JP3552721B2 - ポリマー界面活性剤でカプセル封入された微小気泡および超音波画像形成でのその使用 - Google Patents
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Description
本発明は新規な造影剤、一層特定的には診断用画像形成において有用なガスを含む造影剤に関し、またこれを製造するのに役立つ新規なポリマーに関する。
超音波画像形成が、例えば、脈管系の特に心搏記録法における研究および組織ミクロ脈管構造の研究において潜在的に価値のありうる診断の手段となることは周知である。得られる音響画像を増強するために、固体粒子、乳化された液滴、ガス気泡およびカプセル封入されたガスまた液体のそれぞれ懸濁液を含めて種々の造影剤が提案されてきた。容易に圧縮されうる低密度の造影剤はそれが発生する音響後方散乱の点で特に効率的であることが一般に認められており、従ってガスを含有する系およびガスを発生する系の製造にかなりの興味が示されてきた。
ガスを含有する造影媒体はまた、例えば磁気共鳴(MR)信号を減少するように作用する磁化率造影剤のように磁気共鳴画像形成に有効であることも知られている。酸素を含む造影媒体はまた有用な常磁性MR造影剤でありうる。
さらにまた、X線画像形成の分野においては、二酸化炭素のようなガスが陰画用経口造影剤として使用できることが認められている。
生理学的に許容できる物質の心臓内注射により生体内で発生される遊離のガス気泡にかかわる初期の研究によって、超音波心臓検査法でこのような気泡が造影剤として効率的でありうることが立証されているが、このような技術は遊離気泡の寿命が短いので実用性にはきびしい限界がある。従って、例えば乳化剤、油、増粘剤または糖を使用することによりあるいは例えばガスを含有するポリマー微小気泡のように、種々のポリマー系内にガスまたはその前駆体を混入させるかまたはカプセル封入することにより、超音波心臓検査法および他の超音波での研究のためにガス気泡を安定化する方法に興味が示されている。
従って例えばWO 80/02365は超音波画像を増強するために、ゼラチンにカプセル封入されたガスの微小気泡を使用することを開示している。しかしながら、このような微小気泡は、カプセル封入コーティングの薄さからみて、超音波心臓検査法で用いるのに好ましい寸法(1〜10μm)では十分な安定性を示さない。
US−A−4774958は変性された蛋白質例えばヒトの血清アルブミン中にカプセル封入することにより安定化された微小気泡分散液の使用を開示している。このような系は2〜5μmの寸法を有する微小気泡系の製造を可能とするが、それでも左心および心筋を効率よく可視化することはできない。このような蛋白質から誘導される作用剤の使用もまた、アレルゲン性反応が起きうる点に関して問題を生むであろう。
EP−A−0327490は、遊離の形または結合した形のガスまたは揮発性液体(つまり60℃より低い沸点をもつもの)を含む微細な粒状の生分解性合成ポリマーを含む超音波造影剤を特に開示している。生分解性の代表的な合成ポリマーの例には、ヒドロキシ炭酸のポリエステル、ポリアルキルシアノアクリレート、ポリアミノ酸、ポリアミド、ポリアクリル化糖類およびポリオルトエステルがある。
重合されたアルデヒドをベースとする微細な粒状の生分解性の類似なポリマーは、EP−A−0441468中に記載されているが、一方、微細な粒状のポリ(アミノ酸)−ポリ(環状イミド)誘導体をベースとする系はEP−A−0458079に記載されている。
アミロースまたは生分解性の合成ポリマーとガスまたは揮発性液体とからなる微細粒からなる超音波造影剤がWO 89/06978に記載されている。
EP−A−0458745は、カプセル封入材料が、変形可能で弾性があり界面に沈積した、望ましくは生分解性であるポリマーである、ガスで充満されたマイクロバルーンを開示しており、このポリマーの例には多糖類、ポリアミノ酸、ポリラクチド、ポリグリコリド、ラクチド/ラクトンコポリマー、ペリペプチド、蛋白質、ポリオルトエステル、ポリジオキサノン、ポリ−β−アミノケトン、ポリホスファゼン、ポリ無水物およびポリ(アルキルシアノアクリレート)がある。マイクロバルーンは、引続いて蒸発される揮発性液体の液滴のまわりにポリマーの沈積をもたらす乳濁液技術により通常製造される。このような技術には、乳濁液を安定化するために界面活性剤、例えばレシチン、脂肪酸またはその、ポリオキシエチレングリコールもしくはポリオキシプロピレングリコールのようなポリオキシアルキレン化合物とのエステルの使用が関係する。
ポリマーをベースとする造影剤は、それを検査をうける患者から最終的に除去するあるいは患者によって吸収されるのを容易にするために生分解性であるのが望ましいことが一般に認められている。従って、ポリマー中のエステル、アミドまたはウレタン基が、生体内の酵素加水分解をうける結果、生分解性であるポリエステル、ポリ無水物、ポリカーボネート、ポリアミドおよびポリウレタンのようなポリマーを使用することが多くの場合提案されている。
本発明者が公開した国際特許出願WO 93/17718においては、式
−(O)m−CO−O−C(R1R2)−O−CO−(O)n−(I)
(式中、R1およびR2は水素原子、または炭素と結合した1価の有機基をそれぞれ表わすか、あるいはR1とR2とが一緒に炭素と結合した2価の有機基を表わし、またmおよびnはそれぞれゼロまたは1である)のメチレンジエステル単位がポリマー中に存在することにより、高度で制御可能な水準の生体内生分解性を示すように企図されたポリマーをベースとする造影剤が記載されている。このような単位は普通のエステラーゼ酵素により特に迅速に分解されるが、酵素の不在下で比較的安定である。
こういったポリマーは、例えば、上記したEP−A−0458745に記載のような乳化技術によって微細粒および(または)マイクロバルーンを含有する造影剤へと処方されうる。このような処理に際しては、分散剤例えば界面活性剤が存在することが通常必要であるが、ただしこの界面活性剤は生理学的に許容できるものとする。この界面活性剤は例えば、造影剤の微細粒および(または)マイクロバルーンの目的とする担持媒体中での分散性および(または)安定性を増大するように所望ならび最終製品中に保持されうる。
WO 92/17212は上記した式(I)のメチレンジエステル単位を所望なら含んでよい非蛋白質の架橋されたまたは重合された両親媒性の部分によってカプセル封入されたガスまたはガス前駆体の微小気泡を含むポリマーをベースとする造影剤を記載している。この造影剤は例えば、水と混合しない揮発性の有機溶媒が、例えばミセルの形の両親媒性部分によってカプセル封入される水中油乳濁液を生成するように重合可能な両親媒性物質を乳化し、その後、両親媒性部分を架橋または重合しそして所望ならば例えば蒸発により揮発性の有機溶媒を除去することにより製造できる。重合可能な両親媒性物質の界面活性特性は、上記のような方法の乳化処理において外在的な界面活性剤を使用することを不必要にするであろうということが理解できよう。重合可能な両親媒性物質は例えばそれ自体がポリマー基例えば親水性ポリマー基例えばポリオキシエチレン鎖、および重合可能な基例えば(メタ)アクリル基または重合可能な他のアルケニル基もしくはアルキニル基、および疎水性基例えば長鎖アルキル基を含んでよい。
本発明は、重合可能でない壁状体を形づくるブロックコポリマーまたはグラフトコポリマーの界面活性剤によってガスの微小気泡がカプセル封入されている、ポリマーをベースとするガスを含有する造影剤が多くの有利な特性を有するという発見に基づく。従ってこのような造影剤は優れた保存安定性と良好な安定性、および静脈内注射による投与の場合、しばしばいくつかの循環径路について投与後生体内での良好な造影効果を示すであろう。このような造影剤は投与後に迅速な生分解を行うよう設計されることができる。さらに、また、ブロックコポリマーまたはグラフトコポリマーの様々な領域または部域の性質および寸法の選択により、安定性、分散性、生物学的特性などのような造影剤の特性に影響を与えることができる。
本発明の造影剤は、例えば以下に述べるようにしてブロックコポリマーまたはグラフトコポリマーの界面活性剤から直接に容易に製造できるという事実もまた有利である。従って予め重合された、壁状体を形成するコポリマー界面活性剤出発物質を使用すると、例えばWO 92/17212に記載のような架橋または重合反応の必要がなくなり、それに伴って製品を生理学的に許容できるようにするために、副生物および(または)開始剤のような物質からの残留物を引続いて除去する必要がなくなる。ポリマー出発物質から直接得られる造影剤はまた架橋反応または重合反応により得られる造影剤より高い構造的一体性をも示すであろう。さらにまた、ブロックコポリマーまたはグラフトコポリマー界面活性剤出発物質の界面活性特性の結果、外在的な界面活性剤/乳化剤を用いずに乳化技術により造影剤を製造できるが、ただし以下に述べるように本発明の特定の態様においてこのような乳化剤の使用が望ましい場合、これを妨げるものではない。
本発明の一つの局面においては、重合可能でない壁状体を形成するブロックコポリマーまたはグラフトコポリマー界面活性剤によりカプセル封入されたガスの微小気泡を含む造影剤が提供される。
コポリマー界面活性剤に関して本明細書中で用いる「重合可能でない」という用語は、本発明の界面活性剤を例えば製造または使用する際にこの物質が、通常さらに重合しないことを示す。しかしながらコポリマー界面活性剤は、このような状況で遭遇するよりも一層極端である条件の下ではさらに重合反応を行うことができるであろう。
コポリマー界面活性剤に関して本明細書中で用いる「壁状体を形成する」という用語は、カプセル封入構造を安定化するために架橋あるいは一層の重合といった化学反応を必要とせずに所望の程度の一体性を有するカプセル封入構造を形成するように相互作用することをこの物質が本来的に可能とすることを示す。このような構造は、一つまたはそれより多くのカプセル封入されたガスの微小気泡を例えば含む固体の微細粒の形をとってよく、あるいは液体担持体中に分散されたガスの微小気泡をカプセル封入する膜状体またはフィルムの形を例えばとってよい。
本発明の造影剤で用いるコポリマーの界面活性特性は、異なる親液性を有する別々な領域または部域がコポリマー中に存在することに通常由来するであろう。最も普通には、コポリマーが両親媒性を示すように、一つまたはそれより多くのこのような領域または部域は親水性でありそして一つまたはそれより多くの他の領域または部域は疎水性であろう。しかしながら、例えば、異なる程度の親水性を示す別々な領域または部域を含むコポリマーを使用することも可能であろう。
本発明の造影剤で使用できるブロックコポリマー界面活性剤には、線状の2−ブロック、3−ブロックまたは多−ブロックの配列になっている、例えば、AおよびBが、親液性の異なるポリマーブロック、例えばそれぞれ親水性ブロックおよび疎水性ブロックであるとして、例えばA−B、A−B−A、B−A−BまたはA−B−A−B−A−Bのタイプの配列になっている、親液性の異なる二つまたはそれより多くのブロックを有するブロックコポリマーがある。例えば、
タイプの分枝構造および例えば
タイプの大環状構造もまた用いられてよい。
親水性/親油性バランスを所望のものとするために、望むならば一つのタイプまたは他のタイプのブロックの寸法が比較的小さくなるように選定することができる。従って、例えば親水性ブロックと疎水性ブロックとを含むブロックコポリマーの場合、コポリマーを水溶性にするために寸法の小さい疎水性ブロックを選定するのが有利である。
一般に小さい寸法のブロックが存在する場合、このブロックには、定義できる反復単位を厳密にいうともたないが、ポリマーの特性(例えば長鎖の単位がと存在する結果として)を例えば示す、モノマー基を含めてのオリゴマー基と準ポリマー基とがともに含まれる。このようなオリゴマーブロックまたは準ポリマーブロックを含むコポリマーは時にはこの技術分野で「延長されたポリマー」として記述される。本発明の造影剤で有用であるこのような延長されたポリマーの部類の一つは、オリゴマーまたは準ポリマーの疎水性領域または部域によって結合された親水性ポリマーブロックからなる。
本発明の造影剤中で使用できるグラフトコポリマーは、長さ方向に沿って親液性が異なる第2のポリマーの分枝を有する第1のポリマーから通常なり、所望ならば第1または第2のポリマーのいずれかがブロックコポリマーであってよく、その場合、界面活性剤はブロック−グラフトコポリマーと称することができる。グラフトコポリマー界面活性剤の有用なタイプの一つは、疎水性ポリマーの主鎖がその長さ方向に沿って親水性ポリマーの分枝を有するものである。
本発明の造影剤中のコポリマー界面活性剤は、多糖類、ポリアルコール(例えばポリビニルアルコール)、ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコールおよびポリアミノ酸のようなポリマーから誘導される親水性の領域または部域を例えば含んでよい。ポリオルトエステル、ポリアセタール、ポリ無水物、ポリグリコール酸、ポリ(メタ)アクリル酸およびそのエステルのような誘導体のようなポリマーであって必要に応じて親水性基によって置換されているものもまた有用であろう。親水性の領域または部域がポリエチレングリコール単位から実質的になっているコポリマー界面活性剤を含む造影剤が特に有利であろう。
親水性領域または部域の内に荷電した基が存在するのは有利であろうが、このことは、この基の高い水溶性のため比較的小さい親水性の領域または部域を用いることが可能であることによる。このような荷電した化学種の間の相互作用は、集塊化を防止することによりコポリマー界面活性剤の分散体の安定性を増大しもするであろう。
本発明の造影剤で用いられるコポリマー界面活性剤中の疎水性の領域または部域は、油溶性の縮合により、イオン重合およびフリーラジカル重合から生成されるポリマー例えばポリ(メタ)アクリレートエステル、ポリオルトエステル、ビニルおよびスチレンポリマー、ポリアセタール、ポリ無水物、ポリグリコール酸およびそのエーテルやエステル、ならびにポリ乳酸/ポリグリコール酸コポリマーから例えば誘導されてよく:このようなポリマーは、その疎水性を増大するためにアルキル基、アラルキル基またはアリール基のような疎水性基を例えば含んでよくあるいはこれで置換されてよい。疎水性の領域または部域は一つまたはそれより多くの長鎖脂肪族基(例えばC10〜C20ポリメチレン基)を含むポリエステル鎖(オリゴマー部分または準ポリマー部分であってよい)を含むのが有利である。
例えば、壁状体を形成する特性が(少くとも部分的に)疎水的な相互作用の結果である場合、疎水性ブロックの寸法は、水溶性の低いコポリマー界面活性剤の壁状体形成特性に特に影響を与えるであろう。疎水性ブロックの物理的状態は、例えばそれが結晶構造または不定形構造のいずれを形成しようとも重要であり、そして疎水性ブロックの硬さまたは柔らかさの程度もまた重要である。
コポリマー界面活性剤の異なる領域または部域は、直接に結合されてよく、あるいは結合体例えば多価の原子もしくは無機基またはこれらの領域または部域の一つのうちにあるモノマー単位のような多官能性有機基を介して結合されてよい。
すでに指摘したごとくポリマーをベースとする造影剤は、これを被検患者から最終的に除去しあるいはこれを患者が吸収するのを容易にするために生分解性であるのが好ましい。従って本発明の造影剤は生分解性である、つまり生体内で不安定である基または結合を含むコポリマー界面活性剤からなるのが好ましい。従ってコポリマー界面活性剤は例えばポリオルトエステル、ポリアセタール、ポリ無水物、ポリグリコール酸およびそのエーテル、エステルやポリ乳酸コポリマーにおけるように、例えば酸に不安定な結合を含むのが有利であろう。生分解性を示す潜在的に有用なコポリマー成分には、多糖類、ポリアミノ酸、ポリラクチド、ラクチド/ラクトンコポリマー、ポリペプチド、蛋白質、ポリジオキサノン、ポリ−β−アミノケトン、ポリホスファゼン、およびポリ(アルキルシアノアクリレート)がある。
本発明の造影剤が特に有用な部類のコポリマー界面活性剤は、例えば上記に規定した式(I)の酵素的に生分解されるメチレンジエステル基を含む。このような基の例は公刊された上記の国際特許出願WO 92/04392およびWO 93/17718中に記載されており、これらの出願の内容は参照として本記載に加入されている。
式(I)のこのような単位において、R1およびR2は(水素以外のものであるとき)それぞれ、1〜20個の炭素原子を例えば有する、炭素に結合したヒドロカルビル基または複素環基、例えばアルキル基またはアルケニル基(10個までの炭素原子を有するのが望ましい)のような脂肪族基、環式アルキル基(10個までの炭素原子を有するのが望ましい)、アラルキル基(20個までの炭素原子を有するのが望ましい)のようなアリール脂肪族、アリール基(20個までの炭素原子を有するのが望ましい)、または20個までの炭素原子とO、SおよびNから選択される一つまたはそれより多くのヘテロ原子とを有する複素環基を例えば表わしてよい。このようなヒドロカルビル基または複素環基は、一つまたはそれより多くの官能基例えばハロゲン原子または式−NR3R4、−CONR3R4、−OR5、−SR5および−COOR6(ここでR3およびR4はそれぞれ水素原子、アシル基またはR1およびR2について規定したようなヒドロカルビル基であり、R5は水素原子、アシル基またはR1またはR2について規定したような基であり、またR6は水素原子またはR1またはR2について規定した基である)を有する基を有してよい。R1およびR2が2価の基を表わす場合、これは例えばアルキリデン基、アルケニリデン基、アルキレン基またはアルケニレン基(10個までの炭素原子を有するのが望ましい)であってよく、これらは上記に規定した官能基を一つまたはそれより多く有してよい。
式(I)の単位の好ましい部類の一つは、R1およびR2がそれぞれ水素原子およびメチル基から選択されるもの、例えばR1は水素原子を表わしまたR2はメチル基を表わすものからなる。
所望なら壁状体を形成するポリマーの特性はEP−A−0458745に記載のように軟化剤または弾性剤によって変化されてよい。
本発明の造影剤では生体融和性の任意のガス例えば空気、窒素、酸素、水素、亜酸化窒素、二酸化炭素、ヘリウム、アルゴン、六弗化硫黄および、メタン、アセチレンまたは四弗化炭素のような必要なら弗素化された低分子量の炭化水素が使用できる。ペルフルオロブタンまたはペルフルオロペンタンのようなペルフルオロアルカンを使用するのが有利であろう。ガスはコポリマー界面活性剤によって形成されるカプセル封入構造物内で遊離であるいはカプセル封入構造物内にあるとじ込め用構造体中に同伴されてよい。本明細書中で用いる場合、「ガス」という用語にはヒトの正常な体温37℃においてガス状である任意の物質が包含されることが認められよう。
本発明の造影剤は、脂肪酸(例えば、10〜20個の炭素原子を例えば含む直鎖の飽和または不飽和の脂肪酸)およびこれの炭水化物エステルおよびトリグリセリドエステル、燐脂質(例えばレシチン)、蛋白質(例えばヒトの血清アルブミンのようなアルブミン)、ポリエチレングリコールおよび延長されたポリマーを含めてのブロックコポリマー(例えばPluronicsのようなポリ(オキシエチレン)−ポリ(オキシプロピレン)−ポリ(オキシエチレン)ブロックコポリマー)から選択される一つまたはそれより多くの追加的な乳化剤を所望なら含んでよい。ブロックコポリマー乳化剤は、壁状体を形成するポリマー界面活性剤として使用されるブロックコポリマーに類似する総体的組成を有してよいが、親水性ブロックと疎水性ブロックの含有率の間の比が例えば異なる結果、別な親水性/親油性バランスを示してよい。
本発明の微細粒状の造影剤はその集塊化の傾向および(または)生物学的特性を例えば変更するために、ポリエチレングリコール、蛋白質または多糖類のような一つまたはそれより多くのコーティング材料で所望ならば例えばコートされてよい。
