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JP3238353B2 - スケール除去方法およびその装置 - Google Patents

スケール除去方法およびその装置

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JP3238353B2
JP3238353B2 JP17808197A JP17808197A JP3238353B2 JP 3238353 B2 JP3238353 B2 JP 3238353B2 JP 17808197 A JP17808197 A JP 17808197A JP 17808197 A JP17808197 A JP 17808197A JP 3238353 B2 JP3238353 B2 JP 3238353B2
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JP17808197A
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桂司 水田
茂斉 堀江
慎二 平井
淳三 福森
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱間粗圧延された
粗圧延材の表面に液体を噴き付けてスケールを除去する
スケール除去方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】粗圧延機で熱間粗圧延された粗圧延材
は、仕上圧延機で熱間仕上圧延されるまでの間にスケー
ルが表面に生成してしまう(厚さ約10μm)ため、仕
上圧延機で熱間仕上圧延される前にスケール除去装置で
スケールが除去されている。このような従来のスケール
除去装置の概略構成を図3に示す。
【0003】図3に示すように、第一仕上圧延機71や
第二仕上圧延機72などの複数の仕上圧延機からなる仕
上圧延機群70の上流側の粗圧延材1のパスライン上方
側には、ヘッダ61a内を流通する水101をノズル6
2aから粗圧延材1の上面に向けて噴射するスケールブ
レーカ60aが配設されており、当該スケールブレーカ
60aは、鉛直方向真下よりも粗圧延材1の走行方向上
流側に水101を噴射できるように上記ノズル62aの
向きが設定されている。一方、上記仕上圧延機群70の
上流側の粗圧延材1のパスライン下方側には、ヘッダ6
1b内を流通させた水101をノズル62bから粗圧延
材1の下面に向けて噴射するスケールブレーカ60bが
配設されており、当該スケールブレーカ60bは、鉛直
方向真下よりも粗圧延材1の走行方向上流側に水101
を噴射できるように上記ノズル62bの向きが設定され
ている。
【0004】このようなスケールブレーカ60a,60
bを備えたスケール除去装置では、粗圧延機で熱間粗圧
延されてきた粗圧延材1にノズル62a,62bから水
101を噴き付けることにより、粗圧延材1を仕上圧延
機群70で熱間仕上圧延する前に粗圧延材1の表面から
スケールを取り除くことができる。なお、ノズル62
a,62bから圧延材1へ噴射する水101の噴射角度
θ1 は75°に設定され、当該水101の噴射距離L1
は150mmに設定され、水101の温度は常温に設定
され、水101の噴射圧力は150kgf/cm2 に設
定され、粗圧延材1の片面側の板幅1mあたりの水10
1の噴射流量は3000リットル/分に設定されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】仕上圧延機群70で粗
圧延材1を熱間仕上圧延するにあたって、スケールの厚
さが5μm以上あると、熱間仕上圧延された圧延材2の
表面に傷を付けてしまう場合がある。しかしながら、前
述したようにして粗圧延材1の表面からスケールを除去
すると、粗圧延材1がSS41等の炭素鋼の場合には、
スケールの厚さを4〜5μm程度にまで除去することが
できるものの、珪素鋼の場合には、スケールの厚さを約
7μm程度にまでしか除去できないため、圧延材2の表
面にスケール噛み込み傷を生じてしまい、圧延材2の品
質が低下してしまう。
【0006】このようなことから、本発明は、珪素鋼で
も問題のないレベルにまでスケールを除去することがで
きるスケール除去方法およびその装置を提供することを
