JP3291699B1 - 視野適合可能な可変焦点距離レンズ - Google Patents
視野適合可能な可変焦点距離レンズInfo
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Abstract
【要約】
第1セットの所定の光学的特性を有し、透明な壁部材、
透明な膨張性薄膜(20)、および壁部材と膨張性薄膜
との間の容積を満たす透明液体の層(26’)を備え
る、液体封入可変焦点カプセルと、液体封入可変焦点カ
プセルの外側にあって、これに取り付けられ、壁部材に
接触する、固定焦点剛体レンズ(23)とを備え、液体
封入可変焦点カプセルと加入度数記固定焦点剛体レンズ
とから成る液体封入可変焦点レンズ・ユニットが第2セ
ットの所定の光学的特性を有する液体封入可変焦点レン
ズ・ユニット。
透明な膨張性薄膜(20)、および壁部材と膨張性薄膜
との間の容積を満たす透明液体の層(26’)を備え
る、液体封入可変焦点カプセルと、液体封入可変焦点カ
プセルの外側にあって、これに取り付けられ、壁部材に
接触する、固定焦点剛体レンズ(23)とを備え、液体
封入可変焦点カプセルと加入度数記固定焦点剛体レンズ
とから成る液体封入可変焦点レンズ・ユニットが第2セ
ットの所定の光学的特性を有する液体封入可変焦点レン
ズ・ユニット。
Description
【0001】(発明の背景)
本発明は液体封入可変焦点距離レンズに関し、特に眼鏡
に使用される液体封入可変焦点距離レンズに関する。こ
のようなレンズはこれまでに多くの特許、たとえば米国
特許第3598479号(Wright、1971
年)、米国特許第5138494号(Kurtin、1
992年)、米国特許第5668620号(Kurti
n他、1997年)に開示されている。特に本発明は、
概念上の2つの異なる部分、すなわち、1)(所定のス
タイルのカプセルをすべて同一にすることができる大量
生産向きの)可変焦点カプセル、および2)この可変焦
点カプセルに取り付けられた固定焦点剛体レンズを含む
構造を対象とする。この組合せの結果、遠くから近くま
ですべての視距離に対して、特定の人の要件に合った光
学倍率を有するレンズ・ユニットが得られる。これらの
特許に開示されたレンズ・ユニットは眼鏡の構成部分と
して特に有用であるが、他の応用例もあることを理解さ
れたい。
に使用される液体封入可変焦点距離レンズに関する。こ
のようなレンズはこれまでに多くの特許、たとえば米国
特許第3598479号(Wright、1971
年)、米国特許第5138494号(Kurtin、1
992年)、米国特許第5668620号(Kurti
n他、1997年)に開示されている。特に本発明は、
概念上の2つの異なる部分、すなわち、1)(所定のス
タイルのカプセルをすべて同一にすることができる大量
生産向きの)可変焦点カプセル、および2)この可変焦
点カプセルに取り付けられた固定焦点剛体レンズを含む
構造を対象とする。この組合せの結果、遠くから近くま
ですべての視距離に対して、特定の人の要件に合った光
学倍率を有するレンズ・ユニットが得られる。これらの
特許に開示されたレンズ・ユニットは眼鏡の構成部分と
して特に有用であるが、他の応用例もあることを理解さ
れたい。
【0002】一般に45歳頃から始まるが、人間の目の
レンズは近い対象物に焦点を合せるための十分な遠近調
節ができなくなるので、人々は歳を取るにつれて可変焦
点眼鏡の必要性が生じている。老眼と呼ばれるこの限ら
れた焦点遠近調節状態が始まると、1個の固定焦点眼鏡
では着用者の通常視力とは関係なく遠視野と近視野の両
方には不十分であることがわかる。人の距離に対する視
力を矯正するためにどのような矯正が必要であっても
(必要としても)(約3ヂオプターまでの)光学倍率の
付加が近視野に対してその人の視力を矯正するために必
要であることがわかる。必要とされる「近用加入度数」
には一般に非点コンポーネントは含まれていない。
レンズは近い対象物に焦点を合せるための十分な遠近調
節ができなくなるので、人々は歳を取るにつれて可変焦
点眼鏡の必要性が生じている。老眼と呼ばれるこの限ら
れた焦点遠近調節状態が始まると、1個の固定焦点眼鏡
では着用者の通常視力とは関係なく遠視野と近視野の両
方には不十分であることがわかる。人の距離に対する視
力を矯正するためにどのような矯正が必要であっても
(必要としても)(約3ヂオプターまでの)光学倍率の
付加が近視野に対してその人の視力を矯正するために必
要であることがわかる。必要とされる「近用加入度数」
には一般に非点コンポーネントは含まれていない。
【0003】この問題に対する1つの解決策は、老眼に
合った二焦点(または三焦点)レンズを有する眼鏡を備
えることである。二焦点レンズの最も標準的な形式で
は、上部は着用者に(必要であれば)遠視野用に適正な
矯正をもたらすように磨かれており、下部は近い対象物
に焦点を合せるために上記の矯正に光学倍率の追加量が
加わるように磨かれている。この「近用加入度数」は、
多くて約3ヂオプターの追加光学倍率となる。眼鏡にお
ける二焦点レンズの使用によって、人はまっすぐ先を眺
めることによって遠い対象物をはっきり見ることがで
き、下向きに眺めることによって近い対象物をはっきり
見ることができる。
合った二焦点(または三焦点)レンズを有する眼鏡を備
えることである。二焦点レンズの最も標準的な形式で
