JP3728424B2 - Wire connection type connector - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電線と接続されるコンタクトをハウジング内に備えて構成される電線接続型コネクタに関し、特に、電線がコンタクトに設けられた圧接溝内に圧接取り付けされる構成の電線接続型コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電線接続型のコネクタにおいて、電線をコンタクトに接続する方法としては、電線の芯線をコンタクトに半田付けするもののほか、コンタクトの一部に形成した圧接溝内に電線を圧接して取り付けるものが知られている。このように電線を圧接によりコンタクトに取り付けるタイプのコネクタでは、電線とコンタクトとの接続工程が簡易であるため、製造に要する時間を短くして製造コストを大きく引き下げることができるという大きな利点がある。
【0003】
図16はこのように電線をコンタクトの圧接溝内に圧接して取り付けるタイプの従来コネクタの一例を示すものであり、各コンタクト600はハウジング700に固定保持される基部610と、この基部610より屈曲(突出)して延びた端子部620とを有した構成となっている。各コンタクト600の端子部620には端部側(ここでは上方)に開口するとともにコンタクト600の軸線方向に延びて形成された圧接溝630が設けられており、この圧接溝630内には電線Cが上方より圧接取り付けされるようになっている。図17(A)は電線Cが端子部620の圧接溝630内に圧接される前の状態を示しており、図(B)は電線Cが圧接溝630内に圧接された後の状態を示している。これら図から分かるように、電線Cを端子部620の圧接溝630内に押し込むと、電線Cの被覆Dが圧接溝630の両側部により切り込まれて芯線Sが剥き出しになり、これが圧接溝630の上記両辺部に接触して電線Cとコンタクト600とが接続される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のタイプの電線接続型コネクタにおいては、圧接溝630が形成される端子部620は電線Cが圧接されるときに受ける曲げ荷重等により変形してしまう場合があった。そして、端子部620が変形してしまうと電線Cとコンタクト600との結合が不完全となり、断線や信号伝送不良などの不具合が発生する虞があった。
【0005】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、電線が圧接溝内に圧接される際に曲げ荷重等が作用しても端子部が変形することがなく、断線や信号伝送不良などの不具合の発生を抑えることが可能な構成の電線接続型コネクタを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る電線接続型コネクタ(例えば、実施形態における雄コネクタ100)は、それぞれ電線と接続される複数のコンタクト(例えば、実施形態における雄コネクタ側コンタクト140)と、これら複数のコンタクトをモールド成型により整列して一体に保持してなるハウジング(例えば、実施形態における雄コネクタ本体ハウジング130)と、複数の電線(C)の端部を整列保持した状態で前記ハウジングに取り付けられて、前記複数の電線を前記複数のコンタクトの端子部(141)に圧接接続させる圧接カバー(150)とを有して構成される。そして、前記複数のコンタクトの前記端子部はそれぞれ前記電線における芯線(S1)の被覆部(D1)に切り込んで前記芯線を入り込ませる圧接溝(142)を有し、前記端子部は、一列に並ぶとともに前記圧接溝を表面側に露出させて前記端子部の両側を前記ハウジングにより固定保持するように前記ハウジングがモールド成型されて作られており、前記圧接カバーには、前記ハウジングに取り付けられたときに前記端子部と対向する部分に電線保持部(151)が設けられ、前記電線保持部には、前記複数の電線の前記芯線を覆った前記被覆部を整列して保持する複数の縦溝(153)と、これら複数の縦溝と直交して延びる横溝(152)とが形成されており、前記複数の縦溝に前記電線の端部の被覆部を整列して保持した状態で前記圧接カバーを前記ハウジングに押しつけて取り付け、一列に並んで前記ハウジングにより両側が固定保持された前記端子部を前記横溝内に入り込ませ、前記端子部が前記被覆部に切り込んで前記圧接溝内に前記芯線を入り込ませて前記芯線を前記端子部に圧接接続させるように構成される。
【0007】
このような構成の本発明に係る電線接続型コネクタによれば、各電線を圧接カバーに保持させたうえで、圧接カバーをハウジングに結合させるだけで全ての電線を対応するコンタクトに接続することができるので、電線とコンタクトとの接続に要する工程は大変簡易なものとなる。また、各コンタクトの端子部の圧接溝を挟んで位置する両側部はハウジングにより固定保持されているため、電線が圧接される際に曲げ荷重等が作用しても端子部が変形することはなく、断線や信号伝送不良などの不具合の発生を抑えることができる。また、ハウジングとコンタクトとはモールド成型により形成されるため、複数のコンタクトがハウジング内に狭ピッチで配設される場合であってもその組立は大変容易である。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施形態について説明する。図1は本発明に係る電線接続型コネクタを適用した雄コネクタ100と、これと嵌合して用いられる基板接続型の雌コネクタ200とを嵌合方向に対向させた状態で示すものであり、(A)はこれら両コネクタ100,200の正面図、(B)は両コネクタ100,200の右側面図、(C)は両コネクタ100,200の背面図である。なお、雌コネクタ200は図1(B)に示すように基板260上に接合されているが、図1(A),(C)及びその他の図ではこの基板260の図示は省略している。
【0009】
先ず、雄コネクタ100の構成について説明する。図2は雄コネクタ100単体の構成を示すものであり、(A)は雄コネクタ100の正面図、(B)は平面図、(C)は下面図、(D)は(A)における矢視D−Dより見た断面図、(E)は(A)における矢視E−Eより見た断面図である。これらの図に示すように、雄コネクタ100は雄コネクタ本体110と、圧接カバー150と、第2シールド板160とを有して構成されている。図3は雄コネクタ本体110単体の構成を示しており、(A)は雄コネクタ本体110の正面図、(B)は平面図、(C)は下面図、(D)は(A)における矢視D−Dより見た断面図、(E)は(A)における矢視E−Eより見た断面図、(F)は(A)における矢視F−Fより見た部分断面図、(G)は(B)における領域Gの部分拡大図である。図4は圧接カバー150単体の構成を示しており、(A)は圧接カバー150の正面図、(B)は平面図、(C)は下面図、(D)は右側面図、(E)は裏面図、(F)は(E)における矢視F−Fより見た断面図、(G)は(E)における矢視G−Gより見た断面図である。
【0010】
図2に示すように、雄コネクタ本体110は金属等の導電性材料からなる第1シールド板120(図1(C)も参照)と、この第1シールド板120にモールド成型(インサートモールド成型)を施して一体に形成された雄コネクタ本体ハウジング130と、この雄コネクタ本体ハウジング130に保持された複数(ここでは10本)の雄コネクタ側コンタクト140とを備えて構成される。
【0011】