本発明の造影剤は、超音波、MRおよびX線での画像形成を含めて種々な診断用画像形成技術において使用できる。診断用超音波画像形成およびMR画像形成において、この造影剤を例えば磁化率造影剤として使用することは、本発明の好ましい特質となる。
肺系統を自由に通過することを可能にしまた約0.1〜15MHzの好ましい画像形成周波数との共鳴を達成するために、超音波心臓検査のように超音波を応用するには、平均寸法0.1〜10μm例えば1〜7μmを有する微小気泡を使用するのが便利であろう。しかしながら別な応用例えば胃腸の画像形成または子宮もしくはFallopian管の検査においてては、500μmまでの平均寸法を例えば有するかなり大きな気泡が有用であろう。
本発明の微細粒状の造影剤は乾いた形で例えば保存されまた運搬されてよく、この状態で造影剤は通常無期限に安定であり、投与に先立って適当な液状の担持媒体(例えば注射用殺菌水、生理食塩水または燐酸塩緩衝剤)と混合される。このようにして、注射されあるいは別の仕方で投与される造影剤の濃度は、意図する応用の性格が正確に何であるかに依りつつ自由に変更されてよい。本発明の造影剤は、カプセル封入するポリマー隔膜の多孔性が比較的低い場合、および(または)カプセル封入されるガスが担持媒体液中での溶解度が低い場合は特に、前記のような担持媒体中の懸濁液としても保存されてよい。
本発明の造影剤は適当な任意の方法によって製造できる。所望の造影剤を生成するように重合可能でない壁状体を形成するブロックまたはグラフト界面活性剤にガスを相互作用させることを伴う上記のような方法は本発明の別な態様をなす。
ポリマー材料の壁状体または隔膜によってカプセル封入される物質を製造するための代表的なマイクロカプセル封入技術は、ニューヨークのMarcel Dekker Inc.により1984年に刊行のP.D.Deasyによる「Microencapsulation and Related Drug Processes」のような文献に記載されている。
本発明の造影剤は、乳化技術例えばポリマー技術において知られた技術によって簡便に製造できる。このような方法は一般に、(i)コポリマー界面活性剤が乳濁液の分散される相中に優先的に溶解されている、あるいは親水性相と疎水性相との間の境界のまわりに分配されている、親水性相と疎水性相とを含む乳濁液をつくり、そして(ii)この乳濁液から所望の造影剤を得ることを包含する。単一のまたは複合的な乳濁液がつくられてよく、後者の場合、コポリマー界面活性剤は、分散される相内に優先的に溶解されるか、分散される相のうち最も細いもの(つまり最も内部の)の界面のまわりに分配されるのが望ましいであろう。代表的な複合的乳化技術はWO 93/17718中に記載されている。
コポリマー界面活性剤の出発物質の親水性/親油性バランスは、乳濁液の加工の特定的な様式にふさわしいコポリマーを与えるように選定することができる。従って例えば、水中油乳濁液を用いて油溶性コポリマー界面活性剤を加工するのは有利であろう。水溶性ブロックが強力な牽引的相互作用を生み出すようなものであり、そしてこの作用が、水の存在下での微細粒子の形成を可能とするのに十分なまでに溶解の動力学を低下させる場合、ある程度の水溶性を有するコポリマー界面活性剤を加工するために水中油乳濁液を使用することもできる。油中水乳濁液とある程度の油溶性を有するコポリマー界面活性剤とを使用して類似する方法を行うことができる。
例えばフィルムまたは別個な相の形で、相の界面に分配されてくるコポリマー界面活性剤を使用するのが好ましい場合、液状の結晶構造へと例えば薄葉相、六角形もしくは反転六角形の相、立方体相、または他の成分と混合したコポリマー界面活性剤の別な液体または固体の相へと集塊化することのできるコポリマー界面活性剤を使用するのが有益である。
本発明の方法のこの局面にそってつくられる乳濁液の疎水性相は、10個までの炭素原子を例えば含む脂肪族、環式脂肪族またはアリール脂肪族の炭化水素、例えばn−オクタン、シクロオクタン、ジメチルシクロヘキサン、エチルシクロヘキサン、メチルヘプタン、エチルヘキサン、トルエン、キシレンあるいはテルペン、テルペノイドまたはイソプレノイド例えばカンフェンまたはリモネン;ハロアルカン例えばメチレンクロライド、クロロホルム、四塩化炭素、メチルブロマイドまたはフレオン;エステル例えば酢酸エチルもしくはプロピル、ギ酸ブチルまたは酪酸プロピルもしくはイソプロピルまたはイソ酪酸プロピルもしくはイソプロピル;あるいは適当なエーテルまたは他の親油性溶媒のような水と混合しない有機溶媒から例えばなってよい。
乳濁液は撹拌、超音波処理、撹拌(望ましくは高速撹拌)または他の形の混合(例えば高剪断混合)のような慣用的な技術を用いて例えば製造されてよく、コポリマー界面活性剤は分散される相となるべきもののうちに予め溶解されるのが有利である。撹拌速度のような要因は最終的につくられるカプセル封入された微小気泡の寸法に影響を与えることが認められよう。従って例えばより急速な撹拌はより小さい微小気泡を生む傾向がある。
本発明に従うこの方法の有用な一つの態様は、コポリマー界面活性剤が両相の間の界面(然るべき場合には最も内側の界面)のまわりに優先的に分配されている単一のまたは複合的な乳濁液をつくり、そして所望の微細粒状造影剤をつくるために蒸発、噴霧乾燥または一層好ましくは凍結乾燥により分散される相または両方の相を取出すことからなる。乳濁液は、例えば水中油、油中水または水中油中水の乳濁液であってよく、また、所望なら減圧下で造影剤中に含められるガスの雰囲気の下で凍結乾燥されあるいは別な仕方で処理されてよい。乳化の工程においては、脂肪酸やエステル、燐脂質、蛋白質、ポリエチレングリコールおよびブロックコポリマー(例えば前記したごときもの)のような乳化剤が所望なら使用できる。
このような工程において分散される相のみが取り出される場合、微細粒は例えば浮游または濾過により分散相から取り出されてよい。
別な方法においては、ポリマー物質を沈殿するために、適当な非プロトン性の有機極性溶媒(例えばジメチルスルホキシドのようなスルホキシド、テトラヒドロフランのような環式エーテルまたはジメチルホルムアミドのようなN,N−ジ置換アミド)中のコポリマー界面活性剤の溶液が水性相と混合され(例えば高速撹拌機を用いて)、ポリマー物質が収集されそして本発明の微細粒状の造影剤を生成するように凍結乾燥されてよい。水性相はポリビニルアルコールまたはポロキサマー(例えばPluronic)のようなポリマー物質を含有するのが有利であろう。このような技術は前記のEP−A−0458079中に記載されている。
別な方法は適当な有機溶媒中のコポリマー界面活性剤の溶液を液体窒素中に注入することからなり、溶液は所望ならばヒドロキシプロピルセルロースのような添加剤もまた含有してよい。別法として、コポリマー界面活性剤は適当な溶媒中に溶解されあるいは例えば水中油、油中水または複合的な乳濁液中に分散されてよく、そして溶液または乳濁液は例えばEP−A−0514790中に記載のように噴霧乾燥される。
本発明の造影剤を製造するのに、例えばこの技術分野で知られているようなコアセルベーション技術もまた用いることができる。
本発明の造影剤は、親水性/親油性バランスの分子寸法との結果として良好なフィルム形成特性を有し、従ってミセル構造またはリポソームに似た構造へと自己組織化する能力をもつコポリマーを選定することによっても製造できる。このようなコポリマー界面活性剤は、WO 91/15244中に記載のようなガスを含む小胞を生成するために使用できる、層状のまたは数葉状の両親媒性物質の溶液または分散液を製造するために使用できる。グリセロール、プロピレングリコール、グルコースまたはラクトースのような可溶化剤または粘度増大剤を必要なら含む、コポリマー界面活性剤と燐脂質(そしてJ.Am.Chem.Soc.109巻(1987年)、788ページにLaschewskyらによって記載のように例えば製造されるコポリマー界面活性剤の合成的な生分解性の燐脂質誘導体も)との混合物もまた、EP−A−0554213中に記載のように超音波を発生する小胞を製造するのにも使用できる。
本発明の方法のさらに別な変形においては、液中ガス乳濁液がつくられ、この乳濁液において分散される相がカプセル封入されべきガスでありまたコポリマー界面活性剤が液体連続相中に優先的に可溶であり、これによってカプセル封入するコポリマー界面活性剤によって安定化されるガスの微小気泡の分散液からなる造影剤がつくられる。この方法の好ましい態様においては、分散されるガス相はペルフルオロブタンまたはペルフルオロペンタンのような疎水性のペルフルオロアルカンでありまた分散相は水溶性のコポリマー界面活性剤例えば伸長されたポリマーの水溶液である。
本発明の造影剤の製造において有用なコポリマー界面活性剤は、例えばIrja PiirmaによるPolymer Surfactants(ニューヨークのMarcel Dekkerにより1992年刊行のSurfactant Science Series,42巻)中に記載のようにこの技術分野で知られた方法により例えば製造でき、この文献は参照により本明細書に組み入れる。従って例えばブロックコポリマーは、活性末端基による方法、陰イオン重合、陽イオン重合またはプレポリマーの縮合のような技術によって製造できる。グラフトコポリマーは、一つの末端が重合可能な基で終っているポリマーからなるマクロモノマーを第二のモノマーと共重合することによりあるいは「グラフティング・オンツー」または「グラフティング・フローム」方法によって例えば製造できる。好適なブロックコポリマーおよびブロック−グラフトコポリマーは、D.C.AllportおよびW.H.Janesによる「Block Copolymers」(ロンドンのApplied Sciences Publishers Ltd.により1973年刊行)中に記載されている。
コポリマー界面活性剤の親水性/親油性バランスは、異なるブロックを構成するポリマーの本性および例えば親水性ブロックおよび疎水性ブロックの全体積の間の相対比のような要因によって決まるであろう。従ってこのバランスは、例えば前記したような乳濁液加工の特定な様式にとって適当なポリマーを与えるように選定されるであろう。
前記したような式(I)の生分解性の結合を含むブロックコポリマーおよびグラフトコポリマーの界面活性剤はそれ自体新規であり、またこのようなコポリマー界面活性剤からなる乳濁液、例えば、コポリマー界面活性剤が、乳濁液の分散される相中に優先的に溶解されているが、相の間の界面のまわりに分配されている親液性の異なる相と同様に、本発明の別な特質をなす。混合しない油の油中油乳濁液を安定化するためにコポリマー界面活性剤もまた使用できるが、最も普通には、両相はそれぞれ親水性および疎水性であろう。
本発明の新規なコポリマー界面活性剤は、代表的なまたは好ましい原子/基であるR1およびR2と前記したような親水性および疎水性の領域または部域を例えば含んでよい。生分野性の結合は式
(式中、R1、R2、mおよびnは前記に規定したとおりであり、またaおよびbはそれぞれ1〜30、望ましくは10〜18の範囲の整数である)の単位から例えばなる。
本発明のこの態様に従う好ましいコポリマー界面活性剤は、伸長されたポリマーを含めてのブロックコポリマーである。本発明の造影剤を製造するための出発物質として有用であることに加えて、式(I)の生分解性結合を含むこの新規なブロックコポリマー界面活性剤は、例えば既知のブロックコポリマー界面活性剤(例えばニューヨークのJohn Wiley and Sonsにより1985年刊行のEncyclopedia of Polymer Science第2巻,412〜434ページを参照)との類比から、広い範囲の別な効用を有するであろう。
本発明のブロックコポリマー界面活性剤は従って、食料品例えばマヨネーズやマーガリンのような油中水乳濁液および合成牛乳やアイスクリームのような水中油乳濁液中に;例えば、紙またはボール紙のような材料に耐水性または光沢仕上げのような特性を与えるための顔料用の分散剤としてまたは生分解性コーティングとしてペイント、コーティングおよび含浸物中に;化粧品例えば水分補給クリームおよびメーキャップ中に;例えば、洗濯に応用する際の一般的な洗浄およびクリーニングのためのまたは油状漏洩物の分散のための洗剤中に;相転移触媒;例えば、薬品(水に解けない薬品を含めて)のための分散剤、可溶化剤、ゲル化剤および乳化剤として薬品処方物中に;例えば、薬品の部位特異的送達および(または)薬品の遅延放出を促進するとともに然るべき場合には有毒な副作用を同時に低減するための担体(ミセル担持体も含む)としてドラッグデリバリーシステム中に;インプラント、外傷包帯、接着剤などのような外科材料、例えば放出制御インプラント、骨折を固着するためのインプラント、腱および靭帯の代替物、生分解性の包帯、放出の制御される包帯、縫合糸、放出制御されるクリームおよび軟膏、接着剤および骨用セメント中に;例えば、リンパ系のような所望の部位に活性治療剤を向かわせるための粒子コーティング中に;例えば、蛋白質抵抗性を増強するための医薬機器のコーティング中に;例えば静電気防止剤として織物中に;血管のようなゆっくりと生分解的に交換される人体部分を熱的処理によって製造するために使用できる熱可塑性エラストマー(慣用的な融解せずに処理できる架橋エラストマーと対比される)中に;ポリマーブロックについての部域の寸法が可視光の波長より小さい生分解性の透明な包装フィルム中に;別なポリマー基質の破断特性を例えば変更するために別なポリマー基質中に分散された粒子としてポリマー改質剤中に;例えば、潤滑効果を与える低分子量の化合物が生分解により生成される自己潤滑性物質中に;例えば、一つのポリマーを他の一つのポリマー中に分散するのを容易にするための(コポリマー界面活性剤の生分解性は、それなしでは比較的安定なポリマー配合物の分解を促進するために利用されるであろう)ポリマー配合物のための相溶化剤中に;例えば、外傷部にガスを移動することは可能とするが汚染物および感染物への障壁となる創傷被覆用として、選択的な移動特性を示す隔離膜中に;例えば、制御された表面からの、連続的生分解により生物の付着を防止し、必要に応じて有毒成分を含ませてこれを制御しつつ放出することにより一層の保護を行うような汚染防止コーティング中に;例えば、膨張剤を分散するためまたは例えば骨髄、膵臓、肝臓および軟骨の移植組織片中に細胞を導入するのに有用な生分解性の泡沫を生成するための発泡物質中に;例えば、機械式皿洗いおよび甜菜糖産業で使用するための発泡防止剤中で;ならびに例えば、化粧品およびトイレタリー中で薬品または農薬の制御下での放出において使用するために、また例えばおむつまたは洩れの閉じ込めのための著しく吸収性である物質として、ヒドロゲルを製造するのに使用できる。
以下の非限定的な実施例は本発明を例示するのに役立つ。
省略記号の表
AIBN:2,2′−アゾビスイソブチロニトリル
DMF:N,N′−ジメチルホルムアミド
DBU:1,8−ジアゾビシクロ〔5.4.0〕ウンデク−7−エン(1,5−5)
GPC:ガス相クロマトグラフィー
MgSO4:硫酸マグネシウム
Mp:融点
PEG:ポリエチレングリコール
THF:テトラヒドロフラン
SEC:サイズ排除クロマトグラフィー
Mw:重量平均分子量
Mn:数平均分子量
実施例1 中間体およびプレポリマーの調製
a)メチレンビス(16−ヒドロキシヘキサデカノエート)
DMF(200ml)中の16−ヒドロキシヘキサデカン酸(15.0g、0.055モル)の溶液に、室温においてDBU(8.65g、0.055モル)を添加した。5分間撹拌の後、ジヨードメタン(7.37g、0.028モル)を添加した。撹拌しつつ混合物を室温で2日間放置した。減圧下でDMFを蒸発しそしてクロロホルム(100ml)と水(50ml)とを添加することにより残留物を溶解した。相を分離の後、クロロホルム(3×100ml)で水性相を抽出しそして一緒にした有機相を乾燥した(MgSO4)。減圧下で溶媒を除去しそして酢酸エチルから残留物を再結晶し、白色固体として題記の生成物を10.17g(65%)得た。Mp:96.2℃。1HNMR(300MHz,CDCl3):δ1.2−1.4(m,44H),1.5−1.6(m,8H),2.35(t,4H),3.64(t,4H),5.75(s,2H)。13C−NMR(75MHz,CDCl3):δ24.43,25.55,28.81,29.42,32.63,33.80,62,91,78,172.20
b)酸塩化物を末端とするポリ(メチルメタクリレート)1000
整合鎖移動(matched chain transfer)重合によって、酸を末端とするポリ(メチルメタクリレート)を合成した。2−エトキシエタノール(160g)を120℃に加熱した。これに、2−エトキシエタノール(80g)、メチルメタクリレート(160g、1.6モル)、チオグリコール酸(14.40g、0.156gモル)および4,4′−アゾビス(4−シアノペンタン酸)(14.4g、0.1モル)の混合物を1.5時間かけて添加した。さらに0.5時間にわたって120℃で反応を維持した後、室温に冷却した。塩化ナトリウムの冷溶液(5重量/容積%)中でポリマーを沈澱した。熱メタノールから冷蒸溜水へと反復して(3回)沈澱することによりポリマーを精製した。末端基の分析により数平均分子量910ダルトンが示された。
酸を末端とするポリ(メチルメタクリレート)(105g、0.115モル)を乾燥トルエン(300ml)中に溶解した。溶液を0℃に冷却しそしてオキサリルクロライド(15g、0.118モル)をゆっくり添加した。室温まで暖まるように反応を許し、その後、過剰のオキサリルクロライドを減圧下で除去して題記の生成物を生成した。
c)α−メチルアクリルオイル−ω−メトキシ(PEG)2000
乾燥α−ヒドロキシ−ω−メトキシPEG P2000(6.40g、3.20ミリモル)をTHF(160ml)中に溶解しそして溶液を10℃に冷却した。ピリジン(0.38g、4.78ミリモル)をTHF(4ml)で希釈しそして乾燥した窒素雰囲気の下で溶液に添加した。メタクリルオイルクロライド(0.5g、4.78ミリモル)をTHF(12ml)中で希釈しそして滴状に添加した。温度を徐々に室温まで上昇しそして撹拌しつつ混合物24時間放置した。反応混合物を濾過し、そして残存する酸塩化物と溶媒とを減圧下で除去した。残留物をTHF中に溶解しそしてエーテルを添加して沈澱することにより題記の生成物を4.50g(68%)生成した。
d)二金属性のμ−オキソアルコキシド触媒:
Zn{OAl〔(OCH3)2〕2}2
US−A−3432445の方法に従って、無水酢酸亜鉛(23.00g、125.4ミリモル)をデカヒドロナフタレン(130ml)中のアルミニウムイソプロポキシド(51.20g、250.7ミリモル)の溶液に添加した。窒素下で撹拌しつつ混合物を190℃に加熱しそして3時間にわたって反応を進行させ、この間に沸点範囲が73〜88℃である留出物を約20ml収集した。次いで160〜180℃においてデカヒドロナフタレンを減圧下で除去した。樹脂状のオレンジ色の固形物である生成物を蒸溜したn−ヘプタン中に溶解しそして残存する固体をすべて除去するように溶液を遠心分離した。典型的な調製においては低い収率(23%)が与えられまたAlおよびZnの含有率に関する分析によりAl/Znのモル比198を得た。
e)エチリデンビス〔16−(5−クロロカルボニルペンタノイルオキシ)−ヘキサデカノエート〕
還流凝縮器、ガラスのガス流入管および均圧式滴下漏斗を装備した三つ口の丸底フラスコ内に無水純クロロホルム(15ml)中に溶解した蒸溜したてのアジポイルクロライド(2.60ml、17.50ミリモル)を入れた。約50℃に昇温しそして溶液中に窒素をゆっくりと流しつつ、無水純クロロホルム(30ml)中のエチリデンビス(16−ヒドロキシ−ヘキサデカノエート(1.0g、175ミリモル)の溶液を滴状に添加しそしてこの添加後、さらに3時間この温度に放置した。次に混合物を室温に冷却しそして減圧蒸溜の備えのある50mlの丸底フラスコ内に迅速に移し入れた。クロロホルムを常圧でまず溜出除去し、次いで油ポンプで真空にし、そして約75℃、5ミリバールの圧力で過剰のアジポイルクロライドを溜出除去すると、題記の化合物(1.56g)が残留した。
