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JP3573541B2 - ロール状物の搬送システム - Google Patents

ロール状物の搬送システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はロール状物の搬送システムに関し、特に詳細には、端末止め処理をしていないロール状物を搬送するのに適した搬送システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、長尺のウェブを巻回してなるロール状物を搬送する装置として、例えば特開平6−24550号公報に示されるように、ロール状物を受ける窪みを設けるとともにこの窪みの中央に上下に貫通する開口を設けたパレットを用いる搬送装置が知られている。上記パレットは、窪みの長さが搬送対象のロール状物の幅(ウェブ幅)よりも若干長く形成されたもので、そこに緊密に受け入れたロール状物を、幅方向への動きを規制しつつ保持できるものとなっている。またこの搬送装置において、パレットに受けられて所定位置まで搬送されたロール状物は、上記開口を通過して上昇するプッシャーにより押し上げられて、パレットから転がして排出されるようになっている。
【0003】
ところで、長尺のウェブを巻回してなるロール状物は、最外周側のウェブ端末を接着テープ等によってロール本体に止めておく処理をしてから搬送されることもあるし、また、このような端末止め処理をしない状態のまま搬送されることもある。この後者のような搬送のし方は、多くは、ロール状物を所定位置まで搬送した後に、ウェブ端末を延ばした状態でさらに何らかの処理(例えば、ウェブ端末に包装部材を接合する等の処理)が加えられる場合に適用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この端末止め処理をしていないロール状物の搬送に、上記パレットを用いる従来の搬送装置を適用すると、ロール状物がパレットから転がして排出されるため、排出後のロール状物の位置やウェブ端末位置がまちまちになり、さらには転がすことによるウェブの巻き緩みも生じ、そのため、ウェブ端末に包装部材を接合する等の次処理が困難になってしまう。
【0005】
また上記パレットを用いる従来の搬送装置では、感光材料のシートロールのように幅方向のサイズが多数有るロール状物を扱う場合は、ロール状物のサイズ毎にパレットが必要となり、それが多大なコストアップを招くことになる。
【0006】
さらにこの従来の搬送装置では、ロール状物を転がり方向に搬送したとき、加減速時にロール状物が動きやすく、安定性に欠けるという問題も認められる。
【0007】
またこの従来の搬送装置では、パレットの窪みにロール状物を落として嵌め込む際、特に最外周付近のウェブが幅方向に不揃いになっていると、ウェブ側端部がパレットの窪みの周壁と干渉して折れやすいという問題もある。
【0008】
さらにこの従来の搬送装置では、ロール状物をパレットから転がして排出させる際に、プッシャーにより押されたウェブの部分が損傷を受けやすいという問題も認められる。
【0009】
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、端末止めされていないロール状物を、ウェブ端末の位置ズレや、巻き緩みや、折れ等の損傷を発生させることなく、安定して正確に位置決め搬送することができ、しかも1つのパレットで多サイズのロール状物に対応できる搬送システムを提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明による第1のロール状物の搬送システムは、互いの間隔を変え得る1対の保持ガイドを有するパレットを用い、これらの保持ガイドによってロール状物の両端面を挟み付け保持しながら該ロール状物を搬送するようにしたものであって、請求項1に記載の通り、
互いに平行にして一定方向に延び、長尺のウェブが巻回されてなるロール状物を上記一定方向とロール軸が平行となる向きにして下方から受け止める2本の受けバー、および、所定の基準位置を常に中間に保って互いに近接、離間するようにそれぞれ上記受けバーの延びる方向に移動し得る2つの保持ガイドを備えたパレットと、
このパレットの2つの保持ガイドを、上記2本の受けバーの上に受け止められたロール状物の両端面を挟み付ける閉位置と、該両端面から離れた開位置との間で移動させる保持ガイド駆動装置と、
ロール状物を保持したパレットを所定の受け渡し位置まで搬送する搬送手段とから構成されたことを特徴とするものである。
【0011】
また本発明による第2のロール状物の搬送システムは、上記のような第1のロール状物の搬送システムにおいてウェブ端末を正確に位置決めできるようにしたものであって、請求項2に記載の通り、上記所定の受け渡し位置にパレットが配されたとき、ロール状物から延びているウェブの端末を所定位置に保持する位置決め保持手段が設けられたことを特徴とするものである。
【0012】
さらに本発明による第3のロール状物の搬送システムは、上記のような第1または2のロール状物の搬送システムにおいて、搬送対象のロール状物を傷付けることなく安定してパレットに移載できるようにしたものであって、請求項3に記載の通り、所定の移載位置に置かれたロール状物を、該ロール状物の軸と平行に延びる2本の移載バーによって下方からすくい上げて保持し、次いで該2本の移載バーをパレットの2本の受けバーに対して平行にして上方から下方にすれ違い状態に相対移動させ、それにより移載バー上のロール状物を受けバー上に移載する移載手段が設けられたことを特徴とするものである。
【0013】
