JP3504065B2 - 屈折率分布型プラスチック光ファイバ及びその製造方法 - Google Patents
屈折率分布型プラスチック光ファイバ及びその製造方法Info
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Description
信媒体として利用可能な屈折率分布型プラスチック光フ
ァイバ及びその製造方法に関する。
らシングルモードファイバ、マルチモードファイバに分
類することができ、ファイバの屈折率プロフィールから
はステップインデックス型(SI型)、グレーデッドイ
ンデックス型(GI型)に分類することもできる。ま
た、光ファイバは、その素材から石英系、プラスチック
系があり、プラスチック光ファイバは、伝送損失の点で
石英系には及ばないものの大口径のものを得ることが可
能で軸ずれに対する許容が大きいことや柔軟性に優れ取
扱い性がよいといった特徴を生かして主に短距離分野で
用いられている。
ては、ポリカボネート、環状ポリオレフィン、マレイミ
ド系ポリマー等も使われるが、伝送損失の低い点からポ
リメチルメタクリレートが主流となって使われている。
また、プラスチック光ファイバにおいては、SI型が既
に工業化されているが、近年、SI型よりも大容量の情
報伝送が可能なGI型についての開発がなされている。
ら外周部方向に連続的に屈折率が減少する屈折率分布を
有する光ファイバであり、屈折率分布型光ファイバとも
いわれ、大容量の情報伝送に適している。プラスチック
光ファイバにおいて、かかる屈折率分布を形成する方法
としては、屈折率の異なる2種の重合体を用い、そのブ
レンド比率を連続的に変化させる方法(特開平1−26
520号公報)、重合後において屈折率が異なる2種の
単量体を用い、その共重合組成を連続的に変化させる方
法(特開平5−173025号公報、特開平5−173
026号公報)、マトリックス重合体より屈折率の高い
非重合性低分子化合物の存在比率を連続的に変化させる
方法(WO93/08488号公報)等が知られてい
る。
率を変化させる方法では、重合体によっては重合体間の
相分離を生じて散乱損失が大きくなり、また一方でもガ
ラス転移温度が低いと実用上十分な耐熱性を得ることが
できないことから、互いの相溶性がよく、かつ双方がガ
ラス転移温度が高い重合体の組み合わせが必要である
が、かかる重合体の組み合わせを選択することは極めて
困難である。2種の単量体を用いる方法では、共重合系
が完全にランダムな系でない限り、異種単量体の反応性
比に起因するミクロな相分離が生じ散乱損失が大きくな
り、満足すべき伝送性能の光ファイバーを得ることがで
きない。
い非重合性低分子化合物の存在比率を変化させる方法で
は、重合体間の相分離、共重合でのミクロな相分離が生
じず散乱損失が小さい、伝送性能の高い光ファイバーを
得ることができるが、マトリックス中に低分子化合物を
含有するため、光ファイバーが可塑化され、ガラス転移
温度低下による耐熱性、力学特性が大幅に低下し、ま
た、長期或いは高温下での使用において低分子化合物が
マトリックス中で拡散して光ファイバーの屈折率分布が
崩れ伝送特性が劣化する等の問題を有する。
体を用いても、非重合性化合物を存在させるときは、相
分離に起因する散乱の低減した屈折率分布型プラスチッ
ク光ファイバの得られることを見い出したものであり、
本発明の目的は、低損失で、かつ経時安定性、熱安定性
を有する屈折率分布型プラスチック光ファイバを提供す
ることにある。
で示される単量体からなる重合体(A)、重合体(A)
よりも屈折率が高い重合体(B)及び分子量100〜
1,000の非重合性化合物(C)とから構成された光
ファイバであって、重合体(B)が、非重合性化合物
(C)の共存下に、ファイバ中心部から外周部方向に連
続的に減少するブレンド比で存在することを特徴とする
屈折率分布型プラスチック光ファイバ、
(A)30〜60wt%、重合体(A)よりも屈折率が
高い重合体(B)の単量体(b)69〜10wt%及び
分子量100〜1,000の非重合性化合物(C)1〜
40wt%とからなる紡糸原液をファイバ状に賦形した
後、加温下にファイバ外周部から単量体(b)の一部を