第1シールド板120は図1に示すように左右方向に延びた平板形状をなしており、図1(C)に示すように、雄コネクタ本体ハウジング130の裏面側に露出して位置するように設けられている。第1シールド板120の上部は図2(D),(E)或いは図3(D),(E)に示すように、雄コネクタ本体ハウジング130の正面側へ屈曲して延びており、その端部は、図2及び図3に示すように櫛歯状に形成されて複数(ここでは11本)のシールド板接触部122となっている。これらシールド板接触部122は雄コネクタ本体110が圧接カバー150と結合される前においては正面側へ真っ直ぐに延びた状態になっているが(図3(D),(E)参照)、圧接カバー150と結合された後には上方に屈曲されるようになっている(図2(D),(E)参照)。
【0012】
また、図3(G)に示すように、隣接するシールド板接触部122同士の間には、シールド板接触部122が延びる側(図3(B),(G)では下方)に開口するとともにシールド板接触部122の軸線方向に延びて形成された圧接溝123が設けられている(図7も参照)。ここで、第1シールド板120に形成された各シールド板接触部122は雄コネクタ本体ハウジング130の厚さ方向に延びているため、各圧接溝123も雄コネクタ本体ハウジング130の厚さ方向に延びた状態となっている。なお、これら圧接溝123には後述するように、本雄コネクタ100に取り付けられる電線Cが圧接取り付けされる。
【0013】
雄コネクタ本体ハウジング130は図3に示すように、左右方向に延びた本体部131と、この本体部131より下方に延びて設けられた突起部132とを有して構成されており、本体部131の正面側中央部には、後述する圧接カバー150の電線保持部151が嵌入する矩形状の窪み部133が設けられている。突起部132は左右方向に延びた平板状に形成されており、その両端部は図3(A),(C)に示すように上下方向に延びた四角柱状に形成されている。
【0014】
雄コネクタ側コンタクト140は金属等の導電性材料から構成されており、図3から分かるように、雄コネクタ本体ハウジング130に形成された突起部132の正面側に露出して上下方向に延び、複数本(ここでは10本)が左右方向に並んで設けられている。各雄コネクタ側コンタクト140は図3(E)より分かるように、その中央部と下端部とが雄コネクタ本体ハウジング130に固定保持されており、その上端部は雄コネクタ本体ハウジング130の正面側に屈曲(突出)して延びた端子部141となっている。この端子部141には図3(F)に示すように雄コネクタ本体ハウジング130の正面側に開口するとともに雄コネクタ側コンタクト140の軸線方向に延びて形成された圧接溝142が設けられている(図7も参照)。ここで、端子部141は雄コネクタ本体ハウジング130の厚さ方向に延びるように位置しているため、圧接溝142も雄コネクタ本体ハウジング130の厚さ方向に延びた状態となっている。なお、この圧接溝142内には後述するように、本雄コネクタ100に取り付けられる電線Cが圧接取り付けされる。
【0015】
圧接カバー150は図4に示すように、左右方向に延びた矩形形状をなしており、その裏面側には、雄コネクタ本体110の窪み部133内に嵌入する電線保持部151が設けられている。図4(E)に示すように、この電線保持部151の裏面側には左右方向に延びた一本の横溝152と、この横溝152と直交する複数の縦溝153とが設けられている。ここで、縦溝153は、雄コネクタ100に取り付けられる雄コネクタ側コンタクト140の数だけ(ここでは10個)、これらの配置に応じて設けられている。また、横溝152の上方位置には複数の貫通穴154が左右方向に並んで設けられている。これら貫通穴154は雄コネクタ本体110に取り付けられた第1シールド板120のシールド板接触部122の数だけ(ここでは11個)、これらの配置に応じて設けられている。
【0016】
第2シールド板160は、図2に示すように、左右方向に延びた平板形状をなしており、雄コネクタ本体110と結合される前の圧接カバー150の正面側に取り付けられる。第2シールド板160の上部は図2(D),(E)に示すように、圧接カバー150の裏面側へ屈曲して延びており、その端部は、図2(A)に示すように櫛歯状に形成されて複数(ここでは11本)のシールド板接触161となっている。これら複数本のシールド板接触部161は、雄コネクタ本体110に設けられた上記貫通穴154の数だけ(ここでは11本)、これらの配置に応じて設けられており、圧接カバー150に取り付けられる際には、各シールド板接触部161が対応する貫通穴154を圧接カバー150の正面側から裏面側にかけて貫通するようにする。また、第2シールド板160の両端部には図示しない突起が設けられており、第2シールド板160を圧接カバー150の正面側に取り付ける際には、これら突起を雄コネクタ本体110の窪み部133の両端部に形成された図示しない突起嵌入穴に嵌入取り付けされる。
【0017】
図5はこの雄コネクタ100に取り付けられる電線Cの構成を軸線方向に垂直な平面で切断した断面図により示したものである。この電線Cはいわゆる同軸ケーブルであり、最も内方に導電性材料からなる芯線S1があり、その外周を覆うようにビニール等の絶縁性材料からなる内側被覆D1が設けられている。そして、この内側被覆D1の外周を覆うように導電性材料からなるシールド線S2が設けられており、更に、このシールド線S2の外周を覆うようにビニール等の絶縁性材料からなる外側被覆D2が設けられている。
【0018】
図6は電線Cを雄コネクタ100に取り付ける手順を示す図であり、(A)は電線Cを保持した圧接カバー150と雄コネクタ本体110とが結合される直前の状態、(B)は電線Cを保持した圧接カバー150と雄コネクタ本体110とが結合されて電線Cが雄コネクタ100に取り付けられた状態を示している。また、図7は、図6(A)の状態における圧接カバー150及び雄コネクタ本体110の部分拡大斜視図である。図6(A)及び図7に示すように、電線Cを雄コネクタ100に取り付けるには、先ず、電線Cの端部から所定長さの分の外側被覆D2及びシールド線S2を除去して内側被覆D1が剥き出しになるようにする。そして、この剥き出しになった内側被覆D1の部分を圧接カバー150における電線保持部151に形成された縦溝153内に押し込んで圧接カバー150に電線Cを保持させるとともに、内側被覆D1が剥き出しになっていない部分を。この際、図6(A)に示すように、電線Cは内側被覆D1が剥き出しにされた方の端部が下方(雄コネクタ100の突起部132側)を向くように圧接カバー150に保持させる。
【0019】
このようにして全て(ここでは10本)の電線Cを圧接カバー150に保持させたら、第1シールド板120に形成された各シールド板接触部122が圧接カバー150に形成された貫通穴154を圧接カバー150の裏面側から正面側へ貫通するように圧接カバー150を雄コネクタ本体110側に押圧し、圧接カバー150に形成された電線保持部151を雄コネクタ本体110に形成された窪み部133内に嵌入させる。なお、この際、第1シールド板120に形成された各シールド板接触部122は、圧接カバー150の各嵌入穴154内に既に貫通取り付けされてある第2シールド板160側の各シールド板接触部161の上部から貫通穴154を貫通するようにする(図2(D),(E)参照)。
【0020】
圧接カバー150の電線保持部151が雄コネクタ本体110の窪み部133内に嵌入すると、各雄コネクタ側コンタクト140の端子部141は、圧接カバー150の横溝152内に入り込んだ状態となる(図2(E)及び図6(B)参照)。そして、第1シールド板120と第2シールド板160とは、双方のシールド板接触部122,161同士が接触して電気的に繋がった状態となる。この状態で第1シールド板120と第2シールド板160とはシェル構造をなし、雄コネクタ側コンタクト140全体を取り囲んだ状態となる。以下、このように第1シールド板120と第2シールド板160とからなるシェル構造を雄コネクタ100側のシールド用シェルと称する。
