JP3690121B2 - 高周波インバータ、放電ランプ点灯装置および照明装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、スイッチング手段としてFETを用いた高周波インバータ、これを用いた放電ランプ点灯装置および照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
平成9年度照明学会第30回全国大会の予稿集の第48頁には、一対のNチャンネル形FETを備えたハーフブリッジインバータにおいて、カレントトランスの代替として限流用のメインチョークの2次巻線出力を利用し、小形のインダクタL2およびコンデンサC1による共振ドライブ方式を採用することにより、電球形蛍光ランプの小形化を図った旨記載されている(従来技術1)。
【0003】
また、特開平9−190891号公報には、その図13および説明部分に、相補形トランジスタT1、T2としてNチャンネル形FETおよびPチャンネル形FETを用いるとともに、駆動回路ASとして共通のゲート回路を用いることが記載されている(従来技術2)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来技術1においては、各FETごとにゲート回路を必要とするため、回路部品点数が増加してさらなる小形化を図ることができないという問題がある。また、回路部品点数が多いために、コスト面においても問題が残る。
【0005】
一方、従来技術2においては、ゲート回路が共通になるから、部品点数の削減になるが、始動時にPチャンネル形FETを最初にオンさせており、そのため抵抗R1、R2、コンデンサC5、ダイオードD1およびダイアックDCを備えた始動回路を用いている。すなわち、始動回路の部品点数が多いので、配線基板がその分大きくなるし、コストアップになるという問題がある。
【0006】
また、従来技術2は、ゲート回路ASにコンデンサC4およびインダクタンスL4からなる並列共振回路を用いているので、所要のゲート電圧を得るためには、共振インダクタンスL2に付設される補助巻線HW1の巻数を相対的に多くする必要があり、このことはさらなる小形化に対する阻害要因になっている。
【0007】
電球形蛍光ランプのように小形化および価格低減が激しく推進されている照明装置に放電ランプ点灯装置を組み込むには、少しでも回路部品点数を少なくして、装置の小形化を図るとともに、コストダウンを実現しなければならない。
【0008】
本発明は、一対のFETに対するゲート回路の共通化を前提として、始動回路およびゲート回路を簡素化できるとともに帰還手段の小形化を図ることができる高周波インバータ、これを用いた放電ランプ点灯装置および照明装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を達成するための手段】
請求項1の発明の高周波インバータは、直流電源と;直流電源間に直列的に接続されたNチャンネル形FETおよびPチャンネル形FETと;Nチャンネル形FETおよびPチャンネル形FETの交互スイッチングによって発生する高周波で作動する負荷回路と;負荷回路の負荷電流を帰還する帰還手段、帰還電圧に共振する直列共振回路を有し、この直列共振回路の共振電圧に基づいて正負のゲート電圧を出力してNチャンネル形FETおよびPチャンネル形FETに対して共通的に作用してNチャンネル形FETおよびPチャンネル形FETを交互にスイッチングさせるゲート回路と;一端が直流電源の正極に他端がゲート回路にそれぞれ接続された正側の抵抗および一端がゲート回路に他端が直流電源の負極にそれぞれ接続された負側の抵抗を有し、この正側および負側の抵抗がゲート回路を介する直列体を形成し、直流電源から直流電圧が印加されるとこの正側および負側の抵抗を介してゲート回路にゲート電圧を発生させる始動回路と;を具備していることを特徴としている。
【0010】
本発明および以下の各発明において、特に指定しない限り用語の定義および技術的意味は次による。
【0011】
「高周波インバータ」とは、直流を高周波に変換する回路手段をいう。
【0012】
「高周波」とは、1000Hz以上の周波数をいう。
【0013】
直流電源は、交流を整流した整流化直流電源およびバッテリー電源のいずれでもよい。
【0014】
Nチャンネル形FETおよびPチャンネル形FETを直流電源間に直列的に接続するとは、直流電源から見て両FETが直列接続関係にあることをいい、両FETと直流電源との間に他の回路部品たとえば抵抗などが介在していてもよい。また、両FETの間に回路部品が介在していていもよい。
【0015】
ゲート回路は、Nチャンネル形FETおよびPチャンネル形FETに対して共通にそれぞれの所要のゲート電圧を供給するように配設されている。すなわち、NチャンネルFETに対しては、正電圧を印加してオンさせ、PチャンネルFETに対しては、負電圧を印加してオンさせる。Nチャンネル形FETとPチャンネル形FETとは、交互にオンする。
【0016】
始動回路は、始動時に直流電源から直流電圧が印加されて正側および負側の抵抗を介してゲート回路にゲート電圧を発生させ、FETをオンさせるように構成されている。
【0017】
負荷回路は、Nチャンネル形FETとPチャンネル形FETとの交互スイッチングによって発生する高周波で作動する。負荷は、放電ランプを始め任意所望のものであることを許容する。