また本発明による第4のロール状物の搬送システムは、請求項4に記載の通り、上記第1、2または3のロール状物の搬送システムにおいて、保持ガイド駆動装置が、パレットとは別体に形成された駆動源を有することを特徴とするものである。
【0014】
また本発明による第5のロール状物の搬送システムは、請求項5に記載の通り、上記第4のロール状物の搬送システムにおいて、パレットに、上記駆動源によって回転されるパレット外の係合部と離脱自在に係合して、駆動源の駆動力を保持ガイド側に伝達する被係合部が設けられるとともに、この被係合部の回転を阻止するブレーキが設けられたことを特徴とするものである。
【0015】
さらに本発明による第6のロール状物の搬送システムは、請求項6に記載の通り、上記第1から5いずれかのロール状物の搬送システムにおいて、2つの保持ガイドが閉じられる際に、ロール状物の両端面を挟み付ける力が所定値に達したところで、保持ガイド駆動装置から保持ガイドへの駆動力伝達を断つ手段が設けられたことを特徴とするものである。
【0016】
【発明の効果】
上記構成を有する本発明の第1のロール状物の搬送システムにおいては、2つの保持ガイドを閉位置に設定し、それらによってロール状物の両端面を挟み付け保持することができる。この状態でパレットを搬送すれば、搬送中にロール状物が動くことを防止して、ロール状物を安定して搬送可能となる。そして、ロール状物の幅が変わったならばそれに応じて2つの保持ガイドの挟み付けの位置(閉位置)を変えればよいし、また2本の受けバーの上には径が異なるロール状物を受け止め可能であるから、1つのパレットで多サイズのロール状物に対応可能となる。
【0017】
また、たとえロール状物の最外周付近のウェブが幅方向に不揃いになっていても、それらのウェブ側端は、ロール状物を挟み付けるように2つの保持ガイドが閉じる際に、該保持ガイドによってウェブ幅方向に動かして揃えられるから、該ウェブ側端が折られるようなことはない。
【0018】
また、上記2つの保持ガイドを開けば、ロール状物はそのままパレットから排出可能となるので、ロール状物をパレットから取り出すために転がすような必要はない。そこで、ロール状物を転がすことによるウェブの損傷や巻き緩み、ロール状物の位置ズレ、およびウェブ端末の位置ズレを防止できる。
【0019】
さらに上記2つの保持ガイドは、所定の基準位置を常に中間に保って互いに近接、離間するように移動するから、どのようなサイズのロール状物も必ずその幅方向中央位置が上記基準位置と揃う状態でパレットに位置決め保持されることになり、ウェブ端末に包装部材を接合する等の次処理に、ロール状物を正確に位置決めして供給できるようになる。
【0020】
また本発明による第2のロール状物の搬送システムは、ロール状物から延びているウェブの端末を所定位置に保持する位置決め保持手段を設けたことにより、ウェブ端末を特に正確に位置決め可能となり、よって、ウェブ端末に包装部材を接合する等の次処理をさらに容易化できるものとなる。
【0021】
さらに本発明による第3のロール状物の搬送システムは、所定の移載位置に置かれたロール状物を下方からすくい上げて保持し、その後パレットの2本の受けバーに対して相対移動する2本の移載バーによって、ロール状物をパレットに移載するようにしているので、ロール状物をパレット上に落とし込むような場合と異なって、ロール状物を傷付けることなく安定してパレットに移載できるようになる。
【0022】
また本発明による第4のロール状物の搬送システムは、保持ガイド駆動装置の駆動源がパレットとは別体に形成されているので、パレットの構造が簡単になってその小型軽量化が実現し、ひいてはパレット搬送手段として小型のものが使用可能となる。
【0023】
また本発明による第5のロール状物の搬送システムは、パレットの保持ガイドに駆動力を伝達する被係合部の回転を阻止するブレーキが設けられているので、ロール状物の搬送中はこのブレーキを作動させておくことにより、上記被係合部が何かに触れる等により保持ガイドが開いてロール状物の保持が不安定になることを防止できる。
【0024】
さらに本発明による第6のロール状物の搬送システムは、2つの保持ガイドが閉じられる際に、ロール状物の両端面を挟み付ける力が所定値に達したところで保持ガイドへの駆動力伝達を断つ手段が設けられているので、このロール状物を挟み付ける力が強過ぎて該ロール状物が損傷を受けることを防止できる。
【0025】
特に、ロール状物が写真感光材料を巻回してなるものである場合は、それを挟み付ける力が強過ぎると写真感光材料がいわゆる「圧力カブリ」を起こして使用不能となってしまうこともあるが、上記の力を所定値に保つことにより、このような不具合の発生も防止できる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図2は、本発明によるロール状物の搬送システムの一実施の形態を示す全体図であり、また図1は、このロール状物の搬送システムの上流側および下流側に配置された作業機の概略を示している。
【0027】
このロール状物の搬送システムは、一例としてウェブ状の写真感光材料が巻回されてなるロール状物(シートロール)10を搬送するためのものであり、図1に矢印Aで示す移載位置に置かれたシートロール10を、同図に矢印Bで示す受け渡し位置まで搬送するように構成されている。つまりこの搬送システムによりシートロール10は、同図に矢印Cで示す搬送経路を辿って搬送される。
【0028】
