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JP3592252B2 - 鋳造方法及び鋳造装置 - Google Patents

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JP3592252B2
JP3592252B2 JP2001107085A JP2001107085A JP3592252B2 JP 3592252 B2 JP3592252 B2 JP 3592252B2 JP 2001107085 A JP2001107085 A JP 2001107085A JP 2001107085 A JP2001107085 A JP 2001107085A JP 3592252 B2 JP3592252 B2 JP 3592252B2
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昭 春原
泰弘 笹木
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は鋳造方法及び鋳造装置に関し、更に詳細には成形型のキャビティ内に注湯した金属の溶湯と還元性化合物とを接触せしめ、前記溶湯の表面に形成された酸化皮膜を還元しつつ、所望形状の鋳造品を鋳造する鋳造方法及び鋳造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
アルミニウム鋳造方法には、種々の方法が存在するが、例えば、本発明者の二人が、先に特願2000−108078において提案した改良アルミニウム鋳造方法がある。
かかる改良アルミニウム鋳造方法で採用する成形型を図8に示す。図8に示す成形型100は、重力鋳造法に用いる金属製の成形型であって、下型102aと上型102bとの分割型である。この下型102aと上型102bとによって、所望形状の鋳造品が鋳造されるキャビティ104が形成される。
更に、上型102bには、アルミニウム又はその合金の溶湯を注湯する注湯口106とキャビティ104との間に押湯部108が形成され、キャビティ104に注湯された際に、キャビティ104内の空気を抜く空気抜き孔110,110・・も形成されている。
かかる成形型100を用いた改良アルミニウム鋳造方法では、先ず、成形型100のキャビティ104に還元性化合物であるマグネシウム窒素化合物(Mg)を導入した後、アルミニウム又はその合金の溶湯を成形型100の注湯口106に注湯し、空気抜き孔110,100・・から空気を抜きつつキャビティ104及び押湯部108に溶湯を充填する。
次いで、溶湯がキャビティ104等に充填された成形型100を放冷することによって、キャビティ104内の溶湯を凝固する。このキャビティ104内の溶湯の凝固に伴なう収縮に因って発生する隙間は、押湯部108の溶湯の一部がキャビティ104内に流下して補充される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
かかる改良アルミニウム鋳造方法は、成形型100のキャビティ104に、予め還元性化合物を存在させておくことによって、注湯されたアルミニウム又はその合金の溶湯の表面に形成された酸化皮膜を還元し、溶湯の表面張力を低減できる結果、溶湯の流動性や湯周性等を高めることができる還元鋳造方法である。
このため、改良アルミニウム鋳造方法では、従来のアルミニウム鋳造方法において、成形型の押湯部及びキャビティの内壁面に塗布し、酸化皮膜が表面に形成された溶湯の流動性等の向上を図る塗型剤の塗布を省略でき、鋳造工程の短縮化及び成形型100の転写性を高めることができる。
ところで、鋳造品の形状によっては、成形型100のキャビティ104の形状を、キャビティ104の溶湯入口から終端部に至る途中に、注湯口106に注入された溶湯の流れ方向に対して直交方向の横断面積が終端部における溶湯の流れ方向に対して直交方向の横断面積よりも小面積の狭小部が形成された形状とせざると得ない場合がある。例えば、キャビティ104の形状を、その溶湯入口が設けられた第1空間部104aと終端部である第2空間部104bとが、第1空間部104a及び第2空間部104b(以下、両空間部を示称するときには、単に空間部104a,104bと示すことがある)よりも狭く形成された狭小部104cによって連結された形状とせざるを得ない場合である。
【0004】
図9に示すキャビティ104では、成形型100のキャビティ104に還元性化合物であるマグネシウム窒素化合物(Mg)を導入した後、注湯口106に注湯したアルミニウム又はその合金の溶湯は、キャビティ104の第1空間部104aに注湯され、更に狭小部104cを経由して第2空間部104bに注湯される。かかる溶湯のキャビティ104の充填は、還元性化合物の存在によって溶湯表面に形成された酸化物が還元されるため、短時間で行われる。
