JP3350364B2 - 排水処理方法および排水処理装置 - Google Patents
排水処理方法および排水処理装置Info
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- C02F1/583—Treatment of water, waste water, or sewage by removing specified dissolved compounds by removing fluoride or fluorine compounds
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- Microbiology (AREA)
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- Removal Of Specific Substances (AREA)
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体工場や液晶
工場等から排出され、界面活性剤や有機溶剤等の有機物
に加えてフッ素や過酸化水素を含有している排水を少な
い槽数で効率良く処理することができる排水処理装置お
よび排水処理方法に関する。
工場等から排出され、界面活性剤や有機溶剤等の有機物
に加えてフッ素や過酸化水素を含有している排水を少な
い槽数で効率良く処理することができる排水処理装置お
よび排水処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】水質汚濁防止法の観点から、排水がフッ
素や過酸化水素に加えて界面活性剤や有機溶剤等の有機
物を含んでいる場合には、このフッ素や過酸化水素と有
機物の両方を所定の濃度まで処理する必要がある。ま
た、上記有機物はCOD(化学的酸素要求量)やBOD
(生物学的酸素要求量)を上昇させる。従って、排水中の
界面活性剤等の有機物は、フッ素や過酸化水素とは化学
的に異物質であるが、確実に除去する必要がある。従
来、フッ素に加えて界面活性剤や有機溶剤等を含有した
有機物混合排水は、まず最初に、フッ素が消石灰等の薬
品によって化学的に処理され、次に、別の槽で界面活性
剤や有機溶剤等の有機物が生物学的処理方法や活性炭吸
着等の物理学的方法等によって処理されていた。この消
石灰等の薬品を使用したフッ素処理方法は処理工程で薬
品を添加するので、処理水の導電率が高い。したがっ
て、上記処理水は超純水製造装置へは再利用されていな
い。
素や過酸化水素に加えて界面活性剤や有機溶剤等の有機
物を含んでいる場合には、このフッ素や過酸化水素と有
機物の両方を所定の濃度まで処理する必要がある。ま
た、上記有機物はCOD(化学的酸素要求量)やBOD
(生物学的酸素要求量)を上昇させる。従って、排水中の
界面活性剤等の有機物は、フッ素や過酸化水素とは化学
的に異物質であるが、確実に除去する必要がある。従
来、フッ素に加えて界面活性剤や有機溶剤等を含有した
有機物混合排水は、まず最初に、フッ素が消石灰等の薬
品によって化学的に処理され、次に、別の槽で界面活性
剤や有機溶剤等の有機物が生物学的処理方法や活性炭吸
着等の物理学的方法等によって処理されていた。この消
石灰等の薬品を使用したフッ素処理方法は処理工程で薬
品を添加するので、処理水の導電率が高い。したがっ
て、上記処理水は超純水製造装置へは再利用されていな
い。
【0003】一方、従来、排水中のフッ素を除去するた
めのフッ素除去装置としては、図15に示すものがあ
る。このフッ素除去装置は、フッ素含有排水を2つの炭
酸カルシウム充填槽533Aと533Bとに通水して処
理するものである。(特開平5−253576号公報)。
めのフッ素除去装置としては、図15に示すものがあ
る。このフッ素除去装置は、フッ素含有排水を2つの炭
酸カルシウム充填槽533Aと533Bとに通水して処
理するものである。(特開平5−253576号公報)。
【0004】このフッ素除去装置は、フッ素含有排水を
炭酸カルシウム充填槽533Aと533Bに2段階に通
水し流出水を循環槽542に導入する。そして、循環槽
542内の被処理水を膜分離装置543に導入して、こ
の被処理水を2段目の炭酸カルシウム充填槽533Bか
ら流出した炭酸カルシウム結晶を含む濃縮水と透過水と
に分離する。さらに、上記濃縮水を循環槽542に返送
する。また、上記濃縮水の一部を1段目の炭酸カルシウ
ム充填槽533Aに返送する。
炭酸カルシウム充填槽533Aと533Bに2段階に通
水し流出水を循環槽542に導入する。そして、循環槽
542内の被処理水を膜分離装置543に導入して、こ
の被処理水を2段目の炭酸カルシウム充填槽533Bか
ら流出した炭酸カルシウム結晶を含む濃縮水と透過水と
に分離する。さらに、上記濃縮水を循環槽542に返送
する。また、上記濃縮水の一部を1段目の炭酸カルシウ
ム充填槽533Aに返送する。
【0005】このフッ素除去装置によれば、排水中のフ
ッ素は炭酸カルシウム充填槽533A、533Bの炭酸
カルシウムに固定化されて、フッ化カルシウムとなる。
そして、所定の処理期間が経過した後で、炭酸カルシウ
ム充填槽533A、533Bからフッ化カルシウムを抜
き出すようにしている。
ッ素は炭酸カルシウム充填槽533A、533Bの炭酸
カルシウムに固定化されて、フッ化カルシウムとなる。
そして、所定の処理期間が経過した後で、炭酸カルシウ
ム充填槽533A、533Bからフッ化カルシウムを抜
き出すようにしている。
【0006】また、今一つのフッ素除去装置としては、
図16に示すフッ化カルシウム回収装置がある(特開平
5−254829号)。このフッ化カルシウム回収装置
において、炭酸カルシウムとの反応槽である炭酸カルシ
ウム反応槽644は、加熱設備としての蒸気配管647
と、空気通気設備としてのブロワー639と、散気管6
02とを備えている。あるいは、上記炭酸カルシウム反
応槽644は、減圧脱気設備(図示せず)を備えている。
図16に示すフッ化カルシウム回収装置がある(特開平
5−254829号)。このフッ化カルシウム回収装置
において、炭酸カルシウムとの反応槽である炭酸カルシ
ウム反応槽644は、加熱設備としての蒸気配管647
と、空気通気設備としてのブロワー639と、散気管6
02とを備えている。あるいは、上記炭酸カルシウム反
応槽644は、減圧脱気設備(図示せず)を備えている。
【0007】このフッ化カルシウム回収装置は、具体的
には、炭酸カルシウムサイロ645からの炭酸カルシウ
ムをフッ素を含有する溶液に添加し、50〜100度C
の高温処理と、高温空気通気処理もしくは高温減圧脱気
処理を経て、フッ化カルシウムを回収する方法を採用し
ている。
には、炭酸カルシウムサイロ645からの炭酸カルシウ
ムをフッ素を含有する溶液に添加し、50〜100度C
の高温処理と、高温空気通気処理もしくは高温減圧脱気
処理を経て、フッ化カルシウムを回収する方法を採用し
ている。
【0008】処理対象が有機物含有フッ素排水である場
合に、上述したようなフッ素除去設備は例えば図17に
参照番号770で示すように、半導体工場の生産室73
1で発生する有機物含有フッ素排水を処理する排水処理
系統780に組み込まれる。
合に、上述したようなフッ素除去設備は例えば図17に
参照番号770で示すように、半導体工場の生産室73
1で発生する有機物含有フッ素排水を処理する排水処理
系統780に組み込まれる。
【0009】一般に、IC(集積回路)等を製造する半導
体工場の生産室731内には、図17に示すように、い
わゆるエッチング装置737が設置されている。このエ
ッチング装置737は、フッ化水素やフッ化アンモニウ
ムを主成分とするエッチング剤を使用する。
体工場の生産室731内には、図17に示すように、い
わゆるエッチング装置737が設置されている。このエ
ッチング装置737は、フッ化水素やフッ化アンモニウ
ムを主成分とするエッチング剤を使用する。
【0010】最近のICの微細化の進展に伴い、このエ
ッチング剤に有機物としての界面活性剤を混入させるこ
とが多くなってきている。したがって、エッチング装置
737は、排水処理系統780に有機物を含有したフッ
素排水を流れ出させる。
ッチング剤に有機物としての界面活性剤を混入させるこ
とが多くなってきている。したがって、エッチング装置
737は、排水処理系統780に有機物を含有したフッ
素排水を流れ出させる。
【0011】また、生産室731内には、エッチング装
置737とは別に有機溶剤使用装置732が存在してい
る。この有機溶剤使用装置732は、有機溶剤を使用し
てウエハ表面を有機溶剤で洗浄して乾燥させる。この有
機溶剤使用装置732は有機溶剤含有排水を排出する。
この有機溶剤含有排水もまた、排水処理系統780に導
入されて処理されるようになっている。つまり、有機溶
剤使用装置732が排出した有機溶剤を含む排水も配管
726を通って、原水槽735に流入させられる。
置737とは別に有機溶剤使用装置732が存在してい
る。この有機溶剤使用装置732は、有機溶剤を使用し
てウエハ表面を有機溶剤で洗浄して乾燥させる。この有
機溶剤使用装置732は有機溶剤含有排水を排出する。
この有機溶剤含有排水もまた、排水処理系統780に導
入されて処理されるようになっている。つまり、有機溶
剤使用装置732が排出した有機溶剤を含む排水も配管
726を通って、原水槽735に流入させられる。
【0012】このように、上記有機溶剤を含有した排水
と上記フッ素を含有した排水とは、有機物含有フッ素排
水となって配管726Aを流れて、原水槽735に流入
する。その後、この排水は、原水槽ポンプ36によって
配管726Bを通して上向流でもってフッ素除去装置7
70に導入される。フッ素除去装置770の処理槽73
3には炭酸カルシウム鉱物が充填されている。上述のよ
うに、処理槽733では、排水中のフッ素が炭酸カルシ
ウム鉱物と反応してフッ化カルシウムとなるから、上記
排水からフッ化カルシウムを分離することによって、排
水中のフッ素を除去することができる。
と上記フッ素を含有した排水とは、有機物含有フッ素排
水となって配管726Aを流れて、原水槽735に流入
する。その後、この排水は、原水槽ポンプ36によって
配管726Bを通して上向流でもってフッ素除去装置7
70に導入される。フッ素除去装置770の処理槽73
3には炭酸カルシウム鉱物が充填されている。上述のよ
うに、処理槽733では、排水中のフッ素が炭酸カルシ
ウム鉱物と反応してフッ化カルシウムとなるから、上記
排水からフッ化カルシウムを分離することによって、排
水中のフッ素を除去することができる。
【0013】ところで、上記フッ素除去装置770は、
界面活性剤や有機溶剤等の有機物をほとんど除去するこ
とができない。このフッ素除去装置770で処理された
後の排水は、配管727を通して沈澱槽713へ流入す
る。この沈澱槽713での排水のフッ素濃度は、フッ素
濃度計715によって検知される。この沈澱槽713に
おける排水の有機物濃度は比較的高い。したがって、上
記排水は、さらに沈澱槽713から本格的な生物処理装
置740に導入されて、排水中の界面活性剤や有機溶剤
等の有機物が生物学的に処理されるようになっている。
界面活性剤や有機溶剤等の有機物をほとんど除去するこ
とができない。このフッ素除去装置770で処理された
後の排水は、配管727を通して沈澱槽713へ流入す
る。この沈澱槽713での排水のフッ素濃度は、フッ素
濃度計715によって検知される。この沈澱槽713に
おける排水の有機物濃度は比較的高い。したがって、上
記排水は、さらに沈澱槽713から本格的な生物処理装
置740に導入されて、排水中の界面活性剤や有機溶剤
等の有機物が生物学的に処理されるようになっている。
【0014】一方、図17において、エッチング装置7
37からの酸系の排ガスは酸スクラバー734によって
処理され、有機溶剤使用装置732からの有機系の排ガ
スは活性炭吸着塔738A,738Bによって処理され
る。
37からの酸系の排ガスは酸スクラバー734によって
処理され、有機溶剤使用装置732からの有機系の排ガ
スは活性炭吸着塔738A,738Bによって処理され
る。
【0015】次に、半導体工場や液晶工場等から界面活
性剤や有機溶剤等の有機物を含有した過酸化水素排水を
処理する排水処理装置について説明する。
性剤や有機溶剤等の有機物を含有した過酸化水素排水を
処理する排水処理装置について説明する。
【0016】排水中に過酸化水素に加えて界面活性剤や
有機溶剤等の有機物が含まれている場合、この過酸化水
素も有機物も排水のCOD(化学的酸素要求量)を上昇
させる。したがって、排水中の過酸化水素と界面活性剤
や有機溶剤等の有機物とは確実に除去する必要がある。
従来、このような有機物含有過酸化水素排水は、まず最
初に活性炭等を触媒として過酸化水素が処理され、その
後別の槽で界面活性剤や有機溶剤等の有機物が処理され
ていた。
有機溶剤等の有機物が含まれている場合、この過酸化水
素も有機物も排水のCOD(化学的酸素要求量)を上昇
させる。したがって、排水中の過酸化水素と界面活性剤
や有機溶剤等の有機物とは確実に除去する必要がある。
従来、このような有機物含有過酸化水素排水は、まず最
初に活性炭等を触媒として過酸化水素が処理され、その
後別の槽で界面活性剤や有機溶剤等の有機物が処理され
ていた。
【0017】図19に示すように、従来、排水中の過酸
化水素を除去するための過酸化水素除去装置としては、
粒状活性炭を触媒とした除去方法が知らされている(特
開平6−91258号公報)。この過酸化水素除去装置
870は、処理槽833内に底側の金網905と周壁9
06とで仕切られ上方へ開いた触媒部911と、周壁9
06を介して触媒部911の外側を取り巻く沈降部91
2とを有している。触媒部911の下側周囲には、沈降
部912を触媒部911に連通させる開口907と、触
媒部911内に水平方向に排水を流入させるための供給
口904とが設けられている。動作時には予め、触媒部
911内に槽有効容量の1〜35%の割合で粒状活性炭
が入れられる。
化水素を除去するための過酸化水素除去装置としては、
粒状活性炭を触媒とした除去方法が知らされている(特
開平6−91258号公報)。この過酸化水素除去装置
870は、処理槽833内に底側の金網905と周壁9
06とで仕切られ上方へ開いた触媒部911と、周壁9
06を介して触媒部911の外側を取り巻く沈降部91
2とを有している。触媒部911の下側周囲には、沈降
部912を触媒部911に連通させる開口907と、触
媒部911内に水平方向に排水を流入させるための供給
口904とが設けられている。動作時には予め、触媒部
911内に槽有効容量の1〜35%の割合で粒状活性炭
が入れられる。
【0018】この状態で配管807Aから槽底の供給口
903を通じて、過酸化水素含有排水が処理槽833内
に導入される。この過酸化水素含有排水は、金網905
を通じて触媒部911内に侵入し、触媒部911を満た
す。一方、分岐された配管807Bから水平供給口90
4を通じて、過酸化水素含有排水(この流量は弁920
によって調整できる。)が触媒部911内に導入され
る。この結果、触媒部911内上向流とともに渦巻き流
が生じて、粒状活性炭と過酸化水素含有排水とが接触
し、活性炭の触媒作用が水と酸素とに分解される。この
処理後の排水は、触媒部911からオーバーフローして
沈降部912に入り、バッフル板917の陰で設けられ
た排出口918から配管827を通じて排出される。こ
こで、上記処理後の排水とともに粒状活性炭が沈降部9
12にオーバーフローしても、この粒状活性炭は沈降部
912でしばらく滞留して沈降し、開口907を通じて
触媒部911へ戻される。したがって、沈降部912の
排出口918からは上澄水のみが排出される。
903を通じて、過酸化水素含有排水が処理槽833内
に導入される。この過酸化水素含有排水は、金網905
を通じて触媒部911内に侵入し、触媒部911を満た
す。一方、分岐された配管807Bから水平供給口90
4を通じて、過酸化水素含有排水(この流量は弁920
によって調整できる。)が触媒部911内に導入され
る。この結果、触媒部911内上向流とともに渦巻き流
が生じて、粒状活性炭と過酸化水素含有排水とが接触
し、活性炭の触媒作用が水と酸素とに分解される。この
処理後の排水は、触媒部911からオーバーフローして
沈降部912に入り、バッフル板917の陰で設けられ
た排出口918から配管827を通じて排出される。こ
こで、上記処理後の排水とともに粒状活性炭が沈降部9
12にオーバーフローしても、この粒状活性炭は沈降部
912でしばらく滞留して沈降し、開口907を通じて
触媒部911へ戻される。したがって、沈降部912の
排出口918からは上澄水のみが排出される。
【0019】この種の過酸化水素除去装置は、例えば図
18に示すように、半導体工場の生産室1031で発生
する有機物含有過酸化水素排水を処理する排水処理系統
1080に組み込まれることが多い。
18に示すように、半導体工場の生産室1031で発生
する有機物含有過酸化水素排水を処理する排水処理系統
1080に組み込まれることが多い。
【0020】一般に、IC(集積回路)等を製造する半導
体工場の生産室1031内には、いわゆるRCA洗浄を
行うRCA洗浄装置1037や、アセトン、イソプロピ
ルアルコール等の有機溶剤を使用する有機溶剤使用装置
1032等の生産装置が多数設けられている。上記RC
A洗浄とは、RCA社によって開発された洗浄方法であ
って、典型的にはNH4OH、HClおよびH2Oを使用
して有機物を除去する第1段階と、HCl、H2O2およ
びH2Oを使用してアルカリ金属や重金属を除去する第
2段階とを有している。最近のICの微細化の進展とと
もに、前記NH4OH、HClに界面活性剤が混入される
傾向がある。上記RCA洗浄装置1037等からの過酸
化水素と界面活性剤や有機溶剤等の有機物混合排水は配
管1026を通じて原水槽1035に流入して、この原
水槽1035で水量および水質がある程度調整される。
体工場の生産室1031内には、いわゆるRCA洗浄を
行うRCA洗浄装置1037や、アセトン、イソプロピ
ルアルコール等の有機溶剤を使用する有機溶剤使用装置
1032等の生産装置が多数設けられている。上記RC
A洗浄とは、RCA社によって開発された洗浄方法であ
って、典型的にはNH4OH、HClおよびH2Oを使用
して有機物を除去する第1段階と、HCl、H2O2およ
びH2Oを使用してアルカリ金属や重金属を除去する第
2段階とを有している。最近のICの微細化の進展とと
もに、前記NH4OH、HClに界面活性剤が混入される
傾向がある。上記RCA洗浄装置1037等からの過酸
化水素と界面活性剤や有機溶剤等の有機物混合排水は配
管1026を通じて原水槽1035に流入して、この原
水槽1035で水量および水質がある程度調整される。
【0021】一方、有機溶剤使用装置1032からの有
機物を含む排水も配管1026Aを通じて、原水槽10
35に流入するようになっている。したがって、上記過
酸化水素を含んだ排水を上記有機物を含んだ排水とは、
配管1026Aで合流して原水槽1035内で有機物含
有過酸化水素排水となって存在している。
機物を含む排水も配管1026Aを通じて、原水槽10
35に流入するようになっている。したがって、上記過
酸化水素を含んだ排水を上記有機物を含んだ排水とは、
配管1026Aで合流して原水槽1035内で有機物含
有過酸化水素排水となって存在している。
【0022】次に、この排水は、原水槽ポンプ1036
によって配管1026Bを通して過酸化水素除去装置1
070に導入される。過酸化水素除去装置1070の槽
1033において、排水中の過酸化水素が酸素と水に分
解される。ところが、この過酸化水素除去装置1070
では、界面活性剤や有機溶剤等の有機物はほとんど除去
できない。そこで、この処理後の排水は、配管1027
を通して処理水槽1028へ導入される。この処理水槽
1028での排水の過酸化水素濃度は、酸化還元電位計
1034によって検知される。そして、処理水槽102
8での排水の有機物濃度が高い場合は、さらに生物処理
装置(図示せず)に導入して、有機物を処理している。
によって配管1026Bを通して過酸化水素除去装置1
070に導入される。過酸化水素除去装置1070の槽
1033において、排水中の過酸化水素が酸素と水に分
解される。ところが、この過酸化水素除去装置1070
では、界面活性剤や有機溶剤等の有機物はほとんど除去
できない。そこで、この処理後の排水は、配管1027
を通して処理水槽1028へ導入される。この処理水槽
1028での排水の過酸化水素濃度は、酸化還元電位計
1034によって検知される。そして、処理水槽102
8での排水の有機物濃度が高い場合は、さらに生物処理
装置(図示せず)に導入して、有機物を処理している。
【0023】一方、図18に示すように、RCA洗浄装
置1037や有機溶剤使用装置1032が排出する有機
物を含んだ排ガス(有機物含有排ガス)は、有機物含有過
酸化水素排水の処理系統1080とは別に、有機物含有
排ガスのための処理系統1090によって処理される。
置1037や有機溶剤使用装置1032が排出する有機
物を含んだ排ガス(有機物含有排ガス)は、有機物含有過
酸化水素排水の処理系統1080とは別に、有機物含有
排ガスのための処理系統1090によって処理される。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記にした
ように最近の微細化が進展したICを製造する半導体工
場では、フッ素排水に界面活性剤や有機溶剤等の有機物
が混入する傾向がある。その理由は、ICの微細化が進
展すればするほど、洗浄技術も向上させる必要があり、
最近では、洗浄薬品やエッチング剤に界面活性剤等の有
機物を混合させて洗浄効果やエッチング効果を増加させ
ているからである。
ように最近の微細化が進展したICを製造する半導体工
場では、フッ素排水に界面活性剤や有機溶剤等の有機物
が混入する傾向がある。その理由は、ICの微細化が進
展すればするほど、洗浄技術も向上させる必要があり、
最近では、洗浄薬品やエッチング剤に界面活性剤等の有
機物を混合させて洗浄効果やエッチング効果を増加させ
ているからである。
【0025】したがって、図17における半導体工場の
生産室731で発生するフッ素排水と界面活性剤や有機
溶剤等の有機物混合排水を経済的かつ合理的に処理する
必要がある。
生産室731で発生するフッ素排水と界面活性剤や有機
溶剤等の有機物混合排水を経済的かつ合理的に処理する
必要がある。
【0026】ところが、前記したように、従来は、排水
中のフッ素と界面活性剤や有機物とは異なる別の槽で処
理されていた。つまり、上記従来例の処理設備では、フ
ッ素除去装置と有機物処理のための生物処理装置との2
つの処理装置が必要である。このように2つの処理槽別
個に設置した場合、イニシャルコストが高いことが課題
であった。
中のフッ素と界面活性剤や有機物とは異なる別の槽で処
理されていた。つまり、上記従来例の処理設備では、フ
ッ素除去装置と有機物処理のための生物処理装置との2
つの処理装置が必要である。このように2つの処理槽別
個に設置した場合、イニシャルコストが高いことが課題
であった。
【0027】図17に示す通り、半導体工場の生産室7
31においては、エッチング装置737その他の生産装
置と有機溶剤使用装置732が多数存在している。そし
て、最近のICの超微細化の進展にしたがって、フッ素
を含有するエッチング剤に界面活性剤の有機物を混入さ
せたり、有機溶剤を含有した薬品を洗浄乾燥に使用する
ようになってきている。したがって、これらの各種の薬
品(フッ素と界面活性剤や有機溶剤等に有機物)が混合さ
れた混合排水においては、排水中における有機物の含有
量が時代とともに増加している。
31においては、エッチング装置737その他の生産装
置と有機溶剤使用装置732が多数存在している。そし
て、最近のICの超微細化の進展にしたがって、フッ素
を含有するエッチング剤に界面活性剤の有機物を混入さ
せたり、有機溶剤を含有した薬品を洗浄乾燥に使用する
ようになってきている。したがって、これらの各種の薬
品(フッ素と界面活性剤や有機溶剤等に有機物)が混合さ
れた混合排水においては、排水中における有機物の含有
量が時代とともに増加している。
【0028】しかしながら、上記従来の図15や図16
に示したフッ素除去装置もしくは、図17に示したフッ
素除去装置770単独では、界面活性剤や有機溶剤等の
有機物に対しては、殆ど対応できないという問題があ
る。
に示したフッ素除去装置もしくは、図17に示したフッ
素除去装置770単独では、界面活性剤や有機溶剤等の
有機物に対しては、殆ど対応できないという問題があ
る。
【0029】なぜならば、上記従来のフッ素除去装置に
は微生物が繁殖しなくて、生物処理機能が全くなく、界
面活性剤や有機溶剤等の有機物に対する処理効果が全く
無い状態で運転されているからである。
は微生物が繁殖しなくて、生物処理機能が全くなく、界
面活性剤や有機溶剤等の有機物に対する処理効果が全く
無い状態で運転されているからである。
【0030】また、過酸化水素排水に関しては、最近の
半導体工場では、過酸化水素排水に界面活性剤や有機溶
剤等の有機物が混入する傾向がある。ICの微細化が進
展すればするほど、洗浄技術も向上させる必要があるか
ら、洗浄薬品に界面活性剤を混合させて洗浄効果を増加
させている。したがって、図18における半導体工場の
生産室1031で発生する過酸化水素排水と界面活性剤
や有機溶剤等の有機物混合排水を合理的に処理する必要
がある。
半導体工場では、過酸化水素排水に界面活性剤や有機溶
剤等の有機物が混入する傾向がある。ICの微細化が進
展すればするほど、洗浄技術も向上させる必要があるか
ら、洗浄薬品に界面活性剤を混合させて洗浄効果を増加
させている。したがって、図18における半導体工場の
生産室1031で発生する過酸化水素排水と界面活性剤
や有機溶剤等の有機物混合排水を合理的に処理する必要
がある。
【0031】ところが、前記したように、従来、過酸化
水素は1つの専用の分解槽(過酸化水素除去装置107
0)でもって活性炭を触媒として水と酸素ガスに分解さ
れている。一方、界面活性剤や有機溶剤等の有機物は単
独で生物学的に処理されているか、または、活性炭吸着
塔で物理学的に吸着処理されていた。いずれにしても、
排水中の界面活性剤や有機溶剤等の有機物と過酸化水素
とは別々に処理されていた。したがって、過酸化水素除
去装置と有機物処理のための生物処理装置との2つの処
理装置が必要であるから、イニシャルコストが高いこと
が課題であった。
水素は1つの専用の分解槽(過酸化水素除去装置107
0)でもって活性炭を触媒として水と酸素ガスに分解さ
れている。一方、界面活性剤や有機溶剤等の有機物は単
独で生物学的に処理されているか、または、活性炭吸着
塔で物理学的に吸着処理されていた。いずれにしても、
排水中の界面活性剤や有機溶剤等の有機物と過酸化水素
とは別々に処理されていた。したがって、過酸化水素除
去装置と有機物処理のための生物処理装置との2つの処
理装置が必要であるから、イニシャルコストが高いこと
が課題であった。
【0032】図18に示したように、半導体工場の生産
室1031においては、上記RCA洗浄装置1037等
の生産装置と有機溶剤使用装置1032が多数存在して
いる。そして、生産工程の都合上、過酸化水素と界面活
性剤や有機溶剤等の有機物を含有した薬品等を洗浄に使
用しているので、生産室1031では、過酸化水素と界
面活性剤や有機溶剤等の有機物が混合された排水が発生