ここでまず、図1を参照して、この搬送システムの上流側に配置された裁断機100 について説明する。この裁断機100 は巻取り部101 と後巻部102 とを有している。巻取り部101 においては、幅広のウェブ状の写真感光材料が公知の裁断刃(図示せず)により複数条の狭幅ウェブ10Aに裁断される。そして、これらの狭幅ウェブ10Aの各先端部が、1対の駆動ドラム103 、103 上で一列に並べて回転される複数の巻芯10Bにそれぞれ接合され、該巻芯10Bに狭幅ウェブ10Aが巻き取られてシートロール10が形成される。
【0029】
これら複数のシートロール10は、一列に並んだ状態のまま矢印D方向に送り出されて、後巻部102 の1対の駆動ドラム104 、104 上に供給される。この後巻部102 では、回転する上記駆動ドラム104 、104 を利用して、後巻きがなされる。この後巻きは、駆動ドラム104 、104 上に供給された後に狭幅ウェブ10Aの端末がカットされたシートロール10を回転させて、端末長さを一定に揃えるための巻取り処理である。次いで複数のシートロール10は順次コンベア105 上に供給され、このコンベア105 によってロール軸方向(矢印F方向)に搬送され、矢印Aで示す移載位置に置かれる。
【0030】
この移載位置に置かれたシートロール10は、矢印Cで示す搬送経路を辿って搬送され、矢印Bで示す受け渡し位置に置かれる。次いでこのシートロール10は、公知のロボットハンド等により、ロール軸を中心として180 °向きを変えつつ矢印G方向に移され、内装機200 のインデックス回転テーブル201 上に載置される。このインデックス回転テーブル201 は、シートロール10を保持する保持部を回転中心204 の周りに90°間隔で合計4個有し、矢印H方向に90°ずつ間欠回転するものであり、このように回転することにより上記保持部を4つの作業ステーションST1、ST2、ST3、ST4に順次配置する。
【0031】
第1ステーションST1においては上述のようにしてシートロール10が受け入れられ、次の第2ステーションST2ではこのシートロール10が包材202 によって菊折り包装される。この菊折り包装は、まずシートロール10をなしている狭幅ウェブ10Aの端末に包材202 を接着し、該包材202 をシートロール10の全周を覆うように巻回させ、次いで包材202 の左右両端を花弁状に折り畳むことによってなされる。なお、上述のように狭幅ウェブ10Aの端末に包材202 を接着する作業がなされるので、シートロール10は端末止め処理をしない状態のまま内装機200 に送られて来る。
【0032】
次に第3ステーションST3では、菊折り包装されたシートロール10の中心孔(前記巻芯10Bの孔)に左右からブッシュ203 が挿入され、こうして包装が完了したシートロール10は第4ステーションST4において次工程に向けて排出される。
【0033】
次に図2以下を参照して、本発明によるロール状物の搬送システムについて説明する。図1にも示したコンベア105 の搬送方向前方側には、移載ステーション20が設けられている。この移載ステーション20には空のパレット30が載置され、端末長さを揃えそして端末止めはしない状態でコンベア105 上に並んでいるシートロール10のうち最前方のもの(図1の矢印Aで示す移載位置にあるもの)が、分離移載装置21によって後続のものから分離して取り出され、上記空のパレット30の上に移載される。このシートロール10は、パレット30の上で位置決め保持される。なお、このシートロール10の移載および、パレット30におけるシートロール10の位置決め保持については、後に詳しく説明する。
【0034】
シートロール10を位置決め保持したパレット30は、図示しない押し出し手段によって第1コンベア31の上に載せられ、この第1コンベア31によってターンコンベア32の上に搬送される。パレット30は回転するターンコンベア32によって90°向きを変えられた後、第2コンベア33の上に載せられ、この第2コンベア33によってターンコンベア34の上に搬送される。パレット30は回転するターンコンベア34によって90°向きを変えられた後、第3コンベア35の上に載せられ、この第3コンベア35によって搬送される。
【0035】
パレット30はこの第3コンベア35から排出されて、受け渡しステーション70内の矢印Bで示す受け渡し位置に配置される。そこからシートロール10は、前述したようにして内装機200 に供給される。なおこのとき、シートロール10の端末の狭幅ウェブ10Aが位置決めされ、またパレット30におけるシートロール10の保持が解除されるが、それらの操作については後述する。
【0036】
なお図中の36は、生産中に抜き取られた検査品等を再度生産ラインに戻すために、人手によって内装機200 に投入するための投入コンベアである。
【0037】
シートロール10が排出されて空になったパレット30は、昇降手段37により所定距離下方に搬送され、そこから図示しない手段により第4コンベア38上に載せられる。パレット30は、この第4コンベア38によってターンコンベア39の上に搬送され、回転するこのターンコンベア39によって90°向きを変えられた後、第5コンベア40の上に載せられ、この第5コンベア40によってターンコンベア41の上に搬送される。パレット30は回転するターンコンベア41によって90°向きを変えられた後、第6コンベア42の上に載せられ、この第6コンベア42によって昇降手段43の上に搬送される。そしてパレット30は、この昇降手段43により所定距離上方に搬送され、コンベア105 の搬送方向前方側に配置されて、シートロール10の移載を待つ状態となる。
【0038】
次に図3を参照して、コンベア105 上のシートロール10を分離移載装置21によりパレット30上へ移載する操作について詳しく説明する。図示されるようにこの分離移載装置21は、固定のガイド台22と、このガイド台22に案内保持されて前記第1コンベア31の延びる方向に沿って往復直線移動する横移動部23と、この横移動部23に保持されて上下動する昇降台24と、この昇降台24に固定された2本の移載バー25とを有している。なおこの図3において、パレット30は概略的に示してある。