f)16−ヘキサデカノイルオキシヘキサデカン酸
16−ヒドロキシヘキサデカン酸(5.43g、19.9ミリモル)をテトラヒドロフラン(190ml)中に溶解しそしてピリジン(2.36g、29.9ミリモル)を添加した。パルミトイルクロライド(5.48g、19.9ミリモル)をテトラヒドロフラン(10ml)中に溶解しそして室温で滴状に添加した。室温で16時間撹拌の後、混合物を濾過しそして濾液を減圧下で蒸発した。残留物をクロロホルム中に溶解し、水(3×50ml)で洗浄し、そして有機相を乾燥した(MgSO4)。減圧下で蒸発の後、残留物をシリカのカラム上で精製し、メタノールの濃度を増加しつつ(クロロホルム中のメタノール1%から2%まで)クロロホルムで溶出し、題記の化合物を8.41g(83%)得た。1H−NMR(300MHz,CDCl3):δ0.85(t,3H,CH3),1.20−1.35(s,46H,−CH2−),1.55−1.70(m,6H,−CH2−),2.25(t,2H,−CH2−C(O)−O),2.45(t,2H,−CH2−,COOH),405(t,2H,−O−CH2)。13C−NMR(75MHz,CDCl3):δ14.01,22.57,24.10,24.91,25.82,28.53 28.75,28.94,29.08,29.15,29.25,29.36,29.54,31.81,34.29,35.16,64.27,76.48,76.90,77.10,77.32,169.50,173.91
g)16−ヘキサデカノイルオキシヘキサデカノイルクロライド
上記の(f)におけるように調製した16−ヘキサデカノイルオキシヘキサデカン酸(7.73g、15.13ミリモル)をテトラヒドロフラン(140ml)中に溶解しそしてオキサリルクロライド(4.80g、37.83ミリモル)を滴状に添加した。室温で3日間混合物を撹拌し、次いで減圧下で溶媒と未反応のオキサリルクロライドとを蒸発して題記の化合物8.0g(100%)を得た。
h)1−〔16−(16−ヘキサデカノイルオキシヘキタデカノイルオキシ)−ヘキサデカノイルオキシ〕エチル16−ヒドロキシヘキサデカノエート
THF(80ml)中にエチリデンビス(16−ヒドロキシヘキサデカノエート)(4.38g、7.67ミリモル)を溶解しそしてピリジン(0.61g、7.7ミリモル)を添加した。16−ヘキサデカノイルオキシヘキサデカノイルクロライド(4.18g、7.90ミリモル)をTHF(20ml)中に溶解しそして滴状に添加した。室温で3日間の後、混合物を濾過しそして濾液を−20℃で2時間放置した。沈澱した生成物を濾過しそしてフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、クロロホルム)により精製し、題記の化合物を2.4g(29%)得た。1H−NMR(300MHz,CDCl3):δ0.85(t,3H,CH3),1.2−1.4(s,90H,−CH2−),1.45(d,3H,−O−CH(CH3)−O−),1.5−1.7(m,14H,−CH2),2.25(m,8H,−CH2−C(O)−O−),3.60(t,2H,−CH2−OH),4.05(t,4H,−C(O)−O−CH2−),6.85(q,1H,−O−CH(CH3)−O−)。13C−NMR(75MHz,CDCl3):δ13.7,19.1,22.2,24.2,24.6,25.2,25.5,28.2,28.5,28.7,28.8,29.0,29.2,31.5,32.3,33.7,34.0,62.5,64.0,88.0,171.5,173.5
i)末端がメトキシでキャップされたPEGの調製
典型的なポリマー(MeO−PEG 2000)の調製
不活性雰囲気内で金属カリウム(0.400g、10.23ミリモル)をメタノール(1.300g、40.57ミリモル)に注意深く添加することにより開始剤溶液を調製した。この開始剤溶液(カリウムメトキシド、0.220g、1.32ミリモル)をエチレンオキサイド(10.000g、227.00ミリモル)の入ったアンプル中に注入した。密封したアンプルを室温で一晩放置した。次いで温度を60℃に昇温しそして72時間反応させた。未反応のモノマーを除去の後、アンプルの内容物をジクロロメタン中に溶解しそして溶液を希塩酸水で中和した。ポリマー溶液を蒸溜水で3回洗浄し、回転蒸発し、次いで真空乾燥した。MeO−PEGポリマーに関する測定結果。1H−NMR:δ2.7(OH),3.2(OCH3),3.5(−CH2−主鎖),3.4(−CH2OCH3)。13NMR:δ58.5(−OCH3),61.2(−CH2OH),70.5(−CH2−主鎖),71.3(−CH2OCH3):72.2(−CH2CH2OH)。GPCはTHF中で記録し、そしてPEG標準によって分子量の較正を行った。典型的な試料についてのGPCデータはMp:2679、Mn:2012、Mw:2283であった。多分散度は1.135であった。
j)メトキシPEGクロロホーメートに関する一般的手順
PEG 2000モノメチルエーテル(6.00g、3.00ミリモル)をトルエン(50ml)中に溶解しそしてDean Stark装置内で還流することにより乾燥した。ピリジン(0.24g、3.00ミリモル)を室温で添加した。トリクロロメチルクロロホルメート(「ジホスゲン」)(0.60g、3.00ミリモル)をトルエン(10ml)中に溶解しそして滴状に添加した。混合物を室温で12時間にわたって撹拌しそして濾過した。減圧下で溶媒を蒸発して題記の化合物を定量的収率にて得た。
実施例2 ブロックコポリマーおよびグラフトコポリマーの製造
a)メチレンビス(16−ヒドロキシデカノエート)とアジポイルクロライド−ブロック−PEG 5000とのPEG 5000−ブロック−ポリエステル
メチレンビス(16−ヒドロキシヘキサデカノエート)(0.56g、1.0モル)と数平均分子量が5000である乾燥α−メトキシ−ω−ヒドロキシPEG(0.5g、0.1ミリモル)とを、キシレン/トリクロロエチレン混合物(80:20、100ml)中に溶解しそして60℃に加熱した。アジポイルクロライド(0.192g、1.05ミリモル)を添加した。混合物を減圧下で60℃において24時間還流した。キシレン/トリクロロエンチレ(80:20)から4℃で分別沈澱することによりポリマーを回収した。SECにより生成物が3800のMnと8000のMw(ポリスチレン換算)を有することが示された。
b)メチレンビス(16−ヒドロキシデカノエート)とアジポイルクロライド−ブロック−PEG 2000とのPEG 2000−ブロック−ポリエステル(方法1)
メチレンビス(16−ヒドロキシヘキサデカノエート)(0.56g、1.0ミリモル)と数平均分子量が2000である乾燥α−メトキシ−ω−ヒドロキシPEG(0.0572g、0.0286ミリモル)とを、キシレン/トリクロロエチレン混合物(80:20、100ml)中に溶解しそして60℃に加熱した。アジポイルクロライド(0.186g、1.014ミリモル)を添加した。混合物を減圧下で60℃において24時間還流した。キシレン/トリクロロエンチレ(80:20)から4℃で分別沈澱することによりポリマーを回収した。SECにより生成物が3400のMnと12700のMw(ポリスチレン換算)を有することが示された。
c)メチレンビス(16−ヒドロキシデカノエート)とアジポイルクロライド−ブロック−PEG 2000とのPEG 2000−ブロックポリエステル(方法2)
メチレンビス(16−ヒドロキシヘキサデカノエート)(0.56g、1.0ミリモル)をキシレン/トリクロロエチレン(80:20、100ml)中に溶解し、そして60℃に加熱した。アジポイルクロライド(0.201g、1.1ミリモル)を添加した。混合物を減圧下で60℃において35分間還流した。数平均分子量が2000である乾燥α−メトキシ−ω−ヒドロキシPEG(0.4g、0.2ミリモル)を反応混合物に添加した。混合物を減圧下で60℃においてさらに24時間還流した。キシレン/トリクロロエンチレ(80:20)から4℃で分別沈澱することによりポリマーを回収した。SECにより生成物が3400のMnと12700のMw(ポリスチレン換算)を有することが示された。
d)ポリ(メチルメタクリレート)1000とPEG 2000とのジ−ブロックコポリマー
数平均分子量が2000であるα−ヒドロキシ−ω−メトキシPEG(40g、0.02モル)をトルエン中に溶解しそして分子篩(4Å)で乾燥した。これに、実施例1(b)においてつくった酸クロライドを末端とするポリ(メチルメタクリレート)(20g、0.02モル)のトルエン中の溶液を添加した。混合物を24時間還流した。石油エーテル(40〜60)での沈澱によりポリマーを単離した。イオン交換(IRA−400、Fisons)しそして水中に溶解し、コポリマーの曇り点より高い温度に加熱しそして傾潟(3回)することによりポリマーを精製した。このようにして得た生成物を最終的にトルエン中に溶解しそして石油エーテル(40〜60)で沈澱して、題記の生成物を白色粉末として得た。
e)ポリ(メチルメタクリレート)1000とPEG 4000とのジ−ブロックコポリマー
数平均分子量が4000であるα−ヒドロキシ−ω−メトキシPEG(80g、0.02モル)をトルエン中に溶解しそして分子篩(4Å)で乾燥した。これに、実施例1(b)においてつくった酸クロライドを末端とするポリ(メチルメタクリレート)(20g、0.02モル)のトルエン中の溶液を添加した。混合物を24時間還流した。石油エーテル(40〜60)での沈澱によりポリマーを単離した。イオン交換(IRA−400、Fisons)しそして水中に溶解し、コポリマーの曇り点より高い温度に加熱しそして傾潟(3回)することによりポリマーを精製した。このようにいて得た生成物を最終的にトルエン中に溶解しそして石油エーテル(40〜60)で沈澱して、題記の生成物を白色粉末として得た。
f)ポリ(メチルメタクリレート)−グラフト−PEG 2000
実施例1(c)において合成されたごとき数平均分子量が2000であるα−メタクリルオイル−ω−メトキシPEG(0.50g、0.25ミリモル)とAIBN(2mg、0.012ミリモル)とをTHF(3.0ml)中に溶解しそして凍結、排気および融解の反復サイクル(4回)により脱ガスした。メチルメタクリレート(0.5ml、4.7ミリモル)をアンプール中に直接溜出しそしてアンプルを密封した。油浴中で60℃で22.75時間重合した。
石油エーテル(40〜60)で沈澱することによりポリマーを回収し、次いで少量のTHF中に溶解しそして水(200ml)中に添加することにより精製した。60℃を越えて加熱すると、ポリマーが溶液から出てきた。題記の生成物を減圧下で乾燥した。
g(PEGとポリ(メチレン−ビス(16−ヒドロキシヘキサデカノエート))プラスアジポイルクロライド(1:3:4)との多ブロックコポリマー
1)ポリエステルの生成
メチレンビス(16−ヒドロキシヘキサデカノエート)(1.392g、2.50ミリモル)をキシレン/トリクロロエチレン混合物(80:20)中に溶解しそして60℃に加熱した。アジポイルクロライド(0.610g、3.33ミリモル)を添加した。混合物を減圧下で60℃において4時間還流した。
2)多ブロックコポリマーを得るためのブロックの結合
上記からの反応混合物に乾燥α,ωジ−ヒドロキシPEG 1500(1.25g、0.833ミリモル)を添加した。減圧下での還流を2日間継続した。減圧下で乾燥してポリマーを回収した。残留物をジクロロメタン中に溶解しそしてメタノールから沈澱した。SECにより生成物が5600のMnと9400のMw(ポリスチレン当量)を有することおよびPEGホモポリマーの存在する痕跡のないことが示された。1HNMRにより、ポリエステルとポリ(エチレンオキサイド)とのモル組成が2.6:1であるブロックコポリマーの生成が示された。
h)PEG 2000とポリ(乳酸)2000とのジ−ブロックコポリマーα−ヒドロキシ−ω−メトキシPEG 2000(10.0g、5.0ミリモル)をトルエン(300ml)中に溶解しそしてDean and Starkトラップ中で12時間還流することにより乾燥した。ポリ(乳酸)(Resomer L−104、分子量2000)(1.0g、0.5ミリモル)とp−トルエンスルホン酸一水和物(2mg、0.001ミリモル)とを添加した。混合物をDean and Starkトラップで3日間還流した後、減圧下で溶媒を除去し、また残留物を水洗しそして濾過した。
i)メチレンビス(16−ヒドロキシヘキサデカノエート)、アジポイルクロライドおよびα−ヒドロキシ−ω−メトキシPEG 2000のブロックコポリマー
メチレンビス(16−ヒドロキシヘキサデカノエート)(8.0g、14.37ミリモル)をキシレン/トリクロロエチレン(4:1)(250ml)中に溶解しそして60℃に加熱した。アジポイルクロライド(新規に蒸溜したもの)(2.92g、15.97ミリモル)を滴状に添加しそして60℃において真空下(100mbar)で5時間混合物を還流した。トルエン(58ml)中に溶解した乾燥α−ヒドロキシ−ω−メトキシPEG 2000(6.39g、3.19ミリモル)をトリクロロエチレン(14ml)とともに添加した。混合物を真空下(100mbar)でさらに14時間還流した。室温に冷却しそして冷蔵庫内で沈澱した後、混合物を濾過した。沈澱をクロロホルム中に溶解し、そしてヘキサンから1回、次いでメタノールから2回沈澱した。粗生成物の一部(4.25g)をクロロホルム中に溶解しそしてメタノールからもう1回沈澱し、題記の化合物(3.78g)を得た。1H NMR 200MHzδ:1.3(s,CH2),1.5−1.7(m,CH2),2.2−2.4(m,CH2CO),3.6(s,OCH2CH2O),4.0−4.1(m,CH2O),5.7(s,OCH2O)。SEC:Mp=21,191,Mn=5,571;Mw=21,079(ポリスチレン換算)。
j)メチレンビス(16−ヒドロキシヘキサデカノエート)、アジポイルクロライドおよびα−ヒドロキシ−ω−メトキシPEG 2000のブロックコポリマー
メチレンビス(16−ヒドロキシヘキサデカノエート)(7.50g、13.47ミリモル)をキシレン/トリクロロエチレン(4:1)(235ml)中に溶解しそして70℃に加熱した。アジポイルクロライド(新規に蒸溜したもの)(2.74g、14.97ミリモル)を滴状に添加しそして70℃において真空下(100mbar)で5時間混合物を還流した。トルエン(53ml)中に溶解した乾燥α−ヒドロキシ−ω−メトキシPEG 2000(5.99g、2.99ミリモル)をトリクロロエチレン(13ml)とともに添加した。混合物を真空下(100mbar)でさらに40時間還流した。室温に冷却しそして冷蔵庫内で沈澱した後、混合物を濾過した。沈澱をクロロホルム中に溶解し、そしてヘキサンから1回、次いでメタノールから1回沈澱した。粗生成物の半分をフラッシュクロマトグラフィー(シリカ、溶離剤:メタノール濃度が0〜5%に段階的に増大するクロロホルム)により精製して、題記の化合物(1.50g)を得た。1H NMR 300MHzδ:1.23(s(br),CH2),1.57−1.65(m,CH2),2.31−2.36(m,CH2CO),3.37(s,CH3O),3.63(s,OCH2CH2O),4.01−4.06(m,CH2O),5.73(s,OCH2O)。SEC:Mp=13,313,Mn=6.357;Mw=12,351(ポリスチレン換算)。
k)エチリデンビス(16−ヒドロキシヘキサデカノエート)、アジポイルクロライドおよびα−ヒドロキシ−ω−メトキシPEG 2000
エチリデンビス(16−ヒドロキシヘキサデカノエート)(2.00g、3.50ミリモル)をキシレン/トリクロロエチレン(4:1)(70ml)中に溶解しそして70℃に加熱した。アジポイルクロライド(新規に蒸溜したもの)(0.73g、3.99ミリモル)を滴状に添加しそして70℃において真空下(100mbar)で6時間混合物を還流した。トルエン(15ml)中に溶解した乾燥α−ヒドロキシ−ω−メトキシPEG 2000(1.72g、0.86ミリモル)をトリクロロエチレン(3ml)とともに添加した。混合物を真空下(100mbar)でさらに40時間還流した。室温に冷却しそして冷蔵庫内で沈澱した後、混合物を濾過した。沈澱をクロロホルム中に溶解し、そしてフラッシュクロマトグラフィー(シリカ、溶離剤:0.75%のメタノールを含むクロロホルム)により精製して、題記の化合物(0.42g)を得た。1H NMR 300MHzδ:1.24(s(br),CH2),1.44(d,CH3−CH),1.59−1.64(m,CH2),2.26−2.31(m,CH2CO),3.37(s,CH3O),3.64(s,OCH2CH2O),4.04(t,CH2O),6.85(q,CH)。SEC:Mp=12,410,Mn=3,830;Mw=8,715(ポリスチレン換算)。
l〜r)ジ−ブロックコポリマーの調製:
一般的手順
エチレンオキサイド(EO)をカプロラクトン(CPL)と、エチレンオキサイドをラクチド(LD)と、そしてエチレンオキサイドをカプロラクトンおよびラクチドと逐次的に重合することによりジ−ブロックコポリマーを調製した。重合は実施例1(d)において調製したごとき二金属性μ−オキソアルコキシドにより接触した。
乾燥溶媒、トルエンまたはテトラヒドロフランを火にかけたガラスアンプル中に溜出した。エチレンオキサイドを水素化カルシウム上で乾燥しそして高真空下にあるガラスアンプル内に溜出した。窒素雰囲気下にあるアンプル中に注入することにより、所望の長さのエチレンオキサイドブロックを与えるのに適当な量の触媒を添加した。アンプルを密封し、60℃に加熱しそして反応を24時間にわたって進行させた。次に窒素雰囲気下にあるアンプル中に適当な量を注入することにより、テトラヒドロフラン中のカプロラクトン、ラクチドまたはカプロラクトンとラクチドとの混合物を添加した。アンプルを24時間60℃に加熱し、次いでイソプロピルアミンの添加により重合を停止した。ポリマー溶液をテトラヒドロフランで希釈しそして希クエン酸水溶液で洗浄して触媒残留物を除去した。ポリマー溶液を中性になるまで蒸溜水でさらに洗浄しそして高分子量のポリマーをn−ヘプタンで沈澱した。最後に、沈澱したポリマーを真空乾燥して白色のポリマーを得た。実施した重合の特質、および結果を表1に要約する。
s)アルミニウムイソプロポキシドにより接触される重合
アルミニウムイソプロポキシド(1.19g、5.8ミリモル)をガラスアンプル中で真空下、室温において4時間乾燥した。乾燥トルエンを高真空下にあるアンプル中に溜出し、そしてアルミニウムプロポキシドを溶解させた。エチレンオキサイド(7.42g、168.6ミリモル)を水素化カルシウム上で乾燥しそして高真空下にあるガラスアンプル内に凝縮した。アンプルを密封し、45℃に加熱しそして反応を39時間進行させた。次に窒素雰囲気下にあるアンプル中に注入することによりカプロラクトン(8.63g、75.6ミリモル)を添加した。アンプルをさらに24時間45℃に加熱した。著しく粘稠な生成物をジクロロメタン中に溶解し、希酢酸水溶液で重合を停止しそしてn−ヘプタンにより高分子量のポリマーを沈澱した。1H−NMRにより分子量を測定すると、エチレンオキサイドおよびカプロラクトンの各ブロックの長さがそれぞれ500および5,200であることが示された。
t〜y)ポリ(メチルメタクリレート)−グラフト−PEGの調製
一般的手順
実施例1(c)において合成したα−メタクリルオイル−ω−メトキシPEG 2,000をガラス反応器内のAIBNに添加し、次いで排気した。トルエン(約40ml)を真空下で反応器内に溜出し、続いて、安定化解除されたメチルメタクリレート(MMA)モノマーを溜出した。反応器を密封し、次いで約20時間50℃に加熱した。ヘプタン中に沈澱することにより題記のポリマーを回収した。最少量のTHF中に溶解し、水にこの溶液を添加し、次いでポリマーが溶液から出てくるポリマーの曇り点より高い温度に加熱することにより、ポリマーを精製した。以上のことを一回反復した。調製したグラフトコポリマーを1H−NMRによって特性把握した(表2)。