は、上部は着用者に(必要であれば)遠視野用に適正な
矯正をもたらすように磨かれており、下部は近い対象物
に焦点を合せるために上記の矯正に光学倍率の追加量が
加わるように磨かれている。この「近用加入度数」は、
多くて約3ヂオプターの追加光学倍率となる。眼鏡にお
ける二焦点レンズの使用によって、人はまっすぐ先を眺
めることによって遠い対象物をはっきり見ることがで
き、下向きに眺めることによって近い対象物をはっきり
見ることができる。
【0004】二焦点(または三焦点)レンズのようにレ
ンズの上部と下部との間で焦点距離が急に変化するもの
ではなく、眼を動かしてレンズの各部を通して注視する
ときに焦点距離が漸次変化するという別のレンズが開発
されている。このレンズは「累進レンズ」と呼ばれる。
しかしながら、累進レンズにはひずみのない視野が限ら
れるという欠点がある。この理由およびその他の理由
で、可能な多焦点眼鏡市場でも累進レンズが出回る割合
は比較的小さい。
ンズの上部と下部との間で焦点距離が急に変化するもの
ではなく、眼を動かしてレンズの各部を通して注視する
ときに焦点距離が漸次変化するという別のレンズが開発
されている。このレンズは「累進レンズ」と呼ばれる。
しかしながら、累進レンズにはひずみのない視野が限ら
れるという欠点がある。この理由およびその他の理由
で、可能な多焦点眼鏡市場でも累進レンズが出回る割合
は比較的小さい。
【0005】従来技術の固定多焦点眼鏡(たとえば二焦
点、三焦点、および累進)のすべてに伴う重要な困難
は、使用されるレンズのさまざま部分が異なる焦点距離
を有するために生ずるものである。したがって、ある特
定の対象物に焦点を合せるためには、この対象物の距離
に適正な焦点距離を有するレンズの部分を通して注視し
なければならず、これは常に便利であるとは限らない。
たとえば、上側の棚にある書籍の背文字を読もうとする
場合に、遠い対象物を見るようにした多焦点レンズの部
分を通して注視することになり、書籍の背文字に焦点が
合わない。
点、三焦点、および累進)のすべてに伴う重要な困難
は、使用されるレンズのさまざま部分が異なる焦点距離
を有するために生ずるものである。したがって、ある特
定の対象物に焦点を合せるためには、この対象物の距離
に適正な焦点距離を有するレンズの部分を通して注視し
なければならず、これは常に便利であるとは限らない。
たとえば、上側の棚にある書籍の背文字を読もうとする
場合に、遠い対象物を見るようにした多焦点レンズの部
分を通して注視することになり、書籍の背文字に焦点が
合わない。
【0006】液体封入可変焦点レンズは、この問題およ
び複数の固定焦点を備えたレンズに伴う他の問題を回避
する。これは、設定する度にレンズの全視野にわたって
焦点距離が実質的に一定になる、連続可変焦点を有する
レンズ・ユニットを提供することによって達成される。
必要とされる「近用加入度数」は必要に応じてレンズの
形状を変化させることによって得られる。
び複数の固定焦点を備えたレンズに伴う他の問題を回避
する。これは、設定する度にレンズの全視野にわたって
焦点距離が実質的に一定になる、連続可変焦点を有する
レンズ・ユニットを提供することによって達成される。
必要とされる「近用加入度数」は必要に応じてレンズの
形状を変化させることによって得られる。
【0007】従来の技術(たとえば前述の各米国特許)
に開示されているような眼鏡用の液体封入可変焦点レン
ズ・ユニットは、1)片側が着用者の距離矯正を行うよ
うな形状の固定焦点剛体レンズ、2)剛体レンズの他の
側に対向する液体の層、および3)剛体レンズから離れ
た液体の反対側の境界となる膨張性を備えたすなわち変
形可能な薄膜を含む。剛体レンズと薄膜との間の液体容
積が増加する場合(たとえばWrightの特許’47
9号)、または剛体レンズと薄膜との間隔が減少する場
合(たとえばKurtinの特許’494号、およびK
urtin他の特許’620号)のいずれでも、液体の
圧力は上昇して、薄膜はレンズ・ユニットの光学倍率が
増加するように外側に膨れることになる。反対の作用は
薄膜を弛緩させる結果となり、光学倍率を低下させる。
に開示されているような眼鏡用の液体封入可変焦点レン
ズ・ユニットは、1)片側が着用者の距離矯正を行うよ
うな形状の固定焦点剛体レンズ、2)剛体レンズの他の
側に対向する液体の層、および3)剛体レンズから離れ
た液体の反対側の境界となる膨張性を備えたすなわち変
形可能な薄膜を含む。剛体レンズと薄膜との間の液体容
積が増加する場合(たとえばWrightの特許’47
9号)、または剛体レンズと薄膜との間隔が減少する場
合(たとえばKurtinの特許’494号、およびK
urtin他の特許’620号)のいずれでも、液体の
圧力は上昇して、薄膜はレンズ・ユニットの光学倍率が
増加するように外側に膨れることになる。反対の作用は
薄膜を弛緩させる結果となり、光学倍率を低下させる。
【0008】眼鏡の潜在的着用者はそれぞれ自身の眼鏡
レンズの処方を必要とするので、特定の着用者を考えに
入れて剛体レンズを磨かなければならない。従来技術の
設計によれば、剛体レンズはレンズ液体部分の境界を形
成し、組立て工程の非常に早い段階に組み込まなければ
ならない。これによって製造中に、剛体レンズを取り付
けた後に、個々のユニットを確実に識別して決して混ざ
り合わないように、製造工程の他の段階全体にわたって
