JP3750572B2 - バルブ付き接続部材及び接続構造体 - Google Patents
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Description
【発明の技術分野】
本発明は、自動車用燃料タンクのエバポレイト配管などに好適な、バルブ付きの接続部材及びこの接続部材を用いた接続構造体に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車用燃料タンクにおいては、燃料タンクとエンジン側のキャニスターとを配管で接続して、蒸発ガソリンによる内圧を制御することが行われている。すなわち、この燃料タンクとキャニスターの間に接続するエバポレイト配管にチェックバルブ(逆止弁)を配置し、蒸発ガソリンが燃料タンク側からエンジン側には流れるが、逆方向には流通しないように構成されている。
【0003】
従来、一般的には、燃料タンクとチェックバルブの間及び、チェックバルブとキャニスターの間をそれぞれゴムホースで接続し、各接続個所をゴムホースの外周からクリップなどの締付部材で締め付けて固着していた。しかし、このような接続構造では部品点数が多いため、組み付け作業が非常に煩雑であるうえに、コスト高となっていた。
【0004】
また、最近では、ガソリン透過性を抑えると共に、組付け作業性の向上を目的として、ゴムホースに代えて樹脂チューブを用いることが多くなっている。樹脂チューブを用いる場合には、チェックバルブの両端に接続した各樹脂チューブの他端にそれぞれクイックコネクタを嵌着しておき、このクイックコネクタで燃料タンク及びキャニスターと接続している。
【0005】
なお、従来から用いられているチェックバルブは、略円筒状のハウジングの内部に弁体を移動可能に配置し、ハウジングの一端に形成された弁座に向って弁体を弁バネによって付勢する構造のものである。したがって、従来のチェックバルブはクイックコネクタやゴムホース又は樹脂チューブと別体であり、ゴムホースや樹脂チューブの端部に圧入嵌着して用いるものであった。また、チェックバルブ自体の組立ても、上下ハウジング部の溶接が必要であるなど、工程的にも精度的にも極めて面倒であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように、自動車用燃料タンクのエバポレイト配管などのように、配管途中にチェックバルブ(逆止弁)を配置する場合には、クイックコネクタやゴムホース又は樹脂チューブと別体のチェックバルブを使用するため、部品点数が多くかつ組付け作業が煩雑で、コストの低減を図ることが難しかった。
また、近年では更なる低ガソリン透過性の要求に対して、ゴムホース又は樹脂チューブとチェックバルブとの接続部分からの微小な透過量も無視できないことが判明し、部品同士の接続箇所を削減することがガソリン透過量を抑える有効な手段の一つであるとされている。
【0007】
本発明は、上記した問題を解決しようとするもので、エバポレイト配管などのチェックバルブを必要とする配管の部品点数を減らすと同時に、接続箇所の削減を図ることができるチェックバルブを備えた簡単な構造の接続部材を提供すること、並びにバルブ付き接続部材を用いたエバポレイト配管などに好適な低ガソリン透過性でかつ低コストな接続構造体を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、上記請求項1に係る発明の構成上の特徴は、可撓性チューブをバルブ付き接続部材に接続した接続構造体であって、一端に可撓性チューブの端部内周面を挿入可能な筒状のニップル部を備えると共に、ニップル部の先端部に一端側向きに形成された径方向に延びる環状の第1表面部を備えた筒状の接続部材と、一端から他端に延び、その一端側に他端側よりも小さい内径の軸穴を有する小径部と、他端側に形成された大径部と、小径部と大径部との間の内周面にバルブシール面を有する弁座部と、他端に形成されたニップル部の先端部外周面に嵌着された嵌合端部とを備えた筒状のバルブキャップと、バルブキャップのバルブシール面に当接する当接部を有する底部と、底部から他端側に向って開口した筒状の開口端部と、第1表面部に対向して開口端部に形成された径方向に延びる環状の第2表面部と、開口端部から径方向外方に一体に延設された第1摺動部と、第1摺動部に設けられた流体の流通を可能にする第1流通部とを備え、第1摺動部によりバルブキャップの大径部内に軸方向に摺動可能に収納された筒状のバルブ本体と、第1表面部と第2表面部との間に配置され、バルブ本体を一端側に向って付勢する圧縮スプリングと、接続部材のニップル部の先端部外周面に嵌合接続されたバルブキャップの外周面及びこの外周面から他端側に向って延びるニップル部の外周面にその一端部が嵌着された可撓性チューブとを備えたことにある。
【0009】
上記のように構成した請求項1に係る発明においては、バルブ本体は圧縮スプリングによって一端側に向けて付勢されているので、バルブ本体の底部の当接部がバルブキャップのバルブシール面に隙間なく当接している。したがって、接続構造体の一端側の流体圧が他端側より小さいときは、第1流通部を含めた流通路が閉じられたままとなり、流体の流通が不可能になる。逆に、接続構造体の一端側の流体圧が他端側より大きくなると、バルブ本体が圧縮スプリングをさらに圧縮して他端側に移動するので、バルブ本体の底部の当接部がバルブシール面を離れてバルブキャップの大径部他端側に移動し、当接部とバルブシール面との間に隙間が形成される。その結果、第1流通部を含めた流通路が開かれ、流体が一端側から他端側に向って流通可能になる。その際、バルブ本体は、第1摺動部により大径部内を軸方向にスムーズに移動できると共に、第1摺動部に設けた第1流通部により流体の流通がスムーズに行われる。
【0010】
この接続構造体では、バルブ本体が、接続部材に嵌着されたバルブキャップ内に収容されているため、部品点数を削減できると共に、接続箇所を削減することができる。そのため、接続構造体のコストを低減できると共に、組立て時間を削減できる。
さらに、バルブキャップが、ニップル部の先端部外周面に嵌着されるのみであるが、可撓性チューブが、接続部材に嵌合接続されたバルブキャップの外周面及びこの外周面から他端側に向って延びるニップル部の外周面にその一端部が嵌着されている。そのため、接続部分での低ガソリン透過性を確保できる。また、バルブキャップとニップル部の先端部との接続が溶接を必要としないので、接続のためのコストを安価にすることができる。
