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JP3595025B2 - ビタミンd3 誘導体およびその製造法 - Google Patents

ビタミンd3 誘導体およびその製造法 Download PDF

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JP3595025B2 JP13782195A JP13782195A JP3595025B2 JP 3595025 B2 JP3595025 B2 JP 3595025B2 JP 13782195 A JP13782195 A JP 13782195A JP 13782195 A JP13782195 A JP 13782195A JP 3595025 B2 JP3595025 B2 JP 3595025B2
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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は医薬品として有用なビタミンD誘導体に関する。更に詳しくは、骨形成促進剤、免疫抑制剤、腫瘍細胞増殖抑制剤、高カルシウム血症剤等の医薬品として有用な1α−ヒドロキシビタミンD誘導体、およびその製造法、ならびにその製造中間体に関する。
【0002】
【従来の技術】
ビタミンD代謝物が生体内のカルシウムおよびリン酸塩の物質代謝の制御物質として、極めて重要な働きをしていることは、今までに特許公報や一般文献中の多くの開示を通して十分認識されている。また最近では腫瘍性の骨髄細胞の分化誘導能を有するものも数多く見いだされているなど、さまざまな疾患に対する治療用の薬剤として臨床的用途の増加を見つつある。一方最近、α−ヒドロキシラクトン環をステロイド側鎖に有する新規なビタミンD活性代謝物が見いだされた〔ア−カイブス・オブ・バイオケミストリ−・アンド・バイオフィジクス〈Arch.Bio−chem.Biophys.,204,339−391(1980)〉;フェブス・レタ−ズ(FEBS LETTERS) 134,207−211 (1981)〕。この化合物は1α、25−ジヒドロキシ−ビタミンD−26、23−ラクトンであり、下記に示す構造式で表わされる。
【0003】
【化7】
Figure 0003595025
【0004】
この化合物には血清中のカルシウム濃度低下作用(特開昭58−118516号公報)、腫瘍細胞増殖抑制作用(特開昭58−210011号公報)、骨形成作用促進作用(特開昭60−185715号公報)などの作用があることが報告されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、骨形成促進活性等を有する新規なビタミンD誘導体を見出すことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、かかる目的で鋭意研究した結果、本発明の新規ビタミンD誘導体に到達したものである。
【0007】
すなわち、本発明は下記式(1)
【0008】
【化8】
Figure 0003595025
【0009】
で表わされるビタミンD誘導体である。上記式(1)中、シクロペンテン環のC−1位およびC−4位の不斉中心についての立体配置は、おのおの(R)配置、(S)配置のいずれであってもよい。さらに本発明にはこれら4種の立体異性体の任意の割合の混合物も含まれる。その中でもC−1位の不斉中心が(R)配置であり、C−4位の不斉中心が(S)配置であるもの、およびC−1位の不斉中心が(S)配置であり、C−4位の不斉中心が(S)配置であるものが好ましい。
【0010】
本発明の好ましいビタミンD誘導体の具体例を示すと以下のとおりである。
1)1α−ヒドロキシ−22−[(1−ヒドロキシ−1−メチル)−2−シクロペンテン−4−イル]−23、24、25、26、27−ペンタノル−ビタミンD
2)(1R、4S)−1α−ヒドロキシ−22−[(1−ヒドロキシ−1−メチル)−2−シクロペンテン−4−イル]−23、24、25、26、27−ペンタノル−ビタミンD
3)(1R、4R)−1α−ヒドロキシ−22−[(1−ヒドロキシ−1−メチル)−2−シクロペンテン−4−イル]−23、24、25、26、27−ペンタノル−ビタミンD
4)(1S、4R)−1α−ヒドロキシ−22−[(1−ヒドロキシ−1−メチル)−2−シクロペンテン−4−イル]−23、24、25、26、27−ペンタノル−ビタミンD
5)(1S、4S)−1α−ヒドロキシ−22−[(1−ヒドロキシ−1−メチル)−2−シクロペンテン−4−イル]−23、24、25、26、27−ペンタノル−ビタミンD
さらに本発明には、上記式(1)で表わされるビタミンD誘導体の製造法が包含される。すなわち、下記式(2)
【0011】
【化9】
Figure 0003595025
【0012】
(式中、Rは水素原子、トリ(C1〜C7炭化水素)シリル基、C2〜C7のアシル基、または水酸基の酸素原子と共にアセタール結合を形成する基を表わし、Xは臭素原子または沃素原子を表わす。)
で表わされるシクロペンテン誘導体を、下記式(3)
【0013】
【化10】
Figure 0003595025
【0014】
(式中、R、Rは同一もしくは異なり、水素原子、トリ(C1〜C7炭化水素)シリル基、C2〜C7アシル基、または水酸基の酸素原子と共にアセタール結合を形成する基を表わす。)
で表わされる化合物とをパラジウム触媒の存在下に反応させて、下記式(4)
【0015】
【化11】
Figure 0003595025
【0016】
(式中、R、R、およびRは上記定義に同じ。)
で表わされるビタミンD誘導体を生成させ、次にR、R、およびRがいずれも水素原子であるときを除いて脱保護反応させることを特徴とする上記式(1)で表わされるビタミンD誘導体の製造法である。
【0017】
本発明のビタミンD誘導体の製造法において、出発原料である上記式(2)で表わされるシクロペンテン誘導体のシクロペンテン環のC−1位およびC−4位の不斉中心についての立体配置は、おのおの(R)配置、(S)配置のいずれであってもよい。またそれらの立体異性体の任意の割合の混合物であってもよい。例えば、シクロペンテン環のC−1位の不斉中心が(R)配置であり、C−4位の不斉中心が(S)配置である上記式(2)で表わされるシクロペンテン誘導体を用いた場合には、反応中これらの部位の立体配置は保存され、シクロペンテン環のC−1位の不斉中心が(R)配置であり、C−4位の不斉中心が(S)配置である上記式(1)で表わされるビタミンD誘導体が得られる。
【0018】
同様に、シクロペンテン環のC−1位の不斉中心が(S)配置であり、C−4位の不斉中心が(S)配置である上記式(1)で表わされるシクロペンテン誘導体を用いた場合には、シクロペンテン環のC−1位の不斉中心が(S)配置であり、C−4位の不斉中心が(S)配置である上記式(1)で表わされるビタミンD誘導体が得られる。
【0019】
ここで、R、R、またはRがトリ(C1〜C7炭化水素)シリル基を表わす場合、その具体例として、例えばトリメチルシリル、トリエチルシリル、t−ブチルジメチルシリル基のごときトリ(C1〜C4アルキル)シリル基、t−ブチルジフェニルシリル基のごときジフェニル(C1〜C4アルキル)シリル基等を好ましいものとして挙げることができる。また、R、R、またはRがC1〜C7のアシル基を表わす場合、その具体例として、例えばアセチル、プロピオニル、n−ブチリル、ピバロイル、ベンゾイル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル基等を好ましいものとして挙げることができる。さらに、R、R、またはRが水酸基の酸素原子と共にアセタール結合を形成する基を表わす場合、その具体例として、例えばメトキシメチル、(2−メトキシエトキシ)メチル、2−メトキシ−2−プロピル、2−テトラヒドロフラニル、2−テトラヒドロピラニル基等を好ましいものとして挙げることができる。
【0020】
