JP3355911B2 - 粉粒物貯蔵槽及び粉粒物貯蔵槽のデッドストック防止方法 - Google Patents
粉粒物貯蔵槽及び粉粒物貯蔵槽のデッドストック防止方法Info
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- JP3355911B2 JP3355911B2 JP05922696A JP5922696A JP3355911B2 JP 3355911 B2 JP3355911 B2 JP 3355911B2 JP 05922696 A JP05922696 A JP 05922696A JP 5922696 A JP5922696 A JP 5922696A JP 3355911 B2 JP3355911 B2 JP 3355911B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、粉粒物貯蔵槽及
び粉粒物貯蔵槽のデッドストック防止方法に関し、特
に、底面部が閉塞するとともに当該底面部に貯蔵物の排
出ホッパを備えた箱状の粉粒物貯蔵槽、及び該粉粒物貯
蔵槽内におけるデッドストックの防止方法に関する。
び粉粒物貯蔵槽のデッドストック防止方法に関し、特
に、底面部が閉塞するとともに当該底面部に貯蔵物の排
出ホッパを備えた箱状の粉粒物貯蔵槽、及び該粉粒物貯
蔵槽内におけるデッドストックの防止方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、コンクリートの製造プラント
や、アスファルト混合物の製造プラント等においては、
土地の有効利用や効率の良い品質管理を図るべく、砂利
や砕石、砂やセメント等の粉状あるいは粒状の材料のス
トックヤードとして、箱状の貯蔵設備を設けてこれらの
粉粒物を貯蔵する場合が多い。このような貯蔵設備とし
ては、内部に撹拌装置や送り出し装置を備えた、例えば
ユーロサイロ((株)大林組製)等の大型の機械的貯蔵
設備の他、このような大規模な機械類を有することな
く、下端部分に排出用のホッパを備え、内部に貯蔵され
る粉粒物を自然落下により搬出する立方体型や円筒体型
等の箱状の貯蔵槽が用いられているが、特に一般的に使
用されている後者の場合には、かかる貯蔵槽から排出さ
れずにこれの底部に残置されることになる、いわゆるデ
ッドストックが生じやすいという問題がある。すなわ
ち、こようなデッドストックは、多い場合には、貯蔵槽
の貯槽容量の30%を超える場合もあり、貯蔵槽の規模
に見合った貯蔵能力や出荷能力を評価する上で重要な問
題となっている。
や、アスファルト混合物の製造プラント等においては、
土地の有効利用や効率の良い品質管理を図るべく、砂利
や砕石、砂やセメント等の粉状あるいは粒状の材料のス
トックヤードとして、箱状の貯蔵設備を設けてこれらの
粉粒物を貯蔵する場合が多い。このような貯蔵設備とし
ては、内部に撹拌装置や送り出し装置を備えた、例えば
ユーロサイロ((株)大林組製)等の大型の機械的貯蔵
設備の他、このような大規模な機械類を有することな
く、下端部分に排出用のホッパを備え、内部に貯蔵され
る粉粒物を自然落下により搬出する立方体型や円筒体型
等の箱状の貯蔵槽が用いられているが、特に一般的に使
用されている後者の場合には、かかる貯蔵槽から排出さ
れずにこれの底部に残置されることになる、いわゆるデ
ッドストックが生じやすいという問題がある。すなわ
ち、こようなデッドストックは、多い場合には、貯蔵槽
の貯槽容量の30%を超える場合もあり、貯蔵槽の規模
に見合った貯蔵能力や出荷能力を評価する上で重要な問
題となっている。
【0003】そして、このようなデッドストックを解消
するための方法としては、従来は、圧縮空気をデッドス
トックに向かって噴射して排出用のホッパに送り出す方
法や、貯蔵槽に振動を与える方法などが採用されてい
た。
するための方法としては、従来は、圧縮空気をデッドス
トックに向かって噴射して排出用のホッパに送り出す方
法や、貯蔵槽に振動を与える方法などが採用されてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の圧縮空気や振動を用いる方法によれば、噴射する空
気の圧力の大きさや容量、振動の大きさ等に限界がある
ため、デッドストックを確実に解消するための有効な対