【0018】
負荷が放電ランプの場合には、負荷の負特性を補償するために、バラスト手段としてたとえば限流インダクタンスを負荷と直列接続する。
【0019】
また、放電ランプが蛍光ランプのように低圧放電ランプの場合に、電極としてフィラメント電極を用いるとともに、フィラメント電極を熱陰極始動・熱陰極点灯させるのが一般的である。このような場合に、フィラメント電極を始動時に加熱する方法には、以下に示す2とおりがある。
【0020】
その1は、始動時に少なくとも一方のフィラメント電極を介して放電ランプと並列的に共振用コンデンサを接続することである。そうすれば、始動時に限流インダクタンスおよび共振用コンデンサを介して電流がフィラメントに流れるので、これらと直列接続されているフィラメントが加熱される。これと同時に限流用インダクタンスと共振用コンデンサとが適度に直列共振して、共振用コンデンサの端子電圧が高くなるので、放電ランプの始動が促進される。
【0021】
その2は、フィラメント加熱用トランスを用いてフィラメント電極を加熱することである。フィラメント加熱トランスは、限流用インダクタンスと別に設けてもよいが、要すればフィラメント加熱巻線を限流用インダクタンスに磁気結合させることができる。そうすれば、回路部品点数の増加を抑制できる。
【0022】
また、負荷回路は、要すればNチャンネル形FETおよびPチャンネル形FETのゲート回路に対して自励発振のためのエネルギーと規定の動作周波数とを供給することができる。
【0023】
帰還手段は、負荷電流を帰還してゲート回路に自励発振のためのエネルギーおよび規定の動作周波数を供給するのであるが、たとえば電流変成器、抵抗、フォトカプラなどを用いて構成することができる。
【0024】
直列共振回路は、帰還手段から得られた電圧が供給されると、直列共振を生じて帰還電圧より昇圧された正負の極性の振動電圧を直列共振回路を構成するコンデンサまたはインダクタンスの端子間に生じさせる。
【0025】
そうして、本発明においては、相補形のスイッチング手段として、Nチャンネル形FETおよびPチャンネル形FETを直列的に接続するとともに、これらの各FETに対して配設された共通のゲート回路が負荷回路の負荷電流を帰還する帰還手段から得られる帰還電圧に共振する直列共振回路を有し、この帰還電圧が直列共振回路にて直列共振して昇圧されるから、帰還電圧が低くてよく、このため帰還手段の大形化を回避して小形化を図ることができる。また、始動時にNチャンネル形FETを最初にオンさせるので、始動回路は抵抗を付設するだけで構成できる。したがって、回路構成の簡素化とコストダウンとを図ることができる。
【0026】
請求項2の発明の高周波インバータは、請求項1記載の高周波インバータにおいて、ゲート回路は、帰還電圧に共振する直列共振回路および直列共振回路の共振電圧に基づいて正負のゲート電圧を出力するゲート電圧出力手段を含んでいることを特徴としている。
【0027】
帰還手段は、負荷電流を帰還してゲート回路に自励発振のためのエネルギーおよび規定の動作周波数を供給するのであるが、たとえば電流変成器、抵抗、フォトカプラなどを用いて構成することができる。
【0028】
直列共振回路は、帰還手段から得られた電圧が供給されると、直列共振を生じて帰還電圧より昇圧された正負の極性の振動電圧を直列共振回路を構成するコンデンサまたはインダクタンスの端子間に生じさせる。
【0029】
ゲート電圧出力手段は、直列共振回路に生じた正負の昇圧電圧を適当なインピーダンスを介してゲート電圧として取り出して各FETのゲート、ソース間に印加する。
【0030】
そうして、正極性のゲート電圧は、Nチャンネル形FETのゲート、ソース間に印加されて当該FETをオンする。
【0031】
また、負極性のゲート電圧は、Pチャンネル形FETのゲート、ソース間に印加されて当該FETをオンする。
【0032】
本発明においては、帰還電圧が直列共振回路にて直列共振して昇圧されるから、帰還電圧は低くてよい。このことは、帰還手段の大形化を回避して小形化を図ることができることを意味する。
【0033】
請求項3の発明の高周波インバータは、請求項1または2記載の高周波インバータにおいて、ゲート回路は、ゲート電圧出力手段が互いに逆極性に直列接続した複数の定電圧素子からなるゲート保護手段を含み、定電圧素子の両端間電圧がNチャンネル形FETおよびPチャンネル形FETのゲートおよびソースの間に印加されるように構成されていることを特徴としている。
【0034】
定電圧素子としては、ツエナーダイオードなどを用いることができる。
【0035】
定電圧素子の数は、その定電圧とゲート電圧関係により決めればよい。
【0036】
本発明において、逆極性に直列接続された複数の定電圧素子は、相補形をなすNチャンネル形FETおよびPチャンネル形FETのいずれに対してもそれぞれゲート保護手段を構成している。
【0037】
そうして、ゲートに対して過電圧になる電圧分は、上記ゲート保護手段によって短絡されて吸収されるから、各ゲートには適正な値の電圧しか印加されない。過電圧がFETのゲート・ソース間に印加されると、FETの破壊の原因になるので、ゲート保護手段を付加するのが一般的である。
【0038】