ユニットを入念に追跡しなければならないという問題が
生ずる。生産ロットの計画も困難であることがわかる。
したがって、従来技術の設計では、多数の同一製品の組
立てから得られる節約は達成困難であろう。
レンズの処方を必要とするので、特定の着用者を考えに
入れて剛体レンズを磨かなければならない。従来技術の
設計によれば、剛体レンズはレンズ液体部分の境界を形
成し、組立て工程の非常に早い段階に組み込まなければ
ならない。これによって製造中に、剛体レンズを取り付
けた後に、個々のユニットを確実に識別して決して混ざ
り合わないように、製造工程の他の段階全体にわたって
ユニットを入念に追跡しなければならないという問題が
生ずる。生産ロットの計画も困難であることがわかる。
したがって、従来技術の設計では、多数の同一製品の組
立てから得られる節約は達成困難であろう。
【0009】したがって、本発明の目的は、内蔵した液
体封入可変焦点カプセルと分離可能な固定焦点剛体レン
ズとを含む構造を提供することによって、眼鏡用(また
は他の適用の)可変焦点レンズの製造を容易にすること
である。可変焦点カプセルを眼鏡の潜在的着用者の視力
に関係なく製造して組み立てることができ、したがって
大量生産方式により適応する。
体封入可変焦点カプセルと分離可能な固定焦点剛体レン
ズとを含む構造を提供することによって、眼鏡用(また
は他の適用の)可変焦点レンズの製造を容易にすること
である。可変焦点カプセルを眼鏡の潜在的着用者の視力
に関係なく製造して組み立てることができ、したがって
大量生産方式により適応する。
【0010】(発明の概要)
上述のように、従来の技術による液体封入可変焦点眼鏡
レンズでは、(着用者の距離視力に関連する矯正部を含
む)剛体レンズは、液体容積を含む囲いの1つの壁を形
成している。したがって剛体レンズを早期の段階に、し
かも確実に液体をユニットに封入する前にユニットに組
み立てなければならない。本発明のユニットでは、着用
者に応じた光学倍率を有するエレメント(ここではレン
ズ・ウエハと呼ぶ)は液体と接触しておらず、したがっ
て最後に取り付けられる品目とすることができる。この
配置によって、可変焦点眼鏡を大量生産方式によって完
全に組み立てて、最終段階として、例えば販売の時点で
特定の着用者のために個別化だけを行うことが可能にな
る。
レンズでは、(着用者の距離視力に関連する矯正部を含
む)剛体レンズは、液体容積を含む囲いの1つの壁を形
成している。したがって剛体レンズを早期の段階に、し
かも確実に液体をユニットに封入する前にユニットに組
み立てなければならない。本発明のユニットでは、着用
者に応じた光学倍率を有するエレメント(ここではレン
ズ・ウエハと呼ぶ)は液体と接触しておらず、したがっ
て最後に取り付けられる品目とすることができる。この
配置によって、可変焦点眼鏡を大量生産方式によって完
全に組み立てて、最終段階として、例えば販売の時点で
特定の着用者のために個別化だけを行うことが可能にな
る。
【0011】本発明を実施するに際しては、可変焦点
「カプセル」が最初に製造される。このカプセルは一般
に、従来の技術において使用されるあつらえの剛体レン
ズが省かれている以外は従来の技術の液体封入可変焦点
レンズと同様なもので、剛体レンズを省いた位置にカプ
セル内に液体を保留する目的のための「レンズ界面」と
呼ばれる透明な壁部材がある。レンズ界面は液体を保持
するが、後で述べるように、これは完成したレンズ・ユ
ニットの光学的性質に影響するものではない。言い換え
れば、液体封入可変焦点カプセルは、本明細書では、
1)透明な壁部材、2)透明液体の層、および3)膨張
性薄膜を対向する関係を含む。また、液体の圧力を変化
させて膨張性薄膜を膨張させるための装置も含まれてい
る。もちろんカプセルは一定の光学的特性を有するが、
これらの特性は所期の使用者の光学的要件に合っている
必要はない。広範囲に変化する眼鏡レンズ処方を有する
多くの使用者のニーズを満足させるために単一設計のカ
プセルが可能であるという意味で、これらの特性は包括
的なものである。レンズ界面は、所期の着用者に応じて
作られたあつらえの部分(すなわち従来の技術の設計で
使用される剛体レンズ)ではなく、同じスタイルのすべ
てのカプセルにおいて同一にすることができる。
「カプセル」が最初に製造される。このカプセルは一般
に、従来の技術において使用されるあつらえの剛体レン
ズが省かれている以外は従来の技術の液体封入可変焦点
レンズと同様なもので、剛体レンズを省いた位置にカプ
セル内に液体を保留する目的のための「レンズ界面」と
呼ばれる透明な壁部材がある。レンズ界面は液体を保持
するが、後で述べるように、これは完成したレンズ・ユ
ニットの光学的性質に影響するものではない。言い換え
れば、液体封入可変焦点カプセルは、本明細書では、
1)透明な壁部材、2)透明液体の層、および3)膨張
性薄膜を対向する関係を含む。また、液体の圧力を変化
させて膨張性薄膜を膨張させるための装置も含まれてい
る。もちろんカプセルは一定の光学的特性を有するが、
これらの特性は所期の使用者の光学的要件に合っている
必要はない。広範囲に変化する眼鏡レンズ処方を有する
多くの使用者のニーズを満足させるために単一設計のカ
プセルが可能であるという意味で、これらの特性は包括
的なものである。レンズ界面は、所期の着用者に応じて
作られたあつらえの部分(すなわち従来の技術の設計で
