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JP3213798U - バイトブロック - Google Patents

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JP3213798U
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啓介 細谷
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Abstract

【課題】カフ・インフレーションラインおよび/またはカフ上部吸引ライン付き気管内挿管チューブへの固定が容易でかつ固定が緩みにくいうえ、これら2本のラインの潰れや噛み切りを防止でき、さらに充分な強度を有するバイトブロックを提供する。【解決手段】本考案のバイトブロック10は、口唇部位における気管内挿管チューブの閉塞を防止するためのバイトブロックであって、気管内挿管チューブの長手方向に沿って筒状の本体1と、この筒状本体1の端部1aから筒状の軸線方向に突出する、締結用具係止用フランジ部2と、を備える。これにより、バイトブロックの気管内挿管チューブに対する固定が確実になり、チューブの潰れの抑制と安全性とが向上する。また、前記筒状本体1の軸線方向に直交する断面を、円形または楕円形とすることにより、咬合に対する耐性や強度が向上する。【選択図】図1

Description

本考案は、患者等の口から気管に向けて挿入された気管内挿管チューブを保護するために用いられるバイトブロックに関する。
全身麻酔下の手術時や、自発呼吸困難な重症患者の治療の際には、患者等の口から気管に向けてチューブ(気管内挿管チューブ)を挿入し、人工呼吸器等を用いて呼吸を補助することが行われる。その際、挿入した気管内挿管チューブを患者等が噛み潰すことによるチューブの閉塞を防止するために、「バイトブロック」と呼ばれる医療用器具が使用される。
前記バイトブロックの種類は、大きく分けて2種類に分類することができる。1つは、円筒状本体から径方向に突出する鍔部またはフランジ部を、患者等の上唇と上顎前歯との間、および、下唇と下顎前歯との間(両者とも「口腔前庭」という)にそれぞれ挟み込
む、または上下唇の外側に固定するタイプのものである(特許文献1,2等を参照)。
また、2つ目は、円筒形状の中に気管内挿管チューブ内通させ、口腔内の異物容積を減らすことにより口腔、口唇への圧迫を低減させることにより皮膚や粘膜トラブルを防ぐタイプのものがある。このタイプは、前述の気管内挿管チューブに加え、気管内挿管チューブ先端にあるバルーン(以下、「カフ」と呼ぶ)を膨張させるためのインフレーションラインと、カフより上側(入口側)の痰を吸引するための別の細いチューブ、いわゆる「カフ上部吸引ライン」等、複数本のライン(細いチューブ)を並設する複合チューブが増えたことに対応するものである。
このタイプの固定方法は、図9(a)〜(c)の写真代用図面に示すように、(a)気管内挿管チューブと各ラインとを一緒に挟み込んで固定するものや、(b)予め用意されたタイバンドやテープ等の締結用具が、バイトブロックの筒状本体から径方向に突出するように取り付けられたもの、(c)テープ等の固定に用いるフランジ部が、バイトブロックの筒状本体から筒状の軸線方向に突出するもの等が知られている。
実用新案登録第3168827号 特開2016−150259号公報
しかしながら、図9(a)〜(c)に示すような従来型のカフ上部吸引ライン対応バイトブロックにおいては、以下のような問題がある。すなわち、図9(a)に示すような開閉式のタイプは、バイトブロック内に、前記カフ・インフレーションラインやカフ上部吸引ラインを気管内挿管チューブと一緒に挿通できるが、テープ等によりきちんと固定しないため、チューブの長手方向(軸線方向)に位置ずれを起こす可能性がある。また、開閉式の構造は強度を保ち難く、患者の強い噛み合わせによって潰れてしまう可能性が高い。