【0039】
シートロール10の移載に際して2本の移載バー25は、図中矢印K1、K2……K8で示す方向に順次移動される。なおこの移載バー25の移動のうち、第1コンベア31の延びる方向に沿った移動(矢印K1、K3、K5、K7で示す方向の移動)は横移動部23の移動によってなされ、一方上下方向の移動(矢印K2、K4、K6、K8で示す方向の移動)は昇降台24の上下動によってなされる。
【0040】
2本の移載バー25はまず矢印K1方向に移動して、コンベア105 上の最前方のシートロール10に近接した位置を取り、次に矢印K2方向に移動してシートロール10よりも下の位置まで下がる。次に移載バー25は、矢印K3方向に移動してコンベア105 の左右外側に位置し、次いで矢印K4方向に移動して上記最前方のシートロール10をコンベア105 からすくい上げて分離する。
【0041】
図4は、このときの移載バー25とコンベア105 との位置関係を、図3の矢印K5方向から見て示すものである。ここに図示されている通り、コンベア105 の左右外側に実線表示のように位置した移載バー25が、上記矢印K4方向に移動して一点鎖線表示の位置まで上昇すると、シートロール10がコンベア105 からすくい上げられる。なお、シートロールがこの図4に「10’」で示すように、シートロール10よりある程度小径のものである場合も、さらにはある程度大径のものである場合も、それらは同じ2本の移載バー25によってコンベア105 からすくい上げられ得る。また、シートロール10をなす狭幅ウェブ10Aの端末は、コンベア105 と平行に延びる端末ガイド26によって下側から受け止められている。
【0042】
シートロール10をすくい上げて保持した移載バー25は、図3中で矢印K5方向に移動してコンベア105 から離れ、次に矢印K6方向に移動してシートロール10をパレット30の上に移載する。図5は、このときの移載バー25とパレット30との位置関係を、図3の矢印K5方向から見て示すものである。ここに図示されている通り、パレット30には互いに平行で移載バー25と同方向に延びる2本の受けバー50および、図3の紙面に垂直な方向に互いに離して配設された2つの保持ガイド51が設けられているが、2本の移載バー25はそれらとすれ違うように下降し、保持していたシートロール10を上記2本の受けバー50の上に移載する。
【0043】
このようにしてシートロール10は、ロール軸が受けバー50の延びる方向と平行になり、またロール軸が2本の受けバー50の中間位置の真上にある状態となつて受けバー50上に載置される。
【0044】
上述のように、シートロール10を移載バー25により下方からすくい上げて保持して、2本の受けバー50の上に移載すれば、シートロール10をパレット上に落とし込むような場合と異なって、シートロール10を傷付けることなく安定してパレット30に移載できるようになる。
【0045】
その後移載バー25は、図3中で矢印K7方向に移動してパレット30から離れ、次に矢印K8方向に移動して初期位置に戻る。移載バー25は以上の動作を繰り返し、コンベア105 の搬送方向前方側に順次配置される空のパレット30に、コンベア105 上のシートロール10を1つずつ移載する。
【0046】
次に図6以下を参照して、パレット30におけるシートロール10の位置決め保持について説明する。図6と図7はそれぞれこのパレット30の平面形状、図3の矢印K5方向から見た正面形状を示しており、また図8はその一部の斜視形状を示している。なお図3の矢印K5方向は、図6では下から上方向、図8では同じく矢印K5で示す方向である。
【0047】
図示されるようにパレット30は、ベースプレート52と、その上に支持部材53を介して固定された2本の受けバー50(図6では省略)と、2つの保持ガイド51とを有している。2本の受けバー50は例えば板状部材からなり、互いに平行に延び、そして正面視状態で各々の上面が緩いV字形の一部をなすようにやや傾けて配設されている。一方2つの保持ガイド51はそれぞれスライダ54に固定されており、これらのスライダ54は、受けバー50と平行にして支持部材53に固定されたリニアガイド55に滑動自在に嵌合されている。また支持部材53には、リニアガイド55と平行に延びるボールねじ56が、その長軸周りに回転自在に保持されている。このボールねじ56には、それぞれ保持ガイド51に固定された雌ねじブロック57が螺合されている。そしてボールねじ56の一端には、外周が六角形とされた入力クラッチ58が固定されている。
【0048】
上記ボールねじ56は、図6に示すパレット中心線CLを挟んで上半分部分と下半分部分とが互いに逆ねじとされたものである。したがってこのボールねじ56が一方向に回転すると、それぞれ雌ねじブロック57と一体化されている2つの保持ガイド51は、リニアガイド55に沿って互いに近付くように直線移動し、ボールねじ56が上記と反対方向に回転すると2つの保持ガイド51は互いに遠去かるように直線移動する。
【0049】
パレット30を組み立てる際に、2つの雌ねじブロック57の組付け位置は、2つの保持ガイド51がそれぞれ上記中心線CLから等距離の位置にあるように調整される。また上記逆ねじは互いに同ピッチとされ、2つの保持ガイド51のボールねじ1回転当たりの移動量は等しいものとなっている。そこで、ボールねじ56の回転により2つの保持ガイド51がどのように移動しても、常にそれらの中間位置に上記中心線CLが位置することになる。
【0050】