使用される剛体レンズ)ではなく、同じスタイルのすべ
てのカプセルにおいて同一にすることができる。
【0012】所期の使用者の光学的要件に合せるため
に、製造手順の最終段階として、多分販売の時点で、あ
つらえのレンズ・ウェハを完成したカプセルに取り付け
てレンズ界面に接触させる。あつらえのレンズ・ウェハ
は(レンズ界面の反対側に)適切な表面を有し、その距
離位置において所期の着用者の距離処方に合致する適切
な光学倍率を有するレンズ・ユニットを作り出す。カプ
セルは連続的可変範囲の光学倍率をもたらすので、カプ
セルと剛体レンズの組合せで、所期の使用者が無限遠か
ら読書用の距離までどの対象物にも焦点を合せることが
可能になる。
に、製造手順の最終段階として、多分販売の時点で、あ
つらえのレンズ・ウェハを完成したカプセルに取り付け
てレンズ界面に接触させる。あつらえのレンズ・ウェハ
は(レンズ界面の反対側に)適切な表面を有し、その距
離位置において所期の着用者の距離処方に合致する適切
な光学倍率を有するレンズ・ユニットを作り出す。カプ
セルは連続的可変範囲の光学倍率をもたらすので、カプ
セルと剛体レンズの組合せで、所期の使用者が無限遠か
ら読書用の距離までどの対象物にも焦点を合せることが
可能になる。
【0013】次に、本発明の2つの実施態様について詳
細に説明する。これらの実施態様の1つにおいて、レン
ズ界面は(界面薄膜と呼ばれる)薄い膜から成ってい
る。界面薄膜は、(後で取り付けるレンズ・ウェハも支
持するので)ウェハ支持物と呼ばれる支持構造物に接着
されている。第2の実施態様は、ウェハ支持物と一体成
形されたレンズ界面を有する。どちらの場合でも、最終
使用者の視力に関係なく同じスタイルのすべてのレンズ
について同一のレンズ界面を使用することができる。個
別化されたレンズ・ウェハを後でレンズ界面と接触させ
て置き、適所に固定し、所期の着用者に適した可変焦点
レンズにもたらすために必要な光学的特性を有する複合
ユニットを作り出す。
細に説明する。これらの実施態様の1つにおいて、レン
ズ界面は(界面薄膜と呼ばれる)薄い膜から成ってい
る。界面薄膜は、(後で取り付けるレンズ・ウェハも支
持するので)ウェハ支持物と呼ばれる支持構造物に接着
されている。第2の実施態様は、ウェハ支持物と一体成
形されたレンズ界面を有する。どちらの場合でも、最終
使用者の視力に関係なく同じスタイルのすべてのレンズ
について同一のレンズ界面を使用することができる。個
別化されたレンズ・ウェハを後でレンズ界面と接触させ
て置き、適所に固定し、所期の着用者に適した可変焦点
レンズにもたらすために必要な光学的特性を有する複合
ユニットを作り出す。
【0014】(発明の詳細な説明)
図1は、本発明による可変焦点レンズ・ユニットを含む
眼鏡の一部分を示す。右のレンズ・ユニットのみが示さ
れており、左のレンズ・ユニットは本質的に右のユニッ
トの鏡像である。例示のため、本発明を特許’494号
および’620号に開示された形式のレンズに関して説
明するが、この原理は特許’479号に開示されたよう
なレンズならびにその他の構造にも適用可能であること
を理解されたい。
眼鏡の一部分を示す。右のレンズ・ユニットのみが示さ
れており、左のレンズ・ユニットは本質的に右のユニッ
トの鏡像である。例示のため、本発明を特許’494号
および’620号に開示された形式のレンズに関して説
明するが、この原理は特許’479号に開示されたよう
なレンズならびにその他の構造にも適用可能であること
を理解されたい。
【0015】基本的に、ここで述べる形式の可変焦点レ
ンズは、固定焦点剛体レンズに可変倍率を有する液体レ
ンズを加えたものとして考えることができる。液体レン
ズは片側が剛体レンズに接し、他の側が膨張性透明薄膜
に接しており、薄膜と剛体レンズとの間の空間は透明な
液体で満たされている。剛体レンズが薄膜に近づくよう
に動く場合、薄膜は膨張して凸状になり、レンズ・ユニ
ットの光学倍率が増加する。逆にレンズが薄膜から離れ
るように動く場合は、薄膜は凹状になり(または凸状の
程度が減り)、ユニットの光学倍率が減少する。
ンズは、固定焦点剛体レンズに可変倍率を有する液体レ
ンズを加えたものとして考えることができる。液体レン
ズは片側が剛体レンズに接し、他の側が膨張性透明薄膜
に接しており、薄膜と剛体レンズとの間の空間は透明な
液体で満たされている。剛体レンズが薄膜に近づくよう
に動く場合、薄膜は膨張して凸状になり、レンズ・ユニ
ットの光学倍率が増加する。逆にレンズが薄膜から離れ
るように動く場合は、薄膜は凹状になり(または凸状の
程度が減り)、ユニットの光学倍率が減少する。
【0016】図1に示すように、図示された眼鏡は、つ
る(図示せず)が取り付けられたフレーム10を含む。
フレームは一般に鼻領域10’に関して対称であり、1
対のレンズ・ユニットはねじまたは他の手段(図示せ
ず)によって鼻領域10’のいずれの側にも取り付けら
れている。図1には眼鏡の半分より僅かに多い部分が示
され、右側のレンズ・ユニット(11)のみが示されて
いる。
る(図示せず)が取り付けられたフレーム10を含む。
フレームは一般に鼻領域10’に関して対称であり、1
対のレンズ・ユニットはねじまたは他の手段(図示せ
ず)によって鼻領域10’のいずれの側にも取り付けら
れている。図1には眼鏡の半分より僅かに多い部分が示