目的とした。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ための、本発明によるスケール除去方法は、粗圧延材の
上面および下面に液体を噴射して当該粗圧延材の表面の
スケールを除去するスケール除去方法であって、上記粗
圧延材の走行方向上流側から下流側に向けて30〜75
°の噴射角度で100〜200mmの噴射距離から12
0〜180kgf/cm2 の噴射圧力で上記液体を当該
粗圧延材の片面側の板幅1mあたり300〜1500リ
ットル/分の流量で噴射すると共に、当該粗圧延材の当
該液体の上記衝突箇所から当該粗圧延材の走行方向下流
側へ30〜50mm離れた位置に対して、当該粗圧延材
の走行方向下流側から上流側に向けて30〜75°の噴
射角度で100〜200mmの噴射距離から120〜1
80kgf/cm2 の噴射圧力で上記液体を当該粗圧延
材の片面側の板幅1mあたり300〜1500リットル
/分の流量で噴射することを特徴とする。
【0008】上述したスケール除去方法において、前記
液体が水または溶融塩であることを特徴とする。
【0009】前述した課題を解決するための、本発明に
よるスケール除去装置は、粗圧延材の上面および下面に
液体を噴射して当該粗圧延材の表面のスケールを除去す
るスケール除去装置であって、前記粗圧延材の上方およ
び下方にそれぞれ設けられ、前記液体を流通させる上流
側ヘッダと、前記上流側ヘッダにそれぞれ設けられ、前
記粗圧延材の走行方向上流側から下流側に向けて30〜
75°の噴射角度で前記液体を100〜200mmの噴
射距離から噴射する上流側ノズルと前記上流側ヘッダの
前記粗圧延材の走行方向下流側の当該粗圧延材の上方お
よび下方にそれぞれ設けられ、前記液体を流通させる下
流側ヘッダと、前記下流側ヘッダにそれぞれ設けられ、
前記上流側ノズルによる前記粗圧延材への前記液体の衝
突箇所から当該粗圧延材の走行方向下流側へ30〜50
mm離れた位置に対して、当該粗圧延材の走行方向下流
側から上流側に向けて30〜75°の噴射角度で上記液
体を100〜200mmの噴射距離から噴射する下流側
ノズルと、前記上流側ヘッダおよび前記下流側ヘッダに
それぞれ連結され、前記上流側ノズルおよび前記下流側
ノズルから前記液体を120〜180kgf/cm2
噴射圧力で前記粗圧延材の片面側の板幅1mあたり30
0〜1500リットル/分の流量で噴射させる液体送給
手段とを備えてなることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明によるスケール除去方法お
よびその装置の第一番目の実施の形態を図1を用いて説
明する。なお、図1は、その装置の概略構成図である。
【0011】図1に示すように、第一仕上圧延機71や
第二仕上圧延機72などの複数の仕上圧延機からなる仕
上圧延機群70の上流側の粗圧延材1のパスライン上方
側には、上流側上方ヘッダ11a内を流通する液体であ
る水101を上流側上方ノズル12aから粗圧延材1の
上面に向けて噴射する上流側上方スケールブレーカ10
aが配設されており、当該スケールブレーカ10aは、
鉛直方向真下よりも粗圧延材1の走行方向下流側に水1
01を噴射できるように上記ノズル12aの向きが設定
されている。
【0012】前記仕上圧延機群70と上記スケールブレ
ーカ10aとの間には、下流側上方ヘッダ11b内を流
通する水101を下流側上方ノズル12bから粗圧延材
1の上面に向けて噴射する下流側上方スケールブレーカ
10bが配設されており、当該スケールブレーカ10b
は、鉛直方向真下よりも粗圧延材1の走行方向上流側に
水101を噴射できるように上記ノズル12bの向きが
設定されている。
【0013】一方、前記仕上圧延機群70の上流側の粗
圧延材1のパスライン下方側には、上流側下方ヘッダ1
1c内を流通する水101を上流側下方ノズル12cか
ら粗圧延材1の下面に向けて噴射する上流側下方スケー
ルブレーカ10cが配設されており、当該スケールブレ
ーカ10cは、鉛直方向真上よりも粗圧延材1の走行方
向下流側に水101を噴射できるように上記ノズル12
cの向きが設定されている。
【0014】前記仕上圧延機群70と上記スケールブレ
ーカ10cとの間には、下流側下方ヘッダ11d内を流
通する水101を下流側下方ノズル12dから粗圧延材
1の下面に向けて噴射する下流側下方スケールブレーカ
10dが配設されており、当該スケールブレーカ10d
は、鉛直方向真上よりも粗圧延材1の走行方向上流側に