また一方の支持部材53には、上記入力クラッチ58を挿通させるブレーキプレート59が取り付けられている。このブレーキプレート59は、支持部材53に固定された2つのピン60に保持されてボールねじ56の長さ方向に移動自在とされ、各ピン60の周りに配設された圧縮コイルばね(図示せず)により、支持部材53から離れる向きに付勢されている。したがって、常時はこのブレーキプレート59が入力クラッチ58のテーパ部58aに圧接し、ボールねじ56が容易に回転しないようにブレーキが掛けられる。
【0051】
さらに上記一方の支持部材53には、ショックアブソーバ61が取り付けられている。またベースプレート52の四隅にはそれぞれ、パレット30の搬送時に略垂直となる軸の周りを回転可能な搬送用コロガイド62が配設されている。そしてベースプレート52の上側には、上記リニアガイド55やボールねじ56等を覆うカバー63A、63Bおよび63Cが取り付けられている。
【0052】
なお、移載ステーション20のタクトタイムは受け渡しステーション70のそれよりも短く設定して、内装機200 に待ち時間が生じないようにしてある。そのために第2コンベア33および第3コンベア35にはフリーフローコンベアを用い、受け渡しステーション70の前では常にパレット30がアキュムレートされている状態にしている。上記ショックアブソーバ61は、これら第2コンベア33および第3コンベア35においてパレット30がアキュムレートされたときのショックを吸収するために設けられている。また、第4コンベア38および第5コンベア40としても同様のフリーフローコンベアが用いられており、ショックアブソーバ61はこれらのコンベア38、40においてパレット30がアキュムレートされたときのショックも吸収する。
【0053】
図2に示した移載ステーション20および受け渡しステーション70には、パレット30のボールねじ56を回転させる開閉駆動機構65が各々配設されている。この開閉駆動機構65は、パレット30のボールねじ56、雌ねじブロック57および入力クラッチ58とともに、2つの保持ガイド51を開閉する保持ガイド駆動装置を構成するものである。
【0054】
以下図9を参照して、この開閉駆動機構65について説明する。図示されるように開閉駆動機構65は、ベースプレート64に固定されたリニアガイド64aに保持され、図示しない駆動手段により該リニアガイド64aに沿って図中左右方向に移動するスライドユニット66を有している。このスライドユニット66の上には、保持ガイド51の開閉用駆動源としてのモータ67、軸保持部材68A、68Bおよび68Cが取り付けられ、この軸保持部材68A、68Bおよび68Cには駆動軸69が回転自在に保持されている。
【0055】
上記モータ67の回転軸には出力スプロケット71Aが固定される一方、駆動軸69には入力スプロケット71Bが取り付けられ、これら両スプロケット71A、71Bは図示しないチェーンによって連結されている。なお駆動軸69には回転検出板72が固定されるとともに、この回転検出板72と入力スプロケット71Bとの間の位置において駆動軸69には滑りクラッチ73が介設されている。
【0056】
駆動軸69の先端部分には、クラッチボックス74がスプライン係合されている。このクラッチボックス74は、パレット30の六角形の入力クラッチ58と係合するレンチ穴状の係合穴74aを有し、上記スプライン係合により、駆動軸69に対してその長さ方向に相対移動可能で、またこの駆動軸69と一体的に回転可能となっている。そしてクラッチボックス74は、それと駆動軸69との間に介設された圧縮コイルばね75により付勢され、常時は図9に示す状態、すなわち駆動軸69の先端の拡径部69aに当接して位置規定される状態を保つ。
【0057】
上記構成の開閉駆動機構65は移載ステーション20および受け渡しステーション70において、所定位置に載置されたパレット30の入力クラッチ58に対して、クラッチボックス74が同軸に向き合うように配設されている。また移載ステーション20および受け渡しステーション70には、上記クラッチボックス74と干渉せずに、図示しないエアシリンダ等により図9の左右方向に移動され得るブレーキ解除部材76が設けられている。なおこのブレーキ解除部材76は、開閉駆動機構65と組み合わせて形成されてもよいし、あるいは開閉駆動機構65と全く別個に形成されてもよい。
【0058】
移載ステーション20においてパレット30にシートロール10が移載されると、まず上記ブレーキ解除部材76が図9中で左方に動かされて、パレット30のブレーキプレート59(パレット30については図6および7参照)をパレット中心線CL側に押し込む。それによりブレーキプレート59が入力クラッチ58から離れて、ボールねじ56は容易に回転し得る状態となる。次いでモータ67が駆動され、クラッチボックス74が所定方向に回転されつつ、スライドユニット66が図9中で左方に動かされる。
【0059】
そこでこのクラッチボックス74が、その係合穴74a内に入力クラッチ58を収めて該入力クラッチ58と係合する。なおこの係合の当初、クラッチボックス74と入力クラッチ58とが当接することもあるが、クラッチボックス74は圧縮コイルばね75により入力クラッチ58側に付勢されているから、クラッチボックス74の回転角度が少し変化すれば直ちにそれと入力クラッチ58とが係合する。
【0060】
クラッチボックス74と入力クラッチ58とが係合すると、モータ67の駆動力がボールねじ56に伝達されてこのボールねじ56が所定方向に回転する。それにより2つの保持ガイド51は、リニアガイド55に沿って互いに近付くように直線移動し、2本の受けバー50の上に載置されているシートロール10の左右両端面を挟み付けて該シートロール10を保持する。なおボールねじ56が回転する前、予め2つの保持ガイド51はシートロール10に接することのない開位置、例えば保持対象のシートロール10に応じてその幅よりもやや大きい間隔に互いに離れた所定位置や、シートロール10の幅に拘りなく互いに最大限離れた位置等に設定されている(この点については後述する)。