2)PEG 1500、アジポイルクロライドおよびエチリデンビス(16−ヒドロキシヘキサデカノエート)(0.37:1.85:1.75)の鎖延長されたランダムポリマー、多ブロック
室温のジメトキシエタン(10ml)中のエチリデンビス(16−ヒドロキシヘキサデカノエート)(1.0g、1.75ミリモル)の懸濁液に新規に蒸溜したアジポイルクロライド(270μl、1.85ミリモル)を添加した。混合物の温度を60℃まで徐々にあげ、そして無色の溶液を得た。この温度で5時間おいた後、PEG 1500(0.55g、0.37ミリモル)を添加しそしてさらに17時間加熱を継続した後、混合物を室温に冷却し、溶媒を蒸発しそして固体残留物を石油エーテル(沸点40〜60℃)中で15分間撹拌しそして濾過して、題記の化合物(1.30g)を白色固体として得た。
aa)PEG 1500とエチリデン−ビス〔16−(5−クロロカルボニルペンタノイルオキシ)−ヘキサデカノエート〕からの延長されたたポリマー(A−B−A)
例1(e)でつくったエチリデンビス〔16−(5−クロロカルボニルペンタノイルオキシ)−ヘキサデカノエート〕(0.88g、1.02ミリモル)を、ガラスの流入管と還流凝縮器とを備えた100mlの三つ口の丸底フラスコ内でトルエン(15ml)中に溶解した。PEG 1500(3.06g、2.04ミリモル)を添加し、そして混合物を60℃で22時間加熱し、室温に冷却しそして減圧下で溶媒を除去して、題記の化合物(4.12g)を白色のロウとして得た。
ab)PEG 1500とエチリデンビス〔16−(5−クロロカルボニルペンタノイルオキシ)ヘキサデカノエート〕からの延長されたポリマー(多ブロック)
反応を実施例2(aa)におけるのと同じように実施したが、トルエン(20ml)中のエチリデンビス〔16−(5−クロロカルボニルペンタノイルオキシ)ヘキサデカノエート〕(1.02g、1.18ミリモル)、およびPEG(1.77g、1.18ミリモル)を用い、題記の化合物(2.2g)を白色のロウとして得た。
ab〜af)PEG、アジピン酸およびエチリデンビス〔16−ヒドロキシヘキサデカノエート〕の延長されたポリマー(ランダム多ブロック)
1,1,2−トリクロロエチレン(26ml)中のPEG 2000(4.14g、2.07ミリモル)の溶液(A)を、エチレンビス(16−ヒドロキシヘキサデカノエート)(B)(118mg、0.207ミリモル)の入った丸底フラスコに窒素雰囲気下で注射器によって装入した。得られる混合物を60℃に加熱し、そして透明な溶液が得られた時に、アジポイルクロライド(C)(417mg、2.277ミリモル)を注射器により添加した。圧力を250mbarに低下され、そして60℃において92時間にわたって溶液を撹拌した。残存する、反応で発生する塩化水素と、溶媒とを、減圧下で600℃において3時間、引き続いて真空(<0.1mmHg)下で60℃において24時間、回転式蒸発器において除去した。最後に、石油エーテルを添加し、そして氷浴内で2時間冷却することによりポリマーをアセトン溶液から沈澱させた。濾過により白色のロウ状固体として生成物を3.5g得た。
出発PEGの分子量が異なる全部で四つの別なブロックコポリマーをこの方法によって調製した。それぞれの重合について特定的な条件を下記の表3に示す。ポリマーの13C NMR−および1H NMR−スペクトルは予期する生成物に一致した。
ag)PEG 2300メチルエーテル16−ヘキサデカノイルオキシヘキサデデカノエート
PEG 2300メチルエーテル(10.000g、4.35ミリモル)をテトラヒドロフラン(90ml)中に溶解しそしてピリジン(0.413g、5.22ミリモル)添加した。16−ヘキサデカノイルオキシヘキサデカノイルクロライド(2.301g、4.35ミリモル)をテトラヒドロフラン(10ml)中に溶解しそして滴状に添加した。室温で3日間撹拌した後、混合物を濾過しそして減圧下で溶媒を蒸発した。メタノール濃度が増加していく(クロロホルム中のメタノール1%から3%まで)クロロホルムにより溶離されるシリカのカラムで残留物(12.08g)を精製して、題記の化合物を5.20g(43%)得た。1H NMR(300MHz,CDCl3):δ0.80−0.87(m,CH3),1.21(s,(br),CH2),1.53−1.62(m,CH2),2.20−2.35(m,CH2CO),3.34(s,CH3O),3.61(s,OCH2CH2O),4.02(t,COOCH2CH2O),4.19(t,COOCH2CH2O)。13C NMR(75MHz,CDCl3):δ13.95,22,49,24.71,24.83,25.74,28.45,28.95,29.07,29.16,29.28,29.34,29.40,29.46,31.72,34.05,34.21,58.85,63.15,64.19,69.01,70.37,71.73,173.64,173.82
ah)PEG 5000メチルエーテル16−ヘキサデカノイルオキシヘキサデカノエート
PEG 5000メチルエーテル(7.500g、1.50ミリモル)をトルエン(90ml)中に溶解しそしてDean Stark装置内で還流することにより乾燥した。ピリジン(0.143g、1.80ミリモル)を添加し、続いてトルエン(10ml)中に溶解した16−ヘキサデカノイルオキシヘキサデカノイルクロライド(1.191g、2.25ミリモル)を(滴状に)添加した。混合物を加熱還流しそして還流下で3日間撹拌した後、混合物を室温に冷却しそしてヘキサン中に沈澱した。濾過の後、沈澱をヘキサンで洗浄しそして乾燥(MgSO4)した。減圧下で蒸発の後、残留物を、メタノール濃度が増加していく(クロロホルム中のメタノール1%から3%まで)クロロホルムで溶離されるシリカのカラムで残留物を精製して、題記の化合物を5.93g(72%)得た。1H NMR(300MHz,CDCl3):δ0.82−0.86(m,CH3),1.22(s,(br),CH2),1.53−1.62(m,CH2),2.20−2.35(m,CH2CO),3.34(s,CH3O),3.61(s,OCH2CH2O),4.01(t,COOCH2CH2O),4.18(t,COOCH2O)。13C NMR(75MHz,CDCl3):δ13.66,22,21,24.43,24.54,25.46,28.17,28.67,28.79,28.87,28.99,29.06,29.11,29.17,31.44,33.73,33.93,58.57,62.87,63.90,68.72,69.62,69.86,70.09,71.45,76.85,173.35,173.53
ai)PEG 10000メチルエーテル16−ヘキサデカノイルオキシヘキサデカノエート
PEG 10000メチルエーテル(7.500g、0.75ミリモル)をトルエン(140ml)中に溶解しそしてピリジン(0.107g、1.35ミリモル)を添加した。溶液を60℃に加熱しそしてトルエン(10ml)中に溶解した16−ヘキサデカノイルオキシヘキサデカノイルクロライド(0.595g、1.12ミリモル)を滴状に添加した。混合物を加熱還流しそして還流下で3日間撹拌した後、混合物を室温に冷却しそしてヘキサン中に沈澱した。濾過の後、沈澱をヘキサンで洗浄しそして乾燥した。クロロホルム中の5%メタノールで溶離されるシリカのカラム上でのフラッシュクロマトグラフィーにより題記の化合物を5.39g(68%)得た。1H NMR(300MHz,CDCl3):δ0.84(t,CH3),1.21(s,(br),CH2),1.55−1.60(m,CH2),2.20−2.35(m,CH2CO),3.34(s,CH3O),3.61(s,OCH2CH2O),4.01(t,COOCH2CH2O),4.18(t,COOCH2CH2O)。13C NMR(75MHz,CDCl3):δ13.94,22,48,24.70,24.82,25.73,28.94,29.05,29.14,29.26,29.33,29.39,29.45,31.71,34.00,58.84,63.14,68.99,69.36,69.86,69.97,70.01,70.36,70.74,70.82,70.86,71.72,77.10,173.62,173.80
aj)16−〔ω−メトキシ−PEG 2000−カルボニルオキシ〕ヘキサデカン酸の1−〔16−(16−ヘキサデカノイルオキシヘキサデカノイルオキシ)−ヘキサデカノイルオキシ〕エチルエステルメトキシPEG 2000クロロホーメート(1.90g、0.95ミリモル)をトルエン(90ml)中に溶解し、そしてピリジン(0.09g、1.13ミリモル)を添加した。1−〔16−(16−ヘキサデカノイルオキシヘキサデカノイルオキシ)ヘキサデカノイルオキシ〕エチル16−ヒドロキシヘキサデカノエート(1.00g、0.95ミリモル)をトルエン(10ml)中に溶解しそして滴状に添加した。混合物を加熱還流しそして還流下で10時間撹拌の後、混合物を室温に冷却しそして濾過した。減圧下で溶媒を蒸発した。2%メタノールを含むクロロホルムを用いてシリカのカラム上で残留物を精製して題記の化合物を1.00g(35%)得た。1H−NMR(300MHz,CDCl3):δ0.85(t,CH3),1.20−1.33(m,CH2),1.45(d,−O−CH(CH3)−O),1.5−1.7(m,CH2),2.0(H2O),2.2−2.3(m,−CH2−C(O)−O),3.35(s,CH3−O−),3.5−3.7(s,−OCH2CH2O−),4.03(t,−C(O)−O−CH2O),4.10(t,−CH2−O−C(O)−O−),4.26(m,−O−C(O)−O−CH2−CH2−O−),6.8−6.9(q,−O−CH(CH3)−O)。13C−NMR(75MHz,CDCl3):δ13.7,19.2,22.1,24.2,24.6,25.2,25.5,28.2−29.2,31.5,33.9,34.0,58.7,64.0,66.3,67.9,68.5,70.0,71.5,87.9,171.5,173.7
ak)16−〔ω−メトキシ−PEG 5000−カルボニルオキシ〕ヘキサデカン酸の1−〔16−(16−ヘキサデカノイルオキシヘキサデカノイルオキシ)−ヘキサデカノイルオキシ〕エチルエステル
メトキシPEG 5000クロロホーメート(8.50g、1.90ミリモル)をトルエン(90ml)中に溶解し、そしてピリジン(0.146g、1.85ミリモル)を添加した。1−〔16−(16−ヘキサデカノイルオキシヘキサデカノイルオキシ)ヘキサデカノイルオキシ〕エチル16−ヒドロキシヘキサデカノエート(1.79g、1.70ミリモル)をトルエン(10ml)に溶解しそして滴状に添加した。混合物を加熱還流し、還流下で3日間撹拌の後、混合物を室温に冷却しそして濾過した。減圧下で溶媒を蒸発し、そしてメタノール濃度が増大する(クロロホルム中のメタノール3%から5%に)クロロホルムで溶離されるシリカのカラム上で残留物を精製して題記の化合物を3.90g(38%)得た。1H−NMR(300MHz,CDCl3):δ0.85(t,CH3),1.20−1.33(m,CH2),1.45(d,−O−CH(CH3)−O),1.5−1.7(m,CH2),1.8(H2O),2.2−2.3(m,−CH2−C(O)−O),3.35(s,CH3−O−),3.5−3.7(s,−OCH2CH2O−),4.03(t,−C(O)−O−CH2−),4.10(t,−CH2−O−C(O)−O−),4.26(m,−O−C(O)−O−CH2−CH2−O−),6.8−6.9(q,−O−CH(CH3)−O)
al)16−〔ω−メトキシ−PEG 10000−カルボニルオキシ〕ヘキサデカン酸の1−〔16−(16−ヘキサデカノイルオキシヘキサデカノイルオキシ)−ヘキサデカノイルオキシ〕エチルエステルメトキシPEG 10000クロロホーメート(7.50g、0.75ミリモル)をトルエン(90ml)中に溶解し、そしてピリジン(0.063g、0.80ミリモル)を添加した。1−〔16−(16−ヘキサデカノイルオキシヘキサデカノイルオキシ)ヘキサデカノイルオキシ〕エチル16−ヒドロキシヘキサデカノエート(0.79g、0.75ミリモル)をトルエン(10ml)に溶解しそして滴状に添加した。混合物を加熱還流し、還流下で3日間撹拌の後、混合物を室温まで冷却しそして濾過した。減圧下で溶媒を蒸発して除去した。メタノール濃度が増大する(クロロホルム中のメタノール3%から5%に)クロロホルムで溶離されるシリカのカラム上で残留物を精製して、題記の化合物を1.60g(19%)を得た。1H−NMR(300MHz,CDCl3):δ0.85(t,CH3),1.20−1.33(m,CH2),1.45(d,−O−CH(CH3)−O),1.5−1.7(m,CH2),2.2−2.3(m,−CH2−C(O)−O),3.35(s,CH3−O−),3.5−3.7(s,−OCH2CH2O−),4.03(t,−C(O)−O−CH2),4.10(t,−CH2−O−C(O)−O−),4.26(m,−O−C(O)−O−CH2−CH2−O−),6.8−6.9(q,−O−CH(CH3)−O)
実施例3 ポリマー粒子の製造
a〜e)一般的手段
トルエン中のコポリマーの溶液をつくった。この溶液を水に加え(容積/容積でトルエンが25〜30%)そして高速混合機(20500rpm)で混合した(40〜60秒間)。得られる乳濁液を凍結乾燥して微細な白色粉末を得た。
f)実施例2(f)のポリマー
実施例2(f)からのポリマー(70mg)をトルエン(1ml)中に溶解しそして水(3ml)に添加した。混合物を手で30秒間振盪し、ドライアイス/メタノールで冷凍しそして凍結乾燥した。
g)実施例2(g)のポリマー
実施例2(g)からのポリマー(100mg)をトルエン(1ml)中に溶解しそして水(3ml)に添加した。混合物を手で30秒間振盪し、ドライアイス/メタノールで冷凍しそして凍結乾燥した。
h〜l)PEG、ポリカプロラクトンおよびポリ(乳酸)のABブロックポリマーからの粒子
一般的手順
トルエン中でブロックコポリマーの溶液をつくった。いくつかの場合は水に溶解した外来的な乳化剤とともに、約2mlの溶液を10mlの水に添加した。混合物を高速混合機により混合した。直ちに混合物を凍結しそして凍結乾燥して微細な白色粉末を得た。
m〜p)ポリ(メチルメタクリレート)−グラフト−PEGからの粒子
一般的手順
トルエン中でグラフトコポリマーの溶液をつくった。いくつかの場合は水に溶解した外来的な乳化剤とともに、約2mlの溶液を10mlの水に添加した。混合物を高速混合機により混合した。直ちに混合物を凍結しそして凍結乾燥して微細な白色粉末を得た。
q)メチレンビス(16−ヒドロキシヘキサデカノエート)、アジポイルクロライドおよびα−ヒドロキシ−ω−メトキシPEG 2000のブロックコポリマーからの粒子
実施例2(i)(0.1g)のポリマーを1.9gのトルエン中に溶解し、そしてYstral混合機を10,000rpmで使用して3mlの水とともに1分間混合して油中水乳濁液をつくった。次にこの油中水乳濁液を水(3ml)中で乳化して水中油中水乳濁液をつくり、これを凍結乾燥して空気の充填された粒子を得た。
r)メチレンビス(16−ヒドロキシヘキサデカノエート)、アジポイルクロライドおよびα−ヒドロキシ−ω−メトキシPEG 2000のブロックコポリマーからの粒子
実施例3(q)の手順を反復したが、ただし水中油中水乳濁液の第2の水性相は2%のゼラチンを含有した。
s)ペルフルオロ−n−ブタンが充填された実施例2(ab)の延長されたポリマーの微細気泡の製造(振盪による)
実施例2(ab)からのポリマー(0.02g)を蒸溜水(1ml)中に溶解した。溶液から脱ガスし、そして槽の上部空間にペルフルオロ−n−ブタンを充満した。Campix▲R▼上で溶液を18秒間振盪した。静脈内投与に適する寸法をもつペルフルオロ−n−ブタンが充填された微小気泡が検鏡により認められた。微小気泡は数日間安定であった。
t)ペルフルオロ−n−ブタンが充填された実施例2(ab)の延長されたポリマーの微細気泡の製造(超音波処理)
実施例2(ab)からのポリマー(0.25g)を蒸溜水(5ml)中に溶解した。溶液から脱ガスし、次いでペルフルオロ−n−ブタンの流れの下で1分間超音波処理機で処理した。静脈内投与に適する寸法をもつペルフルオロ−n−ブタンが充填された微小気泡が顕微鏡下で認められた。この微小気泡は数日間安定であった。
u)ペルフルオロ−n−ブタンが充填された実施例2(ab)と2(ai)とからの延長されたポリマーの微小気泡の製造(振盪による)
実施例2(ab)からのポリマー(0.01g)を蒸溜水(0.5ml)中に溶解し、そして実施例2(ai)からのポリマーの水溶液(1%)0.05mlに添加した。溶液を脱ガスし、そして槽の上部空間にペルフルオロ−n−ブタンを充満しそしてCampix▲R▼上で99秒間振盪した。静脈内投与に適する寸法をもつペルフルオロ−n−ブタンが充填された微小気泡が顕微鏡下で認められた。この微小気泡は数日間安定であった。
v)ペルフルオロ−n−ブタンが充填されたHypermer B246の微小気泡の製造(振盪による)
Hypermer B246▲R▼(0.01g)(ICI)を水中の4.1重量%のグリセロールと1.4重量%のプロピレングリコールの溶液1ml中に溶解した。試料を脱ガスし、そして槽の上部空間にペルフルオロ−n−ブタンを充満しそしてCampix▲R▼上で99秒間振盪した。静脈内投与に適する寸法をもつペルフルオロ−n−ブタンが充填された微小気泡が顕微鏡下で認められた。
実施例4 音響的特性(生体内)
一般的手順
実験室用の振盪機上で適当な時間にわたって振盪することにより、試料をMilliQTM水中に再分散した、次に、分散液を光学顕微鏡で観察して粒子寸法を測定した。
実施例 実施例3からの粒子 粒子寸法(μm)
4a a 3−35
4b b 5−70
4c c 3−15
4e e 1−5
4f f 50−70
4g g 1−5
4h h 2−12
4i i 4−10
4j j 3−12
4k k 4−12
4l l 1−12
4m m 2−25
4n n 4−20
4o o 2−40
4p p 2−44
3.5MHzの広帯域変換器を使用しパルス反射技術により粒子の水性分散液を通じての超音波透過率を測定することにより粒子の特性把握を行った。水性溶媒を参照物として使用した。
実施例 実施例3からの粒子 結 果
4a a 造影した
4b b 造影した
4c c 造影した
4d d 造影した
4e e 造影した
4g g 造影した
4h h 造影した
4i i 造影した
4j j 造影した
4k k 造影した
4l l 造影した
4m m 造影した
4n n 造影した
4o o 造影した
4p p 造影した
超音波画像形成が、例えば、脈管系の特に心搏記録法における研究および組織ミクロ脈管構造の研究において潜在的に価値のありうる診断の手段となることは周知である。得られる音響画像を増強するために、固体粒子、乳化された液滴、ガス気泡およびカプセル封入されたガスまた液体のそれぞれ懸濁液を含めて種々の造影剤が提案されてきた。容易に圧縮されうる低密度の造影剤はそれが発生する音響後方散乱の点で特に効率的であることが一般に認められており、従ってガスを含有する系およびガスを発生する系の製造にかなりの興味が示されてきた。
ガスを含有する造影媒体はまた、例えば磁気共鳴(MR)信号を減少するように作用する磁化率造影剤のように磁気共鳴画像形成に有効であることも知られている。酸素を含む造影媒体はまた有用な常磁性MR造影剤でありうる。
さらにまた、X線画像形成の分野においては、二酸化炭素のようなガスが陰画用経口造影剤として使用できることが認められている。
生理学的に許容できる物質の心臓内注射により生体内で発生される遊離のガス気泡にかかわる初期の研究によって、超音波心臓検査法でこのような気泡が造影剤として効率的でありうることが立証されているが、このような技術は遊離気泡の寿命が短いので実用性にはきびしい限界がある。従って、例えば乳化剤、油、増粘剤または糖を使用することによりあるいは例えばガスを含有するポリマー微小気泡のように、種々のポリマー系内にガスまたはその前駆体を混入させるかまたはカプセル封入することにより、超音波心臓検査法および他の超音波での研究のためにガス気泡を安定化する方法に興味が示されている。
