JP3664061B2 - 電流制御型半導体素子用駆動回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、制御端子に流入する電流を制御してターンオン/ターンオフする電流制御型半導体素子に用いられる駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
誘導性負荷を駆動する電流制御型スイッチングトランジスタ素子として、特開平6−252408号公報に開示されているものが知られている(以下、GTBTと記す)。図19はこのような従来のGTBTを使用して誘導性負荷を駆動する駆動回路を示している。GTBT101は、不図示の駆動回路から指令されるターンオン/ターンオフ指令により駆動信号入力端子102に印加される駆動信号に応じてオン/オフされ、誘導性負荷103を駆動する。
【0003】
駆動信号入力端子102の印加電圧Vmがハイレベルからローレベルになると、P型MOSトランジスタ104がオン、N型MOSトランジスタ105がオフし、ゲート電流供給源106からGTBT101のゲートに電流が流れる。これにより、ゲートにキャリアが注入されてGTBT101はオンし、電源107から誘導性負荷103へ電流が流れる。GTBT101に接続されている負荷は誘導性負荷103であるのでドレイン電流Idsは徐々に増加する。
【0004】
図20を参照してGTBT101のターンオフ動作を説明する。駆動信号入力端子102の印加電圧Vmがハイレベルになると、P型MOSトランジスタ104がオフ、N型MOSトランジスタ105がオンし、GTBT101のゲートへの電流の供給が停止される。また、N型MOSトランジスタ105を介してGTBT101のゲートからキャリアが引き抜かれ、GTBT101はターンオフする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図19に示すGTBT101のターンオフ時には、次の理由によりゲート電圧Vgsが図20に示すように振動し、GTBT101が誤ってターンオンすることがある。すなわち、ゲート電流が流れる経路には寄生インダクタンス201〜203のほか、たとえばN型MOSトランジスタ105のオン抵抗や配線抵抗および寄生容量成分が存在する。また、GTBT101は、電流駆動型素子であるため大きなゲート電流が流れ、しかも極めて短い時間でターンオフする。したがって、ターンオフ時には寄生インダクタンスにたまったエネルギを急激に放出する必要があり、このエネルギと寄生要素のRLC共振現象が発生して、ゲート電圧Vgsが激しく振動する。ゲート電圧がオン電圧まで上昇すると、図20に示すように誤ってターンオンしてドレイン電流Idsが流れる。図20において、Igはゲート電流の波形を示し、+側はゲート電極へ流れ込む電流の値であり、−側はゲート電極からキャリアが引き抜かれるときに流れる電流である。
【0006】
なお、ゲート引き抜きが急激に行われないようにキャリア引き抜き回路の抵抗を大きくするとゲート電圧の振動は抑制できるが、ターンオフ指令から実際にGTBT101がターンオフするまでのストレージ時間が長くなってしまう。
【0007】
本発明の目的は、ストレージ時間を長くすることなくターンオフ時のゲート信号の振動を抑制して誤ってターンオンすることを防止するようにした電流制御型半導体素子用駆動回路を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
一実施の形態を示す図に対応づけて本発明を説明する。
(1)請求項1に記載の発明は、電流制御型半導体素子1の制御端子に制御電流を供給してターンオンさせ、制御電流の供給を停止するとともに制御端子から電荷引き抜き経路5を介して電荷を引き抜いてターンオフさせる電流制御型半導体素子用駆動回路に適用される。そして、上述した目的は、電流制御型半導体素子1のターンオフが完了する直前の兆候を検出する検出手段4と、電流制御型半導体素子1をターンオンさせるときは、電荷引き抜き経路5のインピーダンスを第1の値とし、電流制御型半導体素子1をターンオフさせるときは、検出手段4が上記兆候を検出するまでは、電荷引き抜き経路のインピーダンスを第1の値よりも小さい第2の値とし、検出手段4が上記兆候を検出すると、電荷引き抜き経路のインピーダンスを第1の値より小さく第2の値よりも大きい第3の値とするインピーダンス制御手段6とを備えることにより達成される。
(2)請求項2の発明は、請求項1に記載の電流制御型半導体素子用駆動回路において、電荷引き抜き経路5は、第2の値のインピーダンスを有する第1の電荷引き抜き経路51と、第3の値のインピーダンスを有する第2の電荷引き抜き経路52とを有し、インピーダンス制御手段6は、検出手段4が上記兆候を検出するまでは第1の経路51を選択し、検出手段4が上記兆候を検出すると第2の経路52を選択することを特徴とする。
(3)請求項3の発明は、請求項1に記載の電流制御型半導体素子用駆動回路において、インピーダンス制御手段6は、電荷引き抜き回路5に介在されてそのインピーダンスを可変とするインピーダンス可変素子51cを有し、検出手段4が上記兆候を検出するまではインピーダンス可変素子51cのインピーダンスを第2の値とし、検出手段4が上記兆候を検出するとインピーダンス可変素子51cのインピーダンスを第3の値とすることを特徴とする。
(4)請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の電流制御型半導体素子用駆動回路において、検出手段は、制御端子から引き抜かれる電荷によって発生する電流を検出する電流検出回路4(図1)であることを特徴とする。
(5)請求項5の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の電流制御型半導体素子用駆動回路において、検出手段は、制御端子の電圧を検出する電圧検出回路4A(図5)であることを特徴とする。
(6)請求項6の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の電流制御型半導体素子用駆動回路において、検出手段は、電流制御型半導体素子を流れる駆動電流の電圧降下を検出する電圧降下検出回路4B(図6)であることを特徴とする。
(7)請求項7の発明は、請求項1〜6のいずれかに記載の電流制御型半導体素子用駆動回路において、インピーダンス制御手段9(図9)は、電流制御型半導体素子1をターンオフさせる指令信号にしたがって電荷引き抜き経路のインピーダンスを第3の値にしているとき、検出手段4B(図9)により兆候が検出されなくなっても第3の値を保持することを特徴とする。
