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JP3431261B2 - 電機用ブラシ - Google Patents

電機用ブラシ

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Publication number
JP3431261B2
JP3431261B2 JP04056894A JP4056894A JP3431261B2 JP 3431261 B2 JP3431261 B2 JP 3431261B2 JP 04056894 A JP04056894 A JP 04056894A JP 4056894 A JP4056894 A JP 4056894A JP 3431261 B2 JP3431261 B2 JP 3431261B2
Authority
JP
Japan
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powder
brush
metal powder
lead wire
electric machine
Prior art date
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JP04056894A
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English (en)
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JPH07230869A (ja
Inventor
哲夫 白川
晴巳 新藤
浩三 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Carbon Co Ltd
Original Assignee
Tokai Carbon Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokai Carbon Co Ltd filed Critical Tokai Carbon Co Ltd
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Publication of JPH07230869A publication Critical patent/JPH07230869A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属粉末を用いて粉止
め法によりブラシ本体にリード線を接続する構造の改良
に係り、安定した取付け抵抗と優れた耐久性を備える電
機用ブラシに関する。
【0002】
【従来の技術】炭素質成形体などで構成されたブラシ本
体にリード線を接続するための一手段として、ブラシ本
体に穿設された孔部にリード線の基端部を挿入し、その
周囲に金属粉末を充填圧着して接続する方法が知られて
おり、粉止め法として汎用されている。
【0003】従来、粉止め法には金属粉末として銅粉が
長期に亘って使用されてきたが、銅粉はブラシ本体を構
成する炭素質物質と熱膨張係数が異なるため、使用時に
接続部位に発生するジュール熱や電動機から受ける熱伝
導加熱の影響で固着した金属粉末とリード線の間に次第
に隙間ができ、使用過程でリード線が引き抜ける事故が
多発する欠点があった。このため、銅粉を用いた構造で
は温度が120℃以下の条件で使用する必要があり、高
性能の電動機には適用ができなかった。
【0004】このような問題を解決するために、銅粉よ
りも熱膨張係数および取付け抵抗が低い金属粉末による
粉止めブラシが提案されている。例えば、リード線を固
定する金属粉体として、海綿鉄粉(特開昭56−71284 号
公報)、青熱ぜい性処理を施した海綿鉄粉(特開昭57−
27587 号公報) 、銀メッキ処理を施した海綿鉄粉(特開
昭57−27588 号公報)、黒鉛粉及び/又は金属粉と海綿
鉄粉の混合粉(特開平1−154480号公報) 、200℃以
上の温度でも使用可能な銅粉と錫粉の混合物(特開平2
−30079 号公報) 等で粉止めしたブラシ構造である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近時、車両用の電動機
に用いるブラシには高速化の進歩に伴って200℃程度
の温度がかかり、そのうえ常に車体からの振動衝撃を受
けるため、従来技術による金属粉末の粉止め構造では耐
久性を満足しなくなってきている。このため、一層、取
付け抵抗が低く、リード線の引き抜き強度に優れる粉止
め構造が要求されている。
【0006】本発明の目的は、苛酷な使用条件において
安定した取付け抵抗を維持し、優れた耐久性を発揮する
粉止め構造による電機用ブラシを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明による電機用ブラシは、ブラシ本体に穿設さ
れた孔部に金属粉末を介してリード線を圧着して接続す
るブラシ構造において、金属粉末にCu1.3〜1.7
重量%、Ni1.6〜4.4重量%、Mo0.25〜
0.55重量%、残部Feを主要成分とする組成の複合
鋼粉を用いることを構成上の特徴とする。
【0008】本発明の電機用ブラシは、図1に示すよう
に所定の形状を有するブラシ本体1の頭部に孔部2を穿
設し、該孔部2にリード線3の基端部を挿入して周辺に
金属粉末4を充填し、圧着してリード線3を孔部2に固
定した接続構造を有するもので、ブラシ本体1は黒鉛等
の炭素質成形体により構成され、リード線3は先端に係
止片を備えた銅の撚線により形成されている。
【0009】上記のブラシ構造において、リード線を圧
着固定する金属粉末にCu1.3〜1.7重量%、Ni
1.6〜4.4重量%、Mo0.25〜0.55重量
%、残部がFeを主要成分とする組成の複合鋼粉を選択
使用することが本発明の重要な要件となる。この複合鋼
粉は、アトマイズされた鉄粉を還元して前記の合金成分
を混合焼結して得られるもので、その他の合金組成とし
て0.10重量%以下のMn、0.05重量%以下のS
iを含有してもよい。
【0010】複合鋼粉は、粒度80メッシュ以下、好ま
しくは100メッシュ以下で、応力緩和量が3%以下で