水101を噴射できるように上記ノズル12dの向きが
設定されている。
【0015】図1に示すように、上流側上方スケールブ
レーカ10aと下流側上方スケールブレーカ10bと
は、当該スケールブレーカ10a,10bの間を二分す
る鉛直線に対して線対称位置となるように配向され、上
流側下方スケールブレーカ10cと下流側下方スケール
ブレーカ10dとは、当該スケールブレーカ10c,1
0dの間を二分する鉛直線に対して線対称位置となるよ
うに配向されると共に、上流側上方スケールブレーカ1
0aと上流側下方スケールブレーカ10cとは、粗圧延
材1を挟んで線対称となる位置で対をなすようにして配
向され、下流側上方スケールブレーカ10bと下流側下
方スケールブレーカ10dとは、粗圧延材1を挟んで線
対称となる位置で対をなすようにして配向されている。
つまり、上記各スケールブレーカ10a〜10dは、上
記鉛直線と粗圧延材1との交点を中心とした対称位置関
係となるように配設されているのである。
【0016】これら各スケールブレーカ10a〜10d
は、各ノズル12a〜12dから圧延材1へ噴射する水
101の噴射角度θが30〜75°の範囲内(好ましく
は約45°程度)に設定され、各ノズル12a〜12d
から圧延材1へ噴射する水101の噴射距離Lが100
〜200mmの範囲内(好ましくは約150mm程度)
に設定されると共に、上流側上方ノズル12aから噴射
された水101の粗圧延材1との衝突箇所と下流側上方
ノズル12bから噴射された水101の粗圧延材1との
衝突箇所との間隔Gおよび上流側下方ノズル12cから
噴射された水101の粗圧延材1との衝突箇所と下流側
下方ノズル12dから噴射された水101の粗圧延材1
との衝突箇所との間隔Gが30〜50mm(好ましくは
約40mm程度)に設定されている。
【0017】言い換えれば、上流側上方ノズル12aお
よび上流側下方ノズル12cは、粗圧延材1の走行方向
上流側から下流側に向けて30〜75°の噴射角度θで
100〜200mmの噴射距離Lから水101を粗圧延
材1に噴射することができるように設定され、下流側上
方ノズル12bおよび下流側下方ノズル12dは、前記
上流側上方ノズル12aおよび上流側下方ノズル12c
による粗圧延材1への水101の衝突箇所から当該粗圧
延材1の走行方向下流側へ30〜50mm離れた位置
(間隔G)に対して、粗圧延材1の走行方向下流側から
上流側に向けて30〜75°の噴射角度θで100〜2
00mmの噴射距離Lから水101を噴射することがで
きるように設定されているのである。
【0018】また、前記各スケールブレーカ10a〜1
0dの前記各ヘッダ11a〜11dには、水101を送
給する液体送給手段である図示しない水送給装置が連結
されており、当該水送給装置は、常温の水101を粗圧
延材1の片面側の板幅1mあたり300〜1500リッ
トル/分の流量で、前記各ノズル12a〜12dから1
20〜180kgf/cm2 の噴射圧力で噴射させるこ
とができるようになっている。
【0019】このような本実施の形態では、上流側上方
ヘッダ11aおよび上流側下方ヘッダ11cにより上流
側ヘッダが構成され、上流側上方ノズル12aおよび上
流側下方ノズル12cにより上流側ノズルが構成され、
上流側上方スケールブレーカ10aおよび上流側下方ス
ケールブレーカ10cにより上流側スケールブレーカが
構成され、また、下流側上方ヘッダ11bおよび下流側
下方ヘッダ11dにより下流側ヘッダが構成され、下流
側上方ノズル12bおよび下流側下方ノズル12dによ
り下流側ノズルが構成され、下流側上方スケールブレー
カ10bおよび下流側下方スケールブレーカ10dによ
り下流側スケールブレーカが構成されている。
【0020】このようなスケール除去装置を用いたスケ
ール除去方法を次に説明する。前記水供給装置を作動
し、図示しない粗圧延機で熱間粗圧延されてきた粗圧延
材1に当該粗圧延材1の片面側の板幅1mあたり600
〜3000リットル/分(好ましくは3000リットル
/分)の流量で各スケールブレーカ10a〜10dの各
ノズル12a〜12dから常温の水101を120〜1
80kgf/cm 2 (好ましくは約150kgf/cm
2 程度)の噴出圧力で噴射することにより、粗圧延材1
の表面からスケールを取り除き、続いて、当該粗圧延材
1を仕上圧延機群70で熱間仕上圧延して圧延材2とす
る。
【0021】このようにして粗圧延材1の表面からスケ