策となっていないのが現状である。
来の圧縮空気や振動を用いる方法によれば、噴射する空
気の圧力の大きさや容量、振動の大きさ等に限界がある
ため、デッドストックを確実に解消するための有効な対
策となっていないのが現状である。
【0005】一方、ユーロサイロのように、貯蔵槽の内
部に機械的設備を設けることも考えられるが、かかる設
備のための費用が高く、また、特に比較的小型の既設の
貯蔵槽においては、これらの設備の占める割合が大きく
なって、貯蔵容量が大幅に減少することになるという問
題を生じることになる。
部に機械的設備を設けることも考えられるが、かかる設
備のための費用が高く、また、特に比較的小型の既設の
貯蔵槽においては、これらの設備の占める割合が大きく
なって、貯蔵容量が大幅に減少することになるという問
題を生じることになる。
【0006】そこで、この発明は、かかる従来の問題点
に着目してなされたもので、大がかりな設備を要するこ
となく、デッドストックを効果的に解消することがで
き、しかも貯蔵槽の貯蔵容量を大幅に減少することのな
い粉粒物貯蔵槽、及び粉粒物貯蔵槽のデッドストック防
止方法を提供することを目的とするものである。
に着目してなされたもので、大がかりな設備を要するこ
となく、デッドストックを効果的に解消することがで
き、しかも貯蔵槽の貯蔵容量を大幅に減少することのな
い粉粒物貯蔵槽、及び粉粒物貯蔵槽のデッドストック防
止方法を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】そして、この発明は、上
記目的を達成するためになされたもので、その要旨は、
底面部が閉塞するとともに、当該底面部中央に貯蔵物の
排出ホッパを備えた箱状の粉粒物貯蔵槽において、該貯
蔵槽が、前記底面部の内側を覆うようにして敷設設置さ
れ、かつ前記排出ホッパに向かって区画配置された複数
の流体注入袋と、該流体注入袋に空気や油等の流体を注
入するための流体供給配管と、該流体供給配管に配置さ
れ、それぞれが前記各流体注入袋の内部に位置する複数
の注入弁とを備え、該各注入弁は、外側に位置するもの
から内側に位置するものに向かって、より高い圧力下で
自動解放されるように設定されており、前記各注入弁が
順次解放されることにより、前記流体注入袋に流体を注
入することによって、外側に位置する流体注入袋から、
排出ホッパ側に位置する流体注入袋に向かって、各流体
注入袋を順次膨張させて行くことにより、前記流体注入
袋上に残置された貯蔵物を前記排出ホッパに向かって送
り出して行く機能を有することを特徴とする粉粒物貯蔵
槽にある。
記目的を達成するためになされたもので、その要旨は、
底面部が閉塞するとともに、当該底面部中央に貯蔵物の
排出ホッパを備えた箱状の粉粒物貯蔵槽において、該貯
蔵槽が、前記底面部の内側を覆うようにして敷設設置さ
れ、かつ前記排出ホッパに向かって区画配置された複数
の流体注入袋と、該流体注入袋に空気や油等の流体を注
入するための流体供給配管と、該流体供給配管に配置さ
れ、それぞれが前記各流体注入袋の内部に位置する複数
の注入弁とを備え、該各注入弁は、外側に位置するもの
から内側に位置するものに向かって、より高い圧力下で
自動解放されるように設定されており、前記各注入弁が
順次解放されることにより、前記流体注入袋に流体を注
入することによって、外側に位置する流体注入袋から、
排出ホッパ側に位置する流体注入袋に向かって、各流体
注入袋を順次膨張させて行くことにより、前記流体注入
袋上に残置された貯蔵物を前記排出ホッパに向かって送
り出して行く機能を有することを特徴とする粉粒物貯蔵
槽にある。
【0008】また、この発明の粉粒物貯蔵槽は、前記排
出ホッパに向かって区画された複数の流体注入袋を、流
体を注入して膨張した状態において、その天端部分が排
出ホッパに向かって下方に傾斜して連接するように構成
することが好ましい。
出ホッパに向かって区画された複数の流体注入袋を、流
体を注入して膨張した状態において、その天端部分が排
出ホッパに向かって下方に傾斜して連接するように構成
することが好ましい。
【0009】さらに、この発明の粉粒物貯蔵槽は、これ
の側壁部内側下方部分に、流体を注入することにより膨
張する補助流体注入袋をさらに備えるようにすることも
できる。
の側壁部内側下方部分に、流体を注入することにより膨
