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JP3378571B2 - 光ファイバー接続端子加工用工具および該工具を用いた光ファイバー接続端子の加工方法 - Google Patents

光ファイバー接続端子加工用工具および該工具を用いた光ファイバー接続端子の加工方法

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JP3378571B2
JP3378571B2 JP2001006919A JP2001006919A JP3378571B2 JP 3378571 B2 JP3378571 B2 JP 3378571B2 JP 2001006919 A JP2001006919 A JP 2001006919A JP 2001006919 A JP2001006919 A JP 2001006919A JP 3378571 B2 JP3378571 B2 JP 3378571B2
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JP
Japan
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optical fiber
connection terminal
tool
cutting edge
fiber connection
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JP2001006919A
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Inventor
太一 青木
誠司 亀岡
正寿 西川
敬 増田
浩 早崎
哲光 冨永
儀三郎 近藤
Original Assignee
エムエムシーコベルコツール株式会社
西部自動機器株式会社
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信に用いられ
る光ファイバーをコネクタにおいて接続するためのフェ
ルールと称される光ファイバー接続端子や、光通信回線
を分配するコンポーネントにおいて接続するためのキャ
ピラリと称される光ファイバー接続端子などを加工する
ための光ファイバー接続端子加工用工具および該工具を
用いた光ファイバー接続端子の加工方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】光通信回線においては、光ファイバー同
士をコネクタにおいて接続するために該光ファイバーの
端部にフェルールと称される接続端子が取り付けられた
り、あるいは1つの光ファイバーを通して送られた複数
バンドの波長の光信号を個々の光通信回線に分配するた
めに、コンポーネントと称される分配器においてキャピ
ラリと称される接続端子がやはり光ファイバーの端部に
取り付けられたりしている。これらの接続端子は、接続
される光ファイバーが挿入可能な内径を有する概略円筒
状をなすものであって、フェルールとしては例えばジル
コニア製のものが、またキャピラリとしては例えばガラ
ス製のものが知られている。
【0003】ところで、このような光ファイバー接続端
子の光ファイバーが挿入される側の端部には、この接続
端子の内径部に光ファイバーの先端を挿入する際のガイ
ドとなるように、円筒状の当該接続端子の中心線を中心
とした凹円錐面状をなす導入部が形成される。そして、
従来このような導入部を形成するに際しては、上述のよ
うに接続端子がジルコニアやガラスなどの脆性材料製で
あることから、円柱状の工具本体の先端部に、天然ある
いは人造の単結晶ダイヤモンドを、その結晶の角部がな
す四角錐が上記工具本体の中心軸線と同軸となるように
突出させて切刃部としてろう付けした加工用工具が用い
られており、かかる加工用工具も工具本体を、その上記
中心軸線が接続端子の中心線と同軸となるように、かつ
上記切刃部を接続端子の上記端部に向けて配設し、この
工具本体と光ファイバー接続端子とを上記中心軸線回り
に相対的に回転させつつ該中心軸線方向に相対的に接近
させることにより、上記切刃部の特に四角錐の稜線部分
によって上述のような導入部を形成するようにしてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の加工用工具においては、その切刃部が単結晶
ダイヤモンドによって形成されているため、まず高価で
あるとともに、これが天然であるか人造であるかに係わ
らず結晶ごとの品質のばらつきが大きく、所定の加工時
間以上の長い工具寿命を有する加工用工具も得られる一
方で、加工開始から極短い時間で、上記接続端子の端部
への食い付きの際などに、特に稜線部分にへき開による
チッピングなどを生じて工具寿命が費えてしまうものも
多い。さらに、単結晶ダイヤモンドは加工が困難である
ことから切刃部の形状も三角錐もしくは四角錐状に限定
されざるを得ず、これに伴い切刃部の横断面における上
記稜線部分の角度(刃先角)も60°もしくは90°程
度に限定されてしまうこととなるので、刃先強度を確保
してチッピングの発生を抑制するにも自ずと限度があ
る。
【0005】本発明は、このような背景の下になされた
もので、上述のようにジルコニア製やガラス製のフェル
ールやキャピラリといった光ファイバー接続端子の端部
に導入部を形成するに際して、品質のばらつきが少な
く、またその刃先部にチッピング等を生じるのを抑える
ことが可能な、工具寿命が安定して長い光ファイバー接
続端子加工用工具を提供し、またかかる加工用工具を用
いて安定的かつ円滑な加工を行うことが可能な光ファイ
バー接続端子の加工方法を提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決して、こ
のような目的を達成するために、本発明の光ファイバー
接続端子加工用工具は、概略円筒状をなす光ファイバー
接続端子の端部に光ファイバーの導入部を形成するため
の光ファイバー接続端子加工用工具であって、軸状をな
す工具本体の先端部にn角錐(ただし、nは4〜8)状
の切刃部を形成し、この切刃部を、そのすべての錐面
が、上記工具本体の中心軸線上の1点において該軸線に
等しい角度で交差してこの交点が当該工具本体における
最先端とされるとともに、周方向には互いに等間隔に、
かつ隣接する錐面同士が互いに等しい角度で交差するよ
うに配設され、この周方向に隣接する錐面同士が交差す
る稜線も、すべてが上記交点において上記軸線に等しい
角度で交差するとともに、周方向には互いに等間隔に配
設されて、この稜線部分が切削作用部とされるように
、少なくともこの切刃部にダイヤモンド皮膜またはD
LC皮膜よりなる硬質炭素皮膜を被覆し、上記切刃部の
少なくとも上記稜線部分における当該硬質炭素皮膜の表
面粗さ十点平均粗さにおいて0.1〜3μmとしたこ
とを特徴とする。また、本発明の加工方法は、このよう
な光ファイバー接続端子加工用工具を用いた光ファイバ
ー接続端子の加工方法であって、概略円筒状をなす光フ
ァイバー接続端子の中心線と上記切刃部がなすn角錐の
中心軸線とを同軸にし、かつ該切刃部を上記光ファイバ
ー接続端子の端部に向けて上記工具本体を配設し、この
工具本体と上記光ファイバー接続端子とを上記中心軸線
回りに相対的に回転させつつ該中心軸線方向に相対的に
接近させて、上記切刃部がなすn角錐の上記稜線部分を
切削作用部として、これにより上記端部の内径部の周り
を削り取るようにして凹円錐面状の上記導入部を形成す
ることを特徴とする。
【0007】すなわち、このような構成の光ファイバー
接続端子加工用工具において、その工具本体先端の切刃
部に被覆される硬質炭素皮膜は、例えばダイヤモンド皮
膜またはDLC(ダイヤモンドライクカーボン、ダイヤ
モンド状炭素)皮膜であって、工具本体の材質に応じた
適当な被覆方法によって均質な被膜を比較的安価に形成
することができ、またその硬度や耐摩耗性は単結晶ダイ
ヤモンドに匹敵するほど高い反面、この被膜を形成する
結晶粒は不規則に配列されることとなって、単結晶ダイ
ヤモンドのように特定方位に配向することがないのでチ
ッピングなどを生じ難い。しかも、上記切刃部を所望の
形状に成形した後に硬質炭素皮膜を被覆すればよいの
で、この切刃部の形状は三角錐もしくは四角錐に限定さ
れることはなく、これら三角錐や四角錐は勿論のこと、
五角錐以上の任意のn角錐(n>2)状に形成すること
ができ、これにより切刃部の刃先角を大きくすることが
できてその強度を確保し、チッピング等の発生を一層確
実に抑制することができる。従って、このような加工用
工具を用いた本発明の加工方法によれば、当該加工用工
具のばらつきのない長い工具寿命によって、より多くの
光ファイバー接続端子に安定的かつ円滑に上記導入部を
形成することが可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1ないし図4および図5ないし
図8は、それぞれ本発明の光ファイバー接続端子加工用
工具の第1および第2の実施形態を示すものであり、互
いに共通する構成部分には同一の符号を配してまとめて
説明する。これらの実施形態において工具本体1は超硬
合金によって形成されて概ね直径3〜5mm程度の細長い
略円柱軸状をなしており、その先端部(図1および図5
において右側端部)に切刃部2が形成されている。
【0009】この切刃部2は、第1の実施形態において
は円柱状の上記工具本体1の中心軸線Oを中心とした正
四角錐状に凸となるように、また第2の実施形態におい
ては同じく工具本体1の中心軸線Oを中心とした正六角
錐状に凸となるように、この工具本体1の先端部が4つ
または6つの錐面3…によって切り欠かれるようにして
形成されたものであり、従ってこれらの錐面3…は、す
べての錐面3…が上記軸線O上の1点において該軸線O
に等しい角度αで交差してこの交点4が当該工具本体1
における最先端とされるとともに、周方向には互いに等
間隔に、かつ隣接する錐面3,3同士が互いに等しい角
度で交差するように配設される。このため、この周方向
に隣接する錐面3,3同士が交差する稜線5…も、すべ
てが上記交点4において上記軸線Oに等しい角度βで交
差するとともに、周方向には互いに等間隔に配設される
こととなる。
【0010】ちなみに、切刃部2が正四角錐状とされた
第1の実施形態においては、上記角度αは35°15’
52”とされるとともに角度βは45°とされ、従って
周方向に軸線Oを挟んで反対側に位置して互いに対向す
る一対の稜線5,5同士の交差角δは90°とされると
ともに、周方向に軸線Oを挟んで反対側に位置して互い
に対向する一対の錐面3,3同士の交差角θは70°3
1’44”とされる。また、切刃部2が正六角錐状とさ
れた第2の実施形態においては、上記角度αは40°5
3’36”とされるとともに角度βはやはり45°とさ
れ、従って周方向に軸線Oを挟んで反対側に位置して互
いに対向する一対の稜線5,5同士の交差角δもやはり
90°とされるとともに、周方向に軸線Oを挟んで反対
側に位置して互いに対向する一対の錐面3,3同士の交
差角θは81°47’12”とされる。また、工具本体
1が円柱状をなしていることから、これらの実施形態で
は工具本体1の外周面と切刃部2の各錐面3…との交差
稜線部6は後端側に凹む楕円弧状を呈することとなる。
【0011】そして、これら第1、第2の実施形態で
は、少なくともこの工具本体1先端の切刃部2に、図中
に細かい打点を付けて示すように硬質炭素皮膜7が被覆
されている。この硬質炭素皮膜7は、その膜厚が平均で
3〜30μmの範囲内とされたものであって、ダイヤモ
ンド皮膜またはDLC皮膜のいずれであってもよい。ま
た、本実施形態では、この硬質炭素皮膜7の被覆を制御
することにより、切刃部2の少なくとも稜線5…部分に
おける当該硬質炭素皮膜7の表面粗さが、JISB 0
601に規定される十点平均粗さRzにおいて0.1〜
3μmとなるようにされている。なお、このような硬質
炭素皮膜7として、例えばCVDダイヤモンド皮膜を被
覆するには、マイクロ波プラズマCVD法や熱フィラメ
ントCVD法により、原料ガスとして水素とメタンやC
Oなどの混合ガスを用いて約800〜900℃程度の処
理温度で各被覆条件を制御しつつ被覆を行えばよい。ま
た、このように被覆を制御して上記稜線5…部分の表面
粗さをRz0.1〜3μmとする代わりに、硬質炭素皮
膜7を被覆した後にこの稜線5…の周辺部分を研磨する
ことによってこのような表面粗さとするようにしてもよ
い。
【0012】次に、これらの実施形態のうち第1の実施
形態の加工用工具を用いて光ファイバー接続端子の端部
に導入部を形成する場合の本発明の加工方法の一実施形
態について、図9を参照して説明する。本実施形態にお
いて加工が施される光ファイバー接続端子はジルコニア
製のフェルール11であり、このフェルール11は、光
ファイバーが嵌挿可能な内径部12を有する概略円筒状
に形成されていて、その中心線C回りに所定の回転方向
に回転可能に支持されている。一方、上記第1の実施形
態の加工用工具は、図9(イ)に示すようにその切刃部
2が形成された工具本体1の先端部をこのフェルール1
1の導入部が形成されるべき一端部に向けて、その中心
軸線Oを上記中心線Cと同軸とし、フェルール11の回
転方向とは反対の回転方向に該軸線O回りに回転可能
に、かつ該軸線O方向にフェルール11に向けて所定の
送り量で離接可能に支持される。
【0013】そして、このように支持された工具本体1
とフェルール11とをそれぞれの回転方向に回転させ、
すなわち両者を相対的に回転させるとともに、工具本体
1に送りを与えてフェルール11に対して接近させ、す
なわち両者を軸線O方向に相対的に接近させて、図9
(ロ)に示すように工具本体1の切刃部2をフェルール
11の一端部に徐々に食い付かせて切り込ませてゆくこ
とにより、この切刃部2がなすn角錐(第1の実施形態
では四角錐)の上記稜線5…部分を切削作用部として、
これによりフェルール11の端部の上記内径部12の周
りを削り取るようにして導入部13を形成してゆく。し
かして、この切刃部2による切り込みが所定の切り込み
量まで達したなら、工具本体1を後退させてフェルール
11から相対的に離間させることにより、図9(ハ)に
示すように上記一端部に中心線Cを中心とした凹円錐面
状をなす導入部13が形成される。
【0014】しかるに、上述のように構成された加工用
工具においては、その切刃部2が、n角錐状に形成され
た工具本体1の先端に硬質炭素皮膜7を被覆したもので
あるので、従来のように工具本体の先端に単結晶ダイヤ
モンドを取り付けたものに比べ、比較的安価に、しかし
ながら単結晶ダイヤモンドと略同等の硬度や耐摩耗性を
切刃部2に与えることができる。また、かかる硬質炭素
皮膜7は、単結晶ダイヤモンドのように特定方位に配向
した規則的配向性を有することがなく、この皮膜7を構
成する結晶粒が不規則に配列されることとなるので、規
則的配向に起因する切刃部2のチッピングなどが生じる
ことも少ない。従って、該加工用工具を用いた上述のよ
うな光ファイバー接続端子の加工方法においては、上記
フェルール11のようなジルコニア製の接続端子や、あ
るいはキャピラリとして用いられるガラス製の接続端子
に対しても、長い工具寿命をばらつきなく安定して得る
ことができ、これにより、安定的かつ円滑な導入部13
の形成を行うことが可能となる。
【0015】しかも、このように工具本体1の先端部に
硬質炭素皮膜7を被覆して切刃部2を形成することによ
り、上記加工用工具および加工方法においては、この切
刃部2がなすn角錐の形状を、従来の単結晶ダイヤモン
ドを取り付けたもののように三角錐や四角錐のみに限定
されることはなく、これと同じく三角錐や第1の実施形
態のような四角錐とすることは勿論、第2の実施形態の
ような六角錐や、実施形態以外のn=5や7以上の多角
錐に形成したりすることも容易に可能となる。従って、
例えばn=5以上の多角錐状に切刃部2を形成した場合
には、n=3や4の三角錐や四角錐に限定されざるを得
ない従来の加工用工具に比べ、nが大きくなるに従い軸
線Oに直交する断面において切刃部2の上記稜線5を挟
んだ隣接する錐面3,3同士の交差角も大きくなるの
で、上述のように切削作用部となるこの稜線5部分の強
度をより向上させることができ、一層の工具寿命の延長
およびこれに伴う加工の安定化・円滑化を促すことが可
能となる。
【0016】なお、上記構成の加工用工具では、このよ
うに切刃部2を構成するn角錐のnが大きくなるに従い
切刃部2の強度が向上するので、場合によってはn=∞
すなわち切刃部2が軸線Oを中心とした円錐状となるよ
うに形成することにより、最も高い強度を切刃部2に与
えることが可能となる。ただし、このように切刃部2を
なすn角錐のnの数が大きくなりすぎると、n角錐の稜
線5部分で接続端子の端部を削り取ると言うよりは、切
刃部2に被覆された硬質炭素皮膜7で接続端子の端部を
研磨して導入部13を形成するような加工形態となり、
加工の際の工具本体1の送り量を大きくすることができ
なくなって加工効率の劣化を招くおそれが生じる。この
ため、この切刃部2の強度と加工効率との両立を図る
に、本発明では上記nは4〜8とされる。なお、切刃部
2を正多角錐に形成するにはnが偶数である方が加工し
やすく、従って当該加工用工具の大きさなどにもよる
が、nは上記第1、第2の実施形態のように4か6、も
しくは8とされるのが望ましい。
【0017】また、このような加工用工具における上記
硬質炭素皮膜7は、ダイヤモンド皮膜またはDLC皮膜
でもよく、これにより、上述のように切刃部2に十分な
硬度と耐摩耗性を確実に付与することが可能となる。さ
らに、上述のように硬質炭素皮膜7の被覆を制御した
り、硬質炭素皮膜7の被覆後に切刃部2の上記稜線5部
分に研磨を施したりするなどして、少なくともこの稜線
5部分における硬質炭素皮膜7の表面粗さをJIS B
0601における十点平均粗さRzにおいて3μm以下
とすることにより、上記導入部13の面粗度の一層の向
上を図ることが可能となる。ただし、この表面粗さにつ
いても、これを0とすることは現実的に不可能であり、
またこの表面粗さをあまり小さくしても研磨等に要する
労力に比べてこれに見合う導入部13の面粗度の向上は
認められなくなるので、本発明ではRz0.1〜3μm
の範囲内としている
【0018】さらにまた、この硬質炭素皮膜7の膜厚は
3〜30μmの範囲内に設定されるのが望ましく、これ
を下回ると、当該硬質炭素皮膜7を被覆することによる
上述の効果がやはり確実に奏功されなくなるおそれがあ
る一方、逆にこれを上回るほど膜厚が大きくても膜厚の
増加分に見合った効果の向上は認められずに却って不経
済かつ非効率的となるおそれが生じる。ただし、この膜
厚に関して、n角錐状に形成された切刃部2に上述のよ
うな方法で硬質炭素皮膜7を被覆する場合には、この切
刃部2が鋭く突き出すその突端の上記交点4の部分で膜
厚が他の部分よりも大きくなる傾向があるので、上記膜
厚は切刃部7における平均で上述の範囲内とされていれ
ばよい。
【0019】なお、上記切刃部2のうちでも、実際に導
入部13の形成時に加工に関与する切削作用部となるの
は、工具本体1や形成すべき導入部13の大きさにもよ
るが、軸線O方向については接続端子(上記実施形態で
はフェルール11)の内径部12に挿入される上記交点
4部分を除いた切刃部2の先端側の一部分であり、また
周方向については上述したようにnが大きすぎない範囲
では上記稜線5部分の周辺だけであるので、上記硬質炭
素皮膜7は少なくともこの切削作用部に被覆されていれ
ばよい。しかしながら、工具本体1の先端部において、
このような切削作用部のみに硬質炭素皮膜7を形成する
ことは却って非効率的であるので、図1ないし図8に示
した第1、第2の実施形態では切刃部2の表面全体か
ら、さらにこれに連続して上記交差稜線部6を越えて工
具本体1外周の一部にかけての部分に硬質炭素皮膜7を
被覆するようにしている。
【0020】一方、上記実施形態の加工方法において
は、接続端子としてのフェルール11をその中心線C回
りの所定の回転方向に回転可能に支持するとともに、加
工用工具の工具本体1はその軸線O回りにフェルール1
1の回転方向とは反対の回転方向に回転可能とし、かつ
この軸線O方向にフェルール11の上記一端部に向けて
離接可能として、両者を相対的に回転かつ接近させるよ
うにしているが、例えば接続端子と加工用工具とを軸線
O方向に相対的に接近させる際には、加工用工具を固定
しておいて、軸線Oと中心線Cが同軸とされた接続端子
の方を該中心線C方向に加工用工具に接近させるように
してもよく、また両者をともに接近させるようにしても
よい。さらに、これらを相対的に回転させる際でも、加
工用工具と接続端子のいずれか一方を固定しておいて他
方のみを回転させるようにしてもよく、また場合によっ
ては両者を異なる回転速度で同方向に回転させることに
より、相対的な回転が生じるようにしてもよい。さらに
また、本発明の加工用工具および加工方法は、上述した
フェルール11やキャピラリの加工のみに限定されるこ
となく、これら以外の他の種の光ファイバー接続端子の
加工にも適用が可能である。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光ファイ
バー接続端子加工用工具によれば、従来の単結晶ダイヤ
モンドを取り付けた加工用工具よりも安価で品質のばら
つきが少なく、しかも切刃部の形状が限定されることな
く、なおかつこの従来の加工用工具と略同等の強度や耐
摩耗性、あるいはこれよりも優れた耐チッピング性を有
する工具寿命の長い加工用工具を提供することが可能と
なる。従って、かかる加工用工具を用いた本発明の光フ
ァイバー接続端子の加工方法によれば、ジルコニア製や
ガラス製のフェルールやキャピラリの端部に、安定的か
つ円滑に所定の導入部を形成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光ファイバー接続端子加工用工具の
第1の実施形態を示す側面図である。
【図2】 図1に示す実施形態の先端部の拡大側面図で
ある。
【図3】 図1に示す実施形態の拡大正面図である。
【図4】 図3における矢線Z方向視の側面図である。
【図5】 本発明の光ファイバー接続端子加工用工具の
第2の実施形態を示す側面図である。
【図6】 図5に示す実施形態の先端部の拡大側面図で
ある。
【図7】 図5に示す実施形態の拡大正面図である。
【図8】 図7における矢線Z方向視の側面図である。
【図9】 図1ないし図4に示した第1の実施形態の加
工用工具を用いた本発明の光ファイバー接続端子の加工
方法の一実施形態を示す(イ)加工前の図、(ロ)加工
中の図、(ハ)加工後の図である。
【符号の説明】
1 工具本体 2 切刃部 5 切刃部2の稜線 7 硬質炭素皮膜 11 フェルール(光ファイバー接続端子) 13 導入部 O 工具本体1の中心軸線 C フェルール11の中心線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 亀岡 誠司 兵庫県明石市魚住町金ヶ崎西大池179− 1 エムエムシーコベルコツール株式会 社内 (72)発明者 西川 正寿 兵庫県明石市魚住町金ヶ崎西大池179− 1 エムエムシーコベルコツール株式会 社内 (72)発明者 増田 敬 兵庫県明石市魚住町金ヶ崎西大池179− 1 エムエムシーコベルコツール株式会 社内 (72)発明者 早崎 浩 兵庫県明石市魚住町金ヶ崎西大池179− 1 エムエムシーコベルコツール株式会 社内 (72)発明者 冨永 哲光 兵庫県明石市魚住町金ヶ崎西大池179− 1 エムエムシーコベルコツール株式会 社内 (72)発明者 近藤 儀三郎 大阪府大阪市西区北堀江二丁目二番二五 号 西部自動機器株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−80261(JP,A) 特開 平8−206960(JP,A) 特開 平8−155947(JP,A) 特開 昭63−237870(JP,A) 特表2000−507165(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23B 51/00 B23B 5/16 B23C 3/12 B24B 9/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 概略円筒状をなす光ファイバー接続端子
    の端部に光ファイバーの導入部を形成するための光ファ
    イバー接続端子加工用工具であって、軸状をなす工具本
    体の先端部にn角錐(ただし、nは4〜8)状の切刃部
    が形成され、この切刃部は、すべての錐面が上記工具本
    体の中心軸線上の1点において該軸線に等しい角度で交
    差してこの交点が当該工具本体における最先端とされる
    とともに、周方向には互いに等間隔に、かつ隣接する錐
    面同士が互いに等しい角度で交差するように配設され、
    この周方向に隣接する錐面同士が交差する稜線も、すべ
    てが上記交点において上記軸線に等しい角度で交差する
    とともに、周方向には互いに等間隔に配設されて、この
    稜線部分が切削作用部とされ、少なくともこの切刃部に
    はダイヤモンド皮膜またはDLC皮膜よりなる硬質炭素
    皮膜が被覆されており、上記切刃部の少なくとも上記
    線部分における当該硬質炭素皮膜の表面粗さが十点平均
    粗さにおいて0.1〜3μmとされていることを特徴と
    する光ファイバー接続端子加工用工具。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光ファイバー接続端子
    加工用工具を用いた光ファイバー接続端子の加工方法で
    あって、概略円筒状をなす光ファイバー接続端子の中心
    線と上記切刃部がなすn角錐の上記中心軸線とを同軸に
    し、かつ該切刃部を上記光ファイバー接続端子の端部に
    向けて上記工具本体を配設し、この工具本体と上記光フ
    ァイバー接続端子とを上記中心軸線回りに相対的に回転
    させつつ該中心軸線方向に相対的に接近させて、上記切
    刃部がなすn角錐の上記稜線部分を切削作用部として、
    これにより上記端部の内径部の周りを削り取るようにし
    凹円錐面状の上記導入部を形成することを特徴とする
    光ファイバー接続端子の加工方法。
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