ールを除去すると、粗圧延材1がSS41等の炭素鋼の
場合には、スケールの厚さを2〜3μm程度にまで除去
することができ、珪素鋼の場合には、スケールの厚さを
約5μm程度にまで除去することができる。
【0022】したがって、珪素鋼でも問題のないレベル
にまでスケールを除去することができるので、珪素鋼の
場合でも圧延材2の表面でのスケール噛み込み傷の発生
を防止することができ、圧延材2の品質の低下を防止す
ることができる。
【0023】本発明によるスケール除去方法およびその
装置の第二番目の実施の形態を図2を用いて説明する。
なお、図2は、その装置の概略構成図である。ただし、
前述した第一番目の実施の形態と同様な部分について
は、前述した第一番目の実施の形態の説明で用いた符号
と同様な符号を用いることにより、その説明を省略す
る。
【0024】図2に示すように、仕上圧延機群70の上
流側の粗圧延材1のパスライン上方側には、外周面を断
熱材23で覆われた上流側上方ヘッダ21a内を流通す
る液体である溶融塩102を上流側上方ノズル22aか
ら粗圧延材1の上面に向けて噴射する上流側上方スケー
ルブレーカ20aが配設されており、当該スケールブレ
ーカ20aは、鉛直方向真下よりも粗圧延材1の走行方
向下流側に溶融塩102を噴射できるように上記ノズル
22aの向きが設定されている。
【0025】前記仕上圧延機群70と上記スケールブレ
ーカ20aとの間には、外周面を断熱材23で覆われた
下流側上方ヘッダ21b内を流通する溶融塩102を下
流側上方ノズル22bから粗圧延材1の上面に向けて噴
射する下流側上方スケールブレーカ20bが配設されて
おり、当該スケールブレーカ20bは、鉛直方向真下よ
りも粗圧延材1の走行方向上流側に溶融塩102を噴射
できるように上記ノズル22bの向きが設定されてい
る。
【0026】一方、前記仕上圧延機群70の上流側の粗
圧延材1のパスライン下方側には、外周面を断熱材23
で覆われた上流側下方ヘッダ21c内を流通する溶融塩
102を上流側下方ノズル22cから粗圧延材1の下面
に向けて噴射する上流側下方スケールブレーカ20cが
配設されており、当該スケールブレーカ20cは、鉛直
方向真上よりも粗圧延材1の走行方向下流側に溶融塩1
02を噴射できるように上記ノズル22cの向きが設定
されている。
【0027】前記仕上圧延機群70と上記スケールブレ
ーカ20cとの間には、外周面を断熱材23で覆われた
下流側下方ヘッダ21d内を流通する溶融塩102を下
流側下方ノズル22dから粗圧延材1の下面に向けて噴
射する下流側下方スケールブレーカ20dが配設されて
おり、当該スケールブレーカ20dは、鉛直方向真上よ
りも粗圧延材1の走行方向上流側に溶融塩102を噴射
できるように上記ノズル22dの向きが設定されてい
る。
【0028】これらスケールブレーカ20a〜20d
は、前述した実施の形態で説明した各スケールブレーカ
10a〜10dと同様な配置関係となっていると共に、
噴射角度θや噴射距離Lや衝突間隔Gなどが前述した実
施の形態で説明した前記スケールブレーカ10a〜10
dと同様な値に設定されている。
【0029】また、前記各スケールブレーカ20a〜2
0dの各ヘッダ21a〜21dには、溶融塩102を送
給する液体送給手段である図示しない溶融塩送給装置が
連結されており、当該溶融塩送給装置は、溶融塩102
(約600℃)を粗圧延材1の片面側の板幅1mあたり
300〜1500リットル/分の流量で、前記各ノズル
12a〜12dから120〜180kgf/cm2 の噴
射圧力で噴射させることができるようになっている。な
お、溶融塩102には、例えば、BaCl2 とNaCl
とCaCl2 とを所定の割合で混合(BaCl2 =30
%、NaCl=30%、CaCl2 =40%)した塩素
系を使用し、粗圧延材1への衝突時における酸化を防止
している。
【0030】このような本実施の形態では、上流側上方
ヘッダ21aおよび上流側下方ヘッダ21cにより上流
側ヘッダが構成され、上流側上方ノズル22aおよび上
流側下方ノズル22cにより上流側ノズルが構成され、
上流側上方スケールブレーカ20aおよび上流側下方ス
ケールブレーカ20cにより上流側スケールブレーカが
構成され、また、下流側上方ヘッダ21bおよび下流側
下方ヘッダ21dにより下流側ヘッダが構成され、下流
側上方ノズル22bおよび下流側下方ノズル22dによ
り下流側ノズルが構成され、下流側上方スケールブレー
