JP3613835B2 - 密着型イメージセンサー - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は原稿等を照射して原稿等を読み取る密着型イメージセンサーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
以下、従来の密着型イメージセンサーについて図を参照しながら説明する。図4は第1従来例の密着型イメージセンサーの断面図を示すものである。図4において、1はアルミニウム等からなるフレーム、2はフレーム1の内側に設けられた傾斜面に配設され後記する原稿8等を照射するLEDチップ、3はフレーム1の下面に配設されLEDチップ2の照射した光線を入射すると共に原稿8等を当接させるガラス板、4はフレーム1に設けられた開口部、5は開口部4の下側に設けられ原稿8等の反射した光線を集束するロッドレンズアレイ、6はフレーム1の上部に配設され後記する受光センサー7の信号を信号処理する回路基板であり、受光センサー7は回路基板6の下面に配設され、ロッドレンズアレイ5の集束した光線を光検知部が受光する。8はガラス板3に当接し照射される原稿等である。
【0003】
以上のように構成された従来の密着型イメージセンサーについて、以下その動作について説明する。LEDチップ2の照射した光線9がガラス板3の上面に斜光の状態で入射される。ガラス3内に入射した光線9は屈折してガラス板3下面に到達する。一方、ガラス板3下面には搬送される原稿8等があり、ガラス板3下面に到達した光線9は原稿8等を照射して原稿8等の情報に応じてガラス板3上面に向けて反射する。反射した光線9はガラス板3の下側に設けられたロッドレンズアレイ5で集束する。そして、集束した光線9を受光センサー7の光検知部が受光し、受光した光量に応じてフォトキャリアを生じ蓄積される。
【0004】
ここで動作信号であるパルス信号を受光センサー7のスタート信号入力端子に入力すると、光検知部の1ビット目から順次シフトレジスタがオンして時経列的に出力信号が取り出される。この信号は更に電気的に増幅され最終的なセンサー出力信号として出力される。
【0005】
次に、従来のイメージセンサーの構成において、ロッドレンズアレイ5が所定の位置から光軸がずれた場合の動作について説明する。図5は従来のイメージセンサーの迷光を説明する図である。図5に示すように、開口部4に配設されるロッドレンズアレイ5が所定の位置から、例えば、LEDチップ2側にずれた(矢印B方向)場合、原稿8の読み取りライン部で反射された光線9はロッドレンズアレイ5を介して透過光9’として受光センサー7に達する。そして、読み取りライン部以外からの反射光は、通常、光線10に示すように、ロッドレンズアレイ5を介して透過光10’として受光センサー7に影響を何等与えず基板6に達し吸収拡散される。
【0006】
ところが、ロッドレンズアレイ5の取付け位置がずれているため、反射光11の透過光10’は開口部4の側壁と干渉し、乱反射されその一部が迷光11’となって受光センサー7に達してしまう。迷光11’が生じるとその部分でセンサー出力のS/N比が低下し、画像読み取りの再現する性能を極端に悪化させる。特に、図5に示すように、LEDチップ2側にロッドレンズアレイ5がずれた時には、図4のA部に示す部分の光線9が反射光11となって迷光11’を生じるが、このA部はLEDチップ2に近接しているため照度が高く、反射光11も強いため当然迷光11’の光量も大きくなりS/N比を大幅に低下させる。
【0007】
従って、S/N比を向上させるために、図6及び図7に示すような構造の提案がなされている。図6は第2従来例の密着型イメージセンサーの断面図、図7は第3従来例の密着型イメージセンサーの断面図を示すものである。図6及び図7においては図4と同一機能のものは同一符号を付し説明の詳細は省略する。図6において、1はフレーム、2はLEDチップ、3はガラス板、4’は第1の開口部、5はロッドレンズアレイ、6は回路基板、7は受光センサー、8は原稿等、12はLEDチップ2の光線9を通過させる第2の開口部である。13は第2の開口部12を通過した光線9を拡散反射し、略均一光量の光とするための光路であり、光路13のガラス板3側の開口部からガラス板3の所定部のみに光線9が入射される。図6に示す第2従来例ではガラス板3のA部分をフレーム1で覆い、原稿8等の読取部のみを極力照射するように構成されているため迷光11’を減少させることができる。