加熱揮発させ、さらに単量体(b)を重合硬化させるこ
とを特徴とする屈折率分布型プラスチック光ファイバ及
びその製造方法、
合体(A)30〜60wt%、重合体(A)よりも屈折
率が高い重合体(B)の単量体(b)69〜10wt%
及び分子量100〜1,000の非重合性化合物(C)
1〜40wt%とからなり、単量体(b)の組成比が異
なる複数の紡糸原液を、多層複合紡糸ノズルを用いて単
量体(b)の濃度がファイバ中心部から外周部方向に減
少するように同心円状に積層した状態で吐出し、吐出中
または吐出後に隣接する層間で単量体(b)を加温下に
拡散させた後、単量体(b)を重合硬化することを特徴
とする屈折率分布型プラスチック光ファイバの製造方
法、にある。
のマトリックスを構成する重合体(A)は、前記式
[1]で示される5員環のラクトン構造を有する単量体
を主成分とする重合体である。前記式[1]で示される
単量体としては、例えばα−メチレン−γ−ブチロラク
トン、α−メチレン−4,4−ジメチル−γ−ブチロラ
クトン、α−メチレン−4−エチル−γ−ブチロラクト
ン、α−メチレン−4,4−ビス(トリフルオロメチ
ル)−γ−ブチロラクトン、α−メチレン−4−フェニ
ル−γ−ブチロラクトン、α−メチレン−4−シクロヘ
キシル−γ−ブチロラクトン等が挙げられる。これら単
量体の合成は、Angew.Chem.Ed.Eng
l、第24巻、第94頁(1985)、有機合成化学協
会誌、第39巻、第58頁(1981)等にて公知の方
法にて行われる。
合体(A)は、そのガラス転移温度が、例えばα−メチ
レン−γ−ブチロラクトン単独重合体が190℃、α−
メチレン−4,4−ジメチル−γ−ブチロラクトン単独
重合体が180℃、α−メチレン−4−エチル−γ−ブ
チロラクトン単独重合体が160℃であり、マトリック
ス中に非重合性化合物を含有しても、光ファイバは、1
00℃以上のガラス転移温度を維持し、実用上の耐熱性
を有する。重合体は、前記式[1]で示される単量体の
単独重合体或いは共重合体若しくはこれらのブレンド重
合体であってもよい。
合体(A)は、前記式[1]で示される単量体をラジカ
ル重合することにより得ることができ、重合に際しては
アゾ系、パーオキサイド系等の熱重合開始剤またはベン
ゾフェノン系、フェニルケトン系等の光重合開始剤等を
用いることが好ましく、また所望の分子量に調整するた
め、n−ブチルメルカプタン、t−ブチルメルカプタ
ン、n−オクチルメルカプタン、n−ドデシルメルカプ
タン、t−ドデシルメルカプタン等の連鎖移動剤やハイ
ドロキノン等の重合禁止剤を用いることもできる。ま
た、光重合させる際の光源としては、炭素アーク灯、低
圧水銀灯、高圧水銀灯、ケミカルランプ、キセノンラン
プ、メタルハライドランプ、レーザー光等が用いられ
る。
を構成する重合体(B)は、重合体(A)よりも屈折率
が高い重合体であり、重合体(B)としては、好ましく
はメタクリル酸ベンジルの単独重合体または共重合体が
挙げられる。例えばα−メチレン−4,4−ジメチル−
γ−ブチロラクトン単独重合体の屈折率は1.504で
あるが、メタクリル酸ベンジルの単独重合体の屈折率は
1.568である。また、相分離による散乱損失をより
低減させるため、重合体(B)が、メタクリル酸ベンジ
ルと前記式[1]で示される単量体との共重合体である
ことがより好ましい。
1,000の非重合性の化合物であり、2種の重合体を
用いる際の散乱低減効果を与える。分子量が小さすぎる
と、散乱低減効果の発現が不十分であり、また、分子量
が大きすぎると、非重合性化合物(C)の凝集が生じ易
くなり、逆に散乱を増加させる。
えば安息香酸ベンジル等の安息香酸エステル類、フタル
酸ジフェニル等のフタル酸エステル類、リン酸トリフェ
ニル等のリン酸エステル類、亜リン酸トリクレジル等の
亜リン酸エステル類等が挙げられ、用いる重合体(A)
に対応させて重合体(A)と相溶性を有するものが好ま
しく用いられる。
イバにおける屈折率分布は、非重合性化合物(C)の共
存下に、高屈折率の重合体(B)がファイバ中心部から
外周部方向に連続的に減少するブレンド比で存在するこ
とにより形成されている。この屈折率分布は、光ファイ
