多連チップ抵抗器の抵抗体13は長さ約0.25mm×幅0.24mmとなって面積では約1.6倍以上となるものである。
【0032】
さらに上記製造工程においては、第1の分割部18をダイシング工法を用いて形成するとともに、個片状基板の寸法分類が不要なシート状の基板11を用いているため、従来のような個片状基板の寸法分類は不要となり、これにより、工程の煩雑さをなくすることができるとともに、ダイシングも半導体等で一般的なダイシング設備を用いて容易に行うことができるものである。
【0033】
さらにまた上記製造工程においては、シート状の基板11に第1の分割部18を形成してシート状の基板11を複数の短冊状基板11bに分割する工程と、前記短冊状基板11bに第2の分割部21を形成して短冊状基板11bを複数の抵抗体13を有する個片状基板11cに分割する工程とにより個片状基板11cを得るようにしているため、従来のような個片状基板の寸法分類は不要となり、これにより、従来のような個片状基板の寸法ランクに応じてマスクを交換するという工程をなくすることができるため、製造工程の簡略化を図ることができるものである。
【0034】
また上記製造工程においては、第2の保護層17を樹脂で形成し、かつ両端面全体に端面電極19を形成した短冊状基板11bを横方向に複数並べるとともに、この複数の短冊状基板11bを樹脂製の第2の保護層17が下向きとなるように傾斜させ、この状態で、複数の抵抗体(図示せず)を有する個片状基板(図示せず)における複数の抵抗体(図示せず)同士が導通しないように前記複数の短冊状基板11bの両端面全体に形成した端面電極19における複数の抵抗体(図示せず)間に位置する部分を前記樹脂製の第2の保護層17がある側と反対側からレーザーで除去するようにしているため、樹脂製の第2の保護層17がレーザーで損傷を受けることなく、横方向に複数並べた短冊状基板11bの端面電極19の不要部分をレーザーで一括除去することができるという作用効果が得られるものである。
【0035】
なお、上記本発明の一実施の形態においては、第2の保護層17を樹脂で形成し、かつ両端面全体に端面電極19を形成した短冊状基板11bを横方向に複数並べるとともに、この複数の短冊状基板11bを樹脂製の第2の保護層17が下向きとなるように傾斜させることにより、短冊状基板11bとレーザーとの間に角度をつけ、この状態で、複数の抵抗体(図示せず)を有する個片状基板(図示せず)における複数の抵抗体(図示せず)同士が導通しないように前記複数の短冊状基板11bの両端面全体に形成した端面電極19における複数の抵抗体(図示せず)間に位置する部分を前記樹脂製の第2の保護層17がある側と反対側からレーザーで除去するようにしたものについて説明したが、短冊状基板11bを、上記本発明の一実施の形態のように横方向に複数並べるとともに、この複数の短冊状基板11bを樹脂製の第2の保護層17が下向きとなるように傾斜させるのではなく、短冊状基板11bを1個ずつ樹脂製の第2の保護層17が下向きとなるように傾斜させることにより、短冊状基板11bとレーザーとの間に角度をつけ、この状態で、複数の抵抗体(図示せず)を有する個片状基板(図示せず)における複数の抵抗体(図示せず)同士が導通しないように前記複数の短冊状基板11bの両端面全体に形成した端面電極19における複数の抵抗体(図示せず)間に位置する部分を前記樹脂製の第2の保護層17がある側と反対側からレーザーで除去するようにしてもよく、この場合も、上記本発明の一実施の形態と同様に、樹脂製の第2の保護層17がレーザーで損傷を受けることなく、短冊状基板11bの端面全体に形成した端面電極19の不要部分をレーザーで確実に除去することができるため、複数の端面電極19間の絶縁距離を確実に保つことができるものである。
【0036】
また上記本発明の一実施の形態においては、両端面全体に端面電極19を形成した短冊状基板11bを横方向に複数並べるとともに、この複数の短冊状基板11bを樹脂製の第2の保護層17が下向きとなるように傾斜させていたが、第2の保護層17が樹脂製でなければ、複数の短冊状基板11bは垂直に立てて横方向に並べてもよく、またこの短冊状基板11bは、複数垂直に立てて横方向に並べる必要性はなく、短冊状基板11bを1個ずつ垂直に立てるようにしてもよいものである。