【0008】
次に、図7において、1はフレーム、2はLEDチップ、3はガラス板、5はロッドレンズアレイ、6は回路基板、7は受光センサー、8は原稿等、14はロッドレンズアレイ5を支持する支持体であり、支持体14の壁面とフレーム1の壁面との間でロッドレンズアレイ5の2つの側面を支持し、さらに支持体14の下面とガラス板3が接合されると共に、支持体14の側面の上方は回路基板6に接合されている。
【0009】
図7に示すように第3従来例は、図4で示したフレーム1の開口部4を無くしたので、開口部4の側面での乱反射は無くなる。又、ロッドレンズアレイ5の2つの側面は一方がフレーム1の壁面と他方が支持体14の壁面によって支持され、これによってロッドレンズアレイ5の側面が支持体14の壁面で覆われるので、ロッドレンズアレイ5の側面から直接LEDチップ2の光が入光することは無くなるのである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら従来の密着型イメージセンサーの構成では、第1従来例においてはフレーム1の内側の開口部4に配設されたロッドレンズアレイ5の位置合わせが難しくばらつきを生じ易く、迷光11’を発生させ、S/N比を低下させる。又、第2従来例においては迷光11’そのものは改善できるもののフレーム1の構造そのものが複雑であり、フレーム1の加工費用が高くなり高価なものとなる。又、第3従来例においてはフレーム1の壁面と支持体14の壁面でロッドレンズアレイ5を支持しているが、組立時のロッドレンズアレイ5と受光センサー7との光軸調整等の位置決めが難しく、又、フレーム1が機械的強度が弱い2ピース構造であるため、ファクシミリ等に組込むと光軸がずれ易いという問題点を有していた。
【0011】
本発明は上記従来の問題点を解決するもので、ロッドレンズアレイの位置決めを容易にし、迷光を無くしてS/N比を向上させた密着型イメージセンサーを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために本発明は、原稿等を照射する複数のLEDチップと、LEDチップを装着した基板を載置しLEDチップから照射された光を通過させる光路部を備えた保持枠と、保持枠を収容すると共に原稿等で反射された光線を集束するロッドレンズアレイを収容する凹部が形成されたフレームと、ロッドレンズアレイで集束された光線を受光する受光センサーとを備え、保持枠にはフレームと保持枠との間の位置決めを行う位置決め部を形成し、保持枠によって凹部の壁面と保持枠の壁面との間にロッドレンズアレイを挟持した密着型イメージセンサーであって、前記位置決め部が前記基板を載置する櫛歯状の載置部の櫛歯の先端に設けられていることを特徴とする。
【0013】
又、本発明の密着型イメージセンサーは、光路部が原稿等の面と鋭角で交差する斜面部を備えていることを特徴とする。
【0017】
【作用】
本発明の密着型イメージセンサーは、フレームと保持枠との間の位置決めを行う位置決め部を形成し、保持枠によって凹部の壁面と保持枠の壁面との間にロッドレンズアレイを挟持したので、ロッドレンズアレイの光軸調整とロッドレンズアレイの位置決めと固定が容易になる。また、位置決め部が基板を載置する櫛歯状の載置部の櫛歯の先端に設けられているので、光路を形成すると共に、機械的強度も低下しない。
【0018】
又、本発明の密着型イメージセンサーは、光路部が原稿等の面と鋭角で交差する斜面部を備えているので、照射した光線が乱反射しながら原稿等の面に導かれ、略均一な光線を原稿等の読み取り部付近を照射することができる。
【0019】
又、本発明の密着型イメージセンサーは、位置決め部が基板を載置する櫛歯状の載置部の櫛歯の先端に設けられているので、光路を形成すると共に、機械的強度も低下しない。
【0022】
【実施例】