され、右側のレンズ・ユニット(11)のみが示されて
いる。
【0017】本発明によるレンズ・ユニットの第1実施
形態の断面図を図2に示す。レンズ・ユニットの支持構
造物は前方リング12と後方リング13から成り、前方
リング12はフレーム10に堅く取り付けられ、後方リ
ング13は(図1に見える)イヤ14で前方リング12
にヒンジ式に取り付けられている。ヒンジはさまざまな
形式のどれにもすることができ、たわみ湾曲することが
現在好ましい。ヒンジから離れている後方リング13上
のタブ15はアクチュエータ16に連結されている。ア
クチュエータ16の移動スライダ17がタブ15を前方
リング13に向けて移動させ、かつそれから離れるよう
に移動させる。
形態の断面図を図2に示す。レンズ・ユニットの支持構
造物は前方リング12と後方リング13から成り、前方
リング12はフレーム10に堅く取り付けられ、後方リ
ング13は(図1に見える)イヤ14で前方リング12
にヒンジ式に取り付けられている。ヒンジはさまざまな
形式のどれにもすることができ、たわみ湾曲することが
現在好ましい。ヒンジから離れている後方リング13上
のタブ15はアクチュエータ16に連結されている。ア
クチュエータ16の移動スライダ17がタブ15を前方
リング13に向けて移動させ、かつそれから離れるよう
に移動させる。
【0018】図示するような前方リング・アセンブリ
は、(上述の特許’620号に記載されるような)円形
にする薄膜支持物18、リテーナ19、および透明な膨
張性薄膜20を含む。(張力がかかった)薄膜20はリ
テーナに接着され、リテーナは好ましくはレーザー溶接
によって前方リング12に取り付けられている。
は、(上述の特許’620号に記載されるような)円形
にする薄膜支持物18、リテーナ19、および透明な膨
張性薄膜20を含む。(張力がかかった)薄膜20はリ
テーナに接着され、リテーナは好ましくはレーザー溶接
によって前方リング12に取り付けられている。
【0019】後方リンク・アセンブリは、リング13自
体、ウェハ支持物21、界面薄膜22、およびレンズ・
ウェハ23を含む。ウェハ支持物21は機械的手段また
は接着手段のいずれかによってリング13に固定されて
いる。支持部材21をリング13に結合させる1つの可
能な方法はエポキシ接着剤を使用することである。この
結合部は周辺温度が変化するときに大きな応力がかかる
ので、リング13におけるその支持部材21との接合部
において周辺溝27を切って、エポキシ結合部が後方リ
ングから離れた場合に軸方向移動に対する機械的抑制を
行うことが好ましい。界面薄膜22は、薄膜に張力をか
けて、好ましくは接着手段によってウェハ支持物21の
前面に取り付けられる。
体、ウェハ支持物21、界面薄膜22、およびレンズ・
ウェハ23を含む。ウェハ支持物21は機械的手段また
は接着手段のいずれかによってリング13に固定されて
いる。支持部材21をリング13に結合させる1つの可
能な方法はエポキシ接着剤を使用することである。この
結合部は周辺温度が変化するときに大きな応力がかかる
ので、リング13におけるその支持部材21との接合部
において周辺溝27を切って、エポキシ結合部が後方リ
ングから離れた場合に軸方向移動に対する機械的抑制を
行うことが好ましい。界面薄膜22は、薄膜に張力をか
けて、好ましくは接着手段によってウェハ支持物21の
前面に取り付けられる。
【0020】界面薄膜22と接触するレンズ・ウェハ2
3の表面はわずかに凸状をなすこと、たとえば、組み立
てたときにウェハが薄膜を押圧して閉じ込められた空気
をすべて排出するように約40インチ(約102cm)
の球面半径を有することが好ましい。任意選択として、
ウェハをレンズ・ユニットに組み立てる際に表面の間に
ある少量の液体が空気の排除に役立つ。理想的には、こ
の液体は内面反射を避けるためにウェハと同じ実質的に
同じ屈折率を有するべきである。後述するように、レン
ズ・ウェハ23の内表面の形状はレンズ・ユニットの光
学的性質には影響せず、適正な組立てを容易にするとい
う限りにおいてのみ重要な意味を持つ。レンズ・ウェハ
23は、複数の接着剤プラグ24によってウェハ支持物
21に、かつ界面薄膜22に対して保持されている。レ
ンズ・ウェハをウェハ支持物に取り付ける他の方法はも
ちろん可能である。
3の表面はわずかに凸状をなすこと、たとえば、組み立
てたときにウェハが薄膜を押圧して閉じ込められた空気
をすべて排出するように約40インチ(約102cm)
の球面半径を有することが好ましい。任意選択として、
ウェハをレンズ・ユニットに組み立てる際に表面の間に
ある少量の液体が空気の排除に役立つ。理想的には、こ
の液体は内面反射を避けるためにウェハと同じ実質的に
同じ屈折率を有するべきである。後述するように、レン
ズ・ウェハ23の内表面の形状はレンズ・ユニットの光
学的性質には影響せず、適正な組立てを容易にするとい
う限りにおいてのみ重要な意味を持つ。レンズ・ウェハ
23は、複数の接着剤プラグ24によってウェハ支持物
21に、かつ界面薄膜22に対して保持されている。レ
ンズ・ウェハをウェハ支持物に取り付ける他の方法はも
ちろん可能である。
【0021】前方リング・アセンブリと後方リング・ア
センブリは周囲のエラストマ・シール25によって結合
され、(ここでは数値26’によって示す)透明な液体
が満たされた閉鎖容積26を形成する。レンズ・ウェハ