バの伝送帯域を広くするためには、光ファイバ中での屈
折率がファイバ中心部から外周部方向に二次の減少関数
で表される分布であることが好ましい。
イバは、以下説明する方法で製造することができる。例
えば、その一つは、(1)前記式[1]で示される単量
体の重合体(A)30〜60wt%、重合体(A)より
も屈折率が高い重合体(B)の単量体(b)69〜10
wt%及び分子量100〜1,000の非重合性化合物
(C)1〜40wt%とからなり合計100wt%の紡
糸原液を、紡糸ノズルを用いて吐出してファイバ状に賦
形した後、ファイバを加熱してファイバ外周部から単量
体(b)の一部を揮発させることにより、単量体(b)
の存在比率をファイバ中心部から外周部方向に減少さ
せ、さらに単量体(b)を重合硬化させる方法である。
この単量体(b)の加熱揮発処理の際、非重合性化合物
(C)の一部を同時に揮発させ非重合性化合物(C)の
濃度勾配を形成してもよい。
体の重合体(A)30〜60wt%、重合体(A)より
も屈折率が高い重合体(B)の単量体(b)69〜10
wt%及び分子量100〜1,000の非重合性化合物
(C)1〜40wt%とからなり合計100wt%であ
って、単量体(b)の組成比が異なる複数の紡糸原液
を、多層複合紡糸ノズルを用いて単量体(b)の濃度が
ファイバ中心部から外周部方向に減少するように同心円
状に積層した状態で吐出し、吐出中または吐出後に隣接
する層間で単量体(b)を加温下に拡散させた後、単量
体(b)を重合硬化する方法である。また、各紡糸原液
においては、非重合性化合物(C)の濃度が同じでもよ
いし、ファイバ中心部から外周部方向に減少するように
してもよく、さらに単量体(b)を拡散させる際、非重
合性化合物(C)を拡散させ濃度勾配を形成してもよ
い。
液は、前記式[1]で示される単量体を非重合性化合物
(C)の存在下で重合した重合体(A)を、重合体
(B)の単量体(b)と非重合性化合物(C)に溶解さ
せることにより調製できる。
%未満では、紡糸時の安定性が低下し、60wt%を超
えると、単量体(b)の拡散或いは揮発が十分に起こら
ず好ましい屈折率分布が得られない。紡糸原液における
単量体(b)が10wt%未満では、屈折率分布の連続
性を維持することが困難となり、69wt%を超える
と、賦形後の重合で未反応の単量体が残存し易く伝送特
性が低下する。また、紡糸原液における非重合性化合物
(C)が1wt%未満では、散乱低減効果が少なく、4
0wt%を超えると、光ファイバの機械的強度が低下す
る。紡糸原液は、紡糸性の点から、好ましくは粘度10
3〜108ポイズとする。
液を用い、中実繊維用の紡糸ノズルを用いて行うが、
(2)の方法では、紡糸は、複数の紡糸原液を用い、同
心円状に吐出スリットを有する多層複合紡糸ノズルを用
いて中心部側から単量体(b)の含有量の多い順に各紡
糸原液を配置して吐出する。
中または吐出後に、加温により形成中の或いは形成後の
隣接する層間で単量体(b)を拡散させ、さらに単量体
(b)を熱または光重合硬化させてファイバ内の屈折率
分布を固定する。この単量体(b)の拡散は、得られる
ファイバ内のでの単量体(b)の重合体(B)のファイ
バ中心部から外周部方向に連続的に減少するブレンド比
を滑らかなものとする。また、この単量体(b)を拡散
させる際、非重合性化合物(C)も拡散させ非重合性化
合物(C)のファイバ中心部から外周部方向に減少する
濃度勾配を形成することもできる。
される単量体の重合と同様に、ラジカル重合により行う
ことができ、熱重合、光重合等の重合方式に応じて熱ま
たは光重合開始剤等の重合開始剤を紡糸原液に予め適宜
添加しておくことが好ましく、また所望の分子量に調整
するため連鎖移動剤や重合禁止剤を添加しておくことも
できる。
る。
チロラクトン)60重量部、メタクリル酸ベンジル20
重量部、安息香酸ベンジル20重量部、1−ヒドロキシ
シクロヘキシルフェニルケトン0.2重量部、ハイドロ
キノン0.1重量部を70℃で加熱混練し、紡糸原液と
なる重合体混合物を調製した。この重合体混合物を、ス
クリュー型押出機に供給し70℃で円形紡糸ノズルから
吐出し、直径1mmのストランドファイバに賦形した。