以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施例における密着型イメージセンサーの一部破断斜視図、図2は本発明の一実施例における密着型イメージセンサーの断面図、図3は本発明の一実施例における密着型イメージセンサーの保持枠の斜視図である。図1,図2及び図3において、15はアルミニウム等からなるフレームであり、フレーム15の内側下方には貫通した開口部16が設けられ、開口部16の上側には凹部17、凹部17の上方には後記する保持枠20との位置決めを行うための係止部18が設けられている。すなわち、凹部17はフレーム15に凹状に形成され、中に保持枠20を収容する。従って凹部17の底面に形成された開口部16は、保持枠20の下方に位置することになる。
【0023】
19は開口部16の凹部17に収容され後記するガラス板30を通して原稿33等の面で反射した光線を集束するロッドレンズアレイ、20は凹部17に収容されポリカーボネイト等からなる保持枠である。この保持枠20にはロッドレンズアレイ19を挟持する挟持用壁面21と、上方には後記するLEDチップ29を装着した基板28を載置し、溝25によって櫛歯状になった載置部22と、載置部22の櫛歯の先端に設けたフレーム15と保持枠20の間の位置決めを行う位置決め部23と、載置部22を支える面24と、溝25の下方に設けられた斜面部26と、保持枠20をフレーム15の凹部17の底面に載置する支持面27を備えている。溝25と斜面部26はLEDチップ29から照射された光線の光路部を形成している。光路部はLEDチップ29から照射された光線を開口部16まで通過させるものである。
【0024】
ところで、ロッドレンズアレイ19は、フレーム15の凹部17の壁面と保持枠20の挟持用壁面21との間に、その両側面が保持枠20によって挟持される。即ち、保持枠20はフレーム15の係止部18と位置決め部23を当接させることにより位置決めされるが、この当接によってロッドレンズアレイ19は保持枠20から押圧力を得ることができ、これによってロッドレンズアレイ19は保持枠20によって凹部17に挟持固定される。
【0025】
28は保持枠20の載置部22とフレーム15の載置面に一部またがって載置される基板、29は基板28の下面に装着され後記する原稿33等を照射する複数のLEDチップ、30はLEDチップ29の照射した光線が入射されるフレーム15下側の窪みに配設され原稿33等を当接させるガラス板、31はフレーム15上側の窪みに配設され後記する受光センサー32が原稿33に対応して生じる光電流を電圧に変換し増幅する回路基板、32は回路基板31の下面に設けられロッドレンズアレイ19の集束した光線を受光する受光センサー、33はガラス板30に当接し照射される原稿等である。
【0026】
以上のように構成された密着型イメージセンサーについて、図2を用いてその動作を説明する。LEDチップ29より照射した光線(点線矢印で示す)が、ガラス板30の上面に保持枠20の光路部を通過して斜光の状態で入射される。その際、保持枠20はLEDチップ29と受光センサー32を光学的に分離する役目を果たしており、LEDチップ29が照射した光線は受光センサー32に直接入ることはない。又、LEDチップ29より照射した光線は保持枠20の光路部とフレーム15の凹部17の斜面17a(図1、図2参照)との間で乱反射し、照度の照度分布が均一な状態となってガラス板30内に入射される。この凹部17の斜面17aは光路部の斜面部26と略平行に形成されている。
【0027】
ガラス板30内に入射した光線は屈折して下面に到達する。一方、ガラス板30の下面には略密着し搬送される原稿33等があり、ガラス板30の下面に到達した光線が原稿33等を照射して原稿33等の情報に応じてガラス板30の上面に向けて光線を反射する。反射した光線をガラス板30の上方に設けられたロッドレンズアレイ19で集束する。そして、集束した光線を受光センサー32が受光し、受光した光量に応じた電流が時経列的に出力され回路基板31で電圧に変換、増幅され出力されるのである。
【0028】
この様に本発明の一実施例に示す構成では、ガラス板30の下面で反射した光線を集束するロッドレンズアレイ19の光軸の位置決めは、ロッドレンズアレイ19の両側面をフレーム15の凹部17の壁面と保持枠20の挟持用壁面21とで挟み、フレーム15の係止部18と保持枠20の位置決め部23とを対向させることで行われる。ロッドレンズアレイ19が左右及び上下にずれることは無く、光軸調整が容易に確実に行うことができるのである。そして、ロッドレンズアレイ19と保持枠20を凹部17内に収容した際に、ロッドレンズアレイ19と保持枠20が凹部17から押圧力を得ることができるように、凹部17の寸法関係はロッドレンズアレイ19と保持枠20の幅寸法より若干小さめに作ってある。このためロッドレンズアレイ19は保持枠20によって挟持されることになる。又、2ピースであっても凹部構造であるから機械的強度が上がる。