23、ウェハ支持部材21、界面薄膜22、封入液体2
6’、薄膜支持物18、および膨張性薄膜20はすべて
透明であることが好ましく、また実質的に同じ屈折率を
有することが好ましい。先の文章にもかかわらず、ウェ
ハ支持物21と薄膜支持物18が透明であることは必須
ではないが、そうであることが好ましい。屈折率の調和
が好ましい理由は、着用者の視線におけるすべてのエレ
メントが同じ屈折率を有する場合には、厄介な内面反射
がなく、またさらに種々のエレメント間の界面が実質的
に他の人に見えないことである。適切な屈折率の調和
は、固体部品をポリカーボネートで作成し、薄膜をサラ
ンで作成し、液体封入物として適切な高屈折率のシリコ
ーン油を使用することによって達成することができる。
シリコーン油はほとんどのゴムを化学的に侵すので、シ
ール25はそれほど侵されないフルオロシリコーン・エ
ラストマで成形することが好ましい。
センブリは周囲のエラストマ・シール25によって結合
され、(ここでは数値26’によって示す)透明な液体
が満たされた閉鎖容積26を形成する。レンズ・ウェハ
23、ウェハ支持部材21、界面薄膜22、封入液体2
6’、薄膜支持物18、および膨張性薄膜20はすべて
透明であることが好ましく、また実質的に同じ屈折率を
有することが好ましい。先の文章にもかかわらず、ウェ
ハ支持物21と薄膜支持物18が透明であることは必須
ではないが、そうであることが好ましい。屈折率の調和
が好ましい理由は、着用者の視線におけるすべてのエレ
メントが同じ屈折率を有する場合には、厄介な内面反射
がなく、またさらに種々のエレメント間の界面が実質的
に他の人に見えないことである。適切な屈折率の調和
は、固体部品をポリカーボネートで作成し、薄膜をサラ
ンで作成し、液体封入物として適切な高屈折率のシリコ
ーン油を使用することによって達成することができる。
シリコーン油はほとんどのゴムを化学的に侵すので、シ
ール25はそれほど侵されないフルオロシリコーン・エ
ラストマで成形することが好ましい。
【0022】一定屈折率の領域を通過する光は、(この
領域が上記のレンズにおけるようにいくつかの物理的に
異なる部分から成っていても)直線状に移動する。この
故に、屈折率が調和した各部分によって、個々の内側部
分の形状に関係なく、レンズ・ユニット内部において発
生するひずみまたは光学倍率はありえない。したがって
レンズ・ユニットの光学倍率は、1)レンズ・ユニット
・エレメントと周囲媒体(空気)との間の屈折率の差お
よび2)レンズ・ユニットの外表面形状のみの関数であ
る。
領域が上記のレンズにおけるようにいくつかの物理的に
異なる部分から成っていても)直線状に移動する。この
故に、屈折率が調和した各部分によって、個々の内側部
分の形状に関係なく、レンズ・ユニット内部において発
生するひずみまたは光学倍率はありえない。したがって
レンズ・ユニットの光学倍率は、1)レンズ・ユニット
・エレメントと周囲媒体(空気)との間の屈折率の差お
よび2)レンズ・ユニットの外表面形状のみの関数であ
る。
【0023】見かけ上の理由から、膨張性薄膜20の表
面の曲率は正であり、心地よい外観を示すのに十分であ
ることが好ましい。約+0.5ヂオプターの光学倍率に
対応する最小曲率が見かけ上満足できるものであること
がわかった。最小曲率はレンズ・ユニットが遠方視界に
設定されたときに生ずる。
面の曲率は正であり、心地よい外観を示すのに十分であ
ることが好ましい。約+0.5ヂオプターの光学倍率に
対応する最小曲率が見かけ上満足できるものであること
がわかった。最小曲率はレンズ・ユニットが遠方視界に
設定されたときに生ずる。
【0024】着用者が遠方視野の矯正を必要としない場
合には、レンズ・ウェハ23の外表面28は−0.5ヂ
オプターの補正光学倍率に磨かれるので、(遠方視野に
設定されたときに)レンズ・ユニットの正味光学倍率は
ゼロになる。着用者が遠方視野の矯正を必要とする場合
には、球形コンポーネントおよび非点コンポーネントの
両方を含む矯正(マイナス0.5ヂオプターの球面)と
なるように表面28が磨かれる。
合には、レンズ・ウェハ23の外表面28は−0.5ヂ
オプターの補正光学倍率に磨かれるので、(遠方視野に
設定されたときに)レンズ・ユニットの正味光学倍率は
ゼロになる。着用者が遠方視野の矯正を必要とする場合
には、球形コンポーネントおよび非点コンポーネントの
両方を含む矯正(マイナス0.5ヂオプターの球面)と
なるように表面28が磨かれる。
【0025】遠方位置から読み位置へスライダ17を動
かすことよって、アクチュエータ16はタブ15を動か
し、タブ15は後方リング・アセンブリを前方リング・
アセンブリの方に傾斜させる。液体封入物ははっきり非
圧縮性であるから、この動きは膨張性薄膜20を膨らま
せることになり、その表面の光学倍率を増加させ、球面
読書時加入度のレンズ・ユニットに加える。
かすことよって、アクチュエータ16はタブ15を動か
し、タブ15は後方リング・アセンブリを前方リング・
アセンブリの方に傾斜させる。液体封入物ははっきり非
圧縮性であるから、この動きは膨張性薄膜20を膨らま
せることになり、その表面の光学倍率を増加させ、球面
読書時加入度のレンズ・ユニットに加える。
【0026】機能的に、記載のレンズ・ユニットは、先
に参照した特許’494号および’620号に開示され
たユニットと同一である。本発明の構造においては、組