【0021】
また、圧接カバー150の電線保持部151が雄コネクタ本体110の窪み部133内への嵌入が完了すると、圧接カバー150の左右端部に設けられた突起155(図4参照)が、雄コネクタ本体110の窪み部133の両端部に形成された突起嵌入穴(前述)に嵌入するようになっており、これにより圧接カバー150は雄コネクタ本体110と強固に結合した状態となる。また、このように圧接カバー150と雄コネクタ本体110とが結合した後には、圧接カバー150の貫通穴154を貫通した第1シールド板120のシールド板接触部122は雄コネクタ100の突起部132とは反対の方向に折り曲げられる(図2参照)。
【0022】
また、上記のように圧接カバー150の電線保持部151が雄コネクタ本体110の窪み部133内に嵌入する際、電線Cの外側被覆D2及びシールド線S2が除かれた部分の一部は雄コネクタ側コンタクト140に形成された圧接溝142内に入り込む。この際、内側被覆D1は圧接溝142の両辺部により両側部が切り込まれ、その内部に位置する芯線S1は圧接溝142の上記両辺部と接触するようになる。また、これと同時に電線Cの外側被覆D2が露出している部分の一部は第1シールド板120に形成された圧接溝123内に入り込む。そして、この際、外側被覆D2は圧接溝123の両辺部により両側部が切り込まれ、その内部に位置するシールド線S2は圧接溝123の上記両辺部と接触するようになる。ここで、両圧接溝142,123それぞれの開口側端部には開口側に広がる形状のテーパ部143,124(図3(F),(G)参照)が形成されており、電線Cはこのテーパ部143,124にガイドされてスムーズに圧接溝142,123内に入り込むようになっている。
【0023】
図8は、図7に示す状態から圧接カバー150と雄コネクタ本体110とを結合させた場合において、各電線Cの芯線S1が対応する雄コネクタ側コンタクト140の圧接溝142内に圧接される様子を示す図であり、(A)は、内側被覆D1が剥き出しになった状態の電線Cと雄コネクタ側コンタクト140の圧接溝142が対向した状態を示し、(B)は圧接カバー150と雄コネクタ本体110とが結合された後であって、内側被覆D1の両側部が雄コネクタ側コンタクト140の圧接溝142の両辺部により切り込まれて芯線S1が圧接溝142内に圧接された状態を示している。
【0024】
また、図9は、図7に示す状態から圧接カバー150と雄コネクタ本体110とを結合させた場合において、各電線Cのシールド線S2が対応する第1シールド板120の圧接溝123内に圧接される様子を示す図であり、(A)は、外側被覆D2が剥き出しになった状態の電線Cと第1シールド板120の圧接溝123が対向した状態を示し、(B)は圧接カバー150と雄コネクタ本体110とが結合された後であって、外側被覆D2の両側部が第1シールド板120の圧接溝123の両辺部により切り込まれてシールド線S2が圧接溝123内に圧接された状態を示している。
【0025】
このように電線Cが雄コネクタ100に取り付けられた状態では、各電線Cの芯線S1は雄コネクタ側コンタクト140と接続され、シールド線S2は第1シールド板120及び第2シールド板160からなる上記シールド用シェルと接続された状態となる。このため雄コネクタ側コンタクト140は電線Cの芯線S1を介して信号の伝送が可能となり、シールド用シェルは電線Cのシールド線S2を介して接地された状態となる。
【0026】
このように、本雄コネクタ100においては、各電線Cを圧接カバー150に保持させたうえで、圧接カバー150を雄コネクタ本体110に結合させるだけで全ての電線Cを対応する雄コネクタ側コンタクト140に接続することができるので、電線Cと雄コネクタ側コンタクト140との接続に要する工程は大変簡易なものとなる。また、本雄コネクタ100においては、図7及び図8に示すように、各雄コネクタ側コンタクト140の端子部141の圧接溝142を挟んで位置する両側部は雄コネクタ本体ハウジング130により固定保持されているため、電線Cが圧接される際に曲げ荷重等が作用しても端子部141が変形することはなく、断線や信号伝送不良などの不具合の発生を抑えることができる。また、上述したように、雄コネクタ本体ハウジング130と雄コネクタ側コンタクト140とはインサートモールド成型により形成されるため、本実施形態のように複数(本例では10本)の雄コネクタ側コンタクト140が雄コネクタ本体ハウジング130内に狭ピッチで配設される場合であってもその組立は大変容易である。
【0027】
次に、雌コネクタ200の構成について説明する。図10は雌コネクタ200単体の構成を示すものであり、(A)は雌コネクタ200の正面図、(B)は平面図、(C)は下面図、(D)は(A)における矢視D−Dより見た断面図、(E)は(A)における矢視E−Eより見た断面図、(F)は(B)における矢視F−Fより見た断面図である。これらの図から分かるように、本雌コネクタ200は、シールド用シェル210と、このシールド用シェル210を取り囲むように形成された雌コネクタハウジング220及びこの雌コネクタハウジング220に取り付けられた複数(ここでは10本)の雌コネクタ側コンタクト240とから構成されている。また、図11は雌コネクタ200の製造工程の一部を示すものであり、(A)は雌コネクタ200のシールド用シェル210単体の斜視図、(B)は(A)に示すシールド用シェル210にモールド成型(インサートモールド成型)を施して雌コネクタハウジング220を一体に形成させた後の雌コネクタ200の斜視図である。なお、この図11では図の手前側が雌コネクタ200の背面側に相当する。
【0028】
雌コネクタ200のシールド用シェル210は金属等の導電性材料から構成されており、図10及び図11に示すように、左右方向に延びた正面側シールド板211、背面側シールド板212、これら正面側シールド板211と背面側シールド板212の左右端上部同士を繋ぐ左右の繋ぎ部213、正面側シールド板211の左右端より背面側に延び、更に側方に延びて形成された腕部214、この腕部214より下方に延び、更に正面側に屈曲して延びた主固定部215,背面側シールド板212の中央部より下方に延びて形成された下方延出部216、この下方延出部216より下方に延び、更に背面側に屈曲して形成された複数(ここでは10本)のリード部217とを備えて構成される。ここで、図10(D),(E)からも分かるように、背面側シールド板212は上端部で正面側に折り返された構成になっている。また、下方延出部216は図11(A)に示すように、背面側シールド板212との境で屈曲してやや正面側に傾斜した形状になっている。なお、これら各部よりなるシールド用シェル210は一枚の板材からなり、打ち抜き及び曲げ加工により一体に形成される。
【0029】
上記シールド用シェル210にモールド成型(インサートモールド成型)を施して一体に形成された雌コネクタハウジング220は、図10及び図11(B)に示すように、シールド用シェル210の正面側シールド板211の内面側を延びるとともに、この正面側シールド板211の中央上部において正面側に露出するように形成された正面壁部221と、背面側シールド板212の内面側を延びるように形成された背面壁部222と、これら正面壁部221と背面壁部222の両端部を繋ぐように形成された左右の側壁部223と、正面壁部221の下部と背面壁部222の下部とを繋ぐように形成された底部224と、シールド用シェル210の下方延出部216を外方から覆うように形成された(但し、リード部217は露出させる)背面下部225とを有した構成となっている。また、正面壁部221、背面壁部222、左右の側壁部223及び底部224により囲まれた部分により、雄コネクタ100の突起部132を受容する受容空間230が形成される。