【0029】
この様にロッドレンズアレイ19の光軸ずれを無くすと共に、LEDチップ29の照射した光線が直接受光センサー32に入光しないように、保持枠20で遮断し、又、ロッドレンズアレイ19と原稿33等との間に開口部16を設けたので、迷光の発生は無くなり、S/N比を向上させることができる。
【0030】
又、フレーム15のガラス板30を配設する窪みは中ぐりではなく外面加工から形成し、この窪みを基準にして開口部16の上側にロッドレンズアレイ19と保持枠20を収容する凹部17と、回路基板31を配設する窪みをそれぞれ所定高さに外面加工によって形成され、保持枠20はそれぞれの加工精度の良いものが安価で容易にできる。しかも、それぞれの加工精度が良いから密着型イメージセンサーの組立精度を向上させ、光軸がずれることもなく簡単に組立てることができる。
【0031】
【発明の効果】
以上のように本発明の密着型イメージセンサーでは、フレームと保持枠との間の位置決めを行う位置決め部を形成し、保持枠によって凹部の壁面と保持枠の壁面との間にロッドレンズアレイを挟持したので、ロッドレンズアレイと受光センサーの光軸調整とロッドレンズアレイの位置決めが容易になり、簡単に精度良く組立てることができる。
【0032】
又、本発明の密着型イメージセンサーでは、光路部が原稿等の面と鋭角で交差する斜面部を備えているので、照射した光線が乱反射しながら原稿等の面に導かれ、略均一な光線を原稿等の読み取り部付近を照射するから迷光を無くしてS/N比を向上させることができる。
【0033】
又、本発明の密着型イメージセンサーは、位置決め部が基板を載置する櫛歯状の載置部の櫛歯の先端に設けられているので、2ピースであっても簡単に精度良く組立られ、機械的強度が上がる。
【0034】
又、本発明の密着型イメージセンサーは、フレームの凹部に斜面部を略平行の斜面を形成したので、照射した光線が乱反射しながら原稿等の面に導かれ、略均一な光線を原稿等の読み取り部付近を照射するから迷光を無くしてS/N比を向上させることができる。
【0035】
又、本発明の密着型イメージセンサーは、フレームには凹部の底面に開口部が形成されているので、ロッドレンズアレイの位置ずれ等があっても開口部から迷光を発生させることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における密着型イメージセンサーの一部破断斜視図
【図2】本発明の一実施例における密着型イメージセンサーの断面図
【図3】本発明の一実施例における密着型イメージセンサーの保持枠の斜視図
【図4】第1従来例の密着型イメージセンサーの断面図
【図5】従来のイメージセンサーの迷光を説明する図
【図6】第2従来例の密着型イメージセンサーの断面図
【図7】第3従来例の密着型イメージセンサーの断面図
【符号の説明】
15 フレーム
16 開口部
17 凹部
18 係止部
19 ロッドレンズアレイ
20 保持枠
21 挟持用壁面
22 載置部
23 位置決め部
24 面
25 溝
26 斜面部
27 支持面
28 基板
29 LEDチップ
30 ガラス板
31 回路基板
32 受光センサー
33 原稿
【産業上の利用分野】
本発明は原稿等を照射して原稿等を読み取る密着型イメージセンサーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
以下、従来の密着型イメージセンサーについて図を参照しながら説明する。図4は第1従来例の密着型イメージセンサーの断面図を示すものである。図4において、1はアルミニウム等からなるフレーム、2はフレーム1の内側に設けられた傾斜面に配設され後記する原稿8等を照射するLEDチップ、3はフレーム1の下面に配設されLEDチップ2の照射した光線を入射すると共に原稿8等を当接させるガラス板、4はフレーム1に設けられた開口部、5は開口部4の下側に設けられ原稿8等の反射した光線を集束するロッドレンズアレイ、6はフレーム1の上部に配設され後記する受光センサー7の信号を信号処理する回路基板であり、受光センサー7は回路基板6の下面に配設され、ロッドレンズアレイ5の集束した光線を光検知部が受光する。8はガラス板3に当接し照射される原稿等である。