立て順序を、最初の段階の1つとしてではなく生産サイ
クルの非常に遅い段階に提案された着用者の矯正をアセ
ンブリに組み込むことができるようなものにする、とい
う相違がある。製造順序におけるこの柔軟性は、これに
よって最終段階として(レンズ・ウェハを加えることに
よって)提案された着用者の取付け具とともに同一カプ
セルの大量生産を可能にするので、極めて実用性に富
む。実際に、レンズ・ウェハを眼鏡に組み込む最終組立
てを製造順序のその他の部分から切り離すことができ、
後日、検眼士、眼鏡商、または光学研究所がそれを実施
することができる。
に参照した特許’494号および’620号に開示され
たユニットと同一である。本発明の構造においては、組
立て順序を、最初の段階の1つとしてではなく生産サイ
クルの非常に遅い段階に提案された着用者の矯正をアセ
ンブリに組み込むことができるようなものにする、とい
う相違がある。製造順序におけるこの柔軟性は、これに
よって最終段階として(レンズ・ウェハを加えることに
よって)提案された着用者の取付け具とともに同一カプ
セルの大量生産を可能にするので、極めて実用性に富
む。実際に、レンズ・ウェハを眼鏡に組み込む最終組立
てを製造順序のその他の部分から切り離すことができ、
後日、検眼士、眼鏡商、または光学研究所がそれを実施
することができる。
【0027】図3は、第1実施形態と同様であるがレン
ズ界面(すなわちカプセル内に液体を保留するため)と
して薄膜ではなく剛体の透明壁を使用する、本発明の第
2実施形態を示す。図3は図2と同じ場所で切った断面
図で、第2実施形態の構造を示す。レンズ・ウェハと薄
膜である封入液体との間の界面の代わりに、ウェハ支持
物(31)が液体封入のために一体式障壁を設けるよう
に成形されている。望む場合には表面32を平坦に成形
することもできるが、レンズ・ウェハ33とウェハ支持
物31との間の界面表面34は図示するように少し凹状
である(わかり易くするために誇張して示されている)
ことが好ましい。レンズ・ウェハ33の周囲は図3に示
すようにウェハ支持物31の凹所中に位置することもで
き、または代替方法として、界面表面34が便利なよう
にウェハ支持物の背面と交差してもよい。
ズ界面(すなわちカプセル内に液体を保留するため)と
して薄膜ではなく剛体の透明壁を使用する、本発明の第
2実施形態を示す。図3は図2と同じ場所で切った断面
図で、第2実施形態の構造を示す。レンズ・ウェハと薄
膜である封入液体との間の界面の代わりに、ウェハ支持
物(31)が液体封入のために一体式障壁を設けるよう
に成形されている。望む場合には表面32を平坦に成形
することもできるが、レンズ・ウェハ33とウェハ支持
物31との間の界面表面34は図示するように少し凹状
である(わかり易くするために誇張して示されている)
ことが好ましい。レンズ・ウェハ33の周囲は図3に示
すようにウェハ支持物31の凹所中に位置することもで
き、または代替方法として、界面表面34が便利なよう
にウェハ支持物の背面と交差してもよい。
【0028】レンズ・ウェハとウェハ支持物を第1実施
形態に則して説明したように組み立てることができる
が、レンズ・ウェハとウェハ支持物との間の光学セメン
ト(光学接着剤)層によってこれらを取り付けることが
好ましい。手順は、ウェハ支持物31中に形成された皿
形の凹所の中央部に適切な屈折率を有する光硬化性の光
学セメントを少量置き、それからウェハ支持物における
凹所中にレンズ・ウェハ33を落とすことから開始する
こともできる。表面が簡潔であれば、表面張力はレンズ
面積全体を覆うまでセメントを外側に流出させ、その後
に(適切な波長の)光に露光するとセメントは硬化す
る。光硬化性セメントの代りに、熱、化学的、または水
分で硬化するセメントも同じ効果を達成するために使用
することができよう。
形態に則して説明したように組み立てることができる
が、レンズ・ウェハとウェハ支持物との間の光学セメン
ト(光学接着剤)層によってこれらを取り付けることが
好ましい。手順は、ウェハ支持物31中に形成された皿
形の凹所の中央部に適切な屈折率を有する光硬化性の光
学セメントを少量置き、それからウェハ支持物における
凹所中にレンズ・ウェハ33を落とすことから開始する
こともできる。表面が簡潔であれば、表面張力はレンズ
面積全体を覆うまでセメントを外側に流出させ、その後
に(適切な波長の)光に露光するとセメントは硬化す
る。光硬化性セメントの代りに、熱、化学的、または水
分で硬化するセメントも同じ効果を達成するために使用
することができよう。
【0029】発明されたものは、大量生産技術に適して
いるが、それでもさまざまな視力特性を有する人々に適
合すべき眼鏡における使用に適した液体封入可変焦点レ
ンズのための構造である。もちろん本発明のさまざまな
変更形態および適合形態が当業者には思い付くであろ
う。このような変更形態および適合形態は添付の特許請
求の範囲の範囲および趣旨に含まれ、したがって特許請
求の範囲によってカバーされるものとする。 [図面の簡単な説明]
いるが、それでもさまざまな視力特性を有する人々に適
合すべき眼鏡における使用に適した液体封入可変焦点レ
ンズのための構造である。もちろん本発明のさまざまな
変更形態および適合形態が当業者には思い付くであろ
う。このような変更形態および適合形態は添付の特許請