していた。
室1031においては、上記RCA洗浄装置1037等
の生産装置と有機溶剤使用装置1032が多数存在して
いる。そして、生産工程の都合上、過酸化水素と界面活
性剤や有機溶剤等の有機物を含有した薬品等を洗浄に使
用しているので、生産室1031では、過酸化水素と界
面活性剤や有機溶剤等の有機物が混合された排水が発生
していた。
【0033】しかしながら、上記従来の過酸化水素除去
装置1070は、単独では界面活性剤や有機溶剤等の有
機物に対しては、ほとんど対応処理できないという問題
がある。なぜならば、上記従来の過酸化水素除去装置1
070では、過酸化水素に殺菌作用があるから、粒状活
性炭に微生物が繁殖せず、活性炭に微生物を繁殖させて
の微生物処理が利用できないからである。
装置1070は、単独では界面活性剤や有機溶剤等の有
機物に対しては、ほとんど対応処理できないという問題
がある。なぜならば、上記従来の過酸化水素除去装置1
070では、過酸化水素に殺菌作用があるから、粒状活
性炭に微生物が繁殖せず、活性炭に微生物を繁殖させて
の微生物処理が利用できないからである。
【0034】そこで、この発明の目的は、1つの水槽の
中で、有機物に加えてフッ素や過酸化水素を含んだ排水
を効率良く合理的に処理できる排水処理装置および排水
処理方法を提供することにある。
中で、有機物に加えてフッ素や過酸化水素を含んだ排水
を効率良く合理的に処理できる排水処理装置および排水
処理方法を提供することにある。
【0035】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明の排水処理方法は、同一水槽中で、
反応充填物を流動させる流動領域と、微生物のための固
定化担体を固定させる固定領域とを形成し、排水を上記
流動領域へ流入させ、上記排水を流動領域と固定領域と
の間で循環させ、上記流動領域では、上記反応充填物の
化学反応によって排水を処理し、上記固定領域では、繁
殖した微生物によって排水を処理することを特徴として
いる。
に、請求項1の発明の排水処理方法は、同一水槽中で、
反応充填物を流動させる流動領域と、微生物のための固
定化担体を固定させる固定領域とを形成し、排水を上記
流動領域へ流入させ、上記排水を流動領域と固定領域と
の間で循環させ、上記流動領域では、上記反応充填物の
化学反応によって排水を処理し、上記固定領域では、繁
殖した微生物によって排水を処理することを特徴として
いる。
【0036】この請求項1の発明の排水処理方法によれ
ば、流動領域では反応充填物を流動させることによっ
て、この反応充填物の活発な化学反応によって排水を効
率よく化学処理できる。
ば、流動領域では反応充填物を流動させることによっ
て、この反応充填物の活発な化学反応によって排水を効
率よく化学処理できる。
【0037】また、上記排水を流動領域と固定領域との
間で循環させているから、流動領域で発生した微生物が
固定領域に導入され、固定領域に固定されている固定化
担体に微生物が効果的に繁殖する。そして、この微生物
によって排水中の有機物を微生物処理できる。
間で循環させているから、流動領域で発生した微生物が
固定領域に導入され、固定領域に固定されている固定化
担体に微生物が効果的に繁殖する。そして、この微生物
によって排水中の有機物を微生物処理できる。
【0038】したがって、この発明によれば、有機物を
含有したフッ素排水を、化学反応と微生物処理の両方
で、高効率処理できる。
含有したフッ素排水を、化学反応と微生物処理の両方
で、高効率処理できる。
【0039】また、請求項2の発明の排水処理方法は、
請求項1に記載の排水処理方法において、上記固定化担
体が、上記反応充填物と同じ物質であることを特徴とし
ている。
請求項1に記載の排水処理方法において、上記固定化担
体が、上記反応充填物と同じ物質であることを特徴とし
ている。
【0040】この請求項2の発明によれば、固定領域に
おいて、上記固定化担体に繁殖した微生物で排水の有機
物を微生物処理できる上に、排水の化学処理もできるか
ら、処理効率の向上を図れる。
おいて、上記固定化担体に繁殖した微生物で排水の有機
物を微生物処理できる上に、排水の化学処理もできるか
ら、処理効率の向上を図れる。
【0041】また、請求項3の発明の排水処理方法は、
請求項1に記載の排水処理方法において、上記水槽から
排出される処理水の濃度に応じて、上記循環の速度を変
えることを特徴としている。
請求項1に記載の排水処理方法において、上記水槽から
排出される処理水の濃度に応じて、上記循環の速度を変
えることを特徴としている。
【0042】この請求項3の発明によれば、処理水の所
望の処理程度を実現できる。
望の処理程度を実現できる。
【0043】また、請求項4の発明の排水処理方法は、
前段の酸水槽に酸の注入下で排水を導入し、この酸水槽
内に反応充填物を流動させ、上記酸水槽からの排水中で
反応充填物を流動させる流動領域と、排水中で上記反応
充填物を固定させる固定領域とを形成し、上記排水を流
動領域と固定領域との間で循環させ、上記流動領域で
は、上記反応充填物の化学反応によって排水を処理し、
上記固定領域では、上記反応充填物に繁殖した微生物に
よって排水を処理することを特徴としている。
前段の酸水槽に酸の注入下で排水を導入し、この酸水槽
内に反応充填物を流動させ、上記酸水槽からの排水中で
反応充填物を流動させる流動領域と、排水中で上記反応
充填物を固定させる固定領域とを形成し、上記排水を流
動領域と固定領域との間で循環させ、上記流動領域で
は、上記反応充填物の化学反応によって排水を処理し、
上記固定領域では、上記反応充填物に繁殖した微生物に
よって排水を処理することを特徴としている。
【0044】この請求項4の排水処理方法によれば、ま
ず、前段の酸水槽において、酸の存在下で被処理水中の
被処理物質と反応充填物とを強力に化学反応させて、被
処理水中の被処理物質(フッ素)を低減させる。
ず、前段の酸水槽において、酸の存在下で被処理水中の
被処理物質と反応充填物とを強力に化学反応させて、被
処理水中の被処理物質(フッ素)を低減させる。
【0045】その後、流動領域で流動している反応充填
物の活発な化学反応によって被処理水を効率よく化学処
理する。更に、流動領域で発生した微生物が固定領域に
導入され、固定領域で固定されている反応充填物に、微
生物を効果的に繁殖させる。そして、この微生物によっ
て、排水中の有機物を微生物処理する。
物の活発な化学反応によって被処理水を効率よく化学処
理する。更に、流動領域で発生した微生物が固定領域に
導入され、固定領域で固定されている反応充填物に、微
生物を効果的に繁殖させる。そして、この微生物によっ
て、排水中の有機物を微生物処理する。
【0046】したがって、この請求項4の発明によれ
ば、有機物を含有する高濃度フッ素排水を、酸の存在下
で反応充填物を流動させる酸水槽での強力な化学反応に
よって処理し、つづいて、反応充填物の流動領域での化
学処理と反応充填物の生物処理との両方によって、排水
を効率良く処理できる。
ば、有機物を含有する高濃度フッ素排水を、酸の存在下
で反応充填物を流動させる酸水槽での強力な化学反応に
よって処理し、つづいて、反応充填物の流動領域での化
学処理と反応充填物の生物処理との両方によって、排水
を効率良く処理できる。
【0047】また、請求項5の発明の排水処理装置は、
排水が流入する第1水槽を備え、この第1水槽は、反応
充填物と、この反応充填物を上記排水中で曝気しながら
流動させる曝気手段とを有する上部と、微生物繁殖のた
めの固定化担体を有し、微生物が繁殖している中間部お
よび下部と、上記上部で処理した処理水を上記下部へ送
る循環手段とを有しており、上記第1水槽の上部では、
上記反応充填物は上記曝気によって流動させられて上記
排水を化学反応によって処理し、上記第1水槽の中間部
と下部では、上記微生物によって排水中の有機物を生物
学的に処理することを特徴としている。
排水が流入する第1水槽を備え、この第1水槽は、反応
充填物と、この反応充填物を上記排水中で曝気しながら
流動させる曝気手段とを有する上部と、微生物繁殖のた
めの固定化担体を有し、微生物が繁殖している中間部お
よび下部と、上記上部で処理した処理水を上記下部へ送
る循環手段とを有しており、上記第1水槽の上部では、
上記反応充填物は上記曝気によって流動させられて上記
排水を化学反応によって処理し、上記第1水槽の中間部
と下部では、上記微生物によって排水中の有機物を生物
学的に処理することを特徴としている。
【0048】したがって、この発明によれば、1つの第
1水槽において、1つの同じ反応充填物を化学処理と生
物処理の両方に活用することができる。したがって、1
つの水槽の中で、有機物を含有したフッ素排水を合理的
に処理することができる。
1水槽において、1つの同じ反応充填物を化学処理と生
物処理の両方に活用することができる。したがって、1
つの水槽の中で、有機物を含有したフッ素排水を合理的
に処理することができる。
【0049】また、請求項6の発明の排水処理装置は、
酸の注入下で排水が導入され、反応充填物が流動させら
れている前段の酸水槽と、上記前段の酸水槽からの排水
が流入する第1水槽とを備え、この第1水槽は、反応充
填物と、この反応充填物を上記排水中で曝気しながら流
動させる曝気手段とを有する上部と、微生物繁殖のため
の非流動の固定化担体を有する中間部と下部と、上記上
部で処理した処理水を上記下部へ送る循環手段とを有し
ており、上記第1水槽の上部では、上記反応充填物は上
記曝気によって流動させられて上記排水を化学反応によ
って処理し、上記第1水槽の中間部と下部では、上記固
定化担体に固定された微生物によって排水中の有機物を
生物学的に処理することを特徴としている。
酸の注入下で排水が導入され、反応充填物が流動させら
れている前段の酸水槽と、上記前段の酸水槽からの排水
が流入する第1水槽とを備え、この第1水槽は、反応充
填物と、この反応充填物を上記排水中で曝気しながら流
動させる曝気手段とを有する上部と、微生物繁殖のため
の非流動の固定化担体を有する中間部と下部と、上記上
部で処理した処理水を上記下部へ送る循環手段とを有し
ており、上記第1水槽の上部では、上記反応充填物は上
記曝気によって流動させられて上記排水を化学反応によ
って処理し、上記第1水槽の中間部と下部では、上記固
定化担体に固定された微生物によって排水中の有機物を
生物学的に処理することを特徴としている。
【0050】この請求項6の発明によれば、まず、前段
の酸水槽での酸の存在下で、反応充填物(たとえば炭酸
カルシウム鉱物)から強制的に反応物質(カルシウムイオ
ン)を溶出させ、この反応物を排水中の被処理物質(フッ
素)と化学反応させて被処理物質(フッ素)を前処理でき
る。
の酸水槽での酸の存在下で、反応充填物(たとえば炭酸
カルシウム鉱物)から強制的に反応物質(カルシウムイオ
ン)を溶出させ、この反応物を排水中の被処理物質(フッ
素)と化学反応させて被処理物質(フッ素)を前処理でき
る。
【0051】続いて、第1水槽の上部で、反応充填物を
曝気しながら流動させる。したがって、この反応充填物
を排水との化学反応が促進される。したがって、酸水槽
ならびに第1水槽の上部では、反応充填物から溶出する
反応物質(カルシウムイオン)と被処理物質との化学反応
によって、排水を効率よく化学処理できる。
曝気しながら流動させる。したがって、この反応充填物
を排水との化学反応が促進される。したがって、酸水槽
ならびに第1水槽の上部では、反応充填物から溶出する
反応物質(カルシウムイオン)と被処理物質との化学反応
によって、排水を効率よく化学処理できる。
【0052】そして、中間部と下部に固定化された固定
化担体(炭酸カルシウム鉱物)としての反応充填物には微
生物が繁殖し、この中間部と下部に繁殖して固定化され
た微生物によって排水中の有機物を効率よく生物学的に
処理できる。
化担体(炭酸カルシウム鉱物)としての反応充填物には微
生物が繁殖し、この中間部と下部に繁殖して固定化され
た微生物によって排水中の有機物を効率よく生物学的に
処理できる。
【0053】また、請求項7の発明の排水処理装置は、
請求項5または6に記載の排水処理装置において、上記
中間部および下部が有する固定化担体は、上記反応充填
物と同じ物質で構成されていることを特徴としている。
請求項5または6に記載の排水処理装置において、上記
中間部および下部が有する固定化担体は、上記反応充填
物と同じ物質で構成されていることを特徴としている。
【0054】このように、反応充填物を微生物の固定化
担体として用いることで、中間部と下部での化学反応処
理を期待でき、かつ、微生物の繁殖状態を調節すること
が可能になる。
担体として用いることで、中間部と下部での化学反応処
理を期待でき、かつ、微生物の繁殖状態を調節すること
が可能になる。
【0055】また、請求項8の発明の排水処理装置は、
請求項5または6に記載の排水処理装置において、上記
上部は、上記反応充填物を含んでいる排水から上記反応
充填物を分離する分離壁を備えていることを特徴として
いる。
請求項5または6に記載の排水処理装置において、上記
上部は、上記反応充填物を含んでいる排水から上記反応
充填物を分離する分離壁を備えていることを特徴として
いる。
【0056】したがって、分離壁から反応充填物を流出
させることなく分離壁から処理水と微生物汚泥を流出さ
せることができる。
させることなく分離壁から処理水と微生物汚泥を流出さ
せることができる。
【0057】また、請求項9の発明の排水処理装置は、
請求項5または6に記載の排水処理装置において、上記
反応充填物が炭酸カルシウム鉱物であることを特徴とし
ている。
請求項5または6に記載の排水処理装置において、上記
反応充填物が炭酸カルシウム鉱物であることを特徴とし
ている。
【0058】この請求項9の発明によれば、有機物を含
有したフッ素排水を処理することができる。すなわち、
この請求項9の排水処理装置は、まず、炭酸カルシウム
鉱物を流動させた上部において、排水中のフッ素を炭酸
カルシウム鉱物と反応させてフッ化カルシウムを形成す
る。こうして、炭酸カルシウム鉱物を流動させた上部に
フッ素を含んだ排水を導入するから、フッ素と炭酸カル
シウム鉱物とを確実に接触させて化学反応させることが
でき反応生成物としてのフッ化カルシウムを円滑に形成
することができる。被処理水は、第1水槽上部で被処理
水中のフッ素のみが処理されてPHが中性に近かづく。
有したフッ素排水を処理することができる。すなわち、
この請求項9の排水処理装置は、まず、炭酸カルシウム
鉱物を流動させた上部において、排水中のフッ素を炭酸
カルシウム鉱物と反応させてフッ化カルシウムを形成す
る。こうして、炭酸カルシウム鉱物を流動させた上部に
フッ素を含んだ排水を導入するから、フッ素と炭酸カル
シウム鉱物とを確実に接触させて化学反応させることが
でき反応生成物としてのフッ化カルシウムを円滑に形成
することができる。被処理水は、第1水槽上部で被処理
水中のフッ素のみが処理されてPHが中性に近かづく。
【0059】次に、被処理水は循環手段でもって、上部
から下部に送られ、下部および中間部の炭酸カルシウム
鉱物に固定化された微生物によって生物学的に処理され
る。つまり、上記炭酸カルシウム鉱物表面に繁殖した微
生物は、排水中の界面活性剤や有機溶剤等の有機物を生
物学的に処理する。
から下部に送られ、下部および中間部の炭酸カルシウム
鉱物に固定化された微生物によって生物学的に処理され
る。つまり、上記炭酸カルシウム鉱物表面に繁殖した微
生物は、排水中の界面活性剤や有機溶剤等の有機物を生
物学的に処理する。
【0060】ところで、既に第1水槽の上部において炭
酸カルシウム鉱物によって被処理水のPHが中和されて
いる。したがって、上記下部と中間部では、有機物存在
下において固定状態である炭酸カルシウム鉱物の表面
に、各種の微生物が固定化して繁殖できる。そして、こ
の微生物が繁殖した炭酸カルシウム鉱物は、被処理水中
の有機物を生物学的に分解処理する能力がある。
酸カルシウム鉱物によって被処理水のPHが中和されて
いる。したがって、上記下部と中間部では、有機物存在
下において固定状態である炭酸カルシウム鉱物の表面
に、各種の微生物が固定化して繁殖できる。そして、こ
の微生物が繁殖した炭酸カルシウム鉱物は、被処理水中
の有機物を生物学的に分解処理する能力がある。
【0061】尚、微生物は炭酸カルシウム鉱物を固定化
担体として繁殖し易いことはいうまでもない。
担体として繁殖し易いことはいうまでもない。
【0062】上記したように、第1水槽上部と比較して
下部と中間部では微生物生息環境が改善されているか
ら、炭酸カルシウム鉱物を固定化担体として各種の好気
性の微生物が急速に繁殖してくる。したがって、下部と
中間部に循環手段で送られて来た被処理水中の界面活性
剤等の有機物が生物学的に処理される。なお、上記循環
手段をラインミキサーで実現して、被処理水に空気を混
合すれば、好気性を維持でき生物学的処理に関してより
好条件となる。
下部と中間部では微生物生息環境が改善されているか
ら、炭酸カルシウム鉱物を固定化担体として各種の好気
性の微生物が急速に繁殖してくる。したがって、下部と
中間部に循環手段で送られて来た被処理水中の界面活性
剤等の有機物が生物学的に処理される。なお、上記循環
手段をラインミキサーで実現して、被処理水に空気を混
合すれば、好気性を維持でき生物学的処理に関してより
好条件となる。
【0063】ところで、この下部と中間部において、上
部と同様に、処理水を急激に強く流動する状態にした場
合には、炭酸カルシウム鉱物同士が接触し、衝突して、
生物膜が剥離してしまうから、微生物が円滑に繁殖でき
ない。これに対して、固定状態での炭酸カルシウム鉱物
は、お互い同士の接触が少ないから、繁殖した微生物が
炭酸カルシウム鉱物から、はがれることが少ない。ま
た、炭酸カルシウム鉱物が天然品である場合には、その
表面がでこぼこであるから、炭酸カルシウム鉱物に各種
の微生物が比較的容易に繁殖する。
部と同様に、処理水を急激に強く流動する状態にした場
合には、炭酸カルシウム鉱物同士が接触し、衝突して、
生物膜が剥離してしまうから、微生物が円滑に繁殖でき
ない。これに対して、固定状態での炭酸カルシウム鉱物
は、お互い同士の接触が少ないから、繁殖した微生物が
炭酸カルシウム鉱物から、はがれることが少ない。ま
た、炭酸カルシウム鉱物が天然品である場合には、その
表面がでこぼこであるから、炭酸カルシウム鉱物に各種
の微生物が比較的容易に繁殖する。
【0064】また、請求項10の発明の排水処理装置
は、請求項5に記載の排水処理装置において、上記反応
充填物が活性炭であることを特徴としている。
は、請求項5に記載の排水処理装置において、上記反応
充填物が活性炭であることを特徴としている。
【0065】この請求項10の発明は、有機物を含有し
た過酸化水素排水を処理することができる。すなわち、
この排水処理装置は、最初に、活性炭を強く流動させた
上部において、排水中の過酸化水素を、活性炭と確実に
接触させて活性炭を触媒として水と酸素ガスとに円滑に
分解させることができる。
た過酸化水素排水を処理することができる。すなわち、
この排水処理装置は、最初に、活性炭を強く流動させた
上部において、排水中の過酸化水素を、活性炭と確実に
接触させて活性炭を触媒として水と酸素ガスとに円滑に
分解させることができる。
【0066】また、下部では活性炭を固定しているか
ら、活性炭が本来持っている有機物に対する物理的吸着
機能を利用して有機物をも吸着処理する。また、第1水
槽の下部と中間部で固定されている活性炭に微生物を固
定化繁殖させて、過酸化水素排水中の界面活性剤や有機
溶剤等の有機物を生物学的に処理できる。活性炭が固定
されている状態で有機物が存在すれば、活性炭に各種の
微生物を固定化して繁殖させることができる。活性炭は
多孔質であるから、活性炭に各種の微生物が比較的容易
に繁殖する。この微生物は、活性炭の表面のみならず内
部にも繁殖する。そして、この繁殖した微生物が、被処
理水中の界面活性剤や有機溶剤等を主体とした有機物を
生物学的に処理する。
ら、活性炭が本来持っている有機物に対する物理的吸着
機能を利用して有機物をも吸着処理する。また、第1水
槽の下部と中間部で固定されている活性炭に微生物を固
定化繁殖させて、過酸化水素排水中の界面活性剤や有機
溶剤等の有機物を生物学的に処理できる。活性炭が固定
されている状態で有機物が存在すれば、活性炭に各種の
微生物を固定化して繁殖させることができる。活性炭は
多孔質であるから、活性炭に各種の微生物が比較的容易
に繁殖する。この微生物は、活性炭の表面のみならず内
部にも繁殖する。そして、この繁殖した微生物が、被処
理水中の界面活性剤や有機溶剤等を主体とした有機物を
生物学的に処理する。
【0067】このように、下部と中間部では、有機物の
吸着と同時に、活性炭に繁殖させた微生物によって、被
処理水中の有機物を生物学的に分解処理できる。
吸着と同時に、活性炭に繁殖させた微生物によって、被
処理水中の有機物を生物学的に分解処理できる。
【0068】また、第1水槽の下部と中間部では、活性
炭濃度が高い状態であり、かつ、被処理水がゆっくりと
上昇するから、活性炭は界面活性剤や有機溶剤等の有機
物を物理的に吸着する。したがって、被処理水中の有機
物濃度の指標としてのCOD(化学的酸素要求量)やTO
C(全有機性炭素)の値を低減させることもできる。
炭濃度が高い状態であり、かつ、被処理水がゆっくりと
上昇するから、活性炭は界面活性剤や有機溶剤等の有機
物を物理的に吸着する。したがって、被処理水中の有機
物濃度の指標としてのCOD(化学的酸素要求量)やTO
C(全有機性炭素)の値を低減させることもできる。
【0069】そして、上記活性炭が物理的に吸着した有
機物は、活性炭内部に繁殖した微生物によって今度は生
物学的に分解処理される。したがって、活性炭は、有機
物を物理学的に吸着した上で、内部に繁殖した微生物に
よって有機物を分解するというサイクルを繰り返す。し
たがって、この発明によれば、従来のような活性炭を水
槽から取り出して再生する作業の必要がない。このよう
な内部に微生物が繁殖した活性炭を生物活性炭という。
機物は、活性炭内部に繁殖した微生物によって今度は生
物学的に分解処理される。したがって、活性炭は、有機
物を物理学的に吸着した上で、内部に繁殖した微生物に
よって有機物を分解するというサイクルを繰り返す。し
たがって、この発明によれば、従来のような活性炭を水
槽から取り出して再生する作業の必要がない。このよう
な内部に微生物が繁殖した活性炭を生物活性炭という。
【0070】また、請求項11の発明の排水処理装置
は、請求項9に記載の排水処理装置において、上記第1
水槽内で上記排水を処理して得た処理水が導入され、こ
の処理水のフッ素濃度を測定するフッ素濃度計を有する
第2水槽と、上記フッ素濃度計が測定したフッ素濃度に
応じて、上記第1水槽の曝気手段の出力と循環手段の出
力を制御する曝気循環出力制御手段とを備えていること
を特徴としている。
は、請求項9に記載の排水処理装置において、上記第1
水槽内で上記排水を処理して得た処理水が導入され、こ
の処理水のフッ素濃度を測定するフッ素濃度計を有する
第2水槽と、上記フッ素濃度計が測定したフッ素濃度に
応じて、上記第1水槽の曝気手段の出力と循環手段の出
力を制御する曝気循環出力制御手段とを備えていること
を特徴としている。
【0071】この曝気循環出力制御手段は、フッ素が確
実に処理されていないと判断した場合には、曝気手段の
吐出空気量と循環手段の循環量とを増大させる。する
と、第1水槽での炭酸カルシウム鉱物の曝気接触状態と
循環状態とが急激に増大して、第1水槽の上部で排水中
のフッ素を確実に処理できる。
実に処理されていないと判断した場合には、曝気手段の
吐出空気量と循環手段の循環量とを増大させる。する
と、第1水槽での炭酸カルシウム鉱物の曝気接触状態と
循環状態とが急激に増大して、第1水槽の上部で排水中
のフッ素を確実に処理できる。
【0072】上記第2水槽のフッ素濃度計が検出した測
定値が所定の設定値に達したときに、上記制御手段が作
動するようにしておけばよい。この設定値は、目的とす
る処理水中のフッ素濃度よりも多少高い値に設定してお
けばよい。たとえば、目的とするフッ素濃度が5ppmな
ら、設定値を8ppmにすればよい。このようにしておけ
ば、処理水の水質低下を未然に防止することができる。
尚、第2水槽でのフッ素濃度が上昇する事例の1つとし
ては、第1水槽の上部で流動している炭酸カルシウム鉱
物に微生物が繁殖し過ぎた場合がある。
定値が所定の設定値に達したときに、上記制御手段が作
動するようにしておけばよい。この設定値は、目的とす
る処理水中のフッ素濃度よりも多少高い値に設定してお
けばよい。たとえば、目的とするフッ素濃度が5ppmな
ら、設定値を8ppmにすればよい。このようにしておけ
ば、処理水の水質低下を未然に防止することができる。
尚、第2水槽でのフッ素濃度が上昇する事例の1つとし
ては、第1水槽の上部で流動している炭酸カルシウム鉱
物に微生物が繁殖し過ぎた場合がある。
【0073】また、請求項12の発明の排水処理装置
は、請求項10に記載の排水処理装置において、上記第
1水槽内で上記排水を処理して得た処理水が導入され、
この処理水の酸化還元電位を測定する酸化還元電位計を
有する第2水槽と、上記酸化還元電位計が測定した電位
に応じて、上記第1水槽の曝気手段の出力と循環手段の
出力を制御する曝気循環出力制御手段とを備えているこ
とを特徴としている。
は、請求項10に記載の排水処理装置において、上記第
1水槽内で上記排水を処理して得た処理水が導入され、
この処理水の酸化還元電位を測定する酸化還元電位計を
有する第2水槽と、上記酸化還元電位計が測定した電位
に応じて、上記第1水槽の曝気手段の出力と循環手段の
出力を制御する曝気循環出力制御手段とを備えているこ
とを特徴としている。
【0074】したがって、上記曝気循環出力制御手段
は、上記酸化還元電位計から得た酸化還元電位に基づい
て、排水中の過酸化水素が確実に分解されていないこと
を確認すると、第1水槽の曝気循環手段の出力を増大さ
せる。これにより、第1水槽の上部での活性炭の流動が
激しくなって、触媒反応による過酸化水素の分解を促進
させることができる。同時に、第1水槽の下部と中間部
に繁殖している微生物が過酸化水素で殺菌されることを
防止できる。また、第1水槽の曝気循環手段の出力を増
大させることは、上部における活性炭の表面に微生物が
繁殖することを防ぐ効果もある。上部で活性炭の表面に
微生物が繁殖した場合には、活性炭の触媒機能が低下す
るから、過酸化水素を分解する能力が低下するのであ
る。
は、上記酸化還元電位計から得た酸化還元電位に基づい
て、排水中の過酸化水素が確実に分解されていないこと
を確認すると、第1水槽の曝気循環手段の出力を増大さ
せる。これにより、第1水槽の上部での活性炭の流動が
激しくなって、触媒反応による過酸化水素の分解を促進
させることができる。同時に、第1水槽の下部と中間部
に繁殖している微生物が過酸化水素で殺菌されることを
防止できる。また、第1水槽の曝気循環手段の出力を増
大させることは、上部における活性炭の表面に微生物が
繁殖することを防ぐ効果もある。上部で活性炭の表面に
微生物が繁殖した場合には、活性炭の触媒機能が低下す
るから、過酸化水素を分解する能力が低下するのであ
る。
【0075】この排水処理装置では、フッ素の処理工程
で、多量の消石灰や凝集剤等の薬品を使用していないの
で、第2水槽での沈降分離を経た上澄水としての処理水
の導電率を800μs/cm以下にできる。したがって、