重合体混合物の吐出時の粘度は5.2×104ポイズで
あった。引き続き、このファイバを75℃で40分加熱
してファイバ外周部からメタクリル酸ベンジルと安息香
酸ベンジルを拡散揮発させた後、ケミカルランプ12本
を円状に配置して形成した長さ120cmの紫外線照射
域を通過させメタクリル酸ベンジルを重合硬化させて光
ファイバを得た。
顕微鏡により光ファイバ断面の屈折率分布を測定したと
ころ、屈折率が中心部から外周部方向に連続的に減少し
ていることが確認され、中心部の屈折率が1.532、
外周部の屈折率が1.510であった。また、得られた
光ファイバの伝送特性を測定したところ、伝送損失が1
85dB/km(波長650nm)、伝送帯域が1.9
GHzであった。この光ファイバを85℃雰囲気下で3
ヶ月暴露したが、伝送損失が187dB/km(波長6
50nm)、伝送帯域が1.9GHzであり、初期性能
を維持していた。
トバック法、励振NA=0.1で行い、伝送帯域の測定
は浜松ホトニクス社製サンプリングオシロスコープ、東
芝社製半導体レーザーTOLD9410を用い、波長6
50nm、励振NA=0.65、ファイバ長100mの
条件で、インパルス応答法により−3dB帯域を求め
た。
チロラクトン)45重量部、α−メチレン−γ−ブチロ
ラクトン15重量部、メタクリル酸ベンジル20重量
部、安息香酸ベンジル20重量部、1−ヒドロキシシク
ロヘキシルフェニルケトン0.2重量部、ハイドロキノ
ン0.1重量部を70℃で加熱混練し、紡糸原液となる
重合体混合物を調製した。この重合体混合物を、スクリ
ュー型押出機に供給し70℃で円形紡糸ノズルから吐出
し、直径1mmのストランドファイバに賦形した。重合
体混合物の吐出時の粘度は3.3×104ポイズであっ
た。引き続き、このファイバを75℃で40分加熱して
ファイバ外周部からメタクリル酸ベンジルと安息香酸ベ
ンジルを拡散揮発させた後、ケミカルランプ12本を円
状に配置して形成した長さ120cmの紫外線照射域を
通過させメタクリル酸ベンジルを重合硬化させて光ファ
イバを得た。
顕微鏡により光ファイバ断面の屈折率分布を測定したと
ころ、屈折率が中心部から外周部方向に連続的に減少し
ていることが確認され、中心部の屈折率が1.535、
外周部の屈折率が1.508であった。また、得られた
光ファイバの伝送特性を測定したところ、伝送損失が1
70dB/km(波長650nm)、伝送帯域が2.1
GHzであった。この光ファイバを85℃雰囲気下で3
ヶ月暴露したが、伝送損失が170dB/km(波長6
50nm)、伝送帯域が2.1GHzであり、初期性能
を維持していた。
及び非重合性化合物を下記の組成比で70℃で加熱混練
し、第1〜第3紡糸原液を調製した。 第1紡糸原液:ポリ(α−メチレン−γ−ブチロラクトン)50重量部 メタクリル酸ベンジル30重量部 安息香酸ベンジル20重量部 1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン0.2重量部 ハイドロキノン0.1重量部 第2紡糸原液:ポリ(α−メチレン−γ−ブチロラクトン)60重量部 メタクリル酸ベンジル20重量部 安息香酸ベンジル20重量部 1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン0.2重量部 ハイドロキノン0.1重量部 第3紡糸原液:ポリ(α−メチレン−γ−ブチロラクトン)60重量部 メタクリル酸ベンジル20重量部 安息香酸ベンジル20重量部 1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン0.2重量部 ハイドロキノン0.1重量部
円状に配置の多層複合紡糸ノズルを用い、中心部に第1
紡糸原液、最外周部に第3紡糸原液になるように吐出
し、さらに75℃に保った長さ90cmの保温筒を通過
させることによりストランドファイバ中の隣接する層間
でメタクリル酸ベンジル、安息香酸ベンジルを相互拡散
させ、その後 ケミカルランプ12本を円状に配置して
形成した長さ120cmの紫外線照射域を通過させメタ
クリル酸ベンジルを光重合させ、ニップローラーで0.