張する補助流体注入袋をさらに備えるようにすることも
できる。
【0010】一方、この発明の他の要旨は、底面部が閉
塞するとともに、当該底面部中央に貯蔵物の排出ホッパ
を備えた箱状の粉粒物貯蔵槽内における、デッドストッ
クを防止するための方法であって、外側に位置するもの
から内側に位置するものに向かって、より高い圧力下で
自動解放されるように設定され、前記各流体注入袋の内
部に位置する複数の注入弁が順次解放されることによ
り、前記貯蔵槽の底面部を覆って予め設置した複数の流
体注入袋に空気や油等の流体を注入して、外側部分から
排出ホッパに向かって前記流体注入袋を順次膨張させて
ゆくことにより、前記流体注入袋上に残置された貯蔵物
を前記排出ホッパに向かって送り出してゆくことを特徴
とする粉粒物貯蔵槽のデッドストック防止方法にある。
塞するとともに、当該底面部中央に貯蔵物の排出ホッパ
を備えた箱状の粉粒物貯蔵槽内における、デッドストッ
クを防止するための方法であって、外側に位置するもの
から内側に位置するものに向かって、より高い圧力下で
自動解放されるように設定され、前記各流体注入袋の内
部に位置する複数の注入弁が順次解放されることによ
り、前記貯蔵槽の底面部を覆って予め設置した複数の流
体注入袋に空気や油等の流体を注入して、外側部分から
排出ホッパに向かって前記流体注入袋を順次膨張させて
ゆくことにより、前記流体注入袋上に残置された貯蔵物
を前記排出ホッパに向かって送り出してゆくことを特徴
とする粉粒物貯蔵槽のデッドストック防止方法にある。
【0011】そして、この発明の粉粒物貯蔵槽によれ
ば、貯蔵槽の底面部を覆うようにして、排出ホッパに向
かって区画された複数の流体注入袋を敷設してゆくとと
もに、敷設した流体注入袋に、流体供給手段から延長す
る例えば注入配管を配設してゆくだけの簡易な作業によ
って、既設の貯蔵槽に対して新たに設ける場合であって
も、容易にデッドストックを解消するための機能が付与
されることになる。
ば、貯蔵槽の底面部を覆うようにして、排出ホッパに向
かって区画された複数の流体注入袋を敷設してゆくとと
もに、敷設した流体注入袋に、流体供給手段から延長す
る例えば注入配管を配設してゆくだけの簡易な作業によ
って、既設の貯蔵槽に対して新たに設ける場合であって
も、容易にデッドストックを解消するための機能が付与
されることになる。
【0012】また、この発明の粉粒物貯蔵槽及びデッド
ストック防止方法によれば、底面部を覆って敷設設置さ
れた流体注入袋は、流体を注入して膨張する前は、平坦
な状態にあって貯蔵槽内に占める体積が僅かしかないの
で、貯蔵槽の貯蔵能力をそれ程低下させることがなく、
さらに、流体を注入して流体注入袋が膨張すると、残置
された貯留物が持ち上げられて底面部から縁切りされる
とともに、外側部分から排出ホッパに向かって順次膨ん
でゆくことによって、ドミノ形式で貯蔵物が確実に排出
ホッパに向かって搬送されてゆき、これによって効果的
にデッドストックが解消され、貯蔵槽が有効利用される
ことになる。
ストック防止方法によれば、底面部を覆って敷設設置さ
れた流体注入袋は、流体を注入して膨張する前は、平坦
な状態にあって貯蔵槽内に占める体積が僅かしかないの
で、貯蔵槽の貯蔵能力をそれ程低下させることがなく、
さらに、流体を注入して流体注入袋が膨張すると、残置
された貯留物が持ち上げられて底面部から縁切りされる
とともに、外側部分から排出ホッパに向かって順次膨ん
でゆくことによって、ドミノ形式で貯蔵物が確実に排出
ホッパに向かって搬送されてゆき、これによって効果的
にデッドストックが解消され、貯蔵槽が有効利用される
ことになる。
【0013】なお、この発明の粉粒物貯蔵槽は、複数の
流体注入袋を、流体を注入して膨張した状態においてそ
の天端部分が排出ホッパに向かって下方に傾斜して連接
するように構成しておけば、残置された貯蔵物がその勾
配によってさらに容易に排出ホッパに向かって搬送され
てゆき、また、側壁部内側下方部分に、流体を注入する
ことにより膨張する補助流体注入袋をさらに設けておけ
ば、この部分に付着した貯蔵物を縁切り除去して、デッ
ドストックがより効果的に解消されることになる。
流体注入袋を、流体を注入して膨張した状態においてそ
の天端部分が排出ホッパに向かって下方に傾斜して連接
するように構成しておけば、残置された貯蔵物がその勾