【0003】
以上のように構成された従来の密着型イメージセンサーについて、以下その動作について説明する。LEDチップ2の照射した光線9がガラス板3の上面に斜光の状態で入射される。ガラス3内に入射した光線9は屈折してガラス板3下面に到達する。一方、ガラス板3下面には搬送される原稿8等があり、ガラス板3下面に到達した光線9は原稿8等を照射して原稿8等の情報に応じてガラス板3上面に向けて反射する。反射した光線9はガラス板3の下側に設けられたロッドレンズアレイ5で集束する。そして、集束した光線9を受光センサー7の光検知部が受光し、受光した光量に応じてフォトキャリアを生じ蓄積される。
【0004】
ここで動作信号であるパルス信号を受光センサー7のスタート信号入力端子に入力すると、光検知部の1ビット目から順次シフトレジスタがオンして時経列的に出力信号が取り出される。この信号は更に電気的に増幅され最終的なセンサー出力信号として出力される。
【0005】
次に、従来のイメージセンサーの構成において、ロッドレンズアレイ5が所定の位置から光軸がずれた場合の動作について説明する。図5は従来のイメージセンサーの迷光を説明する図である。図5に示すように、開口部4に配設されるロッドレンズアレイ5が所定の位置から、例えば、LEDチップ2側にずれた(矢印B方向)場合、原稿8の読み取りライン部で反射された光線9はロッドレンズアレイ5を介して透過光9’として受光センサー7に達する。そして、読み取りライン部以外からの反射光は、通常、光線10に示すように、ロッドレンズアレイ5を介して透過光10’として受光センサー7に影響を何等与えず基板6に達し吸収拡散される。
【0006】
ところが、ロッドレンズアレイ5の取付け位置がずれているため、反射光11の透過光10’は開口部4の側壁と干渉し、乱反射されその一部が迷光11’となって受光センサー7に達してしまう。迷光11’が生じるとその部分でセンサー出力のS/N比が低下し、画像読み取りの再現する性能を極端に悪化させる。特に、図5に示すように、LEDチップ2側にロッドレンズアレイ5がずれた時には、図4のA部に示す部分の光線9が反射光11となって迷光11’を生じるが、このA部はLEDチップ2に近接しているため照度が高く、反射光11も強いため当然迷光11’の光量も大きくなりS/N比を大幅に低下させる。
【0007】
従って、S/N比を向上させるために、図6及び図7に示すような構造の提案がなされている。図6は第2従来例の密着型イメージセンサーの断面図、図7は第3従来例の密着型イメージセンサーの断面図を示すものである。図6及び図7においては図4と同一機能のものは同一符号を付し説明の詳細は省略する。図6において、1はフレーム、2はLEDチップ、3はガラス板、4’は第1の開口部、5はロッドレンズアレイ、6は回路基板、7は受光センサー、8は原稿等、12はLEDチップ2の光線9を通過させる第2の開口部である。13は第2の開口部12を通過した光線9を拡散反射し、略均一光量の光とするための光路であり、光路13のガラス板3側の開口部からガラス板3の所定部のみに光線9が入射される。図6に示す第2従来例ではガラス板3のA部分をフレーム1で覆い、原稿8等の読取部のみを極力照射するように構成されているため迷光11’を減少させることができる。
【0008】
次に、図7において、1はフレーム、2はLEDチップ、3はガラス板、5はロッドレンズアレイ、6は回路基板、7は受光センサー、8は原稿等、14はロッドレンズアレイ5を支持する支持体であり、支持体14の壁面とフレーム1の壁面との間でロッドレンズアレイ5の2つの側面を支持し、さらに支持体14の下面とガラス板3が接合されると共に、支持体14の側面の上方は回路基板6に接合されている。
【0009】