【0061】
2つの保持ガイド51がシートロール10の左右両端面を挟み付けると、駆動軸69にトルクが掛かるようになる。このトルクが所定値に達すると、そこで滑りクラッチ73に滑りが生じて、該クラッチ73よりもクラッチボックス74側の駆動軸69の回転は停止する。この部分の駆動軸69に固定された回転検出板72は例えば半円形に形成されたもので、その回転の有無が一例として近接スイッチ77によって検出される。すなわち、回転検出板72が回転していれば、近接スイッチ77から周期的に短いパルス信号が出力されるが、回転検出板72が停止すると、近接スイッチ77の出力はずっとONあるいはOFF状態となる。そこで、このような一様の出力状態が所定時間継続したならば、回転検出板72が停止したと判断することができる。
【0062】
回転検出板72が停止したことが検出されると、ブレーキ解除部材76が図9中で右方に動かされる。このようにしてブレーキ解除部材76が初期位置まで戻されると、ブレーキプレート59が再び入力クラッチ58のテーパ部58aに圧接し、ボールねじ56の回転に対してブレーキが掛けられる。次いでモータ67が停止される一方、スライドユニット66が図9中で右方に動かされて初期位置まで戻され、クラッチボックス74と入力クラッチ58との係合が解除される。
【0063】
以上のようにしてパレット30には、シートロール10が2つの保持ガイド51により所定の力で挟み付けて保持される。本システムにおいては、上記のように滑りクラッチ73を利用して、2つの保持ガイド51がシートロール10を挟み付ける力が所定値に達したところで、それ以上保持ガイド51が移動しないようにしているから、シートロール10の幅に応じて2つの保持ガイド51の閉位置が変わり、またシートロール10を挟み付ける力はシートロール10の幅に拘らず、好ましい所定値に設定され得る。したがって本システムは、1つのパレット30を用いて、種々のサイズのシートロール10を搬送可能となる。
【0064】
さらに、上記のようにしてシートロール10を挟み付ける力を常に好ましい所定値に設定することができれば、シートロール10を挟み付ける力が強過ぎて該シートロール10が損傷を受けることを防止できる。特にこのシートロール10は、写真感光材料を巻回してなるものであり、それを挟み付ける力が強過ぎると写真感光材料がいわゆる「圧力カブリ」を起こして使用不能となってしまうこともあるが、上記の力を所定値に保つことにより、このような不具合の発生を防止できる。
【0065】
また、前述した通り2つの保持ガイド51は、常にそれらの中間位置にパレット中心線CLが位置する状態で開閉動作するから、シートロール10はその幅に拘らず、幅方向中心が必ずパレット中心線CLの真上にあるように位置決めしてパレット30に保持されることになる。なお、2つの保持ガイド51がシートロール10の幅によって定まる所定の閉位置まで閉じたことを、例えば超音波センサ等によって検出するようにし、モータ67の停止後にその旨が検出されなければ保持失敗と判断して、そのシートロール10はパレット30ごと搬送経路外に排出させるようにしてもよい。
【0066】
シートロール10を保持したパレット30は、前述したように第1コンベア31、ターンコンベア32等によって搬送され、シートロール10は図1および2に矢印Bで示した受け渡し位置に配置される。なお本システムでは、クラッチボックス74と係合する被係合部である入力クラッチ58の回転、つまりはボールねじ56の回転を阻止するブレーキプレート59が設けられ、パレット30の搬送中は該ブレーキプレート59が作動する状態となっているから、入力クラッチ58が何かに触れることにより、あるいは振動等により保持ガイド51が自然に開いて、シートロール10の保持が不安定になることを防止できる。
【0067】
シートロール10は上記受け渡し位置から内装機200 に供給されるが、それに先立ってシートロール10の端末の狭幅ウェブ10Aが位置決めされ、またパレット30におけるシートロール10の挟み付け保持が解除される。以下、これらの操作について、図10および11を参照して説明する。
【0068】
図10は、図2に示す受け渡しステーション70に配置された位置決め保持手段80を示しており、また図11はこの位置決め保持手段80の作動する様子を概略的に示している。図10に示される通り位置決め保持手段80は、固定部81と、その上方位置に配された端末プッシャー82とから構成されている(図2には、上記固定部81のみを示してある)。なお図10において、パレット30については要部のみを示してある。
【0069】
固定部81は、ベースプレート83と、その上に互いに所定間隔を置いて固定された1対のエッジ位置規制ガイド84A、84Bと、それらの間においてベースプレート83上に固定されたサクションボックス85とから構成されている。エッジ位置規制ガイド84A、84Bはそれぞれ内側、つまりサクションボックス85の方に向かって水平に延びる部分と、その部分の外側で上方に突出した部分とを有して断面略L字状とされ、上記水平に延びる部分の上面とサクションボックス85の上面の各高さ位置は揃えられている。サクションボックス85は直方体状の函体で、その内部空間は配管を介して図示しない真空ポンプ等の空気吸引手段の吸引口に連通され、またその上面には多数の空気吸引孔86が設けられている。
【0070】