さらに、図9(b)に示すようなタイプは、固定が煩雑で、テープ等による固定が、唾液等により緩んでしまう場合がある。
また、図9(c)に示すようなタイプは、先タイプと同様、唾液等により、テープによる固定が緩んでしまう可能性があり、常時監視していなければならないという難点がある。
このように、近年多用されるようになった、カフ上部吸引ライン付き気管チューブに特化したバイトブロックは、現状存在していない。しかも、上記従来のタイプのバイトブロックは、その固定が甘くなり、位置ずれを多発して、危ないという問題がある。そのため、これらバイトブロックの改善、特にチューブへの固定方法の改善が望まれている。
なお、図9(b),(c)に示すようなタイプにおいては、断面が円形であるため、内径寸法(サイズ)によっては、前記カフ上部吸引ラインを含む複数本のライン(細いチューブ)を、バイトブロック内に気管内挿管チューブと一緒に挿通できない場合がある。この場合、カフ・インフレーションラインおよび/またはカフ上部吸引ラインをバイトブロックの外に出しておくと、これらのラインが噛み切られる恐れがある。また、バイトブロック内に気管内挿管チューブと一緒に挿通できたとしても、同様に、これら2本のラインが十分に機能できないほど、その内径が潰れてしまう可能性が高い。
本考案は、このような事情に鑑みてなされたもので、カフ・インフレーションラインおよび/またはカフ上部吸引ライン付き気管内挿管チューブへの固定が容易でかつ固定が緩みにくいうえ、これら2本のラインの潰れや噛み切りを防止でき、さらに充分な強度を有するバイトブロックを提供することをその目的とする。
上記の目的を達成するため、本考案は、口唇部位における気管内挿管チューブの閉塞を防止するためのバイトブロックであって、前記気管内挿管チューブの長手方向に沿って筒状の本体と、この筒状本体の端部から筒状の軸線方向に突出する、締結用具係止用フランジ部と、を備えることを特徴とする。
また、本考案のバイトブロックは、そのなかでも、前記締結用具係止用フランジ部が、その一部に切り欠きを有するフック状またはかぎ状に形成されており、この切り欠きが、前記締結用具を切断することなしに該フランジ部内に挿通できる開口になっている構成を好適に採用する(請求項2)。
さらに、本考案のバイトブロックは、前記締結用具係止用フランジ部の先端側が、前記締結用具の抜け止めとなる、返し形状または折返し状に形成されていることが好ましい(請求項3)。
一方、本考案のバイトブロックは、前記筒状本体の、軸線方向に直交する断面がC字状であり、このC字状断面の開口が、前記気管内挿管チューブ嵌め入れ用のスリットである構成を好適に採用する(請求項4)。
また、前記バイトブロックにおいて、前記筒状本体の軸線方向に直交する断面が、円形または楕円形の一部を構成しており、前記締結用具係止用フランジ部が、前記断面における、前記円形または楕円形の曲率中心を挟んで前記開口(スリット)に対向する円周位置に設けられている構成としてもよい(請求項5)。
なかでも、前記筒状本体のスリットの幅が、前記気管内挿管チューブと、チューブに並設されたカフ・インフレーションラインを挿通可能な3.0〜7.0mmに形成されており、該筒状本体の軸線方向に直交する断面が、前記気管内挿管チューブと各ラインとを同時に収容可能な内径5.0〜13.0mmの円状である構成を、好適に採用する(請求項6)。
さらに、本考案のバイトブロックのなかでも、前記筒状本体のスリットの幅が、前記気管内挿管チューブと、チューブに並設されたカフ・インフレーションラインおよびカフ上部吸引ラインとを挿通可能な7.0〜10.0mmに形成されており、該筒状本体の軸線方向に直交する断面が、前記気管内挿管チューブと各ラインとを同時に収容可能な、長径L12.0〜17.0mm、短径L8.0〜13.0mmの楕円状である構成を、最も好適に採用する(請求項7)。
本考案は、バイトブロックの気管内挿管チューブに対する固定を確実にして、チューブの潰れの抑制と安全性とを向上させようとするものである。また同時に、気管内挿管チューブに付随するチューブ(ライン)の本数が、近年、機能別に分かれて増加する傾向にあることに対応して、強い咬合に耐え得る構造を保ちつつ、これら複数本のラインに対しても固定を確実にして、ラインの潰れの抑制と安全性とを向上させようとするものである。