5m/分の速度で巻き取って直径1mmの光ファイバを
得た。なお、各紡糸原液の吐出時の粘度は、第1紡糸原
液が4.2×104ポイズ、第2紡糸原液が3.5×1
04ポイズ、第3紡糸原液が2.2×104ポイズであっ
た。
顕微鏡により光ファイバ断面の屈折率分布を測定したと
ころ、屈折率が中心部から外周部方向に連続的に減少し
ていることが確認され、中心部の屈折率が1.537、
外周部の屈折率が1.523であった。また、得られた
光ファイバの伝送特性を測定したところ、伝送損失が1
75dB/km(波長650nm)、伝送帯域が3.3
GHzであった。この光ファイバを85℃雰囲気下で3
ヶ月暴露したが、伝送損失が178dB/km(波長6
50nm)、伝送帯域が3.2GHzであり、初期性能
を維持していた。
及び非重合性化合物を下記の組成比で70℃で加熱混練
し、第1〜第3紡糸原液を調製した。 第1紡糸原液:ポリ(α−メチレン−4,4−ジメチル−ブチロラクトン) 40重量部 α−メチレン−4,4−ジメチル−ブチロラクトン10重量部 メタクリル酸ベンジル30重量部 安息香酸ベンジル20重量部 1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン0.2重量部 ハイドロキノン0.1重量部 第2紡糸原液:ポリ(α−メチレン−4,4−ジメチル−ブチロラクトン) 50重量部 α−メチレン−4,4−ジメチル−ブチロラクトン10重量部 メタクリル酸ベンジル20重量部 安息香酸ベンジル20重量部 1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン0.2重量部 ハイドロキノン0.1重量部 第3紡糸原液:ポリ(α−メチレン−4,4−ジメチル−ブチロラクトン) 60重量部 α−メチレン−4,4−ジメチル−ブチロラクトン10重量部 メタクリル酸ベンジル10重量部 安息香酸ベンジル20重量部 1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン0.2重量部 ハイドロキノン0.1重量部
円状に配置の多層複合紡糸ノズルを用い、中心部に第1
紡糸原液、最外周部に第3紡糸原液になるように吐出
し、さらに75℃に保った長さ90cmの保温筒を通過
させることによりストランドファイバ中の隣接する層間
でα−メチレン−γ−ブチロラクトン、メタクリル酸ベ
ンジル、安息香酸ベンジルを相互拡散させ、その後 ケ
ミカルランプ12本を円状に配置して形成した長さ12
0cmの紫外線照射域を通過させα−メチレン−γ−ブ
チロラクトン、メタクリル酸ベンジルを光重合させ、ニ
ップローラーで0.5m/分の速度で巻き取って直径1
mmの光ファイバを得た。なお、各紡糸原液の吐出時の
粘度は、第1紡糸原液が2.9×104ポイズ、第2紡
糸原液が1.9×104ポイズ、第3紡糸原液が1.1
×104ポイズであった。
顕微鏡により光ファイバ断面の屈折率分布を測定したと
ころ、屈折率が中心部から外周部方向に連続的に減少し
ていることが確認され、中心部の屈折率が1.541、
外周部の屈折率が1.522であった。また、得られた
光ファイバの伝送特性を測定したところ、伝送損失が1
59dB/km(波長650nm)、伝送帯域が2.6
GHzであった。この光ファイバを85℃雰囲気下で3
ヶ月暴露したが、伝送損失が161dB/km(波長6
50nm)、伝送帯域が2.7GHzであり、初期性能
を維持していた。
3紡糸原液に安息香酸ベンジルを用いず、その分をα−
メチレン−4,4−ジメチル−γ−ブチロラクトンにそ
れぞれ代える以外は、実施例4と同様にして直径1mm
の光ファイバを得た。なお、各紡糸原液の吐出時の粘度
は、第1紡糸原液が2.1×104ポイズ、第2紡糸原
液が1.2×104ポイズ、第3紡糸原液が0.7×1
04ポイズであった。
顕微鏡により光ファイバ断面の屈折率分布を測定したと
ころ、屈折率が中心部から外周部方向に連続的に減少し
ていることが確認され、中心部の屈折率が1.533、
外周部の屈折率が1.510であった。また、得られた
光ファイバの伝送特性を測定したところ、伝送損失が2
05dB/km(波長650nm)、伝送帯域が2.5
GHzであり、非重合性化合物の安息香酸ベンジルを含
んでいないため実施例4で得た光ファイバに比べ伝送損
失が劣っていた。
−メチレン−4,4−ジメチル−γ−ブチロラクトン)
をポリ(メチルメタクリレート)に、α−メチレン−