しかし、本発明においては、ゲート保護手段を1組だけ用いればよいから、回路部品の低減を図って高周波インバータの小形化を達成することができる。
【0039】
請求項4の発明の高周波インバータは、請求項1ないし3のいずれか一記載の高周波インバータにおいて、直流電源は、交流を整流する整流回路および整流波形を平滑化する平滑化回路を備え、平滑化回路は、充電電流がNチャンネル形FETを通過するように構成されている部分平滑回路であることを特徴としている。
【0040】
本発明において、部分平滑回路とは、高周波インバータのスイッチング手段を介して充電される平滑コンデンサ、インダクタおよびダイオードを備え、平滑コンデンサの端子電圧より直流電源の端子電圧の瞬時値が低い期間に、高周波インバータのスイッチング手段および上記構成要素によって降圧チョッパを構成して高周波を発生して、直流電源電圧の低い期間の電圧を補填するように動作する回路手段を意味する。
【0041】
したがって、本発明においては、部分平滑回路の具体的な回路接続態様は発明の要件ではない。
【0042】
本発明の特徴的構成は、Nチャンネル形FETを通じて平滑コンデンサの充電電流が流れる点である。
【0043】
Nチャンネル形FETは、同一チップサイズのPチャンネル形FETと比較すると、オン抵抗が小さいので、相対的に大きなドレイン電流を流すことができる。
【0044】
負荷電流と平滑コンデンサの充電電流とで概ね負荷電流の約1.5倍程度の電流になるが、Nチャンネル形FETとしてPチャンネル形FETと同一チップサイズのデバイスを用いることができる。このため、本発明においては、コストを抑制することができる。
【0045】
また、本発明においては、平滑化手段として部分平滑回路を用いるので、交流を整流して直流電源を得る場合に、交流電源から流入する負荷電流の力率が高くなるとともに、高周波歪を低減することができる。
【0046】
請求項5の発明の高周波インバータは、請求項2記載の高周波インバータにおいて、帰還手段は、中央脚にギャップを備えたコアおよび中央脚に巻装された負荷電流巻線を備えてなる限流インダクタンスのコアの中央脚のギャップから離間した位置において負荷電流巻線に磁気結合して巻装された帰還巻線を備えていることを特徴としている。
【0047】
本発明においては、帰還巻線が中央脚のギャップから離間した位置において巻装されて負荷電流巻線に磁気結合していることにより、帰還巻線の負荷電流巻線との結合が強くなり、その分帰還巻線の巻数が少なくてもインダクタンスを大きくすることができる。
【0048】
したがって、帰還電圧を高くすることができるから、始動時おいて確実にFETを駆動して、十分な出力電圧を発生させて負荷を確実に作動させることができる。
【0049】
本発明において、コアはEI形、壺形などを採用することができる。
【0050】
また、本発明において、中央脚にギャップを備えているとは、中央脚に直接ギャップを形成している場合、および中央脚と協働する相手方のコアとの間において相手方のコアを凹陥させることによりギャップが形成される場合などを含む意味である。いずれの場合においても、中央脚を流れる磁束にギャップの影響を与えるからである。
【0051】
請求項6の発明の放電ランプ点灯装置は、放電ランプと;放電ランプを負荷とする請求項1ないし5のいずれか一記載の高周波インバータと;を具備していることを特徴としている。
【0052】
放電ランプとしては、蛍光ランプなどを用いることができる。
【0053】
放電ランプを負荷とするので、その負特性を補償するためにバラスト手段として限流用インピーダンスを直列接続する。
【0054】
限流用インピーダンスとしてインダクタンスを用いる場合には、インダクタンスに補助巻線を1個磁気結合して付加することにより、小形の帰還手段を構成することができる。
【0055】
しかし、本発明においては、帰還手段はどのような構成であってもよい。
【0056】
また、負荷回路には、限流用のインダクタンスを構成要素とする直列共振回路を付加して高周波インバータの動作周波数を規制することができる。
【0057】
さらに、負荷回路に絶縁トランスを介在させて放電ランプを絶縁トランスを介して接続することができる。
【0058】
しかし、絶縁トランスを用いないで、直結してもよい。直結すれば、放電ランプ点灯装置全体の小形化に効果的である。なお、直結する場合には、負荷である放電ランプに直流分が流れないように結合コンデンサを放電ランプと直列に接続するのがよい。
【0059】
請求項7の発明の照明装置は、照明装置本体と;照明装置本体に支持された請求項6記載の放電ランプ点灯装置と;を具備していることを特徴としている。
【0060】
本発明において、「照明装置」とは、放電ランプの発光を利用するあらゆる装置を意味しており、たとえば照明器具、液晶などのバックライト、画像読取装置、電球形蛍光ランプなどを含む。特に本発明においては、放電ランプ点灯装置を著しく小形化できるので、小形の電球形蛍光ランプに好適である。
【0061】
請求項8の発明の照明装置は、請求項7記載の照明装置において、放電ランプは、放電路が屈曲していて基端部が仕切体に支持されるとともに、放電路の両端に配設されたフィラメント電極に接続しているリード線が仕切体に対して放電路の主体部がある方とは反対側に導出されている蛍光ランプであり;高周波インバータは、蛍光ランプの放電路の基端部に対向して配設された基板を備え、少なくともNチャンネル形FETおよびPチャンネル形FETが基板の蛍光ランプの基端部に対面している面においてフィラメント電極から離間した位置に実装されており;照明装置本体は、上記仕切体を含んでいる;ことを特徴としている。