【0030】
各雌コネクタ側コンタクト240は、中央の基部が雌コネクタハウジング220の正面壁部221と底部224との間に形成されたコンタクト溝231(図10(D),(E)参照)内に保持されており、上端に形成された弧状の接触部241が受容空間230内に位置するように上下方向に延びて設けられている。このため各雌コネクタ側コンタクト240は、雌コネクタハウジング220のコンタクト溝231において保持された基部よりも上方の部分(接触部241側)は片持ち梁状態になっており、雌コネクタ200の厚さ方向に弾性変形自在になっている。また、コンタクト溝231において保持された基部より下方に延びた部分は、更に雌コネクタ200の正面側に屈曲してリード部242を形成している。また、複数の雌コネクタ側コンタクト240全体としては、正面側シールド板211及び背面側シールド板212それぞれの中間部において、これら両シールド板211,212と対向した構成となっている。
【0031】
このように構成された雌コネクタ200では図1の紙面上方に開口部を有し、その開口部の形状は、上述の雄コネクタ100の雄コネクタ本体ハウジング130より延びた突起部132が図1の紙面上方から嵌合し得るものとなっている。また、各雌コネクタ側コンタクト240のリード部242は前述の基板260上に形成された所定の信号パターン(図示せず)上に半田付け等により接合され、シールド用シェル210に形成された左右の主固定部215及びリード部217は、基板260の上に形成された所定の接地パターン(図示せず)上に同じく半田付け等により接合される。また、これらの半田付けの前には、雌コネクタハウジング220の下部に形成された位置決め突起227(図1等参照)が基板260上に設けられた位置決め穴(図示せず)内に挿入されて、雌コネクタ200の基板260上での位置決めがなされる。
【0032】
図12は雄コネクタ100を雌コネクタ200に挿入取り付けする前後の様子を両コネクタ100,200の断面図により示すものであり、(A)は雄コネクタ100を雌コネクタ200に挿入取り付けする前の状態、(B)は雄コネクタ100を雌コネクタ200に挿入取り付けした後の状態をそれぞれ示している。雄コネクタ100が雌コネクタ200に挿入取り付けされる際、各雄コネクタ側コンタクト140は雌コネクタ側コンタクト240の接触部241と接触し、これを雌コネクタ200の正面側(図12(B)では紙面右方)に押し退ける。ここで、雌コネクタ200の雌コネクタハウジング220の正面壁部221には各雌コネクタ側コンタクト240に対応して左右方向に並べて設けられた逃げ孔226が形成されているため、各雌コネクタ側コンタクト240は雌コネクタ200の正面側に弾性変形しても、雌コネクタハウジング220の正面壁部221とは接触しない。
【0033】
各雌コネクタ側コンタクト240は前述したように、片持ち梁状態で弾性変形自在に雌コネクタハウジング220に保持されているため、雄コネクタ100が雌コネクタ200内に挿入された状態にあるときには、雄コネクタ100側からの押圧力に抗して元の姿勢に戻ろうとする復元力を発揮する。このため、雄コネクタ100が雌コネクタ200に挿入取り付けされた状態では、雄コネクタ側コンタクト140と雌コネクタ側コンタクト240とは接触した状態となる。そして、このように雄コネクタ側コンタクト140と雌コネクタ側コンタクト240とが接触した状態となると、雌コネクタ側コンタクト240が取り付けられた基板260上の信号パターンと雄コネクタ側コンタクト140に取り付けられた電線Cとは電気的に接続された状態となり、両コネクタ100,200を介した信号伝送が可能となる。
【0034】
また、雄コネクタ100が雌コネクタ200に挿入取り付けされた状態では、雄コネクタ100に設けられた第1シールド板120は、雌コネクタ200に設けられた背面側シールド板212に接触するため、雄コネクタ100側のシールド用シェル(第1シールド板120及び第2シールド板160からなるシェル構造)と雌コネクタ200側のシールド用シェル210とは電気的に接続された状態となる。ここで、雄コネクタ100側のシールド用シェルは各電線Cのシールド線S2を介して接地されており、雌コネクタ200側のシールド用シェル210はそのリード部217を介して基板260上の接地パターンと接続されているため、雄コネクタ100側のシールド用シェルと雌コネクタ200側のシールド用シェル210はともに接地された状態、すなわち静電シールドされた状態となる。このため、雄コネクタ100側のシールド用シェル内に位置する雄コネクタ側コンタクト140同士の間、及び雌コネクタ200側のシールド用シェル210内に位置する雌コネクタ側コンタクト240同士の間において発生する静電気に起因するノイズを効果的に除去することができる。
【0035】
また、この雌コネクタ200では、シールド用シェル210(具体的には背面側シールド板212)における幅方向中間部(雌コネクタ側コンタクト240と対向する部分)より延びて形成された複数の延設部(ここではリード部217)がそれぞれ基板260上の接地パターンと接合される構成を採っているため、▲1▼基板260上に強固に固定され、雄コネクタ100を接合・分離させる際に生じる「こじり」や「あおり」に対して強くなる、▲2▼シールド板(ここでは背面側シールド板212)が多数箇所で接地パターンと接合されるため、雌コネクタ側コンタクト240の数が多いにも拘わらず、静電シールド特性(静電気の除去特性)が極めて良好でノイズによる害が少なくなる、という効果が得られる。
【0036】
図13は、上記雄コネクタ100と組み合わせて用いられる雌コネクタのもう一つの実施形態(以下、第2実施形態と称する)としての雌コネクタ400を示しており、(A)はこの第2実施形態に係る雌コネクタ400の正面図、(B)は平面図、(C)は下面図、(D)は右側面図、(E)は裏面図、(F)は(B)における矢視F−Fより見た断面図、(G)は(A)における矢視G−Gより見た断面図、(H)は(A)における矢視H−Hより見た断面図である。これらの図から分かるように、本雌コネクタ400は、シールド用シェル410と、このシールド用シェル410を取り囲むように形成された雌コネクタハウジング420及びこの雌コネクタハウジング420に取り付けられた複数(ここでは10本)の雌コネクタ側コンタクト440とから構成されている。また、図14は雌コネクタ400の製造工程の一部を示すものであり、(A)は雌コネクタ400のシールド用シェル410単体の斜視図、(B)は(A)に示すシールド用シェル410にモールド成型(インサートモールド成型)を施した後の雌コネクタ400の斜視図である。なお、この図14では図の手前側が背面側に相当する。
【0037】