配によってさらに容易に排出ホッパに向かって搬送され
てゆき、また、側壁部内側下方部分に、流体を注入する
ことにより膨張する補助流体注入袋をさらに設けておけ
ば、この部分に付着した貯蔵物を縁切り除去して、デッ
ドストックがより効果的に解消されることになる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好ましい実施の
形態すなわち実施例について、添付図面を参照しつつ詳
細に説明する。この実施例は、一例として、図1に示す
ような、コンクリートの製造プラントにおける粉粒物で
ある骨材11のストックヤードとしての立方体型の粉粒
物貯蔵槽10に対して、この発明を適用したものであ
る。
形態すなわち実施例について、添付図面を参照しつつ詳
細に説明する。この実施例は、一例として、図1に示す
ような、コンクリートの製造プラントにおける粉粒物で
ある骨材11のストックヤードとしての立方体型の粉粒
物貯蔵槽10に対して、この発明を適用したものであ
る。
【0015】すなわち、かかる貯蔵槽10においては、
ダンプトラックやベルトコンベア等により運搬されてき
た骨材11が、上部の開口から貯蔵槽10に投入されて
貯蔵されるとともに、この貯蔵された骨材11は、貯蔵
槽10の底面部中央に設けた排出ホッパ12から排出ゲ
ート13の開閉により排出され、例えば排出ホッパ12
の下方に配置したベルトコンベア22により混練り装置
まで運搬されて、コンクリートの材料として使用される
ことになるが、その一方で、貯蔵槽10から骨材11が
所定量排出されると、図2に示すように、底面部に骨材
11が残置されて、いわゆるデッドストック14が生じ
ることになることから、かかるデッドストック14を解
消して、貯蔵槽10の規模に見合った骨材11の貯蔵能
力や出荷能力を確保するためにこの発明を採用したもの
である。
ダンプトラックやベルトコンベア等により運搬されてき
た骨材11が、上部の開口から貯蔵槽10に投入されて
貯蔵されるとともに、この貯蔵された骨材11は、貯蔵
槽10の底面部中央に設けた排出ホッパ12から排出ゲ
ート13の開閉により排出され、例えば排出ホッパ12
の下方に配置したベルトコンベア22により混練り装置
まで運搬されて、コンクリートの材料として使用される
ことになるが、その一方で、貯蔵槽10から骨材11が
所定量排出されると、図2に示すように、底面部に骨材
11が残置されて、いわゆるデッドストック14が生じ
ることになることから、かかるデッドストック14を解
消して、貯蔵槽10の規模に見合った骨材11の貯蔵能
力や出荷能力を確保するためにこの発明を採用したもの
である。
【0016】そして、この実施例の粉粒物貯蔵槽10
は、図3に示すように、主として、底面部が閉塞すると
ともに、底面部中央に排出ホッパ12を備えた貯蔵槽本
体15と、貯蔵槽本体15の底面部の内側を覆うように
して敷設設置された多数の流体注入袋16と、この流体
注入袋16に流体として例えば油を注入するための、圧
送ポンプ17と注入配管18とからなる流体供給手段と
によって構成されている。
は、図3に示すように、主として、底面部が閉塞すると
ともに、底面部中央に排出ホッパ12を備えた貯蔵槽本
体15と、貯蔵槽本体15の底面部の内側を覆うように
して敷設設置された多数の流体注入袋16と、この流体
注入袋16に流体として例えば油を注入するための、圧
送ポンプ17と注入配管18とからなる流体供給手段と
によって構成されている。
【0017】貯蔵槽本体15は、例えば立方体型の鋼製
のタンクであって、上述のように、ダンプトラック等に
より運搬されてきた骨材11を一旦ストックするととも
に、排出ゲート13を開閉して必要な量の骨材11を排
出ホッパ12から適宜取り出すことができるようになっ
ている。
のタンクであって、上述のように、ダンプトラック等に
より運搬されてきた骨材11を一旦ストックするととも
に、排出ゲート13を開閉して必要な量の骨材11を排
出ホッパ12から適宜取り出すことができるようになっ
ている。
【0018】また、貯蔵槽本体15の底面部を覆うよう
にして敷設設置された各流体注入袋16は、例えばゴム
や合成樹脂からなる不透水性あるいは不透気性のシート
を袋状に形成してなるもので、例えば接着剤を介して貯