図7に示すように第3従来例は、図4で示したフレーム1の開口部4を無くしたので、開口部4の側面での乱反射は無くなる。又、ロッドレンズアレイ5の2つの側面は一方がフレーム1の壁面と他方が支持体14の壁面によって支持され、これによってロッドレンズアレイ5の側面が支持体14の壁面で覆われるので、ロッドレンズアレイ5の側面から直接LEDチップ2の光が入光することは無くなるのである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら従来の密着型イメージセンサーの構成では、第1従来例においてはフレーム1の内側の開口部4に配設されたロッドレンズアレイ5の位置合わせが難しくばらつきを生じ易く、迷光11’を発生させ、S/N比を低下させる。又、第2従来例においては迷光11’そのものは改善できるもののフレーム1の構造そのものが複雑であり、フレーム1の加工費用が高くなり高価なものとなる。又、第3従来例においてはフレーム1の壁面と支持体14の壁面でロッドレンズアレイ5を支持しているが、組立時のロッドレンズアレイ5と受光センサー7との光軸調整等の位置決めが難しく、又、フレーム1が機械的強度が弱い2ピース構造であるため、ファクシミリ等に組込むと光軸がずれ易いという問題点を有していた。
【0011】
本発明は上記従来の問題点を解決するもので、ロッドレンズアレイの位置決めを容易にし、迷光を無くしてS/N比を向上させた密着型イメージセンサーを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために本発明は、原稿等を照射する複数のLEDチップと、LEDチップを装着した基板を載置しLEDチップから照射された光を通過させる光路部を備えた保持枠と、保持枠を収容すると共に原稿等で反射された光線を集束するロッドレンズアレイを収容する凹部が形成されたフレームと、ロッドレンズアレイで集束された光線を受光する受光センサーとを備え、保持枠にはフレームと保持枠との間の位置決めを行う位置決め部を形成し、保持枠によって凹部の壁面と保持枠の壁面との間にロッドレンズアレイを挟持した密着型イメージセンサーであって、前記位置決め部が前記基板を載置する櫛歯状の載置部の櫛歯の先端に設けられていることを特徴とする。
【0013】
又、本発明の密着型イメージセンサーは、光路部が原稿等の面と鋭角で交差する斜面部を備えていることを特徴とする。
【0017】
【作用】
本発明の密着型イメージセンサーは、フレームと保持枠との間の位置決めを行う位置決め部を形成し、保持枠によって凹部の壁面と保持枠の壁面との間にロッドレンズアレイを挟持したので、ロッドレンズアレイの光軸調整とロッドレンズアレイの位置決めと固定が容易になる。また、位置決め部が基板を載置する櫛歯状の載置部の櫛歯の先端に設けられているので、光路を形成すると共に、機械的強度も低下しない。
【0018】
又、本発明の密着型イメージセンサーは、光路部が原稿等の面と鋭角で交差する斜面部を備えているので、照射した光線が乱反射しながら原稿等の面に導かれ、略均一な光線を原稿等の読み取り部付近を照射することができる。
【0019】
又、本発明の密着型イメージセンサーは、位置決め部が基板を載置する櫛歯状の載置部の櫛歯の先端に設けられているので、光路を形成すると共に、機械的強度も低下しない。
【0022】
【実施例】
以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施例における密着型イメージセンサーの一部破断斜視図、図2は本発明の一実施例における密着型イメージセンサーの断面図、図3は本発明の一実施例における密着型イメージセンサーの保持枠の斜視図である。図1,図2及び図3において、15はアルミニウム等からなるフレームであり、フレーム15の内側下方には貫通した開口部16が設けられ、開口部16の上側には凹部17、凹部17の上方には後記する保持枠20との位置決めを行うための係止部18が設けられている。すなわち、凹部17はフレーム15に凹状に形成され、中に保持枠20を収容する。従って凹部17の底面に形成された開口部16は、保持枠20の下方に位置することになる。
【0023】