すなわち、本考案のバイトブロックのうち、前記気管内挿管チューブの長手方向に沿って筒状の本体と、この筒状本体の端部から筒状の軸線方向に突出する、締結用具係止用フランジ部と、を備えるものは、テープ等の締結用具をこのフランジ部に巻回させ、引っ掛けて係止させることができるため、従来品より確実に、このバイトブロックを固定することが可能になる。
また、本考案のバイトブロックのなかでも、前記締結用具係止用フランジ部が、その一部に切り欠きを有するフック状またはかぎ状に形成されているものは、この切り欠きから、前記固定用テープ等の締結用具を切断することなしに、該フランジ部の中に挿通することができる。
なかでも、前記締結用具係止用フランジ部の先端側が、前記締結用具の抜け止めとなる、返し形状または折返し状に形成されているものは、唾液や外力等により締結用具が緩んだ場合でも、この締結用具がフランジ部から外れることが抑制されている。したがって、本考案のバイトブロックは、従来品より確実に、このバイトブロックが締結され、しかもその締結が外れ難くなっている。これにより、バイトブロックの安定性と安全性とが、格段に向上している。
一方、本考案のバイトブロックのなかでも、前記筒状本体の、軸線方向に直交する断面がC字状で、このC字状断面の開口が、前記気管内挿管チューブ嵌め入れ用のスリットになっているとともに、前記締結用具係止用フランジ部が、前記断面における、C字状(円形または楕円形)の曲率中心を挟んで前記スリットに対向する円周位置に設けられているものは、バイトブロックを気管内挿管チューブに嵌め入れる際も、前記締結用具係止用フランジ部が邪魔にならず、容易にこのバイトブロックを嵌め入れることができる。また、テープ等の締結用具を、チューブに巻回する際も、前記フック状またはかぎ状等のフランジ部に引っ掛からず、スムーズにこのテープ等をチューブと一体に巻き回しすることができる。したがって、上記テープ等の締結用具を、緩みなくしっかりと巻回することが可能である。
そして、本考案のバイトブロックのなかでも、特に、筒状本体の形状として、そのスリットの幅が、7.0〜10.0mmに形成されており、該筒状本体の軸線方向に直交する断面が、前記気管内挿管チューブと各ラインとを同時に収容可能な、長径L12.0〜17.0mm、短径L8.0〜13.0mmの楕円状であるものは、前記気管内挿管チューブおよび各ラインを、一体的にかつ同時に筒状本体の内側に収容することができる。この構成により、前記カフ・インフレーションラインおよびカフ上部吸引ラインは、使用時も、バイトブロックの筒状本体の外に出ることがなく、噛み潰し等による各ラインの潰れを防止することができる。
本考案の第1実施形態のバイトブロックを使用方向の横側から見た斜視図。 図1のバイトブロックを使用方向反対側の横方向から見た斜視図。 第1実施形態のバイトブロックを使用方向の上側(図1の左側)から見た図。 第1実施形態のバイトブロックを使用方向の下側(図1の右側)から見た図。 第1実施形態のバイトブロックを施術者の手元側(図1の上側)から見た図。 第1実施形態のバイトブロックを患者の口唇側(図1の下側)から見た図。 第1考案の実施形態のバイトブロックの使用方法を説明する写真代用図面。 (a),(b)はいずれも、本考案の第2実施形態のバイトブロックの構成を示す斜視図。 (a)〜(c)は、従来のバイトブロックの構成を示す写真代用図面。
つぎに、本考案の実施の形態を、図面にもとづいて詳しく説明する。ただし、本考案は、この実施の形態に限定されるものではない。
本考案の第1実施形態におけるバイトブロック10は、図1,図2に示すように、断面円形状または楕円形状(この例では楕円形)の筒状本体1と、この筒状本体1の一端(図示上側の端部1a)から筒状の軸線方向に突出する、締結用具係止用フランジ部2と、からなる。
筒状本体1は、気管内挿管チューブの長手方向に沿って延びる筒状で、図7の使用状態図に示すように、締結用具係止用フランジ部2を、口唇等から外に突出するよう上側(施術者側または医療関係者側)に向け、気管内挿管チューブTの横方向から嵌め入れて使用される。
この筒状本体1の、軸線方向に直交する断面は、図5および図6の端面図に代用して示すように、略C字状に形成されており、この略C字状断面の開口(図示1b)が、気管内挿管チューブ嵌め入れ用のスリット1bとなっている。
なお、前述の略C字状の断面は、円形または楕円形(本例では楕円形)の一部を構成しており、後述する締結用具係止用フランジ部2が、前記楕円形状の断面の曲率中心を挟んでスリット1bに対向する、円周方向反対側の位置に設けられている。すなわち、フランジ部2は、スリット1bを介した、バイトブロック10側方からの気管内挿管チューブTの嵌め入れに対して、邪魔にならない位置に配設されている。
ここで、第1実施形態のバイトブロック10は、筒状本体1の軸線方向に直交する断面が、図6(端面図)に示すような、前記気管内挿管チューブTとカフ・インフレーションラインおよびカフ上部吸引ラインSを全て収容可能な、楕円状に形成されている構成を好適に採用する。なお、この楕円形状とは、好ましくは、長径L12・0〜17.0mm、短径L8.0〜13.0mmの楕円状のオーバル形である。
そして、略C字形に開口する、筒状本体1のスリット1bの幅は、挿通される前記気管内挿管チューブTの径(外径)およびチューブに並設されたカフ上部吸引ラインS等の複数本のラインの径を考慮して、7.0〜10.0mmに形成されている。
この構成により、本考案のバイトブロック10は、図7に示すように、まず、前記筒状本体1をスリット1bから、カフ・インフレーションラインおよびカフ上部吸引ラインSが表面に飛び出ていない、気管内挿管チューブTの下側部分に嵌め入れ、嵌め入れた筒状本体1を、上側(施術者または医療関係者のいる上方)にスライドさせて引き上げることにより、徐々にチューブSの表面に飛び出てくるカフ上部吸引ラインS等を、この筒状本体1内に、気管内挿管チューブTと一緒に収容することができる。
つぎに、第1実施形態のバイトブロック10の締結用具係止用フランジ部2は、同じく図7に示すように、そのフランジ部2の中に設けられた切り欠き2aの中に、位置固定用テープ等の締結用具を挿通して巻回できるようになっている点を特徴とする。
すなわち、締結用具係止用フランジ部2は、その一部に切り欠き2aを有するフック状またはかぎ状に形成されている。そして、この切り欠き2aが、テープ等の締結用具を、切断することなしに該フランジ部2内を何度も挿通させることのできる開口となっている。
また、締結用具係止用フランジ部2の先端2b側(切り欠き2aより先)は、テープ等の締結用具の抜け止めとなる、返し形状または折返し状に形成されている。これにより、先のテープ等の締結用具が、唾液等により緩んだとしても、筒状本体1(バイトブロック10)が脱落しないようになっている。
なお、バイトブロック10の筒状本体1およびフランジ部2を構成する材料としては、ポリエチレン(PP),ポリプロピレン(PE),ポリアミド(PA),PET,PENや塩化ビニール樹脂等、公知のプラスチックのなかで、人体に無害なものを、好適に使用する。
使用状態である図7を参照して、より詳しく説明すると、カフ・インフレーションラインおよびカフ上部吸引ライン付き気管内挿管チューブTの各ライン(S等)は、通常、気管内挿管チューブTの長さ方向中間部分より下側では、該チューブTの内側(内部)に埋設されており、表面には出ていない。そして、カフ・インフレーションラインおよびカフ上部吸引ラインSは、気管内挿管チューブTの長さ方向中間部分から上側において、チューブTの表面から外側(外部)に出て、1〜5mm程度のライン(細いチューブ,図7参照)となる。