求の範囲の範囲および趣旨に含まれ、したがって特許請
求の範囲によってカバーされるものとする。 [図面の簡単な説明]
【図1】本発明の第1実施形態によるレンズ・ユニット
を使用した眼鏡の一部分の背面図(すなわち着用者の側
から見た図)である。
を使用した眼鏡の一部分の背面図(すなわち着用者の側
から見た図)である。
【図2】図1の2−2に沿って切断し、図1に示す眼鏡
の右目レンズ・ユニットの断面図である。
の右目レンズ・ユニットの断面図である。
【図3】図1に示すものと同様な眼鏡における使用に適
したレンズ・ユニットの第2実施形態の、図2に示すも
のと同様な断面図である。
したレンズ・ユニットの第2実施形態の、図2に示すも
のと同様な断面図である。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特表 平10−502197(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
G02C 7/06
G02B 3/14
Claims (14)
- 【請求項1】 液体封入可変焦点レンズ・ユニットであ
って、 第1セットの所定の光学的特性を有し、 i)透明な壁部材、 ii)透明な膨張性薄膜、および iii)前記壁部材と前記膨張性薄膜との間の容積を満
たす透明液体の層 から成る液体封入可変焦点カプセルと、 前記液体封入可変焦点カプセルの外側にある固定焦点剛
体レンズであって、前記壁部材に接触して前記液体封入
可変焦点カプセルに取り付けられ、前記液体封入可変焦
点カプセルとこの固定焦点剛体レンズとで形成された前
記液体封入可変焦点レンズ・ユニットが第2セットの所
定の光学的特性を有するようになる固定焦点剛体レンズ
と を含む液体封入可変焦点レンズ・ユニット。 - 【請求項2】 前記壁部材と接触する前記剛体レンズの
表面が凸状を有する請求項1に記載の液体封入可変焦点
レンズ・ユニット。 - 【請求項3】 前記剛体レンズが、前記剛体レンズと前
記壁部材との間の透明セメント層によって、前記レンズ
・カプセルに取り付けられている請求項2に記載の液体
封入可変焦点レンズ・ユニット。 - 【請求項4】 前記剛体レンズに接触する前記液体封入
レンズ・カプセルの部分が剛体である請求項2に記載の
液体封入可変焦点レンズ・ユニット。 - 【請求項5】 前記透明壁部材が薄い可撓性の薄膜であ
る請求項1に記載の液体封入可変焦点レンズ・ユニッ
ト。 - 【請求項6】 前記剛体レンズが、周辺部分で前記レン
ズ・カプセルに、接着剤によって取り付けられている請
求項1に記載の液体封入可変焦点レンズ・ユニット。 - 【請求項7】 前記固定焦点剛体レンズと前記透明壁部
材との間に液体の膜をさらに含む請求項1に記載の液体
封入可変焦点レンズ・ユニット。 - 【請求項8】 透明な壁部材と膨張性薄膜とからなる対
向する外壁を有する閉チャンバと、 前記チャンバを満たす透明な液体と、 前記チャンバにおける前記透明液体の圧力を変化させる
手段と、 前記チャンバの外側にあって、前記透明壁部材と接触す
る固定焦点剛体レンズと を含む液体封入可変焦点レンズ・ユニット。 - 【請求項9】 前記透明液体の圧力を変化させる前記手
段が、前記透明壁部材と前記膨張性薄膜との間隔を変化
させる手段を含む請求項8に記載の液体封入可変レンズ
・ユニット。 - 【請求項10】 前記透明壁部材と接触する前記剛体レ
ンズの表面が凸状であり、前記剛体レンズと前記透明壁
部材との間に透明セメント層をさらに含む請求項8に記
載の液体封入可変焦点レンズ・ユニット。 - 【請求項11】 前記剛体レンズと前記透明壁部材との
間に液体の膜をさらに含む請求項8に記載の液体封入可
変焦点レンズ・ユニット。 - 【請求項12】 前記透明壁部材が薄い可撓性の薄膜で
ある請求項8に記載の液体封入可変焦点レンズ・ユニッ
ト。 - 【請求項13】 前記透明壁部材が剛体である請求項8
に記載の液体封入可変焦点レンズ・ユニット。 - 【請求項14】 前記透明壁部材が凹状を有する請求項
13に記載の液体封入可変焦点レンズ・ユニット。
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US09/084,473 US5956183A (en) | 1998-05-26 | 1998-05-26 | Field-customizable variable focal length lens |
| US09/084,473 | 1998-05-26 | ||
| PCT/US1999/011668 WO1999061940A1 (en) | 1998-05-26 | 1999-05-26 | Field-customizable variable focal length lens |
Publications (3)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3291699B1 true JP3291699B1 (ja) | 2002-06-10 |
| JP3291699B2 JP3291699B2 (ja) | 2002-06-10 |
| JP2002517013A JP2002517013A (ja) | 2002-06-11 |
Family
ID=
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