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JP3546920B2 - ノボラック型フェノール樹脂の製造方法 - Google Patents

ノボラック型フェノール樹脂の製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、モノマ−と2核体の含有量が少なく、高分子量のノボラック型フェノール樹脂及び製造方法に関するものである。本発明により得られたノボラック型フェノール樹脂は、エレクトロニクス用、自動車関連用、鉄鋼用などに使用され、さらに詳しくは、半導体やLCDなどを製造する際、リソグラフィ−に使用されるフォトレジスト用として、耐熱性、残膜率、感度が良好なことに加え、フォトレジスト使用時の製造設備を汚染する昇華物を大きく低減することを可能にするものである。
【0002】
【従来の技術】
ノボラック型フェノール樹脂は、一般的に反応釜にフェノール類、アルデヒド類を酸性触媒存在下で反応させ、常圧下および減圧下で脱水、脱モノマ−をすることにより得られる。しかしながら、モノマ−は1%以下まで除去できるものの通常2核体は3%よりはるかに多く残存してしまう。
【0003】
通常ノボラック型フェノール樹脂中の2核体を低減させるために、特開昭62−252412号公報、特開昭62−267313号公報、特開昭62−267314号公報、特開昭62−275120号公報、特開昭62−275120号公報、特開昭62−275121号公報、特開昭62−277418号公報、特開昭62−277419号公報、特開平7−110576号公報に示されるように、フェノール類とアルデヒド類を酸性触媒存在下で反応させた後、不活性ガスや水蒸気を吹き込み処理することにより2核体成分を除去する方法が提案された。しかしながら、2核体を低減させたノボラック型フェノール樹脂は、溶融粘度が非常に高くなるのに加えて軟化点も非常に高くなることから、このような方法により得られるノボラック型フェノール樹脂は、重量平均分子量が3500程度までと限界があり、モノマ−や2核体を多く含むノボラック型フェノール樹脂のように高分子量のノボラック型フェノール樹脂を得ることができない。
【0004】
一般にポジ型フォトレジストはナフトキノンジアジド化合物等のキノンジアジド基を有する感光剤とアルカリ可溶性樹脂が用いられる。アルカリ可溶性樹脂として代表的なものとしてノボラック型フェノール樹脂がある。このような組成からなるポジ型フォトレジストはアルカリ溶液による現像によって高い解像力を示し、IC、LSI等の半導体製造、LCDなどの回路基材の製造に利用されている。またノボラック型フェノール樹脂は露光後のプラズマドライエッチングに対し、芳香環を多く持つ構造に起因する高い耐熱性も有しており、これまでノボラック型フェノール樹脂とナフトキノンジアジド系感光剤とを含有する数多くのポジ型フォトレジストが開発、実用化され、大きな成果を挙げてきている。
【0005】
このような用途のうちLCDなどの回路基材の製造において、モノマ−及び2核体を多く含む一般的なノボラック型フェノール樹脂を用いたフォトレジストを使用すると、生産工程のプリベ−ク時及びエッチング時にフォトレジスト中に含まれるモノマ−及び2核体が昇華し、生産設備に付着する。付着物は、製造中のLCD基板上に落下して不良品を発生させるため、生産歩留まりを低下させる大きな原因となっている。今後はノ−トパソコンの画面などからテレビ画面へというトレンドから、LCD基板の大画面化(大面積化)がさらに進むと予測されるため、昇華物発生の少ないフォトレジストの開発が急務となっている。そこで、使用されるノボラック型フェノール樹脂に対しても昇華物の原因となっているモノマ−、2核体を低減する要求が非常に高くなっている。
【0006】
前述した従来開発された低モノマ−、低2核体ノボラック型フェノール樹脂は、このような要求に対して適するものと思われ検討がなされたが、重量平均分子量で3500程度以上には大きくすることができないことから、フォトレジストとしての耐熱性、感度などの特性を十分に満足するものが得られなかった。特に、耐熱性ではLCD基板の大画面化によりプリベ−ク温度をより高くする傾向にあることと、プラズマエッチング時の照射エネルギ−レベルも高くなってきていることより、今まで以上の耐熱性が必要となってきている。