上記式(4)で表わされるビタミンD誘導体の製造は、上記式(2)で表わされるシクロペンテン誘導体と上記式(3)で表わされる化合物とパラジウム触媒存在下に反応させることにより行なう。ここで用いるパラジウム触媒とは、0価または2価の有機パラジウム化合物および三置換リン化合物(モル比 1:1〜1:10)である。そのような有機パラジウム化合物としては、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム、トリス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム、トリス(ジベンジリデンアセトン)パラジウムクロロホルム、酢酸パラジウム等が挙げられる。またリン化合物としては、例えばトリフェニルホスフィン、トリブチルホスフィンを挙げることができる。これらのなかでもパラジウム触媒としては、トリス(ジベンジリデンアセトン)パラジウムおよびトリフェニルホスフィン、トリス(ジベンジリデンアセトン)パラジウムクロロホルムおよびトリフェニルホスフィン(1:1〜1:10)が好ましい。
【0021】
ここで、上記式(2)で表わされるシクロペンテン誘導体と上記式(3)で表わされる化合物とは化学量論的には等モル反応を行なうが、入手容易な化合物を小過剰用いることが望ましい。また、パラジウム触媒は、上記式(2)で表わされるシクロペンテン誘導体に対して0.1〜100モル%、好ましくは1〜20モル%の範囲で使用される。さらに、三置換リン化合物は、活性なパラジウムを生成するために、有機パラジウム化合物に対して通常1〜10倍量用いられる。
【0022】
本反応で用いる反応溶媒としては、ヘキサン、トルエン等の炭化水素系溶媒、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン等のエーテル系溶媒、N,N−ジメチルホルムアミド、アセトニトリル等の水溶性溶媒、またはこれらの混合溶媒等が挙げられ、いずれも十分に脱気した後に使用することが望ましい。
【0023】
反応温度としては、室温から溶媒の沸点までの範囲が使用される。反応時間は反応温度により異なり、通常、薄層クロマトグラフィー等の分析手段を用いて上記式(2)で表わされるシクロペンテン誘導体、あるいは上記式(3)で表わされる化合物のいずれかが消滅するまで行なうことが望ましい。
【0024】
また、反応系中に生成するハロゲン化水素等の酸を捕捉するために、例えばトリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン等の塩基を加えて反応させることが好ましい。かかる塩基の量としては、上記式(2)で表わされるシクロペンテン誘導体に対して1当量以上用いることが好ましく、溶媒と兼用することもできる。かくして上記式(4)で表わされるビタミンD誘導体が反応系中に生成するが、さらに必要に応じて脱保護反応させることにより、上記式(1)で表わされるビタミンD誘導体とすることができる。
【0025】
かかる脱保護反応の方法としては、よく知られた方法(例えば、Calveley, M.J., Tetrahedron,20,4609−4619, 1987) に準じて行なうことができ、その場合の脱保護剤としては、例えばテトラブチルアンモニウムフロリド、ピリジニウムーpートルエンスルホネート等を挙げることができる。
【0026】
また、前記式(2)で表わされるシクロペンテン誘導体も本発明に含まれる。前記式(2)中、シクロペンテン環のC−1位およびC−4位の不斉中心についての立体配置は、おのおの(R)配置、(S)配置のいずれであってもよい。さらに本発明にはこれら4種の立体異性体の任意の割合の混合物も含まれる。その中でもC−1位の不斉中心が(R)配置であり、C−4位の不斉中心が(S)配置であるもの、およびC−1位の不斉中心が(S)配置であり、C−4位の不斉中心が(S)配置であるものが好ましい。
【0027】
かかる前記式(2)で表わされる本発明のシクロペンテン誘導体の好ましい具体例を示すと以下の通りである。
1)(1R、4R)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)(4E)−オクタヒドロ−4−ブロモメチレン−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピル}−1−トリメチルシリルオキシ−1−メチル−2−シクロペンテン
2)(1R、4S)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)(4E)−オクタヒドロ−4−ブロモメチレン−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピル}−1−トリメチルシリルオキシ−1−メチル−2−シクロペンテン
3)(1S、4R)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)(4E)−オクタヒドロ−4−ブロモメチレン−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピル}−1−トリメチルシリルオキシ−1−メチル−2−シクロペンテン
4)(1S、4S)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)(4E)−オクタヒドロ−4−ブロモメチレン−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピル}−1−トリメチルシリルオキシ−1−メチル−2−シクロペンテン
5)(1R、4R)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)(4E)−オクタヒドロ−4−ブロモメチレン−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピル}−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−メチル−2−シクロペンテン
6)(1R、4S)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)(4E)−オクタヒドロ−4−ブロモメチレン−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピル}−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−メチル−2−シクロペンテン
7)(1S、4R)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)(4E)−オクタヒドロ−4−ブロモメチレン−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピル}−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−メチル−2−シクロペンテン
8)(1S、4S)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)(4E)−オクタヒドロ−4−ブロモメチレン−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピル}−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−メチル−2−シクロペンテン
9)(1R、4R)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)(4E)−オクタヒドロ−4−ヨードメチレン−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピルオキシ}−1−トリメチルシリルオキシ−1−メチル−2−シクロペンテン
10)(1R、4S)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)(4E)−オクタヒドロ−4−ヨードメチレン−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピルオキシ}−1−トリメチルシリルオキシ−1−メチル−2−シクロペンテン
11)(1S、4R)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)(4E)−オクタヒドロ−4−ヨードメチレン−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピルオキシ}−1−トリメチルシリルオキシ−1−メチル−2−シクロペンテン
12)(1S、4S)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)(4E)−オクタヒドロ−4−ヨードメチレン−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピルオキシ}−1−トリメチルシリルオキシ−1−メチル−2−シクロペンテン