19は開口部16の凹部17に収容され後記するガラス板30を通して原稿33等の面で反射した光線を集束するロッドレンズアレイ、20は凹部17に収容されポリカーボネイト等からなる保持枠である。この保持枠20にはロッドレンズアレイ19を挟持する挟持用壁面21と、上方には後記するLEDチップ29を装着した基板28を載置し、溝25によって櫛歯状になった載置部22と、載置部22の櫛歯の先端に設けたフレーム15と保持枠20の間の位置決めを行う位置決め部23と、載置部22を支える面24と、溝25の下方に設けられた斜面部26と、保持枠20をフレーム15の凹部17の底面に載置する支持面27を備えている。溝25と斜面部26はLEDチップ29から照射された光線の光路部を形成している。光路部はLEDチップ29から照射された光線を開口部16まで通過させるものである。
【0024】
ところで、ロッドレンズアレイ19は、フレーム15の凹部17の壁面と保持枠20の挟持用壁面21との間に、その両側面が保持枠20によって挟持される。即ち、保持枠20はフレーム15の係止部18と位置決め部23を当接させることにより位置決めされるが、この当接によってロッドレンズアレイ19は保持枠20から押圧力を得ることができ、これによってロッドレンズアレイ19は保持枠20によって凹部17に挟持固定される。
【0025】
28は保持枠20の載置部22とフレーム15の載置面に一部またがって載置される基板、29は基板28の下面に装着され後記する原稿33等を照射する複数のLEDチップ、30はLEDチップ29の照射した光線が入射されるフレーム15下側の窪みに配設され原稿33等を当接させるガラス板、31はフレーム15上側の窪みに配設され後記する受光センサー32が原稿33に対応して生じる光電流を電圧に変換し増幅する回路基板、32は回路基板31の下面に設けられロッドレンズアレイ19の集束した光線を受光する受光センサー、33はガラス板30に当接し照射される原稿等である。
【0026】
以上のように構成された密着型イメージセンサーについて、図2を用いてその動作を説明する。LEDチップ29より照射した光線(点線矢印で示す)が、ガラス板30の上面に保持枠20の光路部を通過して斜光の状態で入射される。その際、保持枠20はLEDチップ29と受光センサー32を光学的に分離する役目を果たしており、LEDチップ29が照射した光線は受光センサー32に直接入ることはない。又、LEDチップ29より照射した光線は保持枠20の光路部とフレーム15の凹部17の斜面17a(図1、図2参照)との間で乱反射し、照度の照度分布が均一な状態となってガラス板30内に入射される。この凹部17の斜面17aは光路部の斜面部26と略平行に形成されている。
【0027】
ガラス板30内に入射した光線は屈折して下面に到達する。一方、ガラス板30の下面には略密着し搬送される原稿33等があり、ガラス板30の下面に到達した光線が原稿33等を照射して原稿33等の情報に応じてガラス板30の上面に向けて光線を反射する。反射した光線をガラス板30の上方に設けられたロッドレンズアレイ19で集束する。そして、集束した光線を受光センサー32が受光し、受光した光量に応じた電流が時経列的に出力され回路基板31で電圧に変換、増幅され出力されるのである。
【0028】
この様に本発明の一実施例に示す構成では、ガラス板30の下面で反射した光線を集束するロッドレンズアレイ19の光軸の位置決めは、ロッドレンズアレイ19の両側面をフレーム15の凹部17の壁面と保持枠20の挟持用壁面21とで挟み、フレーム15の係止部18と保持枠20の位置決め部23とを対向させることで行われる。ロッドレンズアレイ19が左右及び上下にずれることは無く、光軸調整が容易に確実に行うことができるのである。そして、ロッドレンズアレイ19と保持枠20を凹部17内に収容した際に、ロッドレンズアレイ19と保持枠20が凹部17から押圧力を得ることができるように、凹部17の寸法関係はロッドレンズアレイ19と保持枠20の幅寸法より若干小さめに作ってある。このためロッドレンズアレイ19は保持枠20によって挟持されることになる。又、2ピースであっても凹部構造であるから機械的強度が上がる。
【0029】
この様にロッドレンズアレイ19の光軸ずれを無くすと共に、LEDチップ29の照射した光線が直接受光センサー32に入光しないように、保持枠20で遮断し、又、ロッドレンズアレイ19と原稿33等との間に開口部16を設けたので、迷光の発生は無くなり、S/N比を向上させることができる。
【0030】