【0011】
また、上記請求項2に係る発明の構成上の特徴は、前記請求項1に記載の接続構造体において、バルブ本体が、底部から更に一端側に向って延び、バルブキャップの小径部内に摺動可能に収納されている第2摺動部と、第2摺動部に設けられた流体の流通を可能にする第2流通部とを設けたことにある。これにより、第2摺動部によってバルブ本体の軸方向の動きが更にスムーズに行われると共に、第2流通部により第2摺動部での流体の流通がスムーズに行われる。
【0012】
また、上記請求項3に係る発明の構成上の特徴は、可撓性チューブをバルブ付き接続部材に接続した接続構造体であって、一端に可撓性チューブの端部内周面を挿入可能な筒状のニップル部を備えると共に、ニップル部の先端部に一端側向きに形成された径方向に延びる環状の第1表面部を備えた筒状の接続部材と、一端から他端に延び、その一端側に他端側よりも小さい内径の軸穴を有する小径部と、他端側に形成された大径部と、小径部と大径部との間の内周面にバルブシール面を有する弁座部と、大径部の一端側内周面にて径方向内方に一体に延設された第1摺動部と、第1摺動部に設けられた流体の流通を可能にする第1流通部と、他端に形成されたニップル部の先端部外周面に嵌着された嵌合端部とを備えた筒状のバルブキャップと、バルブキャップのバルブシール面に当接する当接部を有する底部と、底部から他端側に向って開口した筒状の開口端部と、第1表面部に対向して開口端部に形成された径方向に延びる環状の第2表面部とを備え、バルブキャップの大径部内に収納されて第1摺動部により軸方向に摺動可能にされた筒状のバルブ本体と、第1表面部と第2表面部との間に配置され、バルブ本体を一端側に向って付勢する圧縮スプリングと、接続部材のニップル部の先端部外周面に嵌合接続されたバルブキャップの外周面及びこの外周面から他端側に向って延びるニップル部の外周面にその一端部が嵌着された可撓性チューブとを備えたことにある。
【0013】
上記のように構成した請求項3に係る発明は、上記請求項1の発明において、第1摺動部をバルブ本体の開口端部に設ける代わりに、バルブキャップの大径部の一端側内周面に設けたものである。これにより、接続構造体の一端側の流体圧が他端側より大きくなり、バルブ本体が圧縮スプリングをさらに圧縮して他端側に移動する際に、バルブキャップに設けた第1摺動部によりバルブ本体は大径部内を軸方向にスムーズに移動できると共に、第1摺動部に設けた第1流通部により流体の流通がスムーズに行われる。その結果、請求項3の発明においても、上記請求項1の発明と同様の作用効果が得られる。
【0014】
また、上記請求項4に係る発明の構成上の特徴は、前記請求項3に記載の接続構造体において、バルブ本体が、底部から更に一端側に向って延び、バルブキャップの小径部内に摺動可能に収納されている第2摺動部と、第2摺動部に設けられた流体の流通を可能にする第2流通部とを設けたことにある。これにより、第2摺動部によってバルブ本体の軸方向の動きが更にスムーズに行われると共に、第2流通部により第2摺動部での流体の流通がスムーズに行われる。
【0015】
また、上記請求項5に係る発明の構成上の特徴は、可撓性チューブをバルブ付き接続部材に接続した接続構造体であって、一端に可撓性チューブの端部内周面を挿入可能な筒状のニップル部を備えると共に、ニップル部の先端部に一端側向きに形成された径方向に延びる環状の第1表面部を備えた筒状の接続部材と、一端から他端に延び、その一端側に他端側よりも小さい内径の軸穴を有する小径部と、他端側に形成された大径部と、小径部と大径部との間の内周面にバルブシール面を有する弁座部と、他端に形成されたニップル部の先端部外周面に嵌着された嵌合端部とを備えた筒状のバルブキャップと、バルブキャップのバルブシール面に当接する当接部を有する底部と、底部から他端側に向って開口した筒状の開口端部と、第1表面部に対向して開口端部に形成された径方向に延びる環状の第2表面部と、底部から一端側に向って一体に延設された摺動部と、摺動部に設けられた流体の流通を可能にする流通部とを備え、バルブキャップ内に収納されて摺動部により軸方向に摺動可能にされた筒状のバルブ本体と、第1表面部と第2表面部との間に配置され、バルブ本体を一端側に向って付勢する圧縮スプリングと、接続部材のニップル部の先端部外周面に嵌合接続されたバルブキャップの外周面及びこの外周面から他端側に向って延びるニップル部の外周面にその一端部が嵌着された可撓性チューブとを備えたことにある。
【0016】
上記のように構成した請求項5に係る発明は、上記請求項1の発明において、第1摺動部をバルブ本体の開口端部に設ける代わりに、摺動部を底部から一端側に向って設けたものである。これにより、接続構造体の一端側の流体圧が他端側より大きくなり、バルブ本体が圧縮スプリングをさらに圧縮して他端側に移動する際に、バルブ本体が摺動部により小径部及び大径部内を軸方向にスムーズに移動できると共に、摺動部に設けた流通部により流体の流通がスムーズに行われる。その結果、請求項5の発明においても、上記請求項1の発明と同様の作用効果が得られる。
【0017】
また、上記請求項6に係る発明の構成上の特徴は、前記請求項1から5のいずれか1項に記載の接続構造体において、バルブ本体の底部に、底部を軸方向に貫通する流量調整孔を設けたことにある。
上記のように構成した請求項6に係る発明においては、接続構造体の一端側の流体圧が他端側より小さいときは、流通部を含めた流通路が閉じられているが、底部に設けた流量調整孔を設けたことにより、他端側から一端側に流体がわずかの流量で流通する。また、接続構造体の一端側の流体圧が他端側よりわずかに大きいが、バルブ本体が圧縮スプリングをさらに圧縮するに至らないときは、流通部を含めた流通路が閉じられており、底部に設けた流量調整孔を通して一端側から他端側に流体がわずかの流量で流通する。そして、接続構造体の一端側の流体圧が他端側より大きくなり、バルブ本体が圧縮スプリングをさらに圧縮するようになると、バルブ本体の底部の当接部がバルブシール面を離れてバルブキャップの大径部他端側に移動し、当接部とバルブシール面との間に隙間が形成される。これにより、流通部を含めた流通路が開かれ、多量の流体が一端側から他端側に向って流通可能になる。その結果、本発明によれば、接続構造体の一端側と他端側の流体圧の差により、一端側から他端側へ流れる流体の流量を調節することができる。
