JP3623391B2 - 電池 - Google Patents
電池 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3623391B2 JP3623391B2 JP06866899A JP6866899A JP3623391B2 JP 3623391 B2 JP3623391 B2 JP 3623391B2 JP 06866899 A JP06866899 A JP 06866899A JP 6866899 A JP6866899 A JP 6866899A JP 3623391 B2 JP3623391 B2 JP 3623391B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lithium
- group
- battery
- battery according
- oxide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M10/00—Secondary cells; Manufacture thereof
- H01M10/05—Accumulators with non-aqueous electrolyte
- H01M10/052—Li-accumulators
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M10/00—Secondary cells; Manufacture thereof
- H01M10/05—Accumulators with non-aqueous electrolyte
- H01M10/056—Accumulators with non-aqueous electrolyte characterised by the materials used as electrolytes, e.g. mixed inorganic/organic electrolytes
- H01M10/0564—Accumulators with non-aqueous electrolyte characterised by the materials used as electrolytes, e.g. mixed inorganic/organic electrolytes the electrolyte being constituted of organic materials only
- H01M10/0566—Liquid materials
- H01M10/0567—Liquid materials characterised by the additives
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M10/00—Secondary cells; Manufacture thereof
- H01M10/42—Methods or arrangements for servicing or maintenance of secondary cells or secondary half-cells
- H01M10/4235—Safety or regulating additives or arrangements in electrodes, separators or electrolyte
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M50/00—Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
- H01M50/30—Arrangements for facilitating escape of gases
- H01M50/375—Vent means sensitive to or responsive to temperature
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M2200/00—Safety devices for primary or secondary batteries
- H01M2200/10—Temperature sensitive devices
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M50/00—Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
- H01M50/40—Separators; Membranes; Diaphragms; Spacing elements inside cells
- H01M50/463—Separators, membranes or diaphragms characterised by their shape
- H01M50/469—Separators, membranes or diaphragms characterised by their shape tubular or cylindrical
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M6/00—Primary cells; Manufacture thereof
- H01M6/14—Cells with non-aqueous electrolyte
- H01M6/16—Cells with non-aqueous electrolyte with organic electrolyte
- H01M6/162—Cells with non-aqueous electrolyte with organic electrolyte characterised by the electrolyte
- H01M6/168—Cells with non-aqueous electrolyte with organic electrolyte characterised by the electrolyte by additives
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Electrochemistry (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
- Primary Cells (AREA)
- Gas Exhaust Devices For Batteries (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電池に関し、特に、過充電や外部短絡などの異常時において速やかに電流遮断弁等の安全機構を作動させて電池の安全を確保する手段を具備してなる電池に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話、携帯型情報端末機、パーソナルコンピューターなどの携帯用機器の普及に伴い、高いエネルギー密度を有する電池への需要が高まり、高容量化の研究が進められてきた。一方で、電池のエネルギー密度が上昇するに従い、安全性の向上が重要になってきた。これは、ユーザーの誤使用や回路の不具合により異常が発生した際に安全性を確保するものである。例えば、誤接続や充電制御回路の異常により、大電流が流れたり電池電圧が既定値を超えて上昇するなどして危険な状態となる前に、電池内部の圧力上昇に反応して電流が遮断する機構(電流遮断弁)や、内部の圧力を放出する機構(ラプチャー)が開発、実用化されている。