又、フレーム15のガラス板30を配設する窪みは中ぐりではなく外面加工から形成し、この窪みを基準にして開口部16の上側にロッドレンズアレイ19と保持枠20を収容する凹部17と、回路基板31を配設する窪みをそれぞれ所定高さに外面加工によって形成され、保持枠20はそれぞれの加工精度の良いものが安価で容易にできる。しかも、それぞれの加工精度が良いから密着型イメージセンサーの組立精度を向上させ、光軸がずれることもなく簡単に組立てることができる。
【0031】
【発明の効果】
以上のように本発明の密着型イメージセンサーでは、フレームと保持枠との間の位置決めを行う位置決め部を形成し、保持枠によって凹部の壁面と保持枠の壁面との間にロッドレンズアレイを挟持したので、ロッドレンズアレイと受光センサーの光軸調整とロッドレンズアレイの位置決めが容易になり、簡単に精度良く組立てることができる。
【0032】
又、本発明の密着型イメージセンサーでは、光路部が原稿等の面と鋭角で交差する斜面部を備えているので、照射した光線が乱反射しながら原稿等の面に導かれ、略均一な光線を原稿等の読み取り部付近を照射するから迷光を無くしてS/N比を向上させることができる。
【0033】
又、本発明の密着型イメージセンサーは、位置決め部が基板を載置する櫛歯状の載置部の櫛歯の先端に設けられているので、2ピースであっても簡単に精度良く組立られ、機械的強度が上がる。
【0034】
又、本発明の密着型イメージセンサーは、フレームの凹部に斜面部を略平行の斜面を形成したので、照射した光線が乱反射しながら原稿等の面に導かれ、略均一な光線を原稿等の読み取り部付近を照射するから迷光を無くしてS/N比を向上させることができる。
【0035】
又、本発明の密着型イメージセンサーは、フレームには凹部の底面に開口部が形成されているので、ロッドレンズアレイの位置ずれ等があっても開口部から迷光を発生させることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における密着型イメージセンサーの一部破断斜視図
【図2】本発明の一実施例における密着型イメージセンサーの断面図
【図3】本発明の一実施例における密着型イメージセンサーの保持枠の斜視図
【図4】第1従来例の密着型イメージセンサーの断面図
【図5】従来のイメージセンサーの迷光を説明する図
【図6】第2従来例の密着型イメージセンサーの断面図
【図7】第3従来例の密着型イメージセンサーの断面図
【符号の説明】
15 フレーム
16 開口部
17 凹部
18 係止部
19 ロッドレンズアレイ
20 保持枠
21 挟持用壁面
22 載置部
23 位置決め部
24 面
25 溝
26 斜面部
27 支持面
28 基板
29 LEDチップ
30 ガラス板
31 回路基板
32 受光センサー
33 原稿
Claims (2)
- 原稿等を照射する複数のLEDチップと、前記LEDチップを装着した基板を載置し前記LEDチップから照射された光を通過させる光路部を備えた保持枠と、前記保持枠を収容すると共に原稿等で反射された光線を集束するロッドレンズアレイを収容する凹部が形成されたフレームと、前記ロッドレンズアレイで集束された光線を受光する受光センサーとを備え、前記保持枠には前記フレームと前記保持枠との間の位置決めを行う位置決め部を形成し、前記保持枠によって前記凹部の壁面と前記保持枠の壁面との間に前記ロッドレンズアレイを挟持した密着型イメージセンサーであって、前記位置決め部が前記基板を載置する櫛歯状の載置部の櫛歯の先端に設けられていることを特徴とする密着型イメージセンサー。
- 前記光路部が原稿等の面と鋭角で交差する斜面部を備えていることを特徴とする請求項1記載の密着型イメージセンサー。
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Applications Claiming Priority (1)
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|---|---|---|---|
| JP11147795A JP3613835B2 (ja) | 1995-05-10 | 1995-05-10 | 密着型イメージセンサー |
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