(8)請求項8の発明は、請求項1〜6のいずれかに記載の電流制御型半導体素子用駆動回路において、インピーダンス制御手段12A,12B,12C(図12)は、電流制御型半導体素子1をターンオンさせる指令信号にしたがって電荷引き抜き経路のインピーダンスを第1の値にしているとき、指令信号にノイズが生じても第1の値を保持することを特徴とする。
【0009】
【発明の効果】
(1)本発明によれば、電流制御型半導体素子のターンオフ完了直前の兆候を検出し、検出電流制御型半導体素子をターンオフさせるとき、ターンオフ完了直前の兆候を検出するまでは、電荷引き抜き経路のインピーダンスを小さい値として、ストレージ時間の短縮化を図りつつ、上記兆候を検出すると、電荷引き抜き経路のインピーダンスを大きくして、制御端子の制御信号の振動を抑制して誤ってターンオンすることを防止できる。
(2)請求項4の発明のように、電流制御型半導体素子のターンオフに直接関係する電荷引き抜き方向の電流を検出してターンオフ完了直前の兆候を検出するようにすれば、迅速にインピーダンスを大きい値に切換えることができ、制御信号の振動を確実に抑制できる。
(3)請求項6の発明のように、電流制御型半導体素子の駆動電流の電圧降下を検出して上記兆候を検出することにより、検出する変化量を大きく設定することができ、ターンオフの兆候を検出する精度を向上することができる。
(4)請求項7の発明のように、電流制御型半導体素子のターンオフ完了直前に大きくした電荷引き抜き経路のインピーダンスを保持することにより、制御端子の制御信号の振動に対する抑制動作が持続して行われるようになる。
(5)請求項8の発明のように、電流制御型半導体素子をターンオンさせる指令信号にノイズが生じても電荷引き抜き経路のインピーダンスを保持することにより、ノイズ耐力に優れた電流制御型半導体素子用駆動回路が得られる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
−第1の実施の形態−
図1は、駆動信号入力端子Vcontの信号レベルにより誘導性負荷LOをオン/オフ駆動する電流制御型半導体素子1(以下、駆動トランジスタと呼ぶ)の駆動回路の一実施の形態を示す。駆動トランジスタ1は、たとえば特開平6−252408号公報に開示されている半導体スイッチング素子(以下、GTBTと記す)である。GTBTの詳細は後述する。
【0011】
図1の半導体素子駆動回路は、駆動トランジスタ1のゲート電流供給源2と、ゲート電流をオン/オフするP型MOSトランジスタ3と、駆動トランジスタ1のゲート電極からキャリアを引き抜くときのゲート電流を検出する電流検出回路4と、駆動トランジスタ1のゲートからキャリアを引き抜く速度を可変としたキャリア引き抜き回路5と、キャリア引き抜き回路5のキャリア引き抜き速度を制御する制御回路6と、誘導性負荷LOを駆動するための電源7と、還流動作用のダイオード8とを備えている。なお、キャリア引き抜き回路5によって駆動トランジスタ1のゲートからキャリアが引き抜かれることで、結果としてゲートの電荷が引き抜かれることを意味する。
【0012】
電流検出回路4は、図2に示すように構成することができる。図2の電流検出回路4は、ゲート電流を電圧信号に変換する差動アンプ41と、差動アンプ41の出力を論理レベルに変換するレベル変換器42とを備える。差動アンプ41はオペアンプ41aと、抵抗41b〜41eとで構成される。この電流検出回路4は、駆動トランジスタ1をターンオフする際のキャリアが引き抜き方向に流れるゲート電流の大きさに応じて出力論理値を変化させるものである。すなわち、キャリア引き抜き方向に流れるゲート電流IgLを変換して得られる電圧レベルが設定した電圧(たとえば2.5Vであり、以下、2.5Vを例として説明する)である2.5V以上のときにレベル変換器42からハイレベル信号を出力し、2.5V未満のときはローレベル信号を出力する。駆動トランジスタ1がターンオンしているときに流れるゲート電流IgRによって、電流検出回路6は常にローレベル検出信号を出力する。
【0013】
キャリア引き抜き回路5は、駆動トランジスタ1のゲート電極に対して並列に接続された第1および第2のキャリア引き抜き経路51,52を備えている。第1のキャリア引き抜き経路51にはN型MOSトランジスタ51aが、第2のキャリア引き抜き経路52にはN型MOSトランジスタ52aと、このN型MOSトランジスタ52aと直列に接続された抵抗52bとが設けられている。
【0014】
このキャリア引き抜き回路5のN型MOSトランジスタ51aと52aは制御回路6によりオン/オフされる。制御回路6は、図3に示すように、電流検出回路4からの信号が入力されるNOTゲート61と、一方の入力端子にNOTゲート61の出力が供給され、他方の入力端子に駆動信号入力端子Vcontからの駆動信号が供給されるANDゲート62とを備えている。ANDゲート62の出力は、信号Vm2としてキャリア引き抜き回路5のN型MOSトランジスタ51aのゲートへ印加される。また、駆動信号入力端子Vcontからの駆動信号が、信号Vm1としてキャリア引き抜き回路5のN型MOSトランジスタ52aのゲートへ印加される。図3からわかるように、駆動信号入力端子Vcontの駆動信号がローレベルのとき、換言すると、駆動トランジスタ1をターンオンする指令が出力されているときは、電流検出回路4からの検出信号のレベルにかかわらず、信号Vm1,Vm2はローレベルとなり、キャリア引き抜き回路5のN型MOSトランジスタ51a,52aはともにオフされる。
【0015】
図1に示した電流制御型半導体素子1の駆動回路の動作を説明する。
−ターンオン動作−
図示しない駆動回路からターンオン指令が出力されると、駆動信号入力端子Vcontの信号レベルがハイレベルからローレベルとなり、P型MOSトランジスタ3はオンされる。このとき、上述したように制御回路6の出力信号Vm1およびVm2はともにローレベルであり、キャリア引き抜き回路5のN型MOSトランジスタ51aと52aはともにオフされる。これにより、駆動トランジスタ1のゲート電極はソース電極と遮断状態となって、ゲート電流供給源2から駆動トランジスタ1のゲートに電流が流れ、ゲートにキャリアが注入されて駆動トランジスタ1がオンして電源7から誘導性負荷LOへ電流が流れる。なお、キャリア引き抜き回路5により駆動トランジスタ1のゲート電極がソース電極と遮断状態にあるとき、キャリア引き抜き回路5はもっとも高インピーダンス状態にある。