【0003】
異常の際に速やかに電池内部の圧力を上昇させるために、ガスを発生する物質を電池内部に格納することが提案されている。例えば、非水電解液二次電池において、正極電極中に炭酸リチウムを添加することにより過充電時に炭酸リチウムが分解、炭酸ガスを放出して電流遮断弁を作動させることが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来提案されている材料である炭酸リチウムは、過充電時に電圧が高くなることにより分解するものであり、例えば外部短絡のように電圧が低下する異常に対しては応答するものではない。また、発生するガスは二酸化炭素であり、これは電解液に容易に溶解してしまうために、異常発生時における圧力上昇速度が必ずしも十分ではないという問題がある。
【0005】
本発明は上述した従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、過充電や外部短絡などの異常時において速やかに電流遮断弁等の安全機構を作動させて電池の安全を確保する手段を具備し、特に異常の際の電池内部の圧力上昇が確実かつ安定な電池を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】
上述した目的を達成するために、本発明に係る電池は、正極と、負極と、セパレーターと、電解液と、密閉された容器を具備してなる電池において、前記密閉された容器内部に、下記式(1)で表わされる化合物が含有されてなることを特徴とする。
X−O−CO−R (1)
(ここで、式中、Xは、温度の上昇に起因する該化合物の分解に伴って脱離して電解液に対して非溶解性ないし弱溶解性のガスを発生させる基、Rは、上記化合物の分解温度を制御する基である。)
本発明においては、前記式(1)における基Xが、好ましくは、置換もしくは非置換の、炭素数3〜7のアルキル基からなり、具体的には、置換もしくは非置換の、プロピル基、ブチル基、ペンチル基からなる群から選ばれ得る。
【0007】
また、本発明の好ましい態様においては、上記式(1)における基Rが、化学式RH1 で表される化合物として、酸解離平衡定数(pKa)が13以下である水素原子を有する。さらに他の好ましい態様においては、化学式RH1 で表される化合物が有する水素原子H1 が、酸素原子または窒素原子に結合している。
【0008】
本発明においては、上記基Rを適宜選択することによって、上記式(1)の化合物の分解温度を、100〜150℃の範囲に設定することができる。
【0009】
たとえば、上記式(1)において、基Xがtert−ブチル基である場合には、該化合物は、温度の上昇に伴って速やかに分解し、二酸化炭素、2−メチルプロペン及び化学式RH1 で表わされる化合物を放出する。ここで、2−メチルプロペンは水電解液、非水電解液どちらに対しても溶解性が低いために、電池内部の圧力は速やかに上昇し、電流遮断弁あるいはラプチャーを作動させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る電池の構成を、非水電解液二次電池(例えば、リチウムイオン二次電池)の場合について例示しながら添付図に基づいて詳細に説明する。
例えば、本発明による非水電解液二次電池の具体例においては、鉄製の円筒型外装材1内に、電極群2が収納されている。この電極群2は、例えば導電性基板からなる集電体3に正極層4が担持された構造を有する正極5と、例えば導電性基板からなる集電体6に負極層7が担持された構造を有する負極8と、セパレーター9とから構成される。非水電解液1は、前記外装材1内に収納されている。前記正極5は、一端が正極端子10に接続されている。一方、負極8は、一端が外装材1に接続されており、負極端子として機能する。
【0011】
次に、前記正極5、前記負極8、前記セパレーター9および前記非水電解液の構成は以下の通りである。
1)正極5
この正極5は、活物質を含む正極層4が集電体3に担持された構造を有する。
前記正極5は、例えば、正極活物質に導電剤および結着剤を適当な溶媒に懸濁し、この懸濁物を集電体に塗布、乾燥して薄板状にすることにより作製される。
【0012】
前記正極活物質としては、種々の酸化物、たとえば二酸化マンガン、リチウム含有マンガン酸化物、リチウム含有マンガンアルミニウム酸化物、リチウム含有マンガン鉄酸化物、リチウム含有マンガンアルミニウム鉄酸化物、リチウム含有ニッケル酸化物、リチウム含有コバルト化合物、リチウム含有ニッケルコバルト酸化物、リチウム含有鉄酸化物、リチウム含有バナジウム酸化物や、二硫化チタン、二硫化モリブデンなどのカルコゲン化合物などを挙げることができる。中でも、リチウム含有コバルト酸化物(例えば、LiCoO2 )、リチウム含有ニッケルコバルト酸化物(例えば、LiNi0.8Co0.2O2 )、リチウム含有マンガン酸化物(例えば、LiMn2 O4 )、LiMnO2 )を用いると、高電圧が得られるために好ましい。
【0013】
前記導電剤としては、例えばアセチレンブラック、カーボンブラック、黒鉛、金属、金属酸化物などを挙げることができる。
【0014】
前記結着剤としては、例えばポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、エチレン−プロピレン−ブタジエンゴム(EPBR)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)などを用いることができる。
【0015】
前記正極活物質、導電剤および結着剤の配合割合は、正極活物質80〜95重量%、導電剤3〜20%、結着剤2〜7重量%の範囲にすることが好ましい。
【0016】
前記集電体としては、導電性基板を用いることができる。これら導電性基板は、例えば、アルミニウム、ステンレス、またはニッケルから形成することができる。前記導電性基板は、厚さを15〜100μmの範囲にすることが望ましい。厚さを15μm未満にすると、十分な正極強度が得られなくなる恐れがある。一方、厚さが100μmを越えると、電池重量および電極群の厚さが増加し、薄型二次電池の重量エネルギー密度や、体積エネルギー密度を十分に高くすることが困難になる恐れがある。厚さのより好ましい範囲は、30〜80μmである。
【0017】
2)負極8
前記負極8は、負極層7が集電体6に担持された構造を有する。
前記負極8は、例えば、リチウムイオンを吸蔵・放出する炭素質物と結着剤とを溶媒の存在下で混練し、得られた懸濁物を集電体に塗布し、乾燥した後、所望の圧力で1回プレスもしくは2〜5回多段階プレスすることにより作製することができる。