従って例えばWO 80/02365は超音波画像を増強するために、ゼラチンにカプセル封入されたガスの微小気泡を使用することを開示している。しかしながら、このような微小気泡は、カプセル封入コーティングの薄さからみて、超音波心臓検査法で用いるのに好ましい寸法(1〜10μm)では十分な安定性を示さない。
US−A−4774958は変性された蛋白質例えばヒトの血清アルブミン中にカプセル封入することにより安定化された微小気泡分散液の使用を開示している。このような系は2〜5μmの寸法を有する微小気泡系の製造を可能とするが、それでも左心および心筋を効率よく可視化することはできない。このような蛋白質から誘導される作用剤の使用もまた、アレルゲン性反応が起きうる点に関して問題を生むであろう。
EP−A−0327490は、遊離の形または結合した形のガスまたは揮発性液体(つまり60℃より低い沸点をもつもの)を含む微細な粒状の生分解性合成ポリマーを含む超音波造影剤を特に開示している。生分解性の代表的な合成ポリマーの例には、ヒドロキシ炭酸のポリエステル、ポリアルキルシアノアクリレート、ポリアミノ酸、ポリアミド、ポリアクリル化糖類およびポリオルトエステルがある。
重合されたアルデヒドをベースとする微細な粒状の生分解性の類似なポリマーは、EP−A−0441468中に記載されているが、一方、微細な粒状のポリ(アミノ酸)−ポリ(環状イミド)誘導体をベースとする系はEP−A−0458079に記載されている。
アミロースまたは生分解性の合成ポリマーとガスまたは揮発性液体とからなる微細粒からなる超音波造影剤がWO 89/06978に記載されている。
EP−A−0458745は、カプセル封入材料が、変形可能で弾性があり界面に沈積した、望ましくは生分解性であるポリマーである、ガスで充満されたマイクロバルーンを開示しており、このポリマーの例には多糖類、ポリアミノ酸、ポリラクチド、ポリグリコリド、ラクチド/ラクトンコポリマー、ペリペプチド、蛋白質、ポリオルトエステル、ポリジオキサノン、ポリ−β−アミノケトン、ポリホスファゼン、ポリ無水物およびポリ(アルキルシアノアクリレート)がある。マイクロバルーンは、引続いて蒸発される揮発性液体の液滴のまわりにポリマーの沈積をもたらす乳濁液技術により通常製造される。このような技術には、乳濁液を安定化するために界面活性剤、例えばレシチン、脂肪酸またはその、ポリオキシエチレングリコールもしくはポリオキシプロピレングリコールのようなポリオキシアルキレン化合物とのエステルの使用が関係する。
ポリマーをベースとする造影剤は、それを検査をうける患者から最終的に除去するあるいは患者によって吸収されるのを容易にするために生分解性であるのが望ましいことが一般に認められている。従って、ポリマー中のエステル、アミドまたはウレタン基が、生体内の酵素加水分解をうける結果、生分解性であるポリエステル、ポリ無水物、ポリカーボネート、ポリアミドおよびポリウレタンのようなポリマーを使用することが多くの場合提案されている。
本発明者が公開した国際特許出願WO 93/17718においては、式
−(O)m−CO−O−C(R1R2)−O−CO−(O)n−(I)
(式中、R1およびR2は水素原子、または炭素と結合した1価の有機基をそれぞれ表わすか、あるいはR1とR2とが一緒に炭素と結合した2価の有機基を表わし、またmおよびnはそれぞれゼロまたは1である)のメチレンジエステル単位がポリマー中に存在することにより、高度で制御可能な水準の生体内生分解性を示すように企図されたポリマーをベースとする造影剤が記載されている。このような単位は普通のエステラーゼ酵素により特に迅速に分解されるが、酵素の不在下で比較的安定である。
こういったポリマーは、例えば、上記したEP−A−0458745に記載のような乳化技術によって微細粒および(または)マイクロバルーンを含有する造影剤へと処方されうる。このような処理に際しては、分散剤例えば界面活性剤が存在することが通常必要であるが、ただしこの界面活性剤は生理学的に許容できるものとする。この界面活性剤は例えば、造影剤の微細粒および(または)マイクロバルーンの目的とする担持媒体中での分散性および(または)安定性を増大するように所望ならび最終製品中に保持されうる。
WO 92/17212は上記した式(I)のメチレンジエステル単位を所望なら含んでよい非蛋白質の架橋されたまたは重合された両親媒性の部分によってカプセル封入されたガスまたはガス前駆体の微小気泡を含むポリマーをベースとする造影剤を記載している。この造影剤は例えば、水と混合しない揮発性の有機溶媒が、例えばミセルの形の両親媒性部分によってカプセル封入される水中油乳濁液を生成するように重合可能な両親媒性物質を乳化し、その後、両親媒性部分を架橋または重合しそして所望ならば例えば蒸発により揮発性の有機溶媒を除去することにより製造できる。重合可能な両親媒性物質の界面活性特性は、上記のような方法の乳化処理において外在的な界面活性剤を使用することを不必要にするであろうということが理解できよう。重合可能な両親媒性物質は例えばそれ自体がポリマー基例えば親水性ポリマー基例えばポリオキシエチレン鎖、および重合可能な基例えば(メタ)アクリル基または重合可能な他のアルケニル基もしくはアルキニル基、および疎水性基例えば長鎖アルキル基を含んでよい。
本発明は、重合可能でない壁状体を形づくるブロックコポリマーまたはグラフトコポリマーの界面活性剤によってガスの微小気泡がカプセル封入されている、ポリマーをベースとするガスを含有する造影剤が多くの有利な特性を有するという発見に基づく。従ってこのような造影剤は優れた保存安定性と良好な安定性、および静脈内注射による投与の場合、しばしばいくつかの循環径路について投与後生体内での良好な造影効果を示すであろう。このような造影剤は投与後に迅速な生分解を行うよう設計されることができる。さらに、また、ブロックコポリマーまたはグラフトコポリマーの様々な領域または部域の性質および寸法の選択により、安定性、分散性、生物学的特性などのような造影剤の特性に影響を与えることができる。
本発明の造影剤は、例えば以下に述べるようにしてブロックコポリマーまたはグラフトコポリマーの界面活性剤から直接に容易に製造できるという事実もまた有利である。従って予め重合された、壁状体を形成するコポリマー界面活性剤出発物質を使用すると、例えばWO 92/17212に記載のような架橋または重合反応の必要がなくなり、それに伴って製品を生理学的に許容できるようにするために、副生物および(または)開始剤のような物質からの残留物を引続いて除去する必要がなくなる。ポリマー出発物質から直接得られる造影剤はまた架橋反応または重合反応により得られる造影剤より高い構造的一体性をも示すであろう。さらにまた、ブロックコポリマーまたはグラフトコポリマー界面活性剤出発物質の界面活性特性の結果、外在的な界面活性剤/乳化剤を用いずに乳化技術により造影剤を製造できるが、ただし以下に述べるように本発明の特定の態様においてこのような乳化剤の使用が望ましい場合、これを妨げるものではない。
本発明の一つの局面においては、重合可能でない壁状体を形成するブロックコポリマーまたはグラフトコポリマー界面活性剤によりカプセル封入されたガスの微小気泡を含む造影剤が提供される。
コポリマー界面活性剤に関して本明細書中で用いる「重合可能でない」という用語は、本発明の界面活性剤を例えば製造または使用する際にこの物質が、通常さらに重合しないことを示す。しかしながらコポリマー界面活性剤は、このような状況で遭遇するよりも一層極端である条件の下ではさらに重合反応を行うことができるであろう。
コポリマー界面活性剤に関して本明細書中で用いる「壁状体を形成する」という用語は、カプセル封入構造を安定化するために架橋あるいは一層の重合といった化学反応を必要とせずに所望の程度の一体性を有するカプセル封入構造を形成するように相互作用することをこの物質が本来的に可能とすることを示す。このような構造は、一つまたはそれより多くのカプセル封入されたガスの微小気泡を例えば含む固体の微細粒の形をとってよく、あるいは液体担持体中に分散されたガスの微小気泡をカプセル封入する膜状体またはフィルムの形を例えばとってよい。
本発明の造影剤で用いるコポリマーの界面活性特性は、異なる親液性を有する別々な領域または部域がコポリマー中に存在することに通常由来するであろう。最も普通には、コポリマーが両親媒性を示すように、一つまたはそれより多くのこのような領域または部域は親水性でありそして一つまたはそれより多くの他の領域または部域は疎水性であろう。しかしながら、例えば、異なる程度の親水性を示す別々な領域または部域を含むコポリマーを使用することも可能であろう。
本発明の造影剤で使用できるブロックコポリマー界面活性剤には、線状の2−ブロック、3−ブロックまたは多−ブロックの配列になっている、例えば、AおよびBが、親液性の異なるポリマーブロック、例えばそれぞれ親水性ブロックおよび疎水性ブロックであるとして、例えばA−B、A−B−A、B−A−BまたはA−B−A−B−A−Bのタイプの配列になっている、親液性の異なる二つまたはそれより多くのブロックを有するブロックコポリマーがある。例えば、
タイプの分枝構造および例えば
タイプの大環状構造もまた用いられてよい。
親水性/親油性バランスを所望のものとするために、望むならば一つのタイプまたは他のタイプのブロックの寸法が比較的小さくなるように選定することができる。従って、例えば親水性ブロックと疎水性ブロックとを含むブロックコポリマーの場合、コポリマーを水溶性にするために寸法の小さい疎水性ブロックを選定するのが有利である。
一般に小さい寸法のブロックが存在する場合、このブロックには、定義できる反復単位を厳密にいうともたないが、ポリマーの特性(例えば長鎖の単位がと存在する結果として)を例えば示す、モノマー基を含めてのオリゴマー基と準ポリマー基とがともに含まれる。このようなオリゴマーブロックまたは準ポリマーブロックを含むコポリマーは時にはこの技術分野で「延長されたポリマー」として記述される。本発明の造影剤で有用であるこのような延長されたポリマーの部類の一つは、オリゴマーまたは準ポリマーの疎水性領域または部域によって結合された親水性ポリマーブロックからなる。
本発明の造影剤中で使用できるグラフトコポリマーは、長さ方向に沿って親液性が異なる第2のポリマーの分枝を有する第1のポリマーから通常なり、所望ならば第1または第2のポリマーのいずれかがブロックコポリマーであってよく、その場合、界面活性剤はブロック−グラフトコポリマーと称することができる。グラフトコポリマー界面活性剤の有用なタイプの一つは、疎水性ポリマーの主鎖がその長さ方向に沿って親水性ポリマーの分枝を有するものである。
本発明の造影剤中のコポリマー界面活性剤は、多糖類、ポリアルコール(例えばポリビニルアルコール)、ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコールおよびポリアミノ酸のようなポリマーから誘導される親水性の領域または部域を例えば含んでよい。ポリオルトエステル、ポリアセタール、ポリ無水物、ポリグリコール酸、ポリ(メタ)アクリル酸およびそのエステルのような誘導体のようなポリマーであって必要に応じて親水性基によって置換されているものもまた有用であろう。親水性の領域または部域がポリエチレングリコール単位から実質的になっているコポリマー界面活性剤を含む造影剤が特に有利であろう。
親水性領域または部域の内に荷電した基が存在するのは有利であろうが、このことは、この基の高い水溶性のため比較的小さい親水性の領域または部域を用いることが可能であることによる。このような荷電した化学種の間の相互作用は、集塊化を防止することによりコポリマー界面活性剤の分散体の安定性を増大しもするであろう。
本発明の造影剤で用いられるコポリマー界面活性剤中の疎水性の領域または部域は、油溶性の縮合により、イオン重合およびフリーラジカル重合から生成されるポリマー例えばポリ(メタ)アクリレートエステル、ポリオルトエステル、ビニルおよびスチレンポリマー、ポリアセタール、ポリ無水物、ポリグリコール酸およびそのエーテルやエステル、ならびにポリ乳酸/ポリグリコール酸コポリマーから例えば誘導されてよく:このようなポリマーは、その疎水性を増大するためにアルキル基、アラルキル基またはアリール基のような疎水性基を例えば含んでよくあるいはこれで置換されてよい。疎水性の領域または部域は一つまたはそれより多くの長鎖脂肪族基(例えばC10〜C20ポリメチレン基)を含むポリエステル鎖(オリゴマー部分または準ポリマー部分であってよい)を含むのが有利である。
例えば、壁状体を形成する特性が(少くとも部分的に)疎水的な相互作用の結果である場合、疎水性ブロックの寸法は、水溶性の低いコポリマー界面活性剤の壁状体形成特性に特に影響を与えるであろう。疎水性ブロックの物理的状態は、例えばそれが結晶構造または不定形構造のいずれを形成しようとも重要であり、そして疎水性ブロックの硬さまたは柔らかさの程度もまた重要である。
コポリマー界面活性剤の異なる領域または部域は、直接に結合されてよく、あるいは結合体例えば多価の原子もしくは無機基またはこれらの領域または部域の一つのうちにあるモノマー単位のような多官能性有機基を介して結合されてよい。
すでに指摘したごとくポリマーをベースとする造影剤は、これを被検患者から最終的に除去しあるいはこれを患者が吸収するのを容易にするために生分解性であるのが好ましい。従って本発明の造影剤は生分解性である、つまり生体内で不安定である基または結合を含むコポリマー界面活性剤からなるのが好ましい。従ってコポリマー界面活性剤は例えばポリオルトエステル、ポリアセタール、ポリ無水物、ポリグリコール酸およびそのエーテル、エステルやポリ乳酸コポリマーにおけるように、例えば酸に不安定な結合を含むのが有利であろう。生分解性を示す潜在的に有用なコポリマー成分には、多糖類、ポリアミノ酸、ポリラクチド、ラクチド/ラクトンコポリマー、ポリペプチド、蛋白質、ポリジオキサノン、ポリ−β−アミノケトン、ポリホスファゼン、およびポリ(アルキルシアノアクリレート)がある。
本発明の造影剤が特に有用な部類のコポリマー界面活性剤は、例えば上記に規定した式(I)の酵素的に生分解されるメチレンジエステル基を含む。このような基の例は公刊された上記の国際特許出願WO 92/04392およびWO 93/17718中に記載されており、これらの出願の内容は参照として本記載に加入されている。
式(I)のこのような単位において、R1およびR2は(水素以外のものであるとき)それぞれ、1〜20個の炭素原子を例えば有する、炭素に結合したヒドロカルビル基または複素環基、例えばアルキル基またはアルケニル基(10個までの炭素原子を有するのが望ましい)のような脂肪族基、環式アルキル基(10個までの炭素原子を有するのが望ましい)、アラルキル基(20個までの炭素原子を有するのが望ましい)のようなアリール脂肪族、アリール基(20個までの炭素原子を有するのが望ましい)、または20個までの炭素原子とO、SおよびNから選択される一つまたはそれより多くのヘテロ原子とを有する複素環基を例えば表わしてよい。このようなヒドロカルビル基または複素環基は、一つまたはそれより多くの官能基例えばハロゲン原子または式−NR3R4、−CONR3R4、−OR5、−SR5および−COOR6(ここでR3およびR4はそれぞれ水素原子、アシル基またはR1およびR2について規定したようなヒドロカルビル基であり、R5は水素原子、アシル基またはR1またはR2について規定したような基であり、またR6は水素原子またはR1またはR2について規定した基である)を有する基を有してよい。R1およびR2が2価の基を表わす場合、これは例えばアルキリデン基、アルケニリデン基、アルキレン基またはアルケニレン基(10個までの炭素原子を有するのが望ましい)であってよく、これらは上記に規定した官能基を一つまたはそれより多く有してよい。
式(I)の単位の好ましい部類の一つは、R1およびR2がそれぞれ水素原子およびメチル基から選択されるもの、例えばR1は水素原子を表わしまたR2はメチル基を表わすものからなる。
所望なら壁状体を形成するポリマーの特性はEP−A−0458745に記載のように軟化剤または弾性剤によって変化されてよい。
本発明の造影剤では生体融和性の任意のガス例えば空気、窒素、酸素、水素、亜酸化窒素、二酸化炭素、ヘリウム、アルゴン、六弗化硫黄および、メタン、アセチレンまたは四弗化炭素のような必要なら弗素化された低分子量の炭化水素が使用できる。ペルフルオロブタンまたはペルフルオロペンタンのようなペルフルオロアルカンを使用するのが有利であろう。ガスはコポリマー界面活性剤によって形成されるカプセル封入構造物内で遊離であるいはカプセル封入構造物内にあるとじ込め用構造体中に同伴されてよい。本明細書中で用いる場合、「ガス」という用語にはヒトの正常な体温37℃においてガス状である任意の物質が包含されることが認められよう。
本発明の造影剤は、脂肪酸(例えば、10〜20個の炭素原子を例えば含む直鎖の飽和または不飽和の脂肪酸)およびこれの炭水化物エステルおよびトリグリセリドエステル、燐脂質(例えばレシチン)、蛋白質(例えばヒトの血清アルブミンのようなアルブミン)、ポリエチレングリコールおよび延長されたポリマーを含めてのブロックコポリマー(例えばPluronicsのようなポリ(オキシエチレン)−ポリ(オキシプロピレン)−ポリ(オキシエチレン)ブロックコポリマー)から選択される一つまたはそれより多くの追加的な乳化剤を所望なら含んでよい。ブロックコポリマー乳化剤は、壁状体を形成するポリマー界面活性剤として使用されるブロックコポリマーに類似する総体的組成を有してよいが、親水性ブロックと疎水性ブロックの含有率の間の比が例えば異なる結果、別な親水性/親油性バランスを示してよい。
本発明の微細粒状の造影剤はその集塊化の傾向および(または)生物学的特性を例えば変更するために、ポリエチレングリコール、蛋白質または多糖類のような一つまたはそれより多くのコーティング材料で所望ならば例えばコートされてよい。
本発明の造影剤は、超音波、MRおよびX線での画像形成を含めて種々な診断用画像形成技術において使用できる。診断用超音波画像形成およびMR画像形成において、この造影剤を例えば磁化率造影剤として使用することは、本発明の好ましい特質となる。
肺系統を自由に通過することを可能にしまた約0.1〜15MHzの好ましい画像形成周波数との共鳴を達成するために、超音波心臓検査のように超音波を応用するには、平均寸法0.1〜10μm例えば1〜7μmを有する微小気泡を使用するのが便利であろう。しかしながら別な応用例えば胃腸の画像形成または子宮もしくはFallopian管の検査においてては、500μmまでの平均寸法を例えば有するかなり大きな気泡が有用であろう。
本発明の微細粒状の造影剤は乾いた形で例えば保存されまた運搬されてよく、この状態で造影剤は通常無期限に安定であり、投与に先立って適当な液状の担持媒体(例えば注射用殺菌水、生理食塩水または燐酸塩緩衝剤)と混合される。このようにして、注射されあるいは別の仕方で投与される造影剤の濃度は、意図する応用の性格が正確に何であるかに依りつつ自由に変更されてよい。本発明の造影剤は、カプセル封入するポリマー隔膜の多孔性が比較的低い場合、および(または)カプセル封入されるガスが担持媒体液中での溶解度が低い場合は特に、前記のような担持媒体中の懸濁液としても保存されてよい。
本発明の造影剤は適当な任意の方法によって製造できる。所望の造影剤を生成するように重合可能でない壁状体を形成するブロックまたはグラフト界面活性剤にガスを相互作用させることを伴う上記のような方法は本発明の別な態様をなす。
ポリマー材料の壁状体または隔膜によってカプセル封入される物質を製造するための代表的なマイクロカプセル封入技術は、ニューヨークのMarcel Dekker Inc.により1984年に刊行のP.D.Deasyによる「Microencapsulation and Related Drug Processes」のような文献に記載されている。