このような状況から、フォトレジストの要求特性を満足するために、使用されるノボラック樹脂に対して、より高分子量でかつ低モノマ−、低2核体のノボラック型フェノール樹脂の開発が強く求められている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前述の要望を応えるべく、従来にはないレベルの高分子量で低モノマ−、低2核体ノボラック型フェノール樹脂及び製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、 フェノール類とアルデヒド類を酸性触媒の存在下反応(一次反応)した後、1核体(モノマ−)と2核体を除去することによりモノマ−と2核体の合計含有量が3%以下で重量平均分子量が1000−3500となるように低分子量ノボラック型フェノール樹脂を合成した後、ノボラック型フェノール樹脂を溶解しうる反応溶媒の存在下、アルデヒド類を加えてさらに反応(二次反応)させることを特徴とするモノマ−と2核体の合計含有量が3%以下で重量平均分子量が3500〜50000のノボラック型フェノール樹脂の製造方法に関するものである。以下に本発明について詳細に説明する。
【0009】
本発明におけるモノマ−及び2核体の含有量は、ゲルパ−ミエ−ションクロマトグラフィ−(GPC測定)により得られた面積%であり、重量平均分子量は、ポリスチレン標準物質を用いて作成した検量線をもとに計算されたものである。GPC測定はテトラヒドロフランを溶出溶媒として使用し、流量1.0ml/分、カラム温度40℃の条件で実施した。本体:TOSOH製HLC−8020、検出器:波長280nmにセットしたTOSOH製UV−8011、分析用カラム:昭和電工製SHODEX KF−802 1本、KF−803 1本、KF−805 1本、を使用した。
【0010】
本発明に使用される原料について説明する。フェノール類は、フェノール、o−クレゾール、m−クレゾール、p−クレゾール、o−エチルフェノール、m−エチルフェノール、p−エチルフェノール、2,3−キシレノール、2,4−キシレノール、2,5−キシレノール、2,6−キシレノール、3,4−キシレノール、3,5−キシレノール、2,3,5−トリメチルフェノール、2,3,6−トリメチルフェノール、カテコール、レゾルシノール、ハイドロキノン、α−ナフトール、β−ナフトール、バニリン、フロログルシノール、ピロガロールなどがあげられ、限定されることはなく単独及び混合して使用することができる。実用上特に有効なフェノール類としては、クレゾール類、キシレノール類があげられる。
【0011】
アルデヒド類は、ホルムアルデヒド(ホルマリン)、パラホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、プロピルアルデヒド、ブチルアルデヒド、イソブチルアルデヒド、イソバレルアルデヒド、ヘキシルアルデヒド、オクチルアルデヒド、サリチルアルデヒド、パラヒドロキシベンズアルデヒド、ベンズアルデヒド、グリオキザール、グリオキシル酸、クロトンアルデヒド、グルタルアルデヒドなどがあげられ、限定されることはなく単独及び混合して使用することができる。実用上特に有効なアルデヒド類としては、ホルムアルデヒド(ホルマリン)、パラホルムアルデヒドがあげられる。
【0012】
酸性触媒は、塩酸、硫酸、燐酸などの無機酸類、蓚酸、酢酸、安息香酸、パラトルエンスルホン酸などの有機酸類があげられ、限定されることなく単独及び混合して使用することができる。
【0013】
ノボラック型フェノール樹脂を溶解しうる溶媒は、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、などのアルコール類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルアミルケトン、メチルイソブチルケトン、などのケトン類、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、メチルセロソルブアセテ−トなどのセロソルブ類及びセルソルブ類のエステル、メチルカルビトール、エチルカルビトール、ブチルカルビトール、エチルカルビトールアセテ−トなどのカルビトール類及びカルビトール類のエステル、プロピレングリコールモノメチルエ−テル、酢酸エチル、酢酸ブチル、乳酸エチル、プロピレングリコールモノメチルエ−テルアセテ−トなどのエステル類などがあげられ、限定されることなく単独及び混合して使用することができる。実用上特にフォトレジスト用に一般的に使用されている乳酸エチル、プロピレングリコールモノメチルエ−テルアセテ−トなどが有効である。
【0014】