【0018】
前記炭素質物としては、黒鉛、コークス、炭素繊維、球状炭素などの黒鉛質材料もしくは炭素質材料、熱硬化性樹脂、等方性ピッチ、メソフェーズピッチ、メソフェーズピッチ系炭素繊維、メソフェーズ小球体などに500〜3000℃で熱処理を施すことにより得られる黒鉛質材料または炭素質材料を挙げることができる。中でも、前記熱処理の温度を2000℃以上にすることにより得られ、(002)面の面間隔d002が0.340nm以下である黒鉛結晶を有する黒鉛質材料を用いるのが好ましい。このような黒鉛質材料を炭素質物として含む負極を備えた非水電解液は、電池容量および大電流特性を大幅に向上することができる。前記面間隔d002は、0.336nm以下であることがさらに好ましい。
【0019】
前記結着剤としては、例えばポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、エチレン−プロピレン−ブタジエンゴム(EPBR)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、カルボキシメチルセルロース(CMC)などを用いることができる。
【0020】
前記炭素質物および前記結着剤の配合割合は、炭素質物80〜98重量%、結着剤2〜20重量%の範囲であることが好ましい。特に、前記炭素質物は負極を作製した状態で5〜20g/m2 の範囲にすることが好ましい。
【0021】
前記集電体としては、前述したような導電性基板を用いることができる。これら導電性基板は、例えば、銅、ステンレス、またはニッケルから形成することができる。前述した導電性基板は、厚さを10〜50μmの範囲にすることが望ましい。厚さを10μm未満にすると、十分な正極強度が得られなくなる恐れがある。一方、厚さが50μmを越えると、電池重量および電極群の厚さが増加し、薄型二次電池の重量エネルギー密度や、体積エネルギー密度を十分に高くすることが困難になる恐れがある。
【0022】
前記負極としては、前述したリチウムイオンを吸蔵・放出する炭素質物を含むものの他に、金属酸化物か、金属硫化物か、もしくは金属窒化物を含むものや、リチウム金属またはリチウム合金からなるものを用いることができる。
【0023】
前記金属酸化物としては、例えば、スズ酸化物、ケイ素酸化物、リチウムチタン酸化物、ニオブ酸化物、タングステン酸化物などを挙げることができる。
【0024】
前記金属硫化物としては、例えば、スズ硫化物、チタン硫化物などを挙げることができる。
【0025】
前記金属窒化物としては、例えば、リチウムコバルト窒化物、リチウム鉄窒化物、リチウムマンガン窒化物などを挙げることができる。
【0026】
前記リチウム合金としては、例えば、リチウムアルミニウム合金、リチウムスズ合金、リチウム鉛合金、リチウムケイ素合金などを挙げることができる。
【0027】
3)セパレータ9
前記セパレータ9としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレンまたはPVdFを含む多孔質フィルムや、合成樹脂製不織布などを用いることができる。中でも、ポリエチレンか、あるいはポリプロピレン、または両者からなる多孔質フィルムは、二次電池の安全性を向上できるため、好ましい。
【0028】
前記セパレータの厚さは、30μm以下にすることが好ましい。厚さが30μmを越えると、正負極間の距離が大きくなって内部抵抗が大きくなる恐れがある。また、厚さの下限値は、5μmにすることが好ましい。厚さを5μm未満にすると、セパレータの強度が著しく低下して内部ショートが生じ易くなる恐れがある。厚さの上限値は、25μmにすることがより好ましく、また、下限値は10μmにすることがより好ましい。
【0029】
前記セパレータは、120℃、1時間での熱収縮率を20%以下にすることが好ましい。前記熱収縮率が20%を越えると、正負極およびセパレータの接着強度を十分なものにすることが困難になる恐れがある。前記熱収縮率は、15%以下にすることがより好ましい。
【0030】
前記セパレータは、多孔度を30〜60%に範囲にすることが好ましい。これは次のような理由によるものである。多孔度を30%未満にすると、セパレータにおいて高い電解液保持性を得ることが困難になる恐れがある。一方、多孔度が60%を越えると、十分なセパレータ強度を得られなくなる恐れがある。多孔度のより好ましい範囲は、35〜50%である。
【0031】
前記セパレータは、空気透過率が600秒/100m3 以下であることが好ましい。空気透過率が600秒/100cm3 を越えると、セパレータにおいて高いリチウムイオン移動度を得ることが困難になる恐れがある。また、空気透過率の下限値は、100秒/100cm3 にすることが好ましい。空気透過率を100秒/100cm3 未満にすると、十分なセパレータ強度を得られなくなる恐れがあるからである。空気透過率の上限値は500秒/100cm3 にすることが好ましく、また、下限値は150秒/100cm3 にすることがより好ましい。
【0032】
4)非水電解液
前記非水電解液は、非水溶液に電解質を溶解することにより調整される液体状電解液である。
【0033】
前記非水溶媒としては、リチウム二次電池の溶媒として公知の非水溶液を用いることができ、特に限定はされないが、プロピレンカーボネート(PC)やエチレンカーボネート(EC)と前記PCやECより低粘度でありかつドナー数が18以下である1種以上の非水溶媒(以下第2溶媒と称す)との混合溶媒を主体とする非水溶媒を用いることが好ましい。
【0034】
前記第2種の溶媒としては、例えば鎖状カーボネートが好ましく、中でもジメチルカーボネート(DMC)、メチルエチルカーボネート(MEC)、ジエチルカーボネート(DEC)、プロピオン酸エチル、プロピオン酸メチル、γ−ブチロラクトン(γ−BL)、アセトニトリル(AN)、酢酸エチル(EA)、トルエン、キシレンまたは酢酸メチル(MA)などが挙げられる。これらの第2の溶媒は、単独または2種以上の混合物の形態で用いることができる。特に、前記第2種の溶媒はドナー数が15.5以下であることがより好ましい。
【0035】
前記第2溶媒の粘度は、25℃において28mp以下であることが好ましい。前記混合溶媒中の前記ECまたはPCの配合量は、体積比で10〜80%であることが好ましい。より好ましい前記ECまたはPCの配合量は体積比率で20〜75%である。
【0036】
前記混合溶媒のより好ましい組成は、ECとMEC、ECとPCとMEC、ECとMECとDEC、ECとMECとDMC、ECとMECとPCとDECの混合溶媒で、MECの体積比率は30〜80%とすることが好ましい。より好ましいMECの体積比率は、40〜70%の範囲である。
【0037】