蔵槽本体15の底面部に接着固定されるとともに、図4
にも示すように、ホッパ12を中心とした放射方向に多
数連接配置されることにより、貯蔵槽本体15の底面部
分を排出ホッパ12に向かって多数の区画に分割し、後
述する流体供給手段から流体注入袋16に流体を注入す
る際に、外側に位置する流体注入袋16からホッパ12
側に位置する流体注入袋16に向かって、各流体注入袋
16が順次ムカデ状に膨張してゆくように構成されてい
る。なお、放射方向に連接する各流体注入袋16は、排
出ホッパ12の周囲を囲むリング状の一本の注入空間と
して設けることができるが、その延長が長くなり過ぎて
一本の連続する空間とすることが困難となる場合には、
各流体注入袋16を排出ホッパ12を囲む方向にも複数
に分割して配置することもできる(図4の点線参照)。
にして敷設設置された各流体注入袋16は、例えばゴム
や合成樹脂からなる不透水性あるいは不透気性のシート
を袋状に形成してなるもので、例えば接着剤を介して貯
蔵槽本体15の底面部に接着固定されるとともに、図4
にも示すように、ホッパ12を中心とした放射方向に多
数連接配置されることにより、貯蔵槽本体15の底面部
分を排出ホッパ12に向かって多数の区画に分割し、後
述する流体供給手段から流体注入袋16に流体を注入す
る際に、外側に位置する流体注入袋16からホッパ12
側に位置する流体注入袋16に向かって、各流体注入袋
16が順次ムカデ状に膨張してゆくように構成されてい
る。なお、放射方向に連接する各流体注入袋16は、排
出ホッパ12の周囲を囲むリング状の一本の注入空間と
して設けることができるが、その延長が長くなり過ぎて
一本の連続する空間とすることが困難となる場合には、
各流体注入袋16を排出ホッパ12を囲む方向にも複数
に分割して配置することもできる(図4の点線参照)。
【0019】さらに、流体供給手段を構成する注入配管
18は、図3に示すように、貯蔵槽10の外部に設けた
注入油圧送ポンプ17から延長して、例えば貯蔵槽10
の内壁面に沿って配設されるとともに、図5(a)にも
示すように、貯蔵槽10の底面部において、各流体注入
袋16を貫通しつつ底面部に沿って延長配設されて、注
入配管18に配置された複数の注入弁21が、それぞれ
各流体注入袋16の内部に位置するように構成されてい
る。また、各注入弁21は、例えば外側に位置する注入
弁21から内側に位置する注入弁21に向かって、より
高い圧力下で自動解放されるように設定されており、注
入弁21が順次解放されることにより、外側に位置する
流体注入袋16から内側に位置する流体注入袋16に向
かって、流体注入袋16をドミノ状に順次膨張させてゆ
くことができるようになっている。
18は、図3に示すように、貯蔵槽10の外部に設けた
注入油圧送ポンプ17から延長して、例えば貯蔵槽10
の内壁面に沿って配設されるとともに、図5(a)にも
示すように、貯蔵槽10の底面部において、各流体注入
袋16を貫通しつつ底面部に沿って延長配設されて、注
入配管18に配置された複数の注入弁21が、それぞれ
各流体注入袋16の内部に位置するように構成されてい
る。また、各注入弁21は、例えば外側に位置する注入
弁21から内側に位置する注入弁21に向かって、より
高い圧力下で自動解放されるように設定されており、注
入弁21が順次解放されることにより、外側に位置する
流体注入袋16から内側に位置する流体注入袋16に向
かって、流体注入袋16をドミノ状に順次膨張させてゆ
くことができるようになっている。
【0020】また、図5(b)に示すように、放射方向
に連接する流体注入袋16を、所定の圧力下で解放され
る送油弁20を介して互いに連通するとともに、注入配
管18の先端を最も外側に位置する流体注入袋16内に
配設し、この外側に位置する流体注入袋16を介して内
側に位置する流体注入袋16に順次流体を注入するよう
構成することによっても、外側に位置する流体注入袋1
6から内側に位置する流体注入袋16に向かって、流体
注入袋16をドミノ状に順次膨張させて行くことができ
ることになる。
に連接する流体注入袋16を、所定の圧力下で解放され
る送油弁20を介して互いに連通するとともに、注入配
管18の先端を最も外側に位置する流体注入袋16内に
配設し、この外側に位置する流体注入袋16を介して内
側に位置する流体注入袋16に順次流体を注入するよう
