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JP3578252B2 - ディスクホイール - Google Patents

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JP3578252B2
JP3578252B2 JP21474097A JP21474097A JP3578252B2 JP 3578252 B2 JP3578252 B2 JP 3578252B2 JP 21474097 A JP21474097 A JP 21474097A JP 21474097 A JP21474097 A JP 21474097A JP 3578252 B2 JP3578252 B2 JP 3578252B2
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Hino Motors Ltd
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、大型車両等に使用されるディスクホイールに関する。更に詳しくは、タイヤが装着される一方のサイドリングがロックリングによりリムベースに装着されるディスクホイールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4(a)に示すように、従来、大型車両等に使用される比較的大型のディスクホイールにはタイヤ7が装着されるサイドリング2がロックリング3によりリムベース1に装着されるものが知られている。このリムベース1にはアクスルの軸方向内側に図示しないサイドフランジが形成され、軸方向外側にはロックリング3が取付けられるリム溝1bが周設される。また、リム溝1b近傍の軸方向内側にはシールリング4が装着され、サイドリング2はリムベース1にシールリング4を介して嵌入される。ロックリング3には脚部3aが内周面に形成され、この脚部3aをリムベース1のリム溝1bに挿入することによりロックリング3がリムベース1に取付けられるようになっている。サイドリング2がリムベース1に嵌入された状態でロックリング3をリムベース1に取付けることにより、ロックリング3の軸方向内側内面がサイドリング2に当接してサイドリング2がリムベース1から抜けることを防止するようになっている。
【0003】
このディスクホイールにはサイドリング2とリムベース1の図示しないサイドフランジの間にタイヤ7が装着され、タイヤ7が装着されたタイヤ7の内空間には図示しないエアバルブを介して高圧エアが充填されて使用されるようになっている。高圧エアはそのエア圧によりサイドリング2を軸方向外側に付勢するけれども、サイドリング2に当接するロックリング3が、その脚部3aをリム溝1bに係合してサイドリング2がリムベース1から離脱することを防止する。サイドリング2とリムベース1との隙間はリムベース1に装着されたシールリング4により密閉され、タイヤ内の高圧エアがサイドリング2とリムベース1との隙間から外部に排出されることを防止するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のディスクホイールでは正しい位置にロックリング3が取付けられないと高圧エアの圧縮力によりロックリング3がアクスルの軸方向外方に向ってサイドリング2とともに飛出してしまう恐れがある。例えば、図4(b)に示すように、ロックリング3の軸方向外側外面が軸方向内側に向けられてリムベース1に取付けられる、いわゆるロックリング3の逆方向組付けが行われた場合には、リム溝1bの断面形状とロックリング3の脚部3aの断面形状との相違により、リム溝1bから浮上がった状態でロックリング3がリムベース1に取付けられることになる。このため、この状態でタイヤ7に高圧エアを充填すると、高圧エアの付勢力によりサイドリング2が押されてロックリング3がリムベース1からサイドリング2とともに離脱する問題点がある。
【0005】
この点を解消するために、ロックリング3がリムベース1から離脱することを防止するストッパをサイドリング2に別途設けることや、リム溝1bに取付けられたロックリング3がリム溝1bから離脱することを防止するロック手段をロックリング自体に設けることが考えられる。しかし、ストッパをサイドリング2に設けることやロック手段をロックリング自体に設けることは、サイドリング2又はロックリング3自体の構造が複雑になり、サイドリング2のリムベース1への取付作業が困難になる不具合がある。また、このような手段によりロックリング3が離脱することを防止することは、正しい位置にロックリング3が取付けられていないにもかかわらず、タイヤ7内部に高圧エアが充填されて使用されることになり、ディスクホイール自体の寿命を低下させる問題点がある。