そのため、第1実施形態のバイトブロック10は、まず、各ラインがチューブTの表面に出ていない下側(挿入側)に対して、ほぼ横方向から、スリット1bを介してチューブTに嵌め入れられる。ついで、このバイトブロック10を、インフレーションラインおよびカフ上部吸引ラインSがチューブTの表面に出ている上側に向かって引き上げることにより、先にも述べたように、チューブTから突出する各ラインを、チューブTと一緒に、バイトブロック10の中(内径側)に収めることができる。
なお、円(ラウンド)形状の筒状本体を有するバイトブロックの場合は、バイトブロックを所定位置まで引き上げた後、前記気管内挿管チューブTの表面から飛び出した各ラインを、バイトブロック10横方向のスリット1bに沿わせて、この溝内に収容すればよい。
これらの構成により、本考案のバイトブロックは、オーバル形およびラウンド形のどちらでも、インフレーションラインおよびカフ上部吸引ラインSの噛み潰しおよび噛み切りを防止することができる。
つぎに、断面が楕円(オーバル)形のバイトブロックの場合、インフレーションラインおよびカフ上部吸引ラインSを、筒状本体1の中に収めた状態で、フランジ部2を含む気管内挿管チューブTの外側(外径側)に、テープ等を複数回(少なくとも2周)巻回する。その際、テープ等が、返し形状または折返し状に形成されたフランジ部先端2bの内側の、切り欠き2a部にかかるように巻回する。なお、テープを、チューブTおよびフランジ部2の周りに巻き回しする際は、インフレーションラインおよびカフ上部吸引ラインSをテープ内に巻き込まないように、外に出した状態で巻回する。これにより、各ラインの潰れを防止できる。
以上の構成により、テープ等が緩んだ場合でも、筒状本体1の脱落を防止することができる。そして、バイトブロック10は、体内(口唇内)に落ち込むことにないように、確実に保持されることとなる。しかも、カフ上部吸引ラインS等のチューブT本体から突出する各ライン類も、しっかりと筒状本体1内に保持され、歯等による噛み潰しが防止されている。
したがって、本考案のバイトブロックは、先述のインフレーションラインおよびカフ上部吸引ライン付き気管内挿管チューブへの固定が容易で、かつ固定が緩みにくいうえ、これら各フ上部吸引ラインの潰れを抑えることのできるバイトブロック、とすることができる。
なお、断面が円(ラウンド)形のバイトブロックの場合は、前記各ライン類を、筒状本体1のスリット1bにより形成される溝に沿わせた状態で、前述と同様に、フランジ部2を含む気管内挿管チューブTの外側(外径側)にテープ等を巻回すれば、オーバル形のバイトブロックと同様の効果を得ることができる。
また、各ラインは、テープ等の内側に巻回する(巻き込む)必要はないが、フランジ部2,チューブTと一緒に巻回してもよい。この場合でも、テープ等の緩みによる筒状本体1の脱落を防止する効果は、他の例と同様に発揮される。
つぎに、本考案の第2実施形態のバイトブロック20を、図8に示す。
第2実施形態のバイトブロック20も、基本的な構成・構造は、第1実施形態のバイトブロック10と同様であり、断面円形状または楕円形状(この例では円形状)の筒状本体11と、この筒状本体11の一端(図示上側の端部11a)から筒状の軸線方向に突出する、締結用具係止用フランジ部12とを備える。
また、筒状本体11の、軸線方向に直交する断面は、第1実施形態と同様、略C字状に形成されており、この略C字状断面の開口(図示11b)が、気管内挿管チューブ嵌め入れ用のスリット11bとなっている。なお、略C字状の断面は、円形または楕円形(本例では円形)の一部を構成しており、締結用具係止用フランジ部12は、前記円形の断面の曲率中心を挟んでスリット11bに対向する、円周方向反対側の位置に設けられている点も、同じである。
第2実施形態のバイトブロック20が、第1実施形態と異なるのは、図8(a),(b)に示すように、締結用具係止用フランジ部12の先端12a側の抜け止め形状が、フランジ部12の先端12aから外方に、返し形状または折返し状に延設されている点である。この形状によっても、第1実施形態のバイトブロック10と同様に、先のテープ等の締結用具が、唾液等により緩んだとしても、筒状本体11(バイトブロック20)は、テープ等の締結から脱落することがないようになっている。