【0016】
−ターンオフ動作−
図4を参照して駆動トランジスタ1のターンオフ動作を説明する。図示しない駆動回路からターンオフ指令が出力されると、時点t1において駆動信号入力端子Vcontの信号がローレベルからハイレベルになり、P型MOSトランジスタ3がオフしてゲート電流の供給が停止される。時点t1ではゲート電流はソース電極側に流れているので、電流検出回路4の出力はローレベルである。したがって、制御回路6から出力される信号Vm1およびVm2はともにハイレベルとなり、キャリア引き抜き回路5のN型MOSトランジスタ51aと52aはともにオンされる。そのため、駆動トランジスタ1のゲート電極は低インピーダンスである第1のキャリア引き抜き経路51に接続される。ここで、図4の時点t1〜t2での過渡状態について説明する。時点t1において、ゲート電極からキャリアを引き抜こうとするIgL方向の電流が生じる。この時点ではゲート電極へキャリアを注入するIgR方向の電流の方が多いため、IgR方向へ電流が流れる。時点t1から徐々にIgL方向の電流が増加してIgR方向の電流が減少する。時点txを過ぎると、IgL方向の電流がIgR方向の電流よりも多くなり、IgL方向に電流が流れる。その後、IgL方向への電流が増加する。このように、ゲート電極からのキャリアの引き抜きが行われる。この時点t1〜t2は極め短時間に行われる。
【0017】
ゲート電極のキャリアが減少してくると、引き抜き方向に流れていたゲート電流IgLが減少してくる。電流検出回路4は、キャリ引き抜き方向に流れるゲート電流を変換した電圧レベルが2.5V未満になると(時点t3)、その出力論理レベルをハイレベルとする。このハイレベル信号を受け、制御回路6の出力信号Vm2はローレベルとなり、N型MOSトランジスタ51aがオフされて、第1のキャリア引き抜き経路51が遮断されて第2のキャリア引き抜き経路52だけが選択される。この結果、ゲート−ソース間のキャリア引き抜き経路のインピーダンスが高くなり、キャリア引き抜き速度が遅くなり、換言するとキャリアが絞り込まれ、駆動トランジスタ1がターンオフ動作を完了する。 このとき、ゲート電流が絞られるので、寄生インダクタンスにたまるエネルギは少なく、さらに、RLC共振現象のダンピングファクタであるR成分が大きくなる。その結果、ゲート電圧の振動が抑制されて、駆動トランジスタ1が誤ってターンオンすることが防止される。
【0018】
以上のように、図1の実施の形態では、駆動トランジスタ1をターンオフする際、はじめはゲート電極を低インピーダンスのキャリア引き抜き経路51に接続し、キャリア引き抜きに伴うゲート電流IgLが所定値未満になったとき、駆動トランジスタ1がターンオフ直前であるとして、ゲート電極を高インピーダンスのキャリア引き抜き経路52に接続するようにした。したがって、ターンオフが速やかに行われるとともに、ゲート電圧の振動が抑制されて誤ターンオンが防止できる。キャリア引き抜きに伴うゲート電流IgLが所定値未満になったことを検出することは、駆動トランジスタ1のターンオフの兆候を検出することに他ならない。
【0019】
−第2の実施の形態−
図5は第2の実施の形態による電流制御型駆動トランジスタ1の駆動回路を示す図である。図1と同様な箇所には同一の符号を付して相違点を主に説明する。図1の駆動回路ではキャリア引き抜き方向のゲート電流IgLを検出してキャリア引き抜き経路のインピーダンスを可変とした。この実施の形態では、ゲート−ソス電圧Vgsを検出してキャリア引き抜き経路のインピーダンスを可変とする。
【0020】
図5において、駆動トランジスタ1のゲート電極とソース端子との間にはゲート−ソース電圧Vgs検出回路4Aが設けられ、出力信号が制御回路6に入力されている。電圧Vgs検出回路4Aは、ゲート−ソース電圧Vgsが所定値(たとえば0.6Vであり、以下では0.6vとして説明する)以上でローレベル信号を、0.6V未満でハイレベル信号を制御回路6に出力する。
【0021】
図4を参照して第2の実施の形態のターンオフ動作を説明する。図示しない駆動回路から出力されるターンオフ指令により、駆動信号入力端子Vcontの印加信号がローレベルからハイレベルになって駆動トランジスタ1をターンオフするとき、第1の実施の形態と同様な動作により、駆動トランジスタ1のゲート電極からキャリア引き抜き方向にゲート電流IgLが流れる。ゲート電極のキャリアが減少してくるとこの方向のゲート電流IgLが減少し始め、ゲート−ソース電圧Vgsが低下し始める。ゲート−ソース電圧Vgsが所定値未満になると、電圧Vgs検出回路4Aから制御回路6にハイレベル信号が出力され、出力信号Vm2はローレベルとなり、N型MOSトランジスタ51aがオフされる。出力信号Vm1は引き続きハイレベルであり、N型MOSトランジスタ52aはオン状態を維持する。その結果、第2のキャリア引き抜き経路52だけがゲート電極と接続され、インピーダンスが高くなる。
【0022】
図5の実施の形態でも、駆動トランジスタ1をターンオフする際、はじめはゲート電極を低インピーダンスのキャリア引き抜き経路51に接続し、ゲート−ソース電圧Vgsが所定値未満になったときにゲート電極を高インピーダンスのキャリア引き抜き経路52に接続するようにした。したがって、ターンオフが速やかに行われるとともに、ゲート電圧の振動が抑制されて誤ターンオンが防止できる。
【0023】
−第3の実施の形態−
図6は第3の実施の形態による電流制御型駆動トランジスタ1の駆動回路を示す図である。図1と同様な箇所には同一の符号を付して相違点を主に説明する。この実施の形態では、駆動トランジスタ1のドレイン−ソース電圧Vds(駆動トランジスタ1の駆動電流の電圧降下)を検出してキャリア引き抜き経路のインピーダンスを可変とする。ドレイン端子とソース端子との間にはドレイン−ソース電圧Vdsを検出するVds電圧検出回路4Bが設けられている。Vds電圧検出回路4Bは、ドレイン−ソース電圧Vdsが所定レベル未満ではローレベル信号を、ドレイン−ソース電圧Vdsが所定レベル以上でハイレベル信号を制御回路6に出力する。
【0024】