前記非水電解液に含まれる電解質としては、例えば過塩素酸リチウム(LiClO4 )、六フッ化リン酸リチウム(LiPF6 )、ホウフッ化リチウム(LiBF4 )、六フッ化砒素リチウム(LiAsF6 )、トリフルオロメタンスルホン酸リチウム(LiCF3 SO3 )、ビストリフルオロメチルスルホニルイミドリチウム[LiN(CF3 SO2 )2 ]、ビスペンタフルオロエチルスルホニルイミドリチウム[LiN(C2 F5 SO2 )2 ]などのリチウム塩(電解質)が挙げられる。中でもLiPF6 、LiBF4 を用いるのが好ましい。
【0038】
前記電解質の前記非水溶媒に対する溶解量は、0.5〜2.0モル/1とすることが望ましい。
【0039】
前記非水電解液の量は、電池単位容量(Ah)当たり2〜6gにすることが望ましい。これは、次のような理由によるものである。非水電解液量を2g/Ah未満にすると、正極と負極のイオン伝導度を十分に保つことができなくなる恐れがある。一方、非水電解液量が6g/Ahを越えると、電解液量が多量になって密閉が困難になる恐れがある。非水電解液量のより好ましい範囲は、4〜5.5g/hである。
【0040】
以下、好ましい具体例として、本発明に係る非水電解液二次電池の製造方法について説明する。
【0041】
まず、正極と負極とセパレータが渦巻状に配置された円筒型の電極群を作製する。これを外装缶に挿入し、減圧状態で、室温ないし加熱して乾燥する。さらに、下記一般式(1)で示される化合物を電池内部へ収納し、非水電解液を注入して密封することにより円筒型非水電解液二次電池を製造する。
X−O−CO−R (1)
(ここで、式中、Xは、温度の上昇に起因する該化合物の分解に伴って脱離して電解液に対して非溶解性ないし弱溶解性のガスを発生させる基、Rは、上記化合物の分解温度を制御する基である。)
本発明において、上記式(1)における基Xは、置換もしくは非置換の、炭素数3〜7のアルキル基からなり、好ましくは炭素数3〜5のアルキル基からなり、具体的には、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、sec−ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、tert−ペンチル基である。さらに好ましくは、基Xは、イソプロピル基、sec−ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基、tert−ペンチル基からなる群から選ばれ得る。特に好ましくは、基Xは、tert−ブチル基である。
【0042】
また、本発明の好ましい態様においては、基Rは、化学式RH1 で表される化合物として、酸解離平衡定数(pKa)が13以下である水素原子を有するものであり、さらに好ましくは、化学式RH1 で表される化合物が有する水素原子H1 が、酸素原子または窒素原子に結合したものからなる。
【0043】
本発明においては、上記基Rを適宜選択することによって、上記式(1)の化合物の分解温度を、100〜150℃の範囲に設定することができる。
【0044】
上記式(1)で表される化合物を電池に収納する方法は、例えば前述の式(1)で表される化合物を電解液に溶解して電解液とともに電池に収納してもよいし、前述の式(1)で表される化合物の粉末あるいは粒子を電池に収納してもよいし、前述の式(1)で表される化合物を溶媒に溶解して電池に注液した後に減圧状態で室温または加熱して乾燥しても良いし、また式(1)で表される化合物を成形してポリエチレン等のフィルムに密閉して電池内部に収納してもよい。
【0045】
前記式(1)で表される化合物を溶解させるために用いる溶媒には、沸点140℃以下の有機溶媒を用いることが望ましい。かかる有機溶媒としては、例えばベンゼン、トルエン、n−ヘキサン、n−ヘプタン、n−オクタン、シクロヘキサン、メチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、アセトン、メチルエチルケトン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジエチルエーテル、酢酸、酢酸エチル、四塩化炭素、クロロホルム、塩化メチレン、二硫化炭素等を挙げることができる。有機溶媒の沸点が140℃を越えると、100℃以下の温度で溶媒の蒸発乾燥を速やかに行なうことが困難になる恐れがある。また、有機溶媒の沸点の下限は、0℃にすることが好ましい。有機溶媒の沸点を0℃未満にすると、室温で気体となってしまい、取り扱いが困難となるためである。また、前記溶媒は、前記化合物が液体である場合には用いなくてもよい。
【0046】
前記式(1)で表される化合物を溶解するために用いた溶媒の乾燥は、100℃以下に加熱して行なうことが好ましい。これは、次のような理由によるものである。前記電池を加熱すると、溶媒の蒸発乾燥が促進されるため、好ましい。しかしながら、加熱温度が100℃を越えると、前記セパレータが大幅に熱収縮する恐れがある。熱収縮が大きくなると、電極群内部で正負極のずれが生じ、サイクル特性が低下してしまう。また、前述した熱収縮は、ポリエチレンまたはポリプロピレンを含む多孔質フィルムからなるセパレータを用いる場合に顕著に生じ易い。
【0047】
前記式(1)で示される化合物は、下式(2)で表される化合物の誘導体である。
H1 −R (2)
化学式RH1 で表される化合物が、酸解離平衡定数(pKa)が13以下であることが望ましい。化学式RH1 で表される化合物が、酸解離平衡定数(pKa)が13以下水素原子を有すると、例えば式(1)で表される化合物のXはtert−ブチル基である、化学式tBu−O−CO−Rで表される化合物が分解して、二酸化炭素と2−メチルプロペンを放出する温度が150℃以下となり、電池の安全性がより向上するためである。酸解離平衡定数(pKa)が13以下である水素原子は、分子に一つだけ存在してもよいし、あるいは二つ以上存在していてもよい。
【0048】
また、式(2)で表される化合物の有する水素原子H1 は、酸素原子または窒素原子に結合していることが望ましい。式(2)で表される化合物の水素原子H1 が、酸素原子または窒素原子に結合していると、化学式X−O−CO−Rで表される化合物の温度上昇に伴う分解反応が速やかに進行するためである。
【0049】