それでは、本発明を反応手順に沿って説明する。1次反応は、図1に示すような反応釜1、攪拌機2、温度計3、熱交換機4、場合によってアルデヒド類タンク5のついた反応装置にフェノール類及びアルデヒド類、酸性触媒を入れて反応する場合とフェノール類と酸性触媒を入れた後に、アルデヒド類を添加しながら反応させる場合のどちらの方法でもよく、安定的に製造可能なレベルに十分反応させておく。また必要によって反応溶媒を使用することもできる。反応終了後、常圧下及び減圧下で内温130−230℃まで上昇させて脱水、脱モノマ−をおこないモノマ−、2核体成分が残留した低分子量ノボラック型フェノール樹脂を得る。
【0015】
続いて得られた低分子量ノボラック中に残留したモノマ−、2核体を除去する工程に移る。モノマ−、2核体を除去する方法としては、水蒸気蒸留法、不活性ガス吹き込み法、分別沈殿法などを用いることができる。なかでも水蒸気蒸留法が非常に有効で、その方法には、反応装置に直接水蒸気を吹き込みながら蒸留する通常の方法、と反応装置11に供給ポンプ12、水蒸気供給口13、図3のような羽根15を管内に有する配管14を図2のように接続したものを使用し、溶融したノボラック型フェノール樹脂液を供給ポンプ12により定量圧送し、水蒸気供給口13より水蒸気を供給し、配管14中で水蒸気と溶融したノボラック型フェノール樹脂を混合して反応装置11へ循環することによりモノマ−、2核体を除去する方法がある。水蒸気蒸留における操作は、減圧下で行うのが効果的である。特に減圧度は限定されないが、実用上200〜0.1Torrの範囲で実施される。これら方法によりモノマ−、2核体を除去することにより、低分子量、低モノマ−、低2核体ノボラック型フェノール樹脂を得る。
【0016】
モノマ−、2核体除去操作後のモノマ−、2核体の含有量は、3%以下であり、好ましくは2%以下である。3%を越えて残留した場合、最終製品においても3%以上のモノマ−、2核体が残留する。それを使用してフォトレジストを調整して使用した場合、昇華物が多くなってしまうため設備汚染の低減効果が得られない。また、重量平均分子量は、1000〜3500であり、好ましくは1500〜3000である。1000より低い場合は、ノボラック型フェノール樹脂の歩留まりが悪くて経済的に好ましくなく、3500より多い場合は、軟化点が非常に高くなるため、高温での溶融が必要であったり、反応溶媒に溶かしにくくなったり、極度に大きくなった場合は溶融不可能になることもある。
【0017】
重量平均分子量をコントロールする方法としては、アルデヒド類とフェノール類の仕込みモル比及びモノマ−、2核体除去後の高温処理により行うことができる。仕込みモル比は、フェノール類、アルデヒド類の種類によって異なるが、アルデヒド類/フェノール類=0.3〜0.8であり、好ましくは0.4〜0.7である。高温処理による場合の処理温度は、180〜280℃であり、好ましくは200〜250℃である。180℃より低い場合は、重量平均分子量が大きくならず、280℃を越えると変化が激しすぎコントロールが難しくなる。
【0018】
得られた溶融状態の低分子量、低モノマ−、低2核体ノボラック型フェノール樹脂にノボラック型フェノール樹脂を溶解しうる溶媒を徐々に添加して溶液化し、アルデヒド類及び必要によって酸性触媒を添加し、2次反応をおこなう。溶媒の添加量は、溶融状態の低分子量、低モノマ−、低2核体ノボラック型フェノール樹脂の分子量や粘度及び溶液化したときの粘度により適宜調整することが可能であり、限定されるものではない。2次反応の反応温度は、50〜150℃が良いが、特にコントロールしやすい温度は、80〜120℃である。反応時間は特に限定されることはなく、経済的観点から1〜10時間程度が適当である。また、場合によって2次反応時間中にGPC測定を実施することにより、分子量コントロールしながら反応時間を設定することも可能である。添加するアルデヒド類の量は、目的の重量平均分子量により異なり限定されないが、初期のフェノール類に対するモル比が、0.001−0.3の範囲が最も好適に最終重量平均分子量を、3500〜50000にコントロールする事が可能である。得られたノボラック型フェノール樹脂の重量平均分子量は、3500−50000であり、特に好ましくは3500−20000である。3500より小さい場合は、耐熱性におとり、50000より大きい場合は、感度が低下しすぎて実用上使用不可能であると同時に溶液化したときの粘度が高くなりすぎ、操作性を極度に悪化させる。
【0019】
【実施例】