あることが好適である。応力緩和量とは、図2に示すと
おり金型5(内径20mm、高さ50mm) に10.0g の金属
粉体4を入れ、オートグラフ6のクロスヘッド7を降下
して金型5内の金属粉体4を圧縮し、100kgf の荷重
になった時点でクロスヘッド7を停止してから30分後
の荷重を測定し、応力緩和量(%)=100kgf −30
分経過後の荷重(kgf) により算出された値である。この
評価法により、クロスヘッド7を停止すると金属粉体4
は密閉された容器中で応力を緩和しようとする働きをす
るが、この現象はリード線を金属粉体を介してブラシ本
体の孔部に圧着固定する場合の機構と同一であり、従っ
て応力緩和量の少ない方が耐久性に優れたものとなる。
因みに、この評価法による銅粉の応力緩和量は4〜5%
である。
【0011】
【作用】本発明において、リード線を粉止めする金属粉
末は従来技術で用いられていた銅粉、海綿鉄粉とは異な
る成分組成を有する複合鋼粉であり、圧粉密度が高いう
えに応力緩和量が低く、優れた耐酸化性を備えている。
したがって、これを用いて接続部を構成した電機用ブラ
シは、取付け抵抗が低く、特に200℃程度の加熱下で
振動を伴う条件においても抵抗変動が少ないため、高速
車両用の電動機のような苛酷な条件で使用した際にも安
定した抵抗性能とリード線の引き抜けのない優れた耐久
性が維持される。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を比較例と対比して具
体的に説明する。
【0013】実施例1 電気黒鉛質の材質からなる幅32mm、高さ50mm、厚さ
12.5mmのブラシ本体の頭部に直径6mm、深さ15mm
の孔部を穿設し、この孔部に軟銅撚線からなるリード線
の基端部を挿入して金属粉末を充填し、圧着、固定して
接続部を形成した。金属粉末としては、重量%でCu;
1.60、Ni;0.31、Mo;0.48、Si;
0.01、Mn;0.05、C;0.004、P;0.
005、S;0.006、残部がFeの組成を有し、見
掛密度2.97g/cm3 、粒度100メッシュ以下、流動
度23.9sec/50g の粉体特性を備える複合鋼粉〔川崎
製鉄(株)製、KIPシグマロイ415S〕を用いた。
【0014】用いた複合鋼粉の応力緩和量、得られた電
機用ブラシのカシメ抵抗、リード線の引き抜き強度、酸
化重量増加率などの特性を測定し、結果を表1に示し
た。なお、応力緩和量の測定条件は、試料;10.0g
、金型寸法;直径20mm、高さ50mm、クロスヘッ
ド;1t 容量、100kgf フルスケール、下降速度;
0.5m/min 、最高荷重;100kgf 、荷重測定経過時
間;30分とし、カシメ抵抗の測定は常温時、200℃
の温度に100時間処理した後の加熱時および機械的振
動を与えながら200℃の温度で100時間処理した後
の振動加熱時の3段階でおこない、また酸化重量増加率
は大気中で150℃の温度に50時間曝した後の重量増
加率とした。
【0015】比較例1 金属粉末を海綿鉄粉〔ヘガネス(株)製、MH100.28〕に
代え、その他は実施例1と同一の条件により粉止め接続
をおこない、電機用ブラシを作製した。用いた海綿鉄粉
の応力緩和量と、実施例1と同様にして測定した電機用
ブラシの特性を表1に併載した。
【0016】比較例2 金属粉末を銅粉〔福田金属(株)製、CE-5〕に代え、そ
の他は実施例1と同一の条件により粉止め接続をおこな
い、電機用ブラシを作製した。用いた銅粉の応力緩和量
と、実施例1と同様にして測定した電機用ブラシの特性
を表1に併載した。
【0017】
【表1】
【0018】表1の結果から、実施例1で用いた金属粉
末の応力緩和量は3%以下であり、電機用ブラシの特性
はカシメ抵抗が安定し、引き抜き強度も良好であった。
これに対し、比較例1および2の金属銅粉は応力緩和量
が3%を越えており、カシメ抵抗、引き抜き抵抗ともに
実施例1より劣るものであった。
【0019】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば粉止め金
属粉末として、特定組成を有する複合鋼粉を用いること
により、常に安定した取付け抵抗と長期間に亘りリード
線の引き抜き等のトラブルを生じることのない優れた耐
久性が保証される高性能の電機用ブラシが提供される。
したがって、高速車両の電動機など苛酷な条件で使用さ
れる電機用ブラシとして有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電機用ブラシの構造を示した断面
説明図である。
【図2】応力緩和量の測定装置を示した断面説明図であ
る。
【符号の説明】
1 ブラシ本体 2 孔部 3 リード線 4 金属粉末 5 金型 6 オートグラフ 7 クロスヘッド
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−30079(JP,A) 特公 昭11−528(JP,B1) 実公 昭11−1964(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 39/20 H02K 13/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブラシ本体に穿設された孔部に金属粉末
    を介してリード線を圧着して接続するブラシ構造におい
    て、金属粉末にCu1.3〜1.7重量%、Ni1.6
    〜4.4重量%、Mo0.25〜0.55重量%、残部
    Feを主要成分とする組成の複合鋼粉を用いることを特
    徴とする電機用ブラシ。
  2. 【請求項2】 複合鋼粉が、粒度80メッシュ以下で、
    応力緩和量が3%以下である請求項1記載の電機用ブラ
    シ。
JP04056894A 1994-02-15 1994-02-15 電機用ブラシ Expired - Fee Related JP3431261B2 (ja)

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JPH07230869A JPH07230869A (ja) 1995-08-29
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