【0018】
また、上記請求項7に係る発明の構成上の特徴は、可撓性チューブに接続するためのバルブ付き接続部材であって、一端に可撓性チューブの端部内周面を挿入可能な筒状のニップル部を備えた筒状の接続部材と、接続部材のニップル部の先端に嵌着され、その一端側の小径部と他端側の大径部との間の内周面にバルブシール面を有する筒状のバルブキャップと、バルブキャップのバルブシール面に当接する当接部を有する底部を備え、バルブキャップの大径部内に軸方向に移動可能に収容されたバルブ本体と、バルブキャップの他端部と接続部材のニップル部との間に配置され、バルブ本体を一端側に向って付勢する圧縮スプリングとを備えたことにある。
【0019】
上記のように構成した請求項7に係る発明においては、バルブ付き接続部材は、可撓性チューブの一端部を、接続部材のニップル部の先端部外周面に嵌合接続されたバルブキャップの外周面及びこの外周面から他端側に向って延びるニップル部の外周面に嵌着させることにより、接続構造体を形成することができる。これにより、接続構造体の一端側の流体圧が他端側より小さいときは、流通部を含めた流通路が閉じられたままとなり、流体の流通が不可能になる。逆に、接続構造体の一端側の流体圧が他端側より大きくなると流通部を含めた流通路が開かれ、流体が一端側から他端側に向って流通可能になる。
【0020】
このバルブ付き接続部材は、バルブ本体が、接続部材に嵌着されたバルブキャップ内に収容されているため、接続構造体を形成するための部品点数を削減できると共に、接続箇所を削減することができる。そのため、接続構造体のコストを低減できると共に、組立て時間を削減できる。
さらに、このバルブ付き接続部材は、バルブキャップが、ニップル部の先端部外周面に嵌着されるのみであるが、可撓性チューブが、接続部材に嵌合接続されたバルブキャップの外周面及びこの外周面から他端側に向って延びるニップル部の外周面にその一端部が嵌着されている。そのため、接続部分での低ガソリン透過性を確保できる。また、バルブキャップとニップル部の先端部との接続が溶接を必要としないので、バルブ付き接続部材のコストを安価にすることができる。
【0021】
また、上記請求項8に係る発明の構成上の特徴は、可撓性チューブに接続するためのバルブ付き接続部材であって、一端に可撓性チューブの端部内周面を挿入可能な筒状のニップル部を備えると共に、ニップル部の先端部に一端側向きに形成された径方向に延びる環状の第1表面部を備えた筒状の接続部材と、一端から他端に延び、その一端側に他端側よりも小さい内径の軸穴を有する小径部と、他端側に形成された大径部と、小径部と大径部との間の内周面にバルブシール面を有する弁座部と、他端に形成されたニップル部の先端部外周面に嵌着された嵌合端部とを備えた筒状のバルブキャップと、バルブキャップのバルブシール面に当接する当接部を有する底部と、底部から他端側に向って開口した筒状の開口端部と、第1表面部に対向して開口端部に形成された径方向に延びる環状の第2表面部と、開口端部から径方向外方に一体に延設された第1摺動部と、第1摺動部に設けられた流体の流通を可能にする第1流通部とを備え、第1摺動部によりバルブキャップの大径部内に軸方向に摺動可能に収納された筒状のバルブ本体と、第1表面部と第2表面部との間に配置され、バルブ本体を一端側に向って付勢する圧縮スプリングとを備えたことにある。
【0022】
上記のように構成した請求項8に係る発明においては、可撓性チューブの一端部を、バルブ付き接続部材を構成する接続部材のニップル部の先端部外周面に嵌合接続されたバルブキャップの外周面及びこの外周面から他端側に向って延びるニップル部の外周面に嵌着させることにより、接続構造体を形成することができる。こ接続構造体の一端側の流体圧が他端側より大きくなる、バルブ本体は、第1摺動部により大径部内を軸方向にスムーズに移動できると共に、第1摺動部に設けた第1流通部により流体の流通がスムーズに行われる。その結果、請求項8の発明においても、上記請求項7の発明と同様の作用効果が得られる。
【0023】
また、上記請求項9に係る発明の構成上の特徴は、前記請求項7又は8に記載のバルブ部付き接続部材において、バルブ本体が、その底部から更に一端側に向って延び、バルブキャップの小径部内に摺動可能に収納されている第2摺動部と、第2摺動部に設けられた流体の流通を可能にする第2流通部とを設けたことにある。これにより、第2摺動部によってバルブ本体の軸方向の動きが更にスムーズに行われると共に、第2流通部により第2摺動部での流体の流通がスムーズに行われる。
【0024】
また、上記請求項10に係る発明の構成上の特徴は、可撓性チューブに接続するためのバルブ付き接続部材であって、一端に可撓性チューブの端部内周面を挿入可能な筒状のニップル部を備えると共に、ニップル部の先端部に一端側向きに形成された径方向に延びる環状の第1表面部を備えた筒状の接続部材と、一端から他端に延び、その一端側に他端側よりも小さい内径の軸穴を有する小径部と、他端側に形成された大径部と、小径部と大径部との間の内周面にバルブシール面を有する弁座部と、大径部の一端側内周面にて径方向内方に一体に延設された第1摺動部と、第1摺動部に設けられた流体の流通を可能にする第1流通部と、他端に形成されたニップル部の先端部外周面に嵌着された嵌合端部とを備えた筒状のバルブキャップと、バルブキャップのバルブシール面に当接する当接部を有する底部と、底部から他端側に向って開口した筒状の開口端部と、第1表面部に対向して開口端部に形成された径方向に延びる環状の第2表面部とを備え、バルブキャップの大径部内に収納されて第1摺動部により軸方向に摺動可能にされた筒状のバルブ本体と、第1表面部と第2表面部との間に配置され、バルブ本体を一端側に向って付勢する圧縮スプリングとを備えたことにある。
【0025】
上記請求項10の発明は、上記請求項8のバルブ付き接続部材において、第1摺動部をバルブ本体の開口端部に設ける代わりに、バルブキャップの大径部の一端側内周面に設けたものである。これにより、バルブ本体が圧縮スプリングをさらに圧縮して他端側に移動する際に、第1摺動部により大径部内を軸方向にスムーズに移動できると共に、第1摺動部に設けた第1流通部により流体の流通がスムーズに行われる。その結果、請求項10の発明においても、上記請求項8の発明と同様の作用効果が得られる。
【0026】