濾過装置、軟水装置、逆浸透膜装置を追加するだけで、
超純水製造装置に再利用可能な処理水を得ることができ
る。
で、多量の消石灰や凝集剤等の薬品を使用していないの
で、第2水槽での沈降分離を経た上澄水としての処理水
の導電率を800μs/cm以下にできる。したがって、
濾過装置、軟水装置、逆浸透膜装置を追加するだけで、
超純水製造装置に再利用可能な処理水を得ることができ
る。
【0076】なお、従来の装置では、消石灰や凝集剤等
の薬品を多量に使用していたから、得られた処理水の導
電率が高くて1400μs/cm以上になっていたため
に、超純水製造装置に再利用することは困難であった。
の薬品を多量に使用していたから、得られた処理水の導
電率が高くて1400μs/cm以上になっていたため
に、超純水製造装置に再利用することは困難であった。
【0077】また、請求項13の発明の排水処理装置
は、請求項11または12に記載の排水処理装置におい
て、上記第2水槽で沈降分離した汚泥を上記第1水槽に
返送する汚泥返送手段を備えていることを特徴としてい
る。
は、請求項11または12に記載の排水処理装置におい
て、上記第2水槽で沈降分離した汚泥を上記第1水槽に
返送する汚泥返送手段を備えていることを特徴としてい
る。
【0078】請求項13の発明によれば、上記汚泥返送
手段が、沈澱槽として働く第2水槽で沈殿した微生物を
含む生物汚泥を第1水槽に返送する。したがって、第1
水槽での微生物濃度を高めることができる。したがっ
て、界面活性剤や有機溶剤等の有機物を、より合理的に
処理できる。また、第1水槽にポリ塩化アルミニウムを
微量(数ppm)添加する場合には、導電率をほとんど上昇
させることなく第2水槽で微細なフッ化カルシウムの反
応物を凝集させることができる。第2水槽で沈澱する汚
泥は、生物汚泥だけでなく、化学的な無機汚泥も含有し
ている。
手段が、沈澱槽として働く第2水槽で沈殿した微生物を
含む生物汚泥を第1水槽に返送する。したがって、第1
水槽での微生物濃度を高めることができる。したがっ
て、界面活性剤や有機溶剤等の有機物を、より合理的に
処理できる。また、第1水槽にポリ塩化アルミニウムを
微量(数ppm)添加する場合には、導電率をほとんど上昇
させることなく第2水槽で微細なフッ化カルシウムの反
応物を凝集させることができる。第2水槽で沈澱する汚
泥は、生物汚泥だけでなく、化学的な無機汚泥も含有し
ている。
【0079】また、請求項14の発明の排水処理装置
は、請求項11または12に記載の排水処理装置におい
て、上記第2水槽から得られた処理水が導入される濾過
装置,逆浸透膜装置と、この逆浸透膜装置からの処理水
が導入されて超純水を製造する超純水製造装置とを有す
ることを特徴としている。
は、請求項11または12に記載の排水処理装置におい
て、上記第2水槽から得られた処理水が導入される濾過
装置,逆浸透膜装置と、この逆浸透膜装置からの処理水
が導入されて超純水を製造する超純水製造装置とを有す
ることを特徴としている。
【0080】したがって、半導体工場から排出されるよ
うな排水を、半導体工場で使用されるような超純水にま
で処理することができるから、水利用サイクルを半導体
工場内で完結することができる。
うな排水を、半導体工場で使用されるような超純水にま
で処理することができるから、水利用サイクルを半導体
工場内で完結することができる。
【0081】また、請求項15の発明の排水処理装置
は、請求項8に記載の排水処理装置において、上記上部
は、上記分離壁を隔てて微生物汚泥撹拌部を備え、この
微生物汚泥撹拌部から得た被処理水を第1水槽下部の固
定化担体が固定化された部分に空気と混合して返送する
返送手段を備えていることを特徴としている。
は、請求項8に記載の排水処理装置において、上記上部
は、上記分離壁を隔てて微生物汚泥撹拌部を備え、この
微生物汚泥撹拌部から得た被処理水を第1水槽下部の固
定化担体が固定化された部分に空気と混合して返送する
返送手段を備えていることを特徴としている。
【0082】上記微生物汚泥撹拌部には、上記分離壁に
よって反応充填物が除かれた排水が導入される。そし
て、返送手段は、上記微生物汚泥撹拌部に導入された排
水と空気とを混合して下部に返送する。したがって、上
記下部において好気性の微生物を好気条件で繁殖させて
微生物処理効率を高めることができる。
よって反応充填物が除かれた排水が導入される。そし
て、返送手段は、上記微生物汚泥撹拌部に導入された排
水と空気とを混合して下部に返送する。したがって、上
記下部において好気性の微生物を好気条件で繁殖させて
微生物処理効率を高めることができる。
【0083】ところで、一部の被処理水が、微生物汚泥
攪拌部で生物処理されないで、沈澱槽としての第2水槽
に直接流入することも考えられるが、流入水質の有機物
濃度と処理水質の有機物濃度から判断して、目的水質を
確保する様に、返送手段による循環量を決定すれば良
い。
攪拌部で生物処理されないで、沈澱槽としての第2水槽
に直接流入することも考えられるが、流入水質の有機物
濃度と処理水質の有機物濃度から判断して、目的水質を
確保する様に、返送手段による循環量を決定すれば良
い。
【0084】また、請求項16の発明の排水処理装置
は、請求項5また6に記載の排水処理装置において、上
記循環手段は、下部の反応充填物または固定化担体に埋
め込まれたストレーナを有し、上部からの処理水を上記
ストレーナから下部に吹き出させることを特徴としてい
る。
は、請求項5また6に記載の排水処理装置において、上
記循環手段は、下部の反応充填物または固定化担体に埋
め込まれたストレーナを有し、上部からの処理水を上記
ストレーナから下部に吹き出させることを特徴としてい
る。
【0085】この発明によれば、上記反応充填物または
固定化担体に上記ストレーナを埋設しているので、反応
充填物または固定化担体とストレーナの固定に役立てる
ことができる。したがって、ストレーナに付属する配管
を固定するアンカーを打ち込む必要がなく、水槽表面を
傷つけることがない。また、被処理水と空気との混合物
を上記ストレーナから均等に吐き出させることができ
る。
固定化担体に上記ストレーナを埋設しているので、反応
充填物または固定化担体とストレーナの固定に役立てる
ことができる。したがって、ストレーナに付属する配管
を固定するアンカーを打ち込む必要がなく、水槽表面を
傷つけることがない。また、被処理水と空気との混合物
を上記ストレーナから均等に吐き出させることができ
る。
【0086】また、このストレーナが、スリットから被
処理水と空気との混合物を吐き出させるようにすれば、
スリットが細かくても目詰まりしにくくなる。
処理水と空気との混合物を吐き出させるようにすれば、
スリットが細かくても目詰まりしにくくなる。
【0087】
【発明の実施の形態】以下、この発明を図示の実施の形
態に基づいて詳細に説明する。
態に基づいて詳細に説明する。
【0088】〔第1形態〕図1に、この発明の排水処理
装置の第1の実施の形態としての有機物含有フッ素排水
の処理装置を示す。この第1形態は、排水中の界面活性
剤や有機溶剤等の有機物とフッ素とを1つの水槽で、巧
みにかつ合理的に処理できる排水処理装置である。
装置の第1の実施の形態としての有機物含有フッ素排水
の処理装置を示す。この第1形態は、排水中の界面活性
剤や有機溶剤等の有機物とフッ素とを1つの水槽で、巧
みにかつ合理的に処理できる排水処理装置である。
【0089】この排水処理装置は、炭酸カルシウム鉱物
を比較的流動状態の基でフッ素除去に役立てる点と、こ
の炭酸カルシウム鉱物を固定状態の基で微生物の固定化
担体として利用して有機物除去に役立てる点とを主たる
処理原理としている。さらには、この2つの異なる処理
を1つの第1水槽1で実行するものである。したがっ
て、この第1形態は、建設費が低いことはもちろん、ラ
ンニングコストおよびメンテナンスコストの低い画期的
な有機物含有フッ素排水の処理装置である。
を比較的流動状態の基でフッ素除去に役立てる点と、こ
の炭酸カルシウム鉱物を固定状態の基で微生物の固定化
担体として利用して有機物除去に役立てる点とを主たる
処理原理としている。さらには、この2つの異なる処理
を1つの第1水槽1で実行するものである。したがっ
て、この第1形態は、建設費が低いことはもちろん、ラ
ンニングコストおよびメンテナンスコストの低い画期的
な有機物含有フッ素排水の処理装置である。
【0090】図1に示すように、この第1形態は、第1
水槽1と第2水槽13と第3水槽16と脱水機としての
フィルタープレス18とポリ塩化アルミニウムタンク4
9を有している。
水槽1と第2水槽13と第3水槽16と脱水機としての
フィルタープレス18とポリ塩化アルミニウムタンク4
9を有している。
【0091】上記第1水槽1は上部1Aと中間部1Bと
下部1Cを有している。上部1Aは上方に向かって開口
している。上記上部1Aには、有機物を含有したフッ素
排水が導入されるようになっている。また、この第1水
槽1には、粒状の炭酸カルシウム鉱物7Aが添加され
る。
下部1Cを有している。上部1Aは上方に向かって開口
している。上記上部1Aには、有機物を含有したフッ素
排水が導入されるようになっている。また、この第1水
槽1には、粒状の炭酸カルシウム鉱物7Aが添加され
る。
【0092】この上部1Aは、上部本体1A‐1よりも
側方に突出した微生物汚泥撹拌部12を有している。上
部本体1A‐1と微生物汚泥撹拌部12とは分離壁8で
仕切られているが、底部では互いに連通している。この
微生物汚泥撹拌部12は底面をなす傾斜壁12Aを有し
ている。この撹拌部12の底近傍には散気管2Bが配置
されており、この散気管2Bは配管3Bを介して第3ブ
ロワー21に接続されている。また、この撹拌部12か
らラインミキサー10に至る配管に微生物汚泥撹拌部返
送ポンプ23が接続されている。このラインミキサー1
0は、下部1C内に配置された複数のストレーナつまり
ディヒューザー2A,2A…に接続されている。この複
数のディヒューザー2Aは、下部1Cに充填された大粒
の炭酸カルシウム鉱物7Cによって埋設されて固定され
ている。また、上記ラインミキサー10は配管3Aによ
って第1ブロワー19に接続されている。
側方に突出した微生物汚泥撹拌部12を有している。上
部本体1A‐1と微生物汚泥撹拌部12とは分離壁8で
仕切られているが、底部では互いに連通している。この
微生物汚泥撹拌部12は底面をなす傾斜壁12Aを有し
ている。この撹拌部12の底近傍には散気管2Bが配置
されており、この散気管2Bは配管3Bを介して第3ブ
ロワー21に接続されている。また、この撹拌部12か
らラインミキサー10に至る配管に微生物汚泥撹拌部返
送ポンプ23が接続されている。このラインミキサー1
0は、下部1C内に配置された複数のストレーナつまり
ディヒューザー2A,2A…に接続されている。この複
数のディヒューザー2Aは、下部1Cに充填された大粒
の炭酸カルシウム鉱物7Cによって埋設されて固定され
ている。また、上記ラインミキサー10は配管3Aによ
って第1ブロワー19に接続されている。
【0093】そして、上記下部1Cの上の中間部1Bに
は中粒の炭酸カルシウム鉱物7Bが充填されている。
は中粒の炭酸カルシウム鉱物7Bが充填されている。
【0094】そして、上記中間部1B上の上部1Aの底
には散気管2Cが配置されている。この散気管2Cは配
管3Cによって第2ブロワー20に接続されている。
には散気管2Cが配置されている。この散気管2Cは配
管3Cによって第2ブロワー20に接続されている。
【0095】また、上記微生物汚泥撹拌部12には、上
記ポリ塩化アルミニウムタンク49から定量ポンプ48
を経た管が配管されている。
記ポリ塩化アルミニウムタンク49から定量ポンプ48
を経た管が配管されている。
【0096】また、この撹拌部12からは流出管9が水
平方向に延在している。この流出管9は上記第2水槽1
3の上方に達しており、水平方向の端で下方に屈曲して
いる。この第2水槽13は沈澱槽である。この第2水槽
13はかき寄せ機14Aとフッ素濃度計15を有してい
る。このフッ素濃度計15は信号伝達線22でもって第
1ブロワー19と第2ブロワー20と微生物汚泥撹拌部
返送ポンプ23に接続されている。上記フッ素濃度計1
5から信号伝達線22に出力された信号に基づいて第1
ブロワー19,第2ブロワー20,返送ポンプ23の出力
が制御されるようになっている。また、この第2水槽1
3から、この排水処理装置の最終的な処理水が取り出さ
れるようになっている。そして、この第2水槽13の底
部には汚泥用の配管が接続されている。第2水槽13の
底部に溜まった汚泥は上記汚泥用の管を通って第3水槽
16に導入される。この第3水槽16は濃縮槽である。
また、この第3水槽16の底部にはもう1つの汚泥配管
が接続されており、この汚泥用管は汚泥ポンプ17を介
してフィルタープレス18に接続されている。フィルタ
ープレス18は脱水機の1機種である。
平方向に延在している。この流出管9は上記第2水槽1
3の上方に達しており、水平方向の端で下方に屈曲して
いる。この第2水槽13は沈澱槽である。この第2水槽
13はかき寄せ機14Aとフッ素濃度計15を有してい
る。このフッ素濃度計15は信号伝達線22でもって第
1ブロワー19と第2ブロワー20と微生物汚泥撹拌部
返送ポンプ23に接続されている。上記フッ素濃度計1
5から信号伝達線22に出力された信号に基づいて第1
ブロワー19,第2ブロワー20,返送ポンプ23の出力
が制御されるようになっている。また、この第2水槽1
3から、この排水処理装置の最終的な処理水が取り出さ
れるようになっている。そして、この第2水槽13の底
部には汚泥用の配管が接続されている。第2水槽13の
底部に溜まった汚泥は上記汚泥用の管を通って第3水槽
16に導入される。この第3水槽16は濃縮槽である。
また、この第3水槽16の底部にはもう1つの汚泥配管
が接続されており、この汚泥用管は汚泥ポンプ17を介
してフィルタープレス18に接続されている。フィルタ
ープレス18は脱水機の1機種である。
【0097】上記構成の排水処理装置は、まず、排水導
入管11からの有機物含有フッ素排水が、第1水槽1の
上部1Aの本体1A‐1に流入し、散気管2Cによる曝
気下で炭酸カルシウム鉱物7Aと反応しながら撹拌され
る。この後、上記排水は、微生物汚泥撹拌部12に流入
する。そして、上記排水つまり被処理水は、この撹拌部
12で発生した微生物と共に微生物汚泥撹拌部返送ポン
プ23によってラインミキサー10に導入される。
入管11からの有機物含有フッ素排水が、第1水槽1の
上部1Aの本体1A‐1に流入し、散気管2Cによる曝
気下で炭酸カルシウム鉱物7Aと反応しながら撹拌され
る。この後、上記排水は、微生物汚泥撹拌部12に流入
する。そして、上記排水つまり被処理水は、この撹拌部
12で発生した微生物と共に微生物汚泥撹拌部返送ポン
プ23によってラインミキサー10に導入される。
【0098】そして、被処理水はラインミキサー10で
第1ブロワー19からの空気と混合されて第1水槽1の
下部1Cの底部にストレイナーつまりディヒューザー2
Aを介して均等に導入される。
第1ブロワー19からの空気と混合されて第1水槽1の
下部1Cの底部にストレイナーつまりディヒューザー2
Aを介して均等に導入される。
【0099】この第1水槽1の下部1Cの底部に設置さ
れているディヒューザー2Aは、有機物含有フッ素排水
と空気が混合された混合物を吐出する。また、上記ディ
ヒューザー2Aは、大粒の炭酸カルシウム鉱物7Cによ
って埋設されており、下部1C内に安定に固定されてい
る。したがって、このディヒューザー2Aは、上記混合
物を下部C内に安定かつ均等に吐出できる。
れているディヒューザー2Aは、有機物含有フッ素排水
と空気が混合された混合物を吐出する。また、上記ディ
ヒューザー2Aは、大粒の炭酸カルシウム鉱物7Cによ
って埋設されており、下部1C内に安定に固定されてい
る。したがって、このディヒューザー2Aは、上記混合
物を下部C内に安定かつ均等に吐出できる。
【0100】ところで、ディヒューザー2Aから下部1
Cに被処理水と空気が吐出される際の反作用でディヒュ
ーザー2Aが揺れない様に、支持材料となる炭酸カルシ
ウム鉱物7Cとしては、比較的大きい直径2cm以上の炭
酸カルシウム鉱物7Cが設置されている。この炭酸カル
シウム鉱物7Cは、その表面に繁殖する微生物による生
物処理機能とディヒューザー2Aの支持材料としての機
能とを有する。
Cに被処理水と空気が吐出される際の反作用でディヒュ
ーザー2Aが揺れない様に、支持材料となる炭酸カルシ
ウム鉱物7Cとしては、比較的大きい直径2cm以上の炭
酸カルシウム鉱物7Cが設置されている。この炭酸カル
シウム鉱物7Cは、その表面に繁殖する微生物による生
物処理機能とディヒューザー2Aの支持材料としての機
能とを有する。
【0101】中間部1Bには、下部1Cからの被処理水
と空気の混合物が略均等に吐出してくる。中間部1Bに
は、直径0.5cm以上で直径2cm以下の中粒の炭酸カル
シウム鉱物7Bが充填されている。この炭酸カルシウム
鉱物7Bには微生物が時間の経過とともに繁殖し、有機
物を含有している被処理水を生物学的に効率よく処理す
る。
と空気の混合物が略均等に吐出してくる。中間部1Bに
は、直径0.5cm以上で直径2cm以下の中粒の炭酸カル
シウム鉱物7Bが充填されている。この炭酸カルシウム
鉱物7Bには微生物が時間の経過とともに繁殖し、有機
物を含有している被処理水を生物学的に効率よく処理す
る。
【0102】次に、下部1Cより吐出した空気と被処理
水は中間部1Bを経て上部1Aの下部より上方に向かっ
て流出し、上部1A内の排水が曝気されて撹拌されると
同時に炭酸カルシウム鉱物7Aが流動させられる。
水は中間部1Bを経て上部1Aの下部より上方に向かっ
て流出し、上部1A内の排水が曝気されて撹拌されると
同時に炭酸カルシウム鉱物7Aが流動させられる。
【0103】ところで、この第1水槽1において、上部
1Aの排水(被処理水)と炭酸カルシウム鉱物7Aは散気
管2Cによって強く曝気されているから流動状態にあ
る。一方、中間部1Bと下部1Cの炭酸カルシウム鉱物
7Bと7Cは、流動状態ではなく固定状態である。した
がって、上部1Aでは、上記炭酸カルシウム鉱物7Aは
流動でもって排水と盛んに接触することによって、排水
中のフッ素との化学反応が促進される。したがって、こ
の炭酸カルシウム鉱物7Aの化学反応によって、排水中
のフッ素をフッ化カルシウムにすることができる。この
フッ化カルシウムの比重は、炭酸カルシウム鉱物7の比
重よりも小さいから、上部1Aの中の下部から分離壁8
を通って隣接する微生物汚泥撹拌部12に至る。一方、
フッ化カルシウムよりも比重が大きな炭酸カルシウム鉱
物7A(比重2.7)は、傾斜壁12Aに案内されるよう
に徐々に下降して上部1Aの下部に向かって移動する。
ここでは、散気管2Cによる曝気があるので、上記炭酸
カルシウム鉱物7Aは、再び流動状態となり、被処理水
中のフッ素との化学的反応に役立つ。
1Aの排水(被処理水)と炭酸カルシウム鉱物7Aは散気
管2Cによって強く曝気されているから流動状態にあ
る。一方、中間部1Bと下部1Cの炭酸カルシウム鉱物
7Bと7Cは、流動状態ではなく固定状態である。した
がって、上部1Aでは、上記炭酸カルシウム鉱物7Aは
流動でもって排水と盛んに接触することによって、排水
中のフッ素との化学反応が促進される。したがって、こ
の炭酸カルシウム鉱物7Aの化学反応によって、排水中
のフッ素をフッ化カルシウムにすることができる。この
フッ化カルシウムの比重は、炭酸カルシウム鉱物7の比
重よりも小さいから、上部1Aの中の下部から分離壁8
を通って隣接する微生物汚泥撹拌部12に至る。一方、
フッ化カルシウムよりも比重が大きな炭酸カルシウム鉱
物7A(比重2.7)は、傾斜壁12Aに案内されるよう
に徐々に下降して上部1Aの下部に向かって移動する。
ここでは、散気管2Cによる曝気があるので、上記炭酸
カルシウム鉱物7Aは、再び流動状態となり、被処理水
中のフッ素との化学的反応に役立つ。
【0104】そして、上部1Aにおいては、仮に炭酸カ
ルシウム鉱物7Aに微生物が発生したとしても、散気管
2Cから吐出する空気によって、上記微生物は炭酸カル
シウム鉱物7Aから剥離される。
ルシウム鉱物7Aに微生物が発生したとしても、散気管
2Cから吐出する空気によって、上記微生物は炭酸カル
シウム鉱物7Aから剥離される。
【0105】よって、炭酸カルシウム鉱物7Aの表面と
被処理水とが流動状態で常に充分に接触し反応する。上
記炭酸カルシウム鉱物7Aとして、0.5mm以下の粒径
の炭酸カルシウム鉱物を選定し、かつ、上部1Aでの被
処理水の滞留時間を4時間以上に設定すれば、排水中の
フッ素を確実に処理できる。
被処理水とが流動状態で常に充分に接触し反応する。上
記炭酸カルシウム鉱物7Aとして、0.5mm以下の粒径
の炭酸カルシウム鉱物を選定し、かつ、上部1Aでの被
処理水の滞留時間を4時間以上に設定すれば、排水中の
フッ素を確実に処理できる。
【0106】上記散気管2Cから吐出させる空気量は、
上部1Aの容積1立方メートルについて、1日当たり1
20m3(立方メートル)以上にすることが望ましい。上記
吐出空気量が少ないと、比重が2.7である重い炭酸カ
ルシウム鉱物7Aを、確実な流動状態にすることができ
ない。上記散気管2Cが吐出する空気は、第2ブロワー
20から空気配管3Cを経由して供給される。
上部1Aの容積1立方メートルについて、1日当たり1
20m3(立方メートル)以上にすることが望ましい。上記
吐出空気量が少ないと、比重が2.7である重い炭酸カ
ルシウム鉱物7Aを、確実な流動状態にすることができ
ない。上記散気管2Cが吐出する空気は、第2ブロワー
20から空気配管3Cを経由して供給される。
【0107】また、上部1Aに併設された微生物汚泥撹
拌部12は、充填物である炭酸カルシウム鉱物7Aと微
生物を分離し、かつ、微生物汚泥6を空気により撹拌し
て沈降させない。また、散気管2Bからの曝気撹拌によ
って、反応により形成された比重の軽いフッ化カルシウ
ムと未反応の比重の重い炭酸カルシウムとを分離し、同
時に好気性微生物を繁殖させるための溶存酸素を維持し
ている。
拌部12は、充填物である炭酸カルシウム鉱物7Aと微
生物を分離し、かつ、微生物汚泥6を空気により撹拌し
て沈降させない。また、散気管2Bからの曝気撹拌によ
って、反応により形成された比重の軽いフッ化カルシウ
ムと未反応の比重の重い炭酸カルシウムとを分離し、同
時に好気性微生物を繁殖させるための溶存酸素を維持し
ている。
【0108】また、微生物汚泥撹拌部返送ポンプ23に
よって下部1Cに導入される被処理水は、PHが炭酸カ
ルシウム鉱物7Aによって中和されているから、中間部
1Bの領域では、被処理水中の有機物を栄養源として微
生物が活発に繁殖する。この中間部1Bでの被処理水の
上昇速度は、1時間あたり1メートルを基準とすれば良
い。この上昇速度は、通常の水処理における活性炭吸着
塔での上昇速度と同程度である。したがって、炭酸カル
シウム鉱物7Bには微生物が充分に繁殖できる。有機物
の濃度によっても異なるが、水処理における上昇速度1
メートル/時間以下の条件では、実際、微生物が良く繁
殖する。
よって下部1Cに導入される被処理水は、PHが炭酸カ
ルシウム鉱物7Aによって中和されているから、中間部
1Bの領域では、被処理水中の有機物を栄養源として微
生物が活発に繁殖する。この中間部1Bでの被処理水の
上昇速度は、1時間あたり1メートルを基準とすれば良
い。この上昇速度は、通常の水処理における活性炭吸着
塔での上昇速度と同程度である。したがって、炭酸カル
シウム鉱物7Bには微生物が充分に繁殖できる。有機物
の濃度によっても異なるが、水処理における上昇速度1
メートル/時間以下の条件では、実際、微生物が良く繁
殖する。
【0109】また、この装置では上部1Aにおいて被処
理水のPHが調整されているから、中間部1Bと下部1
Cでは閉塞の原因となるフッ化カルシウム結晶種の発生
はおこらない。仮に、上部1AにおけるPH調整がなけ
れば、PH条件によっては中間部1Bや下部1Cにおい
てフッ化カルシウムの結晶種が発生したりしなかったり
する。
理水のPHが調整されているから、中間部1Bと下部1
Cでは閉塞の原因となるフッ化カルシウム結晶種の発生
はおこらない。仮に、上部1AにおけるPH調整がなけ
れば、PH条件によっては中間部1Bや下部1Cにおい
てフッ化カルシウムの結晶種が発生したりしなかったり
する。
【0110】中間部1Bでの処理水の上昇速度は、第1
水槽1に投入した炭酸カルシウム鉱物7Bの量と微生物
汚泥撹拌部返送ポンプ23の能力とによって決定され
る。第1水槽1に投入するべき炭酸カルシウム鉱物7B
の量は、被処理水中の有機物濃度によっても異なるが、
第1水槽1の全体容積の約20%程度を目安にすればよ
い。
水槽1に投入した炭酸カルシウム鉱物7Bの量と微生物
汚泥撹拌部返送ポンプ23の能力とによって決定され
る。第1水槽1に投入するべき炭酸カルシウム鉱物7B
の量は、被処理水中の有機物濃度によっても異なるが、
第1水槽1の全体容積の約20%程度を目安にすればよ
い。
【0111】一般に、酸排水が流入する水槽は、耐酸の
ための表面処理が水槽表面に行われているので、ディヒ
ューザー固定のためにアンカーを打ちつけるとその処理
表面を傷つけ、酸による侵食がおこる。したがって、こ
の実施形態において、下部1Cに充填されている炭酸カ
ルシウム鉱物7Cの第1の役割は、水槽の内面を傷つけ
ることなくディヒューザー2Aを固定することである。
そして、微生物を繁殖させて被処理水中の有機物を処理
することは上記炭酸カルシウム鉱物7Cの2次的な役割
である。
ための表面処理が水槽表面に行われているので、ディヒ
ューザー固定のためにアンカーを打ちつけるとその処理
表面を傷つけ、酸による侵食がおこる。したがって、こ
の実施形態において、下部1Cに充填されている炭酸カ
ルシウム鉱物7Cの第1の役割は、水槽の内面を傷つけ
ることなくディヒューザー2Aを固定することである。
そして、微生物を繁殖させて被処理水中の有機物を処理
することは上記炭酸カルシウム鉱物7Cの2次的な役割
である。
【0112】第1水槽1に投入するべき炭酸カルシウム
鉱物7Cの量は、第1水槽1の全体容積の約20%程度
を目安にすればよい。そして、上部1Aでは、炭酸カル
シウム鉱物7Aは、上部1A内を曝気する散気管2Cが
吐き出す気泡によって、効率的に流動されて撹拌され
る。
鉱物7Cの量は、第1水槽1の全体容積の約20%程度
を目安にすればよい。そして、上部1Aでは、炭酸カル
シウム鉱物7Aは、上部1A内を曝気する散気管2Cが
吐き出す気泡によって、効率的に流動されて撹拌され
る。
【0113】また、散気管2Bと2Cの吐出空気量は別
々に制御されているが、上記微生物汚泥撹拌部12は傾
斜壁12Aを有している上に、炭酸カルシウム鉱物の比
重が2.7であるから、炭酸カルシウム鉱物7Aが微生
物汚泥撹拌部12から流出することはない。
々に制御されているが、上記微生物汚泥撹拌部12は傾
斜壁12Aを有している上に、炭酸カルシウム鉱物の比
重が2.7であるから、炭酸カルシウム鉱物7Aが微生
物汚泥撹拌部12から流出することはない。
【0114】したがって、炭酸カルシウム鉱物7Aは、
上部1A内を気泡と一緒に上部1Aの底面から上部へと
循環移動し、排水と一緒に第1水槽1内を何度となく流
動循環する。
上部1A内を気泡と一緒に上部1Aの底面から上部へと
循環移動し、排水と一緒に第1水槽1内を何度となく流
動循環する。
【0115】この第1形態では、充填材として粒径0.