【0062】
本発明は、電球形蛍光ランプに好適な照明装置を規定している。
【0063】
すなわち、電球形蛍光ランプは、一般照明用白熱電球のランプソケットに装着すれば、そのまま点灯できるように点灯装置を内蔵し、外形形状およびサイズをコンパクトにしてなるべく白熱電球に近付けるとともに、口金を白熱電球と同一にした照明装置である。そして、電球形蛍光ランプには、白熱電球のようにガラスまたは合成樹脂製の透光性グローブを備えているものと、透光性グローブを備えていないものとがある。
【0064】
これらの電球形蛍光ランプは、いずれもコンパクトな形状にするために、放電路が直線状でなく、屈曲している点で共通している。
【0065】
しかし、放電路の屈曲の態様は多様である。その中でも比較的多いのは、1本のガラスバルブを鞍形に屈曲させた形状、U字状に屈曲させたガラスバルブを複数本直列に接続して屈曲した1本の放電路を形成したものである。後者であっても、U字状のガラス管の配置については多様である。U字状のガラス管の数については、定格消費電力によって適当に選択されていることが多い。さらに、1本の放電路をスパイラルに屈曲したものもある。
【0066】
本発明は、上記のいずれの構成であっても適応することができる。
【0067】
しかし、本発明は、電球形蛍光ランプに限定されるものではなく、口金を備えていないで、直接電線を接続するような構成であってもよい。
【0068】
また、透光性グローブは備えていてもよいし、備えていなくてもよい。
【0069】
本発明において、Nチャンネル形FETおよびPチャンネル形FETを基板の蛍光ランプ側に配置するのは、以下の理由による。
【0070】
すなわち、これらのデバイスは、比較的背が低いが、取付面積が大きい。基板をなるべく蛍光ランプの基端部に接近させて取り付けることにより、照明装置の管軸方向のサイズを小さくすることができる。このような構成を採用しても、背の低い回路部品ならば、配置することが可能である。
【0071】
反対に、基板の口金側すなわち電源側の面に対しては、ほぼ中空の口金があることなどから、背の高い回路部品を実装するのに適している。しかし、この面に背が低くて取付面積の大きな回路部品を実装すると、他の回路部品を実装する余地がなくなるか、基板を大きくしなければならなくなる。しかし、この種のコンパクトな照明装置の小形化のために、基板の大形化は最も嫌うべきことである。
【0072】
以上詳述した理由により、FETを基板の蛍光ランプ側の面に実装する意味が存在する。
【0073】
ところが、蛍光ランプの両端には、一対のフィラメント電極が封装されていて、外部へそれぞれ2本のリード線が導出されている。フィラメント電極近傍は、蛍光ランプで最も温度が高くなる領域であるから、基板の蛍光ランプ側の面においてFETを上記高温の影響を受けないようにフィラメント電極から離間した位置に実装するのである。FETも負荷電流の通流により自己発熱するから、フィラメント電極の熱を多く受けると、容易に温度定格を超過してしまう恐れがある。
【0074】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0075】
図1は、本発明の高周波インバータおよび放電ランプ点灯装置の第1の実施形態を示す回路図である。
【0076】
図において、1は交流電源、2は過電流ヒューズ、3は雑音防止回路、4は整流化直流電源、SNはNチャンネル形FET、SPはPチャンネル形FET、GCはゲート回路、STは始動回路、PTはゲート保護手段、LCは負荷回路である。
【0077】
交流電源1は、商用100V交流電源である。
【0078】
過電流ヒューズ2は、たとえば配線基板に一体に形成したパターンヒューズからなり、過電流が流れた際に溶断して回路が焼損しないように保護する。
【0079】
雑音防止回路3は、交流電源1と整流化直流電源4との間に直列に介在するインダクタンスL1と、インダクタンスL1の交流電源1側において交流電源1に並列的に接続してインダクタンスL1とともに逆L形回路を構成するコンデンサC1とからなり、高周波インバータの動作に伴って発生する高周波雑音を電源側に流出しないように除去する。
【0080】
整流化直流電源4は、ブリッジ形全波整流回路4aおよび平滑化回路4bからなる。
【0081】
ブリッジ形全波整流回路4aは、交流入力端が雑音防止回路3を介して交流電源1に接続し、直流出力端が平滑化回路4bに接続している。
【0082】
平滑化回路4bは、直列抵抗R1および平滑コンデンサC2からなる。
【0083】
直列抵抗R1は、抵抗値が数オーム以下で、平滑コンデンサC2に充電電流が流入する際の電流波形を緩やかにして高調波を低減させる作用を行う。
【0084】
Nチャンネル形FETSNは、そのドレインが平滑コンデンサC2の正極に接続している。
【0085】
一方、Pチャンネル形FETSPは、そのソースがNチャンネル形FETSNのソーに接続し、ドレインが平滑コンデンサC2の負極に接続している。
【0086】