また、上記請求項11に係る発明の構成上の特徴は、前記請求項10に記載のバルブ付き接続部材において、バルブ本体が、底部から更に一端側に向って延び、バルブキャップの小径部内に摺動可能に収納されている第2摺動部、第2摺動部に設けられた流体の流通を可能にする第2流通部とを設けたことにある。これにより、第2摺動部によってバルブ本体の軸方向の動きが更にスムーズに行われると共に、第2流通部により第2摺動部での流体の流通がスムーズに行われる。
【0027】
また、上記請求項12に係る発明の構成上の特徴は、可撓性チューブに接続するためのバルブ付き接続部材であって、一端に可撓性チューブの端部内周面を挿入可能な筒状のニップル部を備えると共に、ニップル部の先端部に一端側向きに形成された径方向に延びる環状の第1表面部を備えた筒状の接続部材と、一端から他端に延び、その一端側に他端側よりも小さい内径の軸穴を有する小径部と、他端側に形成された大径部と、小径部と大径部との間の内周面にバルブシール面を有する弁座部と、他端に形成されたニップル部の先端部外周面に嵌着された嵌合端部とを備えた筒状のバルブキャップと、バルブキャップのバルブシール面に当接する当接部を有する底部と、底部から他端側に向って開口した筒状の開口端部と、第1表面部に対向して開口端部に形成された径方向に延びる環状の第2表面部と、底部から一端側に向って一体に延設された摺動部と、摺動部に設けられた流体の流通を可能にする流通部とを備え、バルブキャップ内に収納されて摺動部により軸方向に摺動可能にされた筒状のバルブ本体と、第1表面部と第2表面部との間に配置され、バルブ本体を一端側に向って付勢する圧縮スプリングとを備えたことにある。
【0028】
上記のように構成した請求項12の発明は、上記請求項8の発明において、第1摺動部をバルブ本体の開口端部に設ける代わりに、摺動部を底部から一端側に向って設けたものである。これにより、接続構造体の一端側の流体圧が他端側より大きくなり、バルブ本体が圧縮スプリングをさらに圧縮して他端側に移動する際に、バルブ本体が摺動部によりバルブキャップの小径部及び大径部内を軸方向にスムーズに移動できると共に、摺動部に設けた流通部により流体の流通がスムーズに行われる。これにより、請求項12の発明においても、上記請求項8及び10の発明と同様の作用効果が得られる。
【0029】
また、上記請求項13に係る発明の構成上の特徴は、前記請求項7から12のいずれか1項に記載の接続構造体において、バルブ本体の底部に、底部を軸方向に貫通する流量調整孔を設けたことにある。
上記のように構成した請求項13に係る発明においては、上記請求項6の発明に示したと同様に、バルブ本体の底部に流量調整孔を設けたことにより、流量調整孔に応じた一定の流量の流体の流通を可能にすると共に、接続構造体の一端側の流体圧が他端側より大きくなり、バルブ本体が圧縮スプリングをさらに圧縮して他端側に移動するようになると、流通部を含めた流通路が開かれ、流体が一端側から他端側に向って流通可能になる。すなわち、一端側の流体圧によって、一端側から他端側への流体の流量を調整することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
本発明のバルブ付き接続部材は、一端に樹脂チューブ等の可撓性チューブを接続するためのニップル部を有する接続部材であって、そのニップル部の先端に流体を一方向にのみ流通させるバルブが配置してある。このバルブはチェックバルブ(いわゆるワンウェイバルブ)であって、バルブ両側における流体の圧力差により、例えば一端から他端に向って流通可能に流通路を開く一方、他端から一端には流通不能に構成されている。
【0031】
また、本発明のバルブ付き接続部材においては、その接続部材の一端のニップル部には可撓性チューブ例えば樹脂製またはゴム製のチューブのほか、あらゆるチューブ及びホース類を圧入して接続することができる。一方、接続部材の他端は、一般的には公知のクイックコネクタ等を用いて相手部材に接続する。しかし、接続部材はこのような形態に限られず、各種機器のパイプ等がそのまま接続部材を構成し、その一端がニップル部となっている形態も含むものである。
【0032】
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。図1は、第1実施形態に係るバルブ付き接続部材であり、その筒状の接続部材10は一端に可撓性チューブを接続するためのニップル部11を備え、ニップル部11の外周に複数の環状突起部11aを備えると共に、その先端にバルブキャップ21と、バルブ本体23と、圧縮スプリング26とからなるチェックバルブであるバルブ20を設けている。
【0033】
筒状のバルブキャップ21は、一端側の小さい内径の軸穴を有する小径部21aと、他端側のより大きい内径の軸穴を有する大径部21bとからなり、大径部21bの他端に嵌合端部21cを設けている。この嵌合端部21cが、接続部材10のニップル部11の先端部外周に嵌合され、ニップル部11の外周の環状突起部11aより一端側(先端側)に設けたフランジ状の環状鍔部12に当接して位置決めされる。また、バルブキャップ21は、小径部21aと大径部21bとの間の弁座部の内周面に、圧縮スプリング26により一端側に向って付勢されたバルブ本体23の外周面が密接するバルブシール面22を有している。
【0034】
バルブ本体23は、図1及び図2に示すように、一端側が小径で他端側が大径となるように一定の曲率で湾曲すると共に一端側を閉鎖する底部23aを有し、底部23aの外周面にはバルブシール面22に当接する当接部23bを設けている。また、バルブ本体23は、他端側に向って開口した筒状の開口端部23cを有し、開口端部23cの他端側には径方向に延びる第2表面部24が全体として環状に、すなわち複数の第2表面部24が周方向に沿って等間隔に設けられている。
【0035】
さらに、バルブ本体23の他端側の開口端部23cには、径方向外方に向かって突出した第1摺動部25aが一体で設けられており、バルブキャップ21の大径部21bの内周面と摺動するようになっている。従って、図1に示すように、バルブ本体23の他端側の開口端部23cにおける外周面と、その外周面から径方向外方に突出した各第1摺動部25aとの間に、流体が流通可能にされた第1流通部25bが形成される。一方、底部23aの一端側には、バルブキャップ21の小径部21aの内周面と摺動する複数の第2摺動部25cが、円周方向に沿って等間隔にかつ軸方向に突出して設けられている。また、各第2摺動部25cの間には、流体が流通可能にされた第2流通部25dが形成されている。