以下本発明を実施例により詳細に説明する。ここに記載されている「部」及び「%」はすべて「重量部」及び「重量%」を示し、本発明はこれら実施例により何ら制約されるものではない。
【0020】
《実施例1》
図2に示すような反応釜1、攪拌機2、温度計3、熱交換機4及びアルデヒド類タンク5のついた反応装置にメタクレゾール400部、パラクレゾール600部、37%ホルマリン412.9部(仕込みモル比0.55)、蓚酸5部を仕込み、98〜102℃で6時間還流反応を行った後、常圧下で脱水して内温150℃まで上昇させ、次いで80Torr減圧下で脱水・脱モノマ−を内温165℃になるまで行った。図2のようにセットした反応装置で内温を220〜230℃に保ちながら、水蒸気蒸留を6時間行い、モノマー、2核体を除去した(1次反応)。1次反応終了時のノボラック型フェノール樹脂の重量平均分子量2900、モノマ−0.0%、2核体1.0%であった。つづいて、プロピレングリコールモノメチルエ−テルアセテ−トを280部添加し、100℃まで自然冷却しながら溶液化し、蓚酸1.0部、37%ホルマリン9.3部を加え98〜102℃にて2次反応を3時間行った。その後80Torrの減圧下、脱水・脱溶剤を行い内温が120℃に到達したところでプロピレングリコールモノメチルエ−テルアセテ−トを450部添加、混合し、重量平均分子量5900、モノマ−0.0%、2核体1.4%、不揮発分53%のノボラック型フェノール樹脂を得た。
【0021】
《実施例2》
2次反応における37%ホルマリンを15部、2次反応時間を6時間とした以外は実施例1と同様に実施し、重量平均分子量31000、モノマ− 0.0%、2核体1.9%、不揮発分55%のノボラック型フェノール樹脂を得た。
【0022】
《実施例3》
m−クレゾール600部、p−クレゾール400部、37%ホルマリン488.0部(仕込みモル比0.65)とした以外は実施例1と同様に実施した。1次反応終了時のノボラック型フェノール樹脂は、重量平均分子量3400、モノマ−0.0%、2核体2.0%であり、最終的に得られた樹脂は、重量平均分子量15000、モノマ−0.0%、2核体2.3%、不揮発分55%のノボラック型フェノール樹脂を得た。
【0023】
《実施例4》
m−クレゾール800部、3,5−キシレノール200部、37%ホルマリン440.1部(仕込みモル比0.60)で2次反応時の37%ホルマリンの添加量を15部とした以外は実施例1と同様に実施した。1次反応終了時のノボラック型フェノール樹脂は、重量平均分子量2000、モノマ−0.0%、2核体2.0%であり、最終的に得られた樹脂は、重量平均分子量12000、モノマ−0.0%、2核体2.1%、不揮発分50%のノボラック型フェノール樹脂を得た。
【0024】
《実施例5》
実施例1と同様の反応装置にメタクレゾール400部、パラクレゾール600部、225.2部、プロピルアルデヒド107.4部(仕込みモル比0.50)、パラトルエンスルホン酸10部を仕込み、98〜102℃で6時間還流反応を行った後、中和・水洗、常圧下で脱水して内温150℃まで上昇させ、次いで80Torr減圧下で脱水・脱モノマ−を内温165℃になるまで行った。図2のようにセットした反応装置で内温を220〜230℃に保ちながら、水蒸気蒸留を6時間行い、モノマー、2核体を除去した(1次反応)。1次反応終了時のノボラック型フェノール樹脂は、重量平均分子量1500、モノマ−は 0.0%、ダイマ−は 1.5%であった。つづいて、乳酸エチルを350部添加し、100℃まで自然冷却しながら溶液化し、蓚酸1.0部、37%ホルマリン25部を加え98〜102℃にて2次反応を3時間行った。その後80Torrの減圧下、脱水・脱溶剤を行い内温が120℃に到達したところで乳酸エチルを550部添加、混合し、重量平均分子量8000、モノマ−0.0%、2核体1.9%、不揮発分48%のノボラック型フェノール樹脂を得た。
【0025】
《比較例1》
実施例1と同様の反応装置にメタクレゾール400部、パラクレゾール600部、37%ホルマリン412.9部(仕込みモル比0.55)、蓚酸2部を仕込み、98〜102℃で4時間還流反応を行った後、常圧下で脱水を行い内温140℃まで上昇させ、次いで80Torr減圧下で脱水、脱モノマ−を内温165℃になるまで行った。次いで内温を220〜230℃に保ち、水蒸気蒸留を6時間行い、脱モノマ−、2核体を除去し固形物としてノボラック型フェノール樹脂を得た。得られたものの重量平均分子量は2200、モノマ−0.0%、2核体1.9%であった。