5mm以下の炭酸カルシウム鉱物7Aを採用した。したが
って、炭酸カルシウム鉱物7Aは、反応のための表面積
が全体として大きく、被処理水中のフッ素との反応効率
が良い。また、散気管2Cの曝気との平衡関係を維持し
易い。この平衡関係とは、炭酸カルシウム鉱物7Aが速
やかに沈降せずに、曝気によって流動状態が常に維持さ
れている状態である。
5mm以下の炭酸カルシウム鉱物7Aを採用した。したが
って、炭酸カルシウム鉱物7Aは、反応のための表面積
が全体として大きく、被処理水中のフッ素との反応効率
が良い。また、散気管2Cの曝気との平衡関係を維持し
易い。この平衡関係とは、炭酸カルシウム鉱物7Aが速
やかに沈降せずに、曝気によって流動状態が常に維持さ
れている状態である。
【0116】したがって、第1水槽1内には、広い範囲
にわたって、炭酸カルシウム鉱物7Aの流動状態が形成
されている。なお、被処理水が第1水槽1の上部1Aと
中間部1Bと下部1Cに滞留する時間は、フッ素濃度と
界面活性剤等の有機物の流入濃度によって決定すべきで
あるが、フッ素濃度が30〜300ppmであり、界面活
性剤や有機溶剤のCOD濃度が数ppm程度であることか
ら判断して、安全係数も含めて、上部1Aでの滞留時間
を1時間以上にした。また、中間部1Bと下部1Cでの
滞留時間をそれぞれ30分以上、計1時間にした。すな
わち、微生物汚泥撹拌部12を除く第1水槽1での被処
理水の滞留時間を合計で2時間以上とした。
にわたって、炭酸カルシウム鉱物7Aの流動状態が形成
されている。なお、被処理水が第1水槽1の上部1Aと
中間部1Bと下部1Cに滞留する時間は、フッ素濃度と
界面活性剤等の有機物の流入濃度によって決定すべきで
あるが、フッ素濃度が30〜300ppmであり、界面活
性剤や有機溶剤のCOD濃度が数ppm程度であることか
ら判断して、安全係数も含めて、上部1Aでの滞留時間
を1時間以上にした。また、中間部1Bと下部1Cでの
滞留時間をそれぞれ30分以上、計1時間にした。すな
わち、微生物汚泥撹拌部12を除く第1水槽1での被処
理水の滞留時間を合計で2時間以上とした。
【0117】炭酸カルシウム鉱物は、各種市販されてお
り、粒径1.0mmや0.5mm程度が最も安価であり、粒径
が大きくなるにしたがって単価が上昇する。したがっ
て、反応効率やコストを考えると、炭酸カルシウム鉱物
7Aについては、その粒径を2mm以下にすることが好ま
しい。炭酸カルシウム鉱物7Aの粒径を2mm以上に大き
くすると、第1水槽1での反応時間を3時間以上にする
必要があるから、粒径0.5mmの炭酸カルシウム鉱物7
Aを採用した場合に比較して、第1水槽1を大きくする
必要が生じて槽のイニシアルコストを増大させることと
なる。
り、粒径1.0mmや0.5mm程度が最も安価であり、粒径
が大きくなるにしたがって単価が上昇する。したがっ
て、反応効率やコストを考えると、炭酸カルシウム鉱物
7Aについては、その粒径を2mm以下にすることが好ま
しい。炭酸カルシウム鉱物7Aの粒径を2mm以上に大き
くすると、第1水槽1での反応時間を3時間以上にする
必要があるから、粒径0.5mmの炭酸カルシウム鉱物7
Aを採用した場合に比較して、第1水槽1を大きくする
必要が生じて槽のイニシアルコストを増大させることと
なる。
【0118】被処理水が分離壁8の下部を通過して上部
1Aの微生物汚泥撹拌部12に移動するとき、大部分の
炭酸カルシウム鉱物7Aは分離壁8で確実にせき止めら
れて撹拌部12への被処理水流から分離される。また、
微生物汚泥6は比重が1に近いから微生物汚泥撹拌部1
2から流出して第2水槽13に流入する。
1Aの微生物汚泥撹拌部12に移動するとき、大部分の
炭酸カルシウム鉱物7Aは分離壁8で確実にせき止めら
れて撹拌部12への被処理水流から分離される。また、
微生物汚泥6は比重が1に近いから微生物汚泥撹拌部1
2から流出して第2水槽13に流入する。
【0119】微生物汚泥撹拌部12内は、散気管2Bに
よって軽く曝気されている。この軽い曝気は、上記散気
管2Cによる強い曝気に比べて弱い曝気である。したが
って、上記弱い曝気下で、微生物汚泥6は流動して撹拌
部12から流出するが、分離壁8を通過した炭酸カルシ
ウム鉱物7Aは沈降する。
よって軽く曝気されている。この軽い曝気は、上記散気
管2Cによる強い曝気に比べて弱い曝気である。したが
って、上記弱い曝気下で、微生物汚泥6は流動して撹拌
部12から流出するが、分離壁8を通過した炭酸カルシ
ウム鉱物7Aは沈降する。
【0120】そして、この微生物汚泥撹拌部12には、
ポリ塩化アルミニウムタンク49からのポリ塩化アルミ
ニウムが定量ポンプ48によって極微量(数ppmから数十
ppm)だけ添加される。極微量だけ添加すれば、固定領域
である中間部1Bと下部1Cにおいてポリ塩化アルミニ
ウムによる閉塞は発生しない。
ポリ塩化アルミニウムタンク49からのポリ塩化アルミ
ニウムが定量ポンプ48によって極微量(数ppmから数十
ppm)だけ添加される。極微量だけ添加すれば、固定領域
である中間部1Bと下部1Cにおいてポリ塩化アルミニ
ウムによる閉塞は発生しない。
【0121】そして、分離壁8を通過して微生物汚泥撹
拌部12に侵入してきた微細なフッ化カルシウムは、上
記極く微量のポリ塩化アルミニウムによって凝集されて
大きなフロックになる。ここでは、上記ポリ塩化アルミ
ニウムの添加量を更に数ppm以下にして、導電率の上昇
を抑えて、被処理水を超純水製造装置への原水として再
利用できるようにしている。しかし、被処理水を超純水
製造装置への原水として再利用しない場合には、上記ポ
リ塩化アルミニウムの添加量を数ppm以上にしても良
い。
拌部12に侵入してきた微細なフッ化カルシウムは、上
記極く微量のポリ塩化アルミニウムによって凝集されて
大きなフロックになる。ここでは、上記ポリ塩化アルミ
ニウムの添加量を更に数ppm以下にして、導電率の上昇
を抑えて、被処理水を超純水製造装置への原水として再
利用できるようにしている。しかし、被処理水を超純水
製造装置への原水として再利用しない場合には、上記ポ
リ塩化アルミニウムの添加量を数ppm以上にしても良
い。
【0122】上記フロックを形成することによって、微
生物汚泥撹拌部12の中には化学的な無機汚泥50が形
成される。この無機汚泥50および上記微生物汚泥6
は、比重が2.7よりも低くて1に近いから、軽い曝気
によって舞い上がり、流出管9を経由して、第2水槽1
3に流入する。尚、ポリ塩化アルミニウムを第2水槽1
3ではなく微生物汚泥撹拌部12に添加する理由は、第
2水槽13には急速撹拌の機能がなく、ポリ塩化アルミ
ニウムの凝集反応が円滑に進行しないからである。
生物汚泥撹拌部12の中には化学的な無機汚泥50が形
成される。この無機汚泥50および上記微生物汚泥6
は、比重が2.7よりも低くて1に近いから、軽い曝気
によって舞い上がり、流出管9を経由して、第2水槽1
3に流入する。尚、ポリ塩化アルミニウムを第2水槽1
3ではなく微生物汚泥撹拌部12に添加する理由は、第
2水槽13には急速撹拌の機能がなく、ポリ塩化アルミ
ニウムの凝集反応が円滑に進行しないからである。
【0123】一方、分離壁8を通過した小さい炭酸カル
シウム鉱物7Aは微生物汚泥撹拌部12で沈降して、傾
斜した傾斜壁12Aに沿って下降して、中間部1Bに向
かって移動する。上記微生物汚泥撹拌部12での第3ブ
ロワー21からの吐出空気量は、微生物汚泥撹拌部12
の槽容量1m3(立方メートル)について、1日当たり5
m3以下で良い。
シウム鉱物7Aは微生物汚泥撹拌部12で沈降して、傾
斜した傾斜壁12Aに沿って下降して、中間部1Bに向
かって移動する。上記微生物汚泥撹拌部12での第3ブ
ロワー21からの吐出空気量は、微生物汚泥撹拌部12
の槽容量1m3(立方メートル)について、1日当たり5
m3以下で良い。
【0124】次に、微生物汚泥撹拌部12から流出管9
に流出した無機汚泥50と微生物汚泥6を含む被処理水
は、第2水槽13に流入する。この第2水槽13は沈澱
槽であり、沈澱時間を3時間以上にしている。この第2
水槽13では、先すぼみの底部に沈澱した無機汚泥50
と微生物汚泥6が、かき寄せ機14Aでもってかき寄せ
られる。この第2水槽13では、被処理水は無機汚泥5
0,微生物汚泥6と上澄液とに分離される。
に流出した無機汚泥50と微生物汚泥6を含む被処理水
は、第2水槽13に流入する。この第2水槽13は沈澱
槽であり、沈澱時間を3時間以上にしている。この第2
水槽13では、先すぼみの底部に沈澱した無機汚泥50
と微生物汚泥6が、かき寄せ機14Aでもってかき寄せ
られる。この第2水槽13では、被処理水は無機汚泥5
0,微生物汚泥6と上澄液とに分離される。
【0125】ところで、この第1形態では、微生物汚泥
撹拌部12での沈澱時間を30分としている。したがっ
て、炭酸カルシウム鉱物7Aのような沈降性のよい物質
は、微生物汚泥撹拌部12から流出する可能性は少な
い。そして、微生物汚泥撹拌部12に比べて、第2水槽
13での沈澱時間(3時間)は長いから、微生物汚泥撹拌
部12で沈降しなかった無機汚泥50と微生物汚泥6が
第2水槽(沈澱槽)13では沈澱する。この沈澱した無機
汚泥50と微生物汚泥6は第3水槽(濃縮槽)16に流入
する。この濃縮槽16での滞留時間は10時間以上であ
ればよい。この濃縮槽16では、ポリ塩化アルミニウム
やフッ化カルシウムを中心とした無機汚泥50と微生物
汚泥6とが時間をかけてゆっくりと濃縮される。ポリ塩
化アルミニウム由来の無機汚泥50や微生物汚泥6は、
一般の消石灰などの薬品添加による無機性の汚泥と比較
して脱水性がよくない。したがって、この第3水槽16
で濃縮された汚泥をさらに、汚泥ポンプ17によってフ
ィルタープレス18に導入する。そして、このフィルタ
ープレス18によって上記濃縮汚泥を脱水する。フィル
タープレス18は比較的脱水性の良い脱水機である。フ
ィルタープレス18の処理能力によって多少変動がある
が、含水率65%以下の脱水ケーキを得ることが目標で
ある。なお、このフィルタープレス18から発生する汚
泥量は、消石灰や凝集剤を多量に使用する従来のフッ素
処理方法に比べて、格段に少ない。
撹拌部12での沈澱時間を30分としている。したがっ
て、炭酸カルシウム鉱物7Aのような沈降性のよい物質
は、微生物汚泥撹拌部12から流出する可能性は少な
い。そして、微生物汚泥撹拌部12に比べて、第2水槽
13での沈澱時間(3時間)は長いから、微生物汚泥撹拌
部12で沈降しなかった無機汚泥50と微生物汚泥6が
第2水槽(沈澱槽)13では沈澱する。この沈澱した無機
汚泥50と微生物汚泥6は第3水槽(濃縮槽)16に流入
する。この濃縮槽16での滞留時間は10時間以上であ
ればよい。この濃縮槽16では、ポリ塩化アルミニウム
やフッ化カルシウムを中心とした無機汚泥50と微生物
汚泥6とが時間をかけてゆっくりと濃縮される。ポリ塩
化アルミニウム由来の無機汚泥50や微生物汚泥6は、
一般の消石灰などの薬品添加による無機性の汚泥と比較
して脱水性がよくない。したがって、この第3水槽16
で濃縮された汚泥をさらに、汚泥ポンプ17によってフ
ィルタープレス18に導入する。そして、このフィルタ
ープレス18によって上記濃縮汚泥を脱水する。フィル
タープレス18は比較的脱水性の良い脱水機である。フ
ィルタープレス18の処理能力によって多少変動がある
が、含水率65%以下の脱水ケーキを得ることが目標で
ある。なお、このフィルタープレス18から発生する汚
泥量は、消石灰や凝集剤を多量に使用する従来のフッ素
処理方法に比べて、格段に少ない。
【0126】また、上部1Aでは、時間が経過するにし
たがって、流動中の炭酸カルシウム鉱物7Aの表面に微
生物が繁殖してくるので、この炭酸カルシウム鉱物7A
はフッ素の除去能力が低下してくる。その結果、第2水
槽13内部の被処理水のフッ素濃度が所定値よりも上昇
すると、第2水槽13の中に設置されたフッ素濃度計1
5と調節計(図示せず)が信号伝達線22に信号を出力す
る。そして、この信号を受けた第1ブロワー19と第2
ブロワー20は、インバータ制御によって空気吐出量が
増加させられる。同時に、微生物汚泥撹拌部返送ポンプ
23の循環量も増加させられる。すると、散気管2Cお
よびディヒューザー2Aから吐出する空気量が増えるか
ら、第1水槽1の上部1A内の曝気による撹拌および槽
内循環が強力になる。その結果、強力な曝気と強力な循
環によって、排水中のフッ素と炭酸カルシウム鉱物7A
との化学反応が促進されて、フッ化カルシウム化が促進
され、被処理水中のフッ素濃度が低下する。
たがって、流動中の炭酸カルシウム鉱物7Aの表面に微
生物が繁殖してくるので、この炭酸カルシウム鉱物7A
はフッ素の除去能力が低下してくる。その結果、第2水
槽13内部の被処理水のフッ素濃度が所定値よりも上昇
すると、第2水槽13の中に設置されたフッ素濃度計1
5と調節計(図示せず)が信号伝達線22に信号を出力す
る。そして、この信号を受けた第1ブロワー19と第2
ブロワー20は、インバータ制御によって空気吐出量が
増加させられる。同時に、微生物汚泥撹拌部返送ポンプ
23の循環量も増加させられる。すると、散気管2Cお
よびディヒューザー2Aから吐出する空気量が増えるか
ら、第1水槽1の上部1A内の曝気による撹拌および槽
内循環が強力になる。その結果、強力な曝気と強力な循
環によって、排水中のフッ素と炭酸カルシウム鉱物7A
との化学反応が促進されて、フッ化カルシウム化が促進
され、被処理水中のフッ素濃度が低下する。
【0127】尚、この第1形態において、フッ素排水中の
有機物濃度が通常よりも高い場合には、第1水槽1内の
循環回数を極力減少させて(具体的には1回/(2時間以
上))、固定化担体である炭酸カルシウム鉱物からの微生
物の剥離をなくし、中間部1Bと下部1Cの炭酸カルシ
ウム鉱物7Bと7Cに微生物を通常よりも多く繁殖保持
させて、有機物処理能力を増大させることができる。
有機物濃度が通常よりも高い場合には、第1水槽1内の
循環回数を極力減少させて(具体的には1回/(2時間以
上))、固定化担体である炭酸カルシウム鉱物からの微生
物の剥離をなくし、中間部1Bと下部1Cの炭酸カルシ
ウム鉱物7Bと7Cに微生物を通常よりも多く繁殖保持
させて、有機物処理能力を増大させることができる。
【0128】また、上記第1形態では、散気管2Cから
吐出させる空気量を上部1Aの容積1立方メートルにつ
いて1日当たり120m3にした時には、通常のフッ素濃
度の排水の処理が可能であるが、散気管2Cから吐出さ
せる空気量を200m3以上にすれば、炭酸カルシウム
鉱物と被処理水中のフッ素との反応が促進されて処理効
果すなわちフッ素の除去率が高まる。
吐出させる空気量を上部1Aの容積1立方メートルにつ
いて1日当たり120m3にした時には、通常のフッ素濃
度の排水の処理が可能であるが、散気管2Cから吐出さ
せる空気量を200m3以上にすれば、炭酸カルシウム
鉱物と被処理水中のフッ素との反応が促進されて処理効
果すなわちフッ素の除去率が高まる。
【0129】図9のの欄に、この第1実施形態の通常
のフッ素濃度の時でのタイミングチャートを示し、図9
の欄にフッ素濃度が低い時のタイミングチャートを示
す。
のフッ素濃度の時でのタイミングチャートを示し、図9
の欄にフッ素濃度が低い時のタイミングチャートを示
す。
【0130】また、前記した様に、微生物汚泥撹拌部返
送ポンプ23から吐出される吐出量によって、中間部1
Bと下部1Cに繁殖する微生物量を制御することができ
る。すなわち、微生物汚泥撹拌部返送ポンプ23の吐出
量を多くすれば、微生物の固定化担体である炭酸カルシ
ウム鉱物7B,7Cから微生物が剥離して、第1水槽1
から微生物量が減少する。一方、微生物汚泥撹拌部返送
ポンプ23の吐出量を少なくすれば、微生物の固定化担
体である炭酸カルシウム鉱物7B,7Cから微生物が剥
離することを防止して、微生物を炭酸カルシウム鉱物7
B,7Cに保持することができる。
送ポンプ23から吐出される吐出量によって、中間部1
Bと下部1Cに繁殖する微生物量を制御することができ
る。すなわち、微生物汚泥撹拌部返送ポンプ23の吐出
量を多くすれば、微生物の固定化担体である炭酸カルシ
ウム鉱物7B,7Cから微生物が剥離して、第1水槽1
から微生物量が減少する。一方、微生物汚泥撹拌部返送
ポンプ23の吐出量を少なくすれば、微生物の固定化担
体である炭酸カルシウム鉱物7B,7Cから微生物が剥
離することを防止して、微生物を炭酸カルシウム鉱物7
B,7Cに保持することができる。
【0131】〔第2形態〕次に、図2に、この発明の排
水処理装置の第2の実施の形態を示す。この第2の形態
は、図1に示した第1形態の第2水槽(沈澱槽)13から
第1水槽1の上部1Aに、汚泥を返送する汚泥返送管3
3を備えている点だけが、第1形態と異なる。したがっ
て、この第2形態では、第1形態と異なる点を重点的に
説明する。
水処理装置の第2の実施の形態を示す。この第2の形態
は、図1に示した第1形態の第2水槽(沈澱槽)13から
第1水槽1の上部1Aに、汚泥を返送する汚泥返送管3
3を備えている点だけが、第1形態と異なる。したがっ
て、この第2形態では、第1形態と異なる点を重点的に
説明する。
【0132】上記汚泥返送管33にはポンプ35が取り
付けられている。そして、このポンプ35を運転するこ
とによって、第2水槽13で沈澱した無機汚泥50およ
び微生物汚泥6は、汚泥返送管33を通って、第1水槽
1の上部1Aの排水面上に散水される。この第1水槽1
の上部1Aに返送された無機汚泥50は主として水酸化
アルミニウムのフロックであるから、微細なフッ化カル
シウムを取り込み、結果として被処理水中のフッ素の処
理に役立つ。また、上部1Aに返送された微生物汚泥6
は被処理水中の有機物の処理に役立つ。
付けられている。そして、このポンプ35を運転するこ
とによって、第2水槽13で沈澱した無機汚泥50およ
び微生物汚泥6は、汚泥返送管33を通って、第1水槽
1の上部1Aの排水面上に散水される。この第1水槽1
の上部1Aに返送された無機汚泥50は主として水酸化
アルミニウムのフロックであるから、微細なフッ化カル
シウムを取り込み、結果として被処理水中のフッ素の処
理に役立つ。また、上部1Aに返送された微生物汚泥6
は被処理水中の有機物の処理に役立つ。
【0133】このように、この第2形態では、第2水槽
13で沈澱した無機汚泥50と微生物汚泥6を第1水槽
1の上部1Aに返送することによって、第1水槽1での
無機汚泥濃度と微生物濃度を上昇させて、より合理的に
フッ素と有機物の処理効果を高めている。
13で沈澱した無機汚泥50と微生物汚泥6を第1水槽
1の上部1Aに返送することによって、第1水槽1での
無機汚泥濃度と微生物濃度を上昇させて、より合理的に
フッ素と有機物の処理効果を高めている。
【0134】〔第3形態〕次に、図3に、この発明の第
3形態を示す。この第3形態は、第2水槽13からの被
処理水が導入される濾過装置24と軟水装置25と逆浸
透膜装置26と超純水製造装置27とを備えた点だけ
が、図1の第1形態と異なる点である。したがって、こ
の第3形態は、第1形態と異なる点を重点的に説明す
る。
3形態を示す。この第3形態は、第2水槽13からの被
処理水が導入される濾過装置24と軟水装置25と逆浸
透膜装置26と超純水製造装置27とを備えた点だけ
が、図1の第1形態と異なる点である。したがって、こ
の第3形態は、第1形態と異なる点を重点的に説明す
る。
【0135】この第3形態は、有機物含有フッ素排水か
ら超純水を製造できるようにしたものである。第2水槽
13からの多少の浮遊物を含む被処理水は、濾過装置2
4によって濾過されて浮遊物が除去される。濾過装置2
4の濾過材としてはアンスラサイトを用いた。
ら超純水を製造できるようにしたものである。第2水槽
13からの多少の浮遊物を含む被処理水は、濾過装置2
4によって濾過されて浮遊物が除去される。濾過装置2
4の濾過材としてはアンスラサイトを用いた。
【0136】次に、濾過された被処理水は、軟水装置2
5によって溶解しているカルシウムイオンが主に除去さ
れる。そして、さらに逆浸透膜装置26によって、残り
の溶解しているイオンと有機物と含有している微生物な
どが確実に除去される。
5によって溶解しているカルシウムイオンが主に除去さ
れる。そして、さらに逆浸透膜装置26によって、残り
の溶解しているイオンと有機物と含有している微生物な
どが確実に除去される。
【0137】逆浸透膜装置26は、もちろん、一般的な
殺菌ユニットおよびPH調整ユニットと逆浸透膜保護の
ための精密フィルターなどを有している。
殺菌ユニットおよびPH調整ユニットと逆浸透膜保護の
ための精密フィルターなどを有している。
【0138】そして、この逆浸透膜装置26からは、P
H、フッ素等のイオン、有機物、浮遊物、導電率等が確
実に処理された処理水を得ることができる。したがっ
て、この処理水を、従存の超純水製造装置27に導入す
ることによって、超純水を得ることができる。
H、フッ素等のイオン、有機物、浮遊物、導電率等が確
実に処理された処理水を得ることができる。したがっ
て、この処理水を、従存の超純水製造装置27に導入す
ることによって、超純水を得ることができる。
【0139】〔第4形態〕次に、図4にこの発明の第4
形態を示す。この第4形態は、上記第2形態と上記第3
形態とを組み合わせたものである。すなわち、この第4
形態が図1の第1形態と異なる点は、第2水槽13から
第1水槽1の上部1Aに汚泥を返送する汚泥返送管33
を備えている点と、第2水槽13からの被処理水が導入
される濾過装置24と軟水装置25と逆浸透膜装置26
と超純水製造装置27とを備えた点の2点だけである。
形態を示す。この第4形態は、上記第2形態と上記第3
形態とを組み合わせたものである。すなわち、この第4
形態が図1の第1形態と異なる点は、第2水槽13から
第1水槽1の上部1Aに汚泥を返送する汚泥返送管33
を備えている点と、第2水槽13からの被処理水が導入
される濾過装置24と軟水装置25と逆浸透膜装置26
と超純水製造装置27とを備えた点の2点だけである。
【0140】従って、この第4形態は、上記第3形態と
同様に超純水を得ることができることはもちろん、第2
形態と同様に第1水槽1での排水処理効率を第1形態よ
りも向上できるから、第3形態よりも超純水製造能力を
向上させることができる。
同様に超純水を得ることができることはもちろん、第2
形態と同様に第1水槽1での排水処理効率を第1形態よ
りも向上できるから、第3形態よりも超純水製造能力を
向上させることができる。
【0141】〔実験例〕次に、具体的な実験例を説明す
る。具体的な有機物含有フッ素排水の処理実験例とし
て、例えば、図1に示した第1形態の有機物含有フッ素
排水の処理装置を使用する。この処理装置では、第1水
槽1の容量を約1.6立方メートルとし、微生物汚泥撹
拌部12の容量を約0.4立方メートルとし、第2水槽
13の容積を約0.4立方メートルとし、第3水槽(濃縮
槽)16の容量を約0.3立方メートルとした。
る。具体的な有機物含有フッ素排水の処理実験例とし
て、例えば、図1に示した第1形態の有機物含有フッ素
排水の処理装置を使用する。この処理装置では、第1水
槽1の容量を約1.6立方メートルとし、微生物汚泥撹
拌部12の容量を約0.4立方メートルとし、第2水槽
13の容積を約0.4立方メートルとし、第3水槽(濃縮
槽)16の容量を約0.3立方メートルとした。
【0142】この実験において、処理前のPHが6.3
であり、フッ素濃度が165ppmであり、有機物として
のTOCが6.5ppmであるフッ素及び界面活性剤や有機
溶剤等の有機物を含んだ排水を処理した。この排水を上
記処理装置でもって処理した結果、PHを7.5にで
き、フッ素濃度を6ppm以下(処理前の約27分の1)に
でき、TOCを1.1ppm(処理前の約6分の1)にでき
た。
であり、フッ素濃度が165ppmであり、有機物として
のTOCが6.5ppmであるフッ素及び界面活性剤や有機
溶剤等の有機物を含んだ排水を処理した。この排水を上
記処理装置でもって処理した結果、PHを7.5にで
き、フッ素濃度を6ppm以下(処理前の約27分の1)に
でき、TOCを1.1ppm(処理前の約6分の1)にでき
た。
【0143】次に、いま1つの実験例を説明する。この
実験例では、図3に示した第3形態の処理装置を使用し
て、有機物含有フッ素排水の処理実験を行った。この処
理装置では、第1水槽1の容量を約1.6立方メートル
とし、微生物汚泥撹拌部12の容量を約0.4立方メー
トルとし、第2水槽13の容量を約0.4立方メートル
とし、濃縮槽16の容量を約0.3立方メートルとし、
濾過装置24と軟水装置25の容量をそれぞれ約0.2
立方メートルとし、逆浸透膜装置26を1ユニットとし
た。
実験例では、図3に示した第3形態の処理装置を使用し
て、有機物含有フッ素排水の処理実験を行った。この処
理装置では、第1水槽1の容量を約1.6立方メートル
とし、微生物汚泥撹拌部12の容量を約0.4立方メー
トルとし、第2水槽13の容量を約0.4立方メートル
とし、濃縮槽16の容量を約0.3立方メートルとし、
濾過装置24と軟水装置25の容量をそれぞれ約0.2
立方メートルとし、逆浸透膜装置26を1ユニットとし
た。
【0144】この実験において、処理前のPHが6.2
であり、フッ素濃度が166ppmであり、有機物として
のTOCが6.2ppmであり、導電率が1344μs/cm
である有機物含有フッ素排水を処理した。この排水を上
記処理装置でもって処理した結果、超純水製造装置27
への再利用水の水質として、PHを7.3にでき、フッ
素濃度を0.5ppm(処理前の332分の1)以下にでき、
TOCを0.5ppm(処理前の約12分の1)以下にでき、
導電率を264μs/cm(処理前の約5分の1)以下にす
ることができた。
であり、フッ素濃度が166ppmであり、有機物として
のTOCが6.2ppmであり、導電率が1344μs/cm
である有機物含有フッ素排水を処理した。この排水を上
記処理装置でもって処理した結果、超純水製造装置27
への再利用水の水質として、PHを7.3にでき、フッ
素濃度を0.5ppm(処理前の332分の1)以下にでき、
TOCを0.5ppm(処理前の約12分の1)以下にでき、
導電率を264μs/cm(処理前の約5分の1)以下にす
ることができた。
【0145】次に、この発明の排水処理装置としての有
機物含有過酸化水素排水の処理装置を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。
機物含有過酸化水素排水の処理装置を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。
【0146】〔第5形態〕図5に、この第5形態の有機
物含有過酸化水素排水の処理装置を示す。この第5形態
は、排水中の界面活性剤や有機溶剤等の有機物と過酸化
水素とを1つの水槽で、巧みにかつ合理的に処理できる
排水処理装置である。
物含有過酸化水素排水の処理装置を示す。この第5形態
は、排水中の界面活性剤や有機溶剤等の有機物と過酸化
水素とを1つの水槽で、巧みにかつ合理的に処理できる
排水処理装置である。
【0147】この排水処理装置は、活性炭を比較的流動
状態の基で過酸化水素分解のための触媒として利用して
過酸化水素の除去に役立てる点と、この活性炭を固定状