一方端末プッシャー82は、直方体状の函体である押圧部87と、この押圧部87を保持して上下動させる昇降ロッド88と、押圧部87の内部空間を図示しないブロワ等の送風手段の吐出口に接続する配管89とから構成されている。また上記押圧部87の下面には、多数の空気吹出口90が設けられている。
【0071】
受け渡しステーション70に送られて来たパレット30は、そこで公知の手段により所定位置に位置決めされるが、その上のシートロール10は前述した通り、幅方向中心が必ずパレット中心線CLの真上にあり、またロール軸が2本の受けバー50の中間位置の真上にあるようにパレット30に対して位置決めされているので、パレット30の位置決めがなされれば、シートロール10も所定の受け渡し位置(図2に矢印Bで示す位置)に位置決めされることになる。
【0072】
このようにシートロール10の本体が位置決めされても、その端末の狭幅ウェブ10Aは図11の(a)に示すように湾曲した巻き癖を有して、位置が不定となっている。そこでこの端末の狭幅ウェブ10Aを位置決めするために、端末プッシャー82の押圧部87が、空気吹出口90から空気を吹き出しながら下降される。端末の狭幅ウェブ10Aは同図の(b)に示すようにこの空気によって下方に押され、1対のエッジ位置規制ガイド84A、84Bによって幅方向の位置が規制されつつ、これらのガイド84A、84Bの間に収められる。
【0073】
押圧部87は同図の(c)に示すように、サクションボックス85との間に狭幅ウェブ10Aを挟み付ける位置まで下降する。この状態になると、サクションボックス85の空気吸引孔86から空気吸引がなされ、そこで狭幅ウェブ10Aはこのサクションボックス85の上面に吸着する。次いで押圧部87は、固定部81から上方に大きく離れた初期位置まで戻される。
【0074】
その後、パレット30の保持ガイド51によるシートロール10の挟み付け保持が解除され、パレット30上のシートロール10を内装機200 に受け渡すことが可能となる。この挟み付け保持の解除は、受け渡しステーション70に配置された開閉駆動機構65によってなされる。この開閉駆動機構65は、移載ステーション20に配置されたもの、つまり図9に示したものと同じ構成のものであり、この場合も前述と同様の入力クラッチ58に対するブレーキの解除、クラッチボックス74と入力クラッチ58との係合、ボールねじ56の回転による保持ガイド51の移動、上記ブレーキの再作動、およびクラッチボックス74と入力クラッチ58との係合解除がこの順になされる。
【0075】
しかしこの場合、モータ67の回転駆動方向つまりボールねじ56の回転方向は、シートロール10を挟み付け保持する場合とは逆向きとされ、それにより2つの保持ガイド51は互いに離れる方向に移動し、それぞれシートロール10の端面から離れて、挟み付け保持が解除される。
【0076】
なお、このとき2つの保持ガイド51は、例えば保持対象のシートロール10に応じてその幅よりもやや大きい間隔に互いに離れた所定位置や、シートロール10の幅に拘りなく互いに最大限離れた位置まで移動させればよい。その後入力クラッチ58に対して再びブレーキが掛けられるから、受け渡しステーション70から移載ステーション20に戻されたパレット30においては、2つの保持ガイド51が上述のような位置にそのまま保たれており、よってそのパレット30を直ちに使用することができる。
【0077】
以上説明した通り本システムにおいては、2つの保持ガイド51を開けば、シートロール10はそのままパレット30から排出可能となるので、シートロール10をパレット30から取り出すために転がすような必要はない。そこで、シートロール10を転がすことによる狭幅ウェブ10Aの損傷や巻き緩み、シートロール10の位置ズレ、およびウェブ端末の位置ズレを防止できる。
【0078】
また本システムは、保持ガイド51を駆動する装置の駆動源がパレット30とは別体に形成されているので、パレット30の構造が簡単になってその小型軽量化が実現し、ひいてはコンベア31、33、35等のパレット搬送手段として小型のものが使用可能となる。
【0079】
また図12に示すように、2つの保持ガイド51に保持される前に、シートロール10の最外周付近の狭幅ウェブ10Aが幅方向に不揃いになっていても、該ウェブ10Aの側端は、2つの保持ガイド51が閉じる際に該保持ガイド51によってウェブ幅方向に動かして揃えられるから、このウェブ側端が図13に示すように折られてしまう恐れは少ない。
【0080】
しかし、このウェブ側端が折られる事態を回避するために、より万全の対策を施すようにしてもよい。以下そのような対策について、図14および15を参照して説明する。
【0081】
図7に示した保持ガイド51の、受けバー50の近辺の形状を拡大して示すと、図14の(a)のようになる。図示のように保持ガイド51には、受けバー50を通すための開口51eが設けられるが、そのため、シートロール10の最外周の狭幅ウェブ10Aの側端面に保持ガイド51が接する部分は、図中斜線を付したかなり狭い部分に限られる。つまり、ここでは保持ガイド51の略右半分のみを示してあるから、保持ガイド51全体では、狭い3つの部分がとびとびに狭幅ウェブ10Aの側端面に接することになる。最外周の狭幅ウェブ10Aの側端面を、保持ガイド51がこのような状態下で押すと、特に狭幅ウェブ10Aが薄いような場合は、その側端が図13に示すように折られてしまうこともあり得る。
【0082】