しかし、キャビティ104の狭小部104cに充填される溶湯は、その溶湯量が空間部104a,104bに比較して少なく、狭小部104cに充填された溶湯の冷却速度も、空間部104a,104bに充填された溶湯に比較して速いため、第2空間部104bに充填された溶湯よりも、狭小部104cに充填された溶湯が先に凝固する。
このため、第2空間部104bに充填された溶湯の凝固に伴なって収縮が発生して間隙が形成されても、第2空間部104bに第1空間部104a及び押湯部108に充填された溶湯の一部を補充する、いわゆる押湯効果を奏することができず、得られた鋳造品にヒケ等が発生するおそれがある。
【0005】
一方、キャビティ104の空間部104b,104bの各々に、独立に押湯部を形成することによって、第2空間部104bに充填された溶湯の凝固に伴なって発生するヒケ等を解消し得るが、押湯部を複数個所に形成することは成形型の構造を複雑化する。
しかも、押湯部108に充填された溶湯が凝固した部分は鋳造品ではないため、鋳造品から切り離される部分であり、再度溶融して再利用を図るにしてもエネルギー的に損失となる。
したがって、押湯部を複数個所に形成することは、鋳造品ではない部分の体積が増加し、成形型100に注湯した溶湯の歩留率の低下を招き、作業的及びエネルギー的な損失を大きくする。
そこで、本発明の課題は、溶湯口と複雑な形状のキャビティとの間に形成した押湯部を可及的に少なくした成形型を用いて鋳造する際に、キャビティに充填された溶湯の凝固に伴なう収縮に起因して、得られた鋳造品に発生するヒケ等を防止し得る鋳造方法及び鋳造装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、前記課題を解決すべく検討を重ねた結果、予め成形型100(図8)のキャビティ104内に還元性化合物を存在させる還元鋳造方法において、押湯部108及びキャビティ104の狭小部104cの内壁面のみに断熱効果を有する塗型剤を塗布することによって、押湯部108及びキャビティ104の狭小部104cに充填された溶湯の冷却速度を、押湯部108及びキャビティ104の狭小部104cの内壁面に塗型剤を塗布しなかった場合に比較して遅くできることを知った。
この様に、成形型100の押湯部108及びキャビティ104の狭小部104cに、成形型100の他の部分よりも高断熱とすることによって、キャビティ100の第2空間部104bに充填された溶湯の凝固に伴なう収縮に起因して、得られた鋳造品に発生するヒケ等を防止できることを見出し、本発明に到達した。
【0007】
すなわち、本発明は、成形型のキャビティ内に注湯した金属の溶湯と還元性化合物とを接触せしめ、前記溶湯の表面に形成された酸化皮膜を還元しつつ、所望形状の鋳造品を鋳造する際に、該成形型として、前記溶湯を注入する注湯口とキャビティとの間に押湯部が形成されていると共に、前記キャビティ及び押湯部に充填された溶湯がキャビティの終端部から押湯部の方向に順次凝固するように、前記押湯部及びキャビティ内に部分的に断熱差が設けられている成形型を用い、前記キャビティに充填された溶湯の凝固に伴なう収縮によって間隙が形成されたとき、前記押湯部に充填されている溶湯の少なくとも一部を、前記キャビティに補充することを特徴とする鋳造方法にある。
また、本発明は、金属の溶湯と還元性化合物とが成形型のキャビティ内で接触し、前記溶湯の表面に形成された酸化皮膜を還元して鋳造する還元鋳造に用いられる鋳造装置であって、該成形型には、前記溶湯を注入する注湯口とキャビティとの間に押湯部が形成されていると共に、前記キャビティ及び押湯部に充填された溶湯がキャビティの終端部から押湯部の方向に順次凝固するように、前記押湯部及びキャビティに部分的に断熱差が設けられていることを特徴とする鋳造装置でもある。
【0008】
かかる本発明において、成形型として、溶湯を注入する注湯口とキャビティとの間に形成された押湯部と、前記湯部に連結されたキャビティの湯部側入口から終端部に至る途中に、前記注湯口に注入された溶湯の流れ方向に対して直交方向の横断面積が前記終端部における前記溶湯の流れ方向に対して直交方向の横断面積よりも小面積の狭小部が形成されたキャビティとを具備し、前記押湯部及び狭小部が前記終端部よりも高断熱に形成された成形型を用いる場合に、本発明を好適に適用できる。
この場合、押湯部が形成された成形型の部分を、前記成形型のキャビティの終端部を形成する材料よりも高断熱性の材料で形成する材料よりも高断熱性の材料で形成することによって、押湯部とキャビティの終端部とに容易に断熱差を付与できる。
更に、キャビティの狭小部が形成された成形型の部分を、前記キャビティの終端部を形成する材料よりも高断熱性の材料で形成することにより、キャビティ内においても、狭小部と終端部との間に容易に断熱差を付与できる。
一方、押湯部及びキャビティの狭小部の各内壁面に、金属の溶湯と接触する還元性化合物と非反応性である断熱性塗型剤の塗布等の断熱処理を施し、前記キャビティの終端部の内壁面には前記断熱処理を施さなかった成形型を用いることによって、押湯部及びキャビティの狭小部と、キャビティの終端部との間に容易に断熱差を付与できる。