式(2)で表される化合物とは、具体的にはフェノール、1,2−ジヒドロキシベンゼン、1,3−ジヒドロキシベンゼン、1,4−ジヒドロキシベンゼン、1,2,3−トリヒドロキシベンゼン、1,2,3−トリヒドロキシ−5−メチルベンゼン、2−メチルフェノール、3−メチルフェノール、4−メチルフェノール、2−メトキシフェノール、3−メトキシフェノール、4−メトキシフェノール、2−フルオロフェノール、3−フルオロフェノール、4−フルオロフェノール、2−クロロフェノール、3−クロロフェノール、4−クロロフェノール、2−ブロモフェノール、3−ブロモフェノール、4−ブロモフェノール、2−アイオドフェノール、3−アイオドフェノール、4−アイオドフェノール、2,3−ジフルオロフェノール、2,4−ジフルオロフェノール、2,5−ジフルオロフェノール、2,6−ジフルオロフェノール、3,4−ジフルオロフェノール、3,5−ジフルオロフェノール、2,3−ジクロロフェノール、2,4−ジクロロフェノール、2,5−ジクロロフェノール、2,6−ジクロロフェノール、3,4−ジクロロフェノール、3,5−ジクロロフェノール、2,3−ジブロモフェノール、2,4−ジブロモフェノール、2,5−ジブロモフェノール、2,6−ジブロモフェノール、3,4−ジブロモフェノール、3,5−ジブロモフェノール、2,3−ジメチルフェノール、2,4−ジメチルフェノール、2,5−ジメチルフェノール、2,6−ジメチルフェノール、3,4−ジメチルフェノール、3,5−ジメチルフェノール、2−ニトロフェノール、3−ニトロフェノール、4−ニトロフェノール、2,3−ジニトロフェノール、2,4−ジニトロフェノール、2,5−ジニトロフェノール、3,4−ジニトロフェノール、4,4′−ビフェノール、1−ナフトール、2−ナフトール、イミダゾール、2−メチルイミダゾール、2−エチルイミダゾール、4−メチルイミダゾール、4−エチルイミダゾール、2−フェニルイミダゾール、4−フェニルイミダゾール、ベンズイミダゾール、インドール、2−メチルインドール、2−フェニルインドール、ピロール、3−メチルピロール、メチルピロール、ポリピロール、3−ピロリン、ピロリジン、ピラゾール、ビラロリジン、1,2,3−トリアゾール、1,2,4−トリアゾール、5−ヒドロキシ−2−(ヒドロキシメチル)−4H−ビラン−4−オン等から選ばれる化合物である。式(1)で表される化合物は、単独で用いてもよいし、2種類以上を混合して用いてもよい。
【0050】
次に、図面により本発明の実施形態の一例を説明する。図1において、1は容器、2は絶縁体、3は電極群である。4は正極であり、5はセパレータであり、6は負極であり、前記電極群3は、正極4、セパレータ5、負極6をこの順序で積層し、負極6が外側になるように渦巻状に巻回したものである。7は絶縁板であり、8は封口板であり、9は正極端子であり、10は正極リードである。前記容器1には、図示しない電解液が収容されており、封口板8により密閉されている。
【0051】
【実施例】
以下、本発明の実施例を前述した図面を参考してさらに詳細に説明する。
実施例1
フェノール0.01モルをジクロロメタン100mlに溶解し、攪拌しながらジ−tert−ブトキシ−ジカーボネート0.015モルと4−ジメチルピリジン0.001モルを加え、4時間攪拌した。溶媒を減圧留去し、シリカゲルのカラムを用いて不純物を除去し、さらにトルエンから再結晶することによりO−tブトキシカルボニルフェノールを得た。
【0052】
平均粒径5μmのリチウムコバルト酸化物(LixCoO2 (0.8≦x≦1))粉末91重量%、アセチレンブラック3重量%、グラファイト3重量%、ポリフッ化ビニリデン3重量%をN−メチルピロリドンに加えて混合してスラリーとし、このスラリーを25μのアルミニウム箔からなる集電体の両面に塗布後、熱風乾燥してN−メチルピロリドンを除去した後、プレスすることにより電極密度3g/cm3 の正極を作製した。
【0053】
また、炭素質材料として3000℃で熱処理したメソフェーズピッチ系炭素繊維(繊維径が8μm、平均繊維長が20μm、平均面間隔(d002)が0.3360nm、BET法による比表面積が2m2 /g)の粉末97重量%をスチレンブタジエンゴム2重量%およびカルボキシメチルセルロース1重量%と共に混合し、水を溶媒として使用してスラリーとし、これを銅箔からなる集電体の両面に塗布後、乾燥し、さらにプレスすることにより電極密度が1.3g/cm3 の負極を作成した。
【0054】
セパレータとして、厚さが25μmで、120℃、1時間での熱収縮率が18%で、多孔度が40%のポリエチレン−ポリプロピレン製多孔質フィルムを用意した。
【0055】
前記正極、前記セパレータおよび前記負極シートをそれぞれこの順序で積層した後、渦巻き状に捲回して円筒形状の電極群を作成し、円筒型電極群を得た。前記電極群を円筒型外装缶に収納し、真空加熱乾燥した。
【0056】
非水電解液として、六フッ化リン酸リチウム(LiPF6 )をエチレンカーボネート(EC)とメチルエチルカーボネート(MEC)の混合溶媒(混合体積比率1:2)に1リットルあたり1モル溶解して非水電解液を調整した。
【0057】
電池容量1Ah当たり前記非水電解液5gを計り、0−tブトキシカルボニルフェノールの粉末0.1gを溶解し、これを電極群を収納した外装缶に注液し、密閉することにより、直径18mm、高さ65mmの円筒型非水電解液二次電池を組み立てた。
【0058】
実施例2
O−tert−ブトキシカルボニルフェノールの粉末0.1gを400kg/cm2の圧力でプレス、成形してポリエチレンフィルムで被覆し、電極押え板として円筒型外装缶に収納したこと以外は前述した実施例1と同様の手法で、実施例1と同様な構成の円筒型非水電解液二次電池を組み立てた。
【0059】
実施例3
O−tert−ブトキシカルボニルフェノールの粉末0.1gを縦40mm、横40mmの袋状ポリエチレンフィルムに収納、密閉し、シート状としたものを正極、セパレータ、負極とともに渦巻き状に捲回して円筒形状の電極群を作成したこと以外は前述した実施例1と同様の手法で、実施例1と同様な構成の円筒型非水電解液二次電池を組み立てた。
【0060】
実施例4
フェノールの代わりに4−ヒドロキシトルエンを用い、O−tert−ブトキシカルボニルメチルフェノールを合成して用いたこと以外は前述した実施例1と同様の手法で、実施例1と同様な構成の円筒型非水電解液二次電池を組み立てた。
【0061】
実施例5
O−tert−ブトキシカルボニルフェノールの代わりにO−tert−ブトキシカルボニルメチルフェノールを用いたこと以外は実施例2と同様の手法で、実施例2と同様な構成の円筒型非水電解液二次電池を組み立てた。
【0062】
実施例6
O−tert−ブトキシカルボニルフェノールの代わりにO−tert−ブトキシカルボニルメチルフェノールを用いたこと以外は実施例3と同様の手法で、実施例3と同様な構成の円筒型非水電解液二次電池を組み立てた。
【0063】
実施例7
フェノールの代わりにピロールを用い、N−tert−ブトキシカルボニルピロールを合成して用いたこと以外は前述した実施例1と同様の手法で、実施例1と同様な構成の円筒型非水電解液二次電池を組み立てた。
【0064】
実施例8
O−tert−ブトキシカルボニルフェノールの代わりにN−tert−ブトキシカルボニルピロールを用いたこと以外は実施例2と同様の手法で、実施例2と同様な構成の円筒型非水電解液二次電池を組み立てた。
【0065】
実施例9
O−tert−ブトキシカルボニルフェノールの代わりにN−tert−ブトキシカルボニルピロールを用いたこと以外は実施例3と同様の手法で、実施例3と同様な構成の円筒型非水電解液二次電池を組み立てた。
【0066】
比較例1
平均粒径5μmのリチウムコバルト酸化物(LixCoO2 (0.8≦x≦1)粉末87重量%、炭酸リチウム4重量%、アセチレンブラック3重量%、グラファイト3重量%、ポリフッ化ビニリデン3重量%をN−メチルピロリドンに加えて混合してスラリーとし、このスラリーを25μのアルミニウム箔からなる集電体の両面に塗布後、熱風乾燥してN−メチルピロリドンを除去した後、プレスすることにより電極密度3g/cm3 の正極を作製し、非水電解液にはO−tert−ブトキシカルボニルフェノールを溶解させていない以外は実施例1と同様の手法で、実施例1と同様の構成の円筒型非水電解液二次電池を組み立てた。