ゲート回路GCは、帰還手段s、直列共振回路SRおよびゲート電圧出力手段OGからなる。
【0087】
帰還手段sは、後述する限流インダクタンスL2に磁気結合している補助巻線からなる。
【0088】
直列共振回路SRは、インダクタンスL3およびコンデンサC3の直列回路からなり、その両端は帰還手段sの両端に接続している。
【0089】
ゲート電圧出力手段OGは、直列共振回路SRのコンデンサC3の両端に現れる共振電圧をコンデンサC4を介して取り出すように構成されている。そして、コンデンサC4の一端は、コンデンサC3とインダクタンスL3との接続点に接続し、コンデンサC4の他端はNチャンネル形FETSNおよびPチャンネル形FETSPのそれぞれのゲートに接続している。
【0090】
さらに、コンデンサC3の他端が各FETのソースに接続している。このようにして、コンデンサC3の両端間に現れた共振電圧は、ゲート電圧出力手段OGを介して各FETのゲート、ソース間に印加される。
【0091】
始動回路STは、抵抗R2、R3およびR4からなる。
【0092】
抵抗R2は、その一端が平滑コンデンサC2の正極に接続し、他端がNチャンネル形FETSNのゲートに接続しているとともに、抵抗R3の一端およびゲート回路GCのゲート電圧出力手段OGのゲート側の出力端すなわちコンデンサC4の他端に接続している。
【0093】
抵抗R3の他端は、直列共振回路LCのインダクタンスL3および帰還手段sの接続点に接続している。
【0094】
抵抗R4は、その一端が各FETSN、SPの接続点すなわちそれぞれのソースおよびゲート電圧出力手段OGのソース側の出力端に接続し、他端が平滑コンデンサC2の負極に接続している。
【0095】
ゲート保護手段PTは、一対のツエナーダイオードを逆極性に直列接続してゲート電圧出力手段OGに接続している。
【0096】
負荷回路LCは、負荷である放電ランプDL、限流インダクタンスL2、結合コンデンサC5および共振コンデンサC6からなる。
【0097】
放電ランプDLは、蛍光ランプを用いている。放電ランプDLの一方の電極は結合コンデンサC5の一端に接続し、他端はPチャンネル形FETSPのドレインに接続している。
【0098】
また、他方の電極と並列にフィラメント加熱巻線whが接続されている。
【0099】
フィラメント加熱巻線whは、限流インダクタンスL2に磁気結合して、放電ランプDLの他方の電極のフィラメントを加熱する。なお、フィラメント加熱巻線whに代えて共振用コンデンサC6の図において下側の端子を放電ランプDLの図において下側のフィラメント電極の非電源側端子に接続してもよい。この場合には、上記フィラメント電極は共振コンデンサC6を流れる電流によって加熱される。
【0100】
限流インダクタンスL2は、その一端が各FETSN、SPのソースに接続し、他端は結合コンデンサC5の他端に接続している。
【0101】
共振コンデンサC6は、放電ランプDLと並列に接続している。
【0102】
そうして、負荷回路LCは、限流インダクタンスL2、コンデンサC5および共振コンデンサC6からなる直列共振回路を形成する。
【0103】
さらに、Pチャンネル形FETSPのソース・ドレイン間にコンデンサC7が接続され、Pチャンネル形FETSPのスイッチング期間中の負荷を軽減する。
【0104】
次に、本実施形態における回路動作について説明する。
【0105】
交流電源1を投入すると、整流化直流電源4により平滑化された直流電圧が平滑コンデンサC2の両端に現れる。そして、直列接続されたNチャンネル形FETSNおよびPチャンネル形FETSPの両ドレイン間に直流電圧が印加される。しかし、両FETSN、SPに対してゲート電圧が印加されていないので、両FETSN、SPはオフ状態のままである。
【0106】
直流電圧は、同時に始動回路STにも印加されるので、抵抗R3の両端には主として抵抗R2、R3およびR4の各抵抗値の案分比に応じた電圧が現れる。そして、抵抗R3の端子電圧は、各FETのゲート・ソース間に正の電圧として印加される。その結果、Nチャンネル形FETSNはスレッシュホールド電圧を超えるように設定されているため、オンする。これに対して、Pチャンネル形FETSPのゲート・ソース間に印加される電圧は、所要のゲート電圧とは逆極性であるため、オフ状態のままである。
【0107】
Nチャンネル形FETSNがオンすると、整流化直流電源4からNチャンネル形FETSNのドレイン・ソースを介して負荷回路LCすなわち限流インダクタンスL2、結合コンデンサC5および共振コンデンサC6を直列に介して電流が流れる。負荷回路LCの限流インダクタンスL2、結合コンデンサC5および共振コンデンサC6の直列共振回路が共振して共振コンデンサC6の端子電圧が高くなる。
【0108】
一方、限流インダクタンスL2に電流が流れたことにより、磁気結合している帰還手段sおよびフィラメント加熱巻線whに電圧が誘起される。
【0109】
上記の電流により帰還手段sに誘起される電圧によりその直列共振回路SRが直列共振を開始する。この直列共振によりコンデンサC3には昇圧された負電圧が発生するので、ゲート保護手段PTにより一定電圧に規制され、ゲート保護手段OGを介してPチャンネル形FETSPおよびNチャンネル形FETSNのそれぞれのゲート・ソース間に印加される。これにより、Pチャンネル形FETSPのゲートはスレッシュホールド電圧を超えるため、オンする。これに対して、今までオンしていたNチャンネル形FETSNは、逆極性になり所定のゲート電圧がなくなるため、オフする。