【0036】
バルブ本体23は、上記バルブキャップ21の大径部21b内に軸方向に移動可能に収納され、第2摺動部25cはバルブキャップ21の小径部21a内に挿入されている。さらに、バルブ本体23の他端側に突出した第2表面部24と、接続部材10のニップル部11の一端内周に設けた径方向に延びる環状の第1表面部13との間には、バルブ本体バルブ本体23を一端側に付勢する圧縮スプリング26が配置されている。
【0037】
つぎに、バルブ20の動作について説明する。
定常状態においては、図1に示すように、バルブ本体23は圧縮スプリング26によって一端側に向って付勢されているので、バルブ本体23の底部23aの当接部23bがバルブキャップ21のバルブシール面22に隙間なく当接している。したがって、このバルブ20の一端側の流体圧が他端側より小さい場合、第1流通部25bを含めた流通路が閉じられたままとなり流体が流通不可能である。
【0038】
逆に、一端側の流体圧が他端側より大きくなると、図3に示すように、バルブ本体23が圧縮スプリング26を更に圧縮して他端側に移動するので、底部23aの当接部23bがバルブシール面22を離れてバルブキャップ21の大径部21b側に移動し、当接部23bとバルブシール面22との間に隙間が形成される。その結果、バルブ20の流通路が開かれ、図中に矢印で示すように、流体が一端側から第2流通部25d及び第1流通部25bを通り、他端側に向って流通可能となる。
【0039】
バルブ本体23にバルブキャップ21の大径部21bの内周面と摺動する第1摺動部25aを設け、好ましくはバルブキャップ21の小径部21aの内周面と摺動する第2摺動部25cを設けることによって、移動中及びバルブシール面22との当接の際にバルブ本体23の傾斜を簡単に防止することができる。これにより、バルブ本体23のバルブキャップ21内での移動が軸方向に沿ってスムーズに行われ、第1及び第2流通部25b,25dを通して流体の流通が円滑に行われる。
【0040】
本実施形態に係わるバルブ20は、接続部材10のニップル部11の先端に取り付けられるが、バルブキャップ21とニップル部11とは圧入または接着により固定することができる。また、ニップル部11には、樹脂製またはゴム製のチューブなどを接続するので、図4に示すように、バルブ本体23や圧縮スプリング26などを組み付けたバルブキャップ21をニップル部11に着脱自在の状態で挿入した後、そのニップル部11にチューブ1を圧入して環着すれば、環状突起部11aによりチューブ1の抜けが防止されるため、圧入または接着剤によらなくてもバルブキャップ21を確実に保持することができる。
【0041】
このバルブ20では、バルブ本体23が、接続部材10に嵌着されたバルブキャップ21内に収容されているため、部品点数を削減できると共に、接続箇所を削減することができる。そのため、接続構造体のコストを低減できると共に、組立て時間を削減できる。さらに、バルブキャップ21が、ニップル部11の先端部外周面に嵌着されるのみであるが、チューブが、接続部材10に嵌合接続されたバルブキャップ21の外周面及びこの外周面から他端側に向って延びるニップル部11の外周面にその一端部が嵌着されている。そのため、接続部分での低ガソリン透過性を確保できる。また、バルブキャップとニップル部の先端部との接続が溶接を必要としないので、接続のためのコストを安価にすることができる。
【0042】
接続部材10のニップル部11と反対側の他端は、図4に示すように、一実施例として、各種機器3のパイプなどをそのままニップル部11として利用することが可能であるが、他の実施例として、図5に示すように、相手部材2を接続するコネクタ部とすることが通常行われる。
【0043】
図5は、他の実施例であるバルブ付き接続部材を用いた接続構造体を示す。接続部材の一端側のニップル部11には、上記したように、バルブ20が設置されると共に、そのバルブ20を覆うようにニップル部11に樹脂製のチューブ1が接続されて他端側のコネクタ部には相手部材2が接続されている。
【0044】
図5において、接続部材10の他端側のコネクタ部は、公知のクイックコネクタからなる。すなわち、このコネクタ部は、ニップル部11から他端側に連続した筒状のハウジング30と、一端から他端に向って、漸次大径となる略筒状で、その少なくとも1ヶ所を切り欠くことで弾性変形可能となした係止部材31とからなり、係止部材31はハウジング30の他端開口から縮径しながら挿入され、その係止部31aがハウジング30に設けた窓部33にスナップ係止されてなる。なお、ハウジング30内には、相手部材2との間をシールするOリング等のシール部材32を備えている。
【0045】
そして、この係止部材31の他端開口から相手部材2を挿入すると、係止部材31の一端側が拡径して相手部材2の環状突部2aを通過させた後、縮径することにより、環状突部2aを係合して、相手部材2を接続するようになっている。また、係止部材31の他端は、操作アーム部34となっていて、この操作アーム部34を係方向内方に押して全体を縮径させることにより、相手部材2を取り外すことが出来るようになっている。
【0046】
つぎに、上記実施形態に係るバルブ付き接続部材の変形例について説明する。本変形例のバルブ付き接続部材は、上記第1実施形態のように第1摺動部25aをバルブ本体23の開口端部23cに設ける代わりに、図6及び図7に示すように、第1摺動部21Aをバルブキャップ21の大径部21bの一端側内周面に設けたものである。第1摺動部21Aは、大径部21bの一端側内周面の周方向の複数箇所にて径方向内方に突出しており、その間に第1流通部21Bを設けている。本変形例によれば、接続構造体の一端側の流体圧が他端側より大きくなり、バルブ本体23が圧縮スプリング26をさらに圧縮して他端側に移動する際に、バルブ本体23が第1摺動部21Aにより大径部21b内を軸方向にスムーズに移動できると共に、第1摺動部21Aに設けた第1流通部21Bにより流体の流通がスムーズに行われる。
【0047】