【0067】
得られた実施例1〜9及び比較例1の非水電解液二次電池ついて、10C15Vの連続過充電試験を行い、電池外壁温度を測定した。各非水電解液二次電池について、電池外壁温度の経時変化を下記図2に示した。図より明らかなように、本発明の電池は比較例1の電池よりも過充電試験時の到達最高温度が低く、より安全になっていることがわかる。
【0068】
さらに、得られた実施例1〜9及び比較例1の非水電解液二次電池について、充電電流1Aで4.2Vまで充電し、さらに電圧4.2Vで2時間充電を行った。充電後に外部短絡試験を行い、電池外壁温度を測定した。各非水電解液二次電池について、電池外壁温度の経時変化を下記図3に示した。図より明らかなように、本発明の電池は比較例1の電池よりも外部短絡試験時の到達最高温度が著しく低く、非常に安全になっていることがわかる。
【0069】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、安全性の高い電池を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る円筒形非水電解液二次電池を示す部分断面図。
【図2】本発明の電池と比較例の電池の過充電試験時における電池外壁温度の経時変化を示す図。
【図3】本発明の電池と比較例の電池の外部短絡試験時における電池外壁温度の経時変化を示す図。
【符号の説明】
1 容器
2 絶縁体
3 電極群
4 正極
5 セパレータ
6 負極
7 絶縁板
8 封口板
9 正極端子
10 正極リード
Claims (20)
- 正極と、負極と、セパレーターと、電解液と、密封された容器を具備してなる電池において、
前記密閉された容器内部に、下記式(1)で表わされる化合物が含有されてなることを特徴とする、電池。
X−O−CO−R (1)
(ここで、式中、Xは、温度の上昇に起因する該化合物の分解に伴って脱離して電解液に対して非溶解性ないし弱溶解性のガスを発生させる基、Rは、上記化合物の分解温度を制御する基であり、基Rが、化学式RH1で表される化合物として、酸解離平衡定数(pKa)が13以下である水素原子H1を有するものである。ただし、化学式RH 1 で表される化合物は、フェノール、ビフェノール、ナフトール、イミダゾール、インドール、ピロール、ピロリン、ピロリジン、ピラゾール、ピラロリジン、トリアゾール、および前記化合物にフッ素、塩素、臭素、ヨウ素、メチル基、エチル基、メトキシ基より選ばれる置換基を有する化合物より選ばれるものである。) - 前記式(1)における基Xが、置換もしくは非置換の、炭素数3〜7のアルキル基からなる、請求項1に記載の電池。
- 前記式(1)における基Xが、ブチル基、好ましくはtert−ブチル基である、請求項1に記載の電池。
- 化学式RH1で表される化合物が有する水素原子H1が、酸素原子または窒素原子に結合している、請求項1に記載の電池。
- 前記正極が、活物質を含む正極層からなりこの正極層が集電体に担持されたものである、請求項1に記載の電池。
- 前記活物質が、二酸化マンガン、リチウム含有マンガン酸化物、リチウム含有マンガンアルミニウム酸化物、リチウム含有マンガン鉄酸化物、リチウム含有マンガンアルミニウム鉄酸化物、リチウム含有ニッケル酸化物、リチウム含有コバルト化合物、リチウム含有ニッケルコバルト酸化物、リチウム含有鉄酸化物、リチウム含有バナジウム酸化物およびカルコゲン化合物、およびそれらの混合物からなる群から選ばれたものである、請求項5に記載の電池。
- 正極と、負極と、セパレーターと、電解液と、密封された容器を具備してなる電池において、
前記密閉された容器内部に、下記式(1)で表わされる化合物が含有されてなることを特徴とする、電池。
X−O−CO−R (1)
(ここで、式中、Xは、置換もしくは非置換の、プロピル基、ブチル基、ペンチル基からなる群から選ばれた基である) - 前記式(1)における基Xが、ブチル基、好ましくはtert−ブチル基である、請求項7に記載の電池。
- 化学式RH1で表される化合物が有する水素原子H1が、酸素原子または窒素原子に結合している、請求項7に記載の電池。
- 前記正極が、活物質を含む正極層からなりこの正極層が集電体に担持されたものである、請求項7に記載の電池。
- 前記活物質が、二酸化マンガン、リチウム含有マンガン酸化物、リチウム含有マンガンアルミニウム酸化物、リチウム含有マンガン鉄酸化物、リチウム含有マンガンアルミニウム鉄酸化物、リチウム含有ニッケル酸化物、リチウム含有コバルト化合物、リチウム含有ニッケルコバルト酸化物、リチウム含有鉄酸化物、リチウム含有バナジウム酸化物およびカルコゲン化合物、およびそれらの混合物からなる群から選ばれたものである、請求項10に記載の電池。
- 前記負極が、集電体に担持された負極層からなるものである、請求項1または7に記載の電池。
- 前記セパレーターが、多孔質フィルムまたは不織布からなるものである、請求項1または7に記載の電池。
- 前記セパレーターが、ポリエチレンおよび(または)ポリプロピレンからなる多孔質フィルムである、請求項13に記載の電池。
- 前記セパレーターが、多孔度30〜60%のものである、請求項13に記載の電池。
- 前記セパレーターが、空気透過率600秒/100cm3以下のものである、請求項13に記載の電池。
- 前記電解液が非水電解液からなるものである、請求項1または7に記載の電池。
- 前記非水電解液が、プロピレンカーボネートおよび(または)エチレンカーボネートからなる第一溶媒と、この第一溶媒より低粘度の非水溶媒からなる第二溶媒との混合物からなるものである、請求項17に記載の電池。
- 前記非水電解液が、過塩素酸リチウム(LiClO4)、六フッ化リン酸リチウム(LiPF6)、ホウフッ化リチウム(LiBF4)、六フッ化砒素リチウム(LiAsF6)、トリフルオロメタンスルホン酸リチウム(LiCF3SO3)、ビストリフルオロメチルスルホニルイミドリチウム[LiN(CF3SO2)2]およびビスペンタフルオロエチルスルホニルイミドリチウム[LiN(C2F5SO2)2]、およびこれらの混合物からなる群から選ばれた電解質を含むものである、請求項17に記載の電池。
- 前記式(1)の化合物が、分解温度100〜150℃のものである、請求項1または7に記載の電池。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06866899A JP3623391B2 (ja) | 1999-03-15 | 1999-03-15 | 電池 |