雌コネクタ400のシールド用シェル410は金属等の導電性材料から構成されており、図13及び図14に示すように、左右方向に延びた正面側シールド板411、背面側シールド板412、これら正面側シールド板411と背面側シールド板412の左右端上部同士を繋ぐ左右の繋ぎ部413、正面側シールド板411の左右端より背面側に延び、更に側方に延びて形成された主固定部415,背面側シールド板412の中央部より下方に延びて形成された櫛歯状の下方延出部416、背面側シールド板412の上部を切り欠いた一部を上方に延設して形成された複数のリード部417とを備えて構成される。ここで、図13(G),(H)からも分かるように、背面側シールド板412は上端部で正面側に折り返された構成になっている。また、下方延出部416は図14(A)に示すように、背面側シールド板412との境で屈曲してやや正面側に傾斜した形状になっている。なお、これら各部よりなるシールド用シェル410は一枚の板材からなり、打ち抜き及び曲げ加工により一体に形成される。
【0038】
上記シールド用シェル410にモールド成型(インサートモールド成型)を施して一体に形成された雌コネクタハウジング420は、図13及び図14(B)に示すように、シールド用シェル410の正面側シールド板411の内面側を延びるとともに、この正面側シールド板411の中央上部において正面側に露出するように形成された正面壁部421と、背面側シールド板412の内面側を延びるように形成された背面壁部422と、正面壁部421と背面壁部422の両端部を繋ぐように形成された左右の側壁部423と、正面壁部421の下部と背面壁部422の下部とを繋ぐように形成された底部424と、シールド用シェル410の下方延出部416を外方から覆うように形成された背面側下部425とを有した構成となっている。そして、正面壁部421、背面壁部422、左右の側壁部423及び底部424により囲まれた部分により、雄コネクタ100の突起部132を受容する受容空間430が形成される。
【0039】
各雌コネクタ側コンタクト440は、中央の基部が雌コネクタハウジング420の正面壁部421と底部424との間に形成されたコンタクト溝431(図13(G),(H)参照)内に保持されており、上端に形成された弧状の接触部441が受容空間430内に位置するように上下方向に延びて設けられている。このため各雌コネクタ側コンタクト440は、雌コネクタハウジング420のコンタクト溝431において保持された基部よりも上方の部分(接触部441側)は片持ち梁状態になっており、雌コネクタ400の厚さ方向に弾性変形自在になっている。また、コンタクト溝431において保持された基部より下方に延びた部分は、更に雌コネクタ400の背面側に屈曲した後、更に図13(G),(H)の紙面下方に屈曲してリード部442を形成している。
【0040】
このように構成された雌コネクタ400では、図13(A)の紙面上方側に開口部を有し、その開口部の形状は、上述の雄コネクタ100の雄コネクタ本体ハウジング130より延びた突起部132が図13(A)の紙面上方から嵌合し得るものとなっている。また、各雌コネクタ側コンタクト440のリード部442は図13(C)に示す基板460上に形成された所定の信号パターン(図示せず)上に半田付け等により接合され、シールド用シェル410に形成された左右の主固定部415及びリード部417は、基板460上に形成された所定の接地パターン(図示せず)上に同じく半田付け等により接合される。また、これらの半田付けの前には、雌コネクタハウジング420の下部に形成された位置決め突起427が基板460上に設けられた位置決め穴(図示せず)内に挿入されて、雌コネクタ400の基板460上での位置決めがなされる。
【0041】
図15は雄コネクタ100を本第2実施形態に係る雌コネクタ400に挿入取り付けする前後の様子を両コネクタ100,400の断面図により示すものであり、(A)は雄コネクタ100を雌コネクタ400に挿入取り付けする前の状態、(B)は雄コネクタ100を雌コネクタ400に挿入取り付けした後の状態をそれぞれ示している。雄コネクタ100が雌コネクタ400に挿入取り付けされる際、各雄コネクタ側コンタクト140は雌コネクタ側コンタクト440の接触部441と接触し、これを雌コネクタ400の正面側(図15(B)では紙面右方)に押し退ける。ここで、雌コネクタ400の雌コネクタハウジング420の正面壁部421には各雌コネクタ側コンタクト440に対応して左右方向に並べて設けられた逃げ孔426が形成されているため、各雌コネクタ側コンタクト440は雌コネクタ400の正面側に弾性変形しても、雌コネクタハウジング420の正面壁部421とは接触しない。
【0042】
各雌コネクタ側コンタクト440は前述したように、片持ち梁状態で弾性変形自在に雌コネクタハウジング420に保持されているため、雄コネクタ100が雌コネクタ400内に挿入された状態にあるときには、雄コネクタ100側からの押圧力に抗して元の姿勢に戻ろうとする復元力を発揮する。このため、雄コネクタ100が雌コネクタ400に挿入取り付けされた状態では、雄コネクタ側コンタクト140と雌コネクタ側コンタクト440とは接触した状態となる。そして、このように雄コネクタ側コンタクト140と雌コネクタ側コンタクト440とが接触した状態となると、雌コネクタ側コンタクト440が取り付けられた基板460上の信号パターンと雄コネクタ側コンタクト140に取り付けられた電線Cとは電気的に接続された状態となり、両コネクタ100,400を介した信号伝送が可能となる。
【0043】
また、雄コネクタ100が雌コネクタ400に挿入取り付けされた状態では、雄コネクタ100に設けられた第1シールド板120は、雌コネクタ400に設けられた背面側シールド板412に接触するため、雄コネクタ100側のシールド用シェル(第1シールド板120及び第2シールド板160からなるシェル構造)と雌コネクタ400側のシールド用シェル410とは電気的に接続された状態となる。ここで、雄コネクタ100側のシールド用シェルは各電線Cのシールド線S2を介して接地されており、雌コネクタ400側のシールド用シェル410はそのリード部417を介して基板460上の接地パターンと接続されているため、雄コネクタ100側のシールド用シェルと雌コネクタ400側のシールド用シェル410はともに接地された状態(静電シールドされた状態)となる。このため、雄コネクタ100側のシールド用シェル内に位置する雄コネクタ側コンタクト140同士の間、及び雌コネクタ400側のシールド用シェル410内に位置する雌コネクタ側コンタクト440同士の間において発生する静電気に起因するノイズを効果的に除去することができる。これは、前述した雄コネクタ100と雌コネクタ200の組み合わせの場合と同様である。
【0044】
これまで本発明の好ましい実施形態について説明してきたが、本発明の範囲は上述の実施形態に記載したものに限定されない。例えば、上述の実施形態においては、雄コネクタ側コンタクト140全体が第1シールド板120と第2シールド板160とからなるシェル構造により取り囲まれる構成を採っていたが、これは一例であり、雄コネクタ側コンタクト140は必ずしもこのようなシェル構造に取り囲まれる構成を採る必要はない。また、上述の実施形態においては、本発明に係る電線接続型コネクタ(雄コネクタ100)に取り付けられる電線は同軸ケーブルであるとして説明したが、これは必ずしも同軸ケーブルである必要はなく、芯線の外周を被覆で覆ってなるケーブルであれば、どのようなものであっても構わない。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る電線接続型コネクタによれば、各電線を圧接カバーに保持させたうえで、圧接カバーをハウジングに結合させるだけで全ての電線を対応するコンタクトに接続することができるので、電線とコンタクトとの接続に要する工程は大変簡易なものとなる。また、各コンタクトの端子部の圧接溝を挟んで位置する両側部はハウジングにより固定保持されているため、電線が圧接される際に曲げ荷重等が作用しても端子部が変形することはなく、断線や信号伝送不良などの不具合の発生を抑えることができる。また、ハウジングとコンタクトとはモールド成型により形成されるため、複数のコンタクトがハウジング内に狭ピッチで配設される場合であってもその組立は大変容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシールド板付きコネクタを適用した基板接続型の雌コネクタと、これと嵌合して用いられる電線接続型の雄コネクタとを嵌合方向に対向させた状態で示すものであり、(A)はこれら両コネクタの正面図、(B)は両コネクタの側面図、(C)は両コネクタの背面図である。
【図2】雄コネクタ単体の構成を示すものであり、(A)は正面図、(B)は平面図、(C)は下面図、(D)は(A)における矢視D−Dより見た断面図、(E)は(A)における矢視E−Eより見た断面図である。
【図3】雄コネクタ本体の単体を示す図であり、(A)は雄コネクタ本体の正面図、(B)は平面図、(C)は下面図、(D)は(A)における矢視D−Dより見た断面図、(E)は(A)における矢視E−Eより見た断面図、(F)は(A)における矢視F−Fより見た部分断面図、(G)は(B)における領域Gの部分拡大図である。
【図4】圧接カバーの単体を示す図であり、(A)は圧接カバーの正面図、(B)は平面図、(C)は下面図、(D)は右側面図、(E)は裏面図、(F)は(E)における矢視F−Fより見た断面図、(G)は(E)における矢視G−Gより見た断面図である。
【図5】雄コネクタに取り付けられる電線を軸線方向に垂直な平面で切断した断面図である。
【図6】電線を雄コネクタに取り付ける手順を示す図であり、(A)は電線を保持した圧接カバーと雄コネクタ本体とが結合される直前の状態、(B)は電線を保持した圧接カバーと雄コネクタ本体とが結合されて電線が雄コネクタに取り付けられた状態を示す。
【図7】図6(A)の状態における圧接カバー及び雄コネクタ本体の部分拡大斜視図である。
【図8】(A)は、内側被覆が剥き出しになった状態の電線と雄コネクタ側コンタクトの圧接溝が対向した状態を示す図、(B)は圧接カバーと雄コネクタ本体とが結合された後であって、内側被覆の両側部が雄コネクタ側コンタクト140の圧接溝の両辺部により切り込まれて芯線が圧接溝内に圧接された状態を示す図である。
【図9】(A)は、外側被覆が剥き出しになった状態の電線と第1シールド板の圧接溝が対向した状態を示す図、(B)は圧接カバーと雄コネクタ本体とが結合された後であって、外側被覆の両側部が第1シールド板の圧接溝の両辺部により切り込まれてシールド線S2が圧接溝内に圧接された状態を示す図である。
【図10】雌コネクタ単体の構成を示すものであり、(A)は正面図、(B)は平面図、(C)は下面図、(D)は(A)における矢視D−Dより見た断面図、(E)は(A)における矢視E−Eより見た断面図、(F)は(B)における矢視F−Fより見た断面図である。
【図11】雌コネクタの製造工程の一部を示すものであり、(A)は雌コネクタのシールド用シェル単体の斜視図、(B)は(A)に示すシールド用シェルにモールド成型を施してハウジングを形成させた後の雌コネクタの斜視図である。
【図12】雄コネクタを雌コネクタに挿入取り付けする前後の様子を両コネクタの断面図により示すものであり、(A)は雄コネクタを雌コネクタに挿入取り付けする前の状態、(B)は雄コネクタを雌コネクタに挿入取り付けした後の状態をそれぞれ示す。
【図13】第2実施形態に係る雌コネクタの構成を示すものであり、(A)は正面図、(B)は平面図、(C)は下面図、(D)は右側面図、(E)は裏面図、(F)は(B)における矢視F−Fより見た断面図、(G)は(A)における矢視G−Gより見た断面図、(H)は(A)における矢視H−Hより見た断面図である。
【図14】第2実施形態に係る雌コネクタの製造工程の一部を示すものであり、(A)は雌コネクタのシールド用シェル単体の斜視図、(B)は(A)に示すシールド用シェルにモールド成型を施した後の雌コネクタの斜視図である。
【図15】雄コネクタを第2実施形態に係る雌コネクタに挿入取り付けする前後の様子を両コネクタの断面図により示すものであり、(A)は雄コネクタを雌コネクタに挿入取り付けする前の状態、(B)は雄コネクタを雌コネクタに挿入取り付けした後の状態をそれぞれ示す。
【図16】電線の芯線をコンタクトの圧接溝内に圧接して接続するタイプの従来コネクタの一例を示す斜視図である。
【図17】図16に示す従来コネクタにおいて、各電線の芯線が対応するコンタクトの圧接溝内に圧接されて電線とコンタクトとが接続された状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
100 雄コネクタ
120 第1シールド板
122 シールド板接触部
123 圧接溝
124 テーパ部
140 雄コネクタ側コンタクト
141 端子部
142 圧接溝
143 テーパ部
150 圧接カバー
151 電線保持部
152 横溝
153 縦溝
160 第2シールド板
161 シールド板接触部
200 雌コネクタ
210 シールド用シェル
211 正面側シールド板
212 背面側シールド板
215 主固定部
217 リード部
230 受容空間
240 雌コネクタ側コンタクト
241 接触部
242 リード部
260 基板
C 電線
S1 芯線
S2 シールド線
D1 内側被覆
D2 外側被覆[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a wire connection type connector configured to include a contact connected to an electric wire in a housing, and more particularly to a wire connection type connector having a configuration in which an electric wire is pressure-attached in a pressure-contact groove provided in the contact.
[0002]
[Prior art]
In a conventional wire connection type connector, as a method of connecting an electric wire to a contact, in addition to soldering the core wire of the electric wire to the contact, there is a method of attaching the electric wire by press-contacting in a press-contact groove formed in a part of the contact. Are known. As described above, the connector of the type in which the electric wire is attached to the contact by pressure contact has a great advantage that the manufacturing process can be greatly reduced by shortening the time required for the manufacturing because the connecting process between the electric wire and the contact is simple.