4,4−ジメチル−γ−ブチロラクトンをメチルメタク
リレートにそれぞれ代える以外は、実施例4と同様にし
て直径1mmの光ファイバを得た。なお、各紡糸原液の
吐出時の粘度は、第1紡糸原液が3.2×104ポイ
ズ、第2紡糸原液が2.3×104ポイズ、第3紡糸原
液が1.5×104ポイズであった。
顕微鏡により光ファイバ断面の屈折率分布を測定したと
ころ、屈折率が中心部から外周部方向に連続的に減少し
ていることが確認され、中心部の屈折率が1.539、
外周部の屈折率が1.520であった。また、得られた
光ファイバの伝送特性を測定したところ、伝送損失が1
62dB/km(波長650nm)、伝送帯域が2.2
GHzであった。この光ファイバを85℃雰囲気下で3
ヶ月暴露したところ、伝送損失が186dB/km(波
長650nm)、伝送帯域が0.6GHzであり、実施
例4で得た光ファイバに比べ伝送損失、伝送帯域の低下
が大きかった。
ァイバは、2種の重合体を用いていながら、非重合性化
合物が散乱低減効果を与え、広帯域で損失が少ない光フ
ァイバであり、大容量の光情報通信媒体として好適なる
ものであり、また、実用上十分な耐熱性を有し、伝送特
性の経時安定性、熱安定性を有するものである。
Claims (4)
- 【請求項1】 下記式[1]で示される単量体からなる
重合体(A)、重合体(A)よりも屈折率が高い重合体
(B)及び分子量100〜1,000の非重合性化合物
(C)とから構成された光ファイバであって、重合体
(B)が、非重合性化合物(C)の共存下に、ファイバ
中心部から外周部方向に連続的に減少するブレンド比で
存在することを特徴とする屈折率分布型プラスチック光
ファイバ。 【化1】 - 【請求項2】 重合体(B)がメタクリル酸ベンジルの
単独重合体または共重合体である請求項1記載の屈折率
分布型プラスチック光ファイバ。 - 【請求項3】 下記式[1]で示される単量体の重合体
(A)30〜60wt%、重合体(A)よりも屈折率が
高い重合体(B)の単量体(b)69〜10wt%及び
分子量100〜1,000の非重合性化合物(C)1〜
40wt%とからなる紡糸原液をファイバ状に賦形した
後、加温下にファイバ外周部から単量体(b)の一部を
揮発させ、さらに単量体(b)を重合硬化させることを
特徴とする屈折率分布型プラスチック光ファイバ及びそ
の製造方法。 【化2】 - 【請求項4】 下記式[1]で示される単量体の重合体
(A)30〜60wt%、重合体(A)よりも屈折率が
高い重合体(B)の単量体(b)69〜10wt%及び
分子量100〜1,000の非重合性化合物(C)1〜
40wt%とからなり、単量体(b)の組成比が異なる
複数の紡糸原液を、多層複合紡糸ノズルを用いて単量体
(b)の濃度がファイバ中心部から外周部方向に減少す
るように同心円状に積層した状態で吐出し、吐出中また
は吐出後に隣接する層間で単量体(b)を加温下に拡散
させた後、単量体(b)を重合硬化することを特徴とす
る屈折率分布型プラスチック光ファイバの製造方法。 【化3】
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|---|---|---|---|
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Applications Claiming Priority (1)
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|---|---|---|---|
| JP09186996A JP3504065B2 (ja) | 1996-03-22 | 1996-03-22 | 屈折率分布型プラスチック光ファイバ及びその製造方法 |
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| JPH09258042A JPH09258042A (ja) | 1997-10-03 |
| JP3504065B2 true JP3504065B2 (ja) | 2004-03-08 |
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ID=14038573
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-
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