本発明の造影剤は、乳化技術例えばポリマー技術において知られた技術によって簡便に製造できる。このような方法は一般に、(i)コポリマー界面活性剤が乳濁液の分散される相中に優先的に溶解されている、あるいは親水性相と疎水性相との間の境界のまわりに分配されている、親水性相と疎水性相とを含む乳濁液をつくり、そして(ii)この乳濁液から所望の造影剤を得ることを包含する。単一のまたは複合的な乳濁液がつくられてよく、後者の場合、コポリマー界面活性剤は、分散される相内に優先的に溶解されるか、分散される相のうち最も細いもの(つまり最も内部の)の界面のまわりに分配されるのが望ましいであろう。代表的な複合的乳化技術はWO 93/17718中に記載されている。
コポリマー界面活性剤の出発物質の親水性/親油性バランスは、乳濁液の加工の特定的な様式にふさわしいコポリマーを与えるように選定することができる。従って例えば、水中油乳濁液を用いて油溶性コポリマー界面活性剤を加工するのは有利であろう。水溶性ブロックが強力な牽引的相互作用を生み出すようなものであり、そしてこの作用が、水の存在下での微細粒子の形成を可能とするのに十分なまでに溶解の動力学を低下させる場合、ある程度の水溶性を有するコポリマー界面活性剤を加工するために水中油乳濁液を使用することもできる。油中水乳濁液とある程度の油溶性を有するコポリマー界面活性剤とを使用して類似する方法を行うことができる。
例えばフィルムまたは別個な相の形で、相の界面に分配されてくるコポリマー界面活性剤を使用するのが好ましい場合、液状の結晶構造へと例えば薄葉相、六角形もしくは反転六角形の相、立方体相、または他の成分と混合したコポリマー界面活性剤の別な液体または固体の相へと集塊化することのできるコポリマー界面活性剤を使用するのが有益である。
本発明の方法のこの局面にそってつくられる乳濁液の疎水性相は、10個までの炭素原子を例えば含む脂肪族、環式脂肪族またはアリール脂肪族の炭化水素、例えばn−オクタン、シクロオクタン、ジメチルシクロヘキサン、エチルシクロヘキサン、メチルヘプタン、エチルヘキサン、トルエン、キシレンあるいはテルペン、テルペノイドまたはイソプレノイド例えばカンフェンまたはリモネン;ハロアルカン例えばメチレンクロライド、クロロホルム、四塩化炭素、メチルブロマイドまたはフレオン;エステル例えば酢酸エチルもしくはプロピル、ギ酸ブチルまたは酪酸プロピルもしくはイソプロピルまたはイソ酪酸プロピルもしくはイソプロピル;あるいは適当なエーテルまたは他の親油性溶媒のような水と混合しない有機溶媒から例えばなってよい。
乳濁液は撹拌、超音波処理、撹拌(望ましくは高速撹拌)または他の形の混合(例えば高剪断混合)のような慣用的な技術を用いて例えば製造されてよく、コポリマー界面活性剤は分散される相となるべきもののうちに予め溶解されるのが有利である。撹拌速度のような要因は最終的につくられるカプセル封入された微小気泡の寸法に影響を与えることが認められよう。従って例えばより急速な撹拌はより小さい微小気泡を生む傾向がある。
本発明に従うこの方法の有用な一つの態様は、コポリマー界面活性剤が両相の間の界面(然るべき場合には最も内側の界面)のまわりに優先的に分配されている単一のまたは複合的な乳濁液をつくり、そして所望の微細粒状造影剤をつくるために蒸発、噴霧乾燥または一層好ましくは凍結乾燥により分散される相または両方の相を取出すことからなる。乳濁液は、例えば水中油、油中水または水中油中水の乳濁液であってよく、また、所望なら減圧下で造影剤中に含められるガスの雰囲気の下で凍結乾燥されあるいは別な仕方で処理されてよい。乳化の工程においては、脂肪酸やエステル、燐脂質、蛋白質、ポリエチレングリコールおよびブロックコポリマー(例えば前記したごときもの)のような乳化剤が所望なら使用できる。
このような工程において分散される相のみが取り出される場合、微細粒は例えば浮游または濾過により分散相から取り出されてよい。
別な方法においては、ポリマー物質を沈殿するために、適当な非プロトン性の有機極性溶媒(例えばジメチルスルホキシドのようなスルホキシド、テトラヒドロフランのような環式エーテルまたはジメチルホルムアミドのようなN,N−ジ置換アミド)中のコポリマー界面活性剤の溶液が水性相と混合され(例えば高速撹拌機を用いて)、ポリマー物質が収集されそして本発明の微細粒状の造影剤を生成するように凍結乾燥されてよい。水性相はポリビニルアルコールまたはポロキサマー(例えばPluronic)のようなポリマー物質を含有するのが有利であろう。このような技術は前記のEP−A−0458079中に記載されている。
別な方法は適当な有機溶媒中のコポリマー界面活性剤の溶液を液体窒素中に注入することからなり、溶液は所望ならばヒドロキシプロピルセルロースのような添加剤もまた含有してよい。別法として、コポリマー界面活性剤は適当な溶媒中に溶解されあるいは例えば水中油、油中水または複合的な乳濁液中に分散されてよく、そして溶液または乳濁液は例えばEP−A−0514790中に記載のように噴霧乾燥される。
本発明の造影剤を製造するのに、例えばこの技術分野で知られているようなコアセルベーション技術もまた用いることができる。
本発明の造影剤は、親水性/親油性バランスの分子寸法との結果として良好なフィルム形成特性を有し、従ってミセル構造またはリポソームに似た構造へと自己組織化する能力をもつコポリマーを選定することによっても製造できる。このようなコポリマー界面活性剤は、WO 91/15244中に記載のようなガスを含む小胞を生成するために使用できる、層状のまたは数葉状の両親媒性物質の溶液または分散液を製造するために使用できる。グリセロール、プロピレングリコール、グルコースまたはラクトースのような可溶化剤または粘度増大剤を必要なら含む、コポリマー界面活性剤と燐脂質(そしてJ.Am.Chem.Soc.109巻(1987年)、788ページにLaschewskyらによって記載のように例えば製造されるコポリマー界面活性剤の合成的な生分解性の燐脂質誘導体も)との混合物もまた、EP−A−0554213中に記載のように超音波を発生する小胞を製造するのにも使用できる。
本発明の方法のさらに別な変形においては、液中ガス乳濁液がつくられ、この乳濁液において分散される相がカプセル封入されべきガスでありまたコポリマー界面活性剤が液体連続相中に優先的に可溶であり、これによってカプセル封入するコポリマー界面活性剤によって安定化されるガスの微小気泡の分散液からなる造影剤がつくられる。この方法の好ましい態様においては、分散されるガス相はペルフルオロブタンまたはペルフルオロペンタンのような疎水性のペルフルオロアルカンでありまた分散相は水溶性のコポリマー界面活性剤例えば伸長されたポリマーの水溶液である。
本発明の造影剤の製造において有用なコポリマー界面活性剤は、例えばIrja PiirmaによるPolymer Surfactants(ニューヨークのMarcel Dekkerにより1992年刊行のSurfactant Science Series,42巻)中に記載のようにこの技術分野で知られた方法により例えば製造でき、この文献は参照により本明細書に組み入れる。従って例えばブロックコポリマーは、活性末端基による方法、陰イオン重合、陽イオン重合またはプレポリマーの縮合のような技術によって製造できる。グラフトコポリマーは、一つの末端が重合可能な基で終っているポリマーからなるマクロモノマーを第二のモノマーと共重合することによりあるいは「グラフティング・オンツー」または「グラフティング・フローム」方法によって例えば製造できる。好適なブロックコポリマーおよびブロック−グラフトコポリマーは、D.C.AllportおよびW.H.Janesによる「Block Copolymers」(ロンドンのApplied Sciences Publishers Ltd.により1973年刊行)中に記載されている。
コポリマー界面活性剤の親水性/親油性バランスは、異なるブロックを構成するポリマーの本性および例えば親水性ブロックおよび疎水性ブロックの全体積の間の相対比のような要因によって決まるであろう。従ってこのバランスは、例えば前記したような乳濁液加工の特定な様式にとって適当なポリマーを与えるように選定されるであろう。
前記したような式(I)の生分解性の結合を含むブロックコポリマーおよびグラフトコポリマーの界面活性剤はそれ自体新規であり、またこのようなコポリマー界面活性剤からなる乳濁液、例えば、コポリマー界面活性剤が、乳濁液の分散される相中に優先的に溶解されているが、相の間の界面のまわりに分配されている親液性の異なる相と同様に、本発明の別な特質をなす。混合しない油の油中油乳濁液を安定化するためにコポリマー界面活性剤もまた使用できるが、最も普通には、両相はそれぞれ親水性および疎水性であろう。
本発明の新規なコポリマー界面活性剤は、代表的なまたは好ましい原子/基であるR1およびR2と前記したような親水性および疎水性の領域または部域を例えば含んでよい。生分野性の結合は式
(式中、R1、R2、mおよびnは前記に規定したとおりであり、またaおよびbはそれぞれ1〜30、望ましくは10〜18の範囲の整数である)の単位から例えばなる。
本発明のこの態様に従う好ましいコポリマー界面活性剤は、伸長されたポリマーを含めてのブロックコポリマーである。本発明の造影剤を製造するための出発物質として有用であることに加えて、式(I)の生分解性結合を含むこの新規なブロックコポリマー界面活性剤は、例えば既知のブロックコポリマー界面活性剤(例えばニューヨークのJohn Wiley and Sonsにより1985年刊行のEncyclopedia of Polymer Science第2巻,412〜434ページを参照)との類比から、広い範囲の別な効用を有するであろう。
本発明のブロックコポリマー界面活性剤は従って、食料品例えばマヨネーズやマーガリンのような油中水乳濁液および合成牛乳やアイスクリームのような水中油乳濁液中に;例えば、紙またはボール紙のような材料に耐水性または光沢仕上げのような特性を与えるための顔料用の分散剤としてまたは生分解性コーティングとしてペイント、コーティングおよび含浸物中に;化粧品例えば水分補給クリームおよびメーキャップ中に;例えば、洗濯に応用する際の一般的な洗浄およびクリーニングのためのまたは油状漏洩物の分散のための洗剤中に;相転移触媒;例えば、薬品(水に解けない薬品を含めて)のための分散剤、可溶化剤、ゲル化剤および乳化剤として薬品処方物中に;例えば、薬品の部位特異的送達および(または)薬品の遅延放出を促進するとともに然るべき場合には有毒な副作用を同時に低減するための担体(ミセル担持体も含む)としてドラッグデリバリーシステム中に;インプラント、外傷包帯、接着剤などのような外科材料、例えば放出制御インプラント、骨折を固着するためのインプラント、腱および靭帯の代替物、生分解性の包帯、放出の制御される包帯、縫合糸、放出制御されるクリームおよび軟膏、接着剤および骨用セメント中に;例えば、リンパ系のような所望の部位に活性治療剤を向かわせるための粒子コーティング中に;例えば、蛋白質抵抗性を増強するための医薬機器のコーティング中に;例えば静電気防止剤として織物中に;血管のようなゆっくりと生分解的に交換される人体部分を熱的処理によって製造するために使用できる熱可塑性エラストマー(慣用的な融解せずに処理できる架橋エラストマーと対比される)中に;ポリマーブロックについての部域の寸法が可視光の波長より小さい生分解性の透明な包装フィルム中に;別なポリマー基質の破断特性を例えば変更するために別なポリマー基質中に分散された粒子としてポリマー改質剤中に;例えば、潤滑効果を与える低分子量の化合物が生分解により生成される自己潤滑性物質中に;例えば、一つのポリマーを他の一つのポリマー中に分散するのを容易にするための(コポリマー界面活性剤の生分解性は、それなしでは比較的安定なポリマー配合物の分解を促進するために利用されるであろう)ポリマー配合物のための相溶化剤中に;例えば、外傷部にガスを移動することは可能とするが汚染物および感染物への障壁となる創傷被覆用として、選択的な移動特性を示す隔離膜中に;例えば、制御された表面からの、連続的生分解により生物の付着を防止し、必要に応じて有毒成分を含ませてこれを制御しつつ放出することにより一層の保護を行うような汚染防止コーティング中に;例えば、膨張剤を分散するためまたは例えば骨髄、膵臓、肝臓および軟骨の移植組織片中に細胞を導入するのに有用な生分解性の泡沫を生成するための発泡物質中に;例えば、機械式皿洗いおよび甜菜糖産業で使用するための発泡防止剤中で;ならびに例えば、化粧品およびトイレタリー中で薬品または農薬の制御下での放出において使用するために、また例えばおむつまたは洩れの閉じ込めのための著しく吸収性である物質として、ヒドロゲルを製造するのに使用できる。
以下の非限定的な実施例は本発明を例示するのに役立つ。
省略記号の表
AIBN:2,2′−アゾビスイソブチロニトリル
DMF:N,N′−ジメチルホルムアミド
DBU:1,8−ジアゾビシクロ〔5.4.0〕ウンデク−7−エン(1,5−5)
GPC:ガス相クロマトグラフィー
MgSO4:硫酸マグネシウム
Mp:融点
PEG:ポリエチレングリコール
THF:テトラヒドロフラン
SEC:サイズ排除クロマトグラフィー
Mw:重量平均分子量
Mn:数平均分子量
実施例1 中間体およびプレポリマーの調製
a)メチレンビス(16−ヒドロキシヘキサデカノエート)
DMF(200ml)中の16−ヒドロキシヘキサデカン酸(15.0g、0.055モル)の溶液に、室温においてDBU(8.65g、0.055モル)を添加した。5分間撹拌の後、ジヨードメタン(7.37g、0.028モル)を添加した。撹拌しつつ混合物を室温で2日間放置した。減圧下でDMFを蒸発しそしてクロロホルム(100ml)と水(50ml)とを添加することにより残留物を溶解した。相を分離の後、クロロホルム(3×100ml)で水性相を抽出しそして一緒にした有機相を乾燥した(MgSO4)。減圧下で溶媒を除去しそして酢酸エチルから残留物を再結晶し、白色固体として題記の生成物を10.17g(65%)得た。Mp:96.2℃。1HNMR(300MHz,CDCl3):δ1.2−1.4(m,44H),1.5−1.6(m,8H),2.35(t,4H),3.64(t,4H),5.75(s,2H)。13C−NMR(75MHz,CDCl3):δ24.43,25.55,28.81,29.42,32.63,33.80,62,91,78,172.20
b)酸塩化物を末端とするポリ(メチルメタクリレート)1000
整合鎖移動(matched chain transfer)重合によって、酸を末端とするポリ(メチルメタクリレート)を合成した。2−エトキシエタノール(160g)を120℃に加熱した。これに、2−エトキシエタノール(80g)、メチルメタクリレート(160g、1.6モル)、チオグリコール酸(14.40g、0.156gモル)および4,4′−アゾビス(4−シアノペンタン酸)(14.4g、0.1モル)の混合物を1.5時間かけて添加した。さらに0.5時間にわたって120℃で反応を維持した後、室温に冷却した。塩化ナトリウムの冷溶液(5重量/容積%)中でポリマーを沈澱した。熱メタノールから冷蒸溜水へと反復して(3回)沈澱することによりポリマーを精製した。末端基の分析により数平均分子量910ダルトンが示された。
酸を末端とするポリ(メチルメタクリレート)(105g、0.115モル)を乾燥トルエン(300ml)中に溶解した。溶液を0℃に冷却しそしてオキサリルクロライド(15g、0.118モル)をゆっくり添加した。室温まで暖まるように反応を許し、その後、過剰のオキサリルクロライドを減圧下で除去して題記の生成物を生成した。
c)α−メチルアクリルオイル−ω−メトキシ(PEG)2000
乾燥α−ヒドロキシ−ω−メトキシPEG P2000(6.40g、3.20ミリモル)をTHF(160ml)中に溶解しそして溶液を10℃に冷却した。ピリジン(0.38g、4.78ミリモル)をTHF(4ml)で希釈しそして乾燥した窒素雰囲気の下で溶液に添加した。メタクリルオイルクロライド(0.5g、4.78ミリモル)をTHF(12ml)中で希釈しそして滴状に添加した。温度を徐々に室温まで上昇しそして撹拌しつつ混合物24時間放置した。反応混合物を濾過し、そして残存する酸塩化物と溶媒とを減圧下で除去した。残留物をTHF中に溶解しそしてエーテルを添加して沈澱することにより題記の生成物を4.50g(68%)生成した。
d)二金属性のμ−オキソアルコキシド触媒:
Zn{OAl〔(OCH3)2〕2}2
US−A−3432445の方法に従って、無水酢酸亜鉛(23.00g、125.4ミリモル)をデカヒドロナフタレン(130ml)中のアルミニウムイソプロポキシド(51.20g、250.7ミリモル)の溶液に添加した。窒素下で撹拌しつつ混合物を190℃に加熱しそして3時間にわたって反応を進行させ、この間に沸点範囲が73〜88℃である留出物を約20ml収集した。次いで160〜180℃においてデカヒドロナフタレンを減圧下で除去した。樹脂状のオレンジ色の固形物である生成物を蒸溜したn−ヘプタン中に溶解しそして残存する固体をすべて除去するように溶液を遠心分離した。典型的な調製においては低い収率(23%)が与えられまたAlおよびZnの含有率に関する分析によりAl/Znのモル比198を得た。
e)エチリデンビス〔16−(5−クロロカルボニルペンタノイルオキシ)−ヘキサデカノエート〕
還流凝縮器、ガラスのガス流入管および均圧式滴下漏斗を装備した三つ口の丸底フラスコ内に無水純クロロホルム(15ml)中に溶解した蒸溜したてのアジポイルクロライド(2.60ml、17.50ミリモル)を入れた。約50℃に昇温しそして溶液中に窒素をゆっくりと流しつつ、無水純クロロホルム(30ml)中のエチリデンビス(16−ヒドロキシ−ヘキサデカノエート(1.0g、175ミリモル)の溶液を滴状に添加しそしてこの添加後、さらに3時間この温度に放置した。次に混合物を室温に冷却しそして減圧蒸溜の備えのある50mlの丸底フラスコ内に迅速に移し入れた。クロロホルムを常圧でまず溜出除去し、次いで油ポンプで真空にし、そして約75℃、5ミリバールの圧力で過剰のアジポイルクロライドを溜出除去すると、題記の化合物(1.56g)が残留した。
f)16−ヘキサデカノイルオキシヘキサデカン酸
16−ヒドロキシヘキサデカン酸(5.43g、19.9ミリモル)をテトラヒドロフラン(190ml)中に溶解しそしてピリジン(2.36g、29.9ミリモル)を添加した。パルミトイルクロライド(5.48g、19.9ミリモル)をテトラヒドロフラン(10ml)中に溶解しそして室温で滴状に添加した。室温で16時間撹拌の後、混合物を濾過しそして濾液を減圧下で蒸発した。残留物をクロロホルム中に溶解し、水(3×50ml)で洗浄し、そして有機相を乾燥した(MgSO4)。減圧下で蒸発の後、残留物をシリカのカラム上で精製し、メタノールの濃度を増加しつつ(クロロホルム中のメタノール1%から2%まで)クロロホルムで溶出し、題記の化合物を8.41g(83%)得た。1H−NMR(300MHz,CDCl3):δ0.85(t,3H,CH3),1.20−1.35(s,46H,−CH2−),1.55−1.70(m,6H,−CH2−),2.25(t,2H,−CH2−C(O)−O),2.45(t,2H,−CH2−,COOH),405(t,2H,−O−CH2)。13C−NMR(75MHz,CDCl3):δ14.01,22.57,24.10,24.91,25.82,28.53 28.75,28.94,29.08,29.15,29.25,29.36,29.54,31.81,34.29,35.16,64.27,76.48,76.90,77.10,77.32,169.50,173.91
g)16−ヘキサデカノイルオキシヘキサデカノイルクロライド
上記の(f)におけるように調製した16−ヘキサデカノイルオキシヘキサデカン酸(7.73g、15.13ミリモル)をテトラヒドロフラン(140ml)中に溶解しそしてオキサリルクロライド(4.80g、37.83ミリモル)を滴状に添加した。室温で3日間混合物を撹拌し、次いで減圧下で溶媒と未反応のオキサリルクロライドとを蒸発して題記の化合物8.0g(100%)を得た。