つぎに、第2の実施形態について図8〜図10により説明する。本実施形態のバルブ付き接続部材は、摺動部をバルブ本体23の一端側には設けずに他端側にのみ設けたものである。本実施形態のバルブ50のバルブキャップ51は、一端側の小径部51aと他端側の大径部51bとからなり、大径部51bの他端が接続部材10のニップル部41の先端外周に挿入され、ニップル部41の外周の41aより一端側に設けた環状鍔部42に当接して位置決めされる。また、バルブキャップ51の小径部51aと大径部51bの間の内周面には、圧縮スプリング56により一端側に向って付勢されたバルブ本体53の外周の当接部53bが密接するバルブシール面52が設けられている。
【0048】
バルブ本体53は、一端側を閉鎖している球面状の底部53aを備え、底部53aの外周面にバルブシール面22に当接する当接部53bが設けられている。また、底部53aの他端側には円周方向に沿い、等間隔に径方向外方に突出し全体として環状をなす複数の第1摺動部55aが形成されると共に、その他端側がそれぞれ径方向に延びる第2表面部54となっている。また、各第1摺動部55aの間に形成された隙間が、流体の流通する第1流通部55bを構成する。さらに、底部53aの他端側には、ニップル部41の内周面に摺動し得る複数の突出摺動部55cが、円周方向に沿い等間隔にかつ軸方向に延長して設けられている。
【0049】
このバルブ本体53は、上記バルブキャップ51の大径部51b内に、軸方向に移動可能に収納され、突出摺動部55cがニップル部41内に挿入されると共に、バルブ本体53の他端側の第2表面部54とニップル部41の一端内周に設けた第1表面部43との間には、バルブ本体53を一端側に付勢する圧縮スプリング56は配置されている。
【0050】
第2実施形態のバルブ50においても、定常状態においては、図8に示すように、圧縮スプリング56によって一端側に付勢されたバルブ本体53の底部53aの当接部53bがバルブキャップ51のバルブシール面52に隙間なく当接し一端側の流体圧が他端側より小さい場合は、流通路が閉じられたままである。逆に、一端側の流体圧が他端側より大きくなると、図9に示すように、バルブ本体53が圧縮スプリング56をさらに圧縮して他端側に移動し、当接部53bがバルブシール面52を離れるため、当接部53bとバルブシール面52との間に隙間が形成されてい、図中に矢印で示すように、流体が一端側から第1流通部55bを経て他端側に流通可能な流通路が開かれる。
【0051】
なお、第2実施形態のバルブ本体53では、バルブキャップ51の大径部51b内を摺動する第1摺動部55aと、他端側にあって接続部材40のニップル部41の内周面を摺動する突出摺動部55cにより、バルブ本体53が軸方向に移動中及びバルブシール面52と当接する際に、バルブ本体53の傾斜を簡単に防止することができる。これにより、バルブ本体53のバルブキャップ51内での軸方向の移動がスムーズに行われ、第1流通部55bを通して流体の流通が円滑に行われる。
【0052】
つぎに、第3の実施形態について図11及び図12により説明する。本実施形態のバルブ付き接続部材は、上記第1実施形態において、摺動部をバルブ本体23の開口端部23c側に設けることなく、摺動部27を底部23aの一端側にのみ設けたものである。摺動部27は、底部23aの周方向の複数箇所から一端側に向けて突出して一体で設けられており、各摺動部27の間が、流通部27aになっている。これにより、接続構造体の一端側の流体圧が他端側より大きくなり、バルブ本体23が圧縮スプリング26をさらに圧縮して他端側に移動する際に、摺動部27によりバルブキャップ21の小径部21a及び大径部21b内を軸方向にスムーズに移動できると共に、摺動部27に設けた流通部27aにより流体の流通がスムーズに行われる。その結果、第3の実施形態のバルブ付き接続部材は、上記第1の実施形態のバルブ付き接続部材に比べて構造が簡易にされているが、同様の作用効果が得られる。
【0053】
つぎに、第4の実施形態について図13により説明する。本実施形態のバルブ付き接続部材は、上記第1実施形態において、バルブ本体23の底部23aに、底部23aを軸方向に貫通する流量調整孔28を設けたことにある。
本実施形態においては、接続構造体の一端側の流体圧が他端側より小さいときは、第1流通部25bを含めた流通路が閉じられているが、底部23aに流量調整孔28を設けたことにより、一端側から他端側に流体がわずかの流量で流通する。また、接続構造体の一端側の流体圧が他端側よりわずかに大きいが、バルブ本体23が圧縮スプリング26をさらに圧縮するに至らないときは、第1流通部55bを含めた流通路が閉じられており、流量調整孔28を通して一端側から他端側に流体がわずかの流量で流通する。
【0054】
そして、接続構造体の一端側の流体圧が他端側より大きくなり、バルブ本体23が圧縮スプリング26をさらに圧縮するようになると、バルブ本体23の底部23aの当接部23bがバルブシール面22を離れてバルブキャップ21の大径部21b他端側に移動し、当接部23bとバルブシール面22との間に隙間が形成される。その結果、第1流通部55bを含めた流通路が開かれ、多量の流体が一端側から他端側に向って流通可能になる。すなわち、本実施形態によれば、接続構造体の一端側と他端側の流体圧の差により、一端側から他端側へ流れる流体の流量を調節することができる。なお、上記他の実施形態及び変形例においても、同様にバルブ本体の底部に流量調整孔を設けることにより、上記効果が同様に得られる。
【0055】
なお、上記した本発明のバルブ付き接続部材において、スプリング以外の各部品は合成樹脂で構成することができる。例えば、ニップル部を有する接続部材はナイロン、バルブキャップとバルブ本体はポリアセタールが望ましい。なお、スプリングはステンレスなどの金属製とする。また、接続部材のニップル部に接続するチューブは、特に限定されず、樹脂製またはゴム製のチューブ等であってよい。
【0056】
【発明の効果】
本発明によれば、一方向にのみ流体を流通させるバルブ(チェックバルブ)を備え、部品点数が少なく、かつチューブとの接続箇所が少ない、簡単な構造のバルブ付接続部材を提供することができる。そのため、エバポレイト配管などに用いられる接続構造体のコストを低減できると共に、組立て時間を削減できる。さらに、バルブキャップが、ニップル部の先端部外周面に嵌着されるのみであるが、可撓性チューブが、接続部材に嵌合接続されたバルブキャップの外周面及びこの外周面から他端側に向って延びるニップル部の外周面にその一端部が嵌着されているため、接続部分での低ガソリン透過性を確保できる。また、バルブキャップとニップル部の先端部との接続が溶接を必要としないので、安価なコストで低ガソリン透過性を達成することができる(請求項1から5の発明の効果)。