構成することによっても、外側に位置する流体注入袋1
6から内側に位置する流体注入袋16に向かって、流体
注入袋16をドミノ状に順次膨張させて行くことができ
ることになる。
【0021】そして、この実施例の粉粒物貯蔵槽10に
よれば、貯蔵槽10から骨材11が所定量排出されてデ
ッドストック14が生じたら(図2参照)、流体供給手
段を作動して流体注入袋16を順次膨張させてゆくこと
により、残置されている骨材11を排出する作業を行
う。
よれば、貯蔵槽10から骨材11が所定量排出されてデ
ッドストック14が生じたら(図2参照)、流体供給手
段を作動して流体注入袋16を順次膨張させてゆくこと
により、残置されている骨材11を排出する作業を行
う。
【0022】すなわち、圧送ポンプ17により流体とし
ての油を注入配管18を介して流体注入袋16に圧送す
ると、図3に示すように、残置された骨材11が持ち上
げられて貯蔵槽本体15の底面部から縁切りされるとと
もに、連接する流体注入袋16が外側部分から排出ホッ
パ12に向かって順次ムカデ状に膨んでゆくことによっ
て、ドミノ形式で骨材11が確実に排出ホッパ12に向
かって搬送されてゆき、ここから排出搬送されることに
なる。
ての油を注入配管18を介して流体注入袋16に圧送す
ると、図3に示すように、残置された骨材11が持ち上
げられて貯蔵槽本体15の底面部から縁切りされるとと
もに、連接する流体注入袋16が外側部分から排出ホッ
パ12に向かって順次ムカデ状に膨んでゆくことによっ
て、ドミノ形式で骨材11が確実に排出ホッパ12に向
かって搬送されてゆき、ここから排出搬送されることに
なる。
【0023】なお、流体注入袋16は、流体の給送によ
り膨張するまでは、貯蔵槽10の低面において平坦な状
態に収縮していて、貯蔵槽10内に占める体積が小さい
ので、貯蔵槽10の貯蔵能力をほんの僅かしか低減しな
い。また、骨材11を排出してデッドストック14が解
消したら、流体注入袋16に給送した油を例えば圧送ポ
ンプ17を介して吸引排除することにより、平坦な状態
に再び収縮させることができることになる。
り膨張するまでは、貯蔵槽10の低面において平坦な状
態に収縮していて、貯蔵槽10内に占める体積が小さい
ので、貯蔵槽10の貯蔵能力をほんの僅かしか低減しな
い。また、骨材11を排出してデッドストック14が解
消したら、流体注入袋16に給送した油を例えば圧送ポ
ンプ17を介して吸引排除することにより、平坦な状態
に再び収縮させることができることになる。
【0024】一方、この実施例によれば、図6に示すよ
うに、連接する多数の流体注入袋16を、流体を注入し
て膨張させた状態において、その天端部分が排出ホッパ
12に向かって下方に傾斜して連接するように構成する
ことができ、かかる構成によれば、残置された骨材11
が、ムカデ状の連続膨張とその下方に傾斜する勾配との
相乗効果によって、さらに容易かつ確実に排出ホッパ1
2に向かって搬送されてゆき、したがってさらに効率良
くデッドストックが解消されることになる。
うに、連接する多数の流体注入袋16を、流体を注入し
て膨張させた状態において、その天端部分が排出ホッパ
12に向かって下方に傾斜して連接するように構成する
ことができ、かかる構成によれば、残置された骨材11
が、ムカデ状の連続膨張とその下方に傾斜する勾配との
相乗効果によって、さらに容易かつ確実に排出ホッパ1
2に向かって搬送されてゆき、したがってさらに効率良
くデッドストックが解消されることになる。
【0025】また、この実施例によれば、図7に示すよ
うに、貯蔵槽本体15の側壁部内側下方部分に、流体を
注入することにより膨張する補助流体注入袋19をさら
に設けておくことができ、かかる構成によれば、この部
分に付着しやすい骨材11を、補助流体注入袋21を膨
張することによって縁切り除去して、デッドストックを
より効果的に解消することができる。
うに、貯蔵槽本体15の側壁部内側下方部分に、流体を
注入することにより膨張する補助流体注入袋19をさら
に設けておくことができ、かかる構成によれば、この部
分に付着しやすい骨材11を、補助流体注入袋21を膨
張することによって縁切り除去して、デッドストックを
より効果的に解消することができる。
【0026】なお、この発明の粉粒物貯蔵槽及び粉粒物