| US09/525,048 US6413679B1 (en) | 1999-03-15 | 2000-03-14 | Battery with an additive to evolve a gas at high temperature |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06866899A JP3623391B2 (ja) | 1999-03-15 | 1999-03-15 | 電池 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000268794A JP2000268794A (ja) | 2000-09-29 |
| JP3623391B2 true JP3623391B2 (ja) | 2005-02-23 |
Family
ID=13380334
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP06866899A Expired - Fee Related JP3623391B2 (ja) | 1999-03-15 | 1999-03-15 | 電池 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6413679B1 (ja) |
| JP (1) | JP3623391B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010009942A (ja) * | 2008-06-27 | 2010-01-14 | Hitachi Vehicle Energy Ltd | リチウム二次電池 |
Families Citing this family (17)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3471244B2 (ja) * | 1999-03-15 | 2003-12-02 | 株式会社東芝 | 非水電解液二次電池の製造方法 |
| JP4734705B2 (ja) * | 2000-10-31 | 2011-07-27 | 三菱化学株式会社 | リチウム二次電池用正極材料、リチウム二次電池用正極及びリチウム二次電池 |
| GB0227705D0 (en) * | 2002-11-27 | 2003-01-08 | Danionics As | Electrochemical cell |
| WO2004066469A2 (en) * | 2003-01-22 | 2004-08-05 | Valence Technology, Inc. | Electrolyte for use in phosphate based lithium ion/polymer cells |
| JP2004247059A (ja) * | 2003-02-10 | 2004-09-02 | Toyota Motor Corp | リチウムイオン二次電池 |
| JP2007035447A (ja) * | 2005-07-27 | 2007-02-08 | Fdk Energy Co Ltd | 密閉型一次電池 |
| FR2910723B1 (fr) * | 2006-12-22 | 2009-03-20 | Accumulateurs Fixes | Dispositif de securite pour accumulateur etanche. |
| JP5201847B2 (ja) * | 2007-02-20 | 2013-06-05 | パナソニック株式会社 | 非水電解質二次電池 |
| JP5439345B2 (ja) * | 2010-11-19 | 2014-03-12 | シャープ株式会社 | 非水系二次電池及びその難燃剤 |
| US9136559B2 (en) | 2010-12-29 | 2015-09-15 | Industrial Technology Research Institute | Non-aqueous electrolyte and lithium secondary battery including the same |
| US8772412B2 (en) | 2010-12-29 | 2014-07-08 | Industrial Technology Research Institute | Meta-stable state nitrogen-containing polymer |
| CN102903954B (zh) * | 2011-07-25 | 2015-06-03 | 微宏动力系统(湖州)有限公司 | 含有离子液体电解质的锂离子二次电池 |
| US9859589B2 (en) * | 2013-12-11 | 2018-01-02 | Nec Corporation | Method for producing secondary battery |
| JP6519575B2 (ja) * | 2016-12-07 | 2019-05-29 | トヨタ自動車株式会社 | リチウムイオン二次電池 |
| HUE072584T2 (hu) * | 2019-01-25 | 2025-11-28 | Lg Energy Solution Ltd | Elektrolit lítium szekunder akkumulátorhoz és az azt tartalmazó lítium szekunder akkumulátor |
| KR102447200B1 (ko) | 2019-02-28 | 2022-09-26 | 주식회사 엘지에너지솔루션 | 리튬 이차 전지용 전해질 및 이를 포함하는 리튬 이차 전지 |
| WO2024077635A1 (zh) * | 2022-10-14 | 2024-04-18 | 宁德时代新能源科技股份有限公司 | 电池单体、电池及用电装置 |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5755985A (en) * | 1994-09-06 | 1998-05-26 | Hydro-Quebec | LPB electrolyte compositions based on mixtures of copolymers and interpenetrated networks |
| JP3341524B2 (ja) * | 1995-04-04 | 2002-11-05 | 宇部興産株式会社 | リチウム二次電池用電解液 |
| US5830600A (en) | 1996-05-24 | 1998-11-03 | Sri International | Nonflammable/self-extinguishing electrolytes for batteries |
| JPH10270011A (ja) | 1997-03-27 | 1998-10-09 | Toshiba Corp | 非水電解液電池 |
| US5922494A (en) * | 1997-04-14 | 1999-07-13 | Valence Technology, Inc. | Stabilized electrolyte for electrochemical cells and batteries |