態の基での吸着能力を利用して有機物を吸着する点と、
活性炭を固定状態の基で微生物の固定化担体として利用
して有機物分解に役立てる点とを主たる処理原理とし、
さらに、この異なる処理を1つの第1水槽1で実行する
ものである。以下に説明するように、この第5形態は、
過酸化水素と界面活性剤や有機溶剤等の有機物との両方
を三次元的に合理的に処理可能な処理装置である。
状態の基で過酸化水素分解のための触媒として利用して
過酸化水素の除去に役立てる点と、この活性炭を固定状
態の基での吸着能力を利用して有機物を吸着する点と、
活性炭を固定状態の基で微生物の固定化担体として利用
して有機物分解に役立てる点とを主たる処理原理とし、
さらに、この異なる処理を1つの第1水槽1で実行する
ものである。以下に説明するように、この第5形態は、
過酸化水素と界面活性剤や有機溶剤等の有機物との両方
を三次元的に合理的に処理可能な処理装置である。
【0148】したがって、この第5形態は、建設費が低
いことはもちろん、ランニングコストおよびメンテナン
スコストの低い画期的な有機物含有過酸化水素排水の処
理装置である。
いことはもちろん、ランニングコストおよびメンテナン
スコストの低い画期的な有機物含有過酸化水素排水の処
理装置である。
【0149】図5に示すように、この第5形態が、図1
に示した第1形態の排水処理装置と異なる点は、第1水
槽1に炭酸カルシウム鉱物7A,B,Cに替えて活性炭3
07A,B,Cが充填されている点と、第1水槽1にフッ
素排水に替えて過酸化水素排水が導入される点と、ポリ
塩化アルミニウムタンク49を有していない点と、フッ
素濃度計15に替えて酸化還元電位計115を第2水槽
13に設置した点との4つの点だけである。したがっ
て、この第5形態は、第1形態と異なっている点を重点
的に説明する。また、第1形態と同じ部分には同じ番号
を付することとする。
に示した第1形態の排水処理装置と異なる点は、第1水
槽1に炭酸カルシウム鉱物7A,B,Cに替えて活性炭3
07A,B,Cが充填されている点と、第1水槽1にフッ
素排水に替えて過酸化水素排水が導入される点と、ポリ
塩化アルミニウムタンク49を有していない点と、フッ
素濃度計15に替えて酸化還元電位計115を第2水槽
13に設置した点との4つの点だけである。したがっ
て、この第5形態は、第1形態と異なっている点を重点
的に説明する。また、第1形態と同じ部分には同じ番号
を付することとする。
【0150】また、この排水処理装置の各水槽での滞留
時間を、図10に示す。図10の欄には、通常の過酸
化水素濃度のときのタイミングチャートを示し、欄に
は過酸化水素濃度が通常よりも低いときのタイミングチ
ャートを示す。以下の動作説明においてこのタイミング
チャートを併せて参照すれば動作を理解し易い。
時間を、図10に示す。図10の欄には、通常の過酸
化水素濃度のときのタイミングチャートを示し、欄に
は過酸化水素濃度が通常よりも低いときのタイミングチ
ャートを示す。以下の動作説明においてこのタイミング
チャートを併せて参照すれば動作を理解し易い。
【0151】この構成の第5形態は、まず、排水導入管
11から第1水槽1の上部1Aの水面に過酸化水素排水
が導入される。この過酸化水素排水は有機物を含んでい
る。そして、第2ブロワー20の稼動によって、散気管
2Cから上部1Aの中の曝気空気が導入される。この曝
気空気によって、上部1A内の排水が曝気されて撹拌さ
れると同時に強く流動させられる。この第1水槽1にお
いて、上部1Aの排水と活性炭307Aは散気管2Cに
よって曝気されているから流動状態にある。一方、中間
部1Bと下部1Cの活性炭307Bと307Cは、固定
状態である。
11から第1水槽1の上部1Aの水面に過酸化水素排水
が導入される。この過酸化水素排水は有機物を含んでい
る。そして、第2ブロワー20の稼動によって、散気管
2Cから上部1Aの中の曝気空気が導入される。この曝
気空気によって、上部1A内の排水が曝気されて撹拌さ
れると同時に強く流動させられる。この第1水槽1にお
いて、上部1Aの排水と活性炭307Aは散気管2Cに
よって曝気されているから流動状態にある。一方、中間
部1Bと下部1Cの活性炭307Bと307Cは、固定
状態である。
【0152】すなわち、上部1Aでは、上記活性炭30
7Aは流動でもって排水と盛んに接触することによっ
て、触媒反応による排水中の過酸化水素の分解が促進さ
れる。したがって、この活性炭307Aの触媒反応によ
って、排水中の過酸化水素を分解することができる。活
性炭307Aは、傾斜壁12Aに案内されるように徐々
に下降して中間部1Bの上部に向かって移動する。この
中間部1Bの上部である上部1Aでは、散気管2Cによ
る曝気があるから、上記活性炭307Aは、常に傾斜壁
12Aによって循環曝気されている状態である。
7Aは流動でもって排水と盛んに接触することによっ
て、触媒反応による排水中の過酸化水素の分解が促進さ
れる。したがって、この活性炭307Aの触媒反応によ
って、排水中の過酸化水素を分解することができる。活
性炭307Aは、傾斜壁12Aに案内されるように徐々
に下降して中間部1Bの上部に向かって移動する。この
中間部1Bの上部である上部1Aでは、散気管2Cによ
る曝気があるから、上記活性炭307Aは、常に傾斜壁
12Aによって循環曝気されている状態である。
【0153】被処理水は、上部1Aで反応撹拌された
後、分離壁8の下部から微生物汚泥撹拌部12に流入す
る。
後、分離壁8の下部から微生物汚泥撹拌部12に流入す
る。
【0154】そして、被処理水は分離された微生物と共
に、微生物汚泥撹拌部12に設置してある微生物汚泥撹
拌部返送ポンプ23により、空気とともにラインミキサ
ー10に導入される。
に、微生物汚泥撹拌部12に設置してある微生物汚泥撹
拌部返送ポンプ23により、空気とともにラインミキサ
ー10に導入される。
【0155】続いて、被処理水は、ラインミキサー10
からディヒューザー2Aを介して下部1Cに導入され
る。
からディヒューザー2Aを介して下部1Cに導入され
る。
【0156】上部1Aでの活性炭307Aに比べて、中
間部1Bと下部1Cの活性炭307Bと307Cは活性
炭の粒径が大きいので、ラインミキサー10からの被処
理水と空気の混合物がディヒューザー2Aから吐出する
が、ディヒューザー2A自体は安定している。また、下
部1Cの活性炭307Cは固定状態であり、被処理水は
ディヒューザー2Aから均等に上昇する。
間部1Bと下部1Cの活性炭307Bと307Cは活性
炭の粒径が大きいので、ラインミキサー10からの被処
理水と空気の混合物がディヒューザー2Aから吐出する
が、ディヒューザー2A自体は安定している。また、下
部1Cの活性炭307Cは固定状態であり、被処理水は
ディヒューザー2Aから均等に上昇する。
【0157】この中間部1Bと下部1Cでは、上記活性
炭307Bと307Cは固定状態であるから、時間経過
にしたがって上記活性炭307Bと307Cには比較的
容易に微生物が発生して繁殖し固定化される。この活性
炭307Bと307Cの表面に繁殖した微生物は、排水
つまり被処理水が含んでいる界面活性剤などの有機物を
生物学的反応でもって処理できる。
炭307Bと307Cは固定状態であるから、時間経過
にしたがって上記活性炭307Bと307Cには比較的
容易に微生物が発生して繁殖し固定化される。この活性
炭307Bと307Cの表面に繁殖した微生物は、排水
つまり被処理水が含んでいる界面活性剤などの有機物を
生物学的反応でもって処理できる。
【0158】一方、上部1Aにおいては、活性炭307
Aの表面には微生物がある程度繁殖するものの、散気管
2Cから吐出する空気によって、微生物が剥離される。
よって、活性炭307Aと被処理水とが流動状態で充分
に接触反応する。これにより、排水中の過酸化水素がよ
り確実に分解されて酸素ガスと水とになる。
Aの表面には微生物がある程度繁殖するものの、散気管
2Cから吐出する空気によって、微生物が剥離される。
よって、活性炭307Aと被処理水とが流動状態で充分
に接触反応する。これにより、排水中の過酸化水素がよ
り確実に分解されて酸素ガスと水とになる。
【0159】上記散気管2Cから吐出させる空気量は、
上部1Aの容積1立方メートルについて、1日当たり6
0m3(立方メートル)以上にすることが望ましい。上記
吐出空気量が少ないと、活性炭307Aを、確実な流動
状態にすることができない。上記散気管2Cが吐出する
空気は、第2ブロワー20から空気配管3Cを経由して
供給される。
上部1Aの容積1立方メートルについて、1日当たり6
0m3(立方メートル)以上にすることが望ましい。上記
吐出空気量が少ないと、活性炭307Aを、確実な流動
状態にすることができない。上記散気管2Cが吐出する
空気は、第2ブロワー20から空気配管3Cを経由して
供給される。
【0160】ところで、程度の差はあるものの、この第
1水槽1の上部1Aは、過酸化水素の分解処理と有機物
の分解処理の両方を行い、かつ、中間部1Bと下部1C
も過酸化水素の分解処理と有機物の分解処理の両方を行
う。基本的には、上部1Aの容積を、中間部1Bの容積
と下部1Cの容積との合計容積と同等とするのがよい。
しかし、被処理水中の有機物の含有量が多い場合には中
間部1Bと下部1Cの合計容積を上部1Aの容積よりも
大きくするのがよい。一方、過酸化水素の含有量が多い
場合には、上部1Aの容積を中間部1Bと下部1Cの合
計容積よりも大きくするのがよい。
1水槽1の上部1Aは、過酸化水素の分解処理と有機物
の分解処理の両方を行い、かつ、中間部1Bと下部1C
も過酸化水素の分解処理と有機物の分解処理の両方を行
う。基本的には、上部1Aの容積を、中間部1Bの容積
と下部1Cの容積との合計容積と同等とするのがよい。
しかし、被処理水中の有機物の含有量が多い場合には中
間部1Bと下部1Cの合計容積を上部1Aの容積よりも
大きくするのがよい。一方、過酸化水素の含有量が多い
場合には、上部1Aの容積を中間部1Bと下部1Cの合
計容積よりも大きくするのがよい。
【0161】第1水槽1の上部1Aでの被処理水の滞留
時間は、1時間以上であれば、確実に過酸化水素を分解
できる。上部1Aにおいては排水中の過酸化水素によっ
て浮遊している微生物が殺菌されるが、活性炭307A
内部の微生物まで完全に殺菌されるわけではない。すな
わち、活性炭307Aの表面は過酸化水素を分解するた
めの触媒としての役割を果たし、活性炭307Aの内部
は微生物温存のための「微生物のすみか」としての役目を
果たす。したがって、上部1Aにおいて、活性炭307
Aは、内部に微生物を温存しつつ、充分な滞留時間によ
って過酸化水素を確実に分解する。そして、過酸化水素
が分解された被処理水は、微生物汚泥撹拌部12に導入
され、活性炭307Aが沈降分離されて、その後微生物
汚泥撹拌部返送ポンプ23によってラインミキサー10
に導入される。そこで被処理水は、第1ブロワー19よ
り吐出する空気と混合されて、ディヒューザー2Aを介
して下部1C内にほぼ均等に吐出される。
時間は、1時間以上であれば、確実に過酸化水素を分解
できる。上部1Aにおいては排水中の過酸化水素によっ
て浮遊している微生物が殺菌されるが、活性炭307A
内部の微生物まで完全に殺菌されるわけではない。すな
わち、活性炭307Aの表面は過酸化水素を分解するた
めの触媒としての役割を果たし、活性炭307Aの内部
は微生物温存のための「微生物のすみか」としての役目を
果たす。したがって、上部1Aにおいて、活性炭307
Aは、内部に微生物を温存しつつ、充分な滞留時間によ
って過酸化水素を確実に分解する。そして、過酸化水素
が分解された被処理水は、微生物汚泥撹拌部12に導入
され、活性炭307Aが沈降分離されて、その後微生物
汚泥撹拌部返送ポンプ23によってラインミキサー10
に導入される。そこで被処理水は、第1ブロワー19よ
り吐出する空気と混合されて、ディヒューザー2Aを介
して下部1C内にほぼ均等に吐出される。
【0162】この中間部1Bと下部1Cの領域では、微
生物が被処理水中の有機物を栄養源として活発に繁殖す
る。中間部1Bと下部1Cでの被処理水の上昇速度は、
1時間あたり1メートルを基準とすれば良い。この上昇
速度は、通常の水処理における活性炭吸着塔での上昇速
度と同様である。したがって、この速度で被処理水が上
昇する条件での活性炭307Bと307Cには有機物を
物理学的に吸着することができるのはもちろん、この活
性炭307Bと307Cには微生物が充分に繁殖でき
る。有機物の濃度によっても異なるが、水処理における
上昇速度1メートル/時間の条件では、実際、微生物が
良く繁殖する。
生物が被処理水中の有機物を栄養源として活発に繁殖す
る。中間部1Bと下部1Cでの被処理水の上昇速度は、
1時間あたり1メートルを基準とすれば良い。この上昇
速度は、通常の水処理における活性炭吸着塔での上昇速
度と同様である。したがって、この速度で被処理水が上
昇する条件での活性炭307Bと307Cには有機物を
物理学的に吸着することができるのはもちろん、この活
性炭307Bと307Cには微生物が充分に繁殖でき
る。有機物の濃度によっても異なるが、水処理における
上昇速度1メートル/時間の条件では、実際、微生物が
良く繁殖する。
【0163】ところで、比較的粒径の大きい活性炭を選
定しており、かつ、被処理水と空気を混合しているもの
の、中間部1Bと下部1Cでの上昇速度を1メートル/
時間よりも大幅に遅くすると、被処理水中の有機物濃度
によっても異なるが、中間部1Bと下部1Cで活性炭3
07Bと307Cが閉塞することも有り得る。したがっ
て、中間部1Bと下部1Cで被処理水の上昇速度1メー
トル/時間を保持することは重要である。中間部1Bと
下部1Cでの上記上昇速度は、投入された活性炭307
Bと307Cの合計量と微生物汚泥撹拌部返送ポンプ2
3の能力と第1ブロワー19の吐出空気量とによって決
定される。
定しており、かつ、被処理水と空気を混合しているもの
の、中間部1Bと下部1Cでの上昇速度を1メートル/
時間よりも大幅に遅くすると、被処理水中の有機物濃度
によっても異なるが、中間部1Bと下部1Cで活性炭3
07Bと307Cが閉塞することも有り得る。したがっ
て、中間部1Bと下部1Cで被処理水の上昇速度1メー
トル/時間を保持することは重要である。中間部1Bと
下部1Cでの上記上昇速度は、投入された活性炭307
Bと307Cの合計量と微生物汚泥撹拌部返送ポンプ2
3の能力と第1ブロワー19の吐出空気量とによって決
定される。
【0164】第1ブロワー19の吐出空気の目的は被処
理水の溶存酸素濃度を高めることと活性炭307Bと3
07Cが閉塞することを防ぐことである。
理水の溶存酸素濃度を高めることと活性炭307Bと3
07Cが閉塞することを防ぐことである。
【0165】第1水槽1に投入するべき活性炭307B
と307Cの合計量は、第1水槽1の全体容積の約40
%程度を目安にすればよいが、あくまでも水質によって
決定すれば良い。
と307Cの合計量は、第1水槽1の全体容積の約40
%程度を目安にすればよいが、あくまでも水質によって
決定すれば良い。
【0166】また、使用する活性炭307Aは粒径1.
0mmから2.0mm程度を、また活性炭307Bは、粒径
4.0mmから6.0mm程度を、また活性炭307Cは粒径
7.0mm以上の活性炭を選定すればよいが絶対的条件で
はない。
0mmから2.0mm程度を、また活性炭307Bは、粒径
4.0mmから6.0mm程度を、また活性炭307Cは粒径
7.0mm以上の活性炭を選定すればよいが絶対的条件で
はない。
【0167】また、前記した様に、第1水槽1の中間部
1Bと下部1C内で微生物が繁殖し過ぎて活性炭307
Bと307Cが閉塞しないように、第1ブロワー19か
ら吐出する空気を下部1C内より吐出させている。
1Bと下部1C内で微生物が繁殖し過ぎて活性炭307
Bと307Cが閉塞しないように、第1ブロワー19か
ら吐出する空気を下部1C内より吐出させている。
【0168】そして、上部1Aでは、活性炭307A
は、上部1A内を曝気する散気管2Cが吐き出す気泡と
微生物汚泥撹拌部返送ポンプ23の下部から上部への循
環による水流とによって、効率的に流動されて撹拌され
る。そして、活性炭307Aは、傾斜壁12Aによって
上部1Aの底に戻され、微生物汚泥撹拌部12より流出
することはない。
は、上部1A内を曝気する散気管2Cが吐き出す気泡と
微生物汚泥撹拌部返送ポンプ23の下部から上部への循
環による水流とによって、効率的に流動されて撹拌され
る。そして、活性炭307Aは、傾斜壁12Aによって
上部1Aの底に戻され、微生物汚泥撹拌部12より流出
することはない。
【0169】活性炭307Aでは、微生物の繁殖と剥離
とが繰り返されて、1つの同じ活性炭307Aが、ある
ときは過酸化水素の分解を行い、別のときには有機物の
吸着を行う。
とが繰り返されて、1つの同じ活性炭307Aが、ある
ときは過酸化水素の分解を行い、別のときには有機物の
吸着を行う。
【0170】上部1Aでの活性炭307Aは、散気管2
Cの曝気との平衡関係を維持し易い。この平衡関係と
は、活性炭307Aが速やかに沈降せずに、曝気によっ
て流動状態が常に維持されている状態である。このた
め、第1水槽1内には、広い範囲にわたって、活性炭3
07の流動状態が形成されている。この形態では、活性
炭307として、粒状活性炭を採用した。
Cの曝気との平衡関係を維持し易い。この平衡関係と
は、活性炭307Aが速やかに沈降せずに、曝気によっ
て流動状態が常に維持されている状態である。このた
め、第1水槽1内には、広い範囲にわたって、活性炭3
07の流動状態が形成されている。この形態では、活性
炭307として、粒状活性炭を採用した。
【0171】なお、被処理水が第1水槽1の上部1Aと
中間部1Bと下部1Cに滞留する時間は、過酸化水素濃
度と界面活性剤の流入濃度によって決定すべきである
が、過酸化水素濃度が30〜500ppmであり、界面活
性剤や有機溶剤のCOD濃度が数ppm程度であることか
ら判断して、安全係数も含めて、上部1Aでの滞留時間
を1時間以上にし、中間部1Bと下部1Cでの滞留時間
を1時間以上にした。すなわち、第1水槽1での被処理
水の滞留時間を合計2時間以上とした。
中間部1Bと下部1Cに滞留する時間は、過酸化水素濃
度と界面活性剤の流入濃度によって決定すべきである
が、過酸化水素濃度が30〜500ppmであり、界面活
性剤や有機溶剤のCOD濃度が数ppm程度であることか
ら判断して、安全係数も含めて、上部1Aでの滞留時間
を1時間以上にし、中間部1Bと下部1Cでの滞留時間
を1時間以上にした。すなわち、第1水槽1での被処理
水の滞留時間を合計2時間以上とした。
【0172】もちろん、この場合、上部1Aの容積を、
中間部1Bと下部1Cの合計容積とを同じに設定してい
る。
中間部1Bと下部1Cの合計容積とを同じに設定してい
る。
【0173】次に、被処理水は、活性炭307Aとは分
離されて分離壁8の下部より、微生物汚泥撹拌部12に
流入する。このとき、大部分の活性炭307は分離壁8
で分離されるが、微生物汚泥6は微生物汚泥撹拌部12
内に流入し上昇してくる。
離されて分離壁8の下部より、微生物汚泥撹拌部12に
流入する。このとき、大部分の活性炭307は分離壁8
で分離されるが、微生物汚泥6は微生物汚泥撹拌部12
内に流入し上昇してくる。
【0174】こうして、分離壁8によって、活性炭30
7Aと微生物汚泥6とが分離される。しかし、活性炭3
07Aの中には、分離壁8の下部から侵入するような比
較的小さい活性炭307Aも存在する。たとえば、曝気
撹拌によって時間の経過とともに粒径が小さく変化した
活性炭307Aが存在する。そして、この粒径が小さな
活性炭307Aは微生物汚泥撹拌部12から第2水槽1
3に流出する。
7Aと微生物汚泥6とが分離される。しかし、活性炭3
07Aの中には、分離壁8の下部から侵入するような比
較的小さい活性炭307Aも存在する。たとえば、曝気
撹拌によって時間の経過とともに粒径が小さく変化した
活性炭307Aが存在する。そして、この粒径が小さな
活性炭307Aは微生物汚泥撹拌部12から第2水槽1
3に流出する。
【0175】また、それら上昇してきた粒径が小さい活
性炭307Aは、微生物汚泥6とともに、微生物汚泥撹
拌部返送ポンプ23によって、配管を経てラインミキサ
ー10に流入し、そこで空気と混合することによって、
被処理水中の溶存酸素濃度を好気性の微生物が繁殖しや
すい様に高められた状態で、ディヒューザー2Aから吐
出されて下部1Cに導入される。
性炭307Aは、微生物汚泥6とともに、微生物汚泥撹
拌部返送ポンプ23によって、配管を経てラインミキサ
ー10に流入し、そこで空気と混合することによって、
被処理水中の溶存酸素濃度を好気性の微生物が繁殖しや
すい様に高められた状態で、ディヒューザー2Aから吐
出されて下部1Cに導入される。
【0176】そして、さらに被処理水は、下部1Cから
中間部1B、そして上部1Aに上昇する。すなわち、微
生物汚泥撹拌部返送ポンプ23によって被処理水の循環
ラインが形成されることとなる。
中間部1B、そして上部1Aに上昇する。すなわち、微
生物汚泥撹拌部返送ポンプ23によって被処理水の循環
ラインが形成されることとなる。
【0177】また、被処理水は、微生物汚泥撹拌部12
で活性炭307Aと分離されて、微生物汚泥撹拌部返送
ポンプ23によりラインミキサー10を介して下部1C
より中間部1Bに導入される。固定領域では、活性炭
307B,Cの濃度が高いことに加えて、活性炭30
7B,Cが固定されていることと、過酸化水素が処理
されているので微生物が繁殖しやすいことと、被処理
水が空気と接触して空気中の微生物が混入しているこ
と、微生物が繁殖しやすい有機物が存在することと、
活性炭307B,C内部の微生物が生息環境の改善に
より活性炭内部から出てくることと、上部1Aで発生
した微生物が返送ポンプ23によって導入されているこ
とによって、微生物が固定領域の活性炭307B,Cに
加速度的に急速に繁殖してくる。
で活性炭307Aと分離されて、微生物汚泥撹拌部返送
ポンプ23によりラインミキサー10を介して下部1C
より中間部1Bに導入される。固定領域では、活性炭
307B,Cの濃度が高いことに加えて、活性炭30
7B,Cが固定されていることと、過酸化水素が処理
されているので微生物が繁殖しやすいことと、被処理
水が空気と接触して空気中の微生物が混入しているこ
と、微生物が繁殖しやすい有機物が存在することと、
活性炭307B,C内部の微生物が生息環境の改善に
より活性炭内部から出てくることと、上部1Aで発生
した微生物が返送ポンプ23によって導入されているこ
とによって、微生物が固定領域の活性炭307B,Cに
加速度的に急速に繁殖してくる。
【0178】ところで、第1水槽1の中間部1Bと下部
1Cで微生物が急激に繁殖すると、中間部1Bと下部1
Cの活性炭が微生物の塊によって一部閉塞しそうにな
る。しかし、第1水槽全体に対する循環機構と空気によ
る強力な曝気とがあるから、活性炭が閉塞することはな
い。
1Cで微生物が急激に繁殖すると、中間部1Bと下部1
Cの活性炭が微生物の塊によって一部閉塞しそうにな
る。しかし、第1水槽全体に対する循環機構と空気によ
る強力な曝気とがあるから、活性炭が閉塞することはな
い。
【0179】一方、微生物汚泥撹拌部12内は、散気管
2Bによって軽く曝気されている。この軽い曝気は、上
記散気管2Cによる強い曝気に比べて弱い曝気である。
したがって、分離壁8によって大部分の活性炭307A
は沈降するが、上記弱い曝気によって、比重が1に近い
微生物汚泥6は流動して微生物汚泥撹拌部12より流出
して第2水槽13に導入される。
2Bによって軽く曝気されている。この軽い曝気は、上
記散気管2Cによる強い曝気に比べて弱い曝気である。
したがって、分離壁8によって大部分の活性炭307A
は沈降するが、上記弱い曝気によって、比重が1に近い
微生物汚泥6は流動して微生物汚泥撹拌部12より流出
して第2水槽13に導入される。
【0180】一方、分離壁8で分離された活性炭307
Aは、傾斜した傾斜壁12Aに沿って下降して、上部1
Aの下部に向かって移動する。上記微生物汚泥撹拌部1
2での第3ブロワー21からの吐出空気量は、微生物汚
泥撹拌部12の容量1m3(立方メートル)について、1
日当たり5m3(立方メートル)以下で良い。
Aは、傾斜した傾斜壁12Aに沿って下降して、上部1
Aの下部に向かって移動する。上記微生物汚泥撹拌部1
2での第3ブロワー21からの吐出空気量は、微生物汚
泥撹拌部12の容量1m3(立方メートル)について、1
日当たり5m3(立方メートル)以下で良い。
【0181】次に、微生物汚泥撹拌部12から流出管9
に流出した微生物汚泥6を含む被処理水は、第2水槽1
3に流入する。この第2水槽13は沈澱槽であり、沈澱
時間を3時間にしている。この第2水槽13では、先す
ぼみの底部に沈降した微生物汚泥6が、かき寄せ機14
Aでもってかき寄せられて、微生物汚泥6と上澄液とが
分離される。
に流出した微生物汚泥6を含む被処理水は、第2水槽1
3に流入する。この第2水槽13は沈澱槽であり、沈澱
時間を3時間にしている。この第2水槽13では、先す
ぼみの底部に沈降した微生物汚泥6が、かき寄せ機14
Aでもってかき寄せられて、微生物汚泥6と上澄液とが
分離される。
【0182】ところで、この第5形態では、図10に示
すように、微生物汚泥撹拌部12での沈澱時間を30分
としている。したがって、微生物汚泥撹拌部12での沈
澱時間は、第2水槽13での沈澱時間(3時間)に比べて
かなり短い。したがって、活性炭307Aのような沈降
性のよい物質は、微生物汚泥撹拌部12から流出する可
能性は少ない。しかし、微生物汚泥6は汚泥撹拌部12
から流出する。つまり、微生物汚泥撹拌部12は、活性
炭307Aと微生物汚泥6との混合物から微生物汚泥6
を確実に分離して流出管9に導くことができる。
すように、微生物汚泥撹拌部12での沈澱時間を30分
としている。したがって、微生物汚泥撹拌部12での沈
澱時間は、第2水槽13での沈澱時間(3時間)に比べて
かなり短い。したがって、活性炭307Aのような沈降
性のよい物質は、微生物汚泥撹拌部12から流出する可
能性は少ない。しかし、微生物汚泥6は汚泥撹拌部12
から流出する。つまり、微生物汚泥撹拌部12は、活性
炭307Aと微生物汚泥6との混合物から微生物汚泥6
を確実に分離して流出管9に導くことができる。
【0183】そして、微生物汚泥撹拌部12に比べて、
第2水槽13での沈澱時間が3時間と長いから、微生物
汚泥撹拌部12で沈降しなかった微生物汚泥6が第2水
槽13では沈降する。この沈降した微生物汚泥6は濃縮
槽である第3水槽16に流入する。微生物汚泥6は、一
般の消石灰などの薬品添加による無機性の汚泥と比較し
て脱水性がよくない。したがって、この第3水槽16で
濃縮された汚泥をさらに、汚泥ポンプ17によってフィ
ルタープレス18に導入する。そして、このフィルター
プレス18によって上記濃縮汚泥を脱水する。
第2水槽13での沈澱時間が3時間と長いから、微生物
汚泥撹拌部12で沈降しなかった微生物汚泥6が第2水
槽13では沈降する。この沈降した微生物汚泥6は濃縮
槽である第3水槽16に流入する。微生物汚泥6は、一
般の消石灰などの薬品添加による無機性の汚泥と比較し
て脱水性がよくない。したがって、この第3水槽16で