貯蔵槽のデッドストック防止方法は、上記実施例の実施
の態様のものに限定されるものではなく、各請求項の構
成の範囲内において種々変更して採用することができ
る。例えば、この発明は、コンクリートの製造プラント
における骨材11のストックヤードとしての貯蔵槽10
に限定されることなく、セメントや砂、その他の建設材
料の粉粒物貯蔵槽の他、粉粒物を貯蔵するための貯蔵槽
であれば、例えば穀物や化学薬品等を貯蔵するための貯
蔵槽に対しても採用することができ、また、流体注入袋
16を膨張させるための流体は、注入油の他、空気やそ
の他の流体を使用することもできる。さらに、この発明
のデッドストック防止法は、上記構成を有する立方体型
の貯蔵槽に限定されることなく採用することができる。
貯蔵槽のデッドストック防止方法は、上記実施例の実施
の態様のものに限定されるものではなく、各請求項の構
成の範囲内において種々変更して採用することができ
る。例えば、この発明は、コンクリートの製造プラント
における骨材11のストックヤードとしての貯蔵槽10
に限定されることなく、セメントや砂、その他の建設材
料の粉粒物貯蔵槽の他、粉粒物を貯蔵するための貯蔵槽
であれば、例えば穀物や化学薬品等を貯蔵するための貯
蔵槽に対しても採用することができ、また、流体注入袋
16を膨張させるための流体は、注入油の他、空気やそ
の他の流体を使用することもできる。さらに、この発明
のデッドストック防止法は、上記構成を有する立方体型
の貯蔵槽に限定されることなく採用することができる。
【0027】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明の
粉粒物貯蔵槽、あるいは粉粒物貯蔵槽のデッドストック
防止方法によれば、流体注入袋に流体を注入することに
よって、外側部分から排出ホッパに向かって流体注入袋
を順次膨張させて行くことにより、貯蔵槽の底面に残置
された貯蔵物を排出ホッパに向かって送り出して行くの
で、簡易な設備でデッドストックを効果的に解消するこ
とができるとともに、貯蔵槽の貯蔵容量を大幅に減少す
ることがない。
粉粒物貯蔵槽、あるいは粉粒物貯蔵槽のデッドストック
防止方法によれば、流体注入袋に流体を注入することに
よって、外側部分から排出ホッパに向かって流体注入袋
を順次膨張させて行くことにより、貯蔵槽の底面に残置
された貯蔵物を排出ホッパに向かって送り出して行くの
で、簡易な設備でデッドストックを効果的に解消するこ
とができるとともに、貯蔵槽の貯蔵容量を大幅に減少す
ることがない。
【図1】この発明の一実施例にかかる貯蔵槽に粉粒物が
貯蔵されている状況を示す断面図である。
貯蔵されている状況を示す断面図である。
【図2】この発明の一実施例にかかる貯蔵槽にデッドス
トックが生じている状況を示す断面図である。
トックが生じている状況を示す断面図である。
【図3】この発明の一実施例によりデッドストックを解
消する状況を示す説明図である。
消する状況を示す説明図である。
【図4】流体注入袋の配置状況を示す、貯蔵槽の底面部
を上方から見た説明図である。
を上方から見た説明図である。
【図5】(a)及び(b)は、流体注入袋を排出ホッパ
に向かって順次膨張させるための構成を示す説明図であ
る。
に向かって順次膨張させるための構成を示す説明図であ
る。
【図6】流体注入袋を膨張させた状態において、その天
端部分が排出ホッパに向かって下方に傾斜するように構
成した状況を示す説明図である。
端部分が排出ホッパに向かって下方に傾斜するように構
成した状況を示す説明図である。
【図7】粉粒物貯蔵槽の側壁部内側下方部分に補助流体
注入袋を設けた状況を示す説明図である。
注入袋を設けた状況を示す説明図である。
10 粉粒物貯蔵槽 11 骨材(貯蔵物) 12 排出ホッパ 13 排出ゲート 14 デッドストック 16 流体注入袋 17 圧送ポンプ(流体供給手段) 18 注入配管(流体供給手段) 19 補助流体注入袋 20 送油弁 21 注入弁
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−65189(JP,A) 特開 昭60−68288(JP,A) 特開 昭62−39482(JP,A) 特開 昭61−81322(JP,A) 特開 平3−240684(JP,A) 特開 昭50−107673(JP,A) 実開 昭57−138835(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 88/26 B65D 88/62