【0026】
《比較例2》
実施例1と同様の反応装置にメタクレゾール400部、パラクレゾール600部、37%ホルマリン563.1部(仕込みモル比0.75)、蓚酸7部を仕込み、96〜100℃で5時間還流反応を行った後、常圧下で脱水を行い、内温150℃まで上昇させ、次いで80Torrの減圧下で脱水、脱モノマ−を内温220℃になるまで行った。重量平均分子量8300、モノマ−1.8%、2核体9.5%のノボラック型フェノール樹脂を得た。
【0027】
《評価方法》
1.昇華物量の評価方法
得られたノボラック型フェノール樹脂を不揮発分が25%となるようにプロピレングリコールモノメチルエ−テルアセテ−トで希釈し、スピンコ−タ−を使用してノボラック型フェノール樹脂の膜厚が10000±500オングストロ−ムとなるように3インチのシリコンウエハ上に塗布した。その後、180℃のホットプレ−ト上にシリコンウエハをのせ、その上からガラス製シャ−レをかぶせ2分間加熱処理した。この操作を同じガラス製シャ−レを使用して同一サンプルにつき10枚実施し、ガラス製シャ−レの重量増加量により評価した。
【0028】
2.耐熱性の評価方法
ノボラック型フェノール樹脂100部とナフトキノン1,2−ジアジド−5−スルホン酸の2,3,4−トリヒドロキシベンゾフェノンエステル30部とをプロピレングリコールモノメチルエ−テルアセテ−トに溶解し、レジスト溶液を調合した。これらを0.2ミクロンメンブレンフィルタ−で濾過し、レジスト液とした。これを常法によって塗布し、110℃で90秒間ホットプレ−ト上で乾燥させた。その後縮小投影露光装置を用い、テストチャ−トマスクを介して露光し、現像液(2.38%テトラメチルアンモニウムヒドロオキサイド水溶液)を用い、50秒間現像した。
【0029】
得られたシリコンウエハ−を温度を変えたホットプレ−ト上で30分間放置し、シリコウエハ−上のレジストパタ−ンの形状変化を走査型電子顕微鏡で観察し、パタ−ン形状が崩れた温度で耐熱性を評価した。
【0030】
Figure 0003546920
【0031】
【発明の効果】
本発明により、従来の方法では得られなかった高分子量、低モノマ−、低2核体のノボラック型フェノール樹脂を得ることができるようになった。本発明により得られたノボラック型フェノール樹脂は、エレクトロニクス用、自動車関連用、鉄鋼用などに使用され、さらに詳しくは、半導体やLCDなどを製造する際、リソグラフィ−に使用されるフォトレジスト用として、耐熱性、残膜率、感度が良好なことに加え、フォトレジスト使用時の製造設備を汚染する昇華物を大きく低減することを可能にした。
【図面の簡単な説明】
【図1】ノボラック型フェノール樹脂の反応設備の概略図
【図2】羽根を有する配管を用いた反応設備の概略図
【図3】羽根を有する配管の部分断面正面図
【符号の説明】
1 反応釜
2 攪拌機
3 温度計
4 熱交換機
5 アルデヒドタンク
11 反応設備
12 供給ポンプ
13 水蒸気供給口
14 配管
15 羽根

Claims (5)

  1. フェノール類とアルデヒド類を酸性触媒の存在下反応(1次反応)した後、1核体(モノマ−)と2核体を除去することによりモノマ−と2核体の合計含有量が3%以下で重量平均分子量が1000−3500となるように低分子量ノボラック型フェノール樹脂を合成した後、ノボラック型フェノール樹脂を溶解しうる溶媒の存在下、アルデヒド類を加えてさらに反応(2次反応)させることを特徴とするモノマ−と2核体の合計含有量が3%以下で重量平均分子量が3500〜50000のノボラック型フェノール樹脂の製造方法。
  2. フェノール類の組成がm−クレゾール5−95重量%、p−クレゾール5−95重量%でアルデヒド類がホルムアルデヒドである請求項1記載のノボラック型フェノール樹脂の製造方法。
  3. 1次反応のアルデヒド類とフェノール類のモル比が0.3−0.8で、2次反応に添加するアルデヒド類と1次反応時のフェノール類のモル比が0.001−0.3である請求項1記載のノボラック型フェノール樹脂の製造方法。
  4. フェノール樹脂を溶解しうる溶媒がプロピレングリコールモノメチルエ−テルアセテ−ト,乳酸エチルである請求項1記載のノボラック型フェノール樹脂の製造方法。
  5. 2次反応終了後、ノボラック樹脂を溶解しうる溶媒をさらに添加し、液状とすることを特徴とする請求項1記載のノボラック型フェノール樹脂の製造方法。
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