[0003]
FIG. 16 shows an example of a conventional connector of the type in which the electric wire is attached by being pressed into the contact pressure groove of the contact. Each
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in such a conventional type of wire connection connector, the
[0005]
The present invention has been made in view of such problems, and even when a bending load or the like is applied when the electric wire is pressed into the press contact groove, the terminal portion is not deformed, disconnection, signal transmission failure, etc. It is an object of the present invention to provide a wire connection type connector having a configuration capable of suppressing the occurrence of the above problems.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
Wire connection type connector according to the present invention (for example,
[0007]
According to the electric wire connection type connector according to the present invention having such a configuration, it is possible to connect all the electric wires to the corresponding contacts only by holding the electric wires to the press contact cover and then coupling the press contact cover to the housing. Therefore, the process required for connecting the electric wire and the contact is very simple. In addition, since both sides located across the pressure contact groove of the terminal portion of each contact are fixed and held by the housing, the terminal portion will not be deformed even if a bending load or the like is applied when the electric wire is pressed. The occurrence of problems such as disconnection and signal transmission failure can be suppressed. Further, since the housing and the contacts are formed by molding, the assembly is very easy even when a plurality of contacts are arranged in the housing at a narrow pitch.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 shows a
[0009]
First, the configuration of the
[0010]
As shown in FIG. 2, the male connector
[0011]
The
[0012]
Further, as shown in FIG. 3 (G), between the adjacent shield
[0013]
As shown in FIG. 3, the male connector
[0014]
The male
[0015]
As shown in FIG. 4, the
[0016]
As shown in FIG. 2, the
[0017]
FIG. 5 shows a cross-sectional view of the configuration of the electric wire C attached to the
[0018]
6A and 6B are diagrams showing a procedure for attaching the electric wire C to the
[0019]
When all the electric wires C (10 in this case) are held in the
[0020]
When the electric
[0021]
Further, when the electric
[0022]
Further, as described above, when the
[0023]
8 shows a state in which the core wire S1 of each electric wire C is pressed into the
[0024]
9 shows that when the
[0025]
Thus, in the state where the electric wire C is attached to the
[0026]
As described above, in the
[0027]
Next, the configuration of the
[0028]
The
[0029]
A
[0030]
Each female
[0031]
The
[0032]
FIG. 12 is a cross-sectional view of the
[0033]
Since each female
[0034]
Further, when the
[0035]
Further, in this
[0036]
FIG. 13 shows a
[0037]
The
[0038]
The
[0039]
Each female connector-
[0040]
The
[0041]
FIG. 15 is a sectional view of the
[0042]
As described above, each female connector-
[0043]
In addition, when the
[0044]
Although the preferred embodiments of the present invention have been described so far, the scope of the present invention is not limited to those described in the above embodiments. For example, in the above-described embodiment, the male connector-
[0045]
【The invention's effect】
As explained above,According to the electric wire connection type connector according to the present invention, since each electric wire is held by the press contact cover and all the electric wires can be connected to the corresponding contacts simply by coupling the press contact cover to the housing, The process required for connection with the contact is very simple. In addition, since both sides located across the pressure contact groove of the terminal portion of each contact are fixed and held by the housing, the terminal portion will not be deformed even if a bending load or the like is applied when the electric wire is pressed. The occurrence of problems such as disconnection and signal transmission failure can be suppressed. Further, since the housing and the contacts are formed by molding, the assembly is very easy even when a plurality of contacts are arranged in the housing at a narrow pitch.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 shows a board-connecting female connector to which a connector with a shield plate according to the present invention is applied, and a wire-connecting male connector that is used by fitting to this, facing each other in the fitting direction. (A) is a front view of these two connectors, (B) is a side view of both connectors, and (C) is a rear view of both connectors.
FIGS. 2A and 2B show the structure of a single male connector, where FIG. 2A is a front view, FIG. 2B is a plan view, FIG. 2C is a bottom view, and FIG. 2D is a view from arrow DD in FIG. Sectional view seen, (E) is a sectional view seen from arrow EE in (A).
FIGS. 3A and 3B are diagrams showing a single male connector body, in which FIG. 3A is a front view of the male connector body, FIG. 3B is a plan view, FIG. 3C is a bottom view, and FIG. Sectional view seen from DD, (E) is a sectional view seen from arrow EE in (A), (F) is a partial sectional view seen from arrow FF in (A), (G ) Is a partially enlarged view of a region G in (B).
FIGS. 4A and 4B are diagrams showing a single pressure contact cover, where FIG. 4A is a front view of the pressure contact cover, FIG. 4B is a plan view, FIG. 4C is a bottom view, FIG. 4D is a right side view, and FIG. A back view, (F) is sectional drawing seen from arrow FF in (E), (G) is sectional drawing seen from arrow GG in (E).
FIG. 5 is a cross-sectional view of an electric wire attached to a male connector cut along a plane perpendicular to the axial direction.
6A and 6B are diagrams showing a procedure for attaching an electric wire to a male connector, wherein FIG. 6A is a state immediately before the press-contact cover holding the electric wire and the male connector main body are coupled, and FIG. 6B is a press-contact cover holding the electric wire. And the male connector main body are coupled to each other and the electric wire is attached to the male connector.
7 is a partially enlarged perspective view of the pressure contact cover and the male connector main body in the state of FIG. 6 (A). FIG.
FIG. 8A is a view showing a state in which the pressure contact groove of the male connector side contact is opposed to the electric wire in a state in which the inner coating is exposed, and FIG. 8B is a view in which the pressure contact cover and the male connector main body are combined. FIG. 6 is a diagram showing a state where both sides of the inner coating are cut by both sides of the pressure contact groove of the male
FIG. 9A is a view showing a state in which the electric wire in a state where the outer coating is exposed and the press contact groove of the first shield plate are opposed to each other, and FIG. FIG. 4 is a diagram showing a state where both sides of the outer covering are cut by both sides of the pressure contact groove of the first shield plate and the shield wire S2 is pressed into the pressure contact groove.
10A and 10B show the structure of a single female connector, in which FIG. 10A is a front view, FIG. 10B is a plan view, FIG. 10C is a bottom view, and FIG. Sectional view seen, (E) is a sectional view seen from arrow EE in (A), and (F) is a sectional view seen from arrow FF in (B).
11A and 11B show a part of the manufacturing process of the female connector, in which FIG. 11A is a perspective view of the shield shell of the female connector, and FIG. 11B is a molding of the shield shell shown in FIG. It is a perspective view of the female connector after forming a housing.
FIGS. 12A and 12B are cross-sectional views of both connectors before and after the male connector is inserted and attached to the female connector. FIG. 12A shows a state before the male connector is inserted and attached to the female connector, and FIG. The state after inserting and attaching a connector to a female connector is shown, respectively.
FIGS. 13A and 13B show a configuration of a female connector according to a second embodiment, wherein FIG. 13A is a front view, FIG. 13B is a plan view, FIG. 13C is a bottom view, and FIG. E) is a back view, (F) is a cross-sectional view as seen from the arrow FF in (B), (G) is a cross-sectional view as seen from the arrow GG in (A), and (H) is (A). It is sectional drawing seen from the arrow HH in FIG.
FIGS. 14A and 14B show a part of the manufacturing process of the female connector according to the second embodiment, wherein FIG. 14A is a perspective view of a shield shell of the female connector, and FIG. 14B is a shield for the shield shown in FIG. It is a perspective view of the female connector after performing molding to the shell.