図4を参照して第3の実施の形態のターンオフ動作を説明する。図示しない駆動回路から出力されるターンオフ指令により、駆動信号入力端子Vcontの印加信号がローレベルからハイレベルになって駆動トランジスタ1をターンオフするとき、第1の実施の形態と同様な動作により、駆動トランジスタ1のキャリア引き抜き方向のゲート電流IgLが減少する。図4に示すように、時点t1で制御端子信号Vm1がハイレベルになっても、駆動トランジスタ1がターンオフ動作を開始するまでは、ドレイン−ソース電流が流れているので、ドレイン−ソース電圧Vdsはほぼゼロである。ゲート電流が小さくなってドレイン−ソース間が遮断され始めると、ドレイン−ソース電圧Vdsが立ち上がり始める。ドレイン−ソース電圧Vdsが時点t3で所定値以上となると、Vds電圧検出回路4Bから制御回路6にハイレベル信号が出力され、出力信号Vm2はローレベルとなり、N型MOSトランジスタ51aがオフされる。その結果、第2のキャリア引き抜き経路52だけがゲート電極と接続され、インピーダンスが高くなる。
【0025】
図6の実施の形態でも、駆動トランジスタ1をターンオフする際、はじめはゲート電極を低インピーダンスのキャリア引き抜き経路51に接続し、ドレイン−ソース電圧Vdsが所定レベル以上になったときにゲート電極を高インピーダンスのキャリア引き抜き経路52に接続するようにした。したがって、ターンオフが速やかに行われるとともに、ゲート電圧の振動が抑制されて誤ターンオンが防止できる。この実施の形態のように、ドレイン−ソース電圧Vdsを検出して駆動トランジスタ1のターンオフの兆候を検出してキャリア引き抜き経路のインピーダンスを可変とすれば、第1および第2の実施の形態のように、キャリア引き抜き方向のゲート電流IgLの微小な変化(たとえば1mAの数%)やゲート−ソース電圧Vgsの微小な変化(たとえば0.7Vの数%)を検出する場合に比べて、検出する変化量を大きくでき(たとえば100Vの数%)、検出精度が向上する。その反面で、ゲート電流IgLを検出する場合は、応答性を向上できるという効果がある。
【0026】
−第4の実施の形態−
図7は第4の実施の形態による電流制御型駆動トランジスタ1の駆動回路を示す図である。図1と同様な箇所には同一の符号を付して相違点を主に説明する。図1のキャリア引き抜き回路5は第1および第2のキャリア引き抜き経路51,52を切換えてキャリア引き抜き経路のインピーダンスを可変とした。第4の実施の形態のキャリア引き抜き回路5Aは、ゲート電極へ印加されるゲート電圧に応じたオン抵抗となるN型MOSトランジスタ51cを用いるものであり、キャリア引き抜き方向のゲート電流IgLに応じて制御回路6Aの出力信号Vm1、すなわち、N型MOSトランジスタ51cのゲート電圧を変化させて、そのオン抵抗を変化させる。
【0027】
キャリア引き抜き方向のゲート電流IgLが所定値以上のとき、電流検出回路4からローレベル検出信号が制御回路6に入力される。制御回路6Aは、出力信号を第1のゲート電圧信号Vm1HHとしてオン抵抗を小さくする。キャリア引き抜き方向のゲート電流igLが所定値未満になり電流検出回路4からハイレベル信号が入力されると、制御回路6Aは、出力信号を第2のゲート電圧Vm1HL(<Vm1HH)としてオン抵抗を大きくする。なお、ターンオン指令が出力されているとき、駆動信号入力端子Vcontはローレベルであり、制御回路6Aは、その出力信号Vm1をローレベルとし、キャリア引き抜き回路5AのN型MOSトランジスタ51cをオフする。これにより、駆動トランジスタ1のゲートとソース間が遮断されて、ゲート電流供給源2からゲート電極にゲート電流が供給されて駆動トランジスタ1がターンオン動作する。
【0028】
図4を参照して第4の実施の形態のターンオフ動作を説明する。図示しない駆動回路から出力されるターンオフ指令により、駆動信号入力端子Vcontの印加信号がローレベルからハイレベルになって駆動トランジスタ1をターンオフするとき、第1の実施の形態と同様な動作により、駆動トランジスタ1のゲートからキャリアを引き抜き抜く際のゲート電流IgLが減少する。ゲート電流IgLが所定値未満となってゲート電流検出回路4から制御回路6Aにハイレベル信号が出力されると、制御回路6Aは、出力信号を第1のハイレベルVm1HHとし、ゲート電流検出回路4から制御回路6Aにローレベル信号が出力されると、出力信号を第2のハイレベルVm1HLとする。N型MOSトランジスタ51aのオン抵抗は、ゲート電極に印加される出力信号が第1のハイレベルVm1HHの場合には第2のハイレベルVm1HLに比べて小さい。その結果、駆動トランジスタ1をターンオフする際、はじめはキャリア引き抜き方向のゲート電流IgLが大きいので制御回路6Aからは第1のハイレベルの信号Vm1HHが出力され、N型MOSトランジスタ51aのオン抵抗は小さい値となる。すなわち、駆動トランジスタ1のゲート電極は低インピーダンスのキャリア引き抜き経路に接続される。そして、駆動トランジスタ1のキャリア引き抜き方向のゲート電流IgLが所定値未満になったときに、制御回路6Aからは第2のハイレベルの信号Vm1HLが出力され、N型MOSトランジスタ51aのオン抵抗は大きくなる。その結果、駆動トランジスタ1のゲート電極は高インピーダンスのキャリア引き抜き経路となる。したがって、ターンオフが速やかに行われるとともに、ゲート電圧の振動が抑制されて誤ターンオンが防止できる。
【0029】
−第5の実施の形態−
図8は第5の実施の形態による電流制御型駆動トランジスタ1の駆動回路を示す図である。図1と同様な箇所には同一の符号を付して相違点を主に説明する。第1の実施の形態とはキャリア引き抜き回路が相違する。駆動トランジスタ1のゲート電極に接続されるキャリア引き抜き回路5Bは、直列接続されたN型MOSトランジスタ51d、51eと、一方のN型MOSトランジスタ51eと並列接続された抵抗51fとを備えている。N型MOSトランジスタ51eのオン抵抗値は抵抗51eの抵抗値よりも小さい。N型MOSトランジスタ51d,51eがともにオンされている場合には、低インピーダンスのキャリア引き抜き経路となり、N型MOSトランジスタ51dがオン、N型MOSトランジスタ51eがオフされている場合には、高インピーダンスのキャリア引き抜き経路となる。
【0030】
第5の実施の形態のターンオン動作を説明する。図示しない駆動回路から出力されるターンオン指令により、駆動信号入力端子Vcontの印加信号がハイレベルからローレベルになると、第1の実施の形態と同様に、P型MOSトランジスタ3がオンして駆動トランジスタ1のゲート電極にゲート電流が供給される。このとき、制御回路6には駆動信号入力端子Vcontのローレベル信号が入力され、制御回路6は少なくとも出力信号Vm1をローレベルとしてキャリア引き抜き回路5BのN型MOSトランジスタ51dをオフする。したがって、キャリア引き抜き回路5B内で駆動トランジスタ1のゲート電極はソース電極と遮断状態となり、駆動トランジスタ1のゲート電極にゲート電流が供給されて駆動トランジスタ1はオンする。