h)1−〔16−(16−ヘキサデカノイルオキシヘキタデカノイルオキシ)−ヘキサデカノイルオキシ〕エチル16−ヒドロキシヘキサデカノエート
THF(80ml)中にエチリデンビス(16−ヒドロキシヘキサデカノエート)(4.38g、7.67ミリモル)を溶解しそしてピリジン(0.61g、7.7ミリモル)を添加した。16−ヘキサデカノイルオキシヘキサデカノイルクロライド(4.18g、7.90ミリモル)をTHF(20ml)中に溶解しそして滴状に添加した。室温で3日間の後、混合物を濾過しそして濾液を−20℃で2時間放置した。沈澱した生成物を濾過しそしてフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、クロロホルム)により精製し、題記の化合物を2.4g(29%)得た。1H−NMR(300MHz,CDCl3):δ0.85(t,3H,CH3),1.2−1.4(s,90H,−CH2−),1.45(d,3H,−O−CH(CH3)−O−),1.5−1.7(m,14H,−CH2),2.25(m,8H,−CH2−C(O)−O−),3.60(t,2H,−CH2−OH),4.05(t,4H,−C(O)−O−CH2−),6.85(q,1H,−O−CH(CH3)−O−)。13C−NMR(75MHz,CDCl3):δ13.7,19.1,22.2,24.2,24.6,25.2,25.5,28.2,28.5,28.7,28.8,29.0,29.2,31.5,32.3,33.7,34.0,62.5,64.0,88.0,171.5,173.5
i)末端がメトキシでキャップされたPEGの調製
典型的なポリマー(MeO−PEG 2000)の調製
不活性雰囲気内で金属カリウム(0.400g、10.23ミリモル)をメタノール(1.300g、40.57ミリモル)に注意深く添加することにより開始剤溶液を調製した。この開始剤溶液(カリウムメトキシド、0.220g、1.32ミリモル)をエチレンオキサイド(10.000g、227.00ミリモル)の入ったアンプル中に注入した。密封したアンプルを室温で一晩放置した。次いで温度を60℃に昇温しそして72時間反応させた。未反応のモノマーを除去の後、アンプルの内容物をジクロロメタン中に溶解しそして溶液を希塩酸水で中和した。ポリマー溶液を蒸溜水で3回洗浄し、回転蒸発し、次いで真空乾燥した。MeO−PEGポリマーに関する測定結果。1H−NMR:δ2.7(OH),3.2(OCH3),3.5(−CH2−主鎖),3.4(−CH2OCH3)。13NMR:δ58.5(−OCH3),61.2(−CH2OH),70.5(−CH2−主鎖),71.3(−CH2OCH3):72.2(−CH2CH2OH)。GPCはTHF中で記録し、そしてPEG標準によって分子量の較正を行った。典型的な試料についてのGPCデータはMp:2679、Mn:2012、Mw:2283であった。多分散度は1.135であった。
j)メトキシPEGクロロホーメートに関する一般的手順
PEG 2000モノメチルエーテル(6.00g、3.00ミリモル)をトルエン(50ml)中に溶解しそしてDean Stark装置内で還流することにより乾燥した。ピリジン(0.24g、3.00ミリモル)を室温で添加した。トリクロロメチルクロロホルメート(「ジホスゲン」)(0.60g、3.00ミリモル)をトルエン(10ml)中に溶解しそして滴状に添加した。混合物を室温で12時間にわたって撹拌しそして濾過した。減圧下で溶媒を蒸発して題記の化合物を定量的収率にて得た。
実施例2 ブロックコポリマーおよびグラフトコポリマーの製造
a)メチレンビス(16−ヒドロキシデカノエート)とアジポイルクロライド−ブロック−PEG 5000とのPEG 5000−ブロック−ポリエステル
メチレンビス(16−ヒドロキシヘキサデカノエート)(0.56g、1.0モル)と数平均分子量が5000である乾燥α−メトキシ−ω−ヒドロキシPEG(0.5g、0.1ミリモル)とを、キシレン/トリクロロエチレン混合物(80:20、100ml)中に溶解しそして60℃に加熱した。アジポイルクロライド(0.192g、1.05ミリモル)を添加した。混合物を減圧下で60℃において24時間還流した。キシレン/トリクロロエンチレ(80:20)から4℃で分別沈澱することによりポリマーを回収した。SECにより生成物が3800のMnと8000のMw(ポリスチレン換算)を有することが示された。
b)メチレンビス(16−ヒドロキシデカノエート)とアジポイルクロライド−ブロック−PEG 2000とのPEG 2000−ブロック−ポリエステル(方法1)
メチレンビス(16−ヒドロキシヘキサデカノエート)(0.56g、1.0ミリモル)と数平均分子量が2000である乾燥α−メトキシ−ω−ヒドロキシPEG(0.0572g、0.0286ミリモル)とを、キシレン/トリクロロエチレン混合物(80:20、100ml)中に溶解しそして60℃に加熱した。アジポイルクロライド(0.186g、1.014ミリモル)を添加した。混合物を減圧下で60℃において24時間還流した。キシレン/トリクロロエンチレ(80:20)から4℃で分別沈澱することによりポリマーを回収した。SECにより生成物が3400のMnと12700のMw(ポリスチレン換算)を有することが示された。
c)メチレンビス(16−ヒドロキシデカノエート)とアジポイルクロライド−ブロック−PEG 2000とのPEG 2000−ブロックポリエステル(方法2)
メチレンビス(16−ヒドロキシヘキサデカノエート)(0.56g、1.0ミリモル)をキシレン/トリクロロエチレン(80:20、100ml)中に溶解し、そして60℃に加熱した。アジポイルクロライド(0.201g、1.1ミリモル)を添加した。混合物を減圧下で60℃において35分間還流した。数平均分子量が2000である乾燥α−メトキシ−ω−ヒドロキシPEG(0.4g、0.2ミリモル)を反応混合物に添加した。混合物を減圧下で60℃においてさらに24時間還流した。キシレン/トリクロロエンチレ(80:20)から4℃で分別沈澱することによりポリマーを回収した。SECにより生成物が3400のMnと12700のMw(ポリスチレン換算)を有することが示された。
d)ポリ(メチルメタクリレート)1000とPEG 2000とのジ−ブロックコポリマー
数平均分子量が2000であるα−ヒドロキシ−ω−メトキシPEG(40g、0.02モル)をトルエン中に溶解しそして分子篩(4Å)で乾燥した。これに、実施例1(b)においてつくった酸クロライドを末端とするポリ(メチルメタクリレート)(20g、0.02モル)のトルエン中の溶液を添加した。混合物を24時間還流した。石油エーテル(40〜60)での沈澱によりポリマーを単離した。イオン交換(IRA−400、Fisons)しそして水中に溶解し、コポリマーの曇り点より高い温度に加熱しそして傾潟(3回)することによりポリマーを精製した。このようにして得た生成物を最終的にトルエン中に溶解しそして石油エーテル(40〜60)で沈澱して、題記の生成物を白色粉末として得た。
e)ポリ(メチルメタクリレート)1000とPEG 4000とのジ−ブロックコポリマー
数平均分子量が4000であるα−ヒドロキシ−ω−メトキシPEG(80g、0.02モル)をトルエン中に溶解しそして分子篩(4Å)で乾燥した。これに、実施例1(b)においてつくった酸クロライドを末端とするポリ(メチルメタクリレート)(20g、0.02モル)のトルエン中の溶液を添加した。混合物を24時間還流した。石油エーテル(40〜60)での沈澱によりポリマーを単離した。イオン交換(IRA−400、Fisons)しそして水中に溶解し、コポリマーの曇り点より高い温度に加熱しそして傾潟(3回)することによりポリマーを精製した。このようにいて得た生成物を最終的にトルエン中に溶解しそして石油エーテル(40〜60)で沈澱して、題記の生成物を白色粉末として得た。
f)ポリ(メチルメタクリレート)−グラフト−PEG 2000
実施例1(c)において合成されたごとき数平均分子量が2000であるα−メタクリルオイル−ω−メトキシPEG(0.50g、0.25ミリモル)とAIBN(2mg、0.012ミリモル)とをTHF(3.0ml)中に溶解しそして凍結、排気および融解の反復サイクル(4回)により脱ガスした。メチルメタクリレート(0.5ml、4.7ミリモル)をアンプール中に直接溜出しそしてアンプルを密封した。油浴中で60℃で22.75時間重合した。
石油エーテル(40〜60)で沈澱することによりポリマーを回収し、次いで少量のTHF中に溶解しそして水(200ml)中に添加することにより精製した。60℃を越えて加熱すると、ポリマーが溶液から出てきた。題記の生成物を減圧下で乾燥した。
g(PEGとポリ(メチレン−ビス(16−ヒドロキシヘキサデカノエート))プラスアジポイルクロライド(1:3:4)との多ブロックコポリマー
1)ポリエステルの生成
メチレンビス(16−ヒドロキシヘキサデカノエート)(1.392g、2.50ミリモル)をキシレン/トリクロロエチレン混合物(80:20)中に溶解しそして60℃に加熱した。アジポイルクロライド(0.610g、3.33ミリモル)を添加した。混合物を減圧下で60℃において4時間還流した。
2)多ブロックコポリマーを得るためのブロックの結合
上記からの反応混合物に乾燥α,ωジ−ヒドロキシPEG 1500(1.25g、0.833ミリモル)を添加した。減圧下での還流を2日間継続した。減圧下で乾燥してポリマーを回収した。残留物をジクロロメタン中に溶解しそしてメタノールから沈澱した。SECにより生成物が5600のMnと9400のMw(ポリスチレン当量)を有することおよびPEGホモポリマーの存在する痕跡のないことが示された。1HNMRにより、ポリエステルとポリ(エチレンオキサイド)とのモル組成が2.6:1であるブロックコポリマーの生成が示された。
h)PEG 2000とポリ(乳酸)2000とのジ−ブロックコポリマーα−ヒドロキシ−ω−メトキシPEG 2000(10.0g、5.0ミリモル)をトルエン(300ml)中に溶解しそしてDean and Starkトラップ中で12時間還流することにより乾燥した。ポリ(乳酸)(Resomer L−104、分子量2000)(1.0g、0.5ミリモル)とp−トルエンスルホン酸一水和物(2mg、0.001ミリモル)とを添加した。混合物をDean and Starkトラップで3日間還流した後、減圧下で溶媒を除去し、また残留物を水洗しそして濾過した。
i)メチレンビス(16−ヒドロキシヘキサデカノエート)、アジポイルクロライドおよびα−ヒドロキシ−ω−メトキシPEG 2000のブロックコポリマー
メチレンビス(16−ヒドロキシヘキサデカノエート)(8.0g、14.37ミリモル)をキシレン/トリクロロエチレン(4:1)(250ml)中に溶解しそして60℃に加熱した。アジポイルクロライド(新規に蒸溜したもの)(2.92g、15.97ミリモル)を滴状に添加しそして60℃において真空下(100mbar)で5時間混合物を還流した。トルエン(58ml)中に溶解した乾燥α−ヒドロキシ−ω−メトキシPEG 2000(6.39g、3.19ミリモル)をトリクロロエチレン(14ml)とともに添加した。混合物を真空下(100mbar)でさらに14時間還流した。室温に冷却しそして冷蔵庫内で沈澱した後、混合物を濾過した。沈澱をクロロホルム中に溶解し、そしてヘキサンから1回、次いでメタノールから2回沈澱した。粗生成物の一部(4.25g)をクロロホルム中に溶解しそしてメタノールからもう1回沈澱し、題記の化合物(3.78g)を得た。1H NMR 200MHzδ:1.3(s,CH2),1.5−1.7(m,CH2),2.2−2.4(m,CH2CO),3.6(s,OCH2CH2O),4.0−4.1(m,CH2O),5.7(s,OCH2O)。SEC:Mp=21,191,Mn=5,571;Mw=21,079(ポリスチレン換算)。
j)メチレンビス(16−ヒドロキシヘキサデカノエート)、アジポイルクロライドおよびα−ヒドロキシ−ω−メトキシPEG 2000のブロックコポリマー
メチレンビス(16−ヒドロキシヘキサデカノエート)(7.50g、13.47ミリモル)をキシレン/トリクロロエチレン(4:1)(235ml)中に溶解しそして70℃に加熱した。アジポイルクロライド(新規に蒸溜したもの)(2.74g、14.97ミリモル)を滴状に添加しそして70℃において真空下(100mbar)で5時間混合物を還流した。トルエン(53ml)中に溶解した乾燥α−ヒドロキシ−ω−メトキシPEG 2000(5.99g、2.99ミリモル)をトリクロロエチレン(13ml)とともに添加した。混合物を真空下(100mbar)でさらに40時間還流した。室温に冷却しそして冷蔵庫内で沈澱した後、混合物を濾過した。沈澱をクロロホルム中に溶解し、そしてヘキサンから1回、次いでメタノールから1回沈澱した。粗生成物の半分をフラッシュクロマトグラフィー(シリカ、溶離剤:メタノール濃度が0〜5%に段階的に増大するクロロホルム)により精製して、題記の化合物(1.50g)を得た。1H NMR 300MHzδ:1.23(s(br),CH2),1.57−1.65(m,CH2),2.31−2.36(m,CH2CO),3.37(s,CH3O),3.63(s,OCH2CH2O),4.01−4.06(m,CH2O),5.73(s,OCH2O)。SEC:Mp=13,313,Mn=6.357;Mw=12,351(ポリスチレン換算)。
k)エチリデンビス(16−ヒドロキシヘキサデカノエート)、アジポイルクロライドおよびα−ヒドロキシ−ω−メトキシPEG 2000
エチリデンビス(16−ヒドロキシヘキサデカノエート)(2.00g、3.50ミリモル)をキシレン/トリクロロエチレン(4:1)(70ml)中に溶解しそして70℃に加熱した。アジポイルクロライド(新規に蒸溜したもの)(0.73g、3.99ミリモル)を滴状に添加しそして70℃において真空下(100mbar)で6時間混合物を還流した。トルエン(15ml)中に溶解した乾燥α−ヒドロキシ−ω−メトキシPEG 2000(1.72g、0.86ミリモル)をトリクロロエチレン(3ml)とともに添加した。混合物を真空下(100mbar)でさらに40時間還流した。室温に冷却しそして冷蔵庫内で沈澱した後、混合物を濾過した。沈澱をクロロホルム中に溶解し、そしてフラッシュクロマトグラフィー(シリカ、溶離剤:0.75%のメタノールを含むクロロホルム)により精製して、題記の化合物(0.42g)を得た。1H NMR 300MHzδ:1.24(s(br),CH2),1.44(d,CH3−CH),1.59−1.64(m,CH2),2.26−2.31(m,CH2CO),3.37(s,CH3O),3.64(s,OCH2CH2O),4.04(t,CH2O),6.85(q,CH)。SEC:Mp=12,410,Mn=3,830;Mw=8,715(ポリスチレン換算)。
l〜r)ジ−ブロックコポリマーの調製:
一般的手順
エチレンオキサイド(EO)をカプロラクトン(CPL)と、エチレンオキサイドをラクチド(LD)と、そしてエチレンオキサイドをカプロラクトンおよびラクチドと逐次的に重合することによりジ−ブロックコポリマーを調製した。重合は実施例1(d)において調製したごとき二金属性μ−オキソアルコキシドにより接触した。
乾燥溶媒、トルエンまたはテトラヒドロフランを火にかけたガラスアンプル中に溜出した。エチレンオキサイドを水素化カルシウム上で乾燥しそして高真空下にあるガラスアンプル内に溜出した。窒素雰囲気下にあるアンプル中に注入することにより、所望の長さのエチレンオキサイドブロックを与えるのに適当な量の触媒を添加した。アンプルを密封し、60℃に加熱しそして反応を24時間にわたって進行させた。次に窒素雰囲気下にあるアンプル中に適当な量を注入することにより、テトラヒドロフラン中のカプロラクトン、ラクチドまたはカプロラクトンとラクチドとの混合物を添加した。アンプルを24時間60℃に加熱し、次いでイソプロピルアミンの添加により重合を停止した。ポリマー溶液をテトラヒドロフランで希釈しそして希クエン酸水溶液で洗浄して触媒残留物を除去した。ポリマー溶液を中性になるまで蒸溜水でさらに洗浄しそして高分子量のポリマーをn−ヘプタンで沈澱した。最後に、沈澱したポリマーを真空乾燥して白色のポリマーを得た。実施した重合の特質、および結果を表1に要約する。
s)アルミニウムイソプロポキシドにより接触される重合
アルミニウムイソプロポキシド(1.19g、5.8ミリモル)をガラスアンプル中で真空下、室温において4時間乾燥した。乾燥トルエンを高真空下にあるアンプル中に溜出し、そしてアルミニウムプロポキシドを溶解させた。エチレンオキサイド(7.42g、168.6ミリモル)を水素化カルシウム上で乾燥しそして高真空下にあるガラスアンプル内に凝縮した。アンプルを密封し、45℃に加熱しそして反応を39時間進行させた。次に窒素雰囲気下にあるアンプル中に注入することによりカプロラクトン(8.63g、75.6ミリモル)を添加した。アンプルをさらに24時間45℃に加熱した。著しく粘稠な生成物をジクロロメタン中に溶解し、希酢酸水溶液で重合を停止しそしてn−ヘプタンにより高分子量のポリマーを沈澱した。1H−NMRにより分子量を測定すると、エチレンオキサイドおよびカプロラクトンの各ブロックの長さがそれぞれ500および5,200であることが示された。
t〜y)ポリ(メチルメタクリレート)−グラフト−PEGの調製
一般的手順
実施例1(c)において合成したα−メタクリルオイル−ω−メトキシPEG 2,000をガラス反応器内のAIBNに添加し、次いで排気した。トルエン(約40ml)を真空下で反応器内に溜出し、続いて、安定化解除されたメチルメタクリレート(MMA)モノマーを溜出した。反応器を密封し、次いで約20時間50℃に加熱した。ヘプタン中に沈澱することにより題記のポリマーを回収した。最少量のTHF中に溶解し、水にこの溶液を添加し、次いでポリマーが溶液から出てくるポリマーの曇り点より高い温度に加熱することにより、ポリマーを精製した。以上のことを一回反復した。調製したグラフトコポリマーを1H−NMRによって特性把握した(表2)。
2)PEG 1500、アジポイルクロライドおよびエチリデンビス(16−ヒドロキシヘキサデカノエート)(0.37:1.85:1.75)の鎖延長されたランダムポリマー、多ブロック
室温のジメトキシエタン(10ml)中のエチリデンビス(16−ヒドロキシヘキサデカノエート)(1.0g、1.75ミリモル)の懸濁液に新規に蒸溜したアジポイルクロライド(270μl、1.85ミリモル)を添加した。混合物の温度を60℃まで徐々にあげ、そして無色の溶液を得た。この温度で5時間おいた後、PEG 1500(0.55g、0.37ミリモル)を添加しそしてさらに17時間加熱を継続した後、混合物を室温に冷却し、溶媒を蒸発しそして固体残留物を石油エーテル(沸点40〜60℃)中で15分間撹拌しそして濾過して、題記の化合物(1.30g)を白色固体として得た。
aa)PEG 1500とエチリデン−ビス〔16−(5−クロロカルボニルペンタノイルオキシ)−ヘキサデカノエート〕からの延長されたたポリマー(A−B−A)
例1(e)でつくったエチリデンビス〔16−(5−クロロカルボニルペンタノイルオキシ)−ヘキサデカノエート〕(0.88g、1.02ミリモル)を、ガラスの流入管と還流凝縮器とを備えた100mlの三つ口の丸底フラスコ内でトルエン(15ml)中に溶解した。PEG 1500(3.06g、2.04ミリモル)を添加し、そして混合物を60℃で22時間加熱し、室温に冷却しそして減圧下で溶媒を除去して、題記の化合物(4.12g)を白色のロウとして得た。
ab)PEG 1500とエチリデンビス〔16−(5−クロロカルボニルペンタノイルオキシ)ヘキサデカノエート〕からの延長されたポリマー(多ブロック)