【0057】
また、バルブ本体の底部に流量調整孔を設けることにより、接続構造体の一端側と他端側の流体圧の差により、一端側から他端側へ流れる流体の流量を調節することができる(請求項6及び13の発明の効果)。
また、本発明によれば、エバポレイト配管などとして好適な低ガソリン透過性で、かつ低コストな接続構造体を形成することができるバルブ付き接続部材を提供することができる(請求項7から12の発明の効果)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るバルブ付き接続部材を概略的に示す断面図である。
【図2】バルブ付き接続部材に用いるバルブ本体を示す側面図である。
【図3】バルブ付き接続部材において流通路を開いた状態を示す断面図である。
【図4】バルブ付き接続部材を用いた接続構造体の一実施例を示す断面図である。
【図5】バルブ付き接続部材を用いた接続構造体の他の実施例を示す断面図である。
【図6】変形例に係るバルブ付き接続部材を概略的に示す断面図である。
【図7】図6に示すVII−VII線方向の断面図である。
【図8】第2実施形態に係るバルブ付き接続部材を概略的に示す断面図である。
【図9】バルブ付き接続部材において流通路を開いた状態を示す断面図である。
【図10】図9に示すX−X線方向の断面図である。
【図11】第3実施形態に係るバルブ付き接続部材を概略的に示す断面図である。
【図12】図11に示すXII−XII線方向の断面図である。
【図13】第4実施形態に係るバルブ付き接続部材を概略的に示す断面図である。
【符号の説明】
1…チューブ、2…相手部材、10…接続部材、11…ニップル部、12…環状鍔部、13…第1表面部、20…バルブ、21…バルブキャップ、22…バルブシール面、23…バルブ本体、23a…底部、23b…当接部、24…第2表面部、25a…第1摺動部、25c…第2摺動部、26…圧縮スプリング、28…流量調整孔、40…接続部材、41…ニップル部、42…環状鍔部、43…第1表面部、50…バルブ、51…バルブキャップ、52…バルブシール面、53…バルブ本体、53a…底部、53b…当接部、54…第2表面部、55a…第1摺動部、55b…第2流通部、56…圧縮スプリング。
Claims (13)
- 可撓性チューブをバルブ付き接続部材に接続した接続構造体であって、
一端に前記可撓性チューブの端部内周面を挿入可能な筒状のニップル部を備えると共に、該ニップル部の先端部に一端側向きに形成された径方向に延びる環状の第1表面部を備えた筒状の接続部材と、
一端から他端に延び、その一端側に他端側よりも小さい内径の軸穴を有する小径部と、他端側に形成された大径部と、該小径部と大径部との間の内周面にバルブシール面を有する弁座部と、他端に形成された前記ニップル部の先端部外周面に嵌着された嵌合端部とを備えた筒状のバルブキャップと、
該バルブキャップの前記バルブシール面に当接する当接部を有する底部と、該底部から他端側に向って開口した筒状の開口端部と、前記第1表面部に対向して該開口端部に形成された径方向に延びる環状の第2表面部と、該開口端部から径方向外方に一体に延設された第1摺動部と、該第1摺動部に設けられた流体の流通を可能にする第1流通部とを備え、該第1摺動部により前記バルブキャップの大径部内に軸方向に摺動可能に収納された筒状のバルブ本体と、
前記第1表面部と前記第2表面部との間に配置され、前記バルブ本体を一端側に向って付勢する圧縮スプリングと、
前記接続部材のニップル部の先端部外周面に嵌合接続された前記バルブキャップの外周面及びこの外周面から他端側に向って延びる前記ニップル部の外周面にその一端部が嵌着された前記可撓性チューブと
を備えたことを特徴とする接続構造体。 - 前記バルブ本体が、前記底部から更に一端側に向って延び、前記バルブキャップの小径部内に摺動可能に収納されている第2摺動部と、該第2摺動部に設けられた流体の流通を可能にする第2流通部とを設けたことを特徴とする前記請求項1に記載の接続構造体。
- 可撓性チューブをバルブ付き接続部材に接続した接続構造体であって、
一端に前記可撓性チューブの端部内周面を挿入可能な筒状のニップル部を備えると共に、該ニップル部の先端部に一端側向きに形成された径方向に延びる環状の第1表面部を備えた筒状の接続部材と、
一端から他端に延び、その一端側に他端側よりも小さい内径の軸穴を有する小径部と、他端側に形成された大径部と、該小径部と大径部との間の内周面にバルブシール面を有する弁座部と、該大径部の一端側内周面にて径方向内方に一体に延設された第1摺動部と、該第1摺動部に設けられた流体の流通を可能にする第1流通部と、他端に形成された前記ニップル部の先端部外周面に嵌着された嵌合端部とを備えた筒状のバルブキャップと、
該バルブキャップの前記バルブシール面に当接する当接部を有する底部と、該底部から他端側に向って開口した筒状の開口端部と、前記第1表面部に対向して該開口端部に形成された径方向に延びる環状の第2表面部とを備え、前記バルブキャップの大径部内に収納されて前記第1摺動部により軸方向に摺動可能にされた筒状のバルブ本体と、
前記第1表面部と前記第2表面部との間に配置され、前記バルブ本体を一端側に向って付勢する圧縮スプリングと、
前記接続部材のニップル部の先端部外周面に嵌合接続された前記バルブキャップの外周面及びこの外周面から他端側に向って延びる前記ニップル部の外周面にその一端部が嵌着された前記可撓性チューブと
を備えたことを特徴とする接続構造体。 - 前記バルブ本体が、前記底部から更に一端側に向って延び、前記バルブキャップの小径部内に摺動可能に収納されている第2摺動部と、該第2摺動部に設けられた流体の流通を可能にする第2流通部とを設けたことを特徴とする前記請求項3に記載の接続構造体。
- 可撓性チューブをバルブ付き接続部材に接続した接続構造体であって、
一端に前記可撓性チューブの端部内周面を挿入可能な筒状のニップル部を備えると共に、該ニップル部の先端部に一端側向きに形成された径方向に延びる環状の第1表面部を備えた筒状の接続部材と、
一端から他端に延び、その一端側に他端側よりも小さい内径の軸穴を有する小径部と、他端側に形成された大径部と、該小径部と大径部との間の内周面にバルブシール面を有する弁座部と、他端に形成された前記ニップル部の先端部外周面に嵌着された嵌合端部とを備えた筒状のバルブキャップと、