【0110】
Pチャンネル形FETSPがオンすると、負荷回路LCの限流インダクタンスL2に蓄積されている電磁エネルギーおよびコンデンサC6の充電電荷が放出されてPチャンネル形FETSPのソース・ドレインおよび負荷回路LCの閉回路内をNチャンネル形FETSNがオンしたときとは逆方向に電流が流れる。
【0111】
他方、フィラメント加熱巻線whには、限流インダクタンスL2に交互方向の電流が流れるのに伴って交流電圧が誘起され、放電ランプDLの一方の電極を加熱するので、放電ランプDL内に電子放射が行われる。
【0112】
放電ランプDLには、上記電子放射と一緒に共振コンデンサC6の両端に現れる高い共振電圧が印加されるため、やがて始動し、点灯する。
【0113】
Pチャンネル形FETSPがオンした際に流れる電流により、帰還手段sに始動回路STを通じて流れた電流と同一極性の電流が流れるため、再びNチャンネル形FETSNがオンし、Pチャンネル形FETSPがオフする。以後各FETSN、SPが交互にオン、オフして放電ランプDLが高周波点灯する。
【0114】
図2は、本発明の高周波インバータおよび放電ランプ点灯装置の第2の実施形態を示す回路図である。
【0115】
図において、図1と同一部分については同一符号を付して説明は省略する。
【0116】
本実施形態は、平滑化回路4bの構成が異なる。
【0117】
すなわち、平滑化回路4bは、以下説明する部分平滑回路を構成している。部分平滑回路は、第1のダイオードD1、第2のダイオードD2、インダクタL3および平滑コンデンサC7にて構成されている。
【0118】
第1のダイオードD1は、Nチャンネル形FETSNおよびPチャンネル形FETSPの接続点にアノードが接続され、カソードがインダクタL3の一端に接続されている。
【0119】
第2のダイオードD2は、アノードがインダクタL3の一端に接続され、カソードが全波整流回路4aの正極に接続されている。
【0120】
インダクタl3の他端は、平滑コンデンサC7の一端に接続されている。
【0121】
平滑コンデンサC7の他端は、全波整流回路4aの負極に接続されている。
【0122】
そうして、平滑コンデンサC7は、Nチャンネル形FETSN、第1のダイオードD1およびインダクタL3を介して全波整流回路4aから充電される。平滑コンデンサC7の充電電荷は、全波整流回路4aの電圧の瞬時値の方が高いときには第2のダイオードD2により阻止されるので、放電しない。
【0123】
平滑コンデンサC7の電圧の瞬時値が全波整流回路4aの電圧より高くなると、Pチャンネル形FETSP、第1のダイオードD1、インダクタL3および平滑コンデンサC7が降圧チョッパを構成して、高周波を発生して全波整流回路4aの直流電圧の低い期間の電圧を補填するように作用する。
【0124】
図3は、本発明の高周波インバータおよび放電ランプ点灯装置の第3の実施形態における限流インダクタンスおよび帰還手段を示す磁気回路図である。
【0125】
すなわち、限流インダクタンスL2は、コアkおよび負荷電流巻線wLから構成されている。
【0126】
コアkは、E形コアkEおよびI形コアkIを備えている。E形コアkEは、中央脚lCおよび一対の側脚lSを備え、中央脚lCが側脚lSより若干短く形成されているために、I形コアkIを接合したときに中央脚lCとI形コアkIとの間にギャップgが形成される。
【0127】
負荷電流巻線wLは、E形コアkEの中央脚lCの上に約100ターン巻装して形成され、ギャップgによる漏洩インダクタンスによって所要の限流インダクタンスL2が得られる。
【0128】
一方、帰還手段sは、E形コアkEの中央脚lCのギャップgから離間した基端部側の位置において数ターン巻装していることによって、負荷電流巻線wLに強く磁気結合して形成されている。
【0129】
図4は、本発明の照明装置の第1の実施形態としての電球形蛍光ランプを示す一部断面正面図である。
【0130】
図において、10は照明装置本体、14は蛍光ランプ、15は点灯装置である。
照明装置本体10は、外囲器11、口金12、仕切体13からなる。
【0131】
外囲器11は、透光性グローブ11aおよび遮光性基体11bからなる。
【0132】
透光性グローブ11aは、内面に光拡散性被膜を形成したガラス製の有底筒状をなしている。
【0133】
遮光性基体11bは、合成樹脂からなるカップ状をなし、基部に口金12を装着し、開放端に透光性グローブ11aを固着している。
【0134】
透光性グローブ11aは、シリコーン接着剤16を用いて遮光性基体11bの開放端に接着されている。
【0135】
仕切体13は、白色系の合成樹脂を成形してなり、外囲器11の基体11bの開放端に透光性グローブ11aと一緒にシリコーン接着剤16により固定されている。そうして、仕切体13は、外囲器11の内部を発光室Aと回路収納室Bとに区分している。また、仕切体13には、蛍光ランプ支持孔13aおよびシリコーン接着剤充填孔13bなどが形成されている。
【0136】
蛍光ランプ14は、バルブ14a、フィラメント電極14b、蛍光体層および放電媒体を含んで構成されている。