濃縮された汚泥をさらに、汚泥ポンプ17によってフィ
ルタープレス18に導入する。そして、このフィルター
プレス18によって上記濃縮汚泥を脱水する。
【0184】また、この第5形態では、第2水槽13内
部の被処理水の酸化還元電位が所定値よりも上昇する
と、第2水槽13の中に設置された酸化還元電位計11
5と調節計(図示せず)が信号伝達線22に信号を出力す
る。そして、この信号を受けた第1ブロワー19と第2
ブロワー20および微生物汚泥撹拌部返送ポンプ23
は、インバータ制御によって空気吐出量と被処理水吐出
量が増加させられる。すると、ディヒューザー2Aと散
気管2Cが吐出する空気量と循環水量が増えるから、第
1水槽1の上部A内の曝気による撹拌と微生物汚泥撹拌
部返送ポンプ23の循環水量による撹拌が強力になる。
その結果、強力な曝気と強力な循環によって、排水中の
過酸化水素に対する活性炭307の触媒反応が促進され
て、過酸化水素の分解が促進され、被処理水中の過酸化
水素濃度が低下する。
部の被処理水の酸化還元電位が所定値よりも上昇する
と、第2水槽13の中に設置された酸化還元電位計11
5と調節計(図示せず)が信号伝達線22に信号を出力す
る。そして、この信号を受けた第1ブロワー19と第2
ブロワー20および微生物汚泥撹拌部返送ポンプ23
は、インバータ制御によって空気吐出量と被処理水吐出
量が増加させられる。すると、ディヒューザー2Aと散
気管2Cが吐出する空気量と循環水量が増えるから、第
1水槽1の上部A内の曝気による撹拌と微生物汚泥撹拌
部返送ポンプ23の循環水量による撹拌が強力になる。
その結果、強力な曝気と強力な循環によって、排水中の
過酸化水素に対する活性炭307の触媒反応が促進され
て、過酸化水素の分解が促進され、被処理水中の過酸化
水素濃度が低下する。
【0185】第1水槽1の上部1Aでの反応と中間部1
Bと下部1Cでの反応とに注目すると、通常は、上部1
A内の活性炭307Aは、過酸化水素の分解における触
媒として機能する。一方、中間部1Bと下部1Cの活性
炭307Bと307Cは、界面活性剤や有機溶剤等の有
機物に対する物理学的な吸着機能と微生物処理における
固定化担体としての機能とを有している。
Bと下部1Cでの反応とに注目すると、通常は、上部1
A内の活性炭307Aは、過酸化水素の分解における触
媒として機能する。一方、中間部1Bと下部1Cの活性
炭307Bと307Cは、界面活性剤や有機溶剤等の有
機物に対する物理学的な吸着機能と微生物処理における
固定化担体としての機能とを有している。
【0186】そして、運転時間の経過にしたがって、第
1水槽1の上部1A全体にわたって流動している活性炭
307Aの表面にも微生物が繁殖してくる。すると、活
性炭307Aが過酸化水素を分解する能力が低下してく
る。この場合、沈澱槽13の過酸化水素濃度が上昇する
ので、上記したように、第1ブロワー19と第2ブロワ
ー20の吐出量および微生物汚泥撹拌部返送ポンプ23
の循環量がインバータ制御されて、強力曝気と強力循環
が実行される。すると、活性炭307Aの表面に発生繁
殖した微生物が剥離されることとなる。
1水槽1の上部1A全体にわたって流動している活性炭
307Aの表面にも微生物が繁殖してくる。すると、活
性炭307Aが過酸化水素を分解する能力が低下してく
る。この場合、沈澱槽13の過酸化水素濃度が上昇する
ので、上記したように、第1ブロワー19と第2ブロワ
ー20の吐出量および微生物汚泥撹拌部返送ポンプ23
の循環量がインバータ制御されて、強力曝気と強力循環
が実行される。すると、活性炭307Aの表面に発生繁
殖した微生物が剥離されることとなる。
【0187】そして、第1水槽1上部1Aの大部分の活
性炭307Aは、過酸化水素の分解に役立てることがで
き、上部1Aでの活性炭307Aによる過酸化水素の分
解をより促進することができる。尚、この第5形態にお
いて、過酸化水素排水中の有機物濃度が通常よりも高い
場合には、水槽1内の循環回数を(1回/時間)以下に
して、中間部1Bと下部1Cの活性炭307Bと307
Cに微生物を通常よりも多く繁殖させ、有機物処理能力
を増大させる。
性炭307Aは、過酸化水素の分解に役立てることがで
き、上部1Aでの活性炭307Aによる過酸化水素の分
解をより促進することができる。尚、この第5形態にお
いて、過酸化水素排水中の有機物濃度が通常よりも高い
場合には、水槽1内の循環回数を(1回/時間)以下に
して、中間部1Bと下部1Cの活性炭307Bと307
Cに微生物を通常よりも多く繁殖させ、有機物処理能力
を増大させる。
【0188】〔第6形態〕次に、図6にこの発明の第6
形態を示す。この第6形態は、図5に示した第5形態の
第2水槽13から第1水槽の上部1Aに、汚泥を返送す
る汚泥返送管33を備えている点だけが、第5形態と異
なる。したがって、この第6形態では、第5形態と異な
る点を重点的に説明する。
形態を示す。この第6形態は、図5に示した第5形態の
第2水槽13から第1水槽の上部1Aに、汚泥を返送す
る汚泥返送管33を備えている点だけが、第5形態と異
なる。したがって、この第6形態では、第5形態と異な
る点を重点的に説明する。
【0189】上記汚泥返送管33にはポンプ35が取り
付けられている。そして、このポンプ35を運転するこ
とによって、第2水槽13で沈澱した微生物汚泥6は、
汚泥返送管33を通って、第1水槽1の上部1Aの排水
面上に散水される。この第1水槽1の上部1Aに返送さ
れた微生物汚泥6は被処理水中の有機物の処理に役立つ
こととなる。
付けられている。そして、このポンプ35を運転するこ
とによって、第2水槽13で沈澱した微生物汚泥6は、
汚泥返送管33を通って、第1水槽1の上部1Aの排水
面上に散水される。この第1水槽1の上部1Aに返送さ
れた微生物汚泥6は被処理水中の有機物の処理に役立つ
こととなる。
【0190】このように、この第7形態では、第2水槽
13で沈澱した微生物汚泥6を第1水槽1の上部1Aに
返送することによって、第1水槽1での微生物濃度を上
昇させて、より合理的に有機物の処理効果を高めてい
る。
13で沈澱した微生物汚泥6を第1水槽1の上部1Aに
返送することによって、第1水槽1での微生物濃度を上
昇させて、より合理的に有機物の処理効果を高めてい
る。
【0191】〔第7形態〕次に、図7に、この発明の排
水処理装置の第7形態を示す。この第7形態は、第2水
槽13からの被処理水が導入される濾過装置24と逆浸
透膜装置26と超純水製造装置27とを備えた点だけ
が、図5の第5形態と異なる点である。したがって、こ
の第7形態は、第5形態と異なる点を重点的に説明す
る。
水処理装置の第7形態を示す。この第7形態は、第2水
槽13からの被処理水が導入される濾過装置24と逆浸
透膜装置26と超純水製造装置27とを備えた点だけ
が、図5の第5形態と異なる点である。したがって、こ
の第7形態は、第5形態と異なる点を重点的に説明す
る。
【0192】この第7形態は、有機物含有過酸化水素排
水から超純水を製造できるようにしたものである。第2
水槽13からの多少の浮遊物を含む被処理水は、濾過装
置24によって濾過されて浮遊物が除去される。濾過装
置24の濾過材としてはアンスラサイトを用いた。
水から超純水を製造できるようにしたものである。第2
水槽13からの多少の浮遊物を含む被処理水は、濾過装
置24によって濾過されて浮遊物が除去される。濾過装
置24の濾過材としてはアンスラサイトを用いた。
【0193】次に、濾過された被処理水は、逆浸透膜装
置26によって、溶解しているイオンと有機物と含有し
ている微生物などまで確実に除去される。逆浸透膜装置
26は、もちろん、一般的な殺菌ユニットおよびPH調
整ユニットと逆浸透膜保護のための精密フィルターなど
を有している。
置26によって、溶解しているイオンと有機物と含有し
ている微生物などまで確実に除去される。逆浸透膜装置
26は、もちろん、一般的な殺菌ユニットおよびPH調
整ユニットと逆浸透膜保護のための精密フィルターなど
を有している。
【0194】そして、この逆浸透膜装置26からは、P
H、有機物、浮遊物、導電率等が確実に処理された処理
水を得ることができる。したがって、この処理水を、従
存の超純水製造装置27に導入することによって、超純
水を得ることができる。
H、有機物、浮遊物、導電率等が確実に処理された処理
水を得ることができる。したがって、この処理水を、従
存の超純水製造装置27に導入することによって、超純
水を得ることができる。
【0195】〔第8形態〕次に、図8にこの発明の第8
形態を示す。この第8形態は、有機物含有過酸化水素排
水から超純水を製造できるようにしたものである。
形態を示す。この第8形態は、有機物含有過酸化水素排
水から超純水を製造できるようにしたものである。
【0196】したがって、この第8形態では、第6形態
と異なる点を重点的に説明する。
と異なる点を重点的に説明する。
【0197】上記汚泥返送管33にはポンプ35に取り
付けられている。そして、このポンプ35を運転するこ
とによって、第2水槽13で沈澱した微生物汚泥6は、
汚泥返送管33を通って、第1水槽1の上部1Aの排水
面上に散水される。この第1水槽1の上部1Aに返送さ
れた微生物汚泥6は、被処理水中の有機物の処理に役立
つこととなる。
付けられている。そして、このポンプ35を運転するこ
とによって、第2水槽13で沈澱した微生物汚泥6は、
汚泥返送管33を通って、第1水槽1の上部1Aの排水
面上に散水される。この第1水槽1の上部1Aに返送さ
れた微生物汚泥6は、被処理水中の有機物の処理に役立
つこととなる。
【0198】このように、この第8形態では、第2水槽
13で沈澱した微生物汚泥6を第1水槽1の上部1Aに
返送することによって、第1水槽1での微生物濃度を上
昇させて、より合理的に有機物の処理効果を高めてい
る。
13で沈澱した微生物汚泥6を第1水槽1の上部1Aに
返送することによって、第1水槽1での微生物濃度を上
昇させて、より合理的に有機物の処理効果を高めてい
る。
【0199】次に、被処理水は濾過装置24に導入され
て濾過される。濾過された被処理水は、逆浸透膜装置2
6によって、溶解しているイオンと有機物と含有してい
る微生物などまで確実に除去される。逆浸透膜装置26
は、もちろん、一般的な殺菌ユニットおよびPH調整ユ
ニットと逆浸透膜保護のための精密フィルターなどを有
している。
て濾過される。濾過された被処理水は、逆浸透膜装置2
6によって、溶解しているイオンと有機物と含有してい
る微生物などまで確実に除去される。逆浸透膜装置26
は、もちろん、一般的な殺菌ユニットおよびPH調整ユ
ニットと逆浸透膜保護のための精密フィルターなどを有
している。
【0200】そして、この逆浸透膜装置26からは、P
H、有機物、浮遊物、導電率等が確実に処理された処理
水を得ることができる。したがって、この処理水を、従
存の超純水製造装置27に導入することによって、超純
水を得ることができる。
H、有機物、浮遊物、導電率等が確実に処理された処理
水を得ることができる。したがって、この処理水を、従
存の超純水製造装置27に導入することによって、超純
水を得ることができる。
【0201】尚、上記第1,第2,第3,第4および第5,
第6,第7,第8形態の第1水槽1の形状は、図1示した
形状に限らない。
第6,第7,第8形態の第1水槽1の形状は、図1示した
形状に限らない。
【0202】〔実験例〕次に、具体的な実験例を説明す
る。たとえば、図5に示した第5形態の有機物含有過酸
化水素排水の処理装置を、第1水槽1の容量を約1.6m
3とし、微生物汚泥撹拌部12の容量を約0.1m3とし、
沈澱槽13の容量を約0.4m3とし、濃縮槽16の容量
を約0.3m3とした。
る。たとえば、図5に示した第5形態の有機物含有過酸
化水素排水の処理装置を、第1水槽1の容量を約1.6m
3とし、微生物汚泥撹拌部12の容量を約0.1m3とし、
沈澱槽13の容量を約0.4m3とし、濃縮槽16の容量
を約0.3m3とした。
【0203】この実験において、処理前のpHが6.3で
あり、過酸化水素濃度が118ppmであり、有機物とし
てのTOCが5.8ppmである過酸化水素および界面活性
剤や有機溶剤等の有機物を含んだ排水を処理した。この
排水を上記処理装置でもって処理した結果、処理後の排
水のpHを7.2にでき、過酸化水素濃度を1ppm以下に
でき、TOCを1.2ppmにすることができた。つまり、
この実験によって、排水の過酸化水素の濃度を100分
の1以下にでき、TOCの濃度を4分の1以下にするこ
とができた。
あり、過酸化水素濃度が118ppmであり、有機物とし
てのTOCが5.8ppmである過酸化水素および界面活性
剤や有機溶剤等の有機物を含んだ排水を処理した。この
排水を上記処理装置でもって処理した結果、処理後の排
水のpHを7.2にでき、過酸化水素濃度を1ppm以下に
でき、TOCを1.2ppmにすることができた。つまり、
この実験によって、排水の過酸化水素の濃度を100分
の1以下にでき、TOCの濃度を4分の1以下にするこ
とができた。
【0204】次に、もう1つの実験を説明する。この実
験では、図7に示した第7形態の有機物含有過酸化水素
排水の再利用装置を使用する。そして、第1水槽1の容
量を1.6m3とし、微生物汚泥撹拌部12の容量を約0.
1m3とし、沈澱槽13の容量を約0.4m3とし、濃縮槽
16の容量を約0.3m3とした。また、濾過装置24の
容量を約0.3m3とし、逆浸透膜装置26を1ユニット
とした。
験では、図7に示した第7形態の有機物含有過酸化水素
排水の再利用装置を使用する。そして、第1水槽1の容
量を1.6m3とし、微生物汚泥撹拌部12の容量を約0.
1m3とし、沈澱槽13の容量を約0.4m3とし、濃縮槽
16の容量を約0.3m3とした。また、濾過装置24の
容量を約0.3m3とし、逆浸透膜装置26を1ユニット
とした。
【0205】この実験において、処理前のpHが6.4で
あり、過酸化水素濃度が132ppmであり、有機物とし
てのTOCが6.6ppmであり、導電率が131μs/cm
である有機物含有過酸化水素排水を処理した。そして、
この排水を上記装置で処理した結果、超純水製造装置2
7への再利用水の水質は、pHを7.4にでき、過酸化水
素濃度を0.5ppm以下にでき、TOCを0.5ppm以下に
でき、導電率を20μs/cm以下にすることができた。
すなわち、この実験によれば、過酸化水素濃度を250
分の1以下にすることができ、TOCを10分の1以下
にすることができた。
あり、過酸化水素濃度が132ppmであり、有機物とし
てのTOCが6.6ppmであり、導電率が131μs/cm
である有機物含有過酸化水素排水を処理した。そして、
この排水を上記装置で処理した結果、超純水製造装置2
7への再利用水の水質は、pHを7.4にでき、過酸化水
素濃度を0.5ppm以下にでき、TOCを0.5ppm以下に
でき、導電率を20μs/cm以下にすることができた。
すなわち、この実験によれば、過酸化水素濃度を250
分の1以下にすることができ、TOCを10分の1以下
にすることができた。
【0206】尚、上記第5、第6、第7、第8形態で
は、反応充填物として粒状の活性炭を用いたが、繊維状
の活性炭を使用してもよい。また、活性炭に替えて比重
が1.0以上の木炭などを使用してもよい。
は、反応充填物として粒状の活性炭を用いたが、繊維状
の活性炭を使用してもよい。また、活性炭に替えて比重
が1.0以上の木炭などを使用してもよい。
【0207】〔第9形態〕図11に、この発明の排水処
理装置の実施の第9形態としての有機物含有フッ素排水
の処理装置を示す。この第9形態の排水処理装置は、前
段の酸水槽62で、酸を注入しつつ比較的流動状態の基
で炭酸カルシウム鉱物をフッ素処理のためのカルシウム
材料として利用して、前処理としてのフッ素除去に役立
てる点が、前述した第1形態と異なる。
理装置の実施の第9形態としての有機物含有フッ素排水
の処理装置を示す。この第9形態の排水処理装置は、前
段の酸水槽62で、酸を注入しつつ比較的流動状態の基
で炭酸カルシウム鉱物をフッ素処理のためのカルシウム
材料として利用して、前処理としてのフッ素除去に役立
てる点が、前述した第1形態と異なる。
【0208】また、この第9形態は、第1水槽1におい
て、今度は酸を注入しない条件で炭酸カルシウム鉱物を
比較的流動状態の基でフッ素処理のためのカルシウム材
料として利用してフッ素除去に役立てる点と、この炭酸
カルシウム鉱物を固定状態の基で微生物の固定化担体と
して利用して有機物除去に役立てる点とを主たる処理原
理として、フッ素除去反応および有機物除去反応の2つ
の異なる処理を1つの第1水槽1で実行する点が前述の
第1形態と共通している。
て、今度は酸を注入しない条件で炭酸カルシウム鉱物を
比較的流動状態の基でフッ素処理のためのカルシウム材
料として利用してフッ素除去に役立てる点と、この炭酸
カルシウム鉱物を固定状態の基で微生物の固定化担体と
して利用して有機物除去に役立てる点とを主たる処理原
理として、フッ素除去反応および有機物除去反応の2つ
の異なる処理を1つの第1水槽1で実行する点が前述の
第1形態と共通している。
【0209】したがって、この第9形態は、有機物含有
高濃度フッ素排水に対する処理設備としては、建設費が
低いことはもちろん、ランニングコストおよびメンテナ
ンスコストの低い利点は第1形態と同様である。
高濃度フッ素排水に対する処理設備としては、建設費が
低いことはもちろん、ランニングコストおよびメンテナ
ンスコストの低い利点は第1形態と同様である。
【0210】したがって、以下では、第1形態と同じ部
分には同じ番号を付して説明を省略し、第1形態と異な
っている点を重点的に説明する図11に示すように、こ
の第9形態は、酸水槽62と第1水槽1と第2水槽13
と第3水槽16と脱水機としてのフィルタープレス18
とポリ塩化アルミニウムタンク49と酸タンク61を有
している。
分には同じ番号を付して説明を省略し、第1形態と異な
っている点を重点的に説明する図11に示すように、こ
の第9形態は、酸水槽62と第1水槽1と第2水槽13
と第3水槽16と脱水機としてのフィルタープレス18
とポリ塩化アルミニウムタンク49と酸タンク61を有
している。
【0211】上記酸水槽62は、槽内部に散気管2Dと
直径1mm以下の炭酸カルシウム鉱物7Dを有している。
散気管2Dは配管3Dで第2ブロワー20に接続されて
いる。
直径1mm以下の炭酸カルシウム鉱物7Dを有している。
散気管2Dは配管3Dで第2ブロワー20に接続されて
いる。
【0212】有機物含有高濃度フッ素排水は、流入配管
11より酸水槽62に流入する。また、この酸水槽62
には酸タンク61から酸タンク注入ポンプ60によって
酸が注入される。この酸としては特に限定しない。酸水
槽62内の炭酸カルシウム鉱物7Dからカルシウムイオ
ンを溶出させる酸ならば特に限定しない。ここでは、酸
として最も一般的な硫酸を用いた。硝酸でも構わない
が、硝酸は、成分中に窒素を含有しているので、窒素規
制が厳しい地域では適さない。したがって、場所やコス
トを検討して酸を選定すべきである。
11より酸水槽62に流入する。また、この酸水槽62
には酸タンク61から酸タンク注入ポンプ60によって
酸が注入される。この酸としては特に限定しない。酸水
槽62内の炭酸カルシウム鉱物7Dからカルシウムイオ
ンを溶出させる酸ならば特に限定しない。ここでは、酸
として最も一般的な硫酸を用いた。硝酸でも構わない
が、硝酸は、成分中に窒素を含有しているので、窒素規
制が厳しい地域では適さない。したがって、場所やコス
トを検討して酸を選定すべきである。
【0213】硫酸が注入された酸水槽62内の炭酸カル
シウム鉱物7Dからは容易にカルシウムイオンが溶出す
る。そこへ、流入配管11より有機物含有高濃度フッ素
排水が流入すると容易にフッ化カルシウムを形成して、
被処理水中のフッ素濃度を低減させる。
シウム鉱物7Dからは容易にカルシウムイオンが溶出す
る。そこへ、流入配管11より有機物含有高濃度フッ素
排水が流入すると容易にフッ化カルシウムを形成して、
被処理水中のフッ素濃度を低減させる。
【0214】上部1Aには、酸水槽62でフッ素が前処
理された有機物を含有したフッ素排水が導入される。ま
た、この第1水槽1には、粒状の炭酸カルシウム鉱物7
Aが添加される。上部1に併設された微生物汚泥撹拌部
12は、充填物である炭酸カルシウム鉱物7Aと微生物
を分離し、かつ、微生物汚泥6を空気で撹拌して沈降さ
せない。
理された有機物を含有したフッ素排水が導入される。ま
た、この第1水槽1には、粒状の炭酸カルシウム鉱物7
Aが添加される。上部1に併設された微生物汚泥撹拌部
12は、充填物である炭酸カルシウム鉱物7Aと微生物
を分離し、かつ、微生物汚泥6を空気で撹拌して沈降さ
せない。
【0215】微生物汚泥撹拌部12における空気撹拌の
目的は下記,,にある。
目的は下記,,にある。
【0216】 微生物汚泥6を沈降させない。
【0217】 反応により形成された比重の軽いフッ
化カルシウムと未反応の比重の重い炭酸カルシウム7A
を撹拌によって分離する。
化カルシウムと未反応の比重の重い炭酸カルシウム7A
を撹拌によって分離する。
【0218】 好気性の微生物を繁殖させるために被
処理水中の溶存酸素を維持する。
処理水中の溶存酸素を維持する。
【0219】上記排水処理装置は、まず、排水流入管1
1からの有機物含有高濃度フッ素排水が、酸水槽62に
流入し、酸が注入され、かつ反応撹拌された後、続いて
第1水槽1の上部に流入する。
1からの有機物含有高濃度フッ素排水が、酸水槽62に
流入し、酸が注入され、かつ反応撹拌された後、続いて
第1水槽1の上部に流入する。
【0220】そして、第1水槽の上部1Aに流入し、反
応撹拌された後、微生物汚泥撹拌部12に流入する。そ
して、被処理水は発生した微生物と共に微生物汚泥撹拌
部返送ポンプ23によってラインミキサー10に導入さ
れる。
応撹拌された後、微生物汚泥撹拌部12に流入する。そ
して、被処理水は発生した微生物と共に微生物汚泥撹拌
部返送ポンプ23によってラインミキサー10に導入さ
れる。
【0221】そして、被処理水はラインミキサー10で
第1ブロワー19からの空気と混合されて、第1水槽1
の下部1Cの底部にディヒューザー2Aを介して均等に
導入される。ディヒューザー2Aは、有機物含有フッ素
排水と空気との混合物を吐出する。ここで、炭酸カルシ
ウム鉱物7Cに埋まるようにしてディヒューザー2Aが
固定されている。したがって、ディヒューザー2Aは、
上記混合物を安定して下部1C内に均等に吐出できる。
第1ブロワー19からの空気と混合されて、第1水槽1
の下部1Cの底部にディヒューザー2Aを介して均等に
導入される。ディヒューザー2Aは、有機物含有フッ素
排水と空気との混合物を吐出する。ここで、炭酸カルシ
ウム鉱物7Cに埋まるようにしてディヒューザー2Aが
固定されている。したがって、ディヒューザー2Aは、
上記混合物を安定して下部1C内に均等に吐出できる。
【0222】ところで、フッ素排水のような酸排水は、
水槽の表面を酸によって侵食するので、水槽表面は、耐
酸としての樹脂ライニング等の処理がされている。その
ような水槽にディヒューザー固定のために、水槽のコン
クリート躯体にアンカーを打ち付けると樹脂ライニング
表面を傷つけ、その部分より酸排水がコンクリート躯体
を侵食して漏水の原因となる。もっとも、ディヒューザ
ー2A設置後に水槽表面の固定した部分を確実に耐酸樹
脂で防水処理する方法もあるが、ディヒューザー2Aの
数が水槽内には相当設置されるので、経済的でない。
水槽の表面を酸によって侵食するので、水槽表面は、耐
酸としての樹脂ライニング等の処理がされている。その
ような水槽にディヒューザー固定のために、水槽のコン
クリート躯体にアンカーを打ち付けると樹脂ライニング
表面を傷つけ、その部分より酸排水がコンクリート躯体
を侵食して漏水の原因となる。もっとも、ディヒューザ
ー2A設置後に水槽表面の固定した部分を確実に耐酸樹
脂で防水処理する方法もあるが、ディヒューザー2Aの
数が水槽内には相当設置されるので、経済的でない。
【0223】これに対し、この実施形態のように、ディ
ヒューザー2Aを炭酸カルシウム鉱物7Cで埋設して固
定した場合には、水槽内面を傷つける心配が無いから、
上記不具合を解消できる。
ヒューザー2Aを炭酸カルシウム鉱物7Cで埋設して固
定した場合には、水槽内面を傷つける心配が無いから、
上記不具合を解消できる。
【0224】中間部1Bには、下部1Cからの被処理水
と空気の混合物が略均等に吐出してくる。均等に吐出す
るのは、ディヒューザー2A付きの配管が水槽底面に水
平に維持され、かつディヒューザー2Aの吐出口がスリ
ット構造となっているからである。中間部1Bには、直
径0.5cm以上で直径2cm以下の炭酸カルシウム鉱物7
Bが充填されている。炭酸カルシウム鉱物7Bには微生
物が時間の経過とともに繁殖し、有機物を含有している
被処理水を生物学的に効率よく処理する。
と空気の混合物が略均等に吐出してくる。均等に吐出す
るのは、ディヒューザー2A付きの配管が水槽底面に水
平に維持され、かつディヒューザー2Aの吐出口がスリ
ット構造となっているからである。中間部1Bには、直
径0.5cm以上で直径2cm以下の炭酸カルシウム鉱物7
Bが充填されている。炭酸カルシウム鉱物7Bには微生
物が時間の経過とともに繁殖し、有機物を含有している
被処理水を生物学的に効率よく処理する。
【0225】下部1Cより吐出した空気と被処理水は中
間部1Bを経て上部1Aの下部より上方に向かって吐出
し、そのことにより上部1A中に曝気空気が導入され
る。この曝気空気によって、上部1A内の排水が曝気さ
れて撹拌されると同時に炭酸カルシウム鉱物が流動させ
られる。
間部1Bを経て上部1Aの下部より上方に向かって吐出
し、そのことにより上部1A中に曝気空気が導入され
る。この曝気空気によって、上部1A内の排水が曝気さ
れて撹拌されると同時に炭酸カルシウム鉱物が流動させ
られる。
【0226】この第1水槽1において、上部1Aの排水
(被処理水)と炭酸カルシウム鉱物7Aは散気管2Cによ
って強く曝気されているから流動状態にある。一方、中
間部1Bと下部1Cの炭酸カルシウム鉱物7Bと7C
は、流動状態ではなく固定状態である。
(被処理水)と炭酸カルシウム鉱物7Aは散気管2Cによ
って強く曝気されているから流動状態にある。一方、中
間部1Bと下部1Cの炭酸カルシウム鉱物7Bと7C
は、流動状態ではなく固定状態である。
【0227】上記酸水槽62の炭酸カルシウム鉱物7D
として、1mm以下の粒径の炭酸カルシウム鉱物を選定
し、また、上記炭酸カルシウム鉱物7Aとして、0.5
mm以下の粒径の炭酸カルシウム鉱物を選定し、かつ、酸
水槽62の滞留時間を0.5時間、上部1Aでの被処理
水の滞留時間を1時間以上に設定すれば、排水中のフッ
素を確実に処理できる。
として、1mm以下の粒径の炭酸カルシウム鉱物を選定
し、また、上記炭酸カルシウム鉱物7Aとして、0.5
mm以下の粒径の炭酸カルシウム鉱物を選定し、かつ、酸
水槽62の滞留時間を0.5時間、上部1Aでの被処理
水の滞留時間を1時間以上に設定すれば、排水中のフッ
素を確実に処理できる。
【0228】上記散気管2Cと散気管2Dから吐出させ
る空気量は、上部1Aの容積1立方メートルについて、