FIG. 15 is a cross-sectional view of both connectors before and after the male connector is inserted and attached to the female connector according to the second embodiment. FIG. 15 (A) is a state before the male connector is inserted and attached to the female connector. (B) shows the state after the male connector is inserted and attached to the female connector.
FIG. 16 is a perspective view showing an example of a conventional connector of the type in which a core wire of an electric wire is connected by being pressed into a press contact groove of the contact.
FIG. 17 is a perspective view showing a state in which the core wire of each electric wire is pressed into the press contact groove of the corresponding contact and the electric wire and the contact are connected in the conventional connector shown in FIG. 16;
[Explanation of symbols]
100 male connector
120 First shield plate
122 Shield plate contact area
123 pressure contact groove
124 taper
140 Male connector side contact
141 Terminal
142 pressure contact groove
143 Taper
150 Pressure welding cover
151 Electric wire holding part
152 Horizontal groove
153 Vertical groove
160 Second shield plate
161 Shield plate contact area
200 Female connector
210 Shell for Shield
211 Front shield plate
212 Back side shield plate
215 Main fixing part
217 Lead part
230 Receiving space
240 Female connector side contact
241 Contact part
242 Lead part
260 substrates
C electric wire
S1 core wire
S2 Shielded wire
D1 Inner coating
D2 outer coating
Claims (4)
前記複数のコンタクトをモールド成型により整列して一体に保持してなるハウジング(130)と、A housing (130) in which the plurality of contacts are aligned and held together by molding;
複数の電線(C)の端部を整列保持した状態で前記ハウジングに取り付けられて、前記複数の電線を前記複数のコンタクトの端子部(141)に圧接接続させる圧接カバー(150)とを有して構成される電線接続型コネクタであって、A pressure contact cover (150) attached to the housing in a state where the ends of the plurality of electric wires (C) are aligned and held to press-connect the plurality of electric wires to the terminal portions (141) of the plurality of contacts; A wire connection type connector,
前記複数のコンタクトの前記端子部はそれぞれ前記電線における芯線(S1)の被覆部(D1)に切り込んで前記芯線を入り込ませる圧接溝(142)を有し、前記端子部は、一列に並ぶとともに前記圧接溝を表面側に露出させて前記端子部の両側を前記ハウジングにより固定保持するように前記ハウジングがモールド成型されて作られており、Each of the terminal portions of the plurality of contacts has a pressure contact groove (142) that cuts into a covering portion (D1) of the core wire (S1) in the electric wire to allow the core wire to enter, and the terminal portions are arranged in a line and The housing is molded and formed so that the pressure contact groove is exposed on the surface side and both sides of the terminal portion are fixed and held by the housing.
前記圧接カバーには、前記ハウジングに取り付けられたときに前記端子部と対向する部分に電線保持部(151)が設けられ、前記電線保持部には、前記複数の電線の前記芯線を覆った前記被覆部を整列して保持する複数の縦溝(153)と、これら複数の縦溝と直交して延びる横溝(152)とが形成されており、The pressure contact cover is provided with an electric wire holding portion (151) in a portion facing the terminal portion when attached to the housing, and the electric wire holding portion covers the core wires of the plurality of electric wires. A plurality of vertical grooves (153) for holding the covering portions in alignment and a horizontal groove (152) extending orthogonal to the plurality of vertical grooves are formed,
前記複数の縦溝に前記電線の端部の被覆部を整列して保持した状態で前記圧接カバーを前記ハウジングに押しつけて取り付け、一列に並んで前記ハウジングにより両側が固定保持された前記端子部を前記横溝内に入り込ませ、前記端子部が前記被覆部に切り込んで前記圧接溝内に前記芯線を入り込ませて前記芯線を前記端子部に圧接接続させるように構成されたことを特徴とする電線接続型コネクタ。The pressure contact cover is pressed against the housing in a state in which the covering portions at the ends of the electric wires are aligned and held in the plurality of vertical grooves, and the terminal portions whose both sides are fixedly held by the housing in a row are arranged. An electric wire connection characterized in that it is inserted into the lateral groove, the terminal portion is cut into the covering portion, the core wire is inserted into the pressure contact groove, and the core wire is press-connected to the terminal portion. Type connector.
前記電線の端部から所定長さの分の前記外側被覆及び前記シールド線を除去して前記内側被覆が剥き出しとなった部分を前記圧接カバーにおける前記縦溝内に押し込んで前記圧接カバーにより前記複数の電線を整列保持させることを特徴とする請求項1に記載の電線接続型コネクタ。The outer coating and the shielded wire corresponding to a predetermined length are removed from the end portion of the electric wire, and the portion where the inner coating is exposed is pushed into the longitudinal groove in the press-contact cover, and the plurality of press-contact covers The electric wire connection type connector according to claim 1, wherein the electric wires are aligned and held.
前記シールド板の根元側端部に櫛歯状に形成されたシールド板接触部(122)が、前記ハウジング内を貫通して表面側に突出するとともにこの突出部にシールド板圧接溝(123)が形成されており、A shield plate contact portion (122) formed in a comb-teeth shape at the base side end of the shield plate projects through the housing and protrudes to the surface side, and a shield plate pressure contact groove (123) is formed in the projecting portion. Formed,
前記電線(C)の端部における前記内側被覆が剥き出しとなった部分を前記縦溝内に押し込んで前記複数の電線を整列保持した状態の前記圧接カバーを前記ハウジングに押しつけて取り付けたときに、前記内側被覆が剥き出しとなった部分より根元側の前記シールド線(S2)および前記外側被覆(D2)に覆われた部分を前記シールド板接触部に押しつけ、前記シールド板接触部が前記外側被覆に切り込んで前記シールド板圧接溝内に前記シールド線を入り込ませて前記シールド線を前記シールド板接触部に圧接接続させるように構成されたことを特徴とする請求項2に記載の電線接続型コネクタ。When the press-contact cover in a state where the plurality of electric wires are aligned and held by pressing the portion where the inner coating at the end of the electric wire (C) is exposed into the vertical groove is pressed against the housing, The portion covered with the shield wire (S2) and the outer coating (D2) on the base side from the portion where the inner coating is exposed is pressed against the shield plate contact portion, and the shield plate contact portion is applied to the outer coating. The electric wire connection type connector according to claim 2, wherein the shield wire is configured to be cut and inserted into the shield plate press-contact groove so as to press-connect the shield wire to the shield plate contact portion.
前記圧接カバーを前記ハウジングに押しつけて取り付けたときに、前記シールド板圧接溝内に前記シールド線を入り込ませて前記シールド線を前記シールド板接触部に圧接接続させた状態の前記シールド板接触部の先端が前記貫通穴内に突入するように構成されていることを特徴とする請求項3に記載の電線接続型コネクタ。When the press contact cover is pressed against the housing and attached, the shield wire is inserted into the shield plate press contact groove, and the shield wire is in pressure contact connection with the shield plate contact portion. The electric wire connection type connector according to claim 3, wherein a distal end is configured to enter into the through hole.
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