そこで各保持ガイド51の内面、すなわちシートロール10の端面と向き合う面に、図15に斜線を付して示すような折れ防止部材95を固定しておくと、この折れ防止部材95とシートロール10との位置関係は、図14の(b)に示すようなものとなる。つまりこの場合、シートロール10の最外周の狭幅ウェブ10Aの側端面に折れ防止部材95が接する部分は、図中斜線を付したかなり長い部分となる。最外周の狭幅ウェブ10Aの側端面を、保持ガイド51がこのような状態下で押すようにすれば、ウェブ10Aの側端が折られることは極めてまれとなる。
【0083】
なお、上記折れ防止部材95と受けバー50との間の間隔、つまり図14(b)のT寸法は、狭幅ウェブ10Aの折れを防止する上ではより小さいのが望ましい。しかしこの間隔があまりに小さいと、保持ガイド51が受けバー50と干渉しやすくなるので、この点も考慮して該間隔を定めるのがよい。例えば紙製の狭幅ウェブ10Aの厚さが0.2 mmである場合は、上記間隔をその1/4の0.05mm程度とすると好ましい結果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロール状物の搬送システムと併せて用いられる作業機の一例を示す概略斜視図
【図2】本発明の一実施の形態であるロール状物の搬送システムを示す全体斜視図
【図3】上記搬送システムに用いられたシートロール移載手段を示す概略斜視図
【図4】上記シートロール移載手段とシートロールとの位置関係を示す正面図
【図5】上記搬送システムに用いられたパレットとシートロールとの位置関係を示す正面図
【図6】上記パレットを示す平面図
【図7】上記パレットを示す正面図
【図8】上記パレットの一部を示す斜視図
【図9】上記搬送システムに用いられた、保持ガイドの開閉駆動機構を示す一部破断側面図
【図10】上記搬送システムに用いられたウェブ端末位置決め保持手段を示す一部破断斜視図
【図11】上記ウェブ端末位置決め保持手段の駆動を説明する概略図
【図12】ウェブ端末が幅方向に不揃いとなったシートロールを示す斜視図
【図13】ウェブの側端の折れを説明する説明図
【図14】上記折れを防止する手段の効果を説明する説明図
【図15】上記折れを防止する手段を示す正面図
【符号の説明】
10 シートロール
10A 狭幅ウェブ
10B 巻芯
20 移載ステーション
21 分離移載装置
22 分離移載装置のガイド台
23 分離移載装置の横移動部
24 分離移載装置の昇降台
25 分離移載装置の移載バー
26 端末ガイド
30 パレット
31 第1コンベア
32、34、39、41 ターンコンベア
33 第2コンベア
35 第3コンベア
36 投入コンベア
37、43 昇降手段
38 第4コンベア
40 第5コンベア
42 第6コンベア
50 受けバー
51 保持ガイド
52 ベースプレート
54 スライダ
55 リニアガイド
56 ボールねじ
57 雌ねじブロック
58 入力クラッチ
59 ブレーキプレート
61 ショックアブソーバ
62 搬送用コロガイド
64 ベースプレート
65 開閉駆動機構
66 スライドユニット
67 モータ
69 駆動軸
70 受け渡しステーション
71A 出力スプロケット
71B 入力スプロケット
72 回転検出板
73 滑りクラッチ
74 クラッチボックス
75 圧縮コイルばね
76 ブレーキ解除部材
77 近接スイッチ
80 ウェブ端末の位置決め保持手段
81 固定部
82 端末プッシャー
83 ベースプレート
84A、84B エッジ位置規制ガイド
85 サクションボックス
86 空気吸引孔
87 押圧部
88 昇降ロッド
89 配管
90 空気吹出口
95 折れ防止部材

Claims (6)

  1. 互いに平行にして一定方向に延び、長尺のウェブが巻回されてなるロール状物を前記一定方向とロール軸が平行となる向きにして下方から受け止める2本の受けバー、および、所定の基準位置を常に中間に保って互いに近接、離間するようにそれぞれ前記受けバーの延びる方向に移動し得る2つの保持ガイドを備えたパレットと、
    このパレットの前記2つの保持ガイドを、前記2本の受けバーの上に受け止められたロール状物の両端面を挟み付ける閉位置と、該両端面から離れた開位置との間で移動させる保持ガイド駆動装置と、
    ロール状物を保持した前記パレットを所定の受け渡し位置まで搬送する搬送手段とからなるロール状物の搬送システム。
  2. 前記所定の受け渡し位置に前記パレットが配されたとき、ロール状物から延びているウェブの端末を所定位置に保持する位置決め保持手段が設けられていることを特徴とする請求項1記載のロール状物の搬送システム。
  3. 所定の移載位置に置かれた前記ロール状物を、該ロール状物の軸と平行に延びる2本の移載バーによって下方からすくい上げて保持し、次いで該2本の移載バーを前記パレットの2本の受けバーに対して平行にして上方から下方にすれ違い状態に相対移動させ、それにより移載バー上のロール状物を受けバー上に移載する移載手段が設けられていることを特徴とする請求項1または2記載のロール状物の搬送システム。
  4. 前記保持ガイド駆動装置が、前記パレットとは別体に形成された駆動源を有することを特徴とする請求項1から3いずれか1項記載のロール状物の搬送システム。
  5. 前記パレットに、前記駆動源によって回転されるパレット外の係合部と離脱自在に係合して、駆動源の駆動力を前記保持ガイド側に伝達する被係合部が設けられるとともに、この被係合部の回転を阻止するブレーキが設けられていることを特徴とする請求項4記載のロール状物の搬送システム。
  6. 前記2つの保持ガイドが閉じられる際に、ロール状物の両端面を挟み付ける力が所定値に達したところで、前記保持ガイド駆動装置から保持ガイドへの駆動力伝達を断つ手段が設けられていることを特徴とする請求項1から5いずれか1項記載のロール状物の搬送システム。
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