カ20bおよび下流側下方スケールブレーカ20dによ
り下流側スケールブレーカが構成されている。
【0031】このようなスケール除去装置を用いたスケ
ール除去方法を次に説明する。前記溶融塩送給装置を作
動し、図示しない粗圧延機で熱間粗圧延されてきた粗圧
延材1に当該粗圧延材1の片面側の板幅1mあたり30
0〜1500リットル/分(好ましくは3000リット
ル/分)の流量で各スケールブレーカ20a〜20dの
各ノズル22a〜22dから高温(約600℃)の溶融
塩102を120〜180kgf/cm2 (好ましくは
約150kgf/cm2 程度)の噴出圧力で噴き付ける
ことにより、粗圧延材1の表面からスケールを取り除
き、続いて、当該粗圧延材1を仕上圧延機群70で熱間
仕上圧延して圧延材2とする。
【0032】このようにして粗圧延材1の表面からスケ
ールを除去すると、粗圧延材1がSS41等の炭素鋼の
場合には、スケールの厚さを0〜3μm程度にまで除去
することができ、珪素鋼の場合には、スケールの厚さを
約5μm程度にまで除去することができる。
【0033】ここで、スケールブレーク用噴射流体に水
または溶融塩を用いた場合の一実験例の比較データを表
1に示す。表1から明らかなように、スケールブレーク
用噴射流体に溶融塩を用いると、そのスケール除去能力
が著しく向上することがわかる。
【0034】
【表1】
【0035】したがって、前述した実施の形態の場合と
同様に、珪素鋼でも問題のないレベルにまでスケールを
除去することができるので、珪素鋼の場合でも圧延材2
の表面でのスケール噛み込み傷の発生を防止することが
でき、圧延材2の品質の低下を防止することができる。
【0036】
【発明の効果】本発明によるスケール除去方法は、粗圧
延材の上面および下面に液体を噴射して当該粗圧延材の
表面のスケールを除去するスケール除去方法であって、
上記粗圧延材の走行方向上流側から下流側に向けて30
〜75°の噴射角度で100〜200mmの噴射距離か
ら120〜180kgf/cm2 の噴射圧力で上記液体
を当該粗圧延材の片面側の板幅1mあたり300〜15
00リットル/分の流量で噴射すると共に、当該粗圧延
材の当該液体の上記衝突箇所から当該粗圧延材の走行方
向下流側へ30〜50mm離れた位置に対して、当該粗
圧延材の走行方向下流側から上流側に向けて30〜75
°の噴射角度で100〜200mmの噴射距離から12
0〜180kgf/cm2 の噴射圧力で上記液体を当該
粗圧延材の片面側の板幅1mあたり300〜1500リ
ットル/分の流量で噴射することから、粗圧延材が珪素
鋼の場合であっても、問題のないレベルにまでスケール
を除去することができるので、珪素鋼の場合であっても
スケール噛み込み傷の発生を防止することができ、圧延
材の品質の低下を防止することができる。
【0037】また、前記液体が水または溶融塩であるの
で、水を用いた場合には、スケールの除去を低コストで
行うことができ、溶融塩を用いた場合には、スケールの
除去を効果的に行うことができる。
【0038】本発明によるスケール除去装置は、粗圧延
材の上面および下面に液体を噴射して当該粗圧延材の表
面のスケールを除去するスケール除去装置であって、前
記粗圧延材の上方および下方にそれぞれ設けられ、前記
液体を流通させる上流側ヘッダと、前記上流側ヘッダに
それぞれ設けられ、前記粗圧延材の走行方向上流側から
下流側に向けて30〜75°の噴射角度で前記液体を1
00〜200mmの噴射距離から噴射する上流側ノズル
と前記上流側ヘッダの前記粗圧延材の走行方向下流側の
当該粗圧延材の上方および下方にそれぞれ設けられ、前
記液体を流通させる下流側ヘッダと、前記下流側ヘッダ
にそれぞれ設けられ、前記上流側ノズルによる前記粗圧
延材への前記液体の衝突箇所から当該粗圧延材の走行方
向下流側へ30〜50mm離れた位置に対して、当該粗
圧延材の走行方向下流側から上流側に向けて30〜75
°の噴射角度で上記液体を100〜200mmの噴射距
離から噴射する下流側ノズルと、前記上流側ヘッダおよ
び前記下流側ヘッダにそれぞれ連結され、前記上流側ノ
ズルおよび前記下流側ノズルから前記液体を120〜1
80kgf/cm2 の噴射圧力で前記粗圧延材の片面側
の板幅1mあたり300〜1500リットル/分の流量
で噴射させる液体送給手段とを備えてなることから、粗
圧延材が珪素鋼の場合であっても、問題のないレベルに
までスケールを除去することができるので、珪素鋼の場