13)(1R、4R)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)(4E)−オクタヒドロ−4−ヨードメチレン−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピルオキシ}−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−メチル−2−シクロペンテン
14)(1R、4S)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)(4E)−オクタヒドロ−4−ヨードメチレン−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピルオキシ}−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−メチル−2−シクロペンテン
15)(1S、4R)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)(4E)−オクタヒドロ−4−ヨードメチレン−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピルオキシ}−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−メチル−2−シクロペンテン
16)(1S、4S)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)(4E)−オクタヒドロ−4−ヨードメチレン−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピルオキシ}−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−メチル−2−シクロペンテン
17)(1R、4R)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)(4E)−オクタヒドロ−4−ブロモメチレン−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピル}−1−メチル−2−シクロペンテン−1−オール
18)(1R、4S)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)(4E)−オクタヒドロ−4−ブロモメチレン−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピル}−1−メチル−2−シクロペンテン−1−オール
19)(1S、4R)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)(4E)−オクタヒドロ−4−ブロモメチレン−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピル}−1−メチル−2−シクロペンテン−1−オール
20)(1S、4S)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)(4E)−オクタヒドロ−4−ブロモメチレン−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピル}−1−メチル−2−シクロペンテン−1−オール
21)(1R、4R)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)(4E)−オクタヒドロ−4−ヨードメチレン−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピル}−1−メチル−2−シクロペンテン−1−オール
22)(1R、4S)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)(4E)−オクタヒドロ−4−ヨードメチレン−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピル}−1−メチル−2−シクロペンテン−1−オール
23)(1S、4R)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)(4E)−オクタヒドロ−4−ヨードメチレン−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピル}−1−メチル−2−シクロペンテン−1−オール
24)(1S、4S)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)(4E)−オクタヒドロ−4−ヨードメチレン−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピル}−1−メチル−2−シクロペンテン−1−オール
【0028】
かかる前記式(2)で表わされるシクロペンテン誘導体は、下記のスキームに従って合成することができる。
【0029】
【化12】
Figure 0003595025
【0030】
(上記スキーム中、R、R、およびR12はそれぞれ同一もしくは異なり、水素原子、トリ(C1〜C7炭化水素)シリル基、C2〜C7のアシル基、または水酸基の酸素原子と共にアセタール結合を形成する基を表わす。)
ここでR、およびR12の好ましい具体例は、上記のR、R、Rについて挙げたものと同一のものが挙げられる。
【0031】
また、下記式(5)で表わされるシクロペンテン誘導体も本発明に含まれる。
【0032】
【化13】
Figure 0003595025
【0033】
(式中、R11、は同一もしくは異なり、トリ(C1〜C7炭化水素)シリル基、C2〜C7のアシル基、または水酸基の酸素原子と共にアセタール結合を形成する基を表わす。)
【0034】
上記式(5)中、シクロペンテン環のC−1位およびC−4位の不斉中心についての立体配置は、おのおの(R)配置、(S)配置のいずれであってもよい。さらに本発明にはこれら4種の立体異性体の任意の割合の混合物も含まれる。その中でもC−1位の不斉中心が(R)配置であり、C−4位の不斉中心が(S)配置であるもの、およびC−1位の不斉中心が(S)配置であり、C−4位の不斉中心が(S)配置であるものが好ましい。この化合物は、上記スキームに示したごとく、上記式(2)で表わされるシクロペンテン誘導体に導くことができる。
【0035】
上記式(5)で表わされる本発明のシクロペンテン誘導体の好ましい具体例を示すと以下の通りである。
1)(1R、4R)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)−オクタヒドロ−4−トリメチルシリルオキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピル}−1−トリメチルシリルオキシ−1−メチル−2−シクロペンテン
2)(1R、4S)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)−オクタヒドロ−4−トリメチルシリルオキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピル}−1−トリメチルシリルオキシ−1−メチル−2−シクロペンテン
3)(1S、4R)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)−オクタヒドロ−4−トリメチルシリルオキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピル}−1−トリメチルシリルオキシ−1−メチル−2−シクロペンテン
4)(1S、4S)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)−オクタヒドロ−4−トリメチルシリルオキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピル}−1−トリメチルシリルオキシ−1−メチル−2−シクロペンテン
5)(1R、4R)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)−オクタヒドロ−4−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピル}−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−メチル−2−シクロペンテン