【0031】
第5の実施の形態のターンオフ動作を説明する。図示しない駆動回路から出力されるターンオフ指令により、駆動信号入力端子Vcontの印加信号がローレベルからハイレベルになって駆動トランジスタ1をターンオフする。これにより、P型MOSトランジスタ3がオフしてゲート電流の供給が停止される。また、制御回路6から出力される信号Vm1およびVm2はともにハイレベルとなり、キャリア引き抜き回路5のN型MOSトランジスタ51dと52eはともにオンされる。そのため、キャリア引き抜き経路にはN型MOSトランジスタ51dと51eが介装されて低インピーダンス状態となる。したがって、ゲート電極のキャリアを急速に引き抜き、駆動トランジスタ1をターンオフさせる。そして、キャリア引き抜き方向のゲート電流IgLが減少してゲート電流検出回路4がハイレベル信号を出力すると、制御回路6の出力信号Vm1はハイレベル、出力信号Vm2はローレベルとなり、N型MOSトランジスタ51dはオンのままであるがN型MOSトランジスタ51eがオフされる。その結果、キャリア引き抜き経路にはN型MOSトランジスタ51dと抵抗51fが介装されてインピーダンスが高くなり、キャリア引き抜き速度が遅くなりながら駆動トランジスタ1はターンオフに至る。このとき、ゲート電流が絞られるので、寄生インダクタンスにたまるエネルギは少なく、さらに、RLC共振現象のダンピングファクタであるR成分が大きくなる。その結果、ゲート電圧の振動が抑制されて、駆動トランジスタ1が誤ってターンオンすることが防止される。
【0032】
−第6の実施の形態−
図9は第6の実施の形態による電流制御型駆動トランジスタ1の駆動回路を示す図であり、上述した第3の実施の形態による図6の駆動回路の変形例である。図9において、図1と同様の箇所には同一の符号を付して相違点を主に説明する。この実施の形態では、第1のキャリア引き抜き経路51を構成するN型MOSトランジスタ51aがラッチ回路9によりオン/オフされ、第2のキャリア引き抜き経路52を構成するN型MOSトランジスタ52aが駆動信号入力端子Vcontの印加信号によってオン/オフされる。ラッチ回路9は、入力端子Jと入力端子Kとを有し、出力端子fから出力する出力論理値を変化させる。ラッチ回路9は、図10に示す真理値表の動作を行う。ラッチ回路9の入力端子KにはVds電圧検出回路4Bから出力される検出信号SENSEが入力され、入力端子Jには駆動信号入力端子Vcontの印加信号が入力される。
【0033】
図11を参照して第6の実施の形態による駆動回路のターンオン動作を説明する。時点T0において、図示しない駆動回路から出力されるターンオン指令により駆動信号入力端子Vcontの印加信号がローレベルになると、P型MOSトランジスタ3がオンし、駆動トランジスタ1にゲート電流が供給されて駆動トランジスタ1がオン動作を開始する。このとき、駆動トランジスタ1はまだオフ状態にあるので、ドレイン−ソース電圧Vds、およびVds電圧検出回路4Bから出力される検出信号SENSEの出力レベルはハイレベルとなる。したがって、ラッチ回路9の出力端子fにはローレベルがセットされ、P型MOSトランジスタ3はオン、N型MOSトランジスタ51aと52aはオフする。駆動トランジスタ1に流れるゲート電流によってゲートからキャリアが注入され、やがて駆動トランジスタ1がターンオンする。時点T1において、駆動トランジスタ1がターンオンすると、ドレイン−ソース電圧Vdsが低下してVds電圧検出回路4Bの検出信号SENSEがローレベルになり、ラッチ回路9の出力端子fには時点T1より前の論理レベルであるローレベルがラッチされる。なお、駆動信号入力端子Vcontの印加信号がローレベルの間は、N型MOSトランジスタ51aおよび52aはともにオフしている。
【0034】
次に、第6の実施の形態による駆動回路のターンオフ動作を説明する。時点T2において、図示しない駆動回路から出力されるターンオフ指令により駆動信号入力端子Vcontの印加信号がハイレベルになると、P型MOSトランジスタ3がオフして駆動トランジスタ1のゲート電流を遮断するとともに、N型MOSトランジスタ52aがオンして駆動トランジスタ1のゲートからキャリアの引き抜きを開始する。この結果、駆動トランジスタ1はターンオフ動作を開始する。このとき、駆動トランジスタ1はまだオン状態にあるので、ドレイン−ソース電圧Vds、およびVds電圧検出回路4Bから出力される検出信号SENSEの出力レベルはローレベルとなる。したがって、ラッチ回路9の出力端子fにはハイレベルがセットされる。これによりN型MOSトランジスタ51aもオンされて、第1のキャリア引き抜き経路51および第2のキャリア引き抜き経路52の両方で駆動トランジスタ1のゲートからキャリアの引き抜きが行われる。
【0035】
やがて、ドレイン−ソース電圧Vdsの上昇とともにVds電圧検出回路4Bの検出信号SENSEが上昇を始める。時点T3において、検出信号SENSEがラッチ回路9のラッチ論理閾値電圧を越えると、ラッチ回路9の出力端子fには、時点T3より前の論理出力レベルを反転した論理出力、すなわち、ローレベルがラッチされる。これにより、N型MOSトランジスタ51aがオフされて、第2のキャリア引き抜き経路52だけがゲートからキャリアの引き抜きを行う。この結果、ゲート−ソース間のキャリア引き抜き経路のインピーダンスが高くなり、キャリア引き抜き速度を遅くした状態で駆動トランジスタ1のターンオフ動作が終了する(時点T4)。
【0036】
第6の実施の形態の特徴は以下の点にある。時点T3から時点T4の間で、キャリア引き抜き速度を遅くしたにも係わらず、上述した寄生インダクタンスなどに起因してドレイン−ソース電圧Vdsが振動する場合を考える。ドレイン−ソース電圧Vdsが振動すると、電圧検出回路4Bの検出信号SENSEも振動するおそれがある。上述した図6のように、検出信号SENSEによってN型MOSトランジスタ51aのオン/オフを切換えると、一旦ターンオフしたN型MOSトランジスタ51aが、検出信号SENSEの振動により再びターンオンしてしまう。すると、駆動トランジスタ1内のキャリアが急激に変化する。この結果、駆動トランジスタ1の内部のキャリアの変化に伴う電流変化dI/dtや電圧変化dV/dtによって、駆動トランジスタ1および駆動回路からノイズや電圧サージが発生してしまう。しかし、第6の実施の形態による図9の駆動回路では、ラッチ回路9によって出力端子fの出力レベルがローレベルに保持されるので、時点T3においてターンオフしたN型MOSトランジスタ51aは、駆動トランジスタ1のターンオフ動作が終了する時点T4までターンオンすることが防止される。このように、N型MOSトランジスタ51aの誤作動を防止した結果、回路から発生するノイズや電圧サージを抑制する効果が得られる。