第2実施形態のバイトブロック20の使用方法も、第1実施形態(図7)とほぼ同様、インフレーションラインおよびカフ上部吸引ラインSを筒状本体11の中に収めた状態で、テープ等が、フランジ部12の折返し状延設部分の内側で、かつ、フランジ部12の外側(外面)の部位に引っ掛かるようにしながら、フランジ部12を含む気管内挿管チューブTの外側(外径側)に、テープ等を複数回巻回する。
なお、第2実施形態のバイトブロック20は、主に小児または子供への適用を考慮して考案されたものである。そのため、円形状とは、好ましくは、直径(内径)5〜10mm程度のラウンド(サークル)形に形成されている(成人または大人用の場合は、内径8〜20mm程度)。また、筒状本体11のスリット11bの幅は、前記気管内挿管チューブTの径(外径)等を考慮して、小児または子供用の場合3〜8mm程度、成人または大人用の場合5〜12mm程度に、形成されていることが望ましい。
また、バイトブロック20の筒状本体11およびフランジ部12を構成する材料としては、ポリエチレン(PP),ポリプロピレン(PE),ポリアミド(PA),PET,PENや塩化ビニール樹脂等、公知のプラスチックのなかで、人体に無害なものが、好適に用いられる。
本考案のバイトブロックは、患者等の口から気管に向けて挿入された、インフレーションラインおよびカフ上部吸引ライン付き気管内挿管チューブを保護する用途に適する。
1 筒状本体
1a 端部
1b スリット
2 フランジ部
2a 切り欠き
2b 先端
10 バイトブロック
11 筒状本体
11a 端部
11b スリット
12 フランジ部
12a 先端
20 バイトブロック

Claims (7)

  1. 口唇部位における気管内挿管チューブの閉塞を防止するためのバイトブロックであって、
    前記気管内挿管チューブの長手方向に沿って筒状の本体と、
    この筒状本体の端部から筒状の軸線方向に突出する、締結用具係止用フランジ部と、
    を備えることを特徴とするバイトブロック。
  2. 前記締結用具係止用フランジ部が、その一部に切り欠きを有するフック状またはかぎ状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のバイトブロック。
  3. 前記締結用具係止用フランジ部の先端側が、前記締結用具の抜け止めとなる、返し形状に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のバイトブロック。
  4. 前記筒状本体の、軸線方向に直交する断面がC字状であり、
    このC字状断面の開口が、前記気管内挿管チューブ嵌め入れ用のスリットであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のバイトブロック。
  5. 前記筒状本体の軸線方向に直交する断面が、円形または楕円形の一部を構成しており、
    前記締結用具係止用フランジ部が、前記断面における、前記円形または楕円形の曲率中心を挟んで前記スリットに対向する位置に設けられていることを特徴とする請求項4に記載のバイトブロック。
  6. 前記筒状本体のスリットの幅が、前記気管内挿管チューブとカフ・インフレーションラインを挿通可能な3.0〜7.0mmに形成されており、該筒状本体の軸線方向に直交する断面が、前記気管内挿管チューブと各ラインとを同時に収容可能な内径5.0〜13.0mmの円状であることを特徴とする請求項5に記載のバイトブロック。
  7. 前記筒状本体のスリットの幅が、前記気管内挿管チューブとカフ・インフレーションラインおよびカフ上部吸引ラインとを挿通可能な7.0〜10.0mmに形成されており、該筒状本体の軸線方向に直交する断面が、前記気管内挿管チューブと各ラインとを同時に収容可能な、長径12.0〜17.0mm、短径8.0〜13.0mmの楕円状であることを特徴とする請求項5に記載のバイトブロック。
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