また、成形型として、押湯部が形成された成形型の部分が、前記成形型のキャビティ部と分割可能に組み立てられて成る成形型を用いることによって、押湯部が形成された成形型の部分を共通部品として使用できる。
かかる本発明では、金属の溶湯として、アルミニウム又はその合金の溶湯を用いたとき、還元性化合物としては、原料としてのマグネシウムガスと窒素ガスとを反応して得られるマグネシウム窒素化合物を好適に用いることができる。
更に、この還元性化合物が成形型のキャビティ内で生成されるように、押湯部が形成された成形型の部分に、前記押湯部に溶湯を導入する溶湯導入路と、前記還元性化合物の原料をキャビティ内に導入する導入路とを形成することによって、キャビティへの導入路の途中の還元性化合物による閉塞等を防止できる。
【0009】
本発明においては、溶湯を注入する注湯口とキャビティとの間に形成された押湯部及びキャビティに充填された溶湯が、キャビティの終端部から押湯部の方向に順次凝固するように、押湯部及びキャビティ内に部分的に断熱差が設けられている。
このため、キャビティの終端部から押湯部の方向に順次凝固する際に、溶湯の凝固に伴なう収縮に起因してキャビティに隙間が形成されたとき、押湯部に充填された溶湯の一部がキャビティ内に流入して補充する、いわゆる押湯効果がキャビティに充填された溶湯が完全に凝固するまで確実に奏される結果、得られる鋳造品に発生するヒケ等の発生を防止できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明に係る鋳造装置の概略を図1に示す。図1に示す鋳造装置10には、成形型12が設けられており、この成形型12には、アルミニウム又はその合金の溶湯が注湯される注湯口14に接続されたキャビティ18が形成されている。
成形型12には、配管22によって窒素ガスボンベ20と接続され、配管22のバルブ24を開放することにより、窒素ガス導入口27からキャビティ18内に窒素ガスを注入し、キャビティ18内を窒素ガス雰囲気として実質的に非酸素雰囲気とすることができる。
また、アルゴンガスボンベ25は、配管26によって金属ガスを発生する発生器としての加熱炉28に接続されており、配管26に設けられたバルブ30を開放することによって加熱炉28内にアルゴンガスを注入できる。この加熱炉28内は、ヒータ32によって加熱可能に形成されており、炉内温度は、後述する金属ガスとしてマグネシウムガスを発生させるべく、マグネシウム粉末が昇華する800℃以上とされている。
この配管26のバルブ30と加熱炉28との間にも、アルゴンガスの流量が所定流量となるように、バルブ30によって加熱炉28に注入されるアルゴンガス量を調整できる。
【0011】
かかるアルゴンガスボンベ25は、バルブ33が介装された配管34によって、マグネシウム粉末が収容されているタンク36に接続され、タンク36は配管38によって、バルブ30よりも下流側の配管26に接続されている。この配管38にもバルブ40が介装されている。加熱炉28は、配管42を介して成形型12の金属ガス導入口17に接続されており、加熱炉28でガス化された金属ガスは金属ガス導入口17を介してキャビティ18内に導入される。この配管42にも、バルブ45が介装されている。
アルゴンガスボンベ25から加熱炉28を経由してアルゴンガスを成形型12のキャビティ18に注入する際に、バルブ45によってキャビティ18に注入されるアルゴンガス量を調整できる。
【0012】
図1に示す鋳造装置に用いられている成形型12は、図2(a)に示す様に、金属製の下型21、上型23、及びアダプター31から構成されている。この上型23は、金属板29と金属よりも高断熱性の材料、例えばセラミックから成る挿入板35とから構成され、アダプター31は、炭酸カルシウムを焼成して形成した。かかる成形型12は、これらの各部材が分割可能に積層されている分割型である。
この下型21と上型23の金属板29とによって所望形状の鋳造品が鋳造されるキャビティ18が形成される。かかるキャビティ18は、図2(a)に示す様に、キャビティ18の溶湯入口が設けられた第1空間部18aと終端部である第2空間部18bとが、第1空間部18a及び第2空間部18b(以下、両空間部を示称するときには、単に空間部18a,18bと示すことがある)よりも狭く形成された狭小部18c、すなわち注湯口14に注入された溶湯の流れ方向に対して直交方向の横断面積が第2空間部18bにおける溶湯の流れ方向に対して直交方向の横断面積よりも小面積の狭小部18cによって連結されている。