本発明の目的は、簡単な構造で、ロックリングの逆方向組付けが行われた場合に圧縮エアを充填不能にして、ロックリングの逆方向組付けを確実に防止し得るディスクホイールを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、図1に示すように、アクスルの軸方向内側にサイドフランジ11aが形成され軸方向外側にリム溝11bが周設されかつリム溝11b近傍の軸方向内側にシールリング14が装着されたリムベース11と、リムベース11にシールリング14を介して嵌入されサイドフランジ11aとともにタイヤ17が装着されるサイドリング12と、脚部13aが内周面に形成され脚部13aをリム溝11bに挿入することによりリムベース11に取付けられかつ軸方向内側内面がサイドリング12に当接してサイドリング12をリムベース11に装着するロックリング13とを備えたディスクホイールの改良である。
その特徴ある構成は、ロックリング13は一部に切欠き部13bが形成されたリング体であって、ロックリング13における切欠き部13b近傍の軸方向外側外面に1又は2以上の逆方向組付け防止用ピン16が軸方向外側に向って突設されたところにある。
ロックリング13の軸方向外側外面を軸方向内側に向けてロックリング13をリムベース11に組付けた時、逆方向組付け防止用ピン16は先端がサイドリング12に当接してサイドリング12をリムベース11の内側に押しやり、サイドリング12がシールリング14と接触することを防止する。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を図面に基づいて詳しく説明する。
図1に示すように、ディスクホイールは図示しないディスクの外周縁に装着されたリムベース11と、このリムベース11に嵌入されるサイドリング12とを備える。このリムベース11にはアクスルの軸方向内側にサイドフランジ11aが形成され、軸方向外側にはロックリング13が取付けるためのリム溝11bが周設される。図の拡大図に示すように、リム溝11bの断面形状は逆台形状をなして形成され、リム溝11bの軸方向外面はリムベース11の外周面に直交して形成される。また、リム溝11bの軸方向内面は円錐面に形成される。リム溝11b近傍の軸方向内側にはシールリング14が装着される。シールリング14の装着はリムベース11に形成されたシールリング14用の溝11cにシールリング14を装着することにより行われる。
【0008】
サイドリング12はリムベース11に軸方向外側から嵌入され、嵌入されるとサイドリング12の内周面にシールリング14が当接するように構成される。サイドリング12をリムベース11に嵌入した状態でロックリング13をリムベース11に取付けることにより、ロックリング13の軸方向内側内面がサイドリング12の外面に当接してサイドリング12がリムベース11から抜けることを防止するようになっている。
ロックリング13は一部に切欠き部13b(図3)が形成されたリング体であって、内周面には脚部13aが形成され、この脚部13aをリムベース11のリム溝11bに挿入することによりロックリング13がリムベース11に取付けられる。脚部13aの断面形状は台形状に形成され、脚部13aの軸方向外面はリムベース11の外周面に直交して形成される。また、脚部13aの軸方向内面はリム溝11bの円錐面に相応する傾斜角度を有する円錐状に形成される。図の拡大図に示すように、脚部13aがリムベース11のリム溝11bに挿入され、脚部13aの外面がリム溝11bの外面に当接すると、脚部13aの円錐面はリム溝11bの円錐面と僅かに隙間を生じるような大きさに形成される。
【0009】
ロックリング13に当接するサイドリング12の軸方向外面は軸方向外方に向って拡径する円錐状に形成され、ロックリング13の軸方向内面はサイドリング12の円錐状に形成された外面に相応して円錐状に形成され、ロックリング13の内面がサイドリング12の外面と当接した状態では、サイドリング12の外面がロックリング13をリム溝11bに挿入する方向に付勢し、ロックリング13がリム溝11aから離脱することを防止するようになっている。
本発明の特徴ある構成は、ロックリング13の軸方向外側外面に1又は2以上の逆方向組付け防止用ピン16が軸方向外側に向って突設されたところにある。図1及び図3に示すように、本実施の形態における逆方向組付け防止用ピン16はロックリング13の切欠き部13bの近傍に一対設けられ、逆方向組付け防止用ピン16は図示しないロックリング13に形成された孔に圧入することにより設けられる。
【0010】