| JP3632063B2 (ja) | 1997-08-20 | 2005-03-23 | 株式会社リコー | 固体電解質二次電池 |
-
1999
- 1999-03-15 JP JP06866899A patent/JP3623391B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2000
- 2000-03-14 US US09/525,048 patent/US6413679B1/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010009942A (ja) * | 2008-06-27 | 2010-01-14 | Hitachi Vehicle Energy Ltd | リチウム二次電池 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US6413679B1 (en) | 2002-07-02 |
| JP2000268794A (ja) | 2000-09-29 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3623391B2 (ja) | 電池 | |
| US9985326B2 (en) | Method for manufacturing a lithiated metal-carbon composite electrode, lithiated metal-carbon composite electrode manufactured thereby, and electrochemical device including the electrode | |
| JP4605287B2 (ja) | 正極活物質、正極および非水電解質二次電池 | |
| EP3214689B1 (en) | Nonaqueous electrolyte battery and battery pack | |
| CN112805865A (zh) | 锂离子电池的制造方法和锂离子电池 | |
| CN101405898B (zh) | 非水电解质二次电池 | |
| JP4297133B2 (ja) | リチウムイオン電池 | |
| CN101212048A (zh) | 一种锂离子二次电池的正极材料及含有该正极材料的电池 | |
| WO2006082912A1 (ja) | 非水電解質二次電池 | |
| CN101478041A (zh) | 一种正极活性物质以及正极和电池 | |
| JP2014002834A (ja) | リチウムイオン二次電池用負極材、リチウムイオン二次電池用負極、リチウムイオン二次電池、およびそれらの製造方法 | |
| US20160093883A1 (en) | Surface modification of active material structures in battery electrodes | |
| CN101587970A (zh) | 一种高倍率锂离子电池用电解液及其制备方法 | |
| KR20160091864A (ko) | 비수 전해질 이차 전지 | |
| CN102487151A (zh) | 一种锂离子二次电池 | |
| JP3990107B2 (ja) | 非水電解質二次電池の充電方法 | |
| KR20130101103A (ko) | 이온 액체 전해질을 포함하는 리튬 전지 | |
| CN103370819A (zh) | 非水电解质二次电池 | |
| JP5205863B2 (ja) | 非水電解液二次電池 | |
| JPH09245830A (ja) | 非水電解液二次電池 | |
| WO2009134828A1 (en) | Non-aqueous electrolytes for lithium electrochemical cells | |
| CN105493319A (zh) | 负极活性物质、使用该负极活性物质的负极、以及锂离子二次电池 | |
| CN101740751B (zh) | 正极活性物质的制备方法及正极活性物质以及正极和电池 | |
| KR100762796B1 (ko) | 리튬 이차 전지용 음극 활물질의 제조방법 및 이를 구비한리튬 이차 전지 | |
| WO2020213268A1 (ja) | 非水電解液、不揮発性電解質、二次電池 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040525 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040611 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040810 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040903 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041018 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20041116 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20041124 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071203 Year of fee payment: 3 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081203 Year of fee payment: 4 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091203 Year of fee payment: 5 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091203 Year of fee payment: 5 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101203 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111203 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121203 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121203 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131203 Year of fee payment: 9 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |