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JP3359790B2 - 内圧成形用プレッシャーバッグ - Google Patents

内圧成形用プレッシャーバッグ

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Publication number
JP3359790B2
JP3359790B2 JP22814295A JP22814295A JP3359790B2 JP 3359790 B2 JP3359790 B2 JP 3359790B2 JP 22814295 A JP22814295 A JP 22814295A JP 22814295 A JP22814295 A JP 22814295A JP 3359790 B2 JP3359790 B2 JP 3359790B2
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JP
Japan
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pressure bag
thermosetting resin
pressure
resin sheet
tip
Prior art date
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JP22814295A
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JPH0970842A (ja
Inventor
定蔵 熊谷
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Fujikura Composites Inc
Original Assignee
Fujikura Rubber Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Rubber Ltd filed Critical Fujikura Rubber Ltd
Priority to JP22814295A priority Critical patent/JP3359790B2/ja
Publication of JPH0970842A publication Critical patent/JPH0970842A/ja
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  • Golf Clubs (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スキーストック、テニ
スラケットの枠、釣竿、ゴルフのシャフト、その他の管
状体、中空の熱硬化性樹脂製の細長い管状物を成形する
場合に用いる、内圧成形用プレッシャーバッグに係るも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、上述の如き中空の管状物を、熱硬
化性樹脂により形成する場合に、内面が目的の製品の形
状になっている成形型内に、予備成形をした熱硬化性樹
脂と強化繊維の混合物、強化繊維を熱硬化性樹脂でプリ
プレイグしたシートあるいはシート状の熱硬化性樹脂と
強化繊維シートの積層体をセットし、その内側にゴム弾
性を有するプレッシャーバッグを配置するものが知られ
ている。
【0003】この方法は、成形型を加熱し、上記の熱硬
化性樹脂が適度の塑性をもった時に、プレッシャーバッ
グに適度の速度で加圧流体を注入して加圧膨張させる事
により、熱硬化性樹脂シートを目的とする、厚さ、変化
量で塑性変形させて、成形型の内面に密着させるもので
ある。このような成形時に用いる内圧成形用プレッシャ
ーバッグは、従来より知られている。
【0004】そして、このようなプレッシャーバッグ
は、内部に導入する流体の圧力を高めて、熱硬化性樹脂
及び強化繊維の空隙を極力減少させ、成形品の高密度化
を図っている。そして、所定の温度と時間をかけて熱硬
化性樹脂を熱硬化させた後、成形型から取り出し、成形
した製品からプレッシャーバッグを取り出す事が行われ
ている。このような成形方法の特徴は、複雑な形状の中
空で高密度な成形品を、比較的簡単な設備で作る事がで
きるため、従来より多く用いられているものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プレッ
シャーバッグはゴム弾性を有する材質にて形成され、特
に天然ゴム等配合した素材が多用されているため、所定
の加圧ステップに於て、破裂を生じる事が従来から多い
ものであった。そして、この破裂を生じると熱硬化性樹
脂シートへのプレッシャーバッグの加圧は中断するた
め、製品とする事ができないものとなる。そのため、熱
硬化性樹脂を無駄にするばかりでなく、生産効率を著し
く悪くする。
【0006】従来この種の成形方法に於て、プレッシャ
ーバッグの破裂対策は極めて重要な問題となっている
が、その問題の解決をみる事はできないものであった。
そして、本発明者らの研究によれば、プレッシャーバッ
グの破裂には側面部に於いて生じる破裂と、先端突出部
に於いて生じる破裂とがある。
【0007】そして、プレッシャーバッグの側面部の破
裂に於いては、一般的に内径が同一で膜厚が均一の時、
流体を導入して加圧すると、膜厚が薄い部分から膨張が
始まる。自由空間で加圧を続けると、膨張前のある特定
部分の膜厚と周囲の膜厚との差の程度によって、膨張の
進み具合は異なるものとなる。即ち、その特定部分の膜
厚の薄い部分と周囲の膜厚の差が小さい場合、膨張は周
囲に伝播していき、全体的にほぼ等しく膨張するものと
なる。また、その特定部分が膜厚の薄い部分と周囲の膜
厚との差が大きい場合は、膜厚の薄い部分のみが膨張す
るものとなる。
【0008】また、成形型内のプレッシャーバッグのよ
うに狭い空間の場合は、更に複雑な膨張の仕方をするも
のとなる。即ち本発明者が、成形型内にプレッシャーバ
ッグを挿入して膨張させ、その動きを分析した結果、次
の事が判明した。
【0009】プレッシャーバッグの先端に形成される有
底部の反対側、すなわち加圧流体の導入方向から膨張さ
せた場合、プレッシャーバッグが先端方向に膨張してい
き、成形型の内面に接触した部分はそれ以上膨張せず移
動もしないものとなる。加圧を継続すると、次には隣接
する成形型内面との非接触部分が膨張し、成形型内面に
接触し、膨張を中止する。順次これを繰り返し、プレッ
シャーバッグの先端方向へ膨張が進み、プレッシャーバ
ッグの先端の有底部は成形型内で先端方向へ移動する。
【0010】そして、最後にプレッシャーバッグの先端
突出部が膨張し、成形型の内面先端に接触した時は、プ
レッシャーバッグの膨張が止まり、先端突出部の移動も
停止する。
【0011】上記の分析により、図4に示す如く、プレ
ッシャーバッグ(1)に流体圧を加えると、プレッシャー
バッグ(1)の膜厚の薄い部分(3)の膜が膨張していき、
伸長の限界を超えた時に破裂(4)を生じる。この破裂
(4)は、プレッシャーバッグ(1)の外周に巻き付けた熱
硬化性樹脂シート(6)の先端部(5)と成形型(2)の透き
間との間に大きな空間が存在するため生じ易いものとな
る。
【0012】また、伸長の限界の前に膨張が行き止まれ
ば、破裂は生じる事がない。この膨張が行き止まると
は、プレッシャーバッグ(1)の膜厚の薄い部分(3)が膨
張して行き、熱硬化性樹脂シート(6)に突き当たったと
きに、熱硬化性樹脂シート(6)が膜厚の薄い部分(3)の
膨張を不可能とする状態を言う。この状態になるとプレ
ッシャーバッグ(1)の内部に圧力が加えられても、プレ
ッシャーバッグ(1)は成形型(2)により、膨張を阻止さ
れるから、変形を生じる事がなく破裂は発生しない。
【0013】以上の事から、プレッシャーバッグ(1)の
側面部の破裂のメカニズムは次のように考えられる。即
ち、プレッシャーバッグ(1)の外周に巻き付けた熱硬化
性樹脂シート(6)の先端部(5)に、プレッシャーバッグ
(1)の膜厚の大きい部分が存在すると、この膜厚の大き
い部分に隣接した膜厚が薄い部分から膨張して、膜厚の
差が大きい場合は膜厚が薄い部分(3)のみが膨張して行
き、伸長の限界を超えた時に破裂を生じる。この状態を
図4に図示している。そして、伸長の限界の前に膜厚の
薄い部分(3)の膨張が行き止まった時、即ち熱硬化性樹
脂シート(6)に突き当たった時に熱硬化性樹脂シート
(6)が膨張を阻止して、膨張が行き止まった時は破裂を
生じる事がない。
【0014】以上のプレッシャーバッグ(1)の側面部に
発生する破裂のメカニズムに対し、プレッシャーバッグ
(1)の先端突出部(10)の破裂は、次のようなメカニズ
ムにより発生するものと考えられる。
【0015】加圧流体の導入方向から順次プレッシャー
バッグ(1)の膨張が進み、この膨張がプレッシャーバッ
グ(1)の先端の有底部(7)に達して、膨張と有底部(7)
の移動が成形型(2)内に於て停止される。プレッシャー
バッグ(1)の先端と成形型(2)の内面先端(8)との間に
空間がある状態で、圧力が例えば10kg/m2になっ
ても、膨張も先端の移動も生じる事がない。これは膨張
させようとする圧力、すなわち10kg/m2の力より
もゴムの抗張力が大きいからである。
【0016】この状態でプレッシャーバッグ(1)の先端
突出部(10)の温度が成形型(2)の加熱により、ゴムの
可塑化が始まる温度以上、例えば150℃以上に達する
と、プレッシャーバッグ(1)の可塑化が始まり、抗張力
が小さくなり破裂を生じるものとなる。この時の破裂
は、前記の側面部の破裂のように、ゴムの弾性限界を超
えたためのバーストではなく、可塑化された物質に起き
る座屈あるいはずれによるものである。このことは、先
端突出部(10)の破裂品の破壊部品を分析すると、弾性
限界まで膨張してバーストした後が見られない事からも
言えるものである。
【0017】この先端突出部(10)のプレッシャーバッ
グ(1)の破裂を防ぐには、可塑化が始まる前にプレッシ
ャーバッグ(1)の先端突出部(10)の有底部(7)を成形
型(2)の内面先端(8)に接触させればよい。このプレッ
シャーバッグ(1)の先端突出部(10)の有底部(7)と成
形型(2)の内面先端(8)の先端突出部(10)との間に生
じる間隔を、伸び余長(11)と命名する。
【0018】上述の如く、プレッシャーバッグ(1)の先
端突出部(10)の破裂を防ぐには、可塑化が始まる前
に、先端突出部(10)の有底部(7)を成形型(2)の内面
先端(8)に接触させればよい訳であるから、理論的に
は、プレッシャーバッグ(1)の先端と成形型(2)の内面
先端(8)との間に伸び余長(11)を形成しないように、
成形型(2)内にプレッシャーバッグ(1)を配置すれば良
い。
【0019】しかしながら、現実的にはこの伸び余長
(11)を形成しないようにするか、発明者の実験によっ
て判明している破裂を生じない4mm以下の伸び余長
(11)とすることは実質上困難なものである。
【0020】なぜなら、伸び余長(11)が全く生じるこ
とのないように、プレッシャーバッグ(1)と成形型(2)
関係を設計した場合は、万一、製作誤差等により成形
型(2)の内部寸法よりもプレッシャーバッグ(1)の先端
突出部(10)の寸法が長いものとなれば、プレッシャー
バッグ(1)を成形型(2)内に挿入した場合に、プレッシ
ャーバッグ(1)に変形が生じ、成形型(2)が分割型であ
れば突き合わせた成形型(2)の間隔にプレッシャーバッ
グ(1)の一部が挟み混まれて破裂の原因となる。
【0021】また、プレッシャーバッグ(1)は、プレッ
シャーバッグ(1)の外周に熱硬化性樹脂シート(6)を巻
き付ける場合に、内部に芯金(図示せず)を挿入するが、
この芯金の挿入時にプレッシャーバッグ(1)を多少引き
伸ばす方向に芯金が挿入される場合が多い。そして、こ
のプレッシャーバッグ(1)が引き伸ばされた状態で外周
に熱硬化性樹脂シート(6)が巻き付けられるため、芯金
を引き抜いて成形型(2)内に挿入した場合に伸び状態が
保たれている。そして、成形型(2)の加熱により、プレ
ッシャーバッグ(1)が芯金による引き伸ばし前の状態に
収縮するものとなる。この熱による収縮によって、プレ
ッシャーバッグ(1)の有底部(7)と成形型(2)の内面先
端(8)との間には空隙が生じ、伸び余長(11)を発生さ
せたり、存在する伸び余長(11)を大きくするものとな
る。
【0022】また、外周に熱硬化性樹脂シート(6)を巻
き付けたプレッシャーバッグ(1)を成形型(2)にセット
する場合に、複数のプレッシャーバッグ(1)を成形型
(2)に同時にセットして成形を行うのが一般的である。
その場合、セットがゆっくり行われると、先にセットし
た熱硬化性樹脂シート(6)の熱硬化が加圧を行う前に進
行してしまうため、迅速にセットを行う必要があり、伸
び余長(11)をゼロにしたり4mm以下となるよう複数
個のプレッシャーバッグ(1)を精密にセットすることは
現実的には困難である。
【0023】本発明は上述の如く、プレッシャーバッグ
(1)の先端と成形型(2)の内面先端(8)との間に生じる
伸び余長(11)とか、成形型(2)の内周面とプレッシャ
ーバッグ(1)の外周面との間に生じる空隙等の存在によ
っても、プレッシャーバッグ(1)を成形型(2)内に於
て、一部のみを膨張させて破裂を発生させたりすること
がない。そして、外周に巻き付けた熱硬化性樹脂シート
(6)を成形型(2)の内面に確実に押圧圧縮し、熱硬化性
樹脂シート(6)を確実に加圧成形する事ができるように
しようとするものである。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の如き課題
を解決するため、外周に熱硬化性樹脂シートを巻き付け
て成形型内に挿入配置した状態で、内部に圧力流体を導
入して加圧膨張させる事により、熱硬化性樹脂シートを
成形型の内面に押圧密着させて成形を行う内圧成形用の
プレッシャーバッグに於て、外周に巻き付ける熱硬化性
樹脂シートの先端部の内側に対応する部分の外周に、膜
厚を厚くして突出したストッパー部を形成するととも
に、このストッパー部から熱硬化性樹脂シートの外方に
突出する先端突出部の有底部まで、膜厚が順次大きくな
るよう形成してなるものである。
【0025】
【実施例】以下本発明の一実施例を説明すれば、(1)は
プレッシャーバッグで、天然ゴム等の素材により構成
し、加圧成形する目的物に応じて、その直径及び長さを
決定する事ができる。例えば釣竿、ゴルフシャフト、テ
ニスラケットの枠、スキーストック、その他一般的な管
状体の形成に用いることができるが、これらの必要とす
る長さに応じて、その長さ直径等を決定する事ができ
る。
【0026】そして、このプレッシャーバッグ(1)は一
端を空気、窒素ガス等若しくは液体等の流体を導入する
ための導入ノズル(12)を装着する事ができる開口部
(13)としている。また、その先端突出部(10)の先端
は有底に形成して有底部(7)とし、開口部(13)から導
入される流体により、プレッシャーバッグ(1)が膨張し
得るように形成している。
【0027】また、このプレッシャーバッグ(1)は、強
化繊維と熱硬化性樹脂を混合した熱硬化性樹脂シート
(6)、強化繊維を熱硬化性樹脂でプリプレイグした熱硬
化性樹脂シート(6)、強化繊維と熱硬化性樹脂をシート
状に積層した熱硬化性樹脂シート(6)等を巻き付けるも
のであるが、先端突出部(10)の外周には、膜厚を厚く
し外周に突出したストッパー部(14)を形成している。
【0028】このストッパー部(14)は、熱硬化性樹脂
シート(6)をプレッシャーバッグ(1)の外周に巻き付け
る場合に、この熱硬化性樹脂シート(6)の先端部方向の
内部に配置するように形成している。そして、この熱可
塑性樹脂シート(6)の先端部からは、プレッシャーバッ
グ(1)の先端突出部(10)が外方に突出している。
【0029】この先端突出部(10)の突出は、熱硬化性
樹脂シート(6)をプレッシャーバッグ(1)の外周に巻き
付ける場合、プレッシャーバッグ(1)のどの部分まで熱
硬化性樹脂シート(6)が巻き付けられたかを目視により
判定するため、この先端突出部(10)の突出は必要なも
のとなる。
【0030】そして、この先端突出部(10)は、図1に
示す如く、成形型(2)内に挿入セットした状態に於て、
成形型(2)の熱硬化性樹脂シート(6)の加圧部よりも、
直径を狭くした先端径小部(15)に挿入されるものとな
る。そして、通常の挿入状態に於ては、先端径小部(1
5)に於て、プレッシャーバッグ(1)の先端の有底部
(7)と先端径小部(15)の内面先端(8)との間には、伸
び余長(11)が形成されている。
【0031】また、プレッシャーバッグ(1)は前記のス
トッパー部(14)から、先端突出部(10)の先端に配置
される有底部(7)にかけて、順次膜厚が厚くなるよう形
成し、ストッパー部(14)と連続する先端突出部(10)
を肉薄に形成するとともに、有底部(7)方向になるに従
い、先端突出部(10)の膜厚を厚く形成している。
【0032】上述の如く構成したものに於て、上述の如
きプレッシャーバッグ(1)を用いて、目的製品を加圧成
形するには、まず、プレッシャーバッグ(1)の内部に芯
金を挿入する。この芯金の挿入は、開口部(13)から有
底部(7)まで行い、でき得るならば、プレッシャーバッ
グ(1)を伸長したりする事がないように行うのが好まし
い。しかし、現実的にはプレッシャーバッグ(1)内に芯
金を確実に挿入すれば、芯金の伸長はある程度生じるも
のとなる。
【0033】そして、芯金を挿入したプレッシャーバッ
グ(1)をカーボンファイバーシートにシート状の熱硬化
性樹脂を積層した熱硬化性樹脂シート(6)若しくは、カ
ーボンファイバーを熱硬化性樹脂でプリプレイグした熱
硬化性樹脂シート(6)を、巻き付け機によりプレッシャ
ーバッグ(1)の外周に巻き付け被覆する。この熱硬化性
樹脂シート(6)の巻き付けは、プレッシャーバッグ(1)
の開口部(13)のやや有底部(7)方向から開始し、スト
ッパー部(14)を被覆するまで行う。
【0034】そして、プレッシャーバッグ(1)は、熱硬
化性樹脂シート(6)の先端部(5)から先端突出部(10)
を突出した状態としている。この状態でプレッシャーバ
ッグ(1)から芯金を抜き取り、次にこのプレッシャーバ
ッグ(1)の開口部(13)に導入ノズル(12)を図2に示
す如く装着する。この導入ノズル(12)は、中央部軸方
向に空気、窒素ガス、水等の液体を導入するための導入
路(17)を貫通し、プレッシャーバッグ(1)内に加圧流
体を導入し得るように形成している。
【0035】次に、この導入ノズル(12)を装着し、外
周に熱硬化性樹脂シート(6)を巻き付けたプレッシャー
バッグ(1)を成形型(2)内に装着する。この成形型(2)
は、熱硬化性樹脂を硬化させるのに必要な温度まで加熱
されたものとし、上型及び下型若しくは必要に応じて複
数に分割した型にて形成している。また、成形型(2)
は、プレッシャーバッグ(1)の開口部(13)の外周を導
入ノズル(12)の外周に押圧固定するためのパッキン
(18)を形成している。また、このパッキン(18)に隣
接して、導入ノズル(12)の外周環状溝(20)に嵌合す
る環状鍔(21)を突出し、導入ノズル(12)を安定的に
固定している。
【0036】次に、この成形型(2)を締め付けた後、導
入ノズル(12)から加圧流体を導入し、プレッシャーバ
ッグ(1)を膨張させる。この膨張に於て、熱硬化性樹脂
シート(6)は、プレッシャーバッグ(1)により内方か
ら、成形型(2)の内面に強く押圧され、緻密に熱硬化す
るものとなる。
【0037】この熱硬化性樹脂シート(6)の加圧に於
て、プレッシャーバッグ(1)は膨張し、この膨張は、熱
硬化性樹脂シート(6)の先端部(5)から先の先端突出部
(10)に於ては、ストッパー部(14)から先端突出部
(10)を介して有底部(7)方向にかけて、プレッシャー
バッグ(1)の膜厚は順次厚く形成している。
【0038】天然ゴム等のゴム弾性を有する材質に形成
したプレッシャーバッグ(1)に於ては、内圧が加えられ
た場合、一般的には、前述の如く、肉薄部から膨張を開
始するものとなる。従って、熱硬化性樹脂シート(6)の
先端部(5)から突出している先端突出部(10)に於て
は、熱硬化性樹脂シート(6)に被覆されたストッパー部
(14)に連続する先端突出部(10)が一番肉薄であるか
ら、この部分から順次膨張し、膜厚が大きい有底部(7)
方向に膨張が移動していくものとなる。
【0039】そして、プレッシャーバッグ(1)の先端突
出部(10)の有底部(7)はこの膨張に従って位置を移動
し、成形型(2)の先端径小部(15)内を内面先端(8)方
向に順次移動して行く。そして、この膨張過程に於て、
有底部(7)はその先端を成形型(2)の内面先端(8)に突
き当てる事により膨張を完了する。
【0040】このプレッシャーバッグ(1)の先端突出部
(10)は、ストッパー部(14)から有底部(7)方向にか
けて、順次膜厚を大きくしているから、プレッシャーバ
ッグ(1)に加えられる内圧による膨張は、ストッパー部
(14)から有底部(7)方向にかけて、順次生じるものと
なる。
【0041】そのため、従来の如く、膨張が先端突出部
(10)の有底部(7)方向に先に発生して移動が固定さ
れ、有底部(7)の内面先端(8)方向への移動を阻害し、
伸び余長(11)の間隔を残したまま、有底部(7)の移動
が停止されるような事はない。従来の如く、伸び余長
(11)を残したまま、有底部(7)の移動が停止される
と、成形型(2)の内部の温度が上昇して、プレッシャー
バッグ(1)に例えば150℃を超える温度を加えた時
に、プレッシャーバッグ(1)の先端突出部(10)に可塑
化を生じる。そして、有底部(7)若しくは先端突出部
(10)は、可塑化による座屈またはズレによって破裂を
生じるものとなる。
【0042】しかし、本発明に於ては、先端突出部(1
0)はストッパー方向から順次膨張を行うものとなるか
ら、成形型(2)の先端径小部(15)に於て、有底部(7)
の移動が阻止される事はなく、プレッシャーバッグ(1)
はストッパー部(14)方向から有底部(7)方向にかけ
て、順次膨張していく事により、有底部(7)を成形型
(2)の内面先端(8)まで移動して押し当てる事が可能と
なる。
【0043】そして、有底部(7)が内面先端(8)に突き
当たる事により、プレッシャーバッグ(1)の内面に異常
な圧力が仮に加えられたりしても、先端突出部(10)及
び有底部(7)は、外周を成形型(2)の内面に於て突き当
て保持されるから、破裂等を生じる事はないものとな
る。そして、このように有底部(7)が成形型(2)の内面
先端(8)に突き当った状態に於ては、プレッシャーバッ
グ(1)の膨張により、熱硬化性樹脂シート(6)は、成形
型(2)の内面に押圧され、組成を緻密化するとともに、
良好な成形を行う事ができる。
【0044】そして、このプレッシャーバッグ(1)によ
る熱硬化性樹脂シート(6)の押圧状態を一定時間経過さ
せた後、導入ノズル(12)からの加圧流体の導入を停止
し、プレッシャーバッグ(1)への加圧を停止する。次
に、成形型(2)を上型、下型若しくは複数に分割した型
を分離し、熱硬化性樹脂シート(6)で形成した成形品を
取り出す。そして、その成形品から導入ノズル(12)を
取り外し、次にプレッシャーバッグ(1)を抜き取る事に
より、熱硬化性樹脂シート(6)の成形品を得る事ができ
るものとなる。
【0045】また、前記に於て説明したプレッシャーバ
ッグ(1)のストッパー部(14)は、熱硬化性樹脂シート
(6)の内面に、食い込んで係合するものとなる。このよ
うにストッパー部(14)が熱硬化性樹脂シート(6)の内
面に食い込んで係合する事により、熱硬化性樹脂シート
(6)をプレッシャーバッグ(1)の外周に巻き付ける際
に、芯金をプレッシャーバッグ(1)内に挿入した。その
挿入時に於て、芯金によってプレッシャーバッグ(1)が
引き伸ばされた場合、すなわち有底部(7)に芯金が突き
当たり、プレッシャーバッグ(1)の全長を伸長させた状
態に於て、熱硬化性樹脂シート(6)がプレッシャーバッ
グ(1)の外周に巻き付けられると、プレッシャーバッグ
(1)はその伸長状態を保持した状態となる。
【0046】そして、芯金をプレッシャーバッグ(1)か
ら引き抜いた後も、プレッシャーバッグ(1)はその伸長
状態が常温状態に於ては固定される場合が多いものとな
る。しかし、このプレッシャーバッグ(1)を成形型(2)
内に挿入し加熱を行うと、加熱の影響によって、プレッ
シャーバッグ(1)は伸長状態を元の状態に復元する。す
ると、その復元によって、有底部(7)と成形型(2)の内
面先端(8)との間隔は拡大し、伸び余長(11)を大きく
してしまうものとなる。
【0047】この伸び余長(11)が大きくなる事は、前
述の如く、プレッシャーバッグ(1)の膨張過程に於て破
裂を生じる原因となり好ましいものではない。ところが
本発明の如く、プレッシャーバッグ(1)の外周にストッ
パー部(14)が形成され、熱硬化性樹脂シート(6)の内
面に食い込んで係合するものとすれば、プレッシャーバ
ッグ(1)は熱硬化性樹脂シート(6)内に於て、ストッパ
ー部(14)によって固定され、芯金によって伸長された
伸長分を復元しようとしても、元の長さへの復元を阻止
される。
【0048】そのため、伸び余長(11)を大きくする事
がなく、成形型(2)内にプレッシャーバッグ(1)を装着
した状態に於ける、有底部(7)と内面先端(8)との間隔
を略保つ事ができ、伸び余長(11)を大きく拡大したり
する事がないものである。
【0049】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成したものである
から、外周に熱硬化性樹脂シートを巻き付けて、成形型
内に挿入配置し、熱硬化性樹脂シートを加圧成形するプ
レッシャーバッグに於て、種々の条件により発生する破
裂を阻止し、破裂のない確実な熱硬化性樹脂シートの加
圧を可能とするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】プレッシャーバッグの外周に、熱硬化性樹脂シ
ートを巻き付け、成形型内に装着した状態を示す先端突
出部の断面図である。
【図2】プレッシャーバッグの外周に、熱硬化性樹脂シ
ートを巻き付けた状態に於て、成形型内に装着した状態
の概略断面図である。
【図3】プレッシャーバッグの断面図である。
【図4】プレッシャーバッグの側面に破裂を生じた状態
を示す断面図である。
【符号の説明】
1 プレッシャーバッグ 2 成形型 5 先端部 6 熱硬化性樹脂シート 7 有底部 10 先端突出部 14 ストッパー部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 43/10 B29C 43/32 - 43/36 B29C 70/40 - 70/44 B29D 23/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周に熱硬化性樹脂シートを巻き付けて
    成形型内に挿入配置した状態で、内部に圧力流体を導入
    して加圧膨張させる事により、熱硬化性樹脂シートを成
    形型の内面に押圧密着させて成形を行う内圧成形用のプ
    レッシャーバッグに於て、外周に巻き付ける熱硬化性樹
    脂シートの先端部の内側に対応する部分の外周に、膜厚
    を厚くして突出したストッパー部を形成するとともに、
    このストッパー部から熱硬化性樹脂シートの外方に突出
    する先端突出部の有底部まで、膜厚が順次大きくなるよ
    う形成した事を特徴とする内圧成形用プレッシャーバッ
    グ。
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