【0037】
そしてまた上記本発明の一実施の形態においては、図13に示すように、短冊状基板11bを複数上下方向に並べ、この状態で、複数の短冊状基板11bの両端面全体に端面電極19を形成するようにしていたが、短冊状基板11bを1個ずつ横置きの状態にし、そしてこの短冊状基板11bの両端面全体に端面電極19を形成してもよく、またこの短冊状基板11bは、これ以外に、複数垂直に立てて横方向に並べるか、あるいは短冊状基板11bを1個ずつ垂直に立て、この状態で、短冊状基板11bの両端面全体に端面電極19を形成するようにしてもよいものである。そしてこのようにして短冊状基板11bに端面電極19を形成した後、上記本発明の一実施の形態のように、複数の抵抗体(図示せず)を有する個片状基板(図示せず)における複数の抵抗体(図示せず)同士が導通しないように前記短冊状基板11bの両端面全体に形成されている端面電極19における複数の抵抗体(図示せず)間に位置する部分をレーザーで除去するようにすればよいものである。この場合は、個片状基板(図示せず)の端面に位置する複数の端面電極19の寸法精度を向上させることができるため、複数の端面電極19間の絶縁距離も確実に保つことができ、これにより、この多連チップ抵抗器を実装基板に実装した場合における実装不良も低減させることができるものである。
【0038】
さらに上記本発明の一実施の形態においては、短冊状基板11bを樹脂製の第2の保護層17が下向きとなるように傾斜させることにより、短冊状基板11bとレーザーとの間に角度をつけていたが、これとは逆に、レーザーの照射方向を短冊状基板11bの裏面に対して傾斜させることにより、短冊状基板11bとレーザーとの間に角度をつけてもよく、この場合も、上記本発明の一実施の形態と同様の作用効果を有するものである。
【0039】
さらにまた上記本発明の一実施の形態においては、端面電極19を複数の短冊状基板11bの端面に形成する場合、複数の短冊状基板11bの一方の端面全体と、他方の端面全体に、少なくとも上面電極層12と電気的に接続されるようにNi,Cを導電成分とするエポキシ系樹脂ペースト材料をローラー転写により印刷し、かつ乾燥を行い、さらにピーク温度165℃の硬化プロファイルで硬化することにより、端面電極19をそれぞれ形成するようにしていたが、この端面電極19は、これに限定されるものではなく、これ以外の例えば、スパッタ工法によるニッケルクロム薄膜からなる端面電極や、クロム系、銅系、ニッケル系等の薄膜からなる端面電極を、複数の短冊状基板11bの一方の端面全体と、他方の端面全体にそれぞれ形成するようにしてもよいものである。
【0040】
また上記本発明の一実施の形態においては、4連の多連チップ抵抗器について説明したが、第2の分割部21の設定箇所を変えることにより、2連以上の多連チップ抵抗器を容易に製造することができるものである。
【0041】
【発明の効果】
以上のように本発明の多連チップ抵抗器の製造方法によれば、シート状の基板を複数の短冊状基板に分割する工程と、前記短冊状基板を複数の抵抗体を有する個片状基板に分割する工程とにより個片状基板を得るようにしているため、従来のような個片状基板の寸法分類は不要となり、これにより、従来のような個片状基板の寸法ランクに応じてマスクを交換するという工程をなくすることができるため、製造工程の簡略化を図ることができる。また、短冊状基板の端面全体に端面電極を形成した後、複数の抵抗体を有する個片状基板における複数の抵抗体同士が導通しないように前記短冊状基板の端面全体に形成されている端面電極における複数の抵抗体間に位置する部分をレーザーで除去するようにしているため、個片状基板の端面に位置する複数の端面電極の寸法精度を向上させることができ、これにより、複数の端面電極間の絶縁距離も確実に保つことができるため、この多連チップ抵抗器を実装基板に実装した場合における実装不良も低減させることができる。さらに、前記短冊状基板を傾斜させるか、あるいはレーザーの照射方向を短冊状基板の裏面に対して傾斜させることにより、短冊状基板とレーザーとの間に角度をつけて前記端面電極における複数の抵抗体間に位置する部分を樹脂からなる第2の保護層がある側と反対側からレーザーで除去するようにしているため、樹脂製の第2の保護層がレーザーで損傷を受けることなく短冊状基板の端面全体に形成した端面電極の不要部分をレーザーで確実に除去することができるものであり、これにより、複数の端面電極間の絶縁距離を確実に保つことができるという効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態における多連チップ抵抗器の製造方法により得られた多連チップ抵抗器の斜視図