【0037】
−第7の実施の形態−
図12は第7の実施の形態による電流制御型駆動トランジスタ1の駆動回路を示す図であり、上述した第3の実施の形態による図6の駆動回路の別の変形例である。図12において、図1と同様の箇所には同一の符号を付して相違点を主に説明する。この実施の形態では、第1のキャリア引き抜き経路51を構成するN型MOSトランジスタ51aが論理回路12Bによりオン/オフされ、第2のキャリア引き抜き経路52を構成するN型MOSトランジスタ52aが駆動信号入力端子Vcontの印加信号によってオン/オフされる。論理回路12Bは、上述した図3の制御回路6と同様に、NOTゲート61とANDゲート62とによって構成されている。NOTゲート61の入力端子には、ラッチ回路12Aの出力端子fからの出力論理値が入力される。
【0038】
ラッチ回路12Aは、入力端子Jと入力端子Kとを有し、出力端子fから出力する出力論理値を変化させる。ラッチ回路12Aの入力端子Jおよび入力端子Kには、論理回路12Cが接続されている。論理回路12Cは入力端子Sと入力端子Rとを有し、論理回路12Cとラッチ回路12Aとで図13に示す真理値表の動作を行う。論理回路12Cの入力端子SにはVds電圧検出回路4Bから出力される検出信号SENSEが入力され、入力端子Rには駆動信号入力端子Vcontの印加信号が入力される。
【0039】
図14を参照して第7の実施の形態による駆動回路のターンオン動作を説明する。時点T0において、図示しない駆動回路から出力されるターンオン指令により駆動信号入力端子Vcontの印加信号がローレベルになると、P型MOSトランジスタ3がオンし、駆動トランジスタ1にゲート電流が供給されて駆動トランジスタ1がオン動作を開始する。このとき、駆動トランジスタ1はまだオフ状態にあるので、ドレイン−ソース電圧Vds、およびVds電圧検出回路4Bから出力される検出信号SENSEの出力レベルはハイレベルとなる。したがって、ラッチ回路12Aの出力端子fにはハイレベルがセットされる。駆動トランジスタ1に流れるゲート電流よってゲートからキャリアが注入され、やがて駆動トランジスタ1がターンオンする。時点T1において、駆動トランジスタ1がターンオンすると、ドレイン−ソース電圧Vdsが低下してVds電圧検出回路4Bの検出信号SENSEがローレベルになり、ラッチ回路12Aの出力端子fには時点T1より前の論理レベルであるハイレベルがラッチされる。なお、駆動信号入力端子Vcontの印加信号がローレベルの間は、N型MOSトランジスタ51aおよび52aはともにオフしている。
【0040】
次に、第7の実施の形態による駆動回路のターンオフ動作を説明する。時点T2において、図示しない駆動回路から出力されるターンオフ指令により駆動信号入力端子Vcontの印加信号がハイレベルになると、P型MOSトランジスタ3がオフして駆動トランジスタ1のゲート電流を遮断するとともに、N型MOSトランジスタ52aがオンして駆動トランジスタ1のゲートからキャリアの引き抜きを開始する。この結果、駆動トランジスタ1はターンオフ動作を開始する。このとき、駆動トランジスタ1はまだオン状態にあるので、ドレイン−ソース電圧Vds、およびVds電圧検出回路4Bから出力される検出信号SENSEの出力レベルはローレベルとなる。したがって、ラッチ回路12Aの出力端子fはローレベルにリセットされる。このとき、論理回路12BのANDゲート62の出力信号Vm2がハイレベルになるので、N型MOSトランジスタ51aもオンされて、第1のキャリア引き抜き経路51および第2のキャリア引き抜き経路52の両方で駆動トランジスタ1のゲートからキャリアの引き抜きが行われる。
【0041】
やがて、ドレイン−ソース電圧Vdsの上昇とともにVds電圧検出回路4Bの検出信号SENSEが上昇を始める。時点T3において、検出信号SENSEが論理回路12Cの論理閾値電圧を越えると、ラッチ回路12Aの出力端子fにハイレベルがセットされる。これにより、論理回路12BのANDゲート62の出力信号Vm2がローレベルになり、N型MOSトランジスタ51aがオフされて第2のキャリア引き抜き経路52だけがゲートからキャリアの引き抜きを行う。この結果、ゲート−ソース間のキャリア引き抜き経路のインピーダンスが高くなり、キャリア引き抜き速度を遅くした状態で駆動トランジスタ1のターンオフ動作が終了する(時点T4)。
【0042】
第7の実施の形態の特徴は以下の点にある。時点T1から時点T2の間の時点Txにおいて、駆動信号入力端子Vcontの印加信号に破線で示すインパルス性ノイズNsが入った場合を考える。論理回路12Cの入力端子RにノイズNsが印加されると、ラッチ回路12Aの出力端子fはローレベルにリセットされる。その後の駆動信号入力端子Vcontの印加信号はローレベルであるので、ラッチ回路12Aの出力端子fにはローレベルがラッチされる。したがって、時点Txから時点T2までの出力端子fの出力論理レベルは、ノイズNsの有無によって異なることになる。しかし、論理回路12BのANDゲート62によって、出力端子fの出力論理レベルに係わらず、時点T0から時点T2までANDOゲート62の出力信号Vm2がローレベルに保持されるので、N型MOSトランジスタ51aがオンすることはない。このように、駆動トランジスタ1のターンオン期間に駆動信号入力端子Vcontの印加信号にノイズNsが入ってもN型MOSトランジスタ51aがオンしないようにした結果、P型MOSトランジスタ3とN型MOSトランジスタ51aとが両方オンして過大な電流が流れることを防止できる。すなわち、外部からのノイズに対して強い駆動回路を得ることができる。
【0043】