合であってもスケール噛み込み傷の発生を防止すること
ができ、圧延材の品質の低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるスケール除去装置の第一番目の実
施の形態の概略構成図である。
【図2】本発明によるスケール除去装置の第二番目の実
施の形態の概略構成図である。
【図3】従来のスケール除去装置の概略構成図である。
【符号の説明】
1 粗圧延材 2 圧延材 10a,20a 上流側上方スケールブレーカ 11a,21a 上流側上方ヘッダ 12a,22a 上流側上方ノズル 10b,20b 下流側上方スケールブレーカ 11b,21b 下流側上方ヘッダ 12b,22b 下流側上方ノズル 10c,20c 上流側下方スケールブレーカ 11c,21c 上流側下方ヘッダ 12c,22c 上流側下方ノズル 10d,20d 下流側下方スケールブレーカ 11d,21d 下流側下方ヘッダ 12d,22d 下流側下方ノズル 23 断熱材 101 水 102 溶融塩
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福森 淳三 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22 号 三菱重工業株式会社 広島製作所内 (56)参考文献 特開 平9−308908(JP,A) 特開 平9−239432(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21B 45/08 C23G 1/32 C23G 3/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粗圧延材の上面および下面に液体を噴射
    して当該粗圧延材の表面のスケールを除去するスケール
    除去方法であって、 上記粗圧延材の走行方向上流側から下流側に向けて30
    〜75°の噴射角度で100〜200mmの噴射距離か
    ら120〜180kgf/cm2 の噴射圧力で上記液体
    を当該粗圧延材の片面側の板幅1mあたり300〜15
    00リットル/分の流量で噴射すると共に、 当該粗圧延材の当該液体の上記衝突箇所から当該粗圧延
    材の走行方向下流側へ30〜50mm離れた位置に対し
    て、当該粗圧延材の走行方向下流側から上流側に向けて
    30〜75°の噴射角度で100〜200mmの噴射距
    離から120〜180kgf/cm2 の噴射圧力で上記
    液体を当該粗圧延材の片面側の板幅1mあたり300〜
    1500リットル/分の流量で噴射することを特徴とす
    るスケール除去方法。
  2. 【請求項2】 前記液体が水または溶融塩であることを
    特徴とする請求項1に記載のスケール除去方法。
  3. 【請求項3】 粗圧延材の上面および下面に液体を噴射
    して当該粗圧延材の表面のスケールを除去するスケール
    除去装置であって、 前記粗圧延材の上方および下方にそれぞれ設けられ、前
    記液体を流通させる上流側ヘッダと、 前記上流側ヘッダにそれぞれ設けられ、前記粗圧延材の
    走行方向上流側から下流側に向けて30〜75°の噴射
    角度で前記液体を100〜200mmの噴射距離から噴
    射する上流側ノズルと前記上流側ヘッダの前記粗圧延材
    の走行方向下流側の当該粗圧延材の上方および下方にそ
    れぞれ設けられ、前記液体を流通させる下流側ヘッダ
    と、 前記下流側ヘッダにそれぞれ設けられ、前記上流側ノズ
    ルによる前記粗圧延材への前記液体の衝突箇所から当該
    粗圧延材の走行方向下流側へ30〜50mm離れた位置
    に対して、当該粗圧延材の走行方向下流側から上流側に
    向けて30〜75°の噴射角度で上記液体を100〜2
    00mmの噴射距離から噴射する下流側ノズルと、 前記上流側ヘッダおよび前記下流側ヘッダにそれぞれ連
    結され、前記上流側ノズルおよび前記下流側ノズルから
    前記液体を120〜180kgf/cm2 の噴射圧力で
    前記粗圧延材の片面側の板幅1mあたり300〜150
    0リットル/分の流量でそれぞれ噴射させる液体送給手
    段とを備えてなることを特徴とするスケール除去装置。
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