【図2】 同多連チップ抵抗器の断面図
【図3】 同多連チップ抵抗器を製造する場合に用いられるシート状の基板の全周囲の端部に不要領域部を形成した状態を示す上面斜視図
【図4】 (a)(b)同多連チップ抵抗器の製造工程を示す上面図
【図5】 (a)(b)同多連チップ抵抗器の製造工程を示す断面図
【図6】 (a)(b)同多連チップ抵抗器の製造工程を示す上面図
【図7】 (a)(b)同多連チップ抵抗器の製造工程を示す断面図
【図8】 (a)(b)同多連チップ抵抗器の製造工程を示す上面図
【図9】 (a)(b)同多連チップ抵抗器の製造工程を示す断面図
【図10】 (a)(b)同多連チップ抵抗器の製造工程を示す上面図
【図11】 (a)(b)同多連チップ抵抗器の製造工程を示す断面図
【図12】 同多連チップ抵抗器を製造する場合に用いられるシート状の基板を複数の短冊状基板に分離する時の状態を示すシート状の基板の上面斜視図
【図13】 同多連チップ抵抗器の端面電極を形成した状態を示す上面斜視図
【図14】 同多連チップ抵抗器の製造工程を示す断面図
【図15】 同多連チップ抵抗器の端面電極の不要部分を除去する状態を示す短冊状基板の側面図
【図16】 同多連チップ抵抗器の端面電極の不要部分を除去した後の状態を示す短冊状基板の上面斜視図
【図17】 同多連チップ抵抗器の製造工程を示す上面図
【図18】 同多連チップ抵抗器の製造工程を示す断面図
【図19】 同多連チップ抵抗器の製造工程を示す断面図
【図20】 同多連チップ抵抗器の製造工程を示す断面図
【符号の説明】
11 シート状の基板
11b 短冊状基板
11c 個片状基板
12 上面電極層
13 抵抗体
14 第1の保護層
17 第2の保護層
18 第1の分割部
19 端面電極
20 隙間
21 第2の分割部
Claims (2)
- シート状の基板の上面に複数対の上面電極層を形成する工程と、前記複数対の上面電極層と電気的に接続される複数の抵抗体をシート状の基板の上面に形成する工程と、少なくとも前記複数の抵抗体を覆うように複数の第1の保護層を形成する工程と、前記第1の保護層を覆うように樹脂からなる第2の保護層を形成する工程と、前記シート状の基板を複数の短冊状基板に分割する工程と、前記短冊状基板の端面に端面電極を形成する工程と、前記短冊状基板を複数の抵抗体を有する個片状基板に分割する工程とを備え、前記短冊状基板の端面全体に端面電極を形成した後、複数の抵抗体を有する個片状基板における複数の抵抗体同士が導通しないように前記短冊状基板の端面全体に形成されている端面電極における複数の抵抗体間に位置する部分を前記樹脂からなる第2の保護層がある側と反対側からレーザーで除去する際に、短冊状基板を傾斜させるか、あるいはレーザーの照射方向を短冊状基板の裏面に対して傾斜させることにより、短冊状基板とレーザーとの間に角度をつけて前記端面電極における複数の抵抗体間に位置する部分をレーザーで除去するようにした多連チップ抵抗器の製造方法。
- 端面全体に端面電極を形成した短冊状基板を横方向に複数並べるとともに、複数の抵抗体を有する個片状基板における複数の抵抗体同士が導通しないように前記短冊状基板の端面全体に形成されている端面電極における複数の抵抗体間に位置する部分を樹脂からなる第2の保護層がある側と反対側からレーザーで除去する際に、短冊状基板を傾斜させるか、あるいはレーザーの照射方向を短冊状基板の裏面に対して傾斜させることにより、短冊状基板とレーザーとの間に角度をつけて前記端面電極における複数の抵抗体間に位置する部分をレーザーで除去するようにした請求項1記載の多連チップ抵抗器の製造方法。
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