反応を実施例2(aa)におけるのと同じように実施したが、トルエン(20ml)中のエチリデンビス〔16−(5−クロロカルボニルペンタノイルオキシ)ヘキサデカノエート〕(1.02g、1.18ミリモル)、およびPEG(1.77g、1.18ミリモル)を用い、題記の化合物(2.2g)を白色のロウとして得た。
ab〜af)PEG、アジピン酸およびエチリデンビス〔16−ヒドロキシヘキサデカノエート〕の延長されたポリマー(ランダム多ブロック)
1,1,2−トリクロロエチレン(26ml)中のPEG 2000(4.14g、2.07ミリモル)の溶液(A)を、エチレンビス(16−ヒドロキシヘキサデカノエート)(B)(118mg、0.207ミリモル)の入った丸底フラスコに窒素雰囲気下で注射器によって装入した。得られる混合物を60℃に加熱し、そして透明な溶液が得られた時に、アジポイルクロライド(C)(417mg、2.277ミリモル)を注射器により添加した。圧力を250mbarに低下され、そして60℃において92時間にわたって溶液を撹拌した。残存する、反応で発生する塩化水素と、溶媒とを、減圧下で600℃において3時間、引き続いて真空(<0.1mmHg)下で60℃において24時間、回転式蒸発器において除去した。最後に、石油エーテルを添加し、そして氷浴内で2時間冷却することによりポリマーをアセトン溶液から沈澱させた。濾過により白色のロウ状固体として生成物を3.5g得た。
出発PEGの分子量が異なる全部で四つの別なブロックコポリマーをこの方法によって調製した。それぞれの重合について特定的な条件を下記の表3に示す。ポリマーの13C NMR−および1H NMR−スペクトルは予期する生成物に一致した。
ag)PEG 2300メチルエーテル16−ヘキサデカノイルオキシヘキサデデカノエート
PEG 2300メチルエーテル(10.000g、4.35ミリモル)をテトラヒドロフラン(90ml)中に溶解しそしてピリジン(0.413g、5.22ミリモル)添加した。16−ヘキサデカノイルオキシヘキサデカノイルクロライド(2.301g、4.35ミリモル)をテトラヒドロフラン(10ml)中に溶解しそして滴状に添加した。室温で3日間撹拌した後、混合物を濾過しそして減圧下で溶媒を蒸発した。メタノール濃度が増加していく(クロロホルム中のメタノール1%から3%まで)クロロホルムにより溶離されるシリカのカラムで残留物(12.08g)を精製して、題記の化合物を5.20g(43%)得た。1H NMR(300MHz,CDCl3):δ0.80−0.87(m,CH3),1.21(s,(br),CH2),1.53−1.62(m,CH2),2.20−2.35(m,CH2CO),3.34(s,CH3O),3.61(s,OCH2CH2O),4.02(t,COOCH2CH2O),4.19(t,COOCH2CH2O)。13C NMR(75MHz,CDCl3):δ13.95,22,49,24.71,24.83,25.74,28.45,28.95,29.07,29.16,29.28,29.34,29.40,29.46,31.72,34.05,34.21,58.85,63.15,64.19,69.01,70.37,71.73,173.64,173.82
ah)PEG 5000メチルエーテル16−ヘキサデカノイルオキシヘキサデカノエート
PEG 5000メチルエーテル(7.500g、1.50ミリモル)をトルエン(90ml)中に溶解しそしてDean Stark装置内で還流することにより乾燥した。ピリジン(0.143g、1.80ミリモル)を添加し、続いてトルエン(10ml)中に溶解した16−ヘキサデカノイルオキシヘキサデカノイルクロライド(1.191g、2.25ミリモル)を(滴状に)添加した。混合物を加熱還流しそして還流下で3日間撹拌した後、混合物を室温に冷却しそしてヘキサン中に沈澱した。濾過の後、沈澱をヘキサンで洗浄しそして乾燥(MgSO4)した。減圧下で蒸発の後、残留物を、メタノール濃度が増加していく(クロロホルム中のメタノール1%から3%まで)クロロホルムで溶離されるシリカのカラムで残留物を精製して、題記の化合物を5.93g(72%)得た。1H NMR(300MHz,CDCl3):δ0.82−0.86(m,CH3),1.22(s,(br),CH2),1.53−1.62(m,CH2),2.20−2.35(m,CH2CO),3.34(s,CH3O),3.61(s,OCH2CH2O),4.01(t,COOCH2CH2O),4.18(t,COOCH2O)。13C NMR(75MHz,CDCl3):δ13.66,22,21,24.43,24.54,25.46,28.17,28.67,28.79,28.87,28.99,29.06,29.11,29.17,31.44,33.73,33.93,58.57,62.87,63.90,68.72,69.62,69.86,70.09,71.45,76.85,173.35,173.53
ai)PEG 10000メチルエーテル16−ヘキサデカノイルオキシヘキサデカノエート
PEG 10000メチルエーテル(7.500g、0.75ミリモル)をトルエン(140ml)中に溶解しそしてピリジン(0.107g、1.35ミリモル)を添加した。溶液を60℃に加熱しそしてトルエン(10ml)中に溶解した16−ヘキサデカノイルオキシヘキサデカノイルクロライド(0.595g、1.12ミリモル)を滴状に添加した。混合物を加熱還流しそして還流下で3日間撹拌した後、混合物を室温に冷却しそしてヘキサン中に沈澱した。濾過の後、沈澱をヘキサンで洗浄しそして乾燥した。クロロホルム中の5%メタノールで溶離されるシリカのカラム上でのフラッシュクロマトグラフィーにより題記の化合物を5.39g(68%)得た。1H NMR(300MHz,CDCl3):δ0.84(t,CH3),1.21(s,(br),CH2),1.55−1.60(m,CH2),2.20−2.35(m,CH2CO),3.34(s,CH3O),3.61(s,OCH2CH2O),4.01(t,COOCH2CH2O),4.18(t,COOCH2CH2O)。13C NMR(75MHz,CDCl3):δ13.94,22,48,24.70,24.82,25.73,28.94,29.05,29.14,29.26,29.33,29.39,29.45,31.71,34.00,58.84,63.14,68.99,69.36,69.86,69.97,70.01,70.36,70.74,70.82,70.86,71.72,77.10,173.62,173.80
aj)16−〔ω−メトキシ−PEG 2000−カルボニルオキシ〕ヘキサデカン酸の1−〔16−(16−ヘキサデカノイルオキシヘキサデカノイルオキシ)−ヘキサデカノイルオキシ〕エチルエステルメトキシPEG 2000クロロホーメート(1.90g、0.95ミリモル)をトルエン(90ml)中に溶解し、そしてピリジン(0.09g、1.13ミリモル)を添加した。1−〔16−(16−ヘキサデカノイルオキシヘキサデカノイルオキシ)ヘキサデカノイルオキシ〕エチル16−ヒドロキシヘキサデカノエート(1.00g、0.95ミリモル)をトルエン(10ml)中に溶解しそして滴状に添加した。混合物を加熱還流しそして還流下で10時間撹拌の後、混合物を室温に冷却しそして濾過した。減圧下で溶媒を蒸発した。2%メタノールを含むクロロホルムを用いてシリカのカラム上で残留物を精製して題記の化合物を1.00g(35%)得た。1H−NMR(300MHz,CDCl3):δ0.85(t,CH3),1.20−1.33(m,CH2),1.45(d,−O−CH(CH3)−O),1.5−1.7(m,CH2),2.0(H2O),2.2−2.3(m,−CH2−C(O)−O),3.35(s,CH3−O−),3.5−3.7(s,−OCH2CH2O−),4.03(t,−C(O)−O−CH2O),4.10(t,−CH2−O−C(O)−O−),4.26(m,−O−C(O)−O−CH2−CH2−O−),6.8−6.9(q,−O−CH(CH3)−O)。13C−NMR(75MHz,CDCl3):δ13.7,19.2,22.1,24.2,24.6,25.2,25.5,28.2−29.2,31.5,33.9,34.0,58.7,64.0,66.3,67.9,68.5,70.0,71.5,87.9,171.5,173.7
ak)16−〔ω−メトキシ−PEG 5000−カルボニルオキシ〕ヘキサデカン酸の1−〔16−(16−ヘキサデカノイルオキシヘキサデカノイルオキシ)−ヘキサデカノイルオキシ〕エチルエステル
メトキシPEG 5000クロロホーメート(8.50g、1.90ミリモル)をトルエン(90ml)中に溶解し、そしてピリジン(0.146g、1.85ミリモル)を添加した。1−〔16−(16−ヘキサデカノイルオキシヘキサデカノイルオキシ)ヘキサデカノイルオキシ〕エチル16−ヒドロキシヘキサデカノエート(1.79g、1.70ミリモル)をトルエン(10ml)に溶解しそして滴状に添加した。混合物を加熱還流し、還流下で3日間撹拌の後、混合物を室温に冷却しそして濾過した。減圧下で溶媒を蒸発し、そしてメタノール濃度が増大する(クロロホルム中のメタノール3%から5%に)クロロホルムで溶離されるシリカのカラム上で残留物を精製して題記の化合物を3.90g(38%)得た。1H−NMR(300MHz,CDCl3):δ0.85(t,CH3),1.20−1.33(m,CH2),1.45(d,−O−CH(CH3)−O),1.5−1.7(m,CH2),1.8(H2O),2.2−2.3(m,−CH2−C(O)−O),3.35(s,CH3−O−),3.5−3.7(s,−OCH2CH2O−),4.03(t,−C(O)−O−CH2−),4.10(t,−CH2−O−C(O)−O−),4.26(m,−O−C(O)−O−CH2−CH2−O−),6.8−6.9(q,−O−CH(CH3)−O)
al)16−〔ω−メトキシ−PEG 10000−カルボニルオキシ〕ヘキサデカン酸の1−〔16−(16−ヘキサデカノイルオキシヘキサデカノイルオキシ)−ヘキサデカノイルオキシ〕エチルエステルメトキシPEG 10000クロロホーメート(7.50g、0.75ミリモル)をトルエン(90ml)中に溶解し、そしてピリジン(0.063g、0.80ミリモル)を添加した。1−〔16−(16−ヘキサデカノイルオキシヘキサデカノイルオキシ)ヘキサデカノイルオキシ〕エチル16−ヒドロキシヘキサデカノエート(0.79g、0.75ミリモル)をトルエン(10ml)に溶解しそして滴状に添加した。混合物を加熱還流し、還流下で3日間撹拌の後、混合物を室温まで冷却しそして濾過した。減圧下で溶媒を蒸発して除去した。メタノール濃度が増大する(クロロホルム中のメタノール3%から5%に)クロロホルムで溶離されるシリカのカラム上で残留物を精製して、題記の化合物を1.60g(19%)を得た。1H−NMR(300MHz,CDCl3):δ0.85(t,CH3),1.20−1.33(m,CH2),1.45(d,−O−CH(CH3)−O),1.5−1.7(m,CH2),2.2−2.3(m,−CH2−C(O)−O),3.35(s,CH3−O−),3.5−3.7(s,−OCH2CH2O−),4.03(t,−C(O)−O−CH2),4.10(t,−CH2−O−C(O)−O−),4.26(m,−O−C(O)−O−CH2−CH2−O−),6.8−6.9(q,−O−CH(CH3)−O)
実施例3 ポリマー粒子の製造
a〜e)一般的手段
トルエン中のコポリマーの溶液をつくった。この溶液を水に加え(容積/容積でトルエンが25〜30%)そして高速混合機(20500rpm)で混合した(40〜60秒間)。得られる乳濁液を凍結乾燥して微細な白色粉末を得た。
f)実施例2(f)のポリマー
実施例2(f)からのポリマー(70mg)をトルエン(1ml)中に溶解しそして水(3ml)に添加した。混合物を手で30秒間振盪し、ドライアイス/メタノールで冷凍しそして凍結乾燥した。
g)実施例2(g)のポリマー
実施例2(g)からのポリマー(100mg)をトルエン(1ml)中に溶解しそして水(3ml)に添加した。混合物を手で30秒間振盪し、ドライアイス/メタノールで冷凍しそして凍結乾燥した。
h〜l)PEG、ポリカプロラクトンおよびポリ(乳酸)のABブロックポリマーからの粒子
一般的手順
トルエン中でブロックコポリマーの溶液をつくった。いくつかの場合は水に溶解した外来的な乳化剤とともに、約2mlの溶液を10mlの水に添加した。混合物を高速混合機により混合した。直ちに混合物を凍結しそして凍結乾燥して微細な白色粉末を得た。
m〜p)ポリ(メチルメタクリレート)−グラフト−PEGからの粒子
一般的手順
トルエン中でグラフトコポリマーの溶液をつくった。いくつかの場合は水に溶解した外来的な乳化剤とともに、約2mlの溶液を10mlの水に添加した。混合物を高速混合機により混合した。直ちに混合物を凍結しそして凍結乾燥して微細な白色粉末を得た。
q)メチレンビス(16−ヒドロキシヘキサデカノエート)、アジポイルクロライドおよびα−ヒドロキシ−ω−メトキシPEG 2000のブロックコポリマーからの粒子
実施例2(i)(0.1g)のポリマーを1.9gのトルエン中に溶解し、そしてYstral混合機を10,000rpmで使用して3mlの水とともに1分間混合して油中水乳濁液をつくった。次にこの油中水乳濁液を水(3ml)中で乳化して水中油中水乳濁液をつくり、これを凍結乾燥して空気の充填された粒子を得た。
r)メチレンビス(16−ヒドロキシヘキサデカノエート)、アジポイルクロライドおよびα−ヒドロキシ−ω−メトキシPEG 2000のブロックコポリマーからの粒子
実施例3(q)の手順を反復したが、ただし水中油中水乳濁液の第2の水性相は2%のゼラチンを含有した。
s)ペルフルオロ−n−ブタンが充填された実施例2(ab)の延長されたポリマーの微細気泡の製造(振盪による)
実施例2(ab)からのポリマー(0.02g)を蒸溜水(1ml)中に溶解した。溶液から脱ガスし、そして槽の上部空間にペルフルオロ−n−ブタンを充満した。Campix▲R▼上で溶液を18秒間振盪した。静脈内投与に適する寸法をもつペルフルオロ−n−ブタンが充填された微小気泡が検鏡により認められた。微小気泡は数日間安定であった。
t)ペルフルオロ−n−ブタンが充填された実施例2(ab)の延長されたポリマーの微細気泡の製造(超音波処理)
実施例2(ab)からのポリマー(0.25g)を蒸溜水(5ml)中に溶解した。溶液から脱ガスし、次いでペルフルオロ−n−ブタンの流れの下で1分間超音波処理機で処理した。静脈内投与に適する寸法をもつペルフルオロ−n−ブタンが充填された微小気泡が顕微鏡下で認められた。この微小気泡は数日間安定であった。
u)ペルフルオロ−n−ブタンが充填された実施例2(ab)と2(ai)とからの延長されたポリマーの微小気泡の製造(振盪による)
実施例2(ab)からのポリマー(0.01g)を蒸溜水(0.5ml)中に溶解し、そして実施例2(ai)からのポリマーの水溶液(1%)0.05mlに添加した。溶液を脱ガスし、そして槽の上部空間にペルフルオロ−n−ブタンを充満しそしてCampix▲R▼上で99秒間振盪した。静脈内投与に適する寸法をもつペルフルオロ−n−ブタンが充填された微小気泡が顕微鏡下で認められた。この微小気泡は数日間安定であった。
v)ペルフルオロ−n−ブタンが充填されたHypermer B246の微小気泡の製造(振盪による)
Hypermer B246▲R▼(0.01g)(ICI)を水中の4.1重量%のグリセロールと1.4重量%のプロピレングリコールの溶液1ml中に溶解した。試料を脱ガスし、そして槽の上部空間にペルフルオロ−n−ブタンを充満しそしてCampix▲R▼上で99秒間振盪した。静脈内投与に適する寸法をもつペルフルオロ−n−ブタンが充填された微小気泡が顕微鏡下で認められた。
実施例4 音響的特性(生体内)
一般的手順
実験室用の振盪機上で適当な時間にわたって振盪することにより、試料をMilliQTM水中に再分散した、次に、分散液を光学顕微鏡で観察して粒子寸法を測定した。
実施例 実施例3からの粒子 粒子寸法(μm)
4a a 3−35
4b b 5−70
4c c 3−15
4e e 1−5
4f f 50−70
4g g 1−5
4h h 2−12
4i i 4−10
4j j 3−12
4k k 4−12
4l l 1−12
4m m 2−25
4n n 4−20
4o o 2−40
4p p 2−44
3.5MHzの広帯域変換器を使用しパルス反射技術により粒子の水性分散液を通じての超音波透過率を測定することにより粒子の特性把握を行った。水性溶媒を参照物として使用した。
実施例 実施例3からの粒子 結 果
4a a 造影した
4b b 造影した
4c c 造影した
4d d 造影した
4e e 造影した
4g g 造影した
4h h 造影した
4i i 造影した
4j j 造影した
4k k 造影した
4l l 造影した
4m m 造影した
4n n 造影した
4o o 造影した
4p p 造影した
Claims (15)
- 多糖類、ポリアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコールおよびポリアミノ酸から選択される一つまたはそれより多くの親水性の領域または部域と、ポリ(メタ)アクリレートエステル、ポリオルトエステル、ビニルポリマー、スチレンポリマー、ポリアセタール、ポリ無水物、ポリ乳酸、ポリグリコール酸およびそのエーテルとエステル、ポリ乳酸/ポリグリコール酸コポリマーならびに一つまたはそれより多くの長鎖脂肪族基を含むポリエステル基から選択される一つまたはそれより多くの疎水性の領域または部域とを含有する重合可能でない壁状体を形成するブロックコポリマー界面活性剤によってカプセル封入されたガス微小気泡を含む造影剤。
- コポリマー界面活性剤が、ポリエチレングリコール単位から本質的になる一つまたはそれより多くの親水性の領域または部域を含有する、請求項1記載の造影剤。
- コポリマー界面活性剤が、10〜20個の炭素原子を含むポリメチレン基から選択される一つまたはそれより多くの長鎖脂肪族基を含むポリエステル基からなる一つまたはそれより多くの疎水性の領域または部域を含有する、請求項1または2記載の造影剤。
- コポリマー界面活性剤が延長されたポリマーである、請求項1〜3のいずれかに記載の造影剤。
- コポリマー界面活性剤が生分解性である、請求項1〜4のいずれかに記載の造影剤。
- 少なくとも一つの追加の乳化剤をさらに含む、請求項1〜5のいずれかに記載の造影剤。
- 脂肪酸およびその炭水化物およびトリグリセリドエステル、燐脂質、蛋白質、ポリエチレングリコールおよびブロックコポリマーから選択される少なくとも一つの乳化剤を含有する、請求項6記載の造影剤。
- カプセル封入されるガスが37℃においてガス状であって、空気、窒素、酸素、亜酸化窒素、二酸化炭素、ヘリウム、アルゴン、六弗化硫黄および場合により弗素化されている炭化水素から選択される、請求項1〜7のいずれかに記載の造影剤。
- カプセル封入されるガスがペルフルオロブタンまたはペルフルオロペンタンである、請求項8記載の造影剤。
- 造影剤をつくるために重合可能でない壁状体を形成するブロックコポリマー界面活性剤にガスを相互作用させることからなる、請求項1記載の造影剤の製造方法。
- 少なくとも一つの追加の乳化剤の存在下で実施される、請求項10記載の方法。
- PEG 2300メチルエーテル16−ヘキサデカノイルオキシヘキサデカノエート。
- PEG 5000メチルエーテル16−ヘキサデカノイルオキシヘキサデカノエート。
- PEG 10000メチルエーテル16−ヘキサデカノイルオキシヘキサデカノエート。
- 本質的にポリエチレングリコール単位からなる一つまたはそれより多くの親水性の領域または部域と、ポリ乳酸、ポリグリコール酸およびそのエーテルとエステルならびにポリ乳酸/ポリグリコール酸コポリマーから選択される一つまたはそれより多くの疎水性の領域または部域とを含有するブロックコポリマー界面活性剤にガスを相互作用させることからなる、ガス微小気泡を含む超音波造影剤の製造方法。
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