【0137】
バルブ14aは、細長いガラス管を中央でU字状に折曲したものをさらに90゜異なる方向にU字状に折曲してなるいわゆる鞍形形状に曲成されている。
【0138】
フィラメント電極14bは、熱陰極形で、バルブ14aの両端にその一対が封装されている。
【0139】
蛍光体層は、バルブ14aの内面側に形成されている。
【0140】
放電媒体は、水銀およびアルゴンなどの数torrの希ガスからなり、バルブ14a内を排気してからバルブ14a内に封入されている。
【0141】
そうして、蛍光ランプ14は、その両端部を発光室A側から仕切体13の蛍光ランプ挿入孔13aに挿入してシリコーン接着剤17により隔壁13に固定して支持されて外囲器11の発光室Aに配置されている。
【0142】
また、蛍光ランプ14の中間部は、シリコーン接着剤充填孔13bから充填されたシリコーン接着剤18により隔壁13に固着されている。
【0143】
点灯装置15は、基板15aおよび基板15aに実装された回路部品15bからなり、仕切体13に装着されて外囲器11の回路収納室Bに配置されている。
【0144】
また、点灯装置15は、図1に示す放電ランプ点灯装置を構成していて、蛍光ランプ14が図1における放電ランプDLに相当している。
【0145】
そうして、口金12は、点灯装置15の入力端に接続し、点灯装置15の出力端は蛍光ランプ14の両電極14bに接続している。
【0146】
図5は、本発明の照明装置の第2の実施形態としての電球形蛍光ランプを示す要部拡大断面図である。
【0147】
図6は、同じく基板と蛍光ランプとの位置関係を図5の右側から見た平面として示す概念図である。
【0148】
各図において、図4と同一部分については同一符号を付して説明は省略する。
【0149】
本実施形態は、主として蛍光ランプ14および点灯装置15の構成が異なる。
【0150】
すなわち、蛍光ランプ14は、3本のU字状をなすバルブ14aを図6に示すように同心円上に等配し、かつ細い連結管14cによって接続することにより、1本の屈曲した放電路を形成している。
【0151】
一対のフィラメント電極14bは、放電路の両端にピンチシール部14dを介して封装されている。なお、14eはフィラメント電極14bから導出された一対のリード線、14fは排気管である。
【0152】
そうして、蛍光ランプ14は、その基端部14gが仕切体13にシリコーン接着剤(図示しない。)などにより支持され、蛍光ランプ14の主体部14hは仕切体13の図5において下方側に位置しているが、リード線14eは仕切体13の図5において上方側すなわち主体部14h側とは反対側に導出されている。
【0153】
一方、点灯装置15は、少なくともNチャンネル形FETSNおよびPチャンネル形FETSPが基板15aの蛍光ランプ14の基端部14gに対面している面すなわち図5において下面に表面実装されている。その他図示を省略するが、比較的背の低い回路部品も同様に表面実装されている。
【0154】
ただし、Nチャンネル形FETSNおよびPチャンネル形FETSPは、図6から理解できるように、蛍光ランプ14のフィラメント電極14bから離間した位置に配設されている。そして、残余の回路部品15bが基板15aの蛍光ランプ14と反対側の面に実装されている。残余の回路部品15bはその殆どが背の高いものであるが、一部背の低いものも実装されている。
【0155】
【発明の効果】
請求項1ないし5の各発明によれば、直流電源間に直列的に接続されたNチャンネル形FETおよびPチャンネル形FETに対して、負荷回路の負荷電流を帰還する帰還手段から得られる帰還電圧に共振する直列共振回路を有し、この直列共振回路の共振電圧に基づいて正負のゲート電圧を出力するゲート回路を共通的に配設することにより、帰還電圧が直列共振回路にて直列共振して昇圧されるので、帰還電圧が低くてよいために帰還手段の大形化を回避できるとともに、直流電源とゲート回路とを接続する抵抗を付設した始動回路を設けたことにより、始動回路を簡素化して回路部品点数を削減して、小形で安価な高周波インバータを提供することができる。
【0156】
請求項2の発明によれば、加えてゲート回路を帰還電圧に共振する直列共振回路および直列共振回路の共振電圧に基づいて正負のゲート電圧を出力するゲート電圧出力手段を含んで構成していることにより、直列共振回路が帰還電圧を昇圧するので、帰還手段が小形で小形化しやすい高周波インバータを提供することができる。
【0157】
請求項3の発明によれば、加えてゲート回路をそのゲート電圧出力手段に互いに逆極性に直列接続した複数の定電圧素子からなる保護手段を含みNチャンネル形FETおよびPチャンネル形FETのゲート・ソース間に過電圧が印加されないようにしていることにより、保護手段も1組でよいため回路部品の削減を図って小形で安価な高周波インバータを提供することができる。
【0158】
請求項4の発明によれば、加えて平滑化回路が充電電流がNチャンネル形FETを通過するように構成された部分平滑回路であることにより、Nチャンネル形FETおよびPチャンネル形FETをともに同一チップサイズのデバイスを用いてコストを低減できるとともに、力率が高くて、かつ高周波歪を低減した高周波インバータを提供することができる。
【0159】