また、アダプター31に形成されたアルミニウム又はその合金の溶湯を注湯する注湯口14とキャビティ18との間には、注湯口14に注湯された溶湯をキャビティ18に案内する湯路37と押湯部16とが形成されている。この押湯部16は、第1空間部18aの溶湯入口の直近であって、上型23を構成する挿入板35に主として形成されている。押湯部16の横断面の面積は、湯路37の横断面の断面積よりも大きく、押湯部16の体積をキャビティ18の体積に対して5〜20%とすることが好ましい。
かかる湯路37には、加熱炉28にガス化された金属ガスが導入される金属ガス導入口17からの金属ガス導入路46が繋ぎ込まれている。
また、アダプター31と上型23とには、キャビティ18内の気体を排気する排気孔39,39・・が形成され、下型21には、窒素ガス導入口27から導入された窒素ガスをキャビティ内に導入する導入路41,41・・が形成されている。
かかる排気孔39又は導入路41は、図2(b)に示す様に、横断面形状が円形の孔であって、孔内に横断面形状が四角形の柱状挿入体43が挿入され、蒲鉾形の通路44,44・・を通じてキャビティ18内に通じている。
【0013】
図1及び図2示す成形型12では、硫酸カルシウムを焼成して形成したアダプター31に、注湯口14、湯路37、金属ガス導入口17、金属ガス導入路46、及び排気孔39の一部を形成している。かかる湯路37等は、キャビティ18の形状や鋳造品を押出す押出ピン(図示せず)等の配置に応じて形成することを要するが、アダプター31に鋳造予定の鋳造品に適合する湯路37等を形成することによって容易に対応できる。
また、図1及び図2に示す成形型12では、実質的にセラミック等の金属よりも高断熱性の材料から成る挿入板35に、押湯部16が実質的に形成されており、金属製の下型21と上型23を構成する金属板29とで形成され、金属面が露出するキャビティ18の空間部18a,18bよりも高断熱に形成されている。更に、キャビティ18の狭小部18c,18cの内壁面には、断熱性塗型剤の塗布等の断熱処理が施されており、狭小部18c,18cも金属面が露出する空間部18a,18bよりも高断熱性に形成されている。
ここで、断熱性塗型剤としては、高断熱性の塗型剤であって、後述する還元性化合物と非反応性の塗型剤を用いる。かかる塗型剤としては、例えはセラミックが配合された黒鉛等の非酸化物系の塗型剤を用いることができる。
また、狭小部18c,18cの断熱処理としては、その内壁面に露出している金属表面を加熱処理して四酸化鉄とする処理、或いは窒化処理等の処理を好適に施すことができる。
【0014】
この様に、成形型12の押湯部16及び狭小部18c,18cを空間部18a,18bよりも高断熱性に形成することによって、押湯部16及び狭小部18c,18cに充填した溶湯の冷却速度を、空間部18a,18bに充填した溶湯よりも容易に遅くでき、押湯部16と空間部18a,18bとの間に大きな冷却速度差を付与できる。
この様に、押湯部16と空間部18a,18bとの間に大きな冷却速度を付与することによって、従来の成形型100(図9)に比較して、押湯部16に充填された溶湯が空間部18a,18bに流入する押湯効果を充分に奏し得ることを図3により説明する。
【0015】
図3(a)において、A点は成形型12に注湯する溶湯温度であり、B点は溶湯が完全に凝固する温度である。従って、押湯部16に充填された溶湯が、キャビティ18の空間部18a,18bに流入し有功な押湯効果を奏し得る領域は、図3(a)に示す斜線の領域である。
一方、図9に示す従来の成形型100も、押湯部108及びキャビティ104を構成する空間部104a,104bの内壁面に断熱性塗型剤を塗布し、その際に、塗膜の厚さを押湯部108の内壁面を空間部104a,104bの内壁面よりも厚くした塗型とすることによって、図3(b)に示す如く、押湯部108に充填した溶湯の冷却速度を、空間部104a,104bに充填された溶湯の冷却速度よりも遅くできる。
しかし、図3(b)に示す従来の成形型100では、図3(a)に示す成形型12に比較して、その冷却速度差が小さく、押湯部108の溶湯が空間部104a,104bに流入して有功な押湯効果を奏し得る領域も狭い。
これに対し、図3(a)に示す成形型12では、図3(b)に示す従来の成形型100に比較して、その冷却速度差が大きく、有功な押湯効果を奏し得る領域も広いため、押湯部16を小形化しても、押湯部16に充填された溶湯とキャビティ18を構成する空間部18a,18bに充填された溶湯との凝固時間差を確保できる。
【0016】
しかも、図1及び図2に示す成形型12では、空間部18a,18bを連結する狭小部18cは、空間部18a,18bよりも高断熱に形成されている。このため、狭小部18cに充填された溶湯が、第2空間部18bに充填された溶湯よりも先に凝固することを防止でき、押湯部16の押湯効果は、押湯部16に直近に設けられた第1空間部18aのみならず、狭小部18cを経由して第2空間部18bにも及ぶ。その結果、キャビティ18に充填された溶湯のうち、狭小部18cに充填された溶湯が第2空間部18bに充填された溶湯よりも先に凝固することによって、第2空間部18bに充填された溶湯の凝固に伴なう収縮に起因するヒケ等の発生を防止できる。
図1及び図2に示す成形型12のキャビティ18及び押湯部16に充填された溶湯の凝固順序は、各部の断熱性の程度は勿論のこと、空間部18a,18b、狭小部18c、及び押湯部16の各々に充填された溶湯量や放熱面積等によって変化する。
図1及び図2に示す成形型12では、第1空間部18aの容量が第2空間部18bよりも大きいため、狭小部18cの内壁面に施した断熱処理程度を調整することによって、充填された溶湯の凝固順序を、第2空間部18b→狭小部18c→第1空間部18a→押湯部16とするように調整できる。
【0017】
図3(a)に示す様に、押湯部16に充填された溶湯とキャビティ18の空間部18a,18bに充填された溶湯との凝固時間差を充分に確保するには、キャビティ18に注湯された溶湯の冷却速度を、500℃/分以上(更に好ましくは700℃/分以上)とすると共に、押湯部16に注湯された溶湯の冷却速度を、500℃/分未満(更に好ましくは300℃/分以下)とすることによって達成できる。特に、両者の冷却速度差を200℃/分以上とするように調整することが好ましい。
ここで、冷却速度が500℃/分以上に調整されたキャビティ18に充填されて凝固されたアルミニウムの樹枝状結晶(デンドライト)の間隔は平均で25μm未満となり、冷却速度が500℃/分未満に調整された押湯部16に充填されて凝固されたアルミニウムの樹枝状結晶(デンドライト)の間隔は平均で25μm未満となる。
かかるアルミニウムの樹枝状結晶(デンドライト)の間隔が小さくなることは、アルミニウムの結晶構造が緻密となり、得られたアルミニウム鋳物の機械的強度等を向上でき有利である。このため、キャビティ18に充填されて凝固されたアルミニウムの樹枝状結晶(デンドライト)の間隔を23μm以下、特に20μm以下とすることが好ましい。
尚、押湯部16に充填されて凝固されたアルミニウムの部分は、その樹枝状結晶(デンドライト)の間隔がキャビティ18に充填されて凝固されたアルミニウムよりも大きく、機械的強度等も劣るが、キャビティ18に充填されて凝固された製品となる部分から切り離されるため、何等問題とならない。
【0018】
図1及び図2に示す鋳造装置10を用いてアルミニウム鋳造する際には、先ず、バルブ24を開放し、窒素ガスボンベ20から配管22を経て成形型12のキャビティ18内に窒素ガスを注入し、キャビティ18内の空気を窒素ガスによってパージする。キャビティ18内の空気は成形型12の排気孔39,39・・から排出され、キャビティ18内を窒素ガス雰囲気とし、実質的に非酸素雰囲気とすることができる。その後、バルブ24を一旦閉じる。
成形型12のキャビティ18内の空気をパージしている際に、バルブ30を開放して加熱炉28内に、アルゴンガスボンベ20からアルゴンガスを注入し、加熱炉28内を無酸素状態とする。
次いで、バルブ30を閉じ、バルブ40を開放し、アルゴンガス圧によりタンク36内のマグネシウム粉末をアルゴンガスと共に加熱炉28内に送り込む。加熱炉28は、ヒータ32によりマグネシウム粉末が昇華する800℃以上の炉内温度になるように加熱されている。このため、加熱炉28に送り込まれたマグネシウム粉末は昇華してマグネシウムガスとなる。
【0019】
次に、バルブ40を閉じてバルブ30及びバルブ45を開放し、アルゴンガスの圧力、流量を調節しつつ、配管42、成形型12の金属ガス導入口17、金属ガス導入路46、湯路37及び押湯部16を経てマグネシウムガスをキャビティ18内に注入する。
キャビティ18内にマグネシウムガスを注入した後、バルブ45を閉じ且つバルブ24を開放し、窒素ガス導入口17から導入路41,41・・を経由してキャビティ18内に窒素ガスを注入する。この様に、成形型12内に窒素ガスを注入することによって、マグネシウムガスと窒素ガスとをキャビティ18内で反応させてマグネシウム窒素化合物(Mg)を生成する。このマグネシウム窒素化合物は、キャビティ18の内壁面に粉体として析出する。
窒素ガスをキャビティ18内に注入する際には、窒素ガスの圧力及び流量を適宜調節して行う。窒素ガスとマグネシウムガスとが反応し易いように窒素ガスを予熱して成形型12の温度が低下しないようにして注入することも好ましい。反応時間は5秒〜90秒程度(好ましくは15秒〜60秒程度)でよい。反応時間を90秒よりも長くしても、成形型12の型温が低下し反応性が低下する傾向にある。
【0020】
キャビティ18の内壁面にマグネシウム窒素化合物が付着した状態で、注湯口14からアルミニウムの溶湯を注湯し、湯路37及び押湯部16を経由してキャビティ18内に溶湯を注入する。キャビティ18内では、押湯部16に注湯された溶湯は、第1空間部18a及び狭小部18cを経由して第2空間部18bに注湯される。この溶湯の注入は、キャビティ18、押湯部16及び注湯口14が溶湯で充填されるまで続行する。
かかる溶湯の注入の際に、キャビティ18内に注湯された溶湯は、キャビティ18の内壁面に付着しているマグネシウム窒素化合物と接触し、マグネシウム窒素化合物が溶湯表面の酸化被膜から酸素を奪うことによって、溶湯表面が純粋なアルミニウムに還元される。
更に、キャビティ18内に残存する酸素は、マグネシウム窒素化合物と反応し酸化マグネシウム又は水酸化マグネシウムとなって溶湯中に取り込まれる。この様にして生成される酸化マグネシウム等は少量であり、且つ安定な化合物であるため、得られるアルミニウム鋳造品の品質に悪影響は与えることはない。
この様に、マグネシウム窒素化合物がアルミニウムの溶湯表面の酸化皮膜から酸素を奪いとって純粋なアルミニウムを形成するため、溶湯表面に酸化皮膜を形成することなく鋳造できる。このため、鋳造工程中に溶湯の表面張力が酸化皮膜によって増大することを防止でき、溶湯の濡れ性、流動性、湯周り性を良好にできる。その結果、キャビティ18の内壁面との決めの転写性(平滑性)に優れ、且つ湯ジワ等が生じない良好な鋳造品を得ることができる。
【0021】
ところで、キャビティ18や押湯部16等に充填された溶湯の凝固順序は、各部の断熱性の程度は勿論のこと、キャビティ18の空間部18a,18b、狭小部18c、及び押湯部16の各々に充填された溶湯量や放熱面積等によって変化する。
この点、図1及び図2に示す成形型12では、第1空間部18aの容量が第2空間部18bよりも大きいため、狭小部18cの内壁面に施した断熱処理程度を調整し、充填された溶湯の凝固順序を、第2空間部18b→狭小部18c→第1空間部18a→押湯部16とするように調整する。
このため、押湯部16及びキャビティ18に充填された溶湯のうち、第2空間部18bに充填された溶湯の凝固が開始され、溶湯の凝固に伴なう収縮によって第2空間部18bに隙間が形成されても、狭小部18c、第1空間部18a及び押湯部16に充填された溶湯が流動性を呈し得るため、第1空間部18a及び押湯部16に充填された溶湯が狭小部18cを経由して流入し、第2空間部18bで発生した隙間を充填する。
次いで、第2空間部18b及び狭小部18cに充填された溶湯が凝固された後、第1空間部18aに充填された溶湯の凝固が開始され、溶湯の凝固に伴なう収縮によって第1空間部18aに隙間が形成されても、押湯部16に充填された溶湯が流動性を呈し得るため、押湯部16から溶湯が流入し、第1空間部18aに発生した間隙を補充する。
この様に、図1及び図2に示す成形型12では、空間部18a,18bに充填された溶湯の凝固に伴なう収縮によって発生する隙間を溶湯で補充できる結果、ヒケ等のない良好な鋳造品を鋳造できる。
【0022】
図1及び図2に示す成形型12では、押湯部16を金属板よりも高断熱の挿入板35内に形成しているが、図4(a)に示す様に、押湯部16を上型23を形成する金属板29内に形成してもよい。この場合、押湯部16の内壁面及び狭小部18cの内壁面には、断熱性塗型剤の塗布等の断熱処理を施し、金属面が露出する空間部18a,18bよりも高断熱性に形成する。
この押湯部16の内壁面に塗布する断熱性塗型剤としては、高断熱性の塗型剤であって、還元性化合物と非反応性の塗型剤を用いる。かかる塗型剤としては、例えはセラミックが配合された黒鉛等の非酸化物系の塗型剤を用いることができる。
この様に、押湯部16及び狭小部18cの内壁面に断熱性塗型剤を塗布するため、その塗布厚さ等を調整してキャビティ18及び押湯部16に充填した溶湯の凝固開始時期を容易に調整でき、第1空間部18b→狭小部18c→第2空間部18a→押湯部16とすることができる。
【0023】
図1及び図2に示す成形型12では、押湯部16の溶湯をキャビティ18内に重力で流入させていたが、図4(a)に示す成形型12のアダプター31を上型14bから取り外し可能とし、キャビティ18に充填された溶湯が凝固したとき、アダプター31を取り外して、押湯部16の溶湯をキャビティ18側に強制的に押圧することによって、得られる鋳造品のヒケ等の発生を更に減少できる。
この押湯部16の溶湯を押圧する時期は、キャビティ18に充填された溶湯が実質的に凝固された状態で且つ押湯部16の溶湯が流動性を有している状態の時期である。かかる押圧の最適時期は、成形型12によって異なるため、成形型12ごとに予め実験的に求めておくことが好ましい。
また、押湯部16の溶湯を押圧する押圧手段としては、図4(b)に示す様に、上下動可能のピストン47を用いることができる。
尚、図1及び図2に示す成形型12でも、図4(a)(b)に示す様に、上下動可能のピストン47を押圧手段に用いて押湯部16の溶湯を押圧する場合には、アダプター31のみを取外可能としてもよく、挿入板35及びアダプター31を取外可能としてもよい。
【0024】
図1、図2及び図4に示す成形型12では、押湯部16を上型23に形成しているが、押湯部16に充填された溶湯が凝固して形成された部分は鋳造品から切除される切除部であるため、金属製の上型23に形成することは要しない。このため、硫酸カルシウムを焼成して形成したアダプター31と上型23とに亘って押湯部16を形成してもよい。この場合、硫酸カルシウムを焼成して形成したアダプター31は、金属製の下型21及び上型23よりも低熱伝導率、すなわち断熱性が良好であるため、図5に示す様に、アダプター31内に形成された押湯部16の部分の体積が、上型23内に形成された押湯部16の部分の体積よりも大となるように、押湯部16を形成することによって、押湯部16の内壁面に断熱性塗型剤を塗布しなくても、金属製の下型21及び上型23に形成されたキャビティ18よりも断熱性を向上できる。
【0025】
また、図6に示す様に、狭小部18c,18cを、金属よりも高断熱性の材料、例えばセラミックから成る断熱板50に形成してもよい。断熱板50内に形成された狭小部18c,18cは、その内壁面に断熱性塗型剤を塗布しなくても、金属製の下型21及び上型23に形成されたキャビティ18よりも断熱性を向上できる。
この様に、狭小部18c,18cの内壁面に断熱性塗型剤を塗布しないことによって、狭小部18c,18cの内壁面との決めの転写性(平滑性)を良好とすることができる。
但し、図6に示す成形型12では、押湯部16の内壁面には、断熱性塗型剤を塗布するが、押湯部16に充填された溶湯が凝固された部分は、製品から切り離される部分であるため、その転写性については不問である。
更に、図1に示す加熱炉28を、図6に示す様に、成形型12の金属ガス導入口17の直上に設けてもよく、或いは加熱炉28でガス化された金属ガスとしてのマグネシウムガスと、金属ガスと反応する反応性ガスとしての窒素ガスとを反応させて還元性化合物であるマグネシウム窒素化合物(Mg)を生成する反応槽51を成形型12の金属ガス導入口17の直上に設けてもよい。
【0026】
図1、図2、及び図4〜図6に示す成形型12のキャビティ18は、押湯部16の直近に形成された第1空間部18aと、キャビティ18の終端部としての第2空間部18bとが、空間部18a,18bよりも狭く形成された狭小部18cによって連結されている。
かかる成形型12に対し、図7に示すように、押湯部16の直近に形成された狭小部18c,18cによって、押湯部16と終端部である空間部18b、18bとが連結されている成形型12にも好適に採用できる。図7に示す成形型12では、押湯部16及び狭小部18c,18cの各内壁面に断熱性塗型剤を塗布することによって、空間部18b,18bとの間に容易に断熱差を付与できる。
また、図1、図2、及び図4〜図6に示す成形型12では、押湯部16を湯路37の途中に形成しているが、湯路37とは別に押湯部16を形成してもよい。尚、以上の説明では、溶湯としてアルミニウム又はその合金の溶湯を用いた鋳造方法について説明してきたが、本発明はマグネシウム又は鉄等の金属、又はこれらの合金の溶湯を用いた鋳造方法にも適用できる。
【0027】
【発明の効果】
本発明によれば、溶湯口と複雑な形状のキャビティとの間に形成した押湯部を可及的に少なくした成形型を用いて鋳造しても、キャビティに充填された溶湯の凝固に伴なう収縮に起因して、得られた鋳造品に発生するヒケ等を防止できる。このため、可及的にヒケ等の少ない複雑な形状の鋳造品を省エネルギを図りつつ鋳造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る鋳造装置の一例を説明するための概略図である。
【図2】図1に示す鋳造装置に用いられている成形型の断面図及び部分断面図である。
【図3】図1に示す鋳造装置に用いられている成形型と従来の成形型との押湯部及びキャビティの各々に充填された溶湯の冷却速度を示すグラフである。
【図4】図2に示す成形型の他の例を説明する断面図である。
【図5】図2に示す成形型の他の例を説明する断面図である。
【図6】図2に示す成形型の他の例を説明する断面図である。
【図7】図2に示す成形型の他の例を説明する断面図である。
【図8】本発明者の二人が、先に提案したアルミニウム鋳造方法を説明する説明図である。
【図9】キャビティの形状が複雑化しヒケ等が発生し易い成形型の断面図である。
【符号の説明】
10 鋳造装置
12 成形型
14 注湯口
18 キャビティ
18a 第1空間部
18b 第2空間部(終端部)
18c 狭小部
17 金属ガス導入口
16 押湯部
20 窒素ガスボンベ
21 下型
23 上型
25 アルゴンガスボンベ
27 窒素ガス導入口
28 加熱炉
29 金属板
31 アダプター
35 挿入板
36 マグネシウム粉末の収容タンク
37 湯路
39 排気孔
41 導入路
46 金属ガス導入路
50 断熱板
51 マグネシウム窒素化合物(Mg)の生成反応槽

Claims (16)

  1. 成形型のキャビティ内に注湯した金属の溶湯と還元性化合物とを接触せしめ、前記溶湯の表面に形成された酸化皮膜を還元しつつ、所望形状の鋳造品を鋳造する際に、
    該成形型として、前記溶湯を注入する注湯口とキャビティとの間に押湯部が形成されていると共に、前記キャビティ及び押湯部に充填された溶湯がキャビティの終端部から押湯部の方向に順次凝固するように、前記押湯部及びキャビティ内に部分的に断熱差が設けられている成形型を用い、
    前記キャビティに充填された溶湯の凝固に伴なう収縮によって間隙が形成されたとき、前記押湯部に充填されている溶湯の少なくとも一部を、前記キャビティに補充することを特徴とする鋳造方法。
  2. 成形型として、溶湯を注入する注湯口とキャビティとの間に形成された押湯部と、前記湯部に連結されたキャビティの湯部側入口から終端部に至る途中に、前記注湯口に注入された溶湯の流れ方向に対して直交方向の横断面積が前記終端部における前記溶湯の流れ方向に対して直交方向の横断面積よりも小面積の狭小部が形成されたキャビティとを具備し、前記押湯部及び狭小部が前記終端部よりも高断熱に形成された成形型を用いる請求項1記載の鋳造方法。
  3. 成形型として、押湯部が形成された成形型の部分が、前記成形型のキャビティの終端部を形成する材料よりも高断熱性の材料で形成されて成る成形型を用いる請求項2記載の鋳造方法。
  4. 成形型として、キャビティの狭小部が形成された成形型の部分が、前記キャビティの終端部を形成する材料よりも高断熱性の材料で形成されて成る成形型を用いる請求項2又は請求項3記載の鋳造方法。
  5. 成形型として、押湯部及びキャビティの狭小部の各内壁面に、金属の溶湯と接触する還元性化合物と非反応性である断熱性塗型剤の塗布等の断熱処理を施し、前記キャビティの終端部の内壁面には前記断熱処理を施さなかった成形型を用いる請求項2記載の鋳造方法。
  6. 成形型として、押湯部が形成された成形型の部分が、前記成形型のキャビティ部から分割可能に組み立てられて成る成形型を用いる請求項1〜5のいずれか一項記載の鋳造方法。
  7. 成形型として、押湯部が形成された成形型の部分に、前記押湯部に溶湯を導入する溶湯導入路と、キャビティ内で還元性化合物が生成されるように、前記還元性化合物の原料をキャビティ内に導入する導入路が形成されている請求項1〜6のいずれか一項記載の鋳造方法。
  8. 金属の溶湯として、アルミニウム又はその合金の溶湯を用い、且つ還元性化合物として、原料としてのマグネシウムガスと窒素ガスとを反応して得られるマグネシウム窒素化合物を用いる請求項1〜7のいずれか一項記載の鋳造方法。
  9. 金属の溶湯と還元性化合物とが成形型のキャビティ内で接触し、前記溶湯の表面に形成された酸化皮膜を還元して鋳造する還元鋳造に用いられる鋳造装置であって、
    該成形型には、前記溶湯を注入する注湯口とキャビティとの間に押湯部が形成されていると共に、前記キャビティ及び押湯部に充填された溶湯がキャビティの終端部から押湯部の方向に順次凝固するように、前記押湯部及びキャビティに部分的に断熱差が設けられていることを特徴とする鋳造装置。
  10. 成形型には、溶湯を注入する注湯口とキャビティとの間に形成された押湯部と、前記キャビティの溶湯入口から終端部に至る途中に、前記注湯口に注入された溶湯の流れ方向に対して直交方向の横断面積が前記終端部における前記溶湯の流れ方向に対して直交方向の横断面積よりも小面積の狭小部が形成されたキャビティとを具備し、
    前記押湯部及び狭小部に充填された溶湯の冷却速度が前記キャビティの終端部に注湯された溶湯よりも遅くなるように、前記押湯部及び狭小部が前記終端部よりも高断熱に形成されている請求項9記載の鋳造装置。
  11. 押湯部が形成された成形型の部分が、前記成形型のキャビティの終端部を形成する材料よりも高断熱性の材料で形成されている請求項10記載の鋳造装置。
  12. キャビティの狭小部が形成された成形型の部分が、前記キャビティの終端部を形成する材料よりも高断熱性の材料で形成されている請求項10又は請求項11記載の鋳造装置。
  13. 押湯部及びキャビティの狭小部が、その各内壁面に断熱性塗型剤の塗布等の断熱処理が施され、前記キャビティの終端部の内壁面には前記断熱処理が施されていない請求項10記載の鋳造装置。
  14. 押湯部及びキャビティの狭小部の各内壁面には、成形型のキャビティ内に注湯した金属の溶湯と接触する還元性化合物と非反応性である断熱性塗型剤の塗布等の断熱処理が施され、他方、前記キャビティの終端部の内壁面には前記断熱処理が施されていない請求項10記載の鋳造装置。
  15. 押湯部が形成された成形型の部分が、前記成形型のキャビティ部から分割可能に組み立てられている請求項9〜14のいずれか一項記載の鋳造装置。
  16. 押湯部が形成された成形型の部分に、前記押湯部に溶湯を導入する溶湯導入路と、キャビティ内で還元性化合物が生成されるように、前記還元性化合物の原料をキャビティ内に導入する導入路が形成されている請求項9〜15のいずれか一項記載の鋳造装置。
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