6)(1R、4S)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)−オクタヒドロ−4−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピル}−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−メチル−2−シクロペンテン
7)(1S、4R)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)−オクタヒドロ−4−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピル}−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−メチル−2−シクロペンテン
8)(1S、4S)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)−オクタヒドロ−4−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピル}−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−メチル−2−シクロペンテン
9)(1R、4R)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)−オクタヒドロ−4−ヒドロキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピル}−1−メチル−2−シクロペンテン−1−オール
10)(1R、4S)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)−オクタヒドロ−4−ヒドロキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピル}−1−メチル−2−シクロペンテン−1−オール
11)(1S、4R)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)−オクタヒドロ−4−ヒドロキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピル}−1−メチル−2−シクロペンテン−1−オール
12)(1S、4S)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)−オクタヒドロ−4−ヒドロキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピル}−1−メチル−2−シクロペンテン−1−オール
さらに上記式(6)で表わされるシクロペンテン誘導体も本発明に含まれる。
【0036】
【化14】
Figure 0003595025
【0037】
(式中、R12は水素原子、トリ(C1〜C7炭化水素)シリル基、C2〜C7のアシル基、または水酸基の酸素原子と共にアセタール結合を形成する基を表わす。)
【0038】
上記式(6)中、シクロペンテン環のC−1位およびC−4位の不斉中心についての立体配置は、おのおの(R)配置、(S)配置のいずれであってもよい。さらに本発明にはこれら4種の立体異性体の任意の割合の混合物も含まれる。その中でもC−1位の不斉中心が(R)配置であり、C−4位の不斉中心が(S)配置であるもの、およびC−1位の不斉中心が(S)配置であり、C−4位の不斉中心が(S)配置であるものが好ましい。この化合物は、前記スキームに示したごとく、前記式(2)で表わされるシクロペンテン誘導体に導くことができる。
【0039】
かかる上記式(6)で表わされる本発明のシクロペンテン誘導体の好ましい具体例を示すと以下の通りである。
1)(1R、4R)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)−オクタヒドロ−4−オキソ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピル}−1−トリメチルシリルオキシ−1−メチル−2−シクロペンテン
2)(1R、4S)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)−オクタヒドロ−4−オキソ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピル}−1−トリメチルシリルオキシ−1−メチル−2−シクロペンテン
3)(1S、4R)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)−オクタヒドロ−4−オキソ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピル}−1−トリメチルシリルオキシ−1−メチル−2−シクロペンテン
4)(1S、4S)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)−オクタヒドロ−4−オキソ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピル}−1−トリメチルシリルオキシ−1−メチル−2−シクロペンテン
5)(1R、4R)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)−オクタヒドロ−4−オキソ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピル}−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−メチル−2−シクロペンテン
6)(1R、4S)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)−オクタヒドロ−4−オキソ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピル}−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−メチル−2−シクロペンテン
7)(1S、4R)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)−オクタヒドロ−4−オキソ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピル}−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−メチル−2−シクロペンテン
8)(1S、4S)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)−オクタヒドロ−4−オキソ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピル}−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−メチル−2−シクロペンテン
【0040】
【実施例】
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本発明はこれによって限定されるものではない。
【0041】
[実施例1]
(2R)−2−[(1R、7aR)−オクタヒドロ−4−トリメチルシリルオキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピル−p−トルエンスルホネ−トの製造
【0042】
【化15】
Figure 0003595025
【0043】
100mlナスフラスコに化合物(7)、(2R)−2−[(1R、7aR)(4E)−オクタヒドロ−4−ヒドロキシ−7a−メチル−1−H−インデン−1−イル]−プロパノールを2.0gとp−トルエンスルホニルクロリド2.3gを入れ、乾燥したジクロロメタン10mlに溶かして氷冷下、攪拌した。ここにピリジン4mlを加え、氷冷下6時間攪拌した。反応液を酢酸エチル100ml−水20mlの中に注ぎ、抽出した。有機層を飽和硫酸水素カリウム水、飽和重曹水、飽和食塩水で2回洗浄した後、無水硫酸マグネシウム上にて乾燥した。乾燥剤を濾別し、溶媒を減圧下留去し、粗体4.2gを得た。これを100mlナスフラスコに入れ、イミダゾール2.04gを加え、ここに乾燥したジクロロメタン20ml入れて、氷冷下、攪拌した。ここにトリメチルシリルクロリド1.91mlを加えて室温にて一晩攪拌した。反応液を酢酸エチル100ml−水20mlの中に注ぎ、抽出した。飽和食塩水で2回洗浄した後、無水硫酸マグネシウム上にて乾燥した。乾燥剤を濾別し、溶媒を減圧下留去し、粗体4.07gを得た。これをシリカゲルカラム(IR−60、200g、ヘキサン/酢酸エチル=9/1)で精製を行ない、目的物(8)、(2R)−2−[(1R、7aR)−オクタヒドロ−4−トリメチルシリルオキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピル−p−トルエンスルホネートを3.27g(収率87%)得た。
【0044】
H−NMR(CDCl δppm)
7.78(d 2H J=18Hz ) 7.34(d 2H J=18Hz ) 3.9〜4.0(m 1H )
3.95(dd 1H J=3 & 9.2Hz ) 3.79(dd 1H J=4.3 & 9.2Hz ) 2.45(s 3H )
1.00〜2.00(m 13H ) 0.89(d 3H J=18Hz ) 0.83(s 3H ) 0.03(s 9H)
【0045】
[実施例2]
(2R)−2−[(1R、7aR)−オクタヒドロ−4−トリメチルシリルオキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−ヨードプロパンの製造
【0046】
【化16】
Figure 0003595025
【0047】
500mlナスフラスコに化合物(8)、(2R)−2−[(1R、7aR)−オクタヒドロ−4−トリメチルシリルオキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピル−p−トルエンスルホネート3.27gをアセトン200mlに溶かし、ここに沃化ナトリウム5gを入れ、一晩加熱還流を行なった。反応液を放冷後、析出物を瀘別し、減圧下溶媒を留去した。残査にエーテル300ml,水200mlを加え分液し、水層よりエーテル200mlで抽出後、有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水、飽和食塩水で2回洗浄した。これを無水硫酸マグネシウム上にて乾燥し、乾燥剤を濾別し、溶媒を減圧下留去し、粗体4.5gを得た。これをシリカゲルカラム(IR−60、80g、ヘキサン、)で精製し、目的物(9)、(2R)−2−[(1R、7aR)−オクタヒドロ−4−トリメチルシリルオキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−ヨードプロパンを2.72g(収率94%)得た。
【0048】
H−NMR(CDCl δppm)
3.99(m 1H ) 3.33(dd 1H J=2 & 5Hz ) 3.17(dd 1H J=5 & 9Hz )
1.00〜2.00(m 13H ) 0.99(d 3H J=5.6Hz ) 0.92(s 3H ) 0.05(s 9H )
【0049】
[実施例3]
(4S)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)−オクタヒドロ−4−トリメチルシリルオキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピル}−2−シクロペンテン−1−オンの製造
【0050】
【化17】
Figure 0003595025
【0051】
100 mlナスフラスコにエーテル10mlを入れ、−78℃に冷却し、ここにt−ブチルリチウムのヘキサン溶液(1.54mol/L) 14.3mlをいれた。化合物(9)、(2R)−2−[(1R、7aR)−オクタヒドロ−4−トリメチルシリルオキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−ヨードプロパン3.94gをエーテル10ml溶かして上記溶液に加え、−78℃で1時間攪拌した。沃化銅2.1g、トリ(n−ブチル)ホスフィン5.5mlをTHF10mlに溶かし、上記反応液に加えて−78℃にて1時間攪拌した。ここに(4S)−4−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−2−シクロペンテン−1−オン2.54gをTHF10mlに溶かして加えた後、−40℃で2時間攪拌した。これを飽和塩化アンモニウム水溶液30mlの中に注ぎ、エーテル50ml、30mlにて抽出した。有機層を飽和食塩水で2回洗浄した後、無水硫酸ナトリウム上にて乾燥し、乾燥剤を濾別し、溶媒を減圧下留去し、粗体11.7gを得た。これをジクロロメタン150mlに溶かし、1、8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセン2mlを入れ、室温にて一晩攪拌した。これにエーテル400mlを加え、飽和硫酸水素カリウム水、飽和炭酸水素ナトリウム水、飽和食塩水でそれぞれ洗浄し、無水硫酸マグネシウム上にて乾燥した。乾燥剤を濾別し、溶媒を減圧下留去し、粗体10.9gを得た。これをシリカゲルカラム(IR−60、400g、ヘキサン/酢酸エチル=40/1、19/1、9/1)で精製を行ない、目的物(10)、(4S)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)−オクタヒドロ−4−トリメチルシリルオキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピル}−2−シクロペンテン−1−オンを1.76g(収率50%)得た。
【0052】
H−NMR(CDCl δppm)
7.57(dd 1H J=2.3 & 5.6Hz ) 6.10(dd 1H J=2 & 5.6Hz ) 3.99(m 1H )
2.80〜3.10(m 1H ) 2.50(dd 1H J=6.3 & 18.8Hz ) 1.00〜2.00(m 16H )
0.97(d 3H J=6.3Hz ) 0.90(s 3H ) 0.05(s 9H )
【0053】
[実施例4]
(1R、4S)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)−オクタヒドロ−4−トリメチルシリルオキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピル}−1−メチル−2−シクロペンテン−1−オールおよび(1S、4S)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)−オクタヒドロ−4−トリメチルシリルオキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピル}−1−メチル−2−シクロペンテン−1−オールの製造
【0054】
【化18】
Figure 0003595025
【0055】
300mlナスフラスコに化合物(10)、(4S)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)−オクタヒドロ−4−トリメチルシリルオキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピル}−2−シクロペンテン−1−オン1.76gをとり、THF150mlを加えて攪拌し、−78℃に冷却した。ここにメチルリチウムのエーテル溶液(1.16mol/L)6.5mlを加え、15分間攪拌した。飽和食塩水50mlを入れ、過剰のメチルリチウムを分解し、エーテル100mlを加え、分液した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウム上で乾燥した。乾燥剤を濾別後、溶媒を減圧留去し、粗体をシリカゲルカラム(メルクゲル;300g、ヘキサン/酢酸エチル=15/1〜9/1)で精製を行ない、目的物(11)、(1R、4S)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)−オクタヒドロ−4−トリメチルシリルオキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピル}−1−メチル−2−シクロペンテン−1−オールを1.55g(収率84%)、および目的物(12)、(1S、4S)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)−オクタヒドロ−4−トリメチルシリルオキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピル}−1−メチル−2−シクロペンテン−1−オールを0.27g(収率14%)得た。
【0056】
化合物(11)のH−NMR(D−アセトン δppm)
5.40〜5.60(m 2H ) 4.00(brs 1H ) 2.50〜2.70(m 1H )
0.90〜2.20(m 18H )1.18(s 3H ) 0.88(d 3H J=5Hz ) 0.87(s 3H )
0.03(s 9H )
化合物(12)のH−NMR(D−アセトンδppm)
5.54(s 2H ) 3.90〜4.00(m 1H ) 2.80〜3.00(m 1H )
0.90 〜2.10(m 18H ) 1.26(s 3H ) 0.87(d 3H J=6.3Hz ) 0.87(s 3H )
0.03(s 9H )
【0057】
[実施例5]
(1R、4S)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)−オクタヒドロ−4−ヒドロキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピル}−1−メチル−2−シクロペンテン−1−オールの製造
【0058】
【化19】
Figure 0003595025
【0059】
100mlナスフラスコに化合物(11)、(1R、4S)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)−オクタヒドロ−4−トリメチルシリルオキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピル}−1−メチル−2−シクロペンテン−1−オールを1.55gとり、次にTHF20ml加えて氷冷下攪拌した。ここにテトラ−n−ブチルアンモニウムフロリドのTHF溶液(1mol/L)5.1mlを加え、同温で1時間攪拌した。反応液をエーテル100ml−水30mlの中に注ぎ、抽出した。有機層を飽和食塩水で4回洗浄した後、無水硫酸マグネシウム上にて乾燥した。乾燥剤を濾別し、溶媒を減圧下留去し、粗体1.29gを得た。これをシリカゲルカラム(IR−60、150g、ヘキサン/酢酸エチル=15/1〜1/1)で精製を行ない、目的物(13)、(1R、4S)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)−オクタヒドロ−4−トリメチルシリルオキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピル}−1−メチル−2−シクロペンテン−1−オール1.21g(収率97%)を得た。
【0060】
同様に、化合物(12)、(1S、4S)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)−オクタヒドロ−4−トリメチルシリルオキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピル}−1−メチル−2−シクロペンテン−1−カルボン酸オール260mgを処理し、目的物(14)、(1S、4S)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)−オクタヒドロ−4−ヒドロキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピル}−1−メチル−2−シクロペンテン−1−オールを174mg(収率84%)得た。
【0061】
化合物(13)のH−NMR(D−アセトン δppm)
5.50〜5.70(m 2H ) 4.08(brs 1H ) 2.60〜2.80(m 1H )
1.00〜2.20(m 19H ) 1.32(s 3H ) 1.06(s 3H ) 1.03(d 3H J=9.3Hz )
化合物(14)のH−NMR(D−アセトン δppm)
5.59(s 2H ) 4.08(brs 1H ) 2.80〜3.00(m 1H ) 1.00〜2.30(m 19H )
1.32(s 3H ) 0.98(s 3H ) 0.93(d 3H J=9.6Hz )
【0062】
[実施例6]
(1R、4S)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)−オクタヒドロ−
4−オキソ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピル}−1−メチル−2−シクロペンテン−1−オールの製造
【0063】
【化20】
Figure 0003595025
【0064】
100mlナスフラスコ中化合物(13)、(1R、4S)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)−オクタヒドロ−4−ヒドロキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピル}−1−メチル−2−シクロペンテン−1−オール277mgをトルエン25mlに溶かし、窒素雰囲気下攪拌した。ここにテトラキストリフェニルホスフィンルテニウムジヒドリド115mg、アリル炭酸メチル5mlを加え、80〜100℃で1日攪拌した。反応液をセライト濾過し、溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラム(IR−60、80g、ヘキサン/酢酸エチル=3/1、1/1)で精製を行ない、目的物(15)、(1R、4S)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)−オクタヒドロ−4−オキソ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピルオキシ}−1−メチル−2−シクロペンテン−1−オールを221mg(収率79%)得た。
【0065】
同様に、化合物(14 )、(1S、4S)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)−オクタヒドロ−4−ヒドロキシ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピル}−1−メチル−2−シクロペンテン−1−オール62mgを処理し、目的物(16)、(1S、4S)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)−オクタヒドロ−4−オキソ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピル}−1−メチル−2−シクロペンテン−1−オール52mg(収率84%)を得た。
【0066】
化合物(15)のH−NMR(CDCl δppm)
5.60〜5.70(m 2H ) 2.60〜2.80(m 1H ) 1.20〜2.50(m 18H ) 1.35(s 3H ) 0.99(d 3H J=9.3Hz ) 0.65(s 3H )
化合物(16)のH−NMR(CDCl δppm)
5.60〜5.70(m 2H ) 2.80〜3.00(m 1H ) 1.00〜2.50(m 18H ) 1.43(s 3H )
0.99(d 3H J=9.3Hz ) 0.66(s 3H )
【0067】
[実施例7]
(1R、4S)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)−オクタヒドロ−
4−オキソ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピル}−1−メチル−1−トリメチルシリルオキシ−2−シクロペンテンの製造
【0068】
【化21】
Figure 0003595025
【0069】
100mlナスフラスコに化合物(15)、(1R、4S)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)−オクタヒドロ−4−オキソ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピルオキシ}−1−メチル−2−シクロペンテン−1−オールを177mg、イミダゾール128mgを入れた。次に乾燥したジクロロメタン20mlを加え攪拌し、氷冷下にトリメチルシリルクロリド120μlを加え、同温で30分間攪拌した。反応液をエーテル50ml−水30mlの中に注ぎ、抽出した。有機層を飽和食塩水で2回洗浄した後、無水硫酸マグネシウム上にて乾燥した。乾燥剤を濾別し、溶媒を減圧下留去し、得た残渣をシリカゲルカラム(IR−60、80g、ヘキサン/酢酸エチル=19/1、4/1)で精製を行ない、目的物(17)、(1R、4S)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)−オクタデヒドロ−4−オキソ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピルオキシ}−1−メチル−1−トリメチルシリルオキシ−2−シクロペンテンを188mg(収率85%)得た。
【0070】
同様に、化合物(16 )、(1S、4S)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)−オクタヒドロ−4−オキソ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピル}−1−メチル−2−シクロペンテン−1−オール52mgを処理し、目的物(18)、(1S、4S)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)−オクタヒドロ−4−オキソ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピル}−1−メチル−2−シクロペンテン−1−オール49mg(収率75%)を得た。
【0071】
化合物(17)のH−NMR(CDCl δppm)
5.71(dd 1H J=2 & 5.6Hz ) 5.56(dd 1H J=1.65 & 5.6Hz )
2.60〜2.80(m 1H ) 1.10〜2.50(m 17H ) 1.31(s 3H )
0.98(d 3H J=9.3Hz ) 0.65(s 3H ) 0.12(s 9H )
化合物(18)のH−NMR(CDCl δppm)
5.50〜5.65(m 2H ) 2.80〜2.90(m 1H ) 1.10〜2.50(m 17H )
1.31(s 3H ) 0.98(d 3H J=9.3Hz ) 0.56(s 3H ) 0.07(s 9H )
【0072】
[実施例8]
(1R、4S)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)−オクタヒドロ−4−ブロモメチレン−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピル}−1−メチル−2−シクロペンテン−1−オールの製造。
【0073】
【化22】
Figure 0003595025
【0074】
200mlナスフラスコにブロモメチレントリフェニルホスホニウムブロミドを5.30gとり、乾燥したTHF30mlを加えて攪拌し、−65℃バスで冷却した。次に1MナトリウムビストリメチルシリルアミドのTHF溶液12.2mlを滴下し、同温度で1時間攪拌した。ここに化合物(17)、(1R、4S)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)−オクタヒドロ−4−オキソ−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピルオキシ}−1−メチル−1−トリメチルシリルオキシ−2−シクロペンテン882mgのTHF10ml溶液を滴下し、冷却バスをはずし、室温で30分間攪拌した。さらに反応液にヘキサンを加えて攪拌した。析出物を濾別し、溶媒を減圧留去した。得た残渣をTHF10mlに溶かし、氷冷しながら攪拌し、ここにテトラ(n−ブチル)アンモニウムフロリドのTHF溶液(1mol/L)5mlを入れ、氷冷下1時間攪拌した。反応液を酢酸エチル100ml、水30ml中に注ぎ、分液後、有機層を食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウム上にて乾燥した。乾燥剤を瀘別後、溶媒を減圧下留去し、得た残渣ををシリカゲルカラム(IR−60、200g、ヘキサン/酢酸エチル=19/1〜2/1)で精製を行ない、目的物(19)、(1R、4S)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)−オクタヒドロ−4−ブロモメチレン−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピル}−1−メチル−2−シクロペンテン−1−オールを422mg(収率47%)得た。
【0075】
H−NMR(CDCl δppm)
5.50〜5.70(br 3H ) 2.80〜2.90(m 1H ) 2.60〜2.80(m 1H )
2.10 〜2.25(m 1H ) 1.20〜2.00(m 16H ) 1.35(s 3H )
0.96(d 3H J=6.3Hz ) 0.57(s 3H )
【0076】
[実施例9]
(1R、4S)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)−オクタヒドロ−4−ブロモメチレンン−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピル}−1−メチル−1−トリメチルシリルオキシ−2−シクロペンテンの製造
【0077】
【化23】
Figure 0003595025
【0078】
100mlナスフラスコに化合物(19)、(1R、4S)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)−オクタヒドロ−4−ブロモメチレン−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピル}−1−メチル−2−シクロペンテン−1−オールを422mg、イミダゾール158mgを入れた。次に乾燥したジクロロメタン5mlを加えて攪拌し、氷冷下にトリメチルシリルクロリド175μlを加た、同温で30分間攪拌した。反応液をエーテル50ml−水20mlの中に注ぎ、抽出した。有機層を飽和食塩水で2回洗浄した後、無水硫酸マグネシウム上にて乾燥し、乾燥剤を濾別し、溶媒を減圧下留去し、得た残渣をシリカゲルカラム(IR−60、150g、ヘキサン/酢酸エチル=50/1〜19/1)で精製を行ない、目的物(20)、(1R、4S)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)−オクタヒドロ−4−ブロモメチレン−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピル}−1−メチル−2−シクロペンテン−1−オールを422mg(収率84%)得た。
【0079】
H−NMR(CDCl δppm)
5.50〜5.70(m 2H ) 5.53 (s 1H ) 1.10〜3.00(m 18 ) 1.35(s 3H )
0.94(d 3H J=6.3Hz ) 0.56(s 3H ) 0.11(s 9H )
【0080】
[実施例10]
1α、3−ビストリメチルシリルオキシ−22−[(1R、4S)−1−トリメチルシリルオキシ−1−メチル−2−シクロペンテン−4−イル]−3−デオキシ−23、24、25、26、27−ペンタノル−ビタミンDの製造
【0081】
【化24】
Figure 0003595025
【0082】
乾燥したナスフラスコに、トリフェニルホスフィン63.7mgをとり、脱気した。そこにトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウムクロロホルム20mgを加えてさらに脱気し、窒素雰囲気下に蒸留したトルエン/ジイソプロピルエチルアミン=1/1の混合溶媒7.2mlを加え、室温で20分間攪拌した。次に化合物(20)、(1R、4S)−4−{(2R)−2−[(1R、7aR)−オクタヒドロ−4−ブロモメチレン−7a−メチル−1H−インデン−1−イル]−プロピル}−1−メチル−1−トリメチルシリルオキシ−2−シクロペンテン88mgと、化合物(21)、(3S,5R)−ビストリメチルシリルオキシ−1−オクテン−7−イン57mgを蒸留したトルエン/ジイソプロピルエチルアミン=1/1の混合溶媒2mlに溶かし、上記反応液に滴下した。加熱還流を1.5時間行なった後、室温にもどし、反応液を酢酸エチル50ml−飽和硫酸水素カリウム水溶液10mlの中に注ぎ、抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウム上にて乾燥した。乾燥剤を濾別し、溶媒を減圧下留去し、粗体300mgを得た。これをシリカゲルカラム(メルクゲル、200g、ヘキサン/酢酸エチル=100/1〜20/1)で精製を行ない、目的物(22)、1α、3−ビストリメチルシリルオキシ−22−[(1R、4S)−1−トリメチルシリルオキシ−1−メチル−2−シクロペンテン−4−イル]−3−デオキシ−23、24、25、26、27−ペンタノル−ビタミンDを58.8 mg(収率46%)得た。
【0083】
H−NMR(CDCl δppm)
6.27(d like 1H) 6.04 (d like 1H) 5.50〜5.60(m 2H ) 5.20(s 1H )
4.90(brs 1H) 4.30〜4.40(m 1H ) 4.10〜4.20(m 1H ) 1.10〜3.00(m 22H )
1.32(s 3H) 0.94(d 3H J=6.3Hz ) 0.55(s 3H ) 0.00 〜0.20(m 18H )
【0084】
[実施例11]
1α−ヒドロキシ−22−[(1R、4S)−1−ヒドロキシ−1−メチル−2−シクロペンテン−4−イル]−23、24、25、26、27−ペンタノル−ビタミンDの製造
【0085】
【化25】
Figure 0003595025
【0086】
25mlナスフラスコに化合物(22)、1α、3−ビストリメチルシリルオキシ−22−[(1R、4S)−1−トリメチルシリルオキシ−1−メチル−2−シクロペンテン−4−イル]−3−デオキシ−23、24、25、26、27−ペンタノル−ビタミンDを58.8mgとり、次に乾燥したTHF5mlを加えて攪拌し、氷冷下に1M テトラブチルアンモニウムフロリドのTHF溶液0.5mlを加え、氷冷下3時間攪拌した。反応液を酢酸エチル50ml−飽和硫酸水素カリウム水10mlの中に注ぎ、抽出した。有機層を飽和重曹水、飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウム上にて乾燥した。乾燥剤を濾別し、溶媒を減圧下留去し、得た粗体をシリカゲルカラム(IR−60メルクゲル、250g、ヘキサン/酢酸エチル=1/1〜1/3)で精製を行ない、目的物(23)、1α−ヒドロキシ−22−[(1R、4S)−1−ヒドロキシ−1−メチル−2−シクロペンテン−4−イル]−23、24、25、26、27−ペンタノル−ビタミンDを22.1mg(収率57%)を得た。
【0087】
H−NMR(CDCl δppm)
6.38(d 1H J=11.2Hz ) 6.01(d 1H J=11.2Hz ) 5.64(s 2H ) 5.33(s 1H)
5.00 (s 1H ) 4.40〜4.50(m 1H ) 4.15〜4.30(m 1H )
1.20〜2.90(m 25H ) 1.32(s 3H ) 0.96(d 3H J=6.3Hz ) 0.55(s 3H )
【0088】
[実施例12]
ニワトリ小腸粘膜細胞質内1α,25−ジヒドロキシビタミンD リセプター(VDR)に対する本発明化合物の結合親和性
ニワトリ小腸粘膜細胞質内1α,25−ジヒドロキシビタミンDリセプターの単離およびリセプター結合親和性の測定は公知の方法[ステロイド(Steroids),37,33−43(1981)]で行った。すなわち12×75mmのポリプロピレンチューブに20pgの[26,27−メチル−H]1α,25−ジヒドロキシビタミンD(158 Ci/mmol,16800dpm)と被験化合物を50μlのエタノールに溶解して加え、これにリン酸緩衝液(pH7.4)1mlにニワトリ小腸粘膜細胞質内1α,25−ジヒドロキシビタミンDリセプター蛋白質0.2mgと1mgのゲラチンを溶解したものを加え、25℃で1時間反応させた。反応後40%ポリエチレングリコール6000溶液1mlを各々のチューブに加え、激しく撹拌後4℃で2260×gで60分間遠心分離した。沈殿部分のチューブをカッターナイフで切り取り、液体シンチレーション用バイアルに入れ、10mlのジオキサンシンチレーターを加え、液体シンチレーションカウンターでその放射能を測定した。その結果を後記表に示す。本発明化合物は、このリセプターに結合しにくいことがわかる。
【0089】
[実施例13]
ウシ胎児血清中ビタミンD結合蛋白質に対する本発明化合物の結合親和性
ウシ胎児血清中ビタミンD結合蛋白質に対する25−ヒドロキシビタミンD および本発明化合物の結合親和性は、ジャーナル ステロイド バイオケミストリー モレキュラー バイオロジー(J.Steroid Biochem. Molec.Biol.41,109−112(1992))の方法で行った。すなわち12×105mmのガラスチューブに200pgの[26,27−メチル−H]25−ヒドロキシビタミンD(28 Ci/mmol,31000dpm)を溶解した0.01%トライトンX−100溶液と被験化合物をエタノール10μlに溶解して加えた。これにウシ胎児血清を0.9%塩化ナトリウム含有リン酸緩衝液(pH7.0)で2500倍希釈した溶液0.2mlを加え、4℃で24時間反応後、0.5mlの0.5%チャーコール、0.075%デキストランおよび0.5%ウシ血清アルブミン溶液を加えた。4℃で15分反応後、2260×gで10分間遠心分離し、その上清0.5mlを液体シンチレーションバイアルに取り、液体シンチレーションカウンターでビタミンD結合蛋白質に結合している[26,27−メチル−H]25−ヒドロキシビタミンDの放射能量を測定した。その結果を、実施例12の結果とともに以下に示す。本発明化合物は、ビタミンD結合蛋白質に結合しやすいことがわかる。このことは血中半減期が長いことを示唆している。
【0090】
【表1】
Figure 0003595025
【0091】
[実施例14]
骨芽細胞でのコラーゲン合成および非コラーゲン蛋白質合成
マウス骨芽細胞株(MCJT細胞)を10%牛胎児血清(FCS)含有α−MEM培地中に分散させ(1×10cells/ml培地)、このものを2mlずつ35mm培養シャーレに播種し、37℃で5%CO下で培養した。4日後、コンフルエントに達した後、同一培養液に交換後、被験化合物のエタノール溶液(1×10−4Mおよび1×10−5M)を2μlずつ加えた。コントロール群にはエタノールのみを2μl加えた。これらを37℃で5%CO下で培養した。培養45時間後に培地を0.1%牛血清アルブミン(BSA)、0.1mMアスコルビン酸、0.5mMフマル酸−β−アミノプロピオニトリルを含むα−MEM培地に交換し、再度被験化合物のエタノール溶液またはエタノールを前回と同量添加してから30分間培養後、4μCiの[H]プロリンを各々のシャーレに加え、3時間骨芽細胞に取り込ませた。
【0092】
合成されたコラーゲン量および非コラーゲン蛋白質量は、Perterkofsky等の方法[バイオケミストリー(Biochemistry)10,988−994(1971)]で測定した。結果を次表に示す。
【0093】
【表2】
Figure 0003595025
【0094】
【発明の効果】
本発明のビタミンD誘導体は、骨形成促進剤、免疫抑制剤、腫瘍細胞増殖抑制剤、高カルシウム血症剤等の医薬品として用いられる。本発明のシクロペンテン誘導体はその合成中間体として用いられ、本発明方法はその合成法を提供する。

Claims (4)

  1. 下記式(1)
    Figure 0003595025
    で表されるビタミンD誘導体。
  2. 上記式(1)のシクロペンテン環のC−1位の不斉中心が(R)配置であり、C−4位の不斉中心が(S)配置である請求項1記載のビタミンD誘導体。
  3. 上記式(1)のシクロペンテン環のC−1位の不斉中心が(S)配置であり、C−4位の不斉中心が(S)配置である請求項1記載のビタミンD誘導体。
  4. 下記式(2)
    Figure 0003595025
    (式中、Rは水素原子、トリ(C1〜C7炭化水素)シリル基、C2〜C7のアシル基、または水酸基の酸素原子と共にアセタール結合を形成する基を表し、Xは臭素原子または沃素原子を表す。)
    で表されるシクロペンテン誘導体と、下記式(3)
    Figure 0003595025
    (式中、R、Rは同一もしくは異なり、水素原子、トリ(C1〜C7炭化水素)シリル基、C2〜C7アシル基、または水酸基の酸素原子と共にアセタール結合を形成する基を表す。)
    で表される化合物とをパラジウム触媒の存在下に反応させて、下記式(4)
    Figure 0003595025
    (式中、R、R、およびRは上記定義に同じ。)
    で表されるビタミンD誘導体を生成させ、次にR、R、およびRがいずれも水素原子であるときを除いて脱保護反応させることを特徴とする上記式(1)で表されるビタミンD誘導体の製造法。
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