請求項5の発明によれば、加えて限流インダクタンスを中央脚にギャップを備えたコアおよび中央脚に巻装された負荷電流巻線により構成するとともに、帰還手段が限流インダクタンスのコアの中央脚のギャップから離間した位置において負荷電流巻線に磁気結合した帰還巻線を備えていることにより、帰還電圧を高くして始動時に確実にFETを駆動する高周波インバータを提供することができる。
【0160】
請求項6の発明によれば、請求項1ないし5の効果を有する放電ランプ点灯装置を提供することができる。
【0161】
請求項7および8の発明によれば、請求項1ないし5の効果を有する照明装置を提供することができる。
【0162】
請求項8の発明によれば、加えてNチャンネル形FETおよびPチャンネル形FETを基板の蛍光ランプの基端部に対面している面においてフィラメント電極から離間した位置に実装したことにより、基板を小形化するとともに管軸方向のサイズを小さくした照明装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の高周波インバータおよび放電ランプ点灯装置の第1の実施形態を示す回路図
【図2】 本発明の高周波インバータおよび放電ランプ点灯装置の第2の実施形態を示す回路図
【図3】 本発明の高周波インバータおよび放電ランプ点灯装置の第3の実施形態における限流インダクタンスおよび帰還手段を示す磁気回路図
【図4】 本発明の照明装置の第1の実施形態としての電球形蛍光ランプを示す一部断面正面図
【図5】 本発明の照明装置の第2の実施形態としての電球形蛍光ランプを示す要部拡大断面図
【図6】 同じく基板と蛍光ランプとの位置関係を図5の右側から見た平面として示す概念図
【符号の説明】
1…交流電源
2…過電流ヒューズ
3…雑音防止回路
4…整流化直流電源
4a…全波整流回路
4b…平滑化回路
DL…放電ランプ
GC…ゲート回路
L2…限流インダクタンス
LC…負荷回路
OG…ゲート電圧出力手段
PT…ゲート保護手段
s…帰還手段
SN…Nチャンネル形FET
SP…Pチャンネル形FET
SR…直列共振回路
ST…始動回路
wh…フィラメント加熱巻線
Claims (8)
- 直流電源と;
直流電源間に直列的に接続されたNチャンネル形FETおよびPチャンネル形FETと;
Nチャンネル形FETおよびPチャンネル形FETの交互スイッチングによって発生する高周波で作動する負荷回路と;
負荷回路の負荷電流を帰還する帰還手段、帰還電圧に共振する直列共振回路を有し、この直列共振回路の共振電圧に基づいて正負のゲート電圧を出力してNチャンネル形FETおよびPチャンネル形FETに対して共通的に作用してNチャンネル形FETおよびPチャンネル形FETを交互にスイッチングさせるゲート回路と;
一端が直流電源の正極に他端がゲート回路にそれぞれ接続された正側の抵抗および一端がゲート回路に他端が直流電源の負極にそれぞれ接続された負側の抵抗を有し、この正側および負側の抵抗がゲート回路を介する直列体を形成し、直流電源から直流電圧が印加されるとこの正側および負側の抵抗を介してゲート回路にゲート電圧を発生させる始動回路と;
を具備していることを特徴とする高周波インバータ。 - ゲート回路は、直列共振回路の共振電圧に基づいて正負のゲート電圧を出力するゲート電圧出力手段を含んでいることを特徴とする請求項1記載の高周波インバータ。
- ゲート回路は、ゲート電圧出力手段が互いに逆極性に直列接続した複数の定電圧素子からなるゲート保護手段を含み、定電圧素子の両端間電圧がNチャンネル形FETおよびPチャンネル形FETのゲートおよびソースの間に印加されるように構成されていることを特徴とする請求項1または2記載の高周波インバータ。
- 直流電源は、交流を整流する整流回路および整流波形を平滑化する平滑化回路を備え、平滑化回路は、充電電流がNチャンネル形FETを通過するように構成されている部分平滑回路であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一記載の高周波インバータ。
- 帰還手段は、中央脚にギャップを備えたコアおよび中央脚に巻装された負荷電流巻線を備えてなる限流インダクタンスのコアの中央脚のギャップから離間した位置において負荷電流巻線に磁気結合して巻装された帰還巻線を備えていることを特徴とする請求項2記載の高周波インバータ。
- 放電ランプと;
放電ランプを負荷とする請求項1ないし5のいずれか一記載の高周波インバータと;
を具備していることを特徴とする放電ランプ点灯装置。 - 照明装置本体と;
照明装置本体に支持された請求項6記載の放電ランプ点灯装置と;
を具備していることを特徴とする照明装置。 - 放電ランプは、放電路が屈曲していて基端部が仕切体に支持されるとともに、放電路の両端に配設されたフィラメント電極に接続しているリード線が仕切体に対して放電路の主体部がある方とは反対側に導出されている蛍光ランプであり;
高周波インバータは、蛍光ランプの放電路の基端部に対向して配設された基板を備え、少なくともNチャンネル形FETおよびPチャンネル形FETが基板の蛍光ランプの基端部に対面している面においてフィラメント電極から離間した位置に実装されており;
照明装置本体は、上記仕切体を含んでいる;
ことを特徴とする請求項7記載の照明装置。
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