該バルブキャップの前記バルブシール面に当接する当接部を有する底部と、該底部から他端側に向って開口した筒状の開口端部と、前記第1表面部に対向して該開口端部に形成された径方向に延びる環状の第2表面部と、前記底部から一端側に向って一体に延設された摺動部と、該摺動部に設けられた流体の流通を可能にする流通部とを備え、前記バルブキャップ内に収納されて前記摺動部により軸方向に摺動可能にされた筒状のバルブ本体と、
前記第1表面部と前記第2表面部との間に配置され、前記バルブ本体を一端側に向って付勢する圧縮スプリングと、
前記接続部材のニップル部の先端部外周面に嵌合接続された前記バルブキャップの外周面及びこの外周面から他端側に向って延びる前記ニップル部の外周面にその一端部が嵌着された前記可撓性チューブと
を備えたことを特徴とする接続構造体。 - 前記バルブ本体の底部に、該底部を軸方向に貫通する流量調整孔を設けたことを特徴とする前記請求項1から5のいずれか1項に記載の接続構造体。
- 可撓性チューブに接続するためのバルブ付き接続部材であって、
一端に前記可撓性チューブの端部内周面を挿入可能な筒状のニップル部を備えた筒状の接続部材と、
該接続部材のニップル部の先端に嵌着され、その一端側の小径部と他端側の大径部との間の内周面にバルブシール面を有する筒状のバルブキャップと、
該バルブキャップの前記バルブシール面に当接する当接部を有する底部を備え、該バルブキャップの前記大径部内に軸方向に移動可能に収容されたバルブ本体と、
前記バルブキャップの他端部と前記接続部材のニップル部との間に配置され、前記バルブ本体を一端側に向って付勢する圧縮スプリングと
を備えたことを特徴とするバルブ付き接続部材。 - 可撓性チューブに接続するためのバルブ付き接続部材であって、
一端に前記可撓性チューブの端部内周面を挿入可能な筒状のニップル部を備えると共に、該ニップル部の先端部に一端側向きに形成された径方向に延びる環状の第1表面部を備えた筒状の接続部材と、
一端から他端に延び、その一端側に他端側よりも小さい内径の軸穴を有する小径部と、他端側に形成された大径部と、該小径部と大径部との間の内周面にバルブシール面を有する弁座部と、他端に形成された前記ニップル部の先端部外周面に嵌着された嵌合端部とを備えた筒状のバルブキャップと、
該バルブキャップの前記バルブシール面に当接する当接部を有する底部と、該底部から他端側に向って開口した筒状の開口端部と、前記第1表面部に対向して該開口端部に形成された径方向に延びる環状の第2表面部と、該開口端部から径方向外方に一体に延設された第1摺動部と、該第1摺動部に設けられた流体の流通を可能にする第1流通部とを備え、該第1摺動部により前記バルブキャップの大径部内に軸方向に摺動可能に収納された筒状のバルブ本体と、
前記第1表面部と前記第2表面部との間に配置され、前記バルブ本体を一端側に向って付勢する圧縮スプリングと
を備えたことを特徴とするバルブ付き接続部材。 - 前記バルブ本体が、その底部から更に一端側に向って延び、前記バルブキャップの小径部内に摺動可能に収納されている第2摺動部と、該第2摺動部に設けられた流体の流通を可能にする第2流通部とを設けたことを特徴とする前記請求項7又は8に記載のバルブ部付き接続部材。
- 可撓性チューブに接続するためのバルブ付き接続部材であって、
一端に前記可撓性チューブの端部内周面を挿入可能な筒状のニップル部を備えると共に、該ニップル部の先端部に一端側向きに形成された径方向に延びる環状の第1表面部を備えた筒状の接続部材と、
一端から他端に延び、その一端側に他端側よりも小さい内径の軸穴を有する小径部と、他端側に形成された大径部と、該小径部と大径部との間の内周面にバルブシール面を有する弁座部と、該大径部の一端側内周面にて径方向内方に一体に延設された第1摺動部と、該第1摺動部に設けられた流体の流通を可能にする第1流通部と、他端に形成された前記ニップル部の先端部外周面に嵌着された嵌合端部とを備えた筒状のバルブキャップと、
該バルブキャップの前記バルブシール面に当接する当接部を有する底部と、該底部から他端側に向って開口した筒状の開口端部と、前記第1表面部に対向して該開口端部に形成された径方向に延びる環状の第2表面部とを備え、前記バルブキャップの大径部内に収納されて前記第1摺動部により軸方向に摺動可能にされた筒状のバルブ本体と、
前記第1表面部と前記第2表面部との間に配置され、前記バルブ本体を一端側に向って付勢する圧縮スプリングと
を備えたことを特徴とするバルブ付き接続部材。 - 前記バルブ本体が、前記底部から更に一端側に向って延び、前記バルブキャップの小径部内に摺動可能に収納されている第2摺動部、該第2摺動部に設けられた流体の流通を可能にする第2流通部とを設けたことを特徴とする前記請求項10に記載のバルブ付き接続部材。
- 可撓性チューブに接続するためのバルブ付き接続部材であって、
一端に前記可撓性チューブの端部内周面を挿入可能な筒状のニップル部を備えると共に、該ニップル部の先端部に一端側向きに形成された径方向に延びる環状の第1表面部を備えた筒状の接続部材と、
一端から他端に延び、その一端側に他端側よりも小さい内径の軸穴を有する小径部と、他端側に形成された大径部と、該小径部と大径部との間の内周面にバルブシール面を有する弁座部と、他端に形成された前記ニップル部の先端部外周面に嵌着された嵌合端部とを備えた筒状のバルブキャップと、
該バルブキャップの前記バルブシール面に当接する当接部を有する底部と、該底部から他端側に向って開口した筒状の開口端部と、前記第1表面部に対向して該開口端部に形成された径方向に延びる環状の第2表面部と、前記底部から一端側に向って一体に延設された摺動部と、該摺動部に設けられた流体の流通を可能にする流通部とを備え、前記バルブキャップ内に収納されて前記摺動部により軸方向に摺動可能にされた筒状のバルブ本体と、
前記第1表面部と前記第2表面部との間に配置され、前記バルブ本体を一端側に向って付勢する圧縮スプリングと
を備えたことを特徴とするバルブ付き接続部材。 - 前記バルブ本体の底部に、該底部を軸方向に貫通する流量調整孔を設けたことを特徴とする前記請求項7から12のいずれか1項に記載のバルブ付き接続部材。
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