図15〜図18を参照して上述したGTBTを説明する。図15は、GTBTの基本構造を説明するための斜視図、図16は図15の前面と同じ部分を示す断面図、図17は素子の表面図で、この図17と上記の図15においては表面の電極(金属膜)を除いた様子を示している。すなわち、図15は図16中の線分A−A′を含んで紙面に垂直に切った断面を示す。逆に図16は図17中の線分A−A′を通って紙面に垂直な平面で切った断面図である。また、図18は図17中の線分B−B′を通って紙面に垂直な平面で切った断面図であり、図16の場合と同様に、図18における線分B−B′で切った断面図が図17に相当する。なお、この実施の形態は半導体をシリコンとして説明する。
【0044】
素子の構造を説明する。まず図15〜図18中において、71は基板であるn+型基板領域、72はn型ドレイン領域、73はn+型ソース領域である。また、74はMOS型電極であり、高濃度のp型多結晶半導体からなり、かつ後述するソース電極とオーミックコンタクトしていて、電位が固定されている。また、75はMOS型電極74とドレイン領域72とを絶縁する絶縁膜である。これらの電極74と75を併せて「固定絶縁電極」76と呼ぶことにする。この固定絶縁電極76は、素子表面から側壁が垂直に掘られた溝の中に型成されている。n型ドレイン領域72のうち、この固定絶縁電極76に挾まれた領域を「チャネル領域」77と呼ぶことにする。このチャネル領域77は、絶縁膜75を介して隣接するMOS型電極74が高濃度のp型半導体であるため、仕事関数差によって型成された空乏層によって、チャネル領域には伝導電子に対するポテンシャル障壁が型成されていて、ソース領域73とドレイン領域72とは初めから電気的に遮断された状態となっている。また、81はドレイン電極であり、n+型基板領域71とオーミックコンタクトしている。83はソース電極であり、ソース領域73とMOS型電極74にオーミックコンタクトしている。すなわち、MOS型電極74の電位はソース電極83の電位に固定されている。また図中、Hをチャネル厚み、Lをチャネル長と呼ぶ。
【0045】
次に、図17において、この実施例では固定絶縁電極76はストライプ状をしており、その両端はp型領域8(インジェクタ領域)に接している。このように「固定絶縁電極76とp型領域78に囲まれたチャネル領域77」は、ひとつの単位セルを型成しており、図17にはこのセル4単位分が示されている。なお、「チャネルの状態によって電流を遮断、もしくは電流量を制御しうる」という条件を満たしていれば、単位セルを構成する固定絶縁電極76の型状、ソース領域73の型状などは任意である。
【0046】
図18において、番号88はp型領域78とオーミックコンタクトした電極であり、ドレイン領域72へ少数キャリアを供給する。これを「注入電極」と呼ぶことにする。なお、図中の破線は固定絶縁電極7の存在を示す。また、85は層間絶縁膜である。
【0047】
次に、このように構成されたGTBTの動作を説明する。この素子では、ソース電極83は接地(0V)、ドレイン電極81には正の電位を印加する。まず、遮断状態について説明する。注入電極78が接地状態の時、素子は遮断状態である。先にも述べたように、MOS型電極74が高濃度のp型半導体からできていて、かつソース電極電位に固定されていることから、固定絶縁電極76の周辺には空乏層が型成され、チャネル領域7は空乏化されてソース領域73とドレイン領域72は電気的に遮断されている構造になっている。通常、このようなMOSダイオード的な構造では、空乏層を広げるべく電圧を印加してもドレイン領域中の空乏層で発生したキャリアが絶縁膜界面に溜って反転層を型成し、空乏層は広がらずに絶縁膜界面の電位が上昇する。しかし、この構造ではその絶縁膜75が、接地されたp型領域78に接しているので、空乏層で発生したキャリアは絶縁膜75の界面に到達するが、すぐにp型領域78を通って素子の外に排除される。すなわち、絶縁膜界面の電位は上昇せずに固定されていて、空乏層はドレイン電位にしたがって広がる。このデバイスはノーマリ・オフ構造を持つ。
【0048】
遮断状態から導通状態に転じる機構について説明する。注入電極電位Vj=0Vの時は、チャネル領域7のC−C′断面全域のポテンシャルが正であり、チャネル領域は遮断状態である。注入電極電位Vjが上昇して0.3Vまでになると、チャネル領域の中央部にポテンシャルが負の領域ができ、伝導電子が流れ得る状態となる。このように注入電極の電位を上げるとチャネル領域のポテンシャルが低下する理由は、注入電極にオーミックコンタクトしたp型領域78の電位が上昇することで、p型領域78が接している絶縁膜75の界面に少数キャリアが供給され、これが固定絶縁電極76のMOS型電極74からチャネル領域への電界を遮蔽するために、チャネル領域の空乏層が後退するためである。さらに注入電位が0.5eV以上になると、ポテンシャルも低くなって、チャネル領域77内のバンドの型状は平坦になってゆく。これはn型ドレイン領域72とp型領域88との間の接合が順バイアス状態になり、ドレイン領域全域が高水準注入状態になるためである。このとき、正孔は直接にp型領域78から注入されるほか、絶縁膜75の界面からもドレイン領域72へ供給される。すなわち、この条件において絶縁膜界面は伝導度の高い導電路として正孔電流を運ぶ働きをする。この段階になると、ドレイン電流の制御は注入電極電位よりは注入電流に注目した方が理解しやすい。すなわち、ドレイン領域72に注入される正孔電流量によってドレイン領域72の導電率が制御され、ドレイン電流量が制御される。
【0049】
次に、導通状態から遮断状態に転ずる機構を説明する。ターン・オフするためには、注入電極18の電位を接地(0Vに)、もしくは負電位にする。するとドレイン領域72およびチャネル領域7に大量に存在していた正孔は消滅するか、もしくはp型領域78を通して素子外に排除され、再びチャネル領域が空乏層で満たされるようになる。この機構は、例えば静電誘導サイリスタのターンオフ機構と同様である。ところで、図18ではp型領域78の深さは固定絶縁電極76よりも深く描かれている。このような構成であれば、注入電極に負電位を印加してターン・オフを速く行なうことができる。しかし、p型領域78の深さが固定絶縁電極6より浅くても、デバイスとしては機能する。
【0050】
このデバイスの電流電圧特性は、ほぼ単体バイポーラトランジスタの特性に類似して5極管特性となる。ドレイン電流は、注入電極からの電流があれば低いドレイン電位でも十分な電流が流れる。ドレイン電位が大きくなると、固定絶縁電極からドレイン領域へ伸びた空乏層により、電流はピンチオフされて電流値は飽和する。また、注入した正孔電流によってドレイン電流が決まることから、バイポーラトランジスタと同様のhFE(直流電流増幅率)を定義することができる。この素子では、素子構造が微細であり、チャネル領域の電位が直接注入電極電位と連動する機構になっていることから、単体バイポーラトランジスタよりも大きなhFEを期待することができる。