1日当たり120m3(立方メートル)以上にすることが望
ましい。上記吐出空気量が少ないと、比重が2.7であ
る重い炭酸カルシウム鉱物7Aを、確実な流動状態にす
ることができない。上記散気管2Cと散気管2Dが吐出
する空気は、第2ブロワー20から空気配管3Cを経由
して供給される。
る空気量は、上部1Aの容積1立方メートルについて、
1日当たり120m3(立方メートル)以上にすることが望
ましい。上記吐出空気量が少ないと、比重が2.7であ
る重い炭酸カルシウム鉱物7Aを、確実な流動状態にす
ることができない。上記散気管2Cと散気管2Dが吐出
する空気は、第2ブロワー20から空気配管3Cを経由
して供給される。
【0229】また、微生物汚泥撹拌部返送ポンプ23に
より下部1Cに導入される被処理水は、pHが炭酸カル
シウム鉱物7Aによって中和されているから、中間部1
Bの領域では、微生物が被処理水中の有機物を栄養源と
して活発に繁殖する。中間部1Bでの被処理水の上昇速
度は、1時間当たり1メートルを基準とすればよい。有
機物の濃度によっても異なるが、水処理における上昇速
度1メートル/時間の条件では、実際、微生物がよく繁
殖する。
より下部1Cに導入される被処理水は、pHが炭酸カル
シウム鉱物7Aによって中和されているから、中間部1
Bの領域では、微生物が被処理水中の有機物を栄養源と
して活発に繁殖する。中間部1Bでの被処理水の上昇速
度は、1時間当たり1メートルを基準とすればよい。有
機物の濃度によっても異なるが、水処理における上昇速
度1メートル/時間の条件では、実際、微生物がよく繁
殖する。
【0230】この第9形態では、充填材として粒径1mm
以下の炭酸カルシウム鉱物7Dを採用した。また、一
方、充填材として粒径0.5mm以下の炭酸カルシウム鉱
物7Aを採用した。したがって、炭酸カルシウム鉱物7
Dと炭酸カルシウム鉱物7Aは、反応のための表面積が
全体として大きく、被処理水中のフッ素との反応効率が
良い。
以下の炭酸カルシウム鉱物7Dを採用した。また、一
方、充填材として粒径0.5mm以下の炭酸カルシウム鉱
物7Aを採用した。したがって、炭酸カルシウム鉱物7
Dと炭酸カルシウム鉱物7Aは、反応のための表面積が
全体として大きく、被処理水中のフッ素との反応効率が
良い。
【0231】さらには、粒径0.5mm以下の炭酸カルシ
ウム鉱物7Aは上部1Aでの散気管2Aの曝気との平衡
関係を維持し易い。この平衡関係とは、炭酸カルシウム
鉱物7Aが速やかに沈降せずに、曝気によって流動状態
が常に維持されている状態である。このため、第1水槽
1内には、広い範囲にわたって、炭酸カルシウム鉱物7
Aの流動状態が形成されている。
ウム鉱物7Aは上部1Aでの散気管2Aの曝気との平衡
関係を維持し易い。この平衡関係とは、炭酸カルシウム
鉱物7Aが速やかに沈降せずに、曝気によって流動状態
が常に維持されている状態である。このため、第1水槽
1内には、広い範囲にわたって、炭酸カルシウム鉱物7
Aの流動状態が形成されている。
【0232】なお、被処理水が酸水槽62に滞留する時
間は、酸注入量やフッ素濃度と界面活性剤の流入濃度に
よって決定すべきであるが、フッ素濃度が700ppmの
場合0.5時間を目安とする。しかし、これが絶対的条
件ではない。
間は、酸注入量やフッ素濃度と界面活性剤の流入濃度に
よって決定すべきであるが、フッ素濃度が700ppmの
場合0.5時間を目安とする。しかし、これが絶対的条
件ではない。
【0233】また、第1水槽1の上部1Aと中間部1B
と下部1Cに滞留する時間は、同様にフッ素濃度と界面
活性剤の流入濃度によって決定すべきであるが、フッ素
濃度が30〜300ppm程度まで低減されていることに
より、また界面活性剤や有機溶剤のCOD濃度が数ppm
程度であることから判断して、安全係数も含めて、上部
1Aでの滞留時間を1時間以上にした。そして、中間部
1Bと下部1Cでの滞留時間をそれぞれ30分以上、合
計1時間以上にした。すなわち、微生物汚泥撹拌部12
を除く第1水槽1での被処理水の滞留時間を合計で2時
間以上とした。
と下部1Cに滞留する時間は、同様にフッ素濃度と界面
活性剤の流入濃度によって決定すべきであるが、フッ素
濃度が30〜300ppm程度まで低減されていることに
より、また界面活性剤や有機溶剤のCOD濃度が数ppm
程度であることから判断して、安全係数も含めて、上部
1Aでの滞留時間を1時間以上にした。そして、中間部
1Bと下部1Cでの滞留時間をそれぞれ30分以上、合
計1時間以上にした。すなわち、微生物汚泥撹拌部12
を除く第1水槽1での被処理水の滞留時間を合計で2時
間以上とした。
【0234】この第9形態では、第2水槽13内部の被
処理水のフッ素濃度が所定値よりも上昇すると、第2水
槽13の中に設置されたフッ素濃度計15と調節計(図
示せず)が信号伝達線22に信号を出力する。そして、
この信号を受けた第1ブロワー19と第2ブロワー20
は、インバータ制御によって空気吐出量が増加させられ
ると、散気管2Cと2Dおよびディヒューザー2Aから
吐出する空気量が増える。すると、酸水槽62内のみな
らず、第1水槽1の上部1A内の曝気による撹拌が強力
になる。その結果、強力な曝気によって、排水中のフッ
素と炭酸カルシウム鉱物7Dと7Aとの化学反応が促進
されて、フッ化カルシウム化が促進され、被処理水中の
フッ素濃度が低下する。
処理水のフッ素濃度が所定値よりも上昇すると、第2水
槽13の中に設置されたフッ素濃度計15と調節計(図
示せず)が信号伝達線22に信号を出力する。そして、
この信号を受けた第1ブロワー19と第2ブロワー20
は、インバータ制御によって空気吐出量が増加させられ
ると、散気管2Cと2Dおよびディヒューザー2Aから
吐出する空気量が増える。すると、酸水槽62内のみな
らず、第1水槽1の上部1A内の曝気による撹拌が強力
になる。その結果、強力な曝気によって、排水中のフッ
素と炭酸カルシウム鉱物7Dと7Aとの化学反応が促進
されて、フッ化カルシウム化が促進され、被処理水中の
フッ素濃度が低下する。
【0235】ここで注目すべきことは、第1水槽1の上
部1Aでの反応と中間部1Bおよび下部1Cでの反応で
ある。通常は、第1水槽1の上部1Aは曝気空気によっ
て流動撹拌されているから、上部1Aでは炭酸カルシウ
ム鉱物7Aと被処理水中のフッ素との化学的な反応処理
がなされる。一方、第1水槽1の中間部1Bおよび下部
1Cでは、界面活性剤や有機溶剤等の有機物に対する生
物学的な処理がなされる。この第1水槽1の中間部1B
および下部1Cでは、炭酸カルシウム鉱物7Bと炭酸カ
ルシウム鉱物7Cは生物処理における固定化担体として
の機能を有している。
部1Aでの反応と中間部1Bおよび下部1Cでの反応で
ある。通常は、第1水槽1の上部1Aは曝気空気によっ
て流動撹拌されているから、上部1Aでは炭酸カルシウ
ム鉱物7Aと被処理水中のフッ素との化学的な反応処理
がなされる。一方、第1水槽1の中間部1Bおよび下部
1Cでは、界面活性剤や有機溶剤等の有機物に対する生
物学的な処理がなされる。この第1水槽1の中間部1B
および下部1Cでは、炭酸カルシウム鉱物7Bと炭酸カ
ルシウム鉱物7Cは生物処理における固定化担体として
の機能を有している。
【0236】なお、この第9実施形態のタイミングチャ
ートは、第1実施形態のタイミングチャート(図9)と同
じである。
ートは、第1実施形態のタイミングチャート(図9)と同
じである。
【0237】〔第10形態〕次に、図12に、この発明
の排水処理装置の第10の実施の形態を示す。この第1
0の形態は、図11に示した第9形態の第2水槽(沈澱
槽)13から第1水槽1の上部1Aに汚泥を返送する汚
泥返送管33を備えている点だけが、第9形態と異な
る。従って、この第10形態では、第9形態と異なる点
を重点的に説明する。
の排水処理装置の第10の実施の形態を示す。この第1
0の形態は、図11に示した第9形態の第2水槽(沈澱
槽)13から第1水槽1の上部1Aに汚泥を返送する汚
泥返送管33を備えている点だけが、第9形態と異な
る。従って、この第10形態では、第9形態と異なる点
を重点的に説明する。
【0238】上記汚泥返送管33にはポンプ35が取り
付けられている。そして、このポンプ35を運転するこ
とによって、第2水槽13で沈澱した無機汚泥50およ
び微生物汚泥6は、汚泥返送管33を通って、第1水槽
1の上部1Aの排水面上に散水される。この第1水槽1
の上部1Aに返送された無機汚泥50は主として水酸化
アルミニウムのフロックであるから、被処理水中のフッ
素の処理に役立つ。
付けられている。そして、このポンプ35を運転するこ
とによって、第2水槽13で沈澱した無機汚泥50およ
び微生物汚泥6は、汚泥返送管33を通って、第1水槽
1の上部1Aの排水面上に散水される。この第1水槽1
の上部1Aに返送された無機汚泥50は主として水酸化
アルミニウムのフロックであるから、被処理水中のフッ
素の処理に役立つ。
【0239】水酸化アルミニウムのフロックが、被処理
水中のフッ素の処理に役立つ理由は、微細なフッ化カル
シウムを大きな水酸化アルミニウムのフロックによって
包み込み、水酸化アルミニウムのフロックの中にフッ化
カルシウムを含有した状態となるので、結果的に被処理
水中のフッ素の処理が可能となる。
水中のフッ素の処理に役立つ理由は、微細なフッ化カル
シウムを大きな水酸化アルミニウムのフロックによって
包み込み、水酸化アルミニウムのフロックの中にフッ化
カルシウムを含有した状態となるので、結果的に被処理
水中のフッ素の処理が可能となる。
【0240】そして、水酸化アルミニウムのフロックが
フッ化カルシウムを包み込んだ状態の汚泥を無機汚泥5
0としている。また、上部1Aに返送された微生物汚泥
6は被処理水中の有機物の処理に役立つ。
フッ化カルシウムを包み込んだ状態の汚泥を無機汚泥5
0としている。また、上部1Aに返送された微生物汚泥
6は被処理水中の有機物の処理に役立つ。
【0241】このように、この第10形態では、第2水
槽13で沈澱した無機汚泥50と微生物汚泥6を第1水
槽1の上部1Aに返送することによって、第1水槽1で
の無機汚泥濃度と微生物濃度を上昇させて、より合理的
にフッ素と有機物の処理効果を高めている。
槽13で沈澱した無機汚泥50と微生物汚泥6を第1水
槽1の上部1Aに返送することによって、第1水槽1で
の無機汚泥濃度と微生物濃度を上昇させて、より合理的
にフッ素と有機物の処理効果を高めている。
【0242】〔第11形態〕次に、図13に、この発明
の第11形態を示す。この第11形態は、第2水槽13
からの被処理水が導入される濾過装置24と軟水装置2
5と逆浸透膜装置26と超純水製造装置27とを備えた
点だけが、図11の第9形態と異なる点である。従っ
て、この第11形態は、第9形態と異なる点を重点的に
説明する。
の第11形態を示す。この第11形態は、第2水槽13
からの被処理水が導入される濾過装置24と軟水装置2
5と逆浸透膜装置26と超純水製造装置27とを備えた
点だけが、図11の第9形態と異なる点である。従っ
て、この第11形態は、第9形態と異なる点を重点的に
説明する。
【0243】この第11形態は、有機物含有フッ素排水
から超純水を製造できるようにしたものである。第2水
槽13からの多少の浮遊物を含む被処理水は、濾過装置
24によって濾過されて浮遊物が除去される。濾過装置
24の濾過材としてはアンスラサイトを用いた。
から超純水を製造できるようにしたものである。第2水
槽13からの多少の浮遊物を含む被処理水は、濾過装置
24によって濾過されて浮遊物が除去される。濾過装置
24の濾過材としてはアンスラサイトを用いた。
【0244】次に、濾過された被処理水は、軟水装置2
5によって溶解しているカルシウムイオンが主に除去さ
れる。そして、さらに逆浸透膜装置26によって、残り
の溶解しているイオンと有機物と含有している微生物な
どが確実に除去される。
5によって溶解しているカルシウムイオンが主に除去さ
れる。そして、さらに逆浸透膜装置26によって、残り
の溶解しているイオンと有機物と含有している微生物な
どが確実に除去される。
【0245】逆浸透膜装置26は、もちろん、一般的な
殺菌ユニットおよびpH調整ユニットと逆浸透膜保護の
ための精密フィルターなどを有している。
殺菌ユニットおよびpH調整ユニットと逆浸透膜保護の
ための精密フィルターなどを有している。
【0246】そして、この逆浸透膜装置26からは、p
H、フッ素等のイオン、有機物、浮遊物、導電率等が確
実に処理された処理水を得ることができる。したがっ
て、この処理水を、従存の超純水製造装置27に導入す
ることによって、超純水を得ることができる。
H、フッ素等のイオン、有機物、浮遊物、導電率等が確
実に処理された処理水を得ることができる。したがっ
て、この処理水を、従存の超純水製造装置27に導入す
ることによって、超純水を得ることができる。
【0247】〔第12形態〕次に、図14にこの発明の
第12形態を示す。この第12形態は、上記第10形態
と上記第11形態とを組み合わせたものである。すなわ
ち、この第12形態が図11の第9形態と異なる点は、
第2水槽13から第1水槽1の上部1Aに汚泥を返送す
る汚泥返送管33を備えている点と、第2水槽13から
の被処理水が導入される濾過装置24と軟水装置25と
逆浸透膜装置26と超純水製造装置27とを備えた点の
2点だけである。
第12形態を示す。この第12形態は、上記第10形態
と上記第11形態とを組み合わせたものである。すなわ
ち、この第12形態が図11の第9形態と異なる点は、
第2水槽13から第1水槽1の上部1Aに汚泥を返送す
る汚泥返送管33を備えている点と、第2水槽13から
の被処理水が導入される濾過装置24と軟水装置25と
逆浸透膜装置26と超純水製造装置27とを備えた点の
2点だけである。
【0248】したがって、この第12形態は、上記第1
1形態と同様に超純水を得ることができることはもちろ
ん、第10形態と同様に第1水槽1での排水処理効率を
第9形態よりも向上できるから、第11形態よりも超純
水製造能力を向上させることができる。
1形態と同様に超純水を得ることができることはもちろ
ん、第10形態と同様に第1水槽1での排水処理効率を
第9形態よりも向上できるから、第11形態よりも超純
水製造能力を向上させることができる。
【0249】〔実施例〕次に、具体的な実験例を説明す
る。具体的な有機物含有高濃度フッ素排水の処理実験例
として、例えば、図11に示した有機物含有高濃度フッ
素排水の処理装置と同じ構造の処理装置を使用する。こ
の処理装置では、酸水槽62の容量を約0.4立方メー
トルとし、第1水槽1の容量を約1.6立方メートルと
し、微生物汚泥撹拌部12の容量を約0.4立方メート
ルとし、第2水槽13の容量を約0.4立方メートルと
し、第3水槽(濃縮槽)16の容量を約0.3立方メート
ルとした。
る。具体的な有機物含有高濃度フッ素排水の処理実験例
として、例えば、図11に示した有機物含有高濃度フッ
素排水の処理装置と同じ構造の処理装置を使用する。こ
の処理装置では、酸水槽62の容量を約0.4立方メー
トルとし、第1水槽1の容量を約1.6立方メートルと
し、微生物汚泥撹拌部12の容量を約0.4立方メート
ルとし、第2水槽13の容量を約0.4立方メートルと
し、第3水槽(濃縮槽)16の容量を約0.3立方メート
ルとした。
【0250】この実験において、処理前のpHが2.2で
あり、フッ素濃度が723ppmであり、有機物としての
TOCが6.5ppmであるフッ素および界面活性剤等の有
機物を含んだ排水を処理した。この排水を上記処理装置
でもって処理した結果、pHを7.5にでき、フッ素濃度
を6ppm以下(処理前の約121分の1)にでき、TOC
を1.1ppm(処理前の約6分の1)にできた。
あり、フッ素濃度が723ppmであり、有機物としての
TOCが6.5ppmであるフッ素および界面活性剤等の有
機物を含んだ排水を処理した。この排水を上記処理装置
でもって処理した結果、pHを7.5にでき、フッ素濃度
を6ppm以下(処理前の約121分の1)にでき、TOC
を1.1ppm(処理前の約6分の1)にできた。
【0251】次に、いま1つの実験例を説明する。この
実験例では、図13に示した有機物含有高濃度フッ素排
水の再利用装置と同じ構造の処理装置を使用して、有機
物含有高濃度フッ素排水の処理実験を行った。この処理
装置では、酸水槽62の容量を約0.4立方メートルと
し、第1水槽1の容量を約1.6立方メートルとし、微
生物汚泥撹拌部12の容量を約0.4立方メートルと
し、第2水槽13の容量を約0.4立方メートルとし、
濃縮槽16の容量を約0.3立方メートルとし、濾過装
置24と軟水装置25の容量をそれぞれ約0.2立方メ
ートルとし、逆浸透膜装置26を1ユニットとした。
実験例では、図13に示した有機物含有高濃度フッ素排
水の再利用装置と同じ構造の処理装置を使用して、有機
物含有高濃度フッ素排水の処理実験を行った。この処理
装置では、酸水槽62の容量を約0.4立方メートルと
し、第1水槽1の容量を約1.6立方メートルとし、微
生物汚泥撹拌部12の容量を約0.4立方メートルと
し、第2水槽13の容量を約0.4立方メートルとし、
濃縮槽16の容量を約0.3立方メートルとし、濾過装
置24と軟水装置25の容量をそれぞれ約0.2立方メ
ートルとし、逆浸透膜装置26を1ユニットとした。
【0252】この実験において、処理前のpHが2.2で
あり、フッ素濃度が732ppmであり、有機物としての
TOCが6.2ppmであり、導電率が1344μs/cmで
ある有機物含有フッ素排水を処理した。この排水を上記
処理装置でもって処理した結果、超純水製造装置27へ
の再利用水の水質として、pHを7.3にでき、フッ素濃
度を0.5ppm(処理前の約1460分の1)以下にでき、
TOCを0.5(処理前の約12分の1)ppm以下にでき、
導電率を264μs/cm(処理前の約5分の1)以下にす
ることができた。
あり、フッ素濃度が732ppmであり、有機物としての
TOCが6.2ppmであり、導電率が1344μs/cmで
ある有機物含有フッ素排水を処理した。この排水を上記
処理装置でもって処理した結果、超純水製造装置27へ
の再利用水の水質として、pHを7.3にでき、フッ素濃
度を0.5ppm(処理前の約1460分の1)以下にでき、
TOCを0.5(処理前の約12分の1)ppm以下にでき、
導電率を264μs/cm(処理前の約5分の1)以下にす
ることができた。
【0253】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の発
明の排水処理方法は、同一水槽中で、反応充填物を流動
させる流動領域と、微生物のための固定化担体を固定さ
せる固定領域とを形成し、排水を上記流動領域へ流入さ
せ、上記排水を流動領域と固定領域との間で循環させ、
上記流動領域では、上記反応充填物の化学反応によって
排水を処理し、上記固定領域では、繁殖した微生物によ
って排水を処理する。
明の排水処理方法は、同一水槽中で、反応充填物を流動
させる流動領域と、微生物のための固定化担体を固定さ
せる固定領域とを形成し、排水を上記流動領域へ流入さ
せ、上記排水を流動領域と固定領域との間で循環させ、
上記流動領域では、上記反応充填物の化学反応によって
排水を処理し、上記固定領域では、繁殖した微生物によ
って排水を処理する。
【0254】この請求項1の発明の排水処理方法によれ
ば、流動領域では反応充填物を流動させることによっ
て、この反応充填物の活発な化学反応によって排水を効
率よく化学処理できる。また、上記排水を流動領域と固
定領域との間で循環させているから、流動領域で発生し
た微生物が固定領域に導入され、固定領域に固定されて
いる固定化担体に微生物が効果的に繁殖する。そして、
この微生物によって排水中の有機物を微生物処理でき
る。
ば、流動領域では反応充填物を流動させることによっ
て、この反応充填物の活発な化学反応によって排水を効
率よく化学処理できる。また、上記排水を流動領域と固
定領域との間で循環させているから、流動領域で発生し
た微生物が固定領域に導入され、固定領域に固定されて
いる固定化担体に微生物が効果的に繁殖する。そして、
この微生物によって排水中の有機物を微生物処理でき
る。
【0255】したがって、この発明によれば、有機物を
含有したフッ素排水を、化学反応と微生物処理の両方
で、高効率処理できる。
含有したフッ素排水を、化学反応と微生物処理の両方
で、高効率処理できる。
【0256】また、請求項2の発明の排水処理方法は、
請求項1に記載の排水処理方法において、上記固定化担
体が、上記反応充填物と同じ物質である。
請求項1に記載の排水処理方法において、上記固定化担
体が、上記反応充填物と同じ物質である。
【0257】この請求項2の発明によれば、固定領域に
おいて上記固定化担体に繁殖した微生物で排水の有機物
を微生物処理できる上に、排水の化学処理もできるか
ら、処理能率の向上を図れる。
おいて上記固定化担体に繁殖した微生物で排水の有機物
を微生物処理できる上に、排水の化学処理もできるか
ら、処理能率の向上を図れる。
【0258】また、請求項3の発明の排水処理方法は、
請求項1に記載の排水処理方法において、上記水槽から
排出される処理水の濃度に応じて、上記循環の速度を変
える。
請求項1に記載の排水処理方法において、上記水槽から
排出される処理水の濃度に応じて、上記循環の速度を変
える。
【0259】この請求項3の発明によれば、処理水の所
望の処理程度を実現できる。
望の処理程度を実現できる。
【0260】また、請求項4の発明の排水処理方法は、
前段の酸水槽に酸の注入下で排水を導入し、この酸水槽
内に反応充填物を流動させ、上記酸水槽からの排水中で
反応充填物を流動させる流動領域と、排水中で上記反応
充填物を固定させる固定領域とを形成し、上記排水を流
動領域と固定領域との間で循環させ、上記流動領域で
は、上記反応充填物の化学反応によって排水を処理し、
上記固定領域では、上記反応充填物に繁殖した微生物に
よって排水を処理する。
前段の酸水槽に酸の注入下で排水を導入し、この酸水槽
内に反応充填物を流動させ、上記酸水槽からの排水中で
反応充填物を流動させる流動領域と、排水中で上記反応
充填物を固定させる固定領域とを形成し、上記排水を流
動領域と固定領域との間で循環させ、上記流動領域で
は、上記反応充填物の化学反応によって排水を処理し、
上記固定領域では、上記反応充填物に繁殖した微生物に
よって排水を処理する。
【0261】したがって、この請求項4の発明によれ
ば、有機物を含有する高濃度フッ素排水を、酸の存在下
で反応充填物を流動させる酸水槽での強力な化学反応に
よって処理し、つづいて、反応充填物の流動領域での化
学処理と反応充填物の生物処理との両方によって、排水
を効率良く処理できる。
ば、有機物を含有する高濃度フッ素排水を、酸の存在下
で反応充填物を流動させる酸水槽での強力な化学反応に
よって処理し、つづいて、反応充填物の流動領域での化
学処理と反応充填物の生物処理との両方によって、排水
を効率良く処理できる。
【0262】また、請求項5の発明の排水処理装置は、
排水が流入する第1水槽を備え、この第1水槽は、反応
充填物と、この反応充填物を上記排水中で曝気しながら
流動させる曝気手段とを有する上部と、微生物繁殖のた
めの固定化担体を有し、微生物が繁殖している中間部お
よび下部と、上記上部で処理した処理水を上記下部へ送
る循環手段とを有しており、上記第1水槽の上部では、
上記反応充填物は上記曝気によって流動させられて上記
排水を化学反応によって処理し、上記第1水槽の中間部
と下部では、上記微生物によって排水中の有機物を生物
学的に処理する。
排水が流入する第1水槽を備え、この第1水槽は、反応
充填物と、この反応充填物を上記排水中で曝気しながら
流動させる曝気手段とを有する上部と、微生物繁殖のた
めの固定化担体を有し、微生物が繁殖している中間部お
よび下部と、上記上部で処理した処理水を上記下部へ送
る循環手段とを有しており、上記第1水槽の上部では、
上記反応充填物は上記曝気によって流動させられて上記
排水を化学反応によって処理し、上記第1水槽の中間部
と下部では、上記微生物によって排水中の有機物を生物
学的に処理する。
【0263】したがって、この発明によれば、1つの第
1水槽において、1つの同じ反応充填物を化学処理と生
物処理の両方に活用することができる。したがって、1
つの水槽の中で、有機物を含有したフッ素排水を合理的
に処理することができる。また、1つの水槽の中で、有
機物を含有した排水を立体的かつ効率良く処理すること
ができ、イニシャルコストとランニングコストを低減で
きる。
1水槽において、1つの同じ反応充填物を化学処理と生
物処理の両方に活用することができる。したがって、1
つの水槽の中で、有機物を含有したフッ素排水を合理的
に処理することができる。また、1つの水槽の中で、有
機物を含有した排水を立体的かつ効率良く処理すること
ができ、イニシャルコストとランニングコストを低減で
きる。
【0264】また、請求項6の発明の排水処理装置は、
酸の注入下で排水が導入され、反応充填物が流動させら
れている前段の酸水槽と、上記前段の酸水槽からの排水
が流入する第1水槽とを備え、この第1水槽は、反応充
填物と、この反応充填物を上記排水中で曝気しながら流
動させる曝気手段とを有する上部と、微生物繁殖のため
の非流動の固定化担体を有する中間部と下部と、上記上
部で処理した処理水を上記下部へ送る循環手段とを有し
ており、上記第1水槽の上部では、上記反応充填物は上
記曝気によって流動させられて上記排水を化学反応によ
って処理し、上記第1水槽の中間部と下部では、上記固
定化担体に固定された微生物によって排水中の有機物を
生物学的に処理する。
酸の注入下で排水が導入され、反応充填物が流動させら
れている前段の酸水槽と、上記前段の酸水槽からの排水
が流入する第1水槽とを備え、この第1水槽は、反応充
填物と、この反応充填物を上記排水中で曝気しながら流
動させる曝気手段とを有する上部と、微生物繁殖のため
の非流動の固定化担体を有する中間部と下部と、上記上
部で処理した処理水を上記下部へ送る循環手段とを有し
ており、上記第1水槽の上部では、上記反応充填物は上
記曝気によって流動させられて上記排水を化学反応によ
って処理し、上記第1水槽の中間部と下部では、上記固
定化担体に固定された微生物によって排水中の有機物を
生物学的に処理する。
【0265】この請求項6の発明によれば、まず、前段
の酸水槽での酸の存在下で、反応充填物(たとえば炭酸
カルシウム鉱物)から強制的に反応物質(カルシウムイオ
ン)を溶出させ、この反応物を排水中の被処理物質(フッ
素)と化学反応させて被処理物質(フッ素)を前処理でき
る。続いて、第1水槽の上部で、反応充填物を曝気しな
がら流動させる。従って、この反応充填物と被処理物質
(フッ素)との化学反応が促進される。したがって、酸
水槽ならびに第1水槽の上部では、反応充填物から溶出
する反応物質(カルシウムイオン)と被処理物質との化学
反応によって、高濃度フッ素排水を効率よく2段階で化
学処理できる。また、中間部と下部に固定化された固定
化担体(炭酸カルシウム鉱物)としての反応充填物には微
生物が繁殖し、この中間部と下部に繁殖して固定化され
た微生物によって排水中の有機物を効率よく生物学的に
処理できる。
の酸水槽での酸の存在下で、反応充填物(たとえば炭酸