Claims (4)
- 【請求項1】 底面部が閉塞するとともに、当該底面部
中央に貯蔵物の排出ホッパを備えた箱状の粉粒物貯蔵槽
において、 該貯蔵槽が、前記底面部の内側を覆うようにして敷設設
置され、かつ前記排出ホッパに向かって区画配置された
複数の流体注入袋と、該流体注入袋に空気や油等の流体
を注入するための流体供給配管と、該流体供給配管に配
置され、それぞれが前記各流体注入袋の内部に位置する
複数の注入弁とを備え、該各注入弁は、外側に位置するものから内側に位置する
ものに向かって、より高い圧力下で自動解放されるよう
に設定されており、 前記各注入弁が順次解放されることにより、 前記流体注
入袋に流体を注入することによって、外側に位置する流
体注入袋から、排出ホッパ側に位置する流体注入袋に向
かって、各流体注入袋を順次膨張させて行くことによ
り、前記流体注入袋上に残置された貯蔵物を前記排出ホ
ッパに向かって送り出して行く機能を有することを特徴
とする粉粒物貯蔵槽。 - 【請求項2】 前記排出ホッパに向かって区画された複
数の流体注入袋が、流体を注入して膨張した状態におい
て、その天端部分が排出ホッパに向かって下方に傾斜し
て連接するように構成されることを特徴とする請求項1
に記載の粉粒物貯蔵槽。 - 【請求項3】 前記貯蔵槽が、これの側壁部内側下方部
分に、流体を注入することにより膨張する補助流体注入
袋をさらに備えることを特徴とする請求項1又は請求項
2に記載の粉粒物貯蔵槽。 - 【請求項4】 底面部が閉塞するとともに、当該底面部
中央に貯蔵物の排出ホッパを備えた箱状の粉粒物貯蔵槽
内における、デッドストックを防止するための方法であ
って、外側に位置するものから内側に位置するものに向かっ
て、より高い圧力下で自動解放されるように設定され、
前記各流体注入袋の内部に位置する複数の注入弁が順次
解放されることにより、 前記貯蔵槽の底面部を覆って予め設置した複数の流体注
入袋に空気や油等の流体を注入して、外側部分から排出
ホッパに向かって前記流体注入袋を順次膨張させてゆく
ことにより、前記流体注入袋上に残置された貯蔵物を前
記排出ホッパに向かって送り出してゆくことを特徴とす
る粉粒物貯蔵槽のデッドストック防止方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05922696A JP3355911B2 (ja) | 1996-03-15 | 1996-03-15 | 粉粒物貯蔵槽及び粉粒物貯蔵槽のデッドストック防止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05922696A JP3355911B2 (ja) | 1996-03-15 | 1996-03-15 | 粉粒物貯蔵槽及び粉粒物貯蔵槽のデッドストック防止方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09249287A JPH09249287A (ja) | 1997-09-22 |
| JP3355911B2 true JP3355911B2 (ja) | 2002-12-09 |
Family
ID=13107259
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP05922696A Expired - Fee Related JP3355911B2 (ja) | 1996-03-15 | 1996-03-15 | 粉粒物貯蔵槽及び粉粒物貯蔵槽のデッドストック防止方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3355911B2 (ja) |
-
1996
- 1996-03-15 JP JP05922696A patent/JP3355911B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09249287A (ja) | 1997-09-22 |
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