このようなディスクホイールでは、図1に示すように、サイドリング12とリムベース11のサイドフランジ11aの間にタイヤ17が装着され、タイヤ17が装着されたタイヤ17の内空間に高圧エアを図示しないエアバルブを介して充填して使用される。この高圧エアの充填に伴い、そのエア圧によりサイドリング12がリムベース11の外方に付勢され、その付勢力によりサイドリング12がロックリング13に当接し、ロックリング13は脚部13aがリム溝11bに係合してサイドリング12がリムベース11から離脱することを防止する。サイドリング12とリムベース11との隙間はリムベース11に装着されたシールリング14により密閉され、タイヤ17内の高圧エアがサイドリング12とリムベース11との隙間から外部に排出されることを防止する。
【0011】
図2に示すように、仮に、ロックリング13が逆方向に組付けられた場合には、逆方向組付け防止用ピン16の先端がサイドリング12に当接してサイドリング12をリムベース11の内方向に押しやり、シールリング14とサイドリング12が接触することを防止する。シールリング14がサイドリング12と接触しないのでサイドリング12とリムベース11との隙間が密閉されることはなく、ロックリング13のいわゆる逆方向組付けに気づかないままタイヤ17に圧縮エアを充填しても、タイヤ17内の高圧エアがサイドリング12とリムベース11との隙間から外部に排出され圧縮エアがタイヤ17の内部に充填されることはない。この場合、エアが充填されないことからロックリング13の逆方向組付けに気がついた作業者はロックリング13を正規の位置に組付け直した後、タイヤ17内部に圧縮エアが充填される。
【0012】
また、上述した実施の形態では逆方向組付け防止用ピン16をロックリング13に圧入したが、逆方向組付け防止用ピン16は溶接によりロックリング13に取付けても良く、逆方向組付け防止用ピン16が軸方向外側に向って突設される限りこの逆方向組付け防止用ピン16の形状はクランク状に折曲げたものを使用しても良い。
【0013】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、ロックリングの軸方向外側外面に1又は2以上の逆方向組付け防止用ピンを軸方向外側に向って突設する簡単な構造で、ロックリングのいわゆる逆方向組付けが行われた時、逆方向組付け防止用ピンの先端がサイドリングに当接してサイドリングをリムベースの内側に押しやり、サイドリングがシールリングと接触することを防止する。この結果、サイドリングとリムベースとの隙間が密閉されることはなく、ロックリングのいわゆる逆方向組付けに気づかないままタイヤに圧縮エアが充填されることを防止することができる。
また、エアが充填されないことからロックリングのいわゆる逆方向組付けを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスクホイールの断面図。
【図2】ロックリングが逆方向に組付けられた状態を示すディスクホイールの断面図。
【図3】そのロックリングの切欠き部を示す正面図。
【図4】(a)ロックリングが正常に組付けられた従来例を示す図2に対応する断面図。
(b)ロックリングが逆方向に組付けられた従来例を示す図2に対応する断面
図。
【符号の説明】
11 リムベース
11a サイドフランジ
11b リム溝
12 サイドリング
13 ロックリング
13a 脚部
14 シールリング
16 逆方向組付け防止用ピン
17 タイヤ

Claims (1)

  1. アクスルの軸方向内側にサイドフランジ(11a)が形成され軸方向外側にリム溝(11b)が周設されかつ前記リム溝(11b)近傍の軸方向内側にシールリング(14)が装着されたリムベース(11)と、前記リムベース(11)に前記シールリング(14)を介して嵌入され前記サイドフランジ(11a)とともにタイヤ(17)が装着されるサイドリング(12)と、脚部(13a)が内周面に形成され前記脚部(13a)を前記リム溝(11b)に挿入することにより前記リムベース(11)に取付けられかつ軸方向内側内面が前記サイドリング(12)に当接して前記サイドリング(12)を前記リムベース(11)に装着するロックリング(13)とを備えたディスクホイールにおいて、
    前記ロックリング (13) は一部に切欠き部 (13b) が形成されたリング体であって、
    前記ロックリング(13)における前記切欠き部 (13b) 近傍の軸方向外側外面に1又は2以上の逆方向組付け防止用ピン(16)が軸方向外側に向って突設された
    ことを特徴とするディスクホイール。
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