カルシウム鉱物)から強制的に反応物質(カルシウムイオ
ン)を溶出させ、この反応物を排水中の被処理物質(フッ
素)と化学反応させて被処理物質(フッ素)を前処理でき
る。続いて、第1水槽の上部で、反応充填物を曝気しな
がら流動させる。従って、この反応充填物と被処理物質
(フッ素)との化学反応が促進される。したがって、酸
水槽ならびに第1水槽の上部では、反応充填物から溶出
する反応物質(カルシウムイオン)と被処理物質との化学
反応によって、高濃度フッ素排水を効率よく2段階で化
学処理できる。また、中間部と下部に固定化された固定
化担体(炭酸カルシウム鉱物)としての反応充填物には微
生物が繁殖し、この中間部と下部に繁殖して固定化され
た微生物によって排水中の有機物を効率よく生物学的に
処理できる。
【0266】また、請求項7の発明の排水処理装置は、
請求項5または6に記載の排水処理装置において、上記
中間部および下部が有する固定化担体は、上記反応充填
物と同じ物質で構成されている。
請求項5または6に記載の排水処理装置において、上記
中間部および下部が有する固定化担体は、上記反応充填
物と同じ物質で構成されている。
【0267】このように、同じ物質で反応充填物と固定
化担体を構成することで、運転条件によって化学反応処
理または生物反応処理もしくはその両方が可能になる。
化担体を構成することで、運転条件によって化学反応処
理または生物反応処理もしくはその両方が可能になる。
【0268】また、請求項8の発明の排水処理装置は、
請求項5または6に記載の排水処理装置において、上記
上部は、上記反応充填物を含んでいる排水から上記反応
充填物を分離する分離壁を備えている。
請求項5または6に記載の排水処理装置において、上記
上部は、上記反応充填物を含んでいる排水から上記反応
充填物を分離する分離壁を備えている。
【0269】したがって、分離壁から反応充填物を流出
させることなく分離壁から処理水と微生物汚泥を流出さ
せることができる。
させることなく分離壁から処理水と微生物汚泥を流出さ
せることができる。
【0270】また、請求項9の発明の排水処理装置は、
請求項5または6に記載の排水処理装置において、上記
反応充填物が炭酸カルシウム鉱物である。
請求項5または6に記載の排水処理装置において、上記
反応充填物が炭酸カルシウム鉱物である。
【0271】この請求項9の発明によれば、炭酸カルシ
ウム鉱物を流動させた上部において、排水中のフッ素を
炭酸カルシウム鉱物と反応させてフッ化カルシウムを形
成する。こうして、被処理水は、第1水槽上部で被処理
水中のフッ素のみが処理されてPHが中性に近かづく。
次に、被処理水は循環手段でもって、上部から下部に送
られ、下部および中間部の炭酸カルシウム鉱物に固定化
された微生物によって生物学的に処理される。固定状態
での炭酸カルシウム鉱物は、お互い同士の接触が少ない
から、繁殖した微生物が炭酸カルシウム鉱物から、はが
れることが少ない。また、炭酸カルシウム鉱物が天然品
である場合には、その表面がでこぼこであるから、炭酸
カルシウム鉱物に各種の微生物が比較的容易に繁殖す
る。
ウム鉱物を流動させた上部において、排水中のフッ素を
炭酸カルシウム鉱物と反応させてフッ化カルシウムを形
成する。こうして、被処理水は、第1水槽上部で被処理
水中のフッ素のみが処理されてPHが中性に近かづく。
次に、被処理水は循環手段でもって、上部から下部に送
られ、下部および中間部の炭酸カルシウム鉱物に固定化
された微生物によって生物学的に処理される。固定状態
での炭酸カルシウム鉱物は、お互い同士の接触が少ない
から、繁殖した微生物が炭酸カルシウム鉱物から、はが
れることが少ない。また、炭酸カルシウム鉱物が天然品
である場合には、その表面がでこぼこであるから、炭酸
カルシウム鉱物に各種の微生物が比較的容易に繁殖す
る。
【0272】また、請求項10の発明の排水処理装置
は、請求項5に記載の排水処理装置において、上記反応
充填物が活性炭である。
は、請求項5に記載の排水処理装置において、上記反応
充填物が活性炭である。
【0273】この請求項10の発明の排水処理装置は、
最初に、活性炭を強く流動させた上部において、排水中
の過酸化水素を、活性炭と確実に接触させて活性炭を触
媒として水と酸素ガスとに円滑に分解させることができ
る。また、下部では活性炭を固定しているから、活性炭
が本来持っている有機物に対する物理的吸着機能を利用
して有機物をも吸着処理する。また、第1水槽の下部と
中間部で固定されている活性炭に微生物を固定化繁殖さ
せて、過酸化水素排水中の界面活性剤や有機溶剤等の有
機物を生物学的に処理できる。
最初に、活性炭を強く流動させた上部において、排水中
の過酸化水素を、活性炭と確実に接触させて活性炭を触
媒として水と酸素ガスとに円滑に分解させることができ
る。また、下部では活性炭を固定しているから、活性炭
が本来持っている有機物に対する物理的吸着機能を利用
して有機物をも吸着処理する。また、第1水槽の下部と
中間部で固定されている活性炭に微生物を固定化繁殖さ
せて、過酸化水素排水中の界面活性剤や有機溶剤等の有
機物を生物学的に処理できる。
【0274】また、請求項11の発明の排水処理装置
は、請求項9に記載の排水処理装置において、上記第1
水槽内で上記排水を処理して得た処理水が導入され、こ
の処理水のフッ素濃度を測定するフッ素濃度計を有する
第2水槽と、上記フッ素濃度計が測定したフッ素濃度に
応じて、上記第1水槽の曝気手段の出力と循環手段の出
力を制御する曝気循環出力制御手段とを備えている。
は、請求項9に記載の排水処理装置において、上記第1
水槽内で上記排水を処理して得た処理水が導入され、こ
の処理水のフッ素濃度を測定するフッ素濃度計を有する
第2水槽と、上記フッ素濃度計が測定したフッ素濃度に
応じて、上記第1水槽の曝気手段の出力と循環手段の出
力を制御する曝気循環出力制御手段とを備えている。
【0275】この曝気循環出力制御手段は、フッ素が確
実に処理されていないと判断した場合には、曝気手段の
吐出空気量と循環手段の循環量とを増大させる。する
と、第1水槽での炭酸カルシウム鉱物の曝気接触状態と
循環状態とが急激に増大して、第1水槽の上部で排水中
のフッ素を確実に処理できる。
実に処理されていないと判断した場合には、曝気手段の
吐出空気量と循環手段の循環量とを増大させる。する
と、第1水槽での炭酸カルシウム鉱物の曝気接触状態と
循環状態とが急激に増大して、第1水槽の上部で排水中
のフッ素を確実に処理できる。
【0276】また、請求項12の発明の排水処理装置
は、請求項10に記載の排水処理装置において、上記第
1水槽内で上記排水を処理して得た処理水が導入され、
この処理水の酸化還元電位を測定する酸化還元電位計を
有する第2水槽と、上記酸化還元電位計が測定した電位
に応じて、上記第1水槽の曝気手段の出力と循環手段の
出力を制御する曝気循環出力制御手段とを備えている。
は、請求項10に記載の排水処理装置において、上記第
1水槽内で上記排水を処理して得た処理水が導入され、
この処理水の酸化還元電位を測定する酸化還元電位計を
有する第2水槽と、上記酸化還元電位計が測定した電位
に応じて、上記第1水槽の曝気手段の出力と循環手段の
出力を制御する曝気循環出力制御手段とを備えている。
【0277】したがって、上記曝気循環出力制御手段
は、上記酸化還元電位計から得た酸化還元電位に基づい
て、排水中の過酸化水素が確実に分解されていないこと
を確認すると、第1水槽の曝気循環手段の出力を増大さ
せる。これにより、第1水槽の上部での活性炭の流動が
激しくなって、触媒反応による過酸化水素の分解を促進
させることができる。同時に、第1水槽の下部と中間部
に繁殖している微生物が過酸化水素で殺菌されることを
防止できる。また、第1水槽の曝気循環手段の出力を増
大させることは、上部における活性炭の表面に微生物が
繁殖することを防ぐ効果もある。上部で活性炭の表面に
微生物が繁殖した場合には、活性炭の触媒機能が低下す
るから、過酸化水素を分解する能力が低下するのであ
る。
は、上記酸化還元電位計から得た酸化還元電位に基づい
て、排水中の過酸化水素が確実に分解されていないこと
を確認すると、第1水槽の曝気循環手段の出力を増大さ
せる。これにより、第1水槽の上部での活性炭の流動が
激しくなって、触媒反応による過酸化水素の分解を促進
させることができる。同時に、第1水槽の下部と中間部
に繁殖している微生物が過酸化水素で殺菌されることを
防止できる。また、第1水槽の曝気循環手段の出力を増
大させることは、上部における活性炭の表面に微生物が
繁殖することを防ぐ効果もある。上部で活性炭の表面に
微生物が繁殖した場合には、活性炭の触媒機能が低下す
るから、過酸化水素を分解する能力が低下するのであ
る。
【0278】また、請求項13の発明の排水処理装置
は、請求項11または12に記載の排水処理装置におい
て、上記第2水槽で沈降分離した汚泥を上記第1水槽に
返送する汚泥返送手段を備えている。
は、請求項11または12に記載の排水処理装置におい
て、上記第2水槽で沈降分離した汚泥を上記第1水槽に
返送する汚泥返送手段を備えている。
【0279】請求項13の発明によれば、上記汚泥返送
手段が、沈澱槽として働く第2水槽で沈殿した微生物を
含む生物汚泥を第1水槽に返送する。したがって、第1
水槽での微生物濃度を高めることができる。したがっ
て、界面活性剤や有機溶剤等の有機物を、より合理的に
処理できる。
手段が、沈澱槽として働く第2水槽で沈殿した微生物を
含む生物汚泥を第1水槽に返送する。したがって、第1
水槽での微生物濃度を高めることができる。したがっ
て、界面活性剤や有機溶剤等の有機物を、より合理的に
処理できる。
【0280】また、請求項14の発明の排水処理装置
は、請求項11または12に記載の排水処理装置におい
て、上記第2水槽から得られた処理水が導入される濾過
装置,逆浸透膜装置と、この逆浸透膜装置からの処理水
が導入されて超純水を製造する超純水製造装置とを有す
る。
は、請求項11または12に記載の排水処理装置におい
て、上記第2水槽から得られた処理水が導入される濾過
装置,逆浸透膜装置と、この逆浸透膜装置からの処理水
が導入されて超純水を製造する超純水製造装置とを有す
る。
【0281】したがって、半導体工場から排出されるよ
うな排水を、半導体工場で使用されるような超純水にま
で処理することができるから、水利用サイクルを半導体
工場内で完結することができる。
うな排水を、半導体工場で使用されるような超純水にま
で処理することができるから、水利用サイクルを半導体
工場内で完結することができる。
【0282】また、請求項15の発明の排水処理装置
は、請求項8に記載の排水処理装置において、上記上部
は、上記分離壁を隔てて微生物汚泥撹拌部を備え、この
微生物汚泥撹拌部から得た被処理水を第1水槽下部の固
定化担体が固定化された部分に空気と混合して返送する
返送手段を備えている。
は、請求項8に記載の排水処理装置において、上記上部
は、上記分離壁を隔てて微生物汚泥撹拌部を備え、この
微生物汚泥撹拌部から得た被処理水を第1水槽下部の固
定化担体が固定化された部分に空気と混合して返送する
返送手段を備えている。
【0283】この請求項15の発明によれば、微生物汚
泥撹拌部から微生物を含有した処理水を空気と混合して
下部に送出するから、被処理水中の溶存酸素を高めて下
部や中間部における充填材において、好気性の微生物が
繁殖して有機物を分解しやすい効果がある。
泥撹拌部から微生物を含有した処理水を空気と混合して
下部に送出するから、被処理水中の溶存酸素を高めて下
部や中間部における充填材において、好気性の微生物が
繁殖して有機物を分解しやすい効果がある。
【0284】また、請求項16の発明の排水処理装置
は、請求項5また6に記載の排水処理装置において、上
記循環手段は、下部の反応充填物または固定化担体に埋
め込まれたストレーナを有し、上部からの処理水を上記
ストレーナから下部に吹き出させる。
は、請求項5また6に記載の排水処理装置において、上
記循環手段は、下部の反応充填物または固定化担体に埋
め込まれたストレーナを有し、上部からの処理水を上記
ストレーナから下部に吹き出させる。
【0285】この発明によれば、上記反応充填物または
固定化担体に上記ストレーナを埋設しているので、反応
充填物または固定化担体とストレーナの固定に役立てる
ことができる。したがって、ストレーナに付属する配管
を固定するアンカーを打ち込む必要がなく、水槽表面を
傷つけることがない。また、被処理水と空気との混合物
を上記ストレーナから均等に吐き出させることができ
る。また、このストレーナが、スリットから被処理水と
空気との混合物を吐き出させるようにすれば、スリット
が細かくても目詰まりしにくくなる。
固定化担体に上記ストレーナを埋設しているので、反応
充填物または固定化担体とストレーナの固定に役立てる
ことができる。したがって、ストレーナに付属する配管
を固定するアンカーを打ち込む必要がなく、水槽表面を
傷つけることがない。また、被処理水と空気との混合物
を上記ストレーナから均等に吐き出させることができ
る。また、このストレーナが、スリットから被処理水と
空気との混合物を吐き出させるようにすれば、スリット
が細かくても目詰まりしにくくなる。
【図1】 この発明の排水処理装置の第1の実施の形態
であるフッ素排水処理装置を示す概念図である。
であるフッ素排水処理装置を示す概念図である。
【図2】 上記第1形態の変形例としての第2の形態を
示す概念図である。
示す概念図である。
【図3】 上記第1形態の変形例としての第3形態を示
す概念図である。
す概念図である。
【図4】 上記第1形態の変形例としての第4形態を示
す概念図である。
す概念図である。
【図5】 この発明の第5の形態である過酸化水素排水
処理装置を示す概念図である。
処理装置を示す概念図である。
【図6】 上記第5形態の変形例としての第6形態を示
す概念図である。
す概念図である。
【図7】 上記第5形態の変形例としての第7形態を示
す概念図である。
す概念図である。
【図8】 上記第5形態の変形例としての第8形態を示
す概念図である。
す概念図である。
【図9】 上記第1,第2,第3,第4形態のタイムチャ
ートである。
ートである。
【図10】 上記第5,第6,第7,第8形態のタイムチ
ャートである。
ャートである。
【図11】 この発明の排水処理装置の第9形態の有機
物含有フッ素排水処理装置を示す概念図である。
物含有フッ素排水処理装置を示す概念図である。
【図12】 上記第9形態の変形例としての第10形態
の概念図である。
の概念図である。
【図13】 上記第9形態の変形例としての第11形態
の概念図である。
の概念図である。
【図14】 上記第9形態の変形例としての第12形態
の概念図である。
の概念図である。
【図15】 従来のフッ素含有排水の処理装置の概念図
である。
である。
【図16】 今一つの従来例の概念図である。
【図17】 従来の排水処理系統と排ガス処理系統とを
示す概念図である。
示す概念図である。
【図18】 また別の従来の排水処理系統と排ガス処理
系統とを示す概念図である。
系統とを示す概念図である。
【図19】 従来の過酸化水素除去装置の概念図であ
る。
る。
1…第1水槽、1A…上部、1B…中間部、1C…下
部、2A…ディヒューザー、2B…散気管、2C…散気
管、2D…散気管、3A,3B,3C…空気配管、6…微
生物汚泥、7A,7B,7C,7D…炭酸カルシウム鉱
物、8…分離壁、9…流出管、11…流入配管、12…
微生物汚泥撹拌部、13…第2水槽(沈澱槽)、14…か
き寄せ機、15…フッ素濃度計、16…第3水槽(濃縮
槽)、17…汚泥ポンプ、18…フィルタープレス、1
9…第1ブロワー、20…第2ブロワー、21…第3ブ
ロワー、22…信号伝達線、23…微生物汚泥撹拌部返
送ポンプ、24…濾過装置、25…軟水装置、26…逆
浸透膜装置、27…超純水製造装置、49…ポリ塩化ア
ルミニウムタンク、50…無機汚泥、61…酸タンク、
62…酸水槽、307A,B,C…活性炭、115…酸化
還元電位計。
部、2A…ディヒューザー、2B…散気管、2C…散気
管、2D…散気管、3A,3B,3C…空気配管、6…微
生物汚泥、7A,7B,7C,7D…炭酸カルシウム鉱
物、8…分離壁、9…流出管、11…流入配管、12…
微生物汚泥撹拌部、13…第2水槽(沈澱槽)、14…か
き寄せ機、15…フッ素濃度計、16…第3水槽(濃縮
槽)、17…汚泥ポンプ、18…フィルタープレス、1
9…第1ブロワー、20…第2ブロワー、21…第3ブ
ロワー、22…信号伝達線、23…微生物汚泥撹拌部返
送ポンプ、24…濾過装置、25…軟水装置、26…逆
浸透膜装置、27…超純水製造装置、49…ポリ塩化ア
ルミニウムタンク、50…無機汚泥、61…酸タンク、
62…酸水槽、307A,B,C…活性炭、115…酸化
還元電位計。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特許3233563(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C02F 3/02 - 3/10
Claims (16)
- 【請求項1】 同一水槽中で、反応充填物を流動させる
流動領域と、微生物のための固定化担体が固定された固
定領域とを形成し、排水を上記流動領域へ流入させ、上
記排水を流動領域と固定領域との間で循環させ、上記流
動領域では、上記反応充填物の化学反応によって排水を
処理し、上記固定領域では、繁殖した微生物によって排
水を処理することを特徴とする排水処理方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の排水処理方法におい
て、 上記固定化担体が、上記反応充填物と同じ物質からなる
ことを特徴とする排水処理方法。 - 【請求項3】 請求項1に記載の排水処理方法におい
て、 上記水槽から排出される処理水の濃度に応じて、上記循
環の速度を変えることを特徴とする排水処理方法。 - 【請求項4】 前段の酸水槽に酸の注入下で排水を導入
し、この酸水槽内に反応充填物を流動させ、 上記酸水槽からの排水中で反応充填物を流動させる流動
領域と、上記排水中で上記反応充填物を固定させる固定
領域とを形成し、 上記排水を流動領域と固定領域との間で循環させ、上記
流動領域では、上記反応充填物の化学反応によって排水
を処理し、上記固定領域では、上記反応充填物に繁殖し
た微生物によって排水を処理することを特徴とする排水
処理方法。 - 【請求項5】 排水が流入する第1水槽を備え、 この第1水槽は、 反応充填物と、この反応充填物を上記排水中で曝気しな
がら流動させる曝気手段とを有する上部と、 微生物繁殖のための固定化担体を有し、微生物が繁殖し
ている中間部および下部と、 上記上部で処理した処理水を上記下部へ送る循環手段と
を有しており、 上記第1水槽の上部では、上記反応充填物は上記曝気に
よって流動させられて上記排水を化学反応によって処理
し、上記第1水槽の中間部と下部では、上記微生物によ
って排水中の有機物を生物学的に処理することを特徴と
する排水処理装置。 - 【請求項6】 酸の注入下で排水が導入され、反応充填
物が流動させられている前段の酸水槽と、 上記前段の酸水槽からの排水が流入する第1水槽とを備
え、 この第1水槽は、 反応充填物と、この反応充填物を上記排水中で曝気しな
がら流動させる曝気手段とを有する上部と、 微生物繁殖のための非流動の固定化担体を有する中間部
と下部と、 上記上部で処理した処理水を上記下部へ送る循環手段と
を有しており、 上記第1水槽の上部では、上記反応充填物は上記曝気に
よって流動させられて上記排水を化学反応によって処理
し、上記第1水槽の中間部と下部では、上記固定化担体
に固定された微生物によって排水中の有機物を生物学的
に処理することを特徴とする排水処理装置。 - 【請求項7】 請求項5または6に記載の排水処理装置
において、 上記中間部および下部が有する固定化担体は、上記反応
充填物と同じ物質で構成されていることを特徴とする排
水処理装置。 - 【請求項8】 請求項5または6に記載の排水処理装置
において、 上記上部は、 上記反応充填物を含んでいる排水から上記反応充填物を
分離する分離壁を備えていることを特徴とする排水処理
装置。 - 【請求項9】 請求項5または6に記載の排水処理装置
において、 上記反応充填物が炭酸カルシウム鉱物であることを特徴
とする排水処理装置。 - 【請求項10】 請求項5に記載の排水処理装置におい
て、 上記反応充填物が活性炭であることを特徴とする排水処
理装置。 - 【請求項11】 請求項9に記載の排水処理装置におい
て、 上記第1水槽内で上記排水を処理して得た処理水が導入
され、この処理水のフッ素濃度を測定するフッ素濃度計
を有する第2水槽と、 上記フッ素濃度計が測定したフッ素濃度に応じて、上記
第1水槽の曝気手段の出力と循環手段の出力を制御する
曝気循環出力制御手段とを備えていることを特徴とする
排水処理装置。 - 【請求項12】 請求項10に記載の排水処理装置にお
いて、 上記第1水槽内で上記排水を処理して得た処理水が導入
され、この処理水の酸化還元電位を測定する酸化還元電
位計を有する第2水槽と、 上記酸化還元電位計が測定した電位に応じて、上記第1
水槽の曝気手段の出力と循環手段の出力を制御する曝気
循環出力制御手段とを備えていることを特徴とする排水
処理装置。 - 【請求項13】 請求項11または12に記載の排水処
理装置において、 上記第2水槽で沈降分離した汚泥を上記第1水槽に返送
する汚泥返送手段を備えていることを特徴とする排水処
理装置。 - 【請求項14】 請求項11または12に記載の排水処
理装置において、 上記第2水槽から得られた処理水が導入される濾過装
置,逆浸透膜装置と、この逆浸透膜装置からの処理水が
導入されて超純水を製造する超純水製造装置とを有する
ことを特徴とする排水処理装置。 - 【請求項15】 請求項8に記載の排水処理装置におい
て、 上記上部は、上記分離壁を隔てて微生物汚泥撹拌部を備
え、 この微生物汚泥撹拌部から得た被処理水を第1水槽下部
の固定化担体が固定化された部分に空気と混合して返送
する返送手段を備えていることを特徴とする排水処理装
置。 - 【請求項16】 請求項5また6に記載の排水処理装置
において、 上記循環手段は、ストレーナを有し、上部からの被処理
水をストレーナから下部に吹き出させることを特徴とす
る排水処理装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23660896A JP3350364B2 (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | 排水処理方法および排水処理装置 |
| US08/897,454 US5895576A (en) | 1996-09-06 | 1997-07-22 | Method and apparatus for wastewater treatment by chemical reaction of reactive filler and propagated microorganisms |
| KR1019970046452A KR100253159B1 (ko) | 1996-09-06 | 1997-09-06 | 반응 충전물의 화학 반응과 미생물의 번식에 의한 폐수 처리 방법 및 장치 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23660896A JP3350364B2 (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | 排水処理方法および排水処理装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1080693A JPH1080693A (ja) | 1998-03-31 |
| JP3350364B2 true JP3350364B2 (ja) | 2002-11-25 |
Family
ID=17003169
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23660896A Expired - Fee Related JP3350364B2 (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | 排水処理方法および排水処理装置 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5895576A (ja) |
| JP (1) | JP3350364B2 (ja) |
| KR (1) | KR100253159B1 (ja) |
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| JP3370576B2 (ja) * | 1997-10-09 | 2003-01-27 | シャープ株式会社 | 超純水製造装置 |
| JP3601976B2 (ja) | 1998-06-16 | 2004-12-15 | シャープ株式会社 | 排水処理方法および排水処理装置 |
| JP3653392B2 (ja) | 1998-06-30 | 2005-05-25 | シャープ株式会社 | 排水処理方法および排水処理装置 |
| JP3684081B2 (ja) * | 1998-08-10 | 2005-08-17 | シャープ株式会社 | 排水処理装置 |
| JP2000230154A (ja) * | 1998-12-11 | 2000-08-22 | Yuho Chem Kk | フロアーポリッシュ回収用組成物及び回収方法 |
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| KR100441208B1 (ko) * | 2001-10-24 | 2004-07-22 | 삼성엔지니어링 주식회사 | 생물 여과 기술을 이용하는 회분식 폐수처리장치 및 이를이용한 폐수처리방법 |
| KR100402289B1 (ko) * | 2001-11-05 | 2003-10-22 | (주)동호이씨엠 | 오폐수 처리 방법 및 장치 |
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| JP4490456B2 (ja) * | 2007-05-29 | 2010-06-23 | シャープ株式会社 | 液体処理装置 |
| KR100953075B1 (ko) * | 2009-11-30 | 2010-04-13 | 김창환 | 오·폐수 처리용 고효율 순환제어 산화환원조 및 이를 이용한 폐수처리방법 |
| ES2546763T3 (es) * | 2011-04-04 | 2015-09-28 | Veolia Water Solutions & Technologies Support | Reactor y procedimiento mejorados de purificación biológica de aguas residuales |
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