【0051】
本発明による駆動回路は、上述したGTBTだけに使用されるものではなく、ゲート電極からキャリアを引き抜いてターンオフさせるときに、キャリア引き抜き速度が速すぎてゲート信号が振動を起こすような種々の半導体素子に適用できる。また、駆動トランジスタ1がターンオフ完了する直前の兆候を検出する手段も実施の形態に限定されない。さらには、ターンオフ完了する直前の兆候を検出する前後でインピーダンスを変更する手段も実施の形態に限定されない。
【0052】
特許請求の範囲における各構成要素と、発明の実施の形態における各構成要素との対応について説明すると、ゲート電極が制御端子に、キャリア引き抜き回路5などが電荷引き抜き経路に、電圧検出回路4などが検出手段に、制御回路6などがインピーダンス制御手段にそれぞれ対応する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態による電流制御型半導体素子の駆動回路を示す図である。
【図2】図1の電流検出回路を示す図である。
【図3】図1の制御回路を示す図である。
【図4】図1の駆動回路の各部信号波形を示す図である。
【図5】第2の実施の形態による電流制御型半導体素子の駆動回路を示す図である。
【図6】第3の実施の形態による電流制御型半導体素子の駆動回路を示す図である。
【図7】第4の実施の形態による電流制御型半導体素子の駆動回路を示す図である。
【図8】第5の実施の形態による電流制御型半導体素子の駆動回路を示す図である。
【図9】第6の実施の形態による電流制御型半導体素子の駆動回路を示す図である。
【図10】ラッチ回路の真理値を示す図である。
【図11】図9の駆動回路の各部信号波形を示す図である。
【図12】第7の実施の形態による電流制御型半導体素子の駆動回路を示す図である。
【図13】論理回路およびラッチ回路の真理値を示す図である。
【図14】図12の駆動回路の各部信号波形を示す図である。
【図15】電流制御型半導体素子の一例であるGTBTを説明する斜視図である。
【図16】図15の縦断面図である。
【図17】図16の平面図である。
【図18】図17のB−B線断面図である。
【図19】従来の技術による電流制御型半導体素子の駆動回路を示す図である。
【図20】図19の駆動回路の各部信号波形を示す図である。
【符号の説明】
1:電流制御型半導体素子、 2:ゲート電流供給源、
3:P型MOSトランジスタ、 4:電流検出回路、
4A:Vgs電圧検出回路、 4B:Vds電圧検出回路、
5,5A,5B:キャリア引き抜き回路、
6,6A:制御回路、 7:電源、
9,12A:ラッチ回路、 12B,12C:論理回路、
51,52:第1および第2のキャリア引き抜き経路、
51a,52a、52c〜52e:N型MOSトランジスタ、
52b:抵抗、 LO:誘導性負荷
Claims (8)
- 電流制御型半導体素子の制御端子に制御電流を供給してターンオンさせ、前記制御電流の供給を停止するとともに前記制御端子から電荷引き抜き経路を介して電荷を引き抜いてターンオフさせる電流制御型半導体素子用駆動回路において、
前記電流制御型半導体素子のターンオフが完了する直前の兆候を検出する検出手段と、
前記電流制御型半導体素子をターンオンさせるときは、前記電荷引き抜き経路のインピーダンスを第1の値とし、前記電流制御型半導体素子をターンオフさせるときは、前記検出手段が前記兆候を検出するまでは、前記電荷引き抜き経路のインピーダンスを前記第1の値よりも小さい第2の値とし、前記検出手段が前記兆候を検出すると、前記電荷引き抜き経路のインピーダンスを前記第1の値より小さく前記第2の値よりも大きい第3の値とするインピーダンス制御手段とを備えることを特徴とする電流制御型半導体素子用駆動回路。 - 請求項1に記載の電流制御型半導体素子用駆動回路において、
前記電荷引き抜き経路は前記第2の値のインピーダンスを有する第1の電荷引き抜き経路と、前記第3の値のインピーダンスを有する第2の電荷引き抜き経路とを有し、
前記インピーダンス制御手段は、前記検出手段が前記兆候を検出するまでは前記第1の経路を選択し、前記検出手段が前記兆候を検出すると前記第2の経路を選択することを特徴とする電流制御型半導体素子用駆動回路。 - 請求項1に記載の電流制御型半導体素子用駆動回路において、
前記インピーダンス制御手段は、前記電荷引き抜き回路に介在されてそのインピーダンスを可変とするインピーダンス可変素子を含み、前記検出手段が前記兆候を検出するまでは前記インピーダンス可変素子のインピーダンスを第2の値とし、前記検出手段が前記兆候を検出すると前記インピーダンス可変素子のインピーダンスを第3の値とすることを特徴とする電流制御型半導体素子用駆動回路。 - 請求項1〜3のいずれかに記載の電流制御型半導体素子用駆動回路において、
前記検出手段は、前記制御端子から引き抜かれる電荷によって発生する電流を検出する電流検出回路であることを特徴とする電流制御型半導体素子用駆動回路。 - 請求項1〜3のいずれかに記載の電流制御型半導体素子用駆動回路において、
前記検出手段は、前記制御端子の電圧を検出する電圧検出回路であることを特徴とする電流制御型半導体素子用駆動回路。 - 請求項1〜3のいずれかに記載の電流制御型半導体素子用駆動回路において、
前記検出手段は、前記電流制御型半導体素子を流れる駆動電流の電圧降下を検出する電圧降下検出回路であることを特徴とする電流制御型半導体素子用駆動回路。 - 請求項1〜6のいずれかに記載の電流制御型半導体素子用駆動回路において、
前記インピーダンス制御手段は、前記電流制御型半導体素子をターンオフさせる指令信号にしたがって前記電荷引き抜き経路のインピーダンスを前記第3の値にしているとき、前記検出手段により前記兆候が検出されなくなっても前記第3の値を保持することを特徴とする電流制御型半導体素子用駆動回路。 - 請求項1〜6のいずれかに記載の電流制御型半導体素子用駆動回路において、
前記インピーダンス制御手段は、前記電流制御型半導体素子をターンオンさせる指令信号にしたがって前記電荷引き抜き経路のインピーダンスを前記第1の値にしているとき、前記指令信号にノイズが生じても前記第1の値を保持することを特徴とする電流制御型半導体素子用駆動回路。
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